(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
バックライト輝度制御方法であって、複数のバックライトランプを含む第1のバックライトランプアセンブリと複数のバックライトランプを含む第2のバックライトランプアセンブリとを含む端末に適用され、前記端末が、前記第1のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプに電流を提供し、前記方法が、
現在輝度値を標的輝度値に調整するための制御命令を受信することと、
前記現在輝度値が第1の閾値よりも大きく且つ前記標的輝度値が前記第1の閾値よりも小さい場合、前記第1のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプへの電流の提供を停止し、前記第2のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプが前記標的輝度値に達するために必要な第1の標的電流値を決定し、前記第2のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプに前記第1の標的電流値を提供することと、
前記現在輝度値が、前記第1の閾値以上である第2の閾値よりも小さく且つ前記標的輝度値が前記第2の閾値よりも大きい場合、前記第1のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプが共に前記標的輝度値に達するために必要な第2の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプに前記第2の標的電流値を提供すること、
を含む、
ことを特徴するバックライト輝度制御方法。
前記現在輝度値及び前記標的輝度値がいずれも前記第1の閾値よりも大きい場合、前記第1のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプが共に前記標的輝度値に達するために必要な第3の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプに前記第3の標的電流値を提供するようになっている第3の実行モジュールを更に含む請求項5に記載の装置。
前記現在輝度値及び前記標的輝度値がいずれも前記第1の閾値よりも小さく且つ前記第1のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプにのみ電流が提供されている場合、前記第1のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプが前記標的輝度値に達するために必要な第4の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプに前記第4の標的電流値を提供するようになっている第4の実行モジュールを更に含む、
請求項5又は6に記載の装置。
前記第1のバックライトランプアセンブリの第1の合計動作時間及び前記第2のバックライトランプアセンブリの第2の合計動作時間のそれぞれを決定するようになっている第1の決定モジュールと;
前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間よりも長いかどうかを判定するようになっている第1の判定モジュールと;
前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間よりも長い場合、前記第1の実行モジュールを実行し、前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間以下である場合、前記第2のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプへの電流の提供を停止し、前記第1のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプが前記標的輝度値に達するために必要な第5の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリの前記バックライトランプに前記第5の標的電流値を提供するようになっている第5の実行モジュールと
を更に含む、
請求項5から7のいずれかに記載の装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
関連分野における既存の課題を解決するために、本開示は、インテリジェント装置のバックライトランプが超低輝度の光を安定的に発せられるようにする、バックライト輝度制御方法及びバックライト輝度制御装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様によれば、バックライト輝度制御方法が提供される。前記方法は、複数のバックライトランプを含む第1のバックライトランプアセンブリと複数のバックライトランプを含む第2のバックライトランプアセンブリとを含む端末に適用され、前記端末は、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに電流を提供する。前記方法は、現在輝度値を標的輝度値に調整するための制御命令を受信することと;前記現在輝度値が第1の閾値よりも大きく且つ前記標的輝度値が前記第1の閾値よりも小さい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止し、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが前記標的輝度値に達するために必要な第1の標的電流値を決定し、前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第1の標的電流値を提供することとを含む。
【0008】
或いは、制御命令を受信した後、前記方法は、現在輝度値が、第1の閾値以上である第2の閾値よりも小さく且つ標的輝度値が前記第2の閾値よりも大きい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが共に前記標的輝度値に達するために必要な第2の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第2の標的電流値を提供することを更に含む。
【0009】
或いは、制御命令を受信した後、前記方法は、現在輝度値及び標的輝度値がいずれも第1の閾値よりも大きい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが共に標的輝度値に達するために必要な第3の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第3の標的電流値を提供することを更に含む。
【0010】
或いは、制御命令を受信した後、前記方法は、現在輝度値及び標的輝度値がいずれも第1の閾値よりも小さく且つ第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプにのみ電流が提供されている場合、前記第1のバックライトランプ群の前記バックライトランプが前記標的輝度値に達するために必要な第4の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第4の標的電流値を提供することを更に含む。
【0011】
或いは、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止する前に、前記方法は、前記第1のバックライトランプアセンブリの第1の合計動作時間及び第2のバックライトランプアセンブリの第2の合計動作時間のそれぞれを決定することと;前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間よりも長いかどうかを判定することと;前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間よりも長い場合、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止することと;前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間以下である場合、前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止し、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが標的輝度値に達するために必要な第5の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第5の標的輝度値を提供することとを更に含む。
【0012】
本開示の実施形態の第2の態様によれば、バックライト輝度制御装置であって、複数のバックライトランプを含む第1のバックライトランプアセンブリ及び複数のバックライトランプを含む第2のバックライトランプアセンブリと、現在輝度値を標的輝度値に調整するための制御命令を受信するようになっている受信モジュールと、前記現在輝度値が第1の閾値よりも大きく且つ前記標的輝度値が前記第1の閾値よりも小さい場合、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止し、前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが前記標的輝度値に達するために必要な第1の標的電流値を決定し、前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第1の標的電流値を提供するようになっている第1の実行モジュールとを含むバックライト輝度制御装置が提供される。
【0013】
或いは、前記装置は、現在輝度値が、第1の閾値以上である第2の閾値よりも小さく且つ標的輝度値が前記第2の閾値よりも大きい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが共に前記標的輝度値に達するために必要な第2の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第2の標的電流値を提供するようになっている第2の実行モジュールを更に含む。
【0014】
或いは、前記装置は、現在輝度値及び標的輝度値がいずれも第1の閾値よりも大きい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが共に前記標的輝度値に達するために必要な第3の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第3の標的電流値を提供するようになっている第3の実行モジュールを更に含む。
【0015】
或いは、前記装置は、現在輝度値及び標的輝度値がいずれも第1の閾値よりも小さく且つ第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプにのみ電流が提供されている場合、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが前記標的輝度値に達するために必要な第4の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第4の標的電流値を提供するようになっている第4の実行モジュールを更に含む。
【0016】
或いは、前記装置は、第1のバックライトランプアセンブリの第1の合計動作時間及び第2のバックライトランプアセンブリの第2の合計動作時間のそれぞれを決定するようになっている第1の決定モジュールと;前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間よりも長いかどうかを判定するようになっている第1の判定モジュールと;前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間よりも長い場合、第1の実行モジュールを実行し、前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間以下である場合、前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止し、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが標的輝度値に達するために必要な第5の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第5の標的電流値を提供するようになっている第5の実行モジュールとを更に含む。
【0017】
本開示の実施形態の第3の態様によれば、バックライト輝度制御装置であって、プロセッサと、前記プロセッサによって実行可能な命令を保存するようになっているメモリとを含み、前記プロセッサが、現在輝度値を標的輝度値に調整するための制御命令を受信し;前記現在輝度値が第1の閾値よりも大きく且つ前記標的輝度値が前記第1の閾値よりも小さい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止し、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが前記標的輝度値に達するために必要な第1の標的電流値を決定し、前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第1の標的電流値を提供するようになっているバックライト輝度制御装置が提供される。
【0018】
本開示の実施形態によれば、技術的解決策は、以下の効果を有する:標的輝度値が第1の閾値よりも小さい場合、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプにのみ標的電流値を提供し、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流供給を停止する。第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプは光を発しないので、電流供給が低すぎることに起因する外部ノイズの干渉を避けるために、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに供給される標的電流値を増加させることによって、生じる輝度損失を補う必要がある。本開示に係る方法により、バックライトランプが超低輝度の光を安定的に発せられるようになる。
【0019】
前述の概説及び以下の詳細な説明はいずれも例示及び説明のためだけに提供されるものであり、特許請求の範囲のように本発明を限定するものではないことを理解されたい。
【発明を実施するための形態】
【0021】
添付図面に例を示す例示的な実施形態を詳細に参照する。以下の記載は、特に定めのない限り、異なる図面における同じ数字が同じ又は類似の要素を表す添付図面を参照する。例示的な実施形態の以下の説明に記載されている実施は、本開示に一致する全ての実施を表すものではない。その代わり、添付の特許請求の範囲に記載されている開示に関連する態様に一致する装置及び方法の単なる例である。
【0022】
図1は、例示的な実施形態に係るバックライト輝度制御方法のフローチャートである。
図1を参照すると、前記方法は、複数のバックライトランプを含む第1のバックライトランプアセンブリと複数のバックライトランプを含む第2のバックライトランプアセンブリとを含む端末に適用することができ、前記端末は、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに電流を提供する。本開示に係る方法により、バックライトランプが超低輝度の光を安定的に発せられるようになる。前記方法は、以下の工程を含む。
【0023】
工程11では、現在輝度値を標的輝度値に調整するための制御命令が受信される。
【0024】
端末のスクリーンには、第1のバックライトランプアセンブリ及び第2のバックライトランプアセンブリが搭載されている。端末が、第1のバックライトランプアセンブリ及び第2のバックライトランプアセンブリに電流を提供するとき、第1のバックライトランプアセンブリ及び第2のバックライトランプアセンブリに含まれている複数のバックライトランプが光を発してスクリーンを照らし、それによって、ユーザは、スクリーン上のコンテンツを見ることができる。通常、制御命令を受信したとき、端末は、第1のバックライトランプアセンブリ及び第2のバックライトランプアセンブリの複数のバックライトランプが標的輝度値に対応する光を発するように、前記標的輝度値に対応する電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリ及び前記第2のバックライトランプアセンブリに前記電流値を提供する。
【0025】
更に、端末によって受信される制御命令は、ユーザによって手動でトリガーすることもできる。例えば、ユーザが端末のスクリーンの現在輝度値に満足していない場合、ユーザは、端末のボタンを押すかスクリーンにタッチして、現在輝度値を標的輝度値に調整するための制御命令を端末に入力することができる。端末によって受信される制御命令は、特定の状況では端末内部のセンサによってトリガーすることもできる。例えば、端末における光センサによって集光される周囲光の輝度が特定の閾値よりも低い場合、光センサは、現在輝度値を標的輝度値に調整するための制御命令を端末に送信する。
【0026】
更に、現在輝度値は、その時点における端末のスクリーンの輝度値であり、標的輝度値は、調整された輝度値である。端末のスクリーンの輝度値が最大に達した場合、それは、端末が、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに最大定格動作電流を提供していることを意味し;端末のスクリーンの輝度値が最小に達した場合、それは、端末が、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに最小定格動作電流を提供していることを意味する。例えば、端末のスクリーンの輝度値は、百分率によって表され、端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに提供する定格動作電流は、1mA〜20mAになるようになっている。端末は、輝度値が100パーセントである場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに20mAの電流を提供し、輝度値が5パーセントである場合、1mAの電流を提供し、輝度値が10パーセントである場合、10mAの電流を提供し得る。
【0027】
工程12では、現在輝度値が第1の閾値よりも大きく且つ標的輝度値が前記第1の閾値よりも小さい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供が停止され、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが標的輝度値に達するために必要な第1の標的電流値が決定され、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに第1の標的電流値が提供される。
【0028】
第1の閾値は、事前に設定された輝度値であり、端末のスクリーンのバックライトランプの数及びバックライトランプの定格動作電流の範囲が変化するにつれて変動する。第1の閾値は、単一のバックライトランプアセンブリの操作と2つのバックライトランプアセンブリの操作との間の臨界点である。標的輝度値が第1の閾値以上である場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプは、同時に動作し;標的輝度値が第1の閾値よりも小さい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ又は第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが動作する。現在輝度値が第1の閾値よりも大きく且つ標的輝度値が第1の閾値よりも小さい場合、端末は、その時点で第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに同時に電流を提供しているが、2つのバックライトランプアセンブリのうちの1つの電源を切る必要があることを意味する。その結果、小さな標的輝度値に対して供給されている電流が比較的低いので、バックライトランプから発せられる光のちらつき又は不安定な輝度を避けることができる。
【0029】
更に、端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止した後、前記端末は、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが標的輝度値に達するために必要な第1の標的電流値を決定する。第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプの数は既知であり、1ミリアンペア当たりの各バックライトランプによって発せられる輝度及び標的輝度値も既知であるので、式(A):「バックライトランプの数×標的電流値×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値=標的輝度値」に従って、標的輝度値に必要な第1の標的電流値を求めることができる。
【0030】
以下では、本開示の解決策について説明するための例を提供する。例えば、端末のスクリーンの輝度値は、百分率によって表され、端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに提供する定格動作電流は、1mA〜20mAになるようになっている。端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに1mA未満の電流を提供する場合、バックライトランプがちらついたり、バックライトランプの輝度が不安定になったりすることがある。第1のバックライトランプアセンブリには6つのバックライトランプが存在し、第2のバックライトランプアセンブリには6つのバックライトランプが存在し、各バックライトランプの1ミリアンペア当たりの輝度は、0.4%であり、現在輝度値は、10%であり、電流値は、その時点で2mAであり、標的輝度値は、3.75%である。式(A):「バックライトランプの数×標的電流値×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値=標的輝度値」によれば、第1の閾値=バックライトランプの数(12)×標的電流値(1mA)×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値(0.4%)=4.8%になるので、第1の閾値は、4.8%である。現在輝度値10%は、第1の閾値4.8%よりも大きく、標的輝度値3.75%は、第1の閾値4.8%よりも小さいので、第1のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプへの電流供給を停止する必要があり、第2のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプが標的輝度値3.75%に達するために必要な第1の標的電流値を決定する必要がある。第1の標的電流値を計算するために、式(A):「バックライトランプの数×標的電流値×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値=標的輝度値」から式(B):「標的電流値=標的輝度値÷(バックライトランプの数×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値)」を得ることができ、式(B)によれば、標的電流値=標的輝度値(3.75%)÷(バックライトランプの数(6)×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値(0.4%))=1.56mAである。したがって、端末は、第2のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプに1.56mAの標的電流を提供する。標的電流値1.56mAは、1mAよりも大きいので、第2のバックライトランプアセンブリにおける6つのバックライトランプから発せられる光がちらつくこともなく、光の輝度が不安定になることもない。
【0031】
図1に示す実施形態では、標的輝度値が第1の閾値よりも小さい場合、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプにのみ標的電流値が提供され、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流供給は停止される。第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが光を発しないので、電流供給が低すぎることに起因する外部ノイズの干渉を避けるために、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに供給される標的電流値を増加させることによって、生じる輝度損失を補う必要がある。したがって、本開示に係る方法により、バックライトランプが超低輝度の光を安定的に発せられるようになる。
【0032】
本開示の別の実施形態では、工程11の後、本開示に提供される方法は、現在輝度値が第2の閾値よりも小さく且つ標的輝度値が第2の閾値よりも大きく、第2の閾値が第1の閾値に等しい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが共に標的輝度値に達するために必要な第2の標的電流値を決定する工程と、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第2の標的電流値を提供する工程とを更に含む。この方法では、第2の閾値が第1の閾値に等しく、現在輝度値が第2の閾値よりも小さく、且つ標的輝度値が第2の閾値よりも大きい場合、即ち、端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ又は第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプにのみ電流を提供している場合、他方のバックライトランプアセンブリの電源を入れて、端末のスクリーンが標的輝度に従って輝度を提供するのを保証する必要がある。
【0033】
例えば、端末のスクリーンの輝度値は、百分率によって表され、端末は、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプにのみ電流を提供するようになっており、端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに提供する定格動作電流は、1mA〜20mAになるようになっている。端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに1mA未満の電流を提供する場合、バックライトランプがちらついたり、バックライトランプの輝度が不安定になったりすることがある。第1のバックライトランプアセンブリには6つのバックライトランプが存在し、第2のバックライトランプアセンブリには6つのバックライトランプが存在し、各バックライトランプの1ミリアンペア当たりの輝度は、0.4%であり、現在輝度値は、3.75%であり、電流値は、その時点で1.56mAであり、標的輝度値は、10%である。式(A):「バックライトランプの数×標的電流値×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値=標的輝度値」によれば、第1の閾値=バックライトランプの数(12)×標的電流値(1mA)×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値(0.4%)=4.8%になるので、第1の閾値は、4.8%であり、第1の閾値は、第2の閾値に等しいので、第2の閾値は、4.8%である。現在輝度値3.75%は、第2の閾値4.8%よりも小さく、標的輝度値10%は、第2の閾値4.8%よりも大きいので、第1のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプが共に標的輝度値10%に達するために必要な第2の標的電流値を決定する必要があり、前記第2の標的電流値が、第1のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプに提供される。第2の標的電流値を計算するために、式(A):「バックライトランプの数×標的電流値×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値=標的輝度値」から式(B):「標的電流値=標的輝度値÷(バックライトランプの数×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値)」を得ることができ、式(B)によれば、標的電流値=標的輝度値(10%)÷(バックライトランプの数(12)×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値(0.4%))=2mAである。したがって、端末は、第1のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプに2mAの標的電流を提供する。標的電流値2mAは、1mAよりも大きいので、第1のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリにおける6つのバックライトランプから発せられる光がちらつくこともなく、光の輝度が不安定になることもない。更に、端末のスクリーンは、標的輝度に従って輝度を提供することができる。
【0034】
本開示の別の実施形態では、工程11の後、本開示に提供される方法は、現在輝度値が第2の閾値よりも小さく且つ標的輝度値が第2の閾値よりも大きく、第2の閾値が第1の閾値よりも大きい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが共に標的輝度値に達するために必要な第2の標的電流値を決定する工程と、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第2の標的電流値を提供する工程とを更に含む。この方法では、第2の閾値が第1の閾値よりも大きく、現在輝度値が第2の閾値よりも小さく、且つ標的輝度値が第2の閾値よりも大きい場合、即ち、端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ又は第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプにのみ電流を提供している場合、他方のバックライトランプアセンブリの電源を入れて、端末のスクリーンが標的輝度に従って輝度を提供するのを保証する必要がある。更に、標的輝度値が緩衝帯の範囲内である場合、単一のバックライトランプアセンブリから2つのバックライトランプアセンブリに又は2つのバックライトランプアセンブリから単一のバックライトランプアセンブリに頻繁に切り換えることなしに端末が元の制御モードを維持することができるように、第1の閾値と第2の閾値との間に緩衝帯を設ける。
【0035】
例えば、端末のスクリーンの輝度値は、百分率によって表され、端末は、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプにのみ電流を提供するようになっており、端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに提供する定格動作電流は、1mA〜20mAになるようになっている。端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに1mA未満の電流を提供する場合、バックライトランプがちらついたり、バックライトランプの輝度が不安定になったりすることがある。第1のバックライトランプアセンブリには6つのバックライトランプが存在し、第2のバックライトランプアセンブリには6つのバックライトランプが存在し、各バックライトランプの1ミリアンペア当たりの輝度は、0.4%であり、現在輝度値は、3.75%であり、電流値は、その時点で1.56mAであり、標的輝度値は、10%である。式(A):「バックライトランプの数×標的電流値×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値=標的輝度値」によれば、第1の閾値=バックライトランプの数(12)×標的電流値(1mA)×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値(0.4%)=4.8%になるので、第1の閾値は、4.8%であり、第2の閾値は、8%に設定される。現在輝度値3.75%は、第2の閾値8%よりも小さく、標的輝度値10%は、第2の閾値8%よりも大きいので、第1のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプが共に標的輝度値10%に達するために必要な第2の標的電流値を決定する必要があり、前記第2の標的電流値が、第1のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプに提供される。第2の標的電流値を計算するために、式(A):「バックライトランプの数×標的電流値×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値=標的輝度値」から式(B):「標的電流値=標的輝度値÷(バックライトランプの数×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値)」を得ることができ、式(B)によれば、標的電流値=標的輝度値(10%)÷(バックライトランプの数(12)×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値(0.4%))=2mAである。したがって、端末は、第1のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプに2mAの標的電流を提供する。標的電流値2mAは、1mAよりも大きいので、第1のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプから発せられる光がちらつくこともなく、光の輝度が不安定になることもない。更に、端末のスクリーンは、標的輝度に従って輝度を提供することができる。更に、標的輝度値が緩衝帯の範囲内である場合、単一のバックライトランプアセンブリから2つのバックライトランプアセンブリに又は2つのバックライトランプアセンブリから単一のバックライトランプアセンブリに頻繁に切り換えることなしに端末が元の制御モードを維持することができるように、第1の閾値4.8%と第2の閾値8%との間の緩衝帯は、4.8%〜8%である。
【0036】
本開示の別の実施形態では、工程11の後、本開示に提供される方法は、現在輝度値及び標的輝度値がいずれも第1の閾値よりも大きい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが共に標的輝度値に達するために必要な第3の標的電流値を決定する工程と、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに第3の標的電流値を提供する工程とを更に含む。この方法では、現在輝度値及び標的輝度値がいずれも第1の閾値よりも大きい場合、2つのバックライトランプアセンブリから単一のバックライトランプアセンブリに切り換える必要はなく、2つのバックライトランプアセンブリの電流値を切り換えるだけでよい。
【0037】
例えば、端末のスクリーンの輝度値は、百分率によって表され、端末は、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに電流を提供するようになっており、端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに提供する定格動作電流は、1mA〜20mAになるようになっている。端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに1mA未満の電流を提供する場合、バックライトランプがちらついたり、バックライトランプの輝度が不安定になったりすることがある。第1のバックライトランプアセンブリには6つのバックライトランプが存在し、第2のバックライトランプアセンブリには6つのバックライトランプが存在し、各バックライトランプの1ミリアンペア当たりの輝度は、0.4%であり、現在輝度値は、20%であり、電流値は、その時点で4.16mAであり、標的輝度値は、30%である。式(A):「バックライトランプの数×標的電流値×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値=標的輝度値」によれば、第1の閾値=バックライトランプの数(12)×標的電流値(1mA)×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値(0.4%)=4.8%になるので、第1の閾値は、4.8%である。現在輝度値20%及び標的輝度値30%は、いずれも第1の閾値4.8%よりも大きいので、2つのバックライトランプアセンブリから単一のバックライトランプアセンブリに切り換える必要はなく、2つのバックライトランプアセンブリの電流値を切り換えるだけでよい。第3の標的電流値を計算するために、式(A):「バックライトランプの数×標的電流値×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値=標的輝度値」から式(B):「標的電流値=標的輝度値÷(バックライトランプの数×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値)」を得ることができ、式(B)によれば、標的電流値=標的輝度値(30%)÷(バックライトランプの数(12)×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値(0.4%))=6.25mAである。したがって、端末は、第1のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプに6.25mAの標的電流を提供する。
【0038】
本開示の別の実施形態では、工程11の後、本開示に提供される方法は、現在輝度値及び標的輝度値がいずれも第1の閾値よりも小さく且つ第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプにのみ電流が提供される場合、第1のバックライトランプ群の前記バックライトランプが標的輝度値に達するために必要な第4の標的電流値を決定する工程と、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに第4の標的電流値を提供する工程とを更に含む。この方法では、現在輝度値及び標的輝度値がいずれも第1の閾値よりも小さい場合、単一のバックライトランプアセンブリから2つのバックライトランプアセンブリに切り換える必要はなく、第1のバックライトランプアセンブリに供給される電流値を切り換えるだけでよい。
【0039】
例えば、端末のスクリーンの輝度値は、百分率によって表され、端末は、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプにのみ電流を提供するようになっており、端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに提供する定格動作電流は、1mA〜20mAになるようになっている。端末が第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに1mA未満の電流を提供する場合、バックライトランプがちらついたり、バックライトランプの輝度が不安定になったりすることがある。第1のバックライトランプアセンブリには6つのバックライトランプが存在し、第2のバックライトランプアセンブリには6つのバックライトランプが存在し、各バックライトランプの1ミリアンペア当たりの輝度は、0.4%であり、現在輝度値は、3%であり、電流値は、その時点で1.25mAであり、標的輝度値は、4%である。式(A):「バックライトランプの数×標的電流値×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値=標的輝度値」によれば、第1の閾値=バックライトランプの数(12)×標的電流値(1mA)×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値(0.4%)=4.8%になるので、第1の閾値は、4.8%である。現在輝度値3%及び標的輝度値4%は、いずれも第1の閾値4.8%よりも小さいので、単一のバックライトランプアセンブリから2つのバックライトランプアセンブリに切り換える必要はなく、1つのバックライトランプアセンブリの電流値を切り換えるだけでよい。第4の標的電流値を計算するために、式(A):「バックライトランプの数×標的電流値×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値=標的輝度値」から式(B):「標的電流値=標的輝度値÷(バックライトランプの数×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値)」を得ることができ、式(B)によれば、標的電流値=標的輝度値(4%)÷(バックライトランプの数(6)×各ランプの1ミリアンペア当たりの輝度値(0.4%))=1.6mAである。したがって、端末は、第1のバックライトランプアセンブリの6つのバックライトランプに1.6mAの標的電流を提供する。
【0040】
本開示の別の実施形態では、工程12の前に、本開示に提供される方法は、第1のバックライトランプアセンブリの第1の合計動作時間及び第2のバックライトランプアセンブリの第2の合計動作時間のそれぞれをそれぞれ決定する工程と;前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間よりも長いかどうかを判定する工程と;前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間よりも長い場合、工程12を実行する工程と;前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間以下である場合、前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止し、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが標的輝度値に達するために必要な第5の標的電流値を決定し、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第5の標的電流値を提供する工程とを更に含む。この方法では、第1の合計動作時間が第2の合計動作時間よりも長い場合、即ち、第1のバックライトランプアセンブリの合計動作時間が第2のバックライトランプアセンブリの合計動作時間よりも長い場合、工程12(即ち、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止すること、及び後続操作)は、第1のバックライトランプアセンブリの動作時間と第2のバックライトランプアセンブリの動作時間とを等しくするために実行する必要がある。第1の合計動作時間が第2の合計動作時間以下である場合、即ち、第2のバックライトランプアセンブリの合計動作時間が第1のバックライトランプアセンブリの合計動作時間よりも長い場合、第1のバックライトランプアセンブリの動作時間と第2のバックライトランプアセンブリの動作時間とを等しくするために、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流供給を停止する必要があり、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが標的輝度値に達するために必要な第5の標的電流値を決定する必要があり、前記第5の標的電流値を第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに提供する必要がある。
【0041】
図2は、例示的な実施形態に係るバックライト輝度制御装置の概略図である。本開示に提供されるバックライト輝度制御装置により、バックライトランプが超低輝度の光を安定的に発せられるようになる。
図2を参照すると、この装置は、第1のバックライトランプアセンブリ21と、第2のバックライトランプアセンブリ22と、受信モジュール23と、第1の実行モジュール24とを含む。第1のバックライトランプアセンブリ21及び第2のバックライトランプアセンブリ22は、いずれも複数のバックライトランプを含む。受信モジュール23は、現在輝度値を標的輝度値に調整するための制御命令を受信するようになっている。第1の実行モジュール24は、現在輝度値が第1の閾値よりも大きく且つ標的輝度値が第1の閾値よりも小さい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止し、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが標的輝度値に達するために必要な第1の標的電流値を決定し、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに第1の標的電流値を提供するようになっている。
【0042】
本開示の別の実施形態では、前記装置は、現在輝度値が第2の閾値よりも小さく且つ標的輝度値が第2の閾値よりも大きく、第2の閾値が第1の閾値以上である場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが共に標的輝度値に達するために必要な第2の標的電流値を決定し、前記第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに第2の標的電流値を提供するようになっている第2の実行モジュールを更に含む。
【0043】
本開示の別の実施形態では、前記装置は、現在輝度値及び標的輝度値がいずれも第1の閾値よりも大きい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが共に標的輝度値に達するために必要な第3の標的電流値を決定し、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプ及び第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに第3の標的電流値を提供するようになっている第3の実行モジュールを更に含む。
【0044】
本開示の別の実施形態では、前記装置は、現在輝度値及び標的輝度値がいずれも第1の閾値よりも小さく且つ第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプにのみ電流が提供される場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが標的輝度値に達するために必要な第4の標的電流値を決定し、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに第4の標的電流値を提供するようになっている第4の実行モジュールを更に含む。
【0045】
本開示の別の実施形態では、前記装置は、第1のバックライトランプアセンブリの第1の合計動作時間及び第2のバックライトランプアセンブリの第2の合計動作時間のそれぞれを決定するようになっている第1の決定モジュールと;前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間よりも長いかどうかを判定するようになっている第1の判定モジュールと;前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間よりも長い場合、前記第1の実行モジュール24を実行し、前記第1の合計動作時間が前記第2の合計動作時間以下である場合、前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止し、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが標的輝度値に達するために必要な第5の標的輝度値を決定し、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに前記第5の標的電流値を提供するようになっている第5の実行モジュールとを更に含む。
【0046】
上記実施形態における装置に関して、その中の個々のモジュールの操作を実施するための具体的な方法は、前記方法に関する実施形態に詳細に記載されているので、ここには記載しない。
【0047】
図3は、例示的な実施形態に係るバックライト輝度制御装置800のブロック図である。例えば、装置800は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、通信装置、ゲームコンソール、タブレット、医療機器、運動器具、携帯情報端末等であってよい。
【0048】
図3を参照すると、装置800は、以下のコンポーネントのうちの1以上を含んでよい:処理コンポーネント802、メモリ804、電力コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、インプット/アウトプット(I/O)インターフェース812、センサコンポーネント814、及び通信コンポーネント816。
【0049】
処理コンポーネント802は、典型的に、ディスプレイ、電話による通話、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作等、装置800の操作全体を制御する。処理コンポーネント802は、上記方法における工程の全て又は一部を実施するための命令を実行する1以上のプロセッサ820を含んでいてよい。更に、処理コンポーネント802は、処理コンポーネント802と他のコンポーネントとの間の相互作用を促進する1以上のモジュールを含んでいてよい。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802との間の相互作用を促進するマルチメディアモジュールを含んでいてよい。
【0050】
メモリ804は、装置800の操作をサポートするために様々な種類のデータを保存するようになっている。かかるデータの例としては、装置800で操作される任意のアプリケーション又は方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオ等が挙げられる。メモリ804は、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去書込み可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、消去書込み可能な読出し専用メモリ(EPROM)、書込み可能な読出し専用メモリ(PROM)、読出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気又は光ディスク等の任意の種類の揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリデバイス、又はこれらの組み合わせを用いて実行され得る。
【0051】
電力コンポーネント806は、装置800の様々なコンポーネントに電力を提供する。電力コンポーネント806は、電力管理システム、1以上の電源、及び装置800における発電、電力管理、及び配電に関連する任意の他のコンポーネントを含んでいてよい。
【0052】
マルチメディアコンポーネント808は、装置800とユーザとの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。幾つかの実施形態では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含んでいてよい。スクリーンがタッチパネルを含んでいる場合、スクリーンは、タッチスクリーンとして実行されて、ユーザからの入力シグナルを受信することができる。タッチパネルは、タッチパネル上におけるタッチ、スワイプ、及びジェスチャーを感知するために1以上のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチ又はスワイプ動作の境界を感知するだけでなく、タッチ又はスワイプ動作に関連する時間及び圧力も感知することができる。幾つかの実施形態では、マルチメディアコンポーネント808は、フロントカメラ及び/又はリアカメラを含む。フロントカメラ及びリアカメラは、装置800が、撮影モード又はビデオモード等の操作モードにある間、外部マルチメディアデータを受信することができる。フロントカメラ及びリアカメラは、それぞれ、固定光学レンズシステムであってもよく、フォーカス及び光学ズーム機能を有していてもよい。
【0053】
オーディオコンポーネント810は、オーディオシグナルを出力及び/又は入力するようになっている。例えば、オーディオコンポーネント810は、装置800が、例えば、通話モード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにあるとき、外部オーディオシグナルを受信するようになっているマイクロホン(MIC)を含む。受信されたオーディオシグナルは、更にメモリ804に保存してもよく、通信コンポーネント816を介して送信してもよい。幾つかの実施形態では、オーディオコンポーネント810は、オーディオシグナルを出力するためのスピーカーを更に含む。
【0054】
I/Oインターフェース812は、処理コンポーネント802とキーボード、クリックホイール、ボタン等の周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供する。ボタンとしては、例えば、ホームボタン、ボリュームボタン、スタートボタン、及びロックボタン等を挙げることができるが、これらに限定されない。
【0055】
センサコンポーネント814は、装置800の様々な態様のステータスアセスメントを提供するための1以上のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814は、装置800の開閉状態、装置800のコンポーネント(例えば、ディスプレイ及びキーパッド)の相対配置、装置800又は装置800のコンポーネントの位置変化、装置800と接触しているユーザの有無、装置800の配向又は加速/減速、及び装置800の温度変化を検出し得る。センサコンポーネント814は、任意の物理的接触なしに近傍の物体の存在を検出するようになっている近接センサを含んでいてよい。また、センサコンポーネント814は、イメージングアプリケーションで用いるための光センサ、例えば、CMOS又はCCD画像センサを含んでいてよい。幾つかの実施形態では、センサコンポーネント814は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、又は温度センサを含んでいてよい。
【0056】
通信コンポーネント816は、装置800と他の装置との間の有線又は無線の通信を促進するようになっている。装置800は、WiFi、2G、若しくは3G等の通信規格、又はこれらの組み合わせに基づいて無線ネットワークにアクセスすることができる。1つの例示的な実施形態では、通信コンポーネント816は、放送チャネルを介して外部放送管理システムから放送信号又は放送に関連する情報を受信する。1つの例示的な実施形態では、通信コンポーネント816は、更に、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールを含む。例えば、NFCモジュールは、無線ICタグ(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、及び他の技術に基づいて実行してよい。
【0057】
例示的な実施形態では、装置800は、上記方法を実施するために、1以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル論理装置(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子部品を用いて実行してよい。
【0058】
例示的な実施形態では、上記方法を実施するために、装置800におけるプロセッサ820によって実行可能な(例えば、メモリ804に保存されている)命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体も提供される。例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光学データ記録装置等であってよい。
【0059】
移動端末のプロセッサによって実行されるときに前記移動端末にバックライト輝度制御方法を実施させる命令が保存されている非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記方法は、現在輝度値を標的輝度値に調整するための制御命令を受信することと;現在輝度値が第1の閾値よりも大きく且つ標的輝度値が第1の閾値よりも小さい場合、第1のバックライトランプアセンブリのバックライトランプへの電流の提供を停止し、第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプが標的輝度値に達するために必要な第1の標的電流値を決定し、前記第1の標的電流値を前記第2のバックライトランプアセンブリのバックライトランプに提供することとを含む。
【0060】
本発明の他の実施形態は、本明細書に開示する本発明の詳細及び実施を考慮して当業者に明らかである。本願は、当技術分野における公知の実施又は慣行の範囲内であるとき、本開示の一般的な原理に従い、且つ本開示からの下記逸脱を含む本発明の任意の変形例、使用、又は適応を網羅することを意図する。明細書及び実施例は、単なる例示であるとみなされ、本発明の真の範囲及び趣旨は、以下の特許請求の範囲によって示されることを意図する。
【0061】
本発明は、上に記載した及び添付図面に図示した正確な構造に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなしに様々な改変及び変更を行い得ることが理解される。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることを意図する。