(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示される道路用標示体は、柱状本体の外側の塗膜層に埋設させたガラスビーズにより柱状本体の視認性が高められることで、車両の運転手などが設置された道路用標示体を見落として接触するような問題の発生を抑制する効果が期待できるが、本発明は、これとは異なる構成によって、車両の接触を抑制する標識柱を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る標識柱は、設置面に下面を当接させて設置されるベースと、該ベースから上方へ突出する本体柱とを備えた標識柱であって、
前記本体柱は、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴムの中から選択又は組み合わせた材料で形成されて車両の接触などによって弾性的に曲がりその後復元する可撓性を備え、
前記本体柱の外面には全体に亘って金属色塗装が施されており、該金属色塗装の塗膜により前記本体柱が金属調の外観となされて
おり、
前記金属色塗装の塗膜は、塗着する前記本体柱の材質よりも導電性が高く形成されて、該塗膜が帯電防止層となされていることを特徴としている。
【0007】
本発明に係る標識柱によれば、設置面に下面を当接して設置させるベースと、このベースから上方へ突出する可撓性を有する本体柱とを備え、前記本体柱の外面に全体に亘って金属色塗装を施し、この金属色塗装の塗膜により前記本体柱を金属調の外観に設けるので、車両の運転者がこの本体柱を金属製の柱体と誤認して標識柱への車両の接触を忌避させる効果が期待できる。
また、前記本体柱を合成樹脂、天然ゴム、合成ゴムの中から選択又は組み合わせた材料で形成させて車両の接触などによって弾性的に曲がりその後復元する可撓性を備えさせるので、車両の接触による破損が抑制される。また、前記本体柱が可撓性を備えるので、車両が接触して前記本体柱が曲がってしまった場合でも、復元して金属製の柱体のように誤認される状態へ再び戻るので、別の車両の運転手に金属製の柱体と誤認させて車両の接触を忌避させ、前記標識柱へ車両が再び接触するような問題が生じにくくなされる。
【0008】
また、前記金属色塗装の塗膜を、塗着させる前記本体柱の材質より導電性を高く形成させて、この塗膜を帯電防止層と
するので、静電気による本体柱の帯電が抑制され、本体柱の外面への微細な砂やほこりなどの付着が低下す
る。
【0009】
また、前記ベースに、その下面から下方へ雄ねじを突出するアンカーボルト部を形成させ、前記雄ねじを設置面に埋設固定させたアンカーナットへ螺結させて前記標識柱を設置させるようにすれば、標識柱を容易に設置させることができるので、好ましい。
また、前記金属色塗装の塗膜を、少なくとも前記雄ねじの上端に至るように形成すれば、静電気が前記金属色塗装の塗膜を通じて前記アンカーボルト部へ流れ、このアンカーボルト部と螺結するアンカーナットを通じて設置面下へ逃げるようになされ、前記本体柱の帯電をより効果的に抑制できるので、好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る標示柱によれば、本体柱を金属製の柱体と誤認させて車両の運転手に接触を忌避させる効果が期待できると共に、前記本体柱が曲がってしまった場合でも復元して金属製の柱体のように視認される状態へ再び戻り、観者に金属製の柱体と誤認させて車両の接触を忌避させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1は標識柱である。本実施形態の標識柱1には、短円柱状に形成されたベース2と、その上面から上方へ突出する本体柱10を設けている。
前記本体柱10は円筒形の中空柱状体に形成させており、その上端の開口部分にキャップ11を取り付けて閉塞させている。
【0013】
前記本体柱10は、車両などが接触したときに弾性的に曲がりその後に元の状態に復元する可撓性を有するように形成させている。本実施形態の本体柱10は、ウレタン樹脂によって形成させているが、これに限るものではなく、本体柱10を弾性的に変形可能とする種々の材料で形成させてよい。例えば、天然ゴムやブタジエンスチレンゴム、ネオプレン、ブタジエンアクリロニトリルゴム、クロロプレン重合体、ブチルゴムなどの合成ゴム類、ポリウレタン樹脂、ポリイソブチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、シリコン樹脂、オレフィン系やウレタン系等エラストマーといった合成樹脂を選択または組み合わせて形成させてもよい。
【0014】
前記本体柱10の外周側面には、入射光に対して平行に出射光を反射する再帰反射性を有する反射シートSを貼着させている。具体的には、前記反射シートSは帯状に形成させ、本体柱10の全周に亘って巻回させて貼着させており、上下に間隔をあけて3枚の反射シートSを貼着させている。
【0015】
また、前記ベース2の外周側面には、反射部材3を取り付けている。
反射部材3は、帯状の形状をした基材32に適宜間隔をおいてガラスビーズ製の反射器31を配設させて形成させており、前記基材32をベース2の外周側面へ全周に亘って巻回させて取り付けている。反射器31は入射光に対して平行に光を反射する再帰反射性が高く、かつ汚れにくく、劣化しにくいガラスビーズ製のものを用いるのが好ましいが、基材32の表面に反射テープなどを貼着してもよい。基材32の材質は、鉄鋼、ステンレス、アルミニウムなどの金属などを用いてもよいが、反射器31を埋め込み形成することを容易にするためにゴム、ウレタン系樹脂、エラストマーなどの弾性の高い合成樹脂を用いるのが好ましく、反射器31が外れにくくなるように、ポリエチレンやポリプロピレン等、ある程度高い硬度を有する熱可塑性合成樹脂を用いるのがより好ましい。本実施形態の反射部材3は、ポリエチレン製の基材32に、ガラスビース製の反射器31を配設させて形成させている。
【0016】
本実施形態の標識柱1は、ベース2の下面から下方へ雄ねじを突出させるアンカーボルト部21を形成させており、このアンカーボルト部21の雄ねじを、道路等の設置面Gに埋設させたアンカーナットNへ螺結させて、設置面Gに設置させるように設けている。
【0017】
本実施形態の標識柱1は、
図1のように設置面Gに設置させた状態で本体柱10へ力を加え、本体柱10の上端、即ち前記キャップ11が前記設置面Gへ当接するまで弾性的に折り曲げることができる。即ち、ベース2の下面が当接する設置面Gへ前記キャップ11が当接する倒伏状態まで本体柱10を折り曲げた後に、本体柱10へ加えていた力を除けば、本体柱10は折り曲げられた状態から元の状態へ復元するように設けている。
【0018】
図2は
図1のベース2付近の拡大図である。
図2は、アンカーナットNを断面で描いている。
ベース2の下面の中央には、円柱形状のベース凸部22を下方に突出させて設けている。前記ベース凸部22の中央には前記アンカーボルト部21を設けており、アンカーボルト部21のボルト頭部を埋設させ、雄ねじを下方、即ち標識柱1の軸方向へ向けて突出するように設けている。
本実施形態の標識柱1は、標識柱1を回転させ、アンカーボルト部21の雄ねじを設置面Gに埋設して固定させた金属製のアンカーナットNの雌ねじ部n1に螺結させて、ベース2を設置面Gへ固定させるように設けている。前記アンカーナットNは、雌ねじ部n1の上部に凹部n2を形成させており、前記アンカーナット部21を雌ねじ部n1へ螺結させたときに、前記ベース2のベース凸部22がこの凹部n2の内部に収納されるように設けている。
本実施形態の標識柱1は、ベース2の下面にベース凸部22とアンカーボルト部21を突出して設け、アンカーナットNへ螺結させて路面に固定するように設けているが、これに限るものではなく、ベース凸部16と雄ねじ部31を設けずに、ベース2の下面に接着剤を塗布して設置面Gへ接着固定させるように設けても良い。
【0019】
図3は標識柱1の縦断面を示す
図1のA−A断面図であり、
図4は
図3のベース2付近の拡大図である。
図3、4では、アンカーナットNと、後述する金属色塗装の塗膜5の図示を省略している。
ベース2の外周側面には、前記反射部材3を取り付けるための側方溝部23を全周に亘って形成させている。
反射部材3は、ベース2の側方溝部23に巻回させて取り付けており、これによって反射部材3がベース2から外れにくくなると共に、反射器31をベース2の外面からそれ程突設させることなく設けることができ、また上下方向への位置ずれを防ぐことができ好ましい。また、ベース2の外周への反射部材3の取り付けは、側方溝部23を設けずに行っても良い。また、反射部材3は、反射テープをそのまま貼着してもよく、ガラス製の反射器をそのままベース2の外周に埋め込むように取り付けてもよい。
【0020】
本実施形態のベース2は、その上面に円形の環状溝24を形成させている。前記環状溝24はベース2と同心円状に形成させている。
前記本体柱10は、その下端を前記環状溝22に挿入させ、ベース2へ融着させて固定させている。
本体柱10のベース2への固定方法は、融着に限るものではなく、接着剤による接着や、ネジやリベットなどによる固定などを選択又は組みあわせて用いてもよい。また、本体柱10をベース2と別体に形成させるのではなく、ベース2の成形時に本体柱10を一体的に形成させてもよい。
【0021】
前記ベース2の上面には、上方へ突出する円筒状の内柱25を設けている。
前記内柱25は、前記環状溝21の内側に同心円状に配置させて設けており、この環状溝21に固定させた前記本体柱10の内面と内柱25の外面との間に隙間が形成されるように配置させている。
【0022】
前記内柱25は、車両などが接触したときに弾性的に曲がり、その後に元の状態に復元する可撓性を備えている。このように可撓性を有する内柱25を前記本体柱10の内側に配置させて設けることで、車両などが接触して前記本体柱10が根本付近で折れ曲がったときに、前記本体柱10の復元力に内柱25の復元力が追加されて本体柱10の復元力が増大し、本体柱10をより確実に元の状態に復帰させることができる。
【0023】
前記内柱25は、射出成型によって形成する前記ベース2の成形時にこのベース2に一体的に形成させたものである。本実施形態のベース2は、内柱25が可撓性を備えるような材料で形成させており、具体的には、ウレタン樹脂で形成させている。
尚、前記ベース2の材料はウレタン樹脂に限るものではなく、天然ゴムやブタジエンスチレンゴム、ネオプレン、ブタジエンアクリロニトリルゴム、クロロプレン重合体、ブチルゴムなどの合成ゴム類、ポリウレタン樹脂、ポリイソブチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、シリコン樹脂、オレフィン系やウレタン系等エラストマーといった合成樹脂を選択または組み合わせて形成させてもよい。
また、前記内柱25は、前記ベース2の成形時に一体的に形成させているが、これに限るものではなく、内柱25をベース2と別体の円筒形状に形成させ、接着や、融着や、ネジやリベットなどによる固定を選択または組み合わせて、前記内柱25をベース2へ固定させてよい。
【0024】
本実施形態の標識柱1は、その外面に金属色塗装を施して、金属色塗装の塗膜5を形成させている。
前記金属色塗装の塗膜5は、各反射シートSと反射部材3とアンカーボルト部21の雄ねじ部分とを除く、標識柱1の外面全体に形成させており、塗布される本体柱10やキャップ11やベース2を金属調の外観に形成させている。
また、前記金属色塗装の塗膜5は塗布される本体柱10やキャップ11やベース2よりも高い導電性を備えており、帯電防止層として機能するように設けている。
このように金属色塗装の塗膜5を帯電防止層にすることで、静電気による標識柱1の帯電を抑制させ、微細な砂やほこりなどの汚れの標識柱1表面への付着を低減させている。
【0025】
本実施形態の金属色塗装の塗膜5は、塗料中に導電性物質を含有させて塗膜の導電性を高めている。
本実施形態の金属色塗装の塗膜5を形成する塗料は、硬化剤の混入によって塗膜化される2液硬化型の透明なインキを用いているが、これに限定されるものではなく、塗布面との密着性が高く、本体柱10の変形に追随できるものを選択又は組みあわせて用いることができる。例えば、油性凸版インキ、フレキソインキ、ドライオフセットインキ、グラビアインキ、グラビアオフセットインキ、パッドインキ、オフセットインキ等のインキを用いてもよいが、優れた上述の特性を備えたスクリーンインキを好適に用いることができる。インキはベース樹脂にビヒクル、種々の補助剤を加えた透明の、いわゆるメジウムを好適に用いることができ、熱硬化型、紫外線、赤外線等の光硬化型、電子線硬化型等のものを用いてもよいが、溶剤を用いた蒸発乾燥型のものを用いれば、標識柱1の形成に用いられる合成樹脂等を変形させることなく、金属色塗装の塗膜5を形成することができ好ましい。
また、インキ以外の塗料を用いてもよい。
【0026】
本実施形態の金属色塗装の塗膜5は、アルミニウム粉を含有させており、塗料の固形成分100重量部に対し20〜30重量部程度のアルミニウム粉からなる金属粉を含有させている。
この金属粉の含有により、前記金属色塗装の塗膜5が塗布された被塗布面は金属調の外観に視認されるように設けられているが、金属色塗装の塗膜5の構成はこれに限るものではなく、被塗布面を金属調に設ける他の構成を用いてもよい。例えば、アルミニウム粉以外の金属粉を混入させてもよく、金属粉の混入以外の方法によってもよい。
【0027】
また、前記金属色塗装の塗膜5は、含有する前記金属粉によって導電性が高められ、帯電防止層として機能する。
尚、前記金属色塗装の塗膜5の導電性を高める方法は前記金属粉の含有に限るものではなく、塗膜の導電性を高める他の物質を用いてもよい。例えば、アルミニウム以外の金属やカーボン等の無機系物質や、ポリアニリン、ポリアセチレン、ポリピロール、ポリチオフェンなどの有機系物質の、粉体や繊維等を選択又は組みあわせて、含有量を調整して用いてもよい。
【0028】
本実施形態の標識柱1は、その外面全体に塗布した前記金属色塗装の塗膜5により、全体が金属調の外観に視認される。
このため、設置された標識柱1を目視した車両の運転手が、標識柱1を金属製と誤認し、これへ接触させて車両を損傷させまいとより積極的に回避を促す効果が期待でき、車両の接触による標識柱1の汚染や損傷を抑制することができる。
本実施形態の金属色塗装の塗膜5は、透明な塗料に、前記金属粉を含有させて形成させることで、標識柱1を金属調の外観に視認させている。前記透明な塗料の固形成分100重量部に対し前記金属粉を20重量部以上含有させることで、金属色塗装の塗膜5を塗布させた被塗布面を前記金属粉によって良好に隠蔽して、より金属調に視認されるように設けることができるので好ましい。また、前記金属粉の含有量が多すぎると塗膜5の柔軟性が低下しするので、本体柱10の弾性的な変形に追随可能に金属色塗装の塗膜5を形成するために、前記金属粉は塗料の固形成分100重量部に対し80重量部以下含有させるのが好ましい。
【0029】
また、可撓性を備える本実施形態の前記本体柱10は、外力を受けて折れ曲がった状態から元の状態へ復元する際に、2秒以内に復元可能な復元力を備えている。
金属調に視認される本体柱10を上記のように形成すれば、車両が接触して前記本体柱10が曲がってしまった場合でも、2秒以内に復元して金属製の柱体のように視認される状態へ戻るので、本体柱10の曲がった状態を後続車両の運転手が視認しにくく、前記本体柱10を金属製の柱体と誤認させやすいので、好ましい。
また、車両が接触して前記本体柱10が曲がった状態を後続車両の運転手が目視した場合でも、金属製のように見える前記本体柱10が曲がった状態から真っ直ぐな状態へ2秒以内に勢いよく復元するように視認されるので、この運転手へ大きな違和感を感じさせ、前記標識柱への運転車両の接触をより積極的に回避させることができるので、好ましい。
尚、上記記載の「外力を受けて折れ曲がった状態から元の状態へ復元する」の元の状態へ復元するとは、本体柱10が真っ直ぐ立設しているように視認できる状態へ戻ることを意味しており、折れ曲がる前の状態の本体柱10と寸分違わぬ位置に戻ることではない。即ち、折れ曲がる前の本体柱10の状態と、折れ曲がった後に復元した本体柱10の状態とを比較したときに、その傾きなどに若干の差異が生じていてもよい。
【0030】
図5は、形成された金属色塗装の塗膜5の概要を示すベース2付近の断面図である。
本実施形態の標示柱1は、各反射シートSと、反射部材3とを取り付ける前に、前記キャップ11、本体柱10、及びベース2の外面全体に金属色塗装を施し、これを塗膜化して形成させ、その後、前記各反射シートSと反射部材3を取り付けて設けている。
即ち、前記金属色塗装の塗膜5は、標識柱1の表面において、連続する塗膜として形成させている。
また、ベース2から突出するアンカーボルト部21の雄ねじには、塗着した金属色塗装の塗膜5によりアンカーナットNとの螺結が困難にならないように、あらかじめマスキングなどを施してその塗着を防止しているが、突出するアンカーボルト部21の雄ねじの上端に金属色塗装の塗膜5の端が接触するように設けている。
【0031】
本実施形態の標識柱1は、連続する塗膜として形成させた前記金属色塗装の塗膜5をベース2の外周側面の下端、即ち設置面Gに当接されるベース2の下面の外縁に至るように形成させている。これによって、本体柱10の静電気を、帯電防止層として機能する前記金属色塗装の塗膜5を通じて設置面Gへ効率良く逃がすことができ、静電気による標識柱1の汚染を効果的に抑制できる。
【0032】
また、本実施形態の標識柱1は、連続する塗膜として形成させた前記金属色塗装の塗膜5をアンカーナットNへ螺結させるアンカーボルト部21の上端に接触させて形成させているので、本体柱10の静電気を、帯電防止層として機能する金属色塗装の塗膜5を通じ、アンカーボルト部21とアンカーナットNとを介して設置面G下へ効率良く逃がすことができ、静電気による標識柱1の汚染を効果的に抑制できる。
【0033】
標識柱1の本体柱10への静電気による帯電を抑制させるために、本体柱10の材料中に導電性物質を含有させることもできるが、充分な帯電防止効果を得るためには導電性物質を多量に必要とする。また、本体柱10とベース2とを別体に形成させた後に一体的に取り付ける構造の標識柱の場合には、本体柱10からベース2へ導電性の高い帯電防止部分を連続して配置させることが難しい。
本実施形態の標識柱1は、その外面に塗装することで帯電防止層として機能する前記金属色塗装の塗膜5を形成するので、別体に形成させ一体的に取り付けた前記本体柱10とベース2との外面に連続する金属色塗装の塗膜5を容易に形成することができる。
【0034】
尚、本発明に係る標識柱1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0035】
例えば、本実施形態の標識柱1は、本体柱10の外面に反射シートSを取り付けているが、取り付けなくても良い。
また、ベース2に反射部材3を取り付けているが、取り付けなくても良い。