(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プレーファイルが再生される間、前記エモートファイルのイメージの状態が前記プレーファイルの再生前の状態とは異なるように変更される、請求項5に記載のシナリオエモーティコンの表示方法。
前記会話相手の端末の表示領域が活性化された状態で前記エモートファイルが受信されれば、前記エモートファイルが再生された後、自動で前記プレーファイルが再生される請求項7に記載のシナリオエモーティコンの表示方法。
前記チャットウィンドウへの再入場または前記表示領域におけるスクロールイベントが発生すれば、前記エモートファイルが更新され、前記プレーファイルがリプレー(replay)される請求項5に記載のシナリオエモーティコンの表示方法。
前記プレーファイルのリプレーの際、経過時間条件、場所条件、季節条件及び時間条件の少なくとも1つの条件変化に伴い、前記少なくとも1つのオブジェクトの状態が最初状態とは異なるように変更されて再生される請求項9に記載のシナリオエモーティコンの表示方法。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下では、添付した図面を参照しながら、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳しく説明する。ところが、本発明は、様々な異なる形態で具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されるものではない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明とは関係ない部分は省略しており、明細書全体に亘って類似した部分に対しては類似した図面符号を付けている。
【0015】
明細書全体において、ある部分が他の部分と『連結』されているという場合、これは『直接的に連結』されている場合だけでなく、その中間に他の素子を介して『電気的に連結』されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を『含む』とする場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0016】
図1は、本発明の一実施例に係るインスタントメッセージを通じてシナリオエモーティコンを表示するユーザ端末の構成を示す図である。
【0017】
参考として、本発明の一実施例に係るユーザ端末100は、インスタントメッセージサービスサーバ(未図示)及びシナリオエモーティコン提供サーバ(未図示)に接続できる端末であり、例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置であり得る。即ち、ユーザ端末100は、IMT(International Mobile Telecommunication)−2000、CDMA(Code Division Multiple Access)−2000、W−CDMA(W−Code Division Multiple Access)、 LTE (Long Term Evolution) 端末などのような全ての種類のハンドヘルド(Handheld)ベースの無線通信装置を含み得る。特に、ユーザ端末100は、携帯用端末にインターネット通信及び情報検索などのコンピュータサポート機能を追加した知能型端末であり、ユーザが所望する多数の応用プログラム(即ち、アプリケーション)をインストールして実行できるスマートフォン(smart phone)であり得る。その他にも、ユーザ端末100は、PCなどのようにインスタントメッセージサービスサーバと有/無線通信を通じて接続できる端末装置でもあり得る。
【0018】
一方、複数のユーザ端末100は、ネットワークを通じてインスタントメッセージサービスサーバ(未図示)及び端末間で互いに連結され、インスタントメッセージを通じたチャットサービスを処理することができる。このように、インスタントメッセージサービスを利用したチャットシステムを構成する各構成要素を連結するネットワークは、端末及びサーバのようなそれぞれのノードの相互間に情報交換が可能な連結構造を意味する。このようなネットワークの一例には、3GPP(3rd Generation Partnership Project)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、WIMAX(World Interoperability for Microwave Access)ネットワーク、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、Wireless LAN(Wireless Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、PAN(Personal Area Network)、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)ネットワーク、衛星放送ネットワーク、アナログ放送ネットワーク、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)ネットワークなどが含まれるが、これに限定されるものではない。
【0019】
本発明の一実施例に係るユーザ端末100は、インスタントメッセージサービスを通じたエモーティコン表示方法を行うためのプログラムが保存されたメモリ(以下、「メモリ部110」と称する)と、上述のプログラムを実行するプロセッサとを含んで構成される。ここで、プロセッサは、メモリに保存されたプログラムの実行によって様々な機能を行うことができ、各機能によってプロセッサに含まれる下位モジュールを、
図1のように、チャット処理部120、シナリオエモーティコンサムネイル表示部130及びシナリオエモーティコン表示部140として示す。
【0020】
メモリ部110は、複数のシナリオエモーティコンのサムネイルイメージ(thumbnail image)及びシナリオエモーティコンファイル(scenario emoticon file)を保存する。
【0021】
シナリオエモーティコン(scenario emoticon)は、少なくとも1つのオブジェクトが時間の流れに沿った動きを表現するエモーティコンであり、既存のエモーティコンのようにチャットウィンドウ内の限定された領域だけでなく、チャットウィンドウの全体領域を使用してオブジェクトの動きを表現することができる。シナリオエモーティコンファイルはプレーファイル(Play file)を含み、プレーファイルは、オブジェクトに対応するようシナリオによる動きを表現するために定義された全ての構成データを含むメタファイル、及びオブジェクトに対応する少なくとも1つのイメージファイルにより構成される。ここで、メタファイルには、オブジェクトに対応して表示される時間及び位置、表示される間に行うアニメーション、後述するユーザのインタラクションに反応したオブジェクトに対応する動作(例えば、他のオブジェクトの再生、音源再生、ユーザ端末のバイブレーション及びウェブページへの移動など)及びプレーファイルの再生前/終了時に表示されるイメージ(静的または動的イメージ)の情報などが含まれ得る。
【0022】
一方、1つのシナリオエモーティコンは1つ以上のプレーファイルにより構成され、複数のプレーファイルは、それぞれ異なるオブジェクトの構成データを含み得る。例えば、シナリオエモーティコンのプレーファイルは、動く複数のイメージ(即ち、オブジェクト)を含む1つのファイルとして構成され、プレーファイル内の複数のイメージは、それぞれ定められたシナリオによって画面内に発生した後、消えるまで設定された動きを表現する。また、シナリオエモーティコンは、それぞれ1つの動くイメージ(即ち、オブジェクト)を含む複数のプレーファイルが組み合わせられることもあり得る。参考として、シナリオエモーティコンを1つのイメージにより構成して全シナリオを具現する場合、表示領域全体に対応する大きさのイメージが必要であるのに対し、複数のプレーファイルにより構成する場合、複数の小容量のイメージを使用することによってファイル全体の容量が小さくなり、個別イメージ領域に対して発生する付加的なイベントの獲得が容易である。即ち、複数のオブジェクトを1つのプレーファイルで具現する場合、プラットホームから提供する1つのビュー(view)のみを使用することになり、特定のイベントが発生した表示領域内の位置座標及び再生時間を考慮し、イベントが発生したオブジェクト及びそれによるシナリオを判断しなければならない。これに対し、複数のオブジェクト毎にそれぞれプレーファイルを構成する場合、各オブジェクト(即ち、動くイメージ)毎にビュー(view)が生成されるので、オブジェクトを区別するための条件なしに当該オブジェクトに対するイベント及びシナリオを直ちに処理することができる。ここで、シナリオエモーティコンの動くイメージは、ウェッピー(WebP)ファイルで具現され得る。また、プレーファイルは、シナリオによるオブジェクトの動きの表現と共に、音源再生及びユーザ端末のバイブレーション効果など、ユーザ端末における付加的な動作処理も発生させることができる。
【0023】
チャット処理部120は、2人以上のユーザが参加するチャットウィンドウを生成し、ユーザが入力したインスタントメッセージをチャットウィンドウの表示領域に表示することでインスタントメッセージサービスを提供する。インスタントメッセージは、チャットメッセージ、映像、写真、オーディオ、エモーティコンなど様々なメッセージを処理し、特に本発明では、インスタントメッセージを通じて会話参加者の間でシナリオエモーティコンを送受信する。
【0024】
シナリオエモーティコンサムネイル表示部130は、メモリ部110に保存されたシナリオエモーティコンのサムネイルイメージを検出し、検出されたサムネイルイメージが含まれたエモーティコン選択領域をチャットウィンドウ上にディスプレイする。そして、シナリオエモーティコンサムネイル表示部130は、エモーティコン選択領域にディスプレイされたサムネイルイメージの何れか1つに対するユーザの選択を受信する。このとき、シナリオエモーティコンのサムネイルイメージの選択は、ユーザのタッチ入力または別の入力手段を通じた入力によって発生される。例えば、別の入力手段を通じた入力は、キーボード及びマウスなどを通じたカーソルの移動及び選択などの入力を含み得る。
【0025】
以下では、
図2を
図1と共に参照しながらシナリオエモーティコンのサムネイル表示方式を説明する。
図2は、本発明の一実施例に係るシナリオエモーティコンのサムネイル表示方式を説明するための例示図である。
【0026】
チャットウィンドウP100上において、予め定められたユーザインターフェースメニューのうち、シナリオエモーティコンメニューが選択されれば、シナリオエモーティコンサムネイル表示部130は、
図2のように、チャットウィンドウP100の一部領域にシナリオエモーティコン選択領域P110をディスプレイする。このとき、シナリオエモーティコン選択領域P110は、チャットウィンドウP100に含まれた表示領域P120とは区分され、エモーティコン選択領域P110には、複数のシナリオエモーティコンのサムネイルイメージP10がディスプレイされる。
【0027】
そして、シナリオエモーティコンサムネイル表示部130は、エモーティコン選択領域P110にディスプレイされた複数のシナリオエモーティコンのサムネイルイメージP11乃至P16の何れか1つに対するユーザの選択を受信する。
【0028】
一方、シナリオエモーティコンサムネイル表示部130は、ユーザが選択したシナリオエモーティコンに対するプレビュー機能を提供する。このとき、シナリオエモーティコンサムネイル表示部130は、ユーザの選択に応じたサムネイルイメージに対応するシナリオエモーティコンをチャットウィンドウP100の表示領域P120にプレビュー再生する。参考として、選択されたサムネイルイメージに対応するシナリオエモーティコンは、チャットウィンドウの全体領域、チャットウィンドウの表示領域のうち一部の特定領域、エモーティコン選択領域の全体領域及びエモーティコン選択領域の一部の特定領域などのように様々な領域上においてプレビュー再生される。また、シナリオエモーティコンのプレビューは、定められた領域(即ち、チャットウィンドウの全体領域、表示領域及びエモーティコン選択領域など)にオーバレイ(overlay)される形態で再生される。
【0029】
そして、シナリオエモーティコンサムネイル表示部130は、ユーザからプレビュー再生したサムネイルイメージに対応するシナリオエモーティコンの伝送の入力を受信する。参考として、シナリオエモーティコンサムネイル表示部130は、シナリオエモーティコンのプレーファイルのプレビュー再生の間に、予め定められたユーザインタラクション(後述する)の入力手続きは自動で省略処理する。
【0030】
以下では、
図3を参照しながらシナリオエモーティコンのプレビュー機能を説明する。
図3は、本発明の一実施例に係るシナリオエモーティコンのサムネイルイメージを通じたシナリオエモーティコンのプレビュー機能を説明するための図である。
【0031】
図3aに示すように、ユーザが、エモーティコン選択領域P110に含まれた複数のサムネイルイメージのうち一番目のサムネイルイメージP11をユーザがタップ(tab)して選択すると(丸付き数字1)、チャットウィンドウP100の表示領域P120に一番目のサムネイルイメージP11に対応するシナリオエモーティコンP20のプレビューが再生される(丸付き数字2)。
【0032】
このとき、
図3aのように、シナリオエモーティコンP20の元の縦横比は維持しつつ、大きさを縮小調節することで、シナリオエモーティコンP20全体をプレビュー再生することができる。
図3aは、エモーティコン選択領域P110の高さに合わせてシナリオエモーティコンP20に含まれたオブジェクトの大きさ及び表示領域P120内の座標などが一括して縮小調整され、プレビュー表示されたものを示している。
【0033】
シナリオエモーティコンのプレビュー再生の他の例として、シナリオエモーティコンP20の大きさを調節せず一部領域のみをクロップ(crop)処理してプレビュー再生することも可能である。
図3bは、エモーティコン選択領域P110の高さに合わせてシナリオエモーティコンP20の一部領域(即ち、「下部」)のみをクロップ(crop)処理し、プレビュー表示したものを示している(丸付き数字3)。このように、シナリオエモーティコンP20のプレビュー再生の際、一部領域のみを表示する場合、シナリオエモーティコンP20に含まれたオブジェクトの一部のみが表示され得る。
【0034】
以上、
図3a及び(b)は、シナリオエモーティコンのプレビューをチャットウィンドウの表示領域P120全体または一部の特定領域上に再生することを例として示している。しかし、発明の他の実施例によれば、シナリオエモーティコンのプレビューは、チャットウィンドウの表示領域だけでなく、チャットウィンドウの全体領域、エモーティコン選択領域の全体及び一部の特定領域など、様々な領域上において再生され得る。また、
図3a及び(b)は、シナリオエモーティコンのプレビューが表示領域P120にオーバレイされたことを例として示している。即ち、
図3a及び(b)は、シナリオエモーティコンのプレビューが所定の透明度を有するレイヤーとして設定され、シナリオエモーティコンのプレビュー中にも表示領域P120内に表示された他のインスタントメッセージの確認が可能なようにオーバレイされていることを示している。しかし、本発明の他の実施例によれば、シナリオエモーティコンのプレビューは、定められた領域上において単独で再生されることも可能である。即ち、シナリオエモーティコンのプレビューを単独で再生する場合、シナリオエモーティコンのプレビューが透明度のないレイヤーとして設定され、再生領域内にシナリオエモーティコンのプレビューのみが表示され得る。
【0035】
再び
図1に戻り、シナリオエモーティコン表示部140は、シナリオエモーティコンサムネイル表示部130を通じて選択されたサムネイルイメージに対応するシナリオエモーティコンファイルをメモリ部110から読み出す。そして、シナリオエモーティコン表示部140は、予め定められた領域に前記読み出されたシナリオエモーティコンファイルに含まれたプレーファイルを再生する。このとき、シナリオエモーティコン表示部140は、チャットウィンドウの全体領域、チャットウィンドウ内の表示領域、ユーザ端末のディスプレイの全体領域などの様々な領域をシナリオエモーティコン表示領域として設定することができる。以下では、説明の便宜上、シナリオエモーティコン表示部140がチャットウィンドウの表示領域(即ち、インスタントメッセージが出力される領域)にシナリオエモーティコンのプレーファイルを再生することを代表的に説明する。
【0036】
また、プレーファイルの再生の際、シナリオエモーティコンは、定められた領域上においてオーバレイされたり、あるいは単独で表示され得る。例えば、シナリオエモーティコンのプレーファイルが実行され、シナリオエモーティコンに含まれた少なくとも1つのオブジェクトが、チャットウィンドウの表示領域内に出力される吹き出し領域とオーバーラップされるように再生され得る。ここで、吹き出し領域は、チャットメッセージなどのインスタントメッセージが出力される領域を意味する。また、シナリオエモーティコンの再生中は、オブジェクトが、表示領域における座標移動、大きさ変更、透明度変更及び回転など、その動き及び属性が変化され得る。
【0037】
具体的に、シナリオエモーティコン表示部140は、シナリオエモーティコンのプレーファイルの再生の際、複数のオブジェクト(即ち、動くイメージ)とメタファイルを抽出し、メタファイルに定められた順序に応じて各オブジェクトを定められた表示領域の指定された位置に表示し、メタファイルに指定されたアニメーションを行わせる。そして、シナリオエモーティコン表示部140は、表示されたオブジェクトに対応するビュー(view)に対するユーザのインタラクション(後述する)が発生した際、当該ビュー及びインタラクションに対応してメタファイルに定義された動作を行わせる。
【0038】
このとき、シナリオエモーティコン表示部140は、シナリオエモーティコンの再生に先立ち、当該シナリオエモーティコンのプレーファイルがメモリ部110に保存されているか否かを確認することによって、そのダウンロード有無を判断する。即ち、メモリ部110にユーザが選択したシナリオエモーティコンのプレーファイルが保存されている場合、シナリオエモーティコン表示部140は、当該プレーファイルを直ちに読み出して再生する。これに対し、ユーザが選択したシナリオエモーティコンのプレーファイルがメモリ部110に保存されていない場合、シナリオエモーティコン表示部140は、シナリオエモーティコン提供サーバ(未図示)から当該シナリオエモーティコンのプレーファイルをダウンロードしてメモリ部110に保存してから、当該プレーファイルを再生する。
【0039】
一方、シナリオエモーティコンのプレーファイルが再生される間に、オブジェクトに対するユーザのインタラクションが入力されれば、ユーザのインタラクションに反応してシナリオエモーティコンのオブジェクトの状態が変化される。即ち、ユーザのインタラクションが発生したオブジェクトは、ユーザのインタラクションイベントが発生しなかった際のシナリオとは異なるシナリオによる動きを表現する。
【0040】
このとき、インタラクションが発生したオブジェクトの状態は、当該オブジェクトの表示領域内の現在位置、インタラクションが入力された時点、チャットウィンドウの現在のディスプレイモード及びインタラクションの種類の少なくとも1つの条件に基づいて変化され得る。そして、インタラクションが発生したオブジェクトは、チャットウィンドウ内の表示領域における位置、動きの速度、動きの方向及び属性の少なくとも1つの状態が変更され得る。例えば、インタラクション(例えば、「クリック」)イベントの発生有無のみをチェックし、インタラクションが発生した時間に対応するシナリオによるオブジェクトの変化を表示し得る。ここで、オブジェクトの属性は、大きさ、透明度、形状、色などを含む。また、インタラクションの種類は、ユーザによるクリック(click)、タップ(tap)、ドラッグアンドドロップ(drag and drop)、スワイプ(swipe)、ピンチトゥズーム(pinch to zoom)及びフリック(flick)の少なくとも1つを含む。
【0041】
このようなシナリオエモーティコンのオブジェクトが予め定められたシナリオによって表示される過程については、下記の
図4乃至
図7を参照しながら詳しく説明する。
【0042】
一方、シナリオエモーティコンファイルは、プレーファイルと共に、プレーファイルの前に表示されるエモートファイル(Emot file)をさらに含み得る。このようなエモートファイルは、プレーファイルの再生の終了後も表示され、プレーファイルの以前及び終了後に表示されるエモートファイルは、互いに異なるイメージを含み得る。
【0043】
具体的に、シナリオエモーティコン表示部140は、ユーザが選択したシナリオエモーティコンファイルをメモリ部110から読み出し、読み出されたシナリオエモートファイルには、プレーファイル及びエモートファイルが含まれている。ここで、エモートファイルは、予め定められた静的または動的イメージを含み、エモートファイルのイメージ(以下、『エモートイメージ』と称する)は、予め定められた領域に表示される。参考として、エモートイメージは、吹き出し領域に表示され得る。また、上述したシナリオエモーティコンサムネイル表示部130は、シナリオエモーティコンのプレビューにおいて、エモートファイルの表示は省略し、プレーファイルのみを再生する。
【0044】
このようなシナリオエモーティコンファイルの実行の際、プレーファイルの再生前にエモートファイルが先に表示され、エモートファイルが表示された後、予め定められた再生時点でプレーファイルが再生される。参考として、プレーファイルの再生時点は、エモートファイルが表示されてから直ちに、または所定時間が経過してから自動で再生されるように設定される。
【0045】
一方、シナリオエモーティコン表示部140を通じて表示されたエモートファイルは、チャットウィンドウに参加中の会話相手の端末の表示領域にも表示される。このとき、会話相手の端末の表示領域においては、エモートファイルが表示された後、定められた待機時間が経過してから自動で、またはユーザのインタラクションの入力が発生すれば、プレーファイルが再生され得る。例えば、会話相手の端末の表示領域が活性化された状態でエモートファイルが受信されれば、エモートファイルが表示された後、プレーファイルが自動で再生される。即ち、チャットウィンドウに参加中の会話相手の端末がチャットウィンドウをディスプレイした状態でシナリオエモーティコンを受信した場合、受信されたエモートファイルが直ちに表示され、エモートファイルの再生が終了してから自動でプレーファイルが再生される。これに対し、会話相手の端末においてチャットウィンドウの表示領域が非活性化された状態でエモートファイルが受信されれば、当該チャットウィンドウの表示領域が活性化状態に切り替えられた後、特定イベントの発生によって当該エモートファイル及びプレーファイルが再生され得る。即ち、会話相手の端末の表示領域にエモートイメージが表示された後、エモートイメージに対するユーザのインタラクション入力が発生すれば、プレーファイルが再生され得る。
【0046】
また、エモートファイルが表示された後、プレーファイルが再生される間、エモートファイルのイメージの状態は、プレーファイル再生前の状態とは異なるように変更される。例えば、エモートファイルのイメージは、プレーファイルが再生される前の状態からエモートイメージの形状が変更されたり、またはチャットウィンドウ内で臨時にエモートイメージが消えることがあり得る。このとき、プレーファイルの再生が終了した後は、エモートイメージが元の状態に戻ったり、予め定められたプレーファイルの再生終了に対応するエモートイメージが表示され得る。
【0047】
具体的に、
図4は、本発明の一実施例に係るシナリオエモーティコンのエモートファイル及びプレーファイルの再生過程を説明するための例示図である。
【0048】
図4aは、チャットウィンドウの表示領域P120にチャットメッセージ及びエモーティコンなどの吹き出し領域P40が表示された状態でエモートイメージP31が表示されたことを例として示している。このように、表示領域P120に表示されたエモートイメージP31に対し、ユーザのインタラクション(
図4aでは「タップ」であることを示している)が発生すれば、
図4bのようにエモートファイルP30が再生された後、シナリオエモーティコンP40が再生される。
【0049】
図4は、エモートファイルP30に対するユーザのインタラクションが発生した後、シナリオエモーティコンP20が再生される間、エモートファイルP30のエモートイメージが第1の状態P31から第2の状態P32に変更されることを示している。このように、シナリオエモーティコンP20のオブジェクトがシナリオによる動きを表現することに先立ち、エモートファイルP30の静的または動的イメージを先に表示することによって、シナリオエモーティコンへのユーザの期待感が増し、シナリオエモーティコンの再生有無及び時点に対する選択を可能にして、便利さを増すことができる。即ち、表示領域P120に第一に表示されるエモートイメージP31は、ユーザのインタラクションを誘導する形状及び動きの少なくとも1つを有するように設定され得る。例えば、
図4aは、エモートイメージP31が動的エモーティコンの『リボンが動いているプレゼントボックス』であることを示している。
【0050】
一方、
図4に示すように、シナリオエモーティコンP20は、複数のオブジェクトP21乃至P24を含み、表示領域P120の全体領域を使用できるように吹き出し領域P40にオーバーラップ表示される。
【0051】
例えば、
図4bに示されたシナリオエモーティコンP20のシナリオは、特定のオブジェクトP21からシャボン玉形状のオブジェクトが連続して発生し、時間の流れに沿ってシャボン玉形状のオブジェクトの形状、大きさ、位置座標、動きの速度及び動きの方向などの状態を徐々に変更させるシナリオであることを示している。このとき、時間の経過に伴い、シャボン玉形状のオブジェクトはシナリオによって状態が変更され、第1の位置のオブジェクトP22から第2の位置のオブジェクトP23に変更された後、再び第3の位置のオブジェクトP24に変更され得る。即ち、表示領域P120内には、シナリオエモーティコンP20のシナリオによって任意のオブジェクトが連続して発生し、各々の状態が変更P22乃至P24された後、順次に消えるといった動きが予め定められた時間の間繰り返し再生され得る。
【0052】
このようなシナリオエモーティコンP20のプレーファイルが再生される間、固定されたオブジェクトP21及び発生してから状態が変更されているオブジェクトP22乃至P24の少なくとも1つに対するユーザのインタラクションが発生し得る。このような場合、ユーザのインタラクションに反応して当該オブジェクトの状態が変化され得る。例えば、
図4に示されたシナリオエモーティコンP20において、第3の位置のオブジェクトP24に対してユーザのインタラクション(例えば、「タップ」)が発生すれば、当該オブジェクトP24に対して設定されていたシナリオによってシャボン玉を弾く効果が再生され、シャボン玉形状のオブジェクトP24が弾ける形状に変わってから消える。このようなシナリオエモーティコンP20のオブジェクトへのインタラクションは様々な種類に設定され、各インタラクション毎に異なるオブジェクトの状態変化が発生し得る。さらに、オブジェクトの表示領域P120内の位置、インタラクションが入力された時点、チャットウィンドウP120のディスプレイモードなどの様々な条件に応じて異なるオブジェクトの状態変化が発生し得る。
【0053】
このようなシナリオエモーティコンP20は、表示領域P120全体の少なくとも一部領域を使用し、他のユーザインターフェースには影響を与えないように表示される。即ち、シナリオエモーティコンP20のプレーファイルが再生される間にも、チャットメッセージを含む他のインスタントメッセージの入力及び表示が可能である。例えば、
図4bのように、シナリオエモーティコンP20のオブジェクトP21乃至P24によって被られる吹き出し領域P40以外の全ての吹き出し領域P40は識別可能なように正常表示される。また、シナリオエモーティコンP20のプレーファイルが再生される間に、持続的に発生するインスタントメッセージによって、表示領域P120内の吹き出し領域P40の位置及び内容も持続的に変更されて表示される。即ち、シナリオエモーティコンP20のプレーファイルが再生される間に入力されたチャットメッセージは、表示領域P120内においてシナリオエモーティコンP20と並行して表示される。
【0054】
また、シナリオエモーティコンP20のプレーファイルが再生される間に、表示領域P120内のオブジェクトP21乃至P24が表示されていない領域でユーザのインタラクションが入力されれば、シナリオエモーティコンP20のディスプレイを終了する。例えば、予め定められたシナリオエモーティコンP20のプレー時間が終了する前に、ユーザが表示領域P120内のオブジェクトP21乃至P24が表示されていない任意の領域を「タップ」する場合、シナリオエモーティコンP20の再生を直ちに終了する。参考として、プレーファイルが再生される間に、表示領域P120内のオブジェクトが表示されていない領域でユーザのインタラクションが入力されれば、現在再生中のプレーファイルとは異なる他のシナリオのプレーファイルをトリガし、シナリオを切り替えることも可能である。
【0055】
また、シナリオエモーティコンP20のプレーファイルが再生される間に、チャットウィンドウP100内に含まれたユーザインターフェースメニューの何れか1つに対するユーザの選択が入力されれば、シナリオエモーティコンP20のディスプレイを終了し、当該ユーザインターフェースを行う。
【0056】
また、シナリオエモーティコンP20のプレーファイルが再生されたり、シナリオエモーティコンP20が最初に入力されたチャットウィンドウへの再入場または表示領域におけるスクロールイベントが発生すれば、エモートファイルが更新され、プレーファイルがリプレー(replay)され得る。このとき、チャットウィンドウへの再入場または当該表示領域におけるスクロールイベントが発生すれば、既存に受信されたシナリオエモーティコンP20には、プレーファイルの再生開始機能のためのユーザのインタラクション入力を誘導する別のイメージがさらに表示され得る。即ち、当該シナリオエモーティコンP20のエモートイメージ上に再生ボタンなどのような形態のイメージが表示され得る。また、プレーファイルが再生される間、シナリオエモーティコンP20の終了または一時停止機能のためのユーザのインタラクションを誘導するイメージがさらに表示され得る。例えば、プレーファイルが再生される間にエモートイメージが変更され、表示領域上に持続的に出力中の場合、エモートイメージ上に停止ボタンなどのような形態のイメージがさらに表示され得る。このとき、再生ボタンイメージに対するユーザのインタラクションが発生すれば、自動で停止ボタンのイメージに変更され、その反対の場合も可能である。参考として、会話相手の端末においても当該チャットウィンドウへの再入場または表示領域におけるスクロールイベントが発生すれば、エモートファイルが更新され、プレーファイルがリプレーされ得る。ここで、シナリオエモーティコンのプレーファイルのリプレーの際、プレーファイルの受信または最初再生以後の経過時間条件、場所条件、季節条件及び時間条件などの再生条件変化に応じて、シナリオエモーティコンのオブジェクトの状態が最初の状態とは異なるように変更されて再生され得る。
【0057】
一方、本発明の一実施例に係るメモリ部110は、シナリオエモーティコンを提供するインスタントメッセージサービスサーバ(未図示)または別のシナリオエモーティコン提供サーバ(未図示)からシナリオエモーティコンファイルをダウンロードして保存する。参考として、インスタントメッセージサーバ(未図示)とシナリオエモーティコン提供サーバ(未図示)とは、それぞれ独立したサーバとして運営されるか、あるいは同一のサーバコンピュータによって運営される。
【0058】
ここで、メモリ部110は、シナリオエモーティコンのダウンロードの際、エモートファイル及びプレーファイルを共にダウンロードしてマッチング保存することができる。また、メモリ部110は、任意のシナリオエモーティコンのエモートファイルを先にダウンロードして保存しておき、プレーファイルは、後日、別にダウンロードして保存することもできる。このようにメモリ部110に任意のシナリオエモーティコンのエモートファイルのみが保存されている場合、シナリオエモーティコン表示部140は、メモリ部110にダウンロードされているエモートファイルを読み出してチャットウィンドウの表示領域に表示した後、当該エモートファイルに対するユーザのインタラクションが発生すれば、シナリオエモーティコンのプレーファイルを提供するサーバ(即ち、インスタントメッセージサービスサーバまたはシナリオエモーティコン提供サーバなど)に当該シナリオエモーティコンのプレーファイルを要請し、ダウンロードする。
【0059】
また、シナリオエモーティコン表示部140は、ユーザが選択したシナリオエモーティコンのエモートファイルを表示領域に表示した後、当該エモートファイルに対するユーザのインタラクション入力が発生する条件に対応するプレーファイルを再生する。ここで、ユーザのインタラクション入力が発生する条件は、エモートファイルが受信または表示されてから経過した時間、場所、季節、時間、チャット相手などの様々な条件に設定され得る。例えば、シナリオエモーティコン表示部140は、任意のエモートファイルを表示した直後、エモートファイルに対して発生されるユーザのインタラクションに対応するプレーファイルと、当該エモートファイルを表示して所定時間以上経過してから発生するユーザのインタラクションに対応するプレーファイルとを異なるプレーファイルで再生する。このとき、ユーザのインタラクション入力が発生した条件毎に対応するプレーファイルは、シナリオエモーティコンを提供するサーバ(未図示)で管理されるか、あるいはユーザ端末で独自に管理される。具体的に、上述したように、メモリ部110に任意のシナリオエモーティコンのエモートファイルのみが保存されている場合、シナリオエモーティコン表示部140が、プレーファイルをシナリオエモーティコンを提供するサーバ(未図示)に要請する。ここで、シナリオエモーティコンを提供するサーバ(未図示)がユーザのインタラクション入力が発生した条件別にプレーファイルを管理している場合、前記サーバは、現在ユーザのインタラクション入力が発生した条件に対応するプレーファイルを検出し、ユーザ端末側(即ち、シナリオエモーティコン表示部140)にダウンロードする。また、ユーザ端末がユーザのインタラクション入力が発生した条件別にプレーファイルを管理している場合、シナリオエモーティコン表示部140は、前記サーバからユーザのインタラクション入力条件別にプレーファイルを全てダウンロードした後、現在ユーザのインタラクション入力が発生した条件に対応するプレーファイルを検出して再生する。
【0060】
一方、シナリオエモーティコン表示部140は、チャットウィンドウP100のディスプレイモードに応じてシナリオエモーティコンP20の状態を調節及び変更し、表示する。以下では、
図5及び
図6を参照しながらチャットウィンドウのディスプレイモードによるシナリオエモーティコンの様々な表示方法の例を説明する。
【0061】
具体的に、
図5は、本発明の一実施例に係るチャットウィンドウの縦モードにおけるシナリオエモーティコンの表示方法を説明するための例示図である。そして、
図6は、本発明の一実施例に係るチャットウィンドウの横モードにおけるシナリオエモーティコンの表示方法を説明するための例示図である。
【0062】
ここで、
図5は、チャットウィンドウP100のディスプレイモードが縦モードである際、ユーザインターフェースメニューのうち、キーボードメニューが活性化された状態を示している。そして、
図6aは、チャットウィンドウP100のディスプレイモードが横モードである際、シナリオエモーティコン選択領域P110が活性化された状態を示している。また、
図6bは、チャットウィンドウP100のディスプレイモードが横モードである際、チャットウィンドウP100の全体領域に表示領域P120が活性化された状態を示している。さらに、
図6cは、チャットウィンドウP100のディスプレイモードが横モードである際、キーボードメニューP130が活性化された状態を示している。
【0063】
上述のようにチャットウィンドウP100のディスプレイモードが縦または横モードである状態において、表示領域P120が単独で活性化されたり、他のユーザインターフェースメニュー(即ち、エモーティコン選択画面及びキーボードなど)が共に活性化され得る。
【0064】
このような場合、シナリオエモーティコンP20のプレビュー再生または一般再生の際、チャットウィンドウP100の全体領域のうち、他のユーザインターフェースメニューの領域(即ち、エモーティコン選択領域及びキーボード領域など)を除いた領域である表示領域P120のみを使用してシナリオエモーティコンP20を表示することができる。このとき、表示領域P120の大きさに対応し、シナリオエモーティコンP20の一部領域をクロップ処理して表示する。即ち、
図5のように、シナリオエモーティコンP20の下部の一部のみをクロップして表示することにより、キーボードメニューP130によってシナリオエモーティコンP20が押し上げられる効果を具現することができる。これにより、上記の
図4bで説明したシナリオエモーティコンP20の複数のオブジェクトP21乃至P24のうち、最も上の領域に表示されていたオブジェクトP24は表示されず、残りのオブジェクトP21乃至P23のみが表示される。また、
図6aのように、表示領域P120の大きさに対応するようにシナリオエモーティコンP20の大きさ及び位置を変更して縮小調節し、縮小調節されたシナリオエモーティコンP20の一部領域のみをクロップしてプレビュー再生することができる。また、
図6b及び(c)を参照すると、シナリオエモーティコンP20の一部領域のみをクロップして表示し、表示領域P120の大きさに応じてシナリオエモーティコンP20のオブジェクトが表示される数、大きさ、位置などが異なることが分かる。
【0065】
上述したチャットウィンドウのディスプレイモード別のシナリオエモーティコン再生方法を具現するために、シナリオエモーティコンP20のプレーファイルは、チャットウィンドウのディスプレイモード別のプレーファイルが1つのセットとして製作され得る。また、同一のシナリオエモーティコンに対し、チャットウィンドウのディスプレイモードに応じた異なるシナリオが設定されることも可能である。即ち、チャットウィンドウのディスプレイモードに応じて、シナリオエモーティコン再生の際、表示領域に表示されるオブジェクトの数、状態、動作の少なくとも1つの条件が変更され得る。
【0066】
一方、本発明の一実施例に係るシナリオエモーティコンを表示するユーザ端末100は、シナリオエモーティコンを購入することのできるアイテム購入画面を出力するシナリオエモーティコン購入処理部(未図示)をさらに含み得る。
【0067】
以下では、
図7を参照しながら本発明の一実施例に係るシナリオエモーティコンの購入過程について説明する。
【0068】
図7は、本発明の一実施例に係るシナリオエモーティコン購入過程を説明するための例示図である。
【0069】
先ず、シナリオエモーティコン購入処理部(未図示)は、
図7aに示すように、複数のシナリオエモーティコン別にサムネイルイメージを表示するアイテム購入画面P200を出力する。アイテム購入画面P200の一部領域には、複数のシナリオエモーティコンのサムネイルイメージがディスプレイされたエモーティコン選択画面P210が含まれる。シナリオエモーティコン購入処理部(未図示)は、エモーティコン選択画面P210にディスプレイされた複数のサムネイルイメージの何れか1つのサムネイルイメージP11に対するユーザの選択を受信する。
【0070】
このとき、シナリオエモーティコンの何れか1つに対するユーザの購入選択が入力されれば、シナリオエモーティコン購入処理部(未図示)は、
図7bに示すように、アイテム購入画面内の所定領域にサムネイルイメージに対応するシナリオエモーティコンのプレビューを再生する。例えば、
図7bは、エモーティコン選択画面P210の領域にシナリオエモーティコンP20がオーバーラップされてプレビュー再生されたことを示している。
【0071】
そして、シナリオエモーティコン購入処理部(未図示)は、複数のシナリオエモーティコンの何れか1つに対する購入要請を受信し、シナリオエモーティコン提供サーバ(未図示)に当該シナリオエモーティコンに対する購入を要請する。シナリオエモーティコン提供サーバ(未図示)とユーザ端末100間の決済処理を通じて当該シナリオエモーティコンの購入が完了すれば、シナリオエモーティコン購入処理部(未図示)は、購入されたシナリオエモーティコンのサムネイルをシナリオエモーティコン選択画面に含ませる。
【0072】
以下では、
図8を参照しながら本発明の一実施例に係るユーザ端末100を通じたシナリオエモーティコンの表示方法について詳しく説明する。
【0073】
図8は、本発明の一実施例に係るシナリオエモーティコンの表示方法を説明するためのフローチャートである。
【0074】
参考として、以下の過程は上記の
図1で説明したユーザ端末100の構成によって具現され、ユーザ端末100は、上述した構成の他にも、通信などの一般的な機能を処理するための追加の構成をさらに含み得る。
【0075】
先ず、少なくとも1つのシナリオエモーティコンのサムネイルイメージが含まれたシナリオエモーティコン選択領域を予め定められた画面にディスプレイする(S810)。
【0076】
本発明の一実施例に係るシナリオエモーティコンの表示方法においては、前記ステップS810の前に、複数のシナリオエモーティコン別のサムネイルイメージを表示するアイテム購入画面を出力し、サムネイルイメージに対するユーザの選択が入力されれば、アイテム購入画面内の所定領域に前記サムネイルイメージに対応するシナリオエモーティコンのプレビューを再生するステップをさらに含み得る。また、アイテム購入画面において複数のシナリオエモーティコンの何れか1つに対する購入が要請されれば、購入が完了したシナリオエモーティコンのサムネイルをシナリオエモーティコン選択画面に含ませる。
【0077】
その後、ユーザの入力を通じてディスプレイされたサムネイルイメージの何れか1つに対する選択が入力される(S820)。
【0078】
このとき、前記ステップS820においては、サムネイルイメージの何れか1つに対する選択が入力された後、当該サムネイルイメージに対応するシナリオエモーティコンを前記表示領域にプレビュー処理する。そして、プレビュー再生したサムネイルイメージに対応するシナリオエモーティコンの伝送の入力を受信する。このようにユーザが選択したサムネイルイメージに対応するシナリオエモーティコンのプレビュー再生中は、予め定められたユーザのインタラクション入力手続きは自動で省略処理する。
【0079】
その後、インスタントメッセージが出力されるチャットウィンドウ内の表示領域に、前記選択に応じたシナリオエモーティコンをディスプレイする(S830)。
【0080】
前記ステップS830においては、シナリオエモーティコンに含まれた少なくとも1つのオブジェクトがチャットウィンドウの表示領域内に既出力された吹き出し領域とオーバーラップされるよう、プレーファイルを再生する。ここで、シナリオエモーティコンのプレーファイルの再生の際、少なくとも1つのオブジェクトが予め定められたシナリオによって表示され、プレーファイルが再生される間、オブジェクトに対するユーザのインタラクションが入力されれば、ユーザのインタラクションに反応してオブジェクトの状態が変化される。具体的に、選択されたシナリオエモーティコンのプレーファイルの再生の際、少なくとも1つのオブジェクトに対応する表示領域における位置、動きの速度、動きの方向及び属性の少なくとも1つが変更される。参考として、オブジェクトの属性は、大きさ、透明度、形状、色などを含む。
【0081】
また、前記ステップS830においては、表示領域に予め定められた静的または動的イメージを含むエモートファイルを先に表示した後、予め定められた再生時点でプレーファイルを再生する。参考として、エモートファイルを表示する場合、プレーファイルが再生される間に、エモートイメージの状態がプレーファイルの再生前の状態と異なるように変更され得る。また、エモートファイルは、チャットウィンドウに参加中の会話相手の端末の表示領域にも表示され、会話相手の端末の表示領域において、エモートファイルが表示された後、予め定められた待機時間が経過したり、エモートファイルに対するユーザのインタラクションが入力されれば、プレーファイルが再生される。また、会話相手の端末の表示領域が活性化された状態でエモートファイルが受信されれば、エモートファイルが表示された後、自動でプレーファイルが再生される。
【0082】
さらに、前記ステップS830において、チャットウィンドウのディスプレイモード及び前記チャットウィンドウ内に含まれたユーザインターフェースメニューの活性化有無に応じて、シナリオエモーティコンの再生領域のサイズを表示領域に対応するように調節して表示する。ここで、シナリオエモーティコンの再生領域のサイズを調節する際、シナリオエモーティコンに含まれたオブジェクトの大きさ及び前記表示領域内の座標を一括して調節したり、あるいはシナリオエモーティコンの再生領域の一部領域のみをクロップ(crop)処理する。
【0083】
一方、本発明の一実施例に係るシナリオエモーティコンの表示方法においては、前記ステップS830の前に、ユーザが選択したシナリオエモーティコンのプレーファイルのダウンロード有無を判断するステップを先に行うことができる。このとき、当該シナリオエモーティコンのプレーファイルのダウンロード有無を判断した結果、プレーファイルが既保存されている場合、当該プレーファイルを直ちに読み出して前記ステップS830を行う。これに対し、プレーファイルが保存されていない場合、前記ステップS830の前にシナリオエモーティコン提供サーバ(未図示)から当該シナリオエモーティコンのプレーファイルを含むイメージファイルを要請し、ダウンロードするステップを先に行う。
【0084】
また、本発明の一実施例に係るシナリオエモーティコンの表示方法においては、前記ステップS830の後に、同一のチャットウィンドウへの再入場または表示領域におけるスクロールイベントが発生すれば、エモートファイルが更新され、プレーファイルがリプレーされる。このような、プレーファイルのリプレーの際、経過時間条件、場所条件、季節条件及び時間条件の少なくとも1つの条件変化に伴い、前記少なくとも1つのオブジェクトの状態が最初状態とは異なるように変更されて再生される。
【0085】
さらに、本発明の一実施例に係るシナリオエモーティコンの表示方法においては、前記ステップS830の前にシナリオエモーティコンのエモートファイルのみがダウンロードされている場合、前記ステップS830においてユーザが選択したシナリオエモーティコンのエモートファイルを表示した後、それに対するユーザのインタラクションが入力されれば、シナリオエモーティコンを提供するサーバ(未図示)に当該シナリオエモーティコンに対応するプレーファイルを要請してダウンロードし、ダウンロードされたプレーファイルを再生する。このとき、前記ステップS830においては、当該エモートファイルに対するユーザのインタラクション入力が発生した条件に応じて変更されたプレーファイルを再生する。参考として、前記ステップS830においては、表示されたエモートファイルに対するユーザのインタラクション入力が発生した条件に応じたプレーファイルを前記サーバ(未図示)からダウンロードしたり、ユーザのインタラクション入力が発生した条件別のプレーファイル全てを前記サーバ(未図示)からダウンロードした後、現在ユーザのインタラクション入力が発生した条件に対応するプレーファイルを検出して再生する。
【0086】
また、前記ステップS830の後に、ユーザが選択したシナリオエモーティコンのプレーファイルが再生される間、チャットウィンドウの表示領域内のオブジェクトが表示されていない領域においてユーザのインタラクションが入力されれば、当該シナリオエモーティコンのディスプレイを終了したり、異なるシナリオのプレーファイルに切り替える。
【0087】
また、前記ステップS830の後に、シナリオエモーティコンのプレーファイルが再生される間、チャットウィンドウ内に含まれたユーザインターフェースメニューの何れか1つに対するユーザの選択が入力されれば、当該シナリオエモーティコンのディスプレイを終了し、当該ユーザインターフェースを実行する。
【0088】
さらに、前記ステップS830の後に、シナリオエモーティコンのプレーファイルが再生される間に入力されたチャットメッセージは、表示領域内のシナリオエモーティコンと並行して出力する。
【0089】
本発明の実施例は、コンピュータにより実行される媒体に保存されたコンピュータプログラム、またはコンピュータにより実行可能な命令語を含む記録媒体の形態でも具現されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の可用媒体であっても良く、揮発性及び非揮発性媒体、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。また、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ保存媒体及び通信媒体を全て含み得る。コンピュータ保存媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュールまたはその他のデータのような情報保存のための任意の方法または技術に具現された揮発性及び非揮発性、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。通信媒体は、典型的にコンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波のような変調されたデータ信号のその他データ、またはその他の転送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0090】
上述した本発明の説明は例示のためのことであり、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態で容易に変形可能であるということを理解できるはずである。それゆえ、上記した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されることもでき、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合された形態で実施されることができる。
【0091】
本発明の範囲は、詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれることと解釈されなければならない。