【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明はフールプルーフ機能を有するブラケットデバイスに関する。
【0008】
本発明によるブラケットデバイスは、ラック柱への取り付けに使用される。
該ブラケットデバイスは、ブラケット、少なくとも1個の取り付け部材、ロック部材及びフールプルーフ部材を有する。
該ブラケットは、側板、該側板におおよそ垂直に連接するエンドプレートを有する。
該少なくとも1個の取り付け部材は、該ブラケットのエンドプレートに取り付けられる。
該ロック部材は、該ブラケットに相対して可動し、固定位置或いは固定解除位置に位置する。
該フールプルーフ部材は、該ブラケットに相対して可動し、第一位置或いは第二位置に位置する。
該ブラケットデバイスが、該ラック柱に相対して、第一取り付け角度にあるとき、該フールプルーフ部材は、該第一位置にあり、該ロック部材の該ブラケットに対する可動を制限しない。
これにより、該少なくとも1個の取り付け部材は、該ラック柱に取り付けられ、しかも該ロック部材は、該ラック柱を固定できる。
該ブラケットデバイスが該ラック柱に相対して、第二取り付け角度にあるとき、該フールプルーフ部材は、該第一位置から該第二位置へと移動し、該ロック部材の、該ブラケットに相対した該固定位置から該固定解除位置への移動を制限し、これにより該少なくとも1個の取り付け部材は、該ラック柱に取り付けられない。
【0009】
好ましくは、枢接部材をさらに有し、該ロック部材を該ブラケットに枢接する。
【0010】
好ましくは、該ロック部材は、位置制限部を有し、該ロック部材が該固定位置にあるとき、該位置制限部は該ブラケットの側板に接触できる。
【0011】
好ましくは、弾性部材をさらに有し、該ロック部材は該弾性部材から提供される弾力により該固定位置を保持できる。
【0012】
好ましくは、該ロック部材は、第一当接部を有し、該フールプルーフ部材は、第二当接部を有し、該第二位置にある時には、該フールプルーフ部材は、該第二当接部により該ロック部材の第一当接部を制限できる。
【0013】
好ましくは、該フールプルーフ部材は、該枢接部材に可動するように取り付けられ、該枢接部材に沿って、該第一位置と該第二位置との間で移動できる。
【0014】
好ましくは、該ブラケットは、少なくとも1個の耳部をさらに有し、該ブラケットの側板から延伸し、該枢接部材を取り付ける。
【0015】
本発明によるもう一つのブラケットデバイスは、ラック柱へのスライドレールの取り付けに使用される。
該ラック柱は、少なくとも1個の取り付け孔を有する。
該ブラケットデバイスは、ブラケット、少なくとも1個の取り付け部材、ロック部材及びフールプルーフ部材を有する。
該ブラケットは、側板、該側板におおよそ垂直に連接するエンドプレートを有する。
該ブラケットは、該側板により、該スライドレールに取り付けられる。
該少なくとも1個の取り付け部材は、該ブラケットのエンドプレートに取り付けられる。
該ロック部材は、該ブラケットに相対して可動し、固定位置或いは固定解除位置に位置する。
該フールプルーフ部材は、該ブラケットに相対して可動し、第一位置或いは第二位置に位置する。
該ブラケットデバイスが、該ラック柱に相対して、第一取り付け角度にあると、該フールプルーフ部材は、該第一位置にあり、該ロック部材の該ブラケットに対する可動を制限できない。
これにより、該少なくとも1個の取り付け部材は、該ラック柱の少なくとも1個の取り付け孔に取り付けられ、しかも該ロック部材は、該ラック柱に固定される。
該ブラケットデバイスが、該ラック柱に相対して、第二取り付け角度にあると、該フールプルーフ部材は、該第一位置から該第二位置へと移動し、該ロック部材の、該ブラケットに相対した該固定位置から該固定解除位置への移動を制限でき、これにより該少なくとも1個の取り付け部材は、該ラック柱の少なくとも1個の取り付け孔に取り付けられない。
【0016】
本発明によるさらにもう一つのブラケットデバイスは、ブラケット、少なくとも1個の取り付け部材、ロック部材及びフールプルーフ部材を有する。
該少なくとも1個の取り付け部材は、該ブラケットに取り付けられる。
該ロック部材は、該ブラケットに相対して可動する。
該フールプルーフ部材は、該ブラケットに相対して、第一位置或いは第二位置に位置する。
該ブラケットが、第一取り付け角度にあると、該フールプルーフ部材は、該第一位置にあり、該ロック部材の該ブラケットに相対した活動を制限できない。
該ブラケットが、該第一取り付け角度から第二取り付け角度へと移ると、該フールプルーフ部材は、該第一位置から該第二位置へと移動し、該ブラケットに相対した移動ルート上で該ロック部材を制限できる。
【0017】
好ましくは、該第一取り付け角度の該第二取り付け角度に相対した角度は180度である。
【0018】
本発明の実施形態を応用する特徴の一つは、ブラケットデバイスを、ラックの左右両側のラック柱に運用する時には、操作者がブラケットデバイスをラック柱に誤って取り付ける状況の発生を効果的に防止できる。