(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記各マルチピクセルパッケージのそれぞれは、前記各マルチピクセルパッケージのそれぞれにおける行の個数と同一の個数であって前記パッケージ基板の底面に形成される共通端子を含むことを特徴とする、請求項1に記載のLEDディスプレイ装置。
前記各マルチピクセルパッケージのそれぞれは、ピクセル単位で割り当てられた共通電極パッドと、前記パッケージ基板の底面に形成される共通端子とを連結するための共通連結手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載のLEDディスプレイ装置。
行方向に隣り合うマルチピクセルパッケージは、前記行方向に隣り合うマルチピクセルパッケージのそれぞれに形成された共通端子を介して、行方向配線に印加される共通のスキャン信号を受けることを特徴とする、請求項1に記載のLEDディスプレイ装置。
前記各マルチピクセルパッケージのそれぞれは、前記パッケージ基板の上面に形成され、各LEDチップのそれぞれのカソード端子が独立的に連結される各個別電極パッドを含むことを特徴とする、請求項1に記載のLEDディスプレイ装置。
前記各マルチピクセルパッケージのそれぞれは、赤色LEDチップ、緑色LEDチップ及び青色LEDチップ別に前記パッケージ基板の底面に形成されるR端子、G端子及びB端子を含み、一つのマルチピクセルパッケージ内における前記R端子、前記G端子及び前記B端子のそれぞれの個数は、一つのマルチピクセルパッケージ内における列の個数と同一であることを特徴とする、請求項1に記載のLEDディスプレイ装置。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下においては、添付の各図面を参照して本発明の各実施例に関して説明する。添付の各図面及び説明する各実施例は、当該技術分野において通常の知識を有する者に、本発明に関する理解を促進する意図により簡略化した例示であることに留意すべきであろう。
【0026】
図1は、本発明の一側面に係るLEDディスプレイ装置において、各マルチピクセルパッケージ1が基板2(本明細書内の「基板」という用語は、「パッケージ基板」、すなわち、一つのマルチピクセルパッケージ内のパッケージ基板200とは区別される用語である)の上面にマウントされた状態を示した図であり、
図2は、各マルチピクセルパッケージのパッケージ基板(
図3の200)の底面に形成された共通端子A1、A2及び個別端子R1、G1、B1、R2、G2、B2と行方向及び列方向の配線構造を共に示した図であり、
図3は、
図2における一つのマルチピクセルパッケージをモールディング部が除去された状態により示した平面図であって、上から見えない各端子と連結部の一部を破線により示した図である。
【0027】
図1乃至
図3に示したLEDディスプレイ装置において、各マルチピクセルパッケージ1はマトリックス状に配列されているが、このようなマトリックス配列において、行方向は左右方向と定義され、列方向は上下方向と定義され、以下における行方向及び列方向は、このような基準によって説明する。また、
図2において、各マルチピクセルパッケージの全てが実質的に同一の構造により形成されているので、便宜上、一つのマルチピクセルパッケージ1に対してのみ参照符号を表示した。よって、各マルチピクセルパッケージのそれぞれにおいてR1、G1、B1、R2、G2、B2、A1、A2があると把握できる。
【0028】
図1乃至
図3を共に参照すると、本発明の一側面に係るLEDディスプレイ装置は、基板2、複数のマルチピクセルパッケージ1、及びドライバーIC(D1)を含む。
【0029】
基板2の上面に複数のマルチピクセルパッケージ1が配置され、基板2の下面には、ドライバーIC(D1)と、行単位にスキャン信号を印加するためのスキャン信号印加回路部、すなわち、
図2の右側においてL1乃至L32からスキャン信号を受けて行単位にスキャニングするためのPMOSFET(PMOS)を含む回路部が配置される。
【0030】
各マルチピクセルパッケージ1は、パッケージ基板200と、パッケージ基板200上に位置する二つ以上のピクセル、最も好ましくは、4個のピクセル10a、10b、10c、10dを含む。そして、各ピクセル10a、10b、10c、10dのそれぞれは、赤色LEDチップ100R、緑色LEDチップ100G及び青色LEDチップ100Bを含む。
図1乃至
図3においては、一つのマルチピクセルパッケージ内に4つのピクセル10a、10b、10c、10dが含まれた場合のみを例示したが、一つのマルチピクセルパッケージ内にこれとは異なる個数のピクセルが含まれてもよい。また、赤色LEDチップ100R、緑色LEDチップ100G及び青色LEDチップ100Bは、互いに異なる波長の光を発するLEDチップである。赤色LEDチップ100R、緑色LEDチップ100G又は青色LEDチップ100Bから放出される光の波長は、化合物半導体自体の成分のみにより決定されてもよく、蛍光体や量子ドットによって波長変換されたものであってもよい。言い換えると、赤色LEDチップ100R、緑色LEDチップ100G又は青色LEDチップ100Bが蛍光体や量子ドットなどの波長変換材料を含み得る。また、一つのマルチピクセルパッケージ1において各ピクセル10a、10b、10c、10d間に光が混じることを防止するために、各ピクセル10a、10b、10c、10d間を隔離させるための格子型構造のモールディング部90を含み得る。各ピクセル内の各LEDチップ間を隔離する構造をさらに追加してもよい。また、
図2においては、全体のピクセルの個数が16x32個(8x16個のマルチピクセルパッケージ)である場合を例示したが、このような個数に限定されない。
【0031】
ドライバーIC(D1)は、各マルチピクセルパッケージ1をピクセル単位により独立的に制御するための集積回路部である。すなわち、ドライバーIC(D1)は、列方向に各ピクセルのそれぞれに連結され、各制御信号GCLK、SCLK、LAT、D1の組み合わせによって電流を供給するための部分であって、各ピクセル内においてそれぞれのLEDチップ100R、100G、100Bに連結され、各ピクセルのそれぞれのカラーを適宜調節するようになる。
図2に示したように、ドライバーIC(D1)は、列方向に各ピクセル内の各LEDチップごとに、すなわち、一つのピクセル内の赤色、緑色及び青色LEDチップ別に連結されて制御されるように構成される。よって、列の個数が16個である場合、3x16個のチャネルになるようにドライバーIC(D1)が構成される。以下においては、各ピクセルとドライバーIC(D1)との間の配線を、便宜上、列方向配線と言う。
【0032】
本発明のLEDディスプレイ装置においては、各ピクセル10a、10b、10c、10dがスキャン信号によって行単位にスキャニングされるように、一つのマルチピクセルパッケージ1内において行方向に隣り合う各セル(例えば、10aと10b、又は10cと10d)内の各LEDチップの各アノード端子が共通のスキャン信号を受けるように連結される。そして、互いに隣り合う二つのマルチピクセルパッケージを考慮すると、一つのマルチピクセルパッケージ内の各ピクセル、及び前記マルチピクセルパッケージに隣り合う他の一つのマルチピクセルパッケージ内の各ピクセルのうち、行方向に互いに隣り合うピクセル内の各LEDチップの各アノード端子が行方向に共通のスキャン信号を受けるように連結されている。
【0033】
各マルチピクセルパッケージ1のそれぞれは、パッケージ基板200の上面に形成され、ピクセル単位に割り当てられた各共通電極パッド512、522、532、542を含む。
【0034】
また、一つのマルチピクセルパッケージ1内において行方向に隣り合う各共通電極パッド(例えば、512と522、又は532と542)は、パッケージ基板200の上面において互いに連結される。その結果、各共通電極パッド(512と522、又は532と542)は「U」字状に形成される。
【0035】
また、各マルチピクセルパッケージ1のそれぞれは、各マルチピクセルパッケージ1のそれぞれにおける行の個数と同一の個数(図示したように、行の個数が2個である場合は2個)によりパッケージ基板200の底面に形成される共通端子A1、A2を含む。
【0036】
また、各マルチピクセルパッケージ1のそれぞれは、共通電極パッド512、522、532、542と共通端子A1、A2との間を連結するための共通連結手段510、520を含む。すなわち、各共通電極パッド512、522が互いに連結されているので、これらと共通端子A1とが共通連結手段510によって連結され、各共通電極パッド532、542が互いに連結されているので、これらと共通端子A2とが共通連結手段520によって連結される。
【0037】
また、各マルチピクセルパッケージのうち行方向に隣り合うマルチピクセルパッケージは、行方向に隣り合うマルチピクセルパッケージのそれぞれに形成された共通端子を介して共通のスキャン信号を受ける。便宜上、行単位に共通のスキャン信号を印加するための配線を行方向配線と言う。すなわち、
図2に示したように、互いに行方向に隣り合うマルチピクセルパッケージのそれぞれにおいて、共通端子A1が互いに行方向に連結されて共通のスキャン信号を受け、共通端子A2が互いに行方向に連結されて共通のスキャン信号を受けるようになる。
【0038】
また、各マルチピクセルパッケージのそれぞれは、パッケージ基板200の上面に形成され、各LEDチップのそれぞれのカソード端子が独立的に連結される各個別電極パッド312a、322a、332a、312b、322b、332b、412c、422c、432c、412d、422d、432dを含む。これらの個別電極パッド312a、322a、332a、312b、322b、332b、412c、422c、432c、412d、422d、432dは、それぞれのピクセル内において列方向に一列に配列される。本明細書において、一つのLEDチップにおいて個別電極パッドと連結される部分はカソード端子と命名され、共通電極パッドと連結される部分はアノード端子と命名される。
【0039】
一方、このような列方向への一列配列とは異なって、それぞれのピクセル内において各個別電極パッドが行方向に一列に配列されてもよい。各個別電極パッドが行方向に一列に配列された形態は
図11に示されており、それについては後述する。
【0040】
また、各マルチピクセルパッケージのそれぞれは、各マルチピクセルパッケージのそれぞれにおける列の個数と同一の個数により赤色LEDチップ、緑色LEDチップ及び青色LEDチップ別にパッケージ基板200の底面に形成された、第1R端子R1、第2R端子R2、第1G端子G1、第2G端子G2及び第1B端子B1、第2B端子B2を含む。すなわち、列の個数が2個であるので、R端子、G端子及びB端子がそれぞれ2個ずつパッケージ基板200の底面に形成される。
【0041】
また、各マルチピクセルパッケージのそれぞれは、各個別電極パッドのうちR個別電極パッド312a、412c、312b、412dと第1R端子R1、第2R端子R2との間を連結する第1R連結手段310、第2R連結手段410、各個別電極パッドのうちG個別電極パッド322a、422c、322b、422dと第1G端子G1、第2G端子G2との間を連結する第1G連結手段320、第2G連結手段420、及び各個別電極パッドのうちB個別電極パッド332a、432c、332b、432dと第1B端子B1、第2B端子B2との間を連結する第1B連結手段330、第2B連結手段430を含む。具体的に説明すると、第1R連結手段310はR個別電極パッド312a、412cと第1R端子R1との間を連結し、第2R連結手段410はR個別電極パッド312b、412dと第2R端子R2との間を連結し、第1G連結手段320はG個別電極パッド322a、422cと第1G端子G1との間を連結し、第2G連結手段420はG個別電極パッド322b、422dと第2G端子G2との間を連結し、第1B連結手段330はB個別電極パッド332a、432cと第1B端子B1との間を連結し、第2B連結手段430はB個別電極パッド332b、432dと第2B端子B2との間を連結する。
【0042】
各個別電極パッドをさらに具体的に説明すると、第1R個別電極パッド312aは、第1R連結手段310と第1ピクセル10a内の赤色LEDチップのカソード端子とを連結させ、第3R個別電極パッド412cは、第1R連結手段310と第3ピクセル10c内の赤色LEDチップのカソード端子とを連結させる。また、第2R個別電極パッド312bは、第2R連結手段410と第2ピクセル10b内の赤色LEDチップのカソード端子とを連結させ、第4R個別電極パッド412dは、第2R連結手段410と第4ピクセル10d内の赤色LEDチップのカソード端子とを連結させる。また、第1G個別電極パッド322aは、第1G連結手段320と第1ピクセル10a内の緑色LEDチップのカソード端子とを連結させ、第3G個別電極パッド422cは、第1G連結手段320と第3ピクセル10c内の緑色LEDチップのカソード端子とを連結させる。また、第2G個別電極パッド322bは、第2G連結手段420と第2ピクセル10b内の緑色LEDチップのカソード端子とを連結させ、第4G個別電極パッド422dと第4ピクセル10d内の緑色LEDチップのカソード端子とを連結させる。また、第1B個別電極パッド332aは、第1B連結手段330と第1ピクセル10a内の青色LEDチップのカソード端子とを連結させ、第3B個別電極パッド432cは、第1B連結手段330と第3ピクセル10c内の青色LEDチップのカソード端子とを連結させる。また、第2B個別電極パッド332bは、第2B連結手段430と第2ピクセル10b内の青色LEDチップのカソード端子とを連結させ、第4B個別電極パッド432dと第4ピクセル10d内の青色LEDチップのカソード端子とを連結させる。
【0043】
また、
図3に示したように、第1R個別電極パッド312a、第1G個別電極パッド322a及び第1B個別電極パッド332aは列方向に一列に配列され、第2R個別電極パッド312b、第2G個別電極パッド322b及び第2B個別電極パッド332bは列方向に一列に配列され、第3R個別電極パッド412c、第3G個別電極パッド422c及び第3B個別電極パッド432cは列方向に一列に配列され、第4R個別電極パッド412d、第4G個別電極パッド422d及び第4B個別電極パッド432dは列方向に一列に配列され得る。
【0044】
一方、これとは異なって、各ピクセルのそれぞれにおいて、各個別電極パッドが行方向に一列に配列され得る。すなわち、第1ピクセル内において第1R個別電極パッド、第1G個別電極パッド及び第1B個別電極パッドが行方向に一列に配列され、第2ピクセル内において第2R個別電極パッド、第2G個別電極パッド及び第2B個別電極パッドが行方向に一列に配列され、第3ピクセル内において第3R個別電極パッド、第3G個別電極パッド及び第3B個別電極パッドが行方向に一列に配列され、第4ピクセル内において第4R個別電極パッド、第4G個別電極パッド及び第4B個別電極パッドは行方向に一列に配列され得る。このような例は
図11に示されており、以後の該当図面の説明により詳細に言及する。
【0045】
図4は、第1ピクセル10a及び第3ピクセル10cの赤色LEDチップ、緑色LEDチップ及び青色LEDチップの各カソード端子と各個別電極パッドとの結合関係を示したマルチピクセルパッケージの断面図であり、
図5は、第2ピクセル10b及び第4ピクセル10dの赤色LEDチップ、緑色LEDチップ及び青色LEDチップの各カソード端子と各個別電極パッドとの結合関係を示したマルチピクセルパッケージの断面図であり、
図6は、第1ピクセル10a及び第3ピクセル10cの赤色LEDチップ、緑色LEDチップ及び青色LEDチップの各アノード端子と各共通電極パッド512、532との結合関係を示したマルチピクセルパッケージの断面図であり、
図7は、第2ピクセル10b及び第4ピクセル10dの赤色LEDチップ、緑色LEDチップ及び青色LEDチップの各アノード端子と各共通電極パッド522、542との結合関係を示したマルチピクセルパッケージの断面図であり、
図8は、本発明の一側面に係るLEDディスプレイ装置においてピクセルを構成するLEDチップ構造の一例を説明するための断面図である。
【0046】
図1乃至
図8を共に参照して、一つのマルチピクセルパッケージ1内において第1行第1列に位置するピクセル10aを第1ピクセル、第1行第2列に位置するピクセル10bを第2ピクセル、第2第1列に位置するピクセル10cを第3ピクセル、第2行第2列に位置するピクセル10dを第4ピクセルと称し、以下においては、本発明の一側面に係るLEDディスプレイ装置におけるマルチピクセルパッケージ1について説明する。
【0047】
図示したように、本発明の一側面に係るLEDディスプレイ装置において、マルチピクセルパッケージ1は、互いに平行な第1側面201及び第2側面202と、これらの各側面201、202に対して垂直をなしながら互いに平行な第3側面203及び第4側面204とを含む略正四角形又は直四角形のパッケージ基板200を含む。
【0048】
また、マルチピクセルパッケージ1は、パッケージ基板200の上面に行列配列、より具体的には、2行2列に配列される4個のピクセル10a、10b、10c、10dを含む。上述したように、本明細書において、列方向d2は第1側面201及び第2側面202と平行な方向であり、行方向d1は第3側面203及び第4側面204と平行な方向である。行方向d1は、行単位にスキャンする場合、スキャン信号が共通的に印加される方向であり、列方向d2は、ドライバーIC(D1)側から電流を受けるためにピクセル内の各LEDチップ別にそれぞれ連結される方向である。
【0049】
4個のピクセル10a、10b、10c、10dは、パッケージ基板200の上面において第1行第1列に位置する第1ピクセル10aと、パッケージ基板200の上面において第1行第2列に位置する第2ピクセル10bと、パッケージ基板200の上面において第2行第1列に位置する第3ピクセル10cと、パッケージ基板200の上面において第2行第2列に位置する第4ピクセル10dとを含む。上述において言及したように、第1ピクセル10a、第2ピクセル10b、第3ピクセル10c及び第4ピクセル10dのそれぞれは、列方向に赤色LEDチップ100R、緑色LEDチップ100G及び青色LEDチップ100Bを順次含む。これらの赤色、緑色、及び青色LEDチップはフリップチップ型LEDチップであり、
図8には、本発明に適用可能なフリップチップ型LEDチップを示し、このようなLEDチップの参照番号を100により示す。
【0050】
赤色LEDチップ100R、緑色LEDチップ100G及び青色LEDチップ100Bは、成長基板101の一面において下側に向かって第1導電型半導体層102、活性層103及び第2導電型半導体層104を含む構造であって、活性層103を挟んだ積層構造により形成された第1導電型半導体層102と第2導電型半導体層104とが段差をなしながら下側に露出したフリップチップ構造を有する。各LEDチップのうちの少なくとも一つのLEDチップが、フリップチップ構造の代わりに、第1及び/又は第2導電型電極がワイヤボンディングされる構造であってもよいことに留意する。
【0051】
このとき、赤色LEDチップ100R、緑色LEDチップ100G及び青色LEDチップ100Bのそれぞれは、第1導電型半導体層102の下部露出面に形成された第1導電型電極105aと、第2導電型半導体層104の下部露出面に形成された第2導電型電極105bとを下部に備える。上述したように、本明細書においては、第1導電型電極105aがカソード端子と命名され、第2導電型電極105bがアノード端子と命名される。
【0052】
また、マルチピクセルパッケージ1は、互いに離隔した状態においてパッケージ基板200の底面に形成された、第1R端子R1、第1G端子G1、第1B端子B1、第2R端子R2、第2G端子G2、第2B端子B2、第1共通端子A1及び第2共通端子A2を含む。第1R端子R1、第1G端子G1、第1B端子B1、第2R端子R2、第2G端子G2及び第2B端子B2には各LEDチップのそれぞれのカソード端子が連結され、第1共通端子A1及び第2共通端子A2には各LEDチップのそれぞれのアノード端子が連結される。
【0053】
第1R端子R1は、第1R連結手段310によって、第1ピクセル10a内の赤色LEDチップ100Rのカソード端子105a、及び第3ピクセル10c内の赤色LEDチップ100Rのカソード端子105aに共通的に連結される。また、第1G端子G1は、第1G連結手段320によって、第1ピクセル10a内の緑色LEDチップ100Gのカソード端子105a、及び第3ピクセル10c内の緑色LEDチップ100Gのカソード端子105aに共通的に連結される。第1B端子B1は、第1B連結手段330によって、第1ピクセル10a内の青色LEDチップ100Bのカソード端子105a、及び第3ピクセル10c内の青色LEDチップ100Bのカソード端子105aに共通的に連結される。
【0054】
また、第2R端子R2は、第2R連結手段410によって、第2ピクセル10b内の赤色LEDチップ100Rのカソード端子105a、及び第4ピクセル10d内の赤色LEDチップ100Rのカソード端子105aに共通的に連結される。また、第2G端子G2は、第2G連結手段420によって、第2ピクセル10b内の緑色LEDチップ100Gのカソード端子105a、及び第4ピクセル10d内の緑色LEDチップ100Gのカソード端子105aに共通的に連結される。また、第2B端子B2は、第2B連結手段430によって、第2ピクセル10b内の青色LEDチップ100Bのカソード端子105a、及び第4ピクセル10d内の青色LEDチップ100Bのカソード端子105aに共通的に連結される。
【0055】
また、第1共通端子A1は、第1共通連結手段510によって、第1ピクセル10a内の赤色LEDチップ100R、緑色LEDチップ100G及び青色LEDチップ100Bのアノード端子105b、及び第2ピクセル10b内の赤色LEDチップ100R、緑色LEDチップ100G及び青色LEDチップ100Bのアノード端子105bに共通的に連結される。
【0056】
第2共通端子A2は、第2共通連結手段520によって、第3ピクセル10c内の赤色LEDチップ100R、緑色LEDチップ100G及び青色LEDチップ100Bのアノード端子105b、及び第4ピクセル10d内の赤色LEDチップ100R、緑色LEDチップ100G及び青色LEDチップ100Bのアノード端子105bに共通的に連結される。
【0057】
上述した各ピクセル10a、10b、10c、10d及び各ピクセル内の赤色、緑色及び青色LEDチップ100R、100G、100Bの配列と、上述した8個の端子R1、G1、B1、R2、G2、B2、A1、A2と上述したLEDチップ100R、100G、100Bの端子105a、105bとの間の結合関係により、下記の[表1]のような方式により各ピクセルの赤色、緑色及び青色LEDチップの個別的な制御が可能である。
【0059】
より具体的に説明すると、第1行にある第1及び第2ピクセル10a、10bのLEDチップ、すなわち、第1行第1列のピクセル10aに属した赤色、緑色、青色LEDチップと第1行第2列のピクセル10bに属した赤色、緑色、青色LEDチップは、いずれも第1共通端子A1を介して共通的にスキャン信号を受け、第2行にある第3及び第4ピクセル10c、10dのLEDチップ、すなわち、第2行第1列のピクセル10cに属した赤色、緑色、青色LEDチップと第2行第2列のピクセル10dに属した赤色、緑色、青色LEDチップは、いずれも第2共通端子A2を介して共通的にスキャン信号を受ける。言い換えると、第1行にある各ピクセル10a、10bの赤色、緑色、青色LEDチップと第2行にある各ピクセル10c、10dの赤色、緑色、青色LEDチップは、第1共通端子A1及び第2共通端子A2によってそれぞれ独立的に制御される。また、第1列に属した赤色LEDチップと第2列に属した赤色LEDチップは第1R端子R1と第2R端子R2にそれぞれ連結され、ドライバーIC(D1)によってそれぞれ独立的に制御される。また、第1列に属した緑色LEDチップと第2列に属した緑色LEDチップは第1G端子G1と第2G端子G2にそれぞれ連結され、ドライバーIC(D1)によってそれぞれ独立的に制御される。また、第1列に属した青色LEDチップと第2列に属した青色LEDチップは第1B端子B1と第2B端子B2にそれぞれ連結され、ドライバーIC(D1)によってそれぞれ独立的に制御される。
【0060】
図4に示したように、第1R連結手段310は、Raビア311a及びRbビア311bによって第1R端子R1とそれぞれ連結され、パッケージ基板200の上面において互いに離隔して形成されたR個別電極パッド312a、312b(以下においては、便宜上、それぞれRa電極パッド、Rb電極パッドと言う)と、第1ピクセル10a内の赤色LEDチップ100Rのカソード端子105aをRa電極パッド312aに連結するRaバンプ313aと、第3ピクセル10c内の赤色LEDチップ100Rのカソード端子105aをRb電極パッド312bに連結するRbバンプ313bとを含む。
【0061】
パッケージ基板200は、複数の単位基板層を含む積層構造からなり、Raビア311a及びRbビア311bのうちの少なくとも一つは、パッケージ基板200の底面に位置した第1R端子R1からパッケージ基板200の上面に位置したRa電極パッド312a及びRb電極パッド312bのそれぞれにまで意図した経路によりつながるように、少なくとも一つの単位基板層を貫通する垂直部と、少なくとも一つの単位基板層上に形成された水平部とを含む屈曲構造により形成される。
【0062】
また、第1G連結手段320は、Gaビア321a及びGbビア321bによって第1G端子G1とそれぞれ連結され、パッケージ基板200の上面において互いに離隔して形成されたG個別電極パッド322a、322b(以下においては、便宜上、それぞれGa電極パッド、Gb電極パッドと言う)と、第1ピクセル10a内の緑色LEDチップ100Gのカソード端子105aをGa電極パッド322aに連結するGaバンプ323aと、第3ピクセル10c内の緑色LEDチップ100Gのカソード端子105aをGb電極パッド322bに連結するGbバンプ323bとを含む。Gaビア321a及びGbビア321bのうちの少なくとも一つは、パッケージ基板200の底面に位置した第1G端子G1からパッケージ基板200の上面に位置したGa電極パッド322a及びGb電極パッド322bのそれぞれにまで意図した経路によりつながるように、少なくとも一つの単位基板層を貫通する垂直部と、単位基板層上に形成された水平部とを含む屈曲構造により形成される。
【0063】
また、第1B連結手段330は、Baビア331a及びBbビア331bによって第1B端子B1とそれぞれ連結され、パッケージ基板200の上面において互い離隔して形成されたB個別電極パッド332a、332b(以下おいては、便宜上、それぞれBa電極パッド、Bb電極パッドと言う)と、第1ピクセル10a内の青色LEDチップ100Bのカソード端子105aをBa電極パッド332aに連結するBaバンプ333aと、第3ピクセル10c内の青色LEDチップ100Bのカソード端子105aを前記Bb電極パッド332bに連結するBbバンプ333bとを含む。Baビア331a及びBbビア331bのうちの少なくとも一つは、パッケージ基板200の底面に位置した第1B端子B1からパッケージ基板200の上面に位置したBa電極パッド332a及びBb電極パッド332bのそれぞれにまで意図した経路によりつながるように、少なくとも一つの単位基板層を貫通する垂直部と、単位基板層上に形成された水平部とを含む屈曲構造により形成される。
【0064】
図5に示したように、第2R連結手段410は、Rcビア411c及びRdビア411dによって第2R端子R2とそれぞれ連結され、パッケージ基板200の上面において互い離隔して形成されたR個別電極パッド412c、412d(以下においては、便宜上、それぞれRc電極パッド、Rd電極パッドと言う)と、第2ピクセル10b内の赤色LEDチップ100Rのカソード端子105aをRc電極パッド412cに連結するRcバンプ413cと、第4ピクセル10d内の赤色LEDチップ100Rのカソード端子105aをRd電極パッド412dに連結するRdバンプ413dとを含む。Rcビア411c及びRdビア411dのうちの少なくとも一つは、パッケージ基板200の底面に位置した第2R端子R2からパッケージ基板200の上面に位置したRc電極パッド412c及びRd電極パッド412dのそれぞれにまで意図した経路によりつながるように、少なくとも一つの単位基板層を貫通する垂直部と、単位基板層上に形成された水平部とを含む屈曲構造により形成される。
【0065】
また、第2G連結手段420は、Gcビア421c及びGdビア421dによって第2G端子G2とそれぞれ連結され、パッケージ基板200の上面において互い離隔して形成されたG個別電極パッド422c、422d(以下においては、便宜上、それぞれGc電極パッド、Gd電極パッドと言う)と、第2ピクセル10b内の緑色LEDチップ100Gのカソード端子105aをGc電極パッド422cに連結するGcバンプ423cと、第4ピクセル10d内の緑色LEDチップ100Gのカソード端子105aをGd電極パッド422dに連結するGdバンプ423dとを含む。Gcビア421c及びGdビア421dのうちの少なくとも一つは、パッケージ基板200の底面に位置した第2G端子G2からパッケージ基板200の上面に位置したGc電極パッド422c及びGd電極パッド422dのそれぞれにまで意図した経路によりつながるように、少なくとも一つの単位基板層を貫通する垂直部と、単位基板層上に形成された水平部とを含む屈曲構造により形成される。
【0066】
また、第2B連結手段430は、Bcビア431c及びBdビア431dによって第2B端子B2とそれぞれ連結され、パッケージ基板200の上面において互い離隔して形成されたB個別電極パッド432c、432d(以下においては、便宜上、それぞれBc電極パッド、Bd電極パッドと言う)と、第2ピクセル10b内の青色LEDチップ100Bのカソード端子105aをBc電極パッド432cに連結するBcバンプ433cと、第4ピクセル10d内の青色LEDチップ100Bのカソード端子105aをBd電極パッド432dに連結するBdバンプ433dとを含む。Bcビア431c及びBdビア431dのうちの少なくとも一つは、パッケージ基板200の底面に位置した第2B端子B2からパッケージ基板200の上面に位置したBc電極パッド432c及びBd電極パッド432dのそれぞれにまで意図した経路によりつながるように、少なくとも一つの単位基板層を貫通する垂直部と、単位基板層上に形成された水平部とを含む屈曲構造により形成される。
【0067】
図3において、各共通電極パッド512、522は互いに連結されており、各共通電極パッド532、542が互いに連結されている。よって、便宜上、前者の共通電極パッド512、522を第1共通電極パッドと言い、後者の共通電極パッド532、542を第2共通電極パッドと言う。第1共通電極パッド512、522は、第1ピクセル10a内の赤色LEDチップ、緑色LEDチップ及び青色LEDチップのアノード端子、及び第2ピクセル10b内の赤色LEDチップ、緑色LEDチップ及び青色LEDチップのアノード端子と第1共通連結手段510とを連結するためにパッケージ基板200の上面に形成されたものである。また、第2共通電極パッド532、542は、第3ピクセル10c内の赤色LEDチップ、緑色LEDチップ及び青色LEDチップのアノード端子、及び第4ピクセル10d内の赤色LEDチップ、緑色LEDチップ及び青色LEDチップのアノード端子と第2共通連結手段520とを連結するためにパッケージ基板200の上面に形成されたものである。
【0068】
図6及び
図7に示したように、第1共通連結手段510は、Aaビア511と、Aaビア511によって第1共通端子A1と連結された第1共通電極パッド512、522と、第1ピクセル10a及び第2ピクセル10b内の赤色LEDチップ100R、100R、緑色LEDチップ100G、100G及び青色LEDチップ100B、100Bのアノード端子105bを第1共通電極パッド512、522に連結する6個のAaバンプ513とを含む。Aaビア511は、パッケージ基板200の底面に位置した第1共通端子A1からパッケージ基板200の上面に位置した第1共通電極パッド512、522にまで意図した経路によりつながるように、単位基板層を貫通する垂直部と、単位基板層上に形成された水平部とを含む屈曲構造により形成される。
【0069】
また、第2共通連結手段520は、Abビア521と、Abビア521によって第2共通端子A2と連結された第2共通電極パッド532、542と、第3ピクセル10c及び第4ピクセル10d内の赤色LEDチップ100R、100R、緑色LEDチップ100G、100G及び青色LEDチップ100B、100Bのアノード端子105bを第2共通電極パッド532、542に連結する6個のAbバンプ523とを含む。各Abバンプ523は、パッケージ基板200の底面に位置した第2共通端子A2からパッケージ基板200の上面に位置した第2共通電極パッド532、542にまで意図した経路によりつながるように、単位基板層を貫通する垂直部と、単位基板層上に形成された水平部とを含む屈曲構造により形成される。
【0070】
図9は、本発明の一側面に係るマルチピクセルパッケージを適用したLEDディスプレイ装置と従来の単一ピクセルパッケージを適用したLEDディスプレイ装置とを比較して説明するために共に示した図である。左側((a)以前)は、従来の単一ピクセルパッケージを適用した(16x32ピクセルアレイの)LEDディスプレイ装置であり、右側((b)以後)は、本発明の一側面によって8x16個のマルチピクセルパッケージにより具現した16x32ピクセルアレイのLEDディスプレイ装置である。図示したように、各マルチピクセルパッケージ内の各ピクセルに行単位に所定のスキャン周期によってスキャン信号L1乃至L32を印加するようになり、ドライバーIC(
図2のD1参照)によって、列方向にそれぞれのピクセル内のLEDチップ単位に制御される。本発明の各マルチピクセルパッケージを用いる場合、各端子の個数が1/2に減少するようになり(4つのピクセルを基準にすると、16個対8個である)、それによって、スキャン信号印加のための行方向の配線及び電流を供給するための列方向への配線を効率的に設計し、ピクセル当たりの端子の数を大幅に減少させることによって基板における回路設計の自由度を高められる。
【0071】
図10は、本発明の一側面に係るLEDディスプレイ装置において所定のタイミング信号(スキャン信号)によって各ピクセルが行単位にスキャニングされる過程を示した図である。16x32個のピクセルを有するアレイとして、合計32個の行単位によりスキャンされる場合である。(a)は、L1によって第1行に共通的に連結された各ピクセルがスキャニングされる場合であり、(b)は、L2によって第2行に共通的に連結された各ピクセルがスキャニングされる場合であり、(c)は、L3によって第3行に共通的に連結された各ピクセルがスキャニングされる場合である。32個の行に対して、このような過程が繰り返されてスキャニングされる。
【0072】
図11は、本発明の一側面に係るLEDディスプレイ装置において、マルチピクセルパッケージ1’内において各個別電極パッドが、
図3に示した例(各個別電極パッドが縦方向に配列される)と異なって行方向に配列された例を示した図である。図示したように、各ピクセル10a’、10b’、10c’、10d’のそれぞれにおいて各個別電極パッドが行方向に一列に配列される。すなわち、第1ピクセル10a’内において第1R個別電極パッド、第1G個別電極パッド及び第1B個別電極パッドが行方向に一列に配列され、第2ピクセル10b’内において第2R個別電極パッド、第2G個別電極パッド及び第2B個別電極パッドが行方向に一列に配列され、第3ピクセル10c’内において第3R個別電極パッド、第3G個別電極パッド及び第3B個別電極パッドが行方向に一列に配列され、第4ピクセル10d’内において第4R個別電極パッド、第4G個別電極パッド及び第4B個別電極パッドは行方向に一列に配列される。このように配置する場合、各共通電極パッド512’、522’の構造も、
図3のように、「U」字状ではなく、ストレート状に単純に形成できるようになる。本発明のLEDディスプレイ装置の場合、行方向に隣り合うマルチピクセルパッケージ内の各ピクセルと行方向にも共通的に連結しなければならないので、行方向配線をさらに効率的に進行できる。さらに、列方向に隣り合うピクセル(具体的には、ピクセル内のそれぞれのLEDチップ)が列方向にドライバーIC(
図2のD1)側に共通的に連結されるので、列方向配線もさらに効率的に進行できる。
【0073】
上述の説明と異なって、4個のピクセルのそれぞれが上述した赤色LEDチップ、緑色LEDチップ、青色LEDチップの他にも、白色LEDチップをさらに含むマルチピクセルLEDパッケージもある。このようなマルチピクセルパッケージにおいては、白色LEDチップは、蛍光体や量子ドットの助けによって白色光を発するLEDチップである。この場合、前記マルチピクセルパッケージは、上述したパッケージが含む各端子に加えて、第1W端子(図示せず)及び第2W端子(図示せず)をさらに含む。前記第1W端子は、前記第1ピクセル内の白色LEDチップの第1導電型電極、及び前記第3ピクセル内の白色LEDチップの第1導電型電極に共通的に連結される。また、前記第2W端子は、前記第2ピクセル内の白色LEDチップの第1導電型電極、及び前記第4ピクセル内の白色LEDチップの第1導電型電極に共通的に連結される。また、前記第1ピクセル内の白色LEDチップの第2導電型電極及び前記第2ピクセル内の白色LEDチップの第2導電型電極は第1共通端子と電気的に連結され、前記第3ピクセル内の白色LEDチップの第2導電型電極及び前記第4ピクセル内の白色LEDチップの第2導電型電極は第2共通端子と電気的に連結される。このように構成する場合、下記の[表2]のような制御が可能である。
【0075】
図12は、本発明の他の側面に係るLEDディスプレイ装置の製作に使用されるLEDパッケージの一例を示し、
図13は
図12の垂直構造の一例を簡略に示した図であり、
図12に示したように、一つのピクセルを具現するために各LEDチップを縦方向に配列する場合、適切なルーティングのために具現されたマルチレイヤーの基板の垂直構造を示す。
【0076】
図12の(a)乃至(d)は、LEDディスプレイモジュールにおいて各LEDチップがマウンティングされる基板がマルチ層に製作された場合であって、基板は、上からトップレイヤーa、第1レイヤーb、第2レイヤーc及び第3レイヤーdを含む。トップレイヤーaには、複数のピクセル(各ピクセルのそれぞれは赤色LEDチップ、緑色LEDチップ、及び青色LEDチップを含む)が配置される。トップレイヤーaには、複数の共通電極パッドC1、C2、C3及び非共通電極パッドS1、S2、S3が形成されている。各共通電極パッドC1、C2、C3は、スキャン信号を受ける電極パッドであって、それぞれのピクセルを構成する赤色LED、緑色LED、及び青色LEDのそれぞれのアノード端子が共通的に連結される部分である。各非共通電極パッドS1、S2、S3は、駆動IC(図示せず)側にカレントシンキング(current sinking)のための配線がなされる部分であって、各非共通電極パッドS1、S2、S3のそれぞれの赤色LED、緑色LED、及び青色LEDのそれぞれのカソード端子が連結される部分である。例えば、非共通電極パッドS1のR電極パッドR1’には赤色LEDのカソード端子が連結され、G電極パッドG1’には緑色LEDのカソード端子が連結され、B電極パッドB1’には青色LEDのカソード端子が連結され、それによって、ピクセルドライバーIC(図示せず)によって独立的に制御される。
【0077】
トップレイヤーaの下部には第1レイヤーbが位置し、第1レイヤーbには、トップレイヤーのB電極パッドB1’、B2’、B3’のそれぞれに対応する位置にBコンタクト部BC1、BC2、BC3が形成され、これらのBコンタクト部BC1、BC2、BC3を連結するためのB配線11が形成される。各Bコンタクト部BC1、BC2、BC3のそれぞれとこれに対応する各B電極パッドB1’、B2’、B3’のそれぞれは、BビアBV1(
図13の(b))を介して連結される。第1レイヤーbの下部には第2レイヤーcが位置し、第2レイヤーcには、トップレイヤーのG電極パッドG1’、G2’、G3’のそれぞれに対応する位置にGコンタクト部GC1、GC2、GC3が形成され、これらのGコンタクト部GC1、GC2、GC3を連結するためのG配線12が形成される。各Gコンタクト部GC1、GC2、GC3のそれぞれとこれに対応する各G電極パッドG1’、G2’、G3’のそれぞれは、GビアGV1(
図13の(b))を介して連結される。第2レイヤーcの下部には第3レイヤーdが位置し、第3レイヤーdには、トップレイヤーの各R電極パッドR1’、R2’、R3’のそれぞれに対応する位置に各Rコンタクト部RC1、RC2、RC3が形成され、これらの各Rコンタクト部RC1、RC2、RC3を連結するためのR配線13が形成される。各Rコンタクト部RC1、RC2、RC3のそれぞれとこれに対応する各R電極パッドR1’、R2’、R3’のそれぞれは、RビアRV1(
図13の(b))を介して連結される。そして、各共通電極パッドC1、C2、C3は、別途のレイヤー又は第1レイヤーから第3レイヤーのうちのいずれか一つのレイヤーに形成された行方向配線(図示せず)を介して各行別にスキャン信号を受けるように形成されている。
【0078】
このように、LEDディスプレイモジュールの各非共通電極パッドにおいて、それぞれの非共通電極パッド内のR電極パッド、G電極パッド及びB電極パッドが縦方向に配列され、それぞれに赤色LED、緑色LED及び青色LEDのカソード端子が連結されるようにマウンティングされる構造においては、縦方向に隣接したR電極パッド、G電極パッド及びB電極パッドを互いに独立的に連結しなければならないので、限定された配線領域、配線間の間隔制約により、配線間のショート防止や高品質の解像度具現のためには、少なくとも4個以上のレイヤー(TOP、Layer1、Layer2、Layer3)が必要になるだけでなく、各ビアを使用した垂直連結も共に考慮しなければならないので、ルーティングが相当複雑になるという問題がある。
【0079】
図14は、本発明の更に他の側面に係るLEDディスプレイモジュールを説明するために各レイヤー別に示した図であり、
図15は、
図14の垂直構造を簡略に示した図である。
【0080】
以下、
図14及び
図15を参照して説明する本発明の更に他の側面に係るLEDディスプレイモジュールは、基板を構成するレイヤーの数を減少させ、ルーティングが複雑でないと共に、各ピクセル間の間隔を減少できる。
【0081】
図14及び
図15を参照すると、本発明のLEDディスプレイモジュールは、マイクロLEDアレイ、各ピクセルが配置される基板、基板上に配置される複数の共通電極パッド及び複数の非共通電極パッドを含む。
【0082】
マイクロLEDアレイは、行方向d1及び列方向d2を有するマトリックス状に配列される複数のピクセルを含み、各ピクセルのそれぞれは、赤色LED、緑色LED及び青色LEDを含む。各LEDは、図面上に直接表現していないが、
図14において、各非共通電極パッドS11、S21、S31のそれぞれに各LEDのカソードが位置し、各共通電極パッドC11、C12、C13のそれぞれに各LEDのアノードが位置するように実装される。例えば、1行1列のピクセルの場合、赤色LEDが非共通電極パッドS11のR電極パッドR11と共通電極パッドC11に、緑色LEDが非共通電極パッドS11のG電極パッドG11と共通電極パッドC11に、そして、青色LEDが非共通電極パッドS11のB電極パッドB11と共通電極パッドC11に連結される。この場合、LEDのそれぞれのカソードは非共通電極パッド側に連結され、LEDのそれぞれのアノードは共通電極パッドC11側に共通的に連結される。
【0083】
本明細書内において、行方向d1は、行単位にスキャンする場合、スキャン信号が共通的に印加されるように連結された一つの単位を意味し、列方向d2は、カレントシンキングのための一つの単位を意味する。特に、行方向d1はピクセル単位で連結され、列方向はピクセル内の各LED別にそれぞれ連結される。また、本明細書内において、いずれか一つの構成要素と他の構成要素とが連結されるという表現は、二つの構成要素が互いに直接及び電気的に連結されるという意味に使用される。また、本発明のLEDディスプレイモジュールにおいて、一つのピクセルを構成する赤色LED、緑色LED及び青色LEDは、いずれもフリップチップボンディングされることが好ましい。
【0084】
複数のピクセル単位の各LEDが行方向d1及び列方向d2にマウンティングされる基板は、トップレイヤーTOP、トップレイヤーTOP下部の第1レイヤー(Layer1)L10、及び第1レイヤーL10下部の第2レイヤー(Layer2)L20を含み、それぞれを
図14の(a)、(b)、及び(c)に示した。また、
図15に示したように、第2レイヤーL20の下部に更に他のレイヤーを含んでもよい。
【0085】
最終的に製作されるフル−カラーLEDディスプレイ装置を考慮すると、
図14において、行方向d1には、所定のスキャン周期にしたがって行単位にスキャン信号を受けるために行単位で共通的に連結され、列方向d2には、カレントシンキングのためにドライバーIC(図示せず)側と連結されるが、列方向d2への連結は、一つのピクセル内において各LEDをそれぞれ制御できるようにそれぞれ独立的に行われる。勿論、行方向d2にも、隣り合うLEDのカソードがマウンティングされる各電極パッド(例えば、R11、R21及びR31)は互いに共通に配線される。このように構成されることによって、フル−カラーLEDディスプレイ装置は、所定のスキャン周期にしたがって行単位に上側から下側に又は下側から上側にスキャン信号を受けるようになり、列方向には、ピクセル内の赤色LED、緑色LED及び青色LEDのそれぞれが独立的にカレントシンキングできるようにし、色又は明るさを調節できるように具現される。
【0086】
レイヤー単位で詳細に説明すると、
図14の(a)に示したように、複数の共通電極パッドC11、C21、C31、・・・及び複数の非共通電極パッドS11、S21、S31、・・・が基板のトップレイヤーTOP上に形成される。一つのピクセル(すなわち、一つのピクセルを構成する赤色LED、緑色LED、青色LED)には、対応する一つの共通電極パッド(例えば、C11)及び一つの非共通電極パッドS11が存在し、一つの非共通電極パッドS11内にはルにおいて、各LEDのカソード端子はR電極パッドR11、G電極パッドG11及びB電極パッドB11のそれぞれに連結され、各LEDのアノード端子は共通電極パッドC11に共通的に連結される。各共通電極パッドのうち行方向d1に隣り合う共通電極パッド(例えば、C11、C12)は、行方向配線((b)の30)を介して共通のスキャン信号を受ける。そして、一つのピクセルを構成する各LEDのそれぞれのカソード端子が連結される一つの非共通電極パッド(例えば、S11)において、R電極パッドR11、G電極パッドG11及びB電極パッドB11は行方向d1に配列される。さらに、各非共通電極パッドのうち列方向d2に隣り合う非共通電極パッド(例えば、S11、S21)は、共通の列方向配線((c)の31R、31G、31B)を介して連結される。
【0087】
このように、一つのピクセル内において赤色LED、緑色LED及び青色LEDが行方向d1に配列されるように、一つの共通電極パッド(例えば、C11)に対応する一つの非共通電極パッドS11のR電極パッドR11、G電極パッドG11及びB電極パッドB11が行方向に配列されるように形成される。また、ピクセルの個数をmxn(mは列の個数、nは行の個数)により表現すると、行方向配線(
図14の(b)の参照符号30a、30b、30c)の個数はn個であり、列方向配線(
図14の(c)の参照符号31R、31G、31B、・・・)の個数は3m個である。
【0088】
トップレイヤーTOPの下部に位置する第1レイヤーL10と、第1レイヤーL10の下部に位置する第2レイヤーL20において行方向配線30及び列方向配線31R、31G、31Bを簡潔にするために、行方向d1に隣り合う共通電極パッド(例えば、C11、C12)は線整列され、各非共通電極パッドのうち列方向d2に隣り合う非共通電極パッドの各R電極パッド(例えば、R11、R21)は列方向に線整列され、列方向d2に隣り合う非共通電極パッドの各G電極パッド(例えば、G11、G21)も列方向d2に線整列され、列方向d2に隣り合う非共通電極パッドの各B電極パッド(例えば、B11、B21)も列方向d2に線整列されることが好ましい。
【0089】
図14の(b)には、トップレイヤーTOPの下部に位置する第1レイヤーL10を示す。第1レイヤーL10には、行の個数に対応するように行方向配線30が形成されている。行方向配線30を介して行単位に所定のスキャン周期にしたがってスキャン信号が印加され、各ピクセルに動作電圧を供給するようになる。第1レイヤーL10の行方向配線30は、上部に位置するトップレイヤーTOPの各共通電極パッドと行単位に連結される。トップレイヤーTOPに形成された各共通電極パッド(例えば、C21)と第1レイヤーに形成された行方向配線(例えば、30b)は、各ビアCV21を介して連結される(
図15の(c)III−III線断面を参照)。各ビアCV21は一つのみにより示されているが、各共通電極パッドのそれぞれを第1レイヤーL10の行方向配線と連結させなければならないので、各共通電極パッドのそれぞれの位置に対応するように備えられる。
【0090】
また、第1レイヤーL10には、下部の第2レイヤーL20に形成される列方向配線(例えば、31R、31G、31B)と上部のトップレイヤーTOPに形成される各非共通電極パッドS11、S21、S31との間を連結するための各ビア(
図15の(b)RV11、GV11、BV11)が貫通できるように各ビアホールVHが形成されている。
【0091】
図14の(c)には、第1レイヤーL10の下部に位置する第2レイヤーL20が示されている。第2レイヤーL20には、列方向配線31R、31G、31B、32R、32G、32B、…が形成されている。列方向配線は、ピクセルの列の個数(m個)に対応するように複数により形成される。その対応関係は、ピクセルの列の個数に対する1対1の対応関係ではなく、一つのピクセル内の各LEDがそれぞれ独立的に制御されるように3m個により形成されている。例えば、参照符号31R、31G及び31Bにより表示された一つのセットの列配線ラインがm個のセットに形成される。一つのセットの列配線ラインにおいて、それぞれの列配線ラインは、3つのサブライン、すなわち、Rライン(例えば、31R)、Gライン31G及びBライン31Bを含む。例えば、Rライン31Rには、列方向に隣り合うR電極パッドR11、R21、R31が連結され、Gライン31Gには、列方向に隣り合うG電極パッドG11、G21、G31が連結され、Bライン31Bには、列方向に隣り合うB電極パッドB11、B21、B31が連結される。
【0092】
また、各列配線ライン(例えば、31R)において各ビア(
図15(b)のRV11)を介したトップレイヤーTOPの各非共通電極パッドR11との電気的連結が円滑に行われるように、列配線ライン31Rにおいて配線幅が相対的に広く形成された各コンタクト部RC11が形成される。
【0093】
次に、
図15を参照して、トップレイヤーTOP、第1レイヤーL10及び第2レイヤーL20間の配線関係をさらに説明する。
【0094】
図15の(b)は、(a)における各非共通電極パッドR11、G11、B11間の垂直構造を説明するためにII−II線断面を示した図であり、
図15の(c)は、(a)における共通電極パッドC21と非共通電極パッドB21との間の垂直構造を説明するためにIII−III線断面を示した図である。
【0095】
II−II線断面(
図15の(b))に示すように、各非共通電極パッドR11、G11、B11は、それぞれに対応する第2レイヤーL20に形成された列方向配線(
図14の31R、31G、31B)内の各コンタクト部RC11、GC11、BC11と連結される。前記各コンタクト部RC11、GC11、BC11及び各非共通電極パッドR11、G11、B11は、第1レイヤーL10に形成されたビアホール(
図14のVH)を貫通して形成された第2ビアRV11、GV11、BV11を介して連結される。すなわち、一つのピクセルを構成するために、赤色LEDが連結されるR電極パッドR11は、第2ビアのうちRV11を介して第2レイヤーL20に形成された列方向配線31R内のコンタクト部RC11と連結され、緑色LEDが連結されるG電極パッドG11は、第2ビアのうちGV11を介して第2レイヤーL20に形成された列方向配線31G内のコンタクト部GC11と連結され、青色LEDが連結されるB電極パッドB11は、第2ビアのうちBV11を介して第2レイヤーL20に形成された列方向配線31B内のコンタクト部BC11と連結される。
【0096】
また、III−III線断面(
図15の(c))に示すように、上述した非共通電極パッド((c)のB21)は、第2レイヤーL20に形成された列方向配線31B内のコンタクト部BC21と連結される一方、共通電極パッドC21は、第1ビアCV21を介して第1レイヤーL10に形成された行方向配線30bと連結される。共通電極パッドのうちC21に対してのみ断面を示したが、全ての共通電極パッドに対してこのような連結形態が適用可能である。よって、全ての共通電極パッドは、第1ビアを介して第1レイヤーL10に形成された行方向配線と連結される。そして、上述したように、行単位に印加されるスキャン信号は、第1レイヤーL10に形成された行方向配線(
図14の30a、30b、30c)を介して印加される。
【0097】
各図面において、トップレイヤーTOPの各共通電極パッドの個数、各非共通電極パッドの個数、第1レイヤーL10に形成された行方向配線の個数、及び第2レイヤーに形成された列方向配線の個数は、それぞれ3x3、9個(R電極パッド、G電極パッド、B電極パッド、それぞれ9個ずつ)、3個、及び3セット(それぞれのサブラインが3個ずつ)と順次例示したが、このような個数に限定されるものではなく、必要に応じて多様な個数(mxn個)により使用可能である。
【0098】
例えば、LEDディスプレイモジュール内に配置される各ピクセルの個数を2x2、すなわち、4つに具現する場合を仮定し、以下においては、
図14及び
図15を参照して説明する。
【0099】
各ピクセルを第1ピクセル、第2ピクセル、第3ピクセル及び第4ピクセルに区分し、第1ピクセルと第2ピクセルは行方向d1に隣接し、第3ピクセルと第4ピクセルも行方向d1に隣接する。そして、第1ピクセルと第3ピクセルは列方向d2に隣接し、第2ピクセルと第4ピクセルも列方向d2に隣接する。
【0100】
第1乃至第4ピクセルを構成する各LEDがマウンティングされるためのトップレイヤーTOPには、第1ピクセルに対応する第1共通電極パッドC11、第2ピクセルに対応する第2共通電極パッドC12、第3ピクセルに対応する第3共通電極パッドC21、及び第4ピクセルに対応する第4共通電極パッドC22が形成される。そして、トップレイヤーTOPには、第1ピクセルに対応する第1非共通電極パッドS11、第2ピクセルに対応する第2非共通電極パッドS12、第3ピクセルに対応する第3非共通電極パッドS21、第4ピクセルに対応する第4非共通電極パッドS22が形成される。第1乃至第4非共通電極パッドS11、S12、S21、S22のそれぞれは、R電極パッド、G電極パッド、及びB電極パッドを含む。すなわち、第1非共通電極パッドS11は、第1R電極パッドR11、第1G電極パッドG11及び第1B電極パッドB11を含み、第2非共通電極パッドS12は、第2R電極パッドR12、第2G電極パッドG12及び第2B電極パッドB12を含み、第3非共通電極パッドS21は、第3R電極パッドR21、第3G電極パッドG21及び第3B電極パッドB21を含み、第4非共通電極パッドS22は、第4R電極パッドR22、第4G電極パッドG22及び第4B電極パッドB22を含む。それぞれのR電極パッドには赤色LEDのカソード端子が連結され、それぞれのG電極パッドには緑色LEDのカソード端子が連結され、それぞれのB電極パッドには青色LEDのカソード端子が連結される。そして、各共通電極パッドのそれぞれには、各ピクセル内の赤色LED、緑色LED及び青色LEDのアノード端子が共通的に連結される。このように、それぞれのピクセル内において赤色LED、緑色LED及び青色LEDを行方向d1に配列する。
【0101】
第1レイヤーL10には、第1共通電極パッドC11と第2共通電極パッドC12とを連結するための第1行方向配線30a及び第2行方向配線30bが形成される。さらに、第1レイヤーL10を貫通して各非共通電極パッドと第2レイヤーL20に形成された列方向配線31R、31G、31B、32R、32G、32Bとの間を連結するための各ビアホールVHが形成される。前記各共通電極パッドと各行方向配線との間は第1ビア(
図15の(c)のCV21)を介して連結される。
【0102】
第2レイヤーL20には、第1列方向配線31R、31G、31B及び第2列方向配線32R、32G、32Bが形成される。第1列方向配線31R、31G、31Bは、第1R配線31R、第1G配線31G、及び第1B配線31Bを含み、第2列方向配線32R、32G、32Bは、第2R配線32R、第2G配線32G、及び第2B配線32Bを含む。列方向配線においてトップレイヤーの各非共通電極パッドのそれぞれに対応する位置には、列方向配線における他の部分に比べて広い幅を有するように形成された各コンタクト部RC11、RC21、GC11、GC21、RC11、GC21、RC12、GC12、BC12、RC22、GC22、BC22が形成される。そして、前記各コンタクト部と各非共通電極パッドは、第2ビア(
図15の(b)のRV11、GV11、BV11)を介して連結される。
【0103】
このように、本発明のLEDディスプレイモジュールは、一つのピクセル内において各LEDの各カソード端子が独立的に連結される各非共通電極パッドを行方向に配列することによって、ルーティングを簡潔にでき、ピクセル間隔を減少できるようになる。
【解決手段】LEDディスプレイ装置は、基板と、基板上に行方向及び列方向を有するマトリックス状に配列される複数のマルチピクセルパッケージ(各マルチピクセルパッケージのそれぞれは、パッケージ基板と、パッケージ基板上に位置する二つ以上のピクセルとを含み、各ピクセルのそれぞれは、赤色LEDチップ、緑色LEDチップ及び青色LEDチップを含む)と、各マルチピクセルパッケージをピクセル単位で独立的に制御するドライバーICとを含み、各ピクセルがスキャン信号によって行単位にスキャニングされるように、行方向に互いに隣り合うピクセル内の各LEDチップの各アノード端子が共通的に連結される。