特許第6302104号(P6302104)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6302104
(24)【登録日】2018年3月9日
(45)【発行日】2018年3月28日
(54)【発明の名称】医療輸液コネクター
(51)【国際特許分類】
   A61M 39/10 20060101AFI20180319BHJP
【FI】
   A61M39/10 120
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-10016(P2017-10016)
(22)【出願日】2017年1月24日
【審査請求日】2017年1月24日
(31)【優先権主張番号】105138056
(32)【優先日】2016年11月21日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】516241717
【氏名又は名称】善▲徳▼生化科技股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000660
【氏名又は名称】Knowledge Partners 特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100117466
【弁理士】
【氏名又は名称】岩上 渉
(72)【発明者】
【氏名】楊 照欽
【審査官】 杉▲崎▼ 覚
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0371724(US,A1)
【文献】 特表2013−525071(JP,A)
【文献】 特表2012−512726(JP,A)
【文献】 米国特許第06079432(US,A)
【文献】 国際公開第2015/065958(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 39/10
A61M 39/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容部、可動部及び弾性体を備え、
前記収容部は、環状壁部、第一チューブ及び第二チューブを有し、前記環状壁部はあるところには半径方向内側に延びる第一側壁部を形成して前記第一チューブと着接し、前記環状壁部の一方の端部は半径方向内側に延びる第二側壁部形成して前記第二チューブと着接し、前記第一チューブ一方の端部前記第一側壁部より突出するノズルを有し、前記第一チューブの最小内径位置は前記ノズルとなっており、前記第一側壁部は少なくとも一つの第一制限ストッパーを設け、
前記可動部は、係合となるベースと少なくとも一つの突出部を有し、前記ベースは前記収容部の中に置いて第二制限ストッパーを設け、前記突出部は前記第一制限ストッパーをり抜けて前記収容部から外向きに突出し、
前記弾性体はそれぞれ中空円筒状のような第一周壁と第二周壁を有し、前記第一周壁は少なくとも一つの貫通孔を有し、一方の端部が閉じた端部になり、他方の端部が径方向外側に延びて前記第二周壁と接続する連接部を形成し、前記第二周壁の自由端は前記第二側壁部に当接し、空洞部は前記第一周壁と前記第二周壁と共に取り囲まれ形成され前記第二チューブと継合し、前記第一周壁は前記第二制限ストッパーを通り抜けて前記第一チューブの中に配置され、前記閉じた端部は移動が可能で前記ノズルを密封し、前記連接部が前記ベース当接し、
前記可動部が前記第一側壁部から前記第二側壁部の方向に移動て前記第二周壁を圧縮することにより前記閉じた端部前記ノズルから離れることは開いた状態と呼ばれ、前記ノズル、前記貫通孔、前記空洞部及び前記第二チューブ前記開いた状態において連通し、
前記第一チューブの内径は前記ノズルから前記第一側壁部の方向に一定の割合で増加し、前記第一周壁の外径は前記第一チューブの内径に合わせて一定の割合で増加し、
前記閉じた端部が前記ノズルを密封すると、前記第一チューブが前記貫通孔を密封することを特徴とする医療輸液コネクター。
【請求項2】
前記第二周壁の内径は前記第一周壁の内径より長いことを特徴とする請求項1に記載の医療輸液コネクター。
【請求項3】
前記突出部と前記第一側壁部の間の垂直距離は、前記第一チューブの自由端と前記第一側壁部の間の垂直距離より短いことを特徴とする請求項1に記載の医療輸液コネクター。
【請求項4】
前記ベースは前記第二側壁部の方向に向けて突出し、前記第二周壁の外に取設する第一フランジを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の医療輸液コネクター。
【請求項5】
前記第二側壁部は前記第一側壁部の方向に向けて突出する二つの第二フランジを更に有し、前記二つの第二フランジは前記第二周壁の自由端を挟装することを特徴とする請求項1に記載の医療輸液コネクター。
【請求項6】
前記第一周壁の外壁面で前記貫通孔と前記連接部の間に配置する第三フランジを更に有し、前記第三フランジが前記開いた状態における前記第一チューブの内壁面に圧接することを特徴とする請求項1に記載の医療輸液コネクター。
【請求項7】
前記第一チューブの内壁面は第四フランジを更に有し、前記第四フランジが前記開いた状態における前記貫通孔と前記連接部の間に圧接することを特徴とする請求項1に記載の医療輸液コネクター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】

本発明は、医療器材、特に医療輸液コネクターに関するものである。
【背景技術】
【0002】

従来の医療処置は常に様々な輸液パイプを利用して、患者に薬剤の投与、採血、点滴静脈注射などの液体の吸引や注入ことをする。ユーザーが簡単に操作するため、多くの場合は留置チューブを用いて、留置チューブの一端が患者の静脈に接続され、他端が安全輸液メスコネクターを配置する。安全輸液メスコネクターは従来のシリンシジ先端部によって押圧されて開弁する際、薬剤を加えや採血をすることができる。鋭い針先の刺入は必要ないし、セキュリティ向上が見込まれるから、近年、多くの医療機関で採用される。
【0003】
但し、従来のシリンジの内容物は外部に漏れ出して汚染する場合、医療関係者や患者には依然として危険性があり、例えば、放射性医薬品や感染性物質を含む体液、または皮膚に有害性とされる腫瘍標的薬など。故に、漏れ防止機能付きオスコネクターを開発することは必要である。
【0004】
特許文献1により提示された従来の医療輸液コネクターは、ガイドバーを含めるチューブ及び移動部材を有し、ガイドバーとチューブの間にはスリットを設けられ、移動部材が移動すると、スリットは導通されて輸液を行うことができる。
【0005】
上述の従来の医療輸液コネクターは、単なるガイドバーとチューブの間に配置するスリットをチャネルとして、その上スリットの長さはかなり長くて単位時間当たりに流れを大幅に減少させ、大量輸液の場合は非常に時間がかかることになる。
【0006】

上述したことにより、従来の医療輸液コネクターはまだ改善が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】

【特許文献1】台湾特許第I537020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】

本発明は、大量輸液が可能である医療輸液コネクターを提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するため、本発明は収容部、可動部及び弾性体を備える医療輸液コネクターを提供する。収容部は環状壁部と、第一チューブ及び第二チューブを有し、環状壁部があるところには半径方向内側に延びる第一側壁部に形成し、第一チューブとを着接する。環状壁部の一方の端部は半径方向へ内側に延びる第二側壁部を形成して第二チューブとを着接する。第一チューブは一方の端部から第一側壁部に突出することになってノズルを有する。第一チューブの最小内径位置はノズルとなる。第一側壁部は少なくとも一つの第一制限ストッパーを設ける。可動部は係合となるベース及び少なくとも一つの突出部を有し、ベースは収容部の中に置いて第二制限ストッパーを設ける。突出部は第一制限ストッパーを取り抜けて収容部へ外向きに突出する。弾性体はそれぞれ中空円筒状のような第一周壁と第二周壁を有する。第一周壁は少なくとも一つの貫通孔を有し、一方の端部が閉じた端部になり、他方の端部が径方向外側に延びさせて第二周壁と接続する連接部を形成する。第二周壁の自由端は第二側壁部に当接し、空洞部は第一周壁と第二周壁と共に取り囲まれて形成し、第二チューブとを継合する。第一周壁は第二制限ストッパーを通り抜けて第一チューブの中に配置する。閉じた端部は移動が可能でノズルを密封し、連接部がベースを当接する。可動部は第一側壁部から第二側壁部への方向に移動されて第二周壁を圧縮することにより、閉じた端部をノズルから離れることができる。この状態は開いた状態と呼ばれ、ノズル、貫通孔、空洞部及び第二チューブが開いた状態において連通することになる。
【0010】
第一チューブの内径はノズルから第一側壁部への方向に増やし、第一周壁の外径は第一チューブの内径に従って増やす医療輸液コネクターを提供する。
【0011】
閉じた端部はノズルを密封したとたんに、第一チューブが貫通孔を密封する医療輸液コネクターを提供する。
【0012】
第二周壁の内径は第一周壁の内径より長いである医療輸液コネクターを提供する。
【0013】
突出部と第一側壁部の間の垂直距離は、第一チューブの自由端と第一側壁部の間の垂直距離より短いである医療輸液コネクターを提供する。
【0014】
ベースは第二側壁部への方向に向けて突出し、第二周壁の外に取設する第一フランジを更に有する医療輸液コネクターを提供する。
【0015】
第二側壁部は第一側壁部への方向に向けて突出する二つの第二フランジを有し、二つの第二フランジは第二周壁の自由端を挟装することを更に有する医療輸液コネクターを提供する。
【0016】
第一周壁の外壁面で貫通孔と連接部の間に配置する第三フランジを有し、第三フランジが開いた状態における第一チューブの内壁面に圧接することを更に有する医療輸液コネクターを提供する。
【0017】
第一チューブの内壁面は第四フランジを有し、第四フランジが開いた状態における貫通孔と連接部の間に圧接することを更に有する医療輸液コネクターを提供する。
【0018】
上述した構造により、閉じた端部にノズルが漏れないし、しかも第一周壁と第二周壁に囲まれて形成した空洞部が輸液バルブとされ、流れを増加させない問題を解決し、液体の大量注入に適すことである。
【0019】
本発明による医療輸液コネクターの詳細な特徴は、以下の詳細な説明を通して明確にする。また、以下の詳細な説明および本発明により提示された実施形態は本発明を説明するための一例に過ぎず、本発明の請求範囲を限定できないことは、本発明にかかわる領域において常識がある人ならば理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0020】

図1】本発明の第1実施形態による医療輸液コネクターを示す分解斜視図である。
図2】本発明の第1実施形態による医療輸液コネクターを示す斜視図である。
図3】本発明の第1実施形態による医療輸液コネクターを示す俯瞰図である。
図4】本発明の第1実施形態による医療輸液コネクターを示す部分的な側面図である。
図5図4中の5-5線に沿った断面図である。
図6】本発明の図5による医療輸液コネクターの流れ状態を示す断面図である。
図7】本発明の第2実施形態による医療輸液コネクターを示す部分拡大図である。
図8】本発明の第3実施形態による医療輸液コネクターを示す部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】

(第1実施形態)

図1から図5に示すように、本発明の第1実施形態による医療輸液コネクター10は、収容部20、可動部30、弾性体40を含める。
【0022】
収容部20は環状壁部22、第一チューブ24及び第二チューブ26を備える。図1図5に示すように、環状壁部22はあるところには半径方向内側に延びる第一側壁部21に形成して第一チューブ24とを着接する。環状壁部22は一方の端部が半径方向内側に延びる第二側壁部23に形成して第二チューブ26とを着接し、他の素子と連接されない一方の端部が自由端である。図3図6に示すように、第一チューブ24には第一側壁部21より突出される自由端241はノズル25を有し、第一チューブ24の最小内径位置はノズルとなり、第一側壁部21は二つの第一制限ストッパー27を設ける。内外及び上下に要素間の関係を明らかにするため、図1に第二側壁部23や環状壁部22とは別個に示されている。第一チューブ24の自由端241は、ルアー(luer)仕様に合わせるオスコネクターである。
【0023】
解説の都合上、第一チューブ24の中心部は第二チューブ26の中心部と共に仮想線Lを引き、この仮想線Lに平行になる方向は軸方向と呼ばれ、軸方向に直交する方向は径方向である。
【0024】
可動部30はベース32及び二つの突出部34を有し、ベース32は収容部20に置いて第二制限ストッパー36を設ける。突出部34はそれぞれ収容部20への方向に外向きに突出するように、第一制限ストッパー27を通り抜ける。突出部34の自由端341は径方向の平面に円弧状をなることである。
【0025】
弾性体40はそれぞれ中空円筒状のような囲む第一周壁42と第二周壁44を有する。第一周壁42は一方の端部が閉じた端部421になり、他方の端部が径方向外側に延びさせて第二周壁44と接続する連接部48を形成する。第二周壁44の自由端441は第二側壁部23に当接し、空洞部49は第一周壁42と第二周壁44を囲まれて形成し、第二チューブ26とを継合する。第一周壁42は二つの貫通孔46を有する。第一周壁42は第二制限ストッパー36を通り抜けて第一チューブ24の中に配置し、連接部48がベース32を当接する。閉じた端部421はノズル25を密封したとたんに、弾性体40が図5に示すように閉状態であり、ノズル25から離れると、弾性体40が図6に示すように開いた状態である。弾性体40は外部の力によって、閉状態と開いた状態との間で切り替えることであり、閉じた端部421が移動可能でノズル25を密封することができる。
【0026】
輸液が行わないとき、図5に示すように、弾性体40が閉状態となる。輸液が行う場合、図6に示すように、第一チューブ24は別の継ぎ手を押しこむことで、突出部34の自由端341は軸方向に押されて可動部30を第一側壁部21から第二側壁部23への方向に移動させる。そして、連接部48は可動部30のベース32で押動されて第二周壁44を圧縮することにより、閉じた端部421をノズル25から離れることができ、弾性体40が開いた状態になり、このとき、ノズル25、貫通孔46、空洞部49及び第二チューブ26が連通し、液体が空洞部49に出入りされて輸液することができる。輸液が終わりたい場合は、別の継ぎ手が第一チューブ24から取り外すと、可動部30はもはや押圧されなくなるし、第二周壁44は元の形に戻れることにより、閉じた端部421は再びノズル25に立ち返して密封することになり、漏れ防止効果を得ることができる。
【0027】
本発明に係る医療輸液コネクター10は、着接されないときには、漏れ防止のため、閉じた端部421がノズル25を密封し、着接するとき、液体がスリットの中ではなく、空洞部49の中に流れ、単位時間当たりの流量が増加させるから、本発明の医療輸液コネクターは液体の大量注入に適すことである。なお、空気が入って塞栓症を引き起こすことを避けるために、空洞部49には液体が予め満たされ、空気を抜くこともある。
【0028】
ちなみに、第一制限ストッパー27は突出部34が通り抜けて軸方向のみ上下往復に移動することを制限するように設けられるので、互いに対応する一つの第一制限ストッパー27と一つの突出部34だけでも可能である。ただ一つの貫通孔46は液体が空洞部49の内側および外側に流されるが、二つの貫通孔46においては液体の流れをよりスムーズになる。
【0029】
漏れ防止効果がもっと高まるため、第一チューブ24はテーパ状の形をする。図4図5に示すように、第一チューブ24の内径はノズル25から第一側壁部21への方向に増やし、第一周壁42の外径は第一チューブ24の内径に従って増やすことにより、閉じた端部421がノズル25を密封する場合には、第一周壁42の外壁面が第一チューブ24の内壁面に覆われ、貫通孔46が第一チューブ24の内壁面に密封されることになる。本発明の別の実施形態において、第一チューブ24は別の方法で貫通孔46を密封することができる。例えば、第一チューブ24は貫通孔46に対応する場所で内側に向けるブロックを備える。
【0030】
単位時間当たりの流量を増加させるため、第二周壁44の内径は第一周壁42の内径より大きくなるによって、空洞部49はさらに拡張させ、流れやすいし、より速い注入速度を提供することが可能である。
【0031】
本発明の医療輸液コネクター10及び別の継ぎ手が順次開放可能となるように、突出部34と第一側壁部21の間の垂直距離は第一チューブ24の自由端241と第一側壁部21の間の垂直距離より短いである。それで、係合するときに、第一チューブ24の自由端241が最初に別の継ぎ手のバルブを押し開き、その後、突出部34が別の継ぎ手の管壁によって押動されることになる。
【0032】
可動部30によって、第二周壁44をより効率的に押し付けるため、ベース32は第二側壁部23への方向に向けて突出する第一フランジ321を更に含む。第一フランジ321は第二周壁44を取設し、ベース32と連接部48との接触を高めることができる。
【0033】
弾性体40をより安定であるため、第二側壁部23は第一側壁部21への方向に向けて突出する二つの第二フランジ231を更に含む。第二周壁44は自由端441が二つの第二フランジ231の間に挟着されることにより、押圧されるときに径方向への移動が縛りられることになる。
【0034】
本実施形態においての貫通孔46の位置は液体の流れをよりスムーズにするため設置され、別の実施形態には他の形態になっても実施できる。
【0035】
(第2実施形態)
図7に示すように、本発明の第2実施形態による医療輸液コネクター50が開いた状態になる時、良い漏れ防止効果を得るため、第一周壁52の外壁面に第一チューブ64への方向に外向きに突出する第三フランジ522を更に周設し、第三フランジ522は貫通孔56と接続部(図中未表示)の間に挟着され、開いた状態に第一チューブ64の内壁面に圧着し、第一チューブ64と第一周壁52の間に存在し得る隙間を密封する医療輸液コネクター50を提供する。
【0036】
(第3実施形態)
図8に示すように、本発明の第3実施形態による医療輸液コネクター80が開いた状態になる時、より漏れ防止効果を得るため、第一チューブ84の内壁面に第一周壁82への方向に外向きに突出する第四フランジ842を更に周設し、第四フランジ842は開いた状態に貫通孔86と接続部(図中未表示)の間に圧着し、第一チューブ84と第一周壁82の間に存在し得る隙間を密封する医療輸液コネクター80を提供する。
【0037】
上記の図示および記載された詳細な説明は、本発明の技術内容および特徴を説明した実施形態を提供するものであり、本発明にかかわる領域において常識がある人ならば、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく、種々の変形例、修正及び変更を加えることが下記に示す請求の範囲に属することが理解できるはずである。
【符号の説明】
【0038】

10、50、80:医療輸液コネクター
20:収容部 21:第一側壁部
22:環状壁部 23:第二側壁部
231:第二フランジ 24、64、84:第一チューブ
241:自由端 25:ノズル
26:第二チューブ 27:第一制限ストッパー
30:可動部 32:ベース
321:第一フランジ 34:突出部
341:自由端 36:第一制限ストッパー
40:弾性体 42、52、82:第一周壁
421:閉じた端部 44:第二周壁
441:自由端 46、56、86:貫通孔
48:連接部 49:空洞部
522:第三フランジ 842:第四フランジ
【要約】
【課題】医療輸液コネクターを提供する。
【解決手段】
従来の医療輸液コネクターは、液体がスリットの中に流れることで、流量を増加できないという問題が生じる。本発明は筒状の形をして一方の端部が閉じた端部になる弾性体を備える医療輸液コネクターを提供する。弾性体の管壁には貫通孔を設けることにより、筒状弾性体の内腔に通じて輸液することができる。本発明による医療輸液コネクターは、流量を増加することができ、液体の大量注入に適すことである。
【選択図】 図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8