特許第6298977号(P6298977)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6298977
(24)【登録日】2018年3月9日
(45)【発行日】2018年3月28日
(54)【発明の名称】靴用中敷きおよびその中敷きを備えた靴
(51)【国際特許分類】
   A43B 17/00 20060101AFI20180319BHJP
   A43B 13/14 20060101ALI20180319BHJP
   A43B 7/12 20060101ALI20180319BHJP
【FI】
   A43B17/00 B
   A43B13/14 B
   A43B7/12
【請求項の数】4
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-123270(P2017-123270)
(22)【出願日】2017年6月23日
【審査請求日】2017年8月3日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517204405
【氏名又は名称】温州▲優▼昌▲貿▼易有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(72)【発明者】
【氏名】北嶋 章治
【審査官】 大瀬 円
(56)【参考文献】
【文献】 特開平9−241413(JP,A)
【文献】 特開昭60−12001(JP,A)
【文献】 特開2013−192684(JP,A)
【文献】 特表2012−502684(JP,A)
【文献】 特表2013−509964(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3068828(JP,U)
【文献】 特開2013−220354(JP,A)
【文献】 特開2012−223321(JP,A)
【文献】 特開2011−136199(JP,A)
【文献】 特表2003−530178(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0107007(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A43B 1/00−23/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴の靴底上面に中敷きが載置されてなる中敷きを備えた靴であって、前記中敷きが、前記靴底上面に載置されて足が載せられる基体を備え、この基体に、冷感剤が混入されて形成されたゲル状樹脂からなる冷却部が設けられ、前記靴底に、この靴底上面に載置された前記基体の冷却部を外気に接触させる貫通孔が形成され、前記基体が前記貫通孔を覆って載置されるとともに、この基体に載せられる足によって前記冷却部が前記貫通孔の上部開口周縁へ押しつけられて、この貫通孔の上部開口が水密に閉塞されるようになされており、前記冷却部が、前記基体に載せられる足の足指付け根回りおよび踵回りが対峙させられる位置に対応して設けられていることを特徴とする中敷きを備えた靴。
【請求項2】
前記基体の上面で前記足が載せられる面に、メッシュシートが貼着されていることを特徴とする請求項1に記載の中敷きを備えた靴。
【請求項3】
前記基体の上面で、前記冷却部が設けられた位置以外の部位にメッシュシートが貼着されているとともに、前記冷却部が前記メッシュシートから上方に盛り上がるように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の中敷きを備えた靴。
【請求項4】
前記冷却部が、前記メッシュシートと一体に設けられ、このメッシュシートを前記基体の上面に貼着することによって前記基体に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の中敷きを備えた靴。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、靴用中敷きおよび中敷きを備えた靴に係わり、特に、装着時における靴内の温度上昇を抑制することの可能な靴用中敷きおよび中敷きを備えた靴に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、靴の履き心地を改善するために、靴の内部に中敷きを挿入することが行なわれており、この中敷きの一構造例が特許文献1に示されている。
【0003】
この従来の中敷きは、フェルト状の中敷きであって、適度の弾性と通気性を持たせることにより、歩行時における足への衝撃を緩和し、また、靴内の湿気を吸収し、これらの相乗作用により履き心地を向上させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許登録第2750670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した従来の中敷きを用いることにより履き心地を改善することが期待できるが、なお、つぎのような改善すべき問題点が残されている。
【0006】
すなわち、靴内部の温度が、足からの熱、あるいは、歩行時の足と靴内面との摩擦熱によって上昇し不快感の原因となるが、前述した従来の技術では、このような靴内部の温度上昇を抑えることができないといった問題点である。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、靴内部の温度上昇による履き心地の悪化を抑制することのできる靴用中敷きおよびその中敷きを備えた靴を提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の靴用中敷きは、前述した課題を解決するために、靴の靴底上面に載置されて足が載せられる基体を備え、この基体に、冷感剤が混入されて形成された冷却部が設けられていることを特徴としている。
【0009】
このような構成の靴用中敷きは、靴内部の靴底上面に載置されて用いられるが、靴を装着した際に、足裏が前記中敷きに対峙させられる。
【0010】
同時に、足裏は中敷きに混入された冷感剤の作用により、靴内部の温度上昇が抑制されるとともに、足裏が前記冷却部へ直接若しくは間接的に接触させられて冷感が得られ、これによって、靴内部の熱に起因した蒸れ感が軽減される。
【0011】
前記冷却部は、前記基体全体にわたって設けることもでき、あるいは、足裏の特定部位、たとえば、足の指の付け根の部分や踵といった部位に対峙させられる位置に個々に設けることもできる。
【0012】
また、前記基体を粘着性材料によって形成することにより、前記中敷きを靴に装着した際に、この中敷きが前記靴の靴底上面に密着させ、この靴底とのずれを抑制することができる。
【0013】
さらに、前記基体に弾性を付与しておくことにより歩行時の衝撃を緩和することができ、前述した熱に起因した不快感の軽減作用や、中敷きのずれの抑制作用の相乗作用により、履き心地を大幅に改善することができる。
【0014】
前記基体の上面で前記足が載置される面に、メッシュシートを貼着することができる。
【0015】
このような構成とすることにより、前記メッシュシートによって、前記基体と足裏との間に多数の隙間を設けて両者間の換気を良くすることができる。
【0016】
また、前記メッシュシートによって前記基体に対する足のずれを抑制して靴の装着感を高めることができ、これによって、履き心地を向上させることができる。
【0017】
前記メッシュシートを設ける場合、前記足の踵が対峙させられる部位、前記足の中足骨部が対峙させられる部位、および、前記足の指の付け根が対峙させられる部位のそれぞれに開口部を形成しておき、これらの開口部に前記冷却部を位置させるようにしてもよい。
【0018】
このような構成とすることにより、足裏の特定部分に前記基体の一部を直接接触させることができる。
これによって、前記メッシュシートの機能を確保しつつ、前記冷感剤の冷感作用を直接足に作用させることができる。
【0019】
一方、前記冷却部を前記メッシュシートに一体に設け、このメッシュシートとともに前記基体へ貼着することもできる。
【0020】
前記冷感剤にメンソールを用い、この冷感剤をゲル状のポリウレタン樹脂に溶け込ませることによって前記冷却部を形成することができる。
【0021】
このような中敷きが挿入される靴は、その機能を効果的に引き出すために、靴底と、この靴底の上部に設けられて足が挿入される空洞部を形成する甲被とによって構成し、前記靴底の、前記中敷きの冷却部が設けられた部位に対応する位置に、上面から下面に至る貫通孔を形成した構成とする。
【0022】
このような構成とすることにより、外気が前記貫通孔を経て前記中敷きに接触し、この外気によって前記中敷きに設けられている前記冷却部を冷却することができ、この冷却部に混入されている前記冷感剤の冷感作用の低下を抑制することができる。
【0023】
前記靴底の上面と前記中敷きとの間には、通気性を有し異物の通過を阻止する異物混入防止部材を介装することが好ましい。
【0024】
前記異物混入防止部材は、前記靴底の上面に貼着される固定シートによって固定する。
そして、この固定シートには、前記靴底に形成されている前記貫通孔と重畳する部位に開口部を形成して、前記貫通孔による前述した外気と前記中敷きとの熱交換を確保する。
【0025】
また、前記固定シートを設けることにより、前記靴底上面と前記中敷きとの密着性を高めて、この中敷きのずれ防止を効果的に行なうことができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明の靴用中敷きによれば、足に冷感作用を与えて、装着時の熱による不快感を緩和することができ、また、この中敷きを備えた靴によれば、この中敷きの機能を有効に引き出して履き心地を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一実施形態にかかる中敷きを備えた靴の側面図である。
図2】本発明の一実施形態にかかる中敷きを備えた靴の底面図である。
図3】本発明の一実施形態にかかる中敷きを備えた靴の縦断面図である。
図4】本発明の一実施形態にかかる中敷きを備えた靴の靴底の平面図である。
図5】本発明の一実施形態にかかる中敷きを備えた靴に用いられる異物混入防止部材を分解した状態の平面図である。
図6】本発明の一実施形態にかかる中敷きを備えた靴に用いられる異物混入防止部材の底面図である。
図7】本発明の一実施形態にかかる中敷きの平面図である。
図8】本発明の一実施形態にかかる中敷きを備えた靴の靴底を分解した平面図である。
図9】本発明の一実施形態にかかる中敷きの平面図である。
図10】本発明の一実施形態にかかる中敷きを備えた靴と一般的な中敷きを備えた靴との内部温度変化の差を示すグラフである。
図11】本発明の靴用中敷きの他の実施形態に用いられる基体の平面図である。
図12】本発明の靴用中敷きの他の実施形態に用いられる基体の底面図である。
図13】本発明の靴用中敷きの他の実施形態を示す分解図である。
図14】本発明の靴用中敷きの他の実施形態を示す平面図である。
図15】本発明の靴用中敷きの他の実施形態を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の靴用中敷きの一実施形態について図8および図9を用いて説明する。
これらの図において符号1は、本実施形態に係わる中敷きを示す。
【0029】
本実施形態の中敷き1は、粘着性を有する弾性材料によって形成された基体2を備え、この基体2に冷感剤(図示略)を混入させることによって、前記基体2全体を冷却部とした構成となっている。
【0030】
前記基体2は、本実施形態においては、ゲル状のポリウレタン樹脂が用いられており、剥離可能な粘着性を有するとともに、靴の使用目的に応じた弾性が付与されている。
【0031】
そして、前記冷感剤として、たとえば、メンソールを用い、このメンソールを前記基体2に溶け込ませることによって混入させている。
【0032】
また、前記基体2の上面には、メッシュシート3が一体に貼着されている。
このメッシュシート3には、足の踵が対峙させられる部位、前記足の中足骨部が対峙させられる部位、および、前記足の指の付け根が対峙させられる部位のそれぞれに開口部3a・3b・3cが形成されている。
【0033】
このメッシュシート3は、好ましくは抗菌防臭繊維を用いて形成されて、抗菌および防臭機能が付与されているとともに、多数の孔による通気性により、汗や熱を放散する機能が付与されている。
【0034】
そして、前記基体2には、図9に示すように、前記メッシュシート3が貼着された状態において、このメッシュシート3に形成されている前記開口部3a・3b・3cを経て前記メッシュシートの上面に突出する膨隆部2a・2b・2cが形成され、前記踵に対応して形成された膨隆部2aには、多数の突部2dが形成されている。
【0035】
これらの膨隆部2a・2b・2cは、前記中敷き1に足を載せた際に、前記基体2が、その弾性により、足の踵、中足骨部、および、指の付け根になじむように変形して、前記中敷き1が足にしっかりとフィットするように設けられている。
【0036】
ついで、このように構成された本実施形態の中敷き1が装着される靴について、図1ないし図7を参照して説明する。
【0037】
これらの図において符号10で示す靴は、靴底11と、この靴底11の上部に設けられて足が挿入される空洞部Aを形成する甲被12とによって構成され、前記靴底11には、その上面から下面に至る貫通孔11aが形成されており、前記中敷き1がその粘着性によって前記靴底11の上面に密着させることにより、前記貫通孔11aが覆われている。
そして、本実施形態においては、前記基体2がゲル状のポリウレタン樹脂によって形成されていることにより、前記貫通孔11aが水密に閉塞されている。
【0038】
また、前記靴底11の上面には、図3および図4に示すように、前記貫通孔11aが形成された部位を含むように凹部11bが形成され、この凹部11b内に、図3に示すように、前記貫通孔11aを靴10の内面側から覆う、通気性を有し異物の通過を阻止する異物混入防止部材13が装着されている。
【0039】
前記異物混入防止部材13は、図5に示すように、多数のスリットSが形成されたベースプレート13aと、微細孔が全体的に形成されたアッパープレート13bとからなり、このアッパープレート13bを前記ベースプレート13aの上面に積層して一体化することによって構成されている(図6参照)。
【0040】
そして、前記異物混入防止部材13は、図3に示すように、前記靴底11の上面に貼着される固定シート14によって覆われるようにして固定されている。
【0041】
前記固定シート14には、前記靴底11に形成されている前記貫通孔11aと重畳する部位に開口部14aが形成されて、前記貫通孔11aを介して、前記靴底11の内外部を連通させるようになっている。
【0042】
ついで、このように構成された靴10の作用とともに、前記中敷き1の作用について説明する。
【0043】
前記中敷き1は、前記異物混入防止部材13が前記固定シート14によって固定された靴10の内部に挿入されるとともに、前記固定シート14に密着させられるように装着される。
【0044】
このように、前記中敷き1が装着された靴10においては、この中敷き1の一部の下面が、前記固定シート14の開口部14a、前記異物混入防止部材13の隙間、および、前記靴底11の貫通孔11aを経て外気に接触させられている。
【0045】
前記靴10を足に装着すると、装着者の体重によって、足裏が前記中敷き1の上面に押しつけられる。
【0046】
ここで、前記足の踵、中足骨部、および、指の付け根の各部位において、前記中敷き1の基体2に設けられている各膨隆部2a・2b・2cが押し潰されるように変形させられる。
【0047】
これによって、前記各膨隆部2a・2b・2cが、前記足の踵、中足骨部、および、指の付け根の各部位になじむように接触させられて、これらの各部位がしっかりと保持される。
【0048】
また、前記足裏が、前記基体2の上面に設けられているメッシュシート3に押しつけられることにより、足のずれが防止される。
【0049】
これによって、足と靴10との一体感が得られ、良好な履き心地を実現することができる。
【0050】
そして、足が押しつけられた前記中敷き1の基体2には、冷感剤が混入されていることにより、この冷感剤により冷感作用が前記足裏に作用し、蒸れ等の不快要素が軽減される。
この点からも、靴10の履き心地を良好なものとすることができる。
【0051】
しかも、前記メッシュシート3によって、前記足裏に多数の空隙が形成されることにより、この足裏の換気が行なわれて、足裏回りの温度上昇が抑制される。
【0052】
さらに、前記中敷き1の下面には、前記靴底11の貫通孔11a、前記異物混入防止部材13の間隙を経て外気が常時接触させられている。
【0053】
この外気により、前記中敷き1およびこの中敷き1に混入されている冷感剤の冷却が継続して行なわれて、この冷感剤の冷感作用が保持される。
この結果、前述した良好な履き心地が継続して維持される。
【0054】
ここで、一足の靴の一方に、冷却剤が混入されていないEVA樹脂(エチレンビニールアセタートコポリマー)によって形成した一般的な中敷きを装着し、他方に、本実施形態の中敷き1を装着しておき、1時間の歩行を行なった際の靴の内部温度変化を図10に示した。
【0055】
この図10において曲線Xが本実施形態の中敷き1を装着した靴の内部温度変化を示し、曲線Yが一般的な中敷きを装着した靴の内部温度変化を示す。
また、経過時間「0」における温度は、靴を履く前の内部温度を示す。
【0056】
このように、一般的な中敷きが装着された靴の内部温度は、歩行開始直後に35℃以上に上昇した後に徐々に上昇し、37.4℃の最高温度まで上昇しているのに対し、本実施形態の中敷き1が装着された靴10の内部温度は、歩行開始かの温度上昇が緩やかで、その最高温度も35.1℃に抑えられており、その効果は歴然である。
【0057】
一方、本実施形態においては、前記貫通孔11aが、前記靴10の内面側において前記中敷き1によって水密状態に閉塞されていることから、水が前記靴10内に浸入することはない。
【0058】
また、異物が前記貫通孔11aないに浸入したとしても、これらの異物が前記異物混入防止部材13によって前記靴10内へ入り込むことが防止される。
【0059】
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や組成、あるいは、寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0060】
たとえば、前記実施形態においては、前記基体2をゲル状のポリウレタン樹脂によって形成した例について示したが、これに代えて、慣用のゲル状材料を採用することは当然に可能である。
また、前記基体2は、複数の弾性材料によって形成されていてもよい。
【0061】
また、前記基体2に、たとえば、多数の微細孔を形成して。通気性を持たせた構成とすることもできる。
このような構成とすることによって、前記基体2に混入されている冷感剤と外気との接触を良好なものとして、その冷感作用をさらに高めることができる。
【0062】
さらに、図11ないし図15に示す中敷き20とすることもできる。
この中敷き20は、図15に示すように、基体21と、この基体21の上面に貼着されるメッシュシート22と、このメッシュシート22に設けられた冷却部23とを備えている。
【0063】
前記基体21には、図15に示すように、足の踵に対峙させられる部位と、足の指の付け根に対峙させられる部位とに、それぞれ開口部21a・21bが形成されている。
【0064】
一方、前記メッシュシート22に設けられる前記冷却部23は、前記メッシュシート22を前記基体21の上面に貼着した際に、前記基体21に形成されている前記開口部21a・21bを覆う位置に設けられている。
【0065】
このように構成された本実施形態にかかる中敷き20によれば、この中敷き20を靴底11の上面に接地した状態において、前記各冷却部23が、前記靴底11に形成されている貫通孔11a、および、前記基体21に形成されている前記開口部21a・21bを介して外気へ接触させられる。
【0066】
これによって、前記冷却部23の温度上昇を抑制して、その冷感作用を確保することができる。
しかも、前記冷却部23が、足の指の付け根や踵に対峙させられていることにより、足の熱のこもりやすい部位に冷感作用を作用させることができる。
【符号の説明】
【0067】
1 中敷き
2 基体
2a 膨隆部
2b 膨隆部
2c 膨隆部
2d 突部
3 メッシュシート
3a 開口部
3b 開口部
3c 開口部
10 靴
11 靴底
11a 貫通孔
11b 凹部
12 甲被
13 異物混入防止部材
13a ベースプレート
13b アッパープレート
14 固定シート
14a 開口部
20 中敷き
21 基体
21a 開口部
21b 開口部
22 メッシュシート
23 冷却部
A 空洞部
S スリット

【要約】      (修正有)
【課題】靴内部の温度上昇による履き心地の悪化を抑制することのできる靴用中敷きおよびその中敷きを備えた靴を提供する。
【解決手段】靴10の靴底11上面に載置されて足が載せられる基体を備え、この基体に、冷感剤が混入されて形成された冷却部が設けられている。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15