特許第6296618号(P6296618)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6296618
(24)【登録日】2018年3月2日
(45)【発行日】2018年3月20日
(54)【発明の名称】制御装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   B60R 21/017 20060101AFI20180312BHJP
   B60R 21/0136 20060101ALI20180312BHJP
【FI】
   B60R21/017
   B60R21/0136
【請求項の数】12
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2015-141577(P2015-141577)
(22)【出願日】2015年7月15日
(65)【公開番号】特開2017-24441(P2017-24441A)
(43)【公開日】2017年2月2日
【審査請求日】2017年2月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】503358097
【氏名又は名称】オートリブ ディベロップメント エービー
(74)【代理人】
【識別番号】503175047
【氏名又は名称】オートリブ株式会社
(74)【復代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【復代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】福島 信也
【審査官】 鈴木 敏史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−184515(JP,A)
【文献】 特開2003−72423(JP,A)
【文献】 特開2008−222052(JP,A)
【文献】 特開2011−193040(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 21/017
B60R 21/0136
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車輌の前側での衝突を検知する検知部に接続される二つの接続部と、
前記検知部が前記二つの接続部のいずれに接続されたかにより、右ハンドルの車輌であるか又は左ハンドルの車輌であるかの判定を行う判定部と、
前記判定に基づいて、乗員を保護する保護装置の動作を制御する制御部とを備える
ことを特徴とする制御装置。
【請求項2】
前記保護装置は、車輌の右側及び左側に配されており、
前記制御部は、
前記判定部が、右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の運転席側にて衝突を検知した場合、右側の保護装置を作動させ、
前記判定部が、右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の助手席側にて衝突を検知した場合、左側の保護装置を作動させ、
前記判定部が、左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の運転席側にて衝突を検知した場合、左側の保護装置を作動させ、
前記判定部が、左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の助手席側にて衝突を検知した場合、右側の保護装置を作動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部の両方が接続されていると判定した場合、又は前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部のいずれもが接続されていないと判定した場合、
前記制御部は、車輌の運転席側又は助手席側にて衝突を検知したとき、右側及び左側の保護装置を作動させる
ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記保護装置は、更に車輌の運転席側及び助手席側に配されており、
前記制御部は、
前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の運転席側にて衝突を検知した場合、運転席側及び右側の保護装置を作動させ、
前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の助手席側にて衝突を検知した場合、助手席側及び左側の保護装置を作動させ、
前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の運転席側にて衝突を検知した場合、運転席側及び左側の保護装置を作動させ、
前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の助手席側にて衝突を検知した場合、助手席側及び右側の保護装置を作動させる
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部の両方が接続されていると判定した場合、又は前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部のいずれもが接続されていないと判定した場合、
前記制御部は、
車輌の運転席側にて衝突を検知したとき、運転席側、右側及び左側の保護装置を作動させ、
車輌の助手席側にて衝突を検知したとき、助手席側、右側及び左側の保護装置を作動させる
ことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記保護装置は、車輌の運転席側及び助手席側に配されており、
前記制御部は、
前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の右側にて衝突を検知した場合、運転席側の保護装置を作動させ、
前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の左側にて衝突を検知した場合、助手席側の保護装置を作動させ、
前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の右側にて衝突を検知した場合、助手席側の保護装置を作動させ、
前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の左側にて衝突を検知した場合、運転席側の保護装置を作動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部の両方が接続されていると判定した場合、又は前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部のいずれもが接続されていないと判定した場合、
前記制御部は、車輌の右側又は左側にて衝突を検知したとき、運転席側及び助手席側の保護装置を作動させる
ことを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
【請求項8】
前記保護装置は、更に車輌の右側及び左側に配されており、
前記制御部は、
前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の右側にて衝突を検知した場合、運転席側及び右側の保護装置を作動させ、
前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の左側にて衝突を検知した場合、助手席側及び左側の保護装置を作動させ、
前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の右側にて衝突を検知した場合、助手席側及び右側の保護装置を作動させ、
前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の左側にて衝突を検知した場合、運転席側及び左側の保護装置を作動させる
ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の制御装置。
【請求項9】
前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部の両方が接続されていると判定した場合、又は前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部のいずれもが接続されていないと判定した場合、
前記制御部は、
車輌の右側にて衝突を検知したとき、右側、運転席側及び助手席側の保護装置を作動させ、
車輌の左側にて衝突を検知したとき、左側、運転席側及び助手席側の保護装置を作動させる
ことを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
前記判定部の判定結果を記憶する記憶部を備え、
前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部の両方が接続されていると判定した場合、又は前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部のいずれもが接続されていないと判定した場合、
前記記憶部が前記判定結果を記憶しているとき、
前記制御部は、前記記憶部が記憶した前記判定結果に基づいて保護装置を作動させる
ことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか一つに記載の制御装置。
【請求項11】
前記二つの接続部は、前記検知部が車輌の右側に配される場合に接続される右側接続部及び前記検知部が車輌の左側に配される場合に接続される左側接続部であり、
前記判定部は、
前記検知部に前記右側接続部が接続された場合、右ハンドルの車輌であると判定し、
前記検知部に前記左側接続部が接続された場合、左ハンドルの車輌であると判定する
ことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか一つに記載の制御装置。
【請求項12】
車輌の前側での衝突を検知する検知部に接続される二つの接続部と、乗員を保護する保護装置の動作を制御する制御部とを備える制御装置に、
前記検知部が前記二つの接続部のいずれに接続されているかについての情報を取得し、
該情報に基づいて、右ハンドルの車輌であるか又は左ハンドルの車輌であるか判定を行い、
該判定に基づいて、前記保護装置を作動する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車輌の乗員を保護する保護装置の動作を制御する制御装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に車輌は、壁、柱又は別の車輌等との衝突が生じた場合に乗員を保護するエアバッグ又はプリテンショナ等の保護装置を備える。保護装置は、前側衝突用の保護装置と、車輌の進行方向における横方向での衝突のための横側衝突用の保護装置とがある。横側衝突用の保護装置は、運転席側及び助手席側に対応させて配される場合、又は車輌の右側及び左側に対応させて配される場合がある。
【0003】
また、車輌は、前側の衝突を検知する前側検知部と、横方向における衝突を検知する横側検知部と、保護装置の動作を制御する制御装置とを有する。横方向における衝突が生じた場合、横側検知部が衝突を検知し、制御装置に該検知が入力され、制御装置は、横側衝突用の保護装置を作動させる。
【0004】
車輌は、横側検知部を、例えば、左側及び右側に分けて、即ち制御装置に二つの横側検知部が左側及び右側に位置することを認識させて設けることにより、左右のいずれの側で衝突が生じたかを検知するようにしてある(例えば、特許文献1参照)。制御装置は、左右いずれの側において衝突が生じたかにより、運転席側保護装置、助手席側保護装置、右側保護装置及び左側保護装置のうち、衝突が生じた側の保護装置を適宜選択して作動させる。したがって、制御装置においては、作動させる保護装置を予め設定しておく必要がある。また、制御装置に二つの横側検知部が運転席側及び助手席側に位置することを認識させる場合があり、この場合も、制御装置において、作動させる保護装置を予め設定しておく必要がある。
【0005】
一方、車輌は右ハンドル及び左ハンドルが存在することから、運転席側及び助手席側の位置関係を左右方向に一義的に対応させることはできない。したがって、従来は、右ハンドル用の制御装置及び左ハンドル用の制御装置を用意し、車輌の組み立て時にいずれかを搭載している。また、他の制御装置としては、車輌に搭載した後に、二つの横側検知部と、運転席側保護装置、助手席側保護装置、右側保護装置及び左側保護装置夫々とを、個別に対応させるように外部からの操作により設定している。これにより、制御装置は、横方向において、衝突が生じた側の保護装置を的確に作動させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平10−35408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、右ハンドル用の制御装置及び左ハンドル用の制御装置を製造し、搭載する場合、別部品として管理する必要があり、車輌の製造効率が低下する。また、自動車の組み立て時に、外部からの操作により制御装置の設定を行う場合、制御装置の搭載において、設定の時間を要することになり、車輌の製造効率が低下する。
【0008】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車輌の製造効率を高めることが可能となる制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る制御装置は、車輌の前側での衝突を検知する検知部に接続される二つの接続部と、前記検知部が前記二つの接続部のいずれに接続されたかにより、右ハンドルの車輌であるか又は左ハンドルの車輌であるかの判定を行う判定部と、前記判定に基づいて、乗員を保護する保護装置の動作を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、検知部及び二つの接続部のいずれかを接続することにより、制御装置を搭載した車輌が右ハンドル又は左ハンドルであるかを容易に判定することができる。また、制御部は、判定結果に基づいて保護装置の動作を制御する。したがって、車輌への搭載の際、特に設定等を行うことなく、右ハンドルの車輌及び左ハンドルの車輌に対応できる。これにより、制御装置の設定等に費やす時間を少なくし、車輌の製造効率を高めることが可能となる。また、部品の種類が低減するので、組み付けを誤るリスクを低減し、管理コストを低減することができる。
【0011】
本発明に係る制御装置は、前記保護装置は、車輌の右側及び左側に配されており、前記制御部は、前記判定部が、右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の運転席側にて衝突を検知した場合、右側の保護装置を作動させ、前記判定部が、右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の助手席側にて衝突を検知した場合、左側の保護装置を作動させ、前記判定部が、左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の運転席側にて衝突を検知した場合、左側の保護装置を作動させ、前記判定部が、左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の助手席側にて衝突を検知した場合、右側の保護装置を作動させることを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、車輌の運転席側若しくは助手席側のいずれかでの衝突が生じた場合に、衝突した側の保護装置を作動させる。したがって、車輌の衝突が生じた際、車輌の衝突が生じた側の乗員を的確に保護することができる。
【0013】
本発明に係る制御装置は、前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部の両方が接続されていると判定した場合、又は前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部のいずれもが接続されていないと判定した場合、前記制御部は、車輌の運転席側又は助手席側にて衝突を検知したとき、右側及び左側の保護装置を作動させることを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、判定部が二つの接続部の両方が接続されている、又はいずれもが接続されていないと判定した場合、即ち判定部の判定に異常が生じた場合であっても、乗員を保護することができる。
【0015】
本発明に係る制御装置は、前記保護装置は、更に車輌の運転席側及び助手席側に配されており、前記制御部は、前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の運転席側にて衝突を検知した場合、運転席側及び右側の保護装置を作動させ、前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の助手席側にて衝突を検知した場合、助手席側及び左側の保護装置を作動させ、前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の運転席側にて衝突を検知した場合、運転席側及び左側の保護装置を作動させ、前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の助手席側にて衝突を検知した場合、助手席側及び右側の保護装置を作動させることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、車輌の運転席側若しくは助手席側のいずれかでの衝突が生じた場合に、衝突した側の保護装置を作動させる。したがって、車輌の衝突が生じた際、車輌の衝突が生じた側の乗員を的確に保護することができる。
【0017】
本発明に係る制御装置は、前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部の両方が接続されていると判定した場合、又は前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部のいずれもが接続されていないと判定した場合、前記制御部は、車輌の運転席側にて衝突を検知したとき、運転席側、右側及び左側の保護装置を作動させ、車輌の助手席側にて衝突を検知したとき、助手席側、右側及び左側の保護装置を作動させることを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、判定部が二つの接続部の両方が接続されている、又はいずれもが接続されていないと判定した場合、即ち判定部の判定に異常が生じた場合であっても、乗員を保護することができる。
【0019】
本発明に係る制御装置は、前記保護装置は、車輌の運転席側及び助手席側に配されており、前記制御部は、前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の右側にて衝突を検知した場合、運転席側の保護装置を作動させ、前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の左側にて衝突を検知した場合、助手席側の保護装置を作動させ、前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の右側にて衝突を検知した場合、助手席側の保護装置を作動させ、前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の左側にて衝突を検知した場合、運転席側の保護装置を作動させることを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、車輌の右側若しくは左側のいずれかでの衝突が生じた場合に、衝突した側の保護装置を作動させる。したがって、車輌の衝突が生じた際、車輌の衝突が生じた側の乗員を的確に保護することができる。
【0021】
本発明に係る制御装置は、前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部の両方が接続されていると判定した場合、又は前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部のいずれもが接続されていないと判定した場合、前記制御部は、車輌の右側又は左側にて衝突を検知したとき、運転席側及び助手席側の保護装置を作動させることを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、判定部が二つの接続部の両方が接続されている又はいずれもが接続されていないと判定した場合、即ち判定部の判定に異常が生じた場合であっても、乗員を保護することができる。
【0023】
本発明に係る制御装置は、前記保護装置は、更に車輌の右側及び左側に配されており、前記制御部は、前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の右側にて衝突を検知した場合、運転席側及び右側の保護装置を作動させ、前記判定部が右ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の左側にて衝突を検知した場合、助手席側及び左側の保護装置を作動させ、前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の右側にて衝突を検知した場合、助手席側及び右側の保護装置を作動させ、前記判定部が左ハンドルの車輌であると判定し、かつ車輌の左側にて衝突を検知した場合、運転席側及び左側の保護装置を作動させることを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、車輌の左側若しくは右側のいずれかでの衝突が生じた場合に、衝突した側の保護装置を作動させる。したがって、車輌の衝突が生じた際、車輌の衝突が生じた側の乗員を的確に保護することができる。
【0025】
本発明に係る制御装置は、前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部の両方が接続されていると判定した場合、又は前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部のいずれもが接続されていないと判定した場合、前記制御部は、車輌の右側にて衝突を検知したとき、右側、運転席側及び助手席側の保護装置を作動させ、車輌の左側にて衝突を検知したとき、左側、運転席側及び助手席側の保護装置を作動させることを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、判定部が二つの接続部の両方が接続されている又はいずれもが接続されていないと判定した場合、即ち判定部の判定に異常が生じた場合であっても、乗員を保護することができる。
【0027】
本発明に係る制御装置は、前記判定部の判定結果を記憶する記憶部を備え、前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部の両方が接続されていると判定した場合、又は前記判定部が前記検知部に前記二つの接続部のいずれもが接続されていないと判定した場合、前記記憶部が前記判定結果を記憶しているとき、前記制御部は、前記記憶部が記憶した前記判定結果に基づいて保護装置を作動させることを特徴とする。
【0028】
本発明によれば、判定部が二つの接続部の両方が接続されている又はいずれもが接続されていないと判定した場合、即ち判定部の判定に異常が生じた場合であっても、記憶部が記憶した判定結果に基づいて保護装置を作動させるので、常に最適条件で乗員を保護することができる。
【0029】
本発明に係る制御装置は、前記二つの接続部は、前記検知部が車輌の右側に配される場合に接続される右側接続部及び前記検知部が車輌の左側に配される場合に接続される左側接続部であり、前記判定部は、前記検知部に前記右側接続部が接続された場合、右ハンドルの車輌であると判定し、前記検知部に前記左側接続部が接続された場合、左ハンドルの車輌であると判定することを特徴とする。
【0030】
本発明によれば、二つの接続部は、右側接続部及び左側接続部である。ここで、車輌のワイヤーハーネスは右ハンドルの車輌及び左ハンドルの車輌で異なる設計であり、右ハンドルの車輌においては、検知部は右側に配され、左ハンドルの車輌においては、検知部は左側に配されることになる。したがって、検知部が右側に配された場合、右側接続部に接続し、検知部が左側に配された場合左側接続部に接続することで、右ハンドル及び左ハンドルの判定を行うことができる。これにより、作業者は、特に右ハンドル及び左ハンドルを意識せずに検知部及び二つの接続部のいずれかを接続することができる。
【0031】
本発明に係るプログラムは、車輌の前側での衝突を検知する検知部に接続される二つの接続部と、乗員を保護する保護装置の動作を制御する制御部とを備える制御装置に、前記検知部が前記二つの接続部のいずれに接続されているかについての情報を取得し、該情報に基づいて、右ハンドルの車輌であるか又は左ハンドルの車輌であるか判定を行い、該判定に基づいて、前記保護装置を作動する処理を実行させることを特徴とする。
【0032】
本発明によれば、二つの接続部のいずれが検知部に接続されているかにより、制御装置を搭載した車輌が右ハンドル又は左ハンドルであるかを容易に判定することができる。また、制御部は、判定結果に基づいて保護装置の動作を制御する。したがって、車輌への制御装置の搭載の際、特に設定等を行うことなく、制御装置を右ハンドルの車輌及び左ハンドルの車輌に対応させることができる。これにより、制御装置の設定等に費やす時間を少なくし、車輌の製造効率を高めることが可能となる。また、部品の種類が低減するので、組み付けを誤るリスクを低減し、管理コストを低減することができる。
【発明の効果】
【0033】
制御装置を搭載する車輌の製造効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】実施の形態1に係るECUが搭載された車輌の内部を示す模式図である。
図2】ECUの構成を例示するブロック図である。
図3】制御部の処理手順を示すフローチャートである。
図4】保護装置制御処理の手順を示すフローチャートである。
図5】実施の形態2に係るECUの構成を例示するブロック図である。
図6】保護装置制御処理の手順を示すフローチャートである。
図7】実施の形態3に係るECUが搭載された車輌の内部を示す模式図である。
図8】ECUの構成を例示するブロック図である。
図9】変形例に係る車輌の内部を示す模式図である。
図10】実施の形態4に係るECUの構成を例示するブロック図である。
図11】実施の形態5に係るECUの制御部の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0035】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るECU(Electronic Control Unit )が搭載された車輌の内部を示す模式図である。図1において、図示の100は車輌であり、車輌100は、ECU1、運転席2、助手席3及び後部座席4を備える。以下において、車輌100の左右は、車輌方向の通常の進行方向に向かって左手方向、右手方向を指す。車輌100は、右ハンドル車であり、運転席2は右側に位置する。
【0036】
車輌100は、左右方向における衝突に対応する横側衝突用の保護装置として右側保護装置50及び左側保護装置51とを有する。右側保護装置50及び左側保護装置51は、運転席2、助手席3、後部座席4用のカーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、シートベルト用プリテンショナ等である。ECU1は、運転席2及び助手席3の間の前方に配され、右側保護装置50及び左側保護装置51に接続され、これらの動作を制御する。
【0037】
車輌100は、前側センサ60と、運転席側センサ70と、助手席側センサ80とを更に有する。前側センサ60、運転席側センサ70及び助手席側センサ80は、加速度センサ又は圧力センサあるいは両方であり、ワイヤーハーネスによりECU1に接続され、車輌100に対する衝突又は急ブレーキを検知し、ECU1に衝突等の検知を入力する。前側センサ60は運転席2の前方の右側にて、例えばバンパーに取り付けられ、運転席側センサ70及び助手席側センサ80は、夫々車輌100の進行方向の中央部の運転席2側、助手席3側にて例えばピラーに取り付けられている。なお、前側センサ60、運転席側センサ70及び助手席側センサ80は、無線通信により、衝突等の検知をECU1に入力してもよい。
【0038】
なお、ECU1は、前側衝突用の運転席エアバッグ及び助手席エアバッグ等を有していてもよく、該運転席エアバッグ等を前側センサ60の衝突等の検知に基づいて、ECU1により作動させてもよい。また、前側センサ60を更にECU1以外の別のECUに接続して、該別のECUにより前記運転席エアバッグ等の動作を制御してもよい。
【0039】
図2は、ECU1の構成を例示するブロック図である。ECU1は、CPU又はMPUである制御部10、ROM、RAM等を含む記憶部11、第1入力部12、第2入力部13及び出力部14を有する。第1入力部12は、右側ポート12a及び左側ポート12bを有している。右側ポート12aは、右側用端子として定義されたコネクタ内の端子に接続され、左側ポートは、左側用端子として定義されたコネクタ内の端子に接続される。右ハンドル車の場合は、前側センサ60がワイヤーハーネスの設計により右側用端子として定義されたコネクタ内の端子に接続され、右側ポート12aに接続される。この接続によりECU1は通電時に、車輌100が右ハンドルであると判定する。
【0040】
第2入力部13には、運転席側センサ70及び助手席側センサ80が接続されている。また、出力部14には、右側保護装置50及び左側保護装置51が接続されている。
【0041】
制御部10は、車輌100の右側に右側保護装置50が位置し、左側に左側保護装置51が位置していることを認識している。即ち、制御部10は、車輌100の左右に対応させて右側保護装置50及び左側保護装置51の位置を認識している。また、制御部10は、車輌100の運転席2側に運転席側センサ70が位置し、助手席3側に助手席側センサ80が位置していることを認識している。即ち、制御部10は、運転席2及び助手席3の位置に対応させて、運転席側センサ70及び助手席側センサ80の位置を認識している。制御部10は、出力部14を介して右側保護装置50及び左側保護装置51の作動命令を出力する。また、制御部10は、車輌100が右ハンドル又は左ハンドルであるかを判定する判定部をなす。
【0042】
記憶部11には、ECU1が搭載される車輌が右ハンドルか左ハンドルであるかを判定し、該判定に基づいて保護装置を作動させるプログラムが格納されている。運転席側センサ70及び助手席側センサ80は、第2入力部13に衝突等の検知を入力する。
【0043】
車輌100の運転席側センサ70が衝突を検知した場合、即ち車輌100が運転席2側から衝突された場合、制御部10は、右側保護装置50を作動させる必要がある。一方、車輌100の助手席側センサ80が衝突を検知した場合、即ち車輌100が助手席3側から衝突された場合、制御部10は、左側保護装置51を作動させる必要がある。したがって、ECU1においては、衝突等が生じた側に対応させて作動させる保護装置を予め決定したプログラムを記憶部11に格納させてある。
【0044】
ここで、車輌100は、右ハンドルであるが、ECU1は、左ハンドルの車輌に搭載される場合もある。また、作動させる保護装置の対応関係は、右ハンドル車及び左ハンドル車で異なるため、記憶部11は、右ハンドル車用プログラムである第1作動保護装置設定及び左ハンドル車用プログラムである第2作動保護装置設定を格納している。第1作動保護装置設定及び第2作動保護装置設定の内容を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
車輌100が右ハンドルである場合の第1作動保護装置設定において、制御部10は、運転席側センサ70から運転席2側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に右側保護装置50を作動させる。また、制御部10は、助手席側センサ80から助手席3側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に左側保護装置51を作動させる。
【0047】
車輌100が左ハンドルである場合には、運転席2及び運転席側センサ70と、助手席3及び助手席側センサ80との位置が右ハンドルと左右反対になる。したがって、車輌100が左ハンドルである場合の第2作動保護装置設定においては、制御部10は、運転席側センサ70から運転席2側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に左側保護装置51を作動させる。制御部10は、助手席側センサ80から助手席3側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に右側保護装置50を作動させる。
【0048】
また、記憶部11は、右側保護装置50及び左側保護装置51の両方を作動させる第3作動保護装置設定を格納している。車輌100において右ハンドルであるか又は左ハンドルであるか判定不可の場合には、制御部10は、第3作動保護装置設定により、運転席側センサ70が運転席2側の衝突等を検知した場合、右側保護装置50及び左側保護装置51を作動させる。また、制御部10は、助手席側センサ80が助手席3側の衝突等を検知した場合も同様に、右側保護装置50及び左側保護装置51を作動させる。第3作動保護装置設定は、車輌100が右ハンドル及び左ハンドルのいずれの場合にも用いることができる。
【0049】
制御部10は、ECU1が車輌100に搭載され、イグニッションがオンになりECUに電源が供給された場合、記憶部11に格納されたプログラムに基づいて以下の処理により、第1作動保護装置設定、第2作動保護装置設定及び第3作動保護装置設定のいずれかを選択する。また、制御部10は、衝突等が生じた際に、選択した設定に従って保護装置を作動させる保護装置制御処理を行う。制御部10は、保護装置制御処理を、作動保護装置設定の選択の後、イグニッションがオフになるまでの間行う。
【0050】
図3は、制御部10の処理手順を示すフローチャートである。制御部10は、第1入力部12の左側ポート12bに前側センサ60が接続されているか否かを判定する(S1)。制御部10は、前側センサ60が左側ポート12bに接続されていると判定した場合(S1:YES)、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されているか否かを判定する(S2)。
【0051】
制御部10は、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されていないと判定した場合(S2:NO)、ECU1が搭載された車輌100を左ハンドル車であると判定し、第2作動保護装置設定を選択する(S3)。その後、制御部10は保護装置制御処理を行う。制御部10は、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されていると判定した場合(S2:YES)、第3作動保護装置設定を選択する(S4)。その後、制御部10は保護装置制御処理を行う。該場合には、右ハンドル及び左ハンドルの判定において、異常が生じ、判定が不可であったこととなる。
【0052】
一方で、制御部10は、前側センサ60が左側ポート12bに接続されていないと判定した場合(S1:NO)、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されているか否かを判定する(S5)。
【0053】
制御部10は、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されていると判定した場合(S5:YES)、ECU1が搭載された車輌100を右ハンドル車であると判定し、第1作動保護装置設定を選択する(S6)。ここで、車輌100においては、第1作動保護装置設定が選択されることとなる。その後、制御部10は保護装置制御処理を行う。
【0054】
制御部10は、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されていないと判定した場合(S5:NO)、第3作動保護装置設定を選択した後(S4)、保護装置制御処理を行う。該場合には、右ハンドル及び左ハンドルの判定において、異常が生じ、判定が不可であったこととなる。
【0055】
図4は、保護装置制御処理の手順を示すフローチャートである。制御部10は、運転席側センサ70が運転席2側の衝突を検知したか否かを判定する(S11)。制御部10は、運転席側センサ70が運転席2側の衝突を検知したと判定した場合(S11:YES)、選択した作動保護装置設定に従って、保護装置の作動命令を出力する(S12)。ここで、車輌100は右ハンドルであるので、制御部10は、第1作動保護装置設定に従って、右側保護装置50を作動させる。制御部10は、保護装置の作動命令を出力した後(S12)、助手席側センサ80が助手席3側の衝突を検知したか否かを判定する(S13)。また、制御部10は、運転席側センサ70が運転席2側の衝突を検知していないと判定した場合(S11:NO)、同様に助手席側センサ80が助手席3側の衝突を検知したか否かを判定する(S13)。
【0056】
制御部10は、助手席側センサ80が助手席3側の衝突を検知したと判定した場合(S13:YES)、選択した作動保護装置設定に従って、保護装置の作動命令を出力する(S14)。ここで、車輌100は右ハンドルであるので、制御部10は、第1作動保護装置設定に従って、左側保護装置51を作動させる。制御部10は、保護装置の作動命令を出力した後(S14)、処理をステップS11に戻す。また、制御部10は、助手席側センサ80が助手席3側の衝突を検知していないと判定した場合(S13:NO)、同様に処理をステップS11に戻す。
【0057】
以上のように、制御部10は、上記動作により選択された設定に従って、車輌100が運転席2側及び助手席3側夫々において衝突された場合に、右側保護装置50及び左側保護装置51の内、対応する保護装置を作動させる。
【0058】
なお、ECU1又は車輌100が、LED等の表示部を有しており、LEDの点灯又は点滅等により第3作動保護装置設定が設定されていることを表示するようにしてもよい。また、前記表示部に、第1作動保護装置設定、第2作動保護装置設定及び第3作動保護装置設定のいずれに設定されているかを表示するようにしてもよい。
【0059】
以上の構成によれば、前側センサ60を第1入力部12に接続するだけで、制御装置を搭載した車輌100が右ハンドルであるか左ハンドルであるかを容易に判定することができる。また、制御部10は、判定結果に基づいて右側保護装置50及び左側保護装置51の動作を制御する。したがって、車輌100へのECU1の搭載の際、特に設定等を行うことなく、右ハンドルの車輌及び左ハンドルの車輌に対応できる。これにより、制御部10の設定等に費やす時間を少なくし、車輌100の製造効率を高めることが可能となる。また、車輌100の部品の種類が低減するので、組み付けを誤るリスクを低減し、管理コストを低減することができる。
【0060】
また、制御部10は、第1作動保護装置設定に基づいて車輌100の運転席2側にて衝突が生じた場合に右側保護装置50を作動させ、車輌100の助手席3側にて衝突が生じた場合に左側保護装置51を作動させる。したがって、車輌100の横方向における衝突の際、的確に乗員を保護することができる。
【0061】
制御部10は、第1入力部12の右側ポート12a及び左側ポート12bに前側センサ60が接続されていると判定した場合、第3作動保護装置設定を選択する。また、制御部10は、第1入力部12の右側ポート12a及び左側ポート12bに前側センサ60が接続されていないと判定した場合、第3作動保護装置設定を選択する。したがって、右ハンドル及び左ハンドルの判定において異常が生じた場合であっても、乗員を保護することができる。
【0062】
更に、前側センサ60が運転席2の前方の右側に取り付けられている。ここで、車輌のワイヤーハーネスは右ハンドルの車輌及び左ハンドルの車輌で異なる設計であり、車輌100が左ハンドルである場合においては、前側センサ60は車輌の左側に配されることになる。制御部10は、右側ポート12aに前側センサ60が接続された場合、右ハンドルの車輌であると判定し、左側ポート12bに前側センサ60が接続された場合、左ハンドルの車輌であると判定する。したがって、作業者は、特に右ハンドル及び左ハンドルを意識することなく、前側センサ60と右側ポート12a及び左側ポート12bのいずれかを接続できる。
【0063】
(実施の形態2)
実施の形態2は、制御装置10が車輌100の左右に対応して、右側センサ及び左側センサの位置を認識し、保護装置を運転席側及び助手席側で認識する場合に関する。図5は、実施の形態2に係るECU1の構成を例示するブロック図である。実施の形態2において、車輌100は、右ハンドルであり、実施の形態1の運転席側センサ70及び助手席側センサ80に代えて、右側センサ71及び左側センサ81を備える。右側センサ71及び左側センサ81は、運転席側センサ70及び助手席側センサ80と同様に、加速度センサ等である。ここで、車輌100は、右ハンドルであるので、前側センサ60は、ワイヤーハーネスの設計により右側用端子として定義されたコネクタ内の端子に接続され、右側ポート12aに接続される。この接続によりECU1は通電時に、車輌100が右ハンドルであると判定する。
【0064】
車輌100は、左右方向における衝突に対応する横側衝突用の保護装置として、実施の形態1の右側保護装置50及び左側保護装置51に代えて、運転席側保護装置52及び助手席側保護装置53とを有する。運転席側保護装置52及び助手席側保護装置53は、運転席2、助手席3、後部座席4用のカーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、シートベルト用プリテンショナ等である。ECU1は、運転席側保護装置52及び助手席側保護装置53に接続され、これらの動作を制御する。
【0065】
車輌100は右ハンドル又は左ハンドルのいずれであってもよい。また、制御部10は、車輌100の右側に右側センサ71が位置し、左側に左側センサ81が位置していることを認識している。制御部10は、車輌100の運転席側に運転席側保護装置52が位置し、助手席側に助手席側保護装置53が位置していることを認識している。
【0066】
実施の形態2において、第1作動保護装置設定、第2作動保護装置設定及び第3作動保護装置設定の内容は、実施の形態1と異なっており、その内容を表2に示す。
【0067】
【表2】
【0068】
車輌100が右ハンドルである場合、第1作動保護装置設定において、制御部10は、右側センサ71から右側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に運転席側保護装置52を作動させる。また、制御部10は、左側センサ81から左側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に助手席側保護装置53を作動させる。
【0069】
車輌100が左ハンドルである場合には、運転席2及び運転席側保護装置52と、助手席3及び助手席側保護装置53との位置が右ハンドルと左右反対になる。したがって、第2作動保護装置設定においては、制御部10は、右側センサ71から右側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に助手席側保護装置53を作動させる。制御部10は、左側センサ81から左側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に運転席側保護装置52を作動させる。
【0070】
車輌100において、第3作動保護装置設定によれば、右側センサ71が右側の衝突等を検知した場合、運転席側保護装置52及び助手席側保護装置53を作動させる。また、左側センサ81が左側の衝突等を検知した場合、運転席側保護装置52及び助手席側保護装置53を作動させる。
【0071】
制御部10は、実施の形態1と同様の処理により、第1作動保護装置設定、第2作動保護装置設定及び第3作動保護装置設定を選択する。制御部10は、保護装置設定の選択後、以下のように、保護装置制御処理を行う。
【0072】
図6は、保護装置制御処理の手順を示すフローチャートである。制御部10は、右側センサ71が右側の衝突を検知したか否かを判定する(S21)。制御部10は、右側センサ71が右側の衝突を検知したと判定した場合(S21:YES)、選択した作動保護装置設定にしたがって、保護装置の作動命令を出力する(S22)。ここで、車輌100は右ハンドルであるので、制御部10は、第1作動保護装置設定にしたがって、運転席側保護装置52を作動させる。制御部10は、保護装置の作動命令を出力した後(S22)、左側センサ70が左側の衝突を検知したか否かを判定する(S23)。また、制御部10は、左側センサ81が右側の衝突を検知していないと判定した場合(S21:NO)、同様に左側センサ81が左側の衝突を検知したか否かを判定する(S23)。
【0073】
制御部10は、左側センサ81が左側の衝突を検知したと判定した場合(S23:YES)、選択した作動保護装置設定にしたがって、保護装置の作動命令を出力する(S24)。ここで、車輌100は右ハンドルであるので、制御部10は、第1作動保護装置設定にしたがって、助手席側保護装置41を作動させる。制御部10は、保護装置の作動命令を出力した後(S24)、処理をステップS21に戻す。また、制御部10は、左側センサ70が左側の衝突を検知していないと判定した場合(S23:NO)、同様に処理をステップS21に戻す。
【0074】
以上のように、制御部10は、上記動作により選択された設定に従って、車輌100が右側及び左側夫々において衝突された場合に、運転席側保護装置52及び助手席側保護装置53の内、対応する保護装置を作動させる。
【0075】
上記の構成によれば、第1作動保護装置設定、第2作動保護装置設定により車輌100の横方向における衝突の際、的確に乗員を保護することができる。また、第3作動保護装置設定により、右ハンドル及び左ハンドルの判定において異常が生じた場合であっても、乗員を保護することができる。
【0076】
(実施の形態3)
実施の形態3は、車輌100が、運転席側、助手席側、右側及び左側に保護装置を備える場合に関する。図7は、実施の形態3に係るECU1が搭載された車輌100の内部を示す模式図である。実施の形態3に係る車輌100の構成について、実施の形態1と同様な構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0077】
実施の形態3の車輌100において、後部座席4は、車輌100の内部にて左右方向に延設されている。車輌100は、左右方向における衝突に対応する横側衝突用の保護装置として運転席側保護装置20と、助手席側保護装置30と、後部座席4用の右側保護装置40及び左側保護装置41とを有する。即ち、実施の形態3のECU1においては、車輌100の横方向について、車輌の右側及び左側という識別と、運転席側及び助手席側という識別の少なくとも2種類の異なる識別方法が混在している。ECU1は、運転席側保護装置20、助手席側保護装置30、右側保護装置40及び左側保護装置41に接続され、これらの動作を制御する。運転席側保護装置20、助手席側保護装置30、右側保護装置40及び左側保護装置41は、カーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、シートベルト用プリテンショナ等である。運転席側保護装置20は、運転席2用であり、助手席側保護装置30は助手席3用であり、右側保護装置40及び左側保護装置41は、後部座席4用である。また、車輌100は、実施の形態1と同様に、前側センサ60と、運転席側センサ70と、助手席側センサ80とを有する。
【0078】
図8は、ECU1の構成を例示するブロック図である。運転席側保護装置20、助手席側保護装置30、右側保護装置40及び左側保護装置41は、出力部14に接続されている。制御部10は、出力部14を介して運転席側保護装置20、助手席側保護装置30、右側保護装置40及び左側保護装置41の作動命令を出力する。ここで、車輌100は、右ハンドルであるので前側センサ60は、ワイヤーハーネスの設計により右側用端子として定義されたコネクタ内の端子に接続され、右側ポート12aに接続される。この接続によりECU1は通電時に、車輌100が右ハンドルであると判定する。
【0079】
制御部10は、車輌100の右側に右側保護装置40が位置し、左側に左側保護装置41が位置していることを認識している。即ち、制御部10は、車輌100の左右に対応させて右側保護装置40及び左側保護装置41の位置を認識している。また、制御部10は、車輌100の運転席2側に運転席側保護装置20及び運転席側センサ70が位置し、助手席3側に助手席側保護装置30及び助手席側センサ80が位置していることを認識している。即ち、制御部10は、運転席2及び助手席3の位置に対応させて、運転席側保護装置20、助手席側保護装置30、運転席側センサ70及び助手席側センサ80の位置を認識している。制御部10は、左側及び右側とする識別方式と運転席側及び助手席側とする識別方式が混在している場合であっても、右ハンドルの車輌であるとする判定に基づき、運転席側と右側を同一方向として認識することができ、助手席側と左側を同一方向として認識することができる。
【0080】
ここで、車輌100の運転席側センサ70が衝突を検知した場合、即ち車輌100が運転席側から衝突された場合、制御部10は、運転席側保護装置20及び後部座席における右側保護装置40を作動させる必要がある。一方、車輌100の助手席側センサ80が衝突を検知した場合、即ち車輌100が助手席側から衝突された場合、制御部10は、助手席側保護装置30及び後部座席における左側保護装置41を作動させる必要がある。
【0081】
ここで、実施の形態3における、第1作動保護装置、第2作動保護装置設定及び第3作動保護装置設定の内容は、実施の形態1と異なっており、その内容を表3に示す。
【0082】
【表3】
【0083】
第1作動保護装置設定において、制御部10は、上記の認識をもとに、運転席側センサ70から運転席2側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に運転席側保護装置20及び右側保護装置40を作動させる。また、制御部10は、同様に上記の認識をもとに、助手席側センサ80から助手席3側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に助手席側保護装置30及び左側保護装置41を作動させる。
【0084】
車輌100が左ハンドルである場合には、運転席2、運転席側保護装置20及び運転席側センサ70と、助手席3、助手席側保護装置30及び助手席側センサ80との位置が右ハンドルと左右反対になる。したがって、第2作動保護装置設定においては、制御部10は、運転席側センサ70から運転席2側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に運転席側保護装置20及び左側保護装置41を作動させる。制御部10は、助手席側センサ80から助手席3側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に助手席側保護装置30及び右側保護装置40を作動させる。
【0085】
また、右ハンドルであるか左ハンドルであるかの判定が不可の場合、第3作動保護装置設定は、運転席側保護装置20、助手席側保護装置30、右側保護装置40及び左側保護装置41の内、衝突を検知した側の反対側に対応する保護装置以外の保護装置を作動させる。車輌100において、制御部10は、第3作動保護装置設定により、運転席側センサ70が運転席2側の衝突等を検知した場合、衝突を検知した運転席2側の反対側の助手席3側に対応する助手席側保護装置30以外の運転席側保護装置20、右側保護装置40及び左側保護装置41を作動させる。また、制御部10は、助手席側センサ80が助手席3側の衝突等を検知した場合、衝突を検知した助手席3側の反対側の運転席2側に対応する運転席側保護装置20以外の助手席側保護装置30、右側保護装置40及び左側保護装置41を作動させる。第3作動保護装置設定は、車輌100が右ハンドル及び左ハンドルのいずれの場合にも用いることができる。
【0086】
制御部10は、実施の形態1と同様に第1作動保護装置設定、第2作動保護装置設定及び第3作動保護装置設定のいずれかを選択する。制御部10は作動保護装置設定の選択の後、実施の形態1と同様に保護装置制御処理を行う。
【0087】
ここで、車輌100は右ハンドルであるので、制御部10は、運転席側センサ70が運転席2側の衝突を検知した場合、第1作動保護装置設定に従って、運転席側保護装置20及び右側保護装置40を作動させる。また、制御部10は、助手席側センサ80が助手席2側の衝突を検知した場合、第1作動保護装置設定に従って、助手席側保護装置30及び左側保護装置41を作動させる。したがって、車輌100の横方向における衝突の際、的確に乗員を保護することができる。
【0088】
制御部10は、第1入力部12の右側ポート12a及び左側ポート12bに前側センサ60が接続されていると判定した場合、第3作動保護装置設定を選択する。また、制御部10は、第1入力部12の右側ポート12a及び左側ポート12bに前側センサ60が接続されていないと判定した場合、第3作動保護装置設定を選択する。したがって、右ハンドル及び左ハンドルの判定において異常が生じた場合であっても、乗員を保護することができる。
【0089】
(変形例)
変形例は、車輌100が左ハンドルである場合に関する。図9は、変形例に係る車輌100の内部を示す模式図である。変形例におけるECU1及び車輌100の構成について、実施の形態3と同様な構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。変形例においては、車輌100は左ハンドル車である。前側センサ60は運転席10の前方即ち車輌100の左側に配されている。制御部10は実施の形態1と同様の処理を行い、第2作動保護装置設定を選択する。
【0090】
制御部10は、第2作動保護装置設定により、助手席側センサ80が衝突等を検知した場合、即ち車輌100の助手席3側にて衝突が生じた場合に助手席側保護装置30及び右側保護装置40を駆動する。また、制御部10は、運転席側センサ70が衝突等を検知した場合、車輌100の運転席2側にて衝突が生じた場合に運転席側保護装置20及び左側保護装置41を駆動する。したがって、車輌100の左右方向における衝突の際、的確に乗員を保護することができる。
【0091】
(実施の形態4)
実施の形態4は、車輌100が、運転席側、助手席側、右側及び左側に保護装置を備え、また右側センサ及び左側センサを備える場合に関する。図10は、実施の形態4に係るECU1の構成を例示するブロック図である。実施の形態4に係る車輌100の構成について、実施の形態1、実施の形態2及び実施の形態3と同様な構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。ここで、車輌100は、右ハンドルであるので前側センサ60は、ワイヤーハーネスの設計により右側用端子として定義されたコネクタ内の端子に接続され、右側ポート12aに接続される。この接続によりECU1は通電時に、右ハンドル車であると判定する。
【0092】
実施の形態4に係る車輌100は、右側センサ71を有し、左側センサ81を有している。車輌100は右ハンドル又は左ハンドルのいずれであってもよい。また、制御部10は、車輌100の右側に右側保護装置40及び右側センサ71が位置し、左側に左側保護装置41及び左側センサ81が位置していることを認識している。制御部10は、車輌100の運転席側に運転席側保護装置20が位置し、助手席側に助手席側保護装置30が位置していることを認識している。制御部10は、左側及び右側とする識別方式と運転席側及び助手席側とする識別方式が混在している場合であっても、右ハンドルの車輌であるとする判定に基づき、運転席側と右側を同一方向として認識することができ、助手席側と左側を同一方向として認識することができる。
【0093】
実施の形態4における、第1作動保護装置、第2作動保護装置設定及び第3作動保護装置設定の内容は、実施の形態1及び実施の形態3と異なっており、その内容を表4に示す。
【0094】
【表4】
【0095】
第1作動保護装置設定において、制御部10は、上記の認識をもとに、右側センサ71から右側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に右側保護装置40及び運転席側保護装置20を作動させる。また、制御部10は、同様に上記の認識をもとに、左側センサ81から左側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に左側保護装置41及び助手席側保護装置30を作動させる。
【0096】
車輌100が左ハンドルである場合には、運転席2及び運転席側保護装置20と、助手席3及び助手席側保護装置30との位置が右ハンドルと左右反対になる。したがって、第2作動保護装置設定においては、制御部10は、右側センサ71から右側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に右側保護装置40及び助手席側保護装置30を作動させる。制御部10は、左側センサ81から左側の衝突等の検知が第2入力部13を介して入力された場合に左側保護装置41及び運転席側保護装置20を作動させる。
【0097】
車輌100において、右ハンドルであるか左ハンドルであるかの判定が不可の場合、第3作動保護装置設定によれば、右側センサ71が右側の衝突等を検知した場合、衝突を検知した右側の反対側、即ち左側に対応する左側保護装置41以外の右側保護装置40、運転席側保護装置20及び助手席側保護装置30を作動させる。また、左側センサ81が左側の衝突等を検知した場合、衝突を検知した左側の反対側、即ち右側に対応する右側保護装置40以外の左側保護装置41、運転席側保護装置20及び助手席側保護装置30を作動させる。
【0098】
制御部10は、実施の形態1と同様の処理により、第1作動保護装置設定、第2作動保護装置設定及び第3作動保護装置設定を選択し、実施の形態2と同様に保護装置制御処理を行う。
【0099】
第1作動保護装置設定、第2作動保護装置設定により車輌100の横方向における衝突の際、的確に乗員を保護することができる。また、第3作動保護装置設定により、右ハンドル及び左ハンドルの判定において異常が生じた場合であっても、乗員を保護することができる。
【0100】
(実施の形態5)
実施の形態5は、右ハンドル又は左ハンドルであるかの判定の結果の記憶に関する。図11は、実施の形態5に係るECU1の制御部10の処理手順を例示するフローチャートである。実施の形態5に係る車輌100の構成について、実施の形態3と同様な構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0101】
制御部10は、第1作動保護装置設定、第2作動保護装置設定及び第3作動保護装置設定のいずれかを選択した場合、右ハンドル又は左ハンドルであるかの判定の結果を記憶部11に記憶させる。制御部10は、ECUの電源が入れられた後、第1作動保護装置設定、第2作動保護装置設定及び第3作動保護装置設定の選択において以下の処理を行う。
【0102】
制御部10は、第1入力部12の左側ポート12bに前側センサ60が接続されているか否かを判定する(S30)。制御部10は、前側センサ60が左側ポート12bに接続されていると判定した場合(S30:YES)、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されているか否かを判定する(S31)。
【0103】
制御部10は、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されていないと判定した場合(S31:NO)、ECU1が搭載された車輌100を左ハンドルであると判定し、第2作動保護装置設定を選択する(S32)。制御部10は、車輌100を左ハンドルと判定したことを記憶部11に記憶させた後(S33)、保護装置制御処理を行う。
【0104】
制御部10は、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されていると判定した場合(S31:YES)、記憶部11が過去の判定結果を記憶しているか否かを判定する(S34)。制御部10は、記憶部11が過去の判定結果を記憶していると判定した場合(S34:YES)、過去の判定結果に係る設定を再度選択(S35)した後、保護装置制御処理を行う。
【0105】
ここで、制御部10は、過去の判定結果が右ハンドルである場合、第1作動保護装置設定を選択し、過去の判定結果が左ハンドルである場合、第2作動保護装置設定を選択する。また、制御部10は、過去の判定結果が判定不可であった場合、第3作動保護装置設定を選択する。
【0106】
制御部10は、記憶部11に過去の判定結果が記憶されていないと判定した場合(S34:NO)、第3作動保護装置設定を選択する(S36)。制御部10は、車輌100が右ハンドルであるか左ハンドルであるかの判定が不可であったことを記憶部11に記憶させた(S37)後、保護装置制御処理を行う。
【0107】
制御部10は、前側センサ60が左側ポート12bに接続されていないと判定した場合(S30:NO)、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されているか否かを判定する(S38)。
【0108】
制御部10は、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されていると判定した場合(S38:YES)、ECU1が搭載された車輌100を右ハンドル車であると判定し、第1作動保護装置設定を選択する(S39)。ここで、車輌100においては、第1作動保護装置設定が設定されることとなる。制御部10は、車輌100を右ハンドルと判定したことを記憶部11に記憶させた(S40)後、保護装置制御処理を行う。
【0109】
制御部10は、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されていないと判定した場合(S38:NO)、ステップS34からステップS37までの処理を行った後、保護装置制御処理を行う。
【0110】
上記の構成によれば、制御部10は、第1入力部12の右側ポート12a及び左側ポート12bに前側センサ60が接続されていないと判定した場合、記憶部11に過去の判定結果が記憶されているか否かを判定する。制御部10は、記憶部11に過去の判定結果が記憶されていると判定した場合、過去の判定結果に係る設定を再度選択して、動作を終了する。したがって、右ハンドル及び左ハンドルの判定において異常が生じている場合であっても、過去の判定結果に係る設定を再度選択するので、常に最適条件で乗員を保護することができる。
【0111】
また、制御部10は、記憶部11に過去の判定結果が記憶されていないと判定した場合、第3作動保護装置設定を選択して動作を終了する。したがって、記憶部11が過去の判定結果を記憶していない場合であっても、第3作動保護装置設定を設定するので、十分に乗員を保護することができる。
【0112】
なお、上記記憶部11が記憶する判定結果に基づく制御部10の処理は、実施の形態1、2又は4における車輌100に用いてもよい。
【0113】
なお、実施の形態1から実施の形態5において、制御部10は、第1入力部12の右側ポート12aに前側センサ60が接続されているか否かを判定した後、第2入力部の左側ポート12bに前側センサ60が接続されているか否かを判定してもよい。
【0114】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。即ち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0115】
1 ECU(制御装置)
2 運転席
3 助手席
4 後部座席
10 制御部
11 記憶部
12a 右ハンドル用ポート(右側接続部)
12b 左ハンドル用ポート(左側接続部)
20、52 運転席側保護装置
30、53 助手席側保護装置
40、50 右側保護装置
41、51 左側保護装置
60 前側センサ(検知部)
100 車輌
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