【実施例】
【0347】
実験の詳細を説明する際に、特定の略語および頭字語を使用する。これらのうちのほと
んどは、当業者に理解されるであろうが、表1は、その略語および頭字語のうちの多くの
一覧からなる。
【0348】
【表1-1】
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【0349】
【表1-2】
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【0350】
本発明を、以下の非限定的な本発明の化合物を調製することによって例示する。本明細
書に記載の特定の中間体も、本発明の化合物であり得ることが理解されるべきである。
【0351】
(実施例1a)
中間体1の調製
【0352】
【化40】
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【0353】
1−エトキシ−プロペン(5.1mL、46mmol)のピリジン(3.4mL)溶液
を添加漏斗(約1滴/秒)を介して、ニートのトリクロロアセチルクロリド(4.7mL
、42mmol)に−10℃にてアルゴン雰囲気下で徐々に加えた。次いで、反応混合物
を23℃まで徐々に加温した。20時間後に、反応混合物をジクロロメタン(50mL)
で希釈し、生じた混合物を0.01NのHCl(3×50mL)およびブライン(50m
L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗製の残渣に、ナト
リウムエトキシド(エタノール中21重量%、7.1g、44mmol)をシリンジを介
して徐々に加えた。30分後に、反応混合物をジクロロメタン(500mL)と水(50
0mL)とに分配した。相を分割し、水性層をジクロロメタン(500mL)で抽出した
。合わせた有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、中間体1(6.8g
、95%)を橙色の油状物として得た。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz): 7.28 (ほぼs, 1H),
4.09 (q, J=7.1Hz, 2H), 3.96 (q, J=7.1Hz,
2H), 1.66 (s, 3H), 1.25 (t, J=7.1Hz, 3H
), 1.20 (t, J=7.1Hz, 3H)。
【0354】
(実施例1b)
中間体2の調製
【0355】
【化41】
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【0356】
DMF(100mL)中のN−Boc−(S)−ピペリジン−2−カルボン酸(5.0
g、22mmol)をCs
2CO
3(3.5g、10.9mmol)およびMeI(1.
5mL、24mmol)で処理した。混合物を4時間撹拌し、MTBE(250mL)で
希釈した。混合物を水(100mLで2回)および飽和塩化ナトリウム溶液(100mL
)で洗浄した。溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、エステル中間体2(粗
製物5.1g、96%)を油状物として得、これをさらに精製することなく使用した。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz): δ 4.80 (m, 1H),
3.97 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.93 (m, 1H)
, 2.18 (ほぼd, J=13.2Hz, 1H), 1.67 (m, 2H)
, 1.45 (br s, 10H), 1.20 (ほぼt, J=13.5Hz,
1H).
R
f=0.90(30%EtOAc−ヘキサン)。
【0357】
(実施例2)
中間体3の調製
【0358】
【化42】
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【0359】
DMF(500mL)中の(S)−1−Boc−ピペリジン−2−カルボン酸(25g
、109mmol、Sigma−Aldrich)を順次、MeNHOMe・HCl(1
1.2g、115mmol)、N−メチルモルホリン(36mL、327mmol)、H
OBt(16.2g、120mmol)、およびEDCI(23g、120mmol)で
処理し、18時間撹拌した。溶液をEtOAc(1000mL)で希釈し、H
2O(50
0mLで2回)および飽和NaCl溶液(500mL)で洗浄した。溶液をMgSO
4で
乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を330g SiO
2 Combiflash Hi
gh Performance Goldカラム(0〜100%EtOAc−ヘキサン勾
配)に掛けて、ワインレブアミド中間体3(18.4g、61%)を透明な油状物として
得た。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz): δ 5.06 (br m, 1H
), 3.93 (br m, 1H), 3.77 (br s, 3H), 3.1
8 (s, 3H), 2.01 (ほぼd, J=13.5Hz, 1H), 1.7
1 (m, 4H), 1.45 (s, 9H);
LCMS(ESI)m/z 273[M+H]
+、t
R=2.31分;
HPLC(RP:6〜98%MeCN−H
2O勾配、0.05%TFA調整剤)t
R=4
.423分。
R
f=0.60(50%EtOAc−ヘキサン)。
【0360】
(実施例3)
中間体4の調製
【0361】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
アセトニトリル(5ml、93.8mmol)の乾燥THF(50ml)溶液に−78
℃にて、NaN(TMS)
2(34ml、68mmol、ヘキサン中2M)を滴下添加し
た。溶液を−40℃まで加温し、20分間撹拌した。次いで、溶液を−78℃に冷却し、
エステル(中間体2)(7.6g、31.1mmol)のTHF(20ml)溶液を滴下
添加した。溶液を−40℃まで加温し、2時間撹拌した。次いで、溶液を−78℃に冷却
し、酢酸(4.8ml、80mmol)のTHF(20ml)溶液を滴下添加した。次い
で、溶液を室温まで加温し、揮発性物質を減圧下、40℃にて除去した。生じた残渣をE
tOAc(300mL)に溶かし、有機相を2回、それぞれブラインで洗浄した。揮発性
物質を減圧下、40℃にて除去した。
1H NMR (DMSO, 300MHz): δ 4.63 (br s, 1H)
, 4.18−4.13 (m, 1H), 3.82−3.78 (m, 1H),
3.65 (s, 2H), 2.85−2.63 (m, 1H), 1.65−1.
52 (m, 9H), 1.38 (s, 9H).
LCMS m/z:153 [M−Boc基+H]、t
R=2.50分。
【0363】
残渣をEtOH(150ml)に溶かし、酢酸ヒドラジン(4.5g、47mmol)
を加えた。溶液を室温にて16時間撹拌した。揮発性物質を減圧下、40℃にて除去し、
EtOAc(200ml)を加え、有機相を希NaHCO
3水溶液、次いで、H
2O、続
いて、ブラインで洗浄した。揮発性物質を減圧下、40℃にて除去し、生じた残渣をシリ
カゲルカラム(DCM/MeOH、0%から20%への勾配)によって精製して、生成物
中間体4(7.5g、90%)を油状物として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
13H
22N
4O
2の必要値:266.34。実測値
266.84
HPLC(分、純度)t
R=2.13、100%
1H NMR (DMSO, 300MHz): δ 11.20 (br s, 1
H), 5.09 (m, 1H), 5.07 (s, 1H), 4.67 (br
s, 2H), 3.81 (ほぼd, J=12.0Hz, 1H), 2.72
(ほぼbr t, J=12.0Hz, 1H), 2.08 (ほぼd, J=12.
9Hz, 1H), 1.57 (m, 4H), 1.39 (s, 9H);MS(
ESI)m/z 267[M+H]
+、t
R=1.97分。(3.5分法);HPLC(
キラル:Chiralpak AD−H、定組成n−ヘプタン−イソプロパノール 70
:30)。t
R(所望)=22.42分、t
R(所望の異性体のエナンチオマー)=25
.67分;%ee=93。
【0364】
(実施例4)
ワインレブアミドを経由する中間体4の調製
【0365】
【化44】
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【0366】
THF(50mL)中のMeCN(3.20mL、60.7mmol)を−78℃にA
r下で冷却した。NaHMDS溶液(THF中1.0M、36.8mL、36.8mmo
l)を5分かけて滴下添加したが、その時間の間に、オフホワイト色の懸濁液が形成した
。懸濁液を−20℃まで加温し、20分間撹拌した。懸濁液を−78℃に冷却し、カニュ
ーレを介して、THF(50mL)中のワインレブアミド中間体3(5.02g、18.
4mmol)に−78℃にて5分かけて移した。懸濁液を−45℃まで加温し、3時間撹
拌したが、その時間の間に、懸濁液は黄色の溶液になった。溶液を−78℃に冷却し、A
cOH(THF10mL中に4.2mL、73.6mmol)を滴下添加した。溶液を室
温まで加温し、EtOAc(100mL)で希釈した。溶液をH
2O(50mL)および
飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄した。溶液をMgSO
4で乾燥させ、濃縮して、シ
アノケトンを黄色の油状物として得、これをさらに精製することなく使用した。
【0367】
粗製のα−シアノケトンを次の反応で、酢酸ヒドラジンと共に使用して、所望のアミノ
ピラゾール中間体4を上記のとおり合成した。
MS(ESI)m/z 267[M+H]
+、t
R=1.81分。
HPLC(RP:6〜98%MeCN−H
2O勾配、0.05%TFA調整剤)t
R=3
.212分(純度>95%@254nM)。
HPLC(キラル:Chiralpak AD−H 250×4.6mm、5ミクロン;
定組成n−ヘプタン−イソプロパノール 70:30)t
R(所望の異性体)=22.3
5分、t
R(b異性体)=25.78分;α=1.15;%ee=>90%。
【0368】
(実施例5)
中間体5の調製
【0369】
【化45】
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【0370】
中間体1(11.8g、67.6mmol)およびCs
2CO
3(22.0g、67.
6mmol)を中間体4(12.0g、45.1mmol)の溶液に室温にて加え、反応
混合物を130℃に加熱した。17時間後に、反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮
した。粗製の残渣を酢酸エチル(250mL)で希釈し、濾過した。生じた濾液を減圧下
で濃縮し、残渣をSiO
2カラムクロマトグラフィー(330g SiO
2 Combi
flash HP Gold Column、0〜100%酢酸エチル/ヘキサン)によ
って精製して、中間体5(8.58g、57%)を薄黄色の固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 12.01 (br s, 1
H), 7.99 (s, 1H), 5.73 (s, 1H), 5.42 (br
s, 1H), 4.01 (br d, J=12.2Hz, 1H), 2.81
(br t, J=11.2Hz, 1H), 2.29 (d, J=13.5Hz
, 1H), 2.07 (d, J=1.1Hz, 3H), 1.87−1.69
(m, 1H), 1.68−1.41 (m, 4H), 1.48 (s, 9H)
.
13C NMR (CDCl
3, 100MHz): δ 162.87, 156.3
4, 155.43, 140.16, 135.00, 113.29, 86.50
, 79.75, 28.41, 27.79, 25.27, 21.00, 19.
88, 13.38.
LCMS(ESI)m/z 333.0[M+H]
+、t
R=2.24分。
HPLC t
R(分)、純度%:3.969、99%。
R
f=0.50(EtOAc)。
キラルHPLC、98%ee(Chiralpak IC 5mM、4.6×150mm
、10〜95%MeCN/H
2O、0.05%トリフルオロ酢酸調整剤)(S)−異性体
t
R=22.234分、(R)−異性体t
R=20.875分。
【0371】
(実施例6)
中間体6の調製
【0372】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0373】
POCl
3(5.60mL、59.8mmol)を中間体5(993.4mg、2.9
9mmol)に室温にて加え、反応混合物を100℃に加熱した。2時間後に、反応混合
物を室温に冷却し、減圧下で濃縮して、中間体6を橙色の半固体として得、これをそのま
ま、次のステップで使用した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 9.40 (br d,
J=7.6Hz, 1H), 9.27−9.16 (m, 2H), 6.85 (s
, 1H), 4.54 (t, J=112.4Hz, 1H), 3.32 (d,
J=12.8Hz, 1H), 3.08 (q, J=8.81Hz, 1H),
2.33 (s, 3H), 2.23−2.14 (m, 1H), 1.92−1.
61 (m, 5H).
LCMS(ESI)m/z 251.1[M+H]
+、t
R=0.21分。
HPLC t
R=2.35分。
【0374】
(実施例7)
中間体7の調製
【0375】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0376】
中間体10の溶液(実施例11の中間体10の合成において記載したとおり、BOC中
間体1gから、ギ酸を使用して調製)をMeOH(10ml)に溶かした。溶液に、中間
体6(944mg、3.76mmol)およびNEt
3(2ml)を加えた。反応混合物
を70℃にて一晩加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣をコンビ−フラッシュカラムクロマト
グラフィー(0〜100% MeOH/DCM)によって精製して、中間体7(922m
g、60%)を得た。
LCMS(m/z)327.40[M+H]
+
MW 326.19。
【0377】
(実施例8)
中間体8(異性体のシス混合物)の調製
【0378】
【化48】
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【0379】
シス/トランスtert−ブチル3−シアノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボ
キシレートの混合物を、EA:PE=1:10、EA:PE=1:5で溶離するシリカカ
ラム(200〜300)で分離して、中間体8(初期溶離ピークとしての異性体のシス混
合物、30g、46%)を白色の固体として得た。TLC(溶離剤:PE:EA=1:1
):出発材料はシス/トランス混合物(R
f=0.4および0.45)
1H NMR: ( 400MHz DMSO): δ 4.60−4.48 (m,
1H), 3.8−3.65 (m, 1H),3.51−3.63 (m, 1H),
3.5−3.3 (m, 2H), 2.9−3.1 (m, 1H), 2.70
(s, 1H), 1.3−1.45 (s, 9H)。
【0380】
(実施例9)
中間体9の調製
【0381】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0382】
DMF(100ml)中の中間体8(10g、0.047mol)およびイミダゾール
(6.4g、0.094mol)の混合物に、TBDPSCl(14.2g、0.05m
ol)を滴下添加し、混合物を室温にて一晩撹拌した。クエン酸(10%)を加え、EA
で抽出し、乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:
50から1:25)によって精製して、中間体9を無色の油状物(9g、60%)として
得た。
【0383】
TLC情報(溶離剤:PE:EA=1:1)、出発材料R
f=0.40、生成物R
f=
0.90
1H NMR (400MHz DMSO) δ 7.74−7.62 (m, 4H)
,7.47−7.41(m,6H), 4.51 (m, 1H), 3.8−3.65
(m, 1H),3.51−3.63 (m, 1H), 3.5−3.3 (m,
2H), 2.9−3.1 (m, 1H), 1.3−1.45 (s, 9H)。
【0384】
(実施例10)
中間体9aおよび9bの調製
【0385】
【化50】
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【0386】
中間体9をキラルSFC(下記参照)によって分離して、中間体9a(初期溶離、16
.3g、41%)および中間体9b(後期溶離、16.7g、41%)を白色の固体とし
て得た。
【0387】
カラム:ChiralPak IC−H、250×50mmI.D、移動相:CO
2/
iPrOH(35%定組成)、保持時間(9a)1.94分、保持時間(9b):2.7
3分。
【0388】
(実施例11)
中間体10の調製
【0389】
【化51】
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【0390】
中間体9a(16.3g、0.036mol)のCH
2Cl
2(200mL)溶液に室
温にて、TBAF(8.0g、0.025mol)を加えた。反応混合物を室温にて30
分間撹拌し、次いで、CH
2Cl
2(500mL)で希釈し、飽和NH
4Cl水溶液およ
びブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製の生成物をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(PE:EA=10:1から2:1)によって精製して、BOC
ピロリジン中間体を単一のシス異性体(5.9g、収率:76%)として白色の固体とし
て得た。
TLC情報(10a)(溶離剤:PE:EA=1:1)
1.出発材料(R
f=0.90)
2.反応混合物(生成物:R
f=0.4)
1H NMR: 400MHz DMSO: δ 4.60−4.58 (m, 1H)
, 3.87−3.79 (m, 1H),3.69−3.64 (m, 1H), 3
.56−3.49 (m, 2H), 2.9−3.1 (m, 1H), 1.4−1
.5 (s, 9H)
【0391】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0392】
BOCピロリジン中間体(1g、4.7mmol)をHCOOH(5ml)に加え、4
0℃にて2時間加熱した。溶媒を減圧下で蒸発させ、予め加熱したIPA(100℃)を
加えて、残渣を溶かした。IPA溶液を冷却した後に、白色の沈殿物が形成された。生成
物を濾過し、IPAで洗浄して、中間体10(470mg、63%)を得、これをさらに
精製することなく、後続の反応で使用した。
【0393】
(実施例12)
中間体11の調製
【0394】
【化53】
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【0395】
HATU(1.37g、3.59mmol)を、5−クロロ−2−(メチルスルホンア
ミド)安息香酸(823mg、3.29mmol)のDMF(15.0mL)溶液に加え
、反応混合物を室温にて撹拌した。1時間後に、粗製の中間体6(220mg、2.99
mmol)のDMF(1mL)溶液を加え、続いて、トリエチルアミン(2.00mL、
14.3mmol)を加え、反応混合物を室温にて19時間撹拌した。反応混合物を酢酸
エチル(250mL)と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL)とに分配し、層を
分離した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL)および飽和塩化ナトリ
ウム溶液(200mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗製の
残渣をSiO
2カラムクロマトグラフィー(12g SiO
2 Combiflash
HP Gold Column、0〜100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して
、中間体11(736.2mg、51%(2ステップ)を白色の固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 10.05 (br s, 0
.2H), 9.13 (br s, 1H), 8.95 (br s, 1H),
8.81 (br s, 0.2H), 7.70 (d, J=8.8Hz, 1H)
, 7.56 (d, J=8.8Hz, 0.2H), 7.40 (dd, J=8
.8, 2.4Hz, 1H), 7.33 (d, J=2.4Hz, 1H), 7
.31 (d, J=4.4Hz, 0.2H), 6.45 (s, 1H), 6.
40 (br s, 0.2H), 6.28 (br d, J=4.4Hz, 1H
), 5.01 (br s, 0.2H), 4.54 (br d, J=14.0
Hz, 0.2H), 3.35 (br d, J=13.2Hz, 1H), 3.
15−3.03 (m, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.39 (s,
3H), 2.13−1.98 (m, 1H), 1.90−1.59 (m, 2H
), 1.59−1.31 (m, 3H).
13C NMR (CDCl
3, 100MHz): δ 167.09, 156.1
2, 153.13, 147.86, 135.68, 131.79, 131.6
6, 131.38, 130.12, 125.91, 125.44, 117.0
8, 93.74, 47.65, 44.07, 39.81, 27.83, 25
.47, 19.78, 16.90.
LCMS(ESI)m/z 482.1[M+H]
+、t
R=2.79分。
HPLC t
R(分)、純度%:5.438、99%
R
f=0.47(50%EtOAc/ヘキサン)。
キラルHPLC、99%ee(Chiralpak IC 5mM、4.6×150mm
、10〜95%MeCN/H
2O、0.05%トリフルオロ酢酸調整剤)(S)−異性体
t
R=29.739分、(R)−異性体t
R=29.495分。
【0396】
(実施例13)
中間体12の調製
【0397】
【化54】
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【0398】
中間体6(100.0mg、0.35mmol)のMeOH(1.74mL)溶液に、
(S)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルバメート(648mg、3.48m
mol)およびトリエチルアミン(970μL、6.96mmol)を室温にて加え、反
応混合物を70℃に加熱した。4時間後に、反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮し
た。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオロ
酢酸調整剤)によって精製して、中間体12(169mg、95%)を橙色の固体として
得た。
LCMS(ESI)m/z 401.23[M+H]
+、t
R=1.86分。
【0399】
(実施例14)
中間体14の調製
【0400】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0401】
2−アミノ−5−クロロ安息香酸(82mg、0.48mmol)およびHATU(2
28mg、0.6mmol)を無水DMF(2ml)に溶かした。1時間活性化させた後
に、中間体12(120mg、0.3mmol)およびトリエチルアミン(0.17ml
)を、上記溶液に加えた。反応物を窒素下で2時間撹拌した。溶媒を回転蒸発によって除
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、中間体14を得た。(
収率134mg、81%)。
LCMS m/z[M+H]
+ C
28H
36ClN
7O
3の必要値:554.26。実
測値554.18
HPLC Tr(分)、純度%:2.00、98%。
【0402】
(実施例15)
中間体15の調製
【0403】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0404】
2−アミノ−5−メチル安息香酸(316mg、2.09mmol)およびHATU(
992mg、2.61mmol)を無水DMF(2ml)に溶かした。1時間活性化させ
た後に、中間体6(500mg、1.74mmol)およびトリエチルアミン(0.7m
l)を上記溶液に加えた。反応物を窒素下で2時間撹拌した。溶媒を回転蒸発によって除
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、中間体15(収率32
0mg、42%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
20H
22ClN
5Oの必要値:384.15。実測
値383.99
HPLC Tr(分)、純度%:2.00、98%。
【0405】
(実施例16)
中間体16の調製
【0406】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0407】
中間体15(320mg、0.84mmol)をピリジン(2ml)に溶かした。次い
で、塩化アセチル(78mg、1.0mmol)を上記溶液に加えた。反応物を窒素下で
30分間撹拌した。溶媒を回転蒸発によって除去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製して、中間体16(収率305mg、86%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
22H
24ClN
5O
2の必要値:426.16。実
測値425.89
HPLC Tr(分)、純度%:2.40、98%。
【0408】
(実施例17)
中間体18の調製
【0409】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
ピラゾール中間体4(7.2g、27.1mmol)の酢酸(100ml)溶液に、2
−メチルアセトアセテート(3.9ml、27.1nM)を加え、溶液を100℃にて4
5分間撹拌した。揮発性物質を減圧下、40℃にて除去し、生じた残渣をシリカゲルカラ
ム(DCM/MeOH、0%から20%への勾配)によって精製して、中間体18(7.
23g、77%)を油状物として得た。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 7.26 (s, 1H), 5
.79 (s, 1H), 5.42 (s, 1H), 3.99 (m, 1H),
2.81 (m, 1H), 2.56 (m, 1H), 2.36 (m, 3H
), 2.08 (m, 3H), 1.76 (m, 3H), 1.53−1.28
(m, 14H).
LCMS m/z[M+H]
+ C
18H
26N
4O
3の必要値:346.42。実測値
347.07
HPLC Tr(分)、純度%:1.45、100%。
【0411】
(実施例18)
中間体19の調製
【0412】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0413】
中間体18(0.3g、0.867mmol)およびDMAP(0.117g、0.9
58mmol)を無水ピリジン(15mL)に溶かし、撹拌しながら窒素下に置いた。P
OCl
3(0.567ml、6.07mmol)をそのまま加え、反応物を100℃に2
時間加熱した。反応物をLC/MSによってモニタリングした。反応が約2時間で完了し
たら、反応物を室温に冷却し、溶媒を回転蒸発によって除去した。残渣をDCM200m
lに再び溶かし、水200mlで洗浄した。有機層を収集し、MgSO
4(無水)で乾燥
させ、濾過し、次いで、蒸発させた。生成物を、ヘキサン中の酢酸エチル(25%)を使
用するカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体19(0.234g、0.6
43mmol、74%)を溶離した。
1H−NMR (CD
3CN, 300MHz): δ 1.45 (m, 11H),
1.64 (m, 2H), 1.87 (m 1H), 2.39 (m 4H),
2.55 (s, 3H), 2.95 (t, 1H), 4.04 (d, 1H
), 5.57 (d, 1H), 6.39 (s, 1H)。
【0414】
(実施例19)
中間体20の調製
【0415】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0416】
出発中間体19(0.06g、0.165mmol)を酢酸ナトリウム(0.027g
、0.330mmol)と一緒に、無水エタノール(10mL)に溶かした。固体Pd/
C(5重量%)(0.030g)を加え、反応物を水素バルーン下に20分間置いた。4
0ミクロンシリンジフィルターを使用して、触媒を濾別した。溶媒を回転蒸発によって除
去した。残渣をDCMに溶かし、シリカゲルカラムに載せた。中間体20をヘキサン中0
%から50%EtOAcへの勾配で溶離した。(収率約40mg、0.121mmol、
73%)。
1H−NMR (CD
3CN, 300MHz): δ 1.45 (m, 11H),
1.64 (m, 2H), 1.87 (m, 1H), 2.25 (s, 3H
), 2.38 (d, 1H), 2.51 (s, 3H), 2.95 (t,
1H), 4.02 (d, 1H), 5.55 (d, 1H), 6.25 (s
, 1H), 8.41 (s, 1H)。
【0417】
(実施例20)
中間体21の調製
【0418】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0419】
ピラゾール中間体4(0.5g、2.2mmol)の酢酸(5ml)溶液に、3−メチ
ルペンタン−2,4−ジオン(0.25g、2.2mmol)を加え、溶液を90℃にて
30分間撹拌した。揮発性物質を減圧下、40℃にて除去し、生じた残渣をシリカゲルカ
ラム(DCM/MeOH、0%から10%への勾配)によって精製して、生成物中間体2
1(0.353g、47%)を粘稠性油状物として得た。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 6.31 (s 1H), 5.
58 (s 1H), 4.06 (d, J=12.8, 1H), 2.92 (m
1H), 2.79 (m 3H), 2.58 (s, 3H), 2.52 (m
1H), 2.30 (s 3H), 1.91 (m 1H), 1.57−1.4
0 (m, 12H).
LCMS m/z[M+H]
+ C
19H
28N
4O
2の必要値:344.45。実測値
345.20
HPLC Tr(分)、純度%:5.96、95%。
【0420】
(実施例21)
中間体22の調製
【0421】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0422】
中間体21(56mg、0.16mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)に溶かし
、溶液に、濃HCl(0.5mL)を加えた。反応混合物を室温にて1時間撹拌し、次い
で、溶媒を蒸発させた。残渣の中間体22をさらに精製することなく使用した。
【0423】
(実施例22)
中間体23の調製
【0424】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0425】
中間体19(0.110g、0.301mmol)を1,4−ジオキサン5mlに溶か
した。メチルアミン(水中40%)(2mL)を加え、反応物を2時間撹拌した。溶媒を
回転蒸発によって除去した。残渣をDCMに溶かし、シリカゲルカラムに載せた。中間体
23をヘキサン中0〜80%EtOAc勾配で溶離した(98mg、0.272mmol
、90%)。
1H−NMR (CD
3CN, 300MHz): δ 1.45 (m, 11H),
1.60 (m, 2H), 1.82 (m, 1H), 2.30 (s, 3H
), 2.40 (m, 1H, 2.42 (s, 3H), 2.95 (t, 1
H), 3.35 (d, 3H), 4.01 (d, 1H), 5.49 (m,
1H), 6.00 (s, 1H), 6.29 (bs, 1H)。
【0426】
(実施例23)
中間体24の調製
【0427】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
中間体23(0.10g、0.28mmol)を無水1,4−ジオキサン(6ml)に
溶かした。窒素下で撹拌しながら、ジオキサン中4NのHCl(3ml)を、シリンジを
介して加えた。反応物を室温にて2時間撹拌し、その間、LC/MSによってモニタリン
グした。反応が完了したら、溶媒を回転蒸発によって除去した。生成物の中間体24を、
LC/MSによって特性決定した後に、さらに精製することなく持ち越した(収率約73
mg、0.28mmol、100%)。
LCMS m/z[M+H]
+ 261。
【0429】
(実施例24)
中間体25の調製
【0430】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
ピラゾール中間体4(3.22g、12.08mmol)の酢酸(25ml)溶液に、
1−シクロプロピル−1,3−ブタンジオン(2.28g、18.13mmol)を加え
、溶液を120℃にて30分間撹拌した。揮発性物質を減圧下、40℃にて除去し、生じ
た残渣をシリカゲルカラム(ヘキサン/EtOAc、0%から50%への勾配)によって
精製して、中間体25(1.72g、26%)を得た。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 6.44 (s 1H), 6
.28 (s 1H), 5.58 (s, 1H), 4.13−4.04 (m,
1H), 2.96−2.92 (m, 1H), 2.67 (s, 3H), 2.
46−2.42 (m, 1H), 2.14−1.85 (m, 4H), 1.47
(s, 9H), 1.13−1.02 (m, 6H).
LCMS m/z[M+H]
+ C
20H
28N
4O
2の必要値:357.46。実測値
357.13。
【0432】
(実施例25)
中間体26の調製
【0433】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0434】
中間体25(0.60g、1.68mmol)を無水1,4−ジオキサン(6ml)に
溶かした。窒素下で撹拌しながら、ジオキサン中4NのHCl(3ml)を、シリンジを
介して加えた。反応物を室温にて2時間撹拌し、その間、LC/MSによってモニタリン
グした。反応が完了したら、溶媒を回転蒸発によって除去した。生成物の中間体26をさ
らに精製することなく、持ち越した(収率0.55g、100%)。
1H−NMR (CH
3OD, 400MHz): δ 6.95 (d, J=1.2
Hz, 1H), 6.73 (s, 1H), 4.64 (d, J=12Hz,
1H), H), 3.52−3.51 (m, 1H), 3.23−3.20 (m
, 1H), 2.86 (s 3H), 2.40−2.02 (m, 2H), 2
.26−1.81 (m, 5H), 1.41−1.30 (m, 4H).
LCMS m/z[M+H]
+ C
15H
20N
4の必要値:257.35。実測値25
7.15
HPLC Tr(分)、純度%:1.65、98%。
【0435】
(実施例26)
中間体27の調製
【0436】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0437】
中間体4(10g、37.5mmol)を無水DMF(60mL)に溶かした。エチル
3−エトキシ−2−ブテノエート(butenoate)(11g、67.5mmol)
および炭酸セシウム(18g、56.3mmol)を加えた。反応物を110℃にて48
時間撹拌し、室温に冷却した。反応物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾
燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。粗製の材料をシリカゲルカラム(ヘキサン中0〜8
0%EtOAc)で精製して、中間体27(9.55g、収率77%)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
3OD): δ 5.86 (s, 1H),
5.73 (s, 1H), 5.40 (m, 1H), 4.00 (m, 1H)
, 2.91 (m, 1H), 2.54 (s, 3H), 2.36 (m, 1
H), 1.80 (m, 1H), 1.63 (m, 2H), 1.58−1.4
5 (m, 11H).
LC/MS(m/z):333.1[M+H]
+。
【0438】
(実施例27)
中間体28の調製
【0439】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0440】
中間体27(S)−tert−ブチル−2−(7−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒ
ドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(100mg、0.3mmol)をPOCl
3(1mL)と混合し、110℃にて1時間
撹拌した。材料を減圧下で濃縮し、次いで、アセトニトリルに溶かし、少量のMeOHを
加えた。反応物を0℃にて30分間撹拌した。固体を収集し、高真空下で乾燥させた。
【0441】
5−クロロ−2−(メチルスルホンアミド)安息香酸(47mg、0.187mmol
)をHATU(71mg、0.187mmol)と混合し、無水DMF(1mL)に溶か
し、1時間撹拌した。上記のアミン塩酸塩(amine hydrogen chlor
ide)(49mg、0.17mmol)を無水DMF(1mL)に溶かし、反応物にT
EA(71μL、0.51mmol)を加え、材料を16時間撹拌した。反応材料を酢酸
エチルで希釈し、飽和塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナト
リウムで乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮し、シリカゲルカラム(ヘキサン中0〜50%
EtOAc)で精製して、中間体28(57mg、収率39%)を得た。
LC/MS(m/z):482.2[M+H]
+。
【0442】
(実施例28)
中間体29の調製
【0443】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
中間体4(3g、0.02mol)をMeOH(30ml)に溶かし、溶液にマロン酸
ジメチル(2.6ml、0.02mmol)およびMeOH中10%NaOMe(25m
l、0.1mmol)を加えた。反応混合物を78℃にて5時間加熱した。溶媒を蒸発さ
せ、残渣をEtOAc(20mL)に再び溶かし、HOAcを加えて、溶液をやや酸性に
し、ブラインで洗浄し、有機溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーによって精製して、中間体29(3g、78%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
16H
22N
4O
4の必要値:335.16。実測値
335.05
HPLC Tr(分)、純度%:2.82、98%。
【0445】
(実施例29)
中間体30の調製
【0446】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0447】
中間体29(10g)をニートのPOCl
3(25ml)に加え、反応混合物を100
℃にて3時間加熱した。溶媒を蒸発させ、気泡が形成されなくなるまで、残渣にMeOH
を加えた。次いで、アセトニトリル30mLを上記残渣に加えると、橙色の固体が混合物
から沈殿して、中間体30(7.4g、92%)が得られた。
LCMS m/z[M+H]
+ C
11H
12N
4Cl
2の必要値:271.04。実測
値271.07
HPLC Tr(分)、純度%:1.78、98%。
【0448】
(実施例30)
中間体31の調製
【0449】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0450】
中間体30(4.2g、15.5mmol)をCH
3CN(40ml)およびH
2O(
40ml)に加え、上記混合物にNaHCO
3(2.6G、31mmol)およびモルホ
リン(1.35g、15.5mmol)を加えた。反応混合物を室温にて30分間撹拌し
、溶媒を蒸発させ、残渣にDCM20mlを加え、混合物を濾過し、濾液を蒸発させて、
中間体31(4.5g、91%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
15H
20ClN
5Oの必要値:322.14。実測
値322.10
HPLC Tr(分)、純度%:1.81、98%。
【0451】
(実施例31)
中間体32の調製
【0452】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
5−クロロ−2−(メチルスルホンアミド)安息香酸(5g、19.94mmol)お
よびHATU(9.5、24.92mmol)を無水DMF(50ml)に溶かした。1
時間活性化させた後に、上記溶液に中間体31(4g、12.46mmol)およびトリ
エチルアミン(6.93ml)を加えた。反応物を窒素下で2時間撹拌した。溶媒を回転
蒸発によって除去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、中間体
32(収率4.7g、68%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
26Cl
2N
6O
4Sの必要値:553.11
。実測値553.16
HPLC Tr(分)、純度%:2.72、98%。
【0454】
(実施例32)
中間体33の調製
【0455】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
DCM(6ml)中の(5−クロロ−2−(メチルスルホンアミド)安息香酸)(0.
7g、2.8mmol)の懸濁液に、塩化オキサリル(DCM中2M、6ml、12mm
ol)およびDMF(5マイクロリットル)を加え、室温にて3時間撹拌した。揮発性物
質を真空下で除去し、残渣をDCM(20ml)に溶かした。氷水浴で冷却しながら、ア
ミン中間体30(0.78g、2.54mmol)およびET
3N(0.55g)を加え
、10分間撹拌し、次いで、室温にて30分間撹拌した。反応混合物をDCM(100m
l)で希釈し、水で3回洗浄した。揮発性物質を除去し、残渣をシリカゲル(ヘキサン/
AcOEt=1/1)で精製した。生成物の中間体33が純度75%の無色の油状物とし
て得られ、さらに精製することなく、次のステップで使用した。
【0457】
(実施例33)
中間体34の調製
【0458】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0459】
HOAc(20mL)中の中間体4(5g、0.02mol)を3−シクロプロピル−
3−オキソプロパン酸メチルエステル(14g、0.1mmol)で処理し、混合物を1
00℃にて一晩撹拌した。混合物を濃縮し、SiO
2カラムクロマトグラフィー(40g
SiO
2 Combiflash HP Gold Column、0〜100%Et
OAc/ヘキサン勾配)によって精製して、中間体34(4g、83%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
19H
26N
4O
3の必要値:359.20。実測値
359.10
HPLC Tr(分)、純度%:2.45、98%。
【0460】
(実施例34)
中間体35の調製
【0461】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0462】
出発材料中間体34(400mg、1.1mol)をルチジン(5ml)に溶かし、こ
の混合物にPOCl
3(340mg、2.2mmol)を加え、混合物を140℃にて加
熱した。反応は30分で完了した。混合物を濃縮し、SiO
2カラムクロマトグラフィー
(40g SiO
2 Combiflash HP Gold Column、0〜10
0%EtOAc/ヘキサン勾配)によって精製して、中間体35(388mg、92%)
を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
19H
25ClN
4O
2の必要値:377.17。実
測値377.11
HPLC Tr(分)、純度%:3.21、98%。
【0463】
(実施例35)
中間体36の調製
【0464】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0465】
出発材料の中間体35(400mg、1.1mmol)をEtOH(10ml)に溶か
し、混合物に、炭素に担持されている5%Pd(20mg、0.053mmol)および
Et
3N(0.5ml)を加えた。混合物を水素バルーン下、室温にて1.5時間加熱し
た。混合物を濾過し、濾液を濃縮し、SiO
2カラムクロマトグラフィーによって精製し
て、中間体36(283mg、80%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
19H
26N
4O
2の必要値:343.21。実測値
343.13
HPLC Tr(分)、純度%:2.93、98%。
【0466】
(実施例36)
中間体37の調製
【0467】
【化77】
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【0468】
出発材料の中間体35(200mg、0.55mmol)をモルホリン(10ml)に
溶かし、混合物を室温にて30分間撹拌した。混合物を濃縮し、SiO
2カラムクロマト
グラフィーによって精製して、中間体37(200mg、88%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
33N
5O
3の必要値:428.26。実測値
428.17
HPLC Tr(分)、純度%:2.90、98%。
【0469】
(実施例37)
中間体38の調製
【0470】
【化78】
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【0471】
化合物32を合成するための手順に従って、中間体115(54mg、0.255mm
ol)およびtert−ブチル(S)−1−(6−メチル−2−((S)−ピペリジン−
2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イルカルバ
メート(中間体12(79mg、0.198mmol)から開始して、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン中15〜75%酢酸エチル)の後に、中間体38を白色の
固体(107mg、90%)として合成した。
【0472】
(実施例38)
中間体39の調製
【0473】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
トリフェニルホスフィン(87mg、0.332mmol)を中間体38(97mg、
0.163mmol)のTHF(5mL)溶液に室温にて加えた。90分後に、水0.2
mLを加え、混合物を60℃にて一晩加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜10%メタノール)によって精製し
て、中間体39(44mg、48%)を得た。
【0475】
(実施例39)
中間体40の調製
【0476】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0477】
中間体27(1.68g、5mmol)をジオキサン中4NのHCl(5mL)に溶か
し、1時間撹拌した。材料を減圧下で濃縮し、高真空下で乾燥させて、固体を得、次いで
、これを、THF(10mL)およびTEA(2.1mL、15mmol)と混合した。
Cbz−Cl(739μL、5.25mmol)を滴下添加し、1時間撹拌した。材料を
酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で
洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上に置き、次いで、減圧下で濃縮した。材料
をシリカゲルカラム(ヘキサン中0〜80%EtOAc)で精製して、中間体40(92
9mg、収率51%)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
3OD): δ 7.31 (m, 5H),
5.85 (s, 1H), 5.74 (s, 1H), 5.47 (m, 1H)
, 5.20−5.10 (m, 2H), 4.08 (m, 1H), 3.05
(m, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.34 (m, 1H), 1.8
5 (m, 1H), 1.63−1.51 (m, 4H).
LC/MS(m/z):367.2[M+H]
+。
【0478】
(実施例40)
中間体41の調製
【0479】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0480】
中間体40(848mg、2.3mmol)をトルエン(7mL)と混合した。POC
l
3(635μL、6.94mmol)を加え、110℃にて1.5時間撹拌した。材料
を減圧下で濃縮した。材料を酢酸エチルで溶かし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回
および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥さ
せ、次いで、減圧下で濃縮した。材料をシリカゲルカラム(ヘキサン中0〜30%EtO
Ac)で精製して、中間体41(425mg、収率48%)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
3OD): δ 7.29 (m, 5H),
6.88 (s, 1H), 6.40 (s, 1H), 5.64 (m, 1H)
, 5.21−5.10 (m, 2H), 4.12 (m, 1H), 3.08
(m, 1H), 2.68 (s, 3H), 2.41 (m, 1H), 1.9
4 (m, 1H), 1.67−1.49 (m, 4H).
LC/MS(m/z):385.0[M+H]
+。
【0481】
(実施例41)
中間体42の調製
【0482】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0483】
中間体14(100mg、0.18mmol)のピリジン(2.00mL)溶液に、N
,N−ジメチルスルファモイルクロリド(258mg、0.19mmol)およびトリエ
チルアミン(500μL、3.6mmol)を加え、反応混合物を90℃にて一晩撹拌し
た。次いで、反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。粗製の残渣をコンビ−フラ
ッシュカラムクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)によって精製し
て、中間体42(20mg、17%)を得た。
LCMS(m/z)661.09[M+H]
+
MW 660.26。
【0484】
(実施例42)
中間体43の調製
【0485】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0486】
N−クロロスクシンイミド(239mg、1.79mmol)を、4−フルオロ−2−
(メチルスルホンアミド)安息香酸(351mg、1.51mmol)のDMF(9mL
)溶液に室温にて加えた。一晩撹拌した後に、混合物を水90mLの中に注ぎ入れ、酢酸
エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgS
O
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体43(384mg、95%)を5−クロロ−
4−フルオロ−2−(メチルスルホンアミド)安息香酸と3−クロロ−4−フルオロ−2
−(メチルスルホンアミド)安息香酸との5:1混合物として得、これをさらに精製する
ことなく使用した。
LCMS m/z[M+H]
− C
8H
7ClFNO
4Sの必要値:265.98。実測
値266.07。
【0487】
(実施例43)
中間体44の調製
【0488】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
中間体30(1g、3.7mmol)をMeOH(5ml)に溶かし、溶液に、1−N
−Boc−ピペラジン(0.83g、4.4mmol)を加えた。反応混合物を室温にて
10分間撹拌した。溶媒を減圧蒸発させ、残渣をコンビ−フラッシュカラムクロマトグラ
フィー(0〜50%MeOH/DCM)で精製して、中間体44(1.7g、100%)
を得た。
LCMS(m/z)421.05[M+H]
+
MW 420.20。
【0490】
(実施例44)
中間体45の調製
【0491】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0492】
中間体44(800mg、1.9mmol)をMeOH(3ml)に溶かし、溶液に、
アゼチジン(1g、19mmol)を加えた。反応混合物を70℃にて一晩加熱した。溶
媒を減圧蒸発させ、残渣をコンビ−フラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜60%M
eOH/DCM)で精製して、中間体45(0.54g、65%)を得た。
LCMS(m/z)442.39[M+H]
+
MW 441.57。
【0493】
(実施例45)
中間体46の調製
【0494】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0495】
2−アミノ−5−クロロ安息香酸(340mg、1.96mmol)およびHATU(
930mg、2.44mmol)をDMF(3ml)に溶かした。反応混合物を室温にて
10分間撹拌した。上記溶液に、中間体45(500mg、1.22mmol)およびN
Et
3(680μl)を加えた。反応物を室温にて30分間撹拌し、ブライン(10ml
)でクエンチし、次いで、EtOAc(20ml)で抽出した。有機層をブライン(10
ml)で2回洗浄し、次いで、減圧下で蒸発させた。残渣をコンビ−フラッシュカラムク
ロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、中間体46(0.
5g、75%)を得た。
LCMS(m/z)595.28[M+H]
+
MW 594.14。
【0496】
(実施例46)
中間体47の調製
【0497】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0498】
中間体33(50mg、0.1mmol)をTHF(2mL)に溶かし、溶液に、(S
)−3−(Boc−アミノ)ピペリジン(22mg、0.11mmol)およびNEt
3
(27μl)を加えた。反応混合物を室温にて一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残
渣をコンビ−フラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜50%MeOH/DCM)で精
製して、中間体47(29mg、44%)を得た。
【0499】
(実施例47)
中間体48の調製
【0500】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0501】
3−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)−モルホリン−4−カルボン酸te
rt−ブチルエステルおよび中間体4(100mg、0.37mmol)をHOAc(2
ml)に溶かし、3−シクロプロピル−2−メチル−3−オキソ−プロピオン酸エチルエ
ステル(0.24ml、1.88mmol)を加えた。材料を還流にて1時間撹拌し、減
圧下で濃縮した。物質を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和
塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで
、減圧下で濃縮した。材料をCombiflashシリカゲルカラム(DCM中0〜80
%MeOHの直線勾配)で精製して、中間体48(78mg、71%)を得た。
LCMS(m/z)273.25[M+H]
+
MW 272.16。
【0502】
(実施例48)
中間体49の調製
【0503】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0504】
5−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(126mg、0.55m
mol)のDMF(3ml)溶液に、HATU(281mg、0.74mmol)を加え
、室温にて20分間撹拌した。上記溶液に、DMF(1ml)中の中間体48を加え、続
いて、TEA(0.1ml)を加えた。反応物を室温にて1時間撹拌した。酢酸エチルで
希釈し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥
させ、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLCで精製して、中間体49(110
mg、62%)を得た。
LCMS(m/z)474.23[M+H]
+
MW 483.19。
【0505】
(実施例49)
中間体50の調製
【0506】
【化90】
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【0507】
中間体49(30mg、0.06mmol)をPOCl
3(30μL)とルチジン(2
mL)中で混合し、100℃にて3時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。材料をDC
Mに溶かし、Combiflashシリカゲルカラム(ヘキサン中0〜80%EtOAc
の直線勾配)で精製して、中間体50(15mg、48%)を得た。
LCMS(m/z)502.10[M+H]
+
MW 501.03。
【0508】
(実施例50)
中間体51の調製
【0509】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0510】
中間体19(200mg、0.55mmol)をアゼチジン(1ml)に溶かし、反応
混合物を60℃にて30分間加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣を1,4−ジオキサンに再
び溶かし、4NのHCl(1ml)を上記溶液に加えた。反応混合物を室温にて2時間撹
拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O
)で精製して、中間体51(144mg、92%)を得た。
LCMS(m/z)286.21[M+H]
+
MW 285。
【0511】
(実施例51)
中間体52の調製
【0512】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
DMSO7mLおよび水0.3mL中のtert−ブチル2,5−ジヒドロ−1H−ピ
ロール−1−カルボキシレート(955mg、5.64mmol)の溶液を0℃に冷却し
た。NBS(1.51g、8.44mmol)を8分かけて徐々に加え、次いで、反応混
合物を室温まで加温した。4時間後に、混合物を氷水100mLの中に注ぎ入れ、酢酸エ
チル(2×70mL)で抽出した。合わせた有機層を水100mLおよびブライン100
mLで洗浄し、次いで、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体5
2(1.48g、99%)を黄色のフィルムとして得、これをさらに精製することなく、
次のステップで使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 4.46 (m, 1H),
4.15 (m, 1H), 4.02 (dd, J=5.2Hz, 13 Hz),
3.81 (m, 2H), 3.40 (m, 1H), 1.46 (s, 9H
)。
【0514】
(実施例52)
中間体53の調製
【0515】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0516】
中間体52(467mg、1.75mmol)のメタノール(7mL)溶液に0℃にて
、1.0NのNaOH水溶液(2.4mL、2.4mmol)を徐々に加えた。反応混合
物を室温まで加温し、一晩撹拌した。次いで、メタノールを減圧下で濃縮し、水20mL
を加えた。水性層を酢酸エチル(3×25mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン5
0mLで洗浄し、次いで、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体
53(1.48g、99%)を無色の油状物として得、これをさらに精製することなく、
次のステップで使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 3.80 (d, J=12.
8Hz, 1H), 3.73 (d, J=12.8 Hz), 3.65 (d,
J=3.2Hz, 2H), 3.31 (d, J=4.8Hz, 1H), 3.2
8 (d, J=4.8Hz, 1H), 1.43 (s, 9H)。
【0517】
(実施例53)
中間体54の調製
【0518】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0519】
ジエチルアルミニウムシアニドのトルエン溶液(1.0M、3.3mL、3.3mmo
l)を中間体53(298mg、1.61mmol)のトルエン(9mL)溶液に室温に
て徐々に加えた。一晩撹拌した後に、1.0NのNaOH溶液(水溶液)を徐々に加える
ことによって、反応混合物を慎重にクエンチし(注意:発熱性)、次いで、水15mLで
希釈した。水性層を酢酸エチル(2×60mL)で抽出し、合わせた有機層を水(2×6
0mL)およびブライン60mLで洗浄し、次いで、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、
減圧下で濃縮して、中間体54(314mg、85%)を薄黄色の油状物として得、これ
をさらに精製することなく使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 4.63 (m, 1H),
3.80−3.61 (m, 3H), 3.36 (m, 1H), 3.05 (m
, 1H), 2.64 (br s, 1H), 1.47 (s, 9H)。
【0520】
(実施例54)
中間体55の調製
【0521】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0522】
中間体4(266mg、1mmol)をアセトニトリル(5mL)に溶かした。次いで
、エチルアセトイミデート塩酸塩(247mg、2mmol)を加え、続いて、酢酸(5
7μL、1mmol)を滴下添加した。エタノール(1mL)を加え、反応混合物を48
時間撹拌した。生じた固体を濾過し、アセトニトリルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し
、分取HPLC(水中5〜95%アセトニトリル、0.1%酢酸緩衝液)で精製して、中
間体55(185mg、60%)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
3OD): δ 5.93 (s, 1H),
5.45 (m, 1H), 4.05 (m, 1H), 2.78 (m, 1H)
, 2.40 (s, 3H), 2.18 (m, 1H), 1.78 (m, 1
H), 1.70−1.60 (m, 2H), 1.47 (m, 12H).
LC/MS(m/z):308.1[M+H]
+。
【0523】
(実施例55)
中間体56の調製
【0524】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0525】
中間体55(31mg、0.1mmol)をキシレン(2mL)と混合した。オルト酢
酸トリエチル(60μL、0.33mmol)を加え、反応混合物を120℃にて24時
間撹拌した。室温に冷却した後に、混合物を減圧下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン中40%EtOAc)で精製して、中間体56(16mg、48%
)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
3OD): δ 6.30 (s, 1H),
5.54 (m, 1H), 4.04 (m, 1H), 2.95 (m, 1H)
, 2.87 (s, 3H), 2.58 (s, 3H), 2.47 (m, 1
H), 1.89 (m, 1H), 1.65 (m, 2H), 1.47 (m,
12H).
LC/MS(m/z):332.1[M+H]
+。
【0526】
(実施例56)
中間体57の調製
【0527】
【化97】
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【0528】
中間体2(1.52g、6.26mmol)の無水THF(15mL)溶液をアルゴン
下で−78℃に冷却した。テッベ試薬の溶液(トルエン中0.5M、15mL、7.5m
mol)を滴下添加し、反応混合物を−78℃にて1時間撹拌し、次いで、室温まで加温
した。2時間後に、反応混合物を滴下漏斗に入れ、次いで、1NのNaOH(水溶液)の
撹拌溶液が入っている500mL丸底フラスコに0℃にて滴下添加した。添加が完了した
後に、酢酸エチル75mLを加え、混合物を一晩激しく撹拌した(黄色の沈殿物)。次い
で、混合物を中等級フリット(medium frit)で濾過し、濾液を分液漏斗に加
えた。水性層を分離した後に、残りの有機層をブライン(2×125mL)で洗浄し、乾
燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮すると、黄色の油状残渣が残った。ヘキ
サンを加えて、さらなる固体を破砕し、混合物を濾過した。濾液を濃縮し、残りの残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜25%酢酸エチル)によって精製
して、中間体57(332mg、22%)を透明な油状物として得た。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 4.74 (m, 1H),
4.06 (m, 1H), 3.95 (m, 1H), 3.91 (m, 1H)
, 3.54 (s, 3H), 2.91 (m, 1H), 2.07 (m, 1
H), 1.65−1.50 (m, 3H), 1.47 (s, 9H), 1.4
5−1.32 (m, 2H)。
【0529】
(実施例57)
中間体58の調製
【0530】
【化98】
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【0531】
NBS(339mg、1.89mmol)を、THF10mLおよび水3mL中の中間
体57(454mg、1.88mmol)の溶液に室温にて徐々に加えた。25分後に、
反応混合物を飽和NaHCO
3(水溶液)45mLに注いだ。水性層を酢酸エチル(3×
30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン75mLで洗浄し、乾燥させ(Na
2
SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。生じた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン中5〜20%酢酸エチル)して、中間体58(219mg、40%)を透明
な油状物として得た。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 4.89 (m, 1H),
4.03 (s, 2H), 3.05−2.75 (m, 1H), 2.14 (m
, 1H), 1.75−1.61 (m, 3H), 1.47 (s, 9H),
1.44−1.33 (m, 2H)。
【0532】
(実施例58)
中間体59の調製
【0533】
【化99】
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【0534】
エタノール3mL中の中間体58(73mg、0.238mmol)、NaHCO
3(
41mg、0.488mmol)、および2,4−ジメチル−6−アミノピリジン(60
mg、0.491mmol)の混合物を一晩還流加熱した。室温に冷却した後に、反応混
合物を減圧下で濃縮し、分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む)中15〜
100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によって精製して、凍結
乾燥の後に、中間体59(6.0mg、7.6%)を固体のトリフルオロ酢酸塩として得
た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
19H
27N
3O
2の必要値:330.21。実測値
330.38。
【0535】
(実施例59)
中間体60の調製
【0536】
【化100】
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【0537】
コリジン(1g、8.25mmol)のTHF(5mL)溶液を−78℃に冷却し、B
uLi(5.15mL、ヘキサン中1.6M)を滴下添加した。すぐに、暗赤色が生じた
。溶液を−78℃にて10分間撹拌した。THF(5mL)中の中間体2(0.5g、0
.2mmol)を滴下添加し、−78℃にて15分間撹拌した。溶液をTHF(2mL)
中の酢酸(0.5mL)でクエンチし、室温まで加温した。揮発性物質を減圧下で部分的
に除去し、EtOAc(50mL)を加えた。有機層をブライン(2×50mL)で洗浄
し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0
〜60%EtOAc)によって、中間体60を無色の油状物(1.36g、91%)とし
て得た。
LCMS m/z[M+H]
+ 332.99。
HPLC Tr(分)、純度%:2.34、60%。
【0538】
(実施例60)
中間体61の調製
【0539】
【化101】
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【0540】
中間体60(1.3g、3.91mmol)、ヒドロキシルアミン(1.35g、19
.5mmol)、およびNaOAc(1.92g、23.46mmol)を還流にて、E
tOH(20mL)中で1時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で部分的に除去した。Et
OAc(50mL)を加え、有機層をブライン(2×50mL)で洗浄し、乾燥させ、減
圧下で濃縮した。化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜60%
EtOAc)によって精製して、中間体61を無色の油状物(1.10g、81%)とし
て得た。
LCMS m/z[M+H]
+ 348.04
HPLC Tr(分)、純度%:2.28、80%。
【0541】
(実施例61)
中間体62の調製
【0542】
【化102】
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【0543】
中間体61(0.348g、1.0mmol)およびO−(2,4−ジニトロ−フェニ
ル)−ヒドロキシルアミン(0.239g、1.2mmol)をMeCN中、窒素下で1
6時間撹拌した。Cs
2CO
3(0.5g)を加え、懸濁液を室温にて2時間撹拌した。
揮発性物質を減圧下で除去し、残渣をMeCN/水に溶かし、分取HPLC(5〜95%
H
2O/MeCN、0.1% TFA)によって精製して、中間体62を無色の粉末(0
.119g、34%)として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ 329.95
HPLC Tr(分)、純度%:2.81、98%。
【0544】
(実施例62)
中間体63の調製
【0545】
【化103】
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【0546】
中間体62(0.119g、0.362mmol)をジオキサン(2mL)中で撹拌し
、HCl(4mL、ジオキサン中4M)を室温にて加え、1時間撹拌した。揮発性物質を
減圧下で除去して、中間体63のHCl塩をオフホワイト色の粉末(0.125g、>1
00%)として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ 230.16
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 9.44 (s, 2H),
7.36 (s, 1H), 6.73 (s, 1H), 6.70 (s, 1H)
, 4.46 (m, 1H), 3.28 (d, 12.4Hz, 1H), 3.
04 (m, 1H), 2.62 (s, 3H), 2.30 (s, 3H),
2.10 (d, 13.6 Hz), 1.93−1.78 (m, 4H), 1.
66 (m, 1H).
HPLC Tr(分)、純度%:1.34、98%。
【0547】
(実施例63)
中間体64の調製
【0548】
【化104】
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【0549】
エタノール1.2mL中の中間体58(14mg、0.046mmol)および6−ク
ロロピリダジン−3−アミン(17mg、0.131mmol)の混合物を一晩還流加熱
した。室温に冷却した後に、反応混合物を減圧下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン中5〜50%酢酸エチル)によって精製して、中間体64を透明なフ
ィルム(9mg、60%)として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
17H
22ClN
3O
2の必要値:337.14。実
測値337.04。
【0550】
(実施例64)
中間体65の調製
【0551】
【化105】
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【0552】
トリフルオロ酢酸(0.070mL、0.831mmol)を中間体64(8mg、0
.024mmol)のCH
2Cl
2(1mL)溶液に加えた。一晩撹拌した後に、LC/
MSによって、Boc基の完全な除去が示された。反応混合物を減圧下で濃縮し、真空下
で2時間乾燥させた。生じた残渣を無水CH
2Cl
21.5mLに溶かした溶液に、5−
クロロ−2−(メチルスルホンアミド)ベンゾイルクロリド(6.5mg、0.0252
mmol)を加えた。混合物を0℃に冷却し、トリエチルアミン(7.0μL、0.04
9mmol)を加え、生じた混合物を室温まで加温し、一晩撹拌した。LC/MSモニタ
リングによって、中間体65(11.5mg、99%)への完全な変換が示された。反応
混合物を減圧下で濃縮し、さらに精製することなく使用した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
19H
19Cl
2N
5O
3Sの必要値:468.06
。実測値467.89。
【0553】
(実施例65)
中間体66の調製
【0554】
【化106】
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【0555】
エタノール16mL中の中間体58(293mg、0.958mmol)および6−ク
ロロ−5−メチルピリダジン−3−アミン(195mg、1.35mmol)の混合物を
77℃にて一晩加熱した。室温に冷却した後に、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中5〜100%酢酸エチル)によって精製
して、中間体66(125mg、38%)を白色の固体として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
17H
23ClN
4O
2の必要値:351.15。実
測値351.12。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 7.76 (s, 1H),
7.62 (s, 1H), 5.57 (m, 1H), 4.09 (m, 1H)
, 2.89 (m, 1H), 2.52 (m, 1H), 2.45 (s, 3
H), 1.86 (m, 1H), 1.70−1.30 (m, 4H), 1.4
7 (s, 9H)。
【0556】
(実施例66)
中間体67の調製
【0557】
【化107】
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【0558】
中間体65を合成するための手順に従って、中間体66(120mg、0.343mm
ol)から開始して、中間体67(129mg、78%)を白色の固体として合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
20H
21Cl
2N
5O
3Sの必要値:482.07
。実測値 481.86。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 10.0 (s, 1H),
8.34 (s, 1H), 7.73 −7.53 (m, 2H), 7.37−7
.30 (m, 1H), 6.27 (s, 1H), 3.31 (m, 1H),
2.95 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 2.27 (m, 2H
), 1.77 (m, 2H), 1.68−1.38 (m, 4H)。
【0559】
(実施例67)
中間体68の調製
【0560】
【化108】
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【0561】
トリエチルアミン(0.35mL、2.51mmol)を、無水メタノール9mL中の
中間体67(109mg、0.226mmol)および(S)−tert−ブチルピロリ
ジン−3−イルカルバメート(469mg、2.52mmol)の混合物に加えた。混合
物を75℃にて一晩加熱した。分析HPLCによって、中間体68への約15%の変換率
が示された。追加の(S)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルバメート(1.
81g)をトリエチルアミン(0.9mL)と共に加え、混合物を再び5日間加熱した。
反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮し、生じた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン中10〜50%酢酸エチル)によって精製して、中間体68(91m
g、64%)を白色の固体として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
29H
38ClN
7O
5Sの必要値:632.23。
実測値632.55。
【0562】
(実施例68)
中間体69の調製
【0563】
【化109】
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【0564】
28%NH
4OH3.3mLおよびエタノール2mL中の、3,6−ジクロロ−4−メ
チルピリダジン(333mg、2.04mmol)の混合物を100℃にて、密閉管中で
48時間加熱した。室温に冷却した後に、反応混合物を減圧下で濃縮した。生じた固体を
エーテルで洗浄およびデカンテーション(5×)して、薄黄色の固体(123mg、42
%)を、分析HPLCによると6−クロロ−5−メチルピリダジン−3−アミンおよび中
間体69の55/45混合物として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
5H
6ClN
3の必要値:144.03。実測値14
4.10。
【0565】
(実施例69)
中間体70の調製
【0566】
【化110】
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【0567】
中間体58(105mg、0.343mmol)と、エタノール6mL中の6−クロロ
−5−メチルピリダジン−3−アミンおよび中間体69(75mg、0.521mmol
)の混合物との混合物を77℃にて一晩加熱した。室温に冷却した後に、反応混合物を減
圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中5〜40%酢酸
エチル)によって精製して、中間体70(7mg、6%)を最初に溶離する生成物として
得、続いて、その異性体の中間体66(17mg、14%)を得た。
中間体70:LCMS m/z[M+H]
+ C
17H
23ClN
4O
2の必要値:35
1.15。実測値351.04。
【0568】
(実施例70)
中間体72の調製
【0569】
【化111】
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【0570】
中間体65を合成するための手順に従って、ただし、中間体70(7mg、0.020
mmol)から開始して、中間体72を透明なフィルム(5.8mg、60%)として回
収した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
20H
21Cl
2N
5O
3Sの必要値:482.07
。実測値481.94。
【0571】
(実施例71)
中間体73の調製
【0572】
【化112】
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【0573】
(S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−2−カルボン酸(30.
0g、130mmol)のテトラヒドロフラン(260mL)溶液に、カルボニルジイミ
ダゾール(21.2g、130mmol)を室温にて加えた。18時間後に、反応混合物
を減圧下で濃縮し、粗製の残渣を酢酸エチル(600mL)と水(200mL)とに分配
した。相を分離し、有機層を水(200mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200
mL)、および飽和塩化ナトリウム溶液(200mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、中間体73(36g、99%)を白色の結晶質の固体
として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 8.21 (br s, 1H
), 7.51 (br s, 1H), 7.08 (br s, 1H), 5.4
5−5.01 (m, 1H), 3.92 (br d, J=13.6Hz, 1H
), 3.39−3.05 (m, 1H), 2.13−1.98 (m, 1H),
1.96−1.82 (m, 1H), 1.78−1.56 (m, 2H), 1
.55−1.30 (m, 11H).
R
f=0.30(50%酢酸エチル/ヘキサン)。
【0574】
(実施例72)
中間体74の調製
【0575】
【化113】
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【0576】
カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(14.5g、129mmol)のジメチ
ルスルホキシド(129mL)溶液に、ニトロメタン(6.93mL、129mmol)
を室温にて加えた。1時間後に、中間体73(36.0g、129mmol)のジメチル
スルホキシド溶液を、カニューレを介して加え、反応混合物を室温にて撹拌した。15時
間後に、酢酸(50mL)を加え、生じた混合物をジクロロメタン(400mL)と水(
1L)とに分配した。相を分離し、水性層をジクロロメタン(3×400mL)で抽出し
た。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗製の残渣をSiO
2カラムクロマトグラフィー(330g SiO
2 Combiflash HP Go
ld Column、0〜100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、中間体7
4(35.2g、99%)を黄色の固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 5.36 (s, 2H),
4.73 (br s, 1H), 4.09−3.74 (m, 1H), 3.04
−2.69 (m, 1H), 2.14 (br d, J=10.6Hz, 1H)
, 1.75−1.55 (m, 3H), 1.54−1.39 (m, 11H).
LCMS(ESI)m/z 271.42[M−H]
−、t
R=2.48分。
R
f=0.70(50% 酢酸エチル/ヘキサン。
【0577】
(実施例73)
中間体75の調製
【0578】
【化114】
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【0579】
エタノール(3.6mL)中の炭素上のパラジウム(10重量%、78.0mg、73
.0μmol)の懸濁液に、中間体74(400mg、1.47mmol)を室温にてア
ルゴン雰囲気下で加えた。反応容器から気体を抜き、かつ反応容器に水素ガスを再充填し
(3×)、水素ガスを充填したバルーンを容器に取り付けた。反応混合物を2時間激しく
撹拌し、2時間たった時点で、反応物をセライトパッドで濾過した。濾液に、1H−ピラ
ゾール−1−カルボキシイミドアミド(323mg、2.20mmol)を、続いて、炭
酸ナトリウム(233mg、2.20mmol)を加え、生じた混合物を室温にて撹拌し
た。16時間後に、反応混合物を酢酸エチル(150mL)と水(150mL)とに分配
した。相を分離し、水性層を酢酸エチル(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層
をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗製の残渣をSiO
2カラムクロマトグ
ラフィー(12g SiO
2 Combiflash HP Gold Column、
0〜20%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、中間体75(119mg、
30%)を黄色の油状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400MHz): δ 6.25 (s, 1H),
5.19 (d, J=4.9Hz, 1H), 3.93 (d, J=10.4Hz
, 1H), 2.91 (t, J=13.4Hz, 1H), 2.13 (d,
J=13.3Hz, 1H), 1.76−1.62 (m, 1H), 1.62−1
.51 (m, 3H), 1.43 (s, 10H).
HPLC t
R(分)、純度%:2.83、99%。
R
f=0.45(20%メタノール/ジクロロメタン)。
【0580】
(実施例74)
中間体76の調製
【0581】
【化115】
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【0582】
中間体75(92mg、0.35mmol)およびマロン酸ジメチル(80μL、0.
70mmol)のエタノール(1.7mL)溶液に、ナトリウムエトキシド(エタノール
中21重量%、225mg、0.70mmol)を室温にてアルゴン雰囲気下で加え、生
じた混合物を70℃に加熱した。19時間後に、反応混合物を室温に冷却し、混合物がp
H=7になるまで、酢酸を加えた。生じた混合物を分取HPLC(5〜100%MeCN
/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、中間体76(80mg
、69%)を無色の油状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400MHz): δ 7.26 (s, 1H),
7.08 (s, 1H), 5.44 (d, J=4.8Hz, 1H), 4.0
4 (d, J=14.0Hz, 1H), 2.90 (t, J=13.1Hz,
1H), 2.16 (d, J=14.0Hz, 1H), 1.94−1.81 (
m, 1H), 1.75−1.52 (m, 4H), 1.49 (s, 9H).
LCMS(ESI)m/z 335.14[M+H]
+、t
R=2.24分。
【0583】
(実施例75)
中間体77の調製
【0584】
【化116】
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【0585】
塩化ホスホリル(1mL)を中間体76(38mg、0.11mmol)に室温にてア
ルゴン雰囲気下で加え、生じた混合物を100℃に加熱した。7時間後に、反応混合物を
室温に冷却し、減圧下で濃縮した。生じた残渣に、アゼチジン塩酸塩(106mg、1.
14mmol)、トリエチルアミン(317μL、2.28mmol)、およびメタノー
ル(2mL)を室温にて加え、反応混合物を70℃に加熱した。16時間後に、反応混合
物を室温に冷却し、分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオ
ロ酢酸調整剤)によって精製して、中間体77(20.2mg、56%)を橙色の油状物
として得た。
LCMS(ESI)m/z 313.13[M+H]
+、t
R=1.49分。
【0586】
(実施例76)
中間体78の調製
【0587】
【化117】
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【0588】
エチルO−メシチルスルホニルアセトヒドロキサネート(1g、3.5mmol)およ
びジオキサン(3mL)をアルゴン下で混合した。懸濁液を0℃に冷却し、次いで、HC
lO
4(70%水溶液、0.39mL)で処理した。0℃にて30分間撹拌した後に、氷
水(7mL)を反応混合物に加えた。形成した白色の沈殿物を濾過し、水で洗浄し、湿っ
たままで丸底フラスコに移し、直ちにDCM(30mL)に溶かした。痕跡量の水を、分
液漏斗を介して除去し、有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過した。次いで、上記DCM
溶液に、6−アミノ−2,4−ルチジンのDCM(2mL)溶液を0℃にて徐々に加えた
。次いで、反応混合物を室温にて1時間撹拌した。反応混合物に、tert−ブチルメチ
ルエーテル(5mL)を加えた。白色の沈殿物を濾過し、DCM/tert−ブチルメチ
ルエーテル(1/1、40mL)で洗浄し、真空乾燥して、中間体78(0.68g、5
8%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
7H
12N
3の必要値:138.19。実測値138
.12
HPLC Tr(分)、純度%:0.39、95%。
【0589】
(実施例77)
中間体79の調製
【0590】
【化118】
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【0591】
中間体78(100mg、0.3mmol)および(S)−2−ホルミル−ピペリジン
−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(128mg、1.2mmol)をDMF(
2mL)に溶かした。反応物を一晩90℃にて加熱し、次いで、トリエチルアミン(0.
17mL、1.2mmol)を加えた。1時間後に、反応物を酢酸エチル(20mL)で
希釈し、ブライン(3×20mL)で洗浄した。有機相を真空下で蒸発させ、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100%酢酸エチル)で精製して、中
間体79(16mg、11%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
18H
26N
4O
2の必要値:330.42。実測値
330.97
HPLC Tr(分)、純度%:2.40、98%。
【0592】
(実施例78)
中間体80の調製
【0593】
【化119】
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【0594】
85%リン酸水溶液(0.010mL)を、中間体79(16mg、0.05mmol
)のDCM(0.2mL)溶液に加えた。室温にて10分間撹拌した後に、反応混合物を
減圧下で蒸発させ、残渣を、分取HPLC(水中0〜100%アセトニトリル)を使用し
て精製して、中間体80(9.6mg、86%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
13H
18N
4の必要値:231.31。実測値23
1.08
HPLC Tr(分)、純度%:1.30、98%。
【0595】
(実施例79)
中間体81の調製
【0596】
【化120】
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【0597】
3クロロ−6−メチルピリダジン(1g、7.8mmol)をアゼチジン(4.5g、
78mmol)に溶かした混合物を、90℃にて一晩加熱した。次いで、反応混合物を減
圧下で蒸発させ、残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜
10%メタノール)を使用して精製して、中間体81(980mg、84%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
8H
11N
3の必要値:149.19。実測値149
.08
HPLC Tr(分)、純度%:1.80、98%。
【0598】
(実施例80)
中間体82の調製
【0599】
【化121】
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【0600】
中間体81(387mg、2.6mmol)および中間体58(200mg、0.65
mmol)をCH
3CN(2mL)に溶かした。反応物を90℃にて一晩加熱し、次いで
、1,8−ジアザビシクロ−[5,4,0]ウンデカ−7−エン(0.19mL、1.3
mmol)を加えた。1時間後に、反応物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、ブライン
(3×20mL)で洗浄した。有機相を減圧下で蒸発させ、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン中0〜100%酢酸エチル)で精製して、中間体82(14m
g、4%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
20H
28N
4O
2の必要値:356.46。実測値
356.94
HPLC Tr(分)、純度%:2.64、98%。
【0601】
(実施例81)
中間体83の調製
【0602】
【化122】
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【0603】
中間体82(14mg、0.04mmol)をDCM(0.2mL)に溶かし、85%
リン酸水溶液(0.010mL)を加えた。室温にて10分間撹拌した後に、反応混合物
をNaHCO
3でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を減圧下で蒸発させ、残渣
を、分取HPLC(水中0〜100%アセトニトリル)を使用して精製して、中間体83
(10mg、100%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
15H
20N
4の必要値:257.35。実測値25
7.13
HPLC Tr(分)、純度%:1.59、98%。
【0604】
(実施例82)
中間体84の調製
【0605】
【化123】
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【0606】
(S)−(−)−1−(カルボベンジルオキシ)−2−ピペリジンカルボン酸(500
mg、1.9mmol)およびHATU(1.16g、3mmol)を無水DMF(1m
L)に溶かした。1時間活性化させた後に、2,3−ジアミノ−4,6−ジメチルピリジ
ン(253mg、1.9mmol)およびトリエチルアミン(0.53mL、3.80m
mol)を加えた。反応混合物を窒素下で2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣
を酢酸(2.5mL)で処理し、170℃にて加熱した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣
を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100%酢酸エチル)によっ
て精製して、中間体84(収率111mg、16%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
21H
24N
4O
2の必要値:365.19。実測値
365.12
HPLC Tr(分)、純度%:2.47、98%。
【0607】
(実施例83)
中間体85の調製
【0608】
【化124】
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【0609】
中間体84(43mg、0.118mmol)をEtOH(5mL)にアルゴン下で溶
かした。溶液に、炭素に担持されたPd(40mg)を加え、反応混合物をH
2雰囲気下
で室温にて一晩撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残りの残渣を分取
HPLC(水中0〜100%アセトニトリル)で精製して、中間体85(27mg、87
%)を得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
13H
18N
4の必要値:231.15。実測値23
1.07
HPLC Tr(分)、純度%:0.79、98%。
【0610】
(実施例84)
中間体86の調製
【0611】
【化125】
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【0612】
ヒドラジンカルボキシイミドアミド塩酸塩(320mg、2.81mmol)のジメチ
ルホルムアミド(14mL)溶液に、tert−ブチル−2−ホルミルピペリジン−1−
カルボキシレート(600mg、2.81mmol)を室温にて、大気に開放した状態で
加えた。生じた混合物を90℃に加熱し、大気に開放した状態で激しく撹拌した。16時
間後に、反応混合物を室温に冷却し、大気に開放した状態で激しく撹拌した。2日後に、
アセチルアセトン(290μL、2.81mmol)および炭酸セシウム(915mg、
2.81mmol)を加え、反応混合物を大気に開放した状態で90℃に加熱した。6時
間後に、反応物を室温に冷却し、酢酸エチル(250mL)と水(250mL)とに分配
した。相を分離し、有機層を飽和塩化ナトリウム溶液(3×100mL)で洗浄した。有
機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗製の残渣を、SiO
2カラムクロ
マトグラフィー(12g SiO
2 Combiflash HP Gold Colu
mn、0〜100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、中間体86(67.6m
g、7%)を黄色の油状物として得た。
LCMS(ESI)m/z 332.14[M−H]
−、t
R=2.38分。
R
f=0.45(酢酸エチル)。
【0613】
(実施例85)
中間体87の調製
【0614】
【化126】
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【0615】
トリフルオロ酢酸(1mL、12.9mmol)を中間体66(131mg、0.37
5mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に室温にて加えた。一晩撹拌した後に、
反応混合物を減圧下で濃縮し、2時間真空乾燥した。生じたフィルムをメタノール4mL
に溶かし、(S)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルバメート(710mg、
3.82mmol)およびトリエチルアミン(0.52mL、3.7mmol)を加えた
。混合物を77℃にて一晩加熱した。LC/MSによって、所望の生成物への約25%の
変換率が示された。さらに(S)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルバメート
(1.1g、5.9mmol)を加え、混合物を77℃にて72時間撹拌した。室温に冷
却した後に、生じた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0
〜10%メタノール)によって精製して、中間体87(135mg、90%)をオフホワ
イト色のフィルムとして得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
21H
32N
6O
2の必要値:401.26。実測値
401.24。
【0616】
(実施例86)
中間体88の調製
【0617】
【化127】
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【0618】
HATU(48mg、0.126mmol)を、5−メチル−3−(メチルスルホンア
ミド)チオフェン−2−カルボン酸(24mg、0.102mmol)の無水DMF(2
mL)溶液に室温にて加えた。90分後に、中間体87(36mg、0.09mmol)
のアセトニトリル0.5mL溶液を加え、続いて、トリエチルアミン(0.030mL、
0.217mmol)を加えた。一晩撹拌した後に、反応混合物を水およびブラインの1
:1溶液の中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を水およびブライ
ンの1:1溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を
、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中5〜100%酢酸エチル)によって
精製して、中間体88(22mg、40%)を透明なフィルムとして得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
28H
39N
7O
5Sの必要値:618.25。実測
値618.28。
【0619】
(実施例87)
中間体89の調製
【0620】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0621】
中間体88の手順に従って、中間体87(38mg、0.095mmol)および中間
体95(44mg、0.143mmol)から開始して、中間体89(12mg、18%
)を透明なフィルムとして回収した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
30H
40BrN
7O
5Sの必要値:690.20。
実測値690.21。
【0622】
(実施例88)
中間体90の調製
【0623】
【化129】
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【0624】
トリフルオロ酢酸(0.070mL、0.831mmol)を、中間体64(110m
g、0.33mmol)のCH
2Cl
2(5mL)溶液に加えた。室温にて一晩撹拌した
後に、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を、分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ
酢酸を含む)中15〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))に
よって精製して、凍結乾燥の後に、中間体90(114mg、100%)を固体のトリフ
ルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
11H
13ClN
4の必要値:237.08。実測値
237.10。
HPLC Tr(分)、純度%:1.36、95%。
【0625】
(実施例89)
中間体91の調製
【0626】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0627】
HATU(45mg、0.12mmol)および6−メチル−2−ピコリン酸(12m
g、0.09mmol)をDMF2mL中で混合し、反応混合物を10分間撹拌し、その
後、中間体90(20mg、0.06mmol)およびトリエチルアミン(33μL、0
.24mmol)を溶液に加えた。反応混合物を室温にて1時間撹拌し、CH
3CN/H
2O(2/2mL)で希釈し、次いで、分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢酸を
含む)中15〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によって
精製して、凍結乾燥の後に、中間体91(12mg、63%)を固体のトリフルオロ酢酸
塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
18H
18ClN
5Oの必要値:356.12。実測
値356.14。
HPLC Tr(分)、純度%:1.89、98%。
【0628】
(実施例90)
中間体92の調製
【0629】
【化131】
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【0630】
HATU(45mg、0.12mmol)および2−メチル−5−クロロ安息香酸(1
6mg、0.09mmol)をDMF2mL中で混合し、反応混合物を10分間撹拌し、
その後、中間体90(20mg、0.06mmol)およびトリエチルアミン(33μL
、0.24mmol)を溶液に加えた。反応混合物を室温にて1時間撹拌し、CH
3CN
/H
2O(2/2mL)で希釈し、次いで、分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢
酸を含む)中15〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によ
って精製して、凍結乾燥の後に、中間体92(14mg、64%)を固体のトリフルオロ
酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
19H
18Cl
2N
4Oの必要値:389.09。実
測値389.13。
HPLC Tr(分)、純度%:2.34、98%。
【0631】
(実施例91)
中間体93の調製
【0632】
【化132】
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【0633】
(S)−tert−ブチル2−エチニルピペリジン−1−カルボキシレート(Anic
hem LLC、North Brunswick、NJ、USA)(100mg、0.
48mmol)、2−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン−3−アミン(96mg、0.
48mmol)、CuI(4.3mg、0.0225mmol)、およびPd(Cl)
2
(PPh
3)
2(16mg、0.025mmol)のトリエチルアミン(5mL)溶液を
窒素下、0℃にて5分間撹拌し、続いて、90℃に1時間加熱した。室温に冷却した後に
、揮発性物質を減圧下で除去し、粗製の生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン中0〜60%酢酸エチル)によって精製して、中間体93(78mg、49%
)を無色の油状物として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ 330.02。
HPLC Tr(分)、純度%:2.41、95%。
【0634】
(実施例92)
中間体94の調製
【0635】
【化133】
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【0636】
塩化水素のジオキサン溶液(4N、8mL、32mmol)を、ジオキサン10mL中
の中間体93(429mg、1.3mmol)の混合物に加えた。1時間撹拌した後に、
揮発性物質を減圧下で除去し、生じた残渣をアセトニトリルおよび水から凍結乾燥して、
中間体94(366mg、>100%)をオフホワイト色粉末の塩酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ 229.97
HPLC Tr(分)、純度%:1.57、95%。
【0637】
(実施例93)
中間体95の調製
【0638】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0639】
塩化メタンスルホニル(0.7mL、9.14mmol)を、THF8mLおよび1N
の水酸化ナトリウム水溶液7mL(7mmol)中の2−アミノ−2−(2−ブロモフェ
ニル)酢酸(660mg、2.87mmol)の混合物に徐々に加えた。混合物を室温に
て一晩激しく撹拌し、次いで、水5mLに注いだ。材料を酢酸エチルで3回抽出し、合わ
せた有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、
中間体95(742mg、84%)を白色の固体として得た。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 13.2 (s, 1H), 8
.24 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.64 (m, 1H), 7.44
(m, 1H), 7.39 (m, 1H), 7.27 (m, 1H), 5.
42 (d, J=8.8Hz, 1H), 2.84 (s, 3H)。
【0640】
(実施例94)
中間体96の調製
【0641】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0642】
中間体95の手順に従って、2−アミノ−2−(2−クロロフェニル)酢酸(535m
g、2.88mmol)から開始して、中間体96(397mg、52%)を白色の固体
として合成した。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 13.2 (s, 1H), 8
.21 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.51−7.25 (m, 4H),
5.42 (d, J=8.8Hz, 1H), 2.84 (s, 3H)。
【0643】
(実施例95)
中間体97の調製
【0644】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0645】
(R)−2−アミノ−2−フェニルプロパン酸(304mg、1.84mmol)およ
び濃H
2SO
40.7mLの無水メタノール(6.5mL)溶液を一晩加熱した。室温に
冷却した後に、メタノールを減圧下で濃縮した。残渣を水40mLに溶かし、分液漏斗に
加えた。ガスの発生が止まるまで(pH9〜10)、固体の炭酸ナトリウムを徐々に加え
た。水性層を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3(水溶液)100mLおよびブライン100mLで洗浄し、分離し、乾燥させ(MgS
O
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体97(225mg、68%)を油状の残渣と
して得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 7.44 (m, 2H), 7
.30 (m, 2H), 7.22 (m, 1H), 3.58 (s, 3H),
2.36 (s, 2H), 1.50 (s, 3H)。
【0646】
(実施例96)
中間体98の調製
【0647】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0648】
中間体97(225mg、1.25mmol)およびピリジン(0.30mL、3.7
5mmol)の無水CH
2CL
2(4mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.1
5mL、1.91mmol)を徐々に加えた。一晩撹拌した後に、反応混合物を1NのH
Cl(水溶液)30mLでクエンチした。水性混合物を酢酸エチル(3×30mL)で抽
出し、合わせた有機層を1NのHCl(水溶液)で、次いで、ブラインで洗浄した。有機
層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体98(312mg、9
7%)を黄緑色の油状残渣として得、これをさらに精製することなく、次のステップで使
用した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
11H
15NO
4Sの必要値:258.08。実測値
258.31。
【0649】
(実施例97)
中間体99の調製
【0650】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0651】
水酸化リチウム一水和物(507mg、12.1mmol)を、中間体98(310m
g、1.2mmol)のTHF:MeOH:H
2O(1:1:1、15mL)溶液に室温
にて加えた。反応混合物を一晩撹拌し、次いで、1NのHCl(水溶液)40mLで酸性
化し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン100mLで
洗浄し、分離し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体99を油
状の残渣(285mg、98%)として得た。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 13.1 (s, 1H), 7
.50 (m, 2H), 7.39 (m, 2H), 7.31 (m, 1H),
2.80 (s, 3H), 1.86 (s, 3H)。
【0652】
(実施例98)
中間体100の調製
【0653】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0654】
オーブン乾燥した50mL丸底フラスコに、メチル2−ブロモ−5−メチルベンゾエー
ト(352mg、1.54mmol)、スルタム(236mg、1.95mmol)、炭
酸セシウム(732mg、2.25mmol)、酢酸パラジウム(40.4mg、0.1
8mmol)、およびキサントホス(Xanphos)(136mg、0.235mmo
l)を加え、フラスコをアルゴン下に置いた。試薬を無水ジオキサン8mLに懸濁させ、
混合物を100℃にて一晩加熱した。室温に冷却した後に、反応混合物を濾過し、酢酸エ
チルで洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮し、生じたフィルムをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン中25〜100%酢酸エチル)によって精製して、中間体1
00(322mg、78%)を黄色オフホワイト色の固体として得た。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 7.75 (d, 1H), 7
.44 (m, 1H), 7.35 (m, 1H), 3.89 (s, 3H),
3.81 (t, 2H), 3.28 (t, 2H), 2.55 (m, 2H
), 2.39 (s, 3H).
LCMS m/z[M+H]
+ C
12H
15NO
4Sの必要値:270.07。実測値
270.12。
【0655】
(実施例99)
中間体101の調製
【0656】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0657】
水酸化リチウム一水和物(496mg、11.8mmol)を、THF22mLおよび
水12mL中の中間体100(316mg、1.17mmol)の溶液に室温にて加えた
。反応混合物を60℃にて2時間加熱した。室温に冷却した後に、反応混合物を1NのH
Cl(水溶液)40mLで酸性化し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた
有機層をブライン50mLで洗浄し、分離し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下
で濃縮して、中間体101をオフホワイト色の固体(293mg、98%)として得た。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 12.9 (s, 1H), 7
.57 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.41−7.34 (m, 2H),
3.66 (t, J=6.8Hz, 2H), 3.28 (m, 2H), 2.
37 (m, 2H), 2.33 (s, 3H).
LCMS m/z[M+H]
− C
11H
13NO
4Sの必要値:254.06。実測値
254.18。
【0658】
(実施例100)
中間体102の調製
【0659】
【化141】
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【0660】
DMF(0.070mL、0.908mmol)を、無水ジクロロメタン11mL中の
5−メチル−2−(メチルスルホンアミド)安息香酸(1.01g、4.59mmol)
および塩化オキサリル(1.6mL、18.3mmol)の懸濁液に徐々に加えた。3時
間後に、反応混合物を濃縮し、真空中で乾燥させて、中間体102を黄色の固体(987
mg、90%)として得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 10.2 (s, 1H),
7.92 (s, 1H), 7.64 (m, 1H), 7.39 (m, 1H)
, 3.03 (s, 3H), 2.35 (s, 3H)。
【0661】
(実施例101)
中間体103の調製
【0662】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0663】
2−アミノ−5−クロロ−3−メチル安息香酸(928mg、4.99mmol)およ
び濃H
2SO
42.0mLの無水メタノール(15mL)溶液を66時間加熱した。室温
に冷却した後に、メタノールを減圧下で濃縮した。残渣を水50mLに溶かし、分液漏斗
に加えた。ガスの発生が止むまで(pH9〜10)、固体の炭酸ナトリウムを徐々に加え
た。水性層を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3(水溶液)100mLおよびブライン100mLで洗浄し、分離し、乾燥させ(MgS
O
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体103(817mg、83%)を褐色の固体
として得、これをさらに精製することなく使用した。
1H−NMR (CDCl
3, 300MHz): δ 7.75 (d, J=2.7
Hz, 1H), 7.17 (d, J=2.7Hz, 1H), 5.83 (br
s, 2H), 3.88 (s, 3H), 2.16 (s, 3H)
LCMS m/z[M+H]
+ C
9H
10ClNO
2の必要値:200.04。実測値
200.10。
【0664】
(実施例102)
中間体104の調製
【0665】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0666】
中間体103(392mg、1.97mmol)およびピリジン(0.45mL、5.
68mmol)の無水CH
2CL
2(9mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.
46mL、5.66mmol)を徐々に加えた。一晩撹拌した後に、追加のピリジンおよ
びメタンスルホニルクロリドを各々0.7mLずつ加え、反応混合物を2時間撹拌した。
次いで、反応混合物を1NのHCl(水溶液)30mLでクエンチした。水性混合物を酢
酸エチル(3×40mL)で抽出し、合わせた有機層を1NのHCl(水溶液)で、次い
で、ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して
、薄黄色のフィルムを得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0
〜50%酢酸エチル)によって精製して、中間体104(330、60%)を薄黄色の固
体として得た。
1H−NMR (CDCl
3, 300MHz): δ 8.47 (s, 1H),
7.86 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.50 (d, J=2.4Hz,
1H), 3.96 (s, 3H), 2.90 (s, 3H), 2.53 (
s, 3H)
LCMS m/z[M+H]
+ C
10H
12ClNO
4Sの必要値:278.03。実
測値278.08。
【0667】
(実施例103)
中間体105の調製
【0668】
【化144】
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【0669】
水酸化リチウム一水和物(228mg、5.43mmol)を中間体104(120m
g、0.433mmol)のTHF:MeOH:H
2O(1:1:1、3mL)溶液に室
温にて加えた。反応混合物を50℃にて4時間加熱した。室温に冷却した後に、反応混合
物を1NのHCl(水溶液)20mLで酸性化し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出し
た。合わせた有機層をブライン50mLで洗浄し、分離し、乾燥させ(MgSO
4)、濾
過し、減圧下で濃縮して、中間体105を白色の固体(114mg、100%)として得
た。
1H−NMR (DMSO, 300MHz): δ 9.2 (s, 1H), 7.
59 (m, 2H), 2.96 (s, 3H), 2.37 (s, 3H)
LCMS m/z[M+H]
− C
9H
10ClNO
4Sの必要値:264.00。実測
値264.09。
【0670】
(実施例104)
中間体106の調製
【0671】
【化145】
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【0672】
2−アミノ−3−フルオロ安息香酸(559mg、3.62mmol)および1.7m
Lの濃H
2SO
4の無水メタノール(11mL)溶液を66時間加熱した。室温に冷却し
た後に、メタノールを減圧下で濃縮した。残渣を水30mLに溶かし、分液漏斗に加えた
。ガスの発生が止むまで(pH9〜10)、固体の炭酸ナトリウムを徐々に加えた。水性
層を酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3(水溶
液)100mLおよびブライン100mLで洗浄し、分離し、乾燥させ(MgSO
4)、
濾過し、減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(ヘキサン中5%酢酸エチル)に
よって、中間体106(491mg、80%)を白色の固体として得た。
1H−NMR (CDCl
3, 300MHz): δ 7.66−7.63(m, 1
H), 7.15−7.08 (m, 1H), 6.60−6.55 (m, 1H)
, 5.40 (br s, 2H), 3.89 (s, 3H),
LCMS m/z[M+H]
+ C
8H
8FNO
2の必要値:170.05。実測値17
0.10。
【0673】
(実施例105)
中間体107の調製
【0674】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0675】
ジクロロメタン5.5mL中の、中間体106(334mg、1.97mmol)およ
びピリジン(0.41mL、4.95mmol)の混合物に0℃にて、塩化メタンスルホ
ニル(0.40mL、4.95mmol)を徐々に加えた。混合物を室温まで加温し、一
晩撹拌した。HPLCによって、所望の生成物への約48%の変換率が示された。次いで
、ピリジン(0.55mL)および塩化メタンスルホニル0.50mL(各々約6.8m
mol)を室温にて加えた。合計40時間後に、反応混合物を1NのHCl10mLでク
エンチした。5分間の撹拌の後に、混合物を水20mLに注いだ。水性層を酢酸エチル(
3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を1NのHCl(水溶液)100mLおよび
ブライン100mLで洗浄し、分離し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮
した。カラムクロマトグラフィー(ヘキサン中15〜50%酢酸エチル)によって、中間
体107(360mg、74%)を白色の固体として得た。
1H−NMR (CDCl
3, 300MHz): δ 9.79 (s, 1H),
7.83 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.35 (m, 1H), 7.1
9−7.17 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 7.21 3.35
(s, 3H)
LCMS m/z[M+H]
+ C
9H
10FNO
4Sの必要値:248.03。実測値
248.08。
【0676】
(実施例106)
中間体108の調製
【0677】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0678】
NaOH水溶液(2.85M、3mL、8.55mmol)を、激しく撹拌している、
中間体107のTHF(8.5mL)溶液に加えた。反応混合物を室温にて一晩撹拌した
。次いで、混合物を15mLの1NのHClで酸性化し、酢酸エチル(3×30mL)で
抽出した。合わせた有機層をブライン80mLで洗浄し、分離し、乾燥させ(MgSO
4
)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体108を白色の固体(284mg、91%)とし
て得た。
1H−NMR (DMSO, 300MHz): δ 9.77 (s, 1H), 7
.70−7.68 (m, 1H), 7.57−7.50 (m, 1H), 7.3
8−7.33 (m, 1H), 3.15 (s, 3H)
LCMS m/z[M+H]
+ C
9H
10FNO
4Sの必要値:234.02。実測値
234.09。
【0679】
(実施例107)
中間体109の調製
【0680】
【化148】
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【0681】
N−クロロスクシンイミド(528mg、3.95mmol)を、5−フルオロ−2−
(メチルスルホンアミド)安息香酸(705mg、3.03mmol)の無水DMF(9
mL)溶液に加えた。一晩撹拌した後に、反応混合物を水100mLおよびブライン50
mLの中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を1:
1の水:ブライン300mLで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮
して、中間体109(746mg、93%)を得た。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 9.5 (s, 1H), 7.
76 (dd, J
HF=8Hz, J
HH=3Hz, 1H), 7.52 (dd,
J
HF=8Hz, J
HH=3Hz, 1H), 3.01 (s, 3H)
LCMS m/z[M+H]
− C
8H
7ClFNO
4Sの必要値:265.98。実測
値265.09。
【0682】
(実施例108)
中間体112の調製
【0683】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0684】
(S)−2−アミノ−2−フェニルプロパン酸(246.2mg、1.49mmol)
および0.6mLの濃H
2SO
4の無水メタノール(6mL)溶液を一晩加熱した。室温
に冷却した後に、メタノールを減圧下で濃縮した。残渣を水20mLに溶かし、分液漏斗
に加えた。ガスの発生が止むまで(pH9〜10)、固体の炭酸ナトリウムを徐々に加え
た。水性層を酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3(水溶液)80mLおよびブライン80mLで洗浄し、分離し、乾燥させ(MgSO
4
)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体112(117mg、44%)を黄緑色の油状残
渣として得た。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 7.44 (m, 2H), 7
.32 (m, 2H), 7.24 (m, 1H), 3.59 (s, 3H),
2.37 (s, 2H), 1.51 (s, 3H)
LCMS m/z[M+H]
+ C
10H
13NO
2の必要値:180.09。実測値1
80.19。
【0685】
(実施例109)
中間体113の調製
【0686】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0687】
中間体112(116mg、0.647mmol)およびピリジン(0.16mL、1
.98mmol)の無水CH
2CL
2(4mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(0
.070mL、0.91mmol)を徐々に加えた。一晩撹拌した後に、反応混合物を1
NのHCl(水溶液)20mLでクエンチした。水性混合物を酢酸エチル(3×20mL
)で抽出し、合わせた有機層を1NのHCl(水溶液)で、次いで、ブラインで洗浄した
。有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体113(312
mg、97%)を黄緑色の油状残渣として得、これをさらに精製することなく、次のステ
ップで使用した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
11H
15NO
4Sの必要値:258.08。実測値
258.19。
【0688】
(実施例110)
中間体114の調製
【0689】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0690】
水酸化リチウム一水和物(169mg、4.02mmol)を、中間体113(102
mg、0.397mmol)のTHF:MeOH:H
2O(1:1:1、6mL)溶液に
室温にて加えた。反応混合物を一晩撹拌し、次いで、1NのHCl(水溶液)15mLで
酸性化し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン50mL
で洗浄し、分離し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体114
を薄緑色のフィルム(93.6mg、97%)として得た。
LCMS m/z[M+H]
− C
10H
13NO
4Sの必要値:242.06。実測値
242.10。
【0691】
(実施例111)
中間体115の調製
【0692】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0693】
ステップ1:アジ化ナトリウム(158mg、2.43mmol)を、メチル2−(ブ
ロモメチル)−5−クロロ安息香酸塩(518mg、1.97mmol)のDMF(3m
L)溶液に室温にて加えた。一晩撹拌した後に、反応混合物を水25mLでクエンチした
。水性層を酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、合わせた有機層を水(2×40mL)
およびブライン50mLで洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、減圧
下で濃縮して、メチル2−(アジドメチル)−5−クロロベンゾエート(429mg、9
7%)をオフホワイト色の固体として得、これをさらに精製することなく、次のステップ
で使用した。
【0694】
ステップ2:水酸化リチウム一水和物(794mg、18.9mmol)を、前のステ
ップからのメチル2−(アジドメチル)−5−クロロベンゾエート(426mg、1.8
8mmol)の、THF:メタノール:水(1:1:1、27mL)溶液に室温にて加え
た。一晩撹拌した後に、反応混合物を2NのHCl(水溶液)20mLでクエンチし、酢
酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(
MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体115(395mg、99%)を白色
の固体として得た。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 7.88 (m, 1H), 7
.70−7.65 (m, 1H), 7.54 (m, 1H), 4.78 (s,
2H)。
【0695】
(実施例112)
中間体116の調製
【0696】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0697】
中間体95の手順に従って、2−アミノ−2−(2−フルオロフェニル)酢酸(1.2
7g、7.51mmol)から開始して、中間体116(1.33g、72%)を黄色の
固体として合成した。
【0698】
(実施例113)
中間体117の調製
【0699】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0700】
中間体88を合成するための手順に従って、ただし、中間体87(53mg、0.13
3mmol)および5−メチル−2−(メチルスルホンアミド)安息香酸(42mg、0
.183mmol)から開始して、中間体117(31mg、38%)を透明なフィルム
として回収した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
30H
41N
7O
5Sの必要値:612.29。実測
値612.31。
【0701】
(実施例114)
中間体118の調製
【0702】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0703】
ジクロロメタン(1.4ml)中のtert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1
.0]ヘキサン−3−カルボキシレート(50mg、0.271mmol)およびトリエ
チルアミン(38μL、0.271mmol)の混合物に、4−ニトロベンゼン−1−ス
ルホニルクロリド(60mg、0.271mol)を加えた。6.5時間後に、反応混合
物をそのまま、ヘキサン/酢酸エチル1:0から0:1への勾配を使用するシリカゲルク
ロマトグラフィーによって精製して、中間体118(57mg、52%)を無色の油状物
として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ 8.41 (d, J=8.9H
z, 2H), 8.16 (d, J=8.9Hz, 2H), 3.76−3.67
(m, 3H), 3.62 (dd, J=5.6, 2.6Hz, 1H), 3
.45−3.37 (m, 1H), 1.41 (s, 9H)。
【0704】
(実施例115)
中間体119の調製
【0705】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0706】
アセトニトリル(564μL)および水(141μL)中の、中間体118(57mg
、0.141mmol)の混合物に、シアン化ナトリウム(10.4mg、0.21mm
ol)を加えた。24時間後に、反応混合物をそのまま、水/アセトニトリル(0.1%
TFA調整剤を含む)75:15から0:1への勾配を使用する分取シリカHPLC(G
emini C18、100×30mm、5ミクロンカラム)によって精製した。生じた
中間体にジクロロメタン(1mL)中で、トリフルオロ酢酸(1mL)を加えた。2時間
後に、反応混合物を濃縮して、中間体119(20mg、37%)を無色の油状物として
得た。
LCMS(m/z)297.04[M+H]、t
r=1.63分。
【0707】
(実施例116)
中間体120の調製
【0708】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0709】
DCM(6ml)中の(5−クロロ−2−(メチルスルホンアミド)安息香酸)(0.
7g、2.8mmol)の懸濁液に、塩化オキサリル(DCM中2M、6ml、12mm
ol)およびDMF(5マイクロリットル)を加え、材料を室温にて3時間撹拌した。揮
発性物質を真空下で除去して、中間体120を粗製の残渣として得、これをさらに精製す
ることなく使用した。
【0710】
(実施例117)
化合物1の調製
【0711】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0712】
中間体32(20.0mg、0.036mmol)のMeOH(1.00mL)溶液に
、3−メチルアゼチジン塩酸塩(165mg、0.72mmol)およびトリエチルアミ
ン(200μL、1.44mmol)を加え、反応混合物を70℃にて撹拌した。2時間
後に、反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜
100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、化合
物1(28mg、96%)を白色の固体として得た。
LCMS(m/z)588.20[M+H]
+
MW 587.21。
【0713】
(実施例118)
化合物2の調製
【0714】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0715】
中間体11(30.0mg、0.06mmol)のMeOH(1.0mL)溶液に、(
S)−2−アミノプロパン−1−オール(47mg、0.62mmol)およびトリエチ
ルアミン(174μL、1.25mmol)を加え、反応混合物を70℃にて撹拌した。
2時間後に、反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。粗製の残渣を分取HPLC
(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して
、化合物2(6.7mg、22%)を白色の固体(TFA塩)として得た。
LCMS(m/z)521.10[M+H]
+
MW 520.17。
【0716】
(実施例119)
化合物3の調製
【0717】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0718】
中間体11(25mg、0.05mmol)のMeOH(0.5mL)溶液に、中間体
119(20mg、0.047mmol)およびトリエチルアミン(174μL、1.2
5mmol)を加え、反応混合物を70℃にて撹拌した。2時間後に、反応混合物を室温
に冷却し、減圧下で濃縮した。生じた残渣に、DMF(0.5mL)およびDBU(40
.0μL、0.268mmol)を加え、続いて、2−メルカプト酢酸(5μL、0.0
7mmol)を加えた。18時間後に、反応混合物を分取HPLC(5〜100%MeC
N/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、化合物3(4.2m
g、14%、1:1のジアステレオ異性体混合物)を白色の固体(TFA塩)として得た
。
LCMS(m/z)557.10[M+H]
+
MW 556.18。
【0719】
(実施例120)
化合物4〜18を調製するための一般的手順
【0720】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
50mL一口丸底フラスコに、DMF(8.8mL)中の中間体12(2640mg、
6.59mmol)およびTEA(1.83mL、13.2mmol)を入れた。カルボ
ン酸(B2)(0.10mmol〜0.50mmol)を別々の2mlバイアルに入れた
。次いで、各バイアルに、中間体12(0.050mmol)の溶液を分配し、続いて、
HATU(38mg、0.10mmol)を加えた。生じた反応混合物を室温にて16時
間撹拌した。次いで、各反応混合物に、EtOAc(4mL)を加え、飽和NaHCO
3
(2mL×2)で洗浄し、濃縮して、カップリングした生成物(B3)を粗製の固体とし
て得た。粗製の生成物をジクロロメタン(0.5mL)に再び溶かし、続いて、TFA(
0.2mL)を加えた。反応混合物を室温にて1時間撹拌した後に、これをCUBCXカ
ラムに載せた。混合物をMeOH:EtOAc(1:4、4mL)およびMeOH:ジク
ロロメタン(1:4、4mL)で洗浄し、7NのNH
4OMe:EtOAc(3:7、4
mL)で溶離し、濃縮して、最終化合物(すなわち、化合物4〜18)を得た。
【0722】
(実施例121)
化合物4の調製
【0723】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0724】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および2,4−ジメチル安息香酸から
出発して、表題化合物を収率15%で調製した。
LCMS(m/z)433.46[M+H]
+
MW 432.26。
【0725】
(実施例122)
化合物5の調製
【0726】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0727】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および安息香酸から出発して、表題化
合物を収率65%で調製した。
LCMS(m/z)405.48[M+H]
+
MW 404.23。
【0728】
(実施例123)
化合物6の調製
【0729】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0730】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および3−メチルピコリン酸から出発
して、表題化合物を収率95%で調製した。
LCMS(m/z)420.33[M+H]
+
MW 419.24。
【0731】
(実施例124)
化合物7の調製
【0732】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0733】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および4−メチルニコチン酸から出発
して、表題化合物を収率80%で調製した。
LCMS(m/z)420.41[M+H]
+
MW 419.24。
【0734】
(実施例125)
化合物8の調製
【0735】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0736】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および2−メトキシ−5−メチル安息
香酸から出発して、表題化合物を収率89%で調製した。
LCMS(m/z)449.36[M+H]
+
MW 448.26。
【0737】
(実施例126)
化合物9の調製
【0738】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0739】
一般的手順に従って、中間体12および2−(トリフルオロメトキシ)安息香酸から出
発して、表題化合物を収率68%で調製した。
LCMS(m/z)489.30[M+H]
+
MW 448.21。
【0740】
(実施例127)
化合物10の調製
【0741】
【化168】
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【0742】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および5−クロロ−2−メトキシ安息
香酸から出発して、表題化合物を収率39%で調製した。
LCMS(m/z)469.30[M+H]
+
MW 468.20。
【0743】
(実施例128)
化合物11の調製
【0744】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0745】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および中間体101から出発して、表
題化合物を収率67%で調製した。
LCMS(m/z)538.14[M+H]
+
MW 537.25。
【0746】
(実施例129)
化合物12の調製
【0747】
【化170】
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【0748】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および5−メチル−3−(メチルスル
ホンアミド)チオフェン−2−カルボン酸から出発して、表題化合物を収率23%で調製
した。
LCMS(m/z)518.04[M+H]
+
MW 517.19。
【0749】
(実施例130)
化合物13の調製
【0750】
【化171】
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【0751】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および2−アセトアミドチオフェン−
3−カルボン酸から出発して、表題化合物を調製した。
LCMS(m/z)468.4[M+H]
+
MW 467.21。
【0752】
(実施例131)
化合物14の調製
【0753】
【化172】
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【0754】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および2−アミノ−5−メチルニコチ
ン酸から出発して、表題化合物を調製した。
LCMS(m/z)435.4[M+H]
+
MW 434.25。
【0755】
(実施例132)
化合物15の調製
【0756】
【化173】
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【0757】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および5−フルオロ−1H−インダゾ
ール−3−カルボン酸から出発して、表題化合物を調製した。
LCMS(m/z)463.4[M+H]
+
MW 462.23。
【0758】
(実施例133)
化合物16の調製
【0759】
【化174】
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【0760】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および2−ヒドロキシ−3−メチル安
息香酸から出発して、表題化合物を調製した。
LCMS(m/z)435.4[M+H]
+
MW 434.24。
【0761】
(実施例134)
化合物17の調製
【0762】
【化175】
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【0763】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および1H−インドール−2−カルボ
ン酸から出発して、表題化合物を調製した。
LCMS(m/z)444.4[M+H]
+
MW 443.24。
【0764】
(実施例135)
化合物18の調製
【0765】
【化176】
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【0766】
実施例120の一般的手順に従って、中間体12および3−クロロピコリン酸から出発
して、表題化合物を収率92%で調製した。
LCMS(m/z)440.05[M+H]
+
MW 439.19。
【0767】
(実施例136)
化合物19の調製
【0768】
【化177】
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【0769】
(R)−ピペラジン−2−イルメタノール(11.6μL、0.10mmol)および
炭酸水素ナトリウム(16.0mg、0.20mmol)を、アセトニトリル(0.50
mL)および水(0.50mL)中の中間体33(50mg、0.10mmol)の溶液
に加え、反応混合物を室温にて撹拌した。12時間後に、アゼチジン塩酸塩(46.0m
g、0.50mmol)を加え、反応混合物を70℃にて撹拌した。5時間後に、反応混
合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%Me
CN/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、化合物19(16
mg、22%)を白色の固体として得た。
LCMS(m/z)603.14[M+H]
+
MW 602.22。
【0770】
(実施例137)
化合物20の調製
【0771】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0772】
エタン−1,2−ジアミン(6.7μL、0.10mmol)および炭酸水素ナトリウ
ム(16.0mg、0.20mmol)を、アセトニトリル(0.50mL)および水(
0.50mL)中の中間体33(50mg、0.10mmol)の溶液に加え、反応混合
物を室温にて撹拌した。12時間後に、アゼチジン塩酸塩(46.0mg、0.50mm
ol)を加え、反応混合物を70℃にて撹拌した。5時間後に、反応混合物を室温に冷却
し、減圧下で濃縮した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0
.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、化合物20(2mg、3%)を白色
の固体として得た。
LCMS(m/z)547.13[M+H]
+
MW 546.19。
【0773】
(実施例138)
化合物21の調製
【0774】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0775】
中間体11(30.0mg、62.0μmol)のMeOH(1mL)溶液に、(S)
−tert−ブチル−ピロリジン−3−イルメチルカルバメート(146mg、0.62
mmol)およびトリエチルアミン(174μL、1.25mmol)を室温にて加え、
反応混合物を70℃に加熱した。12時間後に、反応混合物を室温に冷却し、分取HPL
C(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製し
た。トリフルオロ酢酸(1mL)を室温にて加えた。30分後に、生じた混合物を濃縮し
て、化合物21(40.0mg、98%)を薄黄色固体のトリフルオロ酢酸塩として得た
。
LCMS(ESI)m/z 546.19[M+H]
+、t
R=1.95分。
MW 545.20。
【0776】
(実施例139)
化合物22の調製
【0777】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0778】
HATU(57mg、0.149mmol)を、中間体96(34mg、0.129m
mol)のDMF(1.2mL)溶液に室温にて加えた。60分間の撹拌の後に、中間体
7(22mg、0.067mmol)を加え、すぐ後にトリエチルアミン(0.023m
L、0.168mmol)を加えた。反応混合物を室温にてアルゴン下で一晩撹拌した。
次いで、混合物をH
2O30mLの中に注ぎ入れ、酢酸エチル30mLで3回抽出した。
合わせた有機層をブライン50mLで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下
で濃縮すると、残渣が残り、これを分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む
)中15〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によって精製
して、凍結乾燥の後に、化合物22を固体(5mg、11%)トリフルオロ酢酸塩(ジア
ステレオ異性体の約1:1混合物)として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
26H
30ClN
7O
4Sの必要値:572.18。
実測値572.08。
HPLC Tr(分)、純度%:5.65、88%。
【0779】
(実施例140)
化合物23の調製
【0780】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0781】
化合物22を合成するための手順に従って、中間体95(40mg、0.130mmo
l)および中間体7(25mg、0.076mmol)から開始して、凍結乾燥の後に、
化合物23を固体(7mg、13%)トリフルオロ酢酸塩(ジアステレオ異性体の約1:
1混合物)として合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
26H
30BrN
7O
4Sの必要値:616.13。
実測値615.98。
HPLC Tr(分)、純度%:5.69、93%。
【0782】
(実施例141)
化合物24の調製
【0783】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0784】
化合物22の合成に従って、中間体109(31.4mg、0.117mmol)およ
び中間体24(30.6mg、0.09mmol)およびトリエチルアミン(0.045
mL、0.315mmol)から開始して、凍結乾燥の後に、化合物24(38mg、6
8%)を白色固体のトリフルオロ酢酸塩として合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
22H
26ClN
6O
3Sの必要値:509.15。
実測値509.30。
HPLC Tr(分)、純度%:5.00、99%。
【0785】
(実施例142)
化合物25の調製
【0786】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0787】
化合物22の合成に従って、中間体105(21.5mg、0.081mmol)およ
び中間体24(20.1mg、0.06mmol)およびトリエチルアミン(0.030
mL、0.210mmol)から開始して、凍結乾燥の後に、化合物25(29mg、7
7%)を白色固体のトリフルオロ酢酸塩として合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
29ClN
6O
3Sの必要値:505.17。
実測値505.32。
HPLC Tr(分)、純度%:5.58、99%。
【0788】
(実施例143)
化合物26の調製
【0789】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0790】
化合物22の合成に従って、3,5−ジクロロ−2−(メチルスルホンアミド)安息香
酸(58mg、0.204mmol)、0.5Mの中間体26のDMF溶液(0.3mL
、0.15mmol)、およびトリエチルアミン(0.060mL、0.420mmol
)から開始して、凍結乾燥の後に、化合物26(69mg、72%)を白色固体のトリフ
ルオロ酢酸塩として合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
25Cl
2N
5O
3Sの必要値:522.11
。実測値522.41。
HPLC Tr(分)、純度%:7.19、99%。
【0791】
(実施例144)
化合物27の調製
【0792】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0793】
HATU(150mg、0.394mmol)を、中間体99(80mg、0.33m
mol)のDMF(3.3mL)溶液に室温にて加えた。45分間の撹拌の後に、中間体
12(106mg、0.266mmol)を加え、直後にトリエチルアミン(0.090
mL、0.639mmol)を加えた。反応混合物を室温にてアルゴン下で一晩撹拌した
。次いで、混合物をH
2O30mLの中に注ぎ入れ、酢酸エチル30mLで3回抽出した
。合わせた有機層をブライン50mLで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧
下で濃縮すると、残渣が残り、これをジクロロメタン7mLに溶かした。トリフルオロ酢
酸(0.7mL、8.9mmol)を加え、反応混合物を室温にて18時間撹拌した。次
いで、混合物を減圧下で濃縮し、分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む)
中15〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によって精製し
て、凍結乾燥の後に、化合物27(7.5mg、5%)を白色固体のトリフルオロ酢酸塩
として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
26H
35N
7O
3Sの必要値:526.25。実測
値526.18。
HPLC Tr(分)、純度%:4.87、96%。
【0794】
(実施例145)
化合物28の調製
【0795】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0796】
中間体114(59mg、0.243mmol)を、ニートの塩化チオニル(2mL、
27.5mmol)に室温にて懸濁させた。混合物を70℃にて一晩加熱した。室温に冷
却した後に、反応混合物を濃縮して、残渣を得た。この残渣のジクロロメタン(2mL)
溶液に、中間体12(78mg、0.195mmol)およびトリエチルアミン(0.0
40mL、0.283mmol)を加え、混合物を室温にて一晩撹拌した。反応混合物を
減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中10〜80%
酢酸エチル)によって精製して、所望の前駆体27mgを得、これをジクロロメタン2m
Lに溶かし、トリフルオロ酢酸(0.150mL、1.95mmol)で処理した。室温
にて1時間撹拌した後に、反応混合物を減圧下で濃縮して、化合物28(26mg、3ス
テップで17%)を橙黄色固体のトリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
26H
35N
7O
3Sの必要値:526.25。実測
値526.19。
HPLC Tr(分)、純度%:4.88、97%。
【0797】
(実施例146)
化合物29の調製
【0798】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0799】
N−クロロスクシンイミド(chlorosuccinimde)(99.4mg、0
.744mmol)を、中間体108(142mg、0.609mmol)のDMF(3
.5mL)溶液に室温にて加えた。一晩撹拌した後に、反応混合物を水中に注ぎ入れ、酢
酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(Mg
SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、5−クロロ−3−フルオロ−2−(メチルスルホ
ンアミド)安息香酸(142mg、87%、HPLC純度90%)を得、これをさらに精
製することなく使用した。HATU(87.4mg、0.230mmol)を、5−クロ
ロ−3−フルオロ−2−(メチルスルホンアミド)安息香酸(55.1mg、0.206
mmol)のDMF(5mL)溶液に室温にて加えた。45分後に、0.5Mの中間体2
6のDMF溶液(0.3mL、0.15mmol)およびトリエチルアミン(0.050
mL、0.375mmol)を加えた。反応混合物を室温にてアルゴン下で一晩撹拌した
。次いで、混合物をH
2O50mLの中に注ぎ入れ、酢酸エチル30mLで3回抽出した
。合わせた有機層をブライン50mLで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧
下で濃縮すると、残渣が残った。生成物を分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢酸
を含む)中15〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によっ
て精製して、凍結乾燥の後に、化合物29(28mg、31%)を白色固体のトリフルオ
ロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
25ClFN
5O
3Sの必要値:506.14
。実測値506.07。
HPLC Tr(分)、純度%:7.52、99%。
【0800】
(実施例147)
化合物30および化合物31の調製
【0801】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0802】
化合物29の手順に従って、5−クロロ−4−フルオロ−2−(メチルスルホンアミド
)安息香酸および中間体43(53mg、0.198mmol)の約5:1混合物、0.
5Mの中間体26のDMF溶液(0.3mL、0.15mmol)、およびトリエチルア
ミン(0.060mL、0.420mmol)から開始して、凍結乾燥の後に、化合物3
0(36mg、39%)および化合物31(7mg、8%)を白色固体のトリフルオロ酢
酸塩として合成した。
化合物30:LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
25ClFN
5O
3Sの必要値:
506.14。実測値506.12。
HPLC Tr(分)、純度%:7.62、98%。
化合物31:LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
25ClFN
5O
3Sの必要値:
506.14。実測値506.10。
HPLC Tr(分)、純度%:6.73、99%。
【0803】
(実施例148)
化合物32の調製
【0804】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0805】
化合物22の合成に従って、中間体109(15.1mg、0.056mmol)およ
び中間体22およびトリエチルアミン(0.020mL、0.137mmol)から開始
して、凍結乾燥の後に、化合物32(13mg、55%)を白色固体のトリフルオロ酢酸
塩として合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
22H
25ClFN
5O
3Sの必要値:494.14
。実測値494.30。
HPLC Tr(分)、純度%:6.19、95%。
【0806】
(実施例149)
化合物33の調製
【0807】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0808】
化合物27の合成に従って、中間体95(148mg、0.795mmol)および中
間体12(82mg、0.151mmol)から開始して、化合物33(89mg、2ス
テップで84%)を白色固体のトリフルオロ酢酸塩(ジアステレオ異性体の約1:1混合
物)として合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
25H
32BrN
7O
3Sの必要値:590.15。
実測値590.33。
HPLC Tr(分)、純度%:4.93、99%。
【0809】
(実施例150)
化合物34の調製
【0810】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0811】
化合物27の合成に従って、中間体96(48mg、0.183mmol)および中間
体12(49mg、0.122mmol)から開始して、化合物34(47mg、2ステ
ップで58%)を白色固体のトリフルオロ酢酸塩(ジアステレオ異性体の約1:1混合物
)として合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
25H
32ClN
7O
3Sの必要値:546.20。
実測値546.32。
HPLC Tr(分)、純度%:4.88、96%。
【0812】
(実施例151)
化合物35の調製
【0813】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0814】
化合物27の合成におけるBOC脱保護ステップに従って、ただし、中間体38(11
mg)から開始して、化合物35(11mg、99%)を白色の固体フィルムとして合成
した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
24H
28ClN
9Oの必要値:494.21。実測
値494.09。
HPLC Tr(分)、純度%:5.24、99%。
【0815】
(実施例152)
化合物36の調製
【0816】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0817】
ステップ1:トリフェニルホスフィン(87mg、0.332mmol)を、中間体3
8(97mg、0.163mmol)のTHF(5mL)溶液に室温にて加えた。90分
後に、水0.2mLを加え、混合物を60℃にて一晩加熱した。反応混合物を減圧下で濃
縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜10%メタノール)
によって精製して、中間体ベンジルアミン(44mg、48%)を得た。
【0818】
ステップ2:ステップ1からの上述の中間体をジクロロメタン2mLに溶かし、トリエ
チルアミン(0.035mL、0.249mmol)を加えた。溶液を0℃に冷却し、メ
タンスルホニルクロリド(0.020mL、0.238mmol)を加えた。反応混合物
を室温まで加温し、一晩撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン中10〜90%酢酸エチル)によって精製して、中間体ベン
ジルスルホンアミド(35mg、78%)を得た。
【0819】
ステップ3:ステップ2からの上述の中間体(27mg、0.042mmol)をジク
ロロメタン1.5mLに室温にて溶かした。トリフルオロ酢酸(0.135mL、1.7
4mmol)を加え、反応混合物を一晩撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、化合
物36(26mg、99%)を白色の固体フィルムのトリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
25H
32ClN
7O
3Sの必要値:546.20。
実測値546.32。
HPLC Tr(分)、純度%:4.96、99%。
【0820】
(実施例153)
化合物37の調製
【0821】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0822】
中間体39(5mg、0.00882mmol)を、ジクロロメタン0.5mLに室温
にて溶かした。トリフルオロ酢酸(0.03mL、0.386mmol)を加え、混合物
を室温にて1時間撹拌した。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮して、化合物37(6.
6mg、93%)をビス−トリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
24H
3ClN
7Oの必要値:468.22。実測値
468.09。
HPLC Tr(分)、純度%:4.32、97%。
【0823】
(実施例154)
化合物38および化合物39の調製
【0824】
【化195】
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【0825】
塩酸のジオキサン溶液(4N、1.25mL、5mmol)を、中間体54(106m
g、0.5mmol)のジオキサン(6mL)溶液に加えた。18時間撹拌した後に、溶
媒を減圧下で濃縮して、残渣を生じさせ、これをメタノール4mLに溶かし、中間体11
(41.4mg、0.0858mmol)およびトリエチルアミン(0.14mL、1.
00mmol)で処理した。混合物を75℃にて一晩加熱した。室温に冷却した後に、反
応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を生じさせた。分取HPLC(水(0.1%トリフル
オロ酢酸を含む)中15〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む)
)によって精製して、凍結乾燥の後に、化合物38(18mg、19%)および化合物3
9(3mg、3%)を白色固体のトリフルオロ酢酸塩として得た。
化合物38:LCMS m/z[M+H]
+ C
25H
30ClN
7O
5Sの必要値:5
76.17。実測値576.44。
HPLC Tr(分)、純度%:5.36、99%
化合物39:LCMS m/z[M+H]
+ C
25H
30ClN
7O
5Sの必要値:5
76.17。実測値576.43。
HPLC Tr(分)、純度%:5.51、76%。
【0826】
(実施例155)
化合物40の調製
【0827】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0828】
実施例154の第2ステップの手順に従って、中間体11(50mg、0.104mm
ol)および2−メチルアゼチジン塩酸塩(72mg、0.669mmol)から開始し
て、化合物40(43mg、80%)を白色の固体(ジアステレオ異性体の約1:1混合
物)として合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
24H
29ClN
6O
3Sの必要値:517.17。
実測値517.06。
HPLC Tr(分)、純度%:6.62、96%。
【0829】
(実施例156)
化合物41の調製
【0830】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0831】
実施例154の第2ステップの手順に従って、中間体11(54mg、0.112mm
ol)および3−エチニルピロリジン2,2,2−トリフルオロアセテート(108mg
、0.519mmol)から開始して、化合物41(59mg、96%)を白色の固体(
ジアステレオ異性体の約1:1混合物)として合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
26H
29ClN
6O
3Sの必要値:541.17。
実測値541.07。
HPLC Tr(分)、純度%:7.25、99%。
【0832】
(実施例157)
化合物42の調製
【0833】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0834】
トリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)を、メタノール5mL中の
中間体11(71mg、0.147mmol)およびtert−ブチル1,6−ジアザス
ピロ[3.3]ヘプタン−6−カルボキシレート(114mg、0.575mmol)の
混合物に室温にて加えた。75℃にて一晩加熱した後に、反応混合物を室温に冷却し、減
圧下で濃縮した。残りの残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中5〜7
5%酢酸エチル)によって精製して、(S)−tert−ブチル1−(2−(1−(5−
クロロ−2−(メチルスルホンアミド)ベンゾイル)ピペリジン−2−イル)−6−メチ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−1,6−ジアザスピロ[3.3]ヘ
プタン−6−カルボキシレートを固体(33mg、35%)として得た。この固体をジク
ロロメタン3mLに溶かし、トリフルオロ酢酸(0.15mL、1.95mmol)を加
えた。一晩撹拌した後に、反応混合物を減圧下で濃縮して、化合物42(33mg、99
%)を白色の固体として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
25H
30ClN
7O
3の必要値:544.18。実
測値544.37。
HPLC Tr(分)、純度%:5.67、96%。
【0835】
(実施例158)
化合物43の調製
【0836】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0837】
炭酸水素ナトリウム(54mg、0.643mmol)およびピペラジン−2−カルボ
ニトリル二塩酸塩(38mg、0.206mmol)を中間体33(99mg、0.19
7mmol)の溶液に加えた。混合物を室温にて一晩激しく撹拌した。次いで、混合物を
濾過し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して
、N−(4−クロロ−2−((2S)−2−(5−クロロ−7−(3−シアノピペラジン
−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボニ
ル)フェニル)メタンスルホンアミド(30mg、26%)を得た。この黄色のフィルム
(27mg、0.047mmol)をTHF3mLに溶かし、アゼチジン塩酸塩(22m
g、0.237mmol)およびトリエチルアミン(0.066mL、0.470mmo
l)を加えた。反応混合物を70℃にて一晩加熱した。次いで、反応混合物を室温に冷却
し、減圧下で濃縮し、生じた残渣を分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む
)中15〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によって精製
して、凍結乾燥の後に、化合物43(10mg、30%)を薄黄色固体のトリフルオロ酢
酸塩(ジアステレオ異性体の約1:1混合物)として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
27H
32ClN
9O
3Sの必要値:597.21。
実測値597.17。
HPLC Tr(分)、純度%:4.79、91%。
【0838】
(実施例159)
化合物44の調製
【0839】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【0840】
化合物42の手順に従って、中間体28(49.7mg、0.103mmol)および
(S)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルバメート(144mg、0.744
mmol)から開始して、凍結乾燥の後に、化合物44(63mg、95%)をオフホワ
イト色固体のトリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
24H
30ClN
7O
3Sの必要値:532.18。
実測値532.03。
HPLC Tr(分)、純度%:4.79、99%。
【0841】
(実施例160)
化合物45の調製
【0842】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0843】
中間体26(100mg、0.034mmol)のDMF(5ml)溶液に、2−アミ
ノ−6−メチル安息香酸(0.5g、3.3mmol)およびHATU(1.13g、3
.9mmol)を加えた。室温にて5時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で除去した
。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオロ酢
酸調整剤)によって精製して、カップリングした中間体(44mg、33%)を白色の固
体として得た。次いで、この中間体をメタンスルホニルクロリド(0.3ml)とDMF
(3ml)中で室温にて反応させた。室温にて0.5時間撹拌した後に、揮発性物質を減
圧下で除去した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%
トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、生成物45(44mg、47%)を白色の
固体として得た。
LCMS(m/z)468.15[M+H]
+
MW 467.6。
【0844】
(実施例161)
化合物46の調製
【0845】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【0846】
中間体26(0.5mmol)のDMF(1.5ml)溶液に、カルボキシレート(0
.1g、0.46mmol)およびHATU(0.132g、0.46mmol)を加え
た。室温にて1時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で除去した。粗製の残渣を分取H
PLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精
製して、生成物46(66mg、32%)を白色の固体として得た。
LCMS(m/z)454.19[M+H]
+
MW 453.6。
【0847】
(実施例162)
化合物47の調製
【0848】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0849】
化合物46の手順に従って、生成物を白色の固体(5.4mg、12%)として得た。
LCMS(m/z)522.15[M+H]
+
MW 521.6。
【0850】
(実施例163)
化合物48の調製
【0851】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【0852】
化合物46の手順に従って、生成物を白色の固体(46.1mg、24%)として得た
。
LCMS(m/z)375.16[M+H]
+
MW 374.5。
【0853】
(実施例164)
化合物49の調製
【0854】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0855】
化合物46の手順に従って、生成物を白色の固体(100mg、43%)として得た。
LCMS(m/z)389.17[M+H]
+
MW 388.5。
【0856】
(実施例165)
化合物50の調製
【0857】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【0858】
中間体30(1g、3.68mmol)のMeOH(5ml)溶液に、3−ヒドロキシ
アゼチジン(2g、18.4mmol)を加えた。還流にて16時間撹拌した後に、揮発
性物質を減圧下で除去した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O
、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、ビス−付加物(92mg、9%
)を白色の固体として得た。この固体をDMF(2.5ml)に溶かし、NEt
3(0.
3ml)および2−トリフルオロ(trifluro)メチル−ベンゾイルクロリド(0
.2ml)を加えた。室温にて1時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で除去した。粗
製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調
整剤)によって精製して、生成物50(81mg、64%)を白色の粉末として得た。
LCMS(m/z)517.3[M+H]
+
MW 516.5。
【0859】
(実施例166)
化合物51の調製
【0860】
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【0861】
中間体33(0.14g、0.28mmol)のMeCN(4ml)溶液に、N−ジフ
ルオロエチル−ピペラジン(0.062g、0.42mmol)を加えた。室温にて10
分間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で除去した。粗製の材料をMeOH(3ml)に
溶かし、アゼチジン(1ml)を加えた。室温にて16時間撹拌した後に、揮発性物質を
減圧下で除去した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1
%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、生成物51(133mg、74%)を白
色の粉末として得た。
LCMS(m/z)637.26[M+H]
+
MW 637.2。
【0862】
(実施例167)
化合物52の調製
【0863】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0864】
EtOH(2ml)およびHOAc(2ml)中の、中間体4(0.59g、2.21
mmol)の溶液に、2,5−ペンタンジオン(0.332g)を加えた。還流にて1時
間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で除去した。粗製の残渣を、ヘキサン/酢酸エチル
1:0から0:1への勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
残渣をDCM(2ml)およびTFA(2ml)に溶かし、2時間撹拌した。溶媒を除去
した後に、生じたアミン(0.078g、0.34mmol)にDMF(1.5ml)中
で、カルボキシレート(0.102g、0.44mmol)、HATU(0.146g、
0.51mmol)、およびNEt
3(0.1ml)を加えた。室温にて1時間撹拌した
後に、揮発性物質を減圧下で除去した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeC
N/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、生成物52(108
mg、95%)を白色の固体として得た。
LCMS(m/z)442.14[M+H]
+
MW 441.6。
【0865】
(実施例168)
化合物53の調製
【0866】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0867】
中間体33(0.2g、0.65mmol)のMeCN(3ml)溶液に、N−メチル
−ピペラジン(0.071g、0.65mmol)および飽和Na
2CO
3水溶液を加え
て、pHを8未満に調整した。室温にて1.5時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で
除去した。粗製の材料をMeOH(3ml)に溶かし、N−Boc−アミノ−アゼチジン
(0.167g)を加えた。室温にて16時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で除去
した。残渣をDCM(2ml)に溶かし、TFA(2ml)を加え、室温にて2時間撹拌
した。揮発性物質を除去し、粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O
、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、生成物53(49mg、12%
)を白色の粉末として得た。
LCMS(m/z)602.18[M+H]
+
MW 602.2。
【0868】
(実施例169)
化合物54の調製
【0869】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0870】
中間体33(0.1g、0.2mmol)のMeCN(3ml)溶液に、N−メチル−
ピペラジン(0.114g、0.4mmol)を加えた。室温にて1.5時間撹拌した後
に、揮発性物質を減圧下で除去した。粗製の材料をMeOH(3ml)に溶かし、アゼチ
ジン(1ml)を加えた。室温にて16時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で除去し
た。残渣をTHF(3ml)およびヒドラジン(1ml)に溶かし、室温にて2時間還流
させた。揮発性物質を除去し、粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2
O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、対応するアゼチジンアミドを
得た。アミドを、水(5ml)中のLiOH(1.1g)に、還流させながら2時間曝し
、分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)に
よる精製の後に、生成物54(36mg)を白色の粉末として得た。
LCMS(m/z)615.15[M−H]
−
MW 617.1。
【0871】
(実施例170)
化合物55の調製
【0872】
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0873】
中間体30(0.111g、0.4mmol)のMeCN(5ml)溶液に、N−Bo
c−ピペラジン(0.152g、0.82mmol)を加えた。室温にて2時間撹拌した
後に、揮発性物質を減圧下で除去した。粗製の材料をMeOH(3ml)に溶かし、アゼ
チジン(1ml)を加えた。室温にて16時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で除去
した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオ
ロ酢酸調整剤)によって精製して、アミンを白色の固体として得た。生じたアミン(0.
078g、0.34mmol)にDMF(1.5ml)中で、2−アミノ−5−クロロ−
安息香酸(0.102g、0.44mmol)およびHATU(0.146g、0.51
mmol)およびNEt
3(0.1ml)を加えた。室温にて1時間撹拌した後に、揮発
性物質を減圧下で除去した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O
、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、アニリン(108mg、95%
)を白色の固体として得た。この固体をピリジン(2.5ml)に溶かし、完全な変換が
観察されるまで、塩化スルホニルを室温にて滴下添加した。揮発性物質を除去し、残渣を
DCM(2ml)に溶かし、TFA(2ml)を加え、室温にて2時間撹拌した。揮発性
物質を除去し、粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%ト
リフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、生成物55(49mg、12%)を白色の粉
末として得た。
LCMS(m/z)641.24[M+H]
+
MW 641.1。
【0874】
(実施例171)
化合物56の調製
【0875】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0876】
中間体33(0.1g、0.2mmol)のMeCN(3ml)溶液に、モルホリン(
0.2mmol)を加えた。室温にて1.5時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で除
去した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフル
オロ酢酸調整剤)によって精製して、モノ付加物を得た。この中間体(0.06g)をT
HF(2ml)に溶かし、NMP(0.2ml)、Fe(acac)3(0.002g)
、および3−ヨード−N−boc−アゼチジン(0.31g)を加えた。iPrMgCl
溶液(1.3M、1.7ml)を−78℃にて滴下添加し、溶液を室温まで徐々に加温し
た。反応物を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチした。揮発性物質を除去し、粗製の残渣を
分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によ
って精製して、生成物56(16.1mg)を白色の粉末として得た。
LCMS(m/z)574.19[M+H]
+
MW 574.1。
【0877】
(実施例172)
化合物57の調製
【0878】
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【0879】
化合物56のための手順に従って、臭化シクロペンチルマグネシウムを用いて、生成物
57を白色の固体(16mg、30%)として得た。
LCMS(m/z)587.32[M+H]
+
MW 587.1。
【0880】
(実施例173)
化合物58の調製
【0881】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【0882】
中間体4(0.94g、4.15mmol)のHOAc(5ml)溶液に、3−メチル
−2,5−ペンタンジオン(0.332g)を加えた。還流にて0.5時間撹拌した後に
、揮発性物質を減圧下で除去した。粗製の残渣を、ヘキサン/酢酸エチル1:0から0:
1への勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。残渣をDCM(
2ml)およびTFA(2ml)に溶かし、2時間撹拌した。溶媒を除去した後に、生じ
たアミン(0.26g)にDMF(1.5ml)中で、5−フルオロ−2−(メチルスル
ホンアミド)安息香酸カルボキシレート(0.26g)、HATU(0.35g)、およ
びNEt3(0.1ml)を加えた。室温にて1時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下
で除去した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリ
フルオロ酢酸調整剤)によって精製して、生成物58(101mg、72%)を白色の固
体として得た。
LCMS(m/z)460.12[M+H]
+
MW 459.5。
【0883】
(実施例174)
化合物59の調製
【0884】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0885】
中間体35(0.54g、1.4mmol)のMeOH(2ml)溶液に、N−メチル
−ピペラジン(2ml)を加え、室温にて4時間撹拌した。揮発性物質を除去し、粗製の
残渣を、ヘキサン/酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって
精製した。残渣をDCM(2ml)およびTFA(2ml)に溶かし、2時間撹拌した。
溶媒を除去した後に、生じたアミン(0.09g)にDMF(1.5ml)中で、カルボ
キシレート(0.26g)、HATU(0.35g)、およびNEt3(0.1ml)を
加えた。室温にて1時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で除去した。粗製の残渣を分
取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によっ
て精製して、生成物59(70.8mg、44%)を白色の固体として得た。
LCMS(m/z)572.24[M+H]
+
MW 572.1。
【0886】
(実施例175)
化合物60の調製
【0887】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
【0888】
中間体41(43mg、0.109mmol)をDMF(500μL)および2−(メ
チルアミノ)エタノール(88μL、1.09mmol)に溶かし、TEA(304μL
、2.18mmol)を加えた。材料を70℃にて2時間撹拌し、次いで、室温に冷却し
た。酢酸エチルで溶かし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回および飽和塩化ナトリウ
ム水溶液で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで、減圧下で濃
縮した。材料をMeOHに溶かし、Pd/Cを加え、H
2(g)雰囲気下で1時間撹拌し
た。セライトで濾過し、減圧下で濃縮した。5−クロロ−2−(メチルスルホンアミド)
安息香酸(28mg、0.109mmol)をHATU(42mg、0.109mmol
)と混合し、無水DMF(300μL)に溶かした。1時間撹拌した。水素化生成物を無
水DMF(300μL)に溶かし、反応物に加えた。TEA(30μL、0.218mm
ol)を加えた。12時間撹拌した。アセトニトリルで希釈し、分取HPLCで精製して
、表題生成物60(19mg、収率27%)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
3OD): δ 7.49 (m, 3H),
6.72 (m, 1H), 6.08 (m, 1H), 4.60 (m, 1H)
, 3.85 (m, 4H), 3.45−3.30 (m, 4H), 3.02
(m, 4H), 2.79 (s, 3H), 2.40−2.05 (m, 2H)
, 1.73−1.50 (m, 4H).
LC/MS(m/z):521.3[M+H]
+。
【0889】
(実施例176)
化合物61の調製
【0890】
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0891】
中間体42(12mg、0.018mmol)のジオキサン(2.00mL)溶液に、
濃HCl(50μL)を加え、反応混合物を室温にて一晩撹拌した。次いで、反応混合物
を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。粗製の残渣を分取HPLC(0〜100%CH
3C
N/H
2O)によって精製して、化合物61(8mg、86%)を得た。
LCMS(m/z)561.11[M+H]
+
MW 560.10。
【0892】
(実施例177)
化合物62の調製
【0893】
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【0894】
化合物61のための一般的手順(すなわち、中間体42を調製するためのアシル化ステ
ップおよび化合物61を調製するためのBOC除去ステップ)に従って、中間体14およ
び塩化ベンゾイルから出発して、表題化合物を合計収率54%で調製した。
LCMS(m/z)558.12[M+H]
+
MW 557.07。
【0895】
(実施例178)
化合物63の調製
【0896】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0897】
化合物61のための一般的手順(すなわち、中間体42を調製するためのアシル化ステ
ップおよび化合物61を調製するためのBOC除去ステップ)に従って、中間体14およ
び2,2,2−トリフルオロエチルカルボノクロリデートから出発して、表題化合物を合
計収率14%で調製した。
LCMS(m/z)580.20[M+H]
+
MW 579.00。
【0898】
(実施例179)
化合物64の調製
【0899】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
【0900】
化合物61のための一般的手順(すなわち、中間体42を調製するためのアシル化ステ
ップおよび化合物61を調製するためのBOC除去ステップ)に従って、中間体14およ
びジメチルカルバモイルクロリドから出発して、表題化合物を合計収率27%で調製した
。
LCMS(m/z)525.05[M+H]
+
MW 524.05。
【0901】
(実施例180)
化合物65の調製
【0902】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0903】
化合物61のための一般的手順(すなわち、中間体42を調製するためのアシル化ステ
ップおよび化合物61を調製するためのBOC除去ステップ)に従って、中間体14およ
びジフルオロ酢酸無水物から出発して、表題化合物を合計収率47%で調製した。
LCMS(m/z)532.25[M+H]
+
MW 530.99。
【0904】
(実施例181)
化合物66の調製
【0905】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【0906】
化合物4〜18のための一般的手順に従って、中間体12および4.6−ジメチル−ピ
リジン−2−カルボン酸から出発して、表題化合物を合計収率25%で調製した。
LCMS(m/z)434.27[M+H]
+
MW 433.55。
【0907】
(実施例182)
化合物67の調製
【0908】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0909】
化合物4〜18のための一般的手順に従って、中間体12および6−トリフルオロメチ
ル−ピリジン−2−カルボン酸から出発して、表題化合物を合計収率68%で調製した。
LCMS(m/z)473.85[M+H]
+
MW 472.49。
【0910】
(実施例183)
化合物68の調製
【0911】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0912】
中間体46(80mg、0.13mmol)をピリジン(2ml)に溶かし、溶液に、
クロロギ酸イソプロピル(331mg、2.7mmol)およびNEt
3(54μl)を
加えた。反応物を室温にて一晩撹拌し、溶媒を蒸発させた。残渣をコンビ−フラッシュカ
ラムクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、化合物68
(46mg、50%)を得た。
LCMS(m/z)681.21[M+H]
+
MW 680.22。
【0913】
(実施例184)
化合物69の調製
【0914】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0915】
化合物68をDCM(0.2mL)に溶かし、H
3PO
4(5μL)を溶液に加えた。
反応混合物を室温にて2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(0
〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、化合物69(11mg、50%)を得た。
LCMS(m/z)581.26[M+H]
+
MW 580.11。
【0916】
(実施例185)
化合物70の調製
【0917】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0918】
中間体47(29mg、0.04mmol)をMeOH(2mL)に溶かし、溶液に、
アゼチジン(0.1mL)を加えた。反応物を70℃に一晩加熱した。次いで、上記反応
混合物に、濃HCl(0.1mL)を加え、70℃にて一晩加熱した。次いで、反応物を
NaHCO
3(10mL)でクエンチし、EtOAc(20mL)で抽出した。有機溶媒
を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して
、化合物70(6mg、24%)を得た。
LCMS(m/z)587.20[M+H]
+
MW 586.14。
【0919】
(実施例186)
化合物71の調製
【0920】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【0921】
中間体47および化合物70を合成するための一般的手順に従って、表題化合物を収率
27%で調製した。したがって、中間体33から出発して、中間体47の調製に従って(
R)−(+)−3−(Boc−アミノ)ピロリジンを導入し、次いで、化合物70の手順
に従ってアゼチジンを導入して、化合物71を得た。
LCMS(m/z)573.31[M+H]
+
MW 572.11。
【0922】
(実施例187)
化合物72の調製
【0923】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0924】
中間体47および化合物70を合成するための一般的手順に従って、表題化合物を収率
30%で調製した。したがって、中間体33から出発して、中間体47の調製に従って(
(R)−(+)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジンを導入し、次いで、化合物70の手
順に従ってアゼチジンを導入して、化合物72を得た。
LCMS(m/z)600.92[M+H]
+
MW 600.16。
【0925】
(実施例188)
化合物73の調製
【0926】
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0927】
中間体50(15mg、0.03mmol)をEtOH(2mL)に溶かした。溶液に
、5%Pd(0.006mmol)およびTEA(17μl)を加えた。反応物を室温に
て45分間撹拌した。触媒をセライトで濾過し、溶媒を減圧下で濃縮した。残渣を分取H
PLCで精製して、化合物73(14mg、100%)を得た。
LCMS(m/z)467.75[M+H]
+
MW 466.58。
【0928】
(実施例189)
化合物74の調製
【0929】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0930】
中間体109(85mg、0.32mmol)およびHATU(152mg、0.4m
mol)をDMF(3ml)に溶かした。反応混合物を室温にて10分間撹拌した。上記
溶液に、中間体26(50mg、0.2mmol)およびNEt
3(50μl)を加えた
。反応物を室温にて30分間撹拌し、ブライン(10ml)でクエンチし、次いで、Et
OAc(20ml)で抽出した。有機層をブライン(10ml)で2回洗浄し、次いで、
減圧下で蒸発させた。残渣をコンビ−フラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜100
%EtOAc/ヘキサン)で精製して、化合物74(35mg、36%)を得た。
LCMS(m/z)506.21[M+H]
+
MW 504.99。
【0931】
(実施例190)
化合物75の調製
【0932】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0933】
化合物74のための手順に従って、中間体26および5−フルオロ−2−メタンスルホ
ンアミド安息香酸から出発して、表題化合物を収率16%で調製した。
LCMS(m/z)471.68[M+H]
+
MW 470.55。
【0934】
(実施例191)
化合物76の調製
【0935】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0936】
化合物74のための手順に従って、中間体26および4−メチル−2−メタンスルホン
アミド安息香酸から出発して、表題化合物を収率32%で調製した。
LCMS(m/z)467.82[M+H]
+
MW 466.58。
【0937】
(実施例192)
化合物77の調製
【0938】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0939】
化合物74のための手順に従って、中間体26および5−クロロ−2−アミノ安息香酸
から出発して、表題化合物を収率68%で調製した。
LCMS(m/z)410.10[M+H]
+
MW 408.91。
【0940】
(実施例193)
化合物78の調製
【0941】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0942】
5−クロロ−2−メタンスルホンアミド安息香酸(18mg、0.073mmol)お
よびHATU(32mg、0.084mmol)をDMF(3ml)に溶かした。反応混
合物を室温にて10分間撹拌した。上記溶液に、中間体51(16mg、0.056mm
ol)およびNEt
3(16μl)を加えた。反応物を室温にて30分間撹拌し、ブライ
ン(10ml)でクエンチし、次いで、EtOAc(20ml)で抽出した。有機層をブ
ライン(10ml)で2回洗浄し、次いで、減圧下で蒸発させた。残渣を分取HPLC(
0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、化合物78(10mg、34%)を得た
。
LCMS(m/z)517.17[M+H]
+
MW 516.04。
【0943】
(実施例194)
化合物79の調製
【0944】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0945】
化合物78のための手順に従って、中間体51および5−メチル−2−メタンスルホン
アミド安息香酸から出発して、表題化合物を収率39%で調製した。
LCMS(m/z)497.28[M+H]
+
MW 496.62。
【0946】
(実施例195)
化合物80の調製
【0947】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【0948】
中間体37(65mg、0.13mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)に溶かし
、この溶液に、濃HCl(0.5mL)を加えた。反応混合物を室温にて1時間撹拌し、
次いで、溶媒を蒸発させた。次いで、残渣を5−エチル−2−メタンスルホンアミド安息
香酸(47mg、0.2mmol)のDMF溶液(3mL)およびHATU(95mg、
0.26mmol)に加え、続いて、Net
3(50μl)を加えた。反応物を室温にて
30分間撹拌し、ブライン(10ml)でクエンチし、次いで、EtOAc(20ml)
で抽出した。有機層をブライン(10ml)で2回洗浄し、次いで、減圧下で蒸発させた
。残渣をコンビ−フラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキ
サン)で精製して、化合物80(39mg、46%)を得た。
LCMS(m/z)552.94[M+H]
+
MW 551.69。
【0949】
(実施例196)
化合物81の調製
【0950】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【0951】
中間体20(1.08g、3.3mmol)を1,4−ジオキサン(20mL)に溶か
し、この溶液に、濃HCl(2mL)を加えた。反応混合物を室温にて1時間撹拌し、次
いで、溶媒を蒸発させた。次いで、残渣を5−メチル−2−メタンスルホンアミド安息香
酸(1.1g、5mmol)およびHATU(2.5g、6.6mmol)のDMF溶液
(20mL)に加え、続いて、NEt
3(1.4ml)を加えた。反応物を室温にて30
分間撹拌し、ブライン(10ml)でクエンチし、次いで、EtOAc(20ml)で抽
出した。有機層をブライン(10ml)で2回洗浄し、次いで、減圧下で蒸発させた。残
渣をコンビ−フラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン
)で精製して、化合物81(652mg、45%)を得た。
LCMS(m/z)442.16[M+H]
+
MW 441.55。
【0952】
(実施例197)
化合物82の調製
【0953】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【0954】
中間体22を、5−メチル−2−アミノ安息香酸(35mg、0.19mmol)およ
びHATU(85mg、0.22mmol)のDMF溶液(2mL)に加え、続いて、N
Et
3(50μl)を加えた。反応物を室温にて30分間撹拌し、カーボネート樹脂(c
arbonate resin)(50mg)を加え、振盪機を使用して一晩撹拌した。
次いで、樹脂を濾過し、濾液に、塩化アセチル(50μl)を加えた。溶媒を減圧下で蒸
発させた。残渣を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、化合物
82(54mg、59%)を得た。
LCMS(m/z)419.68[M+H]
+
MW 418.52。
【0955】
(実施例198)
化合物83の調製
【0956】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0957】
化合物82のための手順に従って、中間体22および2−アミノ−5−メチル−6−ブ
ロモ安息香酸から出発して、表題化合物を収率26%で調製した。
LCMS(m/z)498.35[M+H]
+
MW 497.42。
【0958】
(実施例199)
化合物84の調製
【0959】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【0960】
中間体28(50mg、0.1mmol)をTHF(2mL)に溶かし、溶液に、(R
)−3−N−Boc−N−メチルアミノ−ピロリジン(200mg)およびDIPEA(
0.3mL)を加えた。反応混合物を70℃に3時間加熱した。上記溶液に濃HCl(0
.2mL)を加え、70℃に30分間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HP
LC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、化合物84(20mg、35%)
を得た。
LCMS(m/z)546.23[M+H]
+
MW 545.08。
【0961】
(実施例200)
化合物85の調製
【0962】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【0963】
中間体36(66mg、0.16mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)に溶かし
、この溶液に、濃HCl(0.2mL)を加えた。反応混合物を室温にて30分間撹拌し
、次いで、溶媒を蒸発させた。次いで、残渣を5−クロロ−2−メタンスルホンアミド安
息香酸(60mg、0.24mmol)およびHATU(122mg、0.32mmol
)のDMF溶液(2mL)に加え、続いて、NEt
3(50μl)を加えた。反応物を室
温にて30分間撹拌し、ブライン(10ml)でクエンチし、次いで、EtOAc(20
ml)で抽出した。有機層をブライン(10ml)で2回洗浄し、次いで、減圧下で蒸発
させた。残渣を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、化合物8
5(39mg、52%)を得た。
LCMS(m/z)474.12[M+H]
+
MW 472.98。
【0964】
(実施例201)
化合物86の調製
【0965】
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【0966】
中間体16(50mg、0.11mmol)をMeOH(2mL)に溶かし、この溶液
に、(S)−3−(Boc−アミノ)ピペリジン(65mg、0.33mmol)および
Net
3(60μl)を加えた。反応混合物を70℃に3時間加熱した。上記溶液にTF
A(0.2mL)を加え、室温にて30分間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分
取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、化合物86(10mg、1
8%)を得た。
LCMS(m/z)489.98[M+H]
+
MW 488.61。
【0967】
(実施例202)
化合物87の調製
【0968】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【0969】
実施例154の第2ステップの手順に従って、中間体16および3−N−Boc−アミ
ノアゼチジンから出発して、表題化合物を収率56%で調製した。
LCMS(m/z)561.92[M+H]
+
MW 560.68。
【0970】
(実施例203)
化合物88の調製
【0971】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【0972】
中間体11(40mg、0.083mmol)をMeOH(2mL)に溶かし、この溶
液に、(S)−3−(Boc−アミノ)ピペリジン(166mg、0.83mmol)を
加えた。反応混合物を一晩還流させた。上記溶液に、濃HCl(0.2mL)を加え、室
温にて30分間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(0〜100%C
H
3CN/H
2O)で精製して、化合物88(20mg、45%)を得た。
LCMS(m/z)546.21[M+H]
+
MW 545.08。
【0973】
(実施例204)
化合物89の調製
【0974】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
【0975】
中間体32(10.0mg、0.018mmol)のMeOH(1.00mL)溶液に
、3−ヒドロキシメチルアゼチジン(20mg、0.23mmol)およびトリエチルア
ミン(55μL、0.4mmol)を加え、反応混合物を70℃にて撹拌した。2時間後
に、反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜1
00%MeCN/H
2O)によって精製して、化合物89(10mg、91%)を白色の
固体として得た。
LCMS(m/z)604.35[M+H]
+
MW 603.12。
【0976】
(実施例205)
化合物90の調製
【0977】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【0978】
化合物89のための手順に従って、中間体32およびピロリジンから出発して、表題化
合物を収率92%で調製した。
LCMS(m/z)588.31[M+H]
+
MW 587.12。
【0979】
(実施例206)
化合物91の調製
【0980】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【0981】
化合物89のための手順に従って、中間体32およびメチルアミンから出発して、表題
化合物を収率31%で調製した。
LCMS(m/z)548.16[M+H]
+
MW 547.06。
【0982】
(実施例207)
化合物92の調製
【0983】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【0984】
化合物89のための手順に従って、中間体32およびジメチルアミンから出発して、表
題化合物を収率57%で調製した。
LCMS(m/z)562.14[M+H]
+
MW 561.08。
【0985】
(実施例208)
化合物93の調製
【0986】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【0987】
化合物89のための手順に従って、中間体32および(R)−(−)−3−フルオロピ
ロリジンから出発して、表題化合物を収率50%で調製した。
LCMS(m/z)606.21[M+H]
+
MW 605.11。
【0988】
(実施例209)
化合物94の調製
【0989】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【0990】
化合物88のための手順に従って、中間体32および3−N−Boc−3−N−メチル
アミノ−ピロリジンから出発して、表題化合物を収率27%で調製した。
LCMS(m/z)617.25[M+H]
+
MW 616.23。
【0991】
(実施例210)
化合物95の調製
【0992】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【0993】
化合物88のための手順に従って、中間体32および(R)−(−)−3−N−Boc
−アミノ−ピロリジンから出発して、表題化合物を収率21%で調製した。
LCMS(m/z)603.21[M+H]
+
MW 602.14。
【0994】
(実施例211)
化合物96の調製
【0995】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【0996】
化合物89のための手順に従って、中間体32および(S)−(−)−3−ヒドロキシ
ピロリジンから出発して、表題化合物を収率50%で調製した。
LCMS(m/z)604.23[M+H]
+
MW 603.12。
【0997】
(実施例212)
化合物97の調製
【0998】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0999】
実施例154の第2ステップの手順に従って、中間体11(67mg、0.139mm
ol)およびアゼチジン−3−カルボニトリル(57mg、0.695mmol)から開
始して、化合物97(10mg、14%)を合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
24H
26ClN
7O
3Sの必要値:528.15。
実測値528.15。
HPLC Tr(分)、純度%:6.87、99%。
【1000】
(実施例213)
化合物98の調製
【1001】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【1002】
実施例154の第2ステップの手順に従って、中間体11(60mg、0.124mm
ol)および3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩(80mg、0.618mmol)か
ら開始して、化合物98(21mg、31%)を合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
25ClF
2N
6O
3Sの必要値:539.1
4。実測値517.06。
HPLC Tr(分)、純度%:7.62、99%。
【1003】
(実施例214)
化合物99の調製
【1004】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【1005】
実施例154の第2ステップの手順に従って、中間体11(80mg、0.124mm
ol)およびメチルアゼチジン−2−カルボキシレート(98mg、0.646mmol
)から開始し、80℃に加熱して、化合物99(38mg、40%)をジアステレオ異性
体の混合物として合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
25H
29ClN
6O
5Sの必要値:561.16。
実測値561.37。
HPLC Tr(分)、純度%:7.04、86%。
【1006】
(実施例215)
化合物100の調製
【1007】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【1008】
化合物27の合成に従って、中間体116(66mg、0.27mmol)および中間
体12(28mg、0.07mmol)から開始し、ステップ2においてHClでBoc
の脱保護をして、化合物100(10mg、2ステップで25%)を合成した(ジアステ
レオ異性体の約1:1混合物)。
LCMS m/z[M+H]
+ C
25H
32FN
7O
3Sの必要値:530.23。実
測値530.42。
HPLC Tr(分)、純度%:4.74、96%。
【1009】
(実施例216)
化合物101の調製
【1010】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【1011】
化合物27の合成に従って、2−(メチルスルホンアミド)−2−フェニル酢酸(90
mg、0.39mmol)および中間体12(60mg、0.15mmol)から開始し
、ステップ2においてHClでBocの脱保護をして、化合物101(8mg、2ステッ
プで10%)を合成した(ジアステレオ異性体の約1:1混合物)。
LCMS m/z[M+H]
+ C
25H
33N
7O
3Sの必要値:512.24。実測
値512.15。
HPLC Tr(分)、純度%:4.72、97%。
【1012】
(実施例217)
化合物102の調製
【1013】
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【1014】
化合物27の合成に従って、(S)−2−シクロプロピル−2−(メトキシカルボニル
アミノ)酢酸(42mg、0.243mmol)および中間体12(75mg、0.18
8mmol)から開始し、ステップ2においてHClでBocの脱保護をして、化合物1
02(18mg、2ステップで20%)を合成した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
33N
7O
3の必要値:456.26。実測値
546.32。
HPLC Tr(分)、純度%:4.36、99%。
【1015】
(実施例218)
化合物103の調製
【1016】
【化259】
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【1017】
中間体56(16mg、0.048mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。H
Cl(ジオキサン中4N、1mL、4mmol)を加え、反応混合物を30分間撹拌した
。減圧下で濃縮した後に、残渣を無水DCM(2mL)およびTEA(0.020mL、
0.144mol)と混合し、中間体102(12mg、0.048mmol)を加えた
。30分後に、トリエチルアミン(0.020mL、0.144mmol)を加えた。3
0分後に、追加のメタノールを加え、次いで、混合物を減圧下で濃縮した。分取HPLC
(水中5〜95%アセトニトリル)によって精製して、化合物103(12mg、56%
)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
3OD): δ 7.40−7.25 (m,
3H), 6.55−6.45 (m, 1H), 6.21 (m, 1H), 2.
95 (m, 7H), 2.60 (s, 3H), 2.45−2.34 (m,
5H), 2.11 (m, 1H), 1.75−1.55 (m, 4H).
LC/MS(m/z):443.2[M+H]
+。
【1018】
(実施例219)
化合物104の調製
【1019】
【化260】
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【1020】
塩化水素のジオキサン溶液(4N、0.25mL、1.0mmol)を中間体59(5
.8mg、0.0176mmol)のジオキサン(1mL)溶液に加えた。一晩撹拌した
後に、LC/MSによって、Boc基の完全な除去が示された。反応混合物を減圧下で濃
縮し、2時間真空乾燥した。生じた残渣を無水CH
2Cl
22mLに溶かした溶液に、中
間体120(5−クロロ−2−(メチルスルホンアミド)ベンゾイルクロリド)(5.1
mg、0.020mmol)を加えた。0℃に冷却した後に、トリエチルアミン(7.0
μL、0.049mmol)を加え、生じた混合物を室温まで加温し、一晩撹拌した。反
応混合物を減圧下で濃縮し、分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む)中1
5〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によって精製して、
凍結乾燥の後に、化合物104(3mg、37%)を黄色固体のトリフルオロ酢酸塩とし
て得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
22H
25ClN
4O
3Sの必要値:461.13。
実測値461.31。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 7.76 (s, 1H), 7
.58 (m, 1H), 7.43−7.31 (m, 3H), 6.93 (s,
1H), 6.20 (s, 1H), 3.65 (s, 1H), 3.16 (
s, 3H), 3.14 (m, 1H), 2.71 (s, 3H), 2.52
(s, 3H), 2.50 (m, 1H), 2.11 (m, 1H), 1.
87 (m, 1H), 1.71−1.45 (m, 4H).
HPLC Tr(分)、純度%:5.15、99%。
【1021】
(実施例220)
化合物105の調製
【1022】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【1023】
HATU(0.225mg、1.49mmol)を、DMF(2mL)中の5−メチル
−2−(メチルスルホンアミド)安息香酸(0.15g、0.65mmol)の懸濁液に
加えた。懸濁液を室温にて30分間撹拌した。中間体63(0.125g、0.54mm
ol)をDMF(2mL)に溶かし、トリエチルアミン(0.1mL、9.88mmol
)を加えた。これに、5−メチル−2−(メチルスルホンアミド)安息香酸およびHAT
UのDMF溶液を加えた。室温にて2時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧下で除去し、
残渣をMeCN/水に溶かし、分取HPLC(5〜95%H
2O/MeCN、0.1%T
FA)によって精製して、化合物105を無色の粉末(0.134g、57%)として得
た。
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 8.95 (s, 1 H
), 7.31−7.19 (m, 3 H), 6.61 (s, 1 H0, 6.
51 (s, 1 H), 6.40 (s, 1 H), 6.04 (s, 1 H
), 4.90 (s, 0.5 H), 4.46 (s, 0.5 H), 4.2
2−3.33 (m, 3 H), 3.18 (m, 0.5 H), 3.04 (
m, 1 H), 2.99 (s, 3 H), 2.63 (s, 3 H), 2
.48 (s, 3 H), 2.19−1.29 (4 H)
LCMS m/z[M+H]
+ 441.14
HPLC Tr(分)、純度%:2.48、98%。
【1024】
(実施例221)
化合物106の調製
【1025】
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【1026】
トリエチルアミン(0.050mL、0.363mmol)を、無水メタノール2mL
中の中間体65(11.2mg、0.024mmol)およびアゼチジン塩酸塩(14m
g、0.150mmol)の混合物に加えた。混合物を75℃に一晩加熱した。室温に冷
却した後に、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を分取HPLC(水(0.1%トリフル
オロ酢酸を含む)中の15〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む
))によって精製して、凍結乾燥の後に、化合物106(5.8mg、40%)を固体の
トリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
22H
25ClN
6O
3Sの必要値:489.14。
実測値489.05。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 9.19 (s, 1H), 8
.66 (m, 1H), 7.55−7.36 (m, 3H), 6.32 (s,
1H), 5.98 (m, 1H), 3.88 (m, 2H), 3.57 (
m, 1H), 3.22 (m, 2H), 3.04 (s, 3H), 2.89
(t, J= 12.4Hz, 2H), 2.37 (m, 1H), 2.06−
1.82 (m, 2H), 1.74−1.41 (m, 4H).
HPLC Tr(分)、純度%:5.49、85%。
【1027】
(実施例222)
化合物107の調製
【1028】
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【1029】
トリフルオロ酢酸(0.45mL、5.78mmol)を中間体68(65mg、0.
10mmol)のジクロロメタン(6mL)溶液に室温にて加えた。150分後に、反応
混合物を減圧下で濃縮し、24時間真空乾燥して、化合物107(66mg、99%)を
褐色固体のトリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
24H
30ClN
7O
3Sの必要値:532.18。
実測値532.01。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 10.1 (s, 1H), 8
.05 (s, 3H), 7.85 (s, 1H), 7.61−7.40 (m,
3H), 5.99 (m, 1H), 4.76 (m, 1H), 4.30−3
.45 (m, 3H), 3.18 (m, 1H), 2.99 (s, 3H),
2.41 (s, 3H), 2.37−2.17 (m, 3H), 2.04−1
.82 (m, 3H), 1.71−1.21 (m, 5H).
HPLC Tr(分)、純度%:4.37、97%。
【1030】
(実施例223)
化合物108の調製
【1031】
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
【1032】
メタノール2.5mL中の中間体72(5.8mg、0.012mmol)および(S
)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルバメート(73mg、0.28mmol
)およびトリエチルアミン(0.030mL、0.21mmol)の混合物を75℃にて
120時間加熱した。LC/MS分析によって、中間体72から分離不可能な所望の生成
物への約12%の変換率が示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得、これを
CH
2Cl
22mLに溶かし、トリフルオロ酢酸(0.100mL、1.30mmol)
を加えた。1時間後に、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を分取HPLC(水(0.1
%トリフルオロ酢酸を含む)中15〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢
酸を含む))によって精製して、凍結乾燥の後に、化合物108(0.8mg、10%)
を黄色のフィルムのトリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
24H
30ClN
7O
3Sの必要値:532.18。
実測値532.02。
HPLC Tr(分)、純度%:4.33、99%。
【1033】
(実施例224)
化合物109の調製
【1034】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【1035】
中間体77(20mg、0.06mmol)およびトリエチルアミン(25μl、0.
18mmol)のジクロロメタン(0.5mL)溶液に、中間体120(5−クロロ−2
−(メチルスルホンアミド)ベンゾイルクロリド)(16mg、0.06mmol)を室
温にてアルゴン雰囲気下で加えた。2時間後に、反応混合物をそのまま、SiO
2カラム
クロマトグラフィー(4g SiO
2 Combiflash HP Gold Col
umn、0〜100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、化合物109(8.2
mg、25%)を無色の固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400MHz): δ 7.53−7.47 (m,
1H), 7.46−7.39 (m, 3H), 5.85 (s, 1H), 4.
39−4.25 (m, 5H), 4.10 (t, J=7.8Hz, 4H),
3.09 (s, 3H), 2.47 (五重線, J=7.7Hz, 2H), 2
.39 (五重線, J=7.5Hz, 2H), 2.05−1.87 (m, 1H
), 1.78−1.53 (m, 3H), 1.46−1.24 (m, 4H)
HPLC t
R(分)、純度%:3.55、85%。
LCMS(ESI)m/z 545.19[M+H]
+、t
R=1.97分。
R
f=0.50(5%メタノール/ジクロロメタン)。
【1036】
(実施例225)
化合物110の調製
【1037】
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【1038】
HATU(23mg、0.06mmol)および5−メチル−2−(メチルスルホンア
ミド)安息香酸(11mg、0.05mmol)を無水DMF(1mL)に溶かした。1
時間活性化させた後に、中間体80(7mg、0.03mmol)およびトリエチルアミ
ン(0.1mL、0.72mmol)を加えた。反応物を窒素下で2時間撹拌した。溶媒
を減圧下で除去した。残渣を分取HPLC(水中0〜100%アセトニトリル)で精製し
て、化合物110(2mg、15%)を得た。
1H−NMR (CD
3OD, 400MHz): δ 7.61 (s, 1H),
7.46 (bs, 1H), 7.34 (d, J=12Hz, 1H), 7.2
2−7.19 (m, 1H), 6.80 (bs, 1H), 6.10 (bs,
1H), 2.89−2.81 (m, 2H), 2.65 (s, 3H), 2
.37 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 1.93 (bs, 1H)
, 1.67−1.64 (m, 3H), 1.46 (bs, 2H), 1.19
(s, 3H).
LCMS m/z[M+H]
+ C
22H
27N
5O
3Sの必要値:442.55。実測
値442.13
HPLC Tr(分)、純度%:3.35、98%。
【1039】
(実施例226)
化合物111の調製
【1040】
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【1041】
HATU(9.5mg、0.038mmol)および5−クロロ−2−(メチルスルホ
ンアミド)安息香酸(7.8mg、0.03mmol)を無水DMF(1mL)に溶かし
た。1時間活性化させた後に、中間体83(5mg、0.019mmol)およびトリエ
チルアミン(0.1mL、0.718mmol)を加えた。反応物を窒素下で2時間撹拌
した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(水中0〜100%アセトニトリル)
で精製して、化合物111(3mg、32%)を得た。
1H−NMR (CD
3OD, 400MHz): δ 7.94 (d, J=1.8
Hz, 1H), 7.47 (d, J=6.6Hz, 2H), 7.42−7.3
6 (m, 2H), 7.30−7.26 (m, 2H), 5.99 (d, J
=7.2Hz, 1H), 3.94 (t, J=5.4Hz, 4H), 2.96
−2.95 (m, 3H), 2.85 (s, 3H), 2.30 (五重線,
J=5.7Hz, 2H), 2.29 (s, 3H), 2.09−1.98 (m
, 2H), 1.59−1.48 (m, 4H)
LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
26ClN
5O
3Sの必要値:488.00。
実測値488.00
HPLC Tr(分)、純度%:2.32、98%。
【1042】
(実施例227)
化合物112の調製
【1043】
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【1044】
HATU(32mg、0.084mmol)および5−メチル−2−(メチルスルホン
アミド)安息香酸(15.5mg、0.068mmol)を無水DMF(2mL)に溶か
した。1時間活性化させた後に、中間体85(15mg、0.056mmol)およびト
リエチルアミン(0.1mL、0.718mmol)を加えた。反応混合物を窒素下で2
時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(水中0〜100%アセトニ
トリル)で精製して、化合物112(16mg、57%)を得た。
1H−NMR (CD
3OD, 400MHz): δ 7.60 (d, J=6.0
Hz, 1H), 7.31−7.26 (m, 1H), 7.23−7.09 (m
, 2H), 6.33 (bs, 1H), 3.54−3.51 (m, 2H),
3.16−3.12 (m, 2H), 2.99 (s, 3H), 2.77 (
s, 3H), 2.38 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 1.88
(bs, 2H), 1.55 (bs, 2H).
LCMS m/z[M+H]
+ C
22H
27N
5O
3Sの必要値:442.18。実測
値442.12
HPLC Tr(分)、純度%:2.26、98%。
【1045】
(実施例228)
化合物113の調製
【1046】
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【1047】
中間体86(67mg、0.20mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液に、トリ
フルオロ酢酸(2mL)を室温にて加えた。1時間後に、生じた混合物を減圧下で濃縮し
た。残渣に、5−クロロ−2−(メチルスルホンアミド)安息香酸(54.9mg、0.
22mmol)、HATU(83.7mg、0.22mmol)を加え、続いて、アセト
ニトリル(1mL)およびジイソプロピルエチルアミン(139μL、0.80mmol
)を加え、生じた混合物を室温にて撹拌した。16時間後に、反応混合物を酢酸エチル(
50mL)と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)とに分配した。相を分離し、有
機層を飽和塩化ナトリウム溶液(2×50mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾
燥させ、減圧下で濃縮した。粗製の残渣を分取HPLC(5〜100%MeCN/H
2O
、0.1%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、化合物113(25.8mg、
28%)を単褐色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z 463.10[M+H]
+、t
R=2.35分。
1H NMR (CD
3OD, 400MHz): δ 7.71−7.32 (m,
3H), 7.11 (s, 1H), 6.18 (s, 1H), 3.59−3.
37 (m, 2H), 3.07 (s, 3H), 2.84 (s, 3H),
2.65 (s, 3H), 2.15−2.01 (m, 1H), 1.84−1.
37 (m, 5H).
HPLC t
R(分)、純度%:4.03、95%。
R
f=0.55(酢酸エチル)。
【1048】
(実施例229)
化合物114の調製
【1049】
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【1050】
化合物107を合成するための手順に従って、ただし、中間体88(21mg、0.0
34mmol)から開始して、化合物114(20mg、99%)を薄黄色のフィルムの
トリフルオロ酢酸塩として回収した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
31N
7O
3S
2の必要値:518.19。実
測値518.19。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 10.4 (s, 1H), 8
.01 (s, 3H), 7.94 (m, 1H), 7.73 (s, 1H),
6.89 (s, 1H), 6.51 (br s, 2H), 3.89 (m,
2H), 3.68 (m, 3H), 3.07 (s, 3H), 2.65 (
m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.35
−2.21 (m, 3H), 1.97 (m, 1H), 1.85 (m, 1H
), 1.68−1.38 (m, 3H).
HPLC Tr(分)、純度%:4.36、98%。
【1051】
(実施例230)
化合物115の調製
【1052】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【1053】
化合物107を合成するための手順に従って、ただし、中間体117(30mg、0.
049mmol)から開始して、化合物115(27mg、88%)を薄黄褐色のフィル
ムのトリフルオロ酢酸塩として回収した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
25H
33N
7O
3Sの必要値:512.24。実測
値512.27。
1H−NMR (MeOD, 400MHz): δ 8.28 (s, 1H), 7
.86 (s, 1H), 7.41−7.22 (m, 2H), 7.33 (s,
2H), 6.15 (s, 1H), 4.00 (m, 3H), 3.82 (
m, 2H), 3.58 (m, 1H), 3.17 (m, 1H), 3.02
(s, 3H), 3.00 (m, 1H), 2.66 (s, 3H), 2.
58−2.32 (m, 4H), 2.40 (s, 3H), 2.19 (m,
2H), 1.85 (m, 1H), 1.78−1.58 (m, 2H).
HPLC Tr(分)、純度%:4.30、94%。
【1054】
(実施例231)
化合物116の調製
【1055】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【1056】
化合物107を調製するために使用した手順に従って、ただし、中間体89(11mg
、0.049mmol)から開始して、化合物116(10.6mg、94%)を薄黄色
のフィルムのトリフルオロ酢酸塩として回収した。
LCMS m/z[M+H]
+ C
25H
32BrN
7O
3Sの必要値:590.15。
実測値590.48。
HPLC Tr(分)、純度%:4.84、95%。
【1057】
(実施例232)
化合物117の調製
【1058】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【1059】
中間体65(20mg、0.043mmol)および(S)−tert−ブチルピロリ
ジン−3−イルカルバメート(240mg、1.29mmol)を無水メタノール2mL
中で混合した。混合物を75℃に3日間加熱した。室温に冷却した後に、反応混合物を減
圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン(1mL)に溶かし、TFA(0.1mL、1.3
0mmol)を溶液に加えた。反応混合物を2時間撹拌し、溶媒を減圧下で濃縮した。残
渣を分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む)中15〜100%アセトニト
リル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によって精製して、凍結乾燥の後に、化合物
117(10mg、45%)を固体のトリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
28ClN
7O
3Sの必要値:518.17。
実測値518.22。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 8.01 (d, J=9.2H
z, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.49−7.37 (m, 3H),
6.91 (bs, 1H), 6.04 (s, 1H), 3.99 (s, 2
H), 3.75−3.66 (m, 2H), 3.60 (m, 2H), 2.8
9 (s, 3H), 2.43−2.40 (m, 2H), 2.31−2.13
(m, 2H), 1.89 (bs, 2H), 1.68 (m, 2H), 1.
49 (s, 2H).
HPLC Tr(分)、純度%:2.26、85%。
【1060】
(実施例233)
化合物118の調製
【1061】
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【1062】
中間体65(20mg、0.043mmol)および(3S,4R)−4−ヒドロキシ
ピロリジン−3−カルボニトリル(120mg、1.08mmol)を無水メタノール2
mL中で混合した。混合物に、トリエチルアミン(0.12mL、0.868mmol)
を加え、反応混合物を75℃に5日間加熱した。室温に冷却した後に、反応混合物を減圧
下で濃縮し、残渣を分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む)中15〜10
0%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によって精製して、凍結乾燥
の後に、化合物118(10mg、45%)を固体のトリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
24H
26ClN
7O
4Sの必要値:544.15。
実測値544.21。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 8.20 (s, 1H), 8
.15 (s, 1H), 7.52−7.46 (m, 4H), 6.15 (s,
1H), 4.10−3.95 (m, 2H), 3.81−3.62 (m, 4
H), 3.61−3.45 (m, 4H), 3.02 (s, 3H), 1.8
1 (bs, 2H), 1.66 (bs, 3H).
HPLC Tr(分)、純度%:2.07、90%。
【1063】
(実施例234)
化合物119の調製
【1064】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【1065】
中間体91(12mg、0.034mmol)および(S)−tert−ブチルピロリ
ジン−3−イルカルバメート(375mg、2.04mmol)を無水メタノール2mL
中で混合した。混合物を75℃にて5日間加熱した。室温に冷却した後に、反応混合物を
減圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン(1mL)に溶かし、TFA(0.1mL、1.
30mmol)を溶液に加えた。反応混合物を2時間撹拌し、溶媒を減圧下で濃縮した。
残渣を分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む)中15〜100%アセトニ
トリル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によって精製して、凍結乾燥の後に、化合
物119(8mg、56%)を固体のトリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
22H
27N
7Oの必要値:406.23。実測値4
06.30。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 8.31 (s, 1H), 8
.09−8.04 (m, 1H), 7.96−7.88 (m, 1H), 7.6
1−7.30 (m, 3H), 6.22 (s, 1H), 4.12 (s, 1
H), 3.95−3.90 (m, 1H), 3.85−3.66 (m, 4H)
, 2.60 (s, 3H), 2.55−2.42 (m, 3H), 2.15−
2.00 (m, 2H), 1.83−1.60 (m, 5H).
HPLC Tr(分)、純度%:1.52、90%。
【1066】
(実施例235)
化合物120の調製
【1067】
【化276】
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【1068】
中間体65(20mg、0.043mmol)および3−ヒドロキシアゼチジン(46
mg、0.43mmol)を無水メタノール2mL中で混合した。溶液に、トリエチルア
ミン(0.24mL、1.72mmol)を加えた。混合物を75℃に2日間加熱した。
室温に冷却した後に、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を分取HPLC(水(0.1%
トリフルオロ酢酸を含む)中15〜100%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸
を含む))によって精製して、凍結乾燥の後に、化合物120(7mg、47%)を固体
のトリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
22H
25ClN
6O
4Sの必要値:505.13。
実測値505.19。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 7.95 (s, 1H), 7
.76−7.44 (m, 1H), 7.33 (m, 3H), 6.59−6.5
0 (m, 1H), 6.03 (s, 1H), 4.64−4.59 (m, 2
H), 4.23−4.19 (m, 2H), 3.78−3.75 (m, 2H)
, 2.90 (s, 3H), 2.43−2.16 (m, 2H), 1.94−
1.44 (m, 6H).
HPLC Tr(分)、純度%:2.02、95%。
【1069】
(実施例236)
化合物121の調製
【1070】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【1071】
中間体92(14mg、0.036mmol)および(S)−tert−ブチルピロリ
ジン−3−イルカルバメート(375mg、2.04mmol)を無水メタノール2mL
中で混合した。混合物を75℃に5日間加熱した。室温に冷却した後に、反応混合物を減
圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン(1mL)に溶かし、TFA(0.1mL、1.3
0mmol)を溶液に加えた。反応混合物を2時間撹拌し、溶媒を減圧下で濃縮した。残
渣を分取HPLC(水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む)中15〜100%アセトニト
リル(0.1%トリフルオロ酢酸を含む))によって精製して、凍結乾燥の後に、化合物
121(12mg、73%)を固体のトリフルオロ酢酸塩として得た。
LCMS m/z[M+H]
+ C
23H
27ClN
6Oの必要値:439.19。実測
値439.30。
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 7.90−7.61 (m, 2
H), 7.38−7.19 (m, 3H), 7.02−6.10 (m, 1H)
, 6.10 (s, 1H), 4.00 (s, 1H), 3.78−3.59
(m, 5H), 2.28 (s, 3H), 2.20−2.05 (m, 2H)
, 1.93−1.80 (m, 2H), 1.70−1.50 (m, 6H).
HPLC Tr(分)、純度%:1.71、90%。
【1072】
(実施例237)
化合物122の調製
【1073】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【1074】
PyBOP(223mg、0.78mmol)を、DMF2mL中の2−(メチルスル
ホンアミド)安息香酸(150mg、0.69mmol)の懸濁液に室温にて加えた。3
0分後に、中間体94(150mg、0.65mmol)を加え、続いて、pHが>9に
なるまで、トリエチルアミンを加えた。窒素下で3時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧
下で除去した。残渣をMeCN/水に溶かし、分取HPLC(5〜95%H
2O/MeC
N、0.1%TFA)によって精製して、化合物122(154mg、54%)を無色の
粉末として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 9.07 (s, 1H),
7.31−7.23 (m, 5H), 6.85 (s, 1H), 4.93 (s
, 1H), 3.31 (m, 5H), 2.98 (s, 3H), 2.29
(s, 3H), 2.08−1.53 (m, 6H).
LCMS m/z[M+H]
+ 441.12
HPLC Tr(分)、純度%:2.11、98%。
【1075】
抗ウイルス活性
本発明の別の態様は、本発明の組成物を用いるウイルス感染の阻害を必要としている疑
いがある試料を処理するかまたは被験体を処置するステップを含む、ウイルス感染を阻害
する方法に関する。
【1076】
本発明の状況内で、ウイルスを含有する疑いがある試料には、天然または人造の材料、
例えば、生存している生物;組織または細胞培養物;生体試料、例えば、生体材料試料(
血液、血清、尿、脳脊髄液、涙、痰、唾液、組織試料など);実験室試料;食物、水、ま
たは空気の試料;バイオ製品試料(細胞、特に、所望の糖タンパク質を合成する組換え細
胞の抽出物など)などが含まれる。典型的には、試料は、ウイルス感染を誘発する生物、
しばしば病原生物(腫瘍ウイルスなど)を含有することが疑われる。試料は、水および有
機溶媒/水混合物を含めた任意の媒体中に含まれ得る。試料には、生存している生物(ヒ
トなど)、および人造の材料(細胞培養物など)が含まれる。
【1077】
必要に応じて、組成物の適用後の本発明の化合物の抗ウイルス活性は、このような活性
を検出する直接的および間接的方法を含めた任意の方法によって観察することができる。
このような活性を決定する定量的、定性的、および半定量的方法は、全て意図される。典
型的には上記のスクリーニング方法の1つが利用されるが、生存している生物の生理学的
特性の観察などの任意の他の方法もまた、利用可能である。
【1078】
本発明の化合物の抗ウイルス活性は、公知の標準的スクリーニングプロトコルを使用し
て測定することができる。例えば、化合物の抗ウイルス活性は、下記の一般プロトコルを
使用して測定することができる。
【1079】
呼吸器合胞体ウイルス(RSV)抗ウイルス活性および細胞毒性アッセイ
抗RSV活性
RSVに対する抗ウイルス活性を、Hep2細胞におけるインビトロの細胞保護アッセ
イを使用して決定した。このアッセイにおいて、ウイルス複製を阻害する化合物は、ウイ
ルスが誘発する細胞死滅に対して細胞保護的作用を示し、細胞生存度試薬を使用して定量
化した。使用した方法は、公開されている文献(Chapmanら、Antimicro
b Agents Chemother.、2007年、51巻(9号):3346〜5
3頁)において従前に記載されている方法と同様であった。
【1080】
Hep2細胞をATCC(Manassas、VI)から得て、10%ウシ胎仔血清お
よびペニシリン/ストレプトマイシンを補充したMEM培地中に保持した。細胞を週2回
継代し、サブコンフルエントな段階に保持した。化合物の試験の前に、RSV株A2の市
販の系統(Advanced Biotechnologies、Columbia、M
D)を滴定し、Hep2細胞において望ましい細胞変性作用を生じさせるウイルス系統の
適当な希釈を決定した。
【1081】
抗ウイルス試験のために、Hep2細胞を、アッセイの24時間前に3,000個の細
胞/ウェルの密度で96ウェルプレートに播種した。別々の96ウェルプレート上に、試
験する化合物を細胞培地中で連続希釈した。各々の試験した化合物について3倍連続希釈
比で8つの濃度を調製し、100μL/ウェルの各希釈物を播種したHep2細胞を有す
るプレートに2連で移した。引き続いて、滴定によって事前に決定されたウイルス系統の
適当な希釈物を細胞培地において調製し、100μL/ウェルを細胞および連続希釈した
化合物を含有する試験プレートに加えた。各プレートは、各々、0%および100%ウイ
ルス阻害対照としての役割を果たす、感染した未処理細胞の3つのウェルおよび未感染細
胞の3つのウェルを含んだ。RSVによる感染の後、試験プレートを組織培養インキュベ
ーター中で4日間インキュベートした。インキュベート後、RSVが誘発する細胞変性作
用を、Cell TiterGlo試薬(Promega、Madison、WI)を使
用し、続いて発光読取りを使用して決定した。阻害百分率を、0%および100%阻害対
照に対して各々の試験した濃度について計算し、各化合物についてのEC50値を、RS
Vが誘発する細胞変性作用を50%阻害する濃度として非線形回帰によって決定した。リ
バビリン(Sigma(St.Louis、MO)から購入)を、抗ウイルス活性につい
ての陽性対照として使用した。
【1082】
化合物はまた、384ウェルフォーマットを使用してHep2細胞においてRSVに対
する抗ウイルス活性について試験した。化合物は、4つの隣接する複製物の各々において
3倍の比での10ステップの連続希釈を使用して自動制御によってDMSOで希釈した。
希釈プレート毎に8つの化合物を試験した。次いで、0.4μLの希釈した化合物を、B
iomekによって20μLの培地(グルタミン、10%FBSおよびPen/Stre
pを補充したMediatech Inc.のMEM)を含有する384ウェルプレート
(Nunc142761または164730w/lid264616)中にスタンプした
。DMSOおよび適切な陽性対照化合物(80μMのGS−329467または10μM
の427346など)を、各々、100%および0%細胞死滅対照のために使用した。
【1083】
Hep2細胞(1.0×10
5個の細胞/ml)を、試料プレートの数の少なくとも4
0ml過剰までバッチで上記のように調製し(プレート毎に8mlの細胞ミックス)、販
売業者が供給した(ABI)RSV株A2に感染させ、1:1000(ウイルス:細胞数
)または1:3000(ウイルス容量:細胞容量)のMOIにした。ウイルスを加えた直
後、RSVに感染したHep2細胞懸濁液を、uFlowディスペンサーを使用してウェ
ル毎に20μlでスタンプした384ウェルプレートにそれぞれ加え、各々が2000個
の感染細胞を有する40μL/ウェルの最終容量とした。次いで、プレートを、37℃お
よび5%CO
2で5日間インキュベートした。インキュベート後、プレートをバイオセー
フティキャビネットフード中で1.5時間室温に平衡化し、40μLのCell−Tit
er Glo生存度試薬(Promega)を、uFlowによって各ウェルに加えた。
10〜20分のインキュベーショト後、プレートを、EnVisionまたはVicto
r発光プレートリーダー(Perkin−Elmer)を使用して読み取った。次いで、
データをアップロードし、RSVの細胞感染力および8−プレートEC50−Hep2−
384または8−プレートEC50−Hep2−Envisionプロトコル下でバイオ
インフォマティクスのポータルで分析した。
【1084】
アッセイにおいて生じた複数のポイントデータを、Pipeline Pilot(A
ccelrys、Inc.、Version7.0)を使用して分析し、4パラメーター
曲線に対する最小二乗適合に基づいた用量反応曲線を生成させた。次いで、曲線について
生成させた式を使用して、所与の濃度における阻害%を計算した。次いで、表に報告する
阻害%は、曲線阻害%値の最小値および最大値を、各々、0%および100%に正規化す
ることに基づいて調節した。
【1085】
RSV誘発細胞変性効果に対する本明細書において開示する化合物での代表的な活性を
以下の表に示す。
【1086】
【表2-1】
[この文献は図面を表示できません]
【1087】
【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1088】
【表2-3】
[この文献は図面を表示できません]
【1089】
【表2-4】
[この文献は図面を表示できません]
【1090】
細胞毒性
他の細胞型(Cihlarら、Antimicrob Agents Chemoth
er.、2008年、52巻(2号):655〜65頁)について従前に記載されている
のと同様の様式で、感染していないHep2細胞において、細胞生存度試薬を使用した抗
ウイルス活性と平行して、試験した化合物の細胞毒性を決定した。細胞がRSVに感染し
ていなかったことを除いて、抗ウイルス活性の決定のためのプロトコルと同じプロトコル
を、化合物の細胞毒性の測定のために使用した。代わりに、ウイルスを有さない新鮮な細
胞培地(100μL/ウェル)を、細胞および事前に希釈した化合物を有する試験プレー
トに加えた。次いで、細胞を4日間インキュベートし、続いてCellTiter Gl
o試薬および発光読取りを使用した細胞生存度試験を行った。未処理細胞、および50μ
g/mLのピューロマイシン(Sigma、St.Louis、MO)で処理した細胞を
、各々、100%および0%細胞生存度対照として使用した。細胞生存度のパーセントを
、0%および100%対照に対して、試験した化合物濃度のそれぞれについて計算し、C
C50値を、細胞生存度を50%減少させる化合物濃度として非線形回帰によって決定し
た。
【1091】
384ウェルフォーマットを使用してHep2細胞における化合物の細胞毒性について
試験するために、化合物を、4つの隣接する複製物の各々において3倍の比での10段階
連続希釈を使用して自動制御によってDMSOで希釈した。希釈プレート毎に8つの化合
物を試験した。次いで、0.4μLの希釈した化合物を、Biomekによって20μL
の培地(グルタミン、10%FBSおよびPen/Strepを補充したMediate
ch Inc.のMEM)を含有する384ウェルプレート(Nunc142761また
は164730w/lid264616)中にスタンプした。50μg/mLのピューロ
マイシンおよびDMSOを、各々、100%および0%細胞毒性対照のために使用した。
【1092】
Hep2細胞(1.0×10
5個の細胞/ml)を、スタンプした各プレートにウェル
毎に20μlで加え、全部で2000個の細胞/ウェルおよび40μL/ウェルの最終容
量を得た。通常、細胞は、試料プレートの数を超えて1.0×10
5個の細胞/mLまで
バッチで事前希釈し、uFlowディスペンサーを使用してウェル毎に20μlで各アッ
セイプレート中に加えた。次いで、プレートを、37℃および5%CO
2で4日間インキ
ュベートした。インキュベート後、プレートをバイオセーフティキャビネットフード中で
1.5時間室温に平衡化し、40μLのCell−Titer Glo生存度試薬(Pr
omega)をuFlowによって各ウェルに加えた。10〜20分のインキュベート後
、EnVisionまたはVictor発光プレートリーダー(Perkin−Elme
r)を使用してプレートを読み取った。次いで、データをアップロードし、細胞毒性アッ
セイ下で、8−プレートCC50−Hep2または8−プレートCC50−Hep2 E
nvisionプロトコルを使用して、バイオインフォマティクスのポータル(Pipe
line Pilot)で分析した。
【1093】
本明細書において上で引用した全ての出版物、特許、および特許文献は、個々に参考と
して援用されているかのように、本明細書において参考として援用される。様々な具体的
な実施形態および好ましい実施形態、ならびに様々な具体的な技術および好ましい技術に
関して本発明について記載してきた。しかし、当業者は、本発明の精神および範囲内であ
ることを維持しながら、多くの変形および改変を行い得ることを理解する。