特許第6288370号(P6288370)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6288370
(24)【登録日】2018年2月16日
(45)【発行日】2018年3月7日
(54)【発明の名称】回転電機
(51)【国際特許分類】
   H02K 3/28 20060101AFI20180226BHJP
   H02K 3/04 20060101ALI20180226BHJP
【FI】
   H02K3/28 K
   H02K3/04 J
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-508439(P2017-508439)
(86)(22)【出願日】2016年3月24日
(86)【国際出願番号】JP2016059468
(87)【国際公開番号】WO2016153002
(87)【国際公開日】20160929
【審査請求日】2017年5月26日
(31)【優先権主張番号】特願2015-60426(P2015-60426)
(32)【優先日】2015年3月24日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2015-65597(P2015-65597)
(32)【優先日】2015年3月27日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000100768
【氏名又は名称】アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104433
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 博一
(72)【発明者】
【氏名】古賀 清隆
【審査官】 土田 嘉一
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2013/157115(WO,A1)
【文献】 特開2014−96857(JP,A)
【文献】 特開2012−125043(JP,A)
【文献】 特開2005−124375(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 3/28
H02K 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
永久磁石が設けられるロータコアと、
前記ロータコアと半径方向に対向するように配置され、複数のスロットが設けられるステータコアと、
前記ステータコアの前記スロットに配置され、導線が同芯巻きされた同芯巻コイルとを備え、
前記同芯巻コイルは、同相の、互いに直列に接続された第1同芯巻コイルおよび第2同芯巻コイルと、互いに直列に接続された第3同芯巻コイルおよび第4同芯巻コイルとを含み、
前記第1同芯巻コイルおよび前記第2同芯巻コイルと、前記第3同芯巻コイルおよび前記第4同芯巻コイルとは、互いに並列に接続されており、
前記第1同芯巻コイルおよび前記第3同芯巻コイルのコイル中心は、磁極の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、前記第2同芯巻コイルおよび前記第4同芯巻コイルのコイル中心は、前記磁極の中心に対して周方向の他方側に位置する、回転電機。
【請求項2】
前記第1同芯巻コイル、前記第2同芯巻コイル、前記第3同芯巻コイルおよび前記第4同芯巻コイルは、各々、導線が同芯巻された複数のコイル部分と、前記コイル部分同士を接続する接続部とを含み、
前記第1同芯巻コイルおよび前記第3同芯巻コイルの各々の前記接続部における接続中心は、前記磁極の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、
前記第2同芯巻コイルおよび前記第4同芯巻コイルの各々の前記接続部における接続中心は、前記磁極の中心に対して周方向の他方側に位置する、請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記コイル部分と前記接続部との組が、周方向に沿って複数組配置されている、請求項2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記第1同芯巻コイルのコイル中心は、第1磁極の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、前記第2同芯巻コイルのコイル中心は、前記第1磁極の中心に対して周方向の他方側に位置しており、
前記第3同芯巻コイルのコイル中心は、前記第1磁極に隣接する第2磁極の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、前記第4同芯巻コイルのコイル中心は、前記第2磁極の中心に対して周方向の他方側に位置している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機。
【請求項5】
前記第1同芯巻コイルのコイル中心は、第1磁極の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、前記第2同芯巻コイルのコイル中心は、前記第1磁極に隣接する第2磁極の中心に対して周方向の他方側に位置しており、
前記第3同芯巻コイルのコイル中心は、前記第2磁極の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、前記第4同芯巻コイルのコイル中心は、前記第1磁極の中心に対して周方向の他方側に位置している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機。
【請求項6】
前記永久磁石は、前記ロータコアの周方向に沿って略等角度間隔に複数設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機。
【請求項7】
前記同芯巻コイルは、3相の同芯巻コイルを含み、
前記3相の同芯巻コイルのそれぞれが、互いに直列に接続された前記第1同芯巻コイルおよび前記第2同芯巻コイルと、互いに直列に接続された前記第3同芯巻コイルおよび前記第4同芯巻コイルとを含み、
前記第1同芯巻コイルおよび前記第2同芯巻コイルと、前記第3同芯巻コイルおよび前記第4同芯巻コイルとは、互いに並列に接続されており、
前記第1同芯巻コイルおよび前記第3同芯巻コイルのコイル中心は、前記磁極の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、前記第2同芯巻コイルおよび前記第4同芯巻コイルのコイル中心は、前記磁極の中心に対して周方向の他方側に位置する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の回転電機。
【請求項8】
前記同芯巻コイルは、3相の同芯巻コイルを含み、前記3相の同芯巻コイルは、Y結線されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の回転電機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、互いに並列に接続された同相の同芯巻コイルを備える回転電機が知られている。
【0003】
従来では、丸線が同芯巻きされることにより形成され、互いに並列に接続された複数の同芯巻コイル(たとえば、第1丸線同芯巻コイル〜第4丸線同芯巻コイル)が知られている。ここで、第1丸線同芯巻コイル〜第4丸線同芯巻コイルは、各々、互いに直列に接続された複数のコイル(以下、コイル部分と呼ぶ)を含んでいる。そして、第1丸線同芯巻コイル〜第4丸線同芯巻コイルは、第1丸線同芯巻コイルの複数のコイル部分、第2丸線同芯巻コイルの複数のコイル部分、第3丸線同芯巻コイルの複数のコイル部分、および、第4丸線同芯巻コイルの複数のコイル部分の順(すなわち、隣極巻)で、ステータコアのスロットに配置されていた。
【0004】
ここで、ロータの軸の中心とステータの軸の中心とがずれた場合などにおいては、ロータに設けられた永久磁石と、第1丸線同芯巻コイル〜第4丸線同芯巻コイルの各々との位置関係が不均等になる場合がある。このため、同芯巻コイル内において循環電流が生じて、ノイズや振動が発生するなどの不都合があった。
【0005】
この不都合を解消するために、従来では、第1丸線同芯巻コイルの1つのコイル部分、第2丸線同芯巻コイルの1つのコイル部分、第3丸線同芯巻コイルの1つのコイル部分、および、第4丸線同芯巻コイルの1つのコイル部分の順でステータコアのスロットに配置すること(隔極巻)が行われていた。これにより、永久磁石と、第1丸線同芯巻コイル〜第4丸線同芯巻コイルの各々との位置関係の不均等が解消されて、同芯巻コイル内での循環電流に起因するノイズや振動の発生が低減されていた。
【0006】
また、従来、平角導線が同芯巻きされた同芯巻コイルを備える回転電機が知られている。このような回転電機は、たとえば、特開2012−125043号公報に開示されている。
【0007】
特開2012−125043号公報では、平角導線が同芯巻された第1同芯巻コイルおよび第2同芯巻コイルを備えるモータが開示されている。第1同芯巻コイルは、巻回された隣接する平角導線の間に、第2同芯巻コイルの平角導線が挿入可能なように隙間を有した状態で平角導線が巻回されている。すなわち、特開2012−125043号公報では、ステータコアの1つのスロットに、第1同芯巻コイルの平角導線と第2同芯巻コイルの平角導線とがステータコアの半径方向に沿って交互に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2012−125043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特開2012−125043号公報のモータでは、1つのスロット内に、第1同芯巻コイルの平角導線と第2同芯巻コイルの平角導線とが混在するため、永久磁石と、第1同芯巻コイルおよび第2同芯巻コイルの各々との位置関係の不均等を解消するように、隔極巻を行うことが困難である。このため、導線が同芯巻きされた同芯巻コイルを備える回転電機において、同芯巻コイル内での循環電流に起因するノイズや振動の低減が望まれている。
【0010】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、導線が同芯巻きされた同芯巻コイルを備える回転電機において、同芯巻コイル内での循環電流に起因するノイズや振動の発生を低減することが可能な回転電機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における回転電機は、永久磁石が設けられるロータコアと、ロータコアと半径方向に対向するように配置され、複数のスロットが設けられるステータコアと、ステータコアのスロットに配置され、導線が同芯巻きされた同芯巻コイルとを備え、同芯巻コイルは、同相の、互いに直列に接続された第1同芯巻コイルおよび第2同芯巻コイルと、互いに直列に接続された第3同芯巻コイルおよび第4同芯巻コイルとを含み、第1同芯巻コイルおよび第2同芯巻コイルと、第3同芯巻コイルおよび第4同芯巻コイルとは、互いに並列に接続されており、第1同芯巻コイルおよび第3同芯巻コイルのコイル中心は、磁極の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、第2同芯巻コイルおよび第4同芯巻コイルのコイル中心は、磁極の中心に対して周方向の他方側に位置する。
【0012】
この発明の一の局面による回転電機では、上記のように、互いに直列に接続された第1同芯巻コイルおよび第2同芯巻コイルと、互いに直列に接続された第3同芯巻コイルおよび第4同芯巻コイルとのうち、第1同芯巻コイルおよび第3同芯巻コイルのコイル中心は、磁極の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、第2同芯巻コイルおよび第4同芯巻コイルのコイル中心は、磁極の中心に対して周方向の他方側に位置する。これにより、互いに直列に接続された第1同芯巻コイルおよび第2同芯巻コイル(互いに直列に接続された第3同芯巻コイルおよび第4同芯巻コイル)が、磁極の中心に対して周方向の一方側のみ、または、他方側のみに偏ることが防止されるので、永久磁石と同芯巻コイルとの位置関係の不均等を解消することができる。その結果、導線が同芯巻きされた同芯巻コイルを備える回転電機において、同芯巻コイル内での循環電流に起因するノイズや振動の発生を低減することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、上記のように、導線が同芯巻きされた同芯巻コイルを備える回転電機において、同芯巻コイル内での循環電流に起因するノイズや振動の発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の第1および第2実施形態による回転電機の平面図である。
図2】本発明の第1および第2実施形態によるY結線された3相の同芯巻コイルの回路図である。
図3】本発明の第1実施形態によるU相の同芯巻コイルがスロットに配置された状態を示す図である。
図4図3の部分拡大図において、第1同芯巻コイルおよび第2同芯巻コイルのみを示す図である。
図5図3の部分拡大図において、第3同芯巻コイルおよび第4同芯巻コイルのみを示す図である。
図6図3の部分拡大図である。
図7図3の部分拡大図において、第1〜第4同芯巻コイルの配置状態を模式的に表した図である。
図8】本発明の第2実施形態によるU相の同芯巻コイルがスロットに配置された状態を示す図である。
図9図8の部分拡大図において、第1同芯巻コイルおよび第2同芯巻コイルのみを示す図である。
図10図8の部分拡大図において、第3同芯巻コイルおよび第4同芯巻コイルのみを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
[第1実施形態]
(回転電機の構造)
図1図7を参照して、第1実施形態による回転電機100の構造について説明する。
【0017】
図1に示すように、回転電機100は、ロータコア10を備えている。ロータコア10には、周方向に沿って複数(たとえば、16個)の永久磁石11が設けられている。また、第1実施形態では、複数の永久磁石11は、ロータコア10の周方向に沿って略等角度間隔(約22.5度間隔)に設けられている。
【0018】
また、回転電機100は、ステータコア20を備えている。ステータコア20は、ロータコア10と半径方向に対向するように配置されている。また、ステータコア20には、複数(たとえば、96個)のスロット21が設けられている。また、隣接するスロット21の間には、ティース22が設けられている。
【0019】
また、回転電機100は、平角導線が同芯巻きされた同芯巻コイル30を備えている。同芯巻コイル30は、ステータコア20のスロット21に配置されている。
【0020】
ここで、同芯巻コイル30とは、図4に示すように、所定のスロット21に収容される第1スロット収容部30aと、所定のスロット21とは異なるスロット21に収容される第2スロット収容部30bとが、コイルエンドの軸方向の一方側の第1コイルエンド部30cと、コイルエンドの軸方向の他方側の第2コイルエンド部30dとを介して、連続して巻回されるコイルである。具体的には、同芯巻コイル30とは、第1スロット収容部30a、第1コイルエンド部30c、第2スロット収容部30bおよび第2コイルエンド部30dが連続して1つの導線で巻回されているコイルである。
【0021】
また、図2に示すように、同芯巻コイル30は、U相の同芯巻コイル40と、V相の同芯巻コイル50と、W相の同芯巻コイル60とを含む。また、U相の同芯巻コイル40は、同相(U相)の、互いに直列に接続された第1同芯巻コイル41および第2同芯巻コイル42と、互いに直列に接続された第3同芯巻コイル43および第4同芯巻コイル44とを含む。また、互いに直列に接続された第1同芯巻コイル41および第2同芯巻コイル42と、互いに直列に接続された第3同芯巻コイル43および第4同芯巻コイル44とは、互いに並列に接続されている。
【0022】
また、V相の同芯巻コイル50は、同相(V相)の、互いに直列に接続された第1同芯巻コイル51および第2同芯巻コイル52と、互いに直列に接続された第3同芯巻コイル53および第4同芯巻コイル54とを含む。また、互いに直列に接続された第1同芯巻コイル51および第2同芯巻コイル52と、互いに直列に接続された第3同芯巻コイル53および第4同芯巻コイル54とは、互いに並列に接続されている。
【0023】
また、W相の同芯巻コイル60は、同相(W相)の、互いに直列に接続された第1同芯巻コイル61および第2同芯巻コイル62と、互いに直列に接続された第3同芯巻コイル63および第4同芯巻コイル64とを含む。互いに直列に接続された第1同芯巻コイル61および第2同芯巻コイル62と、互いに直列に接続された第3同芯巻コイル63および第4同芯巻コイル64とは、互いに並列に接続されている。
【0024】
そして、第1実施形態では、U相の同芯巻コイル40、V相の同芯巻コイル50およびW相の同芯巻コイル60は、Y結線されている。
【0025】
なお、U相の同芯巻コイル40、V相の同芯巻コイル50およびW相の同芯巻コイル60は、同様の構成によりスロット21に配置されている。そこで、以下では、U相の同芯巻コイル40について説明する。
【0026】
(U相の同芯巻コイルの構造)
図3図6を参照して、第1同芯巻コイル41〜第4同芯巻コイル44について説明する。図4では、U相の同芯巻コイル40のうち、U相の第1同芯巻コイル41および第2同芯巻コイル42が示されている。また、図4(a)では、スロット21と、スロット21に配置される第1同芯巻コイル41および第2同芯巻コイル42とが示されている。また、図4(b)では、磁極70の中心(二点鎖線)と、磁極70の中心(A1、A2)に対するコイル中心(C11、C12)および接続中心(C21、C22)の位置が示されている。なお、「接続中心」は「接続された2つのコイル中心の中心」でもある。また、図4(c)では、スロット21に配置される平角導線より形成された第1同芯巻コイル41および第2同芯巻コイル42が示されている。また、図4(c)では、スロット21に対する永久磁石11の位置関係が示されている。また、図4(c)のスロット21の番号は、スロット番号を表している。また、図5では、U相の同芯巻コイル40のうち、U相の第3同芯巻コイル43および第4同芯巻コイル44が示されている。
【0027】
なお、コイル中心(C11、C12)とは、図4に示すように、同芯巻コイル30において、所定のスロット21に収容される第1スロット収容部30aと、所定のスロット21とは異なるスロット21に収容される第2スロット収容部30bとの周方向の中央を通る軸方向に沿った線分を意味する。本実施形態では、同芯巻コイル30が略六角形形状を有するので、第1コイルエンド部30cおよび第2コイルエンド部30dの屈曲部がコイル中心となっているが、これに限るものではなく、あくまでも、所定のスロット21に収容される第1スロット収容部30aと、所定のスロット21とは異なるスロット21に収容される第2スロット収容部30bとの周方向の中央を通る軸方向に沿った線分を意味する。
【0028】
ここで、第1実施形態では、図4に示すように、第1同芯巻コイル41のコイル中心C11は、磁極70(第1磁極71)の中心A1に対して周方向の一方側(X1方向側)に位置する。また、第2同芯巻コイル42のコイル中心C12は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の他方側(X2方向側)に位置する。また、図5に示すように、第3同芯巻コイル43のコイル中心C13は、第2磁極72の中心A2に対して周方向の一方側(X1方向側)に位置する。また、第4同芯巻コイル44のコイル中心C14は、第2磁極72の中心A2に対して周方向の他方側(X2方向側)に位置する。
【0029】
具体的には、図4に示すように、第1同芯巻コイル41のコイル中心C11は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の一方側(X1方向側)に略1/2スロット分ずれた位置に位置するとともに、第2同芯巻コイル42のコイル中心C12は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の他方側(X2方向側)に略1/2スロット分ずれた位置に位置している。たとえば、第1同芯巻コイル41は、スロット番号24のスロット21と、スロット番号18のスロット21とに配置されている。すなわち、第1同芯巻コイル41が配置されるスロット21のピッチは、6である。第2同芯巻コイル42は、スロット番号25のスロット21と、スロット番号19のスロット21とに配置されている。すなわち、第2同芯巻コイル42が配置されるスロット21のピッチは、6である。
【0030】
磁極の中心について説明する。まず、図4に示すように、異なる同芯巻コイル30からなる複数の相(たとえば、3相であれば、U相、V相およびW相からなる3つの相)のうちの、同じ相の同芯巻コイルが隣り合うスロット21に収容される第1スロット収容部30aをそれぞれ有するとともに、周方向に所定の間隔を隔てた隣り合うスロット21にそれぞれ収容される第2スロット収容部30bを有し、第1スロット収容部30aおよび第2スロット収容部30bが同じ導線で連続して巻回される、周方向に隣り合う同じ相の同芯巻コイル30である、第1同芯巻コイル301およびの第2同芯巻コイル302がある。そして、磁極の中心(A1)とは、周方向に隣り合う同じ相の同芯巻コイル301およびの第2同芯巻コイル302のそれぞれのコイル中心の周方向の中央を通る軸方向に沿った線分を意味する。また、磁極の中心(A2)とは、第1同芯巻コイル301が、さらに周方向に離間したスロット21に収容される同じ相の第1同芯巻コイル303と接続部41bを介して接続され、接続部41bを含めた同芯巻コイルの中心同士の周方向の中央を通る軸方向に沿った線分を意味する。
【0031】
また、図5に示すように、第3同芯巻コイル43のコイル中心C13は、第1磁極71に隣接する第2磁極72の中心A2に対して周方向の一方側(X1方向側)に略1/2スロット分ずれた位置に位置するとともに、第4同芯巻コイル44のコイル中心C14は、第2磁極72の中心A2に対して周方向の他方側(X2方向側)に略1/2スロット分ずれた位置に位置している。たとえば、第3同芯巻コイル43は、スロット番号18のスロット21と、スロット番号12のスロット21とに配置されている。すなわち、第3同芯巻コイル43が配置されるスロット21のピッチは、6である。第4同芯巻コイル44は、スロット番号19のスロット21と、スロット番号13のスロット21とに配置されている。すなわち、第4同芯巻コイル44が配置されるスロット21のピッチは、6である。
【0032】
このように、回転電機100では、1つのスロット21に、第1同芯巻コイル41および第3同芯巻コイル43が混在し、第2同芯巻コイル42および第4同芯巻コイル44が混在している。
【0033】
また、第1実施形態では、図4に示すように、第1同芯巻コイル41は、平角導線が同芯巻された複数のコイル部分41aと、コイル部分41a同士を接続する接続部41bとを含む。そして、第1同芯巻コイル41の接続部41bにおける接続中心C21は、第2磁極72の中心A2に対して周方向の一方側(X1方向側)に略1/2スロット分ずれた位置に位置する。たとえば、接続部41bは、スロット番号18のスロット21と、スロット番号12のスロット21とに跨るように配置されている。すなわち、接続部41bが配置されるスロット21のピッチは、6である。
【0034】
また、第2同芯巻コイル42は、平角導線が同芯巻された複数のコイル部分42aと、コイル部分42a同士を接続する接続部42bとを含む。そして、接続部42bにおける接続中心C22は、第2磁極72の中心A2に対して周方向の他方側(X2方向側)に略1/2スロット分ずれた位置に位置する。たとえば、接続部42bは、スロット番号19のスロット21と、スロット番号13のスロット21とに跨るように配置されている。すなわち、接続部42bが配置されるスロット21のピッチは、6である。
【0035】
また、図5に示すように、第3同芯巻コイル43は、平角導線が同芯巻された複数のコイル部分43aと、コイル部分43a同士を接続する接続部43bとを含む。そして、接続部43bにおける接続中心C23は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の一方側(X1方向側)に略1/2スロット分ずれた位置に位置する。たとえば、接続部43bは、スロット番号24のスロット21と、スロット番号18のスロット21とに跨るように配置されている。すなわち、接続部43bが配置されるスロット21のピッチは、6である。
【0036】
また、第4同芯巻コイル44は、平角導線が同芯巻された複数のコイル部分44aと、コイル部分44a同士を接続する接続部44bとを含む。そして、接続部44bにおける接続中心C24は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の他方側(X2方向側)に略1/2スロット分ずれた位置に位置する。たとえば、接続部44bは、スロット番号25のスロット21と、スロット番号19のスロット21とに跨るように配置されている。すなわち、接続部44bが配置されるスロット21のピッチは、6である。
【0037】
そして、第1実施形態では、図4および図5に示すように、コイル部分41a(42a、43a、44a)と接続部41b(42b、43b、44b)との組41c(42c、43c、44c)が、周方向に沿って複数組配置されている。
【0038】
そして、図4および図6に示すように、スロット番号84のスロット21に配置される第1同芯巻コイル41と、スロット番号91のスロット21に配置される第2同芯巻コイル42とが、互いに直列に接続されている。また、図5および図6に示すように、スロット番号96のスロット21に配置される第3同芯巻コイル43と、スロット番号91のスロット21に配置される第4同芯巻コイル44とが、互いに直列に接続されている。
【0039】
また、図4図6に示すように、スロット番号90のスロット21に配置される第1同芯巻コイル41(接続部41bに相当する部分)と、スロット番号90のスロット21に配置される第3同芯巻コイル43(接続部43bに相当する部分)とが、動力線45に接続されている。また、スロット番号85のスロット21に配置される第2同芯巻コイル42(接続部42bに相当する部分)と、スロット番号1のスロット21に配置される第4同芯巻コイル44(接続部44bに相当する部分)とが、中性線46に接続されている。なお、第1同芯巻コイル41と第3同芯巻コイル43とが中性線46に接続されるとともに、第2同芯巻コイル42と第4同芯巻コイル44と動力線45に接続されていてもよい。
【0040】
(V相およびW相の同芯巻コイルの構造)
また、V相の同芯巻コイル50、および、W相の同芯巻コイル60は、U相の同芯巻コイル40と同様の構成を有する。すなわち、第1実施形態では、V相の同芯巻コイル50の第1同芯巻コイル51および第3同芯巻コイル53は、コイル中心が磁極70の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、第2同芯巻コイル52および第4同芯巻コイル54は、コイル中心が磁極70の中心に対して周方向の他方側に位置する。また、W相の同芯巻コイル60の第1同芯巻コイル61および第3同芯巻コイル63は、コイル中心が磁極70の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、第2同芯巻コイル62および第4同芯巻コイル64は、コイル中心が磁極70の中心に対して周方向の他方側に位置する。
【0041】
[第1実施形態の効果]
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。なお、以下では、U相の同芯巻コイル40についての効果を記載しているが、V相の同芯巻コイル50、および、W相の同芯巻コイル60についても同様の効果を奏する。
【0042】
第1実施形態では、上記のように、互いに直列に接続された第1同芯巻コイル41および第2同芯巻コイル42と、互いに直列に接続された第3同芯巻コイル43および第4同芯巻コイル44とのうち、第1同芯巻コイル41および第3同芯巻コイル43のコイル中心C11およびC13は、磁極70の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、第2同芯巻コイル42および第4同芯巻コイル44のコイル中心C12およびC14は、磁極70の中心に対して周方向の他方側に位置する。これにより、互いに直列に接続された第1同芯巻コイル41および第2同芯巻コイル42(互いに直列に接続された第3同芯巻コイル43および第4同芯巻コイル44)が、磁極70の中心に対して周方向の一方側のみ、または、他方側のみに偏ることが防止されるので、永久磁石11と同芯巻コイル40との位置関係の不均等を解消することができる。その結果、平角導線が同芯巻きされた同芯巻コイル40を備える回転電機100において、同芯巻コイル40内での循環電流に起因するノイズや振動の発生を低減することができる。また、同芯巻コイル40内での循環電流に起因する回転電機100のトルクへの悪影響を低減することができる。
【0043】
また、第1実施形態では、上記のように、第1同芯巻コイル41、第2同芯巻コイル42、第3同芯巻コイル43および第4同芯巻コイル44は、各々、平角導線が同芯巻された複数のコイル部分41a、42a、43aおよび44aと、コイル部分41a、42a、43aおよび44a同士を接続する接続部41b、42b、43bおよび44bとを含む。そして、第1同芯巻コイル41の接続部41b(第3同芯巻コイル43の接続部43b)における接続中心C21(C23)は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の一方側に位置する。また、第2同芯巻コイル42の接続部42b(第4同芯巻コイル44の接続部44b)における接続中心C22(C24)は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の他方側に位置する。これにより、第1同芯巻コイル41および第2同芯巻コイル42を1つの組とした場合のコイル部分の中心、接続部41bおよび接続部42bを1つの組とした場合の接続中心が、磁極70の中心に位置する。同様に、第3同芯巻コイル43および第4同芯巻コイル44を1つの組とした場合のコイル部分の中心、接続部43bおよび接続部44bを1つの組とした場合の接続中心が、磁極70の中心に位置する。その結果、永久磁石11と、第1同芯巻コイル41〜第4同芯巻コイル44および接続部41b〜接続部44bとの間の位置関係が不均等になるのを防止することができる。
【0044】
また、第1実施形態では、上記のように、コイル部分41a(42a、43a、44a)と接続部41b(42b、43b、44b)との組41c(42c、43c、44c)を、周方向に沿って複数組配置する。これにより、周方向の全周にわたって、永久磁石11と同芯巻コイル40との位置関係の不均等を解消することができる。
【0045】
また、第1実施形態では、上記のように、第1同芯巻コイル41のコイル中心C11は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の一方側に位置するとともに、第2同芯巻コイル42のコイル中心C12は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の他方側に位置している。また、第3同芯巻コイル43のコイル中心C13は、第1磁極71に隣接する第2磁極72の中心A2に対して周方向の一方側に位置するとともに、第4同芯巻コイル44のコイル中心C14は、第2磁極72の中心A2に対して周方向の他方側に位置している。これにより、第1同芯巻コイル41および第2同芯巻コイル42を1つの組とし、第3同芯巻コイル43および第4同芯巻コイル44を1つの組とした場合、各々の組のコイル中心は、磁極70の中心上に位置するので、永久磁石11と1つの組との位置関係とのバランスを保持することができる。
【0046】
また、第1実施形態では、上記のように、永久磁石11は、ロータコア10の周方向に沿って略等角度間隔に複数設けられている。これにより、永久磁石11と同芯巻コイル40との位置関係が、永久磁石11毎に異なるのが防止されるので、複数の永久磁石11の各々と同芯巻コイル40との位置関係の不均等を、解消することができる。
【0047】
また、第1実施形態では、上記のように、同芯巻コイル30は、3相の同芯巻コイル40、50および60を含み、3相の同芯巻コイル40、50および60のそれぞれが、互いに直列に接続された第1同芯巻コイル41(51、61)および第2同芯巻コイル42(52、62)と、互いに直列に接続された第3同芯巻コイル43(53、63)、および、第4同芯巻コイル44(54、64)とを含む。そして、第1同芯巻コイル41(51、61)および第2同芯巻コイル42(52、62)と、第3同芯巻コイル43(53、63)および第4同芯巻コイル44(54、64)とは、互いに並列に接続されており、第1同芯巻コイル41(51、61)および第3同芯巻コイル43(53、63)のコイル中心は、磁極70の中心に対して周方向の一方側に位置するとともに、第2同芯巻コイル42(52、62)および第4同芯巻コイル44(54、64)のコイル中心は、磁極70の中心に対して周方向の他方側に位置する。これにより、3相の同芯巻コイル40、50および60の全てにおいて、永久磁石11と同芯巻コイル40、50および60との位置関係の不均等を解消することができる。
【0048】
また、第1実施形態では、上記のように、3相の同芯巻コイル40、50および60は、Y結線されている。これにより、Y結線された3相の同芯巻コイル40、50および60において、永久磁石11と同芯巻コイル40、50および60との位置関係の不均等を解消することができる。
【0049】
[第2実施形態]
図2および図8図10を参照して、第2実施形態による回転電機200の構造について説明する。第2実施形態の回転電機200は、同一の第1磁極71の一方側と他方側とにコイル中心C11およびC12が位置する第1同芯巻コイル41と第2同芯巻コイル42とが互いに直列に接続されていた上記第1実施形態と異なり、第1磁極71の一方側にコイル中心C31が位置する第1同芯巻コイル141と第1磁極71に隣接する第2磁極72の他方側にコイル中心C32が位置する第2同芯巻コイル142とが互いに直列に接続されている。
【0050】
第2実施形態では、図2に示すように、U相の同芯巻コイル140、V相の同芯巻コイル150およびW相の同芯巻コイル160は、Y結線されている。なお、U相の同芯巻コイル140、V相の同芯巻コイル150およびW相の同芯巻コイル160は、同様の構成によりスロット21に配置されている。そこで、以下では、U相の同芯巻コイル140について説明する。
【0051】
(U相の同芯巻コイルの構造)
図8および図9に示すように、U相の同芯巻コイル140の第1同芯巻コイル141のコイル中心C31は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の一方側(X1方向側)に位置する。また、第2同芯巻コイル142のコイル中心C32は、第1磁極71に隣接する第2磁極72の中心A2に対して周方向の他方側(X2方向側)に位置している。
【0052】
また、図10に示すように、第3同芯巻コイル143のコイル中心C33は、第2磁極72の中心A2に対して周方向の一方側に位置するとともに、第4同芯巻コイル144のコイル中心C34は、第1磁極71の中心に対して周方向の他方側に位置している。
【0053】
そして、スロット番号84のスロット21に配置される第1同芯巻コイル141と、スロット番号91のスロット21に配置される第2同芯巻コイル142とが、互いに直列に接続されている。また、スロット番号96のスロット21に配置される第3同芯巻コイル143と、スロット番号91のスロット21に配置される第4同芯巻コイル144とが、互いに直列に接続されている。
【0054】
すなわち、第2実施形態では、第1実施形態の第1同芯巻コイル41(図7参照)と、第4同芯巻コイル44とが互いに直列に接続されるとともに、第1実施形態の第2同芯巻コイル42と、第3同芯巻コイル43とが互いに直列に接続されている。
【0055】
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
【0056】
[第2実施形態の効果]
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。なお、以下では、U相の同芯巻コイル140についての効果を記載しているが、V相の同芯巻コイル150、および、W相の同芯巻コイル160についても同様の効果を奏する。
【0057】
第2実施形態では、上記のように、第1同芯巻コイル141のコイル中心C31は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の一方側に位置するとともに、第2同芯巻コイル142のコイル中心C32は、第1磁極71に隣接する第2磁極72の中心A2に対して周方向の他方側に位置している。また、第3同芯巻コイル143のコイル中心C33は、第2磁極72の中心A2に対して周方向の一方側に位置するとともに、第4同芯巻コイル144のコイル中心C34は、第1磁極71の中心A1に対して周方向の他方側に位置している。このような第1実施形態とは異なる第2実施形態の構成においても、第1同芯巻コイル141および第2同芯巻コイル142を1つの組とし、第3同芯巻コイル143および第4同芯巻コイル144を1つの組とした場合、1つの組の中心は、磁極70の中心上に位置するので、永久磁石11と1つの組との位置関係とのバランスを保持することができる。
【0058】
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0059】
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
【0060】
たとえば、上記第1および第2実施形態では、第1同芯巻コイルおよび第3同芯巻コイルのコイル中心が、磁極の中心の一方側に略1/2スロット分ずれた位置に位置するとともに、第3同芯巻コイルおよび第4同芯巻コイルのコイル中心が、磁極の中心の他方側に略1/2スロット分ずれた位置に位置する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1同芯巻コイル〜第4同芯巻コイルが、磁極の中心の一方側または他方側に略1/2スロット分以外の距離分、ずれた位置に位置してもよい。
【0061】
また、上記第1および第2実施形態では、ステータコアに96個のスロットが設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スロットの数は、96個以外でもよい。
【0062】
また、上記第1および第2実施形態では、第1同芯巻コイル〜第4同芯巻コイルのピッチが6である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1同芯巻コイル〜第4同芯巻コイルのピッチは、6以外でもよい。
【0063】
また、上記第1および第2実施形態では、第1同芯巻コイル〜第4同芯巻コイルの接続部のピッチが6である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1同芯巻コイル〜第4同芯巻コイルの接続部のピッチが6以外のピッチでもよい。
【0064】
また、上記第1および第2実施形態では、同芯巻コイルは、3相の同芯巻コイルを含む例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、同芯巻コイルが3相以外の相の同芯巻コイルを含んでいてもよい。
【0065】
また、上記第1および第2実施形態では、3相の同芯巻コイルがY結線されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、3相の同芯巻コイルがΔ結線されていてもよい。
【符号の説明】
【0066】
10 ロータコア
11 永久磁石
20 ステータコア
21 スロット
30、40、50、60、140、150、160 同芯巻コイル
41、51、61、141 第1同芯巻コイル
42、52、62、142 第2同芯巻コイル
43、53、63、143 第3同芯巻コイル
44、54、64、144 第4同芯巻コイル
41a、42a、43a、44a コイル部分
41b、42b、43b、44b 接続部
41c、42c、43c、44c 組
70 磁極
71 第1磁極
72 第2磁極
100、200 回転電機
A1 (第1磁極の)中心
A2 (第2磁極の)中心
C11、C12、C13、C14、C31、C32、C33、C34 コイル中心
C21、C22、C23、C24 接続中心
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10