(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
管理対象に関する計測を行なうセンサから計測結果を示すセンサ情報を受信する1または複数の基地局が受信した前記センサ情報を蓄積する蓄積部から、前記センサ情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づいて、前記管理対象を管理するための管理情報を作成する情報作成部とを備え、
前記情報作成部は、前記蓄積部における前記1または複数の基地局が受信した前記センサ情報のうちの少なくともいずれか1つを選択し、選択した前記センサ情報に基づいて前記管理情報を作成する、管理装置。
【発明を実施するための形態】
【0018】
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
【0019】
(1)本発明の実施の形態に係る管理システムは、管理対象に関する計測を行い、計測結果を示すセンサ情報を送信する1または複数のセンサと、前記センサから前記センサ情報を受信する1または複数の基地局と、前記1または複数の基地局が受信した前記センサ情報を蓄積する蓄積部と、前記蓄積部から前記センサ情報を取得して出力する出力部とを備える。
【0020】
このように、1または複数の基地局から受信したセンサ情報を取捨選択することなく蓄積しておき、蓄積データを必要に応じて取り出す構成により、センサ情報を事後的に選択および解析することが可能となる。また、この選択基準を、管理内容等に応じて何回も変更することができる。すなわち、広く収集したセンサ情報を、所望のタイミングで種々の用途に利用することができる。したがって、センサによる計測結果を収集し、収集した計測結果に基づいて管理対象を管理可能な管理システムにおいて、センサによる計測結果の収集を適切に行い、管理対象の管理のためのより有用な情報を取得することができる。
【0021】
(2)好ましくは、前記管理システムは、さらに、前記出力部から受けた前記センサ情報に基づいて、前記管理対象を管理するための管理情報を作成する管理装置を備える。
【0022】
このような構成により、広く収集したセンサ情報からより有用な管理情報を作成し、管理対象をより適切に管理することができる。
【0023】
(3)本発明の実施の形態に係る管理装置は、管理対象に関する計測を行なうセンサから計測結果を示すセンサ情報を受信する1または複数の基地局が受信した前記センサ情報を蓄積する蓄積部から、前記センサ情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づいて、前記管理対象を管理するための管理情報を作成する情報作成部とを備える。
【0024】
このように、1または複数の基地局から受信したセンサ情報を取捨選択することなく蓄積しておき、蓄積データを必要に応じて取り出す構成により、センサ情報を事後的に選択および解析することが可能となる。また、この選択基準を、管理内容等に応じて何回も変更することができる。すなわち、広く収集したセンサ情報を、所望のタイミングで種々の用途に利用することができる。したがって、センサによる計測結果を収集し、収集した計測結果に基づいて管理対象を管理可能な管理システムにおいて、センサによる計測結果の収集を適切に行い、管理対象の管理のためのより有用な情報を取得することができる。
【0025】
(4)好ましくは、前記情報作成部は、前記1または複数の基地局が受信した前記センサ情報のうちの少なくともいずれか1つを選択し、選択した前記センサ情報に基づいて前記管理情報を作成する。
【0026】
このような構成により、たとえば、センサから基地局への無線伝送路を事後的に選択することができる。すなわち、良好な無線通信により伝送されたセンサ情報を選択することができるため、管理対象自体の異常を正しく判断することができ、管理対象をより正しく管理することができる。
【0027】
(5)好ましくは、前記センサ情報には時刻情報が付されており、前記情報作成部は、前記時刻情報に基づいて、時系列の情報を含む前記管理情報を作成する。
【0028】
このような構成により、センサ情報の示す計測結果の、ある期間における時間的推移を把握することができるため、管理対象をより適切に管理することができる。
【0029】
(6)より好ましくは、前記管理装置は、さらに、前記管理情報を提示し、提示内容を定期的または不定期に更新する提示制御部を備える。
【0030】
このような構成により、最新の計測結果を把握することができ、たとえば管理対象の異常を迅速に検出することができる。
【0031】
(7)本発明の実施の形態に係るセンサは、(1)に記載の管理システムにおけるセンサである。
【0032】
このように、1または複数の基地局から受信したセンサ情報を取捨選択することなく蓄積しておき、蓄積データを必要に応じて取り出す構成により、センサ情報を事後的に選択および解析することが可能となる。また、この選択基準を、管理内容等に応じて何回も変更することができる。すなわち、広く収集したセンサ情報を、所望のタイミングで種々の用途に利用することができる。したがって、センサによる計測結果を収集し、収集した計測結果に基づいて管理対象を管理可能な管理システムにおいて、センサによる計測結果の収集を適切に行い、管理対象の管理のためのより有用な情報を取得することができる。
【0033】
(8)本発明の実施の形態に係る管理方法は、管理システムにおける管理方法であって、1または複数のセンサが、管理対象に関する計測を行い、計測結果を示すセンサ情報を送信するステップと、1または複数の基地局が、前記センサから前記センサ情報を受信するステップと、前記1または複数の基地局が受信した前記センサ情報を蓄積するステップと、蓄積された前記センサ情報を取得して出力するステップとを含む。
【0034】
このように、1または複数の基地局から受信したセンサ情報を取捨選択することなく蓄積しておき、蓄積データを必要に応じて取り出す構成により、センサ情報を事後的に選択および解析することが可能となる。また、この選択基準を、管理内容等に応じて何回も変更することができる。すなわち、広く収集したセンサ情報を、所望のタイミングで種々の用途に利用することができる。したがって、センサによる計測結果を収集し、収集した計測結果に基づいて管理対象を管理可能な管理システムにおいて、センサによる計測結果の収集を適切に行い、管理対象の管理のためのより有用な情報を取得することができる。
【0035】
(9)本発明の実施の形態に係る管理方法は、管理装置における管理方法であって、管理対象に関する計測を行なうセンサから計測結果を示すセンサ情報を受信する1または複数の基地局が受信した前記センサ情報を蓄積する蓄積部から、前記センサ情報を取得するステップと、取得した前記センサ情報に基づいて、前記管理対象を管理するための管理情報を作成するステップとを含む。
【0036】
このように、1または複数の基地局から受信したセンサ情報を取捨選択することなく蓄積しておき、蓄積データを必要に応じて取り出す構成により、センサ情報を事後的に選択および解析することが可能となる。また、この選択基準を、管理内容等に応じて何回も変更することができる。すなわち、広く収集したセンサ情報を、所望のタイミングで種々の用途に利用することができる。したがって、センサによる計測結果を収集し、収集した計測結果に基づいて管理対象を管理可能な管理システムにおいて、センサによる計測結果の収集を適切に行い、管理対象の管理のためのより有用な情報を取得することができる。
【0037】
(10)本発明の実施の形態に係る管理プログラムは、管理装置において用いられる管理プログラムであって、コンピュータに、管理対象に関する計測を行なうセンサから計測結果を示すセンサ情報を受信する1または複数の基地局が受信した前記センサ情報を蓄積する蓄積部から、前記センサ情報を取得するステップと、取得した前記センサ情報に基づいて、前記管理対象を管理するための管理情報を作成するステップとを実行させるためのプログラムである。
【0038】
このように、1または複数の基地局から受信したセンサ情報を取捨選択することなく蓄積しておき、蓄積データを必要に応じて取り出す構成により、センサ情報を事後的に選択および解析することが可能となる。また、この選択基準を、管理内容等に応じて何回も変更することができる。すなわち、広く収集したセンサ情報を、所望のタイミングで種々の用途に利用することができる。したがって、センサによる計測結果を収集し、収集した計測結果に基づいて管理対象を管理可能な管理システムにおいて、センサによる計測結果の収集を適切に行い、管理対象の管理のためのより有用な情報を取得することができる。
【0039】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
【0040】
図1は、本発明の実施の形態に係る管理システムの構成を示す図である。
【0041】
図1を参照して、管理システム301は、基地局101と、1または複数のセンサ202と、蓄積装置(蓄積部)111と、管理装置112とを備える。
【0042】
管理システム301は、たとえば事業者の工場および事務所に設置される。たとえば、管理システム301は、工場における産業材料162の温湿度管理を行なう。この例では、基地局101およびセンサ202は工場に設けられ、蓄積装置111および管理装置112は事務所に設けられている。
【0043】
センサ202は、管理対象たとえば工場に保管されている産業材料162に関する計測を行い、計測結果を示すセンサ情報を含む無線信号を基地局101へ送信する。より詳細には、センサ202は、工場におけるコンテナ161内に設けられ、コンテナ161内における産業材料162の温度および湿度を計測する。
【0044】
図1では、一例として、工場内に複数のコンテナ161が設けられ、コンテナ161に対応して設けられた複数のセンサ202が対応のコンテナ161内に設けられている場合を示している。なお、各センサ202の一部または全部が、センサ情報を基地局101へ有線伝送する構成であってもよい。
【0045】
基地局101は、各センサ202から無線信号を受信し、受信した無線信号に含まれるセンサ情報をイーサネット(登録商標)または無線LAN(Local Area Network)等のネットワーク171経由で蓄積装置111へ送信する。たとえば、基地局101は、センサ情報にタイムスタンプ等の時刻情報、および無線通信品質(LQI:Link Qulity Indication)等を付加して蓄積装置111へ送信する。ここで、LQIは、たとえば値が大きいほど良好な品質であることを示す。
【0046】
蓄積装置111は、基地局101から送信されたセンサ情報を蓄積する。たとえば、センサ情報は、データベース化されて蓄積装置111に蓄積される。
【0047】
管理装置112は、たとえばサーバまたはPC(Personal Computer)であり、蓄積装置111に蓄積されたセンサ情報を取得し、取得したセンサ情報に基づいて、管理対象である産業材料162を管理するための管理情報を作成する。なお、管理情報は、センサ情報に対して何らかの演算等が行われたデータであってもよいし、センサ情報の一部または全部と同じ内容のデータであってもよい。
【0048】
図2は、本発明の実施の形態に係る管理システムにおけるセンサの構成を示す図である。
【0049】
図2を参照して、センサ202は、アンテナ11と、無線回路12と、処理部13と、温度/湿度センサ14とを備える。処理部13はたとえばCPU(Central Processing Unit)によって実現される。また、たとえば、無線回路12および処理部13は、1つの半導体集積回路15に含まれる。
【0050】
温度/湿度センサ14は、自己の周囲の温度および湿度を計測し、計測した温度および湿度を示すセンサ情報を、たとえばI2Cバス(登録商標)経由で処理部13へ出力する。なお、センサ202は、温度/湿度センサに限らず、他の計測、たとえば、気圧、加速度、角度、角速度、磁力、照度、電圧、電流、二酸化炭素濃度または一酸化炭素ガス濃度等の計測を行なうセンサを備える構成であってもよい。
【0051】
処理部13は、温度/湿度センサ14から受けたセンサ情報を、たとえばIEEE802.15.4規格に従うフレームフォーマットのパケットに含めて無線回路12へ出力する。また、処理部13は、自己のセンサ202のID、電池電圧等の電池残量情報および無線通信品質(LQI:Link Qulity Indication)等を当該パケットに含めて無線回路12へ出力する。ここで、LQIは、たとえば値が大きいほど良好な品質であることを示す。
【0052】
無線回路12は、処理部13から受けたパケットを、たとえばIEEE802.15.4規格に従い、無線信号に変換してアンテナ11から送信する。
【0053】
図3は、本発明の実施の形態に係る管理システムにおけるセンサおよび基地局間の通信の特徴を説明するための図である。
【0054】
図3を参照して、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)および携帯電話等の通信方式に従う場合、センサ、およびアクセスポイント(AP)すなわち基地局間では、以下のようなシーケンスで通信が行われる。すなわち、まず、センサおよびアクセスポイント間で種々の情報が送受信されることにより、センサおよびアクセスポイントの通信接続が確立する(ステップS1)。
【0055】
次に、センサは、計測結果を示すデータをアクセスポイントへ送信する(ステップS2)。
【0056】
次に、アクセスポイントは、たとえば当該データを正常に受信できなかった場合、NACKをセンサへ送信する(ステップS3)。
【0057】
次に、センサは、アクセスポイントからNACKを受信して、計測結果を示すデータをアクセスポイントへ再送信する(ステップS4)。
【0058】
次に、たとえばアクセスポイントがデータを正常に受信できた場合、アクセスポイントからセンサへACKが送信され(ステップS5)、センサおよびアクセスポイント間の通信接続が切断される(ステップS6)。
【0059】
センサおよびアクセスポイント間で上記のようなシーケンスで通信が行われる場合、ACKおよびNACKの受信ならびにデータの再送が行われることから、計測結果を伝送する際にセンサにおいて消費される電力が大きくなってしまう。
【0060】
たとえば
図1に示す例のようにセンサ202が工場における各コンテナ161内に設置される場合、センサ202の電池寿命が短いと、交換作業のために多数のコンテナ161の移動等が必要になることから、センサ202の消費電力は小さいことが好ましい。
【0061】
そこで、管理システム301では、センサ202は、片方向通信でセンサ情報をアクセスポイントすなわち基地局101へ送信する。より詳細には、たとえば、センサ202は、上記のようなシーケンスで基地局101と通信を行なうことなく、すなわち別途の情報の受信およびデータの再送等を行なうことなく、センサ情報を定期的に基地局101へ送信する。なお、センサ202は、センサ情報を定期的に送信する構成に限らず、不定期に送信する構成であってもよい。
【0062】
また、たとえば、センサ202の無線部について、無線通信方式はIEEE802.15.4規格に従い、無線周波数は2.4GHz帯である。無線LAN等で使用される一般的な周波数とすることにより、たとえば工場の事業者が管理システム301を容易に構築することが可能となる。また、たとえば、センサ202のバッテリは電池駆動である。なお、センサ202の無線周波数は、2.4GHz帯以外の周波数であってもよく、たとえば、300MHz帯、400MHz帯、900MHz帯または5GHz帯の周波数とすることも可能である。
【0063】
図4は、本発明の実施の形態に係る管理システムにおいて、あるコンテナ内の湿度の計測結果の一例を示す図である。
図4において、縦軸は湿度[%RH]であり、横軸は日付である。また、グラフG1は、あるコンテナ161A内の湿度を示しており、グラフG10は、コンテナ161A外の湿度を示している。
【0064】
管理装置112は、センサ情報に付された時刻情報に基づいて、時系列の情報を含む管理情報を作成する。
【0065】
たとえば、管理装置112は、管理情報を提示し、提示内容を定期的または不定期に更新する。
【0066】
具体的には、
図4を参照して、管理装置112は、各センサ202が送信したセンサ情報をグラフ等にまとめてたとえば自己の表示部の画面に表示する。
【0067】
グラフG1およびG10から、コンテナ161A内の湿度は、コンテナ161A外の湿度の変化に影響を受けることなく、安定した値を維持していることが分かる。
【0068】
図5は、本発明の実施の形態に係る管理システムにおいて、
図4のコンテナとは別のコンテナ内の湿度の計測結果の一例を示す図である。図の見方は
図4と同様である。また、グラフG2は、コンテナ161Aとは別のコンテナ161B内の湿度を示しており、グラフG10は、
図4と同様に、コンテナ161B外の湿度を示している。
【0069】
グラフG2およびG10から、コンテナ161B内の湿度は、コンテナ161B外の湿度の変化に応じて変化し、安定した値を維持できていないことが分かる。これにより、たとえば、コンテナ161Aの設置場所の方が、コンテナ161Bの設置場所の方よりもコンテナ外の湿度の影響を受けにくく、好ましい場所であることが分かる。
【0070】
このように、管理システム301では、長期間のセンサ情報を多数蓄積し、蓄積したセンサ情報を時系列にまとめた管理情報を作成し、ユーザに提示することにより、管理対象に関する新たな発見および気づきをユーザに提供することができる。
【0071】
また、工場では、最終製品に不良が発生した場合、複数の製造工程のうちのいずれの工程において原因となる事象が発生したかを知る必要がある。たとえば、ある工程において温度または湿度が異常値であった場合には、当該工程が原因であったことが分かり、当該工程の責任者等が、センサ情報の記録等を用いて原因調査を行い、プロセス改善を図ることが可能となる。
【0072】
このように、管理システム301では、工場等に設置された各センサの計測結果を自動的に伝送して収集し、記録しておく仕組みを提供することができる。ユーザは、この仕組みを利用して、記録された計測結果の履歴を不具合等の詳細解析に役立てることができる。
【0073】
図6は、本発明の実施の形態に係る管理システムの適用例である工場におけるある期間のパケットロスを示す図である。
図6において、縦軸はパケットロス[%]であり、横軸は日付である。
図6は、管理システム301における3つのセンサ202のパケットロスを代表的に示している。すなわち、グラフG21〜G23は、センサ202から基地局101へ伝送されるパケットのロス率を、3つのセンサ202について示している。
【0074】
図6を参照して、12/1〜12/3までの期間において、グラフG21およびG22に対応する各センサ202のパケットロス率は数%程度で推移しており、パケットを安定して伝送できている。
【0075】
一方、グラフG23に対応するセンサ202のパケットロス率は、12/1においては数%程度で安定しているが、12/2において100%まで上昇し、連続的なロスが発生している。
【0076】
図7は、本発明の実施の形態に係る管理システムの適用例である工場におけるある期間のLQIを示す図である。
図7において、縦軸はLQIであり、横軸は日付である。
図7は、管理システム301における3つのセンサ202のLQIを代表的に示している。すなわち、グラフG31〜G33は、センサ202および基地局101間のLQIを、3つのセンサ202について示している。グラフG31〜G33は、
図6に示すグラフG21〜G23のセンサ202にそれぞれ対応している。
【0077】
図7を参照して、12/1および12/3は平日であり、工場が稼働しているため人および機械等の動きが多い。一方、12/2は休日であり、工場が稼働していないため人および機械等の動きがほとんど無い。
【0078】
センサ202から基地局101へ送信される無線信号の周波数は2.4GHz帯であり、波長が約12.5cmと短いことから、平日である12/1および12/3においては、人および機械による反射等により、センサ202および基地局101間の無線伝送路が頻繁に変更される。一方、休日である12/2においては、センサ202および基地局101間の無線伝送路がほぼ固定される。
【0079】
このため、LQIは、12/1および12/3においては変動し、12/2においては変動せず、一定となる。
【0080】
この例では、グラフG33の示すLQIが12/2において低い値で一定となっていることから、
図6において、グラフG23のパケットロス率が12/2において高い値で一定となっている。
【0081】
このように、センサ202および基地局101間の通信品質が悪い状態で無線伝送路がある期間固定されてしまうと、当該期間における正しいセンサ情報を取得することができず、管理対象を管理することが困難となる。
【0082】
また、センサから基地局への無線伝送が安定していない場合、管理対象の正しい管理が困難となる。すなわち、収集した計測結果から管理対象が異常である、と一見判断できる場合でも、管理対象自体の異常なのか、計測結果の無線伝送における異常なのかを判別することは困難である。
【0083】
このような問題点を解決するために、基地局101においてアンテナダイバーシチ方式を採用し、複数のアンテナのうち、たとえば無線信号の受信電力の最も大きくなるアンテナを選択し、選択したアンテナ経由で受信したセンサ情報を蓄積装置111へ送信する構成が考えられる。
【0084】
しかしながら、管理システム301では、たとえば最大100個のセンサ202が互いに非同期にセンサ情報を基地局101へ送信し、また、各センサ202の位置が異なり、各センサ202から基地局101への無線伝送路が異なることから、基地局101において適切なアンテナを選択することは困難である。
【0085】
また、センサ情報のデータ長はたとえば数10ビットと短いことから、基地局101のアンテナ切り替えに伴いパケット受信が失敗する可能性があり、また、センサ202はたとえばセンサ情報の再送を行なわないことから、基地局101においてアンテナダイバーシチ方式を採用することのデメリットも大きい。
【0086】
そこで、管理システム301では、以下のような構成および動作により、上記問題点を解決する。
【0087】
図8は、本発明の実施の形態に係る管理システムの構成を示す図である。
【0088】
図8を参照して、管理システム301は、2つの基地局101A,101Bを備える。各基地局101は、異なる位置に設けられており、たとえばセンサ202から基地局101への無線信号の波長より大きい距離離れている。各基地局101は、管理システム301における各センサ202からの無線信号をある程度良好な品質で受信可能な位置に設けられることが好ましい。なお、管理システム301は、3つ以上の基地局101を備える構成であってもよい。
【0089】
前述のように、センサ202は、電池寿命を延ばすため、
図3の左側に示すようなシーケンスで基地局101と通信を行なうことなく、
図3の右側に示すようなシーケンスの片方向通信でセンサ情報を基地局101へ送信する。このため、センサ202は、各基地局101へセンサ情報をブロードキャストすることが可能である。
【0090】
基地局101A,101Bは、たとえば、同じセンサ202から送信されるセンサ情報を並行して受信可能である。
【0091】
より詳細には、基地局101Aは、センサ202から受信したセンサ情報Aをネットワーク171におけるハブ175経由で蓄積装置111へ送信する。
【0092】
基地局101Bは、センサ202から受信したセンサ情報Aをネットワーク171におけるハブ175経由で蓄積装置111へ送信する。
【0093】
蓄積装置111は、基地局101Aから送信されたセンサ情報Aおよび基地局101Bから送信されたセンサ情報Aを異なるデータとして蓄積する。
【0094】
たとえば、管理装置112は、蓄積装置111によって蓄積されたセンサ情報に基づいて、各基地局101のうちの少なくともいずれか1つが受信したセンサ情報を選択し、選択したセンサ情報に基づいて管理情報を作成する。
【0095】
より詳細には、管理装置112は、たとえば、各基地局101から受信した同じセンサ202からのセンサ情報のうち、LQIの値の最も良好なセンサ情報を選択し、選択したセンサ情報に基づいて管理情報を作成する。
【0096】
これにより、各基地局101から受信したセンサ情報を、事後的に選択および解析することが可能となる。すなわち、センサ202から基地局101への無線伝送路を事後的に選択することができる。具体的には、良好な無線通信により伝送されたセンサ情報を選択することが可能であり、その選択基準を、管理内容等に応じて何回も変更することが可能である。また、たとえば、センサ情報から、管理対象の不具合を予測することが可能である。また、たとえば、各基地局101から受信したセンサ情報に付されたタイムスタンプの相違から、センサ202の位置検出を行なうことが可能である。このように、管理システム301では、蓄積したセンサ情報を、所望のタイミングで種々の用途に利用することが可能である。
【0097】
また、センサ202から基地局101への無線伝送における通信品質が悪い場合、基地局101の数を増やすことにより、蓄積装置111において収集可能なセンサ情報が増加し、よりLQIの値の良好なセンサ情報を選択することが可能となる。そして、管理システム301では、蓄積装置111の容量が十分であれば、基地局101を増設するだけで容易にシステムの冗長性を高めることができる。
【0098】
なお、管理システム301は、複数の基地局101を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。管理システム301は、たとえば基地局101A,101Bと同様に所定距離離れた位置に設けられた複数のアンテナ、および当該アンテナごとの複数の受信部を含む1つの基地局101を備える構成であってもよい。
【0099】
このような構成であっても、
図8に示す管理システム301と同様の効果を奏することができる。
【0100】
また、この場合、たとえば、管理装置112は、蓄積装置111によって蓄積されたセンサ情報に基づいて、基地局101における各受信部が受信したセンサ情報のうちの少なくともいずれか1つを選択し、選択したセンサ情報に基づいて管理情報を作成する。
【0101】
次に、本発明の実施の形態に係る管理システムにおけるセンサ情報の処理について図面を用いて説明する。
【0102】
管理システム301における各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートおよびシーケンスの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
【0103】
図9は、本発明の実施の形態に係る管理システムにおけるセンサ情報の処理シーケンスを示す図である。
図9は、管理システム301において2つのセンサ202A,202Bおよび2つの基地局101A,101Bが設けられる場合を示している。
【0104】
図9を参照して、まず、センサ202Aは、たとえば所定の計測タイミングにおいて、管理対象に関する計測を行なう(ステップS11)。
【0105】
次に、センサ202Aは、計測結果を示すセンサ情報を作成し(ステップS12)、片方向通信でセンサ情報を無線信号に含めて各基地局101へ送信する(ステップS13)。なお、センサ202は、計測を1回行なうたびにセンサ情報を送信する構成に限らず、複数回分の計測結果をまとめてセンサ情報として送信する構成であってもよい。
【0106】
次に、基地局101Aおよび基地局101Bは、センサ202Aから送信された無線信号を受信し、受信した無線信号からセンサ情報を取得する受信処理を行なう(ステップS14およびS15)。
【0107】
次に、基地局101Aは、取得したセンサ情報をネットワーク171経由で蓄積装置111へ送信する(ステップS16)。
【0108】
次に、蓄積装置111は、基地局101Aから受信したセンサ情報を、たとえばcsv形式等の所定の形式に変換して蓄積する(ステップS17)。
【0109】
次に、基地局101Bは、取得したセンサ情報をネットワーク171経由で蓄積装置111へ送信する(ステップS18)。
【0110】
次に、蓄積装置111は、基地局101Bから受信したセンサ情報を、たとえばcsv形式等の所定の形式に変換して蓄積する(ステップS19)。
【0111】
次に、センサ202Bは、たとえば所定の計測タイミングにおいて、管理対象に関する計測を行なう(ステップS20)。
【0112】
以降、センサ202Bに関するステップS21〜S28までの動作は、センサ202Aに関するステップS12〜S20までの動作と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
【0113】
以上のような動作が繰り返され、蓄積装置111においてある期間における各センサ202からのセンサ情報が蓄積された後、管理装置112は、蓄積装置111にアクセスしてセンサ情報を取得する(ステップS29)。
【0114】
次に、管理装置112は、取得したセンサ情報に基づいて管理情報を作成する(ステップS30)。
【0115】
次に、管理装置112は、作成した管理情報をユーザに提示する。管理装置112は、すでに前の期間における管理情報を提示している場合には、提示中の管理情報を更新する(ステップS31)。
【0116】
なお、管理システム301は、管理装置112が蓄積装置111にアクセスしてセンサ情報を取得する構成に限らず、蓄積装置111が、センサ情報を蓄積後、蓄積したセンサ情報をただちに管理装置112へ送信する構成であってもよい。
【0117】
図10は、本発明の実施の形態に係る管理システムにおける管理装置の構成の一例を示す図である。
【0118】
図10を参照して、管理装置112は、取得部21と、情報作成部22と、提示制御部23と、表示部24とを備える。
【0119】
取得部21は、管理対象に関する計測を行なうセンサ202から計測結果を示すセンサ情報を受信する複数の基地局101が受信したセンサ情報を蓄積する蓄積装置111から、センサ情報を取得する。
【0120】
情報作成部22は、取得部21によって取得されたセンサ情報に基づいて、管理対象を管理するための管理情報を作成する。
【0121】
たとえば、情報作成部22は、取得部21によって取得されたセンサ情報に基づいて、各基地局101のうちの少なくともいずれか1つが受信したセンサ情報を選択する。そして、情報作成部22は、選択したセンサ情報に基づいて管理情報を作成し、提示制御部23へ出力する。
【0122】
提示制御部23は、情報作成部22から受けた管理情報をユーザに提示する制御を行なう。
【0123】
たとえば、情報作成部22は、時刻情報に基づいて、時系列の情報を含む管理情報を作成する。
【0124】
提示制御部23は、たとえば、管理情報を提示し、提示内容を定期的または不定期に更新する。具体的には、提示制御部23は、たとえば
図5に示すような管理情報を表示部24に表示する。
【0125】
また、提示制御部23は、たとえば、蓄積装置111に蓄積された長期間のセンサ情報をユーザに提示する制御を行なう。長期間のセンサ情報は、たとえばcsv形式で蓄積装置111に保存されている。
【0126】
図11は、本発明の実施の形態に係る管理システムおよび管理装置の構成の他の例を示す図である。
【0127】
図11を参照して、管理装置112は、たとえばネットワーク172を介して蓄積装置111と接続される構成であってもよい。管理システム301は、
図10に示す構成と比べて、さらに、出力部(取得部)113を備える。なお、蓄積装置111および出力部113は、1つの装置として一体化されてもよい。
【0128】
出力部113は、蓄積装置111からセンサ情報を取得して出力する。より詳細には、出力部113は、取得したセンサ情報をネットワーク172経由で管理装置112へ送信する。
【0129】
管理装置112において、取得部21は、出力部113から送信されたセンサ情報をネットワーク172経由で取得し、情報作成部22へ出力する。
【0130】
提示制御部23は、管理情報を表示部24に表示することに加えて、またはその代わりに、管理情報をネットワーク172経由でユーザのPC等の端末へ送信する。これにより、当該ユーザは、PC等の画面においてWebブラウザ等を用いて管理情報を確認することができる。
【0131】
図12は、
図8に示す管理システムを使用した場合の工場におけるある期間のパケットロスを示す図である。図の見方は
図6と同様である。
図12は、管理システム301における3つのセンサ202のパケットロスを代表的に示している。すなわち、グラフG41〜G43は、センサ202から基地局101へ伝送されるパケットのロス率を、3つのセンサ202について示している。グラフG41〜G43は、
図6に示すグラフG21〜G23のセンサ202にそれぞれ対応している。
【0132】
図12を参照して、
図8に示す管理システム301では、管理装置112は、各基地局101から受信した同じセンサ202からのセンサ情報のうち、LQIの値の最も良好なセンサ情報を選択する。
【0133】
これにより、12/1〜12/3までの期間において、グラフG41〜G43に対応するセンサ202のパケットロス率はすべて数%程度で推移しており、
図6に示す場合と比べて、パケットを安定して伝送できていることが分かる。
【0134】
ところで、管理対象に関する計測結果を無線伝送することが可能な1または複数のセンサを設置し、各センサによる計測結果を基地局において収集し、収集した計測結果に基づいて管理対象を管理する管理システムにおいて、各センサによる計測結果の収集を適切に行い、管理対象の管理のためのより有用な情報を取得可能とする技術が望まれる。
【0135】
本発明の実施の形態に係る管理システムでは、1または複数のセンサ202は、管理対象に関する計測を行い、計測結果を示すセンサ情報を送信する。1または複数の基地局101は、センサ202からセンサ情報を受信する。蓄積装置111は、1または複数の基地局101が受信したセンサ情報を蓄積する。そして、出力部113は、蓄積装置111からセンサ情報を取得して出力する。
【0136】
このように、1または複数の基地局101から受信したセンサ情報を取捨選択することなく蓄積しておき、蓄積データを必要に応じて取り出す構成により、センサ情報を事後的に選択および解析することが可能となる。また、この選択基準を、管理内容等に応じて何回も変更することができる。すなわち、広く収集したセンサ情報を、所望のタイミングで種々の用途に利用することができる。
【0137】
したがって、本発明の実施の形態に係る管理システムでは、センサによる計測結果を収集し、収集した計測結果に基づいて管理対象を管理可能な管理システムにおいて、センサによる計測結果の収集を適切に行い、管理対象の管理のためのより有用な情報を取得することができる。
【0138】
また、本発明の実施の形態に係る管理システムでは、管理装置112は、出力部113から受けたセンサ情報に基づいて、管理対象を管理するための管理情報を作成する。
【0139】
このような構成により、広く収集したセンサ情報からより有用な管理情報を作成し、管理対象をより適切に管理することができる。
【0140】
また、本発明の実施の形態に係る管理装置では、取得部21は、管理対象に関する計測を行なうセンサ202から計測結果を示すセンサ情報を受信する1または複数の基地局101が受信したセンサ情報を蓄積する蓄積装置111から、センサ情報を取得する。そして、情報作成部22は、取得部21によって取得されたセンサ情報に基づいて、管理対象を管理するための管理情報を作成する。
【0141】
このように、1または複数の基地局101から受信したセンサ情報を取捨選択することなく蓄積しておき、蓄積データを必要に応じて取り出す構成により、センサ情報を事後的に選択および解析することが可能となる。また、この選択基準を、管理内容等に応じて何回も変更することができる。すなわち、広く収集したセンサ情報を、所望のタイミングで種々の用途に利用することができる。
【0142】
したがって、本発明の実施の形態に係る管理装置では、センサによる計測結果を収集し、収集した計測結果に基づいて管理対象を管理可能な管理システムにおいて、センサによる計測結果の収集を適切に行い、管理対象の管理のためのより有用な情報を取得することができる。
【0143】
また、本発明の実施の形態に係る管理システムでは、情報作成部22は、1または複数の基地局101が受信したセンサ情報のうちの少なくともいずれか1つを選択し、選択したセンサ情報に基づいて管理情報を作成する。
【0144】
このような構成により、たとえば、センサ202から基地局101への無線伝送路を事後的に選択することができる。すなわち、良好な無線通信により伝送されたセンサ情報を選択することができるため、管理対象自体の異常を正しく判断することができ、管理対象をより正しく管理することができる。
【0145】
また、本発明の実施の形態に係る管理システムでは、センサ情報には時刻情報が付されている。そして、情報作成部22は、時刻情報に基づいて、時系列の情報を含む管理情報を作成する。
【0146】
このような構成により、センサ情報の示す計測結果の、ある期間における時間的推移を把握することができるため、管理対象をより適切に管理することができる。
【0147】
また、本発明の実施の形態に係る管理システムでは、提示制御部23は、管理情報を提示し、提示内容を定期的または不定期に更新する。
【0148】
このような構成により、最新の計測結果を把握することができ、たとえば管理対象の異常を迅速に検出することができる。
【0149】
なお、本発明の実施の形態に係る管理システムは、センサ202ごとに管理対象である産業材料162が存在する工場に用いられるとしたが、これに限定するものではない。管理システム301は、たとえば、1つの管理対象の複数の箇所または複数の測定項目等を複数のセンサ202によってそれぞれ計測する用途に用いられてもよい。
【0150】
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0151】
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
【0152】
[付記1]
管理対象に関する計測を行い、計測結果を示すセンサ情報を送信する1または複数のセンサと、
前記センサから前記センサ情報を受信する1または複数の基地局と、
前記1または複数の基地局が受信した前記センサ情報を蓄積する蓄積部と、
前記蓄積部から前記センサ情報を取得して出力する出力部とを備え、
前記センサから前記基地局へ前記センサ情報が片方向通信により無線伝送され、
前記センサは複数存在する、管理システム。
【0153】
[付記2]
管理対象に関する計測を行なうセンサから計測結果を示すセンサ情報を受信する1または複数の基地局が受信した前記センサ情報を蓄積する蓄積部から、前記センサ情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づいて、前記管理対象を管理するための管理情報を作成する情報作成部とを備え、
前記センサから前記基地局へ前記センサ情報が片方向通信により無線伝送され、
前記センサは複数存在する、管理装置。
【0154】
[付記3]
管理システムにおける管理方法であって、
1または複数のセンサが、管理対象に関する計測を行い、計測結果を示すセンサ情報を送信するステップと、
1または複数の基地局が、前記センサから前記センサ情報を受信するステップと、
前記1または複数の基地局が受信した前記センサ情報を蓄積するステップと、
蓄積された前記センサ情報を取得して出力するステップとを含み、
前記センサから前記基地局へ前記センサ情報が片方向通信により無線伝送され、
前記センサは複数存在する、管理方法。
【0155】
[付記4]
管理装置における管理方法であって、
管理対象に関する計測を行なうセンサから計測結果を示すセンサ情報を受信する1または複数の基地局が受信した前記センサ情報を蓄積する蓄積部から、前記センサ情報を取得するステップと、
取得した前記センサ情報に基づいて、前記管理対象を管理するための管理情報を作成するステップとを含み、
前記センサから前記基地局へ前記センサ情報が片方向通信により無線伝送され、
前記センサは複数存在する、管理方法。
【0156】
[付記5]
管理装置において用いられる管理プログラムであって、コンピュータに、
管理対象に関する計測を行なうセンサから計測結果を示すセンサ情報を受信する1または複数の基地局が受信した前記センサ情報を蓄積する蓄積部から、前記センサ情報を取得するステップと、
取得した前記センサ情報に基づいて、前記管理対象を管理するための管理情報を作成するステップとを実行させるためのプログラムであり、
前記センサから前記基地局へ前記センサ情報が片方向通信により無線伝送され、
前記センサは複数存在する、管理プログラム。