特許第6293269号(P6293269)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6293269
(24)【登録日】2018年2月23日
(45)【発行日】2018年3月14日
(54)【発明の名称】コンテンツ視聴確認装置及びその方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/24 20110101AFI20180305BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20180305BHJP
【FI】
   H04N21/24
   G06Q30/02 446
   G06Q30/02 328
【請求項の数】10
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2016-521187(P2016-521187)
(86)(22)【出願日】2014年6月5日
(65)【公表番号】特表2016-527766(P2016-527766A)
(43)【公表日】2016年9月8日
(86)【国際出願番号】KR2014004994
(87)【国際公開番号】WO2014204118
(87)【国際公開日】20141224
【審査請求日】2016年2月15日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0071339
(32)【優先日】2013年6月21日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515352917
【氏名又は名称】ナム,ヤン ウ
【氏名又は名称原語表記】NAM,Yang Woo
(74)【代理人】
【識別番号】100109508
【弁理士】
【氏名又は名称】菊間 忠之
(72)【発明者】
【氏名】ナム,ヤン ウ
【審査官】 松元 伸次
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−186350(JP,A)
【文献】 特開2008−310708(JP,A)
【文献】 特開2000−333139(JP,A)
【文献】 特開2004−112601(JP,A)
【文献】 特開2002−207925(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F19/00
G06Q10/00−10/10
30/00−30/08
50/00−50/20
50/26−99/00
H04N5/38−5/46
5/76
5/765
5/80−5/91
5/915
5/92
5/922
5/928−5/93
5/937−5/94
5/95−5/956
7/10
7/14−7/173
7/20−7/56
21/00−21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
運営コンピュータと、前記運営コンピュータと通信接続されたユーザー端末で実行されるユーザープログラムを含むシステムであって、
前記運営コンピュータは、広告に関連する第1のコンテンツと、前記第1のコンテンツと関係がなく、前記第1のコンテンツの視聴を確認するために使用される少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された少なくともひとつの合成コンテンツを保存した合成コンテンツ保存手段と、視聴者が前記少なくともひとつの合成コンテンツを視聴して設定された条件を満たす場合、前記視聴者に設定された利益を提供するためのマイレージ管理手段を含み、
前記ユーザープログラムは、前記の運営コンピュータ提供され少なくともひとつの合成コンテンツを再生させるためのコンテンツビューア手段と、前記コンテンツビューア手段で再生中の前記合成コンテンツの画面内で前記第2のコンテンツの出力の位置とは異なる位置に出力され、前記第2のコンテンツに関連する第1の表示と前記第2のコンテンツに関連していない第2の表示を含み、再生されている前記合成コンテンツに前記第2のコンテンツが出力されると、視聴者から前記第1の表示または前記第2の表示の選択信号を入力受けるための信号入力手段と、前記信号入力手段で選択された表示の情報と出力された前記第2のコンテンツに設定された情報を比較し、一致するかどうかを判断するためのデータ分析手段と、出力された前記第2のコンテンツに設定された情報と選択された表示の一致情報、前記合成コンテンツの識別情報 および、ユーザー端末の識別情報、視聴者の識別情報と前記ユーザープログラムの識別情報のいずれかを含むデータを生成させるためのデータ生成手段と、生成されたデータを前記運営コンピュータに転送するためのデータ通信手段を含み、
前記運営コンピュータのマイレージ管理手段は、前記ユーザー端末から送信されてきたデータに基づいて、前記ユーザー端末の識別情報、視聴者の識別情報とユーザープログラムの識別情報のいずれかと連携して、前記コンテンツビューア手段で再生された合成コンテンツに設定された利益を提供することを特徴とするコンテンツ視聴確認システム。
【請求項2】
請求項1において、
前記第1のコンテンツは、画像または動画コンテンツであり、前記第2のコンテンツは、文字、数字または記号が表示された画像、音声、動画のいずれかであることを特徴とするコンテンツ視聴確認システム。
【請求項3】
請求項1において、
前記信号入力手段は、前記コンテンツビューア手段で再生される前記合成コンテンツに前記第2のコンテンツが出力されるときまたは出力される前または出力された後に表示されることを特徴とするコンテンツ視聴確認システム。
【請求項4】
請求項1において、
前記合成コンテンツに設定された利益は、電子マイレージ、電子ポイント、サイバーマネー、電子クーポンのいずれかであることを特徴とするコンテンツ視聴確認システム。
【請求項5】
請求項において、
前記信号入力手段は、出力された前記第2のコンテンツが消えるとき、または消えた後の信号が入力されないようにプログラム的に無効にされていることを特徴とするコンテンツ視聴確認システム。
【請求項6】
請求項において、
前記信号入力手段は、出力された前記第2のコンテンツが消えるとき、または消えた後に消えることを特徴とするコンテンツ視聴確認システム。
【請求項7】
請求項1において、
前記ユーザープログラムは、前記第1のコンテンツに合成された少なくともひとつの第2のコンテンツの合成位置情報を有することを特徴とするコンテンツ視聴確認システム。
【請求項8】
請求項において、
前記第2のコンテンツの合成位置情報は、前記合成コンテンツの再生タイム情報、または前記合成コンテンツのフレーム情報であることを特徴とするコンテンツ視聴確認システム。
【請求項9】
運営コンピュータがユーザー端末から送信されてきた広告に関連する第1のコンテンツと、前記第1のコンテンツと関係がなく、前記第1のコンテンツの視聴を確認するために使用される少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツの提供の要請を受信する段階と、 前記運営コンピュータが前記ユーザー端末から要請された合成コンテンツを前記ユーザー端末に送信して前記ユーザー端末のコンテンツビューア手段に再生させる段階と、前記ユーザー端末が前記合成コンテンツに含まれている合成コンテンツ識別情報、第2のコンテンツの合成位置情報、第2のコンテンツ識別情報を含む合成コンテンツ情報を認識する段階と、前記ユーザー端末が前記コンテンツビューア手段で再生される合成コンテンツの所定の位置に前記第2のコンテンツと、前記第2のコンテンツに関連している第1の表示と前記第2のコンテンツとは関連のない第2の表示を含む信号入力手段を前記合成コンテンツの画面内であり、前記第2のコンテンツと別の位置に出力させる段階と、前記ユーザー端末が、前記信号入力手段に入力される前記第1の表示または第2の表示の選択信号を受信する段階と、前記ユーザー端末が認識された前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された選択信号の情報が一致していることと比較する段階と、前記ユーザー端末が前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された選択信号の情報が一致すると、前記合成コンテンツ識別情報と前記第2コンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された選択信号の情報の一致情報および、会員情報、ユーザープログラム識別情報またはユーザー端末の識別情報のいずれかからなるユーザー識別情報を含むデータを生成する段階と、前記ユーザー端末が前記運営コンピュータで生成された前記データを送信する段階と、前記の運営コンピュータが前記ユーザー端末から送信されてきたデータに含まれている前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された選択信号の情報の一致情報をもとに前記ユーザー識別情報と連携して、前記の合成コンテンツに設定された利益を提供する段階を含むコンテンツ視聴確認方法。
【請求項10】
運営コンピュータがユーザー端末から送信されてきた広告に関連する第1のコンテンツと、前記第1のコンテンツと関係がなく、前記第1のコンテンツの視聴を確認するために使用される少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツの提供の要請を受信する段階と、前記ユーザー端末から要請された合成コンテンツを前記ユーザー端末に送信してユーザー端末のコンテンツビューア手段に再生させる段階と、前記ユーザー端末が前記合成コンテンツに含まれている合成コンテンツ識別情報と第2のコンテンツの合成位置情報を含んでいる合成コンテンツ情報を認識する段階と、前記ユーザー端末が前記コンテンツビューア手段で再生される合成コンテンツの所定の位置に前記第2のコンテンツと、前記第2のコンテンツに関連している第1の表示と前記第2のコンテンツとは関連のない第2の表示を含む信号入力手段を前記合成コンテンツの画面内で、前記第2のコンテンツと別の位置に出力させる段階と、前記ユーザー端末が前記信号入力手段に入力される前記第1の表示または第2の表示の選択信号を受信して、それ以上の前記第1の表示または第2の表示の選択信号の受信がない場合は、現在までに受信された前記第1の表示または第2の表示の選択信号を前記運営コンピュータに送信する段階と、前記の運営コンピュータが前記ユーザー端末から送信されてきた少なくともひとつの選択信号の情報と保存された前記合成コンテンツの少なくともひとつの第2のコンテンツ識別情報が一致していることと比較する段階と、前記の運営コンピュータが前記少なくともひとつの第2のコンテンツ識別情報と、前記少なくともひとつの選択信号の情報が一致すれば、ユーザーの識別情報と連携して、前記の合成コンテンツに設定された利益を提供する段階を含むコンテンツ視聴確認方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ視聴を確認するシステム及びその方法{A system and method of verifying of watching content}に関するものである。より詳細には、有線または無線ネットワークを介してクライアント端末に提供されているコンテンツをユーザーがコンテンツの開始から終了まで視聴する利益を提供し、ユーザーのコンテンツ視聴を確認するためのシステム及びその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
広告などのコンテンツを見れば、利益を与えるシステム及び方法が多く活用されている。例えば、ユーザー端末に提供される広告コンテンツを見る時間に応じてユーザーにマイレージを提供する広告システム及び方法等が開発され、使用されている。しかし、これらのシステムでは、ユーザーが広告コンテンツを実際に視聴したかを確認することができず、その広告効果を信頼することができないという問題がある。これらの問題点を解決するための発明として、大韓民国特許登録番号第10-1061952号(登録日2011年8月29日)「ユーザーのリアルタイム広告視聴を確認して補償する広告補償システムと広告補償方法」が登録されている。
【0003】
前記特許発明は、広告を見ているユーザーが、実際に広告視聴をしているかどうか確認するために、制限時間内に指示に対応するリアルタイムの応答を入力する場合、実際の視聴中のユーザーと判断して補償を提供する広告補償システムと広告補償の方法に関するもので、補償の種類を定義するための手段; 指示を定義するための手段; 入力制限時間を定義するための手段; 有効回答を定義するための手段; インタフェースウィンドウの表示のためのインタフェース情報を生成するための手段; 広告データをユーザー端末に送信する間に、前記インタフェース情報を送信するための手段; ユーザー端末がインタフェースウィンドウに前記のインタフェース情報を表示した後、ユーザーが応答データを入力すると、ユーザー端末からの応答情報が送信されて、ユーザー固有の全参加回数と有効応答回数を保存するための手段;および制限時間内に指示に対応する有効応答を応答したユーザーに補償の種類に対応する補償を獲得するための手段を含む構成である。ユーザーが広告を実際に見ているかどうかを確認したい所定の応答を要求する指示は、継続性と集中性を持って広告の実際の視聴に没入しているユーザーのみが応答することができないように制限時間を置いたのが特徴である。誠実な視聴者であれば、制限時間内に有効な応答を提出することができ、これらのユーザーを有効視聴者とみなして、所定の補償を提供するようにしたことを特徴とする。
【0004】
前記特許発明は、広告サーバーが広告に関するインタフェース情報を生成して保存したり、広告リクエストがあれば、リアルタイムでのインタフェースの情報を生成して広告視聴中のユーザー端末に送信し、ユーザー端末は、受信されたインタフェース情報をインタフェースウィンドウに表示する。広告が動画である場合は、インターネットのストリーミングを提供ネットワーク負荷が多く発生した状態で、多くのデータを含んでいるインタフェース情報をユーザー端末にリアルタイム伝送することにより、ネットワークの負荷が加重される問題点がある。また、ユーザーの指示に従った応答データがリアルタイムでユーザー端末から広告サーバーに送信されるため、さらにネットワークの負荷が加重される問題がある。
【0005】
また、広告視聴中に指示を制限時間内に理解し、応答をしなければならないので、ユーザーは、インタフェースウィンドウにインタフェース情報が表示されたら正解を入力するためにインタフェースウィンドウに視線を集中することになる。したがって、ユーザーにとっては集中的な広告視聴の妨げになるという問題がある。
【0006】
したがって、ネットワークの負荷を加重させずに、広告視聴への集中力を低下させないコンテンツ視聴確認システム及びその方法に関する発明が要望されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためのものであり、本発明の目的は、ネットワークを介して提供される広告などのコンテンツ視聴を確認するシステムで、ネットワークの負荷を加重させずに、視聴者のコンテンツ視聴集中力を低下させないコンテンツ視聴確認システム及びその方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記本発明の目的を達成するための技術的解決手段として、
本発明の第1の観点では、ユーザー端末に提供するためのユーザープログラムの情報と、前記ユーザー端末に提供するための第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツと合成コンテンツ情報と、前記合成コンテンツを視聴する会員情報および会員のマイレージ情報を保存して管理するための運営コンピュータと; 前記運営コンピュータと通信接続され、前記運営コンピュータで提供する合成コンテンツを再生させるコンテンツビューア手段と、前記合成コンテンツが再生されている間、前記第1のコンテンツと合成された少なくともひとつの第2のコンテンツが出力されると、信号を入力するための信号入力手段と、前記信号入力手段に入力された信号を受信して前記会員情報(または前記ユーザープログラムの識別情報またはユーザー端末情報)と前記合成コンテンツの識別情報が含まれているデータを生成させるための手段と、生成された前記データを前記運営コンピュータに転送するための手段を含んでいるユーザープログラムを保存している少なくともひとつのユーザー端末を含む。
前記運営コンピュータは、前記ユーザー端末から送信されてきたデータをもとに、会員情報に設定されたマイレージを獲得させることを特徴とするコンテンツ視聴確認システムが提示される。
【0009】
また、本発明の第2の観点では、ユーザー端末に表示されるユーザープログラムに合成コンテンツを提供して再生させるための運営コンピュータを含むコンテンツ視聴確認システムにおいて、前記ユーザープログラムは、前記運営コンピュータから送信されてきた合成コンテンツを再生させるためのコンテンツビューア手段と、前記コンテンツビューア手段で、前記合成コンテンツが再生されている合成された時に、少なくともひとつの前記第2のコンテンツが出力されるタイムをチェックするための第2のコンテンツの露出監視手段と、少なくともひとつの前記第2のコンテンツが出力されると、信号を入力させることができる信号入力手段と、前記信号入力手段に入力された信号を受信して前記合成コンテンツに含まれている少なくともひとつの第2のコンテンツ情報と一致すると、前記少なくともひとつの第2コンテンツ情報と、前記会員情報(または前記ユーザープログラムの識別情報またはユーザー端末情報)と、前記合成コンテンツの識別情報を含むデータを生成させるデータ生成手段を含み、前記運営コンピュータは、前記ユーザー端末に提供される第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツと合成コンテンツ情報を保存して管理するための合成コンテンツ管理手段と、前記ユーザープログラムで前記合成コンテンツが再生されている間、前記ユーザー端末から送信されてきたデータに含まれている少なくともひとつの前記第2のコンテンツ情報を受信して設定されたマイレージを前記会員情報(またはユーザープログラムの識別情報またはユーザー端末情報)と連携して保存して管理するためのマイレージ管理手段を含むコンテンツ視聴確認システムが提示される。
【0010】
また、本発明の第3の観点では、運営コンピュータがユーザー端末から送信されてきた第1のコンテンツと少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツの転送要求を受信する段階と、前記ユーザー端末から転送要求された合成コンテンツを前記ユーザー端末に送信してユーザー端末のコンテンツビューア手段に再生させる段階と、前記ユーザー端末が前記合成コンテンツに含まれている合成コンテンツ識別情報、第2のコンテンツの合成位置情報、第2のコンテンツ識別情報を含む合成コンテンツ情報を認識する段階と、前記ユーザー端末が前記第2のコンテンツの合成位置情報をもとに、信号入力手段を表示させる段階と、前記ユーザー端末が前記信号入力手段に入力される信号を受信する段階と、前記ユーザー端末が認識された前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力される信号が一致していることを比較する段階と、前記ユーザー端末が前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号が一致すると、前記合成コンテンツ識別情報と、会員情報、ユーザープログラム識別情報またはユーザー端末の識別情報のいずれかからなるユーザーの識別情報と前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号の一致情報を含むデータを生成する段階と、前記ユーザー端末が前記運営コンピュータで生成された前記データを転送する段階と、前記の運営コンピュータが前記ユーザー端末から送信されてきたデータに含まれている前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号の一致情報をもとに前記ユーザー識別情報と連携して前記の合成コンテンツに設定された利益を提供する段階を含むコンテンツ視聴確認方法が提示される。
【0011】
また、本発明の第4の観点では、運営コンピュータがユーザー端末から送信されてきた第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツの転送要求を受信する段階と、前記ユーザー端末から転送要求された合成コンテンツを前記ユーザー端末に送信してユーザー端末のコンテンツビューア手段に再生させる段階と、前記ユーザー端末が前記合成コンテンツに含まれている合成コンテンツ識別情報、第2のコンテンツの合成位置情報、第2のコンテンツ識別情報を含む合成コンテンツ情報を認識する段階と; 前記ユーザー端末が、前記コンテンツビューア手段と一緒に表示された信号入力手段に信号を入力することができるように認識された前記第2のコンテンツの合成位置情報をもとに、前記信号入力手段を活性化させる段階と、前記ユーザー端末が、前記信号入力手段に入力される信号を受信する段階と、前記ユーザー端末が認識された前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力される信号が一致していることを比較する段階と、前記ユーザー端末が前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号が一致すると、前記合成コンテンツ識別情報と、会員情報、ユーザープログラム識別情報またはユーザー端末の識別情報のいずれかからなるユーザーの識別情報と前記第2コンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号の一致情報を含むデータを生成する段階と、前記ユーザー端末が前記運営コンピュータで生成された前記データを転送する段階と、前記の運営コンピュータが前記ユーザー端末から送信されてきたデータに含まれている前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号の一致情報をもとに前記ユーザー識別情報と連携して前記の合成コンテンツに設定された利益を提供する段階を含むコンテンツ視聴確認方法が提示される。
【0012】
また、本発明の第5の観点では、運営コンピュータがユーザー端末から送信されてきた第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツの転送要求を受信する段階と、前記ユーザー端末から転送要求された合成コンテンツを前記ユーザー端末に送信してユーザー端末のコンテンツビューア手段に再生させる段階と、前記ユーザー端末が前記合成コンテンツに含まれている合成コンテンツ識別情報と第2のコンテンツの合成位置情報を含んでいる合成コンテンツ情報を認識する段階と、前記ユーザー端末が前記第2のコンテンツの合成位置情報をもとに、信号入力手段を表示させるステップと; 前記ユーザー端末が、前記信号入力手段に入力される信号を受信して、最終的信号が入力されると、受信された信号を、前記運営コンピュータに転送する段階と、前記の運営コンピュータが前記ユーザー端末から送信されてきた信号の情報と保存された前記合成コンテンツの第2コンテンツ識別情報が一致していることを比較する段階と、前記の運営コンピュータが前記第2のコンテンツ識別情報と、前記信号の情報が一致すれば、ユーザーの識別情報と連携して、前記の合成コンテンツに設定された利益を提供する段階を含むコンテンツ視聴確認方法が提示される。
【0013】
また、本発明の第6の観点では、運営コンピュータがユーザー端末から送信されてきた第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツの転送要求を受信する段階と、前記ユーザー端末から転送要求された合成コンテンツを前記ユーザー端末に送信してユーザー端末のコンテンツビューア手段に再生させる段階と、前記ユーザー端末が前記合成コンテンツに含まれている合成コンテンツ識別情報と第2のコンテンツの合成位置情報を含んでいる合成コンテンツ情報を認識する段階と; 前記ユーザー端末が、前記コンテンツビューア手段と表示された信号入力手段に信号を入力することができるように、前記第2のコンテンツの合成位置情報をもとに、前記信号入力手段を活性化させる段階と、前記ユーザー端末が、前記信号入力手段に入力される信号を受信して、最終的信号が入力されると、前記運営コンピュータに転送する段階と、前記の運営コンピュータが前記ユーザー端末から送信されてきた信号の情報と保存された前記合成コンテンツの第2コンテンツ識別情報が一致していることを比較する段階と、前記の運営コンピュータが前記第2のコンテンツ識別情報と、前記信号の情報が一致すれば、ユーザーの識別情報と連携して、前記の合成コンテンツに設定された利益を提供する段階を含むコンテンツ視聴確認方法が提示される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ネットワークを介して提供される広告などのコンテンツ視聴を確認するシステムおよび方法では、ユーザー端末からコンテンツが再生されているときに、運営コンピュータ上でコンテンツ視聴の確認のためのデータを送信しないため、ネットワークの負荷を加重せず、合成コンテンツに含まれて出力されている単純な表示または音声を聞いて信号を入力させることにより、視聴者のコンテンツ視聴集中力を低下させずに、コンテンツの視聴確認を効率的に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例に係る概略的な構成図である。
図2】本発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例の中で要部である運営コンピュータの実施例に係る概略的な構成図である。
図3】本発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例の中で要部であるユーザープログラムの実施例に係る概略的な構成図である。
図4】本発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例の中で要部であるコンテンツ合成装置の実施例に係る概略的な構成図である。
図5】本発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例の中で要部であるユーザープログラムのコンテンツビューアと合成コンテンツの実施例に係る概略的な構成図である。
図6】本発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例の中で要部であるユーザープログラムのコンテンツビューアと合成コンテンツの他の実施例に係る概略的な構成図である。
図7】本発明のコンテンツ視聴確認方法の第1の実施例を説明するためのフローチャートである。
図8】本発明のコンテンツ視聴確認方法の第2の実施例を説明するためのフローチャートである。
図9】本発明のコンテンツ視聴確認方法の第3の実施例を説明するためのフローチャートである。
図10】本発明のコンテンツ視聴確認方法の第4の実施例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施例を添付した図面を参照しながら詳細に説明することにする。
【0017】
図1は、本発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例に係る概略的な構成図である。図1に示すように、本発明のコンテンツ視聴確認システムは、少なくともひとつのユーザー端末に提供されたユーザープログラムの識別情報と、前記ユーザー端末に提供するための第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された少なくともひとつの合成コンテンツ情報と、前記合成コンテンツを視聴する会員情報および会員のマイレージ情報を管理するための運営コンピュータ(100)と、前記運営コンピュータ(100)に含まれているか通信接続されており、前記運営コンピュータ(100)に会員として登録してマイレージの提供を受ける会員情報を保存している会員DB(200)と、前記運営コンピュータ(100)に含まれているか通信接続されており、前記第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツを少なくともひとつを持っている合成コンテンツDB(300)と、前記運営コンピュータ(100)に含まれているか通信接続されており、前記合成コンテンツ星視聴統計とマイレージの統計情報を保存するための統計DB(400)と、前記ユーザープログラムが保存されて実行され、前記運営コンピュータ(100)に通信接続される少なくともひとつのユーザー端末(10〜50)と、前記ユーザー端末(10〜50)に提供された第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツを合成して前記運営コンピュータ(100)に送信するためのコンテンツ合成装置(500)と、前記コンテンツ合成装置(500)に含まれているか通信接続された少なくともひとつの第1のコンテンツを保存するための第1のコンテンツ保存装置(700)と、前記第1のコンテンツと合成するために提供された少なくともひとつの第2のコンテンツを保存するための第2のコンテンツ記憶装置(600)を含む構成である。
【0018】
前記ユーザー端末(10〜50)は、通信手段を備えて、ユーザープログラムをダウンロードしてインストールすると、保存され、ユーザーの実行コマンドによって、ユーザープログラムが実行されることができる様々な端末を含んでいる。スマートフォンを含む移動通信端末機、タブレットコンピュータ、PC、ノートブックコンピュータ、デジタルテレビ、スマートTVなどを含むことができる。
【0019】
また、前記ユーザー端末(10〜50)にインストールされているユーザー・プログラムは、アプリケーションプログラムとして、前記の運営コンピュータ(100)または別のアプリケーションプログラムをダウンロードサーバーに保存されており、前記ユーザー端末(10〜50)が、前記運営コンピュータ(100)またはアプリケーションプログラムのダウンロードサーバーに接続してダウンロードすることができるように構成することができる。
【0020】
また、前記コンテンツ合成装置(500)は、広告などのメインコンテンツである第1のコンテンツの所定の位置に合成される少なくともひとつの第2のコンテンツをさまざまなデータ映像合成方法で合成させるように構成することができる。
【0021】
また、前記第1のコンテンツは、前記ユーザー端末(10〜50)のユーザー・プログラムに再生される所定容量の広告などの画像や動画コンテンツで構成されることができる。
【0022】
また、前記第2のコンテンツは、前記第1のコンテンツのフレームの中で所定のフレームに合成された少なくともひとつのテキスト、画像、動画、または音声などを含むように構成することができる。
【0023】
図2は、本発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例の中で要部である運営コンピュータの実施例に係る概略的な構成図である。図2に示すように、本発明の運営コンピュータは、前記ユーザー端末に提供される第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された少なくともひとつの合成コンテンツと合成コンテンツの情報を管理するための合成コンテンツ管理部(110)と、前記ユーザー端末から送信されてきた前記合成コンテンツ視聴に関するデータを受信して保存するためのデータ管理部(120)と、前記ユーザー端末から要求された合成コンテンツに関するストリーミングサービスを提供するためのストリーミング管理部(130)と、前記ユーザー端末から送信されてきた合成コンテンツの少なくともひとつの第2のコンテンツに関する情報を受信して、前記合成コンテンツ情報に含まれている少なくともひとつの第2のコンテンツの情報と比較して、一致するかどうかを分析するためのデータ分析部(140)と、前記データ分析部(140)からの分析結果、前記少なくともひとつの第2のコンテンツ情報が一致すれば、前記合成コンテンツの識別情報は、少なくともひとつの第2のコンテンツの一致情報と前記ユーザー端末の識別情報、会員情報、ユーザープログラム識別情報のいずれかからなるユーザーの識別情報を含むデータを生成させるためのデータ生成部(150)と、前記データ生成部(150)が生成されたデータに含まれている合成コンテンツの識別情報と前記少なくともひとつの第2のコンテンツの一致情報をもとに設定されているマイレージを照会して、前記ユーザー識別情報と連携して、照会されたマイレージを獲得させるためのマイレージ管理部(160)と、少なくともひとつの前記合成コンテンツの視聴統計、視聴者分析統計とマイレージ統計などを処理するための統計処理部(170)と、少なくともひとつの前記ユーザー端末に提供されたユーザープログラムとユーザープログラムの識別情報などを保存して管理するためのユーザープログラム管理部(180)と、少なくともひとつの前記ユーザー端末とデータを送受信するためのデータ通信部(190)を含む構成である。
【0024】
図3は、本発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例の中で要部であるユーザープログラムの実施例に係る概略的な構成図である。図3に示すように、本発明のユーザープログラム(800)は、前記の運営コンピュータ(100)が送信した合成コンテンツのストリーミングを実行するためのコンテンツビューア(810)と、前記運営コンピュータ(100)が送信した合成コンテンツに含まれている合成コンテンツの識別情報、合成された少なくともひとつの第2のコンテンツ識別情報は、少なくともひとつの第2のコンテンツの前記第1のコンテンツに合成された位置情報、第1コンテンツのマイレージ情報などの合成コンテンツ情報を抽出して保存するための合成コンテンツ情報管理部(820)と、前記コンテンツビューア(810)の駆動状態を監視するためのコンテンツビューアの状態監視部(830)と、前記コンテンツビューアの状態監視部(830)の監視情報に基づいて合成コンテンツの再生タイムを計算するためのコンテンツの再生タイム演算部(840)と、前記合成コンテンツの再生されている現在の映像フレームを計算するための再生フレーム演算(850)と、前記合成コンテンツに合成された少なくともひとつの第2のコンテンツが出力されると、視聴者からの信号を入力受けるための信号入力部(860)と、前記信号入力部に入力された信号と前記合成コンテンツ情報管理部(820)に格納された前記少なくともひとつの第2のコンテンツ識別情報と比較して、一致するかどうかを判断するためのデータ分析部(870)と、前記データ分析部(870)からの分析結果前記入力信号と前記少なくともひとつの第2のコンテンツ情報が一致すれば、前記合成コンテンツの識別情報、前記入力信号と少なくともひとつの第2のコンテンツの一致情報と前記ユーザー端末識別情報、会員情報、ユーザープログラムの識別情報のいずれかからなるユーザーの識別情報を含むデータを生成させるためのデータ生成部(880)と、前記の運営コンピュータで生成されたデータを転送するためのデータ通信部(890)を含む構成である。
【0025】
図4は、本発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例の中で要部であるコンテンツ合成装置の実施例に係る概略的な構成図である。図4に示すように、本発明のコンテンツ合成装置(500)は、広告動画コンテンツなどの第1のコンテンツに第2のコンテンツが合成される条件、例えば、第2のコンテンツが合成される第1のコンテンツの位置、合成される第2のコンテンツの本数、合成される第2のコンテンツの種類(テキスト、画像、音声、動画など)などを設定するための合成条件設定部(510)と、広告動画コンテンツなどの第1のコンテンツを第1コンテンツ記憶装置から取得するマイレージ情報などを付与するための第1のコンテンツ管理部(520)と、前記合成条件設定部(510)で設定された条件を参照して、第2のコンテンツ記憶装置から対応する第2のコンテンツを持ってきて、それぞれの第2のコンテンツに識別情報を付与するための第2のコンテンツ管理部(530)と、前記第1のコンテンツ管理部(520)が取得した前記第1のコンテンツに、前記第2のコンテンツ管理部(530)が取得した少なくともひとつの第2のコンテンツを前記合成条件設定部(510)の設定情報を参照して、合成して合成コンテンツに識別情報を付与するためのコンテンツ合成部(540)と、前記コンテンツ合成部(540)が合成した合成コンテンツから合成コンテンツ識別情報は、少なくともひとつの第2のコンテンツの識別情報、合成コンテンツ中の第2のコンテンツの合成位置情報と前記第1のコンテンツのマイレージ情報などからなる合成コンテンツ情報を抽出して、前記の合成コンテンツ及び前記合成コンテンツ情報を保存するための合成コンテンツ情報管理部(550)と、前記運営コンピュータ(100)に前記合成コンテンツと合成コンテンツ情報を送信するためのデータ通信部(560)をさらに含む構成である。
【0026】
図1図4を参照して、本発明のコンテンツ視聴確認システムをより詳細に説明することにする。前記コンテンツ合成装置(500)は、前記運営コンピュータ(100)が、前記ユーザー端末に提供する合成コンテンツを生成する。前記合成条件設定部(510)は、特定の広告の動画コンテンツなどで構成され、第1のコンテンツと画像、音声、または動画などからなる少なくともひとつの第2のコンテンツとの合成条件を設定する。合成条件は、例えば、合成される第2のコンテンツの種類、合成される第2のコンテンツの数、第2のコンテンツが合成される第1のコンテンツの位置などの情報を設定する。また、設定情報は、管理者の入力によって実行することができ、あらかじめ第1のコンテンツの情報に基づいて設定データが決まっていることができる。また、前記合成条件設定部(510)が任意に条件を設定することもできる。例えば、アルファベット1文字の画像である第2のコンテンツを第1コンテンツの再生時に、最初と最後にひとつずつ合成し、音声ファイルで構成され、ひとつの第2のコンテンツを第1コンテンツの中間に合成することができる。合成位置は、第1のコンテンツが動画である場合は、フレーム数、または、通常の再生状態での再生タイム情報をもとに設定することができる。また、第1のコンテンツフレームの情報を認識して設定された合成位置のフレームに対応する映像の色情報(明暗情報)を認識して合成される第2のコンテンツの色を設定することができる。
【0027】
また、第1のコンテンツ管理部(520)が、広告の動画コンテンツなどで構成され、第1のコンテンツを保存している第1のコンテンツ保存装置(700)から特定の第1のコンテンツを読み込んで、第1のコンテンツに定められたマイレージ情報を付与することができある。前記第2のコンテンツ管理部(530)は、前記合成条件設定部(510)で設定された合成条件に該当する第2のコンテンツを前記第2のコンテンツ記憶装置(600)から持ってきて、それぞれの第2のコンテンツに識別情報を付与する。前記コンテンツ合成部(540)は、前記第1のコンテンツと前記第2のコンテンツを前記合成条件設定部(510)で設定された条件を参照して、合成する。第1のコンテンツへの第2のコンテンツの合成方法は、前記第2のコンテンツがひとつの文字を持つ画像である場合、第1のコンテンツの合成位置のフレーム、例えば、500番目のフレームから560フレーム目まで同じ場所に連続して合成させて、第1のコンテンツが再生されるときに2秒間合成された第2のコンテンツが公開されるように構成することができる。また、第2のコンテンツが音声ファイルである場合、第1のコンテンツのオーディオ領域を認識して、オーディオ信号がない場合、または重要でないオーディオ信号がある領域に第2のコンテンツを挿入して構成することができる。また、第2のコンテンツが動画である場合は、第1のコンテンツの特定の領域にオーバーラップされて再生されるように合成することができる。
【0028】
前記合成が完成された合成コンテンツは、合成コンテンツ識別情報、第2のコンテンツの識別情報、第2のコンテンツの位置情報からなる合成コンテンツ情報が含まれている。また、前記合成コンテンツについては、第1のコンテンツのマイレージ情報も含むことができる。
【0029】
また、合成コンテンツを前記コンテンツ合成装置(500)を利用して合成することで説明したが、これに限定されるものではない。前記第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツを合成することはPCなどで映像編集プログラムを利用することもできる。
【0030】
前記合成された少なくともひとつの合成コンテンツと合成コンテンツ情報は、前記運営コンピュータ(100)または合成コンテンツDB(300)に保存されている。
少なくともひとつの前記ユーザー端末は、前記運営コンピュータ(100)またはアプリケーションプログラムのダウンロードサーバーに通信接続して、ユーザープログラムをダウンロードしてインストールする。ここでインストールすることは、ユーザー端末の記憶部にユーザープログラムが保存され、ユーザー端末の実行コマンドによってユーザー端末で実行されるようにするという意味である。
ユーザープログラムがインストールされてユーザー端末からユーザープログラムを実行させれば、前記の運営コンピュータ(100)に通信接続されて合成コンテンツのリストを提供したり検索することができる。前記ユーザー端末のユーザープログラムで特定の合成のコンテンツの転送要求を受信した運営コンピュータ(100)は、要求された合成コンテンツを検索して前記ストリーミング提供部(130)を利用して前記ユーザー端末に合成コンテンツのストリーミングサービスを提供する。前記ユーザープログラムの合成コンテンツ情報管理部(820)は、前記運営コンピュータ(100)から合成コンテンツを配信したり、前記コンテンツビューア(810)から合成コンテンツが再生されている間に、前記合成コンテンツが含まれている合成コンテンツ情報を抽出して保存させる。前記合成コンテンツ情報に含まれている第2のコンテンツの位置情報が再生タイムの場合は、前記コンテンツの再生タイム演算部(840)が再生タイムを計算して最初の第2のコンテンツが公開されるタイムまたは露出される前または露出された後に前記コンテンツビューア(810)の所定位置に前記信号入力部(860)を露出させ、前記第2のコンテンツが消えると同時に、または消えた後に前記信号入力部(860)も、前記コンテンツビューア(810)から消えるように構成することができる。第二、第三、第2のコンテンツが露出されている場合にも同様に構成することができる。
【0031】
また、前記合成コンテンツ情報に含まれている第2のコンテンツの位置情報がフレーム情報である場合は、前記再生フレーム演算部(850)が、現在の再生フレームを計算して最初の第2のコンテンツの露出が始まるフレームまたはいくつかの前または後のフレームに前記コンテンツビューア(810)の所定位置に前記信号入力部(860)を露出させ、前記第2のコンテンツが消えると同時または消えた後に前記信号入力部(860)も、前記コンテンツビューア(810)から消えるように構成されることができる。第二、第三、第2のコンテンツが露出されている場合にも同様に構成することができる。
【0032】
また、前記信号入力部(860)の表示位置は、ここに限定されるものではなく、前記コンテンツビューア(810)とは別の領域に表示させることもできる。
図5は、本発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例の中で要部であるユーザープログラムのコンテンツビューアと合成コンテンツの実施例に係る概略的な構成図である。
【0033】
図5(A)は、前記コンテンツビューア(810)から合成コンテンツ(900)が再生されている例であり、図5(B)は、合成コンテンツ(900)から合成されたデジタル文字画像からなる第2のコンテンツ(910)が露出されて併せて信号入力部(860)が表示された例を示したものである。
【0034】
図6は、本発明のコンテンツ視聴確認システムの実施例の中で要部であるユーザープログラムのコンテンツビューアと合成コンテンツの他の実施例に係る概略的な構成図である。
【0035】
図6(A)は、前記コンテンツビューア(810)から合成コンテンツ(900)が再生されている例であり、図6(B)は、合成コンテンツ(900)から合成されたデジタル音声からなる第2のコンテンツ(920)が出力されて併せて信号入力部(860)が表示された例を示したものである。
【0036】
前記信号入力部(860)は、ユーザーが選択して、タッチ入力またはマウス入力に信号を入力することができるように構成することができる。
また、前記信号入力部(860)は、前記コンテンツビューア(810)を実行すると、前記コンテンツビューア(810)の所定の位置または別の領域に常に表示されるように構成することができる。この場合、前記信号入力部(860)は、前記第2のコンテンツが公開される場合にのみ、プログラム的に有効にされ、信号入力が可能に構成することができる。
【0037】
前記ユーザープログラム(800)のコンテンツビューアの状態監視部(830)と、コンテンツの再生タイム演算部(840)は、前記合成コンテンツ情報が含まれている第2のデータの合成位置情報が再生タイム場合に必要な構成である。前記コンテンツビューアの状態監視部(830)は、ユーザー端末の状態やネットワークの通信状態に応じて、前記コンテンツビューア(810)から合成コンテンツが正常に再生されないときに、その状態を監視する構成である。ユーザー端末またはネットワークキャリアの問題で合成コンテンツの再生状態が遅くなったり、停止され再生されるなどの問題が発生した場合、前記コンテンツビューアの状態監視部(830)は、前記第2のデータの位置情報を参照して、問題の発生を検出する。前記コンテンツの再生タイム演算部(840)は、前記コンテンツビューアの状態監視部(830)の問題の検出を認知して、通常の再生タイムをもとに遅いタイムを計算し、前記信号入力部(860)の露出を計算されたタイムだけ遅延させることで、前記合成コンテンツから第2コンテンツが露出されるタイムと一致させることができ、また、前記信号入力部(860)が、前記コンテンツビューア(810)が実行されるコンテンツビューア(810)に、または別個の領域に一緒に表示される場合には、信号入力部(860)の活性化タイムを前記第2のコンテンツの露出時間と合わせることができる。
【0038】
前記図5及び図6の実施例では、前記信号入力部(860)のAボタンとBボタンは、視聴者が選択すると、選択されたA信号またはB信号が入力されるように構成することができ、また、前記合成コンテンツ情報に含まされた第2のコンテンツ識別情報を参照して、合成コンテンツにさらされた第2のコンテンツに対応するボタンのみ活性化させることができる。例えば、前記信号入力部(860)のAボタンとBボタンの合成コンテンツにさらされた第2のコンテンツと一致するAボタンだけプログラム的にアクティブになるよう構成することができる。このように構成する場合、前記のデータ分析部(870)の構成は省略することができる。
【0039】
再生された合成コンテンツに前記第2のコンテンツが公開されると、視聴者は、前記信号入力部(860)のAボタンまたはBボタンを選択して信号を入力する。前記データ分析部(870)は、入力された信号と前記合成コンテンツ情報に含まれている第2のコンテンツ識別情報を比較し、一致するかどうかを分析する。一致する場合、前記データ生成部(880)が、前記合成コンテンツ情報に含まれている合成コンテンツ識別情報、ユーザーの識別情報と第2のコンテンツと一致情報を含むデータを生成する。前記データ通信部(890)は、生成されたデータを、前記運営コンピュータ(100)に送信する。好ましくは、データ通信部(890)が、前記運営コンピュータ(100)にデータを転送するタイミングは、合成コンテンツに含まれている第2のコンテンツが複数ある場合、複数の第2のコンテンツの露出がすべて終了した後に送信したり、または合成コンテンツの再生が終了したり、再生不能状態になった場合、その直後にするのがよい。
【0040】
前記運営コンピュータ(100)は、前記ユーザー端末から送信されてきたデータを受信して前記マイレージ管理部(160)が、前記データに含まれている合成コンテンツ識別情報をもとに設定されたマイレージ情報を取得し、前記ユーザー識別情報と連携して獲得させる。前記統計処理部(170)は、前記合成コンテンツの識別情報、ユーザーの識別情報とマイレージ情報を参照して、前記の合成コンテンツに関する視聴統計、視聴者の年齢、性別などの視聴者の統計情報、およびマイレージ累積統計などを処理して保存する。
【0041】
また、運営コンピュータ(100)は、前記ユーザー識別情報と連携して累積された累積マイレージ情報を前記ユーザー端末に送信し、前記ユーザープログラムに表示させることができるように構成することができる。
【0042】
図7は、本発明のコンテンツ視聴確認方法の第1の実施例を説明するためのフローチャートである。
図7に示すように、本発明のコンテンツ視聴確認方法は、運営コンピュータがユーザー端末から送信されてきた第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツの転送要求を受信する段階(S100)と、前記ユーザー端末から転送要求された合成コンテンツを前記ユーザー端末に送信してユーザー端末のコンテンツビューア手段に再生させる段階(S101)と、前記ユーザー端末が前記合成コンテンツに含まれている合成コンテンツ識別情報、第2のコンテンツの合成位置情報、第2のコンテンツ識別情報を含む合成コンテンツ情報を認識する段階(S102)と、前記ユーザー端末が、前記コンテンツビューア手段で再生されている前記合成コンテンツの現在のフレームの情報や再生タイムの情報を認識する段階(S103)と、前記ユーザー端末が認識されたフレーム情報または再生タイム情報と前記第2のコンテンツの合成位置情報を比較する段階(S104)と、前記ユーザー端末が比較結果に基づいて前記コンテンツビューア手段または別個の領域に信号入力手段を表示させる段階(S105)と、前記ユーザー端末が、前記信号入力手段に入力される信号を受信する段階(S106)と、前記ユーザー端末が認識された前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力される信号が一致していることを比較する段階(S107)と、前記ユーザー端末が前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号が一致すると、前記合成コンテンツ識別情報と、会員情報、ユーザープログラム識別情報またはユーザー端末の識別情報のいずれかからなるユーザーの識別情報と前記第2コンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号の一致情報を含むデータを生成する段階(S108)と、前記ユーザー端末が前記運営コンピュータで生成された前記データを転送する段階(S109)と、前記の運営コンピュータが前記ユーザー端末から送信されてきたデータに含まれている前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号の一致情報をもとに前記ユーザー識別情報と連携して、前記の合成コンテンツに設定された利益を提供する段階(S110)を含む構成である。
【0043】
図8は、本発明のコンテンツ視聴確認方法の第2の実施例を説明するためのフローチャートである。
図8に示すように、本発明のコンテンツ視聴確認方法は、運営コンピュータがユーザー端末から送信されてきた第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツの転送要求を受信する段階(S200)と、前記ユーザー端末から転送要求された合成コンテンツを前記ユーザー端末に送信してユーザー端末のコンテンツビューア手段に再生させる段階(S201)と、前記ユーザー端末が前記合成コンテンツに含まれている合成コンテンツ識別情報、第2のコンテンツの合成位置情報、第2のコンテンツ識別情報を含む合成コンテンツ情報を認識する段階(S202)と、前記ユーザー端末が、前記コンテンツビューア手段で再生されている前記合成コンテンツの現在のフレームの情報や、再生タイムの情報を認識する段階(S203)と、前記ユーザー端末が認識されたフレーム情報または再生タイム情報と前記第2のコンテンツの合成位置情報を比較する段階(S204)と、前記ユーザー端末が比較結果に基づいて前記コンテンツビューア手段または別個の領域に表示された信号入力手段に信号を入力することができるように活性化させる段階(S205)と、前記ユーザー端末が、前記信号入力手段に入力される信号を受信する段階(S206)と、前記ユーザー端末が認識された前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力される信号が一致していることを比較する段階(S207)と、前記ユーザー端末が前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号が一致すると、前記合成コンテンツ識別情報と、会員情報、ユーザープログラム識別情報またはユーザー端末の識別情報のいずれかからなるユーザーの識別情報と前記第2コンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号の一致情報を含むデータを生成する段階(S208)と、前記ユーザー端末が前記運営コンピュータで生成された前記データを転送する段階(S205)と、前記の運営コンピュータが前記ユーザー端末から送信されてきたデータに含まれている前記第2のコンテンツ識別情報と前記信号入力手段に入力された信号の一致情報をもとに前記ユーザー識別情報と連携して、前記の合成コンテンツに設定された利益を提供する段階(S210)を含む構成である。
【0044】
図9は、本発明のコンテンツ視聴確認方法の第3の実施例を説明するためのフローチャートである。
図9に示すように、本発明のコンテンツ視聴確認方法は、運営コンピュータがユーザー端末から送信されてきた第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツの転送要求を受信する段階(S300 )と、前記ユーザー端末から転送要求された合成コンテンツを前記ユーザー端末に送信してユーザー端末のコンテンツビューア手段に再生させる段階(S301)と、前記ユーザー端末が前記合成コンテンツに含まれている合成コンテンツ識別情報と第2のコンテンツの合成位置情報を含んでいる合成コンテンツ情報を認識する段階(S302)と、前記ユーザー端末が、前記コンテンツビューア手段で再生されている前記合成コンテンツの現在のフレームの情報や、再生タイムの情報を認識する段階(S303)と、前記ユーザー端末が認識されたフレーム情報または再生タイム情報と前記第2のコンテンツの合成位置情報を比較する段階(S304)と、前記ユーザー端末が比較結果に基づいて前記コンテンツビューア手段または別個の領域に信号入力手段を表示させる段階(S305)と、前記ユーザー端末が、前記信号入力手段に入力される信号を受信して、最終的信号が入力されると、前記運営コンピュータに転送する段階(S306)と、前記の運営コンピュータが前記ユーザー端末から送信されてきた信号の情報と保存された前記合成コンテンツの第2コンテンツ識別情報が一致している比較する段階(S307)と、前記の運営コンピュータが前記第2のコンテンツ識別情報ドゥルワ前記信号の情報が一致すれば、ユーザーの識別情報と連携して、前記の合成コンテンツに設定された利益を提供する段階(S308)を含む構成である。
【0045】
図10は、本発明のコンテンツ視聴確認方法の第4の実施例を説明するためのフローチャートである。
図10に示すように、本発明のコンテンツ視聴確認方法は、運営コンピュータがユーザー端末から送信されてきた第1のコンテンツと、少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツの転送要求を受信する段階(S400)と、前記ユーザー端末から転送要求された合成コンテンツを前記ユーザー端末に送信してユーザー端末のコンテンツビューア手段に再生させる段階(S401)と、前記ユーザー端末が前記合成コンテンツに含まれている合成コンテンツ識別情報と第2のコンテンツの合成位置情報を含んでいる合成コンテンツ情報を認識する段階(S402)と、前記ユーザー端末が、前記コンテンツビューア手段で再生されている前記合成コンテンツの現在のフレームの情報や、再生タイムの情報を認識する段階(S403)と、前記ユーザー端末が認識されたフレーム情報または再生タイム情報と前記第2のコンテンツの合成位置情報を比較する段階(S404)と、前記ユーザー端末が比較結果に基づいて前記コンテンツビューア手段または別個の領域に表示された信号入力手段に信号を入力することができるように活性化させる段階(S405)と、前記ユーザー端末が、前記信号入力手段に入力される信号を受信して、最終的信号が入力されると、前記運営コンピュータに転送する段階(S406)と、前記の運営コンピュータが前記ユーザー端末から送信されてきた信号の情報と保存された前記合成コンテンツの第2コンテンツ識別情報が一致していることを比較する段階(S407)と、前記の運営コンピュータが前記第2のコンテンツ識別情報と、前記信号の情報が一致すれば、ユーザーの識別情報と連携して、前記の合成コンテンツに設定された利益を提供する段階(S408)を含む構成である。
以上で説明した本発明の実施例は、本発明の様々な実施例の一部にすぎない。本発明の広告動画コンテンツなどで構成され、第1のコンテンツと画像、音声、または動画などからなる少なくともひとつの第2のコンテンツが合成された合成コンテンツがコンテンツビューア手段で再生されるときに、露出される前記第2のコンテンツに関連する信号を前記コンテンツビューア手段に含まれている信号入力手段で入力されることを受信して、運営コンピュータで視聴者に前記合成コンテンツに設定されたマイレージを獲得させる技術的思想に含まれる様々な実施例が本発明の保護範囲に含まれるのは当然である。
【符号の説明】
【0046】
100:運営コンピュータ
200:会員DB
300:合成コンテンツDB
400:統計DB
500:コンテンツ合成装置
600:第2のコンテンツ記憶装置
700:第1のコンテンツ記憶装置
800:ユーザープログラム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10