(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記目の筋肉強化部には、前記視線誘導駆動部の駆動によって発光するLCD(Liquid Crystal Display)及び前記LCDが設けられるLCDパネルが構成されるガイド表示装置をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の眼球乾燥症治療及び視力強化器。
前記ガイド表示装置は、前記視線誘導駆動部の駆動によって前記LCDが矢印形に発光されるようにし、上、下、左、右、時計回り及び8字の回転の順に繰り返すことを特徴とする請求項8に記載の眼球乾燥症治療及び視力強化器。
前記操作制御部は、後方部の一面に前記ディスプレイ装置が前記食塩水容器に固定されるようにする固定手段がさらに構成されることを特徴とする請求項6に記載の眼球乾燥症治療及び視力強化器。
前記駆動設定部は、ユーザによって駆動の有無が行われるように電源供給用on/offボタンが構成され、前記視線誘導駆動部の駆動時に、予備動作として0、2秒の間に運動開始アラームを出力することを特徴とする請求項11に記載の眼球乾燥症治療及び視力強化器。
【背景技術】
【0002】
近来になって眼球が乾燥する眼球乾燥症の患者が急増しているが、眼球乾燥症は、コンピュータのモニタを長時間見る時及びTVを長時間視聴するなどの目を酷使させる時、又は、室内に暖房を使い過ぎで湿度が著しく低い場合、そして、老眼と共に眼球が乾燥するなどにより眼球乾燥症が発生する。
【0003】
特に、眼球乾燥症を有する人が目の洗浄を1日30秒ずつ2回10日間実施した結果、涙膜の破壊時間(BUT:正常な人は10秒)が0〜2秒のレベルから2〜4秒以上にその機能が向上したとの研究結果があり、目の洗浄と目の運動をまじめにして10年の間に行った人は目の年齢が正常な人に比べて約10年ほど若い状態を維持すると知られている。
【0004】
しかし、目の洗浄及び運動を行うためには、精製水に顔を浸したまま目を大きく開き、上、下、左、右、時計回りに瞳を順に動かせることで、呼吸停止による苦痛が伴い、無理な姿勢を取ることに拒否感を感じ、容器の衛生状態の維持が難しく、多い量の水を消費していまう問題がある。
【0005】
ここで、最近では、眼球乾燥症に対する不便さをなくすために人工涙液を用いて眼球に直接投与する方式を主に用いているが、人工涙液を常に眼球に投与するためには人工涙液を購入しなければならず、上記のような人工涙液は眼科病院に行って医者に処方を受けてから薬屋で購入するという、人工涙液の購入のために多くの時間及び費用が求められ、それに伴う煩わしさが存在する問題があった。
【0006】
ここで、韓国公開実用新案第20−2009−0004023号に掲載された加湿メガネはメガネフレームの中央に形成された連結部に栓が着脱式に設けられる水分注入口が形成され、メガネフレームの両側下部フレームの内部に水分注入口と連結される水分収蔵菅部が連結形成され、下部フレームの内側面に水分収蔵菅部に含まれた水が外部に漏れるようにする複数の通孔が形成され、両側下部フレームの内側面に通孔から漏れる水分が染み込む吸湿クッション材が付着した加湿メガネが掲載されている。
【0007】
しかし、前述した加湿メガネは、単に一時的に眼球乾燥を予防するだけであって、治療のために用いることは多少の無理があり、眼球の位置と通孔の位置の設定が充分に行われない状態ではユーザの顔面に投与されて効率が良くない問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このような問題点を解決するために本発明は、生理食塩水が格納される食塩水容器と、眼球及び眼球周辺の顔面部でのみ生理食塩水が投与される水眼鏡本体部が分離可能に構成されることで治療器の衛生管理が容易であり、水眼鏡本体部に密着した状態で生理食塩水中で目の筋肉運動が行われるようにすることによって、安らかな状態で自由に眼球乾燥症を治療できる眼球乾燥症治療及び視力強化器を提供することにその目的がある。
【0009】
また、本発明は、目の筋肉運動を行いながら目の洗浄が可能であるため目の中の老廃物を除去でき、安価な費用で眼球乾燥症を予防及び治療できる眼球乾燥症治療及び視力強化器を提供することにその目的がある。
【0010】
また、本発明は、眼球の老化を経て発生する眼球乾燥症を予防及び治療し、目の筋肉(毛様体)運動によって目の筋肉を強化する一方、目周辺の血液循環を促進させて視力のが弱まりを遅延させたり防止できる眼球乾燥症治療及び視力強化器を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような課題を達成するための本発明の眼球乾燥症治療及び視力強化器は、内部に食塩水が投入され、ユーザの顔面に密着して前記食塩水の中で眼球の筋肉運動が行われる水眼鏡本体部と、前記水眼鏡本体部の上部に結合して前記食塩水を一定の量供給する食塩水容器と、前記食塩水容器の前方に固定され、前記食塩水の中で眼球運動を行うことができるように前記ユーザの視線を誘導する目の筋肉強化プログラムが実行されるディスプレイ装置とを含むことを特徴とする。
【0012】
前期前記水眼鏡本体部は、前記ユーザの顔面が位置する状態で前記食塩水容器から食塩水が供給されるマスク部と、前記マスク部の前方部に固定結合する透明材質の透視ウィンドウと、ユーザの顔面部と前記マスク部を密着させる密着パッドと、前記水眼鏡本体部をユーザの頭に着用できるように構成された固定バンドと、前記マスク部の上部に上向き突出して構成されて前記食塩水容器と結合し、前記マスク部の内部に食塩水を投入させる食塩水投入管とを含むことを特徴とする。
【0013】
また、前記食塩水が格納される貯蔵タンクと、前記貯蔵タンクの前方部に構成されて前記ディスプレイ装置が挿入及び固定される固定部と、前記貯蔵タンクの上部に開閉自在に構成される密閉蓋と、格納された食塩水を前記水眼鏡本体部の内部に供給する供給ハウジングと、前記供給ハウジングに回転が行われるように結合し、前記水眼鏡本体部側に供給される食塩水の供給量を調整する供給量調整部とを含むことを特徴とする。
【0014】
また、前記供給ハウジングは、前記供給量調整部が回転自在に結合するよう内側に突出して構成される回転保持部と、前記供給量調整部の内部に前記貯蔵タンクに格納された食塩水を流入させる流入ホールと、前記水眼鏡本体部と結合し、前記貯蔵タンクに格納された食塩水を前記水眼鏡本体部側に供給する固定溝とを含むことを特徴とする。
【0015】
前記供給量調整部は、一端が前記回転保持部と結合し、前記流入ホールと連通する供給ホールを介して食塩水が供給され、供給された食塩水を前記固定溝と同軸線上に位置し、前記水眼鏡本体部側に流出させる開閉ホールが形成された調整ハウジングと、前記調整ハウジングの他端に構成されて前記開閉ホールの開閉有無を調整して前記食塩水の供給量を調整する調整スイッチとを含むことを特徴とする。
【0016】
前記ディスプレイ装置は、前記水眼鏡本体部の前方に位置し、目の筋肉強化プログラムが実行される目の筋肉強化部と、前記ユーザが目の筋肉強化運動を行うように前記目の筋肉強化部と連動して目の筋肉強化プログラムが実行される視線誘導駆動部と、前記食塩水容器に固定され、前記目の筋肉強化部の駆動を制御し、前記視線誘導駆動部の駆動時間、駆動ステップを設定する操作制御部とを含むことを特徴とする。
【0017】
前記目の筋肉強化部と前記操作制御部は、回転軸によって回転自在に結合されることを特徴とする。
【0018】
前記目の筋肉強化部には、前記視線誘導駆動部の駆動によって発光するLCD(Liquid Crystal Display)及び前記LCDが設けられるLCDパネルが構成されるガイド表示装置をさらに含むことを特徴とする。
【0019】
前記ガイド表示装置は、前記視線誘導駆動部の駆動によって前記LCDが矢印形に発光されるようにし、上、下、左、右、時計回り及び8字の回転の順に繰り返すことを特徴とする。
【0020】
前記操作制御部は、後方部の一面に前記ディスプレイ装置が前記食塩水容器に固定されるようにする固定手段がさらに構成されることを特徴とする。
【0021】
前記操作制御部は、前記視線誘導駆動部の設定状態を出力する設定表示部と、前記視線誘導駆動部によって実行される目の筋肉強化プログラムの目の筋肉強化ステップを設定する駆動設定部と、前記視線誘導駆動部の駆動時間を設定するタイマー設定部とを含むことを特徴とする。
【0022】
前記駆動設定部は、ユーザによって駆動の有無が行われるように電源供給用on/offボタンが構成され、前記視線誘導駆動部の駆動時に、予備動作として0、2秒の間に運動開始アラームを出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
このような本発明によれば、食塩水容器と水眼鏡本体部が分離可能に構成されることで治療器の衛生管理が容易で、水眼鏡本体部に密着した状態で生理食塩水中で目の筋肉運動が行われるようにすることによって、安らかな状態で自由に呼吸をしながら眼球乾燥症を治療できる効果がある。
【0024】
また、本発明によれば、目の筋肉運動を行いながら目の洗浄が可能であるため目の中の老廃物を除去でき、安価な費用で眼球乾燥症を予防及び治療できる効果がある。
【0025】
また、本発明によれば、眼球の老化を経て発生する眼球乾燥症を予防及び治療し、目の筋肉運動によって目の筋肉を強化する一方、目周辺の血液循環を促進させて視力の弱まりを遅延させたり防止できる効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の好適な実施形態を添付する図面を参照しながら詳細に説明する。まず、各図面の構成要素に参照符号を付加することにおいて、同一の構成要素に対しては、たとえ、他の図面上に表示されても可能な限り同じ符号にすることに留意しなければならない。また、本発明の説明において、関連する公知構成又は機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすると判断される場合、その詳細な説明は省略する。
【0028】
図1及び
図2は、本発明の実施形態に係る眼球乾燥症治療及び視力強化器を示した試図であり、
図3は、本発明の実施形態に係る眼球乾燥症治療及び視力強化器を示した結合断面図である。
図4は、本発明の実施形態に係る眼球乾燥症治療及び視力強化器を示した側面図である。
図5A及び
図5Bは、本発明の実施形態に係る眼球乾燥症治療及び視力強化器を示した要部拡大図、
図6A〜
図6Dは、本発明の実施形態に係る眼球乾燥症治療及び視力強化器のディスプレイ装置を示す図である。
図7は、本発明の実施形態に係る眼球乾燥症治療及び視力強化器を示した使用状態図である。
【0029】
図に示すように、本発明の眼球乾燥症治療及び視力強化器は、水眼鏡本体部100と、水眼鏡本体部100の上部に分離可能に結合して生理食塩水が格納され、水眼鏡本体部100の内部に生理食塩水が投入される食塩水容器200、及び食塩水容器200と結合して目の筋肉運動が行われるように視線誘導駆動部350が実行されるディスプレイ装置300を含んで構成される。
【0030】
水眼鏡本体部100は上部に食塩水容器200が結合され、内部に食塩水が投入されるマスク部110、マスク部110の前方に位置する透明材質の透視ウィンドウ120、ユーザの顔面に密着する密着パッド130、眼球乾燥症治療及び視力強化器を顔面部に固定させる固定バンド140、及び食塩水容器200と連結して食塩水をマスク部110の内部に投入させる食塩水投入管150を含んで構成される。
【0031】
マスク部110は、ユーザの眼球が位置する状態で内部に食塩水容器200から食塩水の供給が行われるものであり、眼球の湿度を向上させ、食塩水の中で眼球の筋肉運動が行われるように構成される。
【0032】
このようなマスク部110は、前方部に透視ウィンドウ120が固定結合してマスク部110を着用した状態でも外部の視野確保ができるように構成される。
【0033】
透視ウィンドウ120は外部衝撃に強い強化ガラスから構成され、食塩水が充填されたマスク部110の内部でディスプレイ装置300に構成された視線誘導駆動部350によって目の筋肉強化運動を実行するように構成される。
【0034】
このような透視ウィンドウ120は、マスク部110の前方部に固定結合されるものの、マスク部110の内部に収容された食塩水の流出を防止するように水密パッキング122がさらに構成されることはもちろんである。
【0035】
また、マスク部110の後方部の周縁面にはユーザの顔面部にマスク部110を密着させることで、マスク部110の内部に投入される食塩水が外部に流出することを防止する密着パッド130が構成される。
【0036】
ここで、密着パッド130は、ユーザの顔面に沿ってその形状が変形されるよう所定の弾性力を備え、密着時にマスク部110の内部圧力と外部大気圧との間の圧力差によってユーザの顔面に完全に密着するように構成される。
【0037】
特に、本発明の密着パッド130は、ユーザの眼球及び鼻を収容するように構成されることで、眼球乾燥症治療及び視力強化器を用いる時に口腔から呼吸できるように構成されることが好ましい。
【0038】
また、マスク部110の両側には本発明の眼球乾燥症治療及び視力強化器をユーザが着用できるようにする固定バンド140が構成され、このような固定バンド140は、ユーザに応じて最も安らかに着用できるようにジャバラ形式の長さ調整部材142が構成され、その端部にはマスク部110と回転自在に結合してユーザの頭に着用できるように回転ヒンジ144が構成される。
【0039】
さらに、マスク部110の上部面には食塩水容器200が分離可能に結合し、マスク部110の内部に食塩水が投入される食塩水投入管150が構成される。
【0040】
食塩水投入管150は少なくとも2つ以上に複数構成されているが、互いに対向する位置に構成されて、上端部が後述する食塩水容器200の供給量調整部230と連通し、下端部がマスク部110の内部空間部と連通するように構成され、供給量調整部230の作動に応じて食塩水容器200に格納された食塩水をマスク部110の内部に投入されるようにする投入ホール152が形成される。
【0041】
食塩水容器200は、食塩水が格納される貯蔵タンク210と、貯蔵タンク210の上部に開閉自在に構成される密閉蓋220と、格納された食塩水をマスク部110側に供給する食塩水供給ハウジング240と、供給ハウジング240に回転が行われるように結合し、格納された食塩水の供給量を調整する供給量調整部230とを含んで構成される。
【0042】
貯蔵タンク210は、上部が開口した形態の筐体として、マスク部110の上端部に分離可能に結合されるものであって、内部に食塩水が格納される格納溝202が形成され、開口された上部の両側面には密閉蓋220が摺動自在に結合されるようレール溝214が形成される。
【0043】
ここで、密閉蓋220の両側面には、レール溝214に摺動自在に挿入されるガイドレール224が構成され、上部の一面には円滑な摺動作動のためにが行われるようにする取っ手部材222がさらに構成され得る。
【0044】
また、貯蔵タンク210の前方部にはディスプレイ装置300が分離可能に結合される固定部212が構成されて、眼球乾燥症治療時にディスプレイ装置300によって実現される目強化プログラムをマスク部110の透視ウィンドウ120を介して確認しながら行われる。
【0045】
すなわち、本発明の固定部212は、後述するディスプレイ装置300の視線誘導駆動部350の位置がマスク部110の透視ウィンドウ120の位置と同一線上に位置するよう貯蔵タンク210の前方部の一面に構成され、食塩水容器200とディスプレイ装置300との間の固定力を強化するように貯蔵タンク210の前方部に少なくとも2つ以上に複数構成されてもよい。
【0046】
このような固定部212は本発明では三角形のように示したが、これに限定することなく、食塩水容器200とディスプレイ装置300とが互いに分離可能に結合されれば、四角、六角形のような多角形の形態及び円形、楕円形に形成されてもよい。
【0047】
一方、本発明の食塩水容器200には、マスク部110に投入される食塩水の供給量を調整できる供給量調整部230と、供給量調整部230が回転作動することによって食塩水の供給量を調整し得る供給ハウジング240とが構成される。
【0048】
ここで、供給ハウジング240は貯蔵タンク210の内部両側面に構成され、内部に供給量調整部230が回転自在に結合されるよう回転保持部242が内側に突出して構成され、マスク部110に構成された食塩水投入管150の挿入及び固定される固定溝244が形成される。
【0049】
ここで、固定溝244は、供給量調整部230の開閉ホール238と同じ中心を有するように構成され、供給量調整部230の作動の有無に応じて開閉ホール238と選択的に連結されるように構成する。
【0050】
すなわち、本発明の開閉ホール238と、固定溝244及び投入ホール152は互いに同じ中心線上に位置するように構成され、貯蔵タンク210に格納された食塩水がマスク部110の内部に投入されるように構成する。
【0051】
さらに、食塩水投入管150の上側の先端部は固定溝244の上側先端部と一線上に位置することで、供給量調整部230の回転作動時に食塩水投入管150により妨害されないよう構成することが好ましい。
【0052】
また、供給ハウジング240は、上部の一面に貯蔵タンク210に格納された食塩水が内部に流入しながら供給量調整部230の調整ハウジング232の内部に供給されるようにする流入ホール246が形成される。
【0053】
供給量調整部230は、供給ハウジング240の内部に回転自在に結合し、貯蔵タンク210に格納された食塩水が供給ハウジング240の流入ホール246を介して供給されるように構成された調整ハウジング232と、調整ハウジング232の一面に構成されるが、貯蔵タンク210の外部に露出して構成されて、ユーザの操作に応じて調整ハウジング232を回転させる調整スイッチ234を含んで構成される。
【0054】
ここで、調整ハウジング232の上部の一面には前述した流入ホール246と同じ中心をなし、流入ホール246によって流入する食塩水が調整ハウジング232の内部に供給されるようにする供給ホール236を形成する。
【0055】
また、調整ハウジング232の下部の一面には貯蔵タンク210から供給された食塩水を固定溝244及び投入ホール152を介してマスク部110の内部に選択的に投入する開閉ホール238が形成される。
【0056】
このような供給量調整部230は、マスク部110の内部に食塩水を供給するためにユーザが調整スイッチ234を回転すれば、この調整スイッチ234と連結構成されている調整ハウジング232が回転保持部242を中心に回転しながら、供給ハウジング240の流入ホール246と供給ホール236が連通して貯蔵タンク210に格納された食塩水が供給量調整部230の調整ハウジング232の内部に流入されるようにする。
【0057】
ここで、開閉ホール238は、固定溝244及び投入ホール152と連通するように位置し、以後に調整ハウジング232の内部に流入した食塩水は開閉ホール238を介して排出されながらマスク部110の内部に投入するように構成される。
【0058】
一方、本発明の供給ハウジング240は上部が開放された形態に構成されることで、貯蔵タンク210の内部に格納された食塩水が開閉ホール238を介して直接マスク部110の内部に投入され得る。
【0059】
ディスプレイ装置300は透視ウィンドウ120の前方部に位置し、目の筋肉強化プログラムが実行される目の筋肉強化部310及び目の筋肉強化部310の駆動を制御する操作制御部320を含んで構成される。
【0060】
また、本発明のディスプレイ装置300には、操作制御部320の制御によりユーザが目の筋肉強化運動を行うことができるよう目の筋肉強化プログラムが実現される視線誘導駆動部350、ディスプレイ装置300の駆動に必要な電源を供給する電源供給部360、及び電源供給部360の交換が円滑に行われるようにディスプレイ装置300の一面を開閉させる開閉カバー362がさらに構成される。
【0061】
このようなディスプレイ装置300は、目の筋肉強化部310が操作制御部320の下部に構成されるが、一定の角度だけ回転されるように構成することで、ユーザがマスク部110を着用した状態でも外部の事物に対する識別力を有するように構成される。
【0062】
言い換えれば、本発明の操作制御部320の下部には目の筋肉強化部310が回転自在に結合されるようにする回転軸330が挿入される軸保持部材332が構成され、目の筋肉強化部310の上部には前述した軸保持部材332が挿入されて、回転軸330を中心に回転されるようにする回転ホール334を構成する。
【0063】
一方、本発明のディスプレイ装置300に構成された目の筋肉強化部310は、決定したルートに応じて眼球の運動方向を指示するために矢印形態に動作しながら棒形態を実現するLCD(Liquid Crystal Display)352が内蔵され、このLCD352の発光順序及び発光される位置が設定されたLCDパネルが構成されるガイド表示装置312が構成される。
【0064】
ここで、ガイド表示装置312は、操作制御部320によって駆動する視線誘導駆動部350により目の筋肉を強化するための目の筋肉強化プログラムを出力し、ユーザがマスク部110の内部で透視ウィンドウ120を介して目の筋肉を強化できるように構成される。
【0065】
すなわち、本発明のガイド表示装置312は、視線誘導駆動部350によって段階別に目の筋肉強化運動を行うことで、
図6Aに示すように、視線誘導駆動部350の駆動により発光するLCD352がガイド表示装置312に形成されたLCDパネルの経路に沿って上/下方向に繰り返し発光しながら目の筋肉強化の1段階が実行される。
【0066】
また、
図6Bに示すように、1段階による目の筋肉強化が後述する操作制御部320により設定された設定時間を完了すると、LCDパネルの経路に沿って左/右方向に繰り返し発光しながらユーザの視線を誘導しながら目の筋肉を強化できるよう、目の筋肉強化の2段階が実行される。
【0067】
また、
図6Cに示すように、前述した目の筋肉強化の2段階の後、LCD352が棒形状に発光しながらLCDパネルの経路に沿って時計回りに円形に循環してユーザの視線がこのLCD352の発光に沿って行くようにする目の筋肉強化の3段階が実行される。
【0068】
そして、
図6Dに示すように、LCD352が棒形状に発光しながらLCDパネルの経路に沿って8字をなすように発光される目の筋肉強化の4段階が実行され、様々な目が筋肉強化が行われるように構成される。
【0069】
このようなディスプレイ装置300は、視線誘導駆動部350を制御して各段階ごとに順次に目の筋肉強化運動を行うことができるが、これに限定することなく、ユーザの設定に応じて所望する段階のみを繰り返し行ったり、各段階の逆順に目の筋肉強化運動を行ってもよい。
【0070】
さらに、本発明のディスプレイ装置300に構成された操作制御部320は、前述した食塩水容器200の貯蔵タンク210に分離可能に結合して目の筋肉強化部310がマスク部110に位置するように構成され、目の筋肉強化部310の駆動を制御すると共に、視線誘導駆動部350の駆動時間、駆動段階などが設定されるように構成される。
【0071】
このような操作制御部320は、後方部の一面に貯蔵タンク210に構成された固定部212に挿入されてディスプレイ装置300が食塩水容器200に固定されるようにする固定手段340が構成される。
【0072】
固定手段340は、操作制御部320の後方に延びて形成され、食塩水容器200との結合時に所定の支持力を提供する固定フランジ342と、固定フランジ342の下側に延びて形成されて、固定部212と同じ形状に形成されて挿入される固定突起334を含んで構成される。
【0073】
このような本発明の操作制御部320は、視線誘導駆動部350の設定状態を出力する設定表示部322と、目の筋肉強化部310に構成された視線誘導駆動部350の駆動状態、すなわち、目の筋肉強化ステップを設定する駆動設定部324、及び視線誘導駆動部350の駆動時間を設定するタイマー設定部326を含んで構成される。
【0074】
設定表示部322は、視線誘導駆動部350を駆動する前に事前設定データを表示する構成要素である。
【0075】
このような設定表示部322は、駆動設定部324及びタイマー設定部326を用いて設定されたデータを表示し、外部で現在の視線誘導駆動部350の状態を確認することができる。
【0076】
すなわち、設定表示部322は、視線誘導駆動部350によって行われる目の筋肉強化プログラムのステップを表示し、現在の進行中である目の筋肉強化運動がどのような段階を行っているかを確認し、目の筋肉強化運動の設定時間及び残余時間などを出力して確認できるようにする。
【0077】
駆動設定部324は、視線誘導駆動部350の駆動の有無を設定及び制御することで、タイマー設定部326により設定された運動時間を超過すると、視線誘導駆動部350が停止するよう電源供給の有無を制御する。
【0078】
このような駆動設定部324は、目の筋肉強化部310の内部に装着された電源供給部360によって電源を視線誘導駆動部350側に供給したり、遮断できるように構成される。
【0079】
また、駆動設定部324は、ユーザによって駆動されるか否かを行うために電源供給用on/offボタンを構成することが好ましく、この電源供給用on/offボタンを長く押せば、視線誘導駆動部350を強制停止し、視線誘導駆動部350の駆動時に予備動作として0、2秒の間に運動開始アラームをスピーカなどを介して出力できるように構成できる。
【0080】
タイマー設定部326は、視線誘導駆動部350の駆動時間を設定してガイド表示器312に構成されたLCDパネルにLCD352が発光時間を制御することで、本発明では1分、2分、3分などのように1分単位に設定されるように示したが、これに限定されることはない。
【0081】
すなわち、駆動設定部324によってタイマー設定部326の設定時間範囲を秒単位、5分単位、10分単位に設定できることはもちろんである。
【0082】
このように構成された操作制御部320は、タイマー設定部326によって目の筋肉強化部310に構成された視線誘導駆動部350の駆動時間を設定すると、ガイド表示器312に構成されたLCDパネルにLCD352が発光しながら矢印形に動作しながら上、下、左、右、時計回り、及び8字回転の順に続けて繰り返すことで様々な目の筋肉強化運動を行うことができる。
【0083】
このように構成された本発明の眼球乾燥症治療及び視力強化器は、食塩水容器200と水眼鏡本体部100が分離可能に構成されることで治療器の衛生管理を容易し、水眼鏡本体部100に密着した状態で生理食塩水中で目の筋肉運動を行うことにより、安らかな状態で自由に呼吸をしながら眼球乾燥症を治療することから、目の筋肉運動を行いながら目の洗浄が可能であり、目の中の老廃物を除去でき、目周辺の血液循環を促進させて視力の弱まりを遅延させたり防止することができる。
【0084】
以上の説明は本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で様々な修正及び変形が可能であろう。したがって、本発明に開示された実施形態は本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されることはない。本発明の保護範囲は以下の請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されなければならない。