(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、手動で送信する共有モードによるパーティー写真の共有効率が低いという欠陥を克服するためになされたものであり、写真を共有する方法
、装置
、プログラム及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例に係る第1様態によれば、
トリガー端末から送信される、パーティー識別子とトリガーユーザーアカウントを含むパーティー写真共有の要求を受信するステップと、
前記トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから、前記パーティー識別子に対応する第1パーティー写真組を取得するステップと、
前記トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、前記パーティー識別子で表した各第2パーティー写真組及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人を取得するステップと、
第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を取得するステップと、
前記第1アドレス帳に記載された前記トリガーの連絡方法及び前記各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記トリガーと前記各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人に送信するステップとを含む写真を共有する方法を提供する。
【0007】
ここで、前記トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、前記パーティー識別子で表した各第2パーティー写真組及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人を取得するステップは、
前記第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に対応する連絡人のユーザーアカウントをそれぞれ確定するステップと、
各連絡人のユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムに前記パーティー識別子で表した第2パーティー写真組が存在するか否かをそれぞれ確定するステップと、
前記パーティー識別子で表した第2パーティー写真組が存在する場合、存在する各第2パーティー写真組を取得し、前記第1アドレス帳に基づいて、存在する各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人を確定するステップとを含む。
【0008】
さらに、トリガー端末から送信されるパーティー写真共有の要求を受信する前に、前記方法は、
各ユーザー端末から送信される、パーティー識別子で表された記憶待ちパーティー写真組とユーザーアカウントを含む記憶要求を受信するステップと、
前記記憶待ちパーティー写真組を前記ユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムに記憶するステップとを含む。
【0009】
上述の方案によって、トリガーと称するあるパーティー参加者から送信された自分のユーザーアカウントとパーティー識別子つきのパーティー写真共有の要求を受信した後、当該トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから当該パーティー識別子に対応する第1パーティー写真組を取得する一方、当該トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、各連絡人のクラウドフォトアルバムから当該パーティー識別子に対応する第2パーティー写真組を取得し、且つ第1アドレス帳に基づいて各第2パーティー写真組に対応する連絡人をそれぞれ確定する。最後に、第1アドレス帳に記載されたトリガーの連絡方法及び各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を、トリガー及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人に送信する。これによって、パーティー写真共有を実現し、パーティー写真共有の処理効率を向上できる。
【0010】
前記第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を取得した後、さらに
顔認証を通じて、前記共有待ちパーティー写真集の中の前記第1パーティー写真組に含まれる第1顔画像集、及びそれぞれ前記各第2パーティー写真組に含まれる第2顔画像集を取得するステップと、
各第2顔画像集に前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集が存在するか否かを確定するステップと、
前記各第2顔画像集に前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集が存在する場合、前記共有待ちパーティー写真集から前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集に対応する第2パーティー写真組を削除するステップとを含む。
【0011】
ここで、前記各第2顔画像集に前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集が存在するか否かを確定するステップは、さらに
各々の第2顔画像集それぞれに対して、当該第2顔画像集において前記第1顔画像集と同じ顔画像の数を確定するステップと、
前記同じ顔画像の数が所定の数量閾値より小さく、且つ前記同じ顔画像の出現回数が所定の回数閾値より小さい場合、当該第2顔画像集と前記第1顔画像集との間に弱い相関関係があると確定するステップとを含む。
【0012】
上述の各第2パーティー写真組に対応する顔画像集と第1パーティー写真組に対応する顔画像集の相関に基づくスクリーニング処理は、弱い相関関係のある第2パーティー写真組を共有待ちパーティー写真集から削除することができ、さらに最終的に共有するパーティー写真の正確性、確実性を確保する。
【0013】
なお、前記第1アドレス帳に記載された前記トリガーの連絡方法及び前記各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記トリガーと前記各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人に送信した後、さらに
各連絡人のユーザーアカウントに対応する第2アドレス帳をそれぞれ取得するステップと、
前記第1アドレス帳と各第2アドレス帳において各第2パーティー写真組に対応する連絡人と前記トリガーをラベル付けするステップと、
第1顔画像集及び各第2顔画像集に含まれた各顔画像を、それぞれ前記第1アドレス帳及び各第2アドレス帳においてラベル付けされなかった連絡人のプロフィール写真とマッチングさせるマッチング処理を行うことにより、マッチングされるターゲット連絡人のプロフィール写真が存在するか否かを確定するステップと、
ターゲット連絡人のプロフィール写真が存在する場合、前記ターゲット連絡人のプロフィール写真に対応する連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記ターゲット連絡人に送信するステップとを含む。
【0014】
上述の方案において、共有待ちパーティー写真集を受信した各連絡人とトリガーに対してラベル付けすることにより、それに、当該共有待ちパーティー写真集に対応する顔画像集の顔画像を、上述の各連絡人及びトリガーのアドレス帳においてラベル付けされなかった連絡人のプロフィール写真(headportrait)とマッチングさせるマッチング処理を行うことにより、パーティー参加者を漏らすことを避け、パーティー写真共有の正確性、確実性を確保する。
【0015】
本発明の実施例に係る第2様態によれば、
トリガー端末から送信される、パーティー識別子とトリガーユーザーアカウントを含むパーティー写真共有の要求を受信するように構成される第1受信モジュールと、
前記トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから、前記パーティー識別子に対応する第1パーティー写真組を取得するように構成される第1取得モジュールと、
前記トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、前記パーティー識別子で表した各第2パーティー写真組及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人を取得するように構成される第2取得モジュールと、
第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を取得するように構成される第3取得モジュールと、
前記第1アドレス帳に記載された前記トリガーの連絡方法及び前記各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記トリガーと前記各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人に送信するように構成される第1送信モジュールとを備える写真を共有する装置を提供する。
【0016】
ここで、前記第2取得モジュールは、
前記第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に対応する連絡人のユーザーアカウントをそれぞれ確定するように構成される第1確定サブモジュールと、
各連絡人のユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムに前記パーティー識別子で表した第2パーティー写真組が存在するか否かをそれぞれ確定するように構成される第2確定サブモジュールと、
前記パーティー識別子で表した第2パーティー写真組が存在する場合、存在する各第2パーティー写真組を取得し、前記第1アドレス帳に基づいて存在する各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人を確定するように構成される取得サブモジュールとを備える。
【0017】
なお、前記装置は、
各ユーザー端末から送信される、パーティー識別子で表した記憶待ちパーティー写真組とユーザーアカウントを含む記憶要求を受信するように構成される第2受信モジュールと、
前記記憶待ちパーティー写真組を前記ユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムに記憶するように構成される記憶モジュールとを備える。
【0018】
写真を共有する装置は、トリガーと称するあるパーティー参加者から送信された自分のユーザーアカウントとパーティー識別子つきのパーティー写真共有の要求を受信した後、当該トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから当該パーティー識別子に対応する第1パーティー写真組を取得する一方、当該トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、各連絡人のクラウドフォトアルバムから当該パーティー識別子に対応する第2パーティー写真組を取得し、且つ第1アドレス帳に基づいて各第2パーティー写真組に対応する連絡人をそれぞれ確定する。最後に、第1アドレス帳に記載されたトリガーの連絡方法及び各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を、トリガー及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人に送信する。これによって、パーティー写真共有を実現し、パーティー写真共有の処理効率を向上できる。
【0019】
なお、前記装置は、
顔認証を通じて、前記共有待ちパーティー写真集の中の前記第1パーティー写真組に含まれる第1顔画像集、及びそれぞれ前記各第2パーティー写真組に含まれる第2顔画像集を取得するように構成される第4取得モジュールと、
各第2顔画像集に前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集が存在するか否かを確定するように構成される確定モジュールと、
前記各第2顔画像集に前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集が存在する場合、前記共有待ちパーティー写真集から前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集に対応する第2パーティー写真組を削除するように構成される削除モジュールとを備える。
【0020】
ここで、前記確定モジュールは、
各々の第2顔画像集それぞれに対して、当該第2顔画像集において前記第1顔画像集と同じ顔画像の数を確定するように構成される第3確定サブモジュールと、
前記同じ顔画像の数が所定の数量閾値より小さく、且つ前記同じ顔画像の出現回数が所定の回数閾値より小さい場合、当該第2顔画像集と前記第1顔画像集との間に弱い相関関係があると確定するように構成される第4確定サブモジュールとを備える。
【0021】
上述の各第2パーティー写真組に対応する顔画像集と第1パーティー写真組に対応する顔画像集の相関に基づくスクリーニング処理は、弱い相関関係のある第2パーティー写真組を共有待ちパーティー写真集から削除することができ、さらに最終的に共有するパーティー写真の正確性、確実性を確保する。
【0022】
なお、前記装置は、
各連絡人のユーザーアカウントに対応する第2アドレス帳をそれぞれ取得するように構成される第5取得モジュールと、
前記第1アドレス帳と各第2アドレス帳において各第2パーティー写真組に対応する連絡人と前記トリガーをラベル付けするように構成されるラベル付けモジュールと、
第1顔画像集及び各第2顔画像集に含まれた各顔画像を、それぞれ前記第1アドレス帳及び各第2アドレス帳においてラベル付けされなかった連絡人のプロフィール写真とマッチングさせるマッチング処理を行うことにより、マッチングされるターゲット連絡人のプロフィール写真が存在するか否かを確定するように構成されるマッチングモジュールと、
ターゲット連絡人のプロフィール写真が存在する場合、前記ターゲット連絡人のプロフィール写真に対応する連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記ターゲット連絡人に送信するように構成される第2送信モジュールとを備える。
【0023】
上述の方案、共有待ちパーティー写真集を受信した各連絡人とトリガーに対してラベル付けすることにより、それに、当該共有待ちパーティー写真集に対応する顔画像集の顔画像を、上述の各連絡人及びトリガーのアドレス帳においてラベル付けされなかった連絡人のプロフィール写真(headportrait)とマッチングさせるマッチング処理を行うことにより、パーティー参加者を漏らすことを避け、パーティー写真共有の正確性、確実性を確保する。
【0024】
本発明の実施例に係る第3様態によれば、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なインストラクションを記憶するためのメモリと、
を備え、
前記プロセッサは、
トリガー端末から送信される、パーティー識別子とトリガーユーザーアカウントを含むパーティー写真共有の要求を受信し、
前記トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから、前記パーティー識別子に対応する第1パーティー写真組を取得し、
前記トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、前記パーティー識別子で表した各第2パーティー写真組及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人を取得し、
第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を取得し、
前記第1アドレス帳に記載された前記トリガーの連絡方法及び前記各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記トリガーと前記各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人に送信するように構成される写真を共有する装置を提供する。
【0025】
本発明の実施例に係る第4様態によれば、プロセッサに実行されることにより、前記写真を共有する方法を実現する記録媒体に記録されたプログラムを提供する。
【0026】
本発明の実施例に係る第5様態によれば、前記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0027】
なお、上述の一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈であり、本発明に対する限定として見なしてはいけない。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、図面に示されている例示的な実施例をより詳しく説明するようにする。以下の図面に関する説明において、別途の説明がない限り、異なる図面中の同一の符号は、同一又は類似する要素を示すこととする。以下の例示的実施例において説明する複数の実施形態は、本発明に係る全ての実施形態を代表するわけではない。逆に、それらは、添付された特許請求の範囲に記載された本発明の一部の態様に係る装置及び方法の例に過ぎない。
【0031】
図1は、例示的な実施例に係る写真を共有する方法実施例1のフローチャートであり、当該方法は、写真を共有する装置により実行することができ、当該写真を共有する装置は、クラウドサーバーに集積して構成されることができる。
図1に示すように、当該写真を共有する方法は、以下のステップを含む。即ち、
ステップ101において、トリガー端末から送信されるパーティー写真共有の要求を受信し、前記パーティー写真共有の要求はパーティー識別子とトリガーユーザーアカウントを含む。
【0032】
本実施例において、仮にA、B、CとDの四人からのパーティーで、この四人がそれぞれ写真を撮った場合、これらの写真をパーティー写真と称する。それに、各人が、撮ったパーティー写真に対してラベル付けするか、又は名前をつける際に、パーティー識別子で表す。当該パーティー識別子は、例えば時間、地点、パーティーシーン等の情報を含む。ここで、時刻情報はユーザー端末の時計に基づいて自動的に設定でき、地点はユーザー端末のGPS位置情報に基づいて確定でき、パーティーシーンは、例えばXX公園、XX遊園地等の具体的なパーティー会場の名称である。同一のパーティーの上述の時間、地点、場所は同じであるので、A、B、CとDの四人がそれぞれ撮ったパーティー写真のパーティー識別子も同じであるとする。
【0033】
また、本発明の実施例において、仮に各ユーザーは、ユーザー端末に記憶されたアドレス帳、写真等のようなデーター内容をクラウドサーバーにアップロードして記憶できるとする。そのため、各ユーザーは、クラウドサーバーに登録することでユーザーアカウントを得て、これに相応して、クラウドサーバーは、各登録ユーザーに、当該ユーザーの関連のデーター内容を記憶するための一定の記憶空間を割り当てる。
【0034】
本実施例において、上述のトリガーは、A、B、C、Dの中の一人であり、仮にAとする。当該トリガーによりパーティー写真共有の処理がトリガーされる。つまり、これらの四人の同一のパーティーでそれぞれ撮ったパーティー写真組を集めて、これらの四人にそれぞれ送信する。
【0035】
例えば、端末にパーティー写真共有のアプリケーションがインストールされてもよい。そうすると、上述のトリガーは、その端末で当該アプリケーションをオンにし、そのユーザーアカウント及び共有待ちパーティー写真組のパーティー識別子を入力することができる。これによって、端末がクラウドサーバーに当該トリガーユーザーアカウントとパーティー識別子つきのパーティー写真共有の要求を送信することをトリガーする。
【0036】
ステップ102において、前記トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバム(Cloud Photos)から、前記パーティー識別子に対応する第1パーティー写真組を取得する。
【0037】
上述のパーティー写真共有の要求を受信した後、当該トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから、上述のパーティー識別子で表したパーティー写真組、つまり、上述の第1パーティー写真組を取得する。
【0038】
ステップ103において、前記トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、前記パーティー識別子で表した各第2パーティー写真組及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人を取得する。
【0039】
さらに、トリガーユーザーアカウントに対応するトリガーのアドレス帳、つまり、上述の第1アドレス帳を取得し、当該第1アドレス帳には当該トリガーの各連絡人の名前、連絡先等の情報が含まれる。
【0040】
上述の第1アドレス帳における各連絡人を取得するのは、同一のパーティーに参加する各パーティー参加者は、通常知り合いであり、互いに連絡人である可能性があるからである。それで、トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、各連絡人のユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから他のパーティー参加者の撮った同一のパーティーに係るパーティー写真、つまり、上述のパーティー識別子で表した各第2パーティー写真組を取得することができる。
【0041】
具体的には、上述のステップ103は、以下の方法で実現できる。
【0042】
トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人を取得した後、予め記録された、例えば各連絡人の名前、連絡方法と各連絡人のユーザーアカウントとの間の対応関係に基づいて、第1アドレス帳における各連絡人に対応する連絡人のユーザーアカウントを確定し、
さらに、各連絡人のユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムに上述のパーティー写真共有の要求におけるパーティー識別子で表したパーティー写真組、つまり、上述の第2パーティー写真組が存在するか否かをそれぞれ確定する。ある連絡人のユーザーアカウントに上述のパーティー識別子で表した第2パーティー写真組が存在する場合、当該第2パーティー写真組及び当該連絡人のユーザーアカウントに対応する連絡人、つまり、当該連絡人のユーザーアカウントが第1アドレス帳において対応する連絡人を取得する。
【0043】
ステップ104において、第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を取得する。
【0044】
ステップ105において、前記第1アドレス帳に記載された前記トリガーの連絡方法及び前記各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記トリガーと前記各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人に送信する。
【0045】
上述の処理方式を通じて、第1アドレス帳における各連絡人とパーティー識別子に基づいて、当該パーティー識別子で表した他のパーティー写真組及び各パーティー写真組に対応する連絡人を取得した。
【0046】
つまり、上述の例においては、最終的にトリガーAに対応する第1パーティー写真組(組1で表す)、連絡人Bに対応する第2パーティー写真組(組2で表す)、連絡人Cに対応する第2パーティー写真組(組3で表す)、連絡人Dに対応する第2パーティー写真組(組4で表す)を取得した。ここで、B、C、DはいずれもAのアドレス帳に記載され、且つ組1〜組4はいずれも同じ上述のパーティー識別子を有する。
【0047】
その後、上述の第1パーティー写真組(組1)と各第2パーティー写真組(組2、組3、組4)を集めて、共有待ちパーティー写真集を形成し、当該共有待ちパーティー写真集をそれぞれA、B、C、Dに送信する。
【0048】
具体的には、トリガーAのアドレス帳にはA、B、C、Dの連絡方法が記載されているため、当該連絡方法に基づいて、共有待ちパーティー写真集をA、B、C、Dに送信することができる。
【0049】
本実施例において、トリガーと称するあるパーティー参加者から送信された自分のユーザーアカウントとパーティー識別子つきのパーティー写真共有の要求を受信した後、当該トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから当該パーティー識別子に対応する第1パーティー写真組を取得する一方、当該トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、各連絡人のクラウドフォトアルバムから当該パーティー識別子に対応する第2パーティー写真組を取得し、且つ第1アドレス帳に基づいて各第2パーティー写真組に対応する連絡人をそれぞれ確定する。最後に、第1アドレス帳に記載されたトリガーの連絡方法及び各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を、トリガー及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人に送信する。これによって、パーティー写真共有を実現し、パーティー写真共有の処理効率を向上できる。
【0050】
上述の例と組み合わせて、実際に適用する場合、以下のような特殊な状況が出現する可能性がある。即ち、B、C、Dのクラウドフォトアルバムには上述のパーティー識別子で表したパーティー写真組が存在したが、それは偶然のことである可能性がある。例えば、A、B、Cはパーティーに参加し、同じ時間、地点で、Dは、他の人(A、B、Cを除く)と一緒に別のパーティーに参加していた。つまり、A、B、Cのパーティーに対応する共有待ちパーティー写真集には、Dの同一のパーティー識別子で表したパーティー写真組が含まれてはいけない。当該特殊な状況に対して、本発明実施例では、
図2に示す解決策を提供する。
【0051】
図2は、例示的な実施例に係る写真を共有する方法実施例2のフローチャートであり、
図2に示すように、本実施例において、上述の
図1に示す実施例のステップ104の後に、さらに以下のステップを含む。即ち、
ステップ201において、顔認証を通じて、前記共有待ちパーティー写真集の中の前記第1パーティー写真組に含まれる第1顔画像集、及びそれぞれ前記各第2パーティー写真組に含まれる第2顔画像集を取得する。
【0052】
ステップ202において、各第2顔画像集に前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集が存在するか否かを確定する。前記各第2顔画像集に前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集が存在する場合、ステップ203を実行する。そうでなければ、直接ステップ105を実行する。
【0053】
ステップ203において、前記共有待ちパーティー写真集から前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集に対応する第2パーティー写真組を削除する。
【0054】
まず、顔認証技術を採用して第1パーティー写真組における各パーティー写真に対して顔認証処理を行って、第1パーティー写真組に含まれた各顔画像からなる第1顔画像集を得て、顔認証技術を採用して各第2パーティー写真組に含まれた各パーティー写真に対して顔認証処理を行って、各第2パーティー写真組に対応する第2顔画像集を得る。
【0055】
さらに、各々の第2顔画像集に対して、第1顔画像集との間に弱い相関関係があるか否かを確定する。
【0056】
具体的には、以下の方式で各々の第2顔画像集と第1顔画像集との間に弱い相関関係があるか否かを確定する。即ち、
各々の第2顔画像集に対して、当該第2顔画像集において第1顔画像集と同じ顔画像の数を確定する。
【0057】
同じ顔画像の数が所定の数量閾値より小さく、且つ同じ顔画像の出現回数が所定の回数閾値より小さい場合、当該第2顔画像集と第1顔画像集との間に弱い相関関係があると確定する。
【0058】
上述の特殊な状況に対して例を挙げると、仮にトリガーAは第1顔画像集A1に対応して、連絡人Bは第2顔画像集B1に対応して、連絡人Cは第2顔画像集C1に対応して、連絡人Dは第2顔画像集D1に対応するとする。仮にB1とC1にはA1における顔画像と同じ顔画像が複数記憶されるとし、且つ同じ顔画像の出現回数は所定の回数閾値より大きい場合、B1、C1はA1と強い相関があると確定し、A、B、Cが同一のパーティーに参加したことを証明する。D1にA1と同じ顔画像の数が所定の数量閾値より小さく、且つ同じ顔画像の出現回数が所定の回数閾値より小さい場合、D1はA1と弱い相関関係があると確定し、Dの参加したパーティーはAと違っていることを証明する。
【0059】
そのため、A、B、C、Dがそれぞれ対応する同一のパーティー識別子で表した各パーティー写真組からなる共有待ちパーティー写真集から、上述のDに対応するパーティー写真組を削除する。その後、トリガーAの第1アドレス帳に記載されたA、BとCの連絡方法に基づいて、Dに対応するパーティー写真組を削除した後の共有待ちパーティー写真集をA、BとCに送信する。
【0060】
本実施例において、上述の各パーティー写真組に対応する顔画像集の相関に基づくスクリーニング処理は、弱い相関関係のあるパーティー写真組を共有待ちパーティー写真集から削除することができ、最終的に共有するパーティー写真の正確性、確実性を確保する。
【0061】
実際の適用において、もう一つの特殊な状況がある。即ち、仮にあるパーティーに参加した人は、A、B、C、Eであり、Aはトリガーであり、Eはパーティー写真を撮らなかったため、そのクラウドフォトアルバムには上述のパーティー識別子で表したパーティー写真組が含まれず、それに、トリガーAのアドレス帳にはBとCが含まれるが、Eが含まれていないとする。それで、上述の各実施例の処理に基づいて、仮に共有待ちパーティー写真集には、Aに対応する第1パーティー写真組、及びそれぞれBとCに対応する第2パーティー写真組が含まれるとすれば、トリガーAのアドレス帳に記載されたA、BとCの連絡方法に基づいて、当該共有待ちパーティー写真集をA、BとCに送信することができるが、トリガーAのアドレス帳にはEの連絡方法がないため、Eに送信することができない。上述の状況で共有待ちパーティー写真集をEに送信できないことを避けるために、
図3に示す実施例と組み合わせて、以下のような解決策を提供した。
【0062】
図3は、例示的な実施例に係る写真を共有する方法実施例3のフローチャートであり、
図3に示すように、本実施例において、上述の
図2に示す実施例のもとで、ステップ105の後に、さらに以下のステップを含む。即ち、
ステップ301において、各連絡人のユーザーアカウントに対応する第2アドレス帳をそれぞれ取得する。
【0063】
上述の各連絡人のユーザーアカウントに対応する連絡人とは、クラウドフォトアルバムにおいて上述の第2パーティー写真組が存在する連絡人のことである。
【0064】
前述の実施例に記載された方法で、各第2パーティー写真組が存在する連絡人のユーザーアカウントを取得した後、当該各連絡人のユーザーアカウントから、それぞれ対応する各第2アドレス帳を取得する。
【0065】
ステップ302において、前記第1アドレス帳と各第2アドレス帳において各第2パーティー写真組に対応する連絡人と前記トリガーをラベル付けする。
【0066】
上述の内容を例として挙げると、仮にトリガーAの第1アドレス帳にはA、BとCが含まれ、連絡人Bの第2アドレス帳にはA、B、C、とEが含まれ、連絡人Cの第2アドレス帳にはA、B、CとFが含まれるとする。それに、上述の各アドレス帳には連絡人の名前、連絡方法の情報だけではなく、さらに連絡人のプロフィール写真(profile photo)、例えば、プリクラが含まれる。
【0067】
前述の実施例の記載に基づいて、共有待ちパーティー写真集にはA、BとCのクラウドフォトアルバムから取得した強い相関関係のある各パーティー写真組が含まれていることを確認した後、Aの第1アドレス帳に含まれたA、BとCの連絡方法に基づいて、当該共有待ちパーティー写真集をA、BとCに送信する。その後、A、BとCに対応するアドレス帳において当該共有待ちパーティー写真集における各パーティー写真組に対応するユーザーをそれぞれラベル付けする。即ち、A、BとCをそれぞれラベル付けする。つまり、トリガーAの第1アドレス帳、及び連絡人BとCの第2アドレス帳においては、A、BとCをそれぞれラベル付けする。それで、残したラベル付けされなかった連絡人は、それぞれBにおける連絡人EとCにおける連絡人Fである。
【0068】
ステップ303において、第1顔画像集及び各第2顔画像集に含まれた各顔画像を、それぞれ前記第1アドレス帳及び各第2アドレス帳においてラベル付けされなかった連絡人のプロフィール写真(headportrait)とマッチング処理を行うことにより、マッチングされるターゲット連絡人のプロフィール写真(headportrait)が存在するか否かを確定する。ターゲット連絡人のプロフィール写真(headportrait)が存在する場合、ステップ304を実行する。そうでなければ終了する。
【0069】
ステップ304において、前記ターゲット連絡人のプロフィール写真(headportrait)に対応する連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記ターゲット連絡人に送信する。
【0070】
上述の
図2に示す実施例において、顔認証技術を採用して、共有待ちパーティー写真集における各パーティー写真組に対応する顔画像集、つまり、上述の第1顔画像集と各第2顔画像集を取得した。上述の例では、Eはパーティー写真を撮らなかったが、他のパーティー参加者A、BとCの撮ったパーティー写真組には、Eに係る写真がある可能性があり、EがトリガーAのアドレス帳に含まれていなかっても、Aの他の連絡人(第2パーティー写真組を有する連絡人)のアドレス帳に含まれる可能性がある。
【0071】
従って、本実施例において、第1顔画像集及び各第2顔画像集に含まれた各顔画像を、それぞれトリガーAの第1アドレス帳及び連絡人BとCの第2アドレス帳においてラベル付けされなかった連絡人のプロフィール写真(headportrait)とマッチング処理を行うことにより、マッチングされるターゲット連絡人のプロフィール写真(headportrait)が存在するか否かを確定する。
【0072】
上述の例においてラベル付けされなかった連絡人は、EとFだけあるため、上述の各顔画像を、EとFのプロフィール写真(headportrait)とマッチングさせ、つまり、顔の特徴の類似性を測定することにより、各顔画像においてEとFのマッチングされる顔画像が存在するか否かを確定する。
【0073】
上述の顔画像にはEの画像が含まれている場合、マッチング処理を通じて、Eが含まれている顔画像はBの連絡人Eのプロフィール写真(headportrait)とマッチングされると確定でき、当該連絡人Eも、共有待ちパーティー写真集を送信すべきターゲット連絡人であると確定する。そして、Bのアドレス帳に記載されたEの連絡方法に基づいて、共有待ちパーティー写真集をEに送信する。
【0074】
本実施例において、トリガーのアドレス帳に記載された各連絡人の連絡方法に基づいて、共有待ちパーティー写真集を対応する連絡人に送信した後、当該共有待ちパーティー写真集を受信した各連絡人とトリガーに対してラベル付けすることにより、それに、当該共有待ちパーティー写真集に対応する顔画像集を、上述の各連絡人及びトリガーのアドレス帳においてラベル付けされなかった連絡人のプロフィール写真(headportrait)とマッチングさせるマッチング処理を行うことにより、パーティー参加者を漏らすことを避け、パーティー写真共有の正確性、確実性を確保する。
【0075】
図4は、例示的な実施例に係る写真を共有する方法実施例4のフローチャートであり、
図4に示すように、上述の各実施例的のもとで、ステップ101の前に、以下のステップを含んでもよい。即ち、
ステップ401において、各ユーザー端末から送信される記憶要求を受信し、前記記憶要求は、パーティー識別子で表された記憶待ちパーティー写真組とユーザーアカウントを含む。
【0076】
ステップ402において、前記記憶待ちパーティー写真組を前記ユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムに記憶する。
【0077】
本実施例において、仮に各ユーザーは、自分の端末に記憶されたアドレス帳、写真、オーディオ/ビデオ等のようなデーター内容をクラウドに記憶するために、クラウドにユーザーアカウントを登録しているとする。
【0078】
あるユーザーがパーティーに参加した後、撮ったパーティー写真組、つまり、複数のパーティー写真をクラウドにおけるユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムに送信して記憶する際に、まず、当該パーティー写真組に名前をつけるか、又は或者識別子を付ける必要がある。具体的には、当該パーティー写真組は、フォルダであってもよく、当該フォルダには当該ユーザーのパーティーで撮った各パーティー写真が記憶されている。当該フォルダは、パーティー識別子で名前をつけてもよく、当該パーティー識別子の具体的な構成は、前述の実施例に記載されているため、ここでその説明を省略する。
【0079】
そのため、当該ユーザーが記憶待ちパーティー写真組、つまり、上述のフォルダを選択することにより、クラウドストレージ(Cloud Storage)プロセシングをトリガーした後、ユーザー端末は、クラウドサーバーが当該パーティー識別子で表した記憶待ちパーティー写真組を当該ユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムに記憶するように、クラウドサーバーに当該記憶待ちパーティー写真組とユーザーアカウントつきの記憶要求を送信する。
【0080】
図5は、例示的な実施例に係る写真を共有する装置実施例1のブロック図であり、
図5に示すように、当該写真を共有する装置は、第1受信モジュール11、第1取得モジュール12、第2取得モジュール13、第3取得モジュール14と第1送信モジュール15を備える。
【0081】
第1受信モジュール11は、トリガー端末から送信されるパーティー写真共有の要求を受信し、前記パーティー写真共有の要求はパーティー識別子とトリガーユーザーアカウントを含むように構成される。
【0082】
第1取得モジュール12は、前記トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから、前記パーティー識別子に対応する第1パーティー写真組を取得するように構成される。
【0083】
第2取得モジュール13は、前記トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、前記パーティー識別子で表した各第2パーティー写真組及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人を取得するように構成される。
【0084】
第3取得モジュール14は、第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を取得するように構成される。
【0085】
第1送信モジュール15は、前記第1アドレス帳に記載された前記トリガーの連絡方法及び前記各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記トリガーと前記各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人に送信するように構成される。
【0086】
ここで、前記第2取得モジュール13は、第1確定サブモジュール131、第2確定サブモジュール132と取得サブモジュール133を備える。
【0087】
第1確定サブモジュール131は、前記第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に対応する連絡人のユーザーアカウントをそれぞれ確定するように構成される。
【0088】
第2確定サブモジュール132は、各連絡人のユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムに前記パーティー識別子で表した第2パーティー写真組が存在するか否かをそれぞれ確定するように構成される。
【0089】
取得サブモジュール133は、前記パーティー識別子で表した第2パーティー写真組が存在する場合、存在する各第2パーティー写真組を取得し、前記第1アドレス帳に基づいて存在する各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人を確定するように構成される。
【0090】
図6は、例示的な実施例に係る写真を共有する装置実施例2のブロック図であり、
図6に示すように、
図5に示す実施例のもとで、前記写真を共有する装置は、さらに第4取得モジュール21、確定モジュール22と削除モジュール23を備える。
【0091】
第4取得モジュール21は、顔認証を通じて、前記共有待ちパーティー写真集の中の前記第1パーティー写真組に含まれる第1顔画像集、及びそれぞれ前記各第2パーティー写真組に含まれる第2顔画像集を取得するように構成される。
【0092】
確定モジュール22は、各第2顔画像集に前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集が存在するか否かを確定するように構成される。
【0093】
削除モジュール23は、前記各第2顔画像集に前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集が存在する場合、前記共有待ちパーティー写真集から前記第1顔画像集と弱い相関関係の第2顔画像集に対応する第2パーティー写真組を削除するように構成される。
【0094】
ここで、前記確定モジュール22は、第3確定サブモジュール221と第4確定サブモジュール222を備える。
【0095】
第3確定サブモジュール221は、各々の第2顔画像集それぞれに対して、当該第2顔画像集において前記第1顔画像集と同じ顔画像の数を確定するように構成される。
【0096】
第4確定サブモジュール222は、前記同じ顔画像の数が所定の数量閾値より小さく、且つ前記同じ顔画像の出現回数が所定の回数閾値より小さい場合、当該第2顔画像集と前記第1顔画像集との間に弱い相関関係があると確定するように構成される。
【0097】
図7は、例示的な実施例に係る写真を共有する装置実施例3のブロック図であり、
図7に示すように、上述の
図6に示す実施例のもとで、前記装置はさらに第5取得モジュール31、ラベル付けモジュール32、マッチングモジュール33と第2送信モジュール34を備える。
【0098】
第5取得モジュール31は、各連絡人のユーザーアカウントに対応する第2アドレス帳をそれぞれ取得するように構成される。
【0099】
ラベル付けモジュール32は、前記第1アドレス帳と各第2アドレス帳において各第2パーティー写真組に対応する連絡人と前記トリガーをラベル付けするように構成される。
【0100】
マッチングモジュール33は、第1顔画像集及び各第2顔画像集に含まれた各顔画像を、それぞれ前記第1アドレス帳及び各第2アドレス帳においてラベル付けされなかった連絡人のプロフィール写真(headportrait)とマッチングさせるマッチング処理を行うことにより、マッチングされるターゲット連絡人のプロフィール写真(headportrait)が存在するか否かを確定するように構成される。
【0101】
第2送信モジュール34は、ターゲット連絡人のプロフィール写真(headportrait)が存在する場合、前記ターゲット連絡人のプロフィール写真(headportrait)に対応する連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記ターゲット連絡人に送信するように構成される。
【0102】
図8は、例示的な実施例に係る写真を共有する装置実施例4のブロック図であり、
図8に示すように、上述の実施例のもとで、前記装置はさらに第2受信モジュール41と記憶モジュール42を備える。
【0103】
第2受信モジュール41は、各ユーザー端末から送信される記憶要求を受信し、前記記憶要求は、パーティー識別子で表された記憶待ちパーティー写真組とユーザーアカウントを含むように構成される。
【0104】
記憶モジュール42は、前記記憶待ちパーティー写真組を前記ユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムに記憶するように構成される。
【0105】
上述の実施例に係る写真を共有する装置において、それぞれのモジュール、サブモジュールが操作を行う具体的な形態については、該当方法実施例において既に詳細に説明を行っているため、ここではその詳細な説明を省略することにする。
【0106】
以上では、写真を共有する装置の内部機能と構成が記載され、
図9に示すように、実施する際に、当該写真を共有する装置は以下のように実現できる。即ち、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なインストラクションを記憶するためのメモリと、
を備え、
前記プロセッサは、
トリガー端末から送信される、パーティー識別子とトリガーユーザーアカウントを含むパーティー写真共有の要求を受信し、
前記トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから、前記パーティー識別子に対応する第1パーティー写真組を取得し、
前記トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、前記パーティー識別子で表した各第2パーティー写真組及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人を取得し、
第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を取得し、
前記第1アドレス帳に記載された前記トリガーの連絡方法及び前記各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記トリガーと前記各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人に送信するように構成される。
【0107】
以上実施例において、写真を共有する装置は、トリガーと称するあるパーティー参加者から送信された自分のユーザーアカウントとパーティー識別子つきのパーティー写真共有の要求を受信した後、当該トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから当該パーティー識別子に対応する第1パーティー写真組を取得する一方、当該トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、各連絡人のクラウドフォトアルバムから当該パーティー識別子に対応する第2パーティー写真組を取得し、且つ第1アドレス帳に基づいて各第2パーティー写真組に対応する連絡人をそれぞれ確定する。最後に、第1アドレス帳に記載されたトリガーの連絡方法及び各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を、トリガー及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人に送信する。これによって、パーティー写真共有を実現し、パーティー写真共有の処理効率を向上できる。
【0108】
図10は、例示的な実施例に係るもう一つの写真を共有する装置のブロック図である。例えば、装置1900はサーバーとして提供されてもよい。
図10を参照して、装置1900は、一つ又は複数のプロセッサを有するプロセス部材1922、及びメモリ1932を代表とする記憶装置を備える。該記憶装置は、例えばアプリケーションプログラムのような、プロセス部材1922によって実行される指令を記憶するために使われる。メモリ1932に記憶されるアプリケーションプログラムは、一つ又は複数の、それぞれ一組の指令に対応するモジュールを含むことができる。また、プロセス部材1922は指令を実行するように構成され、上記の方法を実行する。
【0109】
トリガー端末から送信される、パーティー識別子とトリガーユーザーアカウントを含むパーティー写真共有の要求を受信するステップと、
前記トリガーユーザーアカウントに対応するクラウドフォトアルバムから、前記パーティー識別子に対応する第1パーティー写真組を取得するステップと、
前記トリガーユーザーアカウントに対応する第1アドレス帳の中に含まれた各連絡人に基づいて、前記パーティー識別子で表した各第2パーティー写真組及び各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人を取得するステップと、
第1パーティー写真組と各第2パーティー写真組を含む共有待ちパーティー写真集を取得するステップと、
前記第1アドレス帳に記載された前記トリガーの連絡方法及び前記各第2パーティー写真組とそれぞれ対応する連絡人の連絡方法に基づいて、前記共有待ちパーティー写真集を前記トリガーと前記各第2パーティー写真組にそれぞれ対応する連絡人に送信するステップとを含む方法を実行するように構成される。
【0110】
装置1900は、さらに、装置1900の電源の管理を実行するように構成される電源部材1926、装置1900をネットワークに接続するように構成される一つの有線又は無線ネットワークインターフェース1950及び一つの入力/出力(I/O)インターフェース1958を備える。装置1900はメモリ1932に記憶された、例えばWindous Server(登録商標)、Mac 0S X(登録商標)、Unix(登録商標)、Linux(登録商標)、FreeBSD(登録商標)のようなオペレーティングシステムに基づいて操作することができる。
【0111】
当業者であれば、本願明細書を参照し、本願明細書に開示された発明を実施することにより、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本願は、本発明の一般的な原理を遵守し且つ本願明細書に開示されていない当該技術分野の公知知識又は通常の技術手段を含む本発明に対する任意の変形、用途又は適応的な変更を含むことを趣旨とする。明細書及び実施例は、単に例示的なものに過ぎず、本発明の本当の範囲及び趣旨は添付される特許請求の範囲により示される。
【0112】
なお、本発明は、上述の説明及び図面により示された特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない範囲で、様々な補正及び変更を実施してもよい。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。