特許第6305826号(P6305826)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6305826
(24)【登録日】2018年3月16日
(45)【発行日】2018年4月4日
(54)【発明の名称】車載機器及び機器認証方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/4363 20110101AFI20180326BHJP
   B60R 11/02 20060101ALI20180326BHJP
【FI】
   H04N21/4363
   B60R11/02 C
【請求項の数】6
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-99977(P2014-99977)
(22)【出願日】2014年5月13日
(65)【公開番号】特開2015-220467(P2015-220467A)
(43)【公開日】2015年12月7日
【審査請求日】2017年3月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000101732
【氏名又は名称】アルパイン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097205
【弁理士】
【氏名又は名称】樋口 正樹
(72)【発明者】
【氏名】助川 諒
(72)【発明者】
【氏名】山本 健太郎
【審査官】 福西 章人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−211338(JP,A)
【文献】 特開2011−023932(JP,A)
【文献】 特開2011−211580(JP,A)
【文献】 特開2012−019339(JP,A)
【文献】 米国特許第06956949(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00−21/858
H04N 5/76−5/956
B60R 11/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器からのデジタルコンテンツを入力する入力部と、前記所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器にデジタルコンテンツを出力する出力部とを有する車載機器であって、
前記出力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第1機器が接続されている状態で、当該車載機器及び前記第1機器において当該車載機器をデジタルコンテンツの送信側のソース機器として認証するとともに前記第1機器をデジタルコンテンツの受信側のシンク機器として認証するための第1認証処理を行う第1認証手段と、
前記出力部から前記シンク機器として認証された前記第1機器に対してデジタルコンテンツが出力されている状態で、前記入力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第2機器が接続されたときに、当該車載機器及び前記第2機器において当該車載機器を前記シンク機器として認証するとともに前記第2機器を前記ソース機器として認証するための第2認証処理を行う第2認証手段と、
前記ソース機器として認証された前記第2機器から前記シンク機器として認証された前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされているか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされていると判定されたときに、当該車載機器、前記第2機器、及び前記第1機器において、当該車載機器を、前記ソース機器として認証された前記第2機器と前記シンク機器として認証された前記第1機器との間でデジタルコンテンツを中継するリピータ機器として認証するための第3認証処理を行う第3認証手段とを有し、
当該第3認証手段による第3認証処理が終了した後、前記入力部から入力する前記第2機器からのデジタルコンテンツを中継して前記出力部から前記第1機器に出力する車載機器。
【請求項2】
前記入力部に接続された機器を、前記出力部から出力すべきデジタルコンテンツのソース機器として選択する選択手段を有し、
前記判定手段は、前記選択手段により前記第2機器が、前記出力部から出力すべきデジタルコンテンツのソース機器として選択されたときに、前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされたと判定する請求項1記載の車載機器。
【請求項3】
前記選択手段により前記第2機器が前記出力部から出力すべきデジタルコンテンツのソース機器として選択されたときに、それまで行われていた前記出力部から前記第1機器に対する前記デジタルコンテンツの出力を停止させるコンテンツ出力停止制御手段を有する請求項2記載の車載機器。
【請求項4】
所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器からのデジタルコンテンツを入力する入力部と、前記所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器にデジタルコンテンツを出力する出力部とを有する車載機器であって、
前記出力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第1機器が接続されている状態で、当該車載機器及び前記第1機器において当該車載機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの送信側のソース機器として認証するとともに前記第1機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの受信側のシンク機器として認証するための第1認証処理を行う第1認証手段と、
前記出力部から前記シンク機器として認証された前記第1機器に対してデジタルコンテンツが出力されている状態で、前記入力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第2機器が接続されたときに、当該車載機器及び前記第2機器において当該車載機器を前記シンク機器として認証するとともに前記第2機器を前記ソース機器として認証するための第2認証処理を行う第2認証手段と、
当該車載機器、前記第2機器、及び前記第1機器において、当該車載機器を、前記ソース機器として認証された前記第2機器と前記シンク機器として認証された前記第1機器との間でデジタルコンテンツを中継するリピータ機器として認証するための第3認証処理を行う第3認証手段とを有し、
該第3認証手段による第3認証処理が終了した後、前記入力部から入力する前記第2機器からのデジタルコンテンツを中継して前記出力部から前記第1機器に出力し、
更に、前記ソース機器として認証された前記第2機器から前記シンク機器として認証された前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされているか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされていないと判定されているときに、前記第3認証手段による前記第3認証処理を保留させる認証保留制御手段とを有する車載機器。
【請求項5】
所定のインタフェース規格に適合した機器からのデジタルコンテンツを入力する入力部と、前記所定のインタフェース規格に適合した機器にデジタルコンテンツを出力する出力部とを有する車載機器を含む車載システムでの機器認証方法であって、
前記車載機器の前記出力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第1機器が接続されている状態で、前記車載機器及び前記第1機器において、前記車載機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの送信側のソース機器として認証するとともに前記第1機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの受信側のシンク機器として認証する第1認証ステップと、
前記車載機器の前記出力部から前記シンク機器として認証された前記第1機器に対してデジタルコンテンツが出力されている状態で、前記車載機器の前記入力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第2機器が接続されたときに、前記車載機器及び前記第2機器において、前記車載機器を前記シンク機器として認証するとともに前記第2機器を前記ソース機器として認証する第2認証ステップと、
前記車載機器において、前記ソース機器として認証された前記第2機器から前記シンク機器として認証された前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされているか否かを判定する判定ステップと、
該判定ステップにより前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされていると判定されたときに、前記車載機器、前記第2機器、及び前記第1機器において、前記車載機器を、前記ソース機器として認証された前記第2機器と前記シンク機器として認証された前記第1機器との間でデジタルコンテンツを中継するリピータ機器として認証する第3認証ステップとを有する機器認証方法。
【請求項6】
所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器からのデジタルコンテンツを入力する入力部と、前記所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器にデジタルコンテンツを出力する出力部とを有する車載機器を含む車載システムでの機器認証方法であって、
前記車載機器の前記出力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第1機器が接続されている状態で、前記車載機器及び前記第1機器において、前記車載機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの送信側のソース機器として認証するとともに前記第1機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの受信側のシンク機器として認証する第1認証ステップと、
前記車載機器の前記出力部から前記シンク機器として認証された前記第1機器に対してデジタルコンテンツが出力されている状態で、前記車載機器の前記入力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第2機器が接続されたときに、前記車載機器及び前記第2機器において、前記車載機器を前記シンク機器として認証するとともに前記第2機器を前記ソース機器として認証する第2認証ステップと、
前記車載機器、前記第2機器、及び前記第1機器において、前記車載機器を、前記ソース機器として認証された前記第2機器と前記シンク機器として認証された前記第1機器との間でデジタルコンテンツを中継するリピータ機器として認証する第3認証ステップと、
前記車載機器において、前記ソース機器として認証された前記第2機器から前記シンク機器として認証された前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされているか否かを判定する判定ステップと、
該判定ステップにより前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされていないと判定されているときに、前記第3認証ステップによる前認証を保留させる認証保留制御ステップとを有する機器認証方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)等の所定のインタフェース規格に適合した機器が接続され該機器からのデジタルコンテンツを入力する入力部と、前記所定のインタフェース規格に適合した機器が接続され該機器にデジタルコンテンツを出力する出力部とを有する車載機器、及び、その車載機器を含む車載システムでの機器認証方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルテレビチューナと、前席及び後席のそれぞれに設けられたディスプレイモニタと、ナビゲーション装置とを含む車載システムが提案されている(特許文献1)。この車載システムでは、当該車載システムにおけるシステムマスタとしてのナビゲーション装置からの指示に従って、ソース機器としてのデジタルテレビチューナによって、ナビゲーション装置が正当なリピータ機器として認証されるとともに、デジタル映像コンテンツを表示させるべきディスプレイモニタが正当なシンク機器として認証される。その認証後に、ソース機器としてのデジタルテレビチューナから出力されるデジタル映像コンテンツがリピータ機器としてのナビゲーション装置を中継してソース機器としてのディスプレイモニタに配信され、そのディスプレイモニタに前記デジタルテレビチューナから出力されるデジタル映像コンテンツが表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−211338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載される前記車載システムでは、デジタル映像コンテンツを出力(表示)すべきディスプレイモニタが変更された場合(配信経路の変更)、例えば、前後座席の両ディスプレイモニタにデジタル映像コンテンツを配信する状態から前席のディスプレイモニタだけにデジタル映像コンテンツを配信する状態に変更された場合、ナビゲーション装置からの指示に基づいてデジタルテレビチューナからのデジタル映像コンテンツの配信が一時停止され、変更後のディスプレイモニタの正当なシンク機器としての認証が行われる。このため、特許文献1では、変更前後で共通するディスプレイモニタ(前記例における前席のディスプレイモニタ)の映像が一時的に黒色になってしまい、利用者に不快感を与えてしまうという問題が指摘されている。
【0005】
ところで、例えば、HDMI(High Definition Multimedia Interface)に適合した機器が接続されて該機器からのデジタルコンテンツを入力する入力部と、前記HDMIに適合した機器が接続されて該機器にデジタルコンテンツを出力する出力部とを有する車載機器を含む車載システムが知られている。このような車載システムにおいても、車載機器の前記出力部にHDMIに適合した第1機器(例えば、後部座席に設けられた表示器)が接続され、車載機器の前記入力部に前記HDMIに適合した第2機器(例えば、スマートフォン)が接続された場合、前記第1機器のシンク機器としての認証、前記第2機器のソース機器としての認証、前記車載機器のリピータ機器としての認証が行われる。例えば、車載機器の出力部から第1機器(後部座席に設けられた表示器)にデジタル映像コンテンツが出力されて、そのデジタル映像コンテンツが前記第1機器から出力(表示)されている状態で、車載機器の入力部に第2機器(スマートフォン)が接続された際に、車載機器、第1機器及び第2機器において、前記車載機器のリピータ機器としての認証が行われる際に、車載機器の出力部から第1機器に対するデジタル映像コンテンツの出力が一時的に中断されて、第1機器のデジタルコンテンツの出力(例えば、表示)が一時的に停止(例えば、映像が一時的に黒色になる)されてしまい、利用者に不快感を与えてしまうという、特許文献1に記載されるシステムと同様の問題が生じ得る。
【0006】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたもので、認証処理に起因した接続機器の出力変動による利用者の不快感を低減させることのできる車載機器を提供するものである。
【0007】
また、本発明は、上記車載機器を含む車載システムでの機器認証方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る車載機器は、所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器からのデジタルコンテンツを入力する入力部と、前記所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器にデジタルコンテンツを出力する出力部とを有する車載機器であって、前記出力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第1機器が接続されている状態で、当該車載機器及び前記第1機器において当該車載機器をデジタルコンテンツの送信側のソース機器として認証するとともに前記第1機器をデジタルコンテンツの受信側のシンク機器として認証するための第1認証処理を行う第1認証手段と、前記出力部から前記シンク機器として認証された前記第1機器に対してデジタルコンテンツが出力されている状態で、前記入力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第2機器が接続されたときに、当該車載機器及び前記第2機器において当該車載機器を前記シンク機器として認証するとともに前記第2機器を前記ソース機器として認証するための第2認証処理を行う第2認証手段と、前記ソース機器として認証された前記第2機器から前記シンク機器として認証された前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされているか否かを判定する判定手段と、該判定手段により前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされていると判定されたときに、当該車載機器、前記第2機器、及び前記第1機器において、当該車載機器を、前記ソース機器として認証された前記第2機器と前記シンク機器として認証された前記第1機器との間でデジタルコンテンツを中継するリピータ機器として認証するための第3認証処理を行う第3認証手段とを有し、当該第3認証手段による第3認証処理が終了した後、前記入力部から入力する前記第2機器からのデジタルコンテンツを中継して前記出力部から前記第1機器に出力する構成となる。
【0009】
このような構成により、車載機器の出力部に所定のインタフェース規格に適合した第1機器が接続されると、当該車載機器がソース機器として認証されるとともに、前記第1機器がシンク機器として認証され、当該車載機器の前記出力部からデジタルコンテンツが前記第1機器に出力される。そして、前記出力部から前記シンク機器として認証された前記第1機器に対してデジタルコンテンツが出力されている状態で、前記入力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第2機器が接続されたときに、当該車載機器がシンク機器として認証されるとともに、前記第2機器が前記ソース機器として認証される。この時点で、即座に、車載機器がソース機器として認証された前記第2機器からのデジタルコンテンツをシンク機器として認証された前記第1機器に中継するリピータ機器として認証されることなく、前記ソース機器として認証された前記第2機器から前記シンク機器として認証された前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされた時点で、当該車載機器がソース機器として認証された前記第2機器からのデジタルコンテンツをシンク機器として認証された前記第1機器に中継するリピータ機器として認証される。
【0010】
本発明に係る車載機器において、前記入力部に接続された機器を、前記出力部から出力すべきデジタルコンテンツのソース機器として選択する選択手段を有し、前記判定手段は、前記選択手段により前記第2機器が、前記出力部から出力すべきデジタルコンテンツのソース機器として選択されたときに、前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされたと判定する構成とすることができる。
【0011】
このような構成により、入力部に接続された第2機器が、出力部から出力すべきデジタルコンテンツのソース機器として選択されたときに、当該車載機器が、ソース機器として認証された前記第2機器からのデジタルコンテンツをシンク機器として認証された前記第1機器に中継するリピータ機器として認証される。
【0012】
本発明に係る車載機器において、前記選択手段により前記第2機器が前記出力部から出力すべきデジタルコンテンツのソース機器として選択されたときに、それまで行われていた前記出力部から前記第1機器に対する前記デジタルコンテンツの出力を停止させるコンテンツ出力停止制御手段を有する構成とすることができる。
【0013】
このような構成により、第2機器が出力部から出力すべきデジタルコンテンツのソース機器として選択されたときに、それまで行われていた前記出力部から第1機器に対する前記デジタルコンテンツの出力が停止され、そして、当該車載機器のリピータ機器としての認証が行われる。
【0014】
また、本発明に係る車載機器は、所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器からのデジタルコンテンツを入力する入力部と、前記所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器にデジタルコンテンツを出力する出力部とを有する車載機器であって、前記出力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第1機器が接続されている状態で、当該車載機器及び前記第1機器において当該車載機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの送信側のソース機器として認証するとともに前記第1機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの受信側のシンク機器として認証するための第1認証処理を行う第1認証手段と、前記出力部から前記シンク機器として認証された前記第1機器に対してデジタルコンテンツが出力されている状態で、前記入力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第2機器が接続されたときに、当該車載機器及び前記第2機器において当該車載機器を前記シンク機器として認証するとともに前記第2機器を前記ソース機器として認証するための第2認証処理を行う第2認証手段と、当該車載機器、前記第2機器、及び前記第1機器において、当該車載機器を、前記ソース機器として認証された前記第2機器と前記シンク機器として認証された前記第1機器との間でデジタルコンテンツを中継するリピータ機器として認証するための第3認証処理を行う第3認証手段とを有し、該第3認証手段による第3認証処理が終了した後、前記入力部から入力する前記第2機器からのデジタルコンテンツを中継して前記出力部から前記第1機器に出力し、更に、前記ソース機器として認証された前記第2機器から前記シンク機器として認証された前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされているか否かを判定する判定手段と、該判定手段により前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされていないと判定されているときに、前記第3認証手段による前記第3認証処理を保留させる認証保留制御手段とを有する構成となる。
【0015】
このような構成により、車載機器の出力部に所定のインタフェース規格に適合した第1機器が接続されると、当該車載機器がソース機器として認証されるとともに、前記第1機器がシンク機器として認証され、当該車載機器の前記出力部からデジタルコンテンツが前記第1機器に出力される。そして、前記出力部から前記シンク機器として認証された前記第1機器に対してデジタルコンテンツが出力されている状態で、前記入力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第2機器が接続されたときに、当該車載機器がシンク機器として認証されるとともに、前記第2機器が前記ソース機器として認証される。そして、前記ソース機器として認証された前記第2機器から前記シンク機器として認証された前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満されていない状態では、車載機器がソース機器として認証された前記第2機器からのデジタルコンテンツをシンク機器として認証された前記第1機器に中継するリピータ機器として認証することが保留される。
【0016】
本発明に係る機器認証方法は、所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器からのデジタルコンテンツを入力する入力部と、前記所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器にデジタルコンテンツを出力する出力部とを有する車載機器を含む車載システムでの機器認証方法であって、前記車載機器の前記出力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第1機器が接続されている状態で、前記車載機器及び前記第1機器において、前記車載機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの送信側のソース機器として認証するとともに前記第1機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの受信側のシンク機器として認証する第1認証ステップと、前記車載機器の前記出力部から前記シンク機器として認証された前記第1機器に対してデジタルコンテンツが出力されている状態で、前記車載機器の前記入力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第2機器が接続されたときに、前記車載機器及び前記第2機器において、前記車載機器を前記シンク機器として認証するとともに前記第2機器を前記ソース機器として認証する第2認証ステップと、前記車載機器において、前記ソース機器として認証された前記第2機器から前記シンク機器として認証された前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされているか否かを判定する判定ステップと、該判定ステップにより前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされていると判定されたときに、前記車載機器、前記第2機器、及び前記第1機器において、前記車載機器を、前記ソース機器として認証された前記第2機器と前記シンク機器として認証された前記第1機器との間でデジタルコンテンツを中継するリピータ機器として認証する第3認証ステップとを有する構成となる。
【0017】
また、本発明に係る機器認証方法は、所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器からのデジタルコンテンツを入力する入力部と、前記所定のインタフェース規格に適合した機器が接続されて該機器にデジタルコンテンツを出力する出力部とを有する車載機器を含む車載システムでの機器認証方法であって、前記車載機器の前記出力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第1機器が接続されている状態で、前記車載機器及び前記第1機器において、前記車載機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの送信側のソース機器として認証するとともに前記第1機器を前記所定のインタフェース規格に定められたデジタルコンテンツの受信側のシンク機器として認証する第1認証ステップと、前記車載機器の前記出力部から前記シンク機器として認証された前記第1機器に対してデジタルコンテンツが出力されている状態で、前記車載機器の前記入力部に前記所定のインタフェース規格に適合した第2機器が接続されたときに、前記車載機器及び前記第2機器において、前記車載機器を前記シンク機器として認証するとともに前記第2機器を前記ソース機器として認証する第2認証ステップと、前記車載機器、前記第2機器、及び前記第1機器において、前記車載機器を、前記ソース機器として認証された前記第2機器と前記シンク機器として認証された前記第1機器との間でデジタルコンテンツを中継するリピータ機器として認証する第3認証ステップと、前記車載機器において、前記ソース機器として認証された前記第2機器から前記シンク機器として認証された前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされているか否かを判定する判定ステップと、該判定ステップにより前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされていないと判定されているときに、前記第3認証ステップによる前認証を保留させる認証保留制御ステップとを有する構成となる。




【発明の効果】
【0018】
本発明に係る車載機器によれば、出力部からシンク機器として認証された第1機器に対してデジタルコンテンツが出力されている状態で、入力部にソース機器としての第2機器が接続されたときに、即座に、車載機器がソース機器として認証される前記第2機器からのデジタルコンテンツをシンク機器として認証された前記第1機器に中継するリピータ機器として認証されることなく、前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされた時点で、当該車載機器が前記第2機器からのデジタルコンテンツを前記第1機器に中継するリピータ機器として認証されるので、当該車載機器の前記リピータ機器としての認証に際してシンク機器として認証された前記第1機器へのデジタルコンテンツの出力が停止されたとしても、利用者が、前記第2機器から前記第1機器にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされたことを、第1機器に出力されるデジタルコンテンツの切り替えのタイミングであることとして理解することにより、認証処理に起因した接続機器(第1機器)の出力変動による当該利用者の不快感が低減され得る。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施の形態に係る車載機器の構成を示すブロック図である。
図2】車載機器、携帯端末、及び後部表示機器で構成される車載システムにおいて映像コンテンツが配信される際の処理の流れを示すシーケンス図である。
図3図2に示す車載システムでの処理において車載機器の処理ユニット11で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図4】車載機器の表示部に表示されるソース機器の選択画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0021】
本発明の実施の形態に係る車載機器は、図1に示すように構成される。
【0022】
図1において、車載機器100は、コンピュータユニット(CPUを含む)を有し、プログラムに従って各種処理を実行する処理ユニット11を有している。処理ユニット11には、デジタル映像コンテンツを出力するAVユニット群17(CD/DVDドライブ、デジタルテレビ、デジタルラジオ等を含む)及び車両の経路案内等のナビゲーション処理を行うナビゲーションユニット18が接続されている。また、処理ユニット11には、スピーカ16が接続された出力回路15が接続されている。処理ユニット11の制御のもと、AVユニット群17及びナビゲーションユニット18からの音声信号が出力回路15を介してスピーカ16に供給され、その音声信号に基づいた音声がスピーカ16から出力される。処理ユニット11には、更に、AVユニット群17により再生処理されるオーディオ情報やビデオ情報(デジタル映像コンテンツ)、また、ナビゲーションユニット18での処理に利用される地図情報等の各種情報を記憶する記憶部14(例えば、ハードディスクドライブ)が接続されている。
【0023】
また、車載機器100は、LCDパネルによって構成され、車両の前席側のインストルメントパネル等に設けられた表示部13と、その表示部13(LCDパネル)に一体的に設けられたタッチパネル等によって構成される操作部12とを有している。処理ユニット11は、操作部12での操作に従った入力情報に基づいて各種処理を実行し、各種の処理により得られる画像等の情報を表示部13に表示させることができる。
【0024】
更に、車載機器100は、HDMI入力部19及び入力端子20を有している。HDMI入力部19は、処理ユニット11の制御のもと、入力端子20にHDMIケーブルにより接続されるHDMIのインタフェース規格に適合した機器(例えば、スマートフォン300)からHDMIに規定される規則に従って出力されるデジタル映像コンテンツの信号を入力する。処理ユニット11は、HDMI入力部11にて入力されたデジタル映像コンテンツを表示部13に表示させることができる。車載機器100は、HDMI出力部21及び出力端子22を有している。HDMI出力部21は、処理ユニット11の制御のもと、AVユニット群17から提供されるデジタル映像コンテンツを出力端子22にHDMIケーブルによって接続されるHDMIのインタフェース規格に適合する機器(例えば、後部座席側に設けられた後部表示機器200)にHDMIのインタフェース規格に規定される規則に従って出力する。
【0025】
また、処理ユニット11は、入力端子20に接続される機器からHDMI入力部19により入力されたデジタル映像コンテンツをHDMI出力部21から出力端子22に接続される機器に出力させることができる。
【0026】
図1に示す車載機器100の出力端子22に車両の後部座席側に設けられた後部表示器200(HDMIに適合)が接続され、次いで、入力端子20にスマートフォン300(HDMIに適合)が接続される場合、車載機器100、後部表示機器200及びスマートフォン300では、図2に示すシーケンスに従って処理が行われる。その際、車載機器100の処理ユニット11は、図3に示す手順に従って処理を実行する。
【0027】
車載機器100において出力端子22を介してHDMI出力部21に後部表示機器200(HDMI適合機器:第1機器)が接続されていることが確認されると(図2における(1)参照)、車載機器100及び後部表示器200において、車載機器100がデジタルコンテンツの送信側のソース機器として認証され、後部表示機器200がデジタルコンテンツの受信側のシンク機器として認証される(図2における(2)参照)。この過程で、車載機器100の処理ユニット11は、HDMI出力部21にHDMI適合機器である後部表示器200が接続されていることを判定すると(図3のS11でYES)、車載機器100及び後部表示器200において車載機器100をソース機器として認証するとともに後部表示機器200をシンク機器として認証するための第1ソース・シンク認証処理(第1認証処理)を行う(図3のS12:第1認証手段)。載機器100及び後部表示機器200において、車載機器100がソース機器として、後部表示器200がシンク機器として認証されると、処理ユニット11は、HDMI出力部21に、AVユニット群17における例えばデジタルテレビからのデジタル映像コンテンツのHDMIに規定される規則に従った後部表示機器200への出力を開始させる(図3のS13)。これにより、ソース機器としての車載機器100からシンク機器としての後部表示器200への、例えば、デジタルテレビのデジタル映像コンテンツの配信が行われ、後部表示器200は、配信されるそのデジタル映像コンテンツを出力(表示及び音声出力)する(図2参照)。
【0028】
このように車載機器100(ソース機器)から後部表示器200(シンク機器)に対してデジタル映像コンテンツが出力されている状態で、車載機器100において入力端子20を介してHDMI入力部19にスマートフォン300(HDMI適合機器:第2機器)が接続されていることが確認されると(図2における(3)参照)、車載機器100及びスマートフォン300において、車載機器100がデジタルコンテンツの受信側のシンク機器として認証され、スマートフォン300がデジタルコンテンツの送信側のソース機器として認証される(図2における(4)参照)。この過程で、HDMI出力部21に前記デジタル映像コンテンツの後部表示器200への出力を開始させた(図3におけるS13参照)後、HDMI入力部20にHDMI適合機器が接続されることを監視している(図3におけるS14参照)車載機器100の処理ユニット11は、HDMI入力部19にHDMI適合機器であるスマートフォン300が接続されたことを判定すると(図3におけるS14でYES)、車載機器100及びスマートフォン300において車載機器100をシンク機器として認証するとともにスマートフォン300をソース機器として認証するための第2ソース・シンク認証処理(第2認証処理)を行う(図3のS15:第2認証手段)。
【0029】
この時点で、車載機器100と後部表示器200との間では、車載機器100がソース機器として、後部表示器200がシンク機器としてそれぞれ認識され、車載機器100とスマートフォン300との間では、車載機器100がシンク機器として、スマートフォン300がソース機器としてそれぞれ認識されている。そして、車載機器100から出力される、例えば、デジタルテレビからのデジタル映像コンテンツが後部表示器200に配信されて、そのデジタル映像コンテンツが後部表示器200から出力されている。
【0030】
この状況において、車載機器100の処理ユニット11は、再生されるソースがHDMIであるか否かを判定する(図3におけるS16)。この時点で、ソース機器としてのスマートフォン300(HDMI適合機器)からの映像コンテンツの再生が開始されていないので(図3におけるS16でNO)、処理ユニット11は、例えば、利用者の操作部12での操作に基づいて、図4に示すようなAVソース機器の選択画面(選択手段)を表示部13に表示させる。そして、処理ユニット11は、車載機器100を、HDMI入力部19に接続されるソース機器として認証されたスマートフォン300とHDMI出力部21に接続されるシンク機器として認証された後部表示器200との間でデジタル映像コンテンツを中継するリピータ機器として認証するためのリピータ認証処理の実行を保留する(図3におけるS17:認証保留制御手段)。そして、処理ユニット11は、表示部13に表示された選択画面(図4参照)においてAVソース機器としてHDMI適合機器を選択するための操作(図4における「MDMI」ボタンの操作)がなされるか否か、即ち、ソース機器として認証されたスマートフォン300(第2機器)からシンク機器として認証された後部表示器200(第1機器)にデジタル映像コンテンツを提供するための条件が満されているか否かを判定する(図3におけるS18)。
【0031】
そして、AVソース機器の選択画面(図4参照)において、HDMI適合機器を選択するための操作(「HDMI」ボタンの操作)がなされると(S18でYES)、処理ユニット11は、ソース機器として認証されたスマートフォン300(第2機器)からシンク機器として認証された後部表示器200(第1機器)にデジタル映像コンテンツを提供するための条件が満されていると判定し、HDMI出力部21に接続されたシンク機器としての後部表示部200に対するデジタルテレビのデジタル映像コンテンツの出力を停止させる(S19)。
【0032】
このように、車載システムでは、AVソース機器としてHDMI出力部21に接続されたHDMI適合機器が選択されると、車載機器100から後部表示器200へのデジタルテレビのデジタル映像コンテンツの配信が停止される(図2における(5)参照)。これにより、後部表示器100でのデジタル映像コンテンツの出力(表示及び音声出力)がなくなり、例えば、後部表示器100の画面が黒色になる。この状態で、車載機器100、HDMI入力部19に接続されたスマートフォン300、及びHDMI出力部21に接続された後部表示器200において、車載機器100が、ソース機器として認証されたスマートフォン300とシンク機器として認識された後部表示器300において、スマートフォン300と後部表示器200との間でデジタル映像コンテンツを中継するリピータ機器として認証される(図2における(6)、(7)参照)。
【0033】
この過程で、車載機器100の処理ユニット11は、デジタルテレビからのデジタル映像コンテンツのHDMI出力部21を介した後部表示器200への出力を停止させた(図3におけるS19参照)後、車載機器100、スマートフォン300、及び後部表示器200において、車載機器100を、スマートフォン300と後部表示器200との間でデジタル映像コンテンツを中継するリピータ機器として認証するためのリピータ認証処理(第3認証処理)を行う(図3におけるS20:第3認証手段)。
【0034】
その後、処理ユニット11は、HDMI入力部19から入力されるスマートフォン300からのデジタル映像コンテンツを中継してHDMI出力部21から後部表示器200に出力させる(図3におけるS21)。これにより、スマートフォン300からのデジタル映像コンテンツがリピータ機器として認証された車載機器100を介して後部表示部200に配信されるようになる(図2参照)。デジタル映像コンテンツの出力がなかった後部表示器200からスマートフォン300から提供されるデジタル映像コンテンツが表示されるようになる。
【0035】
なお、車載機器100の処理ユニット11は、スマートフォン300からのデジタル映像コンテンツの後部表示器200への中継転送を開始した後、予め定めた手順に従った所定の処理を実行する(図3における*印参照)。また、ソース機器としてのHDMI適合機器からの映像コンテンツの再生が開始されるのであれば(S16でYES)、処理ユニット11は、前記リピータ認証処理を保留することなく実行し、そのHDMI適合機器からのデジタル映像コンテンツを中継して後部表示器300に出力するための処理を行う(図3におけるS21)
【0036】
更に、HDMI出力部21にHDMI適合機器が接続されない場合(図3におけるS11でNO)、選択画面(図4参照)において、HDMI適合機器が選択されない場合(図3におけるS18でNO)、処理ユニット11は、予め定めた手順に従った所定の処理を実行する(図3における*印参照)。
【0037】
上述したような車載機器100によれば、HDMI出力部21からシンク機器として認証された後部表示器200に対してデジタル映像コンテンツが出力されている状態で、HDMI入力部19にソース機器としてのスマートフォン300が接続されたときに、即座に、車載機器100がソース機器として認証されるスマートフォン300からのデジタル映像コンテンツをシンク機器として認証された後部表示器200に中継するリピータ機器として認証されることなく、図4に示すようなAVソース機器の選択画面でHDMI適合機器が選択されて、スマートフォン300から後部表示器200にデジタルコンテンツを提供するための条件が満たされた時点で、車載機器100がスマートフォン300からのデジタル映像コンテンツを後部表示器200に中継するリピータ機器として認証される。このため、車載機器100のリピータ機器としての認証に際してシンク機器として認証された後部表示器200へのデジタルテレビのデジタル映像コンテンツの出力が停止されたとしても、自分の意思で、デジタル映像コンテンツのソース機器を切り替えるために選択画面を操作した利用者は、後部表示器200に出力されるデジタル映像コンテンツの切り替えのタイミングであることを理解しているので、前記リピータ認証がされている際に後部表示器200からデジタル映像コンテンツの出力がなくなっても、その出力変動を不快に感ずることが低減され得る。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明に係る車載装置は、認証処理に起因した接続機器の出力変動による利用者の不快感を低減させることができるという効果を有し、HDMI(High Definition Multimedia Interface)等の所定のインタフェース規格に適合した機器が接続され該機器からのデジタルコンテンツを入力する入力部と、前記所定のインタフェース規格に適合した機器が接続され該機器にデジタルコンテンツを出力する出力部とを有する車載機器として有用である。
【符号の説明】
【0039】
11 処理ユニット
12 操作部
13 表示部
14 記憶部
15 出力回路
16 スピーカ
17 AVユニット群
18 ナビゲーションユニット
19 HDMI入力部
20 入力端子
21 HDMI出力部
22 出力端子
100 車載機器
200 後部表示器
300 スマートフォン
図1
図2
図3
図4