【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ウェブサイトの掲載日:平成27年2月23日、ウェブサイトのアドレス:https://pass.auone.jp/app/detail?sitemove=live_search&app_id=1225610000003 販売日:平成27年2月23日、販売した場所:別紙1「店舗の一覧表」を参照 販売日:平成27年2月28日、販売した場所:auショップ博多駅南(福岡県福岡市博多区博多駅南1−3−1 日本生命博多南ビル1F) 販売日:平成27年4月7日、販売した場所:auショップららぽーと富士見(埼玉県富士見市山室1−1313) ウェブサイトの掲載日:平成27年5月8日、ウェブサイトのアドレス:http://www.au.kddi.com/mobile/service/smartphone/life−support/basic−home/?bid=we−tcs−0021 公開日:平成27年5月14日、集会名、開催場所:au発表会 2015 SUMMER、品川プリンスホテル プリンスホール(東京都港区高輪4−10−30)、ウェブサイトのアドレス:http://www.au.kddi.com/mobile/product/selection/presentation/http://www.ustream.tv/channel/au−happyoukai 販売日:平成27年5月14日、販売した場所:別紙2「店舗の一覧表」を参照 販売日:平成27年6月1日、販売した場所:auショップえびす通り(広島県広島市中区堀川町5−19) 販売日:平成27年6月26日、販売した場所:auショップ荏原町(東京都品川区中延5−8−2 Court Branche AP 1階) 販売日:平成27年7月31日、販売した場所:auショップ成東(千葉県山武市成東1808−1 MEGAドン・キホーテラパーク成東1階) ウェブサイトの掲載日:平成27年4月23日、ウェブサイトのアドレス:http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2015/04/23/1093.html
【文献】
太田 亮三,“「docomo LIVE UX」レイアウト情報がクラウドで復元・同期可能に”,[online],株式会社インプレス,2014年 9月30日,[2016年10月31日検索], インターネット, <URL:http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/669228.html>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ホーム画面構成部は、自端末装置にインストールされているアプリケーションであるインストール済みアプリケーションのアイコンであって前記記録データに前記アイコン位置情報が存在しないアイコンである第2のアイコンを対応付けた前記第3のアイコンを配置したホーム画面を構成し、
前記表示制御部は、前記第3のアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号に基づいて、前記第1のアイコンと前記第2のアイコンを前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の端末装置。
前記ホーム画面構成ステップは、自端末装置にインストールされているアプリケーションであるインストール済みアプリケーションのアイコンであって前記記録データに前記アイコン位置情報が存在しないアイコンである第2のアイコンを対応付けた前記第3のアイコンを配置したホーム画面を構成し、
前記表示制御ステップは、前記第3のアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号に基づいて、前記第1のアイコンと前記第2のアイコンを前記表示部に表示させる、
請求項3に記載の画面構成方法。
前記ホーム画面構成機能は、自端末装置にインストールされているアプリケーションであるインストール済みアプリケーションのアイコンであって前記記録データに前記アイコン位置情報が存在しないアイコンである第2のアイコンを対応付けた前記第3のアイコンを配置したホーム画面を構成し、
前記表示制御機能は、前記第3のアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号に基づいて、前記第1のアイコンと前記第2のアイコンを前記表示部に表示させる、
請求項5に記載のコンピュータプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの例を示す構成図である。
図1において、端末装置1は、無線通信ネットワーク2を介して他の装置と通信を行う。端末装置1は、無線通信ネットワーク2を介して、無線通信ネットワーク2に接続される利用者情報管理サーバ3及び第1アプリケーション提供サーバ4にアクセスする。無線通信ネットワーク2は通信回線を介してインターネット6と接続する。端末装置1は、無線通信ネットワーク2を介して、インターネット6に接続される第2アプリケーション提供サーバ5にアクセスする。
【0012】
なお、利用者情報管理サーバ3、第1アプリケーション提供サーバ4及び第2アプリケーション提供サーバ5は、端末装置1から無線通信ネットワーク2を介してアクセスすることができればよく、上記の
図1の構成に限定されない。例えば、利用者情報管理サーバ3、第1アプリケーション提供サーバ4及び第2アプリケーション提供サーバ5のうち、全てが無線通信ネットワーク2に接続されていてもよく、又は、全てがインターネット6に接続されていてもよく、又は、いずれか一つ若しくは二つが無線通信ネットワーク2に接続され残りがインターネット6に接続されていてもよい。
【0013】
図2は、本発明の一実施形態に係る端末装置1を示す構成図である。
図1において、端末装置1は、制御部11と記憶部12と通信部13と操作部14と表示部15と接続部16を備える。これら各部はデータを交換できるように構成される。制御部11は、メモリ及びCPU(中央処理装置)を備え、制御部11の機能を実現するためのコンピュータプログラムをCPUが実行することによりその機能を実現させる。
【0014】
記憶部12は、制御部11のCPUで実行されるコンピュータプログラム及び各種のデータを記憶する。記憶部12としては、例えば、ハードディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリなどが利用可能である。
【0015】
通信部13は、無線通信ネットワーク2を介して、端末装置1の外部の装置と通信を行う。操作部14は、入力デバイスから構成され、利用者の操作に応じたデータ入力を行う。入力デバイスとして、例えば、キーボード、テンキー、マウス、操作ボタンなどが挙げられる。表示部15は、液晶表示装置等の表示デバイスから構成され、データ表示を行う。なお、表示部15として、データ入力とデータ表示の両方が可能なタッチパネルを備えてもよい。
【0016】
接続部16は、記録媒体17と接続する。接続部16は、記録媒体17を着脱可能に構成される。接続部16は、自己に接続された記録媒体17からデータを読み出す。また、接続部16は、自己に接続された記録媒体17に対してデータを書き込む。記録媒体17として、例えば、SDカード等の着脱可能なメモリカードなどが利用可能である。
【0017】
端末装置1としては、例えば、スマートフォン等の携帯通信端末装置、タブレット型のコンピュータ(タブレットPC)等の携帯型のパーソナルコンピュータなどであってもよい。
【0018】
図3は、
図2に示す制御部11の機能構成図である。
図3において、制御部11は、ホーム画面復元部20、記録データ記憶制御部23、アプリケーション起動部24、アプリケーションインストール部25、及び表示制御部26などを備える。ホーム画面復元部20は、ホーム画面構成部21及び記録データ取得部22を備える。これら制御部11の機能は、記憶部12に記憶されているコンピュータプログラムを制御部11のCPUが実行することにより実現される。
【0019】
図4は、
図2に示す記憶部12の記憶構成例を示す図である。
図4において、記憶部12は、OS(Operating System:オペレーティングシステム)31と制御プログラム32とアプリケーションプログラム33とデータファイル34を記憶する。OS31と制御プログラム32とアプリケーションプログラム33は、制御部11のCPUで実行されるコンピュータプログラムである。アプリケーションプログラム33として、ホーム画面復元アプリケーション33a及び記録データ記憶制御アプリケーション33bなどがある。また、アプリケーションプログラム33として、例えば、SNS(Social Networking Service)アプリケーション、電子メールアプリケーション、Web(ウェブ)ブラウザアプリケーション、画像管理アプリケーション、ゲームアプリケーションなどのコンピュータプログラムが挙げられる。
【0020】
データファイル34は複数あってもよい。データファイル34としては、例えば、テキストデータファイル、音声データファイル、画像(静止画像又は動画像)データファイル、個人データファイル、URL(Uniform Resource Locator)データファイルなどが挙げられる。
【0021】
次に、
図5等を参照して、本実施形態に係る端末装置1の動作を説明する。
【0022】
はじめに
図5を参照して、本実施形態の端末装置1のホーム画面復元に係る動作の全体の流れを説明する。
図5は、本実施形態に係るホーム画面復元方法のフローチャートである。
【0023】
(ステップS1)アプリケーション起動部24が、ホーム画面復元アプリケーション33aを起動する。ホーム画面復元アプリケーション33aが起動されて制御部11のCPUにより実行されることにより、ホーム画面復元部20の機能が実現される。アプリケーション起動部24がホーム画面復元アプリケーション33aを起動するタイミングは、予め定めることができる。例えば、アプリケーション起動部24は、端末装置1の初期設定が行われるタイミングで、ホーム画面復元アプリケーション33aを起動してもよい。端末装置1の初期設定は、利用者が端末装置1を使い始める時や端末装置1がリセットされた時などに実行される。なお、アプリケーション起動部24は、利用者の所定の操作に応じて、ホーム画面復元アプリケーション33aを起動してもよい。
【0024】
(ステップS2)記録データ取得部22が、
図6に例示されるホーム画面構成情報記録データ40を取得する。
【0025】
ここで、
図6及び
図7を参照してホーム画面構成情報記録データ40を説明する。
図6は、本実施形態に係るホーム画面構成情報記録データ40の構成例を示す図表である。
図7は、本実施形態に係るホーム画面構成情報記録データ40を説明するための図である。
ホーム画面構成情報記録データ40は、端末装置1以外の他の端末装置又は端末装置1のホーム画面の画面構成情報の記録データである。
【0026】
図7において、ホーム画面の画面構成情報が記録される端末装置は、表示画面100を備える。表示画面100は、例えばタッチパネルの表示画面である。ホーム画面の画面構成情報が記録される端末装置のことを、説明の便宜上、元端末装置と称する。元端末装置の表示画面100には、ホーム画面110が表示される。ホーム画面110は、一つ又は複数の画面から構成される。ホーム画面110が複数の画面から構成される場合、ホーム画面110を構成する各画面は、画面スクロールによって、表示画面100に表示される。ホーム画面110にはアイコンGが配置される。
図7の例では、ホーム画面110の一つの画面には最大16個のアイコンGが配置される。
【0027】
元端末装置のホーム画面構成情報記録データ40は、元端末装置の各アプリケーションのアイコンGのホーム画面110における位置を示すアイコン位置情報を含む。
図6において、ホーム画面構成情報記録データ40は、アイコンG毎に、アイコンGのアイコン位置情報と、アイコンGの画像データ(アイコン画像データ)と、アイコンGに対応付けられているアプリケーションの識別情報(アプリケーションID)を有する。
【0028】
元端末装置のホーム画面構成情報記録データ40は、自動的に又は元端末装置の利用者の所定の操作に応じて記録される。端末装置1においては、記録データ記憶制御部23が、端末装置1のホーム画面の画面構成情報を記録する機能を有する。記録データ記憶制御部23は、所定のタイミングで端末装置1のホーム画面の画面構成情報を記録する。例えば、記録データ記憶制御部23は、定期的に端末装置1のホーム画面の画面構成情報を記録してもよい。なお、記録データ記憶制御部23は、利用者の所定の操作に応じて、端末装置1のホーム画面の画面構成情報を記録してもよい。
【0029】
端末装置1は、元端末装置のホーム画面の画面構成情報が記録されたホーム画面構成情報記録データ40を取得する。元端末装置は、例えば、端末装置1の利用者が以前に使用していた端末装置であり、例えば、利用者が端末装置1に機種変更するまで使用していた機種変更前の端末装置が挙げられる。又は、元端末装置は、端末装置1の利用者以外の他者が使用している若しくは使用していた端末装置である。端末装置1の利用者以外の他者として、例えば、端末装置1の利用者の家族や友人などが挙げられる。又は、元端末装置は、利用者が使用している端末装置1である。なお、元端末装置は故障した利用者の端末装置であって、端末装置1は故障修理中に貸与される端末装置であってもよい。
【0030】
元端末装置のホーム画面構成情報記録データ40は、利用者情報管理サーバ3に格納されたり、又は、記録媒体17に格納されたりする。利用者情報管理サーバ3は、利用者識別情報(利用者ID)に関連付けてホーム画面構成情報記録データ40を格納する。端末装置1の記録データ取得部22は、利用者情報管理サーバ3からホーム画面構成情報記録データ40を取得する場合、利用者情報管理サーバ3へ利用者IDを送信し、該利用者IDに関連付けられているホーム画面構成情報記録データ40を利用者情報管理サーバ3から受信する。記録データ取得部22が利用者情報管理サーバ3へ送信する利用者IDは、予め、端末装置1に設定されたり、又は、記録媒体17に格納されたりする。なお、記録データ取得部22が利用者情報管理サーバ3へ送信する利用者IDは、ホーム画面構成情報記録データ40を取得する際に、利用者が入力してもよい。
【0031】
また、記録データ取得部22は、端末装置1の接続部16に接続された記録媒体17からホーム画面構成情報記録データ40を取得する場合、接続部16により該記録媒体17からホーム画面構成情報記録データ40を読み出す。
【0032】
説明を
図5に戻す。
(ステップS3)ホーム画面構成部21は、記録データ取得部22が取得したホーム画面構成情報記録データ40を使用して、端末装置1のホーム画面を構成する。ステップS3のホーム画面構成方法については後述する。
【0033】
(ステップS4)ステップS3の結果、エラーが発生しなかった場合にはステップS5に進む。一方、ステップS3の結果、エラーが発生した場合にはステップS6に進む。
【0034】
(ステップS5)端末装置1の表示部15は、ホーム画面構成部21が構成したホーム画面を自己の表示画面に表示する。
【0035】
(ステップS6)端末装置1の表示部15は、エラーメッセージを自己の表示画面に表示する。エラーメッセージは、利用者の所定の操作に応じて表示画面から消去される。又は、エラーメッセージは、一定期間の表示後に、自動的に表示画面から消去される。ステップS6の後にステップS5に進む。
【0036】
次に
図8を参照して、上記の
図7のステップS3のホーム画面構成方法を説明する。
図8は、本実施形態に係るホーム画面構成方法のフローチャートである。本ホーム画面構成方法の説明において、ホーム画面構成情報記録データ40とは、上記の
図5のステップS2で記録データ取得部22が取得したホーム画面構成情報記録データ40のことである。
【0037】
(ステップS11)ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれるアプリケーションIDの中に、端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDが有るかを判断する。端末装置1_未インストールアプリケーションとは、端末装置1にインストールされていないアプリケーションのことである。端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDとは、端末装置1_未インストールアプリケーションのアプリケーションIDのことである。
【0038】
本実施形態では、記憶部12に格納されるデータファイル34として、
図9に例示されるインストール済みアプリケーション情報ファイル34aを備える。インストール済みアプリケーション情報ファイル34aは、端末装置1_インストール済みアプリケーション_アプリケーションIDの全ての一覧の情報を有する。端末装置1_インストール済みアプリケーションとは、端末装置1にインストールされているアプリケーションのことである。端末装置1_インストール済みアプリケーション_アプリケーションIDとは、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアプリケーションIDのことである。
【0039】
アプリケーション起動部24は、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号に基づいて、該アイコン指定信号で示される指定されたアイコンに対応する端末装置1_インストール済みアプリケーションを起動する。アプリケーション起動部24は、アイコン指定信号で示される指定されたアイコンのアプリケーションIDがインストール済みアプリケーション情報ファイル34aに含まれる場合に、当該アプリケーションIDの端末装置1_インストール済みアプリケーションを起動する。端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号は、利用者が該アイコンを指定する操作に応じて発生される。又は、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号は、端末装置1内部で自動的に発生されてもよい。
【0040】
ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれるアプリケーションIDと、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに含まれるアプリケーションIDを比較する。ホーム画面構成部21は、該比較の結果、ホーム画面構成情報記録データ40の中に存在し且つインストール済みアプリケーション情報ファイル34aの中に存在しないアプリケーションIDが有る場合に、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれるアプリケーションIDの中に端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDが有ると判断する。
【0041】
(ステップS12)ステップS11の判断の結果、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれるアプリケーションIDの中に、端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDが有る場合には、ステップS13に進む。一方、ステップS11の判断の結果、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれるアプリケーションIDの中に、端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDが無い場合には、ステップS14に進む。
【0042】
(ステップS13)ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40の中に存在し且つインストール済みアプリケーション情報ファイル34aの中に存在しないアプリケーションIDに対応する端末装置1_未インストールアプリケーションの対処を行う。
【0043】
ここで、ステップS13の対処方法の例を説明する。この対処方法の例の説明において、対象アプリケーションIDとは、ホーム画面構成情報記録データ40の中に存在し且つインストール済みアプリケーション情報ファイル34aの中に存在しないアプリケーションIDのことである。また、対象未インストールアプリケーションとは、対象アプリケーションIDに対応する端末装置1_未インストールアプリケーションのことである。
【0044】
ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4に対して、対象未インストールアプリケーションの問合せを行う。第1アプリケーション提供サーバ4は、アプリケーションの提供を行うサーバである。第1アプリケーション提供サーバ4は、自己が供給するアプリケーションの情報を格納する。第1アプリケーション提供サーバ4は、アプリケーションの問合せに応じて、問合せのアプリケーションIDに関連付けられて格納されているアプリケーション情報を返答する。
【0045】
あるアプリケーションIDに関連付けられているアプリケーション情報は、該アプリケーションIDのアプリケーションについての情報であって、供給可否情報を含む。供給可否情報は、アプリケーションの供給が可能か否かを示す。供給可否情報のうち、アプリケーションの供給ができないことを示す供給否情報の例を以下に示す。
【0046】
(供給否情報の例1)
供給否情報の例1は、第1アプリケーション提供サーバ4が当該アプリケーションを提供していないために、供給できないことを示す。
【0047】
(供給否情報の例2)
供給否情報の例2は、問合せ元の端末装置1では当該アプリケーションが技術的に動作しないために、供給できないことを示す。アプリケーションが技術的に動作しないことの例として、端末装置1のハードウェアのスペックが当該アプリケーションに適合しないことが挙げられる。
【0048】
(供給否情報の例3)
供給否情報の例3は、問合せ元の端末装置1では、当該アプリケーションが技術的には動作するが、当該アプリケーションの供給が制限されているために、供給できないことを示す。アプリケーションの供給が制限されていることの例として、あるOSに対しては当該アプリケーションの供給が許可されているが、該OSとは異なる他のOSに対しては当該アプリケーションの供給が許可されていないことが挙げられる。アプリケーションの供給が制限されていることの他の例として、当該アプリケーションの使用には使用権が必要であり、問合せ元の端末装置1又は利用者が当該アプリケーションの使用権を有していないことが挙げられる。アプリケーションの使用権として、例えば、アプリケーションの使用料の前払い又は後払いの契約完了により付与される使用権が挙げられる。
【0049】
(供給否情報の例4)
供給可否情報の例4は、問合せ元の端末装置1では当該アプリケーションが動作しないように、当該アプリケーションに対して制限がされているために、供給できないことを示す。この例として、特定のメーカの製品のみで動作するように、アプリケーションに対して制限がされていることが挙げられる。例えば、A社製の端末装置では動作するが、A社以外の他社製の端末装置では動作しないことが挙げられる。
以上が供給否情報の例の説明である。
【0050】
ホーム画面構成部21は、対象アプリケーションID等の問合せ情報を第1アプリケーション提供サーバ4へ送信し、第1アプリケーション提供サーバ4から対象未インストールアプリケーションのアプリケーション情報を受信する。ホーム画面構成部21は、該受信したアプリケーション情報の供給可否情報に基づいて、対象未インストールアプリケーションの対処を行う。以下に、対処方法の例を説明する。
【0051】
(対処方法の例1)
対処方法の例1は、対象未インストールアプリケーションを自動的に取得する例である。ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4から受信したアプリケーション情報の供給可否情報が対象未インストールアプリケーションの供給可能を示す場合に、該対象未インストールアプリケーションを第1アプリケーション提供サーバ4から取得する。アプリケーションインストール部25は、該取得された対象未インストールアプリケーションのインストール処理を実行する。
【0052】
このインストール処理の実行方法の例として、ホーム画面構成部21がアイコン指定信号を発生する。このアイコン指定信号は、対象未インストールアプリケーションのアイコンが指定されたことを示す。アプリケーションインストール部25は、該アイコン指定信号に基づいて、対象未インストールアプリケーションのインストール処理を実行する。対象未インストールアプリケーションのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号は、利用者が該アイコンを指定する操作に応じて発生される。又は、対象未インストールアプリケーションのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号は、端末装置1内部で自動的に発生されてもよい。
【0053】
アプリケーションインストール部25は、該インストール処理の完了後に、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに対して、該対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)を追加する。
【0054】
一方、ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4から受信したアプリケーション情報の供給可否情報が供給否情報である場合、供給否情報の内容に応じた処理を実行する。
【0055】
(供給否情報の例1の場合)
供給否情報の例1は、第1アプリケーション提供サーバ4が対象未インストールアプリケーションを提供していないことを示す。ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4から受信した供給可否情報が供給否情報の例1である場合、第2アプリケーション提供サーバ5に対して、対象未インストールアプリケーションの取得要求を行う。アプリケーションインストール部25は、ホーム画面構成部21により第2アプリケーション提供サーバ5から対象未インストールアプリケーションを取得できた場合、該取得された対象未インストールアプリケーションのインストール処理を実行する。このインストール処理の実行方法は、上述の供給可否情報が対象未インストールアプリケーションの供給可能を示す場合と同様である。
【0056】
アプリケーションインストール部25は、該インストール処理の完了後に、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに対して、該対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)を追加する。一方、第2アプリケーション提供サーバ5から対象未インストールアプリケーションを取得できなかった場合には、ホーム画面構成部21はエラーメッセージを出力する。このエラーメッセージは、上記の
図5のステップS6で端末装置1の表示部15により表示画面に表示される。
【0057】
また、ホーム画面構成部21は、第2アプリケーション提供サーバ5から取得できなかった対象未インストールアプリケーションに対して、制限有りフラグをオンにする。本実施形態では、記憶部12に格納されるデータファイル34として、
図10に例示される未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bを備える。未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bは、端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDと制限有りフラグの組を格納する。
【0058】
ホーム画面構成部21は、第2アプリケーション提供サーバ5から対象未インストールアプリケーションを取得できなかった場合、該対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)と制限有りフラグ「オン」の組を未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bに追加する。
【0059】
(供給否情報の例2の場合)
供給否情報の例2は、対象未インストールアプリケーションが端末装置1では技術的に動作しないために、供給できないことを示す。ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4から受信した供給可否情報が供給否情報の例2である場合、エラーメッセージを出力する。このエラーメッセージは、上記の
図5のステップS6で端末装置1の表示部15により表示画面に表示される。
【0060】
また、ホーム画面構成部21は、供給否情報の例2に該当する対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)と制限有りフラグ「オン」の組を未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bに追加する。
【0061】
(供給否情報の例3の場合)
供給否情報の例3は、端末装置1では、対象未インストールアプリケーションが技術的には動作するが、対象未インストールアプリケーションの供給が制限されているために、供給できないことを示す。ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4から受信した供給可否情報が供給否情報の例3である場合、エラーメッセージを出力する。このエラーメッセージは、上記の
図5のステップS6で端末装置1の表示部15により表示画面に表示される。供給否情報の例3の場合のエラーメッセージは、対象未インストールアプリケーションの供給が制限されている理由を示すメッセージであってもよい。例えば、対象未インストールアプリケーションの供給が制限されている理由が、アプリケーションの使用権が無いことである場合、その旨をエラーメッセージで報知してもよい。さらには、アプリケーションの使用権を取得する方法を報知してもよい。アプリケーションの使用権を取得する方法として、例えば、アプリケーションの使用料の前払い又は後払いの契約完了により付与される使用権に対して、アプリケーションの使用料の前払い又は後払いを促すエラーメッセージを出力してもよい。
【0062】
また、ホーム画面構成部21は、供給否情報の例3に該当する対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)と制限有りフラグ「オン」の組を未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bに追加する。
【0063】
(供給否情報の例4の場合)
供給否情報の例4は、端末装置1では対象未インストールアプリケーションが動作しないように、対象未インストールアプリケーションに対して制限がされているために、供給できないことを示す。ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4から受信した供給可否情報が供給否情報の例4である場合、エラーメッセージを出力する。このエラーメッセージは、上記の
図5のステップS6で端末装置1の表示部15により表示画面に表示される。
【0064】
また、ホーム画面構成部21は、供給否情報の例4に該当する対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)と制限有りフラグ「オン」の組を未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bに追加する。
【0066】
(対処方法の例2)
対処方法の例2は、対象未インストールアプリケーションを手動的に取得する例である。ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4から受信したアプリケーション情報の供給可否情報が対象未インストールアプリケーションの供給可能を示す場合に、該対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)に対してアプリケーション取得リンク先情報を関連付ける。アプリケーション取得リンク先情報は、アプリケーションの取得先に接続するための情報である。例えば、アプリケーション取得リンク先情報は、アプリケーションの取得先のURL(Uniform Resource Locator)である。第1アプリケーション提供サーバ4から受信された供給可否情報が供給可能を示す場合、第1アプリケーション提供サーバ4における対象未インストールアプリケーションの取得先のURLがアプリケーション取得リンク先情報に使用される。
【0067】
本実施形態では、記憶部12に格納されるデータファイル34として、
図11に例示される未インストールアプリケーション取得先情報ファイル34cを備える。未インストールアプリケーション取得先情報ファイル34cは、端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDとアプリケーション取得リンク先情報の組を格納する。
ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4から受信された供給可否情報が供給可能を示す場合、対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)とアプリケーション取得リンク先情報の組を未インストールアプリケーション取得先情報ファイル34cに追加する。
【0068】
アプリケーションインストール部25は、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号に基づいて、該アイコン指定信号で示される指定されたアイコンに対応する端末装置1_未インストールアプリケーションのインストール処理を実行する。このインストール処理では、実際のインストールの前に、端末装置1_未インストールアプリケーションの取得を行う。具体的には、アプリケーションインストール部25は、アイコン指定信号に基づいて、未インストールアプリケーション取得先情報ファイル34cから、該当する端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDの組のアプリケーション取得リンク先情報を読み出す。次いで、アプリケーションインストール部25は、該読み出したアプリケーション取得リンク先情報を使用して、アプリケーションの取得先に対して端末装置1_未インストールアプリケーションの取得要求を行う。アプリケーションインストール部25は、該取得要求により取得した端末装置1_未インストールアプリケーションのインストール処理を実行する。
【0069】
アプリケーションインストール部25は、該インストール処理の完了後に、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに対して、該端末装置1_未インストールアプリケーションのアプリケーションID(端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションID)を追加する。
【0070】
対象未インストールアプリケーションのアイコンが利用者の操作によって指定された場合には、対象未インストールアプリケーションのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号が発生される。アプリケーションインストール部25は、該アイコン指定信号に基づいて、該アイコン指定信号で示される指定されたアイコンに対応する対象未インストールアプリケーションのインストール処理を実行する。アプリケーションインストール部25は、該インストール処理の完了後に、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに対して、該対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)を追加する。
【0071】
一方、ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4から受信したアプリケーション情報の供給可否情報が供給否情報である場合、供給否情報の内容に応じた処理を実行する。
【0072】
(供給否情報の例1の場合)
供給否情報の例1は、第1アプリケーション提供サーバ4が対象未インストールアプリケーションを提供していないことを示す。ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4から受信した供給可否情報が供給否情報の例1である場合、該対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)に対してアプリケーション取得リンク先情報を関連付ける。このアプリケーション取得リンク先情報は、第2アプリケーション提供サーバ5における対象未インストールアプリケーションの取得先のURLである。ホーム画面構成部21は、該アプリケーション取得リンク先情報と該対象未インストールアプリケーションの組を未インストールアプリケーション取得先情報ファイル34cに追加する。
【0073】
対象未インストールアプリケーションのアイコンが利用者の操作によって指定された場合には、上述したように、アプリケーションインストール部25が、該対象未インストールアプリケーションのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号に基づいて、該対象未インストールアプリケーションのインストール処理を実行する。アプリケーションインストール部25は、該インストール処理の完了後に、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに対して、該対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)を追加する。
【0074】
また、ホーム画面構成部21は、第2アプリケーション提供サーバ5から対象未インストールアプリケーションを取得できなかった場合、該対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)と制限有りフラグ「オン」の組を未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bに追加する。
【0075】
(供給否情報の例2〜例4の場合)
供給否情報の例2〜例4の場合は、上述の対処方法の例1と同じである。
【0077】
なお、上述の対処方法の例1と例2を組み合わせてもよい。例えば、第1アプリケーション提供サーバ4から受信した供給可否情報が対象未インストールアプリケーションの供給可能を示す場合には、上述の対処方法の例1により、該対象未インストールアプリケーションを自動で取得する。一方、第1アプリケーション提供サーバ4から受信した供給可否情報が供給否情報の例1の場合には、上述の対処方法の例2により、利用者の操作に応じて該対象未インストールアプリケーションの取得を実行する。
【0078】
以上がステップS13の対処方法の例の説明である。
説明を
図8に戻す。
【0079】
(ステップS14)ホーム画面構成部21は、アイコンを配置したホーム画面を構成する。このホーム画面の構成では、ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれる各アプリケーションのアイコンのアイコン位置情報に基づいて、各アプリケーションのアイコンを該アイコン位置情報で示される位置に配置したホーム画面を構成する。以下に、ホーム画面構成方法の例を説明する。
【0080】
(ホーム画面構成方法の例1)
ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれる各アプリケーションのアイコンのアイコン位置情報に基づいて、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンを、当該端末装置1_未インストールアプリケーションに対応付けられている該アイコン位置情報で示される位置に配置したホーム画面を構成する。
【0081】
端末装置1_未インストールアプリケーションは端末装置1にインストールされていないので、同じアプリケーションが元端末装置にインストールされていて該アプリケーションのアイコンが元端末装置のホーム画面110に配置されていても、従来は該アプリケーションのアイコンを配置したホーム画面を復元することができなかった。しかし、本ホーム画面構成方法の例1によれば、元端末装置のホーム画面110に配置されていた端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面を、端末装置1で復元することができる。
【0082】
なお、ホーム画面構成部21は、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンと、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンとで異なる表示方法にしてもよい。また、ホーム画面構成部21は、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、端末装置1に対してインストールが制限されていないアプリケーションと制限されているアプリケーションとで、アイコンの表示方法を異なるようにしてもよい。インストールが制限されているアプリケーションは、上述の供給否情報の例2、例3、及び例4に相当するアプリケーションである。以下、アイコン表示方法の例を説明する。
【0083】
例えば、アイコンの表示態様を異なるようにしてもよい。アイコンの表示態様には、アイコンの画像の透過度、アイコンの画像の形状、及び、アイコンの画像の色が含まれる。例えば、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンと、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンとで、アイコンの画像の透過度を変えてもよい。例えば、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンの画像の透過度よりも、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンの画像の透過度を高くしてもよい。例えば、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンの画像の透過度を0(透過なし)とし、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンの画像の透過度をそれよりも高い値例えば50%にしてもよい。透過度が高いアイコンは見え難くなるので、利用者に対して、該アイコンのアプリケーションが端末装置1_未インストールアプリケーションであることを認識し易くできる。
【0084】
さらに、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、端末装置1に対してインストールが制限されていないアプリケーションのアイコンと制限されているアプリケーションのアイコンとで、アイコンの画像の透過度を変えてもよい。例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、端末装置1に対してインストールが制限されていないアプリケーションのアイコンの画像の透過度よりも、制限されているアプリケーションのアイコンの画像の透過度を高くしてもよい。例えば、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンの画像の透過度を0(透過なし)とし、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、端末装置1に対してインストールが制限されていないアプリケーションのアイコンの画像の透過度をそれよりも高い値例えば50%にし、制限されているアプリケーションのアイコンの画像の透過度をそれよりもさらに高い値例えば75%にしてもよい。透過度が高いアイコンは見え難くなるので、利用者に対して、該アイコンのアプリケーションが端末装置1_未インストールアプリケーションであること、さらにはインストールが制限されているアプリケーションであることを認識し易くできる。
【0085】
また、端末装置1_未インストールアプリケーションの種類に基づいて、アイコンの表示態様を変更してもよい。例えば、端末装置1に対してインストールが制限されているアプリケーションのうち、アプリケーションの使用権を取得すれば該制限が解除されるアプリケーションについては、アイコンの画像の透過度を高くする対象から除外してもよい。又は、アプリケーションの使用権を取得すれば該制限が解除されるアプリケーションについては、他の制限されているアプリケーションよりもアイコンの画像の透過度を低くしてもよい。アイコンの画像の透過度が低いアイコンは見え易くなるので、利用者に対して、該アイコンのアプリケーションが端末装置1_未インストールアプリケーションであること、さらにはアプリケーションの使用権を取得すれば該制限が解除されるアプリケーションであることを認識し易くできる。
【0086】
例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、重要なアプリケーションについては、アイコンの画像の透過度を高くする対象から除外してもよい。又は、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、重要なアプリケーションについては目立つように、他のアプリケーションとは、アイコンの画像の形状、又は、アイコンの画像の色を変更してもよい。例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、重要なアプリケーションについては、アイコンの画像の透過度を例えば0(透過なし)とし、さらにはアイコンの画像の形状、又は、アイコンの画像の色を目立つ様に他のアイコンとは変更してもよい。重要なアプリケーションに対するそれらのアイコンの表示態様によれば、利用者に対して、該アイコンのアプリケーションが端末装置1_未インストールアプリケーションであって重要なアプリケーションであることを認識し易くできる。重要なアプリケーションとして、例えば、災害時等に使用される緊急性の高いアプリケーションが挙げられる。
【0087】
また、表示制御部26は、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンがホーム画面に表示されてからの時間経過に基づいて、アイコンの表示態様を変更してもよい。例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンの画像の透過度を、該アイコンがホーム画面に配置されてからの時間経過に伴って段階的に高くしたり又は低くしたりしてもよい。
【0088】
例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、重要なアプリケーションについては、アイコンがホーム画面に配置されてから一定の時間が経過したら、該アイコンが目立つ様にアイコンの表示態様を変更してもよい。例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち重要なアプリケーションのアイコンがホーム画面に配置されてから一定の時間が経過したら、該アイコンの画像の透過度をより低い値例えば0(透過なし)に変更してもよい。さらにはアイコンの画像の形状、又は、アイコンの画像の色を目立つ様に変更してもよい。
【0089】
以上がホーム画面構成方法の例1の説明である。
【0090】
(ホーム画面構成方法の例2)
ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40にアイコン位置情報が存在するアイコンであって端末装置1で起動することが制限されたアプリケーションのアイコンである第1のアイコンと端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンであってホーム画面構成情報記録データ40にアイコン位置情報が存在しないアイコンである第2のアイコンを対応付けた第3のアイコンをさらに配置したホーム画面を構成する。
【0091】
未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bにおいて制限有りフラグ「オン」の組の端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDに対応する端末装置1_未インストールアプリケーションは、端末装置1で起動することが制限されたアプリケーションである。ホーム画面構成部21は、未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bにおいて制限有りフラグ「オン」の組の端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDのアイコンを、第1のアイコンであると判断する。
【0092】
ホーム画面構成部21は、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに含まれる端末装置1_インストール済みアプリケーション_アプリケーションIDのうち、ホーム画面構成情報記録データ40にアイコン位置情報が存在しないアプリケーションIDのアイコンを、第2のアイコンであると判断する。
【0093】
本実施形態では、第3のアイコンの例として、フォルダのアイコンを使用する。ここでは、説明の便宜上、第3のアイコンが示すフォルダの名称を「その他フォルダ」とする。ホーム画面構成部21は、第1のアイコンと第2のアイコンをその他フォルダのアイコンに対応付ける。例えば、第1のアイコンと第2のアイコンがその他フォルダに格納されてもよい。ホーム画面構成部21は、その他フォルダのアイコンをホーム画面に配置する。第1のアイコンと第2のアイコンがその他フォルダに格納された場合、表示制御部26は、その他フォルダのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号に基づいて、その他フォルダに格納されている第1のアイコンと第2のアイコンを、表示部15の表示画面に表示させる。
【0094】
以上がホーム画面構成方法の例2の説明である。
【0095】
(ホーム画面構成方法の例3)
ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40にアイコン位置情報が存在するアイコンに対応付けられているアプリケーションであって端末装置1で起動することが制限された第1のアプリケーションの機能と類似した機能を有する端末装置1で起動することが可能な第2のアプリケーションのアイコンを、該第1のアプリケーションのアイコンのアイコン位置情報で示される位置に配置する。
【0096】
未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bにおいて制限有りフラグ「オン」の組の端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDに対応する端末装置1_未インストールアプリケーションは、端末装置1で起動することが制限された第1のアプリケーションである。ホーム画面構成部21は、未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bにおいて制限有りフラグ「オン」の組の端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDを、第1のアプリケーションのアプリケーションIDであると判断する。
【0097】
本実施形態では、
図9に例示されるように、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aは、端末装置1_インストール済みアプリケーション_アプリケーションIDに関連付けて類似機能アプリケーションIDを格納する。類似機能アプリケーションIDは、該類似機能アプリケーションIDに関連付けられている端末装置1_インストール済みアプリケーション_アプリケーションIDの端末装置1_インストール済みアプリケーションの機能と類似した機能を有するアプリケーションのアプリケーションIDである。なお、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに含まれる端末装置1_インストール済みアプリケーション_アプリケーションIDの中には、類似機能アプリケーションIDが関連付けられていないものが存在してもよい。
【0098】
ホーム画面構成部21は、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに含まれる類似機能アプリケーションIDの中に、第1のアプリケーションのアプリケーションIDと一致する類似機能アプリケーションIDが存在するかを調べる。この結果、第1のアプリケーションのアプリケーションIDと一致する類似機能アプリケーションIDが存在する場合、ホーム画面構成部21は、該一致する類似機能アプリケーションIDに関連付けられている端末装置1_インストール済みアプリケーション_アプリケーションIDを、該第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションのアプリケーションIDであると判断する。これにより、ホーム画面構成部21は、第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションを認識する。
【0099】
ホーム画面構成部21は、ホーム画面において、第2のアプリケーションのアイコンを、該第2のアプリケーションに対応する第1のアプリケーションのアイコンのアイコン位置情報で示される位置に配置する。
【0100】
第1のアプリケーションと第2のアプリケーションの例として、上述の供給否情報の例4に該当するアプリケーションが挙げられる。例えば、A社製の各端末装置にプリインストールされる時計機能を有する第1の時計アプリケーションは、A社製の元端末装置では動作するが、A社以外の他社であるB社製の端末装置1では動作しない場合がある。一方、B社製の端末装置1には、時計機能を有するアプリケーションとして、B社製の端末装置1で動作する第2の時計アプリケーションがプリインストールされる。第1の時計アプリケーションと第2の時計アプリケーションは、アプリケーションIDが異なるが、共に同じ時計機能を有する。本実施形態によれば、端末装置1のホーム画面において、元端末装置のホーム画面110で第1の時計アプリケーションのアイコンが配置されていた位置に、第2の時計アプリケーションのアイコンを配置することができる。これにより、利用者は、元端末装置のホーム画面110で第1の時計アプリケーションのアイコンを操作してときと同様に、端末装置1のホーム画面に配置された第2の時計アプリケーションのアイコンを操作することができる。
【0101】
以上がホーム画面構成方法の例3の説明である。
【0102】
なお、未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bにおいて制限有りフラグ「オン」の組の端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDについては、アイコンを、当該アイコンを削除する機能を実行させるアイコンにしてもよい。但し、未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bにおいて制限有りフラグ「オン」の組の端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDのうち供給否情報の例3に該当するアプリケーションIDについては、対象未インストールアプリケーションの供給が制限されている理由が、アプリケーションの使用権が無いことである場合、該使用権を取得する機能を実行させるアイコンにしてもよい。
【0103】
また、未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bにおいて制限有りフラグ「オン」の組の端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDについては、全てのアイコンを一括消去する機能を実行させるアイコン、又は、利用者の操作に応じて選択的にアイコンを消去する機能を実行させるアイコンをホーム画面に配置してもよい。但し、未インストールアプリケーション制限情報ファイル34bにおいて制限有りフラグ「オン」の組の端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDのうち供給否情報の例3に該当するアプリケーションIDについては、対象未インストールアプリケーションの供給が制限されている理由が、アプリケーションの使用権が無いことである場合、アイコン消去対象から除外してもよい。
【0104】
図12は、本実施形態に係るホーム画面の復元の例の説明図である。
図12において、端末装置1の表示部15は表示画面200を備える。表示画面200は、例えばタッチパネルの表示画面である。表示画面200には、ホーム画面210が表示される。ホーム画面210は、一つ又は複数の画面から構成される。ホーム画面210が複数の画面から構成される場合、ホーム画面210を構成する各画面は、画面スクロールによって、表示画面200に表示される。ホーム画面210にはアイコンGが配置される。なお、
図12中のアイコンGの中には、説明の便宜上、該アイコンGのアプリケーションのアプリケーションIDを記している。
【0105】
元端末装置のホーム画面構成情報記録データ40が記録され、該ホーム画面構成情報記録データ40が端末装置1に取得された。該ホーム画面構成情報記録データ40は、
図12に示される元端末装置のホーム画面110の画面構成情報の記録データである。
図12に示される元端末装置のホーム画面110には、6個のアイコンGが配置されている。該6個のアイコンGのアプリケーションIDは、ID_1〜6である。
【0106】
端末装置1は、取得したホーム画面構成情報記録データ40に基づいて、ホーム画面210を構成する。この結果として、
図12に示されるホーム画面210が構成された。元端末装置のホーム画面110に配置されていたID_1及びID_2のアイコンGのアプリケーションは、ホーム画面構成情報記録データ40に基づいたホーム画面210の構成前に既に端末装置1にインストールされていた端末装置1_インストール済みアプリケーションである。このため、
図12に示すホーム画面210において、ID_1及びID_2のアイコンGは、元端末装置のホーム画面110における位置に対応する位置に、画像の透過度が0(透過なし)で配置された。ID_1のアイコンGは、ID_1のアプリケーションを起動する機能を実行させるアイコンである。ID_2のアイコンGは、ID_2のアプリケーションを起動する機能を実行させるアイコンである。
【0107】
元端末装置のホーム画面110に配置されていたID_3のアイコンGのアプリケーションは、ホーム画面構成情報記録データ40に基づいたホーム画面210の構成時において、端末装置1にインストールされていない端末装置1_未インストールアプリケーションであった。このため、端末装置1は、ID_3のアプリケーションの取得を試みた。この結果、端末装置1は、ID_3のアプリケーションを第1アプリケーション提供サーバ4から取得し、ID_3のアプリケーションをインストールした。これにより、
図12に示すホーム画面210において、ID_3のアイコンGは、元端末装置のホーム画面110における位置に対応する位置に、画像の透過度が0(透過なし)で配置された。ID_3のアイコンGは、ID_3のアプリケーションを起動する機能を実行させるアイコンである。
【0108】
元端末装置のホーム画面110に配置されていたID_4のアイコンGのアプリケーションは、ホーム画面構成情報記録データ40に基づいたホーム画面210の構成時において、端末装置1にインストールされていない端末装置1_未インストールアプリケーションであった。このため、端末装置1は、ID_4のアプリケーションの取得を試みた。この結果、端末装置1は、ID_4のアプリケーションを第1アプリケーション提供サーバ4から取得できなかった。これにより、
図12に示すホーム画面210において、ID_4のアイコンGは、元端末装置のホーム画面110における位置に対応する位置に、画像の透過度が50%で配置された。ID_4のアイコンGは、ID_4のアプリケーションをインストールする機能を実行させるアイコンである。ID_4のアイコンGには、第2アプリケーション提供サーバ5におけるID_4のアプリケーションの取得先のURLが関連付けられている。なお、ID_4のアプリケーションが未インストールアプリケーションである場合には、端末装置1は、
図6に示すアイコン画像データを用いて、アイコンGを配置する。
【0109】
元端末装置のホーム画面110に配置されていたID_5のアイコンGのアプリケーションは、端末装置1では動作しない時計アプリケーションであった。但し、端末装置1には、ID_5の時計アプリケーションとは異なるID11の時計アプリケーションがインストールされていた。これにより、
図12に示すホーム画面210において、ID_11の時計アプリケーションのアイコンGは、元端末装置のホーム画面110におけるID_5の時計アプリケーションのアイコンGの位置に対応する位置に、画像の透過度が0(透過なし)で配置された。ID_11のアイコンGは、ID_11の時計アプリケーションを起動する機能を実行させるアイコンである。
【0110】
元端末装置のホーム画面110に配置されていたID_6のアイコンGのアプリケーションは、端末装置1で起動することが制限されたアプリケーションであった。このため、ID_6のアイコンGはその他フォルダに格納された。
図12に示すホーム画面210には、その他フォルダのアイコンGが配置された。
【0111】
端末装置1_インストール済みアプリケーションのうちID_12のアプリケーションは、ホーム画面構成情報記録データ40の中にアイコン位置情報が無かった。このため、ID_12のアイコンGはその他フォルダに格納された。
図12に示すホーム画面210には、その他フォルダのアイコンGが配置された。
【0112】
上述した実施形態によれば、元端末装置のホーム画面110と見た目に類似するホーム画面210を端末装置1で復元することができる。これにより、端末装置1に表示されるホーム画面を復元する際に復元感の向上を図る効果が得られる。また、利用者が、例えば機種変更後の端末装置1のホーム画面に違和感を覚えたり、又は、機種変更後の端末装置1に慣れるまでに時間が掛ったりすることを防いだりする効果が得られる。
【0113】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0114】
例えば、上述の実施形態では、端末装置1は、無線通信ネットワーク2を介して他の装置と通信を行うが、これに限定されない。端末装置1は、無線又は有線の通信ネットワークを介して他の装置と通信を行うものであってもよい。この場合、端末装置1は、無線又は有線の通信ネットワークを介して、利用者情報管理サーバ3、第1アプリケーション提供サーバ4及び第2アプリケーション提供サーバ5にアクセスする。
【0115】
また、上述の実施形態では、ホーム画面構成情報記録データ40はアイコン画像データを含むが、アイコン画像データをホーム画面構成情報記録データ40に含めず、端末装置1がアプリケーションIDに基づいてアイコン画像データを取得してもよい。例えば、端末装置1は、第1アプリケーション提供サーバ4又は第2アプリケーション提供サーバ5からアイコン画像データを取得してもよい。又は、端末装置1が、予め、アイコン画像データを初期データファイルに保持してもよい。
【0116】
また、上述した端末装置1の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0117】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。