【文献】
Huawei, HiSilicon,Considerations on DL and UL DCI for CoMP[online], 3GPP TSG-RAN WG1#69 R1-121952,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_69/Docs/R1-121952.zip>,2012年 5月12日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
制御情報フォーマットにおけるX個(Xは3以上の正整数である)のビットの指示方式を確定するための上位層配置シグナリングを受信し、但し、前記X個のビットの指示方式は、X個のビットで前記制御情報における活性化転送モジュールの第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合を指示することを含むことと、
前記上位層配置シグナリングに基づいて、前記制御情報フォーマットを生成することと、を含み、
前記第1種のパラメータ集合が、セル信号転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートの中の少なくとも一つのパラメータを含み、前記第2種のパラメータ集合が、CRSポート数量、CSI−RSパターンの中の少なくとも一つのパラメータを含む制御情報処理方法。
制御情報フォーマットにおけるX個(Xは3以上の正整数である)のビットの指示方式を確定するための上位層配置シグナリングを受信し、但し、前記X個のビットの指示方式は、X個のビットで前記制御情報における活性化転送モジュールの第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合を指示することを含む受信モジュールと、
前記上位層配置シグナリングに基づいて、前記制御情報フォーマットを生成する生成モジュールと、を含み、
前記第1種のパラメータ集合が、セル信号転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートの中の少なくとも一つのパラメータを含み、前記第2種のパラメータ集合が、CRSポート数量、CSI−RSパターンの中の少なくとも一つのパラメータを含む制御情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面を参照しつつ実施例を結合して本発明を説明する。ここで、衝突しない限り、本願の実施例及び実施例に記載の特徴を互いに組み合わせることができる。
【0026】
本実施例において制御情報処理方法を提供し、
図1は本発明の実施例に係わる制御情報処理方法を示すフローチャートで、
図1に示すように、以下のステップを含む。
【0027】
上位層配置シグナリングを受信し(ステップS102)、ここで、当該上位層配置シグナリングは制御情報フォーマット中のX個のビットの指示方式を確定するためのものであって、X個のビットの指示方式は、X個のビット全部で制御情報における活性化転送モジュールの第1種のパラメータ集合を指示することと、X個のビットで制御情報における活性化転送モジュールの第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合(当該第1種のパラメータ集合はセルの信号転送の制御に用いられ、当該第2種のパラメータ集合はセル間の参照信号の干渉制御の制御に用いられる)を指示することの中の少なくとも1つを含み、Xは3以上の正整数である。
上記上位層配置シグナリングに基づいて、制御情報フォーマットを生成する(ステップS104)。
【0028】
上記ステップによると、上位層配置シグナリングに基づいて確定した制御情報フォーマット中のXビットの指示方式は、既存技術において当該Xビットで第1種のパラメータ集合を指示することでセル間の参照信号の干渉制御を支援できない問題が存在する場合に比べ、当該制御情報フォーマット中のXビットが第2種のパラメータ集合を指定するためのビットを更に含み、既存技術におけるセル間の参照信号の干渉制御を支援できない問題を解決できると共に、システムの周波数スペクトルの効率をある程度向上できる。
【0029】
制御情報フォーマットを生成した後、生成した上記制御情報フォーマットをユーザ端末UEへ送信することができる。送信方式はさまざまであるが、例えば、物理制御チャネルを介してUEへ送信することができ、当該物理制御チャネルは通常の物理制御チャネルと強化の物理制御チャネルとを含む。また、他の方式で送信することもでき、上記制御情報フォーマットをUEへ送信できる方式であればすべて本発明に適用できる。
【0030】
上記Xビットの指示方式としてX個のビットで制御情報における活性化転送モジュールの第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合を指示することもさまざまな形態があるが、例えば、X個のビット中のX1個のビットで第1種のパラメータ集合を指示し、Xビット中のX2ビットで第2種のパラメータ集合を指示するか、又は、例えば、X個のビットで第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合からなる組合せを指示することができ、ここで、X=X1+X2であって、X1とX2は1以上の正整数である。どの処理方式を利用しても第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合を指示することができ、具体的な状況に応じて選択することができる。
【0031】
上位層配置シグナリングに基づいて、制御情報フォーマットを生成する際、上位層配置シグナリングに基づいて、指示方式から制御情報フォーマット生成用のX個のビットの指示方式を選択し、選択した上記指示方式に基づいて、制御情報フォーマットを生成することができる。ここで、上記第1種のパラメータ集合は、セル信号転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートの中の少なくとも1つのパラメータを含む。上記第2種のパラメータ集合は、セルアイデンティティ識別子、マルチキャスト・ブロードキャスト−単一周波数ネットワークMB−SFNサブフレーム配置情報、CRSポート数量、チャネル状態情報−参照符CSI−RSパターン、非零電力CSI−RSパターン、零電力CSI−RSパターンの中の少なくとも1つのパラメータを含む。第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合を構成する際に上記パラメータを柔軟に組み合わせることができ、例えば、第1種のパラメータ集合を構成する際にはその中の2つ又は全部の3つのパラメータを選択し、第2種のパラメータ集合を構成する際にはその中の3つの又は3つ以上のパラメータを選択する、例えば、上記第2種のパラメータ集合がセルアイデンティティ識別子、マルチキャスト・ブロードキャスト−単一周波数ネットワークMB−SFNサブフレーム配置情報、CRSポート数量を含むことが好ましい。又は、例えば、上記第2種のパラメータ集合がセルアイデンティティ識別子、マルチキャスト・ブロードキャスト−単一周波数ネットワークMB−SFNサブフレーム配置情報、CRSポート数量、チャネル状態情報−参照符CSI−RSパターンというパラメータを更に含むことができる。
【0032】
本実施例において制御情報処理装置を提供し、当該装置は上記実施例及び好適な実施形態を実現するものであって、説明した部分の説明は省略する。以下の利用される用語「モジュール」は所定の機能を実現できるソフトウェア及び/又はハードウェアの組合せである。以下の実施例に記載の装置をソフトウェアで実現することが望ましいが、ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの組合せによって実現することも可能である。
【0033】
図2は、本発明の実施例に係わる制御情報処理装置の構造を示すブロック図で、
図2に示すように、当該装置は受信モジュール22と、生成モジュール24と、を含み、以下当該装置を説明する。
【0034】
受信モジュール22は上位層配置シグナリングを受信し、ここで、当該上位層配置シグナリングは制御情報フォーマット中のX個のビットの指示方式を確定するためのものであって、X個のビットの指示方式はX個のビットの全部で制御情報における活性化転送モジュールの第1種のパラメータ集合を指示することと、X個のビットで制御情報における活性化転送モジュールの第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合を指示することの中の少なくとも1つを含み、Xは3以上の正整数である。生成モジュール24は、上記受信モジュール22に接続されて、上記上位層配置シグナリングに基づいて、制御情報フォーマットを生成する。
【0035】
図3は、本発明の実施例に係わる制御情報処理装置の好適な構造を示すブロック図で、
図3に示すように、当該装置は
図2に示す全てのモジュールを含む以外、送信モジュール32を更に含み、以下、上記送信モジュール32を説明する。
送信モジュール32は、上記生成モジュール24に接続されて、生成した制御情報フォーマットをユーザ端末UEへ送信する。
【0036】
Xビットの指示方式としてX個のビットで制御情報における活性化転送モジュールの第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合を指示することが、X個のビット中のX1個のビットで第1種のパラメータ集合を指示し、Xビット中のX2ビットで第2種のパラメータ集合を指示することと、又は、X個のビットで第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合からなる組合せを指示することを含むことが好ましく、ここで、X=X1+X2であって、X1とX2は1以上の正整数である。
【0037】
図4は、本発明の実施例に係わる制御情報処理装置中の生成モジュール32の好適な構造を示すブロック図で、
図4に示すように、当該生成モジュール32は、選択ユニット42と、生成ユニット44と、を含み、以下、当該生成モジュール32を説明する。
【0038】
選択ユニット42は、上記上位層配置シグナリングに基づいて、指示方式から制御情報フォーマット生成用のX個のビットの指示方式を選択し、生成ユニット44は上記選択ユニット42に接続されて、選択した指示方式に基づいて、制御情報フォーマットを生成する。
【0039】
上記第1種のパラメータ集合が、セル信号転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートの中の少なくとも1つのパラメータを含むことが好ましい。上記第2種のパラメータ集合が、セルアイデンティティ識別子、マルチキャスト・ブロードキャスト−単一周波数ネットワークMB−SFNサブフレーム配置情報、CRSポート数量、チャネル状態情報−参照符CSI−RSパターン、非零電力CSI−RSパターン、零電力CSI−RSパターンの中の少なくとも1つのパラメータを含むことが好ましい。例えば、上記第2種のパラメータ集合は、セルアイデンティティ識別子、マルチキャスト・ブロードキャスト−単一周波数ネットワークMB−SFNサブフレーム配置情報、CRSポート数量というパラメータを含む。又は、例えば、上記第2種のパラメータ集合は、セルアイデンティティ識別子、マルチキャスト・ブロードキャスト−単一周波数ネットワークMB−SFNサブフレーム配置情報、CRSポート数量、チャネル状態情報−参照符CSI−RSパターンのパラメータを含む。
【0040】
関連技術に下り制御情報がセル間の参照信号の干渉制御を支援しない問題が存在することに対し、本実施例において下り制御シグナリングの処理方法及び装置(又は、制御情報処理方法及び装置と呼ばれる)を提供し、また、当該方法は多層転送を支援する。当該方法によると、現在の下り制御情報のオーバーヘッドを増加させなく、現在の下り制御情報との互換性を保証しつつ、下り制御情報がセル間の参照信号の干渉制御を支援できる。
【0041】
本実施例に提供される下り制御シグナリングの処理方法は、基地局(eNodeB)が下り制御情報フォーマットを生成するステップを含み、ここで、多入力多出力(MIMO)データ転送の場合、上位層配置シグナリングに基づいて、上記下り制御情報フォーマットにおいて、Xビットを用いて活性化の転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化と上位層配置シグナリングに定義された2つの第2種のパラメータ集合中の異なる第2種のパラメータ集合を指示する。ここで、Xは3以上の正整数である。基地局は、上記下り制御情報フォーマットを物理制御チャネルを介して端末UEへ送信することができる。上記上位層配置指示シグナリングは、2種類の下り制御シグナリングのXビットの異なる指示方法の選択に用いられる。異なる指示方法が異なる表現形態をとることができる。
【0042】
例えば、第1種指示方式は、当該xビットが転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化のみを指示する方式であって、第2種指示方式は、当該Xビットがx1ビットとx2ビットの2つの部分を含み、x1ビットで転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化を指示し、x2ビットは2
X2個の第2種のパラメータ集合から1つの第2種のパラメータ集合を選択するに用いられ、また、上位層配置シグナリングにより当該2
X2個の第2種のパラメータ集合が定義される。ここで、x=x1+x2であって、x1とx2は1以上の正整数である。
【0043】
又は、例えば、第1種指示方式は、当該xビットが転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化のみを指示する方式であって、第2種指示方式は、当該xビットが2
x個の状態を含み、2
X1個の状態で転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化を指示し、2
X2個の状態が2
X2個の第2種のパラメータ集合から1つの第2種のパラメータ集合を選択するに用いられ、また、上位層配置シグナリングにより当該2
X2個の第2種のパラメータ集合が定義される。ここで、x=x1+x2であって、x1とx2は1以上の正整数である。
【0044】
第1種のパラメータ集合のジョイント符号化が1つ又は2つの転送モジュールの活性化に対応する場合、転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートの中の2つ又は3つの情報にジョイント符号化を行うことを指示することが好ましい。第2種のパラメータ集合は、セルアイデンティティ識別子Cell−ID、CRSポート数量、MB−SFNサブフレームの配置情報の中の少なくとも1つのパラメータを含む。
【0045】
当該第2種のパラメータ集合は、CRSパターン、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、CSI−RSパターンを含む。又は、例えば、当該第2種のパラメータ集合は、CRSパターン、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、非零電力CSI−RSパターン、零電力CSI−RSのビットパターンを含む。
【0046】
本実施例においてさらに、下り制御シグナリングの処理装置を提供し、進化したノードBに応用されるものであって、下り制御情報フォーマット生成モジュール(上記生成モジュールの機能に相当)と下り制御情報送信モジュール(上記送信モジュールの機能に相当)とを含む。当該行制御情報フォーマット生成モジュールは下り制御情報フォーマットを生成し、多入力多出力(MIMO)データ転送を行う場合、上位層配置シグナリングに基づいて、上記下り制御情報フォーマットにおいて、xビットで活性化の転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化と異なる第2種のパラメータ集合を指示する。ここで、xは1より大きい正整数である。当該下り制御情報送信モジュールは当該下り制御情報フォーマットを物理制御チャネルを介して端末UEへ送信する。当該上位層配置シグナリングは、2種類の下り制御シグナリングのxビットの異なる指示方法の選択に用いられる:
【0047】
例えば、第1種指示方式は、当該xビットで転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化のみを指示する方式であって、第2種指示方式は、当該xビットがx1ビットとx2ビットの2つの部分を含みx1ビットで転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化を指示し、x2ビットは2
X2個の第2種のパラメータ集合から1つの第2種のパラメータ集合の選択に用いられ、また、上位層配置シグナリングにより上記2
X2個の第2種のパラメータ集合が定義される。ここで、x=x1+x2であって、x1とx2は1以上の正整数である。
【0048】
又は、例えば、第1種指示方式は、当該xビットで転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化のみを指示する方式であって、第2種指示方式は、当該xビットが2
x個の状態を含み、2
X1個の状態で転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化を指示し、2
X2個の状態が2
X2個の第2種のパラメータ集合から1つの第2種のパラメータ集合の選択に用いられ、また、上位層配置シグナリングにより当該2
X2個の第2種のパラメータ集合が定義される。ここで、x=x1+x2であって、x1とx2は1以上の正整数である。
【0049】
第1種のパラメータ集合のジョイント符号化が1つ又は2つの転送モジュールの活性化に対応する場合、転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートの中の少なくとも1つの情報にジョイント符号化を行うことを指示することが好ましい。第2種のパラメータ集合は、セルアイデンティティ識別子Cell−ID、CRSポート数量、MB−SFNサブフレームの配置情報の中の少なくとも1つのパラメータを含む。第2種のパラメータ集合は、CRSパターン、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、CSI−RSパターンを含み、又は、例えば、第2種のパラメータ集合はCRSパターン、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、非零電力CSI−RSパターン、零電力CSI−RSのビットパターンを含む。
【0050】
上記実施例及び好適な実施形態によると、上記下り制御シグナリングを介して、多入力多出力(MIMO)データ転送時に異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化と異なる第2種セルのパラメータを指示することによって、多地点協調転送時の異なるセル間の参照信号の干渉制御を有効に支援できる。
【0051】
上記実施例及び好適な実施形態に提供される下り制御情報の処理方法及び装置によると、関連技術においてLTEのバージョン10で複数のセル間の参照信号の干渉制御を支援しない問題に対し、本発明の実施例によると下り制御情報の処理方法及び装置を提供し、下り制御情報フォーマット中の1つの指示シグナリングで、活性化の転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化と異なる第2種のパラメータ集合を指示し、また、第2種のパラメータ集合は主に参照信号パラメータを含み、多地点協調を支援する転送を実現する。そして、同一のシグナリングが最高総層数が8であるシングルユーザMIMO転送とマルチユーザMIMO転送及び多地点協調COMP転送を支援し、シグナリングのオーバーヘッドを増加させず、現在の下り制御情報との互換性を保証しつつ、セル間の参照信号の干渉制御を有効に支援し、システムの周波数スペクトルの効率を有効に向上させる。
図5は、本発明の実施例に係わる下り制御シグナリング処理方法を示すフローチャートで、
図5に示すように、以下のステップを含む。
ステップS502において、基地局(eNodeB)は、下り制御情報フォーマットを生成する。
【0052】
ここで、多入力多出力(MIMO)データ転送の場合、上位層配置シグナリングに基づいて、当該下り制御情報フォーマットにおいてxビットで活性化の転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化と上位層配置シグナリングに定義された2つの第2種のパラメータ集合中の異なる第2種のパラメータ集合を指示する。ここで、Xは3以上の正整数である。
ステップS504において、基地局は、上記下り制御情報フォーマットを物理制御チャネルを介して端末UEへ送信する。
【0053】
第1種のパラメータ集合のジョイント符号化が1つ又は2つの転送モジュールの活性化に対応する場合、転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートの中の2つの又は3つの情報にジョイント符号化を行うことを指示することが好ましい。第2種のパラメータ集合は、セルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、セルアイデンティティ、CSI−RSパターン、非零電力CSI−RSのビットパターンの中の少なくとも1つのパラメータを含む。
【0054】
例えば、当該第2種のパラメータ集合は、セルアイデンティティ識別子、CRSポート数量、MB−SFNサブフレームの配置情報を含み、又は、例えば、、当該第2種のパラメータ集合は、セルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、CSI−RSパターンを含み、更に、例えば、当該第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、非零電力CSI−RSパターン、零電力CSI−RSのパターンを含む。
【0055】
ここで、上記パイロット情報がパイロット図案及び/又はパイロットモードを含むことができる。パイロット図案とパイロットモードは等価なものであって、パイロット図案は唯一のパイロットモードに対応し、対応するパイロットモードによってパイロット図案を確定できる。
【0056】
図6は、本発明の実施例に係わる下り制御シグナリング処理装置の構造を示すブロック図で、
図6に示すように、当該装置は進化したノードBに応用され、下り制御情報フォーマット生成モジュール62と、下り制御シグナリング送信モジュール64と、を含む。当該下り制御情報フォーマット生成モジュール62は、下り制御情報フォーマットを生成し、多入力多出力(MIMO)データ転送の場合、上位層配置シグナリングに基づいて、上記下り制御情報フォーマットにおいてxビットで活性化の転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化と異なる第2種のパラメータ集合を指示する。ここで、xは3以上の正整数である。下り制御シグナリング送信モジュール64は、上記下り制御情報フォーマットを物理制御チャネルを介して端末UEへ送信する。
【0057】
上位層配置シグナリングが一番目の上位層配置指示シグナリングを含み、当該一番目の上位層配置指示シグナリングが2種類の下り制御シグナリングのxビットの異なる指示方法の選択に用いられることが好ましい。
【0058】
例えば、第1種指示方式は、当該xビットで転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化のみを指示する方式であって、第2種指示方式は、当該xビットがx1ビットとx2ビットの2つの部分を含み、x1ビットで転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化を指示し、x2ビットは2
X2個の第2種のパラメータ集合から1つの第2種のパラメータ集合の選択に用いられ、また、上位層配置シグナリングによって前記2
X2個の第2種のパラメータ集合が定義される。ここで、x=X1+x2であって、x1とx2は1より大きい正整数である。
【0059】
又は、例えば、第1種指示方式は、当該xビットで転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化のみを指示する方式であって、第2種指示方式は、当該xビットが2x個の状態を含み、2
X1個の状態は転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化を指示し、2
X2個の状態は2
X2個の第2種のパラメータ集合から1つの第2種のパラメータ集合の選択に用いられ、また、上位層配置シグナリングによって前記2
X2個の第2種のパラメータ集合が定義される。ここで、x=x1+x2であって、x1とx2は1より大きい正整数である
【0060】
第1種のパラメータ集合のジョイント符号化が1つ又は2つの転送モジュールの活性化に対応する場合、転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートの中の2つの又は3つの情報にジョイント符号化を行うことを指示することが好ましい。第2種のパラメータ集合は少なくとも、セルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、セルアイデンティティ、CSI−RSパターン、非零電力CSI−RSのビットパターンの中の1つ又は複数のパラメータを含む。
【0061】
例えば、当該第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、CRSポート数量、MB−SFNサブフレームの配置情報を含み、又は、例えば、第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、CSI−RSパターンを含み、又は、例えば、第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、非零電力CSI−RSパターン、零電力CSI−RSのパターンを含む。
以下、具体的な実施形態を結合して本発明の実施例を説明する。
【0062】
ここで、以下の実施例及び好適な実施形態に記載の各種の対応関係(例えば、表中のジョイント符号化後のインテックスと具体的な属性との対応関係、アンテナポートと層数との対応関係、層のインテックスとパイロット図案との対応関係)は当該唯一の対応関係に限定されず、即ち、その順序を任意に交換して組み合わせることができ、ただ逐一対応すればよい。具体的に、1つのジョイント符号化後のインテックスは唯一の具体的な属性に対応し、1つの具体的な属性は唯一のジョイント符号化後のインテックスに対応する。以下の実施例及び好適な実施形態において可能の1種類の対応関係を示し、具体的な属性の状態が一致するのであれば、本発明の保護範囲に含まれる。
【0063】
実施例1:
本実施例において下り制御シグナリングの処理方法を提供し、基地局(eNodeB)が下り制御情報フォーマットを生成するステップを含み、ここで、多入力多出力(MIMO)データ転送の場合、上位層配置シグナリングに基づいて、当該下り制御情報フォーマットにおいてx=3ビットで活性化の転送モジュールが1又は2である時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化と上位層配置シグナリングにより定義された2つの第2種のパラメータ集合中の異なる第2種のパラメータ集合を指示する。その後、基地局は上記下り制御情報フォーマットを物理制御チャネルPDCCHと/又はePDCCHを介して端末UEへ送信する。
【0064】
上記上位層配置シグナリングは2種類の下り制御シグナリング中のxビットの異なる指示方式を選択するに用いられる。例えば、上位層配置シグナリングが0である場合、第1種方式Aを選択し、上位層配置シグナリングが1である場合、第2種方式Bを選択する。又は、上位層配置シグナリングがある場合、第1種方式Aを選択し、当該上位層配置シグナリングがない場合には第2種方式Bを選択する。
以下、上記第1種方式Aと第2種方式Bをそれぞれ説明する。
【0065】
第1種指示方式Aの場合、x=3ビットが転送モジュールの数量が1又は2である時の第1種のパラメータ集合のジョイント符号化のみを指示し、表1は、本発明の実施例に係わるXビットが支援する少なくとも8層転送の第1類パラメータのジョイント符号化表で、表1に示すとおりである。
【0067】
第2種指示方式Bの場合、当該x=3ビットがx1=2ビットとx2=1ビットの2つの部分を含み、表2は、本発明の実施例に係わるx1=2ビットが支援する少なくとも4層の転送のジョイント符号化表で、表2に示す通りであって、x1=2ビットは転送モジュールの数量が1又は2である時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化を指示する。表3は、本発明の実施例に係わるx2=1ビットが支援する少なくとも4層の転送のジョイント符号化表で、表3に示す通りであって、x2=1ビットは2つの第2種のパラメータ集合から1つの第2種のパラメータ集合を選択するに用いられ、また、上位層配置シグナリングによって当該2つの第2種のパラメータ集合が定義される。
【0070】
上記表1と表2において、第1種のパラメータ集合のジョイント符号化が1つ又は2つの転送モジュールの活性化に対応する場合、情報中の2つの又は3つの情報にジョイント符号化を行うことを指示する。
3つの情報のジョイント符号化を行う時に第1種のパラメータ集合は転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートを含み、
2つの情報のジョイント符号化を行う時に第1種のパラメータ集合は転送の層数とアンテナポートを含む。
【0071】
表3において、第2種のパラメータ集合は、少なくとも、セルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報
、CSI−RSパターン、非零電力CSI−RSのビットパターンの中の1つ又は複数のパラメータを含む。
【0072】
例えば、上記第2種のパラメータ集合は、セルアイデンティティ識別子、CRSポート数量、MB−SFNサブフレームの配置情報を含み、又は、例えば、上記第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、CSI−RSパターンを含み、更に、例えば、上記第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、非零電力CSI−RSパターン、零電力CSI−RSのパターンを含む。
【0073】
実施例2
本実施例において下り制御シグナリングの処理方法を提供し、基地局(eNodeB)が下り制御情報フォーマットを生成するステップを含み、ここで、多入力多出力(MIMO)データ転送の場合、上位層配置シグナリングに基づいて、当該下り制御情報フォーマットにおいて、x=3ビットで活性化の転送モジュールが1又は2である時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化と上位層配置シグナリングによって定義された2つの第2種のパラメータ集合中の異なる第2種のパラメータ集合を指示する。その後、基地局は上記下り制御情報フォーマットを物理制御チャネルPDCCH又はePDCCHを介して端末UEへ送信する。
【0074】
同様に、上記上位層配置シグナリングは2種類の下り制御シグナリング中の前記xビットの異なる指示方式を選択するに用いられる。例えば、当該上位層配置シグナリングが0である場合、第1の方式Aを選択し、上位層配置シグナリングが1である場合、第2種方式Bを選択する。又は、上記上位層配置シグナリングがある場合には第1種方式Aを選択し、上記の上位層配置シグナリングがない場合には第2の方式Bを選択する。
以下、上記第1種方式Aと第2種方式Bをそれぞれ説明する。
【0075】
第1種指示方式Aの場合、表1に示すように、当該x=3ビットで転送モジュールの数量が1又は2である時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化のみを指示し、第2種指示方式Bの場合、当該x=3ビットは8つの状態を含み、表4は本発明の実施例に係わるxビットが支援する少なくとも8層転送の第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合のジョイント符号化表で、表4に示す通りであって、転送モジュールが1又は2である時の異なる第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合の選択情報のジョイント符号化を指示する。
【0077】
上記表1において、第1種のパラメータ集合のジョイント符号化が1つ又は2つの転送モジュールの活性化に対応する場合、以下の情報中の2つの又は3つの情報にジョイント符号化を行うことを指示する。
3つの情報のジョイント符号化を行う場合には第1種のパラメータ集合は転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートを含み、
2つの情報のジョイント符号化を行う場合には第1種のパラメータ集合は転送の層数とアンテナポートを含む。
【0078】
上記表4において、第2種のパラメータ集合は少なくとも、セルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報
、CSI−RSパターン、非零電力CSI−RSのビットパターンの中の1つ又は複数のパラメータを含む。
【0079】
例えば、当該第2種のパラメータ集合は、セルアイデンティティ識別子、CRSポート数量、MB−SFNサブフレームの配置情報を含み、又は、例えば、当該第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、CSI−RSパターンを含み、更に、例えば、当該第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、非零電力CSI−RSパターン、零電力CSI−RSのパターンを含む。
【0080】
実施例3:
本実施例において下り制御シグナリングの処理装置を提供し、進化したノードBに応用されるものであって、下り制御情報フォーマット生成モジュールと下り制御シグナリング送信モジュールとを含む。当該下り制御情報フォーマット生成モジュールは下り制御情報フォーマットを生成し、多入力多出力(MIMO)データ転送の場合、上位層配置シグナリングに基づいて、上記下り制御情報フォーマットにおいて、xビットで活性化の転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化と異なる第2種のパラメータ集合を指示する。ここで、xは3以上の正整数である。下り制御シグナリング送信モジュールは上記下り制御情報フォーマットを物理制御チャネルを介して端末UEへ送信する。
【0081】
上記上位層配置シグナリングが2種類の下り制御シグナリング中の前記xビットの異なる指示方式を選択するに用いられることが好ましい。例えば、上位層配置シグナリングが0である場合、第1の方式Aを選択し、上位層配置シグナリングが1である場合、第2種方式Bを選択する。又は、当該上位層配置シグナリングがある場合には第1種方式Aを選択し、当該上位層配置シグナリングがない場合には第2の方式Bを選択する。
【0082】
第1種指示方式Aの場合、当該x=3ビットは転送モジュールの数量が1又は2である時の第1種のパラメータ集合のジョイント符号化のみを指示し、上記表1に示すとおりである。
【0083】
第2種指示方式Bの場合、当該x=3ビットはx1=2ビットとx2=1ビットの2つの部分を含み、上記表2に示す通りであって、x1=2ビットは転送モジュールの数量が1又は2である時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化を指示し、上記表3に示すとおりであって、x2=1ビットは2つの第2種のパラメータ集合から1つの第2種のパラメータ集合を選択するに用いられ、また、上位層配置シグナリングによって当該2つの第2種のパラメータ集合が定義される。
【0084】
上記表1と表2において、第1種のパラメータ集合のジョイント符号化が1つ又は2つの転送モジュールの活性化に対応する場合、以下の情報の中の2つの又は3つの情報にジョイント符号化を行うことを指示する。
3つの情報のジョイント符号化を行う時に第1種のパラメータ集合は転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートを含み、
2つの情報のジョイント符号化を行う時に第1種のパラメータ集合は転送の層数とアンテナポートを含む。
【0085】
上記表3において、当該第2種のパラメータ集合は少なくとも、セルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報
、CSI−RSパターン、非零電力CSI−RSのビットパターンの中の1つ又は複数のパラメータを含む。
【0086】
例えば、第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、CRSポート数量、MB−SFNサブフレームの配置情報を含み、又は、例えば、第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、CSI−RSパターンを含み、更に、例えば、第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、非零電力CSI−RSパターン、零電力CSI−RSのパターンを含む。
【0087】
実施例4
本実施例において下り制御シグナリングの処理装置を提供し、進化したノードBに応用されるものであって、下り制御情報フォーマット生成モジュールと下り制御シグナリング送信モジュールとを含む。当該下り制御情報フォーマット生成モジュールは下り制御情報フォーマットを生成し、多入力多出力(MIMO)データ転送の場合、上位層配置シグナリングに基づいて、上記下り制御情報フォーマットにおいて、xビットで活性化の転送モジュールの数量が異なる時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化と異なる第2種のパラメータ集合を指示する。ここで、xは3以上の正整数である。下り制御シグナリング送信モジュールは上記下り制御情報フォーマットを物理制御チャネルを介して端末UEへ送信する。
【0088】
上記上位層配置シグナリングは2種類の下り制御シグナリング中の前記xビットの異なる指示方式の選択に用いられる。例えば、上記上位層配置シグナリングが0である場合、第1の方式Aを選択し、上位層配置シグナリングが1である場合、第2種方式Bを選択する。又は、上記上位層配置シグナリングがある場合、第1種方式Aを選択し、上記上位層配置シグナリングがない場合、第2の方式Bを選択する。
【0089】
第1種指示方式Aの場合、上記表1に示すように、当該x=3ビットは転送モジュールの数量が1又は2である時の異なる第1種のパラメータ集合のジョイント符号化のみを指示し、第2種指示方式Bの場合、当該x=3ビットは8つの状態を含み、上記表4に示すとおりであって、転送モジュールが1又は2である時の異なる第1種のパラメータ集合と第2種のパラメータ集合の選択情報のジョイント符号化を指示する。
【0090】
上記表1において、第1種のパラメータ集合のジョイント符号化が1つ又は2つの転送モジュールの活性化に対応する場合、以下の情報の中の2つの又は3つの情報にジョイント符号化を行うことを指示する。
3つの情報のジョイント符号化を行う時に第1種のパラメータ集合は転送の層数、スクランブル識別子、アンテナポートを含み、
2つの情報のジョイント符号化を行う時に第1種のパラメータ集合は転送の層数とアンテナポートを含む。
【0091】
上記表4において、第2種のパラメータ集合は少なくとも、セルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報
、CSI−RSパターン、非零電力CSI−RSのビットパターンの中の1つ又は複数のパラメータを含む。
【0092】
例えば、上記第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、CRSポート数量、MB−SFNサブフレームの配置情報を含み、又は、例えば、上記第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、CSI−RSパターンを含み、更に、例えば、上記第2種のパラメータ集合はセルアイデンティティ識別子、送信アンテナ数量(CRSポート数量)、MB−SFNサブフレームの配置情報、非零電力CSI−RSパターン、零電力CSI−RSのパターンを含む。
【0093】
実施例5
上記実施例と好適な実施形態で説明した方法が、下り制御シグナリングを介して2
X2個の第2種のパラメータ集合(例えば、上記実施例に記載の2つの第2種のパラメータ集合)から1つの第2種のパラメータ集合を選択するステップを更に含むことができる。上位層が如何に上記2
X2個の第2種のパラメータ集合を定義するかについて、以下、好適な実施形態を提供し、ここで、上位層が他の同等方式で定義した2
X2個の第2種のパラメータ集合も本発明に応用できる。
【0094】
ネットワーク側において、上位層がM個の候補の第2種のパラメータ集合を定義し、また、M個の候補の第2パラメータ集合から2
X2個の第2種のパラメータ集合を選択するに用いるように、1つのUEに2
X2個のインテックスを配置する。M個の候補の第2パラメータ集合から2
X2個の第2種のパラメータ集合を選択した後、ネットワーク側は下り制御シグナリングを端末へ送信し、ここで、当該下り制御シグナリングは1つのドメインを含み、当該ドメインを構成するX個のビット中のX1個のビットは上記第1種のパラメータ集合を指示し、Xビット中のX2ビットは上記第2種のパラメータ集合を指示する。
【0095】
ここで、上記上位層を介してM個の候補の第2パラメータ集合から2
X2個の第2種のパラメータ集合を選択し、その後、制御シグナリングによって2
X2個の第2種のパラメータ集合中の1つの第2種のパラメータ集合を指示する方法実施例は対応する装置にも適用するので、上記実施例及び好適な実施形態によって、ネットワーク側は半静態的にM個の候補の第2種のパラメータ集合から2
X2個の第2種のパラメータ集合を選択した後、動的に2
X2個の第2種のパラメータ集合から1つの第2種のパラメータ集合を選択することができ、半静態的な選択と動的な選択を結合する方式で当該第2種のパラメータ集合を確定することによって、セル間の参照信号CRSの干渉をできる限り避けることができる。
【0096】
そして、上記実施例及び好適な実施形態中の各状態とシグナリングビット値との間の関係は任意に置換でき、上記各状態と同じ記述であれば本発明の範囲に含まれる。
【0097】
当業者にとって、上記の本発明の各ブロック又は各ステップは共通の計算装置によって実現することができ、単独の計算装置に集中させることができれば、複数の計算装置から構成されるネットワークに分布させることもでき、さらに計算装置が実行可能なプログラムのコードによって実現することもできるので、それらを記憶装置に記憶させて計算装置によって実行することができ、又は夫々集積回路ブロックに製作し、又はそれらにおける複数のブロック又はステップを単独の集積回路ブロックに製作して実現することができることは明らかなことである。このように、本発明は如何なる特定のハードウェアとソフトウェアの結合にも限定されない。
【0098】
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば本発明に様々な修正や変形が可能である。本発明の精神や原則内での如何なる修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。