(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係る収容容器の一実施形態を、
図1から
図10を参照しながら説明する。以下では、収容容器がタバコ用ケースである場合を例にとって説明する。
図1から
図3に示すように、本タバコ用ケース1は、内容物としてタバコTを収容するものであり、ケース本体10と、ケース本体10が挿通可能とされたスリーブ(筒状体)50とを有している。
説明の便宜上、タバコTは
図2および
図3のみに示し、スリーブは図によっては二点鎖線で示している。
【0014】
ケース本体10は、矩形状に形成された底板11と、底板11の第一の縁部11a上に底板11の第一の面11b側に立設するよう形成された第一の壁部12と、底板11の対向する一対の第二の縁部11c上にそれぞれ形成され、第一の壁部12と連結された一対の第二の壁部13、14とを有している。
以下では、第二の縁部11cに沿った第一の壁部12に対する後述する補助壁部41側を「先端側」と称し、先端側の反対側を「基端側」と称する。
なお、ケース本体10は、後述するようにポリプロピレンなどの弾性を有する樹脂で形成されたシートを真空成形することにより、底板11、第一の壁部12、第二の壁部13、14、補助壁部41、蓋板46および係合板47を一体に成形したものである。すなわち、ケース本体10はいずれの部分においても、ほぼ均一な厚さとなっている。このシートの厚さは、例えば0.3mm〜0.5mm程度である。
【0015】
底板11は、第一の縁部11aよりも第二の縁部11cの方が長い。第二の縁部11cの長さは、一般的なタバコTの長さよりも長い。
第一の壁部12は、
図2および
図4に示すように、第一の縁部11a上から立設する第一の内側板片21と、第一の内側板片21が立設する先端部から底板11と平行に延びる第一の天板片22と、第一の天板片22の先端部から底板11側に折り返すように延びる第一の外側板片23とを備えている。
第一の天板片22は、第一の内側板片21が立設する先端部を起点として、底板11から離間する方向に延びている。底板11と第一の天板片22との距(底板11の厚さ方向の距離。)は、一般的なタバコTの外径にほぼ等しい。
第一の外側板片23は、第一の内側板片21に対向するように配置されている。側板片21、23は、底板11から離間するにしたがって互いに近づくように形成されている。
第一の壁部12には、側板片21、23および第一の天板片22により、底板11の第二の面11d側から凹んだ穴部12aが形成されている。
第一の壁部12は、第一の縁部11aの全長にわたり形成されている。
【0016】
第二の壁部13、14は、後述する係止用突部36および操作用突部37以外は、底板11を挟んで対称となるように形成されている。
第二の壁部13は、
図2および
図5に示すように、第二の縁部11c上から底板11の第一の面11b側に立設する第二の内側板片31と、第二の内側板片31が立設する先端部から底板11と平行に延びる第二の天板片32と、第二の天板片32の先端部から底板11側に折り返すように延びる第二の外側板片33とを備えている。
第二の天板片32は、第二の内側板片31が立設する先端部を起点として、底板11から離間する方向に延びている。底板11と第二の天板片32との距離は、底板11と第一の天板片22との距離に等しい。
第二の外側板片33は、第二の内側板片31に対向するように配置されている。側板片31、33は、底板11から離間するにしたがって互いに近づくように形成されている。
【0017】
側板片31、33および第二の天板片32における第一の壁部12とは反対側の端部には、先端板片34が連結されている(
図2参照。)。先端板片34は、底板11から離間するにしたがって第一の壁部12に近づくように傾斜した形状に形成されている。
第二の壁部13には、側板片31、33、第二の天板片32および先端板片34により、底板11の第二の面11d側から凹んだ穴部13aが形成されている。
第二の壁部13は、
図2に示すように、第二の縁部11cの第一の壁部12側の端から、第二の縁部11cの中間部まで形成されている。
第二の壁部13、14の第二の内側板片31の端部は、第一の壁部12の第一の内側板片21に連結されている。同様に、各第二の天板片32の端部は第一の天板片22に連結され、各第二の外側板片33の端部は第一の外側板片23に連結されている。第二の壁部13の穴部13a、および第二の壁部14の穴部14a(
図5参照。)は、第一の壁部12の穴部12aに連通している。
【0018】
第二の壁部13において、
図1および
図2に示すように第二の外側板片33には、第一の壁部12が立設する立設方向Dに対する側方、すなわち第二の壁部13における第二の壁部14とは反対側に突出する係止用突部(突部)36および操作用突部37が設けられている。操作用突部37は、係止用突部36よりも基端側に配置されている。第二の外側板片33から突出する長さは、係止用突部36よりも操作用突部37の方が長い。操作用突部37には、立設方向Dに沿って延びる複数の溝部37aが形成されている。複数の溝部37aは、第二の縁部11cに沿う、ケース本体10の長手方向に沿って並べて形成されている。
【0019】
図2および
図4に示すように、底板11の一対の第一の縁部11aのうち第一の壁部12が形成されていない方には、第一の面11b側に補助壁部41が立設されている。補助壁部41は、第一の縁部11a上だけでなく、第二の縁部11cの一部上にも形成されている。
補助壁部41は第一の壁部12と同様に構成されていて、補助壁部41には第一の壁部12の穴部12aと同様の穴部41aが形成されている。補助壁部41は、立設方向Dの長さが、第一の壁部12および第二の壁部13、14よりも短い。補助壁部41は、第二の壁部13、14における第一の壁部12に連結された側とは反対側の端部にそれぞれ連結されている。
補助壁部41が底板11の第一の縁部11a上に立設することで、底板11と補助壁部41との間に段差41bが形成されている。補助壁部41の穴部41aは、第二の壁部13の穴部13aおよび第二の壁部14の穴部14aに連通している。
底板11の第一の面11b側であって、第一の壁部12、第二の壁部13、14および補助壁部41で囲われた収容空間R1内に、タバコTが収容される。
【0020】
ケース本体10の補助壁部41側には、蓋板46および係合板47が設けられている。
蓋板46は、矩形状に形成されている。蓋板46の第一の縁部11aに沿う方向の長さ(幅)L1の方が、スリーブ50の筒孔51の第一の縁部11aに沿う方向の長さL2よりも長い。蓋板46は、補助壁部41を介して底板11における第一の壁部12と反対側の縁部に、補助壁部41周りに回動可能に連結されている。
係合板47は、先端部が蓋板46と反対側に向かって凸となる半円状に形成されている。係合板47は、蓋板46における底板11と反対側の縁部に、この縁部周りに回動可能に連結されている。
【0021】
このように構成されたケース本体10は、以下のように製造される。
すなわち、
図2および
図3に示すように、底板11に対して蓋板46および係合板47がほぼ同一面上に配置されるように開いた形状のケース本体10を真空成形により形成する。不図示の刃物を用いて、補助壁部41と蓋板46との接続部分、蓋板46と係合板47との接続部分に溝やミシン目を形成し、これらの接続部分が回動軸となるように加工する。
図3における領域R2側に配された成形用の金型(不図示)から、成形されたケース本体10を取外す。
【0022】
次に、スリーブ50について説明を行う。
スリーブ50は、
図1および
図2に示すように、長手方向に直交する平面による断面形状が矩形の輪郭状に形成され、全体として角筒状に形成されている。すなわち、前述の筒孔51は直方体状である。
スリーブ50は、対向するように配置された天板52および底板53と、天板52と底板53とを連結する側板54、55とを有している。天板52の先端側には、先端側に向かって凸となるように湾曲したスリット52aが形成されている。側板54の長手方向の中間部には、側孔54aが形成されている。
スリーブ50の筒孔51の幅は、底板11および第二の壁部13、14の全体としての幅よりもわずかに広く、スリーブ50の筒孔51の高さは、底板11および第二の壁部13、14の全体としての高さよりもわずかに高い。スリーブ50の長手方向の長さは、底板11、第一の壁部12および補助壁部41の全体としての長さにほぼ等しい。
スリーブ50は、白板紙などの厚紙で形成されている。必要に応じて、スリーブ50の外面に文字や図形などを印刷してもよい。
【0023】
スリーブ50の筒孔51内にケース本体10を収容したときに、スリーブ50の側孔54aに係止用突部36および操作用突部37が挿通し、側孔54aに係止用突部36および操作用突部37が係止される。
補助壁部41と蓋板46との接続部分で折り曲げて、
図1に示すようにスリーブ50の先端側の開口を覆うように蓋板46を配置するとともに、蓋板46と係合板47との接続部分で折り曲げて係合板47を基端側に折り返すように配置する。このときに、スリーブ50のスリット52a内に係合板47の先端部が挿通可能となる。
【0024】
このように構成されたスリーブ50は、以下のように製造される。図示はしないが、公知のダイカット装置を用いて、矩形状などの白板紙から
図6に示すようにスリーブ50を展開した形状に切り落とす。
この展開形状のスリーブ50は、天板52、側板54、底板53および側板55がこの順で連結されている。側板55における底板53とは反対側には、フラップ56が連結されている。なお、天板52および底板53は側板54、55よりも先端側および基端側にそれぞれ突出していて、天板52および底板53における先端側および基端側に突出した部分の隅部は、角が無いように丸く形成されている。
天板52と側板54との接続部分、側板54と底板53との接続部分、底板53と側板55との接続部分、側板55とフラップ56との接続部分でそれぞれ折り曲げる。フラップ56と天板52とを糊付けなどにより固定し、スリーブ50を製造する。
【0025】
次に、以上のように構成された本タバコ用ケース1の作用について説明する。
スリーブ50にケース本体10を挿通させるときには、収容空間R1内に所定の本数のタバコTを収容したケース本体10を、スリーブ50の先端側から挿通させる。このとき、係止用突部36および操作用突部37が側板54により押されることで、第二の壁部13および底板11が第二の壁部14側に弾性的に変形する。
スリーブ50の筒孔51内にケース本体10が収容されると、突部36、37は第二の壁部13などの弾性力により元の形状に復元して、スリーブ50の側孔54aに係止用突部36および操作用突部37が挿通する。側孔54aに係止用突部36および操作用突部37が係止されるため、スリーブ50に対してケース本体10が移動できなくなる。
補助壁部41と蓋板46との接続部分、蓋板46と係合板47との接続部分でそれぞれ折り曲げ、スリーブ50の先端側の開口を蓋板46で覆い、スリーブ50のスリット52a内に係合板47の先端部を挿通させる。スリット52aに係合板47が係止されることで、蓋板46および係合板47が開かなくなる。
【0026】
本タバコ用ケース1からタバコTを取出す操作は以下のようになる。
タバコ用ケース1を手で把持して、
図7に示すように指Fで操作用突部37を第二の壁部14側に押す。操作用突部37が第二の壁部14側に移動し、第二の壁部13が第二の壁部14側に変形することで、係止用突部36も第二の壁部14側に移動する。これにより、側孔54aと係止用突部36および操作用突部37との係止が解除され、スリーブ50に対してケース本体10が長手方向に移動できるようになる。
しかし、蓋板46の長さL1の方が筒孔51の長さL2よりも長く、スリーブ50の先端面に蓋板46が係止されるため、スリーブ50に対してケース本体10を基端側に移動できない。
ケース本体10が先端側に移動して、スリーブ50のスリット52aから係合板47が外れると、この外れた勢いなどにより蓋板46および係合板47が自動的に開く。補助壁部41に段差41bが形成されているため、スリーブ50の先端側の開口を通して外部にタバコTが意図していないのに落ちることが防止される。
収容空間R1内に収容されたタバコTの先端側を指でつまむなどして、ケース本体10から所望の本数のタバコTを取出す。
【0027】
ケース本体10からタバコTを取出し終えたら、スリーブ50に対してケース本体10を基端側に移動させる。係止用突部36および操作用突部37が側板54により押されることで弾性的に変形し、スリーブ50内にケース本体10が収容されたときに、側孔54aに係止用突部36および操作用突部37が係止する。
蓋板46および係合板47を接続部分で折り曲げ、スリーブ50のスリット52a内に係合板47の先端部を挿通させる。
【0028】
以上説明したように、本実施形態のタバコ用ケース1によれば、ケース本体10の収容空間R1は、第一の壁部12の側板片21、23、および第二の壁部13、14の側板片31、33により2重に囲われている。このため、例えば側板片21、23の一方が傷つくなどして損傷した場合であっても、側板片21、23の他方により収容空間R1内に収容されたタバコTを確実に保護することができる。
また、側板片21、23の間に穴部14aとして緩衝空間が形成されることによって、外部からの衝撃に対して内容物を保護する効果が高まっている。これは、側板片31、33についても同様である。
蓋板46の長さL1の方が筒孔51の長さL2よりも長いため、スリーブ50内に収容されたケース本体10がスリーブ50に対して基端側に移動することを防ぐことができる。
【0029】
ケース本体10は係合板47を有し、スリーブ50にはスリット52aが形成されている。ケース本体10がスリーブ50内に収容された状態からケース本体10を先端側に移動させることでスリット52aから係合板47が外れ、蓋板46および係合板47を自動的に開けることができる。
ケース本体10に設けられた補助壁部41により段差41bが形成されている。したがって、蓋板46を開けたときに、タバコTがケース本体10から意図していないのに落ちることを防止することができる。
【0030】
第二の壁部13の第二の外側板片33には係止用突部36が設けられ、スリーブ50には側孔54aが形成されている。側孔54aに係止用突部36が挿通することでスリーブ50にケース本体10を係止させることができる。また、第二の壁部13などを弾性的に変形させることで、係止用突部36を側孔54a内から移動させ、スリーブ50とケース本体10との係止を解除させることができる。
ケース本体10は厚さが薄いため、比較的小さな力で第二の壁部13を変形させることができ、タバコ用ケース1がユニバーサルデザインで開けやすいものとなる。
なお、本実施形態では、収容容器に収容される内容物は、棒状の菓子、食品、化粧品などでもよい。
【0031】
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせなども含まれる。
例えば、前記実施形態では、
図8に示すタバコ用ケース1Aのように、スリーブ50Aの側板54、55の先端側の縁部にダストフラップ61、62が回動可能に連結されてもよい。この場合、ダストフラップ61をダストフラップ62側に、ダストフラップ62をダストフラップ61側にそれぞれ折り返してから、スリーブ50の先端側の開口を蓋板46で覆い、スリーブ50のスリット52a内に係合板47の先端部を挿通させる。
このように構成することで、スリーブ50の先端側の開口からケース本体10の収容空間R1内にゴミなどが入るのを抑制することができる。
【0032】
図9に示す変形例では、収容容器が、粒状菓子Wを収容するための菓子用ケース2である例を示している。
菓子用ケース2のケース本体70は、前記実施形態のケース本体10の補助壁部41に代えて補助壁部71を備えている。
補助壁部71には、幅が粒状菓子Wの径よりも大きく、湾曲した形状の振出し用凹部71aが形成されている。振出し用凹部71aは、収容空間R1に連通している。底板11と補助壁部71の天面71bとの距離は、底板11と第二の壁部13、14の第二の天板片32との距離に等しい。この変形例では、係合板47の先端部に、使用者が係合板47を操作するためのツマミ47aが設けられている。
【0033】
このように構成された菓子用ケース2では、使用者はツマミ47aを把持して蓋板46および係合板47を開ける。菓子用ケース2を幅方向に振ると、収容空間R1に収容された粒状菓子Wが振出し用凹部71aに案内され、振出し用凹部71aの先端側の開口から外部に取出される。
【0034】
図10に示すタバコ用ケース3のように、ケース本体80に前記実施形態のケース本体10の係止用突部36および操作用突部37に代えて、係止用突部81および操作用突部82を備えるように構成してもよい。
係止用突部81および操作用突部82は、底板11に立設方向Dに立設するように設けられている。操作用突部82は、係止用突部81よりも基端側に配置されている。係止用突部81および操作用突部82は、底板11の幅方向の中央部に配置されている。操作用突部82は、第一の壁部12に直接連結されている。
タバコ用ケース3のスリーブ90は、スリーブ50の側孔54aに代えて、天板52に側孔52bが形成されたものである。
【0035】
このように構成されたタバコ用ケース3では、スリーブ90内にケース本体80を収容したときに、スリーブ90の側孔52bに係止用突部81および操作用突部82が挿通し、側孔52bに係止用突部81および操作用突部82が係止される。
操作用突部82が幅方向の中央部に配置されているため、使用者は左右どちらの手を用いてタバコ用ケース3を把持しても、操作用突部82を操作しやすくなる。
この変形例においても、操作用突部82を指で底板11側に押すことで、側孔52bと係止用突部81および操作用突部82との係止が解除され、スリーブ90に対してケース本体80が長手方向に移動できるようになる。
【0036】
前記実施形態およびその変形例では、ケース本体10に係合板47は備えられなくてもよい。例えば、補助壁部41と蓋板46との接続部分に蓋板46が立設方向Dに平行に配置されるような曲り癖をつけることで、蓋板46でスリーブ50の先端側の開口を覆うことができるからである。
また、ケース本体10に蓋板46は備えられなくてもよい。補助壁部を第二の壁部13、14と同じ位にまで高くすることで、ケース本体10の収容空間R1内にゴミなどが入るのを抑制することができるからである。
ケース本体10に補助壁部41は備えられなくてもよい。タバコ用ケース1を第一の壁部12側が下方となるように使用すれば、タバコTが収容空間R1内から外部に落ちないからである。
【0037】
前記実施形態およびその変形例では、ケース本体10に係止用突部36および操作用突部37が設けられなく、かつ、スリーブ50に側孔54aが形成されないように構成してもよい。ケース本体10とスリーブ50との間に作用する摩擦力が比較的大きい場合には、スリーブ50からケース本体10が意図していないのに落ちることが防止されるからである。
スリーブ50は厚紙で形成されるとしたが、スリーブを形成する材料に制限はなく、スリーブをプラスチック製のシートなどで形成してもよい。スリーブをプラスチック製のシートで形成した場合には、スリーブが耐油性を有することになる。この場合には、チョコレートなどの油分を有する内容物でも、スリーブが内容物に直接接触しうる収容形式である、いわゆる直詰めが可能となる。
また、スリーブを、厚紙と、この厚紙に形成された窓部に貼り付けられたプラスチック製のフィルムとにより構成してもよい。
【0038】
スリーブを透明な材料で形成して、外部からスリーブを通して内容物を目視などで確認できるようにしてもよい。
真空成形の特性を生かして、内容物に応じてケース本体に自由に中仕切りなどを形成することができ、収容容器を製造する際のコストダウン効果が期待できる。