(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、以下は本発明の実施形態の一例であって本発明を限定するものではない。
なお、以下の説明では、インターネット上における検索サイトにおいて、店舗を検索することを例として説明するが、「店舗」とは、広義な意味で商品又はサービスを提供する施設や輸送機関をも意味することとし、店舗の検索とは、例えば、宿泊施設の空室検索や鉄道やバス等の輸送機関の空席検索を含むこととする。
【0020】
[1.情報処理システムの概要]
本実施形態に係る情報処理システム1は、インターネット上における飲食店を検索する検索サイトにおいて、ユーザが検索条件を指定して複数の店舗の店舗情報を受信し、その中からユーザが選択した店舗(以下「選択店舗」とする。)が満席であった場合に、選択店舗に類似した店舗をお勧め店舗としてレコメンドするものである。
【0021】
[2.情報処理システムの構成]
情報処理システム1は、
図1に示すように、端末装置10及び情報配信サーバ20を備えて構成されている。端末装置10は、通信ネットワークNを介して情報配信サーバ20に接続されており、飲食店検索を行う検索サイトにおいて、情報配信サーバ20からWebページを受信し、Webページを画面表示することができる。
【0022】
[2−1.端末装置]
端末装置10は、Webページを閲覧するためのユーザ端末であり、
図1に示すように、制御部11、操作部12、表示部13、記憶部14、通信部15及び位置取得部16等を備えて構成されている。
【0023】
具体的には、端末装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ、ノートコンピュータ、タブレットコンピュータ、又はスマートフォン等の携帯端末等の情報処理機器から構成され、ウェブブラウザ(ウェブコンテンツ閲覧ソフトウェア)を備えている。
【0024】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部14に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、端末装置10の各部を統括制御する。
【0025】
操作部12は、例えば、タッチパネル、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーなどを有するキーボード、マウス等のポインティングデバイスなどを備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号を制御部11へと出力する。
【0026】
表示部13は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイを備え、制御部11から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。
【0027】
記憶部14は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリなどにより構成され、プログラムデータや各種データを制御部11から読み書き可能に記憶している。
【0028】
通信部15は、通信用IC(Integrated Circuit)及び通信コネクタなどを有する通信インターフェイスであり、制御部11の制御の下、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。
【0029】
位置取得部16は、GPSモジュール、自律航法ユニット等を備えて構成されている。GPSモジュールは、GPSアンテナ等を備えて構成される。このGPSアンテナは、地球低軌道に打ち上げられた複数のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信する。GPSアンテナは、少なくとも3個のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて端末装置10の絶対的な現在位置(緯度、経度)を検出し、検出した位置情報を基準位置情報として制御部11に出力する。
【0030】
[2−2.情報配信サーバ]
情報配信サーバ20は、
図1に示すように、例えば、制御部21、操作部22、表示部23、記憶部24及び通信部25等を備えて構成されている。
【0031】
制御部21は、CPU、ROM及びRAM等を備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部24に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、Webサーバ20の各部を統括制御する。
【0032】
また、制御部21は、店舗の抽出手段としての機能を有しており、インターネット上における飲食店の検索サイトにおいて、ユーザが選択した選択店舗が満席の場合、ユーザから「似たお店を検索する」という要求を受信すると、選択店舗の店舗情報と店舗DB242に記憶された他の店舗の店舗情報とに基づいて、所定の比較要素の近似度を計算し、近似度が高いお勧め店舗を抽出する。
比較要素は、具体的には、(1)選択店舗との距離、(2)価格帯、(3)料理のジャンル、(4)店舗名称、(5)料理ジャンルの地域、(6)提供されるメニューの種類及び(7)店舗の利用者層であり、選択店舗の店舗情報と店舗DB242に記憶された他の店舗の店舗情報との項目から、評価基準DB245に基づいて近似度が計算される。
また、制御部21は、レコメンド手段としての機能を有しており、抽出手段により抽出したお勧め店舗の中で、近似度が高い順に所定数(例えば、二つ)の店舗をユーザにレコメンドする。
【0033】
操作部22は、例えば、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーなどを有するキーボード、マウス等のポインティングデバイスなどを備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号を制御部21へと出力する。
【0034】
表示部23は、例えば、CRTやLCDなどのディスプレイを備え、制御部21から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。
【0035】
記憶部24は、例えば、HDD、半導体メモリなどにより構成されており、Webページの本文情報等のWebページを表示させるためのプログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部21から読み書き可能に記憶している。
【0036】
ページDB241は、Webページの本文情報を記憶しており、端末装置10からのWebページ取得要求に応じて必要な情報が読み出される。
【0037】
店舗DB242は、店舗毎に、店舗ID、店舗位置(緯度経度)、価格帯、料理のジャンル、店舗名称、料理ジャンルの地域の位置(緯度経度)、提供されるメニューの種類及び店舗の利用者層等といった所定の項目に関する店舗情報が記憶されている。
【0038】
空席DB243は、店舗の空席情報が記憶されており、空席数等の空席状況について、適宜の方法で記憶されている。
【0039】
会員DB244は、飲食店を検索する検索サイトを利用する会員ユーザの生年月日、性別、住所、及び職業等のユーザの情報が、ユーザIDに紐づいて記憶されている。そして、店舗情報を表示する店舗ページにおいて、当該店舗へコメントをしている人のユーザIDから、店舗を利用している利用層の年齢、性別、住所、及び職業等の傾向が分析され、店舗利用者層の情報が店舗DB242に登録されている。
【0040】
評価基準DB245は、比較要素の近似度を計算するためのパラメータが登録されている。具体的には、例えば、店舗からの距離の近似度を計算する場合は、選択店舗から10m以内なら5点、200m以内なら3点、300m以内なら1点等のように、評価するための基準となるパラメータが記憶されている。
【0041】
通信部25は、通信用IC及び通信コネクタなどを有する通信インターフェイスであり、制御部21の制御の下、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。
【0042】
[3.近似度の計算]
本実施形態では、飲食店を検索した際に、ユーザが選択した選択店舗が満席であった場合、選択店舗と「似たお店を検索する」というユーザからの要求を受信すると、選択店舗と店舗DB242に記憶された他の店舗との間で近似度を計算し、近似度の高い店舗をお勧め店舗として抽出する。
【0043】
具体的には、近似度の計算は、(1)選択店舗との距離、(2)価格帯、(3)料理のジャンル、(4)店舗の名称、(5)料理ジャンルの地域、(6)提供されるメニューの種類及び(7)店舗の利用者層という、7つの比較要素の値を7次元のベクトルの要素として、ベクトルの和を計算することによって行われる。そして、各比較要素に重み付けを設定して、ベクトル同士の距離を計算することによって近似度を評価している。
即ち、(1)〜(7)の近似度を算出して単純に足し合わせるのではなく、ユーザが重要視するものはより近似度に対する寄与が大きくなるように調整し、ユーザの好みに合わせた近似度の計算を行う。
【0044】
重みづけは、例えば、ユーザが検索サイトで最初に指定していた条件によって行われる。具体的には、ユーザが検索サイトで価格帯のみを選択して検索していた場合は、価格帯の近似度の点数を2倍となるように重み付けをして、近似度の計算を行う。
以下、各比較要素の近似度の計算方法について説明する。
【0045】
[3−1.比較要素(選択店舗との距離)]
(1)選択店舗との距離の近似度は、店舗DB242に記憶されている選択店舗の緯度経度情報と、店舗DB242に記憶されている他の店舗の緯度経度情報と、に基づいて、店舗間の直線距離を計算し、評価基準DB245に記憶されている距離の差を点数化するためのパラメータによって近似度を計算する。
具体的には、例えば、選択店舗から100m以内なら5点、200m以内なら3点、300m以内なら1点等のように、選択店舗に近ければ点数が高くなるように近似度を計算する。
【0046】
なお、端末装置10の位置取得部16からユーザの現在位置を取得できる場合には、ユーザの現在位置からの距離も計算に含めることとしても良い。具体的には、選択店舗から100mの店舗であっても、選択店舗の位置からユーザの位置に近くなる方向にある店舗であれば加点し、選択店舗の位置からユーザの位置に対して遠くなる方向であれば減点する。
【0047】
[3−2.比較要素(価格帯)]
(2)価格帯の近似度は、店舗DB242に記憶されている店舗毎の価格帯と、評価基準DB245に記憶されている価格帯の差を点数化するためのパラメータと、によって計算する。
価格帯は、例えば、店舗DB242に店舗の利用者の平均予算が記憶されており、選択店舗の価格帯と、店舗DB242に記憶された他の店舗の価格帯と、を比較して近似度を計算する。
具体的には、例えば、誤差が500円以内であれば5点、1000円以内であれば3点、2000円以内であれば1点等のように、選択店舗に価格帯が近ければ点数が高くなるように近似度を計算する。
【0048】
[3−3.比較要素(料理のジャンル)]
(3)料理のジャンルの近似度は、店舗DB242に記憶されている店舗毎の料理のジャンルと、評価基準DB245に記憶されている料理のジャンルの差を点数化するためのパラメータと、によって計算する。
評価基準DB245には、料理のジャンルが階層構造となるように記憶されており、例えば、「うどん」であれば「和食>麺類>うどん」、そばであれば「和食>麺類>そば」、懐石料理であれば「和食>懐石料理」、スペイン料理であれば「西洋料理>スペイン料理」のように記憶されている。
【0049】
そして、近似度の計算は、具体的には、選択店舗と店舗DBに記憶された他の店舗との料理のジャンルが完全に一致すれば5点、一致しない場合であっても、「うどん」と「そば」のように小分類での違いであれば3点、「うどん」と「懐石料理」のように中分類での違いであれば1点、和食と西洋料理のように大分類での違いであれば0点のように、料理の種類の階層が近ければ点数が高くなるように計算する。
なお、単に階層単位で点数をつけるのではなく、仮に中華料理の間で多くのユーザが北京料理と四川料理を厳密に区別していないとすれば、例え分類が異なっていても、近似度が高くなるように計算しても良い。
【0050】
[3−4.比較要素(店舗名称)]
次に、(4)店舗名称における近似度の計算について説明する。店舗名称の近似度は、店舗DB242に記憶されている店舗毎の店舗名称と、評価基準DB245に記憶されている店舗名称の差を点数化するためのパラメータと、によって計算する。
具体的には、選択店舗と店舗DBに記憶された他の店舗との間で、店舗名称の文字種や、単語の意味を比較することによって近似度を計算する。例えば、アルファベット、ひらがな、又は漢字等において、同じ文字種が用いられていれば3点のように、近似度が高くなるように加点する。
【0051】
また、店名に外国語を使用している場合には、店舗DB242に日本語での意味も記憶しておき、日本語の意味同士を比較する。そして、意味が一致する場合には3点のように、近似度が高くなるように加点する。
【0052】
なお、文字種をさらに分類しても良く、例えば中国語であっても、繁体字が用いられているのか又は簡体字が用いられているのかによって、文字分類が同じであれば1点のように加点しても良い。
【0053】
[3−5.比較要素(料理ジャンルの地域)]
(5)料理ジャンルの地域は、店舗DB242に記憶されている料理ジャンルの地域の位置情報と、評価基準DB245に記憶されている料理ジャンルの地域を点数化するためのパラメータと、によって計算する。
店舗DB242には、タイ料理、ベトナム料理、及びトルコ料理等の料理ジャンルがどの国のものであるかと、当該国の領域の重心その他の中央値や首都等を基準とした緯度経度情報が位置情報として記憶されている。
【0054】
そして、近似度の計算は、選択店舗と店舗DB242に記憶された他の店舗との料理ジャンルの地域の位置情報を直線距離で計算し、料理ジャンルの地域間の距離によって点数化する。
具体的には、例えば、料理ジャンルの地域間の距離が100km以内なら5点、500km以内なら3点、1000km以内なら1点等のように、料理ジャンルの地域間の距離が近ければ点数が高くなるように計算する。
【0055】
[3−6.比較要素(提供されるメニューの種類)]
(6)提供されるメニューの種類の近似度は、店舗DB242に記憶されている店舗毎のメニューの種類と、評価基準DB245に記憶されているメニューの種類を点数化するためのパラメータと、によって計算する。
具体的には、選択店舗と店舗DBに記憶された他の店舗とのメニューの種類を突き合わせて、共通しているメニューの割合によって点数化する。例えば、選択店舗のメニューが90%以上あれば5点、70%以上あれば3点、50%以上あれば1点等のように、提供されるメニューの種類の一致度が高くなるように点数化し、近似度を計算する。
なお、メニューは食べ物だけではなく飲み物も含み、飲み物については、単に種類が共通するということだけではなく、ブランド名が同じであるかを比較対象としても良い。
【0056】
[3−7.比較要素(店舗の利用者層)]
(7)店舗の利用者層の近似度は、店舗DB242に記憶されている店舗の利用者層の情報と、評価基準DB245に記憶されている店舗の利用者層の近似度を点数化するためのパラメータと、によって計算する。
具体的には、選択店舗と店舗DBに記憶された他の店舗との間で、店舗を利用する利用者の年代、性別、住所、及び職業等の要素が共通すれば加点する。例えば、選択店舗が30代によく利用されるのであれば、同じく30代によく利用されるお店には1点加点することによって近似度を計算する。
【0057】
[4.情報配信処理]
本実施形態の情報配信処理について、
図2〜5を用いて説明する。
情報配信処理は、情報配信サーバ20の制御部21によってステップ毎に制御されて実行される(
図5)。これらの処理は、例えば、インターネット上の飲食店の検索サイトにおいて、ユーザが検索条件を指定して複数の店舗情報を受信し、当該複数の店舗の中から1つの店舗(選択店舗)を選択し、選択店舗の店舗情報ページを表示するためのクリック操作等を行うことによって開始される。
【0058】
まず、情報配信サーバ20の制御部21は、端末装置10から選択店舗の店舗情報取得要求を受信する。そして、情報サーバはページDB241、店舗DB242、及び空席DB243から、Webページとして表示するための選択店舗情報を読み出し、端末装置10に配信する(ステップS101)。
なお、選択店舗情報には、店舗の空席情報と、Webページには似たお店を検索するための「似たお店を検索」ボタン情報と、が含まれている。
【0059】
次に、端末装置10は、選択店舗情報を受信し、選択店舗の店舗情報ページを表示部13に表示する。選択店舗情報には、店舗名、店舗の場所、料理のジャンル、店舗の住所、店舗へのアクセス、予算、店舗の写真、クチコミ、メニュー、クーポン、地図等の情報の他、店舗の空席情報が含まれており、ユーザの選択店舗が満席であった場合には、満席であると表示される(
図2)。
また、空席情報の下には、似たお店を検索するための「似たお店を検索」ボタンが表示される。
【0060】
そして、ユーザによって、「似たお店を検索」ボタンがクリックされると、端末装置10の制御部11は、情報配信サーバ20に情報を送信する。
情報配信サーバ20の制御部21は、「似たお店を検索」ボタンがクリックされたか否かを判定する(ステップS102)。「似たお店を検索」ボタンがクリックされた場合(ステップS102;YES)には、次の処理(ステップS103)に進み、クリックされなかった場合(ステップS102;NO)には、処理を終了する。
なお、制御部11による判定(ステップS102)は、端末装置10の表示部13に選択店舗情報ページが表示されている間に判定されるものであり、ユーザによってWebページの遷移操作や、閲覧終了操作等が行われた場合には、クリックされなかった(ステップS102;NO)として処理を終了する。
【0061】
次に、ステップS103において、制御部21は、選択店舗の情報を店舗DB242から取得する。なお、取得する選択店舗の情報は、ステップS101において配信した選択店舗の情報に限られず、近似度を計算するための種々の項目情報を取得する。
【0062】
次に、制御部21は、選択店舗の店舗情報と店舗DB242に記憶された他の店舗の店舗情報とに基づいて、所定の近似条件に合致するお勧め店舗を抽出する(ステップS104)。
具体的には、例えば、店舗DB242に記憶された項目毎に店舗情報同士を比較するための比較要素である、(1)選択店舗からの距離、(2)価格帯、(3)料理の種類、(4)施設名称、(5)料理ジャンルの地域、(6)提供されるメニューの種類、及び(7)店舗の利用者層について、評価基準DB245に基づいて近似度を数値化し、近似度の高い店舗をお勧めの店舗として抽出する。
なお、お勧め店舗を抽出する際には、空席DB243から店舗の空席情報についても取得し、空席を有する店舗の中から抽出する。
【0063】
次に、制御部21は、お勧め店舗の中から、近似度の高い順に二つの店舗をレコメンドして、店舗情報を端末装置10に配信する(ステップS105)。そして、端末装置10の制御部11は、表示部13に店舗情報を表示する。
具体的には、例えば、お勧め店舗の中から近似度の高い順に二つの店舗(A1店とA2店)をレコメンドした場合、端末装置10の表示部13には、A1店とA2店の店舗情報が並列して二つ表示される(
図3)。
【0064】
なお、表示されるWebページには、お勧め店舗を予約するための「予約」ボタンと、お勧め店舗に似た店舗をさらに検索することができる「似たお店を検索」ボタンを含んでいる。
また、レコメンドされた二つのお勧め店舗のうち、ユーザが選択した店舗(第二選択店舗)について「予約」ボタンがクリックされると、端末装置10の制御部11は情報配信サーバ20に情報を送信する。
【0065】
情報配信サーバ20の制御部21は、「予約」ボタンがクリックされたか否かを判定する(ステップS106)。「予約」ボタンがクリックされた場合(ステップS106;YES)には、次の処理(ステップS107)に進み、クリックされなかった場合(ステップS106;NO)には、ステップS102に戻る。
【0066】
また、ステップS102に戻った場合に、レコメンドされた二つのお勧め店舗のうち、ユーザが選択した店舗(第二選択店舗)について「似たお店を検索」ボタンがクリックされた場合、後続の抽出処理(ステップS104)では、第二選択店舗に似た店舗がお勧め店舗として抽出される。
ここで、仮にステップS102において第二選択店舗にA2店を選んでいた場合には(
図3)、制御部21は、例えば、レコメンド処理(ステップS105)ではA21店とA22店をレコメンドし、端末装置10に送信する。そして、端末装置10の制御部11は、表示部13にA21店とA22店の店舗情報を表示する(
図4)。
【0067】
また、ステップS107では、制御部21は、「予約」ボタンがクリックされたお勧め店舗について、ページDB241及び店舗DB242から予約をするためのWebページを表示するための必要な情報を読み出し、端末装置に配信し(ステップS107)、処理を終了する。
【0068】
[5.その他の実施形態]
次に、本発明におけるその他の実施形態について説明する。
本実施形態の情報配信処理では、飲食店の検索サイトで選択した選択店舗が満席であった場合について説明したが、選択店舗が満席である場合に限られず、空席と表示された場合であっても、選択店舗に対して似たお店を検索できるようにしても良い。
【0069】
具体的には、例えば、
図6に示すように、選択店舗の店舗情報ページにおいて空席であると表示された場合にも「似たお店を検索」ボタンを表示し、
図5に示した情報処理を実行することとしても良い。
このように、本発明は、空席情報の結果に関係なく、本発明の情報処理を行うことが可能であり、空席DB243を有しない構成とすることも可能である。
【0070】
[6.まとめ]
以上のように、本発明では、インターネット上で、ユーザが飲食店等の店舗等の情報を検索する際に、ユーザが最初に選択した選択店舗が満席であった場合、ユーザが「似たお店を検索」ボタンをクリックすると、情報処理装置が、選択店舗と近似度が高く、ユーザの希望に沿ったお勧め店舗を抽出し、ユーザにレコメンドすることができる。
また、「似たお店を検索」ボタンをクリックするという簡易な操作だけでお勧め店舗が配信されるため、例え選択店舗が満席等で利用できない場合であっても、再度検索画面に戻って多数の店舗の中から再度選び直す必要がなくなり、検索時間が大幅に短縮される。
【0071】
また、レコメンドされた所定数のお勧め店舗の中から一つの店舗(第二選択店舗)を選択して、さらに「似たお店を検索する」ボタンをクリックすれば、当該第二選択店舗に類似するお勧め店舗をレコメンドすることも可能である。
本発明では、このように具体的な店舗情報を見比べながら選択を繰り返すことができ、ユーザの希望に沿った店舗をレコメンドすることができる。
【0072】
また、ユーザは、検索時点で希望する条件が明確となっていない場合も多く、検索した際の指定条件がユーザの希望に完全に合致しているとは限らないが、本発明の「似たお店を検索する」ボタンをクリックして選択を繰り返す中で、検索時点では明らかではなかった潜在的なユーザの需要を発掘することが可能である。
【0073】
[7.その他]
本発明の今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した詳細な説明に限定されるものではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【0074】
例えば、空席状況の表示の簡易例として、
図2〜4及び
図6では、「満席」や「空席10人」等の表示されることを例にして説明したが、当然空席状況について詳細に表示するようにしても良い。具体的には、4人テーブルが2つ、10人の個室が1室等、空席状況についてより具体的に表示されることとしても良い。
【0075】
また、「似たお店を検索」ボタンをクリックする際に、店舗内で席が離れても良いか、又は、店舗が分かれても良いか、といった選択を可能とする検索手段を制御部21に備えることとしても良い。
このような構成とすれば、例えば人数が多いために全員が隣接して着席可能なお店を見つけるのが困難な場合であっても、ユーザの状態に応じて、臨機応変な検索をすることが可能である。
【0076】
また、本実施形態では、近似度の計算において、ユーザが最初に設定した検索条件を重み付けに利用することとしたが、選択店舗に似たお勧め店舗がレコメンドされ、レコメンドされたお勧め店舗の中から、ユーザが店舗(第二選択店舗)を選択した場合、選択店舗と第二選択店舗との間で一致している比較要素について重み付けしても良い。
具体的には、例えば、仮に飲食店の検索をした際に、「六本木にあるうどん屋のA店(選択店舗)」が満席であり(
図2参照)、A店に似たお勧めお店として「六本木にあるそば屋のA1店」と「赤坂にあるうどん屋のA2店」がレコメンドされた場合(
図3参照)、ユーザがA2店(第二選択店舗)を選択したとする。この場合、「六本木にあるうどん屋のA店(選択店舗)」と「赤坂にあるうどん屋のA2店(第二選択店舗)」との間で比較要素を比較すると、うどんという料理のジャンルが一致しているため、料理ジャンルに重み付けを行うとしても良い。
また、上記では料理ジャンルが一致した場合の例を示したが、その他の比較要素(例えば、店舗との距離)の場合においては、一致しているか否かを判定するための評価基準を評価基準DB245に記憶しておき、当該評価基準に基づいて一致しているか否かを判定すれば良い。
【0077】
また、重み付けを行う場合、単に選択中のユーザに対する重み付けに利用するだけでなく、他の人に対する重み付けに利用しても良い。
具体的には、20代男性はどのような比較要素を重視するのか、A店を選んだ人はどのような比較要素を重視する人が多いのか等、多数の人の傾向を分析することによって、ユーザの属性毎に一般化して使用することが可能である。
【0078】
さらに、重み付けは、上記以外にも適宜の方法で行うことができ、例えば、似たお店を検索する際に、明示的にユーザに重要視する比較要素を選択させることによって、重み付けを行っても良い。
【0079】
また、本発明において、ユーザの好みの店舗をお気に入りに設定できるようにしておき、そのお店に対して場所等の条件を別途設定して似たお店を検索できるようにしても良い。
具体的には、例えば、ユーザが東京駅の近くの店舗を好みの店舗としてお気に入りとして登録している場合に、大阪駅から100m以内を指定して、当該好みの店舗に似た店舗を検索することができるようにしても良い。
【0080】
このようにすれば、ユーザが初めて訪れた土地で、自分の好みに合ったお店を検索したいと考えた場合に、お気に入り登録された好みの店舗と似たお店を簡単に検索することができ、ユーザの希望に沿った店舗を簡単に検索することができる。また、複雑な検索条件の設定は不要であるため、検索時間についても大幅に短縮させることができる。
【0081】
また、本発明では、お勧め店舗の中から近似度の高い順に二つの店舗をレコメンドして、二つ店舗情報を並列して端末装置10の表示部13に表示することとしたが(
図3参照)、表示される店舗数は適宜変更可能であり、例えば、上下左右に4つを並べて表示しても良い。このように選択肢を増やせば、ユーザの希望により合致された店舗が表示される確率が高くなる。
【0082】
また、本発明では、近似度を計算する際に近似度を数値化して比較することとしたが、評価基準DB245に評価する基準を、例えば、A、B、C、・・・でランク分けしておき、Aランクがいくつあるか等によって近似度を求めることとしても良い。
【0083】
また、本発明では、選択店舗と似た店舗をお勧め店舗としてWebページに表示することで情報配信することとしたが、本実施例に限ることはなく、お勧め店舗の情報をメールで配信する等、様々なサービスに応用可能である。
【0084】
また、本発明では、「予約」ボタンをクリックして、予約するための画面に遷移することとしたが、本実施例に限られることはなく、単に電話番号を表示することとしても良い。
【0085】
また、本発明では、一例としてWebページに表示されたボタンをクリック操作することによって処理が実行される例を説明したが、本発明は、端末装置10がスマートフォンやタブレットコンピュータ等のタッチパネルを有する端末装置10にも当然適用可能であり、その場合はタップ操作等のタッチ操作やその他の選択操作で処理が実行される。
【0086】
さらに、本発明の範囲は上記に限られることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。