(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6294384
(24)【登録日】2018年2月23日
(45)【発行日】2018年3月14日
(54)【発明の名称】駐車場満空検出装置及び駐車場情報配信システム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/14 20060101AFI20180305BHJP
G07B 15/00 20110101ALI20180305BHJP
【FI】
G08G1/14 A
G07B15/00 L
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-95229(P2016-95229)
(22)【出願日】2016年5月11日
(65)【公開番号】特開2017-204125(P2017-204125A)
(43)【公開日】2017年11月16日
【審査請求日】2017年7月7日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516081917
【氏名又は名称】株式会社SPOT
(74)【代理人】
【識別番号】100108006
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】松村 方生
【審査官】
相羽 昌孝
(56)【参考文献】
【文献】
特開2004−006291(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3195326(JP,U)
【文献】
特開2013−238058(JP,A)
【文献】
特開2011−217123(JP,A)
【文献】
特開平08−124084(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00−99/00
G07B 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車場の満空表示灯の発光領域の一部からの光を受光する光センサと、
無線通信手段と、
前記光センサの受光結果を基に、前記満空表示灯が満車・空車のいずれを表示しているかを判断するための指標となる満空情報を前記無線通信手段を介して送信させる処理手段と
を有し、
前記処理手段は、前記満空情報の変化が所定時間ない場合に、故障の有無を示す故障情報を、前記無線通信手段を介して送信させる
駐車場満空検出装置。
【請求項2】
駐車場の満空表示灯の発光領域の一部からの光を受光する光センサと、
無線通信手段と、
前記光センサの受光結果を基に、前記満空表示灯が満車・空車のいずれを表示しているかを判断するための指標となる満空情報を前記無線通信手段を介して送信させる処理手段と
を有し、
前記満空表示灯が、満空状態とは無関係に所定のタイミングで前記発光領域の一部から発光する場合に、
前記処理手段は、前記所定のタイミングにおける前記光センサの受光結果を基に、前記満空表示灯の故障有無を示す故障情報を、前記無線通信手段を介して送信させる
駐車場満空検出装置。
【請求項3】
前記処理手段は、前記光センサの受光結果を基に、前記満空表示灯が満車・空車のいずれを表示しているかを判断し、当該判断結果を示す前記満空情報を前記無線通信手段を介して送信させる
請求項1又は請求項2に記載の駐車場満空検出装置。
【請求項4】
前記処理手段は、前記光センサ、前記無線通信手段及び前記処理手段を駆動するバッテリから取得した蓄電残量情報を前記無線通信手段を介して送信させる
請求項1〜3のいずれかに記載の駐車場満空検出装置。
【請求項5】
前記光センサは、満表示時と空表示時とで前記発光領域の一部からの光の受光量の差が一定以上異なる位置に設けられている
請求項1〜4のいずれかに記載の駐車場満空検出装置。
【請求項6】
前記処理手段は、前記光センサからの受光結果と、予め決められた閾値とを比較して前記判断を行う
請求項5に記載の駐車場満空検出装置。
【請求項7】
前記処理手段は、前記受光結果を基に、前記発光領域の一部からの光が変化したことをトリガーとして、前記満空情報を前記無線通信手段を介して送信させる
請求項1〜6のいずれかに記載の駐車場満空検出装置。
【請求項8】
複数の請求項1〜7のいずれかに記載の前記駐車場満空検出装置と、
前記駐車場満空検出装置から受信した前記満空情報を基に、前記駐車場満空検出装置が設置された複数の駐車場の満空情報を、前記駐車場の位置を示す地図情報と共に配信する駐車場管理システムと
を有する駐車場情報配信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車場の満車/空車(満空情報)を検出する駐車場満空検出装置と、それを用いた駐車場情報配信システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の駐車場の各車室の満空情報を一括して管理し、利用者に提供する駐車場システムがある。
このような駐車場システムでは、各駐車場に設置された精算機が各車室の満空状態を特定し、その結果を基に満空表示灯の表示を切り換える。
従来、このような精算機に満空情報をサーバに送信する機能を持たせ、サーバは複数の駐車場の満空情報を一括管理し、ユーザに配信している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、精算機には、満空情報をサーバに送信する機能を持たないものが大部分であることから、このような満空情報送信機能を備えた精算機を設置しない駐車場の満空情報をサーバが取得できない。
近年、満空情報送信機能を備えた精算機を設置しない駐車場についても、稼働率をアップするために、満空情報をサーバに送信して近隣駐車場を探すドライバーに、リアルタイム(例えば1分未満)に配信したいという要請がある。他方、駐車場を探すドライバーは、今この近くで空いている駐車場を知りたいという要請があり、これに既往の技術は、情報の新しさ(即時性)において対応できない。
すなわち、現状では、
・満空情報をサーバに送信しない精算機が大部分である。
・満空情報をサーバに送信する精算機はあるが、この導入は稼働率をあげるためではなく、事後にデータ分析などによる営業の効率化を図る目的が主である。
・満空情報をサーバに「リアルタイムに」送信する精算機は非常に高額であり、一部の企業では導入しているが、複数企業を跨いで「リアルタイムで」満空情報を取得・配信するものではない。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、満空表示灯を備えた全ての駐車場の満空情報を取得して送信可能な駐車場満空検出装置と、それを用いた駐車場情報配信システムを提供することにある。
特に、本発明は、満空情報をサーバに送信する機能を持たない精算機を設置した駐車場の満空情報をサーバに送信できる駐車場満空検出装置と、それを用いた駐車場情報配信システムを提供することにある。
また、本発明は、上述した駐車場情報配信システムを用いることで、多くの駐車場の満空情報をリアルタイムにドライバーに提供できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、
第1の発明の駐車場満空検出装置は、駐車場の満空表示灯の発光領域の一部からの光を受光する光センサと、無線通信手段と、前記光センサの受光結果を基に、前記満空表示灯が満車・空車のいずれを表示しているかを判断するための指標となる満空情報を前記無線通信手段を介して送信させる処理手段とを有し、前記処理手段は、前記満空情報の変化
が所定時間ない場合に、故障の有無を示す故障情報を、前記無線通信手段を介して送信させる。
また、第2の発明の駐車場満空検出装置は、駐車場の満空表示灯の発光領域の一部からの光を受光する光センサと、無線通信手段と、前記光センサの受光結果を基に、前記満空表示灯が満車・空車のいずれを表示しているかを判断するための指標となる満空情報を前記無線通信手段を介して送信させる処理手段とを有し、前記満空表示灯が、満空状態とは無関係に所定のタイミングで前記発光領域の一部から発光する場合に、前記処理手段は、前記所定のタイミングにおける前記光センサの受光結果を基に、前記満空表示灯の故障有無を示す故障情報を、前記無線通信手段を介して送信させる。
【0006】
好適には本発明の駐車場満空検出装置の前記処理手段は、前記光センサの受光結果を基に、前記満空表示灯が満車・空車のいずれを表示しているかを判断し、当該判断結果を示す前記満空情報を前記無線通信手段を介して送信させる。
【0007】
好適には本発明の駐車場満空検出装置の前記処理手段は、前記光センサ、前記無線通信手段及び前記処理手段を駆動するバッテリから取得した蓄電残量情報を前記無線通信手段を介して送信させる。
【0008】
好適には本発明の駐車場満空検出装置の前記光センサは、満表示時と空表示時とで前記発光領域の一部からの光の受光量の差が一定以上異なる位置に設けられている。
【0009】
好適には本発明の駐車場満空検出装置の前記処理手段は、前記光センサからの受光結果と、予め決められた閾値とを比較して前記判断を行う。
【0011】
好適には本発明の駐車場満空検出装置の前記処理手段は、前記受光結果を基に、前記発光領域の一部からの光が変化したことをトリガーとして、前記満空情報を前記無線通信手段を介して送信させる。
【0012】
本発明の駐車場情報配信システムは、上述した前記駐車場満空検出装置と、前記駐車場満空検出装置から受信した前記満空情報を基に、前記駐車場満空検出装置が設置された複数の駐車場の満空情報を、前記駐車場の位置を示す地図情報と料金計算情報も共に配信する駐車場管理システムとを有する
。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、満空表示灯を備えた全ての駐車場の満空情報を取得して送信可能な駐車場満空検出装置と、それを用いた駐車場情報配信システムを提供することができる。
すなわち、本発明によれば、(上記を踏まえ、当文のここ以降の修正お願い致します)満空情報をサーバに送信する機能を持たない精算機を設置した駐車場の満空情報をサーバに送信できる駐車場満空検出装置と、それを用いた駐車場情報配信システムを提供することができる。
また、本発明は、上述した駐車場情報配信システムを用いることで、多くの駐車場の満空情報をリアルタイムにドライバーに提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の実施形態の駐車場満空検出装置を駐車場に設置した状態を説明するための満車状態の図である。
【
図2】本発明の実施形態の駐車場満空検出装置を駐車場に設置した状態を説明するための空車状態の図である。
【
図3】本発明の実施形態の駐車場満空検出装置を用いたビジネスモデルを説明するための図である。
【
図4】本発明の実施形態の駐車場満空検出装置の機能ブロック図である。
【
図5】本発明の実施形態の駐車場満空検出装置の動作を説明するめのフローチャートである。
【
図6】本発明の実施形態の駐車場満空検出装置を用いたサービスシステムを説明した図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態に係わる駐車場満空検出装置について説明する。
図1及び
図2は、本実施形態の駐車場満空検出装置1を駐車場に設置した状態を説明するための図である。
図1は満空表示灯11が満車表示状態の場合、
図2は満空表示灯11が空車表示の場合である。
【0016】
図3は、駐車場満空検出装置1を用いたビジネスモデルを説明するための図である。
図3に示すように、本実施形態では、駐車場から満空情報を駐車場管理システム61に送信する。このとき、精算機から満空情報が駐車場管理システム61に送信される他、
図1及び
図2に示すように満空表示灯11を撮像する光センサ31を備えた駐車場満空検出装置1を設置することで、当該駐車場の満空情報を駐車場管理システム61に送信する。
【0017】
駐車場管理システム61は、複数の駐車場から受信した満空情報を基に、当該満空情報を駐車場の位置を示す地図情報と共に、自動車やドライバーに配信する。
【0018】
図4は、
図1に示す駐車場満空検出装置1の機能ブロック図である。
図4に示すように、駐車場満空検出装置1は、駐車場等に設けられた満空表示灯11を支持するポール13等に設置される。
満空表示灯11は、複数のLEDをマトリクス状に配置して構成されており、満車表示時と空車常時時とで相互に異なるパターンでLEDを表示させる。
このとき、複数のLEDの中には、満車表示時には点灯し、空車表示時には消滅するものがあり、駐車場満空検出装置1の光センサ31は、当該LEDに対向して配置される。
【0019】
図4に示すように、駐車場満空検出装置1は、例えば、光センサ31、光センサ感度調整部33、無線通信部35、メモリ37、CPU39を有する。
駐車場満空検出装置1な、対候性(防塵・防雨)を備えている。
【0020】
また、駐車場満空検出装置1には、充電池51から電力が供給されている。
また、駐車場満空検出装置1の周辺には、屋外に設置されたソーラ充電パネル53があり、設けられており、昼の間に太陽光を受けて発電し、充電池51を充電する。
充電池51は、電池残量情報をCPU39に出力する。
【0021】
光センサ31は、満空表示灯11の発光領域の一部(一部のLED)からの光を受光する。
光センサ感度調整部33は、光センサ31からの受光結果を調整してCPU39に出力する。
また、光センサ31は、満空表示灯11の満表示時と空表示時とで発光領域の一部からの光の受光量の差が一定以上異なる位置に設けられている。
具体的には、光センサ31は、満空表示灯11の満表示時に発光し、空表示時に発光しない1つのLEDからの光を主として入射し、それ以外のLEDからの光を略遮光する位置及び姿勢で配置されている。
【0022】
無線通信部35は、例えば、SIMカードを装着して使用する3G通信モジュールである。
メモリ37は、CPU39が実行するプログラム、並びに光センサ感度調整部33が調整した受光結果を記憶する。
【0023】
CPU39は、メモリ37に記憶されたプログラムを実行し、駐車場満空検出装置1の処理を統括的に制御する。
具体的には、CPU39は、光センサ感度調整部33で調整された受光結果を基に、満空表示灯11が満車・空車のいずれを表示しているかを判断するための指標となる満空情報を生成する。
【0024】
CPU39は、例えば、光センサ31が満車表示に発光するLEDに対向して設けられている場合には、受光結果が示す受光レベルが所定のしきい値以上の場合に満車状態と判断し、一方、受光レベルがしきい値未満の場合には空車状態と判断し、それを示す満空情報を生成する。
【0025】
CPU39は、満空情報が示す満空状態が変化した場合に、無線通信部35を起動し、当該満空情報を無線通信部35からアンテナ41を介して送信させる。
また、CPU39は、充電池51から入力した電池残量情報を、満空情報と共に、無線通信部35からアンテナ41を介して送信する。
【0026】
図5は、駐車場満空検出装置1の動作を説明するめのフローチャートである。
以下、
図5の各ステップについて説明する。
【0027】
ステップST1:
光センサ31がスキャン処理を行い、光センサー信号である受光結果を光センサ感度調整部33に出力する。
そして、光センサ感度調整部33が、光センサ31からの受光結果を調整してCPU39に出力する。
【0028】
ステップST2:
CPU39は、光センサ感度調整部33からの受光結果を基に満空情報を生成する。そして、CPU39は満空情報が示す状態が変化したか否かを判断し、変化したと判断し場合にはステップST3に進み、そうでない場合はステップST4に進む。
【0029】
ステップST3:
CPU39は、無線通信部35を起動する。
【0030】
ステップST4:
CPU39は、無線通信部35の電源を落とす。
【0031】
ステップST5:
CPU39は、満空情報が示す満空状態が変化した場合に、無線通信部35を起動し、当該満空情報を無線通信部35からアンテナ41を介して送信させる。
また、CPU39は、充電池51から入力した電池残量情報を、満空情報と共に、無線通信部35からアンテナ41を介して送信する。
【0032】
ステップST6:
CPU39は、ステップST5の送信処理が終了したと判断すると、ステップST6に進む。
【0033】
ステップST7:
CPU39は、ステップST1の処理を行う間隔として予め規定された間隔になるように遅延処理を行う。
【0034】
駐車場管理システム61は、複数の駐車場満空検出装置1から満空情報を取得し、これを一括管理してユーザに提供する。
【0035】
上述したように、駐車場満空検出装置1は、駐車場の満空表示灯に取付けて、満車/空車情報を取得し、リアルタイムに、駐車場管理システム61(クラウドサーバ)に送信する機器である。
【0036】
以上説明したように、駐車場満空検出装置1によれば、満空表示灯11を備えた駐車場であれば、どのようなタイプの駐車場に対してもその満空情報を取得して送信できる。これにより、従来のように満空情報を送信する機能がない精算機を設置している駐車場から満空情報を駐車場管理システム61に送信できる。
これにより、多くの駐車場の満空情報をリアルタイムにドライバーに提供できるようになる。
【0037】
すなわち、
図6に示すように、各駐車場からその満空情報がリアルタイムに駐車場管理システム61に配信され、駐車場管理システム61がアプリを事前に配信したユーザの端末装置やカーナビゲーション装置に満空情報を提供する。なお、駐車場管理システム61のサービスを利用して駐車した場合にユーザにポイントを還元するようにしてもよい。
【0038】
また、駐車場満空検出装置1は、満空表示灯11の満空表示灯素子であるLEDの1点のみに装着するので、満空表示灯11に対してのドライバーの視認性を妨げない。
【0039】
また、駐車場満空検出装置1は、その本体を満空表示灯11のポール13等に取付けるので目立たなくできる。
【0040】
また、駐車場満空検出装置1は、ソーラ充電パネル53によって充電池51を充電するので、外部電源が要で、設置工事が簡単である。
また、ソーラ充電パネル53を搭載するため、長期稼動に耐えられる。
【0041】
また、駐車場満空検出装置1は、満空情報が変化したとき、すなわち満空表示灯11の満空表示が切り換わったときにのみ満空情報を送信するため、省エネ設計が可能である。
【0042】
また、駐車場満空検出装置1では、無線通信部35として、既存のキャリアの3G通信網を使用することで、速くて安定した情報伝送が可能になる。
【0043】
管理会社は、例えば、駐車場満空検出装置1を駐車場に設置することで1ヶ月、固定の金額を課金をしてもよし、駐車場満空検出装置1から駐車場管理システム61に送信される満空情報を基に誘導された車の駐車場利用金額の一部を課金してもよい。また、駐車場満空検出装置1の設置前に対して設置後の売り上げ増の一部を成功報酬として請求してもよい。
【0044】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
【0045】
例えば、満空表示灯11に予め決められた時刻に短時間だけ満車表示と空車表示とを切り替えるように設定する。
駐車場満空検出装置1のCPU39は、満空表示灯11からの受光結果を基に、上記予め決められた時間経過後に(満空の最終変化が生じてから12時間変化が生じない場合に)
、受光結果が切り替わったか否かを判断し、切り替わっていない場合に故障であると判定する。そして、CPU39は、故障であると判定した場合に、故障通知信号を駐車場管理システム61に送信する。これにより、満空表示灯11のLEDが故障したことで、不適切な満空情報が通知されることを防止できる。
【0046】
また、上述した実施形態では、駐車場満空検出装置1のCPU39において満空情報を生成した場合を例示したが、CPU39は光センサ31の受光結果を無線通信部35を介して駐車場管理システム61に送信し、駐車場管理システム61において満空情報を生成してもよい。
【0047】
また、上述した実施形態では、「満」でのみ点灯するLEDに対応して光センサ31を設けた場合を例示したが、「空」でのみ点灯するLEDに対応して光センサ31を設けてもよい。
なお、本発明は、光センサの代わりに、カメラを用いてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は、駐車場の満車/空車を検出するシステムに適用可能である。
【符号の説明】
【0049】
1…駐車場満空検出装置
11…満空表示灯
13…ポール
31…光センサ
33…光センサ感度調整部
35…無線通信部
37…メモリ
39…CPU
41…アンテナ
51…充電池
53…ソーラ充電パネル
61…駐車場管理システム