【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 <<特許メモ>> 参考文献には「前記基準地点は、前記第1領域内における前記入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点である」ことが記載も示唆もされていない。
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2入力が終わった後、前記基準地点と対応する地点を、前記第1領域内における前記入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点に更新する段階をさらに含む、請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の表示制御方法。
前記制御部は、前記基準地点と、前記第2入力に対応する入力地点との相対的位置関係;及び前記入力基準オブジェクトの現在位置と、前記入力基準オブジェクトの変更位置との相対的位置関係;が対応するように、前記第1領域内における前記入力基準オブジェクトの位置を、前記変更位置に変更する、請求項9に記載の表示制御装置。
前記入力部による前記第2入力の取得が終わった場合、前記制御部は、前記基準地点と対応する地点を、前記第1領域内における前記入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点に更新する、請求項9ないし12のうちいずれか1項に記載の表示制御装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、前述の問題点を解決するためのものであり、入力基準オブジェクトの移動正確度を向上させる方法、装置及びコンピュータプログラムを提供することである。
【0007】
本発明が解決しようとする課題はまた、入力基準オブジェクトの操作のためのインターフェースを提供する方法、装置及びコンピュータプログラムを提供することである。
【0008】
本発明が解決しようとする課題はまた、さらに簡便であって直観的に、入力基準オブジェクトを移動させることができる方法、装置及びコンピュータプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態による表示制御方法は、表示部上に表示された第1領域に対するユーザの第1入力を取得する段階と、前記第1入力に基づいて、前記第1領域内の入力基準オブジェクトをアクティブ化する段階と、前記第1入力に基づいて、前記表示部上の第2領域に、前記入力基準オブジェクトの操作のためのインターフェースを表示する段階と、前記インターフェースに対するユーザの第2入力を取得する段階と、前記第2入力に基づいて、前記第1領域内での前記入力基準オブジェクトの位置を変更する段階と、を含んでよい。
【0010】
前記インターフェースを表示する段階は、前記第2領域内のいずれか1つの地点を基準地点として設定し、前記基準地点は、前記第1領域内での前記入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点であってよい。
【0011】
前記入力基準オブジェクトの位置を変更する段階は、前記基準地点と、前記第2入力に対応する入力地点との相対的位置関係;及び前記入力基準オブジェクトの現在位置と、前記入力基準オブジェクトの変更位置との相対的位置関係;が対応するように、前記第1領域内での前記入力基準オブジェクトの位置を、前記変更位置に変更することができる。
【0012】
前記インターフェースは、前記入力基準オブジェクトの位置変更のための、一方向に沿って延びているスライダー(slider)、及び前記基準地点または前記第2入力に対応する入力地点に表示されるものであり、前記スライダー上に表示されるノブ(knob)を含んでよい。
【0013】
前記第2入力は、連続する1以上の入力を含み、前記1以上の入力のうち少なくとも一つは、前記ノブに対する入力であってよい。
【0014】
本発明の一実施形態による表示制御方法は、前記第2入力が終わった後、前記基準地点と対応する地点を、前記第1領域内での前記入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点に更新する段階をさらに含んでもよい。
【0015】
本発明の他の実施形態によれば、前記第1領域内において、前記入力基準オブジェクトの位置は、二次元空間上で変更され、前記インターフェースは、前記入力基準オブジェクトの位置変更のための二次元平面、及び前記基準地点または前記第2入力に対応する入力地点に表示されるものであり、前記二次元平面上に表示されるノブを含んでよい。
【0016】
本発明の一実施形態による表示制御方法は、前記第1領域において、前記の変更された位置に前記入力基準オブジェクトを表示する段階をさらに含んでもよい。
【0017】
前記第1領域は、テキストが入力されるテキストボックスであり、前記第1入力は、前記テキストボックスの少なくとも一部に対するタップ、クリック及びタッチのうちいずれか一つであってよい。
【0018】
本発明の一実施形態による表示制御装置は、1以上の領域を含む画面を表示する表示部と、前記表示部上に表示された1以上のオブジェクトに対するユーザの入力を取得する入力部と、前記入力部が、前記表示部上に表示された第1領域に対するユーザの第1入力を取得した場合、前記第1領域内の入力基準オブジェクトをアクティブ化し、前記表示部上の第2領域に、前記入力基準オブジェクトの操作のためのインターフェースを表示し、前記入力部が、前記表示部上に表示された前記インターフェースに対するユーザの第2入力を取得した場合、前記第2入力に基づいて、前記第1領域内における前記入力基準オブジェクトの位置を変更する制御部と、を含んでよい。
【0019】
前記制御部は、前記第2領域内のいずれか1つの地点を基準地点として設定し、前記基準地点は、前記第1領域内における前記入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点であってよい。
【0020】
前記制御部は、前記基準地点と、前記第2入力に対応する入力地点との相対的位置関係;及び前記入力基準オブジェクトの現在位置と、前記入力基準オブジェクトの変更位置との相対的位置関係;が対応するように、前記第1領域内における前記入力基準オブジェクトの位置を、前記変更位置に変更することができる。
【0021】
前記制御部は、前記第1領域内において、1つの軸に沿って前記入力基準オブジェクトの位置を変更し、前記インターフェースは、前記入力基準オブジェクトの位置変更のための、一方向に沿って延びているスライダー、及び前記基準地点または前記第2入力に対応する入力地点に表示されるものであり、前記スライダー上に表示されるノブを含んでよい。
【0022】
前記入力部は、連続する1以上の入力を含む第2入力を取得し、前記1以上の入力のうち少なくとも一つは、前記ノブに対する入力であってよい。
【0023】
前記制御部は、前記入力部による前記第2入力の取得が終わった場合、前記基準地点と対応する地点を、前記第1領域内における前記入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点に更新することができる。
【0024】
本発明の他の実施形態によれば、前記制御部は、前記第1領域内において、二次元空間上で前記入力基準オブジェクトの位置を変更し、前記インターフェースは、前記入力基準オブジェクトの位置変更のための二次元平面、及び前記基準地点または前記第2入力に対応する入力地点に表示されるものであり、前記二次元平面上に表示されるノブを含んでよい。
【0025】
前記制御部は、前記第1領域において、前記の変更された位置に前記入力基準オブジェクトを表示する。
【0026】
本発明の一実施形態によるコンピュータを利用して方法を実行させるために、記録媒体に保存されたコンピュータプログラムは、表示部上に表示された第1領域に対するユーザの第1入力を取得する段階と、前記第1入力に基づいて、前記第1領域内の入力基準オブジェクトをアクティブ化する段階と、前記第1入力に基づいて、前記表示部上の第2領域に、前記入力基準オブジェクトの操作のためのインターフェースを表示する段階と、前記インターフェースに対するユーザの第2入力を取得する段階と、前記第2入力に基づいて、前記第1領域内における前記入力基準オブジェクトの位置を変更する段階と、をコンピュータに実行させてよい。
【0027】
前述したもの以外の他の側面、特徴、利点が、以下の図面、特許請求の範囲、及び発明の詳細な説明から明確になるであろう。
【発明の効果】
【0028】
本発明の実施形態は、入力基準オブジェクトが表示される領域と、かような入力基準オブジェクトの位置を変更するためのインターフェースが表示される領域とを、分けられた領域に表示することにより、さらに簡便な操作で、正確に入力基準オブジェクトを、所望地点に位置させることができる。
【0029】
本発明の実施形態はまた、入力基準オブジェクトの移動正確度を向上させることができ、さらに簡便であって直観的に、入力基準オブジェクトを移動させることができる。
【0030】
本発明の実施形態はさらに、ユーザ端末の操作性を向上させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明は、多様な変更を加えることができ、さまざまな実施形態を有することができるが、特定の実施形態を図面に例示し、詳細な説明によって詳細に説明する。本発明の効果、特徴、及びそれらを達成する方法は、図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば、明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、多様な形態で具現化されるものである。
【0033】
以下、添付された図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明するが、図面を参照して説明するとき、同一であるか、あるいは対応する構成要素は、同一の符号を付し、それについての重複説明は省略する。
【0034】
以下の実施形態において、第1、第2のような用語は、限定的な意味ではなく、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的で使用されている。以下の実施形態において、単数の表現は、文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。以下の実施形態において、「含む」または「有する」というような用語は、明細書に記載された特徴または構成要素が存在するということを意味するものであり、1以上の他の特徴または構成要素が付加される可能性をあらかじめ排除するものではない。図面では、説明の便宜のために、構成要素の大きさが誇張または縮小されていることがある。例えば、図面に示された各構成の大きさ及び形態は、説明の便宜のために任意に示されており、本発明は、必ずしも図示されたものに限定されるものではない。
【0035】
図1は、本発明の一実施形態による表示制御方法が実行されるユーザ端末100の構成を示した図面である。
【0036】
ユーザ端末100は、パソコン(PC:personal computer)であってもよいし、携帯端末であってもよい。
図1では、ユーザ端末100が携帯端末であり、表示部110を含むスマートフォンとして図示されているが、本発明の思想は、それに限定されるものではない。
【0037】
図2を参照すると、本発明の一実施形態によるユーザ端末100は、表示部110、制御部120及びメモリ130を含んでよい。
【0038】
一実施形態による表示部110は、制御部120が生成した電気信号に応じて、図形、文字、またはそれらの組み合わせを表示する表示装置を意味する。例えば、表示部110は、CRT(cathode ray tube)、LCD(liquid crystal display)、PDP(plasma display panel)及びOLED(organic light emitting diode)のうちいずれか一つで構成されるが、本発明の思想は、それに限定されるものではない。
【0039】
表示部110は、ユーザの入力を取得することができる入力手段を具備することができる。例えば、表示部110は、ユーザのタッチ座標を判別し、電気的信号に変換するディジタイザ(digitizer)をさらに具備し、表示装置に表示される画面によるユーザの入力を取得することができる。言い換えれば、表示部110は、タッチパネルを具備したタッチスクリーンであってよい。この場合、タッチパネルは、ユーザのタッチ座標だけではなく、タッチ圧力をさらに判別し、電気的信号に変換することができる。
【0040】
ただし、このような入力手段は、表示部110と別途に具備されてもよいということは言うまでもない。例えば、入力手段は、表示部110と別途に具備されるキーボード、マウス、トラックボール、マイク及びボタンのうちいずれか一つであってもよい。
【0041】
以下では、表示部110が、ユーザのタッチの有無及びタッチ圧力を判別することができる入力手段を具備するタッチスクリーンであるということを前提に説明するが、本発明は、それに限定されるものではない。
【0042】
一実施形態による制御部120は、プロセッサのように、データを処理することができる全種の装置を含んでよい。ここで、「プロセッサ」は、例えば、プログラム内に含まれるコードまたは命令によって表現された機能を実行するために、物理的に構造化された回路を有する、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置を意味する。このようなハードウェアに内蔵されたデータ処理装置の例としては、マイクロプロセッサ、中央処理装置(CPU:central processing unit)、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)などの処理装置を網羅することができるが、本発明の範囲は、それらに限定されるものではない。
【0043】
一実施形態によるメモリ130は、ユーザ端末100が処理するデータ、命令、プログラム、プログラムコードまたはそれらの組み合わせなどを、一時的または永久的に保存する機能を実行する。メモリ130は、磁気記録媒体またはフラッシュ記録媒体を含んでよいが、本発明の範囲は、それらに限定されるものではない。
【0044】
図面には図示されていないが、本発明の一実施形態によるユーザ端末100は、通信部を含んでもよい。このような通信部は、他のネットワーク装置との間で、有線/無線接続を介して、制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置であってよいが、本発明の範囲は、それに限定されるものではない。
【0045】
一実施形態による制御部120は、表示部110上に表示された第1領域に対するユーザの第1入力を取得することができる。
【0046】
本発明において、「表示部上に表示された領域」のようなある「領域」は、1つの表示部110上において、コンテンツ及び操作インターフェースなどが表示される分けられた領域を意味することもできる。
【0047】
一方、本発明において、「ある領域に対する入力」は、表示部110に、当該領域が表示された位置、または表示されたと認めることができる位置に対する入力を意味する。
【0048】
前述のように、本発明において、表示部110は、タッチスクリーンを意味するので、第1入力、そして以下で説明する第2入力などは、タッチスクリーン上で行われるユーザの入力を意味する。
【0049】
また、かような入力は、単純なタッチ入力、複数の互いに異なるタッチ圧力を含む入力、一方向に既設定の所定速度以上で移動する入力、既設定の時間以内に、複数の入力が反復される入力、及び既設定の時間以上の間持続される入力のうちいずれか一つであってよい。
【0050】
本発明において、「第1領域」は、ユーザがその内容を編集しようとする対象領域を意味する。例えば、第1領域は、ウェブアドレスを入力するアドレスウィンドウのようなテキストボックスであってよく、ユーザは、第1領域に対する第1入力を実行することによりテキストボックスに対する内容の編集を開始することができる。ここで、このような編集は、テキストの追加、修正及び削除などを意味する。ただし、それらは、例示的なものであり、本発明の思想は、それらに限定されるものではなく、テキスト以外に、キャラクタ、イメージ及び動画を含む領域も、本発明の第1領域になるということは自明である。
【0051】
一実施形態による制御部120は、取得された第1入力に基づいて、第1領域内の入力基準オブジェクトをアクティブ化することができる。
【0052】
本発明において、「入力基準オブジェクト」は、現在入力及び/または編集がなされている部分(位置)を示すためのオブジェクトを意味する。前述のように、本発明において、第1領域は、ユーザがその内容を編集しようとする対象領域を意味するので、入力基準オブジェクトは、第1領域の内容中、いずれの部分(位置)に対する編集がなされているかということを示すことができる。例えば、入力基準オブジェクトは、コンピュータ上で使用されるカーソルであってよい。
【0053】
一方、本発明において、入力基準オブジェクトの「アクティブ化」は、該入力基準オブジェクトが使用可能な状態に転換されるということを意味する。例えば、入力基準オブジェクトの「アクティブ化」は、第1領域に入力基準オブジェクトを表示し、ユーザの操作によって、移動可能にすることを意味する。ただし、かような説明は、例示的なものであり、本発明の思想は、それに限定されるものではない。
【0054】
一実施形態による制御部120は、第1入力に基づいて、表示部110上の第2領域に、入力基準オブジェクトの操作のためのインターフェースを表示することができる。
【0055】
前述のように、「表示部上の領域」のようなある「領域」は、表示部110上において、コンテンツ及び操作インターフェースが表示される分けられた領域を意味する。また、入力基準オブジェクトは、現在入力及び/または編集がなされている部分を示すためのオブジェクトを意味する。
【0056】
本発明において、「入力基準オブジェクトの操作のためのインターフェース」は、入力基準オブジェクトの第1領域内における位置を移動させるための多様なインターフェースを意味する。例えば、このようなインターフェースは、入力基準オブジェクトの位置を1つの軸に沿って変更するためのスライダー、及びスライダー上で動くものであり、第1領域での入力基準オブジェクトの位置に対応するノブを含んでよい。かような場合、ユーザは、ノブをスライダーに沿って移動させることにより、第1領域内における入力基準オブジェクトの位置を移動させることができる。
【0057】
また、このようなインターフェースは、入力基準オブジェクトの位置を二次元空間内で変更するための、全方向に操作が可能なノブを含んでもよい。かような場合、ユーザは、入力基準オブジェクトの位置を、移動させようとする方向にノブを操作することにより、第1領域内における入力基準オブジェクトの位置を移動させることができる。
【0058】
ただし、前述の2つのインターフェースは、例示的なものであり、ユーザの操作に対応し、オブジェクトの位置を移動させることができる手段であるならば、本発明に制限なしに使用される。
【0059】
一実施形態による制御部120は、インターフェース表示において、第2領域内のいずれか1つの地点を基準地点として設定することができる。ここで、該基準地点は、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点を意味する。
【0060】
制御部120は、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する基準地点を、第2領域内に設定することにより、他の領域である第1領域にある入力基準オブジェクトの位置を第2領域に示し、それを参照し、ユーザは、第1領域内の入力基準オブジェクトの位置を変更することができる。
【0061】
一方、制御部120による「入力基準オブジェクトのアクティブ化」及び「操作のためのインターフェース表示」は、同時または順次に実行される。従って、制御部120は、入力基準オブジェクトをアクティブ化すると同時に、操作のためのインターフェースを表示することもできるし、入力基準オブジェクトをアクティブ化した後、操作のためのインターフェースを表示することもできる。
【0062】
一実施形態による制御部120は、第2領域に表示されたインターフェースに対するユーザの第2入力を取得することができる。
【0063】
前述のように、「ある領域に対する入力」は、表示部110に、当該領域が表示された位置、または表示されたと認めることができる位置に対する入力を意味する。従って、第2領域に表示されたインターフェースに対する入力を取得することも、表示部110に、当該インターフェースが表示された位置、または表示されたと認めることができる位置に対する入力を取得することを意味する。ここで、第2入力のような「入力」は、前述の通りであるので、詳細な説明は省略する。
【0064】
第2入力は、インターフェースの種類によって異なる。例えば、該インターフェースが、入力基準オブジェクトの位置を1つの軸に沿って変更するためのスライダー、及びスライダー上で動くものであり、入力基準オブジェクトの位置を意味するノブを含む場合、第2入力は、スライダー上のノブに対する連続する入力であってよい。ここで、「連続する入力」は、1以上の入力がドラッグで連結されることを意味し、ドラッグは、最初入力がなされた状態で、入力の解除なしに、他の地点に入力を移動させることを意味する。従って、制御部120は、第2入力として、ノブに対する入力を含み、ドラッグで連結された連続する入力を取得することができる。
【0065】
一方、インターフェースが、入力基準オブジェクトの位置を二次元空間内で変更するための、全方向に操作が可能なノブを含む場合、第2入力は、ノブを一方向に押したり引いたりするドラッグ及び/またはタッチであってよい。ここで、かような場合にも、第2入力は、連続する入力であってよいということは言うまでもない。
【0066】
ただし、第2入力は、前述の例示に限定されるものではなく、インターフェースの種類によって異なる。
【0067】
一実施形態による制御部120は、取得された第2入力に基づいて、第1領域内における入力基準オブジェクトの位置を変更することができる。
【0068】
例えば、制御部120は、基準地点と、第2入力に対応する入力地点との相対的位置関係;及び入力基準オブジェクトの現在位置と、入力基準オブジェクトの変更位置との相対的位置関係;が対応するように、第1領域内における入力基準オブジェクトの位置を、変更位置に変更することができる。ここで、この場合にも、前述のように、基準地点は、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点を意味するということは言うまでもない。
【0069】
仮にインターフェースが、入力基準オブジェクトの位置を1つの軸に沿って変更するためのスライダー、及びスライダー上で動くものであり、入力基準オブジェクトの位置を意味するノブを含み、基準地点が、スライダーの中央であると仮定する。このとき、ユーザが、基準地点を基準に、スライダー上の左にノブをドラッグした場合、該基準地点と、第2入力に対応する入力地点との相対的位置関係は、中央である地点(基準地点)、及び中央より相対的に左側である地点(第2入力に対応する地点)になり得る。制御部120は、かような相対的な位置関係を参照し、入力基準オブジェクトの現在位置と変更位置との関係が、前述の関係に対応するように、入力基準オブジェクトの変更位置を決定することができる。言い換えれば、制御部120は、入力基準オブジェクトの変更位置が、入力基準オブジェクトの現在位置より相対的に左側に位置するように、入力基準オブジェクトの変更位置を決定することができる。
【0070】
このとき、制御部120は、基準地点と、第2入力に対応する入力地点との間の距離(以下、第1距離)を参照し、入力基準オブジェクトの現在位置と、入力基準オブジェクトの変更位置との距離(以下、第2距離)を決定することができる。例えば、制御部120は、前述の第1距離と、前述の第2距離とが同一であるように決定することもできるし、第2距離が第1距離の2倍、3倍または5倍になるように決定することもできる。かような倍率の決定は、表示部110の大きさ、入力手段(図示せず)の感度などに応じて設定されてもよいし、あるいはユーザによって設定されてもよい。
【0071】
一方、インターフェースが、入力基準オブジェクトの位置を二次元空間内で変更するための、全方向に操作が可能なノブを含み、基準地点が、インターフェースの中央であると仮定する。このとき、ユーザが、基準地点を基準に、インターフェースの左上端にノブをドラッグした場合、基準地点と、第2入力に対応する入力地点との相対的位置関係は、中央である地点(基準地点)、及び中央より相対的に左上端である地点(第2入力に対応する地点)になり得る。制御部120は、かような相対的位置関係を参照し、入力基準オブジェクトの変更位置が、入力基準オブジェクトの現在位置より、相対的に左上端に位置するように、入力基準オブジェクトの変更位置を決定することができる。ここで、かような場合にも、制御部120は、第1距離及び設定された倍率を用いて、第2距離を決定することができるということは言うまでもない。
【0072】
一方、制御部120は、第2入力が連続する1以上の入力を含む場合、連続する第2入力に基づいて、第1領域内における入力基準オブジェクトの位置を連続して変更することができる。さらには、制御部120は、連続する第2入力が終わった場合、第2領域内の基準地点と対応する第1領域内の地点を、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点に更新することができる。
【0073】
例えば、インターフェースが、入力基準オブジェクトの位置を1つの軸に沿って変更するためのスライダー、及びスライダー上で動くものであり、入力基準オブジェクトの位置を意味するノブを含み、第2入力が、ノブを左側にドラッグする入力である場合、第1領域内の入力基準オブジェクトの位置が左側に変更される。このとき、第2入力であるノブを左側にドラッグする入力が終われば、制御部120は、ノブが再びスライダーの中央に表示されるようにし、ノブの位置と対応する第1領域内における地点を、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点に更新することができる。言い換えれば、制御部120は、第2入力が終わった場合、第2領域内の基準地点と対応する第1領域内の地点を、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点に更新することができる。
【0074】
一実施形態による制御部120は、第1領域に、変更された位置によって、入力基準オブジェクトを表示することができる。
【0075】
このように、ユーザは、第1領域内の入力基準オブジェクトをさらに正確であって迅速に移動させることができる。特に、ユーザ端末100がタッチパネルを入力手段として具備する場合、現在入力がなされている領域は、必然的にユーザの指によって隠されるので、正確な入力が困難であるという不都合があった。さらに詳細には、文章の入力中に、文章の他の部分に発生した入力ミスを修正したり、文章の中間に一部語句を追加したりしたい場合、入力ミスが発生した地点、または修正を所望する地点に、入力基準オブジェクトを正確に位置させ難いという不都合があった。
【0076】
本発明は、入力基準オブジェクトが表示される領域と、かような入力基準オブジェクトの位置を変更するためのインターフェースが表示される領域とを、分けられた領域に表示することにより、さらに簡便な操作でもって、正確に入力基準オブジェクトを、所望地点に位置させることができる。それにより、本発明は、ユーザ端末100の操作性を向上させることができる。
【0077】
図3は、ユーザ端末100によって実行される表示制御方法について説明するためのフローチャートである。以下では、
図1及び
図2で説明した内容と重複する内容の詳細な説明は省略する。
【0078】
まず、
図3を参照すると、一実施形態による制御部120は、表示部110上に表示された第1領域に対するユーザの第1入力を取得することができる(S31)。
【0079】
本発明において、「第1領域」は、ユーザがその内容を編集しようとする対象領域を意味する。例えば、第1領域は、テキストボックスであってよく、ユーザは、第1領域に対する第1入力を実行することにより、テキストボックスに対する内容を編集することができる。ここで、このような編集は、テキストの追加、修正及び削除などを意味する。ただし、それらは例示的なものであり、本発明の思想は、それらに限定されるものではなく、テキスト以外に、キャラクタ、イメージ及び動画を含む領域も、本発明の第1領域になるということは自明である。
【0080】
一実施形態による制御部120は、取得された第1入力に基づいて、第1領域内の入力基準オブジェクトをアクティブ化することができる(S32)。
【0081】
本発明において、「入力基準オブジェクト」は、現在入力及び/または編集がなされている部分を示すためのオブジェクトを意味する。前述のように、本発明において、第1領域は、ユーザがその内容を編集しようとする対象領域を意味するので、入力基準オブジェクトは、第1領域の内容のうちいずれの部分に対する編集がなされているかということを示すことができる。例えば、入力基準オブジェクトは、コンピュータ上で使用されるカーソルであってよい。
【0082】
一方、本発明において、入力基準オブジェクトの「アクティブ化」は、入力基準オブジェクトが使用可能な状態に転換されることを意味する。例えば、入力基準オブジェクトの「アクティブ化」は、第1領域に入力基準オブジェクトを表示し、ユーザの操作によって移動可能にすることを意味する。ただし、かような説明は例示的なものであり、本発明の思想は、それに限定されるものではない。
【0083】
一実施形態による制御部120は、第1入力に基づいて、表示部110上の第2領域に、入力基準オブジェクトの操作のためのインターフェースを表示することができる(S33)。
【0084】
ここで、入力基準オブジェクトは、現在入力及び/または編集がなされている部分を示すためのオブジェクトを意味する。
【0085】
本発明において、「入力基準オブジェクトの操作のためのインターフェース」は、第1領域内において、入力基準オブジェクトの位置を移動させるための多様なインターフェースを意味する。例えば、このようなインターフェースは、入力基準オブジェクトの位置を1つの軸に沿って変更するためのスライダー、及びスライダー上で動くものであり、入力基準オブジェクトの位置を意味するノブを含んでよい。また、このようなインターフェースは、入力基準オブジェクトの位置を二次元空間内で変更するための、全方向に操作が可能なノブを含んでもよい。ただし、前述の2つのインターフェースは、例示的なものであり、ユーザの操作に対応し、オブジェクトの位置を移動させることができる手段であるならば、本発明に制限なしに使用される。
【0086】
一方、制御部120は、インターフェース表示において、第2領域内のいずれか1つの地点を基準地点として設定することができる。ここで、該基準地点は、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点を意味する。
【0087】
制御部120は、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する基準地点を、第2領域内に設定することにより、他の領域である第1領域にある入力基準オブジェクトの位置を第2領域に示し、それを参照し、ユーザが第1領域内の入力基準オブジェクトの位置を第2領域で変更できるようにする。
【0088】
一方、S32の「入力基準オブジェクトのアクティブ化」及びS33の「操作のためのインターフェースの表示」は、説明のために時系列的に記載されたものであり、同時または順次に実行されてよい。
【0089】
一実施形態による制御部120は、第2領域に表示されたインターフェースに対するユーザの第2入力を取得することができる(S34)。
【0090】
ここで、第2入力は、インターフェースの種類によって異なる。例えば、インターフェースが、入力基準オブジェクトの位置を1つの軸に沿って変更するためのスライダー、及びスライダー上で動くものであり、入力基準オブジェクトの位置を意味するノブを含む場合、制御部120は、スライダー上のノブに対する連続する入力を取得することができる。ここで、「連続する入力」は、1以上の入力が、ドラッグで連結されることを意味し、ドラッグは、最初入力がなされた状態で、入力の解除なしに、他の地点に入力を移動させることを意味する。言い換えれば、制御部120は、ノブに対する入力を含み、ドラッグで連結された連続する入力を取得することができる。
【0091】
また、インターフェースが、入力基準オブジェクトの位置を二次元空間内で変更するための、全方向に操作が可能なノブを含む場合、制御部120は、ノブを一方向に押したり引いたりするドラッグ及び/またはタッチを取得することができる。
【0092】
第2入力は、前述の例示に限定されるものではなく、インターフェースの種類によって異なる。
【0093】
一実施形態による制御部120は、取得された第2入力に基づいて、第1領域内における入力基準オブジェクトの位置を変更することができる(S35)。
【0094】
例えば、制御部120は、基準地点と、第2入力に対応する入力地点との相対的位置関係;及び入力基準オブジェクトの現在位置と、入力基準オブジェクトの変更位置との相対的位置関係;が対応するように、第1領域内における入力基準オブジェクトの位置を、変更位置に変更することができる。ここで、この場合にも、前述のように、基準地点は、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点を意味するということは言うまでもない。
【0095】
例えば、インターフェースが、入力基準オブジェクトの位置を1つの軸に沿って変更するためのスライダー、及びスライダー上で動くものであり、入力基準オブジェクトの位置を意味するノブを含み、基準地点がスライダーの中央であると仮定する。このとき、ユーザが、基準地点を基準にし、スライダー上の左にノブをドラッグした場合、基準地点と、第2入力に対応する入力地点との相対的位置関係は、中央である地点(基準地点)、及び中央より相対的に左側である地点(第2入力に対応する地点)になり得る。制御部120は、かような相対的な位置関係を参照し、入力基準オブジェクトの現在位置と変更位置との関係が、前述の関係に対応するように、入力基準オブジェクトの変更位置を決定することができる。言い換えれば、制御部120は、入力基準オブジェクトの変更位置が、入力基準オブジェクトの現在位置より相対的に左側に位置するように、入力基準オブジェクトの変更位置を決定することができる。
【0096】
このとき、制御部120は、基準地点と、第2入力に対応する入力地点との間の距離(第1距離)を参照し、入力基準オブジェクトの現在位置と、入力基準オブジェクトの変更位置との距離(第2距離)を決定することができる。例えば、制御部120は、前述の第1距離と、前述の第2距離とが同一であるように決定することもできるし、第2距離が、第1距離の2倍、3倍または5倍になるように決定することもできる。かような倍率の決定は、表示部110の大きさ、入力手段(図示せず)の感度などに応じて設定されてもよいし、あるいはユーザによって設定されてもよい。
【0097】
一方、インターフェースが、入力基準オブジェクトの位置を二次元空間内で変更するための、全方向に操作が可能なノブを含み、基準地点がインターフェースの中央であると仮定する。このとき、ユーザが、基準地点を基準にし、インターフェースの左上端にノブをドラッグした場合、基準地点と、第2入力に対応する入力地点との相対的位置関係は、中央である地点(基準地点)、及び中央より相対的に左上端である地点(第2入力に対応する地点)になり得る。制御部120は、かような相対的位置関係を参照し、入力基準オブジェクトの変更位置が、入力基準オブジェクトの現在位置より相対的に左上端に位置するように、入力基準オブジェクトの変更位置を決定することができる。ここで、かような場合にも、制御部120は、第1距離、及び設定された倍率を用いて、第2距離を決定することができるということは言うまでもない。
【0098】
一方、制御部120は、第2入力が、連続する1以上の入力を含む場合、連続する第2入力に基づいて、第1領域内における入力基準オブジェクトの位置を変更することができる。
【0099】
さらには、制御部120は、連続する第2入力が終わった場合、第2領域内の基準地点と対応する第1領域内の地点を、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点に更新することができる(S36)。例えば、第2入力であるノブを、左側にドラッグする入力が終われば、制御部120は、ノブが再びスライダーの中央に表示されるようにすると同時に、ノブの位置と対応する第1領域内における地点を、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点に更新することができる。言い換えれば、制御部120は、第2入力が終わった場合、第2領域内の基準地点と対応する第1領域内の地点を、第1領域内における入力基準オブジェクトの現在位置と対応する地点に更新することができる。
【0100】
一実施形態による制御部120は、第1領域において、変更された位置に入力基準オブジェクトを表示することができる(S37)。
【0101】
図4ないし
図6は、一実施形態による、ユーザ端末100の表示部110に表示される画面を図示したものである。
【0102】
図4は、本発明の一実施形態による、ユーザ端末100の表示部110上に、第1入力を実行する画面510,520,530を図示したものである。
【0103】
まず、最初の画面510を参照すると、画面510は、ウェブアドレスを入力する第1領域511と、付随的なメニューを含むヘッダ領域513と、ウェブページが表示されるウェブページ表示領域514と、を含んでよい。
【0104】
制御部120が、画面510の第1領域511に対する第1入力であるタッチ入力512を取得した場合、制御部120は、2番目の画面520のように、第1領域521において、入力基準オブジェクト522をアクティブ化し、第2領域523に、入力基準オブジェクトの操作のためのインターフェースを表示することができる。ここで、制御部120は、第1領域に対する入力を実行するためのキーパッド526をさらに表示することができるということは言うまでもない。このとき、該インターフェースは、入力基準オブジェクト522の位置変更のためのスライダー525、及び基準地点または第2入力に対応する入力地点に表示されるものであり、スライダー525上に表示されるノブ524を含んでよい。
【0105】
一方、ユーザは、3番目の画面530のように、キーパッド532を利用して、アクティブ化された入力基準オブジェクトによって、第1領域531にウェブアドレスを入力することができる。
【0106】
図5は、インターフェースを介して、入力基準オブジェクトの位置を変更する画面610,620,630を図示したものである。
【0107】
まず、最初の画面610を参照すると、ウェブアドレスを入力した場合、入力基準オブジェクト613は、ウェブアドレスの最後の文字の後に位置することが一般的である。このとき、従来技術によれば、入力ミスである「htitp」を「http」に修正しようとする場合、ユーザは、「htitp」のiが位置するところを正確にタッチしなければならなかった。
【0108】
しかし、本発明の一実施形態によれば、ユーザは、スライダー612上のノブ611を左右に操作することにより、入力基準オブジェクト613の位置を変更させることができる。さらに具体的には、2番目の画面620を参照すると、ユーザは、ノブ621をスライダー623に沿って左側に移動させるドラッグ入力622を実行することにより、入力基準オブジェクト624を、入力ミスが発生した位置に正確に移動させることができる。このとき、スライダーは、ユーザのドラッグ入力によって長さが拡張される。
【0109】
一方、第2入力であるドラッグ入力622が終わった場合、3番目の画面630のように、入力基準オブジェクト631は、最後の修正が発生した位置に位置し、ノブ及びスライダーは、本来の状態に復旧される。すなわち、ノブ633は、再び中央に位置し、スライダー632は、長さが再び縮小される。このとき、制御部120は、基準地点、すなわち、ノブ633が位置する中央地点を、入力基準オブジェクト631の現在位置と対応する地点に更新することができる。
【0110】
その後、ユーザは、再びノブ633をスライダー632上のある一地点に移動させることにより、入力基準オブジェクト631の位置を変更することができる。
【0111】
図6は、二次元インターフェースを介して、入力基準オブジェクトの位置を変更する画面710,720を図示したものである。
【0112】
まず、最初の画面710を参照すると、「かなり便利な」で入力ミスが発生したということを確認することができる。従来技術によれば、ユーザは、「k」が位置するところを正確にタッチしなければならなかった。
【0113】
しかし、本発明の一実施形態によれば、ユーザは、ノブ712を、左右だけではなく、上下にも操作することにより、入力基準オブジェクト711の位置を変更させることができる。
【0114】
さらに具体的には、2番目の画面720を参照すると、ユーザは、ノブ722を右上にドラッグする入力723を実行することにより、入力基準オブジェクト721を、入力ミスが発生した位置である「k」に正確に移動させることができる。
【0115】
上記で説明した本発明による実施形態は、コンピュータ上で多様な構成要素を介して実行されるコンピュータプログラムの形態で具現化され、かようなコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録される。ここで、このような媒体は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体;CD(compact disc)−ROM(read only memory)及びDVD(digital versatile disc)のような光記録媒体;フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体;及びROM、RAM(random access memory)、フラッシュメモリのような、プログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置;を含んでよい。さらに、このような媒体は、ネットワーク上で伝送可能な形態で具現化される無形の媒体を含んでもよく、例えば、ソフトウェア形態またはアプリケーション形態に具現化され、ネットワークを介して、伝送及び配布が可能な形態の媒体であってもよい。
【0116】
一方、コンピュータプログラムは、本発明のために特別に設計されて構成されたものでもあり、コンピュータソフトウェア分野の当業者に周知の使用可能なものでもある。コンピュータプログラムの例としては、コンパイラによって使用されるような機械語コードだけではなく、インタープリタなどを使用して、コンピュータによって実行される高級言語コードも含まれる。
【0117】
本発明において説明した特定の実行は、一実施形態であり、いかなる方法によっても、本発明の範囲を限定するものではない。明細書の簡潔さのために、従来の電子的な構成、制御システム、ソフトウェア、前記システムの他の機能的な側面の記載は省略している。また、図面に図示された構成要素間の線の連結の有無は、機能的な連結及び/または物理的または回路的な連結を例示的に示したものであり、実際の装置では、代替可能であったり追加されたりする多様な機能的な連結、物理的な連結または回路の連結としても示される。また、「必須な」、「重要に」というように、具体的な言及がなければ、本発明の適用のために必ずしも必要な構成要素ではないこともある。
【0118】
従って、本発明の思想は、前述の実施形態に限定して決定されるものではなく、特許請求の範囲のみならず、特許請求の範囲と均等であるか、あるいはそれらから等価的に変更された全ての範囲は、本発明の思想の範疇に属するものであるといえる。