特許第6295215号(P6295215)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6295215-ポジショナ 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6295215
(24)【登録日】2018年2月23日
(45)【発行日】2018年3月14日
(54)【発明の名称】ポジショナ
(51)【国際特許分類】
   F15B 9/09 20060101AFI20180305BHJP
   H02H 9/04 20060101ALI20180305BHJP
【FI】
   F15B9/09 Z
   H02H9/04 A
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-32560(P2015-32560)
(22)【出願日】2015年2月23日
(65)【公開番号】特開2016-156392(P2016-156392A)
(43)【公開日】2016年9月1日
【審査請求日】2017年3月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】村田 耕一郎
【審査官】 正木 裕也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−208818(JP,A)
【文献】 特開2007−164230(JP,A)
【文献】 特開2013−88917(JP,A)
【文献】 実開昭59−3738(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F15B 9/09
H02H 9/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の信号ラインを通して上位装置から送られてくる制御信号と、調節弁からフィードバックされてくる弁開度信号とを入力とし、前記制御信号が示す値と前記弁開度信号が示す値との偏差を求め、この偏差に応じた電流信号を出力する制御部と、前記制御部からの電流信号を空気圧信号に変換する電空変換部とを備え、前記電空変換部からの空気圧信号に基づいて前記調節弁の操作器へ出力空気圧を供給するポジショナにおいて、
前記一対の信号ラインを通して侵入しようとするサージ電流を接地ラインに流すことにより前記ポジショナの内部回路を保護するサージ保護回路と、
前記サージ保護回路の動作を監視し、前記サージ保護回路が前記サージ電流から前記ポジショナの内部回路を保護したことを検出するサージ保護回路作動検出部とを備え、
前記制御部は、
前記サージ保護回路作動検出部が前記サージ保護回路による前記サージ電流からの前記ポジショナの内部回路の保護を検出した場合、前記電空変換部への電流信号を直前の状態に保つ
ことを特徴とするポジショナ。
【請求項2】
請求項1に記載されたポジショナにおいて、
前記制御部は、
前記電空変換部への電流信号を直前の状態に保った状態を所定時間経過後に解除する
ことを特徴とするポジショナ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載されたポジショナにおいて、
前記サージ保護回路は、
前記一対の信号ラインの一方と前記接地ラインとの間に接続された第1のサージ電圧吸収素子と、前記一対の信号ラインの他方と前記接地ラインとの間に接続された第2のサージ電圧吸収素子とを備え、前記ポジショナの内部回路に侵入しようとするサージ電流を前記第1および第2のサージ電圧吸収素子の少なくとも一方を通して前記接地ラインに流し、
前記サージ保護回路作動検出部は、
前記サージ保護回路の動作として前記第1および第2のサージ電圧吸収素子と前記接地ラインとの接続点の電位を監視し、この電位が予め定められた閾値を超えた場合に前記サージ保護回路が前記サージ電流から前記ポジショナの内部回路を保護したとして検出する
ことを特徴とするポジショナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、上位装置から送られてくる制御信号の値に応じて調節弁の開度を制御するポジショナに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、この種のポジショナは、上位装置から一対の信号ラインを介して送られてくる4〜20mAの直流の電流信号(制御信号)で動作するように設計されている。例えば、上位側システムより4mAの電流が送られてきた場合には調節弁の開度を0%とし、20mAの電流が送られてきた場合には調節弁の開度を100%とする。
【0003】
このような調節弁が設置されるいくつかの産業用プロセス制御システム、例えばオイルやガスなどの処理システムでは、緊急時の対応が重要である。すなわち、潜在的に毒性のあるいは可燃性の化学物質、ガス等が漏れたり、制御されずに排出されたりすることがないようすることが重要である。
【0004】
そのために、調節弁には緊急時に調節弁を緊急遮断(シャットダウン)する機能が求められ、そのために調節弁の開度を制御するポジショナにはその緊急遮断機能を有するように設計される。
【0005】
例えば、特許文献1に示されたポジショナでは、上位装置から送られてくる制御信号の値をチェックし、この制御信号の値が正常範囲(5〜19mA)から逸脱した場合、通常モードから緊急遮断モードに切り替わり、電空変換部への電流信号を零として、強制的に調節弁を全閉とするようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2013−88917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような緊急遮断機能を有するポジショナでは、例えば、制御信号の値が正常範囲の下限閾値以下で緊急遮断モードとしている場合に、一対の信号ラインに雷サージが重畳したような場合、一対の信号ラインに流れる電流が雷サージによって増加し、この電流の増加による制御信号の値の増大を正常範囲に入ったと誤って認識し、通常モードで調節弁を開閉してしまう虞があった。
【0008】
なお、一対の信号ラインを通してポジショナの内部回路へ侵入しようとするサージ電流をヒューズによって遮断することが考えられるが、雷サージよる影響は止められるが元の状態に自動復帰することができない。また、ヒューズの交換などメンテナンスが必要になる。
【0009】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、雷サージよる誤動作を防止すると共に、メンテナンスが不要で、かつ元の状態への自動復帰が可能なポジショナを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このような目的を達成するために本発明は、一対の信号ラインを通して上位装置から送られてくる制御信号と、調節弁からフィードバックされてくる弁開度信号とを入力とし、制御信号が示す値と弁開度信号が示す値との偏差を求め、この偏差に応じた電流信号を出力する制御部と、制御部からの電流信号を空気圧信号に変換する電空変換部とを備え、電空変換部からの空気圧信号に基づいて調節弁の操作器へ出力空気圧を供給するポジショナにおいて、一対の信号ラインを通して侵入しようとするサージ電流を接地ラインに流すことによりポジショナの内部回路を保護するサージ保護回路と、サージ保護回路の動作を監視し、サージ保護回路がサージ電流からポジショナの内部回路を保護したことを検出するサージ保護回路作動検出部とを備え、制御部は、サージ保護回路作動検出部がサージ保護回路によるサージ電流からのポジショナの内部回路の保護を検出した場合、電空変換部への電流信号を直前の状態に保つことを特徴とする。
【0011】
本発明において、サージ保護回路は、一対の信号ラインを通して侵入しようとするサージ電流を接地ラインに流すことにより、サージ電流からポジショナの内部回路を保護する。このサージ保護回路の動作はサージ保護回路作動検出部によって監視される。制御部は、サージ保護回路作動検出部によってサージ保護回路の作動が検出されると、すなわちサージ保護回路がサージ電流からポジショナの内部回路を保護したことが検出されると、電空変換部への電流信号を直前の状態に保つ。
【0012】
これにより、例えば、調節弁が緊急遮断モードで全閉とされている時に、一対の信号ラインを通してサージ電流が侵入しようとした場合、このサージ電流が接地ラインに流れてポジショナの内部回路が保護されると同時に、調節弁は直前の状態として全閉の状態を保つ。これにより、雷サージによる誤動作が防止される。また、サージ電流を接地ラインに流すことによりポジショナの内部を保護するので、ヒューズの交換などのメンテナンスは不要である。
【0013】
また、本発明では、サージ保護回路作動検出部がサージ保護回路の作動を検出した場合、電空変換部への電流信号が直前の状態に保たれる。サージ電流の流れは瞬間的であるので、電空変換部への電流信号を直前の状態に保った状態を所定時間が経過した後に解除するようにすると、電空変換部への電流信号の出力が再開され、元の状態に自動復帰するものとなる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、一対の信号ラインを通して侵入しようとするサージ電流を接地ラインに流すことによりポジショナの内部回路を保護するサージ保護回路と、このサージ保護回路がサージ電流からポジショナの内部回路を保護したことを検出するサージ保護回路作動検出部とを設け、サージ保護回路作動検出部がサージ保護回路の作動を検出した場合、電空変換部への電流信号を直前の状態に保つようにしたので、雷サージにる誤動作を防止する共に、メンテナンスを不要とし、かつ元の状態への自動復帰も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明に係るポジショナの一実施の形態の要部の構成を示す図である。
図2】従来のポジショナの基本的な構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、本発明に係るポジショナの実施の形態の説明に入る前に、従来のポジショナの基本的な構成について説明する。
【0017】
〔従来のポジショナ〕
図2は従来のポジショナの要部を示す図である。同図において、100は上位装置、200はポジショナ、300は調節弁である。ポジショナ200は、制御部1と、電空変換部2と、パイロットリレー3と、開度センサ4と、比較回路5とを備えている。
【0018】
このポジショナ200において、制御部1は、一対の信号ラインL(L1,l2)を通して上位装置100から送られてくる4〜20mAの制御信号(直流の電流信号)と、調節弁300から開度センサ4を介してフィードバックされてくる弁開度信号とを入力とし、制御信号が示す値(設定開度θsp)と弁開度信号が示す値(実開度θpv)との偏差を求め、この偏差に応じた電流信号Ioを出力する。
【0019】
電空変換部2は、制御部1からの電流信号Ioを入力とし、この入力された電流信号Ioを空気圧信号Pnに変換する。パイロットリレー3は、電空変換部2からの空気圧信号Pnを増幅し、出力空気圧Poutとして調節弁300の操作器6へ供給する。
【0020】
比較回路5は、上位装置100からの制御部1への制御信号を分岐入力とし、この分岐入力された制御信号の値とその制御信号に対して定められている正常範囲とを比較し、その比較結果を制御部1に出力する。
【0021】
この例において、比較回路5における制御信号の正常範囲は、5〜19mAとして定められている。すなわち、比較回路5に対して、下限閾値として5mAが設定され、上限閾値として19mAが設定されている。
【0022】
制御部1は、比較回路5より制御信号の値が正常範囲を逸脱している旨の比較結果が送られてきた場合、制御信号が示す値(設定開度θsp)と弁開度信号が示す値(実開度θpv)との偏差に拘わらず、電空変換部2への電流信号Ioを強制的に調整して零とする。これにより、ポジショナ200からの出力空気圧Poutが実質的にゼロ近くまで低減され、調節弁300が強制的に全閉とされる。
【0023】
このポジショナ200では、一対の信号ラインL(L1,l2)を通して上位装置100から送られてくる制御信号の値をチェックし、この制御信号の値が正常範囲(5〜19mA)から逸脱した場合、通常モードから緊急遮断モードに切り替わり、電空変換部2への電流信号Ioを零として、強制的に調節弁300を全閉とする。なお、この例では、緊急遮断モード時に調節弁300を強制的に全閉としているが、調節弁300を強制的に全開とするタイプもある。
【0024】
〔実施の形態〕
本実施の形態では、図2に示した従来のポジショナ200に対し、図1にその要部の構成のみを示すように、サージ保護回路7とサージ保護回路作動検出部8とを設けている。このサージ保護回路7とサージ保護回路作動検出部8とを設けた本実施の形態のポジショナをポジショナ201とする。
【0025】
本実施の形態において、サージ保護回路7は、一対の信号ラインLの一方L1と接地ラインGNDとの間に接続された第1のサージ電圧吸収素子(ツェナーダイオード)ZD1と、一対の信号ラインLの他方L2と接地ラインGNDとの間に接続された第2のサージ電圧吸収素子(ツェナーダイオード)ZD2とを備え、一対の信号ラインL(L1,L2)を通して侵入しようとするサージ電流を接地ラインGNDに流すことによりポジショナ201の内部回路を保護する。
【0026】
すなわち、一対の信号ラインLの一方L1からサージ電流が侵入しようとする場合には、第1のサージ電圧吸収素子ZD1を通してサージ電流を接地ラインGNDに流し、一対の信号ラインLの他方L2からサージ電流が侵入しようとする場合には、第2のサージ電圧吸収素子ZD2を通してサージ電流を接地ラインGNDに流し、侵入しようとするサージ電流からポジショナ201の内部回路を保護する。この場合、サージ電圧吸収素子ZD1,ZD2を通して接地ラインGNDにサージ電流を流すので、ヒューズの交換などのメンテナンスは不要である。
【0027】
なお、この実施の形態では、サージ電圧吸収素子ZD1,ZD2をツェナーダイオードとしているが、バリスタなどを用いてもよい。また、サージ電圧吸収素子ZD1,ZD2は、ポジショナ201の内部ではなく、外部に設けるようにしてもよい。
【0028】
本実施の形態において、サージ保護回路作動検出部8は、コンパレータ8−1と、基準電圧発生回路(リファレンスIC)8−2と、コンデンサC1と、抵抗R1とから構成されており、コンパレータ8−1の非反転入力端(+)に基準電圧発生回路8−2からの基準電圧(閾値電圧)Vthが与えられ、コンパレータ8−1の反転入力端(−)にコンデンサC1と抵抗R1との直列回路を介してサージ電圧吸収素子ZD1,ZD2と接地ラインGNDとの接続点P1、すなわちツェナーダイオードZD1,ZD2のアノードと接地ラインGNDとの接続点P1の電位が与えられるものとされている。
【0029】
サージ保護回路作動検出部8において、コンパレータ8−1は、反転入力端(−)に入力される接続点P1の電位と非反転入力端(+)に入力される閾値電圧Vthとを比較し、その比較結果を制御部1へ伝達する。すなわち、サージ保護回路7の動作を監視し、サージ電圧吸収素子ZD1,ZD2を通して接地ラインGNDにサージ電流が流れ、接続点P1の電位が閾値電圧Vthを超えると、サージ保護回路7が作動した旨を制御部1へ知らせる。
【0030】
本実施の形態において、制御部1は、サージ保護回路作動検出部8からサージ保護回路7が作動した旨の知らせを受けると、すなわちサージ保護回路作動検出部8がサージ保護回路7によるサージ電流からのポジショナ201の内部回路の保護を検出した旨の知らせを受けると、電空変換部2への電流信号Ioを直前の状態に保つ機能を有している。また、制御部1は、電空変換部2への電流信号Ioを直前の状態に保った状態を所定時間経過後に解除する機能を有している。
【0031】
本実施の形態のポジショナ201における制御部1を図2に示した従来のポジショナ200における制御部1と区別するために符号1Aで示す。図2に示した従来のポジショナ200における制御部1は1Bとする。なお、制御部1Aは、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。
【0032】
本実施の形態のポジショナ201では、制御部1Aが有する上述した機能によって、雷サージによる誤動作が防止される。また、雷サージによる誤動作を回避した後、速やかに元の状態へ自動復帰するものとなる。
【0033】
すなわち、従来のポジショナ200では、例えば、制御信号の値が正常範囲の下限閾値(5mA)以下で緊急遮断モードとしている場合に、一対の信号ラインL(L1,L2)に雷サージが重畳したような場合、一対の信号ラインL(L1,L2)に流れる電流が雷サージによって増加し、この電流の増加による制御信号の値の増大を比較回路5が正常範囲に入ったと誤って認識し、通常モードで調節弁300を開閉してしまう虞がある。
【0034】
これに対して、本実施の形態のポジショナ201では、緊急遮断モードとしている場合に雷サージが重畳された場合、サージ電圧吸収素子ZD1,ZD2を通して接地ラインGNDにサージ電流が流れ、ポジショナ201の内部回路が保護される。また、これと同時に、サージ保護回路作動検出部8がサージ保護回路7の作動を検出して制御部1へ知らせるので、制御部1が電空変換部2への電流信号Ioを直前の状態に保つ。これにより、調節弁300が全閉とされている状態を維持し、雷サージによる誤動作が防止される。
【0035】
また、制御部1は、電空変換部2への電流信号Ioを直前の状態に保った後、所定時間が経過すると、その電流信号Ioを直前の状態に保った状態を解除する。これにより、電空変換部2への電流信号Ioの出力が再開され、元の状態に自動復帰するものとなる。この元の状態への自動復帰により、制御信号が正常範囲に入れば、緊急遮断モードから通常モードへの移行が行われ、制御信号が正常範囲から逸脱すれば、通常モードから緊急遮断モードへの移行が行われる。
【0036】
なお、上述した例では、緊急遮断モードとされている場合に雷サージが重畳された場合について説明したが、通常モードとされている場合に雷サージが重畳された場合にも同様にして、サージ保護回路7が作動してポジショナ201の内部回路が保護されると共に、サージ保護回路作動検出部8がサージ保護回路7の作動を検出して制御部1へ知らせ、電空変換部2への電流信号Ioが直前の状態に保たれるものとなる。これにより、調節弁300の開度がその時の開度を維持し、雷サージによる誤動作が防止される。また、所定時間が経過すれば、通常モードでの開閉動作が再開されるものとなる。
【0037】
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【符号の説明】
【0038】
1(1A)…制御部、2…電空変換部、3…パイロットリレー、4…開度センサ、5…比較回路、6…操作器、7…サージ保護回路、8…サージ保護回路作動検出部、ZD1,ZD2…サージ電圧吸収素子(ツェナーダイオード)、8−1…コンパレータ、8−2…基準電圧発生回路(リファレンスIC)、C1…コンデンサ、R1…抵抗、L(L1,L2)…一対の信号ライン、100…上位装置、201…ポジショナ、300…調節弁。
図1
図2