(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
モータトルクが固定子に流れる電流の二乗に比例する特性を有している電動モータと、前記電動モータの動力により昇降する昇降体と、前記昇降体が支持する荷物の重量を推定する重量推定装置とを備える電動リフトであって、
前記重量推定装置は、
前記電動モータの固定子に流れる電流を検出する電流センサにより構成された電流検出部と、
前記電動モータの回転子の回転速度を検出する回転速度センサにより構成された回転速度検出部と、
前記電動モータが前記荷物に付与する推進力を、前記電流検出部により検出された前記電動モータの電流に基づいて算出し、前記推進力の算出結果を、前記昇降体が上昇した場合と下降した場合とで異なる数式に従って補正する推進力算出部と、
前記昇降体の上昇時または下降時の前記荷物の加速度を、前記回転速度検出部により検出された前記電動モータの回転速度に基づいて算出する加速度算出部と、
補正された前記推進力の算出結果と、前記加速度の算出結果とに基づいて、前記荷物の重量を算出する重量算出部とを備え、
前記推進力算出部は、前記推進力を「F」とし、前記電動モータの電流を「I」とし、前記電動モータの1回転当たりの前記荷物の昇降量を「B」とし、前記電動モータの特性に依存する定数を「K」とする下記の(式1)に従って前記推進力を算出し、
【数1】
前記加速度算出部は、前記加速度を「a」とし、第1の時刻における前記電動モータの回転速度を「N
1」とし、第2の時刻における前記電動モータの回転速度を「N
2」とし、前記第1の時刻から前記第2の時刻までの時間を「t」とし、前記電動モータの1回転当たりの前記荷物の昇降量を「B」とする下記の(式2)に従って前記加速度を算出し、
【数2】
前記重量算出部は、運動物体重量を「m」とし、補正された前記推進力を「F’」とし、前記加速度を「a」とし、重力加速度を「g」とする下記の(式3)に従って前記運動物体重量を算出し、
【数3】
さらに、前記重量算出部は、算出された前記運動物体重量から前記昇降体に係る重量を減算することによって前記荷物の重量を算出する
ことを特徴とする電動リフト。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、電動モータに流れる電流は、荷物の重量に応じて変化するだけではなく、昇降体をどのようにして昇降させたかに応じても変化する。このため、電動モータに流れる電流のみに基づいて荷物の重量を算出する特許文献1の構成では、荷物の重量を精確に推定することができないという問題がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、昇降体が支持する荷物の重量を精確に推定することができる電動リフトおよび荷役車両を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
モータトルクが固定子に流れる電流の二乗に比例する特性を有している電動モータと、前記電動モータの動力により昇降する昇降体と、前記昇降体が支持する荷物の重量を推定する重量推定装置とを備える電動リフトであって、前記重量推定装置は、前記電動モータが前記荷物に付与する推進力を、前記電動モータの電流に基づいて算出し、前記電動モータの固定子に流れる電流を検出する電流センサにより構成された電流検出部と、前記電動モータの回転子の回転速度を検出する回転速度センサにより構成された回転速度検出部と、前記推進力の算出結果を、前記電流検出部により検出された前記昇降体が上昇した場合と下降した場合とで異なる数式に従って補正する推進力算出部と、前記昇降体の上昇時または下降時の前記荷物の加速度を、前記回転速度検出部により検出された前記電動モータの回転速度に基づいて算出する加速度算出部と、補正された前記推進力の算出結果と、前記加速度の算出結果とに基づいて、前記荷物の重量を算出する重量算出部とを備え、前記推進力算出部は、前記推進力を「F」とし、前記電動モータの電流を「I」とし、前記電動モータの1回転当たりの前記荷物の昇降量を「B」とし、前記電動モータの特性に依存する定数を「K」とする下記の(式1)に従って前記推進力を算出し、前記加速度算出部は、前記加速度を「a」とし、第1の時刻における前記電動モータの回転速度を「N
1」とし、第2の時刻における前記電動モータの回転速度を「N
2」とし、前記第1の時刻から前記第2の時刻までの時間を「t」とし、前記電動モータの1回転当たりの前記荷物の昇降量を「B」とする下記の(式2)に従って前記加速度を算出し、前記重量算出部は、運動物体重量を「m」とし、補正された前記推進力を「F’」とし、前記加速度を「a」とし、重力加速度を「g」とする下記の(式3)に従って前記運動物体重量を算出し、さらに、前記重量算出部は、算出された前記運動物体重量から前記昇降体に係る重量を減算することによって前記荷物の重量を算出することを特徴とする。
【数1】
【数2】
【数3】
【0009】
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の電動リフトにおいて、前記推進力算出部は、前記昇降体の昇降時における前記荷物の昇降速度に基づいて、前記推進力の算出結果を補正
し、前記重量算出部は、前記荷物の昇降方向および昇降速度に基づいて補正された前記推進力の算出結果と、前記加速度の算出結果とに基づいて、前記荷物の重量を算出することを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、
請求項1または2に記載の電動リフトにおいて、前記
重量算出部は、前記昇降体の1回の上昇時または1回の下降時に、前記荷物の重量を算出することを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、荷役車両であって、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動リフトを備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、昇降体が支持する荷物の重量を精確に推定することができる電動リフトおよび荷役車両を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1〜3を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態の荷役車両は、カウンタバランス型のフォークリフト1である。フォークリフト1は、オペレータが搭乗する車両本体10と、フォーク30を有する電動リフト20とを備える。
【0015】
車両本体10には、電動リフト20に電力を供給するバッテリ11や、電動リフト20を操作するための荷役レバー12等が設けられている。電動リフト20は、オペレータの荷役レバー12の操作に基づいてフォーク30を昇降させる。フォーク30は、荷物Kを支持し、荷物Kとともに昇降する。
【0016】
電動リフト20について、
図2を参照しながら説明する。なお、
図2では、側方から見て互いに重なる物体を明瞭に図示するために、電動リフト20を構成する複数の構造体が分離した状態で図示されている。
【0017】
図2に示すように、電動リフト20は、電動モータ21と、減速機22と、アウターマスト23と、インナーマスト24と、リフトブラケット25と、第1動力伝達機構26と、第2動力伝達機構27と、フォーク30とを備えている。
【0018】
電動モータ21は、回転磁界を発生させる固定子(図示略)と、固定子に対して回転する回転子(図示略)とを備える回転電動機であって、バッテリ11から供給されてDC/AC変換された電力によって動作する誘導電動機である。電動モータ21は、フォーク30で支持された荷物Kを昇降させるための推進力(以下、「推進力F」)を発生させる。すなわち、電動モータ21は、荷物Kに対して推進力Fを付与する。
【0019】
減速機22は、電動モータ21から入力される動力を、第1動力伝達機構26のスプロケット26Aに伝達する。減速機22は、スプロケット26Aの回転速度を、電動モータ21の回転子の回転速度、すなわち電動モータ21の回転速度(以下、「モータ回転速度N」という)に比べて減じることにより、電動モータ21が発生させるモータトルク(以下、「モータトルクT」という)を増幅する。
【0020】
アウターマスト23およびインナーマスト24は、上下方向Zにおいて伸縮する二段マストである。アウターマスト23は、車両本体10に対して昇降しない固定マストであり、インナーマスト24は、車両本体10に対して昇降する可動マストである。インナーマスト24は、第1動力伝達機構26を介して伝達される動力によって、アウターマスト23に対して昇降する。
【0021】
リフトブラケット25は、フォーク30を支持し、車両本体10に対してフォーク30とともに昇降する。リフトブラケット25は、第2動力伝達機構27を介して伝達される動力によって、昇降中のインナーマスト24に対してフォーク30とともに昇降する。アウターマスト23に対するインナーマスト24の上昇(または下降)と、インナーマスト24に対するリフトブラケット25の上昇(または下降)とは、同時に行われるため、アウターマスト23に対するリフトブラケット25の昇降速度は、アウターマスト23に対するインナーマスト24の昇降速度よりも速い。本実施形態では、リフトブラケット25の昇降速度は、インナーマスト24の昇降速度の2倍である。
【0022】
第1動力伝達機構26は、減速機22を介して電動モータ21から入力される動力を、インナーマスト24に伝達する。第1動力伝達機構26は、アウターマスト23に設けられたスプロケット26A,26Bと、スプロケット26A,26Bに掛けられたチェーン26Cとにより構成されている。スプロケット26A,26Bは、上下方向Zに間隔をあけて設けられ、チェーン26Cの一端および他端は、インナーマスト24に接続されている。
【0023】
第2動力伝達機構27は、第1動力伝達機構26から入力される動力を、リフトブラケット25に伝達する。第2動力伝達機構27は、インナーマスト24とともに昇降するスプロケット27Aと、スプロケット27Aに掛けられたチェーン27Bとにより構成されている。スプロケット27Aは、リフトブラケット25の上方に設けられ、チェーン27Bの一端は、アウターマスト23に接続されるとともに、チェーン27Bの他端はリフトブラケット25に接続されている。
【0024】
上述したように、電動リフト20の一部は、荷物Kを昇降させるために荷物Kと連動して昇降する。以下において、荷物Kと連動して昇降する電動リフト20の一部を、総称して「昇降体L」という。本実施形態の昇降体Lは、インナーマスト24と、リフトブラケット25と、スプロケット27Aと、フォーク30とにより構成されている。また、以下において、また、昇降体Lおよび荷物Kを、総称して「運動物体D」という。
【0025】
図3に示すように、電動リフト20は、昇降体Lが支持する荷物Kの重量(以下、「荷物重量M」という)を推定する重量推定装置40をさらに備えている。重量推定装置40は、電流検出部41と、回転速度検出部42と、推進力算出部43と、加速度算出部44と、重量算出部45とを備える。
【0026】
電流検出部41は、電動モータ21の固定子に流れる電流、すなわち電動モータ21に流れる電流(以下、「モータ電流I」という)を検出する電流センサにより構成されている。モータ電流Iは、モータトルクTに対応しており、以下の(数式1)に示すように、モータトルクTは、モータ電流Iによって近似できる。数式において、「T」は、モータトルクT[単位:N・m]であり、「K」は、電動モータ21のモータ特性に依存する定数であり、「I」は、モータ電流I[単位:A]である。
【数4】
【0027】
回転速度検出部42は、モータ回転速度Nを検出する回転速度センサにより構成されている。モータ回転速度Nは、荷物Kの昇降速度に対応している。なお、荷物Kの昇降速度は、アウターマスト23に対するリフトブラケット25の昇降速度であり、車両本体10に対するフォーク30の昇降速度でもある。
【0028】
推進力算出部43は、荷物Kに対して電動モータ21が付与する推進力Fを算出する演算装置により構成されている。推進力Fは、電動モータ21から昇降体Lに伝達された電動モータ21の出力に対応しており、以下の(数式2)に基づいて算出することができる。数式において、「F」は、推進力F[単位:N]であり、「B」は、電動モータ21の1回転あたりの荷物Kの昇降量[単位:m]である。当該昇降量は、アウターマスト23に対するリフトブラケット25の昇降量とする。したがって、電動モータ21の1回転あたりの荷物Kの昇降量は、フォーク30の昇降量でもある。
【数5】
【0029】
本実施形態の推進力算出部43は、モータトルクTがモータ電流Iによって近似できることを利用して、電流検出部41で検出されたモータ電流Iに基づいて、推進力Fを算出する。具体的には、推進力算出部43は、(数式1)および(数式2)に基づく下記の(数式3)を演算することにより、推進力Fを算出する。
【数6】
【0030】
さらに、推進力算出部43は、動力の伝達損失等が発生すること、および、伝達損失等が昇降体Lの昇降方向および昇降速度によって変化することを考慮して、荷物Kの昇降方向および昇降速度に基づいて、推進力Fの算出結果を補正する。具体的には、推進力算出部43は、荷物Kの上昇時に検出されたモータ電流Iに基づいて推進力Fを算出した場合は、下記の(数式4)を演算することにより補正後の推進力F’を算出する。一方、推進力算出部43は、荷物Kの下降時に検出されたモータ電流Iに基づいて推進力Fを算出した場合は、下記の(数式5)を演算することにより補正後の推進力F’を算出する。数式において、「C
1」〜「C
3」および「D
1」〜「D
3」は、電動リフト20の構成に応じた定数であり、「V」は、荷物Kの昇降速度である。荷物Kの昇降速度は、例えば、モータ回転速度Nと、電動モータ21の1回転あたりの荷物Kの昇降量との乗算により算出される。
【数7】
【数8】
【0031】
加速度算出部44は、昇降体Lの上昇時または下降時における荷物Kの加速度(以下、「加速度a」という)を算出する演算装置により構成されている。加速度aは、以下の(数式6)に基づいて算出することができる。数式において、「a」は、加速度a[単位:m/s
2]であり、「V
1」は、所定の時刻t1における荷物Kの昇降速度[単位:m/s]であり、「V
2」は、時刻t1後の時刻t2における荷物Kの昇降速度[単位:m/s]であり、「t」は、時刻t1から時刻t2までの時間[単位:s]である。
【数9】
【0032】
本実施形態の加速度算出部44は、モータ回転速度Nと電動モータ21の1回転あたりの荷物Kの昇降量との積が荷物Kの昇降速度であることを利用して、回転速度検出部42で検出されたモータ回転速度Nに基づいて、加速度aを算出する。具体的には、加速度算出部44は、下記の(数式7)を演算することにより、加速度aを算出する。数式において、「N
1」は、時刻t1におけるモータ回転速度N[単位:rev/s]であり、「N
2」は、時刻t2におけるモータ回転速度N[単位:rev/s]である。
【数10】
【0033】
重量算出部45は、推進力Fの算出結果と加速度aの算出結果とに基づいて、荷物重量Mを算出する演算装置である。重量算出部45は、荷物重量Mを算出するために、まず、運動物体Dに係る重量(以下、「運動物体重量m」という)を算出する。荷物Kを支持する昇降体Lが加速して上昇または下降するとき、運動物体Dについて、下記の運動方程式が成立するものとする。数式において、「m」は、運動物体重量m[単位:kg]であり、「g」は、重力加速度[単位:m/s
2]である。
【数11】
【0034】
本実施形態の重量算出部45は、推進力算出部43で算出された推進力F’と、加速度算出部44で算出された加速度aとに基づいて、(数式8)を変形した下記の(数式9)を演算することにより、運動物体重量mを算出する。
【数12】
【0035】
そして、重量算出部45は、運動物体重量mから昇降体Lに係る重量を減算することにより、荷物重量Mを算出する。すなわち、重量算出部45は、算出された運動物体重量mと、インナーマスト24およびスプロケット27Aの重量(以下、「1段目重量m
1」という)と、リフトブラケット25およびフォーク30の重量(以下、「2段目重量m
2」という)とに基づき、荷物重量Mを算出する。なお、アウターマスト23に対するインナーマスト24の昇降速度は、アウターマスト23に対するリフトブラケット25の昇降速度の二分の一であるため、重量算出部45は、1段目重量m
1の重量は二分の一に換算して減算を行う。具体的には、重量算出部45は、下記の(数式10)を演算することにより、荷物重量Mを算出する。数式において、「m’」は、荷物重量M[単位:kg]であり、「m
1」は、1段目重量m
1[単位:kg]であり、「m
2」は、2段目重量m
2[単位:kg]である。
【数13】
【0036】
本実施形態においては以下の効果が得られる。
(1)電動リフト20は、重量推定装置40を備え、重量推定装置40は、モータ電流Iに基づいて推進力Fを算出する推進力算出部43と、モータ回転速度Nに基づいて加速度aを算出する加速度算出部44と、推進力Fの算出結果と加速度aの算出結果とに基づいて、荷物重量Mを算出する重量算出部45とを備える。このため、安価な構成で荷物Kの重量を推定することができ、電動モータ21に流れる電流の検出結果だけに基づいて荷物Kの重量が算出される場合に比べて、荷物Kの重量を精確に推定することができる。
【0037】
(2)昇降体Lの上昇時と下降時とでは、電動モータ21から昇降体Lに伝達される動力の損失は異なり、推進力算出部43は、昇降体Lの昇降時における荷物Kの昇降方向(上方または下方)に基づいて、推進力Fの算出結果を補正する。このため、荷物Kの重量をより精確に推定することができる。
【0038】
(3)昇降体Lの昇降速度に応じて、電動モータ21から昇降体Lに伝達される動力の損失は異なり、推進力算出部43は、昇降体Lの昇降時における荷物Kの昇降速度(昇降体Lの昇降速度)に基づいて、推進力Fの算出結果を補正する。このため、荷物Kの重量をより一層精確に推定することができる。
【0039】
(4)
重量算出部45は、昇降体Lの1回の上昇時または1回の下降時に、荷物重量Mを算出する。このため、昇降体Lの上昇と下降とを繰り返して荷物Kの重量を算出する場合に比べて、荷物Kの重量を速やかに推定することができる。
【0040】
(5)フォークリフト1は、重量推定装置40を備えた電動リフト20を備えているため、フォーク30が受けている荷重に係る情報を、オペレータに対して報知することが可能となる。
【0041】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記構成を変更することもできる。例えば、以下のように変更して実施することもでき、以下の変更を組み合わせて実施することもできる。
【0042】
・重量推定装置40の構成を適宜変更することもできる。例えば、荷物Kの重量が精確に推定できるのであれば、推進力算出部43は、推進力Fの算出結果を補正しなくてもよい。
【0043】
・フォーク30を昇降させることができるのであれば、第1動力伝達機構26の構成および第2動力伝達機構27の構成を変更してもよい。例えば、チェーン26Cが無端状に形成されていてもよい。
【0044】
・フォーク30を昇降させることができるのであれば、電動リフト20の構成を変更してもよい。例えば、電動リフト20が、3段以上の多段マスト(図示略)を備える構成であってもよい。また、電動リフト20が、シングルマスト(図示略)を備える構成であってもよい。
【0045】
・重量推定装置40を備える荷役車両は、リーチ式のフォークリフト(図示略)であってもよい。また、フォークリフト以外の荷役車両(例えば、フォークを備えていないピッキングリフト)が重量推定装置40を備えていてもよい。