【文献】
J. Med. Chem.,2011年,54,7639−7647
【文献】
Journal de la Societe Algerienne de Chimie,1994年,4,171−177
【文献】
REGISTRY(STN)[online],2017年 6月15日,CAS 登録番号:1401606-16-3等(2633化合物
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【実施例】
【0187】
本発明を更に説明するために以降の実施例を提供するが、当然ながら決して本発明の範囲を限定するものと解釈してはならない。
【0188】
追記される場合を除きアルゴン雰囲気中無水条件下(即ち、乾燥溶媒)で、オーブンを用いて乾燥した器具を使用し、且つ空気感受性物質の取り扱いにおける標準技法を用いて全ての実験を実施した。
【0189】
薄層クロマトグラフィー(TLC)解析はMerk Kieselゲル60F254プレート上で紫外線及び/又はアニスアルデヒド、過マンガン酸カリウム又はホスホモリブデン酸浸漬により可視化して実施した。
【0190】
NMRスペクトル:1H核磁気共鳴スペクトルを400MHzで記録した。データは次のように提示する:化学シフト、多重度(s=シングレット、d=ダブレット、t=トリプレット、q=カルテット、qn=クインテット、dd=ダブルダブレット、m=マルチプレット、bs=ブロードシングレット)結合定数(J/Hz)及び積分値。結合定数はスペクトルから直接取り出して計算し、補正していない。
【0191】
LC/マススペクトル:電気スプレー(ES+)イオン化を用いた。プロトン化親イオン(M+H)又は親ナトリウムイオン(M+Na)又は最高質量のフラグメントを提示する。他の記載がない限り解析勾配は、5分間での水中10%ACNから100%ACNまでの傾斜から成る。
【0192】
並列合成−酸クロリドカップリングIの一般手順。火炎乾燥した100mL丸底フラスコに、マグネチックスターラーを入れ、カルボン酸(個々の項目を参照)を加えた。次いで、フラスコをゴムセプタムで密封し、針で窒素媒体を充填した。次いで、乾燥THF(10mL)をシリンジで加え、得られた混合物を、均一になめらかな白色懸濁液が形成されるまで超音波処理下に置いた。次いで、塩化チオニル(個々の項目を参照)をシリンジで加え、懸濁液をアルゴン雰囲気下室温で終夜撹拌した。終夜経過後、混合物をロータリーエバポレーションで濃縮して乾燥した。得られた固体を、トルエン(4mL)を加えてロータリーエバポレーションで再濃縮乾燥して乾燥させた。次いで固体を乾燥ジクロロメタン(10mL)に再懸濁した。
【0193】
個別に、反応管(18×150)に、アニリン(個々の項目を参照)及び乾燥ピリジン(2.0mL)を加えた。アニリンの溶解後、酸クロリド(2.0mLのジクロロメタン中懸濁液;1.6当量の酸クロリド)をシリンジで反応混合物に加えた。その変換の変換水準を判断するために得られた均質な溶液を1時間後にLC−MSにより分析した。
【0194】
次いで、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で二回抽出し、有機層を乾燥(硫酸ナトリウム)し、次いでGenevacで濃縮した。次いで、必要に応じて(個々の項目を参照)、さらに生成物を結晶化及び/又はクロマトグラフィー(溶離液:CH2Cl2/メタノールグラジエント)により、精製した。
【0195】
並列合成−アミドカップリングIの一般手順I。反応管(24×150)に、カルボン酸(0.25mmol)、十字型マグネチックスターラー及びHATUのDMF溶液(2mLの0.13M溶液;97mgのHATU,0.26mmol)を加えた。混合物を約5分間攪拌し、次いでDIEA(105μL,0.60mmol)及び4−クロロ−3−(イソキノリン−1−イル)アニリンのDMF(1mLの0.20M溶液;50mgのアニリン,0.20mmol)溶液を加えた。次いで反応管をメトラートレドパラレル合成装置に装填し、攪拌プレート上に置き、窒素気流下にも置いた。次いで反応混合物を1ないし2日間室温で撹拌した(個々の項目を参照)。
【0196】
次いで、反応混合物を酢酸エチル(約3mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(約4mL)を加え、得られた混合物を5分間撹拌して効率的な混合を確実にした。次いで二相の混合物を二層に分離し、有機層を試験管(18×150)にピペットで移した。
【0197】
次いで、有機混合物をGeneVacで濃縮し、直接シリカクロマトグラフィー(溶離液:CH2Cl2/メタノールグラジエント)で精製し、単一の生成物を得た。
【0198】
アリールハロゲン化物の環状スルホンアミドとのカップリングの一般手順。シュレンクフラスコに、環状スルホンアミド(1.3当量)、酢酸パラジウム(10%mmol)、Xantphos(15%mmol)及び炭酸セシウム(1.5当量)を加えた。トルエンを加え、続いてメチル2−ブロモベンゾアート(1当量)を加えた。次いでフラスコをセプタムで密封した。フラスコを排気し、窒素で再充填し、当該手順を計三回繰り返した。フラスコを100℃の油浴に3時間置き、次いで室温に放冷し、ジクロロメタン(20mL)で希釈した。スラリーをsolkaflocのパッドでろ過し、パッドを追加のジクロロメタン(20mL)で洗浄した。揮発成分を除去し、粗物質をシリカゲルクロマトグラフ(塩化メチレン/酢酸エチル)で処理し、白色固体として生成物を得た。
【0199】
実施例1
【0200】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0201】
4-アミノニコチンアルデヒド(100 mg, 0.41 mmol)及び1-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)エタノン(168 mg, 0.41 mmol)をエタノール(1mL)に加え、次いで、NaOH(6 mg, 0.01 mmol)を室温で加えた。溶液を70℃に加熱し、終夜当該温度で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、白色固体として目的生成物(180 mg, 80 % 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 9.50 (s, 1H), 8.71 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.63 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.53 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.40-8.37 (m, 1H), 8.16 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.04-8.02 (m, 1H), 7.99-7.97 (m, 1H). MS (ESI): Calcd. for C
14H
8ClN
3O
2: 285, found 286 (M+H)
+.
【0202】
実施例2
【0203】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0204】
2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-1,6-ナフチリジン(18 mg, 0.06 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(70 mg, 0.31 mmol)のエタノール(8 mL)の混合物を70℃で2時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO3 溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc, 10:1)で精製し、目的生成物を得た。MS (ESI): Calcd. For C14H10ClN3: 255, found 256 (M+H)+.
【0205】
実施例3
【0206】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0207】
3-アミノニコチンアルデヒド (50 mg, 0.41 mmol)及び1-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)エタノン (82 mg, 0.41 mmol)をエタノール(1mL)に加え、次いで、NaOH(0.3 mg, 0.01 mmol)を室温で加えた。溶液を70℃に加熱し、終夜当該温度で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、白色固体として目的生成物(38 mg, 33 % 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 9.50 (s, 1H), 8.71 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.63 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.53 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.40-8.37 (m, 1H), 8.16 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.04-8.02 (m, 1H), 7.99-7.97 (m, 1H). MS (ESI): Calcd. for C
14H
8ClN
3O
2: 285, found 286 (M+H)
+.
【0208】
実施例4
【0209】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0210】
2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-1,7-ナフチリジン(35 mg, 0.12 mmol)及び塩化スズ(II)無水物 (138 mg, 0.61 mmol)のエタノール(5 mL)の混合物を70℃で4時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、DCMで洗浄した。ろ液をDCMで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、目的生成物(25 mg)を得た。MS (ESI): Calcd. for C14H
10ClN
3: 255, found 256 (M+H)
+.
【0211】
実施例5
【0212】
【化73】
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【0213】
3-アミノ-2-ホルミルピリジン(100 mg, 0.82 mmol)及び2'-クロロ-5'-ニトロアセトフェノン(163 mg, 0.82 mmol)のEtOH (5 mL)溶液を、NaOH(6 mg, 0.16 mmol)のEtOH(1 mL)の懸濁液に室温で攪拌しながら加え、次いで室温で10分間攪拌した。多くの固体が溶液から析出し、TLC(ヘキサン/EtOAc, 1/1)が、製造された中間体の存在を示し、次いで室温で終夜攪拌し続けた。混合物を濃縮し、残渣をカラム(ヘキサン-EtOAc, 1:0〜1:1)で精製し、オフ白色固体として2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-1, 5-ナフチリジン(130 mg, 56 %)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 9.10-9.09 (m, 1H), 8.61 (d, J = 0.4 Hz, 1H), 8.55 -8.52 (m, 2H), 8.37 (dd, J = 2.8, 8.8 Hz, 2H), 8.16 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.97 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.87 (dd, J = 8.4,4.4 Hz, 1H). MS (ESI): Calcd. for C
14H
8ClN
3O
2: 285, found 286 (M+H)
+.
【0214】
実施例6
【0215】
【化74】
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【0216】
2-アミノ-3-ホルミルピリジン(100 mg, 0.82 mmol)及び2'-クロロ-5'-ニトロアセトフェノン(163 mg, 0.82 mmol)のEtOH (5 mL)溶液をNaOH (6 mg, 0.16 mmol)のEtOH(1 mL)懸濁液に室温で撹拌しながら加え、次いで、室温で10分間攪拌した。多くの固体が溶液から析出し、TLC(ヘキサン/EtOAc=1/1)が製造された中間体の存在を示し、次いで室温で終夜攪拌し続けた。反応混合物をろ過し、粗固体をエタノール及び水で洗浄し、オフ白色固体として化合物2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-1,8-ナフチリジン(120 mg)を得た。母液を濃縮し、残渣をカラム(ヘキサン-EtOAc, 1:0〜1:1)で精製し、オフ白色固体として2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-1, 8-ナフチリジン(80mg)を得た。これらの二つのフラクションをまとめ、完全な2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-1, 8-ナフチリジン(200 mg, 収率 86 %)をオフ白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 9.18 (dd, J = 4.0及び2.0 Hz, 1H), 8.67 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.59 (dd, J = 8.4, 2.0 Hz, 1H), 8.53 (dd, J = 2.8, 0.4 Hz, 1H), 8.38 (dd, J = 8.8及び2.8 Hz, 1H), 8.04 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.98 (dd, J = 8.8, 0.4 Hz, 1H), 7.74 (dd, J = 8.4, 4.4 Hz, 1H). MS (ESI): Calcd. for C14H8ClN3O2: 285, found 286 (M+H)
+.
【0217】
実施例7
【0218】
【化75】
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【0219】
2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-1,5-ナフチリジン(130 mg, 0.46 mmol)及び塩化スズ(II)無水物 (515 mg, 2.28 mmol)のエタノール(10 mL)の混合物を70℃で2時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和し、PH〜9に調整した(必要に応じてさらなる1N NaOH 溶液を加えてPHを調整した。)。100 mL DCMを加え、はっきり二層になるまで激しく振とうし、次いで、混合物をセライトパッドでろ過し、3回DCMで洗浄した。ろ液をDCMで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、黄色固体として4-クロロ-3-(1,5-ナフチリジン-2-イル)アニリン(100 mg, 収率 86 %)を得た。MS (ESI): Calcd. for C
14H
10ClN
3: 255, found 256 (M+H)
+.
【0220】
実施例8
【0221】
【化76】
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【0222】
2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-1,8-ナフチリジン(200 mg, 0.70 mmol)及び塩化スズ(II)無水物(790 mg, 3.50 mmol)のエタノール(20 mL)混合物を70℃で2時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和し、PH〜9に調整した(必要に応じて、さらなる1N NaOH溶液を加え、PHを調整した)。100 mL DCMを加え、はっきり二層になるまで激しく振とうし、次いで、混合物をセライトパッドでろ過し、3回DCMで洗浄した。ろ液をDCMで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、黄色固体として4-クロロ-3-(1,8-ナフチリジン-2-イル)アニリン(163 mg, 収率 92 %)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 9.18 (dd, J = 4.4, 2.0 Hz, 1H), 8.53-8.51 (m, 2H), 7.84 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.67 (dd, J = 8.0, 4.4 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.90 (dd, J = 2.8, 0.4 Hz, 1H), 6.70 (dd, J = 8.8, 2.8 Hz, 1H), 5.46 (brs, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
14H
10ClN
3: 255, found 256 (M+H)
+.
【0223】
実施例9
【0224】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0225】
2-(5-ニトロフェニル)-1,6-ナフチリジン(23 mg, 0.09 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(101 mg, 0.45 mmol)のエタノール(8 mL)の混合物を、70℃で2時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc, 10:1)で精製し、目的生成物を得た。MS (ESI): Calcd. For C
14H
11N
3: 221, found 222(M+H)
+.
【0226】
実施例10
【0227】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0228】
2-クロロキナゾリン(150 mg, 0.91 mmol)、2-クロロ-5-ニトロフェニルボロン酸(239 mg, 1.18 mmol)、Pd
2dba
3(21 mg, 0.023 mmol)、PCy
3(26 mg, 0.093 mmol)を、攪拌子を備えたマイクロウェーブバイアルに充填した。バイアルをテフロン栓で蓋をし、アルゴンで(針にて)5分間パージした。次いで2.0 mLの1,4-ジオキサン及び1.0 mLの1.27 M K
3PO
4(水溶液)を、シリンジを介して加え、溶液をさらにアルゴンで5分間脱気した。次いでバイアルに対してマイクロウェーブを100℃にて40分間照射した。次いで反応混合物を濃縮し、シリカゲルに吸着し、シリカクロマトグラフィー(溶離液: 酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、白色結晶質固体として生成物(38 mg, 15%)を得、2-クロロキナゾリン(52 mg, 35%)を回収した。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 9.82 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.37 (dd, J = 2.9, 8.8 Hz, 2H), 8.29 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 8.14-8.13 (m, 1H), 7.96 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.88 (ddd, J = 3.4, 4.6, 8.1 Hz, 1H).
【0229】
実施例11
【0230】
【化79】
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【0231】
2-クロロ-5-ニトロベンズアルデヒド(44 mg, 0.23 mmol)を、マイクロウェーブ容器(2〜5 mL)中、2-アミノベンズアルデヒド O-フェニルオキシム(50 mg, 0.23 mmol)の無水ZnCl2(0.5 M トルエン中, 0.15 mL)及びeminPF6(63 mg, 0.25 mmol)を含むトルエン溶液に加え、容器を密封し、バイオタージの刺激システム中で160℃で30分間マイクロウェーブ照射し、次いでNaHCO
3に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、含水Na
2SO
4で乾燥し、次いで溶媒を除去し、カラムで精製し、粗生成物として白色固体を得た。
【0232】
エタノール(5 mL)中の粗中間体2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)キナゾリン(90 mg, 0.31 mmol)及び塩化スズ(II)無水物(355 mg, 1.57 mmol)を、70℃で2時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、DCMで洗浄した。ろ液をDCMで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、黄色固体として目的化合物(26.6 mg)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 9.70 (s, 1H), 8.22-8.20 (m, 1H), 8.07-8.04 (m, 2H), 7.82-7.78 (m, 1H), 7.19 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 2.8 hz, 1H), 6.68 (dd, J = 8.8, 2.8 Hz, 1H), 5.41 (brs, 2H). MS (ESI): Calcd. for C14H10ClN3: 255, found 256 (M+H)
+.
【0233】
実施例12
【0234】
【化80】
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【0235】
5-ブロモ-1,6-ナフチリジン(4.62 g, 22.10 mmol)及び(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ボロン酸(11.57 g, 2.6 eq.)のトルエン(172 mL)及びエタノール(22 mL)混合液の懸濁液にLiOH水溶液(2 N, 33 mL, 2.78 g, 3 eq.)を加えた。混合物を真空下で5分間攪拌し、アルゴンでパージした。アルゴン雰囲気下、ビストリフェニルクロリドパラジウム(II)クロリド(1.27 g, 5% mmol)を反応混合物に素早く加えた。得られた混合物を三回真空パージサイクルにおき、アルゴン下油浴(90 ℃)中で撹拌した。3.5 時間後、TLCの結果が、5-ブロモ-1,6-ナフチリジンの完全な変換を示した。油浴を除去し、反応混合物を室温に放冷した。酢酸エチル(150 mL)を加えて混合物を抽出した。有機相を大量の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液続いて食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。粗生成物に30 mLの冷却したヘキサン及び1 mLのエチルエーテルを加えた。混合物を室温で36時間撹拌した。上澄み溶液をデカントオフし、薄黄色粉末として目的生成物(5.12 g, 81.1%)を得た。
【0236】
実施例13
【0237】
【化81】
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【0238】
エタノール(10 mL)中の5-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-1,6-ナフチリジン(81 mg, 0.28 mmol)及び塩化スズ(II)無水物(319 mg, 1.42 mmol)を、70℃で2時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、DCMで洗浄した。ろ液をDCMで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、黄色固体として目的生成物(76 mg)を得た。MS (ESI): Calcd. for C14H10ClN3: 255, found 256 (M+H)
+.
【0239】
実施例14
【0240】
【化82】
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【0241】
5-アミノピリミジン-4-カルバルデヒド(100 mg, 0.81 mmol))及び2'-クロロ-5'-ニトロアセトフェノン(162 mg, 0.81 mmol)のEtOH(5 mL)溶液を、NaOH(6 mg, 0.16 mmol)のEtOH(1 mL)懸濁液に室温で撹拌しながら加え、次いで終夜室温で撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をカラム(ヘキサン-EtOAc, 1:0〜1:1)で精製し、黄色固体として6-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン(200 mg, 収率 85.8 %)を得た。MS (ESI): Calcd. for C13H7ClN4O2: 286, found 287 (M+H)
+.
【0242】
実施例15
【0243】
【化83】
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【0244】
6-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン(180 mg, 0.63 mmol)及び塩化スズ(II)無水物(426 mg, 1.89 mmol)のエタノール(10 mL)混合物を70℃で終夜加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和し、PH〜9に調整した(必要に応じて、さらなる1N NaOH溶液を加え、PHを調整した)。100 mL DCMを加え、はっきり二層になるまで激しく振とうし、次いで混合物をセライトパッドでろ過し、3回DCMで洗浄した。ろ液をDCMで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、茶色固体として化合物4-クロロ-3-(ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)アニリン(142 mg, 87.9 %)を得た。MS (ESI): Calcd. for C13H9ClN4: 256, found 257 (M+H)
+.
【0245】
実施例16
【0246】
【化84】
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【0247】
(2-フルオロ-5-ニトロフェニル)ボロン酸(535 mg, 2.89 mmol)、2-クロロイソキノリン(395 mg, 2.41 mmol)、LiOH (203 mg, 4.83 mmol)及びPd(PPh
3)
4(139 mg, 0.12 mmol)を、トルエン(20 mL)及びエタノール(2 mL)の混合溶媒に加えた。溶液全体を脱気し、次いで管を密封した。マイクロウェーブにて60℃で4.5時間加熱し、次いで溶媒を除去し、残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、黄色固体として1-(2-フルオロ-5-ニトロフェニル)イソキノリン(186 mg, 収率 27.5%)を得た。MS (ESI): Calcd. for C15H9FN2O2: 268, found 269 (M+H)
+.
【0248】
実施例17
【0249】
【化85】
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【0250】
1-(2-フルオロ-5-ニトロフェニル)イソキノリン(180 mg, 0.67 mmol)及び塩化スズ(II)無水物(455 mg, 2.01 mmol)のエタノール(10 mL)の混合物を70℃で終夜加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和し、PH〜9に調整した(必要に応じて、さらなる1N NaOH溶液を加え、PHを調整した)。100 mL DCMを加え、はっきり二層になるまで激しく振とうし、次いで、混合物をセライトパッドでろ過し、3回DCMで洗浄した。ろ液をDCMで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、茶色固体として4-フルオロ-3-(イソキノリン-1-イル)アニリン(129 mg, 80.6%)を得た。MS (ESI): Calcd. for C15H11FN2: 238, found 239 (M+H)+.
【0251】
実施例18
【0252】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
4 4-(3-ニトロフェニル)ピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン(100 mg, 0.416 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(395 mg, 2.08 mmol)のエタノール(18 mL)混合物を70℃で2時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc, 10:1〜)で精製し、目的化合物(85 mg, 98%)を得た。MS (ESI): Calcd. For C12H10N4: 210, found 211(M+H)+.
【0254】
実施例19
【0255】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0256】
2-ブロモキノリン(360 mg, 1.73 mmol)、2-クロロ-5-ニトロフェニルボロン酸(418 mg, 2.08 mmol)、Pd(PPh
3)
4(100 mg, 0.087 mmol)及び2M K
2CO
3溶液(1.73 mL, 3.46 mmol)のトルエン(20.0 mL)及びエタノール(1.5 mL)の混合物を6時間還流した。反応混合物を放冷し、水を加えた。得られた混合物をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc, 10:1〜10:5)で精製し、白色固体として目的化合物(100 mg, 20% 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 8.55 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.48 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.35 (dd, J = 2.8, 8.8 Hz, 1H), 8.11 (m, 2H), 7.95 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.86 (ddd, J = 1.6, 6.8, 8.4 Hz, 1H), 7.71 (dd, J = 1.2, 6.8, 8.4 Hz, 1H). MS (ESI): Calcd. for C
15H
10ClN
2O
2: 285, found 285 (M+H)
+.
【0257】
実施例20
【0258】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)キノリン(440 mg, 1.55 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(1.57 g, 6.98 mmol)のエタノール(31.0 mL)の混合物を70℃で2時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、黄色固体として目的化合物(370 mg, 94% 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 8.41 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.03 (m, 2H), 7.80 (ddd, J = 1.6, 6.8, 8.4 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.64 (ddd, J = 1.2, 6.8, 8.0 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.68 (dd, J = 2.8, 8.4 Hz, 1H), 5.42 (s, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
15H
12ClN
2: 255, found 255 (M+H)
+.
【0260】
実施例21
【0261】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0262】
2-クロロ-5-ニトロベンゾイルクロリド(11.70 g, 53.2 mmol)のDCM(66.0 mL)溶液を、トリエチルアミン(7.40 mL, 53.2 mmol)を含む2-アミノ-1-フェニルエタノール(7.30 g, 53.2 mmol)のDCM(200 mL)溶液に0℃で滴下した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応を飽和NaHCO
3溶液でクエンチし、有機層を分離した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。粗残渣をヘキサン/EtOAcから再結晶し、白色固体として目的化合物(15.29 g, 90% 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 8.46 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.21 (dd, J = 2.8, 8.8 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.44-7.31 (m, 5H), 6.65 (br s, 1H), 5.01 (m, 1H), 3.97 (m, 1H), 3.56 (m 1H), 2.68 (d, J = 2.8 Hz, 1H). MS (ESI): Calcd. for C
15H
13ClN
2O
4Na 343, found 343 (M+Na)
+.
【0263】
実施例22
【0264】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
2-クロロ-N-(2-ヒドロキシ-2-フェニルエチル)-5-ニトロベンズアミド(3.40 g, 10.60 mmol)、POCl
3(11.86 mL, 127.2 mmol)及びP
2O
5(17.0 g, 119.8 mmol)のトルエン/キシレン(265 mL, 1:1)の混合物を2日間還流した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて10% NaOH 溶液で中和した。混合物をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc 95:5〜90:10)で精製し、続いてヘキサン/EtOAcから再結晶し、黄色結晶として化合物XS343(850 mg, 28%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 8.66 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.38 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.32 (dd, J = 2.8, 8.8 Hz, 1H), 7.95 (m, 1H), 7.80 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.77-7.73 (m, 2H), 7.57 (m, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
15H
10ClN
2O
2: 285, found 285 (M+H)
+.
【0266】
実施例23
【0267】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0268】
1-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)イソキノリン(785 mg, 2.76 mmol)及び塩化スズ(II)無水物(2.93 g, 12.97 mmol)のエタノール(36.8 mL)の混合物を70℃で1.5時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、黄色固体として目的化合物(650 mg, 92%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 8.61 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.75-7.67 (m, 3H), 7.53 (m, 1H), 7.29 (dd, J = 0.8, 8.0 Hz, 1H), 6.76 (m, 2H), 3.76 (br s, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
15H
12ClN
2: 255, found 255 (M+H)
+.
【0269】
実施例24
【0270】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
DMF(2滴)含む4-ヒドロキシキナゾリン(1.20 g, 8.21 mmol)のSOCl
2(27.4 mL)の混合物を、2時間還流した。SOCl
2を減圧下で除去し、残渣をDCMに溶解した。溶液を飽和NaHCO
3溶液及び食塩水で洗浄し、それぞれ、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、白色固体として化合物(1.19 g, 88% 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 9.06 (s, 1H), 8.29 (m, 1H), 8.09 (m, 1H), 7.98 (m, 1H), 7.75 (m, 1H). MS (ESI): Calcd. for C
8H
6ClN
2: 165, found 165 (M+H)
+.
【0272】
実施例25
【0273】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
4-クロロキナゾリン(658 mg, 4.0 mmol)、3-ニトロフェニルボロン酸(935 mg, 5.6 mmol)、Pd(PPh
3)
4(231 mg, 0.2 mmol)及び2M K
2CO
3溶液(4.0 mL, 8.0 mmol)のトルエン(30.0 mL)及びエタノール(2.0 mL)の混合物を6時間還流した。反応混合物を放冷し、水を加えた。得られた混合物をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc 10:1〜1:1)で精製し、淡黄色固体として目的化合物(771 mg, 77% 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 9.43 (s, 1H), 8.69 (m, 1H), 8.45 (ddd, J = 1.0, 2.4, 8.4 Hz, 1H), 8.17 (m, 2H), 8.05 (ddd, J = 0.8, 1.2, 2.0 Hz, 1H), 7.99 (m, 1H), 7.80 (m, 1H), 7.69 (m, 1H). MS (ESI): Calcd. for C
14H
10N
3O
2: 252, found 252 (M+H)
+.
【0275】
実施例26
【0276】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
4-(3-ニトロフェニル)キナゾリン(700 mg, 2.79 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(2.83 g, 12.56 mmol)のエタノール(37.2 mL)の混合物を70℃で1.5時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、黄色固体として化合物(600 mg, 97%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 9.36 (s, 1H), 8.19 (m, 1H), 8.10 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.91 (m, 1H), 7.60 (m, 1H), 7.34 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.12 (m, 1H), 7.09 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 6.88 (ddd, J = 1.2, 2.4, 8.0 Hz, 1H), 3.85 (s, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
14H
12N
3: 222, found 222 (M+H)
+.
【0278】
実施例27
【0279】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0280】
4-クロロキナゾリン(497 mg, 3.02 mmol)、3-ニトロフェニルボロン酸(852 mg, 4.23 mmol)、Pd(PPh
3)
4(175 mg, 0.15 mmol)及び2M K
2CO
3溶液(3.02 mL, 6.04 mmol)のトルエン(30.0 mL)及びエタノール(2.0 mL)の混合物を7時間還流した。反応混合物を放冷し、水を加えた。得られた混合物をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc, 10:1〜1:1)で精製し、淡黄色固体として化合物(125 mg, 14% 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 9.46 (s, 1H), 8.51 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.47 (dd, J = 2.8, 8.8 Hz, 1H), 8.17 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.10 (m, 1H), 8.03 (dd, J = 0.4, 8.8 Hz, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.68 (m, 1H). MS (ESI): Calcd. for C
14H
9ClN
3O
2: 286, found 286 (M+H)
+.
【0281】
実施例28
【0282】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
4-クロロキナゾリン(600 mg, 3.65 mmol)、2-メチル-5-ニトロフェニルボロン酸(925 mg, 5.11 mmol)、Pd(PPh
3)
4(211 mg, 0.18 mmol)及び2M K
2CO
3溶液(3.65 mL, 7.30 mmol)のトルエン(30.0 mL)及びエタノール(2.0 mL)の混合物を6時間還流した。反応混合物を放冷し、水を加えた。得られた混合物をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc, 10:1)で精製し、オフ白色固体として目的化合物(840 mg, 87% 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 9.42 (s, 1H), 8.36 (ddd, J = 0.4, 2.4, 8.4 Hz, 1H), 8.26 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.15 (m, 1H), 8.08 (ddd, J = 1.6, 6.8, 8.4 Hz, 1H), 7.76 (m, 1H), 7.72 (m, 1H), 7.65 (dq, J = 0.8, 8.4 Hz, 1H), 2.18 (s, 3H). MS (ESI): Calcd. for C
15H
12N
3O
2: 266, found 266 (M+H)
+.
【0284】
実施例29
【0285】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
4-(2-メチル-5-ニトロフェニル)キナゾリン(770 mg, 2.90 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(2.62 g, 11.60 mmol)のエタノール(38.7 mL)の混合物を70℃で2時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc, 10:1〜)で精製し、黄色固体として目的化合物(513 mg, 75% 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 9.34 (s, 1H), 8.08 (m, 1H), 8.02 (ddd, J = 2.4, 5.6, 8.0 Hz, 1H), 7.69 (m, 2H), 7.06 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.69 (dd, J = 2.4, 8.0 Hz, 1H), 6.54 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 5.09 (s, 2H), 1.85 (s, 3H). MS (ESI): Calcd. for C
15H
14N
3: 236, found 236 (M+H)
+.
【0287】
実施例30
【0288】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0289】
4-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)キナゾリン(395 mg, 1.38 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(1.40 g, 6.21 mmol)のエタノール(27.6 mL)の混合物を70℃で3時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、黄色固体として化合物(345 mg, 98%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 9.37 (s, 1H), 8.10 (m, 1H), 8.04 (ddd, J = 1.6, 6.8, 8.4 Hz, 1H), 7.73 (ddd, J = 1.2, 6.4, 8.4 Hz, 1H), 7.66 (m, 1H), 7.27 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.77 (dd, J = 2.8, 8.8 Hz, 1H), 6.67 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 5.51 (s, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
14H
11ClN
3: 256, found 256 (M+H)
+.
【0290】
実施例31
【0291】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
1-クロロイソキノリン(1.0 g, 6.11 mmol)、3-ニトロフェニルボロン酸(1.22 g, 7.33 mmol)、Pd(PPh
3)
4(353 mg, 0.31 mmol)及び2M K
2CO
3溶液(6.11 mL, 12.22 mmol)のトルエン(50.0 mL)及びエタノール(3.0 mL)の混合物を6時間還流した。反応混合物を放冷し、水を加えた。得られた混合物をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc 10:1〜1:1)で精製し、白色固体として化合物(830 mg, 54% 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 8.65 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.47 (t, J = 1.8 Hz, 1H), 8.40 (ddd, J = 0.8, 2.4, 8.4 Hz, 1H), 8.17 (ddd, J = 0.8, 1.6, 8.0 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.04 (m, 1H), 7.95 (dd, J = 0.8, 5.6 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.85 (m, 1H), 7.70 (ddd, J = 1.2, 6.8, 8.4 Hz, 1H). MS (ESI): Calcd. for C
15H
11N
2O
2: 251, found 251 (M+H)
+.
【0293】
実施例32
【0294】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0295】
1-(3-ニトロフェニル)イソキノリン(790 mg, 3.16 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(3.18 g, 14.22 mmol)のエタノール(62.6 mL)の混合物を70℃で2時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、黄色固体として化合物(690 mg, 99% 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 8.53 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.08 (dd, J = 0.8, 8.4 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.78 (m, 2H), 7.63 (ddd, J = 1.2, 6.8, 8.4 Hz, 1H), 7.18 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 6.86 (t, J = 1.8 Hz, 1H), 6.75 (m, 1H), 6.71 (ddd, J = 0.8, 2.4, 8.0 Hz, 1H), 5.24 (s, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
15H
13N
2: 221, found 221 (M+H)
+.
【0296】
実施例33
【0297】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
1-クロロイソキノリン(750 mg, 4.58 mmol)、2-メチル-5-ニトロフェニルボロン酸(995 mg, 5.50 mmol)、Pd(PPh
3)
4(265 mg, 0.23 mmol)及び2M K
2CO
3溶液(4.58 mL, 9.16 mmol)のトルエン(50.0 mL)及びエタノール(3.0 mL)の混合物を6時間還流した。反応混合物を放冷し、水を加えた。得られた混合物をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc, 10:1〜1:1)で精製し、白色固体として化合物(1.15 g, 95% 収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 8.63 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.31 (dd, J = 2.4, 8.4 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.10 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.96 (dd, J = 0.8, 6.0 Hz, 1H), 7.83 (ddd, J = 1.2, 6.8, 8.4 Hz, 1H), 7.72 (dd, J = 0.4, 8.4 Hz, 1H), 7.63 (ddd, J = 1.2, 6.8, 8.4 Hz, 1H), 7.55 (dd, J = 0.8, 8.4 Hz, 1H), 2.10 (s, 3H). MS (ESI): Calcd. for C
16H
13N
2O
2: 265, found 265 (M+H)
+.
【0299】
実施例34
【0300】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
1-(2-メチル-5-ニトロフェニル)イソキノリン(1.14 g, 4.31 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(4.38 g, 19.40 mmol)のエタノール(86.2 mL)の混合物を70℃で2時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、黄色固体として化合物(910 mg, 90%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 8.54 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.76 (ddd, J = 2.4, 5.6, 8.0 Hz, 1H), 7.59 (m, 2H), 7.01 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.63 (dd, J = 2.4, 8.0 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 4.99 (s, 2H), 1.77 (s, 3H). MS (ESI): Calcd. for C
16H
15N
2: 235, found 235 (M+H)
+.
【0302】
実施例35
【0303】
【化103】
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【0304】
3-クロロイソキノリン(100 mg, 0.64 mmol)、2,3-ジフルオロ-5-ニトロフェニルボロン酸(162 mg, 0.77 mmol)及びPd(PPh
3)
4(36 mg, 0.03 mmol)のトルエン(4.0 mL)及びエタノール(0.5 mL)の混合物を、アルゴンで脱気しながら室温で15分間攪拌した。次いで2 N LiOH溶液(0.7 mL)を加え、反応を60℃で2時間マイクロウェーブに付した。反応混合物を放冷し、水を加えた。得られた混合物をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮した。得られた粗生成物を、ヘキサン/EtOAc(0〜15%の酢酸エチル/ヘキサン)を用いるTeledyne-Iscoフラッシュシステムで精製し、薄黄色固体として目的生成物(15 mg, 9%)を得た。
【0305】
実施例36
【0306】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0307】
3,4-ジフルオロ-5-(イソキノリン-1-イル)アニリン(38)(30 mg, 1.56 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(112 mg, 7.02 mmol)のエタノール(4.0 mL)の混合物を70℃で1.5時間加熱した。反応混合物を放冷し、次いで、氷水に注ぎ、続いて飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をセライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液をEtOAcで抽出し、まとめた抽出物を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、次いで減圧下で濃縮し、黄色固体として目的生成物(30 mg, 99%)を得た。
【0308】
実施例37
【0309】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
1.4 Mリン酸カリウム水溶液(2.0 mL)を、カリウム(2-クロロ-5-ニトロフェニル)トリフルオロボレート (240 mg, 0.91 mmol)、4-クロロフロ[3,2-c]ピリジン(100 mg, 0.65 mmol)、1.4 Mリン酸カリウム水溶液(2.0 mL)及びPd(PPh
3)
4(150 mg, 0.13 mmol)のトルエン(10 mL)溶液に加えた。混合物をアルゴンで脱気し、次いで110℃に約15時間加熱した。次いで混合物を濃縮し、シリカクロマトグラフィー(溶離液:メタノール/ジクロロメタン)で精製し、白色結晶質固体として化合物4-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)フロ[3,2-c]ピリジン(30 mg, 17%)を得た。MS (ESI): Calcd. for C13H7ClN2O3: 274, found 275 (M+H)
+.
【0311】
実施例38
【0312】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0313】
クロロ-5-ニトロフェニル)フロ[3,2-c]ピリジン(20 mg, 0.07 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(82 mg, 0.36 mmol)のエタノール(25 mL)溶液を、窒素雰囲気下75℃で約15時間加熱した。次いで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2 mL)を加え、混合物を濃縮し、シリカクロマトグラフィー(溶離液: メタノール/ジクロロメタン)で精製し、黄色残渣として化合物 4-クロロ-3-(フロ[3,2-c]ピリジン-4-イル)アニリン(9.2 mg, 51%)を得た。MS (ESI): Calcd. for C13H9ClN2O: 244, found 245 (M+H)
+.
【0314】
実施例39
【0315】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
2.0 M水酸化リチウム水溶液(1.0 mL)を、(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ボロン酸(297 mg, 1.47 mmol)、4-クロロチエノ[3,2-c]ピリジン(125 mg, 0.74 mmol)及びPd(PPh3)4(85 mg, 0.07 mmol)のトルエン(12 mL)溶液に加えた。混合物をアルゴンで脱気し、次いで90℃に約15時間加熱した。次いで混合物を濃縮し、シリカクロマトグラフィー(溶離液: メタノール/ジクロロメタン)で精製し、白色固体として化合物4-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)チエノ[3,2-c]ピリジン(14 mg, 7%)を得た。MS (ESI): Calcd. for C13H7ClN2O2S: 290, found 291 (M+H)
+.
【0317】
実施例40
【0318】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
4-クロロチエノ[3,2-c]ピリジン(173 mg, 1.02 mmol)、(3-ニトロフェニル)ボロン酸(255 mg, 1.53 mmol)、Pd(PPh
3)
4(177 mg, 0.15 mmol)及び飽和K
3PO
4水溶液(2.0 mL)及びトルエン(約10 mL)を、還流冷却器を備えた丸底フラスコ中で一緒に撹拌した。次いでアルゴンガスを約20分間反応混合物にバブリングし、反応を95℃に予熱した油浴に入れた。さらなる20分間アルゴンで脱気し続けた。反応混合物を95℃で終夜撹拌した。次の日、粗反応混合物をシリカゲルに吸着させ、シリカクロマトグラフィー(溶離液: CH
2Cl
2/メタノールグラジエント)で精製し、綿状白色固体として生成物(110 mg, 42%)を得た。LC-MS (ESI): calculated for C13H8N2O2S: 256.0; found: 257.0 (M+H)
+.
【0320】
実施例41
【0321】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
4-(3-ニトロフェニル)チエノ[3,2-c]ピリジン(110 mg, 0.429 mmol)及びSnCl
2・2H
2O(480 mg, 2.13 mmol)を、エタノール(約20 mL)中で撹拌し、窒素雰囲気下で昇温し終夜還流した。次の日、混合物を飽和NaHCO3水(pH紙で試験して)で塩基性化し、次いで濃縮し、シリカゲルに吸着し、次いでシリカクロマトグラフィー(溶離液: CH
2Cl
2/メタノールグラジエント)で精製し、透明黄色油状物として生成物(94 mg, 97%)を得た。LC-MS (ESI): calculated for C13H10N2S: 226.1; found: 227.0 (M+H)
+.
【0323】
実施例42
【0324】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
4-クロロチエノ[3,2-c]ピリジン(434 mg, 2.65 mmol)、(2-メチル-5-ニトロフェニル)ボロン酸(556 mg, 3.07 mmol)及びPd(PPh
3)
4(296 mg, 0.256 mmol)の9:1トルエン/エタノールの混合物に、2M K
2CO
3水溶液(2.0 mL)を加えた。混合物をアルゴンで脱気し、次いで90℃に約15時間加熱した。次の日、反応混合物を濃縮し、シリカクロマトグラフィー(溶離液: CH
2Cl
2/メタノールグラジエント)で精製し、綿状白色固体として生成物4-(2-メチル-5-ニトロフェニル)チエノ[3,2-c]ピリジン(480 mg, 69%)を得た。MS (ESI): Calcd. for C14H10N2O2S: 270, found 271 (M+H)
+.
【0326】
実施例43
【0327】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0328】
4-(2-メチル-5-ニトロフェニル)チエノ[3,2-c]ピリジン(480 mg, 1.78 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(1.8 mg, 8.0 mmol)のエタノール(50 mL)溶液を窒素雰囲気下3時間70℃で加熱した。次いで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(約20 mL)を混合物に加え、次いで濃縮し、シリカクロマトグラフィー(溶離液: CH
2Cl
2/メタノールグラジエント)で精製し、茶色がかった固体として化合物4-メチル-3-(チエノ[3,2-c]ピリジン-4-イル)アニリンを得、直接次の合成工程に用いた。MS (ESI): Calcd. for C14H12N2S: 240, found 241 (M+H)
+.
【0329】
実施例44
【0330】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
4-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)チエノ[3,2-c]ピリジン(12 mg, 0.04 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(47 mg, 0.21 mmol)のエタノール(約10 mL)溶液を窒素雰囲気下70℃で約15時間加熱した。次いで、混合物を濃縮し、シリカクロマトグラフィー(溶離液: メタノール/ジクロロメタン)で精製し、茶色油状物として化合物4-クロロ-3-(チエノ[3,2-c]ピリジン-4-イル)アニリン(13 mg, >100%)を得た。MS (ESI): Calcd. for C13H9ClN2S: 260, found 261 (M+H)
+.
【0332】
実施例45
【0333】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
2-クロロ-5-ニトロアニリン(2.5 g, 15 mmol)、ベンゾイルクロリド(1.85 mL, 15.9 mmol)及びトリエチルアミン(2.02 mL, 29.0 mmol)のTHF(50 mL)の混合物を、室温で約15時間攪拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水溶液で洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をヘキサン/EtOAcで結晶化して精製し、白色繊維状結晶質固体として目的化合物N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ベンズアミド (3.14 g, 78%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.36 (s, 1H), 8.58-8.57 (m, 1H), 8.15-8.01 (m, 3H), 7.88 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.66-7.56 (m, 3H); MS (ESI): Calcd. for C13H9ClN2O3: 276; found: 277 (M+H)
+.
【0335】
実施例46
【0336】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ベンズアミド(1.15 g, 4.16 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(3.29 g, 14.60 mmol)のエタノール(100 mL)の混合物を70℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、DCMを加え、混合物をNaHCO
3水溶液及び食塩水それぞれで洗浄した。次いで有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、オフ白色固体として目的化合物N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)ベンズアミド(0.82 g, 80%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 9.71 (s, 1H), 7.97-7.94 (m, 2H), 7.59-7.57 (m, 1H), 7.54-7.50 (m, 2H), 7.12 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 2.4 Hz, 1h), 6.48-6.45 (m, 1H); MS (ESI): Calcd. for C13H11ClN2O: 246; found: 247 (M+H)
+.
【0338】
実施例47
【0339】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0340】
2-クロロ-5-ニトロアニリン(2.55 g, 14.8 mmol)、ニコチン酸(2.00 g, 16.2 mmol)、HATU(6.19 g, 16.3 mmol)及びDIEA(10.3 mL, 59.2 mmol)のDMF(10.0 mL)の混合物を室温で24時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水溶液及び食塩水それぞれで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、真空下で濃縮し、オフ白色結晶質固体として結晶化された目的生成物N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ニコチンアミド(1.61g, 39%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.66 (br s, 1H), 9.17-9.16 (m, 1H), 8.81-8.79 (m, 1H), 8.60 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.36-8.33 (m, 1H), 8.14-8.11 (m, 1H), 7.88 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.62-7.58 (m, 1H); MS (ESI): Calcd. for C12H8ClN3O3: 277; found: 278 (M+H)
+.
【0341】
実施例48
【0342】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0343】
2-クロロ-5-ニトロアニリン(2.50 g, 14.5 mmol)、4-クロロベンゾイルクロリド(2.04 mL, 15.9 mmol)及びTEA(5.05 mL, 36.3 mmol)のTHF(100 mL)の混合物を室温で24時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水溶液及び食塩水それぞれで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、EtOAc/ヘキサンで結晶化した。結晶を減圧下でろ取し、最小限のEtOAcで洗浄した。上澄み液を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)で精製し、オフ白色結晶質固体としてさらなる目的化合物4-クロロ-N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ベンズアミド(668 mg, 15%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.47 (s, 1H), 8.56 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.14-8.11 (m, 1H), 8.04-8.01 (m, 2H), 7.87 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.66-7.64 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C13H8Cl2N2O3: 310; found: 311 (M+H)
+.
【0344】
実施例49
【0345】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0346】
2-クロロ-5-ニトロアニリン(2.50 g, 14.5 mmol)及び2-クロロベンゾイルクロリド (3.05 mL, 17.4 mmol)のピリジン(10 mL)の混合物を室温で17時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水溶液及び食塩水それぞれで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、EtOAc/ヘキサンで結晶化した。結晶を減圧下でろ取し、最小限のEtOAcで洗浄し、オフ白色結晶質固体としてさらなる目的化合物2-クロロ-N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ベンズアミド(3.31 g, 73% 収率)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.61 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.13-8.11 (m, 1H), 7.87 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.70-7.47 (m, 4H); MS (ESI): Calcd. for C13H8Cl2N2O3: 310; found: 311 (M+H)
+.
【0347】
実施例50
【0348】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
チアゾール-2-カルボン酸(978 mg, 7.57 mmol)、2-クロロ-5-ニトロアニリン(1.19 g, 6.89 mmol)、HATU(4.45 g, 11.7 mmol)及びDIEA(4.80 mL, 27.6 mmol)のDMF(50 mL)の混合物を室温で20時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水溶液で洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、EtOAc/ヘキサンで結晶化した。結晶を減圧下でろ取し、最小限のEtOAcで洗浄した。上澄み液を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)で精製し、オフ白色結晶質固体としてさらなる目的化合物N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)チアゾール-2-カルボキサミド(912 mg, 47%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.43 (s, 1H), 8.88 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.24 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.18 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 8.13-8.10 (m, 1H), 7.91 (d, J = 9.2 Hz, 1H); MS (ESI): Calcd. for C10H6ClN3O3S: 283; found: 284 (M+H)
+.
【0350】
実施例51
【0351】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
2-クロロ-N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ベンズアミド(2.08 g, 6.69 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(5.28 g, 23.4 mmol)のエタノール(50 mL)混合物を70℃で17時間撹拌した。反応混合物を室温に放冷し、EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水溶液及び食塩水それぞれで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、EtOAc/ヘキサンで結晶化した。結晶を減圧下でろ取し、最小限のEtOAcで洗浄した。上澄み液を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)で精製し、オフ白色固体としてさらなる目的化合物N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-2-クロロベンズアミド(1.64 g, 87% 収率)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 9.85 (s, 1H), 7.57-7.43 (m, 4H), 7.10 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.92 (s, 1H), 6.47-6.44 (m, 1H), 5.35 (br s, 2H); MS (ESI): Calcd. for C13H10Cl2N2O: 280; found: 281 (M+H)
+.
【0353】
実施例52
【0354】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ニコチンアミド(1.68 g, 6.05 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(4.78 g, 21.2 mmol)のエタノール(70 mL)の混合物を60℃で17時間撹拌した。反応混合物を室温に放冷し、DCMを加え、混合物をNaHCO
3水溶液及び食塩水それぞれで洗浄した。次いで有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)で精製し、オフ白色固体として目的化合物N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)ニコチンアミド(760 mg, 51%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 9.99 (s, 1H), 9.10 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 8.77-8.76 (m, 1H), 8.30-8.27 (m, 1H), 7.58-7.55 (m, 1H), 7.13 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.50-6.48 (m, 1H), 5.35 (br s, 2H); MS (ESI): Calcd. for C12H10ClN3O: 247; found: 248 (M+H)
+.
【0356】
実施例53
【0357】
【化121】
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【0358】
N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-3-フルオロベンズアミド (1.52 g, 5.16 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(4.07 g, 18.1 mmol)のエタノール(50 mL)の混合物を70℃で19時間撹拌した。反応混合物を室温に放冷し、DCMを加え、混合物を2 M NaOH水溶液及び食塩水それぞれで洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)で精製し、オフ白色固体としてさらなる目的化合物N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-3-フルオロベンズアミド(454 mg, 33%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 9.86 (s, 1H), 9.83-7.11 (m, 4H), 7.12 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.79 (d, J = 2.4 Hz, 1H) 6.50-6.47 (m, 1H), 5.34 (br s, 2H); MS (ESI): Calcd. for C13H10ClFN2O: 264; found: 265 (M+H)
+.
【0359】
実施例54
【0360】
【化122】
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【0361】
N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)チアゾール-2-カルボキサミド(871 mg, 3.07 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(3.11 g, 13.8 mmol)のエタノール(50 mL)の混合物を70℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に放冷し、DCMを加え、混合物をNaHCO
3水溶液及び食塩水それぞれで洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)で精製し、黄色固体として目的化合物N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)チアゾール-2-カルボキサミド(590 mg, 76%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 9.83 (s, 1H), 8.17-8.11 (m, 2H), 7.38 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.44-6.41 (m, 1H), 5.44 (br s, 2H). MS (ESI): Calcd. for C10H8ClN3OS: 253; found: 254 (M+H)
+.
【0362】
実施例55
【0363】
【化123】
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【0364】
4-クロロ-N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ベンズアミド(650 mg, 2.09 mmol)及び塩化スズ(II)二水和物(1.89 g, 8.38 mmol)のエタノール(50 mL)の混合物を50℃で17時間撹拌した。反応混合物を室温に放冷し、DCMを加え、混合物を2 M NaOH水溶液及び食塩水それぞれで洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)で精製し、白色固体として目的化合物N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-4-クロロベンズアミド(0.49 g, 83%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 9.83 (s, 1H), 7.98-7.96 (m, 2H), 7.61-7.59 (m, 2H), 7.12 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.49-6.46 (m, 1H), 5.33 (br s, 2H); MS (ESI): Calcd. for C13H11Cl2N2O (M+H)
+: 281, found: 281.
【0365】
実施例56
【0366】
【化124】
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【0367】
2-クロロ-5-ニトロアニリン(5.71 g, 33.06 mmol)の50 mLの無水ピリジン溶液に、m-クロロベンゾイルクロリド( 5.79 g, 1.2当量)を室温で加えた。加え終わった後、一切れのDMAPを混合物に加えた。反応を室温で24時間撹拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。酢酸エチル(150 mL)及びエチルエーテル(30 mL)の混合物を加え、混合物を抽出した。有機相を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮し、淡黄色粉末として生成物(10.4 g, 100%)を得た。
1H-NMR及びTLCの両方が生成物を示し、それはさらなる反応に十分純粋であった。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3,): δ 10.50 (s, 1H), 8.52 (dd, J = 1.6, 2.8 Hz, 1H), 8.14 (dd, J = 1.6, 2.8 Hz, 1H), 8.12 (dd, J = 1.6, 2.8 Hz, 1H), 8.03 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 7.94 (dd, J = 1.0, 7.8 Hz, 1H), 7.86 (dd, J = 1.6, 9.0 HZ,1H), 7.72-7.58 (m, 2H). ESI-MS: calcd for C13H9Cl2N2O3 (M+H)
+: 311, found: 311.
【0368】
実施例57
【0369】
【化125】
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【0370】
3-クロロ-N-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)ベンズアミド(5.18 g, 16.66 mmol)の80 mLの無水エタノールの懸濁液に、塩化スズ(II)水和物(18.8 g, 5 eq.)を室温で加えた。反応混合物を78℃で3.5時間撹拌し、TLCが出発原料の完全な変換を示した。反応混合物をRotavaporで濃縮し、大部分のエタノールを除去した。酢酸エチル(100 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50 mL)を加え、混合物を分けた。得られた懸濁液をろ過し、ろ液を濃縮して乾燥し、淡灰色がかった粉末として目的生成物(4.45 g, 95.0%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3,): δ 9.89 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.89 (s, J = 3.6 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.55 (dd, J = 6.8, 9.0 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 2.4, 8.4 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.46 (dd, J = 2.6, 8.6 Hz, 1H), 5.32 (s, 2H). ESI-MS: calcd for C13H11Cl2N2O (M+H)
+: 281, found: 281.
【0371】
実施例58
【0372】
【化126】
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【0373】
1-クロロ-3-ヨードベンゼン(5.18 g, 21.72 mmol)及び5-アミノ-2-クロロフェノール(5.33 g, 1.71当量)及び2-ピコリン酸(535 mg, 20mol%)の60 mLの無水DMSOの混合物に、リン酸カリウム(9.2 g, 2当量)及びヨウ化銅(I)(414 mg, 10mol%)をアルゴン雰囲気下で順次加えた。得られた混合物を89℃の油浴中で24時間攪拌し、TLCが出発原料の完全な変換を示した。反応混合物を室温に放冷し、水(50 mL)及び150 mLの酢酸エチルを加えた。層を分離し、有機相を食塩水(80 mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過し、有機相を減圧下で濃縮して乾燥した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン, 0-40%)で精製し、茶色がかった油状物として目的生成物を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3,): δ 7.22 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.21 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 6.39 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 4.11 (dd, J = 1.2, 7.2 Hz, 2H). MS (ESI): Calcd. For C12H10Cl2NO (M+H)
+: 254, found: 254.
【0374】
実施例59
【0375】
【化127】
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【0376】
2-クロロ-4-ニトロフェニルボロン酸(2.50 g, 12.4 mmol)、フッ化水素カリウム(2.42 g, 31.0 mmol)、メタノール(4.0 mL)及び水(8.0 mL)を、50mLプラスチックバイアル中で一緒に室温で2時間攪拌した。時間経過後、混合物は、なめらかな白色ゲルになった。次いで20 mLのさらなるメタノールを混合物に加えて攪拌し、混合物をさらなる2時間撹拌せずに静置した。次いで混合物をろ過(ろ紙)し、メタノールで洗浄した。固体残渣をアセトン(約20 mL)に加え、徐々に加熱し、再びろ過(ろ紙)した。上澄み液を同じ体積のジエチルエーテルで希釈し、終夜冷凍庫で保存した。次の日、生成物を白色結晶質固体として回収した(2.52 g, 77%)。
【0377】
実施例60
【0378】
【化128】
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【0379】
tert-ブチル 4-アミノベンゾアート(3.0 g, 16 mmol)及び3-クロロプロパン-1-スルホニルクロリド(5.3 g, 30 mmol)のピリジン(約10 mL)の混合物を室温で1時間撹拌した。次いで混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(溶離液: メタノール/ジクロロメタン)で精製し、茶色油状物として中間体tert-ブチル 4-(3-クロロプロピルスルホンアミド)ベンゾアートを得、次いで乾燥THF(150 mL)に溶解した。この混合物に、1:1 w/w水酸化ナトリウム水(30 mL)溶液及びテトラブチルアンモニウムヨージド(290 mg, 0.79 mmol)を加え、混合物を室温で22時間撹拌した。次いで混合物を酢酸エチル及び水(それぞれ約100 mL)に分配し、有機層を濃縮し、シリカクロマトグラフィー(溶離液: 酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、白色固体として生成物tert-ブチル 4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)ベンゾアート(670 mg, 14%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 7.89 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.24 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 3.80 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.58 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.54 (s, 9H); MS (ESI): Calcd. for C14H19NO4S (M+H)
+: 298; found: 298.
【0380】
実施例61
【0381】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0382】
tert-ブチル 4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)ベンゾアート(670 mg, 2.25 mmol)のジクロロメタン(10 mL)の混合物にトリフルオロ酢酸(1.0 mL)を加え、混合物を室温で約15時間攪拌した。次いで混合物を濃縮し、得られた固体をエタノール及び酢酸エチルからの結晶化によりさらに精製し、黄色粉末として生成物4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(393 mg, 72%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 12.75 (br s, 1H), 7.93 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.25 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 3.81 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.58 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.43 (p, J = 7.6 Hz, 2H); MS (ESI): Calcd. for C10H11NO4S (M+H)
+: 242; found: 242.
【0383】
実施例62
【0384】
【化130】
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【0385】
メチル 4-ブロモ-2-フルオロベンゾアート(1.06 g, 4.56 mmol)、1,3,4-オキサチアジナン 3,3-ジオキシド(750 mg, 5.47 mmol)、酢酸パラジウム(102 mg, 0.45 mmol)、xantphos(396 g, 0.68 mmol)及び炭酸セシウム(2.23 g, 6.84 mmol)のジオキサン(15 mL)の混合物をアルゴンで脱気し、95℃で2時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物を水及び食塩水それぞれで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮し、目的化合物を析出させた。EtOAcを加え、析出物を減圧下でろ取し、さらなるEtOAcで洗浄した。上澄み液を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、オフ白色結晶質固体としてさらなる目的化合物メチル4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)-2-フルオロベンゾアート(1.15 g, 87%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 7.94-7.90 (m, 1H), 7.36-7.30 (m, 2H), 5.04 (s, 2H), 4.08-405 (m, 2H), 4.01-3.98 (m, 2H), 3.85 (m, 3H);MS (ESI): Calcd. for C11H13FNO5S(M+H)
+: 290; found: 290.
【0386】
実施例63
【0387】
【化131】
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【0388】
メチル 4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)-2-フルオロベンゾアート(992 mg, 3.43 mmol)の1:1 THF/MeOH(40 mL)の混合物に、2M NaOH水溶液(8.5 mL, 17 mmol)を加えた。混合物を室温で10分間攪拌した。次いで2M HCl水(30 mL)を加え、混合物を減圧下で濃縮し、析出物が形成した。析出物を回収し、DCM及び水で洗浄し、オフ白色結晶質固体として目的化合物4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)-2-フルオロ安息香酸(750 mg, 79%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 13.27 (br s, 1H), 7.91-7.87 (m, 1H), 7.32-7.26 (m, 2H), 5.03 (s, 2H), 4.07-4.04 (m, 2H), 4.00-3.67 (m, 2H); MS (ESI): 弱いシグナル.
【0389】
実施例64
【0390】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0391】
メチル 4-アミノベンゾアート(7.95 g, 52.6 mmol)及び1,2-オキサチアン 2,2-ジオキシド(6.75 g, 49.6 mmol)の混合物を100〜110℃で2.5時間加熱した。混合物を室温に放冷し、目的生成物を橙色粘性固体として得た。ワークアップせずに、粗生成物を実施例65に記載の以下の工程で直接用いた。LC-MS (ESI): Calcd. For C
12H
18NO
5S: 288 (M+H)
+, found: 288.
【0392】
実施例65
【0393】
【化133】
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【0394】
粗4-((4-(メトキシカルボニル)フェニル)アミノ)ブタン-1-スルホン酸(5.0 g, 17.42 mmol)を、POCl
3(20 mL)を少しずつ加え、混合物を6時間還流した。冷却し、混合物を慎重に氷水に注いだ。得られた溶液を冷却した4N NaOHで中和し、pHをおよそ8に調整した。薄黄色析出物をろ過し、大量の冷水で洗浄し、空気乾燥し、黄色固体として目的のメチル 4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)ベンゾアート(4.6 g, 97.8%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3,): δ 8.04-8.01 (m, 2H), 7.40-7.37 (m, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.80 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.23-3.19 (m, 2H), 2.35-2.33 (m, 2H), 1.93-1.91 (m, 2H). LC-MS (ESI): Calcd. For C
12H
16NO
4S: 270 (M+H)
+, found: 270.
【0395】
実施例66
【0396】
【化134】
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【0397】
メチル 4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)ベンゾアート(4.6 g, 17.0 mmol)を、20 mLメタノール及び10 mL 1N NaOHの混合物中に懸濁した。混合物を50℃で数時間撹拌し、Rotavaporで濃縮して乾燥した。混合物のpHが〜5になるまで残渣に1N HCl水溶液(25 mL)を加えた。懸濁液を氷水浴中で20分間ゆっくり攪拌し、真空ろ過した。残渣を冷水(10 mL × 2)で素早く洗浄し、真空下で乾燥し、薄黄色固体として目的生成物(3.75 g, 86%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 7.91 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 7.38 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 3.71 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.29 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.14 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 1.80 (t, J = 4.8 Hz, 2H); LC-MS (ESI): Calcd. For C
11H
14NO
4S (M+H)
+: 256, found: 256.
【0398】
実施例67
【0399】
【化135】
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【0400】
メチル 4-アミノベンゾアート(5.23 g, 28.2 mmol)及び1,2-オキサチアン 2,2-ジオキシド(3.44 g, 28.2 mmol)の混合物を100〜110℃で4.5時間加熱した。混合物を室温に放冷し、目的生成物を茶色がかった固体として得た。ワークアップせずに、粗生成物を実施例68に記載の以下の工程で直接用いた。LC-MS (ESI): Calcd. For C
11H
15NO
5SCl: 308 (M+H)
+, found: 308.
【0401】
実施例68
【0402】
【化136】
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【0403】
上記で得られた粗3-((3-クロロ-4-(メトキシカルボニル)フェニル)アミノ)プロパン-1-スルホン酸 にPOCl
3(6 mL)を少しずつ加え、混合物を5時間還流した。冷却し、混合物を慎重に氷水にゆっくり注いだ。得られた溶液を冷却した4N NaOHで中和し、pHをおよそ8に調整した。酢酸エチル(100 mL)を加え、混合物を抽出した。有機層を分離し、水(50 mL)及び食塩水 (50 mL)で洗浄した。溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン, 0〜44%)で精製し、黄色発泡体として目的生成物(916 mg, 27.5%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3,): δ 7.91 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 7.26-7.20 (m, 3H), 3.81 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.42 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.59 (t, J = 7.2 Hz, 2H). MS (ESI): Calcd. For C
11H
13NClO
4S (M+H)
+: 290, found: 290.
【0404】
実施例69
【0405】
【化137】
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【0406】
メチル 2-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)ベンゾアート(2.04 g, 7.06 mmol)のTHF(6 mL)、MeOH(6 mL)及び水(2 mL)の混合液の溶液に、水酸化リチウム(1.48 g, 5当量)を室温で加えた。混合物を8時間撹拌し、TLCを出発原料の完全な変換を示した。1N HCl水溶液を加え、pHをおよそ5に調整した。酢酸エチル(100 mL)を加え、有機層を食塩水で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過して、溶液を濃縮し、黄色固体として目的生成物(1.7 g, 87.3 %)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 7.90 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.32 (t, J = 1.0 Hz, 1H), 7.22-7.19 (m, 1H), 3.80 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 3.58 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 2.41 (t, J = 7.2 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C10H11NClO4S (M+H)
+: 276, found: 276.
【0407】
実施例70
【0408】
【化138】
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【0409】
メチル 4-アミノ-3-クロロベンゾアート(4.2 g, 22.63 mmol)及び1,2-オキサチアン 2,2-ジオキシド(2.76 g, 22.63 mmol)の混合物を100〜110℃で20時間加熱した。混合物を室温で放冷し、目的生成物を茶色がかった固体として得た。ワークアップせずに、粗生成物を以下の工程で直接用いた。
【0410】
上記で得られた粘性油状物に、10 mLのPOCl3を室温で慎重に加えた。混合物を6時間還流し、室温に放冷し、さらに氷水でクエンチした。1N NaOHを加え、懸濁液のpHをおよそ8に調整した。酢酸エチル(120 mL)を加え、混合物を抽出した。有機相を飽和NaHCO3水続いて食塩水で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥し、綿を介してろ過し、Rotavaporで濃縮し、乾燥させた。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン, 0〜50%)で精製し、黄色固体として目的生成物(4.08 g, 97.1%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3,): δ 8.03 (t, J = 1.0 Hz, 1H), 7.97-7.94 (m, 1H), 7.72 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.75 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.48 (t, J = 6.8 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C11H13ClNO4S (M+H)
+: 290, found: 290.
【0411】
実施例71
【0412】
【化139】
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【0413】
メチル 4-アミノ-3-クロロベンゾアート(881 mg, 4.75 mmol)及び1,2-オキサチアン 2,2-ジオキシド(646 mg, 1当量)の混合物を100〜110℃で10時間加熱した。混合物を室温に放冷し、目的生成物を茶色がかった固体として得た。ワークアップせずに、粗生成物を以下の工程で直接用いた。
【0414】
上記で得られた粘性油状物に、5 mLのPOCl3を室温で慎重に加えた。混合物を6時間還流し、室温に放冷し、さらに氷水でクエンチした。1N NaOHを加え、懸濁液のpHをおよそ8に調整した。酢酸エチル(60 mL)を加え、混合物を抽出した。有機相を飽和NaHCO3水続いて食塩水で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥し、綿パッドを介してろ過し、Rotavaporで濃縮し、乾燥した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン, 0〜50%)で精製し、黄色固体として目的生成物(411 mg, 2工程で28.5%)を得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3,): δ 8.02 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.93 (dd, J = 1.2, 5.2 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.59 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.58 (s, 3H), 2.19 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 2.03-1.97 (m, 4H). ESI-MS: calcd for C12H15ClNO4S (M+H)+: 304, found: 304.
【0415】
実施例72
【0416】
【化140】
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【0417】
メチル 3-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)ベンゾアート(4.06 g, 14.01 mmol)のTHF(9 mL)、MeOH (9 mL)及び水(3 mL)の混合液の溶液に、水酸化リチウム(2.94 g, 5当量)を室温で加えた。混合物を20時間撹拌し、TLCが出発原料の完全な変換を示した。1N HCl水溶液を加え、pHをおよそ5に調節した。酢酸エチル(100 mL)を加え、有機層を食塩水で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過し、溶液を濃縮し、黄色固体として目的生成物(3.24 g, 83.8 %)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 7.99 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.93 (dd, J = 2.2, 8.4 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.74 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.42 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.48-2.43 (m, 2H). ESI-MS: calcd for C10H11NClO4S (M+H)
+: 276, found: 276.
【0418】
実施例73
【0419】
【化141】
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【0420】
メチル 4-アミノ-3-フルオロベンゾアート(5 g, 40.94 mmol)及び1,2-オキサチアン 2,2-ジオキシド(4.76 g, 1当量)の混合物を120℃で2時間加熱した。混合物を室温に放冷し、目的生成物を薄茶色がかった固体として得た。ワークアップせずに、粗生成物を以下の工程で直接用いた。LC-MS (ESI): Calcd. For C11H15FNO5S: 292 (M+H)
+, found: 292.
【0421】
実施例74
【0422】
【化142】
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【0423】
メチル 4-アミノ-3-クロロベンゾアート(4.20 g, 22.63 mmol)及び1,2-オキサチアン 2,2-ジオキシド(2.76 g, 22.63 mmol)の混合物を100〜110℃で20時間加熱した。混合物を室温に放冷し、目的生成物を茶色がかった固体として得た。ワークアップせずに、粗生成物を以下の工程で直接用いた。上記で得られた粘性油状物に10 mLのPOCl
3を室温で慎重に加えた。混合物を6時間還流し、室温に放冷し、さらに氷水でクエンチした。1N NaOHを加え、懸濁液のpHをおよそ8に調整した。酢酸エチル(120 mL)を加え、混合物を抽出した。有機相を飽和NaHCO3水続いて食塩水で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥し、綿パッドを介してろ過し、Rotavaporで濃縮し、乾燥した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン, 0〜50%)で精製し、黄色固体として目的生成物(4.08 g, 97.1%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3,): δ 8.03 (t, J = 1.0 Hz, 1H), 7.97-7.94 (m, 1H), 7.72 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.75 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.48 (t, J = 6.8 Hz, 2H).
【0424】
実施例75
【0425】
【化143】
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【0426】
上記で得られた粗3-((2-フルオロ-4-(メトキシカルボニル)フェニル)アミノ)プロパン-1-スルホン酸にPOCl
3(15 mL)を少しずつ加え、混合物を6時間還流した。冷却し、混合物を慎重に氷水にゆっくり注いだ。得られた溶液を冷却した4N NaOHで中和し、pHをおよそ8に調整した。酢酸エチル(120 mL)を加え、混合物を抽出した。有機層を分離し、水(50 mL)及び食塩水(50 mL)で洗浄した。溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をヘキサン及びエチルエーテル(10:1)に混合物に懸濁し、混合物を室温で24時間撹拌した。懸濁液をろ過し、薄茶色がかった粉末として目的生成物(4.2 g, 37.5%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3,): δ 7.82-7.75 (m, 2H), 7.57-7.51 (m, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.91-3.72 (m, 1H), 3.47 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 2.45 (t, J = 5.8 Hz, 2H). Calcd. For C11H13FNO4S (M+H)
+: 274, found: 274.
【0427】
実施例76
【0428】
【化144】
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【0429】
メチル 4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)-3-フルオロベンゾアート(3.4 g, 12.44 mmol)のTHF(12 mL)、MeOH(12 mL)及び水(4 mL)の混合物の溶液に水酸化リチウム(2.6 g, 5当量)を室温で加えた。混合物を22時間撹拌し、TLCが出発原料の完全な変換を示した。1N HCl水溶液を加え、pHをおよそ4に調節した。酢酸エチル(30 mL)を加え、有機層を食塩水で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過し、溶液を濃縮し、灰色固体として目的生成物(1.3 g, 40.3%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 13.20-13.16 (brs, 1H, OH), 7.79-7.71 (m, 2H), 7.52 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 3.84 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.45 (d, J = 0.8 Hz, 2H), 2.49-2.44 (m, 2H). ESI-MS: calcd for C10H11FNO4S (M+H)
+: 260, found: 260.
【0430】
実施例77
【0431】
【化145】
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【0432】
0℃に冷却したDIEA(11.2 mL, 120 mmol)及び2-(ベンジルアミノ)エタノール(5.0 g, 33.00 mmol)の乾燥THF(180 mL)溶液に、窒素雰囲気下でクロロメタンスルホニル クロリド(4.9 g, 33.00 mmol)を加えた。次いで混合物から冷浴を除去し、室温で約15時間攪拌した。次いで濃縮し、酢酸エチル及び水で分配し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、黄色油状物として生成物N-ベンジル-1-クロロ-N-(2-ヒドロキシエチル)メタンスルホンアミド(7.8 g, 89%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 7.41-7.30 (m, 5H), 5.14 (s, 2H), 4.89 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 4.52 (s, 2H), 3.43 (q, J = 5.2 Hz, 2H), 3.23 (t, J = 6.0 Hz, 2H).
【0433】
実施例78
【0434】
【化146】
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【0435】
2-(ベンジルアミノ)エタノール(20.72 g, 137 mmol)及び47.6 mL DIEAの500 mL無水THFの溶液に、クロロメタンスルホニル クロリド (20.38 g, 137 mmol)の100 mL THFの溶液を0℃で滴下した。2時間かけてゆっくり加え、得られた混合物を室温で21時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。混合物をRotavaporで濃縮して乾燥した。120 mL酢酸エチル及び100 mL水を加えて分配した。有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。抽出物をろ過し、Rotavaporで濃縮し、粗生成物を橙色油状物として得た。
【0436】
上記で得られた化合物に400 mL無水DMF及び89 g炭酸セシウムを加えた。混合物を80℃で24時間加熱し、室温に冷却した。混合物に酢酸エチル(150 mL)及び水(100 mL)を加えた。有機層をさらに食塩水(80 mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。抽出物をろ過し、Rotavaporで濃縮し、乾燥した。捕獲されたDMFが除去されるまで残渣を真空ラインで10時間乾燥した。固体残渣に50 mL無水エタノールを加え、すぐに白色固体が溶液から析出した。懸濁液を30分間撹拌し、真空下でろ過し、オフ白色粉末として目的生成物(14.21g, 2工程, 45.6%)を得た。1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 7.36-7.32 (m, 5H), 4.82 (s, 2H), 4.29 (s, 2H), 3.79 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.33 (t, J = 4.4 Hz, 2H).
【0437】
実施例79
【0438】
【化147】
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【0439】
4-ベンジル-1,3,4-オキサチアジナン 3,3-ジオキシド(1.74 g, 7.66 mmol)の酢酸エチル(50 mL)及び無水エタノール(50 mL)の混合液の溶液に1 mL酢酸を加えた。溶液を真空化し、少しの間アルゴンでパージし、20%水酸化パラジウム(II)(100 mg)を加えた。反応混合物を水素化装置で60 psiの水素圧下21時間振とうし、TLCが出発原料の完全な変換を示した。水素源を除去し、反応混合物をセライト床でろ過した。ろ液をRotavaporで濃縮して乾燥し、白色粉末として目的生成物(1.04 g, 100%)を得た。1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 7.16 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 4.65 (d, J = 4.4 Hz, 2H), 3.65 (d, J = 4.4 Hz, 2H), 3.29 (d, J = 4.4 Hz, 2H).
【0440】
実施例80
【0441】
【化148】
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【0442】
マイクロウェーブバイアル中の1,3,4-オキサチアジナン 3,3-ジオキシド(70 mg, 1.30 mmol)、tert-ブチル 4-ブロモベンゾアート(100 mg, 0.39 mmol)、酢酸パラジウム(9 mg, 0.04 mmol)、Xantphos(34 mg, 0.06 mmol)及び炭酸セシウム(192 mg, 0.59 mmol)のジオキサン(1.0 mL)の混合物をアルゴンで脱気し、100℃で2時間マイクロウェーブ照射に付した。次いで混合物を酢酸エチル及び水に分配し、有機層を乾燥し(硫酸ナトリウム)、濃縮し、シリカクロマトグラフィー(溶離液:メタノール/ジクロロメタン)で精製し、白色固体として生成物tert-ブチル 4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンゾアート(121 mg, 98%)を得た。1H-NMR (400 MHz, d6-DMSO): δ 7.93-7.91 (m, 2H), 7.46-7.44 (m, 2H), 5.00 (s, 2H), 4.08-4.06 (m, 2H), 3.94-3.92 (m, 2H).
【0443】
実施例81
【0444】
【化149】
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【0445】
tert-ブチル 4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンゾアート(492 mg, 1.57 mmol)の15% TFA/ジクロロメタン(約20 mL)の混合物を室温で約2時間攪拌した。次いで混合物を濃縮し、ジクロロメタンに再溶解し、生成物を結晶化し、ろ取し、白色結晶質固体として4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(218 mg, 55%)を得た。1H-NMR (400 MHz, d6-DMSO): δ 13.07 (br s, 1H), 7.96 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 7.45 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 5.02 (s, 2H), 4.08-4.06 (m, 2H), 3.95-3.93 (m, 2H).
【0446】
実施例82
【0447】
【化150】
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【0448】
マイクロウェーブバイアル中の1,3,4-オキサチアジナン 3,3-ジオキシド(190 mg, 1.39 mmol)、tert-ブチル 4-ブロモ-2-クロロベンゾアート(404 mg, 1.39 mmol)、酢酸パラジウム(31 mg, 0.14 mmol)、Xantphos(121 mg, 0.21 mmol)及び炭酸セシウム(679 mg, 2.08 mmol)のジオキサン(5.0 mL)の混合物をアルゴンで脱気し、100℃で2時間マイクロウェーブを照射した。次いで混合物を酢酸エチル及び水で分配し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカクロマトグラフィー(溶離液: メタノール/ジクロロメタン)で精製し、白色固体として生成物tert-ブチル 2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンゾアート(367 mg, 76%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 2.4, 8.4 Hz, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.07-4.06 (m, 2H), 3.97-3.94 (m, 2H), 1.54 (s, 9H).
【0449】
実施例83
【0450】
【化151】
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【0451】
tert-ブチル 2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンゾアート(353 mg, 1.01 mmol)の15% TFA / ジクロロメタン(約20 mL)の混合物を室温で約2時間攪拌した。混合物を次いで濃縮し、ジクロロメタンに再溶解して生成物を結晶化し、ろ取し、白色結晶質固体として2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(158 mg, 54%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 13.40 (br s, 1H), 7.86-7.84 (m, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.42-7.39 (m, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.07-4.06 (m, 2H), 3.97-3.96 (m, 2H).
【0452】
実施例84
【0453】
【化152】
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【0454】
4-(5-メチル-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)安息香酸(56 mg, 0.27 mmol)、DIEA(94 uL, 2 eq)及びHATU(123 mg, 1.2 eq)の1.7 mLの無水DMF溶液に、4-クロロ-3-(ピリジン-2-イル)アニリン(56 mg, 1 eq)の0.4 mLの無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応完了を示した。酢酸エチル(5 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相をさらなる2 mL食塩水及び無水硫酸ナトリウムで洗浄して乾燥した。ろ過後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物に1 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。2滴の塩化メチレンを加え、透明溶液に戻した。得られた溶液を数時間室温に静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。黄色粉末として目的生成物(30 mg, 28.4%)を得た。残った母液を乾燥して濃縮し、フリーザーに保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.51 (dd, J = 2.8, 3.8 Hz, 1H), 8.61 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.08-7.55 (m, 11H), 3.85 (d, J = 6.4 HZ, 2H), 3.45 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 2.49 (t, J = 2.0 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C21H19ClN3O3S (M+H)
+: 428, found: 428.
【0455】
実施例85
【0456】
【化153】
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【0457】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(40 mg, 0.14 mmol)、4-クロロ-3-(ピリジン-2-イル)アニリン(30 mg, 0.12 mmol)、HATU(68 mg, 0.18 mmol)及びDIEA(90 μL, 0.51 mmol)のDMF(2.0 mL)の混合物を、室温で約15時間攪拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水溶液で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、減圧下で濃縮した。残渣をEtOAcに溶解し、2M HCl水溶液で洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮し、オフ白色固体として目的化合物2-クロロ-N-(4-クロロ-3-(ピリジン-2-イル)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド(15 mg, 23%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.77 (s, 1H), 8.70-8.68 (m, 1H), 8.00 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.92-7.90 (m, 1H), 7.74-7.64 (m, 3H), 7.56-7.41 (m, 5H), 5.02 (s, 2H), 4.08-4.03 (m, 2H), 3.94-3.90 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C21H17Cl2N3O4S: 477; found: 478 (M+H).
【0458】
実施例86
【0459】
【化154】
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【0460】
「並列合成-アミドカップリングIの一般手順」に基づき4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(59 mg, 0.25 mmol)を用いて当該生成物を得た。反応混合物は琥珀色で均一であった。シリカクロマトグラフィー(溶離液: CH
2Cl
2/メタノールグラジエント)で精製し、透明樹脂状物として生成物(6 mg, 6%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 8.53 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.01-7.99 (m, 1H), 7.95 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.88-7.52 (m, 10H), 7.29-7.27 (m, 1H), 3.83 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.42 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.58 (p, J = 6.8 Hz, 2H); LC-MS (ESI): calculated for C25H20ClN3O3S: 477.1; found: 478.2 (M+H).
【0461】
実施例87
【0462】
【化155】
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【0463】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリンジン-2-イル)安息香酸(76 mg, 0.32 mmol)のテトラヒドロフラン(2.5 mL)溶液に、塩化チオニル(0.28 mL, 3.93 mmol)を加え、アルゴン下で24時間攪拌した。溶媒を除去し、トルエン(2 mL)を加え、次いで再び真空下で除去した。4-クロロ-3-(キノリン-2-イル)アニリン(50 mg, 0.2 mmol)のピリジン(2 mL)溶液を氷浴下で加え、10分間撹拌した。次いで混合物を室温に平衡化し、30分間攪拌し続け、次いで飽和NaHCO
3でクエンチした。酢酸エチル(4 mL)で抽出し、飽和NaHCO
3で洗浄した。まとめた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥し、濃縮した。粗油状物にジクロロメタン(8 mL)を加え、超音波処理し、次いで析出固体をろ取し、ベージュ色固体として目的生成物(65 mg, 69%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO,): δ 10.40 (s, 1H), 8.47 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 8.12 (m, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.99 (m, 3H), 7.81 (m, 2H), 7.66 (m, 1H), 7.58 (dd, 1H, J = 8.8, 1.6 Hz), 7.28 (m, 2H), 3.81 (m, 2H), 3.56 (m, 2H), 2.42 (m, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
25H
20ClN
3O
3S: 477; found: 478 (M+H).
【0464】
実施例88
【0465】
【化156】
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【0466】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリンジン-2-イル)安息香酸(76 mg, 0.32 mmol)のテトラヒドロフラン(2.5 mL)の溶液に、塩化チオニル(0.28 mL, 3.93 mmol)を加え、アルゴン下で24時間攪拌した。溶媒を除去し、トルエン(2 mL)を加え、次いで再び真空下で除去した。4-クロロ-3-(1,5-ナフチリジン-2-イル)アニリン(50 mg, 0.2 mmol)のピリジン(2 mL)溶液を氷浴下で加え、10分間撹拌した。次いで混合物を室温に平衡化し、30分間攪拌し続け、次いで飽和NaHCO
3でクエンチした。酢酸エチル(4 mL)で抽出し、飽和NaHCO
3で洗浄した。まとめた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥し、濃縮した。粗油状物にジクロロメタン(8 mL)を加え、超音波処理し、次いで析出固体をろ取し、ベージュ色固体として目的生成物(48 mg, 51%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO,): δ 10.37 (s, 1H), 9.00 (m, 1H), 8.48 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 8.43 (m, 1H), 8.10 (dd, 1H, J = 2.4, 0.4 Hz), 8.01 (dd, 1H, J = 8.8, 0.8 Hz), 7.93 (m, 3H), 7.80 (dd, 1H, J = 4.8, 0.4 Hz), 7.56 (dd, 1H, J = 8.8, 0.4 Hz), 7.23 (m, 2H), 3.77 (m, 2H), 3.52 (m, 2H), 2.37 (m, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
24H
19ClN
4O
3S: 457; found: 458 (M+H).
【0467】
実施例89
【0468】
【化157】
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【0469】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリンジン-2-イル)安息香酸(0.076 g, 0.31 mmol)のテトラヒドロフラン(2.5 mL)溶液に、塩化チオニル(0.28 mL, 3.93 mmol)を加え、アルゴン下で24時間攪拌した。溶媒を除去し、トルエン(2 mL)を加え、次いで再び真空下で除去した。4-クロロ-3-(キナゾリン-2-イル)アニリン(0.050 g, 0.20 mmol)のピリジン(2 mL)溶液を氷浴下で加え、10分間撹拌した。次いで、混合物を室温に平衡化し、30分間攪拌し続け、次いで飽和NaHCO
3でクエンチした。酢酸エチル(4 mL)で抽出し、飽和NaHCO
3で洗浄した。まとめた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥し、濃縮した。粗油状物にジクロロメタン(8 mL)を加え、超音波処理し、次いで析出固体をろ取し、ベージュ色固体として目的生成物(0.066 g, 70%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO,): δ 10.42 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.29 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 8.23 (m, 1H), 8.08 (m, 2H), 7.99 (m, 3H), 7.82 (m, 1H), 7.58 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 7.28 (m, 2H), 3.81 (m, 2H), 3.57 (m, 2H), 2.42 (m, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
24H
19ClN
4O
3S: 457; found: 458 (M+H).
【0470】
実施例90
【0471】
【化158】
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【0472】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリンジン-2-イル)安息香酸(0.076 g, 0.31 mmol)のテトラヒドロフラン(2.5 mL)溶液に、塩化チオニル(0.28 mL, 3.93 mmol)を加え、アルゴン下で24時間攪拌した。溶媒を除去し、トルエン(2 mL)を加え、次いで再び真空下で除去した。4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-2-イル)アニリン(0.050 g, 0.20 mmol)のピリジン(2 mL)溶液を氷浴下で加え、10分間撹拌した。次いで、混合物を室温に平衡化し、30分間攪拌し続け、次いで飽和NaHCO
3でクエンチした。酢酸エチル(4 mL)で抽出し、飽和NaHCO
3で洗浄した。まとめた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥し、濃縮した。粗油状物にジクロロメタン(8 mL)を加え、超音波処理し、次いで析出固体をろ取し、ベージュ色固体として目的生成物(0.032 g, 34%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO,): δ 10.42 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 8.78 (d, 1H, J = 5.6 Hz), 8.68 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 8.14 (dd, 1H, J = 2.4, 0.8 Hz), 7.98 (m, 5H), 7.61 (dd, 1H, J = 8.8, 0.8 Hz), 7.28 (m, 2H), 3.81 (m, 2H), 3.56 (m, 2H), 2.42 (m, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
24H
20ClN
4O
3S: 458 (M+H); found: 458.
【0473】
実施例91
【0474】
【化159】
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【0475】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)-3-フルオロ安息香酸(89 mg, 0.33 mmol)、DIEA(115 μL, 2 eq)及びHATU(160 mg, 1.2 eq)の2.5 mLの無水DMFの溶液に、4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)アニリン(82 mg, 1 eq)の0.5 mLの無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を洗浄し、さらなる10 mLの食塩水及び無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物に1 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。2滴の塩化メチレンを加え、透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。茶色がかった粉末として目的生成物(38 mg, 23.2%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.51 (dd, J = 2.6, 3.8 Hz, 1H), 8.61 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.95-7.58 (m, 10H), 3.85 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 3.46 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 2.50 (t, J = 2.0 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C25H20ClFN3O3S (M+H): 496, found: 496.
【0476】
実施例92
【0477】
【化160】
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【0478】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)-3-フルオロ安息香酸(89 mg, 0.33 mmol)、DIEA(115 uL, 2 eq)及びHATU(160 mg, 1.2 eq)の2.5 mL無水DMF溶液に、4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)アニリン(83 mg, 1 eq)の0.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を洗浄し、さらなる10 mLの食塩水を加え、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物に1 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。2滴の塩化メチレンを加え、透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。茶色がかった粉末として目的生成物(42 mg, 25.6%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.53 (s, 1H), 9.16 (t, J = 2.2 Hz, 1H), 8.84 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.02-7.54 (m, 10H), 3.84 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.45 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.49-2.44 (m, 2H). ESI-MS: calcd for C24H19ClFN4O3S (M+H): 497, found: 497.
【0479】
実施例93
【0480】
【化161】
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【0481】
4-(1,1-ジオキソ-1lamba”6”-[1,2]チアジナ-2-イル)安息香酸(0.060 g, 0.31 mmol)のテトラヒドロフラン(2.5 mL)溶液に、塩化チオニル(0.28 mL, 3.93 mmol)を加え、アルゴン下で24時間攪拌した。溶媒を除去し、トルエン(2 mL)を加え、次いで再び真空下で除去した。4-クロロ-3-(キノリン-2-イル)アニリン(0.050 g, 0.20 mmol)のピリジン(2 mL)溶液を氷浴下で加え、10分間撹拌した。次いで、混合物を室温に平衡化し、30分間で攪拌し続け、次いで飽和NaHCO
3でクエンチした。酢酸エチル(4 mL)で抽出し、飽和NaHCO
3で洗浄した。まとめた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥し、濃縮した。粗油状物にジクロロメタン(8 mL)を加え、超音波処理し、次いで析出固体をろ取し、オフ白色固体として目的生成物(0.07 g, 73%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO,): δ 10.51 (s, 1H), 8.47 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 8.12 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 8.06 (m, 2H), 7.97 (m, 3H), 7.81 (m, 2H), 7.66 (m, 1H), 7.59 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 7.44 (m, 2H), 3.73 (m, 2H), 3.31 (m, 2H), 2.16 (m, 2H), 1.81 (m, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
26H
22ClN
3O
3S: 492; found: 493 (M+H).
【0482】
実施例94
【0483】
【化162】
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【0484】
「並列合成-アミドカップリングIの一般手順」に基づき4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(63 mg, 0.25 mmol)を用いて当該生成物を得た。反応混合物を琥珀色で均質であった。シリカクロマトグラフィー(溶離液: CH
2Cl
2/メタノールグラジエント)で精製し、透明樹脂状物として生成物(101 mg, 約100%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.49 (s, 1H), 8.62 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.09 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.00-7.94 (m, 4H), 7.84-7.80 (m, 1H), 7.67-7.44 (m, 5H), 3.74 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.34-3.31 (m, 2H, masked), 2.18-2.15 (m, 2H), 1.84-1.81 (m, 2H); LC-MS (ESI): calculated for C
26H
22ClN
3O
3S: 491; found: 492 (M+H).
【0485】
実施例95
【0486】
【化163】
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【0487】
4-(1,1-ジオキソ-1lamba”6”-[1,2]チアジナ-2-イル)安息香酸(0.06 g, 0.31 mmol)のテトラヒドロフラン(2.5 mL)溶液に、塩化チオニル(0.28 mL, 3.93 mmol)を加え、アルゴン下で24時間攪拌した。溶媒を除去し、トルエン(2 mL)を加え、次いで再び真空下で除去した。4-クロロ-3-(キナゾリン-2-イル)アニリン(0.05 g, 0.2 mmol)のピリジン(2 mL)溶液を0℃で加え、10分間撹拌した。次いで、混合物を室温に平衡化し、30分間攪拌し続け、次いで飽和NaHCO3でクエンチした。酢酸エチル(4 mL)で抽出し、飽和NaHCO3で洗浄した。まとめた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥し、濃縮した。粗油状物にジクロロメタン(8 mL)を加え、超音波処理し、次いで析出固体をろ取し、オフ白色固体として目的生成物(89 mg, 92%)を得た。1H-NMR (400 MHz, d6-DMSO): δ 10.52 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.30 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 8.23 (dd, 1H, J = 8.4, 0.8 Hz), 8.08 (m, 2H), 7.96 (m, 3H), 7.82 (m, 1H), 7.59 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 7.44 (m, 2H), 3.73 (m, 2H), 3.32 (m, 2H), 2.15 (m, 2H), 1.81 (m, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
25H
23ClN
4O
3S: 493; found: 494 (M+H).
【0488】
実施例96
【0489】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0490】
4-(1,1-ジオキソ-1lamba”6”-[1,2]チアジナ-2-イル)安息香酸(0.060 g, 0.31 mmol)のテトラヒドロフラン(2.5 mL)溶液に、塩化チオニル(0.28 mL, 3.93 mmol)を加え、アルゴン下で24時間攪拌した。溶媒を除去し、トルエン(2 mL)を加え、次いで再び真空下で除去した。4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-2-イル)アニリン(0.050 g, 0.2 mmol)のピリジン(2 mL)溶液を氷浴下で加え、10分間撹拌した。次いで、混合物を室温に平衡化し、30分間攪拌し続けた。酢酸エチル(4 mL)で抽出し、飽和NaHCO
3で洗浄した。まとめた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥し、濃縮した。粗油状物にジクロロメタン(8 mL)を加え、超音波処理し、次いで析出固体をろ取し、ベージュ色固体として目的生成物(0.046 g, 48%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO,): δ 10.53 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 8.78 (d, 1H, J = 6.4 Hz), 8.68 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 8.15 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.98 (m, 5H), 7.62 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 7.44 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 3.73 (m, 2H), 3.31 (m, 2H), 2.15 (m, 2H), 1.81 (m, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
25H
23ClN
4O
3S: 493; found: 494 (M+H).
【0491】
実施例97
【0492】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
4-(1,1-ジオキソ-1lamba”6”-[1,2]チアジナ-2-イル)安息香酸 (0.060 g, 0.31 mmol)のテトラヒドロフラン(2.5 mL)溶液に、塩化チオニル(0.28 mL, 3.93 mmol)を加え、アルゴン下で24時間攪拌した。溶媒を除去し、トルエン(2 mL)を加え、次いで再び真空下で除去した。4-クロロ-3-(1,5-ナフチリジン-2-イル)アニリン(0.050 g, 0.20 mmol)のピリジン(2 mL)溶液を氷浴下で加え、10分間撹拌した。次いで、混合物を室温に平衡化し、30分間攪拌し続けた。酢酸エチル(4 mL)で抽出し、飽和NaHCO
3で洗浄した。まとめた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥し、濃縮した。粗油状物にジクロロメタン(8 mL)を加え、超音波処理し、次いで析出固体をろ取し、ベージュ色固体として目的生成物(0.058 g, 59%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO,): δ 10.52 (s, 1H), 9.05 (m, 1H), 8.53 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 8.48 (m, 1H), 8.16 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 8.05 (d, ,1H, J = 8.8 Hz), 7.97 (m, 3H), 7.84 (dd, 1H, J = 8.8, 4.4 Hz), 7.61 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 7.44 (m, 2H), 3.73 (m, 2H), 3.31 (m, 2H), 2.15 (m, 2H), 1.81 (m, 2H). MS (ESI): Calcd. for C
25H
23ClN
4O
3S: 493; found: 494 (M+H).
【0494】
実施例98
【0495】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
「並列合成-アミドカップリングIの一般手順」に基づき2-クロロ-4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(71 mg, 0.25 mmol)を用いて当該生成物を得た。反応混合物を琥珀色で均質であった。シリカクロマトグラフィーで精製し、無色ガラス状固体として生成物(132 mg, >100%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.83 (s, 1H), 8.61 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 8.09 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.95-7.80 (m, 5H), 7.67-7.56 (m, 4H), 7.49-7.35 (m, 3H), 3.83-3.71 (m, 2H), 3.36-3.33 (m, 2H), 2.19-2.13 (m, 2H), 1.85-1.80 (m, 2H). LC-MS (ESI): calculated for C26H21Cl2N3O3S: 525; found: 527 (M+H).
【0497】
実施例99
【0498】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0499】
「並列合成-アミドカップリングIの一般手順I」に基づき2-クロロ-4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(49 mg, 0.17 mmol)及び4-クロロ-3-(キノリン-2-イル)アニリン(50 mg, 0.20 mmol)を用いて当該生成物を得た。反応混合物は茶色で均質であった。室温で攪拌して一日後、約90%変換したことをLC-MSで観察した。シリカクロマトグラフィー(溶離液: CH
2Cl
2/メタノールグラジエント)で精製し、透明樹脂状物(17 mg, 19%)として生成物を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.81 (s, 1H), 8.47 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.08-8.04 (m, 2H), 7.83-7.77 (m 2H), 7.83-7.59 (m, 6H), 7.48-7.38 (m, 2H), 3.71 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.34 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 2.16-2.13 (m 2H), 1.82-1.80 (m, 2H); LC-MS (ESI): calculated for C26H21Cl2N3O3S: 525.1; found: 526.1 (M+H).
【0500】
実施例100
【0501】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0502】
「並列合成-アミドカップリングIの一般手順I」に基づき2-クロロ-4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(49 mg, 0.17 mmol)及び4-クロロ-3-(キナゾリン-2-イル)アニリン(51 mg, 0.20 mmol)を用いて当該生成物を得た。反応混合物は茶色で均質であった。室温で攪拌して一日後、約85%の変換をLC-MSで観察した。シリカクロマトグラフィー(溶離液: CH
2Cl
2/メタノールグラジエント)で精製し、油状黄色樹脂状物として生成物(17 mg, 19%)を得た;
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.84 (s, 1H), 9.77 (s, 1H), 8.28-8.09 (m, 2H), 8.10-8.09 (m, 2H), 7.86-7.81 (m, 2H), 7.66-7.40 (m, 4H), 3.73 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.37-3.34 (m, 2H), 2.18-2.15 (m, 2H), 1.84-1.82 (m, 2H); LC-MS (ESI): calculated for C25H20Cl2N4O3S: 526.1; found: 527.1 (M+H).
【0503】
実施例101
【0504】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0505】
「並列合成-酸クロリドカップリングIの一般手順」に基づき2-クロロ-4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(200 mg, 0.69 mmol)及び塩化チオニル(1.01 mL; 0.14 mmol)を用いて調製される酸クロリド原液を用いて当該生成物を得た。一部の酸クロリド懸濁液(一部あたり8.5 mL懸濁液の2.0 mL;約0.16 mmol酸クロリド)を、4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-2-イル)アニリン(26 mg, 0.10 mmol)に加え、1時間後、一般手順に記載されているように反応を抽出し、濃縮した。さらに混合物をクロマトグラフィー(溶離液: CH
2Cl
2/メタノールグラジエント)で精製し、次いで生成物を黄色固体として冷ジクロロメゾアンから結晶化し生成物(19 mg, 35%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.86 (s, 1H), 9.49 (s, 1H), 8.80 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.70 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.13 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.99-7.83 (m, 3H), 7.65-7.40 (m, 4H), 3.70 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.35 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.20-2.14 (m, 2H), 1.86-1.80 (m, 2H); LC-MS (ESI): calculated for C25H20Cl2N4O3S: 526.1; found: 527.1 (M+H).
【0506】
実施例102
【0507】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0508】
「並列合成-酸クロリドカップリングIの一般手順」に基づき2-クロロ-4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(200 mg, 0.69 mmol)及び塩化チオニル(1.01 mL; 0.14 mmol)を用いて得られる酸クロリド原液を用いて当該生成物を得た。一部の酸クロリド懸濁液(一部あたり8.5 mL懸濁液の2.0mL; 約0.16 mmol酸クロリド)を、4-クロロ-3-(1,5-ナフチリジン-2-イル)アニリン(24 mg, 0.09 mmol)に加え、一般手順に記載されているように1時間後に反応を抽出し、濃縮した。さらに混合物をクロマトグラフィー(溶離液: CH
2Cl
2/メタノールグラジエント)で精製し、黄色残渣として生成物(31 mg, 62%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.85 (s, 1H), 9.07 (dd, J = 1.6, 4.0 Hz, 1H), 8.56-8.49 (m, 2H), 8.14 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.87-7.40 (m, 6H), 3.73 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.36 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 2.18-2.15 (m, 2H), 1.84-1.81 (m, 2H); LC-MS (ESI): calculated for C25H20Cl2N4O3S: 526.1; found: 527.1 (M+H).
【0509】
実施例103
【0510】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0511】
「並列合成-酸クロリドカップリングIの一般手順」を基づいて2-クロロ-4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(200 mg, 0.690 mmol)及び塩化チオニル(1.01 mL; 0.14 mmol)を用いて調製される酸クロリド原液を用いて当該生成物を調製した。一部の酸クロリド懸濁液(一部あたり8.5 mL懸濁液の2.0mL; 約0.16 mmol酸クロリド)を4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)アニリン(26 mg, 0.10 mmol)に加え、一般手順に記載されているように1時間後反応を抽出し、濃縮した。さらに混合物をクロマトグラフィー(溶離液: CH
2Cl
2/メタノールグラジエント)で精製し、黄色固体として生成物(38 mg, 71%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.86 (s, 1H), 9.18-9.17 (m, 1H), 8.85 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.03-7.85 (m, 4H), 7.70-7.64 (m, 3H), 7.49 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.42-7.39 (m, 1H), 3.72 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.35 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.19-2.13 (m, 2H), 1.85-1.79 (m, 2H). LC-MS (ESI): calculated for C25H20Cl2N4O3S: 526.1; found: 527.1 (M+H).
【0512】
実施例104
【0513】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(64 mg, 0.22 mmol)、4-クロロ-3-(イソキノリン-1-イル)アニリン(47 mg, 0.18 mmol)、HATU(103 mg, 0.27 mmol)及びDIEA(130 μL, 1.36 mmol)のDMF(約3 mL)の混合物を室温で約15時間攪拌した。次いで混合物を酢酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分配し、有機層を回収し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、さらにシリカクロマトグラフィー(溶離液: メタノール / ジクロロメタン)で精製し、さらに1:1 ヘキサン/ジクロロメタンから結晶化して精製し、白色固体として生成物2-クロロ-N-(4-クロロ-3-(イソキノリン-1-イル)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド(8.1 mg, 収率: 9%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.84 (s, 1H), 8.61 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.09 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.94 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.87-7.80 (m, 3H), 7.68-7.57 (m, 4H), 7.54 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.45-7.42 (m, 1H), 5.03 (s, 2H), 4.09-4.06 (m, 2H), 3.94-3.92 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C25H19Cl2N3O4S: 527; found: 528 (M+H).
【0515】
実施例105
【0516】
【化173】
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【0517】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(34 mg, 0.12 mmol)、4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)アニリン(25 mg, 0.10 mmol)、HATU(55 mg, 0.14 mmol)及びDIEA(70 μL, 0.40 mmol)のDMF(約3 mL)の混合物を室温で約15時間攪拌した。次いで混合物を酢酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分配し、生成物からオフ白色固体として2-クロロ-N-(4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド(7.5 mg, 収率: 15%)から結晶化した。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.91 (s, 1H), 9.18-9.17 (m, 1H), 8.85 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.04-8.00 (m, 2H), 7.95 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.88-7.85 (m, 1H), 7.70-7.66 (m, 3H), 7.55 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.45-7.42 (m, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.09-4.06 (m, 2H), 3.95-3.92 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C24H18Cl2N4O4S: 528; found: 529 (M+H).
【0518】
実施例106
【0519】
【化174】
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【0520】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(40 mg, 0.14 mmol)、4-クロロ-3-(1,5-ナフチリジン-2-イル)アニリン(32 mg, 0.13 mmol)、HATU(71 mg, 0.19 mmol)及びDIEA (87 μL, 0.50 mmol)のDMF(2.0 mL)の混合物を室温で約15時間攪拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水溶液及び2M HCl水それぞれで洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、橙色固体として目的化合物2-クロロ-N-(4-クロロ-3-(1,5-ナフチリジン-2-イル)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド(20 mg, 30%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.80 (s, 1H), 9.02-9.01 (m, 1H), 8.50-8.45 (m, 2H), 8.08 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.01 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.82-7.75 (m, 2H), 7.62-7.56 (m, 2H), 7.48 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.39-7.37 (m, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.03-4.00 (m, 2H), 3.89-3.87 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C24H18Cl2N4O4S: 528; found: 529 (M+H).
【0521】
実施例107
【0522】
【化175】
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【0523】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(40 mg, 0.14 mmol)、4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-2-イル)アニリン(32 mg, 0.13 mmol)、HATU(71 mg, 0.19 mmol)及びDIEA(87 μL, 0.50 mmol)のDMF(2.0 mL)の混合物を室温で約15時間攪拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水溶液及び2M HCl水溶液それぞれで洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、オフ白色固体として目的化合物2-クロロ-N-(4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-2-イル)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド(20 mg, 31%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.87 (s, 1H), 9.49 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 8.80 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.72-8.69 (m, 1H), 8.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.99-7.97 (m, 2H), 7.86-7.83 (m, 1H), 7.69-7.63 (m, 2H), 7.55 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.46-7.43 (m, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.09-4.07 (m, 2H), 3.95-3.93 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C24H18Cl2N4O4S: 528; found: 529 (M+H).
【0524】
実施例108
【0525】
【化176】
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【0526】
4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(51 mg, 0.20 mmol)、4-クロロ-3-(イソキノリン-1-イル)アニリン(50 mg, 0.20 mmol)、HATU(114 mg, 0.30 mmol)及びDIEA(140 μL, 0.80 mmol)のDMF(2.0 mL)の混合物を室温で約15時間攪拌した。次いで混合物を酢酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分配し、有機層を分離し、放冷し、生成物を結晶化して、オフ白色固体としてN-(4-クロロ-3-(イソキノリン-1-イル)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド(38.7 mg, 39%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.54 (s, 1H), 8.62 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.09 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.00-7.94 (m, 5H), 7.84-7.80 (m, 1H), 7.67-7.63 (m, 2H), 7.60-7.58 (m, 2H), 7.50-7.48 (m, 2H), 5.02 (s, 2H), 4.09-4.07 (m, 2H), 3.95-3.93 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C25H20ClN3O4S: 493; found: 494 (M+H).
【0527】
実施例109
【0528】
【化177】
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【0529】
4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(31 mg, 0.12 mmol)、4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)アニリン(26 mg, 0.10 mmol)、HATU(57 mg, 0.15 mmol)及びDIEA(70 μL, 0.40 mmol)のDMF(2.0 mL)の混合物を、室温で約15時間攪拌した。次いで混合物を酢酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配し、有機層を分離し、放冷し、結晶化して、白色固体として生成物N-(4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド(33.3 mg, 34%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.57 (s, 1H), 9.19-9.17 (m, 1H), 8.86 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.04-7.97 (m, 6H), 7.70-7.66 (m, 2H), 7.49 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 5.02 (s, 2H), 4.09-4.07 (m, 2H), 3.95-3.93 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C24H19ClN4O4S: 494; found: 495 (M+H).
【0530】
実施例110
【0531】
【化178】
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【0532】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)-3-フルオロ安息香酸(62 mg, 0.23 mmol)、DIEA(80 uL, 2 eq)及びHATU(105 mg, 1.2 eq)の2.5 mL無水DMF溶液に、3-(イソキノリン-1-イル)-4-メチルアニリン(54 mg, 1 eq)の0.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相をさらなる10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物に1 mL冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。2滴の塩化メチレンを加えて透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。黄色粉末として目的生成物(65 mg, 68%)を得られた。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.31 (s, 1H), 8.58 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.05 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.93-7.54 (m, 10H), 7.37 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 3.44 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.72-2.67 (m, 2H), 1.94 (s, 3H). ESI-MS: calcd for C26H23FN3O3S (M+H): 476, found: 476.
【0533】
実施例111
【0534】
【化179】
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【0535】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)-3-フルオロ安息香酸(60 mg, 0.22 mmol)、DIEA(80 uL, 2 eq)及びHATU(100 mg, 1.2 eq)の2.5 mL無水DMF溶液に、3-(イソキノリン-1-イル)-4-メチルアニリン(52 mg, 1 eq)の0.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物に1 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。2滴の塩化メチレンを加え、透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。黄色粉末として目的生成物(70 mg, 64.8%)を得られた。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.47 (s, 1H), 8.57 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.04 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.88-7.34 (m, 8H), 7.26-7.22 (m, 3H), 3.78 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.56 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.41 (t, J = 6.8 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C26H23ClN3O3S (M+H): 492, found: 492.
【0536】
実施例112
【0537】
【化180】
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【0538】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)-3-フルオロ安息香酸(592 mg, 2.15 mmol)、DIEA (748 uL, 2 eq)及びHATU(981 mg, 1.2 eq)の10 mL無水DMF溶液に、4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)アニリン(549 mg, 1 eq)を室温で少しずつ加えた。反応混合物を室温で36時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(60 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の20 mLの食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物を20時間真空ラインで乾燥し、5 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。数滴の塩化メチレンを加えて透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。黄色粉末として目的生成物(687mg, 62.4%)を得た。目的生成物を含む母液を濃縮して乾燥し、-5℃で保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.77 (s, 1H), 9.16 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 8.84 (dd, J = 1.4, 6.2 Hz, 1H), 8.02-7.23 (m, 9H), 3.79 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.58 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.41 (t, J = 6.4 Hz, 2H); ESI-MS: calcd for C24H19Cl2N4O3S (M+H): 513, found: 513.
【0539】
実施例113
【0540】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0541】
3-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(94 mg, 0.34 mmol)、DIEA(118 uL, 2 eq)及びHATU(129 mg, 1.2 eq)の4 mL無水DMF溶液に、4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)アニリン(87 mg, 1 eq)を少しずつ室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(60 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の20 mLの食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物を真空ラインで 20時間乾燥し、5 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。数滴の塩化メチレンを加えて透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに 真空下で乾燥した。オフ白色粉末として目的生成物(48 mg, 27.6%)を得た。目的生成物を含む母液を濃縮して乾燥し、-5℃で保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.62 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 9.16 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 8.84 (t, J = 2.6 Hz, 1H), 8.13-7.96 (m, 6H), 7.68-7.66 (m, 3H), 3.77-3.74 (m, 2H), 3.43 (d, J = 2.8 Hz, 2H), 2.48 (d, J = 1.2 Hz, 2H); ESI-MS: calcd for C24H19Cl2N4O3S (M+H): 513, found: 513.
【0542】
実施例114
【0543】
【化182】
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【0544】
3-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(74 mg, 0.27 mmol)、DIEA (94 uL, 2 eq)及びHATU(103 mg, 1.2 eq)の4 mL無水DMF溶液に、4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)アニリン(69 mg, 1 eq)を少しずつ室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(60 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20 mL)を加えて混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の20 mLの食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物を真空ラインで20時間乾燥し、5 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。数滴の塩化メチレンを加えて、透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。黄色粉末として目的生成物(31 mg, 22.5%)を得た。目的生成物を含む母液を濃縮して乾燥し、-5℃で保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.59 (s, 1H), 8.59 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.12-7.58 (m, 10H), 3.74 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.42 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.49-2.46 (m, 2H); ESI-MS: calcd for C25H20Cl2N3O3S (M+H): 512, found: 512.
【0545】
実施例115
【0546】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0547】
3-クロロ-4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(68 mg, 0.24 mmol)、DIEA (83 uL, 2 eq)及びHATU(110 mg, 1.2 eq)の4 mL無水DMF溶液に、4-クロロ-3-(イソキノリン-1-イル)アニリン(62 mg, 1 eq)を少しずつ室温で加えた。反応混合物を室温で20時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(60 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20 mL)を加えて混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の20 mLの食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物を真空ラインで20時間乾燥し、5 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。数滴の塩化メチレンを加えて、透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。茶色がかった粉末として目的生成物(42 mg, 33.2%)を得た。目的生成物を含む母液を濃縮して乾燥し、-5℃で保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.60 (s, 1H), 8.59 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.11-7.58 (m, 12H), 3.59 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 2.20 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 1.80 (t, J = 3.2 Hz, 2H); ESI-MS: calcd for 化学式: C26H22Cl2N3O3S (M+H): 526, found: 526.
【0548】
実施例116
【0549】
【化184】
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【0550】
4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)-2-フルオロ安息香酸(40 mg, 0.15 mmol)、4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)アニリン(31 mg, 0.12 mmol)、HATU(78 mg, 0.21 mmol)及びDIEA(84 μL, 0.88 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を室温で24時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水溶液で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、ガラス状黄色固体として目的化合物N-(4-クロロ-3-(1,6-ナフチリジン-5-イル)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)-2-フルオロベンズアミド(60 mg, 96%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.74 (s, 1H), 9.18-9.17 (m, 1H), 8.85 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.04-7.88 (m, 4H), 7.74-7.66 (m, 3H), 7.38-7.30 (m, 2H), 5.03 (s, 2H), 4.09-4.06 (m, 2H), 3.97-3.94 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C24H18ClFN4O4S: 512; found: 513 (M+H).
【0551】
実施例117
【0552】
【化185】
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【0553】
4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)-2-フルオロ安息香酸(40 mg, 0.15 mmol)、4-クロロ-3-(イソキノリン-1-イル)アニリン(31 mg, 0.12 mmol)、HATU(78 mg, 0.21 mmol)及びDIEA(84 μL, 0.88 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を室温で24時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水溶液及び2M HCl水それぞれで洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、ガラス状黄色固体として目的化合物N-(4-クロロ-3-(イソキノリン-1-イル)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)-2-フルオロベンズアミド(47 mg, 76%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.71 (s, 1H), 8.61 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.95-7.80 (m, 4H), 7.74-7.57 (m, 4H), 7.38-7.30 (m, 3H), 5.03 (s, 2H), 4.09-4.06 (m, 2H), 3.96-3.80 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C25H19ClFN3O4S: 511; found: 512 (M+H).
【0554】
実施例118
【0555】
【化186】
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【0556】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)-3-フルオロ安息香酸(48 mg, 0.19 mmol)、DIEA(66 uL, 2 eq)及びHATU(87 mg, 1.2 eq)の4 mL無水DMF溶液に、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)ベンズアミド(47 mg, 1 eq)の1 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で20時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(40 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20 mL)を加えて混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mLの食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物に1 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。2滴の塩化メチレンを加えて透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。黄色粉末として最初のバッチの目的生成物(49 mg, 52.9%)を得た。母液を冷蔵庫に保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.47 (s, 1H), 10.33 (s, 1H), 9.13 (t, J = 1.0 Hz, 1H), 8.76 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.31 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.91-7.53 (m, 7H), 3.85 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.47-3.44 (m, 2H), 2.45 (t, J = 6.4 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C23H20ClFN3O4S (M+H): 488, found: 488.
【0557】
実施例119
【0558】
【化187】
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【0559】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)-3-フルオロ安息香酸(53 mg, 0.20 mmol)、DIEA(70 uL, 2 eq)及びHATU(91 mg, 1.2 eq)の4 mL無水DMF溶液に、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)ニコチンアミド(50 mg, 1 eq)の1 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で20時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(40 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加えて、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mLの食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物に1 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。2滴の塩化メチレンを加え、透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。黄色粉末として最初のバッチの目的生成物(46 mg, 47.1%)を得た。母液を冷蔵庫に保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.46 (s, 1H), 10.06 (s, 1H), 8.08 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.86-7.51 (m, 8H), 3.85 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.45 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.48-2.43 (m, 2H). ESI-MS: calcd for C22H19ClFN4O4S (M+H): 489, found: 489.
【0560】
実施例120
【0561】
【化188】
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【0562】
2-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(67 mg, 0.24 mmol)、DIEA(84 uL, 2 eq)及びHATU(110 mg, 1.2 eq)の2.5 mL無水DMF溶液に、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-3-クロロベンズアミド(68 mg, 1 eq)の0.5 mLの無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物に1 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。2滴の塩化メチレンを加えて、透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。黄色粉末として目的生成物(61 mg, 47.3%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.65 (s, 1H), 10.25 (s, 1H), 8.01-7.93 (m, 3H), 7.69-7.50 (m, 5H), 7.29-7.24 (m, 2H), 3.80 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.59-3.56 (m, 2H), 2.49-2.44 (m, 2H). ESI-MS: calcd for C23H19Cl3N3O4S (M+H): 538, found: 538.
【0563】
実施例121
【0564】
【化189】
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【0565】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)-3-フルオロ安息香酸(62 mg, 0.23 mmol)、DIEA(84 uL, 2 eq)及びHATU(110 mg, 1.2 eq)の2.5 mL無水DMF溶液を、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-3-クロロベンズアミド(68 mg, 1 eq)の0.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mLの食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン, 0-50 %)で精製し、薄黄色粉末として目的生成物(60 mg, 49.9%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): ESI-MS: calcd for C23H19Cl2FN3O4S (M+H): 523, found: 523.
【0566】
実施例122
【0567】
【化190】
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【0568】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(60 mg, 0.21 mmol)、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)ベンズアミド(42 mg, 0.17 mmol)、HATU (65 mg, 0.17 mmol)及びDIEA(119 μL, 0.68 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を、室温で17時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、DCM/ヘキサンから結晶化してさらに精製し、オフ白色結晶質固体として目的化合物N-(3-ベンズアミド-4-クロロフェニル)-2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド(30 mg, 34%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.77 (s, 1H), 10.09 (s, 1H), 8.04-7.98 (m, 3H), 7.68-7.43 (m, 8H), 5.04 (s, 2H), 4.10-4.07 (m, 2H), 3.95-3.93 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C23H19Cl2N3O5S: 519; found: 542 (M+Na).
【0569】
実施例123
【0570】
【化191】
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【0571】
4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)-2-フルオロ安息香酸(56 mg, 0.21 mmol)、4-クロロ-3-(ピリジン-2-イル)アニリン(35 mg, 0.17 mmol)、HATU(110 mg, 0.29 mmol)及びDIEA(118 μL, 0.68 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を室温で24時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水で洗浄し、有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、さらにヘキサン/EtOAcから結晶化して精製し、オフ白色固体として目的化合物N-(4-クロロ-3-(ピリジン-2-イル)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)-2-フルオロベンズアミド(54 mg, 69%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.66 (s, 1H), 8.72-8.70 (m, 1H), 8.01 (d, J = 2.4 Hz, H), 7.94-7.90 (m, 1H), 7.80-7.68 (m, 2H), 7.56 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.46-7.31 (m, 3H), 5.04 (s, 2H), 4.09-4.07 (m, 2H), 3.97-3.95 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C21H17ClFN3O4S: 461; found: 462 (M+H).
【0572】
実施例124
【0573】
【化192】
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【0574】
4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)-2-フルオロ安息香酸(56 mg, 0.21 mmol)、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)ベンズアミド(42 mg, 0.17 mmol)、HATU(110 mg, 0.29 mmol)及びDIEA(118 μL, 0.68 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を室温で24時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水で洗浄し、有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、オフ白色結晶質固体として目的化合物N-(3-ベンズアミド-4-クロロフェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)-2-フルオロベンズアミド(68 mg, 79%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.66 (s, 1H), 10.08 (s, 1H), 8.05-7.99 (m, 3H), 7.74-7.52 (m, 6H), 7.36-7.31 (m, 2H), 5.04 (s, 2H), 4.10-4.07 (m, 2H), 3.98-3.95 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C23H19ClFN3O5S: 503; found: 526 (M+Na).
【0575】
実施例125
【0576】
【化193】
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【0577】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(50 mg, 0.17 mmol)、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-3-フルオロベンズアミド(38 mg, 0.14 mmol)、HATU(92 mg, 0.24 mmol)及びDIEA(100 μL, 0.57 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を室温で3日間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)で精製し、オフ白色固体として目的化合物2-クロロ-N-(4-クロロ-3-(3-フルオロベンズアミド)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド(66 mg, 86% 収率)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.78 (s, 1H), 10.23 (s, 1H), 8.02 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.86-7.77 (m, 2H), 7.68-7.43 (m, 7H), 5.04 (s, 2H), 4.09-4.07 (m, 2H), 3.95-3.93 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C23H18Cl2FN3O5S: 537; found: 560 (M+Na).
【0578】
実施例126
【0579】
【化194】
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【0580】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(50 mg, 0.17 mmol)、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-4-クロロベンズアミド(40 mg, 0.14 mmol)、HATU(92 mg, 0.24 mmol)及びDIEA(100 μL, 0.57 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を室温で 3日間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)で精製し、オフ白色固体として目的化合物2-クロロ-N-(4-クロロ-3-(4-クロロベンズアミド)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド (68 mg, 85% 収率)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.77 (s, 1H), 10.20 (s, 1H), 8.03-8.00 (m, 3H), 7.67-7.60 (m, 4H), 7.55-7.52 (m, 2H), 7.45-7.43 (m, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.09-4.07 (m, 2H), 3.95-3.93 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C23H18Cl3N3O5S: 553; found: 576 (M+Na).
【0581】
実施例127
【0582】
【化195】
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【0583】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(62 mg, 0.17 mmol)、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)チアゾール-2-カルボキサミド(36 mg, 0.14 mmol)、HATU(92 mg, 0.24 mmol)及びDIEA(100 μL, 0.57 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を室温で3日間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)で精製し、オフ白色固体として目的化合物N-(2-クロロ-5-(2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド)フェニル)チアゾール-2-カルボキサミド(65 mg, 78% 収率)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.82 (s, 1H), 10.19 (s, 1H), 8.44 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.20-8.14 (m, 2H), 7.68-7.43 (m, 5H), 5.04 (s, 2H), 4.10-4.07 (m, 2H), 3.96-3.93 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C20H16Cl2N4O5S2: 526; found: 549 (M+Na).
【0584】
実施例128
【0585】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0586】
4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(73 mg, 0.29 mmol)、DIEA(101 uL, 2 eq)及びCOMU(149 mg, 1.2 eq)の4 mL無水DMF溶液に、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-3-クロロベンズアミド(81 mg, 1 eq)の1 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン, 0-50 %)で精製し、薄黄色粉末として目的生成物(17 mg, 11.3%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.44 (s, 1H), 10.24 (s, 1H), 8.06-7.94 (m, 5H), 7.73-7.43 (m, 6H), 3.73 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 2.17-2.15 (m, 2H), 1.82 (dd, J = 1.2, 6.0 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C24H22Cl2N3O4S (M+H): 518, found: 518.
【0587】
実施例129
【0588】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0589】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(64 mg, 0.24 mmol)、DIEA(94 uL, 2 eq)及びHATU(123 mg, 1.2 eq)の2.5 mL無水DMF溶液に、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-3-クロロベンズアミド(75 mg, 1 eq)の0.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mLの食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物を冷却したジクロロメタン及びヘキサンの混合液から再結晶化し、黄色粉末として目的生成物(52 mg, 38.1%)を得た。母液を濃縮し、冷蔵庫に保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.34 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 10.22 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.05-7.97 (m, 4H), 7.74-7.49 (m, 3H), 7.29-7.26 (m, 2H), 3.83 (t, J = 3.2 Hz, 2H), 3.80 (t, J = 3.2 Hz, 2H), 2.47 (t, J = 1.8 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C23H20Cl2N3O4S (M+H): 504, found: 504.
【0590】
実施例130
【0591】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0592】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(65 mg, 0.22 mmol)、DIEA(2 eq)及びHATU(100 mg, 1.2 eq)の4 mL無水DMF溶液に、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-3-クロロベンズアミド(62 mg, 1 eq)の1 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン, 0-50 %)で精製し、白色粉末として目的生成物(30 mg, 24.6%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.77 (s, 1H), 10.26 (s, 1H), 10.01-7.92 (m, 3H), 7.69-7.42 (m, 7H), 4.07 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.93 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 2.48 (d, J = 1.6 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C23H19Cl3N3O5S (M+H): 554, found: 554.
【0593】
実施例131
【0594】
【化199】
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【0595】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)-3-フルオロ安息香酸(52 mg, 0.19 mmol)、DIEA(87 uL, 2 eq)及びHATU(87 mg, 1.2 eq)の2.5 mLの無水DMF溶液に、4-クロロ-3-(3-クロロフェノキシ)アニリン(48 mg, 1 eq)の0.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン, 0-50 %)で精製し、白色発泡体として目的生成物(55 mg, 56.6%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.21 (s, 1H), 8.65-8.45 (m, 1H), 7.94-6.95 (m, 8H), 3.79 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 3.57-3.54 (m, 2H), 2.40 (dd, J = 1.6, 4.0 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C22H18Cl3N2O4S (M+H): 511, found: 511.
【0596】
実施例132
【0597】
【化200】
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【0598】
3-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(71 mg, 0.25 mmol)、DIEA(87 uL, 2 eq)及びHATU(114 mg, 1.2 eq)の10 mL無水DMF溶液に、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-3-クロロベンズアミド(69 mg, 1 eq)の1.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(60 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン, 0〜50%)で精製し、黄色油状物として目的生成物(110 mg, 81.9%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.54 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 10.24 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.13-7.93 (m, 5H), 7.73-7.53 (m, 5H), 3.77-3.74 (m, 1H), 3.42 (t, J = 3.6 Hz, 2H), 1.96 (t, J = 3.2 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for 化学式: C23H19Cl3N3O4S (M+H): 538, found: 538.
【0599】
実施例133
【0600】
【化201】
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【0601】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(53 mg, 0.18 mmol)、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)-2-クロロベンズアミド(46 mg, 0.15 mmol)、HATU(130 mg, 0.34 mmol)及びDIEA(110 μL, 0.60 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を室温で1日間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)で精製し、オフ白色固体として目的化合物2-クロロ-N-(4-クロロ-3-(2-クロロベンズアミド)フェニル)-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド(65 mg, 78% 収率)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.78 (s, 1H), 10.23 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.68-7.43 (m, 9H), 5.04 (s, 2H), 4.10-4.07 (m, 2H), 3.96-3.93 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C23H18Cl3N3O5S: 553; found: 576 (M+Na).
【0602】
実施例134
【0603】
【化202】
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【0604】
2-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(60 mg, 0.21 mmol)、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)ベンズアミド(42 mg, 0.17 mmol)、HATU(65 mg, 0.17 mmol)及びDIEA(119 μL, 0.68 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を室温で17時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、さらにDCM/ヘキサンから結晶化することにより精製し、オフ白色結晶質固体として目的化合物N-(3-ベンズアミド-4-クロロフェニル)-2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)ベンズアミド(30 mg, 34% 収率)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.77 (s, 1H), 10.09 (s, 1H), 8.04-7.98 (m, 3H), 7.68-7.43 (m, 8H), 5.04 (s, 2H), 4.10-4.07 (m, 2H), 3.95-3.93 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C23H19ClFN3O5S: 503; found: 526 (M+Na).
【0605】
実施例135
【0606】
【化203】
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【0607】
2-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(44 mg, 0.16 mmol)、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)ニコチンアミド(33 mg, 0.14 mmol)、HATU(98 mg, 0.23 mmol)及びDIEA(94 μL, 0.54 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を室温で17時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、オフ白色結晶質固体として目的化合物N-(2-クロロ-5-(2-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)ベンズアミド)フェニル) ニコチンアミド(14 mg, 34%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.67 (s, 1H), 10.35 (s, 1H), 9.14 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.80-8.78 (m, 1H), 8.34-8.31 (m, 1H), 8.05 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.65-7.53 (m, 4H), 7.31-7.25 (m, 2H), 3.83-3.80 (m, 2H), 3.61-3.58 (m, 2H), 2.47-2.40 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C22H18Cl2N4O4S: 504; found: 505 (M+H).
【0608】
実施例136
【0609】
【化204】
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【0610】
2-クロロ-4-(3,3-ジオキシド-1,3,4-オキサチアジナン-4-イル)安息香酸(70 mg, 0.24 mmol)、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)ニコチンアミド(50 mg, 0.20 mmol)、HATU (129 mg, 0.339 mmol)及びDIPEA(94 μL, 0.54 mmol)のDMF(1.5 mL)の混合物を室温で17時間撹拌した。EtOAcを加え、混合物をNaHCO
3水で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、オフ白色結晶質固体として目的化合物N-(2-クロロ-5-(2-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)ベンズアミド)フェニル)ニコチンアミド(54 mg, 51%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO): δ 10.79 (s, 1H), 10.36 (s, 1H), 9.15-9.14 (m, 1H), 8.80-8.78 (m, 1H), 8.34-8.31 (m, 1H), 8.06 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.68-7.54 (m, 5H), 7.46-7.43 (m, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.10-4.07 (m, 2H), 3.96-3.93 (m, 2H); MS (ESI): Calcd. for C22H18Cl2N4O5S: 520; found: 521 (M+H).
【0611】
実施例137
【0612】
【化205】
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【0613】
2-クロロ-4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(56 mg, 0.19 mmol)、DIEA(87 uL, 2 eq)及びHATU(87 mg, 1.2 eq)の2.5 mL無水DMF溶液に、4-クロロ-3-(3-クロロフェノキシ)アニリン(48 mg, 1 eq)の0.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン, 0-50 %)で精製し、白色発泡体として目的生成物(55 mg, 55.2%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.75 (s, 1H), 7.63-7.22 (m, 7H), 7.23 (t, J = 1.0 Hz, 1H), 7.21 (t, J = 1.0 Hz, 1H), 7.08 (t, J = 2.2 Hz, 1H), 4.06-4.04 (m, 2H), 3.91 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 1.99 (s, 2H). ESI-MS: calcd for C22H18Cl3N2O5S (M+H): 527, found: 527.
【0614】
実施例138
【0615】
【化206】
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【0616】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(62 mg, 0.26 mmol)、DIEA(90 uL, 2 eq)及びHATU(119 mg, 1.2 eq)の2.5 mL無水DMF溶液に、4-クロロ-3-(3-クロロフェノキシ)アニリン(66 mg, 1 eq)の0.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(40 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物をDCM及びヘキサンの混合液から再結晶し、オフ白色粉末として目的生成物(35 mg, 28.2%)を得た。母液を冷蔵庫に保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.32 (s, 1H), 7.93 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.70-7.66 (m, 2H), 7.56 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.44 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 7.42-7.08 (m, 6H), 3.79 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.57-3.54 (m, 2H), 2.41 (t, J = 6.8 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C22H19Cl2N2O4S (M+H): 477, found: 477.
【0617】
実施例139
【0618】
【化207】
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【0619】
4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)-3-フルオロ安息香酸(49 mg, 0.19 mmol)、DIEA(66 uL, 2 eq)及びHATU(87 mg, 1.2 eq)の2.5 mL無水DMF溶液に、4-クロロ-3-(3-クロロフェノキシ)アニリン(48 mg, 1 eq)の0.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(40 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物をDCM及びヘキサンの混合液から再結晶し、オフ白色粉末として目的生成物(9 mg, 9.6%)を得た。母液を冷蔵庫に保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.43 (s, 1H), 7.85-7.51 (m, 6H), 7.42 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.24-6.95 (m, 3H), 3.83 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.44 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.42 (t, J = 6.4 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C22H18Cl2FN2O4S (M+H): 495, found: 495.
【0620】
実施例140
【0621】
【化208】
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【0622】
2-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(63 mg, 0.23 mmol)、DIEA(90 uL, 2 eq)及びHATU(87 mg, 1.2 eq)の4 mL無水DMF溶液に、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)アセトアミド(56 mg, 1 eq)の1 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で20時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(40 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物に1 mLの冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。2滴の塩化メチレンを加え、透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。黄色粉末として最初のバッチの目的生成物(28 mg, 27.6%)を得た。母液を冷蔵庫に保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.28 (s, 1H), 9.48 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.96 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.63 (dd, J = 2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.81 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.56 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.42 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.08 (s, 3H). ESI-MS: calcd for C18H18Cl2N3O4S (M+H)
+: 442, found: 442.
【0623】
実施例141
【0624】
【化209】
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【0625】
2-クロロ-4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)安息香酸(63 mg, 0.23 mmol)、DIEA(90 uL, 2 eq)及びHATU(87 mg, 1.2 eq)の4 mL無水DMF溶液に、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)アセトアミド(57 mg, 1 eq)の1 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で20時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(40 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物に1 mL冷却した塩化メチレンを加えた。濁った懸濁液を形成し始めるまでヘキサンを溶液に滴下した。2滴の塩化メチレンを加え、透明の溶液に戻した。得られた溶液を室温で数時間静置した。固体を母液から再結晶し、回収し、冷塩化メチレンで素早く洗浄し、さらに真空下で乾燥した。淡灰色がかったフレークとして最初のバッチの目的生成物(55 mg, 50.2%)を得た。母液を冷蔵庫に保存した。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.35 (s, 1H), 7.97 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.81-7.59 (m, 2H), 7.36 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.29-6.92 (m, 7H), 3.80 (d, J = 2.8 Hz, 2H), 3.58-3.56 (m, 2H), 2.48 (d, J = 1.6 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C22H19Cl2N2O4S (M+H): 477, found: 477.
【0626】
実施例142
【0627】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
2-クロロ-4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(48 mg, 0.16 mmol)、DIEA(56 uL, 2 eq)及びHATU(73 mg, 1.2 eq)の2.5 mL無水DMF溶液に、4-クロロ-3-(3-クロロフェノキシ)アニリン(35 mg, 1 eq)の0.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン, 0-40%)で精製し、白色発泡体として目的生成物(70 mg, 88.9%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.61 (s, 1H), 7.74 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.63 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.43-7.41 (1H), 7.37 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 7.16 (t, J = 1.0 Hz, 1H), 7.14-6.91 (m, 3H), 5.03 (s, 2H), 3.92 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.92 (t, J = 4.4 Hz, 2H). ESI-MS: calcd for C22H19Cl2N2O5S (M+H): 493, found: 493.
【0629】
実施例143
【0630】
【化211】
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【0631】
2-クロロ-4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)安息香酸(52 mg, 0.18 mmol)、DIEA (63 uL, 2 eq)及びHATU(82 mg, 1.2 eq)の2.5 mL無水DMF溶液に、N-(5-アミノ-2-クロロフェニル)アセトアミド(33 mg, 1 eq)の0.5 mL無水DMF溶液を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、TLCが反応の完了を示した。酢酸エチル(25 mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え、混合物を分割した。混合物をろ過し、ろ液を分液ロートに移した。有機相を追加の10 mL食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、溶液をRotavaporで濃縮して乾燥した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン, 0-60%)で精製し、無色油状物として目的生成物(65 mg, 79.0%)を得た。
1H NMR (400 MHz,) δ (ppm): 10.69 (s, 1H), 9.51 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.62-7.39 (m, 5H), 5.00 (s, 2H), 4.06 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.90 (t, J = 4.0 Hz, 2H), 2.48 (d, J = 1.2 Hz, 3H). ESI-MS: calcd for C18H18Cl2N3O5S (M+H): 458, found: 458.2.
【0632】
また、本発明は、医薬上許容される担体との組成物であって、任意の1以上の本明細書で開示された化合物、及び医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物、結晶体及びその単一の立体異性体(例えば、ジアステレオマー、エナンチオマー)の形態の上記化合物を含む医薬組成物を包含する。これらには、本発明の化合物は中性又は塩の形態での組成物に製剤化されるものが含まれるが、それには限定されない。
【0633】
「医薬上許容される塩」としては、例えば、塩酸又はリン酸のような無機酸、或いは酢酸、シュウ酸、酒石酸、マンデル酸等のような有機酸と形成する酸付加塩(タンパク質の遊離アミノ基と形成するもの)が挙げられる。また、遊離カルボキシル基と形成する塩は、例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム又は水酸化第二鉄のような無機塩基、及びイソプロピルアミン、トリメチルアミン、ヒスチジン及びプロカイン等のような有機塩基から誘導され得る。
【0634】
「塩」は、2つのイオン性成分(互いに対して一方が酸及び他方が塩基)の化学的組み合わせ(例、水に溶解する場合)である。塩形態である場合、薬剤は、酸性又は塩基性成分の何れかであり得る。
【0635】
「医薬上許容される塩」は、動物の摂取に安全である(例えば、経口摂取した場合、ヒトに対して無毒である)化合物の任意の塩形態を含む。このような本発明で用いられる塩としては、例えば、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アンソン酸塩(amsonate)、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、重炭酸塩、重硫酸塩、重酒石酸塩、ホウ酸塩、ブチル酸塩、エデト酸カルシウム塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、カンシル酸塩、炭酸塩、クエン酸塩、クラブラン酸塩(clavulariate)、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エデト酸塩、エジシル酸塩、エストル酸塩(estolate)、エシル酸塩、エタンスルホン酸塩、フィナル酸塩(finnarate)、グルセプト酸塩、グルコヘプタン酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリセロリン酸塩、グリコリルアルサニル酸(glycollylarsanilate)、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、ヘキサン酸、ヘキシルレゾルシン酸塩(hexylresorcinate)、ヒドラバミン塩、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩、ヨウ化物、イソチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、ラウリルスルホン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メタンスルホン酸塩、メチルブロミド塩、メチル硝酸塩、メチル硫酸塩、ムコ酸塩(mucate)、ナフチル酸塩、ナプシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、N−メチルグルカミンアンモニウム塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、パントテン酸塩、ペクチン酸塩(pectinate)、過硫酸塩、リン酸塩、リン酸/2リン酸塩(phosphateldiphosphate)、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、ポリガラクツロン酸塩、プロピオン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、糖酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、塩基性酢酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、スルホサリチル酸塩(sulfosaliculate)、スラメート塩(suramate)、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩、チオシアン酸塩、トシル酸塩、トリエチオダイド塩(triethiodide)、ウンデカン酸塩及び吉草酸塩等が挙げられるが、これらに限定されない(S.M. Berge et al., Pharmaceutical Salts, J. Pharm. Scis. , 1977, 66:1-18; P.L. Gould, Salt selection for basic drugs, Int'l J. Pharms.1986, 33:201-17も参照)。
【0636】
「溶媒和物」は、溶液からの化合物の結晶化プロセスにおいて、形成する格子中に溶媒分子をトラップした組成物である。
【0637】
「水和物」は、溶媒が水の溶媒和物である。
【0638】
「結晶」形態は、組成を構成する分子を繰り返す格子構造に充填した固体組成物である。複数の格子パターンが同じ分子で構成される組成物において可能である場合、異なる組成物は「多形体」と呼ばれる。
【0639】
「ジアステレオマー」は、物体及び鏡像に関連しないが、1つの四面体(sp3−混成炭素)の三次元空間の配置について尚異なる立体異性体である。
【0640】
「エナンチオマー」は、互いに鏡像であるが、重ね合わせることができない(同一ではない)、2つの立体異性体の1つである。
【0641】
「医薬上許容される担体」は、薬剤の機能を助ける非毒性の任意の賦形剤である(Rowe RC et al., Handbook of Pharmaceutical Excipients, 5
th ed., 2006も参照)。
【0642】
実施例144
ヘッジホッグのシグナル伝達阻害アッセイ。以下表2は、特定の本発明の化合物についての平均EC
50値を示す。Gli−bla NIH3T3細胞(7500細胞/ウェル)を、完結増殖培地における384ウェル及び96フォーマットでのアッセイ前日に播種した。アッセイの日、増殖培地を、0.5%FCSを含むアッセイ培地に置き換え、細胞を、新たな化合物で、望ましい濃度にて0.5時間処理し、EC
50(400ng/ml)にてmShhを全て処理した細胞に加えた。細胞をmShhで24時間刺激し、次いでLiveBLAzer
TM−FRET B/G基質で3時間ロードした。460nm及び530nmの発光値を標準的な蛍光プレートリーダーを用いて得、460/530の比を各治療についてプロットした(各データポイントについてn=4)。
【0643】
【表1】
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【0644】
実施例145
上記実施例120の化合物(NTW−3729としても知られる)は、強力なキナーゼ阻害を示しており、これをさらに分析した。
【0645】
本実施例は、ヘッジホッグ経路に対するNTW−3729の効果を試験する。当該経路の不適切な活性化は、腫瘍形成をもたらし得る(Hunter, T. Cell 1997, 88, 333-346)。
【0646】
NTW−3729のバイオケミカル試験を用いる2つのアッセイ:NIH 3T3−細胞におけるGli−Blaレポーターアッセイ(Zlokarnik, G., et al, Quantitation of Transcription and Clonal Selection of Single Living Cells with Beta-Lactamase as Reporter, Science 1998, 279: 84-88; Kunapuli P.et al. Development of an Intact Cell Reporter Gene Beta-lactamase Assay for G Protein-coupled Receptors, Analytical Biochem. (2003), 314: 16-29; Xing, H., Pollok, B., et al, A Fluorescent Reporter Assay For The Detection of Ligands Acting Through G1i Protein coupled Receptors, J. Receptor & Signal Transduction Research, 2000, 20:189-210を参照)及びHEK293H細胞を用いて行われるSMO BOOIPY−CYC結合アッセイ(Fan, Q et al., Tumor shrinkage by cyclopamine tartrate through inhibiting hedgehog signaling, Chin. J. Cancer, 2011, 30(7):472-81)。
【0647】
Gli−Blaアッセイを用いた場合、NTW−3729が、GDC−0449又はSant−lの何れよりも3桁大きいより優れた効能を示し、ヘッジホッグ経路拮抗薬であることを確認した。NTW−3729は、Sant−lとほぼ同様の効能を示したが、GOC−0449に対する効能で5倍の増加を示した。
図1は、Gli−BlaレポーターアッセイのNTW−3729及び陽性対照阻害剤(GDC−0449,Sant−1)の用量反応曲線を示す。
図2は、SMO−BODIPY−CYCアッセイのNTW−3729及び陽性対照(GDC−0449,Sant−1)阻害剤の用量反応曲線を示す。生物試験の結果を表2にまとめる。
【0648】
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【0649】
これらの結果により、NTW−3729がヘッジホッグ経路シグナル伝達の強力な阻害剤であることが確認される。
【0650】
実施例146
本実施例は、マウスモデル腫瘍系におけるNTW−3729の活性を確認する。
【0651】
癌のマウスモデルは、ヒト臨床試験における試験のための新規抗癌剤を識別するためにますます使用されてきた。このようなモデルの中で、最も使用されているものとしては、同系のホストで増殖した移植可能なマウス腫瘍及び免疫不全のマウスで増殖したヒト腫瘍の異種移植片が挙げられる(さらなる議論については、例えば、Sausville EA, Burger AM, Contributions of human tumor xenografts to anticancer drug development, Cancer Res. 2006, Apr 1;66(7):3351-4, discussion 3354を参照。)。
【0652】
ヘッジホッグ経路は広範囲の癌で関与している(Evangelista M et al., hedgehog signaling pathway in cancer, Clin. Cancer Res., 2006 Oct 15; 12 (20 Pt 1):5924-8)。例えば、髄芽腫(MB)、小脳の腫瘍は、もっとも頻度の高い小児脳腫瘍である。複数の遺伝子が、原因として、PATCHED1(PTCH1)を含むMBに関与している。Patched1(Ptc1)タンパク質は、ソニックヘッジホッグ(Shh)の受容体である。プルキンエ細胞由来のShhは、MBのもとの細胞型であると考えられる顆粒細胞前駆体の有糸分裂を刺激する。Ptc1はShhシグナル伝達の効果を減衰させる。PTCH1における突然変異は、MBをもたらすさらなる遺伝的又は環境的なイベントに影響を受けやすい永続顆粒細胞前駆体をもたらす可能性がある。従って、MBのマウスモデルが開発されている。patched1(ptc1)突然変異体についてのヘテロ接合マウスは、ヘテロ接合PTCH1ヒトのように、高い割合のMB(マウスについては〜14%)及び他の腫瘍を有している。さらに、patched1(ptc1)突然変異体についてのヘテロ接合であるマウスであって、さらにp53のコピー両方に突然変異体を有するマウスについて、95%のMB発生率を有するということが最近確定した。
【0653】
NTW−3729は、Ptch
+/−p53
−/−マウスにおいて抗腫瘍活性を有する(
図3)。(薬剤の一般的な毒性による腫瘍容積減少をコントロールするために、マウスの体重を腫瘍容積と共にモニターする(
図4)。)。
図5は、Ptch
+/−p53
−/−マウスにおけるNTW−3729の抗腫瘍活性の程度が、GDC−0449に比べて優れているということを示す。また、
図6は、Ptch
+/−p53
−/−マウスにおけるNTW−3729の抗腫瘍活性をGDC−0449のものと比較し、
図7は、NTW−3729によりGli RNA抑制の時間経過を、GDC−0449のものと比較するためのRT−PCR結果を示す。これらの試験から、NTW−3729は、Ptch
+/−p53
−/−マウスにおいてMBの形成に対して高い活性を有することがわかる。当該データから、当業者は、ヘッジホッグ経路における異常により引き起こされるその他の癌の治療においてのNTW−3729の有用性をすぐに理解し得るだろう。
【0654】
次に、発明者らは、ヒトの癌の他のマウスモデルにおけるMTW−3729活性を分析した。
図8は、単独で或いはナノ粒子アルブミン結合パクリタキセル(アブラキサン(登録商標))と組み合わせてNTW−3729を用いて治療される膵臓癌腫異種移植片(MIAPaCa−2細胞)における腫瘍容積の時間経過を示す(ビヒクルは陰性対照である。)。
図9は、単独で或いはアブラキサンと組み合わせてNTW−3729を用いて治療される膵臓癌腫異種移植片(MIAPaCa−2細胞)における体重変化の時間経過を示す(ビヒクルは陰性対照である。)。
図10は、NTW−3729及びアブラキサン(登録商標)を用いるその併用療法が、膵臓癌腫異種移植片(MIAPaCa−2細胞)において相乗的な抗腫瘍活性をもたらすことを示す(ビヒクルは陰性対照である。)。
【0655】
図11は、単独で或いはアブラキサン(登録商標)と組み合わせてNTW−3729を用いて治療される肺癌腫異種移植片(A594細胞)における腫瘍容積の時間経過を示す(ビヒクルは陰性対照である。)。
図12は、単独で或いはアブラキサン(登録商標)と組み合わせてNTW−3729を用いて治療される肺癌腫異種移植片(A594細胞)における体重変化の時間経過を示す(ビヒクルは陰性対照である。)。膵臓腫瘍に戻って、
図13は、単独で或いはアブラキサン及び/又はゲムシタビンと組み合わせてNTW−3729を用いて治療される膵臓癌腫異種移植片(Panc−1細胞)における腫瘍容積の時間経過を示す(ビヒクルは陰性対照である。)。
図14は、単独で或いはアブラキサン(登録商標)及び/又はゲムシタビンと組み合わせてNTW−3729を用いて治療される膵臓癌腫異種移植片(Panc−1細胞)における体重変化の時間経過を示す(ビヒクルは陰性対照である。)。
図15は、単独で或いはアブラキサン(登録商標)及び/又はゲムシタビンと組み合わせてNTW−3729を用いて治療される膵臓癌腫異種移植片(Panc−1細胞)における相対的な腫瘍容積を示す(ビヒクルは陰性対照である。)。24日後、NTW−3729/アブラキサン(登録商標)及びNTW−3729/ゲムシタビンの組み合わせ両方が、相乗的な抗腫瘍活性を示した。
【0656】
これらの試験は、NTW3729についての幅広い範囲のキナーゼ阻害剤及び有効な抗癌剤としての可能性を示している。
【0657】
本明細書に引用されている刊行物、特許出願及び特許を含むすべての文献は、各文献をそれぞれ具体的に参照により組み込むために示し、その全体が本明細書に記載されている場合と同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。
【0658】
本発明を説明する文脈における用語「a」及び「an」及び「the」及び「少なくとも1つ」及び類似の指示対象(特に以下の特許請求の範囲の文脈における)の使用は、本明細書で特に指定がない或いは文脈により明らかに否定されない限り、単数及び複数の両方を網羅するものと解釈される。1以上の項目の列挙に続く用語「少なくとも1つ」の使用(例えば、「A及びBの少なくとも1つ」)は、本明細書で特に指定がない或いは文脈により明らかに否定されない限り、列挙された項目から選ばれる1つの項目(A又はB)或いは列挙された項目の2以上の任意の組み合わせ(A及びB)を意味するものと解釈するべきである。用語「備える」、「有する」、「包含する」及び「含む」は、特に断りのない限り、オープンエンドの用語(即ち、「を含むが、それらに限定されない」を意味する)と解釈すべきである。本明細書における値の範囲の記載は、本明細書において、本明細書に特に指定がない限り、単に、その範囲内のそれぞれの個別の値に対して、個々に言及することの簡略法としての役割を果たすことを意図しており、それぞれの個別の値は、本明細書でそれぞれが列挙されているかのごとく、明細書に明細書に組み込まれる。本明細書に記載されている全ての方法は、本明細書に特に記載がない或いは文脈により明らかに否定されない限り、任意の適切な順序で行うことができる。本明細書で提示される任意の例示及び全ての例示又は例示的言語(例、「のような」)の使用は、単に、本発明をよりよく説明することを意図しており、特に特許請求されていない限り、本発明の範囲を限定するものではない。明細書内のいかなる言語も、特許請求されていない任意の要素が、本発明の実施に絶対不可欠であることを示すものと解釈するべきではない。
【0659】
発明者が知る本発明を実施するための最良の形態を含めて、本発明の好ましい実施形態を本明細書に記載する。これらの好ましい実施態様の変形は、上述の記載を読んだ当業者には明らかになり得る。本発明者は、当業者がこのような変形を適宜使用することを予期しており、さらに本発明者は、本発明が本明細書に具体的に記載されたものとは別の方法で実施されることを意図している。従って、本発明は、準拠法により許容される限り、本明細書に添付した特許請求の範囲で述べられている主題のすべての変更及び均等物を含む。さらに、そのすべての可能な変形における上記の要素の任意の組合せが、本明細書で特に示されていない或いは文脈により明らかに否定されない限りは、本発明に包含される。
本発明は、以下の態様を提供する。
[1]
式(I)
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
[式中:
環Aは、アリール、複素環又はヘテロアリールであり;
R1及びR3は、それぞれ独立して、アシル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルチオ、アルキニル、アミノ、アミノカルボニル、シアノ、シクロアルキル、カルバモイル、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、ニトロ、スルファモイル、スルフィニル、スルホンアミド又はスルホニルであり;
R2は、アシル、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、シクロアルキル、シアノ、ハロゲン又は水素であり;
環Bは、
存在しないか;
viii)アリール、複素環又はヘテロアリールから選ばれ;
Kは、
ix)存在しないか;
x)(C=O)NR4又は(C=S)NR4(式中、R4は、アルキル、アシル、シクロアルキル又は水素である。)から選ばれ;
Lは、O、S、S=O、SO2、(C=O)O、NR4、NR4C=O、NR4SO2、SO2NR4、NR4(C=O)NH、NR4(C=S)NH、(C=O)NR4又は(C=S)NR4であり;
Dは、CR3又はNであり;
X1は、
xi)存在しないか;
xii)CHR5又はCR5R6(式中、R5又はR6は、アシル、アルキル、シクロアルキル又は水素である。);
xiii)O又はNR5(ただし、X2、X3及びX4は、CHR5又はCR5R6である。)から選ばれ;
X2は、
iv)存在しないか;
v)CHR5又はCR5R6;
vi)O又はNR5(ただし、X1、X3及びX4は、CHR5又はCR5R6である。)から選ばれ;
X3は、
iii)CHR5又はCR5R6;
iv)O又はNR5(ただし、X1、X2及びX4は、CHR5又はCR5R6である。)から選ばれ;
X4は、
iii)CHR5又はCR5R6;
iv)C=O(ただし、X1、X2及びX3は、CHR5又はCR5R6である。)から選ばれ;
mは、0〜3であり;
nは、0〜3であり;
oは、0〜3である。]
の化合物並びにその医薬上許容される塩及びその溶媒和物。
[2]
一般式(Ia)
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
[式中:A、B、D、K、L、m、n及びoは、ここで定義された通りであり;R7は、C1−3アルキル、C3−6シクロアルキル又は水素であり;Pは、0〜2である。]
を有する化合物又はその医薬上許容される塩。
[3]
一般式(Ib)
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
[式中:A、B、D、K、L、m、n及びoは、ここで定義された通りであり;R7は、C1−3アルキル、C3−6シクロアルキル又は水素であり;qは0〜3である。]
を有する化合物又はその医薬上許容される塩。
[4]
一般式(Ic)
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
[式中:A、B、D、K、L、m、n及びoは、ここで定義された通りであり;R7は、C1−3アルキル、C3−6シクロアルキル又は水素であり;rは0〜4である。]
を有する化合物又はその医薬上許容される塩。
[5]
一般式(Id)
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
[式中:A、B、D、K、L、m、n及びoは、ここで定義された通りであり;R7は、C1−3アルキル、C3−6シクロアルキル又は水素であり;sは0〜5である。]
を有する化合物又はその医薬上許容される塩。
[6]
一般式(Ie)
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
[式中:A、B、D、K、L、m、n及びoは、ここで定義された通りであり;R7は、C1−3アルキル、C3−6シクロアルキル又は水素であり;tは0〜3である。]
を有する化合物又はその医薬上許容される塩。
[7]
一般式(If)
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
[式中:A、B、D、K、L、m、n及びoは、ここで定義された通りであり;R7は、C1−3アルキル、C3−6シクロアルキル又は水素であり;uは0〜3である。]
を有する化合物又はその医薬上許容される塩。
[8]
一般式(Ig)
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
[式中:A、B、D、K、L、m、n及びoは、ここで定義された通りであり;R7は、C1−3アルキル、C3−6シクロアルキル又は水素であり;vは0〜2である。]
を有する化合物又はその医薬上許容される塩。
[9]
一般式(Ih)
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
[式中:A、B、D、K、L、m、n及びoは、ここで定義された通りであり;R7は、C1−3アルキル、C3−6シクロアルキル又は水素であり;wは0〜3である。]
を有する化合物又はその医薬上許容される塩。
[10]
[1]の化合物又はその医薬上許容される塩、その水和物、その溶媒和物、その結晶形塩及びその単一のジアステレオマーの調製方法。
[11]
少なくとも1種の[1]の化合物又はその医薬上許容される塩、その水和物、その溶媒和物、その結晶形塩及びその単一のジアステレオマー、並びに医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
[12]
構造:
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物。
[13]
[12]の化合物又はその医薬上許容される塩、その水和物、その溶媒和物、その結晶形塩及びその単一のジアステレオマーの調製方法。
[14]
[12]の化合物、その医薬上許容される塩、その水和物、その溶媒和物、その結晶形塩及びその単一のジアステレオマー、並びに医薬上許容される担体を含む医薬組成物。