【実施例】
【0037】
以下、本発明の実施例について説明する。本実施例では、各種の異方性導電接着剤を作製し、色、全反射率、及びピール強度について評価した。また、異方性導電接着剤を用いて基板上にLEDチップを搭載させてLED実装サンプルを作製し、ダイシェア強度、及び導通抵抗について評価した。なお、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0038】
[色の評価]
異方性導電接着剤をセラミックからなる白色板上に厚さ100μmとなるように塗布し、180℃−30sec加熱して硬化させた。得られた硬化物について、色度計を用いて白色度(JIS P 8148)を測定した。白色度が70%以上のものを「白色」と評価し、白色度が70%未満の場合、目視により色を評価した。
【0039】
[全反射率の測定]
異方性導電接着剤をセラミックからなる白色板上に厚さ100μmとなるように塗布し、180℃−30sec加熱して硬化させた。得られた硬化物について、分光光度計((株)島津製作所製 UV3100)を用いて硫酸バリウムを標準とした波長460nmの光に対する全反射率(鏡面反射及び拡散反射)を測定した。また、100℃、1000hの条件の耐熱試験後の硬化物についても、波長460nmの光に対する全反射率を測定した。なお、光反射率は、実用上、30%超であることが望ましい。
【0040】
[ピール強度の測定]
異方性導電接着剤をセラミックからなる白色板上に厚さ100μmとなるように塗布し、1.5mm×10mmのアルミ片を180℃−1.5N−30secの条件で熱圧着し、接合体を作製した。
【0041】
図3に示すように、テンシロンを用いて、接合体のアルミ片を引っ張り速度50mm/secで90°Y軸方向に引き剥がし、その引き剥がしに要したピール強度の最大値を測定した。
【0042】
[LED実装サンプルの作製]
図4に示すように、LED実装サンプルを作製した。50μmピッチの配線基板(50μmAl配線−25μmPI(ポリイミド)層−50μmAl土台)51をステージ上に複数配列し、各配線基板51上に異方性導電接着剤50を約10μg塗布した。異方性導電接着剤50上に、Cree社製LEDチップ(商品名:DA3547、最大定格:150mA、サイズ:0.35mm×0.46mm)52を搭載し、熱加圧ツール53を用いてフリップチップ実装し、LED実装サンプルを得た。
【0043】
また、実施例5では、配線基板として、50μmピッチのITO配線が形成された配線基板(50μmITO配線−25μmPI(ポリイミド)層−50μmAl土台)を用いた。
【0044】
[ダイシェア強度の測定]
図5に示すように、ダイシェアテスターを用いて、ツール54のせん断速度20μm/sec、25℃の条件で各LED実装サンプルの接合強度を測定した。
【0045】
[導通抵抗の評価]
各LED実装サンプルの初期、冷熱サイクル試験(TCT)後、100℃−1000時間の環境試験後、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通抵抗を測定した。冷熱サイクル試験は、LED実装サンプルを、−40℃及び100℃の雰囲気に各30分間曝し、これを1サイクルとする冷熱サイクルを100、500、1000サイクル行い、それぞれについて導通抵抗を測定した。導通抵抗の評価は、If=50mA時のVf値を測定し、試験成績表のVf値からのVf値の上昇分が5%未満である場合を「○」とし、5%以上である場合を「×」とした。
【0046】
[総合評価]
異方性導電接着剤の色が白色、初期及び100℃−1000hの環境試験後の全反射率が70%以上、初期及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度が2.0N以上、初期及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度が5.0N以上、及び導通性評価がすべて「○」であるものを「○」と評価し、それ以外を「×」と評価した。
【0047】
[実施例1]
脂環式エポキシ化合物(品名:セロキサイド2021P、ダイセル化学社製)100質量部、潜在性カチオン硬化剤(アルミニウムキレート系潜在性硬化剤)5質量部、アクリル樹脂(アクリル酸ブチル(BA):15%、アクリル酸エチル(EA):63%、アクリル酸ニトリル(AN):20%、アクリル酸(AA):1w%、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEMA):1wt%、重量平均分子量Mw:70万)3質量部で構成された接着剤中に、導電性粒子(品名:AUL704、積水化学工業社製)10質量部を分散させ、異方性導電接着剤を作製した。また、LED実装サンプルの作製における硬化条件は、180℃−1.5N−30secとした。
【0048】
表1に、実施例1の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は白色、初期の全反射率は75%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は74%であった。また、初期のピール強度は4.0N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度は4.1Nであった。また、LED実装サンプルの初期のダイシェア強度は8.5N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度は5.3Nであった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は○、500サイクル後の導通性評価は○、1000サイクル後の導通性評価は○、100℃−1000時間の環境試験後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は○であった。よって、総合評価は○であった。
【0049】
[実施例2]
アクリル樹脂として重量平均分子量Mwが50万のものを用いた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電接着剤を作製し、LED実装サンプルを得た。
【0050】
表1に、実施例2の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は白色、初期の全反射率は73%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は73%であった。また、初期のピール強度は3.1N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度は2.9Nであった。また、LED実装サンプルの初期のダイシェア強度は7.8N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度は7.6Nであった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は○、500サイクル後の導通性評価は○、1000サイクル後の導通性評価は○、100℃−1000時間の環境試験後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は○であった。よって、総合評価は○であった。
【0051】
[実施例3]
アクリル樹脂として重量平均分子量Mwが20万のものを用いた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電接着剤を作製し、LED実装サンプルを得た。
【0052】
表1に、実施例3の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は白色、初期の全反射率は75%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は74%であった。また、初期のピール強度は3.5N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度は3.1Nであった。また、LED実装サンプルの初期のダイシェア強度は7.5N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度は7.6Nであった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は○、500サイクル後の導通性評価は○、1000サイクル後の導通性評価は○、100℃−1000時間の環境試験後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は○であった。よって、総合評価は○であった。
【0053】
[実施例4]
アクリル樹脂として重量平均分子量Mwが5万のものを用いた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電接着剤を作製し、LED実装サンプルを得た。
【0054】
表1に、実施例4の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は白色、初期の全反射率は71%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は71%であった。また、初期のピール強度は3.8N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度は3.3Nであった。また、LED実装サンプルの初期のダイシェア強度は6.9N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度は7.1Nであった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は○、500サイクル後の導通性評価は○、1000サイクル後の導通性評価は○、100℃−1000時間の環境試験後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は○であった。よって、総合評価は○であった。
【0055】
[実施例5]
配線基板として、50μmピッチのITO配線が形成された配線基板(50μmITO配線−25μmPI(ポリイミド)層−50μmAl土台)を用いた以外は、実施例1と同様にLED実装サンプルを作製した。
【0056】
表1に、実施例5の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は白色、初期の全反射率は75%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は74%であった。また、LED実装サンプルのダイシェア強度の測定は、ITOと基板の界面で破壊が起こり、接着剤とITOの接着強度は良好であった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は○、500サイクル後の導通性評価は○、1000サイクル後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は○であった。よって、総合評価は○であった。
【0057】
[比較例1]
重量平均分子量Mwが20万、及びアクリル酸(AA)の含有量が0wt%のアクリル樹脂(BA:15%、EA:64%、AN:20%、AA:0w%、HEMA:1wt%、Mw:20万)を用いた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電接着剤を作製し、LED実装サンプルを得た。
【0058】
表1に、比較例1の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は白色、初期の全反射率は73%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は72%であった。また、初期のピール強度は0.9N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度は1.1Nであった。また、LED実装サンプルの初期のダイシェア強度は6.1N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度は5.3Nであった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は○、500サイクル後の導通性評価は×、1000サイクル後の導通性評価は×、100℃−1000時間の環境試験後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は○であった。よって、総合評価は×であった。
【0059】
[比較例2]
重量平均分子量Mwが20万、アクリル酸(AA)の含有量が0wt%、及びメタクリル酸2‐ヒドロキシエチル(HEMA)の含有量が0wt%のアクリル樹脂(BA:15%、EA:65%、AN:20%、AA:0w%、HEMA:0wt%、Mw:20万)を用いた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電接着剤を作製し、LED実装サンプルを得た。
【0060】
表1に、比較例2の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は白色、初期の全反射率は74%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は74%であった。また、初期のピール強度は0.5N未満、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度は0.5N未満であった。また、LED実装サンプルの初期のダイシェア強度は4.5N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度は3.9Nであった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は○、500サイクル後の導通性評価は×、1000サイクル後の導通性評価は×、100℃−1000時間の環境試験後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は○であった。よって、総合評価は×であった。
【0061】
[比較例3]
脂環式エポキシ化合物(品名:セロキサイド2021P、ダイセル化学社製)50質量部、酸無水物硬化剤(メチルヘキサヒドロフタル酸無水物)40質量部、アクリル樹脂(BA:15%、EA:63%、AN:20%、AA:1w%、HEMA:1wt%、Mw:70万)3質量部で構成された接着剤中に、導電性粒子(品名:AUL704、積水化学工業社製)10質量部を分散させ、異方性導電接着剤を作製した。また、LED実装サンプルの作製における硬化条件は、230℃−1.5N−30secとした。
【0062】
表1に、比較例3の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は白色、初期の全反射率は75%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は75%であった。また、初期のピール強度は1.6N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度は1.3Nであった。また、LED実装サンプルの初期のダイシェア強度は7.2N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度は6.3Nであった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は×、500サイクル後の導通性評価は×、1000サイクル後の導通性評価は×、100℃−1000時間の環境試験後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は×であった。よって、総合評価は×であった。
【0063】
[比較例4]
重量平均分子量Mwが20万、アクリル酸(AA)の含有量が0wt%、及びメタクリル酸2‐ヒドロキシエチル(HEMA)の含有量が0wt%のアクリル樹脂(BA:15%、EA:65%、AN:20%、AA:0w%、HEMA:0wt%、Mw:20万)を用いた以外は、比較例3と同様にして、異方性導電接着剤を作製し、LED実装サンプルを作製した。
【0064】
表1に、比較例4の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は白色、初期の全反射率は77%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は77%であった。また、初期のピール強度は0.5N未満、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度は0.5N未満であった。また、LED実装サンプルの初期のダイシェア強度は3.8N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度は3.2Nであった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は×、500サイクル後の導通性評価は×、1000サイクル後の導通性評価は×、100℃−1000時間の環境試験後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は×であった。よって、総合評価は×であった。
【0065】
[比較例5]
脂環式エポキシ化合物の代わりに、シクロオレフィン100質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電接着剤を作製し、LED実装サンプルを得た。また、LED実装サンプルの作製における硬化条件は、180℃−1.5N−240secとした。
【0066】
表1に、比較例5の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は黄色、初期の全反射率は61%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は32%であった。また、初期のピール強度は1.2N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度は1.4Nであった。また、LED実装サンプルの初期のダイシェア強度は7.2N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度は6.5Nであった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は×、500サイクル後の導通性評価は×、1000サイクル後の導通性評価は×、100℃−1000時間の環境試験後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は○であった。よって、総合評価は×であった。
【0067】
[比較例6]
脂環式エポキシ化合物の代わりにビスフェノールF型エポキシ化合物を用い、潜在性カチオン硬化剤の代わりにアニオン硬化剤(アミン系硬化剤)を用い、アクリル樹脂を配合しなかった以外は、実施例1と同様にして、異方性導電接着剤を作製し、LED実装サンプルを得た。また、LED実装サンプルの作製における硬化条件は、150℃−1.5N−30secとした。
【0068】
表1に、比較例6の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は黄色、初期の全反射率は58%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は15%であった。また、初期のピール強度は1.4N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度は0.1N未満であった。また、LED実装サンプルの初期のダイシェア強度は6.8N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度は1.1Nであった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は○、500サイクル後の導通性評価は×、1000サイクル後の導通性評価は×、100℃−1000時間の環境試験後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は×であった。よって、総合評価は×であった
【0069】
[比較例7]
アクリル樹脂(BA:15%、EA:63%、AN:20%、AA:1w%、HEMA:1wt%、Mw:70万)3質量部を配合した以外は、比較例6と同様にして、異方性導電接着剤を作製し、LED実装サンプルを作製した。
【0070】
表1に、比較例7の各評価結果を示す。異方性導電接着剤の色は黄色、初期の全反射率は53%、100℃−1000hの環境試験後の全反射率は11%であった。また、初期のピール強度は2.5N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のピール強度は0.1N未満であった。また、LED実装サンプルの初期のダイシェア強度は7.1N、60℃−90%RH−500時間の環境試験後のダイシェア強度は0.4Nであった。また、LED実装サンプルの初期の導通性評価は○、冷熱サイクル試験の100サイクル後の導通性評価は○、500サイクル後の導通性評価は○、1000サイクル後の導通性評価は×、100℃−1000時間の環境試験後の導通性評価は○、及び60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通性評価は×であった。よって、総合評価は×であった
【0071】
【表1】
【0072】
比較例1、2は、アクリル樹脂中にアクリル酸(AA)及びメタクリル酸2‐ヒドロキシエチル(HEMA)が含まれていないため、アルミニウムに対する接着力が低く、導通信頼性も低かった。
【0073】
また、比較例3、4では、硬化剤として酸無水物を用いているため、60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通信頼性が低かった。また、比較例3と比較例4との比較は、比較例1、2と実施例との比較と同様、AA、HEMAを有するアクリル樹脂を使用した方が良いことが分かった。
【0074】
また、比較例5では、主剤としてシクロオレフィンを用いているため、反応が遅く、硬化までに時間が掛かった。また、樹脂自体の色味や二重結合による変色から白色が保てなかった。さらに、導通信頼性も低かった。
【0075】
比較例6、7では、アミン系硬化剤の極性効果によりアルミニウムに接着力を有するものの、湿度に弱く、60℃−90%RH−500時間の環境試験後の導通信頼性が低かった。また、アミンの変色により、白色度が低かった。
【0076】
一方、実施例1〜5は、脂環式エポキシ化合物と、潜在性カチオン硬化剤と、アクリル酸(AA)とメタクリル酸2‐ヒドロキシエチル(HEMA)を有するアクリル樹脂とを配合しているため、光学用途の特性を有し、さらに、酸化膜を有するアルミニウムやITO配線に対し、高い接着力及び優れた導通信頼性を得ることができた。