(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2判別手段は、前記テーブル又は座席位置に居る人物の顔が、前記監視モードへの移行前に撮影された撮影画像から特定される人物の顔に該当するか否かを判別する、
ことを特徴とする請求項2に記載のオーダ端末装置。
前記解除制御手段は、前記監視モードへの移行後にあって当該監視モードの解除が指定された際は、前記解除制御手段により前記監視モードの解除が許可されていることを条件にして当該監視モードを解除する、
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のオーダ端末装置。
前記判別手段で前記テーブル又は座席位置に前記人物が居ることを判別した場合には、メニューに対するユーザ操作を有効として、複数のメニューの内の任意のメニューに対するユーザ操作に基づいて当該メニューに対応する処理を行うメニュー処理手段と、
を更に具備したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のオーダ端末装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な実施形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
【0010】
[第1の実施形態]
<オーダー端末1の構成>
本実施形態に係るオーダー端末1は、
図1に示すように、飲食店の各テーブルに配置され、そのテーブルの顧客Cの入力操作に応じてオーダー情報を生成するとともに、顧客Cが席をはずすときにテーブルやその座席に置かれた荷物Bの監視を行う端末装置である。なお、テーブルには座卓等も含まれる。
【0011】
図2に、オーダー端末1の機能構成例を示す。
図2に示すように、オーダー端末1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)11、記憶部12、無線通信部13、表示部14、タッチパネル15、カメラ16、音声出力部17等を備えて構成され、各部はバス18により接続されている。
【0012】
CPU10は、記憶部12に記憶されているプログラムを読み出してRAM11のワークエリアに展開し、展開したプログラムに従って、後述する制御処理を始めとする各種処理を実行する。CPU10は、制御処理を実行することにより、判定手段、荷物移動判定手段、顔認識処理手段として機能する。
【0013】
RAM11は、揮発性のメモリであり、CPU10により実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を記憶するワークエリアを有する。
また、RAM11は、監視対象領域設定情報(詳細後述)を記憶するための監視対象領域設定情報領域、オーダー情報を格納するための領域を有する。
【0014】
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)、半導体の不揮発性メモリ等により構成される。記憶部12には、CPU10で実行されるシステムプログラムや各種処理プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部12に格納されている。CPU10は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0015】
無線通信部13は、無線LAN(Local Area Network)モジュールにより構成され、図示しないアクセスポイントを介してサーバ装置2等の外部機器との間で無線通信を行う。
ここで、サーバ装置2は、店舗内のバックヤード等に配置され、各オーダー端末1から送信されたオーダー情報を統括管理するコンピュータ装置である。なお、各テーブルのオーダー端末1には、それぞれ固有のテーブル番号が付与されており、サーバ装置2は、テーブル番号に基づいて各オーダー端末1から送信されたテーブル毎のオーダー情報を管理する。また、サーバ装置2は、図示しないレジ端末に接続されており、レジ端末において精算が行われたテーブル番号のオーダー端末1に精算完了通知を行い、オーダー端末1に対し、オーダー端末1に記憶されている顧客Cに係る情報(例えば、後述する監視対象領域の情報、オーダー情報等)をリセットさせる。
【0016】
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU10からの表示制御信号に従って、各種表示を行う。
【0017】
タッチパネル15は、表示部14の上面を覆うように透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルであり、手指やタッチペン等によるタッチ操作を検出し、タッチ操作された位置の位置情報をCPU10に出力する。なお、タッチパネル15は、感圧式に限らず、他の静電容量式、光学式、電磁誘導方式等であってもよい。また、本実施形態においては、操作手段をタッチパネル15とした場合を例にとり説明するが、キーボードやオーダー端末1の筐体に備えられた操作ボタン、マウス等のハードウエアを用いる構成としてもよい。
【0018】
カメラ16は、レンズ、絞り、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備え、撮像素子上に被写体の光学像を結像し、その像を電気的な信号としてCPU10に出力する。カメラ16は、
図1に示すように、オーダー端末1の表示部14の上部に設けられ、少なくともオーダー端末1が配置されているテーブル又はその座席を含む範囲を撮影する撮影手段である。
【0019】
音声出力部17は、CPU10からの制御信号に従って、所定の警告音をスピーカから出力する。
<オーダー端末1の動作>
次に、本実施形態における動作について説明する。
【0020】
図3に、オーダー端末1によって実行される制御処理のフローチャートを示す。制御処理は、オーダー端末1の電源がON状態である間、CPU10と記憶部12に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
【0021】
まず、CPU10は、表示部14に初期画面141を表示する(ステップS1)。
図4に、初期画面141の一例を示す。
図4に示すように、初期画面141には、オーダー操作用領域14Aと、荷物監視操作用領域14Bとが設けられている。
オーダー操作用領域14Aは、料理のオーダーに関する操作を行うための領域である。オーダー操作用領域14Aには、例えば、肉料理、パスタ、サラダ、スイーツ等のメニューのカテゴリを選択するためのボタンが表示されている。何れかのボタンをタッチ操作すると、タッチ操作されたボタンに対応するカテゴリの詳細メニュー画面(図示せず)が表示される。その中から注文したいメニューに対する個数を入力し、確定することにより料理のオーダーを登録することができる。
荷物監視操作用領域14Bは、荷物監視に関する操作を行うための領域である。荷物監視操作用領域14Bには、荷物監視モードボタン141a、監視対象指定モードボタン141bが設けられている。荷物監視モードボタン141aは、荷物監視モードへの移行を指示するためのボタンである。監視対象指定モードボタン141bは、監視対象指定モードへの移行を指示するためのボタンである。
【0022】
初期画面141において、タッチパネル15によりオーダー操作用領域14Aの操作が検出されると(ステップS2;YES)、CPU10は、操作に応じた処理を実行し(ステップS3)、ステップS1の処理に戻る。
例えば、タッチパネル15により、初期画面141のオーダー操作用領域14Aの何れかのボタンのタッチ操作が検出されると、CPU10は、タッチ操作されたボタンに対応するカテゴリの詳細メニュー画面を表示部14に表示する。タッチパネル15により、詳細メニュー画面における何れかのメニューへの個数の入力操作(例えば、矢印キー等のタッチ操作)が検出され、次いで確定操作(例えば、確定ボタンのタッチ操作)が検出されると、CPU10は、そのメニューのメニュー番号、個数、及びテーブル番号に基づいてオーダー情報を生成し、生成したオーダー情報をRAM11の所定の領域に記憶させるとともに、無線通信部13によりサーバ装置2に送信する。
【0023】
初期画面141において、タッチパネル15により、監視対象指定モードボタン141bのタッチ操作が検出されると(ステップS2;NO、ステップS4;YES)、CPU10は、監視対象指定モード処理を実行する(ステップS5)。
【0024】
図5に、監視対象指定モード処理のフローチャートを示す。この処理は、CPU10と記憶部12に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、CPU10は、表示部14に監視対象指定用画面142を表示する(ステップS401)。
【0025】
図6に、監視対象指定用画面142の一例を示す。監視対象指定用画面142には、指定用領域142a、OKボタン142b、キャンセルボタン142cが設けられている。指定用領域142aは、カメラ16により取り込まれた撮影画像を表示し、監視対象領域の指定操作を受け付ける領域である。OKボタン142bは、指定用領域142aにおいて指定された領域を監視対象領域として設定することを指示するためボタンである。キャンセルボタン142cは、監視対象領域の指定をキャンセルすることを指示するためのボタンである。
【0026】
次いで、CPU10は、カメラ16により撮影を行わせ、得られた撮影画像を監視対象指定用画面142の指定用領域142aに表示する(ステップS402)。
【0027】
タッチパネル15により、指定用領域142a上の領域の指定操作が検出され(ステップS403;YES)、次いで、OKボタン142bのタッチ操作が検出されると(ステップS404;YES)、CPU10は、指定された領域を監視対象領域として設定し(ステップS405)、
図3のステップS1の処理に戻る。
例えば、指定用領域142a上の2点をタッチ操作することにより、その2点を結ぶ線を対角線とする矩形領域を監視対象領域として指定することができる。なお、ステップS403において複数の領域が指定された場合、CPU10は、指定された複数の領域を監視対象領域として設定する。また、ステップS405においては、具体的には、指定された領域の位置情報(座標)を監視対象領域設定情報としてRAM11の監視対象領域設定情報領域に記憶する。
【0028】
タッチパネル15によりキャンセルボタン142cのタッチ操作が検出されると(ステップS403;NO、ステップS404;NO、ステップS406;YES)、CPU10は、
図3のステップS1の処理に戻る。
【0029】
一方、初期画面141において、タッチパネル15により、荷物監視モードボタン141aのタッチ操作が検出されると(ステップS2;NO、ステップS4;NO、ステップS6;YES)、CPU10は、荷物監視モードに移行するための条件を満たしたと判断し、荷物監視モード処理を実行する(ステップS7)。
【0030】
図7に、荷物監視モード処理のフローチャートを示す。この処理は、CPU10と記憶部12に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、CPU10は、表示部14に監視モード画面143を表示する(ステップS701)。
【0031】
図8に、荷物監視モードに移行した場合に表示部14に表示される監視モード画面143の一例を示す。
図8に示すように、監視モード画面143には、「荷物を見張り中です」等の、荷物監視モードでの動作中であることを示すメッセージ143aと、監視を中止することを指示するための監視中止ボタン143bが表示されている。
【0032】
次いで、CPU10は、カメラ16に撮影を行わせて撮影画像を取得し(ステップS702)、監視対象領域内の画像に変動があるか否かを判定する(ステップS703)。監視対象領域は、記憶部12の監視対象領域設定領域に監視対象領域設定情報が記憶されている場合は、監視対象領域設定情報が示す領域であり、監視対象領域設定領域に監視対象領域設定情報が記憶されていない場合は、撮影画像全体である。監視対象領域内の画像に変動があるか否かの判定は、例えば、最初(又は前回)のステップS702において撮影された画像をRAM11に記憶しておき、RAM11に記憶されている画像と今回ステップS702において撮影された画像の監視対象領域内の画像を比較照合し、一致していない場合は、監視対象領域内の画像に変動があると判定する。
【0033】
指定された監視対象領域内の画像に変動がないと判定した場合(ステップS703;NO)、CPU10は、タッチパネル15により監視中止ボタン143bのタッチ操作が検出されたか否かを判断する(ステップS705)。監視中止ボタン143bのタッチ操作が検出されていないと判断した場合(ステップS705;NO)、CPU10は、ステップS702の処理に戻る。
【0034】
ステップS703において、指定された監視対象領域内の画像に変動があると判定した場合(ステップS703;YES)、CPU10は、テーブル又は座席上の荷物が移動されたと判定し、表示部14の監視モード画面143に荷物が移動されたことを警告する警告画面144を表示するとともに、音声出力部17により警告音を出力し(ステップS704)、ステップS702の処理に戻る。
図9に、警告画面144の一例を示す。
図9に示すように、警告画面144には「荷物が移動されます」等の警告メッセージが表示される。
【0035】
ステップS705において、タッチパネル15より監視中止ボタン143bのタッチ操作が検出されたと判断した場合(ステップS705;YES)、CPU10は、荷物監視モードを解除し(ステップS706)、
図3のステップS1の処理に戻る。
【0036】
このように、第1の実施形態においては、オーダー端末1において、荷物監視モードへの移行を指示するための荷物監視モードボタン141aがタッチ操作されると、カメラ16により少なくともテーブル又は座席を含む範囲が定期的に撮影され(モニタリングされ)、撮影画像の監視対象領域内の画像に変動がある場合は、荷物が移動されたと判定して表示部14に警告画面144を表示するとともに、音声出力部17により警告音を出力する。
従って、オーダー端末1は、テーブル又は座席から荷物が移動された場合に警告を出力することができるので、専用の防犯カメラシステム等を導入することなく荷物の盗難を防止することが可能となる。また、顧客Cはテーブルや座席に荷物を残したまま安心して席をはずすことが可能となる。
【0037】
[第2の実施形態]
以下、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態におけるオーダー端末1の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であるので説明し、以下第2の実施形態の動作について説明する。
【0038】
図10に、第2の実施形態においてオーダー端末1により実行される制御処理Bのフローチャートを示す。制御処理Bは、オーダー端末1の電源がON状態である間、CPU10と記憶部12に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
【0039】
まず、CPU10は、表示部14に初期画面141を表示する(ステップS21)。初期画面141は、
図4に示した画面である。
【0040】
次いで、CPU10は、カメラ16により撮影を行わせ(ステップS22)、得られた撮影画像に対して顔認識処理を行う(ステップS23)。顔認識処理は、例えば、AdaBoostを用いたViola−Jones法等、公知の画像処理技術を適用することができる。
【0041】
顔認識処理の結果、顔領域が認識された場合、即ち、テーブルに人がいる場合(ステップS24;YES)、CPU10
は、初期画面141からのタッチパネル15の操作に応じて、ステップS25〜ステップS28の処理を実行する。
初期画面141において、タッチパネル15によりオーダー操作用領域14Aの操作が検出されると(ステップS25;YES)、CPU10は、操作に応じた処理を実行し(ステップS26)、ステップS21の処理に戻る。ステップS26の処理は、
図3のステップS3で説明したものと同様であるので説明を援用する。
初期画面141において、タッチパネル15により、監視対象指定モードボタン141bのタッチ操作が検出されると(ステップS25;NO、ステップS27;YES)、CPU10は、監視対象指定モード処理を実行する(ステップS28)。監視対象指定モード処理は、第1の実施形態において
図5を用いて説明したものと同様であるので説明を援用する。
【0042】
顔認識処理の結果、顔領域が認識されなかった場合、即ち、テーブルに人がいない場合(ステップS24;NO)、CPU10は、荷物監視モード処理を実行する(ステップS29)。荷物監視モード処理は、第1の実施形態において
図7を用いて説明したものと同様であるので説明を援用する。
【0043】
このように、第2の実施形態においては、オーダー端末1において、撮影画像の顔認識処理により顔が認識されなかった場合、即ち、テーブルに人がいない場合、カメラ16により少なくともテーブル又は座席を含む範囲が定期的に撮影され(モニタリングされ)、得られた撮影画像の監視対象領域内の画像に変動がある場合は、表示部14に警告画面144を表示するとともに、音声出力部17により警告音を出力する。
従って、オーダー端末1は、顧客Cがいないときにテーブル又は座席から荷物が移動された場合に警告を出力することができるので、専用の防犯カメラシステム等を導入することなく荷物の盗難を防止することが可能となる。また、顧客Cは、席をはずすときにオーダー端末1において荷物監視モードに移行する操作をする必要がなく、座席に荷物を残したまま安心して席をはずすことが可能となる。
【0044】
以上説明したように、オーダー端末1のCPU10によれば、所定の条件を満たした場合に、荷物監視モードに移行し、カメラ16により取得された撮影画像に基づいてテーブル又は座席上の荷物が移動されたか否かを判定し、荷物が移動されたと判定した場合に、表示部14及び音声出力部17から警告を出力する。
【0045】
従って、オーダー端末1は、テーブル又は座席から荷物が移動された場合に警告を出力し、顧客Cに報知することができるので、専用の防犯カメラシステム等を導入することなく荷物の盗難を防止することが可能となる。また、顧客Cはテーブルや座席に荷物を残したまま安心して席をはずすことが可能となる。
【0046】
また、例えば、タッチパネル15により荷物監視モードボタン141aのタッチ操作が検出された場合に、荷物監視モードに移行するようにすることで、顧客Cが所望するときに荷物の監視を行うことが可能となる。
【0047】
また、例えば、カメラ16により撮影された撮影画像から顔領域が認識されなかった場合に荷物監視モードに移行するようにすることで、顧客Cは席をはずすときに荷物監視モードに移行するための操作をする必要がなくなり、利便性が向上する。
【0048】
また、監視対象領域を顧客Cが指定できるように構成することで、荷物以外(例えば、テーブル上のお皿等)が移動することによる誤動作を防止することが可能となる。
【0049】
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明に係るオーダー端末1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
【0050】
例えば、上記実施形態においては、CPU10は、タッチパネル15により監視中止ボタン143bの押下が検出された場合に荷物監視モードを解除することとして説明したが、監視中止ボタン143bの押下時に本人確認を行い、本人であることが確認された場合に荷物監視モードの解除を行うようにしてもよい。
例えば、初期画面141等に予め顧客Cが暗証番号等を入力するための入力ボタンを用意し、入力された暗証番号をRAM11等に記憶しておく。そして、タッチパネル15により監視中止ボタン143bの押下とともにRAM11に記憶されている暗証番号と一致する番号の入力が検出された場合に、荷物監視モードを解除するようにしてもよい。
また、例えば、
図10のステップS23において顔認識処理で認識された顔画像(最新の顔画像)をRAM11に記憶しておき、監視中止ボタン143bの押下が検出された際にカメラ16により撮影を行い、得られた撮影画像から顔認識処理によって認識された顔画像とRAM11に記憶されている顔画像とを比較し、両者が合致した場合に、荷物監視モードを解除し、RAM11に記憶されている顔画像を消去する。
これにより、荷物監視モードにおけるセキュリティを向上させることができる。
【0051】
また、上記実施形態においては、監視対象指定モード処理において、指定用領域142a上をタッチ操作することによって監視対象領域を指定したが、これに限らず、例えば、CPU10は、携帯端末等の外部端末に記憶された荷物の画像等の荷物情報を無線通信部13により取得し、既知の画像認識よりその荷物情報に対応する指定用領域142a上の領域を監視対象領域として指定してもよい。
【0052】
また、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
【0053】
その他、オーダー端末を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0054】
(付記)
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
入力されたオーダー情報をサーバ装置に送信するオーダー端末において、
テーブル又は座席を撮影する撮影手段と、
監視モードに移行するための所定の条件を満たしたか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記所定の条件を満たしたと判定された場合に、前記撮影手段により取得された撮影画像に基づいて前記テーブル又は座席上の荷物が移動されたか否かを判定する荷物移動判定手段と、
前記荷物移動判定手段により前記荷物が移動されたと判定された場合に、警告を出力する警告出力手段と、
を備えるオーダー端末。
<請求項2>
監視モードへの移行を指示するための操作手段を備え、
前記判定手段は、前記操作手段により監視モードへの移行が指示された場合に、前記所定の条件を満たしたと判定する請求項1に記載のオーダー端末。
<請求項3>
前記撮影手段により撮影された撮影画像に顔認識処理を施す顔認識処理手段を備え、
前記判定手段は、前記顔認識処理手段により前記撮影画像から顔領域が認識されなかった場合に、前記所定の条件を満たしたと判定する請求項1に記載のオーダー端末。
<請求項4>
前記撮影手段により取得された撮影画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された撮影画像から監視対象領域を指定するための指定手段と、
を備え、
前記荷物移動判定手段は、前記撮影手段により取得された撮影画像の前記指定された監視対象領域の画像に基づいて前記テーブル又は座席上の荷物が移動されたか否かを判定する請求項1〜3の何れか一項に記載のオーダー端末。
<請求項5>
外部端末から荷物情報を取得する荷物情報取得手段と、
前記撮影手段に撮影された撮影画像から前記荷物情報に基づいて監視対象領域を指定する指定手段と、
を備え、
前記荷物移動判定手段は、前記撮影手段により取得された撮影画像の前記指定された監視対象領域の画像に基づいて前記テーブル又は座席上の荷物が移動されたか否かを判定する請求項1〜3の何れか一項に記載のオーダー端末。
<請求項6>
テーブル又は座席を撮影する撮影手段を備えたオーダー端末による荷物監視方法であって、
監視モードに移行するための所定の条件を満たしたか否かを判定する工程と、
前記所定の条件を満たしたと判定された場合に、前記撮影手段により取得された撮影画像に基づいて前記テーブル又は座席上の荷物が移動されたか否かを判定する工程と、
前記荷物が移動されたと判定された場合に、警告を出力する工程と、
を含む荷物監視方法。
<請求項7>
テーブル又は座席を撮影する撮影手段を備えるオーダー端末に用いられるコンピュータを、
監視モードに移行するための所定の条件を満たしたか否かを判定する判定手段、
前記判定手段により前記所定の条件を満たしたと判定された場合に、前記撮影手段により取得された撮影画像に基づいて前記テーブル又は座席上の荷物が移動されたか否かを判定する荷物移動判定手段、
前記荷物移動判定手段により前記荷物が移動されたと判定された場合に、警告を出力する警告出力手段、 として機能させるためのプログラム。