特許第6296270号(P6296270)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6296270
(24)【登録日】2018年3月2日
(45)【発行日】2018年3月20日
(54)【発明の名称】現場管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/08 20120101AFI20180312BHJP
   G06Q 10/00 20120101ALI20180312BHJP
【FI】
   G06Q50/08
   G06Q10/00
【請求項の数】6
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2012-134706(P2012-134706)
(22)【出願日】2012年6月14日
(65)【公開番号】特開2013-257817(P2013-257817A)
(43)【公開日】2013年12月26日
【審査請求日】2015年6月12日
【審判番号】不服2017-743(P2017-743/J1)
【審判請求日】2017年1月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】508158241
【氏名又は名称】渡邉 秀明
(74)【代理人】
【識別番号】100099508
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 久
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 秀明
(72)【発明者】
【氏名】田浦 豊盛
(72)【発明者】
【氏名】直本 剛至
【合議体】
【審判長】 佐藤 智康
【審判官】 渡邊 聡
【審判官】 石川 正二
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−328626(JP,A)
【文献】 特開2008−225862(JP,A)
【文献】 特開2010−178289(JP,A)
【文献】 特開2007−281755(JP,A)
【文献】 坂口 裕一,モバイル業務利用のすべて−企業ユーザーが抱く40の疑問に答える,日経コンピュータ,日本,日経BP社,1999年 9月27日,第479号,160〜171
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00
G06Q50/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
工事現場において撮影された現場写真を管理する管理サーバと、
前記管理サーバと通信ネットワークを通じて接続可能な携帯端末であり、前記管理サーバに対して認証要求を行い、前記管理サーバによる認証により当該携帯端末を操作するユーザが真正なユーザであることが確認された撮影された現場写真の写真画像に現場情報をメタ情報として埋め込んで前記管理サーバに送信した後、前記写真画像を自動的に削除する機能を有する携帯端末と
を含む現場管理システム。
【請求項2】
前記現場情報は、工事現場の位置情報および工事現場に関する諸情報を含むものである請求項1記載の現場管理システム。
【請求項3】
前記管理サーバと通信ネットワークを通じて接続可能な閲覧端末を含み、
前記管理サーバは、前記閲覧端末からの前記写真画像の閲覧要求に対して前記写真画像を表示する写真画像表示画面を生成し、生成した写真画像表示画面を前記閲覧端末に提供するものである請求項1または2に記載の現場管理システム。
【請求項4】
前記管理サーバと通信ネットワークを通じて接続可能な管理端末を含み、
前記管理サーバは、前記管理端末からの報告書作成要求に対して、前記写真画像および当該写真画像に埋め込まれた現場情報を組み合わせた報告書を表示する報告書表示画面を生成し、生成した報告書表示画面を前記管理端末に提供するものである請求項1から3のいずれかに記載の現場管理システム。
【請求項5】
前記通信ネットワークは、インターネットから遮断された公衆閉域ネットワークである請求項1から4のいずれかに記載の現場管理システム。
【請求項6】
工事現場において撮影された現場写真を管理する管理サーバと、
前記管理サーバと通信ネットワークを通じて接続可能な携帯端末を、前記管理サーバに対して認証要求を行い、前記管理サーバによる認証により当該携帯端末を操作するユーザが真正なユーザであることが確認された撮影された現場写真の写真画像に現場情報をメタ情報として埋め込んで前記管理サーバに送信した後、前記写真画像を自動的に削除する手段として機能させるための携帯端末用プログラムと
を含む現場管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工事現場における安全管理を支援する現場管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
工事現場における安全管理のため、現場写真を撮影し、報告書を作成することが行われている。例えば、特許文献1に記載の工事現場の労務管理システムでは、デジタルカメラで工事現場の現場写真を撮影するとともに、工事現場における危険ポイントが記載された危険予知シートを撮影し、かつ工事現場への入退場時に入退場管理カードを撮影し、ASPサーバに送信すると、ASPサーバが、危険予知シートの画像データから工事現場名を表すデータおよび工事名を表すデータを抽出し、入退場管理カードの画像データから工事施工者を表すデータを抽出し、撮影時刻のデータから入退場時刻を表すデータを抽出して労務管理ファイルを作成し、管理端末に送信する。
【0003】
また、特許文献2に記載の建設現場安全管理システムでは、携帯電話により安全管理センターのセンターサーバのWebサーバにログインすると、このログインにより作業者が特定され、携帯GPSで特定された作業場所が設定される。また、作業車は、点検フォーマット種別を選択し、点検しながら、チェックリストに記入し、必要に応じて写真を携帯電話のカメラで撮影し、Web画面の指示に基づき、報告書を作成し、センター送信すると、報告書のデータがセンターサーバによりデータベースに登録される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−84110号公報
【特許文献2】特開2011−108031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、工事現場における安全管理のために撮影する写真は、個人の姿や工事の状況等のプライバシーや企業秘密に関わる機微なものが多い。しかしながら、上記従来のシステムでは、工事現場で撮影した写真はデジタルカメラや携帯電話等の端末に保存されるため、これらの端末を紛失した場合、情報が漏洩する恐れがある。また、情報が漏洩した場合には、情報の改ざんの危険性も高まることになる。
【0006】
そこで、本発明においては、工事現場における安全管理のために撮影した写真を漏洩させることなく、安全管理を行うことが可能な現場管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の現場管理システムは、工事現場において撮影された現場写真を管理する管理サーバと、管理サーバと通信ネットワークを通じて接続可能な携帯端末であり、撮影された写真画像に現場情報をメタ情報として埋め込んで管理サーバに送信した後、写真画像を自動的に削除する機能を有する携帯端末とを含むものである。
【0008】
本発明の現場管理システムによれば、工事現場において携帯端末により現場写真を撮影すると、撮影された写真画像に現場情報がメタ情報として埋め込まれて管理サーバに送信された後、携帯端末内の写真画像が自動的に削除される。これにより、現場写真は携帯端末内には一切残らず、現場情報と一体不可分の状態で管理サーバによって厳重に管理することができる。
【0009】
ここで、現場情報は、工事現場の位置情報および工事現場に関する諸情報を含むものであることが望ましい。これにより、工事現場において携帯端末により現場写真を撮影すると、撮影された写真画像に現場情報として工事現場の位置情報および工事現場に関する諸情報が一体不可分となって管理サーバに送信され、厳重に管理される。
【0010】
また、本発明の現場管理システムは、管理サーバと通信ネットワークを通じて接続可能な閲覧端末を含み、管理サーバは、閲覧端末からの写真画像の閲覧要求に対して写真画像を表示する写真画像表示画面を生成し、生成した写真画像表示画面を閲覧端末に提供するものであることが望ましい。これにより、閲覧端末からの写真画像の閲覧要求に対して、管理サーバは現場情報が埋め込まれたオリジナルの写真画像そのものを提供することなく、写真画像を表示する写真画像表示画面が生成されて提供される。
【0011】
また、本発明の現場管理システムは、管理サーバと通信ネットワークを通じて接続可能な管理端末を含み、管理サーバは、管理端末からの報告書作成要求に対して、写真画像および当該写真画像に埋め込まれた現場情報を組み合わせた報告書を表示する報告書表示画面を生成し、生成した報告書表示画面を管理端末に提供するものであることが望ましい。これにより、管理端末からの報告書作成要求に対して、管理サーバは現場情報が埋め込まれたオリジナルの写真画像そのものを提供することなく、写真画像および当該写真画像に埋め込まれた現場情報を組み合わせた報告書を表示する報告書表示画面が作成されて提供される。
【0012】
また、通信ネットワークは、インターネットから遮断された公衆閉域ネットワークであることが望ましい。これにより、管理サーバと携帯端末、閲覧端末や管理端末等との通信が安全に行われるので、外部への漏洩が防止される。
【0013】
また、本発明の現場管理システムは、工事現場において撮影された現場写真を管理する管理サーバと、管理サーバと通信ネットワークを通じて接続可能な携帯端末を、撮影された写真画像に現場情報をメタ情報として埋め込んで管理サーバに送信した後、写真画像を自動的に削除する手段として機能させるための携帯端末用プログラムとを含むものである。
【0014】
本発明に係る携帯端末用プログラムを携帯端末上で実行し、この携帯端末により工事現場において現場写真を撮影すると、撮影された写真画像に現場情報がメタ情報として埋め込まれて管理サーバに送信された後、携帯端末内の写真画像が自動的に削除される。これにより、現場写真は携帯端末内には一切残らず、現場情報と一体不可分の状態で管理サーバによって厳重に管理することができる。
【発明の効果】
【0015】
(1)工事現場において撮影された現場写真を管理する管理サーバと、管理サーバと通信ネットワークを通じて接続可能な携帯端末であり、撮影された写真画像に現場情報をメタ情報として埋め込んで管理サーバに送信した後、写真画像を自動的に削除する機能を有する携帯端末とを含む構成により、撮影された写真画像に現場情報がメタ情報として埋め込まれて管理サーバに送信された後、携帯端末内の写真画像が自動的に削除されるので、現場写真は携帯端末内には一切残らず、現場情報と一体不可分の状態で管理サーバによって厳重に管理され、携帯端末が紛失したとしても情報の漏洩や改ざんを防止することができる。
【0016】
(2)管理サーバと通信ネットワークを通じて接続可能な閲覧端末を含み、管理サーバは、閲覧端末からの写真画像の閲覧要求に対して写真画像を表示する写真画像表示画面を生成し、生成した写真画像表示画面を閲覧端末に提供するものであることにより、閲覧端末からの写真画像の閲覧要求に対して、管理サーバは現場情報が埋め込まれたオリジナルの写真画像そのものを提供することなく、写真画像を表示する写真画像表示画面が生成されて提供されるので、写真画像表示画面が漏洩したとしても、その写真画像表示画面に現場情報は埋め込まれていないため、真正ではないことを証明することができる。
【0017】
(3)管理サーバと通信ネットワークを通じて接続可能な管理端末を含み、管理サーバは、管理端末からの報告書作成要求に対して、写真画像および当該写真画像に埋め込まれた現場情報を組み合わせた報告書を表示する報告書表示画面を生成し、生成した報告書表示画面を管理端末に提供するものであることにより、管理端末からの報告書作成要求に対して、管理サーバは現場情報が埋め込まれたオリジナルの写真画像そのものを提供することなく、写真画像および当該写真画像に埋め込まれた現場情報を組み合わせた報告書を表示する報告書表示画面が作成されて提供されるので、報告書表示画面が漏洩したとしても、その報告書表示画面に現場情報は埋め込まれていないため、真正ではないことを証明することができる。
【0018】
(4)通信ネットワークがインターネットから遮断された公衆閉域ネットワークであることにより、管理サーバと携帯端末、閲覧端末や管理端末等との通信が安全に行われるので、外部への漏洩が防止され、情報の改ざんも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施の形態における現場管理システムの全体構成図である。
図2】携帯端末による現場写真の撮影フローを示す図である。
図3】携帯端末による画像閲覧フローを示す図である。
図4】管理端末による報告書作成フローを示す図である。
図5】携帯端末による現場写真撮影時の画面遷移図である。
図6】報告書表示画面の例を示す図である。
図7】報告書表示画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は本発明の実施の形態における現場管理システムの全体構成図である。図1において、本発明の実施の形態における現場管理システム1は、工事現場において撮影された現場写真を管理する管理サーバ2を構成する認証サーバ2a、画像サーバ2bおよび画面生成サーバ2cと、工事現場においてユーザーが使用するスマートフォン等の携帯端末3と、工事現場の現場事務所において使用されるパーソナルコンピュータ等の現場用の管理端末4とから構成される。なお、本実施形態においては、管理サーバ2を認証サーバ2a、画像サーバ2bおよび画面生成サーバ2cの3つのサーバにより構成しているが、1つのサーバに統合したり、さらに複数のサーバに細分化したりすることも可能である。
【0021】
認証サーバ2a、画像サーバ2b、画面生成サーバ2c、携帯端末3および管理端末4は、インターネットから遮断された公衆閉域ネットワーク5により接続される。公衆閉域ネットワーク5は、例えば、ITU−T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)で標準化されたNGN(次世代ネットワーク)、携帯電話網、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)の802.16委員会が標準化作業を進めているWiMAX(World Interoperability for Microwave Access)、日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として、国立情報学研究所(NII:National Institute of Informatics)が構築、運用している学術情報ネットワーク等のプライベートネットワークを利用することが可能である。なお、本実施形態においては、認証サーバ2a、画像サーバ2b、画面生成サーバ2cおよび管理端末4は、公衆閉域ネットワーク5としてのNGNに直接接続され、携帯端末3は公衆閉域ネットワーク5としての携帯電話網を介してNGNに接続されている。
【0022】
認証サーバ2aは、携帯端末3および管理端末4のユーザーをIDやパスワード等により認証するサーバである。画像サーバ2bは、認証サーバ2aにより認証された携帯端末3から送信された写真画像を登録し、管理するサーバである。画面生成サーバ2cは、認証サーバ2aにより認証された携帯端末3および管理端末4からの写真画像の閲覧要求や報告書作成要求に対して、画像サーバ2bから写真画像を取得し、写真画像を表示する写真画像表示画面や、写真画像および当該写真画像に埋め込まれた後述するメタ情報を組み合わせた報告書を表示する報告書表示画面等を生成し、生成した画面イメージのみを提供するサーバである。
【0023】
携帯端末3は、本現場管理システムを利用するための携帯端末用の現場管理アプリケーションプログラムがインストールされたものである。この現場管理アプリケーションプログラムは、携帯端末3に備えられたカメラ装置(図示せず。)によって撮影された写真画像に現場情報をメタ情報として埋め込んで、管理サーバ2を構成する画像サーバ2bに送信した後、写真画像を自動的に削除する手段として携帯端末3を機能させるための携帯端末用プログラムである。カメラ装置によって撮影された写真画像は、メタ情報が埋め込まれて、携帯端末3に備えられた記憶装置(図示せず。)に一時記憶され、管理サーバ2bに送信された後、メタ情報とともに記憶装置から自動的に削除される。
【0024】
写真画像にメタ情報として埋め込まれる現場情報は、工事現場の位置情報や工事現場に関する諸情報等である。また、写真画像には、携帯端末3に備えられた時計やGPS(Global Positioning System)等により取得した撮影時刻や測位情報等の撮影情報も埋め込まれる。また、本実施形態における携帯端末用の現場管理アプリケーションプログラムは、携帯端末3から管理サーバ2に対して写真画像の閲覧要求を行うとともに、この写真画像の閲覧要求に対して管理サーバ2の画面生成サーバ2cから提供された写真画像表示画面を表示する閲覧端末として携帯端末3を機能させる。
【0025】
管理端末4は、本現場管理システムを利用するための管理端末用の現場管理アプリケーションプログラムがインストールされたものである。管理端末用の現場管理アプリケーションプログラムは、管理端末4から管理サーバ2に対して写真画像の閲覧要求を行うとともに、この写真画像の閲覧要求に対して管理サーバ2の画面生成サーバ2cから提供された写真画像表示画面を表示する閲覧端末として管理端末4を機能させる。また、この管理端末用の現場管理アプリケーションプログラムは、管理端末4からの管理サーバ2に対して報告書作成要求を行うとともに、この報告書作成要求に対して、画面生成サーバ2cから提供された報告書表示画面を管理端末4に表示させる。
【0026】
次に、上記構成の現場管理システムによる安全管理の流れについて説明する。図2は携帯端末3による現場写真の撮影フローを示す図、図3は携帯端末3による画像閲覧フローを示す図、図4は管理端末4による報告書作成フローを示す図、図5は携帯端末3による現場写真撮影時の画面遷移図である。
【0027】
〔現場写真の撮影フロー〕
図2において、工事現場のユーザーは携帯端末3を操作して、図5(a)に示すユーザー選択画面からユーザー選択を行い(S101)、IDおよびパスワードを入力する(S102)。携帯端末3は、公衆閉域ネットワーク5である携帯電話網およびNGNを介して認証サーバ2aにアクセスし、入力されたIDおよびパスワードを用いて認証要求を行い(S103)、認証サーバ2aは認証を行う(S104)。この認証により、携帯端末3を操作するユーザー(撮影者)が、真正なユーザーであることが確認される。
【0028】
次に、携帯端末3は、携帯端末3に備えられた時計およびGPS(Global Positioning System)により現場情報としての撮影時刻および測位情報を自動入力する(S105)。次に、ユーザーは、携帯端末3へ現場情報としての工事現場の位置情報として撮影場所および工事現場に関する諸情報として撮影目的の選択入力を行う(S106)。撮影場所および撮影目的は、図5(b)に示すように予め登録されたリストの中からの選択入力の他、同図(c)に示すように新たに選択入力項目を追加することも可能である。また、ユーザーは、同図(d)に示すように現場情報としての工事現場に関する諸情報として任意にコメント自由文を入力することが可能である(S107)。
【0029】
その後、ユーザーは図5(e),(f)に示すように携帯端末3のカメラ装置によって現場写真を撮影する(S108)。携帯端末3は、この撮影された写真画像に現場情報をメタ情報として埋め込み(S109)、図5(g)に示すように、メタ情報が埋め込まれた写真画像を携帯電話網およびNGNを介して画像サーバ2bへ送信する(S110)。このとき、携帯端末3は、送信が成功するまでバックグラウンドで再処理を行い(S111)、同図(h)に示すように画像サーバ2bから返信される送信結果が成功であれば、携帯端末3からメタ情報が埋め込まれた写真画像を削除する(S112)。
【0030】
そして、同一条件で再撮影を行う場合には、ステップS108に戻り、現場写真の撮影以下の処理を繰り返す(S113)。一方、条件を変更する場合には、ステップS106に戻り、現場情報としての工事現場の位置情報として撮影場所および工事現場に関する諸情報として撮影目的の選択入力(S106)と、現場情報としての工事現場に関する諸情報として任意にコメント自由文を入力(S107)してから、現場写真の撮影以下の処理を繰り返す。
【0031】
〔画像閲覧フロー〕
図3において、ユーザーは携帯端末3を操作してユーザー選択を行い(S201)、IDおよびパスワードを入力する(S202)。携帯端末3は、公衆閉域ネットワーク5である携帯電話網およびNGNを介して認証サーバ2aにアクセスし、入力されたIDおよびパスワードを用いて認証要求を行い(S203)、認証サーバ2aは認証を行う(S204)。この認証により、携帯端末3を操作するユーザーが、真正なユーザーであることが確認される。なお、この認証結果は、画面生成サーバ2cおよび画像サーバ2bとも連携される。
【0032】
次に、ユーザーが携帯端末3を操作して画像表示機能選択を行うと(S205)、携帯端末3から画面生成サーバ2cへ写真画像の閲覧要求(画面生成要求)がなされる(S206)。画面生成サーバ2cは、この画面生成要求に対して、画像検索画面を生成し、携帯端末3に提供する(S207)。そして、ユーザーが、携帯端末3に表示された画像検索画面に撮影者や撮影場所等の画像検索条件を入力すると(S208)、携帯端末3から画面生成サーバ2cへ検索条件が送信される(S209)。画面生成サーバ2cは、この送信された検索条件に基づき、画像サーバ2bから検索条件を満たすメタ情報を有する写真画像を取得し、写真画像一覧画面を生成し、携帯端末3に提供する(S210)。
【0033】
ユーザーが、携帯端末3に表示された写真画像一覧画面の中から所望の画像を選択すると(S211)、携帯端末3から画面生成サーバ2cへ選択結果が送信される(S212)。画面生成サーバ2cは、この選択結果に基づいて画像サーバ2bから該当する写真画像を取得し、その写真画像を表示する写真画像表示画面を生成し、携帯端末3に提供する(S213)。そして、携帯端末3は、この写真画像表示画面を表示する(S214)。
【0034】
なお、ユーザーは、この写真画像表示画面から任意にコメント自由文を編集することも可能であるが(S215)、このコメント自由文の編集は、携帯端末3のキー入力情報が画面生成サーバ2cへ送信されるだけであり(S216)、画面生成サーバ2cによって画像サーバ2b内の写真画像に埋め込まれたコメント自由文の編集がなされる。編集結果は、画面生成サーバ2cによって表示画面が生成され、携帯端末3に提供される(S217)。なお、管理端末4からの画像閲覧についても同様の手順で行われる。
【0035】
〔報告書作成フロー〕
図4において、ユーザーは管理端末4を操作してユーザー選択を行い(S301)、IDおよびパスワードを入力する(S302)。管理端末4は、公衆閉域ネットワーク5であるNGNを介して認証サーバ2aにアクセスし、入力されたIDおよびパスワードを用いて認証要求を行い(S303)、認証サーバ2aは認証を行う(S304)。この認証により、管理端末4を操作するユーザーが、真正なユーザーであることが確認される。なお、この認証結果は、画面生成サーバ2cおよび画像サーバ2bとも連携される。
【0036】
次に、ユーザーが管理端末4を操作して報告書作成機能選択を行うと(S305)、管理端末4から画面生成サーバ2cへ報告書作成要求(画面生成要求)がなされる(S306)。画面生成サーバ2cは、この画面生成要求に対して、報告書作成画面を生成し、管理端末4に提供する(S307)。そして、ユーザーが、管理端末4に表示された報告書作成画面に報告書作成者、報告日時やタイトル等の基本情報を入力すると(S308)、管理端末4から画面生成サーバ2cへ入力内容が送信される(S309)。この入力内容の送信は、管理端末4のキー入力情報が画面生成サーバ2cへ送信されるだけであり、入力画面は画面生成サーバ2cによって生成されて、管理端末4へ提供される(S310)。
【0037】
次に、ユーザーは管理端末4を操作して報告書に添付する写真画像を選択する(S311)。なお、詳細な説明は省略するが、写真画像の選択は、前述した画像閲覧フローと同様の処理による。そして、ユーザーによる写真画像の選択結果は、管理端末4から画面生成サーバ2cへ送信される(S312)。画面生成サーバ2cは、この選択結果に基づいて画像サーバ2bから該当する写真画像を取得し、その写真画像を表示する写真画像表示画面を生成し、管理端末4に提供する(S313)。そして、管理端末4は、この写真画像表示画面を表示する(S214)
【0038】
また、ユーザーは、任意にコメント自由文を編集することが可能である(S314)。コメント自由文の編集は、管理端末4のキー入力情報が画面生成サーバ2cへ送信されるだけであり(S315)、画面生成サーバ2cによって画像サーバ2b内の写真画像に埋め込まれたコメント自由文の編集がなされる。編集結果は、画面生成サーバ2cによって表示画面が生成され、管理端末に提供される(S316)。
【0039】
そして、ユーザーが管理端末4から報告書印刷を指示すると(S317)、印刷指示が管理端末4から画面生成サーバ2cへ送信される(S318)。画面生成サーバ2cは、ステップS308において入力された基本情報、ステップS311において選択された写真画像およびその写真画像に埋め込まれたメタ情報を組み合わせた報告書を表示する報告書表示画面(印刷イメージ)を生成し、生成した報告書表示画面を管理端末4に提供する(S319)。図6および図7は報告書表示画面の例を示している。
【0040】
以上のように、本実施形態における現場管理システムでは、工事現場において携帯端末3により現場写真を撮影すると、撮影された写真画像に現場情報がメタ情報として埋め込まれて管理サーバ2に送信された後、携帯端末3内の写真画像が自動的に削除される。これにより、現場写真は携帯端末3内には一切残らず、現場情報と一体不可分の状態で管理サーバ2によって厳重に管理され、携帯端末3が紛失したとしても情報の漏洩や改ざんが防止される。
【0041】
また、本実施形態における現場管理システムでは、現場写真の撮影の際、撮影前にメタ情報として埋め込む現場情報の入力を行うため、写真画像に必ずメタ情報が埋め込まれることが保証されるが、現場写真の撮影の後に現場情報の入力を行う構成とすることも可能である。さらに、メタ情報として、携帯端末3により音声メモを入力して埋め込む構成とすることも可能である。
【0042】
また、管理サーバ2は、携帯端末3や管理端末4等の閲覧端末からの写真画像の閲覧要求に対して、現場情報が埋め込まれたオリジナルの写真画像そのものを提供せずに、写真画像を表示する写真画像表示画面を生成し、生成した写真画像表示画面のみを閲覧端末に提供するので、写真画像表示画面が漏洩したとしても、その写真画像表示画面に現場情報は埋め込まれておらず、真正ではないことを証明することができる。
【0043】
また、管理サーバ2は、管理端末4からの報告書作成要求に対しても、現場情報が埋め込まれたオリジナルの写真画像そのものを提供せずに、写真画像および当該写真画像に埋め込まれた現場情報を組み合わせた報告書を表示する報告書表示画面を生成し、生成した報告書表示画面を管理端末4に提供するので、報告書表示画面が漏洩したとしても、その報告書表示画面に現場情報は埋め込まれていないため、真正ではないことを証明することができる。
【0044】
また、本実施形態においては、認証サーバ2a、画像サーバ2b、画面生成サーバ2c、携帯端末3および管理端末4がインターネットから遮断された公衆閉域ネットワーク5により接続されており、これらの間に通信が安全に行われるので、外部への漏洩が防止され、情報の改ざんも防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明の現場管理システムは、現場写真を撮影し、報告書を作成することにより、工事現場における安全管理を支援するシステムとして有用である。
【符号の説明】
【0046】
1 現場管理システム
2 管理サーバ
2a 認証サーバ
2b 画像サーバ
2c 画面生成サーバ
3 携帯端末
4 管理端末
5 公衆閉域ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7