(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6292661
(24)【登録日】2018年2月23日
(45)【発行日】2018年3月14日
(54)【発明の名称】ティッシュボックスホルダ
(51)【国際特許分類】
A47K 10/20 20060101AFI20180305BHJP
【FI】
A47K10/20 C
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-253756(P2013-253756)
(22)【出願日】2013年12月9日
(65)【公開番号】特開2015-112119(P2015-112119A)
(43)【公開日】2015年6月22日
【審査請求日】2016年7月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】509261751
【氏名又は名称】株式会社 ティ ヴィ クラブ
(74)【代理人】
【識別番号】100074169
【弁理士】
【氏名又は名称】広瀬 文彦
(72)【発明者】
【氏名】芳賀 隆之
【審査官】
油原 博
(56)【参考文献】
【文献】
特開平07−322936(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3116565(JP,U)
【文献】
特開2006−130281(JP,A)
【文献】
特開2009−011775(JP,A)
【文献】
米国特許第06073899(US,A)
【文献】
特開2008−230697(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3182714(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3025812(JP,U)
【文献】
特開2004−000313(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 10/20、10/42
B65D 83/08
A47G 29/087
A47B 13/00、97/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ティッシュペーパーボックスの装着位置を変更可能に保持するティッシュボックスホルダにおいて、
前記ティッシュボックスホルダは、ティッシュボックスを保持させた状態で接合部を机の裏面に接合させる事により、ティッシュボックスを机の前面に装備した状態から蝶番回転させて机の裏面に収納された状態になるまで回転可能とするため、被接合体に接着固定するための接合部と、ティッシュボックスを脱着自在に固定保持する保持部とからなり、
前記保持部は、ティッシュボックスを装着する保持基部と、該保持基部に垂直に横設される挟持補助部と、該挟持補助部に設置されティッシュボックスを挟持固定するためのティッシュボックスの厚みより少し幅狭となるように前記保持基部側に傾倒する傾斜角を設けた挟持部とからなり、断面略コの字型に折曲形成するとともに、保持基部の端面と前記接合部の端面とを回動自在に蝶番接続した構成からなり、
前記保持部と前記接合部を接続する前記蝶番構造は、ティッシュボックスを静止保持するため、相互の接触部においてティッシュボックスの重さと保持部の重さを支えて静止する程度の摩擦力を有する構造、および/または、前記保持部と前記接合部の接続端面に、保持部側には凸状部材(または凹状部材)を設け、接合部には保持部の凸状部材(または凹状部材)に対応する凹状部材(または凸状部材)を設け、相互に嵌合係止する構造、となっており、
前記挟持補助部は、前記保持基部と前記挟持部との幅をティッシュボックスの厚みに対応して伸縮自在となるようにスライド可能に係合されていることを特徴とするティッシュボックスホルダ。
【請求項2】
前記接合部は、被接合体との接合面に両面テープ、磁石または面ファスナーを装備したことを特徴とする請求項1記載のティッシュボックスホルダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ティッシュペーパーボックスを固定保持するためのティッシュボックスホルダに関し、特に、机等の背面(裏面)や家具の側面等にティッシュボックスを装着位置の変更ができるように設置可能であるとともにティッシュの不使用時には回転させて裏側に収納することが可能なティッシュボックスホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ティッシュペーパーボックスを家具等に固定し保持するためのホルダが数多く存在しており、用途に応じて様々な形状や構造のティッシュボックスホルダが開発されて使用されている。中でも、ティッシュペーパーボックスが邪魔にならず目立たないような位置に適宜に固定保持する構造で、使い勝手がよく視覚的にもすっきりした印象を与える保持具を提供することを目的としたティッシュボックスホルダが存在している。
【0003】
通常、ティッシュボックスホルダは、ティッシュペーパーを引き出す際に土台が不安定にならないようにすることや、ティッシュペーパーボックスを決めた位置にぶら下げたりして配置すること等を主目的として使用される。このように、ティッシュペーパーボックスを一定の位置に安定的に保持する事により、使い勝手が良くなるとともに室内が整頓しやすくなるという利点があるため、ボックスの安定的保持を目的としたティッシュボックスホルダが存在している。
【0004】
例えば、特開平8−215098号では、ティッシュペーパー容器を回動自在に支持するティッシュペーパー容器ホルダであって、ティッシュペーパー容器を傾斜状に支持することにより、ペーパーを常に取出し易くする技術が開示されている。
【0005】
この技術によると、安定台板4を固定することにより、ティッシュペーパー容器を保持する装着枠1の角度を調整して使用することが可能となり、使い勝手が良くなると考えられるが、使い勝手の良さのみを追求した構造であるため、使用時に視覚的にすっきりとした美しい印象を与えるとは考えられず、例えばティッシュを使用した後に容器を見えなくするような使い方が出来ないという問題点があった。
【0006】
また、実開平5−53596号では、ティッシュペーパーボックスが邪魔にならず、目立たず、かつ被接合物に傷を付けることなく簡単に固定するティッシュペーパーホルダとして、ティッシュペーパーボックス6を保持可能に形成したボックス保持部材2と、吊り戸棚の底板に取り付け可能に形成された取付部材1とを一体に形成し、取付部材1を、下部横杆11と下部横杆11の一端から上方に延設された縦杆12と、縦杆12の上端から下部横杆11と対向する方向に延設された上部横杆13とで構成する技術が開示されている。
【0007】
この技術によると、ティッシュペーパー使用時に室内の外観が損なわれることがなく、かつ設置時に壁や天井を傷付けないという効果が得られるとも考えられるが、常に同じ角度で固定設置される事となるため、使い勝手の観点からは優れているという事は出来ず、また、使いやすいような位置に固定設置すると、使用していない時でも常にティッシュペーパーボックスが視界に入る事となり、室内の外観は損なわれることが少なくなかった。
【0008】
ティッシュボックスホルダは、ティッシュペーパーの使用時における使い勝手の良さが必要とされるが、同時に不使用時に目立たない位置に置かれることにより視覚的にすっきりとした印象を与えることも要求される。
そこで、構造が複雑になり過ぎず、かつ、使い勝手がよく、かつ、ティッシュペーパーの不使用時には視覚的にすっきりとした印象を与えることができるティッシュボックスホルダの開発が望まれていた。
【特許文献1】特開平8−215098号公報
【特許文献2】実開平5−53596号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記問題を解決するために、ティッシュペーパーボックスを固定保持するためのティッシュボックスホルダであって、特に、机等の背面(裏面)や家具の側面等にティッシュボックスを装着位置変更可能に設置できるとともにティッシュの不使用時には折り畳んで裏面側に収納可能な、使い勝手が良く、かつ不使用時に目立たず視覚的にすっきりした印象を与えることが出来るティッシュボックスホルダ
を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために本発明に係るティッシュボックスホルダは、ティッシュペーパーボックスの装着位置を変更可能に保持するティッシュボックスホルダであって、前記ティッシュボックスホルダは、
ティッシュボックスを保持させた状態で接合部を机の裏面に接合させる事により、ティッシュボックスを机の前面に装備した状態から蝶番回転させて机の裏面に収納された状態になるまで回転可能とするための、被接合体に接着固定するための接合部と、ティッシュボックスを脱着自在に固定保持する保持部とからなり、前記保持部は、ティッシュボックスを装着する保持基部と、該保持基部に垂直に横設される挟持補助部と、該挟持補助部に設置されティッシュボックスを挟持固定する
ためのティッシュボックスの厚みより少し幅狭となるように前記保持基部側に傾倒する傾斜角を設けた挟持部とからなり、断面略コの字型に折曲形成するとともに、保持基部の端面と前記接合部の端面とを回動自在に蝶番接続した構成からな
り、前記保持部と前記接合部を接続する前記蝶番構造は、ティッシュボックスを静止保持するため、相互の接触部においてティッシュボックスの重さと保持部の重さを支えて静止する程度の摩擦力を有する構造、および/または、前記保持部と前記接合部の接続端面に、保持部側には凸状部材(または凹状部材)を設け、接合部には保持部の凸状部材(または凹状部材)に対応する凹状部材(または凸状部材)を設け、相互に嵌合係止する構造、となっており、前記挟持補助部は、前記保持基部と前記挟持部との幅をティッシュボックスの厚みに対応して伸縮自在となるようにスライド可能に係合されている構成である。
【0012】
また、前記接合部は、被接合体との接合面に両面テープ、磁石または面ファスナーを装備した構成でもある。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、上記詳述した通りの構成であるので、以下のような効果がある。
1.ティッシュボックスホルダ本体の保持部を、保持基部と挟持補助部と挟持部とで断面略コの字型に折曲形成したため、どのような角度でもティッシュボックスをしっかりと保持できる。また、ティッシュボックスホルダ本体を、接合部と保持部とで構成して回動自在に蝶番接続したため、ティッシュペーパーの使用時と不使用時でティッシュボックスの設置角度を90度または180度回転変更でき、使用時の使い易さと不使用時のすっきり感の両方が簡単な操作で実現可能となる。
また、ティッシュボックスホルダ本体にティッシュボックスを保持させた状態で接合部を机の裏面に接合させ、ティッシュを机の側面に装着して使用し、不使用時はその状態から蝶番回転させて、ティッシュボックスを机等の裏面に移動させることが可能となり、目の前から使用していたティッシュボックスがなくなるので視覚的にすっきりとした印象を与えることができる。また、挟持部に、保持部側に傾倒する傾斜角を設けたため、挟持部先端が保持するティッシュボックスの厚みより少し幅狭となってティッシュボックスを堅固に保持でき、保持部の回転収納時であってもティッシュボックスの安定保持が可能となる。更に、挟持補助部をスライド可能としたため、保持基部と挟持部との幅をティッシュボックスの厚みに対応して伸縮自在とすることが可能となり、あらゆるサイズのティッシュボックスに対応できる。
【0015】
2.接合部の被接合体との接合面に両面テープ、磁石または面ファスナーを装備したため、ティッシュボックスホルダ本体を接続する物に応じて接続手段を選択可能となり、様々な被接合体に対してティッシュボックスホルダを使用することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明に係るティッシュボックスホルダを、図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るティッシュボックスホルダの斜視図であり、
図2は、ティッシュボックスホルダの側面図である。
図3は、接合部の拡大斜視図であり、
図4は、ティッシュボックスを設置した状態のティッシュボックスホルダの斜視図である。
図5は、ティッシュボックスホルダの使用状態を示す斜視図であり、
図6aは、相互にスライド伸縮可能とした挟持補助部の側面図である。
図6bは、相互にスライド伸縮可能とした挟持補助部の側面図であり、
図6cは、相互にスライド伸縮可能とした挟持補助部の側面図である。
【0017】
本発明のティッシュボックスホルダ1は、保持部10と、接合部20とからなり、机等の背面(裏面)や家具の側面等にティッシュボックスを回転移動可能に設置するものであり、ティッシュボックスの不使用時には回転移動させて机の裏面に収納可能な、使い勝手が良く、かつ不使用時に視覚的にすっきりした印象を与えることが出来るティッシュボックスホルダである。
【0018】
ティッシュボックスホルダ1は、ティッシュペーパーボックスを回転移動可能に保持する保持体であって、
図1に示すように、保持部10と、接合部20とが回転移動可能に接合した構成となっている。
保持部10は、ティッシュボックスを横向きに脱着自在に固定して保持するための部材である。この実施例では、直方体からなるティッシュペーパーボックスを
図4で示すように長手方向に(長辺を)横に寝かせて、ペーパーを取り出す開口の設けられている側面(正面)が横向きになるように保持させる。保持部10は、本実施例ではその材質としてプラスチックを使用しているが、これに限定されることはなく、樹脂素材、金属、木材等とする事もでき、被接合体の材質に応じて、視覚的効果などを考慮して適宜選択可能である。
【0019】
保持部10は、
図1または
図2に示すように、保持基部12と、挟持補助部14と、挟持部16とで構成される。保持基部12は、ティッシュボックスを装着保持するための土台となる平板状の部材である。使用時には、保持基部12の平板表面部分にティッシュボックスの背面が配置されて保持される。保持基部12の高さは、ティッシュボックスを回転移動自在に保持するため、ティッシュボックスの短辺幅と略同長であることが望ましい。また、保持基部12の幅は任意に選定可能であるが、ティッシュペーパーを引き出す際にティッシュボックスが安定するように、少なくともティッシュボックスの長辺幅の半分程度の幅長があることが望ましい。
【0020】
挟持補助部14は、ホルダの底部となる部分であり、保持基部12と後述の挟持部16を接続する部材でもあり、
図2に示すように、保持基部12の下端に略垂直に横設される。挟持補助部14は、本実施例では長板状の平板部材であり、使用時には、横向きに保持されるティッシュボックスの側面(底部となる面)を保持している。挟持補助部14は、保持基部12に密着接合または一体の部材として設けられるが、これに限定されることはなく、例えば平板に替えて一または複数からなる棒状部材として設けることも可能であり、材質も、プラスチックに限定する事はなく、アルミ、ステンレス、木等を適宜選択する事が可能である。
【0021】
挟持部16は、ティッシュボックスを挟持固定するための平板状部材であり、挟持補助部14と連結接続されている。挟持部16は、挟持補助部14を介して保持基部12と接続されており、保持基部12および挟持補助部14に保持されるティッシュボックスを表面側から保持基部12に向けて押圧挟持することで、ティッシュボックスを横向きに安定させる。挟持部16は、ティッシュボックスの表面側を保持するため、ティッシュボックスのティッシュペーパー取出し口を塞がないよう、縦の長さは長くともティッシュボックスの短辺幅の半分以下の幅長であることが望ましい。
【0022】
保持部10は、
図2に示すように、本実施例では、保持基部12と、挟持補助部14と、挟持部16とを断面略コの字型に折曲形成した構成である。すなわち、保持基部12と挟持補助部14と挟持部16とが一の部材からなり、これを折曲することによって保持部10を形成している。この構成とすることにより、保持部10を容易に形成出来る為、製造コストを低減する事が可能となるとともに、後述の挟持部16に設けられる傾斜角162を容易に形成し、また変更することが可能となる。
【0023】
なお、保持部10は、保持基部12と、挟持補助部14と、挟持部16とを別々の部材で構成することも可能である。これら各部材を別個に製造し、各々を接続して断面略コの字型に形成することにより、各部材の材質を、その役割や特性に応じて適宜選択する事が可能となり、より機能的なティッシュボックスホルダ1を構成することが可能となる。
【0024】
接合部20は、ティッシュペーパー装着される被接合体にボックスを接着固定するための部材であり、接合面となる表面20aに接着剤等の接合手段が設けられている。接合部20の材質は、本実施例ではプラスチックを使用しているが、これに限定されることはなく、樹脂素材、金属、木材等で構成する事が出来る。すなわち、被接合体の材質に応じて、視覚的効果などを考慮して適宜選択することが可能である。
【0025】
保持部10と接合部20は、
図2に示すように、回動自在に接続される構成である。本実施例では、保持部10の保持基部12の端面と、接合部20の端面とが蝶番構造によって回動自在に接続されている。この構成とすることにより、接合部20を机の裏等の被接合体に固定した後、保持部10を任意の角度に回転させることが可能となる。
【0026】
本発明に係るティッシュボックスホルダ1は、ティッシュボックス使用中や収納時に一定の角度でティッシュボックスを保持し続ける必要がある。従って、保持部10と接合部20を接続する蝶番構造は、相互の接触部において、ティッシュボックスの重さと保持部10の重さを支えて静止する程度の摩擦力を有していることが望ましい。
【0027】
また、保持部10と接合部20を接続する蝶番構造は、保持部10と接合部20の接続端面に、保持部10側には凸状部材(または凹状部材)を設け、接合部20には保持部10の凸状部材(または凹状部材)に対応する凹状部材(または凸状部材)を設け、相互に嵌合係止することでティッシュボックスを静止保持する構造とすることも可能である。
【0028】
本発明に係るティッシュボックスホルダ1は、本実施例では、
図5に示すように、ティッシュボックスを保持させた状態で接合部20を机の裏面に接合させて使用する。これにより、ティッシュボックスの使用時においては、ティッシュボックスを机の前面に装備した状態で静止し、ティッシュボックスを使用しない場合には、ティッシュボックスを机の前面に装備した状態から蝶番回転させて机の裏面に隠して収納している状態に回転移動させることが可能となっている構造である。
【0029】
すなわち、ティッシュボックスを使用するときには、保持部10と接合部20とのなす角が90度以上となるまで回転させることで、ティッシュボックスのティッシュペーパー取出し口が横向き状態となり、ティッシュペーパーが取出し易くなる。また、不使用時には約0度となるまで折り畳むことにより、机等の下に回転移動させて格納してティッシュボックスが視界に入らない状態とすることが可能となり、視覚的にすっきりとした印象を与えることが可能となる。
【0030】
挟持部16は、
図2に示すように、保持基部12側に傾倒する傾斜角162を設けた構成とすることが可能である。この構成とすることにより、挟持部16の先端部側がティッシュボックスの厚み(高さ)より少し幅狭となり、
図4に示すように、保持基部12に保持されたティッシュボックスを挟持部16が押圧挟持することとなる。これにより、ティッシュボックスからティッシュペーパーを引き出す際にティッシュボックスがずれる虞がなくなり、より使い勝手の良いティッシュボックスホルダ1を構成する事が可能となる。
【0031】
挟持補助部14は、
図6a乃至
図6cに示すように、保持基部12と挟持部16との幅を、使用するティッシュボックスの厚み(高さ)に対応して伸縮自在となるように、相互にスライド伸縮可能に構成することも可能である。例えば、保持基部12または挟持部16が挟持補助部14と接する面において伸縮自在に接続する構成とすることも可能である。また、保持基部12と挟持補助部14を固定接続し、挟持部16に嵌合孔を構成して挟持補助部14をスライド自在に挿入接続することもできる。更に、保持基部12と一または複数の棒状部材からなる挟持補助部14を固定接続し、挟持部16に対応する嵌合孔を構成して挟持補助部14を挿入して接続することも可能である。この構成とする事により、保持基部12と挟持部16との幅を自在に変更する事が可能となり、あらゆる厚みのティッシュボックスにも対応することが可能となる。
【0032】
本発明に係るティッシュボックスホルダ1は、机の裏面や壁など、様々な素材からなるあらゆる場所に設置して使用する事を想定している。したがって、どのような材質の物に、どのような角度で設置されても容易に剥れないように構成する必要がある。従って、本実施例では、接合部20は、
図3に示すように、被接合体との接続面となる表面20aに、両面テープ、磁石または面ファスナー等を装備する構成としている。これにより、被接合体の材質やティッシュボックスホルダ1を設置する向きや角度に応じて、接続方法を適宜選択することが可能となり、安定したティッシュボックスホルダ1の使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】本発明に係るティッシュボックスホルダの斜視図
【
図4】ティッシュボックスを設置した状態のティッシュボックスホルダの斜視図
【
図5】ティッシュボックスホルダの使用状態を示す斜視図
【
図6a】相互にスライド伸縮可能とした挟持補助部の側面図
【
図6b】相互にスライド伸縮可能とした挟持補助部の側面図
【
図6c】相互にスライド伸縮可能とした挟持補助部の側面図
【符号の説明】
【0034】
1 ティッシュボックスホルダ
10 保持部
12 保持基部
14 挟持補助部
16 挟持部
20 接合部
20a 表面
162 傾斜角