(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記サンシェードが、前記基板表面側の下部に上部が固着されるシート部材と、前記縦折り目及び前記横折り目用の隙間を空け、且つ前記折り重ね体の平面視形状に合わせる大きさにして、該シート部材の表面側に貼着される板状のシート状芯材と、を具備する請求項1又は2に記載のサンシェードセット具。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係るサンシェードセット具について詳述する。
図1〜
図10は本発明のサンシェードセット具の一形態で、
図1はサンシェードを折畳んだ状態の表面側斜視図、
図2は
図1の裏面側斜視図、
図3は
図1の状態から第二マグネット体の磁力に抗して第二板片を離した斜視図、
図4は
図3における展開第一段部分と展開第三段部分との接合状態を展開させた斜視図、
図5は
図4を基板裏面側から見た斜視図、
図6は
図4における展開第二段部分と展開第三段部分との接合状態を展開させ、さらに両半割り部を展開させた正面図、
図7はサンシェードセット具をサンバイザーへ取付ける説明図、
図8は(イ)が
図6のVIII−VIII線矢視図、(ロ)が(イ)の部分拡大図、
図9は
図1のIX−IX線矢視図、
図10は
図6に代わる他態様のサンシェードセット具をサンバイザーに取付ける説明図を示す。尚、各図は図面を判り易くするため基板2,第一板片51等の各構成要素の厚みを強調して大きく描く。
【0010】
サンシェードセット具1は、基板2と結束バンド3とサンシェード4とマグネット体6と第一板片51と第二板片52を具備する。
基板2は、
図7のごとくサンバイザー9の大きさに合わせた横長の矩形板状のベース板である。合成樹脂製や紙製等で造られ、ある程度の保形性を有しておれば足りる。ただ、車両搭載のため、ソリッドの樹脂成形品よりも発泡成形品や厚紙よりもダンボールなどで軽量化を図ったものが好ましい。例えば軽量で撓み難く、保形性に優れるスチレンボードの発泡ボードが好ましく、本実施形態の基板2もこれを用いる。
符号25は基板2の固着部分21の上縁23で、結束バンド3をかわした略中央に設けた凹状切欠25を示す。該切欠25を利用して、基板2に係止保持された折り重ね体4K(詳細後述)を、
図6のように広がるサンシェード4に展開し易くする。
【0011】
結束バンド3は帯状の樹脂製バンドである。結束バンド3は、基板2の裏面2Rで、その横方向の中間部位にバンド中央部31が固着され、且つ展開状態で、
図7のごとく基板上縁23から上側バンド先端部32が突出し、基板下縁24から下側バンド先端部33が突出する。
ここで、本発明でいう「基板2の裏面2R」,「裏面側」とは、サンバイザー9を下ろして使用状態にし、該サンバイザー9へ車室内から乗員がサンシェード4を取付ける
図7で、サンバイザー9と対向する「基板2の面」,「面側」を指し、「基板2の表面2S」,「表面側」は乗員と向き合う「基板2の面」,「面側」を指す。またサンシェード4について、「表面側」とは
図6のサンシェードセット具1の正面視で、その紙面表面側の面をいう。また、「上側」,「下側」とは、
図6のサンシェードセット具1の正面視で、「紙面上側」,「紙面下側」を指す。
結束バンド3には、
図7のごとく上側バンド先端部32の表面と下側バンド先端部33の裏面に、対の面ファスナー37,38がそれぞれ貼着一体化されている。よって、
図1,
図9のように該結束バンド3をサンバイザー9に巻き付けるだけで、基板2がサンバイザー9に簡便に取付け保持される。
【0012】
サンシェード4は、中央に縦方向の縦折り目45が設けられ、該縦折り目45を中心にして左右の半割り部41,42を折り重ねることにより、横長さが前記基板2の横長さよりも小さくなるシート状又は板状の部材である。一方の半割り部41の一側縁4cを
図6のごとく前記基板2の一側縁2cに合わせて、その半割り部41の上部41uが基板表面2S側の下部2Sdに固着され、さらに複数の横折り目46が設けられ、該横折り目46で折畳むことにより基板2の縦長さと同等又はそれ以下(但し少なくとも基板2の縦長さの1/2以上)とする。本発明でいうサンシェード4や基板2の「横長さ」とは、サンシェード4が展開状態にある
図6の正面視で、それらの紙面各横方向の長さを指し、「縦長さ」は
図7でそれらの紙面各縦方向長さを指す。
【0013】
本実施形態のサンシェード4は、展開状態で、
図6,
図8のごとく広げたサンシェード4の正面視大きさになる矩形シート部材47と、縦折り目45と横折り目46の部分に隙間を設けて複数に分断され、シート部材47の表面側に貼着した矩形薄板からなる芯材48と、該芯材48をシート部材47とでサンドイッチ状に挟着する表面側シート材49とを具備する。前記基板表面2S側の下部2Sdに上部41uが固着されるシート部材47と、縦折り目45及び横折り目46用の隙間を空け、且つ折り重ね体4Kの平面視形状に合わせる大きさにして、シート部材47の表面側に貼着される板状のシート状芯材48と、を備えて、縦折り目45や横折り目46で折畳みを円滑実施できるようにしている。使用時にフロントガラス7と対向するシート面がアルミ蒸着されたシート部材47や、アルミ箔が貼着された反射材のシート部材47がより好ましく、本実施形態もアルミ蒸着されたシート部材47を用いる。太陽からの輻射熱カットに有効だからである。シート材49はシート部材47と略同じ大きさである。本シート材49のシートにはシートの他、フィルムを含む。
左右の半割り部41,42の大きさを同じにして、
図6のごとく該縦折り目45を中心線に両半割り部41,42を線対称品にする。
図6で、右側半割り部41の横長さを、図示のごとく基板2の横長さよりも小さくする一方、両半割り部41,42を展開すれば、基板2の横長さよりも大きくなる。横折り目46は三本設けており、該横折り目46によって芯材48が上下方向に四分割される。芯材48は、
図6のごとく合計八枚とし、最上段に配される二枚の芯材48だけを、他の芯材48の約半分ほどの縦長さにする以外は、折り重ね体4Kの縦長さに合わせる。
【0014】
サンシェード4は、
図6の右側半割り部41で、最上段の芯材48がある上部41uが、一方の半割り部(右側半割り部)41の上部41uとなって基板表面2S側の下部2Sdに接着剤等で固着する。該上部41uから横折り目46を介して第一段部分411が下方へ延在し、さらに該第一段部分411から横折り目46を介して第二段部分412、第二段部分412から第三段部分413が延在する。上部41uの下縁と基板2の下縁24とが略一致する。そして、右側半割り部41から他方の左側半割り部42が縦折り目45を介して延在する。詳しくは、上部41uから展開最上段部分420が縦折り目45を介して延び、第一段部分411から展開第一段部分421が、第二段部分412から展開第二段部分422が、第三段部分413から展開第三段部分423が、それぞれ縦折り目45を介して延在する。符号43,44はサンシェードの上縁,下縁を示す。
【0015】
マグネット体6は永久磁石で、ここでは外観形状を円盤形状とする。マグネット体6を構成する磁石は固体磁石(又は可撓性磁石)で、磁石は磁力が強力なNd,Sm等のレアアースを含む希土類磁石や希土類鉄磁石が好ましく、本実施形態もこれらの固体磁石を採用する。マグネット体6は第一マグネット体62と第二マグネット体61とを備える。
第一マグネット体62は一方の前記半割り部41(
図6の右側半割り部)が固着された基板2の固着部分21から横外方に張り出す基板表面2S側の露出部分22に一体化される。
図6で、右側の半割部41(一方の半割部)が固着された基板2が固着部分21から他側縁2fへ向かう露出部分22で、その下縁24沿いに第一マグネット体62が該基板2に埋設一体化される。基板表面2Sと第一マグネット体62が基板表面2S側に現れる面は面一とする。第一マグネット体62は図示のごとく所定ピッチで基板2下部の露出部分22に複数(ここでは三個)配設される。第一マグネット体62と第一板片51との接合(又は近接)による磁力吸着で、左右に展開した半割り部の他方42が、その展開状態に維持される。
【0016】
第二マグネット体61は、永久磁石からなる円盤状の金属品で、基板表面2S側の上部に埋設し、一体化される。詳しくは、基板2の固着部分21よりも上方域の基板上縁23沿いに、図示のごとく所定ピッチで複数(ここでは五個)配設される。第二マグネット体61の基板表面2S側に現れる面も基板表面2Sと面一とする。尚、第二マグネット体61や前記第一マグネット体61の基板2からの脱落を防ぐべく、これを覆うようにして基板表面2Sにフィルムを被着することもできる。
【0017】
第一板片51は、他方の半割り部42(
図6では左側の半割部)の展開時に、第一マグネット体62と対向するサンシェード4の裏面4R側の部位に一体化される強磁性体の板片である。他方の半割り部42の上縁長さに略等しくした帯板状の第一板片51が、
図6でいえば、サンシェード裏面2R側で左側半割部42の上縁沿いの表面に貼着一体化される。強磁性体とは鉄,ニッケル,コバルト及びその合金などのように磁石に強く引き付けられる物質をいう。本実施形態の第一板片51は、鉄製の薄板を細長矩形板にカットした板片を用い、両面テープの一方の面を該板片に貼着し、他方の面をサンシェード裏面4Rで、展開最上段部分420に貼着して該サンシェード4に一体化させている。粘着剤に代えて接着剤を用いると、双方の一体化が強力になりより好ましくなる。第一板片51に鉄製板片を用いると、展開した左側半割り部42で、基板2から外方へ突き出す左側半割り部42の上縁部分がよれたり垂れたりしないので、サンシェード4を大きく広げた状態を保持できる効果がある。
【0018】
ところで、サンシェード4に本実施形態のように芯材48が在る場合は、
図6でいえば、前述のように基板2から外方へ突き出す左側半割り部42の上縁部分がよれたり垂れたりしない。そこで、低価格の鉄粉を配合した合成樹脂(又は鉄粉配合ゴム)で成形したフェライトテープ片を第一板片51として用いることもできる。本発明でいう第一板片51や後述の第二板片52の板片にはテープ片を含む。例えば、鉄粉配合脂(又は鉄粉配合ゴム)で成形したフェライトテープ片の一方の面に、粘着剤層と剥離材とが積層付与された複合フェライトテープ片から剥離材を剥がし、該粘着剤層を他方の半割部42の上縁沿いの裏面に対向させて、その面に貼着一体化できるようにした粘着剤層付きフェライトテープ片とすると、サンシェード裏面4Rへの第一板片51の一体化作業が楽になりより好ましくなる。鉄粉とは鉄粉末又は鉄化合物の粉末である。剥離材は剥離紙や剥離フィルムを指す。
【0019】
第二板片52は、両半割り部41,42を重ね合わせ、さらに横折り目46で巻き込むように折畳み、基板2上に重ね置かれるサンシェード4の折り重ね体4Kで、第二マグネット体61と対向する部位に一体化される強磁性体の板片である。本実施形態の第二板片52は、サンシェード裏面4R側で、一方の半割部41(
図6の右側半割部)に係る第二段部分412の上縁沿いに貼着一体化される細長矩形板とする。本実施形態の第二板片52も、第一板片51と同様、鉄製の細長矩形板の板片に両面テープの一方の面を貼着し、他方の面をサンシェード裏面4Rで、第二段部分412に貼着して該サンシェード4に一体化させている。
両半割り部41,42を重ね合わせた後、横折り目46で、
図4から
図3のようにして巻き込むように折畳み、さらに
図1のように巻き込むように折畳んでなる折り重ね体4Kが、第二板片52と前記第二マグネット体61との接合又は近接による磁力吸着で、該基板2に係止される構成とする。一連の折畳みによって、
図1の折り重ね体4Kに係る第二段部分412の裏面4Rに現れる第二板片52と、基板表面2Sの上縁23沿いに配された第二マグネット体61とが対面接合して、第二マグネット体61の磁力吸着で、折り重ね体4Kが
図1の状態を保って基板2に係止保持される。
尚、
図1〜
図9のサンシェードセット具1は右ハンドルの運転席側に取付けるものであるが、左ハンドル用も必要な場合は、
図6で、側縁2c,4cを中心線とする左右対称品の図示しない右側品を揃えることになる。
【0020】
図10は、
図6に代わる他態様のサンシェードセット具1を示す。サンバイザー9の裏面側に、図示のごとく女性が化粧する時などに使用するバニティミラー910が装備されるケースがある。
図10では、バニティミラー910の対応部位たる基板2の中央域に矩形の開口部20を設け、且つ結束バンド3を開口部20の両外方の基板裏面2Rに夫々固着したサンシェードセット具1を図示する。装備品のバニティミラー910の使用を確保して、サンシェードセット具1がサンバイザー9に取付け可能になっている。
図10で、他の構成は
図1〜
図9のサンシェードセット具1と同様であり、その説明を省く。
図10で、
図1〜
図9と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0021】
このように構成したサンシェードセット具1は、基板2の裏面2Rに結束バンド3を固着するので、日差しが強い日などで、ハンドルやシフトノブ等の日除けカバーとしてサンシェード4が必要なときに、結束バンド3を利用してサンバイザー9へサンシェードセット具1を簡単に取付け対応できる。特許文献1のように車購入時のカスタム仕様にすることなく、後付けでしかも着脱自在に車に取付け可能である。一家族に複数台の車がある場合でも、サンシェードセット具1を融通し合って、他の車に取付けできる。
【0022】
そして、基板2とサンシェード4と第一マグネット体61,第二マグネット体62と第一板片51,第二板片52を具備し、サンシェード4が縦折り目45を中心にして左右の半割り部41,42を折り重ねることにより、横長さが前記基板2の横長さよりも小さくなり、また左右に展開した半割り部の他方42が、第一マグネット体62と第一板片51との接合又は近接による磁力吸着で、その展開状態に維持されるので、ハンドルやシフトノブ等の日除けカバーとしての大きさが確保でき、炎天下で車が直射日光に晒された場合でも、ハンドルやシフトノブが触れられないほど熱くなる事態を避けることができる。サンシェード4としての役目を十分果たす。ちなみに、本発明は車室内温度を下げるのが目的でなく、炎天下で、停止後の再運転操作をし易くするものであることから、サンシェード4の軽量化,薄型を図ることもできる。
【0023】
また、基板表面2S側の上部2Suに一体化された第二マグネット体61と、両半割り部41,42を重ね合わせ、さらに横折り目46で巻き込むように折畳み、基板2上に重ね置かれるサンシェード4の折り重ね体4Kで、第二マグネット体61と対向する部位に一体化される強磁性体の第二板片52を備え、且つ両半割り部41,42を重ね合わせ、さらに横折り目46で巻き込むように折畳んでなる折り重ね体4Kが、第二板片52と第二マグネット体61との接合又は近接による磁力吸着で、該基板2に係止される構成であるので、不使用時に場所をとらない。従来のサンシェード4は不使用時に蛇腹状に折畳んで、後部座席等に収納していたが、後部座席に乗員が乗ると、改めてサンシェード4の収納場所探しをしなければならず厄介であった。
これに対し、本発明のサンシェードセット具1は、
図1のようにサンバイザー9に取付けたまま小さく折畳んだ後、該サンバイザー9を持ち上げれば、
図7のごとくフロントガラス7上方の車両ボディルーフ8へ寄せられる。サンバイザー9の天井側に付くので、場所をとらず、置き場所に困ることがない。サンバイザー9で隠れるので目障りにならず、運転に支障もでない。また、サンシェード4に縦折り目45,横折り目46が設けられているので、
図1のようにサンバイザー9に取付けたまま、折り重ね体4Kへスムーズに小さく折畳むことができる。加えて、基板2に第二マグネット体61が一体化され、サンシェード4に第二板片52が一体化しているので、折り重ね体4Kの状態で磁力吸着によって基板表面2Sに係止できる。折り重ね体4Kには、基板2上に置かれる際、第二マグネット体61と対向する部位に強磁性体の第二板片52が配され、これがサンシェード3に一体化しているので、第二マグネット体61と第二板片52とが磁力の吸引し合う力で、折り重ね体4Kの形成を助け、サンバイザー9に取付けたまま小さく折畳み収納する作業が容易にする。折り畳み易くする縦折り目45,横折り目46の形成にとどまらず、第二マグネット体61が磁力による自律的作用で、車室内でサンシェード4を円滑収納できる。サンシェードセット具1はこのコンパクト化した収納状態を保ったまま走行できる。従来、使用時に手を伸ばしてサンバイザーを取り易くするため、後部座席にサンバイザーを置くケースが多い。斯かる場合、乗員が後部座席に乗り込んでくると、急遽、サンバイザーの移し代えを迫られたが、そうした事態に陥ることもない。
【0024】
さらに、サンシェード4が、前記基板表面2S側の下部に上部が固着されるシート部材47と、前記縦折り目45及び前記横折り目46用の隙間を空け、且つ前記折り重ね体4Kの平面視形状に合わせる大きさにして、該シート部材47の表面側に貼着される板状のシート状芯材48と、を具備すると、縦折り目45,横折り目46の箇所での折り畳みがスムーズに運び、作業性が一段と向上する。加えて、サンシェード4に表面4S側にシート材49が設けられると、該シート材49の表面に、キャラクター等の絵や図柄、模様,図形を施せば、遊び心を演出したサンシェード4にもなる。
【0025】
一方、前記収納状態からサンシェード4を展開して使用する場合は、サンバイザー9を
図7のように倒した後、切欠25を利用して、乗員が第二マグネット体61の磁力に抗して折り重ね体4Kを自らの方に引き寄せれば、
図3のごとく第二板片52が一体化した第二段部分412を基板2から容易に離すことができる。展開できれば、後は、重力で瞬時に右側半割り部41が展開し、その後、乗員が手で左側半割り部42を基板2の露出部分22側に軽いタッチで広げれば、第一マグネット体62に第一板片51が磁力吸引されて吸着し、サンシェード4が
図6のごとく展開し使用状態に素早く維持される。収納状態に在るサンシェード4から使用状態にする場合も手間取らず、時間がかからない。第一マグネット体62,第二マグネット体61と第一板片51,第二板片52との磁石による磁力を利用して、展開は勿論、収納も前述のごとく頗る容易になっている。
【0026】
さらにいえば、
図10のように基板2の中央域に矩形の開口部20を設け、該開口部20の両外方の基板裏面2Rに、結束バンド3が夫々固着されたサンシェードセット具1にすると、サンバイザー9にバニティミラー910が装備されていても、これに開口部20を合わすことで、バニティミラー910を継続使用できる。特許文献1のようにサンシェード4を取付けるのに、バニティミラー910の設置を取り止めることもない。本発明は双方を共存させて、乗員の満足度を高める。
加えて、本サンシェードセット具1はサンバイザー9に取付けるので、
図7,
図10のようにフロントガラス7に対向するようにサンバイザー9を下ろして、ハンドルやシャフトの日除けだけでなく、サンバイザー9の棒状支持部材92をサイドウィンドゥに沿うように回転させれば、ここから日差しが入るのも簡単に防ぐことができる。勿論、斯かる用途品には、シート材49をシート部材47と同様、アルミ蒸着等がされた反射材とするのがより好ましい。
このように、本サンシェードセット具1は数々の優れた効果を発揮し極めて有益である。
【0027】
尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。基板2,結束バンド3,サンシェード4,第一板片51,第二板片52,第一マグネット体62,第二マグネット体61等の形状,大きさ,個数,材料,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。