特許第6298891号(P6298891)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6298891制御チャネル干渉協調方法、システム、装置および基地局
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6298891
(24)【登録日】2018年3月2日
(45)【発行日】2018年3月20日
(54)【発明の名称】制御チャネル干渉協調方法、システム、装置および基地局
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/10 20090101AFI20180312BHJP
   H04W 16/32 20090101ALI20180312BHJP
   H04W 92/20 20090101ALI20180312BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20180312BHJP
【FI】
   H04W16/10
   H04W16/32
   H04W92/20
   H04W24/10
【請求項の数】17
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-530998(P2016-530998)
(86)(22)【出願日】2014年7月22日
(65)【公表番号】特表2016-537889(P2016-537889A)
(43)【公表日】2016年12月1日
(86)【国際出願番号】CN2014082716
(87)【国際公開番号】WO2015070636
(87)【国際公開日】20150521
【審査請求日】2016年5月13日
(31)【優先権主張番号】201310572362.3
(32)【優先日】2013年11月13日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512310918
【氏名又は名称】中▲興▼通▲信▼股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】章 正▲権▼
【審査官】 齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/104971(WO,A1)
【文献】 特開2012−114969(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/043413(WO,A1)
【文献】 特開2013−085247(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/025405(WO,A1)
【文献】 特開2012−231344(JP,A)
【文献】 特開2013−098989(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/138648(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0137447(US,A1)
【文献】 Qualcomm Incorporated,Way forward for eICIC on reporting the number of active UEs requiring protection[online],3GPP TSG-RAN WG3#71 R3-110733,2011年 2月25日,URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_71/Docs/R3-110733.zip
【文献】 Huawei,Enhanced ICIC and Resource-Specific CQI Measurement[online],3GPP TSG-RAN WG1#60b R1-101981,2010年 4月16日,URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_60b/Docs/R1-101981.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24−7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御チャネル干渉協調方法であって、
被害ユーザ情報の報告方式と、報告すべき被害ユーザ情報とが含まれているリソース状態要求メッセージを送信するステップを含み、
前記制御チャネル干渉協調方法は、
リソース状態応答メッセージを受信する場合、
被害ユーザ情報を受信するステップと、
前記被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定するステップと、
前記物理リソース情報に基づいて、物理リソースを整理して割り当てるステップと、
前記物理リソース情報を伝送するステップとをさらにみ、
失敗原因と待機時間とが含まれているリソース状態失敗メッセージを受信する場合、
前記失敗原因に基づいてリソース状態要求を再送するか否かを決定し、前記リソース状態要求の再送が必要と決定した場合、前記待機時間までに、前記リソース状態要求を再送するステップをさらに含む制御チャネル干渉協調方法。
【請求項2】
前記被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定するステップは、物理リソースを再割り当てる必要があると判定した場合、前記被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定する請求項1に記載の制御チャネル干渉協調方法。
【請求項3】
物理リソースを再割り当てる必要があると判定することは、
被害ユーザへ割り当てられた物理リソースの数と、単位物理リソースに収容されたユーザの数とに基づいて、被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数を算出することと、
被害ユーザの数が被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数に対する割合が所定比に達したこと、あるいは、
被害ユーザの数が被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数に等しいこと、あるいは、
被害ユーザの数が被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数を上回ったこと、を満たす場合、
物理リソースを再割り当てる必要があると判定することとを含む請求項に記載の制御チャネル干渉協調方法。
【請求項4】
前記制御チャネルのための物理リソース情報は、リソースブロックの開始位置と、リソースブロックの数とを含む請求項1に記載の制御チャネル干渉協調方法。
【請求項5】
前記制御チャネルのための物理リソース情報は、負荷情報メッセージを送信することで伝送される請求項1に記載の制御チャネル干渉協調方法。
【請求項6】
前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるステップは、
前記物理リソース情報に基づいて物理リソースプールを整理することと、
割り当てられた物理リソースが前記物理リソースプール内に存在しない場合、前記割り当てられた物理リソースを回収し、前記物理リソースプールに基づいて物理リソースを再割り当てることとを含む請求項1乃至の何れかに記載の制御チャネル干渉協調方法。
【請求項7】
制御チャネル干渉協調方法であって、
被害ユーザ情報の報告方式と、報告すべき被害ユーザ情報とが含まれているリソース状態要求メッセージを受信し、現在の干渉状況に基づいて、受信した前記被害ユーザ情報の報告方式および前記報告すべき被害ユーザ情報が適切であるか否かを判断するステップを含み、
前記制御チャネル干渉協調方法は、
前記被害ユーザ情報の報告方式および前記報告すべき被害ユーザ情報が適切であると判断する場合、
加害セル基地局へリソース状態応答メッセージを返信するステップと、
被害ユーザ情報を測定して報告するステップと、
制御チャネルのための物理リソース情報を受信するステップと、
前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるステップとをさらにみ、
前記被害ユーザ情報の報告方式および前記報告すべき被害ユーザ情報が適切でないと判断する場合、
前記加害セル基地局へ失敗原因と待機時間とが含まれているリソース状態失敗メッセージを返信するステップをさらに含む制御チャネル干渉協調方法。
【請求項8】
前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるステップは、
前記物理リソース情報に基づいて物理リソースプールを整理することと、
割り当てられた物理リソースが前記物理リソースプールの範囲内に存在しない場合、当該物理リソースを回収し、前記物理リソースプールに基づいて物理リソースを割り当てることとを含む請求項に記載の制御チャネル干渉協調方法。
【請求項9】
制御チャネル干渉協調方法であって、
加害セル基地局が被害ユーザ情報の報告方式と、報告すべき被害ユーザ情報とが含まれているリソース状態要求メッセージを被害セル基地局へ伝送するステップと、
前記被害セル基地局が前記リソース状態要求メッセージを前記加害セル基地局から受信し、現在の干渉状況に基づいて、受信した前記被害ユーザ情報の報告方式および前記報告すべき被害ユーザ情報が適切であるか否かを判断するステップとを含み、
前記制御チャネル干渉協調方法は、
前記被害セル基地局が前記被害ユーザ情報の報告方式および前記報告すべき被害ユーザ情報が適切であると判断する場合、
前記被害セル基地局が加害セル基地局へリソース状態応答メッセージを返信するステップと、
前記被害セル基地局が前記被害ユーザ情報を測定し、前記加害セル基地局へ報告するステップと、
前記加害セル基地局が前記被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、前記物理リソース情報を前記被害セル基地局へ伝送するステップと、
前記加害セル基地局と前記被害セル基地局のそれぞれが前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるステップとをさらにみ、
前記被害セル基地局が前記被害ユーザ情報の報告方式および前記報告すべき被害ユーザ情報が適切でないと判断する場合、
前記被害セル基地局が前記加害セル基地局へ失敗原因と待機時間とが含まれているリソース状態失敗メッセージを返信するステップと、
前記加害セル基地局が前記リソース状態失敗メッセージを前記被害セル基地局から受信すると、前記失敗原因に基づいてリソース状態要求を再送するか否かを決定し、前記リソース状態要求の再送が必要と決定した場合、前記待機時間までに、前記リソース状態要求を再送するステップとをさらに含む制御チャネル干渉協調方法。
【請求項10】
被害セル基地局と、加害セル基地局とを含み、
前記被害セル基地局は、加害セル基地局が被害ユーザ情報の報告方式と、報告すべき被害ユーザ情報とが含まれているリソース状態要求メッセージを前記加害セル基地局から受信し、現在の干渉状況に基づいて、受信した前記被害ユーザ情報の報告方式および前記報告すべき被害ユーザ情報が適切であるか否かを判断し、前記被害ユーザ情報の報告方式および前記報告すべき被害ユーザ情報が適切であると判断する場合、加害セル基地局へリソース状態応答メッセージを返信し、前記被害ユーザ情報を測定して加害セル基地局へ報告し、前記加害セル基地局から伝送された制御チャネルのための物理リソース情報を受信し、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当て、前記被害ユーザ情報の報告方式および前記報告すべき被害ユーザ情報が適切でないと判断する場合、前記加害セル基地局へ失敗原因と待機時間とが含まれているリソース状態失敗メッセージを返信するように構成され、
前記加害セル基地局は、前記リソース状態要求メッセージを被害セル基地局へ伝送し、前記リソース状態応答メッセージを受信する場合、被害セル基地局から報告された被害ユーザ情報を受信し、受信した前記被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当て、前記物理リソース情報を被害セル基地局へ伝送し、前記リソース状態失敗メッセージを受信する場合、前記失敗原因に基づいてリソース状態要求を再送するか否かを決定し、前記リソース状態要求の再送が必要と決定した場合、前記待機時間までに、前記リソース状態要求を再送するように構成される制御チャネル干渉協調システム。
【請求項11】
前記加害セル基地局は、さらに、受信した被害ユーザ情報に基づいて物理リソースを再割り当てる必要があるか否かを判断するように構成される請求項10に記載の制御チャネル干渉協調システム。
【請求項12】
制御チャネル干渉協調装置であって、
被害ユーザ情報を受信するように構成される受信モジュールと、
制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるように構成される再割当モジュールと、
前記物理リソース情報を伝送するように構成される伝送モジュールとを備え
前記制御チャネル干渉協調装置は、加害セル基地局が被害ユーザ情報の報告方式と、報告すべき被害ユーザ情報とが含まれているリソース状態要求メッセージを伝送し、リソース状態応答メッセージ又は失敗原因と待機時間とが含まれているリソース状態失敗メッセージを受信し、前記リソース状態失敗メッセージを受信する場合、前記失敗原因に基づいてリソース状態要求を再送するか否かを決定し、前記リソース状態要求の再送が必要と決定した場合、前記待機時間までに、前記リソース状態要求を再送する制御チャネル干渉協調装置。
【請求項13】
受信された被害ユーザ情報に基づいて物理リソースを再割り当てる必要があるか否かを判断するように構成される判定モジュールをさらに備える請求項12に記載の制御チャネル干渉協調装置。
【請求項14】
制御チャネル干渉協調装置であって、
被害ユーザ情報を測定するように構成される測定モジュールと、
被害ユーザ情報を報告するように構成される報告モジュールと、
制御チャネルのための物理リソース情報を受信するように構成される受信モジュールと、
前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるように構成される再割当モジュールとを備え
前記受信モジュールは、さらに、被害ユーザ情報の報告方式と、報告すべき被害ユーザ情報とを受信するように構成され、
前記制御チャネル干渉協調装置は、受信された前記被害ユーザ情報の報告方式および前記報告すべき被害ユーザ情報が適切であるか否かを判断し、適切であれば、リソース状態応答メッセージを返信し、適切でなければ、失敗原因と待機時間とが含まれているリソース状態失敗メッセージを返信するように構成される判断モジュールをさらに備える制御チャネル干渉協調装置。
【請求項15】
請求項12及び/又は請求項14に記載の制御チャネル干渉協調装置を含む基地局。
【請求項16】
1セットのコンピュータ実行可能な命令を含み、前記命令は、請求項1乃至の何れかに記載の制御チャネル干渉協調方法を実行するために用いられるコンピュータ読取可能な記憶媒体。
【請求項17】
1セットのコンピュータ実行可能な命令を含み、前記命令は、請求項7又は8に記載の制御チャネル干渉協調方法を実行するために用いられるコンピュータ読取可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システムの干渉協調分野に関し、特に長期的進化(LTE、Long Term Evolution)通信システムのヘテロジニアスネットワーク(HetNet、Heterogeneous Network)における制御チャネル干渉協調方法、システム、装置および基地局に関する。
【背景技術】
【0002】
HetNetとは、低電力ノート(LPN、Low Power Node)がマクロ基地局のカバレッジエリア内に配置されて、同カバレッジの異なるノードタイプのヘテロジニアスネットワークが形成されることを指す。HetNetは、信号のカバレッジを強化し、システムの容量を非常に大きく増やす。しかし、マクロ基地局の送信電力がLPNよりも遥かに大きいため、マクロ基地局がLPNにおける境界ユーザの下り受信へ干渉を与え、また、マクロ基地局の境界に位置する大電力端末が近辺のLPNへ干渉を与える。その際、上記干渉を与えるマクロ基地局は、加害セル基地局となり、干渉を受けるLPNは、被害セル基地局となる。HetNetにおけるセル間干渉を解決するために、時間領域セル間干渉協調技術を導入する。時間領域セル間干渉協調技術では、オールモーストブランクサブフレーム(ABS、Almost Blank Subframe)の導入により、加害セル基地局と被害セル基地局とが異なるサブフレーム上にスケジューリングされるため、加害セル基地局と被害セル基地局との間の干渉は低減する。しかし、被害セル基地局がABSの物理リソースのみを使用する場合、物理リソースの利用率が低下するとともに、非ABSにおいて制御情報を伝送できないため、ユーザ体験を損なう。また、被害セル基地局が非ABSの物理リソースを利用できるように非ABS上における制御チャネルの電力を制御する場合、被害セル基地局の制御チャネルのリソース利用率を高めるが、加害セル基地局の制御チャネル上の制御情報の伝送へ影響を与えるし、電力制御が複雑になり、正確度も把握しにくい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記背景技術に存在する欠陥に対して、本発明の実施例は、制御チャネル干渉協調方法、システム、装置および基地局を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例は、制御チャネル干渉協調方法を提供する。当該方法は、被害ユーザ情報を受信するステップと、前記被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定するステップと、前記物理リソース情報に基づいて、物理リソースを整理して割り当てるステップと、前記物理リソース情報を伝送するステップとを含む。
【0005】
好ましくは、上記方法は、被害ユーザ情報の報告方式と、報告すべき被害ユーザ情報とを送信するステップをさらに含む。
【0006】
好ましくは、前記被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定するステップは、物理リソースを再割り当てる必要があると判定した場合、前記被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定する。
【0007】
好ましくは、物理リソースを再割り当てる必要があると判定することは、被害ユーザへ割り当てられた物理リソースの数と、単位物理リソースに収容されたユーザの数とに基づいて、被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数を算出することと、被害ユーザの数が被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数に対する割合が所定比に達したこと、あるいは、被害ユーザの数が被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数に等しいこと、あるいは、被害ユーザの数が被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数を上回ったこと、を満たす場合、物理リソースを再割り当てる必要があると判定することとを含む。
【0008】
好ましくは、前記被害ユーザ情報の報告方式と、報告すべき被害ユーザ情報とを送信することは、リソース状態要求メッセージを送信することで実施される。
【0009】
好ましくは、前記制御チャネルのための物理リソース情報は、リソースブロックの開始位置と、リソースブロックの数とを含む。
【0010】
好ましくは、前記制御チャネルのための物理リソース情報は、負荷情報メッセージを送信することで伝送される。
【0011】
好ましくは、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるステップは、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースプールを整理することと、割り当てられた物理リソースが前記物理リソースプール内に存在しない場合、前記割り当てられた物理リソースを回収し、前記物理リソースプールに基づいて物理リソースを再割り当てることとを含む。
【0012】
対応的に、本発明の実施例は、別の制御チャネル干渉協調方法を提供する。当該方法は、被害ユーザ情報を測定して報告するステップと、制御チャネルのための物理リソース情報を受信するステップと、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるステップとを含む。
【0013】
好ましくは、上記方法は、被害ユーザ情報の報告方式と報告すべき被害ユーザ情報とを受信し、現在の干渉状況に基づいて前記被害ユーザ情報の報告方式および報告すべき被害ユーザ情報が適切であるか否かを判断し、適切であれば、リソース状態応答メッセージを返信し、適切でなければ、リソース状態失敗メッセージを返信するステップをさらに含む。
【0014】
好ましくは、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるステップは、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースプールを整理することと、
割り当てられた物理リソースが前記物理リソースプールの範囲内に存在しない場合、当該物理リソースを回収し、前記物理リソースプールに基づいて物理リソースを割り当てることとを含む。
【0015】
本発明の実施例は、さらに別の制御チャネル干渉協調方法を提供する。当該方法は、被害セル基地局が被害ユーザ情報を測定し、加害セル基地局へ報告するステップと、加害セル基地局が前記被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、前記物理リソース情報を被害セル基地局へ伝送するステップと、加害セル基地局と被害セル基地局のそれぞれが前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるステップとを含む。
【0016】
好ましくは、前記方法は、加害セル基地局と被害セル基地局とが被害ユーザ情報の報告方式および報告すべき被害ユーザ情報をネゴシエートするステップをさらに含む。
【0017】
本発明の実施例は、さらに、制御チャネル干渉協調システムを提供する。当該システムは、被害セル基地局と、加害セル基地局とを含み、前記被害セル基地局は、被害ユーザ情報を測定して加害セル基地局へ報告し、加害セル基地局から伝送された制御チャネルのための物理リソース情報を受信し、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるように構成され、前記加害セル基地局は、被害セル基地局から報告された被害ユーザ情報を受信し、受信した前記被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当て、再割当後の前記物理リソース情報を被害セル基地局へ伝送するように構成される。
【0018】
好ましくは、前記加害セル基地局は、さらに、受信した被害ユーザ情報に基づいて物理リソースを再割り当てる必要があるか否かを判断するように構成される。
【0019】
本発明の実施例は、さらに、制御チャネル干渉協調装置を提供する。当該装置は、被害ユーザ情報を受信するように構成される受信モジュールと、制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるように構成される再割当モジュールと、前記物理リソース情報を伝送するように構成される伝送モジュールとを備える。
【0020】
好ましくは、上記装置は、受信された被害ユーザ情報に基づいて物理リソースを再割り当てる必要があるか否かを判断するように構成される判定モジュールをさらに備える。
【0021】
本発明は、別の制御チャネル干渉協調装置を提供する。当該装置は、被害ユーザ情報を測定するように構成される測定モジュールと、被害ユーザ情報を報告するように構成される報告モジュールと、制御チャネルのための物理リソース情報を受信するように構成される受信モジュールと、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるように構成される再割当モジュールとを備える。
【0022】
好ましくは、前記受信モジュールは、さらに、被害ユーザ情報の報告方式と、報告すべき被害ユーザ情報とを受信するように構成され、前記装置は、受信された被害ユーザ情報の報告方式および報告すべき被害ユーザ情報が適切であるか否かを判断し、適切であれば、リソース状態応答メッセージを返信し、適切でなければ、リソース状態失敗メッセージを返信するように構成される判断モジュールをさらに備える。
【0023】
本発明の実施例は、さらに、基地局を提供する。当該基地局は、上記何れかの制御チャネル干渉協調装置を含む。
【0024】
本発明の実施例は、さらに、コンピュータ読取可能な記憶媒体を提供する。前記記憶媒体は、1セットのコンピュータ実行可能な命令を含み、前記命令は、本発明の実施例の被害セル基地局側の制御チャネル干渉協調方法を実行するために用いられる。
本発明の実施例は、さらに、コンピュータ読取可能な記憶媒体を提供する。前記記憶媒体は、1セットのコンピュータ実行可能な命令を含み、前記命令は、本発明の実施例の加害セル基地局側の制御チャネル干渉協調方法を実行するために用いられる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の実施例に供される制御チャネル干渉協調方法、システム、装置または基地局によれば、被害セル基地局が被害ユーザのために整理した物理リソースと加害セル基地局のと異なり、加害セル基地局および被害セル基地局の下で干渉のあるユーザが使用する制御チャネルのリソースが完全に直交するため、干渉が低減され、制御情報の伝送へ影響せず、システム性能が向上し、ユーザ体験も向上する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の制御チャネル干渉協調方法の実施例の基本ステップの模式図である。
図2】本発明の第1実施例のフローチャートである。
図3】本発明の第2実施例のフローチャートである。
図4】加害セル基地局と被害セル基地局とのネゴシエーション手順の模式図である。
図5】加害セル基地局の物理リソースの再割当の決定手順のフローチャートである。
図6】加害セル基地局あるいは被害セル基地局が物理リソースを整理して割り当てるフローチャートである。
図7】本発明の制御チャネル干渉協調システムおよび装置実施例の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明の実施例の基本的な思想としては、被害セル基地局が被害ユーザ情報を測定し加害セル基地局へ報告し、加害セル基地局が受信された被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、当該物理リソース情報を被害セル基地局へ伝送し、前記加害セル基地局と前記被害セル基地局のそれぞれが前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理してユーザ機器(UE、User Equipment)へ割り当てる。その中、被害セル基地局によって測定された被害ユーザ情報は、少なくとも被害ユーザの数を含み、被害ユーザ情報を報告する方式としては、報告周期に応じて報告し、または、報告条件に合致するときに報告する。被害セル基地局が報告周期に応じて被害ユーザ情報を報告するとき、加害セル基地局は、さらに、受信された被害ユーザ情報に基づいて物理リソースを再割り当てる必要があるか否かを判断する。
【0028】
本発明の解決しようとする技術課題、技術案およびメリットをより明確化させるように、図面および具体的な実施例を結合して以下に詳細に説明する。
【0029】
図1は、本発明の実施例による制御チャネル干渉協調方法の基本的なフローチャートである。当該方法は、以下のステップを含む。
【0030】
ステップ101では、被害セル基地局が被害ユーザ情報を測定し加害セル基地局へ報告する。
【0031】
ステップ102では、加害セル基地局が受信された被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、当該物理リソース情報を被害セル基地局へ伝送する。
【0032】
ステップ103では、加害セル基地局が物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てる。
【0033】
ステップ104では、被害セル基地局が受信された物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理し、物理リソースをユーザ機器へ割り当てる。
【0034】
図2は、本発明の第1実施例を示す。本実施例において、制御チャネル干渉協調方法は、以下のステップを含む。
【0035】
ステップ201では、加害セル基地局と被害セル基地局とが被害ユーザ情報の報告方式および報告すべき被害ユーザ情報をネゴシエートする。
【0036】
前記被害ユーザ情報の報告方式は、報告周期を含み、報告された被害ユーザ情報は、少なくとも被害ユーザの数を含む。
【0037】
ステップ202では、被害セル基地局が被害ユーザ情報を測定し、報告周期に応じて加害セル基地局へ被害ユーザ情報を報告する。
【0038】
前記被害ユーザ情報は、リソース状態更新メッセージに付加されてもよい。即ち、被害セル基地局は、加害セル基地局へリソース状態更新メッセージを送信することで被害ユーザ情報を報告する。
【0039】
ステップ203では、加害セル基地局が受信された被害ユーザ情報に基づいて、物理リソースを再割り当てる必要があるか否かを判断する。必要な場合、制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、当該物理リソース情報を被害セル基地局へ伝送する。
【0040】
物理リソースを再割り当てる必要がないと判定した場合、ステップ202へ戻り、被害セル基地局が被害ユーザ情報を引き続き測定し、報告周期に応じて加害セル基地局へ報告する。
【0041】
ステップ204では、加害セル基地局が上記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理し、そのセルにアクセスされたユーザ機器へ物理リソースを再割り当てる。
ステップ205では、被害セル基地局が受信された上記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理し、そのセルにアクセスされたUEへ物理リソースを再割り当てる。
【0042】
図3は、本発明の第2実施例を示し、本実施例の制御チャネル干渉協調方法は、以下のステップを含む。
【0043】
ステップ301では、加害セル基地局と被害セル基地局とが被害ユーザ情報の報告方式および報告すべき被害ユーザ情報をネゴシエートする。
【0044】
前記被害ユーザ情報の報告方式は、報告条件を含み、報告された被害ユーザ情報は、少なくとも被害ユーザの数を含む。
【0045】
ステップ302では、被害セル基地局が被害ユーザ情報を測定し、報告条件に合致する場合、加害セル基地局へ被害ユーザ情報を報告する。
【0046】
ステップ303では、加害セル基地局が受信された被害ユーザ情報に基づいて、制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、当該物理リソース情報を被害セル基地局へ伝送する。
【0047】
ステップ304では、加害セル基地局が上記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理し、そのセルにアクセスされたUEへ物理リソースを再割り当てる。
【0048】
ステップ305では、被害セル基地局が受信された上記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理し、そのセルにアクセスされたUEへ物理リソースを再割り当てる。
【0049】
上記制御チャネルのための物理リソース情報を特定することは、具体的に、まず、被害ユーザへ割り当てる必要がある物理リソース数を算出し、次に、算出されたリソース数に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定する。その算出方法としては、リソース数が、被害ユーザ数を単位物理リソースに収容されたユーザの数で除算し、その結果を切り上げて整数にしたものである。つまり、リソース数=被害ユーザ数/単位物理リソースに収容されたユーザの数である。前記物理リソース情報は、リソースブロックの開始位置、およびリソースブロックの数を含む。
【0050】
上記制御チャネルのための物理リソース情報の伝送は、加害セル基地局が被害セル基地局へ負荷情報メッセージを送信することで実現されてもよい。即ち、負荷情報メッセージに調整後の物理リソース情報を含める。前記負荷情報メッセージは、基地局が隣接基地局へ負荷および干渉協調情報を伝送するために用いられるメッセージである。
【0051】
図4は、加害セル基地局と被害セル基地局とのネゴシエーション手順の模式図であり、加害セル基地局と被害セル基地局とが被害ユーザ情報の報告方式および報告すべき被害ユーザ情報をネゴシエートする手順を示す。当該手順は、以下のステップを含む。
【0052】
ステップ401では、加害セル基地局は、被害セル基地局が被害ユーザ情報を報告する方式と、報告すべき被害ユーザ情報とを送信する。
【0053】
被害セル基地局が被害ユーザ情報を報告する方式と、報告すべき被害ユーザ情報とを送信することは、加害セル基地局が被害セル基地局へリソース状態要求メッセージを送信することで実現されてもよい。
【0054】
ステップ402では、被害セル基地局が被害ユーザ情報の報告方式および報告すべき被害ユーザ情報を受信し、現在の干渉状況に基づいて、受信した被害ユーザ情報の報告方式および報告すべき被害ユーザ情報が適切であるか否かを判断し、適切であれば、加害セル基地局へリソース状態応答メッセージを返信し、適切でなければ、加害セル基地局へリソース状態失敗メッセージを返信する。
【0055】
好ましくは、リソース状態失敗メッセージには、失敗原因、待機時間(Time to Wait)が付加されている。加害セル基地局は、当該失敗原因に基づいてリソース状態要求を再送するか否かを決定し、リソース状態要求の再送が必要と決定した場合、前記待機時間までに、リソース状態要求を再送する。
【0056】
上記被害ユーザ情報の報告方式は、少なくとも報告周期または報告条件を含む。即ち、被害セル基地局が報告周期に応じて被害ユーザ情報を報告し、または、報告条件に合致するとき、被害ユーザ情報を報告する。前記報告条件は、被害ユーザ数がある閾値に達すること、または、被害ユーザ数の変化量がある閾値に達することを含んでもよい。
【0057】
前記干渉状況に基づいて、付加された被害ユーザ情報の報告方式および報告すべき被害ユーザ情報が適切であるか否かを判断することは、具体的に、前記報告周期および報告条件を現在の干渉状況に基づいて判断してもよく、干渉が小さく且つ変化が大きくない場合、頻繁にリソースを調整することを必要とせず、報告周期を長めに設定してもく、報告条件での閾値も大きめに設定してもよい。干渉が大きく且つ変化が頻繁である場合、報告周期を短めに設定し、報告条件での閾値も小さめに設定してもよい。
【0058】
報告された被害ユーザ情報は、測定識別子、報告特徴(RC、Report Characteristics)、測定セル識別子を含んでもよい。前記報告特徴には、被害ユーザ数を含め、前記被害ユーザ数は、RCの6番目のビットによって示される。測定識別子とは、今回の測定タスクの識別子を指し、測定セル識別子とは、今回の測定対象の識別子を指し、今回の測定タスクにおいてどれらの測定セルが指定の内容を報告するかを示す。
【0059】
図5は、加害セル基地局による物理リソースの再割当決定手順のフローチャートであり、実施例一のステップ203における物理リソースを再割り当てる必要があるか否かを判断する手順を示す。当該手順は、以下のステップを含む。
【0060】
ステップ501では、被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数を算出する。ただし、物理リソースに収容されているユーザの数は、物理リソース数に単位物理リソースに収容されたユーザの数を乗じた結果となる。
【0061】
ステップ502では、被害ユーザの数が以下のいずれかの条件に合致するとき、物理リソースを再割り当てる必要があると判定する。
(1)被害ユーザの数が、被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数に対する割合は、所定比に達する。
(2)被害ユーザの数が、被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数に等しい。
(3)被害ユーザの数が、被害ユーザへ割り当てられている現在の物理リソースに収容されているユーザの数を上回る。
適切でなければ、物理リソースを再割り当てる必要がないと判定し、現在の処理フローを終了する。
【0062】
図6は、加害セル基地局あるいは被害セル基地局が物理リソースを再度整理して割り当てるフローチャートである。加害セル基地局と被害セル基地局が物理リソースを再度整理して割り当てる手順は、以下のステップを含む。
【0063】
ステップ601では、物理リソースの割り当ておよび解放が便利になるように、加害セル基地局と被害セル基地局のそれぞれが制御チャネルのための物理リソース情報に基づいて物理リソースプールを整理する。
【0064】
上記物理リソースプールを整理することは、下記のことを含む。前記物理リソース情報に基づいて被害ユーザの制御チャネルの物理リソースを特定する。つまり、その部分の物理リソースが被害ユーザによって使用される。そして、プリーセットしたトータルの制御チャネルの物理リソースから、前記被害ユーザの制御チャネルの物理リソースを排除し、当該部分の物理リソースは、非被害ユーザによって使用される。
【0065】
ステップ602では、自基地局のセルにアクセスされたあらゆるUEにわたって、UEへ割り当てられた制御チャネルの物理リソースが対応する物理リソースプールの範囲内に存在しない場合、当該物理リソースを回収し、対応する物理リソースプール内で物理リソースを当該UEへ再割り当て、無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)接続再設定メッセージをUEへ送信して、UEへ配置する物理リソースを更新する。
【0066】
ステップ603では、UEがRRC接続再設定メッセージの処理に成功した後、基地局へRRC接続再設定完了を返信する。
【0067】
説明すべきことは、新たにアクセスされたユーザ機器に対して、対応する前記物理リソースプールから制御チャネルの物理リソースを直接割り当てる。
【0068】
図7は、本発明の実施例による制御チャネル干渉協調システムの模式図である。当該システムは、被害セル基地局および加害セル基地局を含み、前記被害セル基地局は、被害ユーザ情報を測定して加害セル基地局へ報告し、加害セル基地局から伝送された制御チャネルのための物理リソース情報を受信し、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを割り当てるように構成され、前記加害セル基地局は、被害セル基地局から報告された被害ユーザ情報を受信し、受信された前記被害ユーザ情報に基づいて制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを割り当て、前記制御チャネルのための物理リソース情報を被害セル基地局へ伝送するように構成される。
【0069】
前記加害セル基地局は、さらに、受信された被害ユーザ情報に基づいて、物理リソースを再割り当てる必要があるか否かを判断するように構成される。
【0070】
図7は、さらに、本発明の実施例による制御チャネル干渉協調装置を示す。
制御チャネル干渉協調装置一は、被害ユーザ情報を受信するように構成される受信モジュール一と、制御チャネルのための物理リソース情報を特定し、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるように構成される再割当モジュール一と、前記物理リソース情報を伝送するように構成される伝送モジュールと、を備える。
【0071】
好ましくは、当該装置は、さらに、受信された被害ユーザ情報に基づいて、物理リソースを再割り当てる必要があるか否かを判断するように構成される判定モジュールを備える。
【0072】
説明すべきことは、上記受信モジュール一と伝送モジュールが制御チャネル干渉協調装置一の通信機能チップによって実現されてもよく、再割当モジュール一と判定モジュールが制御チャネル干渉協調装置一の中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ(MPU、Micro Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)またはフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA、Field−Programmable Gate Array)によって実現されてもよい。
【0073】
制御チャネル干渉協調装置二は、被害ユーザ情報を測定するように構成される測定モジュールと、被害ユーザ情報を報告するように構成される報告モジュールと、制御チャネルのための物理リソース情報を受信するように構成される受信モジュール二と、前記物理リソース情報に基づいて物理リソースを整理して割り当てるように構成される再割当モジュール二とを備える。
【0074】
好ましくは、前記受信モジュール二は、さらに、被害ユーザ情報の報告方式と、報告すべき被害ユーザ情報とを受信するように構成され、前記装置は、さらに判断モジュールを備え、当該判断モジュールは、受信された被害ユーザ情報の報告方式および報告すべき被害ユーザ情報が適切であるか否かを判断し、適切であれば、加害セル基地局へリソース状態応答メッセージを返信し、適切でなければ、加害セル基地局へリソース状態失敗メッセージを返信するように構成される。
【0075】
説明すべきことは、上記報告モジュールと受信モジュール二が制御チャネル干渉協調装置二の通信機能チップによって実現されてもよく、測定モジュール、再割当モジュール二と判断モジュールが制御チャネル干渉協調装置二のCPU、MPU、DSPまたはFPGAによって実現されてもよい。
【0076】
本発明の実施例は、さらにコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供する。前記記憶媒体は、1セットのコンピュータ実行可能な命令を含み、前記命令は、本発明の実施例による被害セル基地局側の制御チャネル干渉協調方法を実行するために用いられる。
【0077】
本発明の実施例は、さらにコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供する。前記記憶媒体は、1セットのコンピュータ実行可能な命令を含み、前記命令は、本発明の実施例による加害セル基地局側の制御チャネル干渉協調方法を実行するために用いられる。
【0078】
上述したのは、単に本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明の保護範囲を限定するためのものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7