特許第6298045号(P6298045)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

6298045マルチメディア会議エンドポイント転送システム
<>
  • 6298045-マルチメディア会議エンドポイント転送システム 図000002
  • 6298045-マルチメディア会議エンドポイント転送システム 図000003
  • 6298045-マルチメディア会議エンドポイント転送システム 図000004
  • 6298045-マルチメディア会議エンドポイント転送システム 図000005
  • 6298045-マルチメディア会議エンドポイント転送システム 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6298045
(24)【登録日】2018年3月2日
(45)【発行日】2018年3月20日
(54)【発明の名称】マルチメディア会議エンドポイント転送システム
(51)【国際特許分類】
   H04M 3/56 20060101AFI20180312BHJP
【FI】
   H04M3/56 C
【請求項の数】15
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2015-514107(P2015-514107)
(86)(22)【出願日】2013年5月21日
(65)【公表番号】特表2015-523781(P2015-523781A)
(43)【公表日】2015年8月13日
(86)【国際出願番号】US2013041984
(87)【国際公開番号】WO2013177137
(87)【国際公開日】20131128
【審査請求日】2016年4月27日
(31)【優先権主張番号】13/479,204
(32)【優先日】2012年5月23日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ヴィヴェーカーナンダン,ヤナハン
(72)【発明者】
【氏名】レッドダプパガリ,パラム
(72)【発明者】
【氏名】ツォ,ツェンピン
【審査官】 白川 瑞樹
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2004/0030749(US,A1)
【文献】 国際公開第2006/018918(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L12/00−12/26
12/50−12/955
H04M1/00
1/24−3/00
3/16−3/20
3/38−3/58
7/00−7/16
11/00−11/10
99/00
H04N7/10
7/14−7/173
7/20−7/56
21/00−21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディア会議エンドポイント転送のためのコンピュータで実行される方法であって、前記方法が、
1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、複数の参加者装置をホストするべくマルチメディア会議を提供することと、
前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、前記複数の参加者装置のうちの1つの第1の参加者装置の前記マルチメディア会議のセッションを転送するための要求を受信することであって、前記第1の参加者装置が第1のマルチメディア会議機能を有することと、
前記第1の参加者装置に関連する複数のターゲット装置の各々の状態又はマルチメディア会議機能を評価するべく、前記複数のターゲット装置にアクティブにコンタクトすることと、
前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、前記複数のターゲット装置へのアクティブなコンタクトに基づいて、前記複数のターゲット装置のリストを前記第1の参加者装置に提供することと、
前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、ターゲット装置に関する指示を前記第1の参加者装置から受信することであって、前記ターゲット装置が前記第1の参加者装置の前記第1のマルチメディア会議機能とは異なる第2のマルチメディア会議機能を有することと、
前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、前記マルチメディア会議の前記セッションを前記第1の参加者装置から前記ターゲット装置に転送することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、前記複数の参加者装置に前記マルチメディア会議を提供することが、
前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、前記複数の参加者装置から複数のビデオ・ストリーム及び複数のオーディオ・ストリームを受信することと、
前記複数の参加者装置のそれぞれから前記複数のビデオ・ストリームのそれぞれ及び前記複数のオーディオ・ストリームのそれぞれを受信したことに応答して、前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、前記複数の参加者装置のうちの1つ又は複数の参加者装置に前記複数のビデオ・ストリームのそれぞれ及び前記複数のオーディオ・ストリームのそれぞれを送信することと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の参加者装置の前記第1のマルチメディア会議機能が第1のオーディオ・ストリーム及び第1のビデオ・ストリームを提供することを含み、
前記ターゲット装置の前記第2のマルチメディア会議機能が第2のビデオ・ストリームを除いて第2のオーディオ・ストリームを提供することを含み、
前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、前記複数の参加者装置に前記マルチメディア会議を提供することが、
前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、前記ターゲット装置の前記第2のオーディオ・ストリームを受信することと、
前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用し、前記ターゲット装置から前記第2のオーディオ・ストリームを受信したことに応答して、前記第1の参加者装置以外の前記複数の参加者装置のうちの1つ又は複数の参加者装置に前記第2のオーディオ・ストリームを送信することと、
前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用し、前記第1の参加者装置以外の前記複数の参加者装置のうちの1つ以上から前記複数のオーディオ・ストリームのうちの1つ以上を受信したことに応答して、前記ターゲット装置に前記複数のオーディオ・ストリームのうちの1つ以上を送信することと、
を更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、前記複数の参加者装置に前記マルチメディア会議を提供することが、前記1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、最大数の前記複数の参加者装置に前記マルチメディア会議を提供することを更に含み、
前記セッションを転送するための前記要求が受信されたときに前記マルチメディア会議が前記最大数の前記複数の参加者装置に提供されている、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記転送が前記複数の参加者装置のうちの他の参加者装置に対して透過的に実行される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲット装置は、前記複数のターゲット装置の前記リストから前記参加者装置によって選択され、
前記複数のターゲット装置の前記リストは、アクティブとして検証されたターゲット装置を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
マルチメディア会議エンドポイント転送のためのコンピュータで実行される方法であって、前記方法が、
第1の装置の1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用して、複数の参加者装置とのマルチメディア会議のためのマルチメディア会議セッションを開始することであって、前記第1の装置が第1のマルチメディア会議機能を有することと、
前記第1の装置の前記1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用して、前記マルチメディア会議セッションを転送するための要求を提供することと、
前記第1の装置の前記1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用し、前記要求をしたことに応答して、前記マルチメディア会議セッションを転送できる複数の第2の装置のリストを受信することであって、前記複数の第2の装置の前記リストは、前記複数の第2の装置の各々の状態又はマルチメディア会議機能を評価するべく、前記複数の第2の装置にアクティブにコンタクトすることによって生成されることと、
前記第1の装置の前記1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用し、前記受信したことに応答して、前記複数の第2の装置のうちの1つの第2の装置の選択を提供することであって、前記第2の装置が前記第1の装置の前記第1のマルチメディア会議機能とは異なる第2のマルチメディア会議機能を有し、前記マルチメディア会議セッションは、前記第2の装置が前記マルチメディア会議セッションを引き受けることに関する前記選択に応答して、前記第1の装置から前記第2の装置に転送されることと、
を含む、方法。
【請求項8】
前記第1の装置の前記1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用して、前記開始したことに応答して、前記複数の参加者装置との前記マルチメディア会議に参加すること
を更に含み、
前記第1の装置の前記第1のマルチメディア会議機能が第1のビデオ・ストリームを除いて第1のオーディオ・ストリームを提供することを含み、前記第2の装置の前記第2のマルチメディア会議機能が第2のオーディオ・ストリーム及び第2のビデオ・ストリームを提供することを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の装置の前記1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用して、前記複数の参加者装置との前記マルチメディア会議に参加することが、
前記第1の装置の前記1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用して、前記第1のオーディオ・ストリームを前記複数の参加者装置に提供することと、
前記第1の装置の前記1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用して、前記複数の参加者装置から複数のオーディオ・ストリームを受信することと、
を更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の装置の前記1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用して、パケット交換網により、前記複数の参加者装置との前記マルチメディア会議をホストするホスティング装置との第1の接続を確立すること
を更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の装置の前記1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用して、前記第2の装置との第2の接続が確立されたという指示を受信すること
を更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
1つ又は複数のプロセッサと、
前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されたときに、
複数の参加者装置をホストするべくマルチメディア会議を提供することと、
前記複数の参加者装置のうちの1つの参加者装置の前記マルチメディア会議のセッションを転送するための要求を受信することであって、前記参加者装置が第1のマルチメディア会議機能を有することと、
複数のターゲット装置の状態又は機能を評価するべく、前記複数のターゲット装置にアクティブにコンタクトすることと、
前記複数のターゲット装置へのアクティブなコンタクトに基づいて、前記参加者装置に関連する前記複数のターゲット装置のリストを前記参加者装置に提供することと、
前記複数のターゲット装置のうちの1つのターゲット装置に関する指示を前記参加者装置から受信することと、
前記マルチメディア会議の前記セッションを前記参加者装置から前記ターゲット装置に転送することであって、前記ターゲット装置が前記参加者装置の前記第1のマルチメディア会議機能とは異なる第2のマルチメディア会議機能を有することと、
を前記1つ又は複数のプロセッサに実行させる命令を含むメモリと、
を含む、システム。
【請求項13】
前記メモリが、前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されたときに、
前記ターゲット装置との接続を確立することと、
前記ターゲット装置との前記接続を確立したことに応答して、前記参加者装置の前記マルチメディア会議の前記セッションを前記ターゲット装置に転送するための要求を提供することと、
前記セッションを転送するための前記要求を提供したことに応答して、前記マルチメディア会議の前記セッションを転送するための前記要求の受諾を前記ターゲット装置から受信することと、
を前記1つ又は複数のプロセッサに実行させる命令を更に含む、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記メモリが、前記1つ又は複数のプロセッサによって実行された時に、
前記ターゲット装置との前記接続を確立したことに応答して、前記ターゲット装置への前記セッションの転送が開始されたという指示を前記参加者装置に提供すること
を前記1つ又は複数のプロセッサに実行させる命令を更に含む、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記ターゲット装置との前記接続が公衆交換電話網により確立され、前記マルチメディア会議がパケット交換網により前記複数の装置に提供される、請求項13に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、一般に、装置転送システムに関し、排他的ではないが詳細には、マルチメディア会議エンドポイント転送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
マルチメディア会議(multimedia conference)に従事する複数の個人ユーザは、ユーザの物理的位置にかかわらず、互いに見たり聞いたりすることができる。このように、マルチメディア会議では、全く異なる位置にいる複数のユーザが、パネルディスカッション、複数名での面談、又は講習など、一般に同一位置の複数ユーザに関係づけられる活動に参加することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
いくつかの事例では、あるユーザは、第1のエンドポイント装置(endpoint device)を介してマルチメディア会議に参加するためのマルチメディア会議セッションを開始することができるが、その後、第2のエンドポイント装置にそのマルチメディア会議セッションを転送したいと希望する可能性がある。例えば、あるユーザは自分の職場用デスクトップ・コンピュータを使用してマルチメディア会議セッションを開始することができ、その後、そのユーザは自分の携帯電話を使用して自分のマルチメディア会議セッションを続行したいと希望する可能性がある。この状況は、例えば、ユーザが自分の職場でマルチメディア会議セッションを開始し、職場を離れたときにそのマルチメディア会議セッションを続行したいと希望する場合に発生する可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
開示されている主題は、マルチメディア会議エンドポイント転送のために機械で実行される方法に関する。この方法は、1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、複数の参加者装置(participant device)にマルチメディア会議を提供することを含むことができる。この方法は、1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、複数の参加者装置のうちの1つの参加者装置のマルチメディア会議のセッションを転送するための要求を受信することであって、参加者装置が第1のマルチメディア会議機能によって特徴付けられることを更に含むことができる。この方法は、1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、参加者装置に関連する複数のターゲット装置(target device)のリストを参加者装置に提供することを更に含むことができる。この方法は、1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、複数のターゲット装置のうちの1つのターゲット装置に関する指示(indication)を参加者装置から受信することであって、ターゲット装置が参加者装置の第1のマルチメディア会議機能とは異なる第2のマルチメディア会議機能によって特徴付けられることを更に含むことができる。この方法は、1つ又は複数のコンピューティング・デバイスを使用して、マルチメディア会議のセッションを参加者装置からターゲット装置に転送することを更に含むことができる。
【0005】
他の態様では、機械で実行される方法は、第1の装置の1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用して、複数の参加者装置とのマルチメディア会議のためのマルチメディア会議セッションを開始することであって、第1の装置が第1のマルチメディア会議機能によって特徴付けられることを含むことができる。この方法は、第1の装置の1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用して、マルチメディア会議セッションを転送するための要求を提供することを更に含むことができる。この方法は、第1の装置の1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用し、要求をしたことに応答して、マルチメディア会議セッションを転送できる複数の第2の装置のリストを受信することを更に含むことができる。この方法は、第1の装置の1つ又は複数の第1のコンピューティング・デバイスを使用し、受信したことに応答して、複数の第2の装置のうちの1つの第2の装置の選択を提供することであって、第2の装置が第1の装置の第1のマルチメディア会議機能とは異なる第2のマルチメディア会議機能によって特徴付けられることを更に含むことができる。この方法は、第2の装置の1つ又は複数の第2のコンピューティング・デバイスを使用して、第1の装置によって開始されたマルチメディア会議セッションを引き受けるための要求を受信することを更に含むことができる。この方法は、第2の装置の1つ又は複数の第2のコンピューティング・デバイスを使用して、第1の装置によって開始されたマルチメディア会議セッションを引き受けることであって、この引き受けが複数の参加者装置のうちの他の参加者装置に対して透過的に実行されることを更に含むことができる。
【0006】
また、開示されている主題は、マルチメディア会議エンドポイント転送のためのシステムにも関する。このシステムは、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプロセッサによって実行されたときに、複数の参加者装置にマルチメディア会議を提供するステップと、複数の参加者装置のうちの1つの参加者装置のマルチメディア会議のセッションを転送するための要求を受信するステップであって、参加者装置が第1のマルチメディア会議機能によって特徴付けられるステップと、参加者装置に関連する複数のターゲット装置のリストをその参加者装置に提供するステップと、複数のターゲット装置のうちの1つのターゲット装置に関する指示を参加者装置から受信するステップと、マルチメディア会議のセッションを参加者装置からターゲット装置に転送するステップであって、ターゲット装置が参加者装置の第1のマルチメディア会議機能とは異なる第2のマルチメディア会議機能によって特徴付けられるステップとを、1つ又は複数のプロセッサに容易に実行させる命令を含むメモリとを含むことができる。
【0007】
また、開示されている主題は、機械によって実行されたときに、複数の参加者装置にマルチメディア会議を提供することを含むマルチメディア会議エンドポイント転送のための方法を機械に実行させる命令が保管されている機械可読媒体にも関する。この方法は、複数の参加者装置のうちの1つの参加者装置のマルチメディア会議のセッションを転送するよう求める要求を受信することであって、参加者装置が第1のマルチメディア会議機能によって特徴付けられることを更に含むことができる。この方法は、参加者装置に関連する複数のターゲット装置のリストを提供することを更に含むことができる。この方法は、複数のターゲット装置のうちの1つのターゲット装置に関する指示を参加者装置から受信することを更に含むことができる。この方法は、マルチメディア会議のセッションを参加者装置からターゲット装置に転送することであって、ターゲット装置が参加者装置の第1のマルチメディア会議機能とは異なる第2のマルチメディア会議機能によって特徴付けられることを更に含むことができる。
【0008】
主題技術の様々な構成が例示として示され記載されている以下の詳細な説明から主題技術のその他の構成が当業者にとって容易に明らかになることは言うまでもない。認識されるように、主題技術はその他の種々の構成が可能であり、そのいくつかの詳細は、いずれも主題技術の範囲を逸脱せずに、様々なその他の点で変更可能である。従って、図面及び詳細な説明は、限定的なものとしてではなく、本質的に例示的なものと見なすべきである。
【0009】
主題技術の特定の特徴は特許請求の範囲に明記されている。しかし、説明のために、主題技術のいくつかの実施形態が以下の図に明記されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】マルチメディア会議エンドポイント転送システムを実現可能なクライアント・サーバ・ネットワーク環境の一例を示している。
図2】マルチメディア会議エンドポイント転送システムのためのプロセスの一例の流れ図を示している。
図3】マルチメディア会議エンドポイント転送システムのためのプロセスの一例の流れ図を示している。
図4】マルチメディア会議エンドポイント転送システムのためのプロセスの一例の流れ図を示している。
図5】それにより主題技術のいくつかの実現例を実現可能な電子システムを概念的に示している。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に明記されている詳細な説明は、主題技術の様々な構成の説明として意図されており、主題技術を実践可能な構成のみを表すものではない。添付図面は、本明細書に取り入れられ、詳細な説明の一部を構成する。詳細な説明は、主題技術を徹底的に理解するための具体的な詳細を含む。しかし、主題技術が本明細書に明記されている具体的な詳細に限定されず、このような具体的な詳細なしに実践可能であることは、当業者にとって明白かつ明らかになるであろう。いくつかの事例では、主題技術の概念を曖昧にすることを回避するために、周知の構造及び構成要素がブロック図形式で示されている。
【0012】
I.概要
ホステッド・マルチメディア会議(hosted multimedia conferencing)技術は、全く異なる地理的位置に位置し、全く異なる装置、例えば、異なるオペレーティング・システム、異なる画面解像度、異なる処理機能などを有する装置を操作する複数の個人ユーザが、それぞれのユーザが高価なビデオ会議機器を所有する必要なしにマルチメディア会議に携わることを可能とするものである。例えば、ユーザによっては、マルチメディア会議に対応するビデオ・ストリームを表示するためにユーザに対してグラフィカル・ユーザ・インターフェースを提供できる装置などのウェブ・ブラウザ対応装置を使用してホステッド・マルチメディア会議に携わる可能性があり、その他のユーザは、ウェブ・ブラウジングをサポートしていないアナログ電話又は携帯電話などのウェブに対応していない装置を使用してホステッド・マルチメディア会議に携わる可能性がある。このように、ホステッド・マルチメディア会議では、異なるマルチメディア会議機能を備えた装置を有する複数のユーザが、それぞれのユーザの装置のマルチメディア会議機能にかかわらず、パネルディスカッション、複数名での面談、又は講習に参加するなどのために、(それぞれのユーザの装置の機能次第で)互いに見たり及び/又は聞いたりすることができる。
【0013】
ホスティング装置(hosting device)は複数の参加者間のマルチメディア会議をホストすることができる。ホスティング装置は、サーバ、参加者の1つ若しくは複数の装置、又はこれらの任意の組み合わせにすることができる。いくつかの事例では、参加者は、第1の装置を介してマルチメディア会議に参加するためのセッションを開始することができるが、その後、第2の装置にそのマルチメディア会議セッションを転送したいと希望する可能性がある。第2の装置は、第1の装置とは異なるマルチメディア会議機能を有する可能性がある。ある装置のマルチメディア会議機能は、一般に、その装置がビデオ及び/又はオーディオ・ストリームを提供するか、及び/又は、ビデオ及び/又はオーディオ・ストリームを受信することができるかどうかを示すことができる。ある装置のマルチメディア会議機能は、その装置がディスプレイ、カメラ、公衆交換電話網インターフェース、パケット交換網インターフェースを含むかどうかなどのその装置のハードウェア属性、その装置にとって使用可能なアップリンク及び/又はダウンリンク帯域幅などのその装置に対応する帯域幅属性、又は一般にその装置の任意の属性、或いはその装置を介するマルチメディア会議へのユーザの参加に影響を及ぼす可能性のある任意の外因に基づいて決定することができる。
【0014】
例えば、あるユーザは、自分の職場用デスクトップ・コンピュータなど、ビデオ及びオーディオ・ストリームを提供し受信できる第1の装置を使用してマルチメディア会議セッションを開始することができるが、その後、そのユーザは、自分の携帯電話又はアナログ電話など、ビデオ及び/又はオーディオ・ストリームを提供及び/又は受信できない第2の装置を使用して自分のマルチメディア会議セッションを続行したいと希望する可能性がある。この例では、ユーザは、自分の職場用コンピュータ上でマルチメディア会議セッションを終了し、自分の携帯電話を使用して第2のマルチメディア会議セッションを開始することができるであろう。しかし、この遷移はシームレスではないと思われるので、ユーザは、自分の職場用コンピュータ上でマルチメディア会議セッションを終了し、自分のモバイル装置上で第2のマルチメディア会議セッションを開始するために必要な時間のために、マルチメディア会議の一部分を逸する可能性がある。更に、ユーザが自分のマルチメディア会議セッションを終了し、その後、第2のマルチメディア会議セッションを開始する場合、マルチメディア会議の他の参加者を混乱させ及び/又は困惑させるものになる可能性がある。
【0015】
他の例では、ユーザは、自分の職場用コンピュータ上でマルチメディア会議セッションを終了する前に、自分の携帯電話から第2のマルチメディア会議セッションを開始することにより、マルチメディア会議の一部分を逸するのを回避することができる。しかし、この遷移は依然としてシームレスではないと思われるので、マルチメディア会議の他の参加者は、ユーザが2つの別個の装置を介してアクティブな2つの同時に存在するマルチメディア会議セッションを有することにより、困惑する可能性がある。
【0016】
更に、いくつかの事例では、例えば、どのユーザでもマルチメディア会議に加わることができるなどのようにマルチメディア会議は公衆に対して開放されている可能性があるが、例えば、任意の所与の時間に最大数のユーザのみがマルチメディア会議に参加することができるなどのように容量は制御されることができる。例えば、著名人とのマルチメディア会議は公衆に対して開放されている可能性があるが、容量は制限され、限られた数のユーザのみが著名人とのマルチメディア会議に参加できるようになっている。この例では、マルチメディア会議がその最大容量に達した場合、ホスティング装置は第2のマルチメディア会議セッションを別個のセッションとして識別する可能性があるので、ユーザは、自分の職場用コンピュータを介してアクティブなマルチメディア会議セッションを有する間に自分の携帯電話から第2のマルチメディア会議セッションを開始することができない可能性がある。同様に、ユーザが、その最大容量に達している容量が制御されたマルチメディア会議に参加していて、ユーザが自分の職場用コンピュータ上でそのマルチメディア会議セッションを終了した場合、ユーザが自分のモバイル装置から第2のマルチメディア会議セッションを開始できる前に、他のユーザが前のマルチメディア会議に加わることができる。この例では、他のユーザが加わった後、マルチメディア会議がその最大容量に達すると思われるので、ユーザは自分の携帯電話から第2のマルチメディア会議セッションを開始できないと思われる。
【0017】
マルチメディア会議エンドポイント転送システムでは、マルチメディア会議の参加者は、ホスティング装置が自分のマルチメディア会議セッションを、他のコンピュータ、モバイル装置、アナログ電話、又は一般にマルチメディア会議に接続できる任意のエンドポイント装置などのターゲット・エンドポイント装置にシームレスに転送することを要求することができる。ユーザの要求に応答して、ホスティング装置は、ユーザのマルチメディア会議セッションを現在転送できるアクティブ・ターゲット装置のリストをユーザに提供することができる。例えば、ユーザが現在、グラフィカル・ユーザ・インターフェースをサポートしている装置を介してマルチメディア会議に参加している場合、ホスティング装置は、ユーザのマルチメディア会議セッションを現在転送できるアクティブ・ターゲット装置のグラフィカル・リストを提供することができる。これに代わって又は加えて、ユーザが現在、ディスプレイなしのアナログ電話など、グラフィカル・ユーザ・インターフェースをサポートしていない装置を介してマルチメディア会議に参加している場合、ホスティング装置は、対話型音声応答システムなどの対話型応答システムを介してアクティブ・ターゲット装置のリストを提供することができる。
【0018】
ホスティング装置は、ユーザが以前、ホスティング装置に登録した装置又はユーザが以前、ホステッド・マルチメディア会議アプリケーションなど、ホスティング装置によってホストされるアプリケーションに登録した装置など、ユーザに関連付けられた1つ又は複数の装置に基づいて、ユーザのマルチメディア会議セッションを現在転送できるアクティブ・ターゲット装置のリストを生成することができる。ホスティング装置は、装置がアクティブ又はオンラインであるかどうか、及び/又は、装置がビデオ・ストリーム及び/又はオーディオ・ストリームを提供及び/又は受信できるかどうかなど、登録された装置の状態及び/又はマルチメディア会議機能を連続的に評価することができる。例えば、ホスティング装置は、登録された装置に対してアクティブにピングする(ping)か、又はその他の方法で、登録された装置にアクティブにコンタクトして、登録された装置の状態及び/又は機能を評価することができる。従って、それぞれの登録された装置の状態に基づいて、ホスティング装置は、ユーザのマルチメディア会議セッションを現在転送できるアクティブ・ターゲット装置のリストを生成することができる。
【0019】
ホスティング装置からアクティブ・ターゲット装置のリストを受信したことに応答して、ユーザは、自分のマルチメディア会議セッションを転送したいと希望するターゲット装置を選択することができる。ユーザの装置は、ユーザの選択の指示をホスティング装置に送信することができる。これに代わって又は加えて、ユーザがホスティング装置によって提供されたリストに含まれない装置に自分のマルチメディア会議セッションを転送したいと希望する場合、ユーザは、電話番号、インターネット・プロトコル(IP)アドレス、又は一般にターゲット装置に接触するためにホスティング装置によって使用できる任意の識別子など、自分のマルチメディア会議セッションを転送したいと希望するターゲット装置にコンタクトするための装置識別子を提供することができる。
【0020】
ユーザからターゲット装置のうちの1つの選択を受信すると、ホスティング装置はターゲット装置のマルチメディア会議機能を決定することができる。例えば、ホスティング装置は、公衆交換電話網インターフェース、パケット交換網インターフェース、又はその他の通信インターフェースなど、ターゲット装置上で使用可能及び/又はアクティブである通信インターフェースを決定することができる。次に、ホスティング装置は、ターゲット装置上で使用可能な通信インターフェースから決定された通信メカニズムを介してターゲット装置に転送要求メッセージを提供することができる。例えば、ホスティング装置は、ターゲット装置がパケット交換網インターフェースを含む場合、パケット交換網によりデータ・メッセージを送信することができる。これに代わって又は加えて、ターゲット装置が公衆交換電話網インターフェースのみを含む場合、ホスティング装置はターゲット装置との間で電話呼び出しを開始することができる。これに代わって又は加えて、ホスティング装置は、ホスティング装置がターゲット装置との接続を確立しようと試みていることを示す指示をユーザの初期装置に伝達することもできる。
【0021】
ホスティング装置から転送要求メッセージを受信したことに応答して、ターゲット装置は、ホスティング装置との接続を確立するか、及び/又はホスティング装置に確認メッセージを送信することができる。例えば、確認メッセージは、ターゲット装置が転送要求メッセージを受信したこと、及び、ユーザに対してアラート・メッセージを表示するか又はユーザに対して可聴アラートを提供することなどによりターゲット装置が転送要求についてユーザに知らせたこと、を示すことができる。
【0022】
アラートを受信すると、ユーザは、ディスプレイ上の「受諾」ボタンをクリックすることによるか、電話のキーパッド上のボタンを押すことによるか、音声コマンドを提供することによるか、又は一般にユーザが転送を受諾したことを示すことができる任意の入力メカニズムを介して、ターゲット装置上で転送要求を受諾することができる。転送が受諾されることをユーザが示した場合、ターゲット装置は、ユーザの受諾をホスティング装置に伝達することができる。ユーザの受諾をターゲット装置から受信すると、ホスティング装置は、ターゲット装置のマルチメディア会議機能、例えば、ターゲット装置がビデオ及び/又はオーディオ・ストリームを提供及び/又は受信できるかどうかを識別することができる。次に、ホスティング装置は、ターゲット装置上で使用可能な通信インターフェースや、装置がオーディオ及び/又はビデオ・ストリームを提供及び/又は受信できるかどうかなどの、ターゲット装置のマルチメディア会議機能に応じて、マルチメディア会議セッションのパラメータを調整することができる。
【0023】
ホスティング装置は、実質的にシームレスな方法でマルチメディア会議セッションをターゲット装置に転送するために、ターゲット装置を反映するように、マルチメディア会議セッションに関連するエンドポイント装置を調整することができる。次に、ターゲット装置は、ユーザの初期装置からマルチメディア会議セッションを引き受けることができる。ホスティング装置は、ターゲット装置へのマルチメディア会議セッションの転送を管理するので、実質的にシームレスでマルチメディア会議の他の参加者にとって透過的な転送を提供することができる。この点に関しては、ユーザの初期装置は、ユーザのマルチメディア会議セッションがターゲット装置に転送されたときに自動的にマルチメディア会議から切断されることができる。
【0024】
これに代わって又は加えて、ホスティング装置により、ユーザは、初期装置からマルチメディア会議セッションを引き受けることによりターゲット装置上で転送を受諾すること、或いはターゲット装置上で転送を受諾して初期装置上でマルチメディア会議セッションを維持することを希望するかどうかを示すことができる。ユーザがターゲット装置上で転送を受諾して初期装置上でマルチメディア会議セッションを維持すると決定した場合、ホスティング装置は、転送を管理するので、複数のマルチメディア会議セッションが同じユーザに属していることを識別することができる。このため、ホスティング装置により、ユーザは、その容量に達している容量が制御されたマルチメディア会議の場合でも、初期装置とターゲット装置の両方でマルチメディア会議セッションを維持することができる。
【0025】
これに代わって又は加えて、ユーザの初期装置及びターゲット装置が異なるマルチメディア会議機能を有する場合、ホスティング装置は、他の参加者に転送を通知することができる。例えば、ユーザの初期装置が、カメラ付きコンピュータなど、ビデオ・ストリームを提供できるが、ユーザのターゲット装置が、アナログ電話など、ビデオ・ストリームを提供できない場合、マルチメディア会議の他の参加者はもはやユーザに関するビデオ・ストリームを受信することができない。この事例では、ホスティング装置は、ユーザがビデオ・ストリームを提供できない装置に自分のマルチメディア会議セッションを転送し、従って、参加者はもはやユーザに関するビデオ・ストリームを受信できなくなるという通知を他の参加者に提供することができる。このようにして、他の参加者は、ユーザに関するビデオ・ストリームの喪失が自分のエンドポイント装置又はホスティング装置に関する技術的問題によるものではないことを気付かされることができる。逆に、ユーザの初期装置がビデオ・ストリームを提供できないが、ターゲット装置がビデオ・ストリームを提供できる場合、ホスティング装置は、ユーザがビデオを提供できる装置に自分のマルチメディア会議セッションを転送し、従って、ユーザに関するビデオ・ストリームが使用可能であるという通知を他の参加者に提供することができる。
【0026】
これに代わって又は加えて、ユーザの初期装置は、ピアツーピア接続など、ターゲット装置との直接接続を確立することができ、ピアツーピア接続を介してマルチメディア会議セッションをターゲット装置にハンドオフすることができる。この例では、初期装置及びターゲット装置は転送の進捗状況に関する状況通知をホスティング装置に提供することができ、及び/又は、初期装置及び/又はターゲット装置はホスティング装置と制御メッセージを交換することができる。このように、ホスティング装置は、マルチメディア会議の他の参加者にとって透過的なシームレス転送を提供するために、マルチメディア会議の転送を依然として管理することができる。
【0027】
説明のために、本明細書に記載されているエンドポイント転送システムは、マルチメディア会議サービスに関連して論じられている。しかし、エンドポイント転送システムは、ストリーミング・ビデオ・サービス、オンライン・ゲーム・サービス、又は一般にシームレス装置転送が望ましい任意のサービスなど、任意のホステッド・サービスで実現することができる。例えば、オンライン・ゲーム・サービスを介して自分の自宅用デスクトップ・コンピュータ上でマルチプレーヤ・オンライン・ゲームに参加しているか又はストリーミング・ビデオ・サービスを介してストリーミング・ビデオを見ているユーザは、例えば、ユーザが自宅を離れる必要がある場合、自分のオンライン・ゲーム・セッション又は自分のストリーミング・ビデオ・セッションを、タブレット又はその他のモバイル装置などの他の装置に転送したいと希望する可能性がある。この例では、オンライン・ゲーム・サービス、ストリーミング・ビデオ・サービス、又は任意の同様のサービスをホストするサーバは、マルチメディア会議セッションについて本明細書に記載されているものと同じ方法で、ユーザのオンライン・ゲーム・セッション、ストリーミング・ビデオ・セッション、又は任意のその他のセッションの転送を実行/管理することができる。
【0028】
II.マルチメディア会議エンドポイント転送システムを提供するためのクライアント・サーバ・ネットワーク環境の例
図1は、マルチメディア会議エンドポイント転送システムを実現可能なクライアント・サーバ・ネットワーク環境の一例を示している。ネットワーク環境100は、ネットワーク108などによりサーバ110に通信可能に接続されたいくつかの電子装置102、103、104、106を含むことができる。他の例では、電子装置102、103、104、106は、ネットワーク108などにより互いに通信可能に接続されるが、サーバ110には通信可能に接続されない可能性がある。ネットワーク108は、公衆通信網(インターネット、セルラー・データ・ネットワーク、電話網によるダイヤルアップ・モデムなど)又は専用通信網(私設ローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)、専用回線など)にすることができる。また、ネットワーク108は、バスネットワーク、星状ネットワーク、環状ネットワーク、網目状ネットワーク、星状バスネットワーク、木状又は階層ネットワークなどを含むネットワーク・トポロジのうちの任意の1つ又は複数を含むことができるが、これらに限定されない。
【0029】
いくつかの実施形態例では、電子装置102、103、104、及び106は、ラップトップ又はデスクトップ・コンピュータ、スマートフォン、携帯情報端末(「PDA」)、ポータブル・メディア・プレーヤ、タブレット・コンピュータ、1つ又は複数のプロセッサがそこに結合されているか及び/又はそこに組み込まれているテレビジョン又はその他のディスプレイ、或いはウェブ・ページ又はウェブ・アプリケーションを表示するために使用できるその他の適切なコンピューティング・デバイスなどのコンピューティング・デバイスにすることができる。図1の例では、電子装置102はデスクトップ・コンピュータとして描写され、電子装置103、104はスマートフォンとして描写され、電子装置106はタブレット装置として描写されている。
【0030】
一例では、サーバ110は1つ又は複数の処理装置112とデータ・ストア114とを含む。1つ又は複数の処理装置112は、例えば、電子装置102、104、106のうちの1つ又は複数にマルチメディア会議エンドポイント転送システムを提供するために、データ・ストア114に保管されたコンピュータ命令を実行する。データ・ストア114は、非一時的コンピュータ可読媒体上にコンピュータ命令を保管することができる。
【0031】
一例では、サーバ110は、コンピュータ・サーバなどの単一のコンピューティング・デバイスにすることができる。他の例では、サーバ110は、サーバ・コンピュータのアクションを実行するために一緒に機能する2つ以上のコンピューティング・デバイス(複数コンピュータのクラウド及び/又は分散システムなど)を表すことができる。他の例では、サーバ110は、様々なデータベース、ストレージ・サービス、又はその他のコンピューティング・デバイスと結合することができる。サーバ110及び結合されたデータベース、ストレージ・サービス、又はその他のコンピューティング・デバイスは、同一位置にある場合もあれば、全く異なる位置にある場合もある。
【0032】
電子装置102、103、104、106とサーバ110との間の通信は、ハイパーテキスト転送プロトコル(「HTTP」)通信プロトコルを介して容易に実行することができる。電子装置102、103、104、106とサーバ110との間の通信の一部又は全部のために、例えば、拡張可能メッセージング・プレゼンス・プロトコル(XMPP)通信を含むその他の通信プロトコルも使用することができる。他の例では、電子装置102、103、104、106は、サーバ110と通信せずに互いに通信可能でありうる。
【0033】
電子装置102、103、104、106と対話しているユーザはマルチメディア会議に参加することができる。本明細書で使用する「マルチメディア会議」という語句は、その平易かつ普通の意味を包含するものであり、その平易かつ普通の意味に含まれない場合、電子装置102、103、104、106のうちの2つ以上の間のテレビ会議を指すこともでき、このとき、それぞれの電子装置102、103、104、106はビデオ及び/又はオーディオ・ストリームを送信し、それぞれの電子装置102、103、104、106は電子装置102、103、104、106のうちの少なくとも1つの他の電子装置からビデオ及び/又はオーディオ・ストリームを受信する。従って、電子装置102、103、104、106は、カメラ又はビデオ及び/又はオーディオを取り込むためのその他の装置を含むか、又は、それに結合されることができ、ビデオを見るか及び/又はオーディオを聞くための出力装置を含むことができる。
【0034】
また、電子装置102、103、104、106はエンドポイント装置と呼ぶこともできる。本明細書で使用する「エンドポイント装置」という語句は、その平易かつ普通の意味を包含するものであり、その平易かつ普通の意味に含まれない場合、オーディオ・ストリーム及び/又はビデオ・ストリームを他の装置に提供するか、及び/又は、オーディオ・ストリーム及び/又はビデオ・ストリームを他の装置から受信することができる任意の装置など、マルチメディア会議に参加できる任意の装置を指すこともできる。
【0035】
一例では、電子装置102、103、104、106は、マルチメディア会議に参加するために、サーバ110とのマルチメディア会議セッションを確立することができる。本明細書で使用する「マルチメディア会議セッション」という語句は、その平易かつ普通の意味を包含するものであり、その平易かつ普通の意味に含まれない場合、マルチメディア会議に関する電子装置102、104、106とサーバ110との間の対話、並びにその対話に関連する任意のデータ、状態情報、及び/又は制御情報を指すこともできる。
【0036】
一例では、電子装置102、103、104、106と対話しているユーザがサーバ110によってホストされるマルチメディア会議に参加している場合、電子装置102、103、104、106は、オーディオ・ストリーム及び/又はビデオ・ストリームをサーバ110に送信することができる。本明細書で使用する「ホスティング装置」という語句は、その平易かつ普通の意味を包含するものであり、その平易かつ普通の意味に含まれない場合、マルチメディア会議をホストする装置を指すこともできる。サーバ110などのホスティング装置は、それぞれの電子装置102、103、104、106のオーディオ・ストリーム及び/又はビデオ・ストリームを他の電子装置102、103、104、106に送信することができる。
【0037】
動作時に、サーバ110は、マルチメディア会議をホストすることなどにより、マルチメディア会議を電子装置102、104、106に提供することができる。電子装置102、104、106はそれぞれ、マルチメディア会議に参加するために、サーバ110とのマルチメディア会議セッションを確立することができる。電子装置102など、電子装置102、104、106のうちの1つと対話しているユーザは、ユーザが自分のマルチメディア会議セッションを他の装置に転送したいと希望することを示す要求をサーバ110に送信することができる。
【0038】
電子装置102から転送要求を受信したことに応答して、サーバ110は、ユーザが自分のマルチメディア会議を転送できるアクティブ・ターゲット装置のリストを検索及び/又は生成することができる。一例では、サーバ110は、マルチメディア会議に参加しているそれぞれのユーザについてアクティブ・ターゲット装置のリストを維持することができる。サーバ110は、それぞれのターゲット装置がアクティブであることを検証するために及び/又はそれぞれのターゲット装置のマルチメディア会議機能を決定するために、それぞれのユーザのターゲット装置の状態及びマルチメディア会議機能を連続的に決定することができる。それぞれのユーザに関するアクティブ・ターゲット装置のリストを維持するプロセスについては、以下の図4において更に論ずる。
【0039】
本明細書で使用する「マルチメディア会議機能」という語句は、その平易かつ普通の意味を包含するものであり、その平易かつ普通の意味に含まれない場合、装置がディスプレイ、カメラ、公衆交換電話網インターフェース、パケット交換網インターフェース、装置の処理リソース、又は任意のその他の属性を含むかどうかなど、マルチメディア会議に参加している間に使用できる装置の任意の属性、及び/又は、装置とサーバ110との間のチャネル条件、装置にとって使用可能なアップリンク及び/又はダウンリンク帯域幅、又は任意のその他の外因など、マルチメディア会議への装置の参加に影響を及ぼす可能性のある任意の外因を指すこともできる。
【0040】
サーバ110はアクティブ・ターゲット装置のリストを電子装置102に提供することができる。電子装置102と対話しているユーザは、電子装置103など、リストからアクティブ・ターゲット装置を選択することができる。電子装置102はユーザの選択をサーバ110に伝達することができる。マルチメディア会議セッションの転送を要求するプロセスについては、以下の図3において更に論ずる。次に、サーバ110は、電子装置102から電子装置103へのマルチメディア会議セッションの転送を管理することができ、その転送がシームレスでマルチメディア会議に参加している他のユーザにとって透過的なものになる。電子装置102などの第1のエンドポイント装置から電子装置103などの第2のエンドポイント装置にマルチメディア会議セッションを転送するプロセスについては、以下の図2において更に論ずる。
【0041】
III.マルチメディア会議エンドポイント転送システムのためのプロセスの例
図2は、マルチメディア会議エンドポイント転送システムのためのプロセスの一例200の流れ図を示している。ブロック202では、サーバ110などのホスティング装置は、マルチメディア会議又はその他のホステッド・サービスを、電子装置102、104、106などの1つ又は複数の参加者装置に提供する。例えば、電子装置102、104、106はそれぞれ、サーバ110との個別マルチメディア会議セッションを確立することができる。電子装置102、104、106のそれぞれは、マルチメディア会議セッションを確立している間にそのマルチメディア会議機能をサーバ110に提供する場合もあれば、サーバ110は、電子装置102、104、106のそれぞれのマルチメディア会議機能をその他の方法で決定する場合もある。サーバ110は、電子装置102、104、106のそれぞれのマルチメディア会議機能をデータ・ストア114などに保管することができる。次に、サーバ110は、電子装置102、104、106のそれぞれのマルチメディア会議機能次第で、電子装置102、104、106のうちの1つ又は複数からオーディオ及び/又はビデオ・ストリームを受信することができる。サーバ110は、電子装置102、104、106のそれぞれのマルチメディア会議機能次第で、電子装置102、104、106のそれぞれから受信したオーディオ及び/又はビデオ・ストリームを他の電子装置102、104、106のうちの1つ又は複数に提供することができる。
【0042】
ブロック204では、サーバ110は、そのマルチメディア会議セッションを他のエンドポイント装置に転送するよう求める要求を電子装置102などの参加者装置から受信する。ブロック206では、転送要求を受信したことに応答して、サーバ110は、電子装置102に関連するアクティブ・ターゲット装置のリストを提供する。アクティブ・ターゲット装置のリストは、電子装置102のマルチメディア会議セッションを現在転送できる装置を表すことができる。例えば、電子装置102がグラフィカル・ユーザ・インターフェースを含む場合、サーバ110は、電子装置102のマルチメディア会議セッションを現在転送できるアクティブ・ターゲット装置のグラフィカル・リストを提供することができる。これに代わって又は加えて、電子装置102が、ディスプレイなしのアナログ電話など、グラフィカル・ユーザ・インターフェースをサポートしていない場合、サーバ110は、対話型音声応答システムなどの対話型応答システムを介してアクティブ・ターゲット装置のリストを電子装置102に提供することができる。
【0043】
一例では、電子装置102に関連する装置のリストは、電子装置102と対話しているユーザが以前、サーバ110に登録した装置又は当該ユーザが以前、ホステッド・マルチメディア会議アプリケーションなど、サーバ110によってホストされるアプリケーションに登録した装置を含むことができる。例えば、電子装置102に提供されたターゲット装置のリストは電子装置103を含むことができる。サーバ110は、装置がアクティブ又はオンラインであるかどうか、及び/又は、装置がビデオ・ストリーム及び/又はオーディオ・ストリームを提供及び/又は受信できるかどうかなど、登録された装置の状態及び/又は機能を連続的に評価することができる。例えば、サーバ110は、登録された装置に対してアクティブにピングするか、又はその他の方法で登録された装置にアクティブにコンタクトして、登録された装置の状態及び/又は機能を評価することができる。アクティブ・ターゲット装置のリストを維持するプロセスについては、以下の図4において更に論ずる。
【0044】
ブロック208では、サーバ110は電子装置102から1つのターゲット装置の選択を受信する。例えば、サーバ110は、電子装置103など、リストされたアクティブ・ターゲット装置のうちの1つの選択を受信することができる。これに代わって又は加えて、サーバ110は、アクティブ・ターゲット装置のリスト上に含まれないターゲット装置のIDを受信することもできる。例えば、サーバ110は、ターゲット装置に関連する電話番号、ターゲット装置に関連するインターネット・プロトコル(IP)アドレス、又は一般にターゲット装置に接触するためにサーバ110によって使用できる任意のIDを受信することができる。
【0045】
ブロック210では、サーバ110は、電子装置103など、選択されたターゲット装置との接続を確立する。電子装置103との接続を確立するために、サーバ110は、電子装置103の通信機能など、電子装置103のマルチメディア会議機能を決定することができる。例えば、サーバ110は、公衆交換電話網インターフェース、パケット交換網インターフェース、又はその他の通信インターフェースなど、電子装置103上で使用可能及び/又はアクティブである通信インターフェースを決定することができる。
【0046】
次に、サーバ110は、電子装置103上で使用可能な通信インターフェースから決定された通信メカニズムを介して電子装置103に転送要求メッセージを提供することができる。一例では、サーバ110は、電子装置103がパケット交換網インターフェースを含む場合にパケット交換網によりデータ・メッセージを送信することができる。これに代わって又は加えて、電子装置103が公衆交換電話網インターフェースのみを含む場合、サーバ110は電子装置103との間で電話呼び出しを開始することができる。これに代わって又は加えて、サーバ110は、サーバ110が電子装置103との接続を確立しようと試みていることを示す指示を電子装置102に送信することもできる。電子装置103との接続を確立すると、サーバ110はブロック212に移行することができる。
【0047】
ブロック212では、サーバ110は、電子装置102などの参加者装置から電子装置103などのターゲット装置にマルチメディア会議セッションを転送する。転送を開始する前に、サーバ110は、電子装置103のマルチメディア会議機能、例えば、電子装置103がビデオ及び/又はオーディオ・ストリームを提供及び/又は受信できるかどうかを識別することができる。次に、サーバ110は、電子装置103上で使用可能な通信インターフェース、電子装置103がオーディオ及び/又はビデオ・ストリームを提供及び/又は受信できるかどうかなど、電子装置103のマルチメディア会議機能に応じて、電子装置102のマルチメディア会議セッションのパラメータを調整することができる。次に、サーバ110は、実質的にシームレスな方法でマルチメディア会議セッションを電子装置103に転送するために、電子装置102のマルチメディア会議セッションに関連するエンドポイント装置を電子装置103に変更することができる。エンドポイント装置を電子装置103に変更すると、サーバ110は、マルチメディア会議の他の参加者のオーディオ及び/又はビデオ・ストリームを、電子装置102ではなく電子装置103にリダイレクトすることができる。また、サーバ110は、電子装置103ではなく電子装置103からオーディオ及び/又はビデオ・ストリームを受信することもできる。この点に関しては、電子装置102は、転送が完了したときにマルチメディア会議から切断されることができる。
【0048】
これに代わって又は加えて、サーバ110は、両方の電子装置102、103をマルチメディア会議セッションに関連付けることができる。この事例では、サーバ110は、他の参加者のオーディオ及び/又はビデオ・ストリームを両方の電子装置102、103に送信することができる。従って、電子装置102、103に関連するユーザは、電子装置102、103のいずれか一方又は両方からマルチメディア会議にアクセスすることができる。サーバ110は、電子装置102、103の両方が同じユーザに関連付けられていると把握しているので、電子装置102、103はマルチメディア会議の他の参加者に対して別個の装置として表示される可能性はない。これに代わって又は加えて、サーバ110は、電子装置103のために別個のマルチメディア会議セッションを開始することができる。この事例では、サーバ110は、電子装置102、103のマルチメディア会議セッション間の関連付けを保管することができ、サーバ110はマルチメディア会議セッションが同じユーザに関連付けられていると判断することができる。
【0049】
この事例では、サーバ110は両方のマルチメディア会議セッションが同じユーザに関連付けられていると判断することができるので、サーバ110は、マルチメディア会議が容量が制御され、その最大容量に達しているときでも、そのユーザが複数のマルチメディア会議セッションをオープンにしておくことを可能にすることができる。換言すれば、マルチメディア会議がその容量に達しているので、新しいユーザがそのマルチメディア会議に関するマルチメディア会議セッションを開始することをサーバ110が可能にしない場合でも、サーバ110は、ユーザが電子装置103から第2のマルチメディア会議セッションを開始することを依然として可能にすることができる。
【0050】
これに代わって又は加えて、電子装置102、103が異なるマルチメディア会議機能によって特徴付けられる場合、サーバ110は、他の電子装置104、106にユーザのマルチメディア会議セッションの転送を通知することができる。例えば、電子装置102が、カメラ付きコンピュータなどであり、ビデオ・ストリームを提供できるが、電子装置103が、アナログ電話などであり、ビデオ・ストリームを提供できない場合、電子装置104、106はもはや電子装置103を介してマルチメディア会議にアクセスしているユーザに関するビデオ・ストリームを受信することができない。この事例では、サーバ110は、以前、電子装置102を介してマルチメディア会議にアクセスしていたユーザが自分のマルチメディア会議セッションを、電子装置103など、ビデオ・ストリームを提供できない装置に転送し、従って、電子装置104、106はもはやユーザに関するビデオ・ストリームを受信できなくなるという通知を他の電子装置104、106に提供することができる。このように、電子装置104、106は、ユーザに関するビデオ・ストリームの喪失が技術的問題によるものではないことを把握する可能性がある。
【0051】
逆に、電子装置102がビデオ・ストリームを提供できないが、電子装置103がビデオ・ストリームを提供できる場合、サーバ110は、以前、電子装置102を介してマルチメディア会議にアクセスしていたユーザがビデオを提供できる装置に自分のマルチメディア会議セッションを転送し、従って、ユーザに関するビデオ・ストリームが使用可能であるという通知を電子装置104、106に提供することができる。
【0052】
図3は、マルチメディア会議エンドポイント転送システムのためのプロセスの一例300の流れ図を示している。ブロック302では、ユーザは、電子装置102などの第1の装置を使用してマルチメディア会議セッションを開始することにより、マルチメディア会議に加わる。例えば、ユーザは、サーバ110とのマルチメディア会議セッションを開始することができる。ブロック304では、電子装置102は、ユーザが自分のマルチメディア会議セッションを転送したいと希望することを示す要求をサーバ110に提供する。ブロック306では、電子装置102は、サーバ110によってアクティブとして検証されたターゲット装置など、アクティブとして検証されたターゲット装置のリストをサーバ110から受信する。
【0053】
ブロック308では、電子装置102は、アクティブ・ターゲット装置のリストから1つのターゲット装置の選択を提供する。例えば、ユーザは、電子装置102の入力装置を使用することなどにより、アクティブ・ターゲット装置のリストからアクティブ・ターゲット装置のうちの1つを選択することができる。これに代わって又は加えて、ユーザは、ターゲット装置のインターネット・プロトコル(IP)アドレス、ターゲット装置の電話番号、ターゲット装置の媒体アクセス制御(MAC)アドレス、又は一般にターゲット装置との接続を確立するためにサーバ110によって使用できる任意の情報など、アクティブ・ターゲット装置のリスト上に含まれていないターゲット装置に関するコンタクト情報及び/又は識別情報を提供することができる。
【0054】
ブロック310では、電子装置103などのターゲット装置は、サーバ110などから、マルチメディア会議セッションを引き受けるための要求を受信する。ブロック312では、電子装置102のマルチメディア会議セッションが電子装置103によって引き受けられる。例えば、電子装置102などの第1の装置を介してマルチメディア会議にアクセスしているユーザは、電子装置103のディスプレイ上の「受諾」ボタンをクリックすることによるか、電子装置103の電話のキーパッド上のボタンを押すことによるか、又は一般にユーザが電子装置103上で転送を受諾したことを示すことができる任意の入力メカニズムを介して、電子装置103上で転送要求を受諾及び/又は確認することができる。ユーザが電子装置103上で転送を受諾したことに応答して、サーバ110は、マルチメディア会議セッションに関連するエンドポイントを電子装置103に変更することができ、マルチメディア会議セッションが電子装置102から電子装置103によって引き受けられるようになる。
【0055】
これに代わって又は加えて、電子装置103によって受信された要求は、電子装置102からマルチメディア会議セッションを引き受けることにより電子装置103上で転送を受諾したいと希望するか、又は電子装置103上で転送と受諾して電子装置102上でマルチメディア会議セッションを維持したいと希望するかどうかをユーザが示すことを可能にする追加のオプションを含むことができる。ユーザが、電子装置102上でマルチメディア会議セッションを維持している間に、電子装置103上で転送を受諾した場合、ユーザは、電子装置102、103のいずれか一方を介してマルチメディア会議にアクセスすることができる。これに代わって、ユーザが、電子装置103上でマルチメディア会議セッションを引き受けることにより転送を受諾した場合、転送の完了時に電子装置102のマルチメディア会議セッションを終了することができる。
【0056】
図4は、マルチメディア会議エンドポイント転送システムのためのプロセスの一例400の流れ図を示している。ブロック402では、ユーザのアクティブ・ターゲット装置の状態を維持する責任がある装置は、1人又は複数のユーザなどに関するターゲット装置のリストを識別する。例えば、サーバ110は、データ・ストア114からターゲット装置のリストを検索することができる。ブロック404では、サーバ110はターゲット装置のリストから第1のターゲット装置を選択する。ブロック406では、サーバ110は、第1のターゲット装置に状況要求メッセージを送信することなどにより、第1のターゲット装置に対してピングする。
【0057】
本明細書で使用する「ピング」という用語は、その平易かつ普通の意味を包含するものであり、その平易かつ普通の意味に含まれない場合、装置がアクティブ、例えば、オンラインであるか、又は非アクティブ、例えば、オフラインであるかなど、ターゲット装置の状態を決定するための任意のメカニズム及び/又はターゲット装置のマルチメディア会議機能を決定するための任意のメカニズムを指すこともできる。
【0058】
ブロック408では、サーバ110は、ターゲット装置から応答が受信されたかどうかを判断する。例えば、サーバ110は、タイムアウト期間などの所定の長さの時間、ターゲット装置から応答を待つことができる。ブロック408で、ターゲット装置から応答が受信されたとサーバ110が判断した場合、サーバ110はブロック410に移行する。ブロック410では、サーバ110は、ターゲット装置がアクティブ状態であるという指示をデータ・ストア114などに保管する。
【0059】
これに代わって又は加えて、サーバ110は、ターゲット装置から受信した応答を処理して、ターゲット装置の状態に関する任意の追加の情報及び/又はターゲット装置のマルチメディア会議機能に関する任意の追加の情報を決定することができる。例えば、ターゲット装置に送信された状況要求メッセージは、ターゲット装置がそのマルチメディア会議機能を提供するための要求も含むことができる。この例では、ターゲット装置から受信した応答は、ターゲット装置がオーディオ及び/又はビデオ・ストリームを提供できるかどうか、装置がオーディオ及び/又はビデオ・ストリームを受信できるかどうか、装置上で使用可能な通信インターフェース、ターゲット装置にとって使用可能な処理リソース、又は一般にターゲット装置の任意のその他の属性など、ターゲット装置のマルチメディア会議機能に関する情報を含むことができる。また、応答は、サーバ110とターゲット装置との間のチャネル条件の指示及び/又はターゲット装置にとって使用可能な帯域幅の指示を含むこともできる。サーバ110は、応答から決定される任意の追加の情報をデータ・ストア114などに保管する。
【0060】
ブロック408で、タイムアウト期間などの所定の長さの時間が切れる前にターゲット装置から応答が受信されていないとサーバ110が判断した場合、サーバ110はブロック412に移行する。ブロック412では、サーバ110は、ターゲット装置が現在アクティブ状態ではないという指示をデータ・ストア114などに保管する。ブロック414では、サーバ110は、ターゲット装置のリスト内に任意の追加のターゲット装置が存在するかどうかを判断する。ブロック414で、ターゲット装置のリスト内に追加のターゲット装置が存在するとサーバ110が判断した場合、サーバ110はブロック416に移行する。ブロック416では、サーバ110は、ターゲット装置のリスト内の次のターゲット装置を選択する。次に、サーバ110は、ブロック406に移行し、次のターゲット装置についてステップ406〜412を繰り返す。
【0061】
ブロック414で、ターゲット装置のリスト内に追加のターゲット装置が全くないとサーバ110が判断した場合、サーバ110はブロック404に移行する。ブロック404では、サーバ110は、ターゲット装置のリスト内の第1のターゲット装置を選択し、ターゲット装置のリスト全体についてステップ406〜416を繰り返す。従って、サーバ110又はアクティブ・ターゲット装置のリストを維持する責任がある任意のその他の装置は、アクティブ・ターゲット装置の正確なリストがユーザに提示されていることを確実にするなどのために、ブロック404〜416を連続的に繰り返す。
【0062】
これに代わって又は加えて、サーバ110は、ターゲット装置のリスト全体についてブロック404〜414を繰り返す前に、スリープ期間などの所定の長さの時間、休止することができる。これに代わって又は加えて、サーバ110は、毎分、毎時など、定期的にリスト全体についてブロック404〜414を繰り返すことができる。このように、サーバ110は、必要に応じてより高いか又は低い頻度でターゲット装置に対してピングするように構成することができる。
【0063】
例えば、サーバ110は、専用マルチメディア会議エンドポイント装置など、その状態が頻繁に変化しないターゲット装置の場合、より低い頻度でターゲット装置に対してピングすることができる。逆に、サーバ110は、モバイル装置など、その状態が頻繁に変化するターゲット装置の場合、より高い頻度でターゲット装置に対してピングすることができる。これに代わって又は加えて、サーバ110は、履歴情報に基づくなどターゲット装置の状態がどのように頻繁に変化するかに基づいて、或いは管理者又はその他のユーザによる指示通りに、それぞれのターゲット装置を分類することができる。次に、サーバ110は、頻繁に変化する状態を有するものとして分類されたターゲット装置に対し、より低い頻度で変化する状態を有するものとして分類されたターゲット装置より高い頻度でピングすることができる。このように、サーバ110は、不均一な割合で所与のユーザのターゲット装置のリスト上のターゲット装置に対してピングすることができる。これに代わって又は加えて、サーバ110は、すべてのターゲット装置など、複数のターゲット装置に対して並列にピングすることができる。
【0064】
IV.マルチメディア会議エンドポイント転送システムの例
図5は、それにより主題技術のいくつかの実現例が実現される電子システムを概念的に示している。電子システム500は、サーバ、コンピュータ、電話、PDA、タブレット・コンピュータ、1つ又は複数のプロセッサがそこに組み込まれているか及び/又はそこに結合されているテレビジョン、或いは一般に任意の電子装置にすることができる。このような電子システムは、様々なタイプのコンピュータ可読媒体及び様々なその他のタイプのコンピュータ可読媒体用のインターフェースを含む。電子システム500は、バス508と、処理装置(複数も可)512と、システム・メモリ504と、読み取り専用メモリ(ROM)510と、永久記憶装置502と、入力装置インターフェース514と、出力装置インターフェース506と、ネットワーク・インターフェース516とを含む。
【0065】
バス508は、電子システム500の多数の内部デバイスを通信可能に接続するシステム・バス、周辺バス、及びチップセット・バスのすべてをひとまとめにして表している。例えば、バス508は、処理装置(複数も可)512をROM510、システム・メモリ504、及び永久記憶装置502と通信可能に接続する。
【0066】
これらの様々なメモリ・ユニットから、処理装置(複数も可)512は、主題開示のプロセスを実行するために実行すべき命令及び処理すべきデータを検索する。処理装置(複数も可)は、種々の実現例において単一プロセッサ又はマルチコア・プロセッサにすることができる。
【0067】
ROM510は、電子システムの処理装置(複数も可)512及びその他のモジュールが必要とする静的データ及び命令を保管する。これに対して、永久記憶装置502は読み書き用メモリ・デバイスである。このデバイスは、電子システム500がオフであるときでも命令及びデータを保管する不揮発性メモリ・ユニットである。主題開示のいくつかの実現例では、永久記憶装置502として大容量記憶装置(磁気ディスク又は光ディスク、及び、それに対応するディスク・ドライブなど)を使用する。
【0068】
その他の実現例では、永久記憶装置502として取り外し可能記憶装置(フロッピー(登録商標)・ディスク、フラッシュ・ドライブ、及びそれに対応するディスク・ドライブなど)を使用する。永久記憶装置502のように、システム・メモリ504は読み書き用メモリ・デバイスである。しかし、記憶装置502とは異なり、システム・メモリ504は、ランダム・アクセス・メモリなどの揮発性読み書きメモリである。システム・メモリ504は、プロセッサがランタイム時に必要とする命令及びデータの一部を保管する。いくつかの実現例では、主題開示のプロセスは、システム・メモリ504、永久記憶装置502、及び/又はROM510に保管される。例えば、これらの様々なメモリ・ユニットは、いくつかの実現例に応じて検証要求及び/又は検証応答を処理、生成、及び/又は提供するための命令を含むことができる。これらの様々なメモリ・ユニットから、処理装置(複数も可)512は、いくつかの実現例のプロセスを実行するために実行すべき命令及び処理すべきデータを検索する。
【0069】
また、バス508は、入力及び出力装置インターフェース514及び506にも接続する。入力装置インターフェース514は、ユーザが電子システムに情報を伝達し、コマンドを選択できるようにするものである。入力装置インターフェース514とともに使用される入力装置として、例えば、英数字キーボード及びポインティング・デバイス(「カーソル制御装置」とも呼ばれる)が含まれる。出力装置インターフェース506は、例えば、電子システム500によって生成された画像の表示を可能にするものである。出力装置インターフェース506とともに使用される出力装置として、例えば、プリンタ、及び、陰極線管(CRT)又は液晶ディスプレイ(LCD)などの表示装置が含まれる。いくつかの実現例は、入力装置及び出力装置の両方として機能するタッチスクリーンなどの装置を含む。
【0070】
最後に、図5に示されているように、バス508は、ネットワーク・インターフェース516を介して電子システム500をネットワーク(図示せず)に結合する。このように、コンピュータは、複数コンピュータのネットワーク(ローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)又はイントラネットなど)或いはインターネットなどの複数ネットワークのネットワークの一部にすることができる。電子システム500のいずれか又はすべてのコンポーネントは、主題開示とともに使用されることができる。
【0071】
上記の機能は、デジタル電子回路、コンピュータ・ソフトウェア、ファームウェア、又はハードウェアで実現することができる。これらの技法は、1つ又は複数のコンピュータ・プログラム・プロダクトを使用して実現されることができる。プログラマブル・プロセッサ及びコンピュータは、モバイル装置に含められるか又はモバイル装置としてパッケージ化されることができる。プロセス及び論理の流れは、1つ又は複数のプログラマブル・プロセッサによって、及び、1つ又は複数のプログラマブル論理回路によって実行されることができる。汎用及び専用コンピューティング・デバイス及び記憶装置は通信ネットワークを介して相互接続されることができる。
【0072】
いくつかの実現例は、機械可読又はコンピュータ可読媒体(これに代わって、コンピュータ可読記憶媒体、機械可読媒体、又は機械可読記憶媒体とも呼ばれる)にコンピュータ・プログラム命令を保管する、マイクロプロセッサ、記憶装置、及びメモリなどの電子部品を含む。このようなコンピュータ可読媒体のいくつかの例としては、RAM、ROM、読み取り専用コンパクト・ディスク(CD−ROM)、書き込み可能コンパクト・ディスク(CD−R)、書き換え可能コンパクト・ディスク(CD−RW)、読み取り専用デジタル多機能ディスク(例えば、DVD−ROM、二層DVD−ROM)、様々な書き込み可能/書き換え可能DVD(例えば、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RWなど)、フラッシュ・メモリ(例えば、SDカード、ミニSDカード、マイクロSDカードなど)、磁気及び/又はソリッドステート・ハード・ドライブ、超高密度光ディスク、任意のその他の光又は磁気媒体、並びにフロッピー・ディスクが含まれる。コンピュータ可読媒体は、少なくとも1つの処理装置によって実行可能であり、様々な動作を実行するための命令セットを含むコンピュータ・プログラムを保管することができる。コンピュータ・プログラム又はコンピュータ・コードの例としては、コンパイラによって生成されるような機械コード、及び、インタープリタを使用してコンピュータ、電子部品、又はマイクロプロセッサによって実行される高レベルコードを含むファイルを含む。
【0073】
上記の考察では主にソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ又はマルチコア・プロセッサに言及しているが、いくつかの実現例は、特定用途向け集積回路(ASIC)又はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などの1つ又は複数の集積回路によって実行される。いくつかの実現例では、このような集積回路は集積回路自体に保管された命令を実行する。
【0074】
本明細書及び本出願のいずれかの請求項で使用されるように、「コンピュータ」、「サーバ」、「プロセッサ」、及び「メモリ」という用語はいずれも、電子装置又はその他の技術的デバイスを指している。これらの用語は人又は人のグループを除外するものである。本明細書のために、「ディスプレイ」又は「表示」という用語は、電子装置上で表示することを意味する。本明細書及び本出願のいずれかの請求項で使用されるように、「コンピュータ可読媒体」及び「コンピュータ可読メディア」という用語は、コンピュータによって読み取り可能な形で情報を保管する、有形かつ物理的な対象物に完全に限定される。これらの用語は、任意の無線信号、有線ダウンロード信号、及び任意のその他の一過性の信号を除外するものである。
【0075】
ユーザとの対話を可能にするために、本明細書に記載されている主題の実現例は、ユーザに対して情報を表示するためのCRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニターなどの表示装置と、それによりユーザがコンピュータに対して入力を行うことができる、キーボード、及び、マウス又はトラックボールなどのポインティング・デバイスとを有するコンピュータ上で実現されることができる。ユーザとの対話を可能にするために、その他の種類のデバイスを使用することもでき、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバックなどの任意の形の感覚フィードバックにすることができ、ユーザからの入力は、音響入力、音声入力、又は触覚入力を含む、任意の形で受け取ることができる。加えて、コンピュータは、ユーザによって使用される装置に文書を送信し、その装置から文書を受信することによって、ユーザと対話することができ、例えば、ウェブ・ブラウザから受信した要求に応答してユーザのクライアント装置上のウェブ・ブラウザにウェブ・ページを送信することによって対話することができる。
【0076】
本明細書に記載されている主題の諸実施形態は、データ・サーバなどのバックエンド・コンポーネントを含むか、アプリケーション・サーバなどのミドルウェア・コンポーネントを含むか、又は、それによりユーザが本明細書に記載されている主題の一実現例と対話することができるグラフィカル・ユーザ・インターフェース若しくはウェブ・ブラウザを有するクライアント・コンピュータなどのフロントエンド・コンポーネントを含むか、又は、1つ若しくは複数のこのようなバックエンド・コンポーネント、ミドルウェア・コンポーネント、若しくはフロントエンド・コンポーネントの任意の組み合わせを含む、コンピューティング・システムで実現されることができる。システムのコンポーネントは、通信ネットワークなどの任意の形式又は手段のデジタル・データ通信によって相互接続されることができる。通信ネットワークの例としては、ローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)及び広域ネットワーク(「WAN」)、インターネットワーク(例えば、インターネット)、並びにピアツーピア・ネットワーク(例えば、アドホック・ピアツーピア・ネットワーク)が含まれる。
【0077】
コンピューティング・システムはクライアントとサーバを含むことができる。クライアントとサーバは一般に互いに遠く離れており、典型的に通信ネットワークにより対話する。クライアントとサーバの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行され、互いにクライアント・サーバの関係を有するコンピュータ・プログラムによって発生する。いくつかの実施形態では、サーバはクライアント装置にデータ(例えば、HTMLページ)を送信する(例えば、クライアント装置と対話するユーザにデータを表示し、そのユーザからユーザ入力を受信するため)。クライアント装置で生成されたデータ(例えば、ユーザ対話の結果)はサーバ側でクライアント装置から受信することができる。
【0078】
開示されているプロセスにおける諸ブロックの任意の特定の順序又は階層は手法例の例示であることは言うまでもない。設計上の好みに基づいて、プロセスにおける諸ブロックの特定の順序又は階層を再編成できること或いは例示されているすべてのブロックを実行できることは言うまでもない。諸ブロックのうちのいくつかは同時に実行することができる。例えば、特定の状況では、多重タスク処理及び並列処理が有利である可能性がある。その上、上記の諸実施形態における様々なシステム・コンポーネントの分離はすべての実施形態においてこのような分離を要求するものと理解すべきではなく、上記のプログラム・コンポーネント及びシステムは一般に単一ソフトウェア・プロダクトに一緒に統合できるか又は複数のソフトウェア・プロダクトにパッケージ化できることを理解されたい。
【0079】
上記の説明は、任意の当業者が本明細書に記載されている様々な態様を実践できるように提供されたものである。これらの態様に対する様々な変更は当業者にとって容易に明らかになり、本明細書に定義された包括的原理はその他の態様に適用することができる。従って、特許請求の範囲は本明細書に示されている諸態様に限定するためのものではなく、請求項の表現と一致した全範囲が授与されるべきであり、その請求項においては単数形の要素に対する言及は、特にそのように指定されない限り、「唯一のもの(one and only one)」を意味するものではなく、むしろ「1つ又は複数(one or more)」を意味するものである。特に他の指定がない限り、「いくつかの(some)」という用語は1つ又は複数を指している。男性形の代名詞(例えば、彼の(his))は女性形及び中性形(例えば、彼女の(her)及びそれの(its))を含み、逆もまた同様である。見出し及び小見出しがある場合、便宜上使用されているだけであり、主題開示を限定するものではない。
【0080】
本明細書で使用するウェブサイトという用語は、1つ又は複数のウェブ・ページ、ウェブ関連コンテンツをホストするか又は保管するために使用される1つ又は複数のサーバなどを含む、ウェブサイトの任意の態様を含むことができる。従って、ウェブサイトという用語は、ウェブ・ページ及びサーバという用語と交換可能に使用されることができる。「ように構成される(configured to)」、「ように動作可能(operable to)」、及び「ようにプログラムされる(programmed to)」という述語は、主題に関する任意の特定の有形又は無形の変更例を意味するのではなく、むしろ、交換可能に使用されるものである。例えば、ある動作又はあるコンポーネントをモニターし制御するように構成されたプロセッサとは、プロセッサがその動作をモニターし制御するようにプログラムされること又はプロセッサがその動作をモニターし制御するように動作可能であることも意味することができる。同様に、コードを実行するように構成されたプロセッサとは、コードを実行するようにプログラムされた又はコードを実行するように動作可能なプロセッサとして解釈することができる。
【0081】
「態様(aspect)」などの語句は、このような態様が主題技術にとって不可欠であること又はこのような態様が主題技術のすべての構成に適用されることを意味するものではない。一態様に関連する開示内容はすべての構成に適用される場合もあれば、1つ又は複数の構成に適用される場合もある。一態様などの語句は1つ又は複数の態様を指す可能性があり、逆もまた同様である。「構成(configuration)」などの語句は、このような構成が主題技術にとって不可欠であること又はこのような構成が主題技術のすべての構成に適用されることを意味するものではない。一構成に関連する開示内容はすべての構成に適用される場合もあれば、1つ又は複数の構成に適用される場合もある。一構成などの語句は1つ又は複数の構成を指す可能性があり、逆もまた同様である。
【0082】
「例(example)」という単語は、「一例又は例示として機能すること」を意味するために本明細書で使用されている。「例」として本明細書に記載されている任意の態様又は設計は必ずしも他の態様又は設計より好ましいか又は有利であると解釈すべきではない。
【0083】
本開示を通して記載されている様々な態様の諸要素と構造上及び機能上同等であって、当業者にとって既知であるか又は後で既知となるものはいずれも、参照により明白に本明細書に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるものである。その上、本明細書に開示されているものはいずれも、このような開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、世間一般に提供されたものではない。いかなる請求要素も、その要素が「ための手段」という表現を使用して明白に列挙されていないか又は方法の請求項の場合にその要素が「ためのステップ」という表現を使用して列挙されていない限り、米国特許法第112節第6項の規定に基づいて解釈されるべきではない。更に、「含む(comprise)」という用語は請求項内で移行語として使用されるときに解釈されるので、「含む(include)」、「有する(have)」などの用語は、説明又は特許請求の範囲において使用される範囲で、「含む(comprise)」と同様に包括的なものである。
図1
図2
図3
図4
図5