(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本願が開示する偏波合成装置及び光変調装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
【0014】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る光変調器100の構成を示す図である。
図1に示す光変調器100は、光ファイバ110a、110bに接続される。そして、光変調器100は、フェルール120a、120b、レンズ130、光変調チップ140、マイクロレンズアレイ(Microlens Array:以下「MLA」と略記する)150、偏波結合部160及びレンズ170を有する。
【0015】
フェルール120a、120bは、それぞれ光ファイバ110a、110bの末端を収納し、光ファイバ110a、110bの位置を固定する。
図1に示す光変調器100においては、光ファイバ110a及びフェルール120aから信号光が入力され、フェルール120b及び光ファイバ110bから信号光が出力される。
【0016】
レンズ130は、フェルール120aに収納された光ファイバ110aの先端から照射される信号光を集光して、得られた光ビームを光変調チップ140へ入力する。
【0017】
光変調チップ140は、半導体材料から形成され、レンズ130から入力される光ビームを2つに分岐し、それぞれの光ビームに電気信号を重畳する。そして、光変調チップ140は、2つの光ビームをMLA150を介して偏波結合部160へ出力する。なお、光変調チップ140は、電気信号が重畳された2つの光ビーム以外にも、光変調チップ140の動作を監視するための監視用の光ビームを出力しても良い。
【0018】
MLA150は、光変調チップ140によって電気信号が重畳された光ビームを偏波結合部160へ向けて出力する。すなわち、MLA150は、2つの併進する光ビームを偏波結合部160へ出力する。MLA150が出力する2つの光ビームの偏波方向は同一である。
【0019】
偏波結合部160は、MLA150から出力される2つの光ビームを合成し、偏波方向が直交する2つの偏波を含む光ビームを出力する。すなわち、偏波結合部160は、MLA150から出力される一方の光ビームの偏波方向を回転させた後、他方の光ビームと合成し、得られた1つの光ビームを出力する。本実施の形態においては、偏波結合部160に入射する2つの光ビームの間に固定剤から形成されるフィレットが存在しないため、2つの光ビームを近付けることが可能である。結果として、光変調チップ140を最大限に小型化しても、この光変調チップ140から出力される2つの光ビームを偏波結合部160によって合成することが可能となる。偏波結合部160の具体的な構成については、後に詳述する。
【0020】
レンズ170は、偏波結合部160から出力される光ビームをフェルール120bに収納された光ファイバ110bの先端に照射する。
【0021】
図2は、実施の形態1に係る偏波結合部160の構成を示す斜視図である。
図2に示すように、偏波結合部160は、ベース部材210、波長板220及びPBCプリズム230を有する。
【0022】
ベース部材210は、例えばガラス材料などから形成され、波長板220及びPBCプリズム230が接着される基材となる。すなわち、ベース部材210の一面には波長板220が接着され、他の一面にはPBCプリズム230が接着される。ベース部材210の材料は、波長板220及びPBCプリズム230を形成する材料と熱膨張係数が近いものであれば良く、この条件を満たせば、例えば金属材料などから形成されても良い。
【0023】
波長板220は、例えば水晶から形成され、光変調チップ140から出力される一方の光ビームの偏波方向を90度回転させる1/2波長板である。すなわち、波長板220は、光変調チップ140から出力される2つの光ビームのうち一方の偏波方向を回転させる偏波回転素子として機能する。
【0024】
PBCプリズム230は、例えば石英ガラスから形成され、光変調チップ140から出力される2つの光ビームを合成する。具体的には、PBCプリズム230は、波長板220を通過せずに入射する光ビームを透過させて直進させる一方、波長板220を通過して入射する光ビームを内部で反射させて直進する光ビームに合成して出力する。すなわち、PBCプリズム230は、光変調チップ140から出力される2つの光ビームを合成する偏波合成素子として機能する。
【0025】
図3は、実施の形態1に係る偏波結合部160の構成を示す正面図である。
図3において、光変調チップ140から出力される2つの光ビームは、手前側から奥側へ向かって偏波結合部160に入射する。
【0026】
図3に示すように、ベース部材210は、略U字形状をしている。すなわち、ベース部材210は、本体部211から延伸する2つの腕部212を有し、2つの腕部212の間には切欠部213が形成される。そして、腕部212の端面212aには、波長板220が接着される。また、本体部211及び腕部212の奥側の一面には、切欠部213及び波長板220に対向する位置において、
図3中破線で示すPBCプリズム230が接着される。すなわち、波長板220及びPBCプリズム230は、いずれもベース部材210に接着されることで位置決めされ、波長板220とPBCプリズム230が直接接着されることがない。
【0027】
このような構成において、光変調チップ140から出力される2つの光ビームのうち一方の光ビームは、波長板220を通過した後にPBCプリズム230へ入射する。また、他方の光ビームは、切欠部213を通過して直接PBCプリズム230へ入射する。このとき、ベース部材210には2つの腕部212の間に切欠部213が形成されているため、波長板220に入射する光ビームと切欠部213を通過する光ビームとの間には、部材間を接着する部分が存在しない。すなわち、波長板220に入射する光ビームと切欠部213を通過する光ビームとの間には、接着剤などが接着面からはみ出して形成されるフィレットが存在しない。結果として、波長板220に入射する光ビームと切欠部213を通過する光ビームとの間の距離を近付けても、光ビームの通過がフィレットによって阻害されることがない。したがって、光変調チップ140を小型化して、2つの光ビーム間のピッチを小さくしても、これらの2つの光ビームを偏波結合部160によって合成することが可能となる。
【0028】
図4は、実施の形態1に係る偏波結合部160の構成を示す平面図である。
図4に示すように、光変調チップ140から出力される光ビーム301は、波長板220を通過した後にPBCプリズム230へ入射し、光ビーム302は、ベース部材210の切欠部213を通過して直接PBCプリズム230へ入射する。
【0029】
このとき、波長板220の周縁部には、切断や研磨などの加工時に発生する微小なキズなどによって光学的に有効ではない領域として、光学非有効領域221が設けられる。同様に、PBCプリズム230には偏波選択性を有する反射膜231、232が成膜されており、反射膜232の付近には、光学非有効領域233が設けられる。このため、光ビーム301は、光学非有効領域221及び光学非有効領域233を通過しないように波長板220に入射する。
【0030】
また、本実施の形態においては、PBCプリズム230のベース部材210に対する接着位置が調整されることにより、光ビーム301、302の進行方向に向かって見た場合に、光学非有効領域221と光学非有効領域233が重なるようになっている。このため、光ビーム301と光ビーム302の間の光学非有効領域の実質的な幅が最小となり、光ビーム301と光ビーム302の間のピッチをより小さくすることができる。
【0031】
PBCプリズム230の反射膜231、232は、例えば誘電体多層膜などから形成されており、所定の偏波方向の光ビームを反射する一方で、この光ビームと偏波方向が直交する光ビームを透過させる。本実施の形態においては、光ビーム301の偏波方向が波長板220によって90度回転することにより、PBCプリズム230に入射する時点では、光ビーム301と光ビーム302の偏波方向が互いに直交している。このため、光ビーム301は、反射膜231、232において反射する一方で、光ビーム302は、反射膜232を透過する。結果として、偏波方向が互いに直交する光ビーム301、302が合成され、得られた1つの光ビームがレンズ170へ出力される。
【0032】
以上のように、本実施の形態によれば、腕部と切欠部を有するベース部材に波長板及びPBCプリズムを接着するため、波長板及びPBCプリズムが直接接着されない。そして、光変調チップから出力され併進する2つの光ビームのうち、一方の光ビームがベース部材の腕部の先端に接着された波長板を通過し、他方の光ビームが切欠部を通過し、それぞれPBCプリズムに入射する。このため、2つの光ビームの間には、部材間を接着する部分が存在せず、接着剤などによって形成されるフィレットが存在しない。結果として、2つの光ビーム間のピッチを小さくしても、光ビームの通過が阻害されることがなく、装置の小型化を促進することができる。
【0033】
(実施の形態2)
実施の形態2の特徴は、ベース部材の切欠部付近に位相補正板を接着することで、併進する2つの光ビームの位相を一致させる点である。
【0034】
実施の形態2に係る光変調器の構成は、実施の形態1に係る光変調器100の構成と同様であるため、その説明を省略する。実施の形態2においては、偏波結合部160の構成が実施の形態1とは異なる。
【0035】
図5は、実施の形態2に係る偏波結合部160の構成を示す正面図である。
図5において
図3と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図5においては、光変調チップ140から出力される2つの光ビームは、手前側から奥側へ向かって偏波結合部160に入射する。
【0036】
図5に示すように、本実施の形態においては、ベース部材210の切欠部213を覆うように位相補正板240が配置される。すなわち、位相補正板240は、ベース部材210の切欠部213の周囲に接着される。位相補正板240は、自身を通過する光ビームに対して、波長板220を通過する光ビームが受ける位相遅延と同一の位相遅延を付与する。ただし、位相補正板240は、自身を通過する光ビームの偏波方向は変化させない。
【0037】
このような構成において、光変調チップ140から出力される2つの光ビームのうち一方の光ビームは、波長板220を通過した後にPBCプリズム230へ入射する。また、他方の光ビームは、位相補正板240及び切欠部213を通過した後にPBCプリズム230へ入射する。このとき、位相補正板240は、ベース部材210の切欠部213を囲む三方に接着されるが、波長板220に入射する光ビームと位相補正板240に入射する光ビームとの間には、部材間を接着する部分が存在しない。すなわち、波長板220に入射する光ビームと位相補正板240に入射する光ビームとの間には、接着剤などが接着面からはみ出して形成されるフィレットが存在しない。結果として、波長板220に入射する光ビームと位相補正板240に入射する光ビームとの間の距離を近付けても、光ビームの通過がフィレットによって阻害されることがない。したがって、光変調チップ140を小型化して、2つの光ビーム間のピッチを小さくしても、これらの2つの光ビームを偏波結合部160によって合成することが可能となる。
【0038】
図6は、実施の形態2に係る偏波結合部160の構成を示す平面図である。
図6において
図4と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、光変調チップ140から出力される光ビーム301は、波長板220を通過した後にPBCプリズム230へ入射し、光ビーム302は、位相補正板240及びベース部材210の切欠部213を通過した後にPBCプリズム230へ入射する。
【0039】
このとき、位相補正板240の周縁部には、波長板220及びPBCプリズム230などと同様の光学非有効領域241が設けられる。このため、光ビーム301、302は、光学非有効領域221、233、241を通過しないようにそれぞれ波長板220及び位相補正板240に入射する。
【0040】
また、本実施の形態においては、PBCプリズム230及び位相補正板240のベース部材210に対する接着位置が調整されることにより、光ビーム301、302の進行方向に向かって見た場合に、光学非有効領域221、233、241が重なるようになっている。このため、光ビーム301と光ビーム302の間の光学非有効領域の実質的な幅が最小となり、光ビーム301と光ビーム302の間のピッチをより小さくすることができる。
【0041】
本実施の形態においては、光ビーム301が波長板220を通過することにより、光ビーム301の偏波方向が90度回転するとともに、光ビーム301に所定の位相遅延が発生する。しかしながら、この位相遅延と同一の位相遅延が位相補正板240によって光ビーム302にも付与される。このため、光ビーム301、302は、PBCプリズム230に入射する時点では、偏波方向が互いに直交するものの、位相は一致した光ビームとなっている。
【0042】
以上のように、本実施の形態によれば、光変調チップから出力された併進する2つの光ビームのうち、一方の光ビームが波長板を通過することによって位相遅延が付与される場合に、位相補正板によって他方の光ビームにも同一の位相遅延を付与する。このため、PBCプリズムに入射する2つの光ビームの位相を合わせることができる。
【0043】
なお、本実施の形態においては、位相補正板240を切欠部213の周囲に接着するものとしたが、位相補正板240を切欠部213の内部に収納することも可能である。この場合には、切欠部213を形成する本体部211及び腕部212の内側の面に位相補正板240の各辺が接着されることになる。
【0044】
また、本実施の形態においては、位相補正板240を切欠部213の周囲に接着するものとしたが、位相補正以外の機能を有する光学素子を切欠部213の周囲に接着しても良い。すなわち、例えば波長板220と同様に光ビームの偏波方向を回転させる波長板を切欠部213の周囲に接着することも可能である。要するに、光ビームを光学的に変化させる光学素子を切欠部213の周囲に接着することで、切欠部213を通過する光ビームを光学的に変化させることができる。なお、波長板を切欠部213の周囲に接着する場合には、例えばこの波長板と波長板220において光ビームの偏波方向を互いに逆向きに45度ずつ回転させることにより、2つの光ビームの偏波方向を直交させるとともに位相遅延を揃えることができる。
【0045】
(実施の形態3)
実施の形態3の特徴は、ベース部材の腕部をさらに延伸し、ベース部材と波長板の接着面を広くすることにより、波長板を確実に固定する点である。
【0046】
実施の形態3に係る光変調器の構成は、実施の形態1に係る光変調器100の構成と同様であるため、その説明を省略する。実施の形態3においては、偏波結合部160の構成が実施の形態1とは異なる。
【0047】
図7は、実施の形態3に係る偏波結合部160の構成を示す正面図である。
図7において
図3と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図7においては、光変調チップ140から出力される2つの光ビームは、手前側から奥側へ向かって偏波結合部160に入射する。
【0048】
図7に示すように、本実施の形態においては、ベース部材210の腕部212の先端からさらに支持腕部214が延伸している。そして、2つの支持腕部214の厚さ方向に対して垂直な面には、波長板220の両端部が接着される。
【0049】
このような構成によれば、実施の形態1と同様に、波長板220に入射する光ビームと切欠部213を通過する光ビームとの間の距離を近付けても、光ビームの通過がフィレットによって阻害されることがない。したがって、光変調チップ140を小型化して、2つの光ビーム間のピッチを小さくしても、これらの2つの光ビームを偏波結合部160によって合成することが可能となる。また、波長板220が支持腕部214の比較的広い面に接着されるため、波長板220を強固に固定することができる。
【0050】
図8は、実施の形態3に係る偏波結合部160の構成を示す平面図である。
図8に示すように、光変調チップ140から出力される光ビーム301は、波長板220を通過した後にPBCプリズム230へ入射し、光ビーム302は、ベース部材210の切欠部213を通過して直接PBCプリズム230へ入射する。
【0051】
ベース部材210の支持腕部214は、本体部211及び腕部212と比較すると肉厚が薄くなっている。このため、波長板220が支持腕部214に接着されても、波長板220と支持腕部214を合わせた厚みが本体部211及び腕部212の厚みを超えることがなく、波長板220がベース部材210の表面から突出することがない。
【0052】
本実施の形態においては、光ビーム301は、波長板220を通過した後、2つの支持腕部214の間を通過してPBCプリズム230に入射する。また、光ビーム302は、2つの腕部212の間の切欠部213を通過してPBCプリズム230に入射する。そして、光ビーム301は、反射膜231、232において反射する一方で、光ビーム302は、反射膜232を透過する。結果として、偏波方向が互いに直交する光ビーム301、302が合成され、得られた1つの光ビームがレンズ170へ出力される。
【0053】
以上のように、本実施の形態によれば、ベース部材の腕部からさらに支持腕部を延伸し、支持腕部の厚さ方向に対して垂直な面に波長板を接着する。このため、波長板とベース部材を接着する接着面を広くすることができ、波長板を強固に固定することができる。
【0054】
(実施の形態4)
実施の形態4の特徴は、ベース部材の形状を略L字形状とすることで、ベース部材の成形を容易にする点である。
【0055】
実施の形態4に係る光変調器の構成は、実施の形態1に係る光変調器100の構成と同様であるため、その説明を省略する。実施の形態4においては、偏波結合部160の構成が実施の形態1とは異なる。
【0056】
図9は、実施の形態4に係る偏波結合部160の構成を示す正面図である。
図9において
図3と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図9においては、光変調チップ140から出力される2つの光ビームは、手前側から奥側へ向かって偏波結合部160に入射する。
【0057】
図9に示すように、本実施の形態においては、ベース部材210が本体部211と1つの腕部215を有し、全体が略L字形状となっている。そして、本体部211と腕部215によって囲まれる切欠部216に波長板220が配置される。すなわち、腕部215の内側の面215aに波長板220の一辺が接着される。
【0058】
このような構成によれば、実施の形態1と同様に、波長板220に入射する光ビームと切欠部216を通過する光ビームとの間の距離を近付けても、光ビームの通過がフィレットによって阻害されることがない。したがって、光変調チップ140を小型化して、2つの光ビーム間のピッチを小さくしても、これらの2つの光ビームを偏波結合部160によって合成することが可能となる。また、ベース部材210が略L字形状の単純な構成であるため、ベース部材210の成形を容易にすることができる。
【0059】
図10は、実施の形態4に係る偏波結合部160の構成を示す平面図である。
図10に示すように、光変調チップ140から出力される光ビーム301は、波長板220を通過した後にPBCプリズム230へ入射し、光ビーム302は、ベース部材210の切欠部216を通過して直接PBCプリズム230へ入射する。
【0060】
波長板220は、一辺がベース部材210の腕部215に接着されているが、ベース部材210の本体部211とは離れた位置に設けられている。このため、切欠部216の波長板220と本体部211の間に光ビーム302が通過する領域が形成される。
【0061】
本実施の形態においては、光ビーム301は、波長板220を通過した後、PBCプリズム230に入射する。また、光ビーム302は、切欠部216の波長板220と本体部211の間の領域を通過してPBCプリズム230に入射する。そして、光ビーム301は、反射膜231、232において反射する一方で、光ビーム302は、反射膜232を透過する。結果として、偏波方向が互いに直交する光ビーム301、302が合成され、得られた1つの光ビームがレンズ170へ出力される。
【0062】
以上のように、本実施の形態によれば、ベース部材を略L字形状として、ベース部材の腕部の本体部から離れた位置に波長板を接着する。このため、ベース部材の成形を容易にし、単純な構成でピッチが小さい2つの光ビームを合成することができ、装置の小型化を促進することができる。
【0063】
なお、上記各実施の形態においては、光変調器100に設けられる偏波結合部160について説明したが、各実施の形態の偏波結合部160は、光変調器とは異なる種々の光モジュールにも適用することができる。すなわち、2つの光ビームを合成したり、1つの光ビームを分離したりする光モジュールであれば、上記各実施の形態の偏波結合部160を用いることができる。
【0064】
また、上記各実施の形態においては、偏波を合成する偏波合成素子としてPBCプリズム230を用いるものとしたが、これに限定されない。偏波合成素子としては、複屈折結晶などを用いることも可能である。