(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6301496
(24)【登録日】2018年3月9日
(45)【発行日】2018年3月28日
(54)【発明の名称】印章管理装置及びその方法
(51)【国際特許分類】
B41K 1/02 20060101AFI20180319BHJP
B41K 1/36 20060101ALI20180319BHJP
【FI】
B41K1/02 Z
B41K1/36 A
B41K1/36 Z
【請求項の数】13
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-562840(P2016-562840)
(86)(22)【出願日】2016年1月21日
(65)【公表番号】特表2017-516682(P2017-516682A)
(43)【公表日】2017年6月22日
(86)【国際出願番号】KR2016000672
(87)【国際公開番号】WO2016117948
(87)【国際公開日】20160728
【審査請求日】2016年10月12日
(31)【優先権主張番号】10-2015-0010655
(32)【優先日】2015年1月22日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】516306326
【氏名又は名称】キム、ジョン・スン
【氏名又は名称原語表記】KIM, Jong Sung
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100189913
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜飼 健
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 茂
(72)【発明者】
【氏名】キム、ジョン・スン
【審査官】
村田 顕一郎
(56)【参考文献】
【文献】
特開2005−173810(JP,A)
【文献】
特開2007−062262(JP,A)
【文献】
特開2006−127009(JP,A)
【文献】
特開2007−190832(JP,A)
【文献】
韓国公開特許第10−2014−0026585(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41K 1/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
印面での押印圧力を感知する感圧部と、
前記押印圧力の感知に基づき、前記印面の周辺撮影のための制御指令を発する撮影制御部と、
前記制御指令に従ってカメラで撮影した映像信号から印面周辺映像を獲得する映像獲得部と、
獲得された前記印面周辺映像を、押印時の日時情報を含む押印ログとしてログ記憶部に保存するログ管理部とを含む印章管理装置であって、
前記印面を収納する押印キャップの開閉をそれぞれ感知する開閉感知部を更に含み、
前記ログ管理部は、
前記押印キャップの開放が感知されるとき、キャップ開放ログを生成してキャップ開放時の日時情報と共に前記ログ記憶部に保存し、前記押印キャップの閉鎖が感知されるとき、キャップ閉鎖ログを生成してキャップ閉鎖時の日時情報と共に前記ログ記憶部に保存し、
前記ログ管理部は、
前記押印キャップの開放感知に基づき、前記映像獲得部を通じて獲得される押印キャップの開放時の開放撮影映像を前記キャップ開放ログとして前記ログ記憶部に一緒に保存し、前記押印キャップの閉鎖感知に基づき、前記映像獲得部を通じて獲得される押印キャップの閉鎖時の閉鎖撮影映像を前記キャップ閉鎖ログとして前記ログ記憶部に一緒に保存する
印章管理装置。
【請求項2】
印面での押印圧力を感知する感圧部と、
前記押印圧力の感知に基づき、前記印面の周辺撮影のための制御指令を発する撮影制御部と、
前記制御指令に従ってカメラで撮影した映像信号から印面周辺映像を獲得する映像獲得部と、
獲得された前記印面周辺映像を、押印時の日時情報を含む押印ログとしてログ記憶部に保存するログ管理部とを含む印章管理装置であって、
前記撮影制御部は、
前記押印圧力が解除された後、既設定された所定時間が経過した時点で前記制御指令を発する印章管理装置。
【請求項3】
印面での押印圧力を感知する感圧部と、
前記押印圧力の感知に基づき、前記印面の周辺撮影のための制御指令を発する撮影制御部と、
前記制御指令に従ってカメラで撮影した映像信号から印面周辺映像を獲得する映像獲得部と、
獲得された前記印面周辺映像を、押印時の日時情報を含む押印ログとしてログ記憶部に保存するログ管理部とを含む印章管理装置であって、
前記映像獲得部は、
前記印面の周辺を既設定された所定時間にかけて撮影した動画を、前記印面周辺映像として獲得する印章管理装置。
【請求項4】
前記ログ管理部は、
前記押印圧力が感知されるとき、感圧ログを生成して押印圧力感知時の日時情報と共に前記ログ記憶部に記憶し、前記押印圧力が解除されるとき、解圧ログを生成して押印圧力解除時の日時情報と共に前記ログ記憶部に保存する
請求項1に記載の印章管理装置。
【請求項5】
前記動画を撮影するとき、周辺音声を録音し、録音された前記周辺音声を前記ログ管理部に提供する録音部を更に含み、
前記ログ管理部は、
前記周辺音声を前記押印ログに統合して前記ログ記憶部に保存する
請求項3に記載の印章管理装置。
【請求項6】
周辺電子機器とのネットワーキングを通じて前記ログ記憶部に保存された前記押印ログを前記周辺電子機器に伝送するインタフェース部を更に含む請求項1に記載の印章管理装置。
【請求項7】
前記インタフェース部は、
有線ケーブルを通じて前記周辺電子機器に着脱自在に接続されるUSB接続端子を含む請求項6に記載の印章管理装置。
【請求項8】
前記インタフェース部は、
前記ログ記憶部に保存された前記押印ログを前記周辺電子機器に無線送出する無線通信部である請求項6に記載の印章管理装置。
【請求項9】
前記開放撮影映像は、
前記押印キャップが開かれた時点から既設定された所定時間にかけて撮影された開放動画であり、
前記閉鎖撮影映像は、
前記押印キャップが閉じられた時点から既設定された所定時間にかけて撮影された閉鎖動画である請求項1に記載の印章管理装置。
【請求項10】
印面を収納する押印キャップの開放を感知する過程と、
前記開放が感知されるとき、カメラを通じて獲得される開放撮影映像とキャップ開放時の日時情報を含むキャップ開放ログを生成してログ記憶部に保存する過程と、
前記印面での押印圧力を感知する過程と、
前記押印圧力が感知されるとき、前記印面の周辺を撮影して獲得した印面周辺映像と押印圧力感知時の日時情報を含む押印ログを生成して前記ログ記憶部に保存する過程と、前記押印キャップの閉鎖を感知する過程と、
前記閉鎖が感知されるとき、前記カメラを通じて獲得される閉鎖撮影映像とキャップ閉鎖時の日時情報を含むキャップ閉鎖ログを生成して前記ログ記憶部に保存する過程とを含む印章管理方法であって、
前記印面を収納する押印キャップの開閉をそれぞれ感知する開閉感知部を更に含み、
ログ管理部は、
前記押印キャップの開放が感知されるとき、キャップ開放ログを生成してキャップ開放時の日時情報と共に前記ログ記憶部に保存し、前記押印キャップの閉鎖が感知されるとき、キャップ閉鎖ログを生成してキャップ閉鎖時の日時情報と共に前記ログ記憶部に保存し、
前記ログ管理部は、
前記押印キャップの開放感知に基づき、映像獲得部を通じて獲得される押印キャップの開放時の開放撮影映像を前記キャップ開放ログとして前記ログ記憶部に一緒に保存し、前記押印キャップの閉鎖感知に基づき、前記映像獲得部を通じて獲得される押印キャップの閉鎖時の閉鎖撮影映像を前記キャップ閉鎖ログとして前記ログ記憶部に一緒に保存する
印章管理方法。
【請求項11】
印面を収納する押印キャップの開放を感知する過程と、
前記開放が感知されるとき、カメラを通じて獲得される開放撮影映像とキャップ開放時の日時情報を含むキャップ開放ログを生成してログ記憶部に保存する過程と、
前記印面での押印圧力を感知する過程と、
前記押印圧力が感知されるとき、前記印面の周辺を撮影して獲得した印面周辺映像と押印圧力感知時の日時情報を含む押印ログを生成して前記ログ記憶部に保存する過程と、前記押印キャップの閉鎖を感知する過程と、
前記閉鎖が感知されるとき、前記カメラを通じて獲得される閉鎖撮影映像とキャップ閉鎖時の日時情報を含むキャップ閉鎖ログを生成して前記ログ記憶部に保存する過程とを含む印章管理方法であって、
前記印面周辺映像は、
前記印面の周辺を既設定された所定時間にかけて撮影した動画である印章管理方法。
【請求項12】
前記獲得する過程は、
前記動画を撮影するとき、周辺音声を録音する過程を更に含み、
記憶する過程は、
録音された前記周辺音声を前記押印ログに統合して保存する請求項11に記載の印章管理方法。
【請求項13】
前記押印圧力を感知する以前に、前記印面を収納する押印キャップの開放を感知する過程と、
前記押印キャップの開放が感知されるとき、キャップ開放ログを生成してキャップ開放時の日時情報と共に記憶する過程と、
前記押印ログを記憶した以降に、前記押印キャップの閉鎖を感知する過程と、前記押印キャップの閉鎖が感知されるとき、キャップ閉鎖ログを生成してキャップ閉鎖時の日時情報と共に記憶する過程と
を更に含む請求項10に記載の印章管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印章管理装置に関し、より詳しくは、カメラなどを用いて印章が捺された状況の映像及び日時などを印章使用に関するログ情報として記録及び管理するのに適合した印章管理装置及びその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、印章は、会社、団体、個人などを固有識別するのに使用されるもので、相異なる主体間の契約などを文書にて締結する際に、契約の行為主体であることを証明するか、または表示するのに必要な各種の書類(文書)に捺すことを目的とする識別標識として広く使用されている。
【0003】
即ち、識別標識として機能する商号、団体名、人名などが刻まれた印章の印面(または印字面)に朱肉またはインクなどを付けた後、契約などに必要な書類上の押印位置に印章の印面を捺す方式で押印するのが一般的である。
【0004】
よく知られているように、会社、団体、個人などが識別標識として使用する印章は、会社の代表、団体の代表、本人などが直接必要書類に押印することもあるが、代理人などを通じて押印することもしばしばあるのが現実的な実情である。
【0005】
よって、会社または団体の代表、若しくは本人ではない代理人を通じて押印する場合、承認書類(文書)のみに関連印章を捺すのが原則であるが、代理人、若しくは承認されない第三者が、代表または本人によって承認されない書類などに不法的に押印する(不法押印)ことが発生し得る。
【0006】
したがって、承認されない印章の不法押印を根本的に遮断し得る新規な方式の印章管理技法が現実的に非常に必要になる実情であるものの、現在としては、かかる新規な方式の印章管理技法について如何なる提案も提示もされていない実情である。
【発明の概要】
【0007】
[技術的課題]
本発明は、印面での押印圧力が感知及び解除される際に、押印される印章の周辺を撮影した印面周辺映像を獲得して、押印ログ情報として印章に組み込まれたメモリーに保存し得る新しい印章管理方法を提案している。
【0008】
本発明の解決しようとする課題は、上述の内容に制限されるものではなく、述べられていないか、または他に解決しようとする課題は、後述する記載から本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に明らかに理解可能である。
【0009】
[技術的解決方法]
本発明は、一態様によれば、印面での押印圧力を感知する感圧部と、前記押印圧力の感知に基づき、前記印面の周辺を撮影するための制御指令を発する撮影制御部と、前記制御指令に従ってカメラで撮影した映像信号から印面周辺映像を獲得する映像獲得部と、獲得された前記印面周辺映像を
日時情報と共に押印ログとしてログ記憶部に保存するログ管理部とを含む印章管理装置を提供する。
【0010】
本発明に係る前記撮影制御部は、前記押印圧力が解除された後、既設定された所定時間が経過した時点で前記制御指令を発し得る。
【0011】
本発明に係る前記映像獲得部は、前記印面の周辺を既設定された所定時間にかけて撮影した動画を前記印面周辺映像として獲得し得る。
【0012】
本発明に係る前記ログ管理部は、前記押印圧力が感知されるとき、感圧ログを生成して
日時情報と共に前記ログ記憶部に保存し、前記押印圧力が解除されるとき、解圧ログを生成して
日時情報と共に前記ログ記憶部に保存し得る。
【0013】
本発明は、前記動画を撮影する際に周辺音声を録音し、録音された前記周辺音声を前記ログ管理部に提供する録音部を更に含み得る。
【0014】
本発明に係る前記ログ管理部は、前記周辺音声を前記押印ログに統合して前記ログ記憶部に保存し得る。
【0015】
本発明は、周辺電子機器とのネットワーキングを通じて前記ログ記憶部に保存された前記押印ログを前記周辺電子機器に伝送するインタフェースを更に含み得る。
【0016】
本発明に係る前記インタフェース部は、有線ケーブルを通じて前記周辺電子機器に着脱自在に接続されるUSB接続端子を含み得る。
【0017】
本発明に係る前記インタフェース部は、前記ログ記憶部に保存された前記押印ログを前記周辺電子機器に無線送出する無線通信部であり得る。
【0018】
本発明は、前記印面を収納する押印キャップの開閉をそれぞれ感知する開閉感知部を更に含み得、前記ログ管理部は、前記押印キャップが開かれたことが感知されるとき、キャップ開放ログを生成して
日時情報と共に前記ログ記憶部に保存し、前記押印キャップが閉じられたことが感知されるとき、キャップ閉鎖ログを生成して
日時情報と共に前記ログ記憶部に保存し得る。
【0019】
本発明に係る前記ログ管理部は、前記押印キャップの開放感知に基づき、前記映像獲得部を通じて得られる開放撮影映像を前記キャップ開放ログとして前記ログ記憶部に一緒に保存し、前記押印キャップの閉鎖感知に基づき、前記映像獲得部を通じて得られる閉鎖撮影映像を前記キャップ閉鎖ログとして前記ログ記憶部に一緒に保存し得る。
【0020】
本発明に係る前記開放撮影映像は、前記押印キャップが開かれた時点から既設定された所定時間にかけて撮影した開放動画であり、前記閉鎖撮影映像は、前記押印キャップが閉じられた時点から既設定された所定時間にかけて撮影した閉鎖動画であり得る。
【0021】
本発明は、他の態様によれば、印面での押印圧力を感知する過程と、前記押印圧力が感知されるとき、前記印面の周辺を撮影して印面周辺映像を獲得する過程と、獲得された前記印面周辺映像を
日時情報と共に押印ログとして記憶する過程とを含む印章管理方法を提供する。
【0022】
本発明に係る前記印面周辺映像は、前記印面の周辺を既設定された所定時間にかけて撮影した動画であり得る。
【0023】
本発明に係る前記獲得する過程は、前記動画を撮影するとき、周辺音声を録音する過程を更に含み得、前記記憶する過程は、録音された前記周辺音声を前記押印ログに統合して保存し得る。
【0024】
本発明は、前記押印圧力を感知する以前に前記印面を収納する押印キャップの開放を感知する過程と、前記押印キャップの開放が感知されるとき、キャップ開放ログを生成して
日時情報と共に保存する過程と、前記押印ログを保存した以降に前記押印キャップの閉鎖を感知する過程と、前記押印キャップの閉鎖が感知されるとき、キャップ閉鎖ログを生成して
日時情報と共に保存する過程とを更に含み得る。
【0025】
[有利な効果]
本発明は、印章が捺される際に印面の周辺を撮影した印面周辺映像を押印ログとして印章に組み込まれたメモリーに保存することで、印章の使用履歴を追跡することで印章が不法使用されることを有効に防止し得る。
【0026】
また、本発明は、印章の組み込みメモリーに保存された押印ログまたは関連ログを必要に応じて随時周辺電子機器に伝送して確認し得るようにすることで、印章の不法使用をより有効に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明に係る印章管理装置に関するブロック構成図である。
【
図2】本発明に係る印章管理装置が適用された一例の印章を示す斜視図である。
【
図3】本発明に係る印章管理装置が適用された他の一例の印章を示す斜視図である。
【
図4A】本発明に係る印章管理装置が適用され得る様々な形態を有する印章の構造図である。
【
図4B】本発明に係る印章管理装置が適用され得る様々な形態を有する印章の構造図である。
【
図4C】本発明に係る印章管理装置が適用され得る様々な形態を有する印章の構造図である。
【
図4D】本発明に係る印章管理装置が適用され得る様々な形態を有する印章の構造図である。
【
図5】本発明に係る印章が用いられる際に印章使用に関するログ情報を印章内のメモリーに保存する主要な過程を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
先ず、本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になるだろう。しかし、本発明は、以下において開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で具現され、単に、本実施例は、本発明の開示を完全なものとし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために例示的に提供されるものであり、本発明は請求項の範疇により定義される。
【0029】
以下、本発明を説明するにあたって、公知の機能または構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不要に不明確にする可能性があると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。そして、後述する用語は、本発明の実施例での機能を考慮して定義された用語であって、これは、使用者、運用者の意図または慣例などによって変わることがある。それゆえ、その定義は、本明細書の全般にわたった技術思想に基づいて判断されるべきである。
【0030】
以下、添付された図面を参照して本発明による好ましい実施例を詳しく説明する。
【0031】
図1は、本発明による印章管理装置に関するブロック構成図であって、カメラ110、マイク120及び印章管理モジュール130などを含み得、印章管理モジュール130は、開閉感知部1321、感圧部1323、ログ記憶部1325及びインタフェース部1327などを含む第1モジュール132と、撮影制御部1341、映像獲得部1343、録音部1345及びログ管理部1347などを含む第2モジュール134とを含み得、ここで、第2モジュール134はマイクロプロセッサーによって具現され得る。
【0032】
図1を参照すれば、カメラ110は、一例として、
図2に示すように、印章本体210の外周面の所定位置(例えば、印章部220付近の外側など)に取り付けられる超小型カメラであってもよく、該カメラ110は、撮影制御部1341から制御指令が伝達される際に作動して撮影を行い、これによって生成される映像信号を映像獲得部1343に伝達するなどの機能を提供し得る。
【0033】
ここで、カメラ110の撮影によって生成される映像信号は、例えば、開放撮影映像信号、印面周辺映像信号、閉鎖撮影映像信号のうち何れか一方を選択的に含み得るもので、各映像信号は停止画映像信号であるか、または既設定された所定時間(例えば、数秒など)にかけて撮影した動画信号であり得る。
【0034】
ここで、各映像信号が動画信号である場合、開放撮影映像信号は、印章の押印キャップが開かれた時点から既設定された所定時間にかけて撮影した開放動画であってもよく、印面周辺映像信号は、印章が捺される際に印面の周辺を既設定された所定時間にかけて撮影した動画であってもよく、閉鎖撮影映像信号は、印章の押印キャップが閉じられた時点から既設定された所定時間にかけて撮影した閉鎖動画であってもよい。
【0035】
図2において、
図1と同一の番号で表示された構成部材は同一の構成をそれぞれ指し、212はUSB接続端子、214は止め具、222は会社名、団体名、個人名などの識別標識が刻まれた印面(又は印字面)、230は印面222を収納する、即ち、その先端に印面222が形成された印章部220を収納する押印キャップをそれぞれ指す。
【0036】
ここで、ログ記憶部1325に保存(記録)された印章関連ログを、近距離無線通信(例えば、ブルツース、ワイファイなど)を通じて周辺電子機器(例えば、コンピュータ、ノートブック、携帯端末など)に無線送出する無線通信部を更に含むように印章を構成する場合、USB接続端子は省略してもよい。
【0037】
また、カメラ110は、他の一例として、
図3に示したように、印章部320を収納する押印キャップ330の先端が当接する止め具314の所定位置で印章本体310の外周面から内側に一定の深さだけ入り込む形態で取り付けられ得る。
【0038】
更に、カメラ110を止め具314から印章本体310の内側に一定の深さだけ入り込む形態で制作するのは、押印キャップ330が止め具314側に閉じられるとき(即ち、印章部が押印キャップに収納されるとき)、その先端によってカメラ110が物理的に損傷するのを防止するためである。
【0039】
図3において、
図1と同一の番号で表示された構成部材は同一の構成部材をそれぞれ指し、312はUSB接続端子、322は会社名、個人名などの識別標識が刻まれた印面(又は印字面)をそれぞれ指す。
【0040】
一方、
図2及び
図3では、本発明の印章管理装置が棒状の印章構造に適用されることで例示的に説明しているが、本発明が必ずしもこれに限られず、他の例として、
図4A〜4Dにそれぞれ図示された様々な形態を有する印章にも同様に適用され得るのは勿論のことである。
【0041】
また、
図1を参照すれば、マイク120は、一例として、
図2及び
図3に示したように、印章部220または320を収納する押印キャップ230または330の先端が当接する止め具214または314の所定位置で印章本体210または310の外周面から内側に一定の深さだけ入り込む形態で取り付けられる超小型マイクであってもよく、該マイク120は、録音部1345から制御指令が伝達される際に作動して外部の音声を録音し、この録音された外部の音声信号を録音部1345に伝達するなどの機能を提供し得る。
【0042】
ここで、マイク120の作動によって生成される外部の音声信号は、例えば、開放時点音声信号、押印時点音声信号、閉鎖時点音声信号のうち何れか一方を選択的に含んでもよく、押印キャップが開かれるか、印章が捺されるか、若しくは押印キャップが閉じられるなどの時点から、外部から入力される既設定された所定時間(例えば、数秒など)にかけての音声信号であってもよい。
【0043】
次いで、印章管理モジュール130の第1モジュール132内の開閉感知部1321は、押印キャップが印章本体から開かれるか(即ち、押印キャップが印章部から抜けるか)、または押印キャップが印章部に挿入される(即ち、押印キャップが印章部を収納する)ことを感知し得る通常の開閉感知センサーであってもよく、ここで、感知される押印キャップ開放感知信号または押印キャップ閉鎖感知信号は、第2モジュール134内の撮影制御部1341、録音部1345、ログ管理部1347などに選択・伝達され得る。
【0044】
また、感圧部1323は、例えば、当該技術分野において広く知られた圧力センサーであってもよく、印面が押印位置(例えば、書類上の押印位置)に接触して圧力が加えられる際にそれを感知し(押印圧力の感知)、印章の印面が押印位置の接触から離脱する際にそれを感知する(押印圧力の解除感知)などの機能を提供し得、ここで、生成される押印感圧信号または押印解圧信号は、第2モジュール134内の撮影制御部1341、録音部1345、ログ管理部1347などに選択・伝達され得る。
【0045】
そして、インタフェース部1327は、周辺電子機器(例えば、コンピュータ、ノートブック、携帯端末など)とのネットワーキングを通じてログ記憶部1325に保存されている各種のログ情報、即ち、キャップ開放ログ、キャップ閉鎖ログ、感圧ログ、解圧ログ、押印ログなどのログ情報を周辺電子機器に伝送する機能を提供する通信装置であり得る。
【0046】
そのため、印章本体には、一例として、
図2及び
図3に示したように、有線ケーブル(図示せぬ)を通じてインタフェース部と周辺電子機器とを着脱自在に接続するためのUSB接続端子が取り付けられ得る。
【0047】
つまり、使用者(例えば、印章所有主)は、有線ケーブルを通じて周辺電子機器と印章本体とを接続して、印章本体を周辺電子機器の外部記憶部(または外装メモリー)として認識させ、それによってログ記憶部1325に保存されているログ情報を取り出して周辺電子機器の表示パネルに表出させることで、印章の使用履歴を視認し得る。
【0048】
このとき、印章本体のログ記憶部1325に保存されている印章の使用履歴、即ち、各種のログ情報は不法的なアクセスから保護するのが必要となり得るが、そのため、秘密番号の入力、生体(例えば、指紋、虹彩、顔面など)認識などを要する接続制御管理が用いられ得る。
【0049】
上記と違って、有線ケーブル及びUSB接続端子を用いることなく、無線送出方式でログ記憶部1325に保存されているログ情報(印章の使用履歴情報)などを周辺電子機器に伝送するように設計し得るものの、かかる場合、インタフェース部1327は、ログ記憶部1325に保存され、ログ情報を周辺電子機器に無線送出する無線通信部を含み得る。ここで、無線通信部と周辺電子機器との間の無線通信は、例えば、近距離通信方式として当該技術分野において広く知られたブルツース通信方式、ワイファイ通信方式などを用い得る。
【0050】
次いで、第2モジュール134内の撮影制御部1341は、開閉感知部1321から押印キャップ開放感知信号または押印キャップ閉鎖感知信号が伝達されるとき、撮影(停止画または動画の撮影)のための制御指令を発してカメラ110に伝達するなどの機能を提供し得る。
【0051】
ここで、押印キャップの開閉が感知されるときにカメラを作動させるのは、押印キャップが開閉される瞬間を停止画で撮影するか、あるいは押印キャップが開閉される時点から既設定された所定時間(例えば、数秒など)にかけて動画で撮影するためである。
【0052】
また、撮影制御部1341は、感圧部1323から押印解圧信号が伝達されるとき、既設定された所定時間(例えば、数ミリ〜数十ミリ秒など)が経過した時点で印面の周辺撮影(停止画または動画の撮影)のための制御指令を発してカメラ110に伝達するなどの機能を提供し得る。
【0053】
ここで、押印の解圧が感知された後、既設定された所定時間が経過した時点でカメラを作動させるのは、印章が捺された書類(文書)のより多くの面積を停止画で撮影するか、または既設定された所定時間(例えば、数秒など)にかけて動画で撮影するためである。
【0054】
次いで、映像獲得部1343は、カメラ110から伝達される撮影映像信号から映像情報を獲得し、例えば、開放撮影映像(押印キャップが開かれた時点の開放停止画または押印キャップが開かれた時点から既設定された所定時間にかけて撮影した開放動画)、印面周辺映像(押印解圧から既設定された所定時間が経過した時点で撮影した周辺停止画、または押印解圧から既設定された所定時間が経過した時点から所定時間にかけて撮影した周辺動画)、閉鎖撮影映像(押印キャップが閉じられた時点の閉鎖停止画、または押印キャップが閉じられた時点から既設定された所定時間にかけて撮影した閉鎖動画)などを選択的に獲得し、この獲得された映像情報をログ管理部1347に伝達するなどの機能を提供し得る。
【0055】
また、録音部1345は、カメラ110が撮影制御部1341からの制御指令に従って停止画または動画を撮影するとき、マイク120を通じて入力され録音される周辺音声を信号処理した後(例えば、ノイズ除去など)、ログ管理部1347に伝達するなどの機能を提供し得る。
【0056】
更に、ログ管理部1347は、開閉感知部1321から押印キャップ開放感知信号または押印キャップ閉鎖感知信号が伝達されるとき、映像獲得部1343から伝達される開放撮影映像または閉鎖撮影映像と各
日時情報を含むキャップ開放ログまたはキャップ閉鎖ログを選択的に生成してログ記憶部1325に保存(記憶)し、感圧部1323から押印圧力の感知または解除が伝達されるとき、感圧ログまたは解圧ログを生成して各
日時情報と共にログ記憶部1325に保存(記録)するなどの機能を提供し得る。ここで、ログ記憶部1325は、コンピュータで読み取り可能なメモリーを含み得る。
【0057】
このとき、録音部1345から伝達される開放周辺音声または閉鎖周辺音声は、キャップ開放ログまたはキャップ閉鎖ログとしてログ記憶部1325に一緒に保存され得る。ここで、ログ記憶部1325は、例えば、印章の組み込みメモリーとして定義され得る。
【0058】
一例として、ログ記憶部1325に保存(記録)されるキャップ開放ログまたはキャップ閉鎖ログと感圧ログまたは解圧ログは各々、例えば、以下のようなインデックスで構成され得、各インデックスは開閉撮影映像と周辺音声を選択的に含み得る。
【0059】
1) 00月 00日 12時 01分:印章の押印キャップ開放
2) 00月 00日 12時 02分:印面圧力
3) 00月 00日 12時 03分:印面解圧
4) 00月 00日 12時 05分:印章の押印キャップ閉鎖
また、ログ管理部1347は、映像獲得部1343から印面周辺映像が伝達されるとき、
日時情報を含む押印ログを生成してログ記憶部1325に保存(記録)するなどの機能を提供し得る。このとき、録音部1345から伝達される印面周辺映像に対応する周辺音声は押印ログとしてログ記憶部1325に印面周辺映像と共に保存され得る。
【0060】
次いで、上述の構成を有する本実施例に係る印章管理装置を用いて印章の使用履歴に関する管理サービスを提供する一連の過程について詳細に説明する。
【0061】
図5は、本発明による印章が用いられるとき、印章使用に関するログ情報を印章内のメモリーに保存する主要な過程を示した流れ図である。
【0062】
図5を参照すれば、印章の使用履歴を管理するための待機モードが行われる中で(ステップ520)、印章管理モジュール130内の第1モジュール132の開閉感知部1321では、押印キャップが印章本体から開かれるか否かを感知(チェック)する(ステップ504)。
【0063】
前記ステップ504でのチェック結果、押印キャップが開かれたことを感知すると、開閉感知部1321ではそれに相応するキャップ開放感知信号を生成してログ管理部1347に伝達し、その結果、ログ管理部1347では
日時情報を含むキャップ開放ログを生成してログ記憶部1325に保存(記録)する(ステップ506)。
【0064】
このとき、キャップ開放ログには、映像獲得部1343から伝達される開放撮影映像と録音部1345から伝達される開放撮影映像に対応する周辺音声が含まれ得る。
【0065】
次いで、感圧部1323では印面を押印位置に捺す際に発生する圧力を感知するが(ステップ508)、ここでのチェック結果、押印圧力が感知されると、感圧部1323ではそれに相応する押印感圧信号を生成してログ管理部1347に伝達し、その結果、ログ管理部1347では
日時情報を含む感圧ログを生成してログ記憶部1325に保存(記録)する(ステップ510)。
【0066】
その後、感圧部1323では、印面が押印位置の接触から離脱する押印解圧を感知するが(ステップ512)、ここでのチェック結果、押印解押が感知されると、感圧部1323ではそれに相応する解圧感知信号を生成してログ管理部1347に伝達し、その結果、ログ管理部1347では
日時情報を含む解圧ログを生成してログ記憶部1325に保存(記録)する(ステップ514)。
【0067】
更に、撮影制御部1341では、感圧部1323から押印解圧信号が伝達された以降の経過時間をカウントしてカウント時間tが既設定された所定時間nに到達するか否かをチェック(モニタリング)するが(ステップ516)、ここでのチェック結果、カウント時間tが既設定された所定時間nに到達すると、撮影制御部1341では印面の周辺撮影(停止画または動画)のための制御指令を発してカメラ110に伝達する(ステップ518)。
【0068】
ここで、押印解圧が感知された後、既設定された所定時間nが経過した時点でカメラを作動させるのは、押印された書類(文書)のより多くの面積を停止画または動画で撮影するためである。
【0069】
その結果、カメラ110では、印面の周辺を停止画または動画で撮影して映像獲得部1343に伝達し、それに応答して映像獲得部1343では映像信号から印面周辺映像を獲得してログ管理部1347に伝達する(ステップ520)。
【0070】
その後、ログ管理部1347では、印面周辺映像(停止画または動画)と
日時情報を含む押印ログを生成してログ記憶部1325に保存(記録)する(ステップ522)。このとき、押印ログには録音部1345から伝達される印面周辺映像に対応する周縁音声が含まれ得る。
【0071】
次いで、開閉感知部1321では、押印キャップが押印部に挿入(即ち、押印キャップが印章部を収納する)されるか否かを感知(チェック)するが(ステップ524)、ここでのチェック結果、押印キャップが閉じられたことが感知されると、開閉感知部1321では、それに相応するキャップ閉鎖感知信号を生成してログ管理部1347に伝達し、その結果、ログ管理部1347では
日時情報を含むキャップ閉鎖ログを生成してログ記憶部1325に保存(記録)する(ステップ526)。
【0072】
そのとき、キャップ閉鎖ログには、映像獲得部1343から伝達される閉鎖撮影映像と録音部1345から伝達される閉鎖撮影映像に対応する周辺音声が含まれ得る。
【0073】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎず、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形及び変更などが可能であろう。したがって、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、これらの実施例により、本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。
【0074】
本発明の保護範囲は、下記の請求の範囲により解釈されなければならず、これと同等の範囲内にある全ての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 印面での押印圧力を感知する感圧部と、
前記押印圧力の感知に基づき、前記印面の周辺撮影のための制御指令を発する撮影制御部と、
前記制御指令に従ってカメラで撮影した映像信号から印面周辺映像を獲得する映像獲得部と、
獲得された前記印面周辺映像を、日時情報を含む押印ログとしてログ記憶部に保存するログ管理部と
を含む印章管理装置。
[2] 前記撮影制御部は、
前記押印圧力が解除された後、既設定された所定時間が経過した時点で前記制御指令を発する
[1]に記載の印章管理装置。
[3] 前記映像獲得部は、
前記印面の周辺を既設定された所定時間にかけて撮影した動画を、前記印面周辺映像として獲得する
[1]に記載の印章管理装置。
[4] 前記ログ管理部は、
前記押印圧力が感知されるとき、感圧ログを生成して日時情報と共に前記ログ管理部に記憶し、前記押印圧力が解除されるとき、解圧ログを生成して日時情報と共に前記ログ記憶部に保存する
[1]に記載の印章管理装置。
[5] 前記動画を撮影するとき、周辺音声を録音し、録音された前記周辺音声を前記ログ管理部に提供する録音部を更に含み、
前記ログ管理部は、
前記周辺音声を前記押印ログに統合して前記ログ記憶部に保存する
[3]に記載の印章管理装置。
[6] 周辺電子機器とのネットワーキングを通じて前記ログ記憶部に保存された前記押印ログを前記周辺電子機器に伝送するインタフェース部を更に含む[1]に記載の印章管理装置。
[7] 前記インタフェース部は、
有線ケーブルを通じて前記周辺電子機器に着脱自在に接続されるUSB接続端子を含む[6]に記載の印章管理装置。
[8] 前記インタフェース部は、
前記ログ記憶部に保存された前記押印ログを前記周辺電子機器に無線送出する無線通信部である[6]に記載の印章管理装置。
[9] 前記印面を収納する押印キャップの開閉をそれぞれ感知する開閉感知部を更に含み、
前記ログ管理部は、
前記押印キャップの開放が感知されるとき、キャップ開放ログを生成して日時情報と共に前記ログ記憶部に保存し、前記押印キャップの閉鎖が感知されるとき、キャップ閉鎖ログを生成して日時情報と共に前記ログ記憶部に保存する[1]に記載の印章管理装置。
[10] 前記ログ管理部は、
前記押印キャップの開放感知に基づき、前記映像獲得部を通じて獲得される前記開放撮影映像を前記キャップ開放ログとして前記ログ記憶部に一緒に保存し、前記押印キャップの閉鎖感知に基づき、前記映像獲得部を通じて獲得される前記閉鎖撮影映像を前記キャップ閉鎖ログとして前記ログ記憶部に一緒に保存する[9]に記載の印章管理装置。
[11] 前記開放撮影映像は、
前記押印キャップが開かれた時点から既設定された所定時間にかけて撮影された開放動画であり、
前記閉鎖撮影映像は、
前記押印キャップが閉じられた時点から既設定された所定時間にかけて撮影された閉鎖動画である[10]に記載の印章管理装置。
[12] 印面を収納する押印キャップの開放を感知する過程と、
前記開放が感知されるとき、カメラを通じて獲得される開放撮影映像と日時情報を含むキャップ開放ログを生成してログ記憶部に保存する過程と、
前記印面での押印圧力を感知する過程と、
前記押印圧力が感知されるとき、前記印面の周辺を撮影して獲得した印面周辺映像と日時情報を含む押印ログを生成して前記ログ記憶部に保存する過程と、前記押印キャップの閉鎖を感知する過程と、
前記閉鎖が感知されるとき、前記カメラを通じて獲得される閉鎖撮影映像と日時情報を含むキャップ閉鎖ログを生成して前記ログ記憶部に保存する過程とを含む印章管理方法。
[13] 前記印面周辺映像は、
前記印面の周辺を既設定された所定時間にかけて撮影した動画である[12]に記載の印章管理方法。
[14] 前記獲得する過程は、
前記動画を撮影するとき、周辺音声を録音する過程を更に含み、
前記記憶する過程は、
録音された前記周辺音声を前記押印ログに統合して保存する[13]に記載の印章管理方法。
[15] 前記押印圧力を感知する以前に、前記印面を収納する押印キャップの開放を感知する過程と、
前記押印キャップの開放が感知されるとき、キャップ開放ログを生成して日時情報と共に記憶する過程と、
前記押印ログを記憶した以降に、前記押印キャップの閉鎖を感知する過程と、前記押印キャップの閉鎖が感知されるとき、キャップ閉鎖ログを生成して日時情報と共に記憶する過程と
を更に含む[12]に記載の印章管理方法。