【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係るサーバー装置は、端末装置からのリクエストデータを受け、前記リクエストデータに基づいてゲートウェイに前記リクエストデータに基づいた処理を実行する指示を行い、前記リクエストデータにより指定した音声端末に前記リクエストデータにより指定した音声通信サービスを実行するサーバー装置であって、前記端末装置が前記サーバー装置と異なる箇所に配置され、各端末装置が
前記サーバー装置にインターネット回線で接続されており、
複数の前記端末装置からの前記リクエストデータを受信してイベントシグナルを発生するサービス制御部と、前記サービス制御部からの前記イベントシグナルを受けて前記音声端末に接続可能な前記
ゲートウェイを呼び出すと共に前記音声通信サービスを実現する処理を実行する電話交換処理部と、を備え、前記サービス制御部は、前記端末装置からの、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のPOSTメソッドが用いられた前記リクエストデータを受けて解析し、少なくとも接続すべき前記音声端末の電話番号、及び希望する前記音声通信サービスの内容を指定すると共に、前記解析したリクエストデータに基づいて選択すべき
ゲートウェイを指定する前記イベントシグナルを前記電話交換処理部に発生する
リクエストデータ解析手段を備え、前記電話交換処理部は、CPUがソフトウエアを実行して交換処理を行うソフトウエア交換機で構成され、前記サービス制御部からの前記イベントシグナルを受け、このイベントシグナルに基づいて前記複数のゲートウェイから適切な
ゲートウェイを選択すると共に前記選択したゲートウェイに対し前記イベントシグナルで指定される電話番号で特定された前記音声端末への発呼を指令するゲートウェイ選択手段と、選択された前記ゲートウェイの通信手順に従って、前記選択した前記ゲートウェイに前記音声端末への発呼を指令する発呼制御手段と、発呼された前記音声端末から応答があったとき、前記イベントシグナルで指定された前記音声通信サービスを行う音声通信サービス手段と、を備えるものであり、前記サーバー装置が、
前記端末装置からの前記リクエストデータの受信、前記リクエストデータの解析、前記イベントシグナルの出力、
ゲートウェイの選択、前記ゲートウェイからの前記音声端末への発呼の指令、及び発呼された
前記音声端末から応答があったときの前記イベントシグナルで指定された前記音声通信サービスの実行を自動的に行うことを特徴とするサーバー装置である。
【0009】
請求項1に係る発明によれば、端末装置からのリクエストデータの送信に、HTTPのPOSTメソッドを用いていることから、POSTメソッド以外の例えばSMTPを用いた場合と異なり、インターフェース構築の制約が少なくなる。
ここで、HTTPプロトコルのPOSTメソッドによるデータ送信は、端末装置からサーバー装置に対して、データを送信する手段として広く用いられており、例えば、自己のホームページ上のWebフォームからの入力データの送信、電子掲示板への投稿インターフェース等に広く用いられている技術である。従って、携帯用のアプリケーションの他、一般的なパーソナルコンピュータ上においても、自由にインターフェースの設計が可能である。
また、サービス制御装置は、リクエストデータを解析して電話交換処理部にイベントシグナルを送出し、電話交換処理部は、指定の音声端末に音声通信サービスを行うため、端末装置からは、電話交換処理部や、ゲートウェイを意識することなく、音声通信サービスを実行できる。このため、交換処理部やゲートウェイの処理内容が変更されたとしても、サービス制御部の処理を変更することで対応できる。
また、本発明によれば、サービス制御部のリクエストデータ解析手段によって、端末装置からのリクエストデータが解析されてイベントシグナルが発生され、電話交換部の動作内容が指定される。電話交換部では、ゲートウェイ選択手段により指定された電話番号で特定される音声端末に対応するゲートウェイを選択し、発呼制御手段により選択されたゲートウェイの通信手順に従って発呼がなされ、音声端末から応答があったとき、音声端末に対して音声通信サービス手段が指定された音声通信サービスを実行することができる。
更に、本発明によれば、送信のインターフェースの開発が容易であり、端末装置側ではサーバー装置の交換処理部やゲートウェイの処理を意識することなくリクエストデータで指定ができる。
【0010】
同じく請求項2に係る発明は、前記サービス制御部
は、前記ゲートウェイを経由して受信した処理結果を、JSON(Java(登録商標)Script Object Notation)形式のフォーマットに変換して前記端末装置に送信するレスポンスデータ変換手段を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2に係る発明によれば、サービス制御部のレスポンスデータ変換手段から、ゲートウェイを経由して受信した処理結果を、JSON形式のフォーマットに変換して前記端末装置に送信する。ここで、JSONとは、Java(登録商標)Scriptをベースとしたデータ表現のフォーマットであり、構造が単純であり、異なるプログラミング言語間でのデータの受け渡しが簡単に行えるという特徴を有している。このため、送信対象のデータの取り出し処理が容易であることから、専用の表示ソフトを用いる必要がない。
【0012】
同じく請求項3に係る発明は、前記端末装置の前記リクエストデータには、前記音声端末の電話番号、前記端末装置を識別しうる識別番号、及び前記音声端末に対して行う音声通信サービスを指定するデータが含まれると共に、前記サーバー装置から前記端末装置へのレスポンスデータには、前記リクエストデータに対する要求の処理結果を示す、ステータスデータ、詳細ステータス確認用のURL、前記端末装置から受けたリクエストデータを個別に特定するユニークID、送信失敗時のエラーメッセージ、及び前記音声端末の電話番号が含まれることを特徴とする。
【0013】
請求項3に係る発明によれば、端末装置からのリクエストデータに、音声端末の電話番号、端末装置を識別しうる識別番号、及び音声端末に対して行う音声通信サービスを指定するデータが含まれる。このため、サーバー装置は、発呼を行う音声端末の電話番号、端末装置の識別番号、実行する音声通信サービスを認識して実行することができる。そして、端末装置では、レスポンスデータにより、リクエストデータに対する要求の処理結果を示すステータスデータ、詳細ステータス確認用のURL、ユニークID、送信失敗時のエラーメッセージ、及び前記音声端末の電話番号を知ることができる。
【0014】
同じく請求項4に係る発明は、前記サーバー装置から前記端末装置へのレスポンスデータには、前記リクエストデータで検索要求された前記音声端末の電話番号の有無情報、前記音声端末の電話番号、前記音声端末の所属国コード、相手先のネットワークコード、前記音声端末が所属しているキャリアのコード、及び処理における処理ステータス情報のうちの少なくとも一つが含まれることを特徴とする。
【0015】
請求項4に係る発明によれば、ゲートウェイから受信した検索結果から、リクエストデータで検索要求された音声端末の電話番号の存在有無の情報、音声端末の電話番号、音声端末の所属国コード、相手先のネットワークコード、音声端末が所属しているキャリアのコード、及び処理における処理ステータス情報のうちの少なくとも一つがJSON形式のフォーマットに変換されて、端末装置に返信され、端末装置において、音声端末が実在しているか否かが把握できる。
そして、端末装置では、レスポンスデータにより、リクエストデータで検索要求された音声端末の電話番号の存在有無の情報、音声端末の電話番号、音声端末の所属国コード、相手先のネットワークコード、音声端末が所属しているキャリアのコード、及び処理における処理ステータス情報を知ることができる。
【0016】
同じく請求項5に係る発明は、前記電話交換処理部は、前記ゲートウェイ毎の通信料金を保存するゲートウェイ通信料金保存手段と、前記端末装置から前記リクエストデータを受信した場合、前記ゲートウェイ通信料金保存手段を参照すると共に、通信費用が最低となるゲートウェイを選択する、ゲートウェイ選択手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
請求項5に係る発明によれば、端末装置側で負担する通信費用が最低となるように、ゲートウェイが自動的に選択される。
【0018】
同じく請求項6に係る発明は、前記端末装置は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする。
【0019】
請求項6に係る発明によれば、端末装置として、パーソナルコンピュータ、例えばデスクトップコンピューター、ラップトップ型コンピューター、タブレット型コンピューター、スマートフォンを使用することができる。
【0020】
同じく請求項7に係る発明は、前記電話交換処理部の音声通信サービス手段は、前記リクエストデータで指定された音声データサーバーに蓄積された音声を前記音声端末に送信する音声送信サービス、前記リクエストデータで指定された複数の
音声端末による電話会議サービス、前記音声端末が指定した番号データを蓄積する番号データ蓄積サービス、及び前記音声端末からの音声データを蓄積する音声データ蓄積サービスのうち少なくとも一つを実行することを特徴とする。
【0021】
請求項7に係る発明によれば、音声通信サービスとして、リクエストデータで指定された音声データサーバーに蓄積された音声を音声端末に送信する音声送信サービス、リクエストデータで指定された複数の端末による電話会議サービス、音声端末が指定した番号データを蓄積する番号データ蓄積サービス、及び音声端末からの音声データを蓄積する音声データ蓄積サービスを提供できる。
【0022】
同じく請求項8に係る発明は、前記サーバー装置と、このサーバー装置に接続された前記端末装置と、前記サーバー装置に接続された複数のゲートウェイと、前記ゲートウェイに接続される音声端末とを備えることを特徴とする電話発信システムである。
【0023】
請求項8に係る発明によれば、端末装置からのリクエストデータの送信に、HTTPのPOSTメソッドを用いていることから、POSTメソッド以外の例えばSMTPを用いた場合と異なり、インターフェース構築の制約が少なくなる。
従って、携帯用のアプリケーションの他、一般的なパーソナルコンピュータ上においても、自由にインターフェースの設計が可能である。
また、サービス制御装置は、リクエストデータを解析して電話交換処理部にイベントシグナルを送出し、電話交換処理部は、指定の音声端末に音声通信サービスを行うため、端末装置からは、電話交換処理部や、ゲートウェイを意識することなく、音声通信サービスを実行できる。このため、交換処理部やゲートウェイの処理内容が変更されたとしても、サービス制御部の処理を変更することで対応できる。
また、本発明によれば、サービス制御部のリクエストデータ解析手段によって、端末装置からのリクエストデータが解析されてイベントシグナルが発生され、電話交換部の動作内容が指定される。電話交換部では、ゲートウェイ選択手段により指定された電話番号で特定される音声端末に対応するゲートウェイを選択し、発呼制御手段により選択されたゲートウェイの通信手順に従って発呼がなされ、音声端末から応答があったとき、音声端末に対して音声通信サービス手段が指定された音声通信サービスを実行することができる。
更に、本発明によれば、送信のインターフェースの開発が容易であり、端末装置側ではサーバー装置の交換処理部やゲートウェイの処理を意識することなくリクエストデータで指定ができる。
このため、端末装置から利用しやすい電話発信システムを提供できる。
【0024】
同じく請求項9に係る発明は、端末装置からのリクエストデータを受け、前記リクエストデータに基づいてゲートウェイに前記リクエストデータに基づいた処理を実行する指示を行い、前記リクエストデータにより指定した音声端末に前記リクエストデータにより指定した音声通信サービスを実行するサーバー装置
であって、前記端末装置が、前記サーバー装置と異なる箇所に配置され、各端末装置がサーバー装置にインターネット回線で接続されたサーバー装置の制御方法であって、
前記端末装置からの、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のPOSTメソッドが用いられた前記リクエストデータを受けて解析し、少なくとも接続すべき前記音声端末の電話番号、及び希望する前記音声通信サービスの内容を指定すると共に、前記解析したリクエストデータに基づいて選択すべき
ゲートウェイを指定するイベントシグナル
を発生するステップと、
前記イベントシグナルを受け、このイベントシグナルに基づいて前記複数のゲートウェイから適切な
ゲートウェイを選択すると共に前記選択したゲートウェイに対し前記イベントシグナルで指定される電話番号で特定された前記音声端末への発呼を指令するステップと、選択された前記ゲートウェイの通信手順に従って、前記選択した前記ゲートウェイに前記音声端末への発呼を指令するステップと、発呼された前記音声端末から応答があったとき、前記イベントシグナルで指定された前記音声通信サービスを行うステップと、を備えるものであり、前記端末装置からの前記リクエストデータを受信したとき、前記リクエストデータの解析、前記イベントシグナルの出力、
ゲートウェイの選択、前記ゲートウェイからの前記音声端末への発呼の指令、及び発呼された前記音声端末から応答があったときの前記イベントシグナルで指定された前記音声通信サービスの実行を自動的に行うことを特徴とするサーバー装置の制御方法である。
【0025】
請求項9に係る発明によれば、端末装置からのリクエストデータの送信に、HTTPのPOSTメソッドを用いていることから、POSTメソッド以外の例えばSMTPを用いた場合と異なり、インターフェース構築の制約が少なくなる。
従って、携帯用のアプリケーションの他、一般的なパーソナルコンピュータ上においても、自由にインターフェースの設計が可能である。
また、サービス制御装置は、リクエストデータを解析して電話交換処理部にイベントシグナルを送出し、電話交換処理部は、指定の音声端末に音声通信サービスを行うため、端末装置からは、電話交換処理部や、ゲートウェイを意識することなく、音声通信サービスを実行できる。このため、交換処理部やゲートウェイの処理内容が変更されたとしても、サービス制御部の処理を変更することで対応できる。
また、本発明によれば、サービス制御部のリクエストデータ解析手段によって、端末装置からのリクエストデータが解析されてイベントシグナルが発生され、電話交換部の動作内容が指定される。電話交換部では、ゲートウェイ選択手段により指定された電話番号で特定される音声端末に対応するゲートウェイを選択し、発呼制御手段により選択されたゲートウェイの通信手順に従って発呼がなされ、音声端末から応答があったとき、音声端末に対して音声通信サービス手段が指定された音声通信サービスを実行することができる。
更に、本発明によれば、送信のインターフェースの開発が容易であり、端末装置側ではサーバー装置の交換処理部やゲートウェイの処理を意識することなくリクエストデータで指定ができる。
【0026】
同じく請求項10に係る発明は、端末装置からのリクエストデータを受け、前記リクエストデータに基づいてゲートウェイに前記リクエストデータに基づいた処理を実行する指示を行い、前記リクエストデータにより指定した音声端末に前記リクエストデータにより指定した音声通信サービスを実行するサーバー装置で
あって、前記端末装置が前記サーバー装置と異なる箇所に配置され、各端末装置が前記サーバー装置にインターネット回線で接続されたサーバー装置のコンピューターに実行させるプログラムであって、前記端末装置からの、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のPOSTメソッドが用いられた前記リクエストデータを受けて解析し、少なくとも接続すべき前記音声端末の電話番号、及び希望する前記音声通信サービスの内容を指定すると共に、前記解析したリクエストデータに基づいて選択すべき
ゲートウェイを指定するイベントシグナル
を発生するステップと、
前記イベントシグナルを受け、このイベントシグナルに基づいて前記複数のゲートウェイから適切な
ゲートウェイを選択すると共に前記選択したゲートウェイに対し前記イベントシグナルで指定される電話番号で特定された前記音声端末への発呼を指令するステップと、選択された前記ゲートウェイの通信手順に従って、前記選択した前記ゲートウェイに前記音声端末への発呼を指令するステップと、発呼された前記音声端末から応答があったとき、前記イベントシグナルで指定された前記音声通信サービスを行うステップと、を備えるものであり、前記端末装置からの前記リクエストデータを受信したとき、前記リクエストデータの解析、前記イベントシグナルの出力、
ゲートウェイの選択、前記ゲートウェイからの前記音声端末への発呼の指令、及び発呼された前記音声端末から応答があったときの前記イベントシグナルで指定された前記音声通信サービスの実行を自動的に行わせることを特徴とするプログラム。
である。
【0027】
請求項10に係る発明によれば、端末装置からのリクエストデータの送信に、HTTPのPOSTメソッドを用いていることから、POSTメソッド以外の例えばSMTPを用いた場合と異なり、インターフェース構築の制約が少なくなる。
従って、携帯用のアプリケーションの他、一般的なパーソナルコンピュータ上においても、自由にインターフェースの設計が可能である。
また、サービス制御装置は、リクエストデータを解析して電話交換処理部にイベントシグナルを送出し、電話交換処理部は、指定の音声端末に音声通信サービスを行うため、端末装置からは、電話交換処理部や、ゲートウェイを意識することなく、音声通信サービスを実行できる。このため、交換処理部やゲートウェイの処理内容が変更されたとしても、サービス制御部の処理を変更することで対応できる。
また、本発明によれば、サービス制御部のリクエストデータ解析手段によって、端末装置からのリクエストデータが解析されてイベントシグナルが発生され、電話交換部の動作内容が指定される。電話交換部では、ゲートウェイ選択手段により指定された電話番号で特定される音声端末に対応するゲートウェイを選択し、発呼制御手段により選択されたゲートウェイの通信手順に従って発呼がなされ、音声端末から応答があったとき、音声端末に対して音声通信サービス手段が指定された音声通信サービスを実行することができる。
更に、本発明によれば、送信のインターフェースの開発が容易であり、端末装置側ではサーバー装置の交換処理部やゲートウェイの処理を意識することなくリクエストデータで指定ができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明の請求項1に係るサーバー装置によれば、端末装置からのリクエストにより所望の音声端末に音声サービスの設定や指定を容易に行うことができる。また、端末装置からのリクエストデータの送信に、HTTPのPOSTメソッドを用いていることから、POSTメソッド以外の例えばSMTPを用いた場合と異なり、インターフェース構築の制約が少なくなる。ここで、HTTPプロトコルのPOSTメソッドによるデータ送信は、端末装置からサーバー装置に対して、データを送信する手段として広く用いられており、例えば、自己のホームページ上のWebフォームからの入力データの送信、電子掲示板への投稿インターフェース等に広く用いられている技術である。従って、携帯用のアプリケーションの他、一般的なパーソナルコンピュータ上においても、自由にインターフェースの設計が可能である。
また、サービス制御装置は、リクエストデータを解析して電話交換処理部にイベントシグナルを送出し、電話交換処理部は、指定の音声端末に音声通信サービスを行うため、端末装置からは、電話交換処理部や、ゲートウェイを意識することなく、音声通信サービスを実行できる。このため、交換処理部やゲートウェイの処理内容が変更されたとしても、サービス制御部の処理を変更することで対応できる。
また、本発明によれば、サービス制御部のリクエストデータ解析手段によって、端末装置からのリクエストデータが解析されてイベントシグナルが発生され、電話交換部の動作内容が指定される。電話交換部では、ゲートウェイ選択手段により指定された電話番号で特定される音声端末に対応するゲートウェイを選択し、発呼制御手段により選択されたゲートウェイの通信手順に従って発呼がなされ、音声端末から応答があったとき、音声端末に対して音声通信サービス手段が指定された音声通信サービスを実行することができる。
更に、本発明によれば、送信のインターフェースの開発が容易であり、端末装置側ではサーバー装置の交換処理部やゲートウェイの処理を意識することなくリクエストデータで指定ができる。
【0029】
同請求項2に係るサーバー装置によれば、サービス制御部のレスポンスデータ変換手段から、ゲートウェイを経由して受信した処理結果を、JSON形式のフォーマットに変換して前記端末装置に送信する。ここで、JSONとは、Java(登録商標)Scriptをベースとしたデータ表現のフォーマットであり、構造が単純であり、異なるプログラミング言語間でのデータの受け渡しが簡単に行えるという特徴を有している。このため、送信対象のデータの取り出し処理が容易であることから、専用の表示ソフトを用いる必要がない。
【0030】
同請求項3に係るサーバー装置によれば、端末装置からのリクエストデータに、音声端末の電話番号、端末装置を識別しうる識別番号、及び音声端末に対して行う音声通信サービスを指定するデータが含まれる。このため、サーバー装置は、発呼を行う音声端末の電話番号、端末装置の識別番号、実行する音声通信サービスを認識して実行することができる。
【0031】
請求項4に係るサーバー装置によれば、ゲートウェイから受信した検索結果から、リクエストデータで検索要求された音声端末の電話番号の存在有無の情報、音声端末の電話番号、音声端末の所属国コード、相手先のネットワークコード、音声端末が所属しているキャリアのコード、及び処理における処理ステータス情報がJSON形式のフォーマットに変換されて、送信元端末に返信され、端末装置において、音声端末が実在しているか否かが把握できる。
【0032】
請求項5に係るサーバー装置によれば、端末装置側で負担する通信費用が最低となるように、ゲートウェイが自動的に選択される。
【0033】
請求項6に係るサーバー装置によれば、端末装置として、パーソナルコンピュータ、例えばデスクトップコンピューター、ラップトップ型コンピューター、タブレット型コンピューター、スマートフォンを使用することができる。
【0034】
請求項7に係るサーバー装置によれば、音声通信サービスとして、リクエストデータで指定された音声データサーバーに蓄積された音声を音声端末に送信する音声送信サービス、リクエストデータで指定された複数の端末による電話会議サービス、音声端末が指定した番号データを蓄積する番号データ蓄積サービス、及び音声端末からの音声データを蓄積する音声データ蓄積サービスを提供できる。
【0035】
請求項8に係る電話発信システムによれば、端末装置からのリクエストにより所望の音声端末に音声サービスを容易に行うことができる。また、端末装置からのリクエストデータの送信に、HTTPのPOSTメソッドを用いていることから、POSTメソッド以外の例えばSMTPを用いた場合と異なり、インターフェース構築の制約が少なくなる。従って、携帯用のアプリケーションの他、一般的なパーソナルコンピュータ上においても、自由にインターフェースの設計が可能である。
また、サービス制御装置は、リクエストデータを解析して電話交換処理部にイベントシグナルを送出し、電話交換処理部は、指定の音声端末に音声通信サービスを行うため、端末装置からは、電話交換処理部や、ゲートウェイを意識することなく、音声通信サービスを実行できる。このため、交換処理部やゲートウェイの処理内容が変更されたとしても、サービス制御部の処理を変更することで対応できる。
また、本発明によれば、サービス制御部のリクエストデータ解析手段によって、端末装置からのリクエストデータが解析されてイベントシグナルが発生され、電話交換部の動作内容が指定される。電話交換部では、ゲートウェイ選択手段により指定された電話番号で特定される音声端末に対応するゲートウェイを選択し、発呼制御手段により選択されたゲートウェイの通信手順に従って発呼がなされ、音声端末から応答があったとき、音声端末に対して音声通信サービス手段が指定された音声通信サービスを実行することができる。
更に、本発明によれば、送信のインターフェースの開発が容易であり、端末装置側ではサーバー装置の交換処理部やゲートウェイの処理を意識することなくリクエストデータで指定ができる。 このため、端末装置から利用しやすい電話発信システムを提供できる。
【0036】
請求項9に係るサーバー装置の制御方法によれば、端末装置からのリクエストにより所望の音声端末に音声サービスを容易に行うことができる。また、端末装置からのリクエストデータの送信に、HTTPのPOSTメソッドを用いていることから、POSTメソッド以外の例えばSMTPを用いた場合と異なり、インターフェース構築の制約が少なくなる。また、携帯用のアプリケーションの他、一般的なパーソナルコンピュータ上においても、自由にインターフェースの設計が可能である。
また、サービス制御装置は、リクエストデータを解析して電話交換処理部にイベントシグナルを送出し、電話交換処理部は、指定の音声端末に音声通信サービスを行うため、端末装置からは、電話交換処理部や、ゲートウェイを意識することなく、音声通信サービスを実行できる。このため、交換処理部やゲートウェイの処理内容が変更されたとしても、サービス制御部の処理を変更することで対応できる。
また、本発明によれば、サービス制御部のリクエストデータ解析手段によって、端末装置からのリクエストデータが解析されてイベントシグナルが発生され、電話交換部の動作内容が指定される。電話交換部では、ゲートウェイ選択手段により指定された電話番号で特定される音声端末に対応するゲートウェイを選択し、発呼制御手段により選択されたゲートウェイの通信手順に従って発呼がなされ、音声端末から応答があったとき、音声端末に対して音声通信サービス手段が指定された音声通信サービスを実行することができる。
更に、本発明によれば、送信のインターフェースの開発が容易であり、端末装置側ではサーバー装置の交換処理部やゲートウェイの処理を意識することなくリクエストデータで指定ができる。
【0037】
請求項10に係るプログラムによれば、端末装置からのリクエストにより所望の音声端末に音声サービスを容易に行うことができる。また、端末装置からのリクエストデータの送信に、HTTPのPOSTメソッドを用いていることから、POSTメソッド以外の例えばSMTPを用いた場合と異なり、インターフェース構築の制約が少なくなる。また、携帯用のアプリケーションの他、一般的なパーソナルコンピュータ上においても、自由にインターフェースの設計が可能である。
また、サービス制御装置は、リクエストデータを解析して電話交換処理部にイベントシグナルを送出し、電話交換処理部は、指定の音声端末に音声通信サービスを行うため、端末装置からは、電話交換処理部や、ゲートウェイを意識することなく、音声通信サービスを実行できる。このため、交換処理部やゲートウェイの処理内容が変更されたとしても、サービス制御部の処理を変更することで対応できる。
また、本発明によれば、サービス制御部のリクエストデータ解析手段によって、端末装置からのリクエストデータが解析されてイベントシグナルが発生され、電話交換部の動作内容が指定される。電話交換部では、ゲートウェイ選択手段により指定された電話番号で特定される音声端末に対応するゲートウェイを選択し、発呼制御手段により選択されたゲートウェイの通信手順に従って発呼がなされ、音声端末から応答があったとき、音声端末に対して音声通信サービス手段が指定された音声通信サービスを実行することができる。
更に、本発明によれば、送信のインターフェースの開発が容易であり、端末装置側ではサーバー装置の交換処理部やゲートウェイの処理を意識することなくリクエストデータで指定ができる。