【文献】
NEC Group,Potential gain of DL CoMP with joint transmission,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #57 R1-091688,3GPP,2009年 5月 4日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
従来技術における先述した問題を解消するために、第1の態様において、本発明は、ユーザ装置のために動作しているリモート無線装置(RRU)を選択するための方法を提供し、基地局が、ユーザ装置のためのセル内の全てのRRUの測定情報値をソーティングし、前記ユーザ装置の初期RRUセットを判別するステップと、前記基地局が、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に従って、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションを、前記初期RRUセットから始めて順序的に計算するステップと、前記基地局が、前記ユーザ装置の現在のRRUセットの前記アイソレーションがプリセットアイソレーションしきい値を満たすかどうかに従って、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の動作しているRRUであるかどうかを順序的に判別するステップと、を具備する。
【0006】
前記第1の態様に関連し、第1の可能な実施方法において、前記ソーティングするステップは、降順のソーティングであり、前記RRUセットは、動作しているRRUセットであり、前記初期RRUセットは、初期の動作しているRRUセットであり、前記基地局が、前記ユーザ装置の初期RRUセットを判別する前記ステップは、前記基地局が、最大の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記初期の動作しているRRUセットとして使用するステップを具備し、前記基地局が、前記ユーザ装置の現在のRRUセットの前記アイソレーションがプリセットアイソレーションしきい値を満たすかどうかに従って、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の動作しているRRUであるかどうかを順序的に判別する前記ステップは、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値より小さいか、又はそれ以下であるならば、前記基地局が、前記ソーティングされたシーケンスにおける次の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットに結合し、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションの計算を継続するステップと、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以上であるか、又はそれより大きいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザの前記現在の動作しているRRUセットに結合される場合には、前記基地局が、検証を停止するステップと、を具備する。
【0007】
前記第1の態様に関連し、第2の可能な実施方法において、前記ソーティングするステップは、昇順のソーティングであり、前記RRUセットは、動作しているRRUセットであり、前記初期RRUセットは、初期の動作しているRRUセットであり、前記基地局が、前記ユーザ装置の初期RRUセットを判別する前記ステップは、前記基地局が、前記セル内のすべてのRRUのセットを、前記ユーザ装置の前記初期の動作しているRRUセットとして使用するステップを具備し、前記基地局が、前記ユーザ装置の現在のRRUセットの前記アイソレーションがプリセットアイソレーションしきい値を満たすかどうかに従って、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の動作しているRRUであるかどうかを順序的に判別する前記ステップは、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値よりも大きいか、又はそれ以上であるならば、前記基地局が、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットから、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットにおいて最小の測定情報値に対応するRRUを取り除き、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションの計算を継続するステップと、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値未満であるか、又はそれより小さいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUのみが、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットに残っている場合には、前記基地局が、検証を停止するステップと、を具備する。
【0008】
前記第1の態様に関連し、第3の可能な実施方法において、前記ソーティングするステップは、昇順のソーティングであり、前記RRUセットは、動作していないRRUセットであり、前記初期RRUセットは、動作していない初期RRUセットであり、前記基地局が、前記ユーザ装置の初期RRUセットを判別する前記ステップは、前記基地局が、ヌルセットを、動作していない前記ユーザ装置の初期RRUセットとして使用するステップを具備し、前記基地局が、前記ユーザ装置の現在のRRUセットの前記アイソレーションがプリセットアイソレーションしきい値を満たすかどうかに従って、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の動作しているRRUであるかどうかを順序的に判別する前記ステップは、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値より大きいか、又は以上であるならば、前記基地局が、前記ソーティングされたシーケンスにおける次の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットに結合し、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションの計算を継続するステップと、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以下であるか、又はそれより小さいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおいて、次の測定情報値から最後の測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットに結合される場合には、前記基地局が、検証を停止するステップと、前記基地局が、前記ユーザ装置の前記動作していないRRUセットの補集合を計算し、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得するステップと、を具備する。
【0009】
前記第1の態様に関連し、第4の可能な実施方法において、前記ソーティングするステップは、降順のソーティングであり、前記RRUセットは、動作していないRRUセットであり、前記初期RRUセットは、動作していない初期RRUセットであり、前記基地局が、前記ユーザ装置の初期RRUセットを判別する前記ステップは、前記基地局が、最大の測定情報値に対応するRRU以外の前記セル内のすべてのRRUのセットを、動作していない前記ユーザ装置の初期RRUセットとして使用するステップを具備し、前記基地局が、前記ユーザ装置の現在のRRUセットの前記アイソレーションがプリセットアイソレーションしきい値を満たすかどうかに従って、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の動作しているRRUであるかどうかを順序的に判別する前記ステップは、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションが前記プリセットアイソレーションしきい値より小さいか、又は以下であるならば、前記基地局が、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットから、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットにおける最大の測定情報値に対応するRRUを取り除き、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションの計算を継続するステップと、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以上であるか、又はそれより大きいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUだけが、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセット内に残っている場合には、前記基地局が、検証を停止するステップと、前記基地局が、前記ユーザ装置の前記動作していないRRUセットの補集合を計算し、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得するステップと、を具備する。
【0010】
前記第1の態様及び前記第1の態様における第1から第4の可能な実施方法に関連し、第5の可能な実施方法において、前記測定情報値は、次のパラメータ:参照信号受信電力(RSRP)と、信号対干渉と雑音比(SINR)と、の1つ又は組み合わせである。
【0011】
前記第1の態様及び前記第1の態様における第1から第4の可能な実施方法に関連し、第6の可能な実施方法において、前記アイソレーションを計算するための方法は、
g = f(測定情報値(0), 測定情報値(1), ..., 測定情報値(m)) − (測定情報値(m+1), 測定情報値(m+2), ..., 測定情報値(N-1))
と表現され、
ここで、gは、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、fは、測定情報値の合成値を等価測定値に変換するためのメソッド関数であり、前記ユーザ装置の現在のRRUセットは、前記ソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである。
【0012】
前記第1の態様及び前記第1の態様における前記第1から第4の可能な実施方法に関連し、第7の可能な実施方法において、前記測定情報値は、参照信号受信電力(RSRP)であり、前記アイソレーションを計算するための方法は、
【0013】
【数1】
【0014】
と表現され、ここで、gは、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、kは、ソーティング順におけるRRUの番号であり、RSRP
kは、k番号の付いたRRUのRSRP値であり、前記ユーザ装置の現在のRRUセットは、前記ソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである。
【0015】
第2の態様において、本発明は、ユーザ装置のための動作しているリモート無線装置(RRU)を選択するように構成されている基地局を提供する。前記基地局は、
ユーザ装置のためのセル内の全てのRRUの測定情報値をソーティングするように構成されている処理モジュールと、
前記ユーザ装置の初期RRUセットを判別するように構成されている初期化モジュールと、
前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に従って、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションを、前記初期RRUセットから始めて順序的に計算するように構成されている検証モジュールと、
前記ユーザ装置の現在のRRUセットの前記アイソレーションがプリセットアイソレーションしきい値を満たすかどうかに従って、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の動作しているRRUであるかどうかを順序的に判別するように構成されている選択モジュールと、
を含む。
【0016】
前記第2の態様に関連し、第1の可能な実施方法において、前記ソーティングするステップは、降順のソーティングであり、前記RRUセットは、動作しているRRUセットであり、前記初期RRUセットは、初期の動作しているRRUセットであり、前記初期化モジュールは、最大の測定情報値に対応するRRUを前記ユーザ装置の前記初期の動作しているRRUセットとして使用するように特に構成されており、前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値より小さいか、又はそれ以下であるならば、前記基地局が、前記ソーティングされたシーケンスにおける次の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットに結合し、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以上であるか、又はそれより大きいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザの前記現在の動作しているRRUセットに結合される場合には、前記基地局により、検証を停止させるように特に構成されている。
【0017】
前記第2の態様に関連し、第2の可能な実施方法において、前記ソーティングするステップは、昇順のソーティングであり、前記RRUセットは、動作しているRRUセットであり、前記初期RRUセットは、初期の動作しているRRUセットであり、前記初期化モジュールは、前記セル内のすべてのRRUのセットを前記ユーザ装置の前記初期の動作しているRRUセットとして使用するように特に構成され、前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値よりも大きいか、又はそれ以上であるならば、前記基地局が、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットにおける最小の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットから削除し、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値未満であるか、又はそれより小さいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUのみが、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットに残っている場合には、前記基地局が、検証を停止するように特に構成されている。
【0018】
前記第2の態様に関連し、第3の可能な実施方法において、前記ソーティングするステップは、昇順のソーティングであり、前記RRUセットは、動作していないRRUセットであり、前記初期RRUセットは、動作していない初期RRUセットであり、前記初期化モジュールは、ヌルセットを、動作していない前記ユーザ装置の初期RRUセットとして使用するように特に構成され、前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値より大きいか、又は以上であるならば、前記基地局が、前記ソーティングされたシーケンスにおける次の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットに結合し、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以下であるか、又はそれより小さいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおいて、次の測定情報値から最後の測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットに結合される場合には、前記基地局が、検証を停止するように特に構成され、前記基地局は、前記ユーザ装置の前記動作していないRRUセットの補集合を計算し、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得するように構成されている計算モジュールをさらに含む。
【0019】
前記第2の態様に関連し、第4の可能な実施方法において、前記ソーティングするステップは、降順のソーティングであり、前記RRUセットは、動作していないRRUセットであり、前記初期RRUセットは、動作していない初期RRUセットであり、前記初期化モジュールは、最大の測定情報値に対応するRRU以外の前記セル内のすべてのRRUのセットを動作していない前記ユーザ装置の初期RRUセットとして使用するように特に構成され、前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションが前記プリセットアイソレーションしきい値より小さいか、又は以下であるならば、前記基地局が、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットから、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットにおける最大の測定情報値に対応するRRUを取り除き、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以上であるか、又はより大きいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUだけが、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセット内に残っている場合には、前記基地局が、検証を停止するように特に構成され、前記基地局は、前記ユーザ装置の前記動作していないRRUセットの補集合を計算し、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得するように構成されている計算モジュールをさらに含む。
【0020】
前記第2の態様及び前記第2の態様における第1から第4の可能な実施方法に関連し、第5の可能な実施方法において、前記測定情報値は、次のパラメータ:参照信号受信電力(RSRP)と、信号対干渉と雑音比(SINR)と、の1つ又は組み合わせである。
【0021】
前記第2の態様及び前記第2の態様における第1から第4の可能な実施方法に関連し、第6の可能な実施方法において、前記アイソレーションを計算するための方法は、
g = f(測定情報値(0), 測定情報値(1), ..., 測定情報値(m)) − f(測定情報値(m+1), 測定情報値(m+2), ..., 測定情報値(N-1))
と表現され、
ここで、gは、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、fは、測定情報値の合成値を等価測定値に変換するためのメソッド関数であり、前記ユーザ装置の現在のRRUセットは、前記ソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである。
【0022】
前記第2の態様及び前記第2の態様における前記第1から第4の可能な実施方法に関連し、第7の可能な実施方法において、前記測定情報値は、参照信号受信電力(RSRP)であり、前記アイソレーションを計算するための方法は、
【0023】
【数2】
【0024】
と表現され、ここで、gは、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、kは、ソーティング順におけるRRUの番号であり、RSRP
kは、k番号の付いたRRUのRSRP値であり、前記ユーザ装置の現在のRRUセットは、前記ソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである。
【0025】
本発明において、ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションをプリセットアイソレーションしきい値と比較することにより、リソース利用率と信号干渉とが、効果的にバランスされ、前記ユーザ装置のための動作しているリモート無線装置が正確に判別され得る。
【0026】
技術的ソリューションを本発明の実施形態においてより明確に説明するために、本発明の前記実施形態を説明するために必要な添付の図面が次において簡単に紹介される。明らかに、以下説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態にすぎず、当業者は創造的な取り組み無しにこれらの添付の図面から他の図面を得ることも可能である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明の実施形態における技術的ソリューションが、明確かつ完全に、本発明の実施形態において、添付の図面を参照しながら以下に説明される。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく、一部分にすぎない。創造的な取り組みなしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
【0029】
本発明は、ユーザ装置のために動作しているRRU(working RRU)を選択するための方法を提供し、
基地局が、ユーザ装置のためのセル内の全てのRRUの測定情報値(measurement information value)をソーティングし、前記ユーザ装置の初期(initial)RRUセットを判別するステップと、
前記基地局が、前記ソーティングされたシーケンス(sorted sequence)における前記測定情報値に従って、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションを、前記初期RRUセットから始めて順序的(sequentially)に計算するステップと、
前記基地局が、前記ユーザ装置の現在のRRUセットの前記アイソレーションがプリセットアイソレーションしきい値を満たすかどうかに従って、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の動作しているRRUであるかどうかを順序的に判別するステップと、
を具備する。
【0030】
本発明におけるアイソレーション計算方法において、ユーザ装置のための動作しているRRUを選択することにより、リソース利用率と信号干渉とが効果的にバランスし、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットが正確に判別され得る。本発明の技術的ソリューションは、特定の実施形態を通じて以下に説明される。
【0031】
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態に従って、ユーザ装置のために動作しているRRUセットを選択するための方法のフローチャートである。
図1に示されているように、前記方法は、この実施形態に従って、以下を含む。
【0032】
ステップ101:基地局は、ユーザ装置のために、降順で、セル内の全てのRRUの測定情報値をソーティングする。
【0033】
前記セルは、単一の周波数ネットワーク(SFN:Single Frequency Network)セルであってよく、当業者により一般的に理解される通信セルであってもよい。前記測定情報値は、RSRPであり、信号対干渉とノイズ比(SINR:Signal to Interference plus Noise Ratio)であってもよく、一定のSINR条件を満たすRSRPであってもよい。この実施形態においては、説明のための一例として、前記測定情報値は、RSRPが採用されている。前記セル内の全てのRRUのそれぞれは、前記ユーザ装置の信号に対するRSRP測定値を有しており、前記基地局は、これら得られたRSRPを降順でソーティングする。
【0034】
ステップ102:前記基地局は、最大の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の初期の動作しているRRUセットとして使用する。
【0035】
すなわち、この実施形態において、少なくとも1つのRRUが前記ユーザ装置のために動作する実際の状況に基づいて、初めに、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットは、最大のRSRPに対応するRRUのみが含まれる。動作しているRRUセット
【0036】
ステップ103:前記基地局は、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に従って、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセット(current working RRU set)のアイソレーションを、前記初期RRUセットから始めて順序的に計算する。
【0037】
前記アイソレーションとは、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットにおけるRRUの測定情報値の合成値を変換することにより得られる等価測定値と、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセット以外のRRUの測定情報値の合成値を変換することにより得られる等価測定値との差を指している。前記アイソレーションの計算の目的は、前記ユーザ装置のための動作しているRRUと、他のRRUとの信号強度差を測定することである。前記差が一定のしきい値を超えないならば、前記他のRRUからの信号干渉がこの時点で強いことを示しており、前記他のRRUを、動作しているRRUとして選択する必要がある。前記差が一定のしきい値を超過するならば、前記他のRRUからの信号干渉は弱いことを示しており、前記他のRRUを、動作しているRRUとして選択する必要はない。
【0038】
この実施形態において、前記アイソレーションgの計算方法は、
g = 前記現在の動作しているRRUセットにおけるRRUの測定情報値の合成値を変換することにより得られる等価測定値 − 前記現在の動作しているRRUセット以外のRRUの測定情報値の合成値を変換することにより得られる等価測定値
のように表現されることができ、さらに、前記アイソレーションgの計算方法は、
g = f(測定情報値(0), 測定情報値(1), ..., 測定情報値(m)) − f(測定情報値(m+1), 測定情報値(m+2), ..., 測定情報値(N-1))
のように表現されることができ、ここで、gは、アイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、fは、測定情報値の合成値を等価測定値に変換するためのメソッド関数であり、現在計算されたアイソレーションは、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットが、降順にソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである場合のアイソレーションである。
【0039】
さらに、一例として、RSRPを前記測定情報値とすることにより、前記アイソレーションを計算するための式は、
【0041】
となりうる。ここで、gは、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、kは、ソーティング順におけるRRUの番号であり、RSRP
kは、k番号の付いたRRUのRSRP値であり、前記ユーザ装置の現在のRRUセットは、前記ソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである。
【0042】
ステップ104:前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションがプリセットアイソレーションしきい値より小さいならば、前記基地局は、前記ソーティングされたシーケンスにおける次の測定情報値(next measurement information value)に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットに結合する。
【0043】
例えば、前記セルに全部で5つのRRUがあり、前記ユーザ装置のための測定情報値が降順でソーティングされ: 5,4,3,2,1 となり、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットは、(5)である。前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションがプリセットアイソレーションしきい値より小さいならば、前記ソーティングされたシーケンスにおける次の測定情報値に対応するRRU、すなわち、4は、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットに結合される。
【0044】
前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以上であるか、又はそれより大きいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザの前記現在の動作しているRRUセットに結合される場合には、前記基地局は、検証を停止する。先述の例において、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値1が、動作しているセットに結合される場合には、前記基地局は、検証を停止する。
【0045】
前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値と等しいならば、前記基地局は、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記次の測定情報値に対応するRRUを、前記動作しているRRUセットに結合するか、又は検証を停止するかのどちらかでありうる。
【0046】
前記アイソレーションしきい値は、実際の状況にしたがって、例えば、10dBとセットされ得る。
【0047】
ステップ105:前記基地局は、計算されたアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以上になるまで、ステップ103からステップ104を繰り返し実行する。
【0048】
この実施形態において、ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションをプリセットアイソレーションしきい値と比較すること、及び前記プリセットアイソレーションしきい値を満たすRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットに結合することにより、リソース利用率と信号干渉とが効果的にバランスされ、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットが正確に判別されることができる。
【0049】
[実施形態2]
図2は、本発明の実施形態に従う、ユーザ装置のために動作しているRRUセットを選択するための他の方法のフローチャートである。
図2に示されているように、この実施形態に従う前記方法は、次を含む。
【0050】
ステップ201:基地局は、ユーザ装置のためのセル内の全てのRRUの測定情報値を、昇順で、ソーティングする。
【0051】
このステップは、ステップ101とほぼ同じであり、違いは、前記ユーザ装置のための前記測定情報値が、異なる順でソーティングされることである。
【0052】
ステップ202:前記基地局は、前記セル内の全てのRRUを、前記ユーザ装置の初期の動作しているRRUセットとして使用する。
【0053】
すなわち、この実施形態において、初めに、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットは、前記セル内の全てのRRUを含んでいる。
【0054】
ステップ203:前記基地局は、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に従って、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションを、前記初期の動作しているRRUセットから始めて計算する。
【0055】
このステップは、ステップ103とほぼ同じであり、違いは、前記基地局は、前記アイソレーションを、異なる順で計算することである。
【0056】
この実施形態において、前記アイソレーションgを計算するための方法は、
g = 前記現在の動作しているRRUセットにおけるRRUの測定情報値の合成値を変換することにより得られる等価測定値 − 前記現在の動作しているRRUセット以外のRRUの測定情報値の合成値を変換することにより得られる等価測定値
と表現されることができ、さらに、前記アイソレーションgを計算するための方法は、
g = f(測定情報値(0), 測定情報値(1), ..., 測定情報値(m)) − f(測定情報値(m+1), 測定情報値(m+2), ..., 測定情報値(N-1))
と表現されることができ、ここで、gは、アイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、fは、測定情報値の合成値を等価測定値に変換するためのメソッド関数であり、現在計算されたアイソレーションは、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットが、昇順でソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである場合のアイソレーションである。
【0057】
さらに、一例としてRSRPを前記測定情報値とすることにより、前記アイソレーションを計算するための式は、
【0059】
となり得る。ここで、gは、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、kは、ソーティング順におけるRRUの番号であり、RSRP
kは、k番号の付いたRRUのRSRP値であり、前記ユーザ装置の現在のRRUセットは、前記ソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである。
【0060】
ステップ204:前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、プリセットアイソレーションしきい値より大きいならば、前記基地局は、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットにおける最小の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットから取り除く。
【0061】
前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値より小さいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUのみが、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットに残っている場合には、前記基地局は、検証を停止する。前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値と等しいならば、前記基地局は、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットから、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットにおける前記最小の測定情報値に対応するRRUを取り除くか、又は検証を停止するかのどちらかでありうる。
【0062】
前記アイソレーションしきい値は、実際の状況に応じて、例えば10dBにセットされうる。
【0063】
ステップ205:前記基地局は、アイソレーションの計算が、前記プリセットアイソレーションしきい値以下となるまで、ステップ203からステップ204を繰り返し実行する。
【0064】
この実施形態において、ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションを、プリセットアイソレーションしきい値と比較することにより、及び前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットから、前記プリセットアイソレーションしきい値を満たすRRUを取り除くことにより、リソース利用率と信号干渉とが効率的にバランスされ、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットが正確に判別されることができる。
【0065】
[実施形態3]
図3は、本発明の実施形態に従う、ユーザ装置のために動作しているRRUセットを選択するための他の方法のフローチャートである。
図3に示されているように、この実施形態は、実施形態1及び2とは異なり、この実施形態においては、ユーザ装置の動作していないRRUセット(non-working RRU Set)がまず取得され、その後動作しているRRUセットが、前記動作していないRRUセットの補集合を計算することにより取得される。前記方法は、以下を含む。
【0066】
ステップ301:基地局は、ユーザ装置のためのセル内の全てのRRUの測定情報値を昇順でソーティングする。
【0067】
このステップは、ステップ101とほぼ同じであり、違いは、前記ユーザ装置のための前記測定情報値は、異なる順でソーティングされることである。
【0068】
ステップ302:前記基地局は、動作していない前記ユーザ装置の初期RRUセットとして、ヌルセットを使用する。
【0069】
すなわち、この実施形態において、初めに、前記ユーザ装置の動作していないRRUセットは、RRUを含んでいない。
【0070】
ステップ303:前記基地局は、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に従って、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションを、前記初期動作していないRRUセットから始めて計算する。
【0071】
このステップにおいて、前記アイソレーションを計算するための方法は、ステップ103におけるのと同じであり、違いは、前記基地局は、前記アイソレーションを昇順で計算するということであり、計算された前記アイソレーションは、前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションである。
【0072】
この実施形態において、前記アイソレーションgを計算するための方法は、
g = 前記現在の動作していないRRUセットにおけるRRUの測定情報値の合成値を変換して得られる等価測定値 − 前記現在の動作していないRRUセット以外のRRUの測定情報値の合成値を変換することにより得られる等価測定値
と表現することができ、さらに、前記アイソレーションgを計算するための方法は、
g = f(測定情報値(0), 測定情報値(1), ..., 測定情報値(m)) − f(測定情報値(m+1), 測定情報値(m+2), ..., 測定情報値(N-1))
と表現することができ、ここで、gは、アイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、fは、測定情報値の合成値を等価測定値に変換するためのメソッド関数であり、現在計算されたアイソレーションは、前記ユーザ装置の前記動作していないRRUセットが、昇順にソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである場合のアイソレーションである。
さらに、一例としてRSRPを前記測定情報値としたことにより、前記アイソレーションを計算するための式は、
【0074】
であり得る。ここで、gは、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、kは、ソーティング順におけるRRUの番号であり、RSRP
kは、k番号の付いたRRUのRSRP値であり、前記ユーザ装置の現在のRRUセットは、前記ソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである。
【0075】
ステップ304:前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、プリセットアイソレーションしきい値より大きいならば、前記基地局は、前記ソーティングされたシーケンスにおける次の測定情報値に対応するRRUを、前記動作していないRRUセットに結合する。
【0076】
前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値未満であるならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおいて、次の測定情報値から最後の測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットに結合される場合には、前記基地局は、検証を停止する。前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値と等しいならば、前記基地局は、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記次の測定情報値に対応するRRUを、前記動作していないRRUセットに結合するか、又は、検証を停止するかのどちらかになりうる。
【0077】
ステップ305:前記基地局は、計算されたアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以下となるまで、ステップ303から304を繰り返し実行する。
【0078】
ステップ306:前記ユーザ装置の動作していないRRUセットを取得した後、前記基地局は、前記動作していないRRUセットの補集合を計算することにより、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得する。
【0079】
この実施形態において、ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションを、プリセットアイソレーションしきい値と比較すること、前記プリセットアイソレーションしきい値を満たすRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットに結合すること、及び前記動作していないセットの補集合を計算し、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得することにより、リソース利用率と信号干渉とが効果的にバランスし、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットが正確に判別されうる。
【0080】
[実施形態4]
図4は、本発明の実施形態に従う、ユーザ装置のために動作しているRRUセットを選択するための他の方法のフローチャートである。
図4に示されているように、この実施形態は、実施形態1及び2とは異なり、この実施形態において、ユーザ装置の動作していないRRUセットが、まず取得され、その後、動作しているRRUセットは、前記動作していないRRUセットの補集合を計算することにより、取得される。
【0081】
ステップ401:基地局は、ユーザ装置のためのセル内の全てのRRUの測定情報値を降順でソーティングする。
【0082】
このステップは、ステップ101と同じである。
【0083】
ステップ402:前記基地局は、動作していない前記ユーザ装置の初期RRUセットとして、最大の測定情報値に対応するRRU以外の前記セル内のすべてのRRUのセットを使用する。
【0084】
すなわち、この実施形態において、初めに、前記ユーザ装置の動作していないRRUセットは、前記最大の測定情報値に対応するRRU以外の前記セル内の全てのRRUを含む。
【0085】
ステップ403:前記基地局は、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に従って、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションを、前記初期動作していないRRUセットから始めて計算する。
【0086】
このステップにおいて、前記アイソレーションを計算するための方法は、ステップ103と同じであり、違いは、前記基地局により計算される前記アイソレーションは、前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションであることである。
【0087】
この実施形態において、前記アイソレーションgを計算するための方法は、
g = 前記現在の動作していないRRUセットにおけるRRUの測定情報値の合成値を変換して得られる等価測定値 − 前記現在の動作していないRRUセット以外のRRUの測定情報値の合成値を変換することにより得られる等価測定値
と表現されることができ、さらに、前記アイソレーションgを計算するための前記方法は、
g = f(測定情報値(0), 測定情報値(1), ..., 測定情報値(m)) − f(測定情報値(m+1), 測定情報値(m+2), ..., 測定情報値(N-1))
と表現されることができ、ここで、gは、アイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、fは、測定情報値の合成値を等価測定値に変換するためのメソッド関数であり、現在計算されたアイソレーションは、前記ユーザ装置の前記動作していないRRUセットが、降順でソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである場合のアイソレーションである。
【0088】
さらに、一例として、RSRPを前記測定情報値としたことにより、前記アイソレーションの計算方法は、
【0090】
であり得る。ここで、gは、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、kは、ソーティング順におけるRRUの番号であり、RSRP
kは、k番号の付いたRRUのRSRP値であり、前記ユーザ装置の現在のRRUセットは、前記ソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである。
【0091】
ステップ404:前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、プリセットアイソレーションしきい値より小さければ、前記基地局は、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットから、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットにおける最大の測定情報値に対応するRRUを取り除く。
【0092】
前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値より大きいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUだけが、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセット内に残っている場合には、前記基地局は、検証を停止する。前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値と等しければ、前記基地局は、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットから、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットにおける前記最大の測定情報値に対応するRRUを取り除くか、又は、検証を停止するか、のどちらかでありうる。
前記アイソレーションしきい値は、実際の状況に応じて、例えば、10dBとセットされうる。
【0093】
ステップ405:前記基地局は、計算されたアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以上となるまで、ステップ403からステップ404を繰り返し実行する。
【0094】
ステップ406:前記ユーザ装置の動作していないRRUセットを取得した後、前記基地局は、前記動作していないRRUセットの補集合を計算することにより、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得する。
【0095】
この実施形態において、ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションをプリセットアイソレーションしきい値と比較すること、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットから、前記プリセットアイソレーションしきい値を満たすRRUを取り除くこと、前記動作していないセットの補集合を計算し、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得することにより、リソース利用率と信号干渉とが効率的にバランスされ、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットは、正確に判別されうる。
【0096】
[実施形態5]
図5aは、本発明の実施形態に従う、ユーザ装置のための動作しているRRUを選択するための基地局を示している。図に示されているように、前記基地局は、
ユーザ装置のためのセル内の全てのRRUの測定情報値をソーティングするように構成されている処理モジュール51と、
前記ユーザ装置の初期RRUセットを判別するように構成されている初期化モジュール52と、
前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に従って、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションを、前記初期RRUセットから始めて順序的に計算するように構成されている検証モジュール53と、
前記ユーザ装置の現在のRRUセットの前記アイソレーションがプリセットアイソレーションしきい値を満たすかどうかに従って、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の動作しているRRUであるかどうかを順序的に判別するように構成されている選択モジュール54と、
を含む。
【0097】
この実施形態は、
前記ソーティングするステップは、降順のソーティングであり、
前記RRUセットは、動作しているRRUセットであり、前記初期RRUセットは、初期の動作しているRRUセットであり、
前記初期化モジュールは、前記ユーザ装置の前記初期の動作しているRRUセットとして、最大の測定情報値に対応するRRUを使用するように特に構成されており、
前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値より小さいか、又はそれ以下であるならば、前記基地局が、前記ソーティングされたシーケンスにおける次の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットに結合し、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以上であるか、又はそれより大きいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザの前記現在の動作しているRRUセットに結合される場合には、前記基地局が、検証を停止するように特に構成されている、
ことをさらに含む。
【0098】
オプションとして、この実施形態は、
前記ソーティングするステップは、昇順のソーティングであり、
前記RRUセットは、動作しているRRUセットであり、前記初期RRUセットは、初期の動作しているRRUセットであり、
前記初期化モジュールは、前記セル内のすべてのRRUのセットを前記ユーザ装置の前記初期の動作しているRRUセットとして使用するように特に構成されており、
前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値よりも大きいか、又はそれ以上であるならば、前記基地局が、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットにおける最小の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットから削除し、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値未満であるか、又はそれより小さいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUのみが、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットに残っている場合には、前記基地局が、検証を停止するように特に構成されている、
ことをさらに含む。
【0099】
オプションとして、この実施形態は、
前記ソーティングするステップは、昇順のソーティングであり、
前記RRUセットは、動作していないRRUセットであり、前記初期RRUセットは、動作していない初期RRUセットであり、
前記初期化モジュールは、ヌルセットを、動作していない前記ユーザ装置の初期RRUセットとして使用するように特に構成され、
前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値より大きいか、又は以上であるならば、前記基地局が、前記ソーティングされたシーケンスにおける次の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットに結合し、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以下であるか、又はそれより小さいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおいて、次の測定情報値から最後の測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットに結合される場合には、前記基地局が、検証を停止するように特に構成され、
前記基地局は、前記ユーザ装置の前記動作していないRRUセットの補集合を計算し、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得するように構成されている計算モジュール55をさらに含む、
ことをさらに含む。
【0100】
オプションとして、この実施形態は、
前記ソーティングするステップは、降順のソーティングであり、
前記RRUセットは、動作していないRRUセットであり、前記初期RRUセットは、動作していない初期RRUセットであり、
前記初期化モジュールは、動作していない前記ユーザ装置の初期RRUセットとして、最大の測定情報値に対応するRRU以外の前記セル内のすべてのRRUのセットを使用するように特に構成されており、
前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションが前記プリセットアイソレーションしきい値より小さいか、又は以下であるならば、前記基地局が、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットから、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットにおける最大の測定情報値に対応するRRUを取り除き、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以上であるか、又はより大きいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUだけが、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセット内に残っている場合には、前記基地局が、検証を停止するように特に構成され、
前記基地局は、前記ユーザ装置の前記動作していないRRUセットの補集合を計算し、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得するように構成されている計算モジュール55をさらに含む、
ことをさらに含む。
【0101】
オプションとして、この実施形態において、前記測定情報値は、次の内の1つ又はその組み合わせである:参照信号受信電力(RSRP)と、信号対干渉と雑音比(SINR)。
【0102】
オプションとして、この実施形態において、前記測定情報値は、参照信号受信電力(RSRP)であり、一例として、RSRPを前記測定情報値とすることにより、前記基地局は、以下の式に従って、前記ユーザ装置の現在のRRUセットの前記アイソレーションを計算する:
【0104】
ここで、gは、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、kは、ソーティング順におけるRRUの番号であり、RSRP
kは、k番号の付いたRRUのRSRP値であり、前記ユーザ装置の現在のRRUセットは、前記ソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである。
【0105】
オプションとして、この実施形態に従う前記基地局におけるモジュール間の論理接続関係も
図5b又は
図5cに示されているが、この実施形態において、再び説明はしない。
【0106】
[実施形態6]
図6は、本発明の実施形態に従うユーザ装置のための動作しているRRUを選択するための基地局を示している。図に示されているように、前記基地局は、
ユーザ装置のための動作しているRRUを選択する基地局のための処理コードを格納するように構成されているメモリ61と、
前記ユーザ装置のためのセル内の全てのRRUの測定情報値をソーティングし、
前記ユーザ装置の初期RRUセットを判別し、
前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に従って、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションを、前記初期RRUセットから始めて順序的に計算し、
前記ユーザ装置の現在のRRUセットの前記アイソレーションが、プリセットアイソレーションしきい値を満たすかどうかに従って、前記ソーティングされたシーケンスにおける前記測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の動作しているRRUであるかどうかを順序的に判別するように構成されているプロセッサ62と、
を含む。
【0107】
この実施形態は、
前記ソーティングするステップは、降順のソーティングであり、
前記RRUセットは、動作しているRRUセットであり、前記初期RRUセットは、初期の動作しているRRUセットであり、
前記初期化モジュールは、前記ユーザ装置の前記初期の動作しているRRUセットとして、最大の測定情報値に対応するRRUを使用するように特に構成されており、
前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値より小さいか、又はそれ以下であるならば、前記基地局が、前記ソーティングされたシーケンスにおける次の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットに結合し、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以上であるか、又はそれより大きいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザの前記現在の動作しているRRUセットに結合される場合には、前記基地局が、検証を停止するように特に構成されている、
ことをさらに含む。
【0108】
オプションとして、この実施形態は、
前記ソーティングするステップは、昇順のソーティングであり、
前記RRUセットは、動作しているRRUセットであり、前記初期RRUセットは、初期の動作しているRRUセットであり、
前記初期化モジュールは、前記セル内のすべてのRRUのセットを前記ユーザ装置の前記初期の動作しているRRUセットとして使用するように特に構成され、
前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値よりも大きいか、又はそれ以上であるならば、前記基地局が、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットにおける最小の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットから取り除き、前記ユーザ装置の現在の動作しているRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値未満であるか、又はそれより小さいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUのみが、前記ユーザ装置の前記現在の動作しているRRUセットに残っている場合には、前記基地局が、検証を停止するように特に構成されている、
ことをさらに含む。
【0109】
オプションとして、この実施形態は、
前記ソーティングするステップは、昇順のソーティングであり、
前記RRUセットは、動作していないRRUセットであり、前記初期RRUセットは、動作していない初期RRUセットであり、
前記初期化モジュールは、ヌルセットを、動作していない前記ユーザ装置の初期RRUセットとして使用するように特に構成され、
前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値より大きいか、又は以上であるならば、前記基地局が、前記ソーティングされたシーケンスにおける次の測定情報値に対応するRRUを、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットに結合し、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以下であるか、又はそれより小さいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおいて、次の測定情報値から最後の測定情報値に対応するRRUが、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットに結合される場合には、前記基地局が、検証を停止するように特に構成され、
前記基地局は、前記ユーザ装置の前記動作していないRRUセットの補集合を計算し、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得するように構成されている計算モジュール55をさらに含む、
ことをさらに含む。
【0110】
オプションとして、この実施形態は、
前記ソーティングするステップは、降順のソーティングであり、
前記RRUセットは、動作していないRRUセットであり、前記初期RRUセットは、動作していない初期RRUセットであり、
前記初期化モジュールは、最大の測定情報値に対応するRRU以外の前記セル内のすべてのRRUのセットを、動作していない前記ユーザ装置の初期RRUセットとして使用するように特に構成され、
前記選択モジュールは、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションが前記プリセットアイソレーションしきい値より小さいか、又は以下であるならば、前記基地局が、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットから、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットにおける最大の測定情報値に対応するRRUを取り除き、前記ユーザ装置の現在の動作していないRRUセットのアイソレーションの計算を継続し、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセットの前記アイソレーションが、前記プリセットアイソレーションしきい値以上であるか、又はより大きいならば、又は、前記ソーティングされたシーケンスにおける最後の測定情報値に対応するRRUだけが、前記ユーザ装置の前記現在の動作していないRRUセット内に残っている場合には、前記基地局が、検証を停止するように特に構成され、
前記基地局は、前記ユーザ装置の前記動作していないRRUセットの補集合を計算し、前記ユーザ装置の動作しているRRUセットを取得するように構成されている計算モジュール55をさらに含む、
ことをさらに含む。
【0111】
オプションとして、この実施形態において、前記測定情報値は、次の内の1つ又はその組み合わせである:参照信号受信電力(RSRP)と、信号対干渉と雑音比(SINR)。
【0112】
オプションとして、この実施形態において、前記測定情報値は、参照信号受信電力(RSRP)であり、一例としてRSRPを前記測定情報値とすることにより、前記基地局は、前記ユーザ装置の現在のRRUセットの前記アイソレーションを以下の式に従って計算する:
【0114】
ここで、gは、前記ユーザ装置の現在のRRUセットのアイソレーションであり、Nは、前記セル内のすべてのRRUの数であり、kは、ソーティング順におけるRRUの番号であり、RSRP
kは、k番号の付いたRRUのRSRP値であり、前記ユーザ装置の現在のRRUセットは、前記ソーティングされたシーケンスにおける最初のm+1個のRRUである。
【0115】
前記本明細書で開示された実施形態において説明されているそれぞれの例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子的ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はその2つの組み合わせにより実施されることができることは、当業者であれば理解し得る。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明確に説明するために、各実施例の構成及びステップが前述の説明における機能に従って一般に説明されている。これらの機能がハードウェア又はソフトウェアの方法で実行されているかどうかは、特定のアプリケーション及び技術的ソリューションの設計制約条件にい依存する。当業者は、各特定のアプリケーションのために説明した機能を実施する異なる方法を使用し得るが、そのような実施は、本発明の範囲を超えていると考えるべきではない。
【0116】
便利かつ簡便な説明の目的ために、先述のシステム、装置、及びユニットの詳細なワーキングプロセスのための、方法の実施形態における対応する処理を参照して、当業者に明確に理解され得るため、ここでは再び説明しない。
【0117】
本発明において提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、及び方法は、他の方法によっても実施され得ることは理解し得る。例えば、説明された装置の実施形態は、単に例示である。例えば、ユニットの区分は、単なる論理的機能区分であり、実際の実装においては他の区分であってもよい。例えば、複数のユニット又は要素は、他のシステムと組み合わせたり統合されたりしてもよく、又はいくつかの特徴は無視又は実行されなくてもよい。加えて、提示された、又は論じられた結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを通じて達成され、装置又はユニット間の間接的な結合または通信接続は、電気的、機械的、又は他の形式であってよい。
【0118】
アイソレーションされた要素として説明されたユニットは、物理的にアイソレーションされていてもされていなくてもよい。ユニットとして提示された要素は、物理的なユニットであってもなくてもよく、即ち、一つの場所に配置されても、又は多数のネットワークユニットに分散されてもよい。いくつか又はすべてのモジュールは、本発明の実施形態におけるソリューションの目的を達成するために実際の要求に従って選択されてよい。
【0119】
加えて、本発明の各実施形態による種々の機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合されることができ、又は種々の個別の物理的なユニットとして存在してもよく、または、2以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェア様式において実装されてよく、又はソフトウェア機能モジュールの形式において実装されてもよい。
【0120】
統合されたユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形式において実装され、個別の製品として販売又は使用される場合、統合されたユニットは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体内に格納され得る。そのような理解に基づき、本発明の技術的ソリューションの大部分又は従来技術に貢献する一部又は技術的ソリューションの全て又は一部は、ソフトウェア製品の形式において具体化され得る。前記コンピュータソフトウェア製品は、格納媒体内に格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスでありうる)に、本発明の実施形態において説明された方法のステップの全部又は一部を実行するように指示するために使用されるいくつかの命令を含んでいる。前記格納媒体は、USBフラッシュディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光学ディスクなどのプログラムコードを格納できる種々の媒体を含む。
【0121】
本発明の実施形態における技術的ソリューションは、ロング・ターム・エボリューション (Long Term Evolution、「LTE」と称される)システム、LTE周波数分割多重(Frequency Division Duplex、「FDD」と称される)システム、LTE時分割多重(Time Division Duplex、「TDD」と称される)システム、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(Universal Mobile Telecommunication System、「UMTS」と称される)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、「WiMax」と称される)通信システム、マイクロ波通信システム、及び類似したものに適応できることを理解すべきである。
【0122】
前述の説明は単に本発明の特定の実施形態であり、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明において開示された技術的範囲内で当業者により容易に考え出されるは、本発明の保護範囲に入るものとする。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。