(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1および2記載のボタンホール押え装置のボタン径計測手段においては、ボタンを挟持する部材が円形のボタンを想定したもので、しかも最大直径25mm程度までのボタンしか挟持できず、それ以上大きなボタンに適したボタンホールを縫えないという問題があった。
また、最近では、飾り用の直径25mmを超える大型ボタンが増えたために、大型ボタンに対応したボタンホールを縫いたいという要望が高まっている。
さらに、その大型ボタンは、円形の他に楕円形、5角形などの多角形、花形やキャラクターものなど様々な形状のものが増えている。
【0006】
そのために、直径25mmを超える大型ボタンに適したボタンホールが縫えるように、従来のボタンホール押え装置のボタン径計測手段を大型ボタンに合わせて、単に大きくしただけでは、円形以外の様々な形状の大型ボタンに対応できない場合が生じる。
円形以外の形状のボタンを衣服に取り付ける際には、ボタンの取り付け向きが重要になるが、これらのボタンは、ボタンの取り付け向きによってボタンホールの長さを変える必要があるため、従来のボタン径計測手段では、ボタンの向きによってボタンを挟持する部材に対してボタンが勝手に回転してしまい、所望の向きでボタンを挟持できず、ボタンがボタン径計測手段から外れてしまうという問題があった。
さらに、大型ボタンをボタン径計測手段に挟持したままでボタンホール押え装置をジグザグミシンに装着すると、大型ボタンは重量もあることから、ボタンを挟持したボタンホール押え装置が斜めに傾き、結果として、ボタンホールを縫う布がセットしにくくなるという問題があった。
また、従来、ボタン径計測手段は予め決められたピッチのラッチ機構で位置決めするためにピッチ間の微妙なボタン径は正確な測定ができなかった。
さらには、ラッチ機構は固定されていないので、不用意に接触すると簡単にずれてボタン径が変わり、同じサイズのボタンホールを繰り返し縫うことが困難になるという問題もあった。
【0007】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、大型で円形以外の様々な形状のボタンであっても、そのボタンの取り付け向きに適したボタンホールを縫うことができるボタンホール押え装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するため、ボタンホール押え装置として、ジグザグミシンの押え棒に装着され、ボタン径を計測し、計測されたボタン径に基づいて決定される長さのボタンホール縫いを行うボタンホール押え装置であって、押え棒に装着され、ミシン針の挿通を許容する開口部が形成される布押え手段と、始点位置検知部とボタンの一端側と当接する摩擦当接面が形成された固定受け部を有し、布押え手段に対して始点位置と終点位置との間をスライド可能な布送りフレーム手段と、終点位置検知部とボタンの他端側と当接する摩擦当接面が形成された可動受け部を有し、布送りフレーム手段に対してスライドして所望のボタンを縫い付ける向きで挟持してボタン径を計測するボタン径計測手段と、固定受け部と可動受け部との間にボタンを挟持した状態でボタン径計測手段を布送りフレーム手段に対して固定する固定手段とを備え、
ボタン径計測手段は、ボタンを挟持する方向と直交する方向に25mmを超える距離離間して立設された載置壁の上に直径25mmを超える大型ボタンを載置することを特徴とする構成を採用する。
【0009】
本発明のボタンホール押え装置の実施形態として、
摩擦当接面は、ローレットが刻設されていることを特徴とする構成を採用する。
また、本発明のボタンホール押え装置の具体的な実施形態として、円形以外の形状のボタンを挟持可能とする固定受け部と可動受け部を設けたことを特徴とする構成を採用する。
さらに、本発明のミシンとして、前記ボタンホール押え装置を備えたことを特徴とする構成を採用する。
【発明の効果】
【0010】
本発明のボタンホール押え装置において、ボタン径計測手段は、最大直径が25mmを超える大きな円形ボタンだけでなく、円形以外の様々な形状のボタンにも対応することができるので、今まで自動でボタンホール縫いができなかった大きな円形以外の様々な形状のボタンに対応するボタンホールを縫うことができる。
さらに、本発明のボタンホール押え装置は、直径が25mmを超える大型ボタンを載置する載置壁を小型ボタンのボタン径計測にも対応可能に25mmを超える距離だけ離間して立設したことで、安定した状態で大型ボタンをセットすることができるとともに、あらゆるサイズのボタンに対してボタンホール縫いを可能にしたものである。
【0011】
また、本発明のボタンホール押え装置は、ボタンの両側を挟持する固定受け部と可動受け部の対向面を摩擦当接面としたことにより、固定受け部と可動受け部が円形以外の形状のボタンに対しても任意の向きで挟持することができ、挟持したボタンが勝手に回転してボタン径計測手段から外れることが防止できる。
【0012】
また、本発明のボタンホール押え装置は、固定手段により、ボタンを挟持した状態でボタン径計測手段を布送りフレーム手段に対して固定するようにしたことにより、ボタン径計測手段の固定に際して、挟持したボタン径よりも大きめ、または小さめに調節することができ、この調節により、ボタンホールの長さを長め、または短めに微調節することが
できる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本発明のボタンホール押え装置および該ボタンホール押え装置を備えたミシンについて、実施例に示した図面を参照して説明する。
【0015】
図1において、1はジグザグミシンのヘッド部で、横方向に揺動運動可能な針棒2が縦方向に往復運動可能に装架されている。3は、上糸Saを担持するミシン針で、針棒2に取り付けられている。
また、4はヘッド部1から下方へ延びる押え棒で、下端部に締めねじ5によって布押え手段10である押えホルダー6と押え11とが取り付けられている。
【0016】
7は、ボタンホール押え装置で、
図2で示すように、布押え手段10と、布押え手段10に対してボタンホールの始点位置と終点位置との間をスライド可能な布送りフレーム手段20と、布送りフレーム手段20に設けられたボタン径計測手段30と、ボタン径計測手段30を布送りフレーム手段20に固定する固定手段40とからなっている。
【0017】
図2、3に示すように、押え11は、合成樹脂製の板状に形成され、ミシン針3が挿通可能で下面に布押え凸部(図示せず)が形成される略矩形状の開口部12が穿設されるとともに、開口部12の周りには針落ち位置の目印となるスタートマークMa、Mbが刻設されている。
さらに、押え11には、一体に形成された1対の対向突片13、13間にピン14が差し渡されている。
このため、押え11は、ピン14を介して押えホルダー6の下面に形成された横溝(図示せず)に着脱自在に装着されている。
【0018】
布送りフレーム手段20は、
矩形状金属板21の長手方向両端縁部に断面コ字状の案内レール22、23をそれぞれ対向的に折曲形成してなり、該案内レール22、23間には、前述の押え11が長手方向にスライド可能に嵌挿されている。
【0019】
また、押え11は、布送りフレーム手段20の一方の端部に固着した合成樹脂製のストッパー部材24中に巻き込み自在に収納された巻き取りばね17と接続されている。このため、布送りフレーム手段20のストッパー部材24は、巻き取りばね17の弾性力により、常に押え11の端面と当接するように付勢されている。
なお、後述するように、布送りフレーム手段20に送り歯による逆方向への送り運動が付与されると、巻き取りばね17の弾性力に抗して布送りフレーム手段20を押え11に対して離間するようにスライドさせるようになっている。
【0020】
布送りフレーム手段20の他方の端部には、案内レール22、23に沿って端末部材25が嵌挿固定されている。
そして、布送りフレーム手段20のストッパー部材24と端末部材25との間には、ミシン針3の落下を許容する長穴26が、そのスライド方向に延在して穿設されている。
長穴26は、布上に形成する最大寸法のボタンホール縫い領域を囲むのに十分な大きさの開口寸法としている。
さらに、端末部材25には、後述する可動受け部32と協働してボタンの一端部を把持する固定受け部27が立設されている。固定受け部27の可動受け部32と対向する側には、ボタンと接する摩擦当接面27aが形成され、この摩擦当接面27aによって挟持した大型ボタンが勝手に滑って回転しないように保持している。
摩擦当接面27aとしては、縦方向や斜め方向のローレットを刻設するのが好ましいが、その他の種々の摩擦係数を高める手法を採用しても構わない。
また、ストッパー部材24の一方の側部には、始点位置検知部28が立設されている。
なお、布送りフレーム手段20の下面には、
図3(a)、(c)に示すように、布と摩擦係合して確実な布送りを付与されるように、案内レール22、23に沿ってストリップ状の合成ゴム製の
摩擦係合片部29が貼付されている。
【0021】
ボタン径計測手段30は、合成樹脂製のスケール枠体31として略矩形状に形成され、布送りフレーム手段20の長手方向に沿いながら、端末部材25側にスライド可能に設けられている。
スケール枠体31の後端部には、前述の固定受け部27と協働して後述するボタンC、Dを挟持する可動受け部32が立設され、可動受け部32の固定受け部27と対向する側には、固定受け部27と同様に、ボタンと接する摩擦当接面32aが形成されている。
さらに、スケール枠体31の幅方向(ボタン挟持方向と直交する方向)両端部には、ボタンを水平状態で載置する載置壁33、34が所定距離離間して立設されている。載置壁33、34の離間距離は、直径25mm以下の小型ボタンを載置壁33、34間に収納してボタン径を計測することを可能とするために、25mmを超える必要がある。
スケール枠体31の始点位置検知部28に対向する側の下部には、先端に終点位置検知部35が形成された終点位置調節板36が設けられ、終点位置調節板36は、調節ねじ37の回動によりスケール枠体31に対してスライド可能に設けられている。
なお、調節ねじ37には、抜け止め39が取り付けられている。
【0022】
固定手段40は、本実施例では、スケールねじ41と抜け止め42とからなり、ボタン径計測手段30の一方の載置壁33に穿設された横長スリット38を介して布送りフレーム手段20の端末部材25の雌ネジ(図示せず)と螺合して、ボタン径計測手段30を布送りフレーム手段20に固定するようになっている。
【0023】
始点位置検知部28と終点位置検知部35は、
図1に示すように、ヘッド部1から垂下するボタンホール切り換えレバー50(以下、「BHレバー50」と略記する)の衝当部51を挟んで設けられている。これにより、布送りフレーム手段20が所定の位置に到達すると、いずれかの検知部が衝当部に接触して、ボタンホール縫いの布送り方向を切り換えるようになっている。
【0024】
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
ジグザグミシンで本実施例のボタンホール押え装置を用いてボタンホール縫いを行う前に行わなければならない準備作業として、(1)ボタン径計測作業、(2)ボタンホール押え装置の取り付け作業、(3)布の位置決め作業がある。
ボタン径計測作業として、スケールねじ41をゆるめ、スケール枠体31を布送りフレーム手段20に対して、
図1、3〜5で示すA方向に引き出す。
つぎに、ボタンホールを縫う対象となる円形ボタンCをボタン載置壁33、34の上に載せ、固定受け部27および可動受け部32の摩擦当接面27aと32aとでボタンCを挟み込むように、スケール枠体31をスライドさせながらB方向に戻す。その後、スケールねじ41を締めて、スケール枠体31を布送りフレーム手段20に固定した後、ボタンCを取り外すことで、ボタン径計測作業が完了する。
【0025】
上述のボタン径計測作業では、円形ボタンCの場合について説明したが、
図5に示す花形のような円形以外の変形ボタンDのボタンホール縫いを行う場合には、ボタンホールを縫う対象となる変形ボタンDをボタン載置壁33、34の上に載せ、固定受け部27および可動受け部32の摩擦当接面27aと32aとでボタンDを挟み込むように、スケール枠体31をスライドさせながらB方向に戻す。その後、スケールねじ41を締めて、スケール枠体31を布送りフレーム手段20に固定した後、ボタンDを取り外すことで、ボタン径計測作業が完了する。
このとき、変形ボタンDの場合には、円形ボタンCと異なり、ボタン載置壁33、34の上に載置するときに、ボタンの衣服への取り付け方向に合わせて載置することが重要である。
そして、変形ボタンDは、任意の向きで固定受け部27と可動受け部32との間で挟持され、これらの対向面に摩擦当接面27aおよび32aを設けたことにより、挟持されたボタンDが勝手に回って固定受け部27と可動受け部32との間から外れてしまうことを防止できる。
【0026】
ボタン径計測作業において、ボタンホール縫いの長さを標準よりも少し長く設定したいときは、本実施例では、調節ねじ37を時計方向に回して終点位置調節板36を
図1、3〜5で示すA方向へスライドさせ、
終点位置検知部35をわずかに始点位置検知部28から遠ざけるようにする。反対に、ボタンホール縫いの長さを標準よりも少し短く設定したいときは、調節ねじ37を反時計方向に回して終点位置調節板36を
図1、3〜5で示すB方向へスライドさせ、
終点位置検知部35をわずかに始点位置検知部28に近づけるようにする。
もちろん、ボタンホールを縫い終わった後、調節ねじ37を元の位置に戻しておくことはいうまでもない。
しかしながら、ボタンホール縫いの長さを調節するには、必ずしも上記の終点位置調節板36を設ける必要はない。本発明のボタンホール押え装置の特徴として、スケールねじ41を緩めてスケール枠体31を固定する位置をA、Bいずれかの方向にずらすことにより、終点位置検知部35を始点位置検知部28から遠ざけたり、近づけたりすることで、ボタンホール縫いの長さを調節することができる。
【0027】
ボタンホール押え装置の取り付け作業は、まず、ミシン針3を上げた状態で、押え上げレバー(図示せず)を持ち上げ、押え棒4とともに押えホルダー6を上げて、
図1に示すように、ボタンホール押え装置7をヘッド部1の下方に位置する針板(図示せず)の上に載置する。つぎに、押えホルダー6の下面に形成された横溝と押え11のピン14の位置を合わせ、押え上げレバーを下げると、押えホルダー6が下降して、押え11は、ピン14を介して押えホルダー6の横溝に装着される。
【0028】
布の位置決め作業は、まず、ヘッド部1から垂下するBHレバー50を止まるまでいっぱいに引き下げる。
つぎに、押え上げレバーを持ち上げ、
図1に示すように、上糸Saを押え11の開口部12から下に通して横に引き出し、針板の針孔(図示せず)から出ている下糸Sbとそろえる。
【0029】
つぎに、ボタンホール押え装置7と針板の間に布を入れ、
図3(b)に示す押え11のスタートマークMa、Mbと、布のボタンホールを縫う場所に予め付けたボタンホールマークMcの始点Msと位置合わせを行う。
なお、ボタンホールの縫い始めには、押え11と布送りフレーム手段20のストッパー部材24との間に隙間がないことを確認する必要がある。もし、隙間があると、ボタンホールを縫い終わった時に終点Meと位置ずれが生じることになるので、必ず押え11が巻き取りばね17の弾性力によりストッパー部材24に当接していることを確認する必要がある。
【0030】
以上の準備作業が完了したら、押え上げレバーを下げた後、ジグザグミシンの模様選択装置を自動ボタンホールに選択してボタンホール縫いをスタートさせると、以下の縫い順序に従ってボタンホールを縫うことができ、縫い終わったところで自動的にミシンが停止する。
【0031】
図6に示すように、(a)の第1ステップでは、(ア)で示すように、押え11に対して布送りフレーム手段20が巻き取りばね17の弾性力に抗して、
図1で示すB方向に逆送りで左側の下縫いを開始する。
下縫いが終了する位置に達すると、BHレバー50の衝当部51が
終点位置検知部35に接触することでヘッド部1内のセンサ(図示せず)により布送り方向の切り換え信号が出力され、布送りフレーム手段20の送り方向がA方向の正送りに切り換わり、(イ)で示すように、左側のラインタックを縫い始める。
つぎに、ラインタックが終了する位置に達すると、BHレバー50の衝当部51が
始点位置検知部28に接触することで、センサにより切り換え信号が出力され、左側のラインタック縫いが終了し、布送り方向が方向に正送りに切り換わる。
【0032】
(b)の第2ステップでは、(ウ)で示すように、押え11に対して布送りフレーム手段20が第1ステップと同様に、
図1で示すB方向に逆送りで右側の下縫いを開始し、BHレバー50の衝当部51が
終点位置検知部35に接触すると、布送りフレーム手段20の送り方向がA方向の正送りに切り換わり、(エ)で示すように、ボタンホールの一端部に数針のバータックを縫った後、右側のラインタックを縫い始める。
つぎに、ラインタックが終了する位置に達すると、BHレバー50の衝当部51が
始点位置検知部28に接触することで、右側のラインタック縫いが終了し、布送り方向が方向に正送りに切り換わる。
【0033】
(c)の第3ステップでは、(オ)で示すように、ボタンホールの他端部に数針のバータックを縫った後、止め縫いを行ってボタンホール縫いが完了し、自動的にミシンが停止する。
1カ所のボタンホール縫いが終了したら、ミシン針3を上げた状態で、押え上げレバーを持ち上げ、ボタンホール押え装置7を布から離して、布をつぎのボタンホール縫い位置に移動させ、前述と同様に、ボタンホール縫いを行い、これを必要な回数繰り返すことにより、所定の個数のボタンホール縫いを完了することができる。
ボタンホール縫いが完了したら、BHレバー50を止まるまでいっぱいに押し上げて、元に状態に戻した後、自動糸切り装置(図示せず)により上糸Saと下糸Sbを切断するか、または、押え上げレバーを持ち上げてボタンホール押え装置7と針板の間からボタンホールが縫い終わった布を取り出し、布から連なる上糸Saと下糸Sbを切断することにより、一連のボタンホール縫いが完成する。
【0034】
以上、説明したように、本発明のボタンホール押え装置をミシンに装着することにより、今まで自動でボタンホール縫いができなかった大きな円形以外の様々な形状のボタンに対応するボタンホールを自動で縫うことができる。
【0035】
また、本発明のボタンホール押え装置は、ボタンを挟持する固定受け部と可動受け部の対向面を摩擦当接面としたことにより、円形以外の様々な形状のボタンでも任意の方向で挟持でき、挟持されたボタンが勝手に回転して固定受け部と可動受け部との間から外れることがなく、特に、摩擦当接面として縦方向のローレットを刻設することにより、回転方向の摩擦が大きくなって、円形以外の様々な形状のボタンでも任意の向きで挟持できるだけでなく、挟持されたボタンの取り外しも摩擦抵抗が少なく、容易にできる。
【0036】
さらに、本発明のボタンホール押え装置は、スケールねじを緩めて
終点位置検知部の位置を微調節することによりボタン径に対応する標準のボタンホール長さを延長したり短縮したりすることができる。
【0037】
また、本実施例では、ボタンホールを縫うボタン径として、25mmを超え50mm程度までの大型ボタンに対応できるが、それ以上の大きさのボタンにも対応することが可能であることはいうまでもない。