(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記選択されたコンテキスト項目に関連付けられた前記データからの第2のコンテキスト項目の第2のユーザ選択を受信するステップであって、前記データが前記選択されたコンテキスト項目に関連付けられたコンテキスト項目の第2のリストを含む、ステップと、
前記ユーザインターフェースの前記第1の部分で前記デジタルビデオの再生を続けながら、前記第2の選択されたコンテキスト項目に関連付けられた第2のデータを前記ユーザインターフェースの第4の部分で提示するステップであって、前記ユーザインターフェースの前記第3の部分および前記ユーザインターフェースの前記第4の部分が前記ユーザにとってアクセス可能である、ステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記ユーザインターフェースの前記第2の部分、前記ユーザインターフェースの前記第3の部分、または前記ユーザインターフェースの前記第4の部分のうちの1つの選択を示すユーザ入力を受信するステップと、
前記ユーザ入力に基づいて、前記デジタルビデオ、前記データ、または前記第2のデータに関連付けられたコンテキスト項目の前記リストを提示するステップと
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
前記ユーザインターフェースの前記第2の部分が第1のセットのタブを備え、コンテキスト項目の前記リスト内の各コンテキスト項目が前記第1のセットのタブの中に表示される、請求項1に記載の方法。
前記ユーザインターフェースの前記第3の部分が第2のセットのタブを備え、コンテキスト項目の前記第2のリスト内の各コンテキスト項目が前記第2のセットのタブの中に表示され、前記ユーザインターフェースの前記第4の部分が第3のセットのタブを備え、コンテキスト項目の第3のリスト内の各コンテキスト項目が前記第3のセットのタブの中に表示される、請求項2に記載の方法。
前記ユーザインターフェースの前記第2の部分が第1のセットのタブを備え、コンテキスト項目の前記リスト内の各コンテキスト項目が前記第1のセットのタブの中に表示される、請求項9に記載のシステム。
前記ユーザインターフェースの前記第3の部分が第2のセットのタブを備え、コンテキスト項目の前記第2のリスト内の各コンテキスト項目が前記第2のセットのタブの中に表示され、前記ユーザインターフェースの前記第4の部分が第3のセットのタブを備え、コンテキスト項目の第3のリスト内の各コンテキスト項目が前記第3のセットのタブの中に表示される、請求項10に記載のシステム。
前記ユーザインターフェースの前記第2の部分が第1のセットのタブを備え、コンテキスト項目の前記リスト内の各コンテキスト項目が前記第1のセットのタブの中に表示される、請求項17に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
前記ユーザインターフェースの前記第3の部分が第2のセットのタブを備え、コンテキスト項目の前記第2のリスト内の各コンテキスト項目が前記第2のセットのタブの中に表示され、前記ユーザインターフェースの前記第4の部分が第3のセットのタブを備え、コンテキスト項目の第3のリスト内の各コンテキスト項目が前記第3のセットのタブの中に表示される、請求項18に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
前記ユーザインターフェースが、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、または携帯電話の画面内に表示される、請求項17に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態は、複数の部分を有するユーザインターフェース(UI)を提供するユーザデバイスに関する。UIは、ユーザがデジタルビデオなどのデジタルコンテンツを識別して再生することを可能にすることができる。デジタルコンテンツはUIの第1の部分で再生される。デジタルコンテンツに関連付けられたコンテキスト情報(たとえば、関連ビデオ、関連アーティスト、コンテンツの関連著者/発信者、ビデオに関連付けられた関連トピック、デジタルコンテンツについてのコメントなど)は、UIの第2の部分で表示される。コンテキスト情報は、複数のコンテキスト項目を含む場合がある。たとえば、各関連ビデオ、各関連アーティスト、各関連トピック、各関連著者/発信者、および/または各コメントは、コンテキスト項目であり得る。
【0010】
コンテキスト項目のうちの1つのユーザ選択が受信されたとき、選択されたコンテキスト項目に関連付けられた新しいコンテキストが、UIの新しい部分で提示される。UIの新しい部分は、UIの前の部分の上部に階層化される場合がある。代替として、UIの第2の部分のサイズは、表示されるべきUIの第3の部分のためのスペースを確保するために、縮小(たとえば、最小化)される場合がある。その後、UIは、コンテキスト項目のさらなる選択を受信する場合があり、追加の部分を提供して、新しいコンテキスト、以前のコンテキストから選択されたコンテキスト項目に関連付けられたコンテキスト情報を表示する各々のUIの対加の部分を提示する場合がある。代替として、ユーザは、UIの複数の部分の間を切り替えて、UIの対応する部分についての選択されたコンテキスト項目に関連付けられたコンテキスト情報を見る場合がある。
【0011】
本発明の実施形態は、デジタルビデオの再生を続けながら複数のコンテキストをブラウズするのに都合のよい機構をユーザに提供する。この機構は、特に、データを表示するためのより小さい画面を有するコンピューティングデバイス(たとえば、モバイルフォンおよびタブレット)に有用である。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態による、例示的なシステムアーキテクチャ100を示す。システム100は、ネットワーク104を介してコンテンツサーバ110と通信している(たとえば、結合された)コンピューティングシステム102を含む。各コンピューティングシステム102は、メディアビューア103を含む。一実施形態では、ネットワーク104は、専用ネットワーク(たとえば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、イントラネットなど)、企業ネットワーク(たとえば、会社などの組織用の専用ネットワーク)、ブロードキャストネットワーク、公共ネットワーク(たとえば、インターネット)、有線ネットワーク(たとえば、Ethernet(登録商標)ネットワーク)、ワイヤレスネットワーク(たとえば、802.11ネットワーク)、および/またはセルラーネットワーク(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク)であり得る。
【0013】
コンテンツサーバ110は、パーソナルコンピュータ(PC)、サーバコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットデバイス、および/または、そのマシンによって取られるべきアクションを指定する一組の命令を(連続的もしくは別の方法で)実行することが可能な任意のマシンなどの、広範囲にわたる処理能力を有するコンピューティングデバイスを含む場合がある。一実施形態では、コンテンツサーバ110は、コンピューティングデバイス102のうちの1つまたは複数に、デジタルコンテンツ(たとえば、デジタルビデオ、ストリーミングビデオ、画像、デジタル音楽、ストリーミング音楽など)を供給することができる。たとえば、コンテンツサーバ110は、ネットワーク104を介してコンピューティングデバイス102に、ユーザによって要求されたストリーミングビデオについてのデータ(たとえば、ビデオデータ)を供給することができる。コンテンツサーバ110と同様に、コンピューティングシステム102も、広範囲にわたる処理能力を有するコンピューティングデバイス(たとえば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットデバイス、携帯電話など)を含む場合がある。
【0014】
前述のように、各コンピューティングシステム102はメディアビューア103を含む。一実施形態では、メディアビューア103は、デジタルビデオおよび/または他のデジタルメディア(たとえば、画像、音楽など)を再生するために使用されるアプリケーションおよび/または構成要素であり得る。メディアビューア103は、ユーザがデジタルコンテンツ(たとえば、デジタルビデオまたはデジタル音楽)を選択し再生することを可能にするユーザインターフェース(UI)を提供することができる。UIは、デジタルコンテンツのユーザ選択、デジタルコンテンツの再生、および/またはデジタルコンテンツに関連する情報(たとえば、デジタルコンテンツのコンテキスト)の視聴を容易にすることができる。UIは複数の部分を有する場合がある。デジタルコンテンツ(たとえば、デジタルビデオ)は、UIの第1の部分で表示される(たとえば、再生される)場合がある。デジタルコンテンツについての最初のコンテキスト情報は、UIの第2の部分で表示される場合がある。最初のコンテキスト情報は、ユーザがUIを使用して選択することができる1つまたは複数のコンテキスト項目(たとえば、コンテキスト項目の最初のリスト)を含む場合がある。たとえば、最初のコンテキスト情報には、限定はしないが、デジタルコンテンツについてのコメント、デジタルコンテンツの著者または発信者についての情報、関連デジタルコンテンツ(たとえば、関連ビデオまたは関連音楽)、関連デジタルコンテンツの著者(たとえば、関連アーティスト)、ユーザのアクティビティ、ユーザのプレイリストなどが含まれ得る。各々のコメント、著者、関連ビデオ、関連著者、アクティビティ、トピック、および/またはプレイリストなどは、コンテキスト項目であり得る。一実施形態では、コンテキスト項目は、リスト、タブ、テーブル、スクロールバーなどの任意の組合せを使用して、UIの第2の部分で表示される場合がある。
【0015】
ユーザは、最初のコンテキスト情報(たとえば、コンテキスト項目の最初のリスト)からコンテキスト項目を選択する場合がある。一実施形態では、コンピューティングシステム102用のディスプレイスクリーン(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)、静電性タッチスクリーン、抵抗性タッチスクリーン、発光ダイオード(LED)スクリーンなど)は、より大きいコンピューティングデバイス(たとえば、ラップトップコンピュータまたはデスクトップコンピュータ)の画面スペースよりも小さい画面スペース(たとえば、半径4インチのスクリーン)を有する場合がある。
【0016】
上記で論じられたように、従来は、ユーザがコンテキスト項目の最初のリストからコンテキスト項目(たとえば、関連アーティスト)を選択したとき、メディアビューアは、一般に、選択されたコンテキスト項目に関連付けられたコンテキストを表示するために、デジタルコンテンツの表示を停止する(たとえば、ビデオの再生を停止する)はずである。たとえば、ビデオがUIの第1の部分で再生中であり、関連アーティストがUIの第2の部分で表示されている場合、従来のメディアビューアは、通常、関連アーティストについてのコンテキスト情報を表示するために、ユーザが関連アーティストを選択したときUIの第1の部分でのビデオの再生を停止するはずである。本発明の実施形態は、ユーザがデジタルビデオの再生を続けながら複数のコンテキストをブラウズすることを可能にすることによって、この問題に対処する。特に、ユーザがUIの第2の部分で表示されたコンテキスト項目の最初のリストからコンテキスト項目を選択したとき、UIの第1の部分でデジタルコンテンツの再生を続けながら、選択されたコンテキスト項目に関連付けられた新しいコンテキスト(たとえば、コンテキスト項目の新しいリストを含む第2のコンテキスト)がUIの第3の部分でユーザに表示される。一例では、UIの第3部分は、UIの第2の部分の上部に(たとえば、重なって)提供される場合がある。別の例では、UIの第2の部分のサイズは縮小される場合があり(たとえば、UIの第2の部分は最小化される場合があり)、その結果、UIの第3の部分は、UIの第2の部分と同時に表示される場合がある(たとえば、UIの第2の部分が最小化され、UIの第3の部分の一部が第2の部分の下に表示される)。
【0017】
その後、ユーザは、コンテキスト項目の新しいリストから(たとえば、第2のコンテキストから)追加のコンテキスト項目を選択する場合がある。それに応答して、追加のコンテキスト項目に関連付けられた追加のコンテキスト情報(たとえば、コンテキスト項目の次のリスト)が、UIの第4の部分で表示される場合がある。一例では、UIの第3部分と同様に、UIの第4の部分は、UIの第2の部分と第3の部分の両方の上部に(たとえば、重なって)提供される場合がある。別の例では、UIの第3の部分のサイズは縮小される場合があり(たとえば、UIの第3の部分は最小化される場合があり)、その結果、UIの第4の部分は、UIの第2の部分および第3の部分と同時に表示される場合がある(たとえば、UIの第4の部分の一部がUIの最小化された第2の部分および第3の部分の下に表示される)。
【0018】
一実施形態では、ユーザは、UIで表示されたコンテキスト項目(たとえば、コンテキスト)のリストからコンテキスト項目を続けて選択する場合がある。各々の次のコンテキスト項目が選択されるにつれて、次のコンテキスト情報(たとえば、次のコンテキスト用の次のコンテキスト項目のリスト)が、UIの新しい部分で表示される。UIの新しい部分は、前に選択されたコンテキスト項目についての前のコンテキストを含んでいる前の部分の上部に表示される場合がある(たとえば、重なる場合がある)。本開示では、様々に異なるコンテキストは「コンテキストレベル」と呼ばれ、各々の次のコンテキストレベルは、前のコンテキストレベルから選択された前のコンテキスト項目に関連付けられたコンテキスト項目のリストを含んでいる(場合によっては、UIの第1の部分で表示されたデジタルコンテンツに関連付けられた最初の(1番目の)コンテキストレベルを例外とする)。たとえば、3番目のコンテキストレベルは、2番目のコンテキストレベルから選択されたコンテキスト項目に関連付けられたコンテキスト項目のリストを含んでいる。例示的なUIおよび例示的なUIの部分は、
図3A〜
図3Dに関連して以下でより詳細に論じられる。
【0019】
図2は、本発明の一実施形態による、メディアビューア200を示す。メディアビューア200は、メディアプレーヤ204、コンテキストマネージャ208、データストア212、およびUIツール216を含む場合がある。より多い構成要素またはより少ない構成要素が、一般性を喪失せずにメディアビューア200に含まれる場合がある。
【0020】
メディアプレーヤ204は、コンピューティングデバイスのユーザにデジタルコンテンツを提示(たとえば、再生または表示)することができる。たとえば、メディアプレーヤ204は、ユーザによって選択されたデジタルビデオを再生することができる。別の例では、メディアプレーヤ204は、ユーザによって選択されたデジタル音楽を再生することができる。メディアプレーヤ204は、ユーザに複数のタイプのビデオ、音楽、および画像を表示および/または再生することが可能であり得る。一実施形態では、メディアプレーヤ204はまた、ユーザにデジタルコンテンツを提示するために使用することができる、様々な他の構成要素を含む場合がある。たとえば、メディアプレーヤ204は、デジタルビデオを符号化、復号、および再生するために使用することができる、様々に異なるビデオコーデック(たとえば、H.264コーデックまたはMotion Picture Experts Group(MPEG)コーデック)を含む場合がある。別の例では、メディアプレーヤ204は、デジタル音楽を符号化、復号、および再生するために使用することができる、オーディオコーデック(たとえば、MPEGオーディオレイヤ3(MP3)コーデックまたはwaveコーデック)を含む場合がある。さらなる一例では、メディアプレーヤ204は、画像を符号化、復号、および表示するために使用することができる、様々に異なる画像コーデック(たとえば、Joint Photographic Experts Group(JPEG)コーデックまたはGraphics Interchange Format(GIF)コーデック)を含む場合がある。
【0021】
コンテキストマネージャ208は、デジタルコンテンツについてのコンテキストおよび/または選択されたコンテキスト項目を管理することができる。一実施形態では、コンテキストマネージャ208は、メディアプレーヤ204によって再生される特定のデジタルコンテンツについてのコンテキスト情報を取得することができる。たとえば、ユーザがデジタルビデオを選択したとき、コンテキストマネージャ208は、関連アーティスト、関連ビデオ、関連トピック、コンテンツの関連発信者/著者、関連コメントなどの、デジタルビデオについてのコンテキスト情報を取得することができる。別の例では、コンテキストマネージャ208は、コンピューティングシステム102のユーザから受信されたユーザ入力を処理することができる。たとえば、コンテキストマネージャ208は、デジタルビデオを識別するユーザ入力を処理することができ、コンテキストマネージャ208は、デジタルビデオについてのコンテキスト情報を取得することができる。別の例では、コンテキストマネージャ208は、特定のコンテキスト項目(たとえば、関連アーティスト)の選択を示すユーザ入力を処理することができ、コンテキストマネージャ208は、選択されたコンテキスト項目に関連付けられたコンテキスト情報を取得することができる。
【0022】
一実施形態では、コンテキストマネージャ208は、ユーザが様々に異なるコンテキストを選択する(たとえば、様々に異なるコンテキストを通してブラウズする)につれて、複数のコンテキストについてのコンテキスト情報を追跡することができる。たとえば、ユーザがデジタルビデオの選択から始めた場合、コンテキストマネージャは、デジタルビデオに関連付けられたコンテキスト情報を管理することができる。ユーザが関連アーティスト(たとえば、コンテキスト項目)を選択した場合、コンテキストマネージャ208は、関連アーティスト(たとえば、選択されたコンテキスト項目)に関連付けられた新しいコンテキスト情報(たとえば、新しいコンテキストまたはコンテキストレベル)を取得することができる。ユーザが各コンテキストレベルから新しいコンテキスト項目を選択するにつれて、コンテキストマネージャ208は、各コンテキストレベルに関連付けられたコンテキスト情報を管理することができる。一実施形態では、コンテキストマネージャ208は、
図1に示されたコンテキストサーバ110からコンテキスト情報を取得することができる。別の実施形態では、コンテキストマネージャ208は、ネットワーク104を介して他のコンピューティングデバイス(たとえば、図に示されていない他のサーバ)からコンテキスト情報を取得することができるか、またはメモリ(たとえば、ハードディスク、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)など)からコンテキスト情報を取得することができる。
【0023】
一実施形態では、コンテキストマネージャ208は、様々に異なるコンテキストについてのコンテキスト情報をコンテキストデータストア212に記憶することができる。コンテキスト情報は後でコンテキストマネージャ208によってアクセスすることができ、その結果、コンテキストマネージャ208は、コンテキストサーバ110または他のコンピューティングデバイス上のコンテキスト情報を取得する必要がない(たとえば、コンテキストデータストア212はコンテキスト情報をキャッシュすることができる)。ユーザは、コンテキストデータストア212内のデータをクリアするオプション、および/またはコンテキストマネージャ208がコンテキストデータストア212にコンテキスト情報を記憶することを防止するオプションを提供される場合がある。一実施形態では、コンテキストデータストア212は、限定はしないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスク、フラッシュメモリ、メモリカード、CD-ROM、DVDなどを含む、任意のタイプの記憶媒体であり得る。コンテキストデータストア212はメディアビューア200の一部として示されているが、他の実施形態では、コンテキストデータストア212は異なる場所に常駐する場合がある。たとえば、コンテキストデータストア212は、コンピューティングシステム102内のメモリおよび/またはハードディスクの中に格納される場合がある。
【0024】
UIツール216は、ユーザに提示されるUIを生成、レンダリング、および/または提供することができる。一実施形態では、UIツールは、デジタルコンテンツを表示する(たとえば、ビデオを再生する)ために、UIの第1の部分を提供することができ、デジタルコンテンツおよび/または選択されたコンテキスト項目に関連付けられたコンテキスト情報を表示するために、UIの追加の部分を提供することができる。別の例では、UIツール216は、コンピューティングシステム102のユーザから受信されたユーザ入力を受信することができる。たとえば、ユーザがタッチスクリーンを使用して関連アーティストまたは関連トピック(たとえば、コンテキスト項目)を選択したとき、UIツール216は、ユーザ入力(たとえば、ユーザのタッチ)を受信することができ、メディアビューア200の他の構成要素(たとえば、コンテキストマネージャ208)にユーザ入力を供給することができる。
【0025】
図3Aは、本発明の一実施形態による、例示的なユーザインターフェース(UI)300である。UI300は第1の部分301および第2の部分305を含む。デジタルビデオ302は第1の部分301で再生される。デジタルビデオ302が第1の部分301で示されているが、他の実施形態では、他のタイプのデジタルコンテンツが第1の部分301で示される場合があることを理解されたい。たとえば、画像(たとえば、JPEG)が第1の部分301で示される場合がある。別の例では、デジタル音楽(たとえば、MP3)が第1の部分301で再生される場合がある。一実施形態では、第1の部分301は、デジタルコンテンツの再生を制御するために、ボタン、スライドバー、メニューなどの(図には示されていない)UI要素をさらに備える場合がある。たとえば、第1の部分301は音量制御スライドバーを含む場合がある。別の例では、第1の部分301は、デジタルコンテンツの再生を制御するために、「再生」ボタン、「一時停止」ボタン、「停止」ボタン、「早送り」ボタン、および「巻戻し」ボタンなどのボタンを含む場合がある。
【0026】
デジタルビデオに関連付けられたデジタルビデオ302のコンテキスト(たとえば、コンテキスト情報またはコンテキスト項目のリスト)は、第2の部分305で提示される。コンテキスト項目には、限定はしないが、デジタルコンテンツに関連する、関連デジタルコンテンツ、デジタルコンテンツの関連著者または関連発信者、コメント、監督、俳優、テーマ、ジャンル、ユーザのアクティビティ、ユーザのプレイリストなどが含まれる。一実施形態では、コンテキスト項目はビデオについてのトピック/主題であり得る。たとえば、ビデオは配管の修理方法についての指導ビデオであり得る。第2の部分305は、配管の修理方法についてのビデオに関連する様々なトピック/主題(たとえば、コンテキスト項目)を列挙する場合がある、(
図3Aに示されていない)「トピック」と標示されたタブを含む場合がある(たとえば、トピック/主題のリストは、「家屋の修繕」、「配管」、「家屋の改善」などを含む場合がある)。ユーザがトピック(たとえば、配管)を選択したとき、ユーザは、選択されたトピック(たとえば、選択されたコンテキスト項目)に関連する他のコンテキスト項目(たとえば、配管に関連するビデオの著者、配管に関連するビデオの発信者、および配管に関連する他のビデオなど)を提示される場合がある。デジタルビデオ302に関連付けられたコンテキスト項目のリストは、複数のタブ306、307、および308の中に表示される。一実施形態では、各タブ306、307、および308は、コンテキスト項目の論理グルーピングを実現することができる。タブ306は「関連ビデオ」と標示され、デジタルビデオ302に関連付けられる場合がある他のデジタルビデオなどのコンテキスト項目を含む場合がある。たとえば、タブ306は、デジタルビデオ302と同じジャンルからの同様のビデオを含む場合がある。別の例では、タブ306は、デジタルビデオ302と同様のテーマを有するビデオを含む場合がある。タブ307は「関連アーティスト」と標示され、デジタルビデオ302に関連付けられる場合があるコンテンツの他の著者および/または発信者などのコンテキスト項目を含む場合がある。たとえば、タブ307は、デジタルビデオ302と同じジャンルからの他のアーティストを含む場合がある。タブ308は「コメント」と標示され、他のユーザからの
デジタルビデオ302についてのコメントなどのコンテキスト項目を含む場合がある。
【0027】
図3Aに示されたように、(「関連アーティスト」と標示された)タブ307は、ユーザによって選択される。タブ307が選択されたので、タブ307の中でグループ化されたコンテキスト項目を含んでいるコンテキスト項目リスト309が、第2の部分305で表示される。コンテキスト項目リスト309は、コンテキスト項目「アーティスト2」、「アーティスト4」、「アーティスト8」、「アーティスト11」、「アーティスト17」、および「アーティスト28」を含む。一実施形態では、ユーザが別のタブを選択した場合、他のタブの中でグループ化されたコンテキスト項目が、第2の部分305で表示される場合がある。タブ306、307、および308は、第2の部分305でユーザに提示することができる論理グループにコンテキスト項目を編成するための、効率的で直観的な方法を提供する。タブは第2の部分305で表示されているが、他の実施形態では、データを編成し提示するための他のタイプの要素が使用されて、コンテキスト項目をユーザに提示する場合がある。たとえば、テーブル、グラフ、チャート、リスト、グリッドなどが、第2の部分305で提示される場合がある。
【0028】
図3Bは、本発明の別の実施形態による、例示的なユーザインターフェース(UI)320である。UI320は、第1の部分301、第2の部分305、および第3の部分310を含む。
図3Aに戻って参照すると、デジタルビデオ302は第1の部分301での再生を続けている。
図3Aに示されたUI300の第2の部分305からのコンテキスト項目「アーティスト4」を示すユーザ選択が受信される。コンテキスト項目「アーティスト4」のユーザ選択に応答して、新しいコンテキストまたはコンテキストレベルが第3の部分310で表示される。新しいコンテキスト(たとえば、コンテキストレベル)は、
図3Aに示されたコンテキスト項目リスト309から選択されたコンテキスト項目「アーティスト4」に関連するか、または関連付けられたコンテキスト項目を含む。
【0029】
一実施形態では、第3の部分310は第2の部分305の上部に表示される場合があり、その結果、第2の部分305の一部は第3の部分310によって覆い隠される。別の実施形態(図示せず)では、第2の部分305は最小化される(たとえば、サイズが縮小される)場合があり、その結果、
図3Aに示されたよりも小さいスペース量を占める。これにより、UI320の中で最小化された第2の部分305の下に、第3の部分310を表示するのに十分なスペースが可能になり、最小化された第2の部分305が第3の部分310の一部を覆う。
【0030】
選択されたコンテキスト項目「アーティスト4」に関連付けられたコンテキスト項目は、複数のタブ311、312、および313の中に表示される。上記で論じられたように、各タブ311、312、および313は、コンテキスト項目の論理グルーピングを実現することができる。タブ311は「アーティストによるビデオ」と標示され、「アーティスト4」によって著された、かつ/または「アーティスト4」から発信した他のデジタルビデオなどのコンテキスト項目を含む場合がある。タブ312は「関連アーティスト」と標示され、「アーティスト4」に関連するコンテンツの他の著者および/または発信者などのコンテキスト項目を含む場合がある。タブ313は「アーティストの経歴」と標示され、「アーティスト4」についての経歴情報を含む場合がある。
【0031】
図3Bに示されたように、(「アーティストによるビデオ」と標示された)タブ311は、ユーザによって選択される。タブ311が選択されたので、タブ311の中でグループ化されたコンテキスト項目を含んでいるコンテキスト項目リスト314が、第3の部分310で表示される。コンテキスト項目リスト314は、コンテキスト項目「ビデオ3」、「ビデオ6」、「ビデオ7」、「ビデオ8」、「ビデオ15」、および「ビデオ23」を含む。ユーザが別のタブを選択した場合、他のタブの中でグループ化されたコンテキスト項目が、第3の部分310で表示される場合がある。
【0032】
UI320により、ユーザが、第1の部分301でのデジタルビデオ302の再生を停止せずに、異なるコンテキストをブラウズすることが可能になる。
図3Bに示されたように、ユーザは、デジタルビデオ302に関連付けられたコンテキスト項目のリスト(たとえば、コンテキスト)からコンテキスト項目「アーティスト4」を選択している。ビデオ302の再生を停止し、第1の部分301を使用して「アーティスト4」に関連付けられた新しいコンテキストを表示するのではなく、デジタルビデオ302は第1の部分301で再生し続ける。新しいコンテキスト(たとえば、アーティスト4に関連付けられたコンテキスト項目またはコンテキスト情報)は、ビデオ302の再生を停止せずに、第3の部分310で表示される。これにより、ユーザが、デジタルビデオ302の再生を停止せずに、複数のコンテキストを通してブラウズ(たとえば、選択および視聴)することが可能になる。
【0033】
図3Cは、本発明のさらなる実施形態による、例示的なユーザインターフェース(UI)340の図である。UI340は、第1の部分301、第2の部分305、第3の部分310、および第4の部分315を含む。
図3Bに戻って参照すると、デジタルビデオ302は第1の部分301での再生を続けている。
図3Bに示されたUI320の第3の部分310からのコンテキスト項目「トピック8」を示すユーザ選択が受信される。コンテキスト項目「トピック8」のユーザ選択に応答して、新しいコンテキストまたはコンテキストレベルが第4の部分315で表示される。新しいコンテキスト(たとえば、コンテキストレベル)は、
図3Bに示されたコンテキスト項目リスト314から選択されたコンテキスト項目「トピック8」に関連するか、または関連付けられたコンテキスト項目を含む。
【0034】
一実施形態では、第4の部分315は第3の部分310の上部に表示される場合があり、その結果、第3の部分310の一部は第4の部分315によって覆い隠される。別の実施形態では、第3の部分310は最小化される(たとえば、サイズが縮小される)場合があり、その結果、
図3Aに示されたよりも小さいスペース量を占める。これにより、UI340の最小化された第2の部分305および第3の部分310の下に、第4の部分315を表示するのに十分なスペースが可能になり、その結果、第4の部分315の一部が覆われる。選択されたコンテキスト項目「トピック8」に関連付けられたコンテキスト項目は、複数のタブ326、327、および328の中に表示される。
【0035】
上記で論じられたように、各タブ326、327、および328は、コンテキスト項目の論理グルーピングを実現することができる。タブ326は「トピック関連著者」と標示され、「トピック8」に関連するコンテンツの他の著者/発信者などのコンテキスト項目を含む場合がある。タブ327は「トピック関連ビデオ」と標示され、「トピック8」に関連する他のビデオなどのコンテキスト項目を含む場合がある。タブ328は「関連トピック」と標示され、「トピック8」に関連する他のトピック/主題を含む場合がある。
【0036】
図3Cに示されたように、(「関連トピック」と標示された)タブ328は、ユーザによって選択される。タブ328が選択されたので、「トピック8」に関連するトピック/主題のリストを含んでいるリスト329が、第4の部分315で表示される。リスト329は、「トピック8」に関連する「トピック10」、「トピック15」、および「トピック27」を含む。ユーザが別のタブを選択した場合、他のタブの中でグループ化されたコンテキスト項目が、第4の部分315で表示される場合がある。
【0037】
図3Dは、本発明の別の実施形態による、例示的なユーザインターフェース(UI)360である。UI360は、第1の部分301、第2の部分305、第3の部分310、第4の部分315、第5の部分320、および第6の部分325を含む。
図3Cに戻って参照すると、デジタルビデオ302は第1の部分301での再生を続けている。第2の部分305は、現在再生中のビデオ302についてのコンテキスト(たとえば、コンテキストレベルまたはコンテキスト情報)に関連付けられる。第3の部分310は、「ビデオ1」に関連付けられたコンテキストから選択された(たとえば、
図3Aの第2の部分305で表示されたコンテキスト項目リスト309から選択された)「アーティスト4」のコンテキスト項目についてのコンテキストに関連付けられる。第4の部分315は、「アーティスト4」に関連付けられたコンテキストから選択された「トピック8」のコンテキスト項目についてのコンテキストに関連付けられる。第5の部分320は、「アーティスト10」についてのコンテキストに関連付けられる。「アーティスト10」は、「トピック8」に関連するコンテンツの著者/発信者(たとえば、コンテキスト項目)を含んでいる、
図3Cのタブ326からのコンテキスト項目であり得る。第6の部分325は、第5の部分320内のタブからのコンテキスト項目であり得る、コンテキスト項目「アーティスト21」に関連付けられる。
【0038】
上記で論じられたように、ユーザがコンテキスト項目を選択したときに、新しいコンテキスト(たとえば、新しいコンテキストレベル)がUIの新しい部分で表示される。一実施形態では、最初のコンテキスト(たとえば、第2の部分305で示された「ビデオ1」についてのコンテキスト)以外に、各々の次のコンテキスト(たとえば、各コンテキストレベル)が前のコンテキスト(たとえば、前のコンテキストレベル)からのコンテキスト項目に関連付けられる(たとえば、関連する)。最初のコンテキスト(たとえば、「ビデオ1」についてのコンテキスト)は、「ビデオ1」についてのコンテキスト情報を含んでおり、最初のコンテキストは1番目のコンテキストレベルなので、前のコンテキストレベルからのコンテキスト項目には関連付けられない。
【0039】
一実施形態では、ユーザは、UI360の前の部分で表示された前のコンテキストのうちの任意の1つにブラウズ(たとえば、遷移)することができる。したがって、前のテキスト(たとえば、UIの前の部分)はユーザにとってアクセス可能のままであり、その結果、ユーザは前のコンテキストについてのコンテキスト情報(たとえば、前のコンテキスト項目)を見ることができる。たとえば、現在のコンテキストは「アーティスト21」に関連付けられているが、ユーザは、「トピック8」についてのコンテキストを直接選択することができ、「トピック8」に関連付けられたコンテキスト項目(たとえば、コンテキストまたはコンテキスト情報)は、UI360によって表示することができる。一実施形態では、選択されたコンテキストに対応するUIの部分は、選択されたコンテキストについてのコンテキスト項目を表示するために拡張される場合がある。ユーザは、入力(たとえば、タッチスクリーン入力、キーストロークなど)を行って、前のコンテキストのうちの1つを直接選択することができる。別の実施形態では、ユーザは、1レベルずつ前のコンテキストを通ってバックトラックすることによって、前のコンテキストに到達することができる。たとえば、「アーティスト4」についてのコンテキストを見るために、ユーザは「アーティスト10」についてのコンテキストおよび「トピック8」についてのコンテキストを通ってバックトラックした後、「アーティスト4」についてのコンテキストに到達することができる。ユーザは、ユーザ入力を行って、前のコンテキストを通ってバックトラックすることができる。たとえば、ユーザは、「戻る」ボタンを使用して、またはタッチスクリーン入力(たとえば、タッチスクリーン上のスワイプジェスチャ)を行って、前のコンテキストにバックトラックすることができる。
【0040】
図3A〜
図3Dに示された実施形態は、UIの様々に異なる部分(たとえば、UIの第2の部分、UIの第3の部分、UIの第4の部分など)についてのテキストを表示する太い水平バーを示すが、他の実施形態では、UIの様々に異なる部分は様々に異なる方法でUIによって提示される場合があることを理解されたい。たとえば、コンテキスト項目を表示するより大きいUI内のスペースを確保するために、(テキストがない)細い水平バーが使用されて、UIの各々のさらなる部分を表す場合がある。別の例では、コンテキスト項目を表示するより大きいUI内のスペースを確保するために、UIの複数の部分(たとえば、UIの第2の部分、UIの第3の部分、UIの第4の部分、およびUIの第5の部分)は、単一の(テキストがない)細い水平バーで表される場合がある。
【0041】
図4は、複数のコンテキストをブラウズする方法400についての一実施形態を示す流れ図である。方法400は、ハードウェア(たとえば、回路、専用ロジック、プログラマブルロジック、マイクロコードなど)、ソフトウェア(たとえば、処理デバイス上で動作してハードウェアシミュレーションを実行する命令)、またはそれらの組合せを含む場合がある、処理ロジックによって実施することができる。一実施形態では、方法400は、コンピューティングシステム(たとえば、
図1のコンピューティングシステム102)によって実施される。
【0042】
図4を参照すると、方法400は、コンピューティングシステムがユーザにUIを提供して、ビデオを識別するユーザ入力を容易にすることから始まる(ブロック404)。たとえば、UIは検索フィールドを提供して、ユーザがビデオを検索することを可能にすることができる。別の例では、UIはユーザにビデオのリストを提供することができる。ブロック408で、ビデオを識別するユーザ入力がユーザから受信され、ビデオ(たとえば、
図3Aのビデオ302)がUIの第1の部分(たとえば、
図3Aの第1の部分301)で再生される。一実施形態では、ユーザ入力は、キーストローク、マウス入力、および/またはタッチスクリーン入力(たとえば、タッチスクリーンの一部分に対するタッチもしくはジェスチャ)の組合せであり得る。ブロック412で、コンテキスト項目のリスト(たとえば、コンテキスト項目リスト309)が、UIの第2の部分(たとえば、
図3Aの第2の部分305)でユーザに提示される。コンテキスト項目のリストは、UIの第1の部分で再生中のビデオに関連付けられる、かつ/または関連する。
【0043】
ブロック416で、コンテキスト項目のリストからのコンテキスト項目のユーザ選択が受信される。たとえば、ユーザは、ブロック412でユーザに提示されたコンテキスト項目のリストから、関連ビデオのコンテキスト項目または関連アーティストのコンテキスト項目を選択することができる。ブロック420で、選択されたコンテキスト項目(たとえば、新しいコンテキストまたは新しいコンテキストレベル)に関連付けられたデータが、UIの第3の部分(たとえば、
図3Bの第3の部分310)で提示される。選択されたコンテキスト項目(たとえば、新しいコンテキスト)に関連付けられたデータは、ブロック416で選択されたコンテキスト項目に関連付けられたコンテキスト項目のリスト(たとえば、
図3Bのコンテキスト項目リスト314)を含む場合がある。
【0044】
流れ図ではデジタルビデオが示されているが、他の実施形態では、他のタイプのデジタルコンテンツ(たとえば、デジタル音楽など)、他のタイプのデジタルコンテンツに関連付けられたコンテキスト、および他のタイプのデジタルコンテンツに関連付けられたコンテキスト項目がユーザインターフェースによって表示される場合があることを理解されたい。
【0045】
図5は、複数のコンテキストをブラウズする方法500についての別の実施形態を示す流れ図である。方法500は、ハードウェア(たとえば、回路、専用ロジック、プログラマブルロジック、マイクロコードなど)、ソフトウェア(たとえば、処理デバイス上で動作してハードウェアシミュレーションを実行する命令)、またはそれらの組合せを含む場合がある、処理ロジックによって実施することができる。一実施形態では、方法500は、コンピューティングシステム(たとえば、
図1のコンピューティングシステム102)によって実施される。
【0046】
図5を参照すると、方法500は、ビデオ(たとえば、ビデオ302)を再生する第1の部分(たとえば、
図3Bの第1の部分301)、ビデオに関連するコンテキスト項目の最初のリストに対するアクセスを提供する第2の部分(たとえば、
図3Bの第2の部分305)、および最初のリストから選択されたコンテキスト項目(たとえば、アーティスト4)に関連するコンテキスト項目の次のリストを提示する第3の部分(たとえば、
図3Bの第3の部分310)を有するUIを提供することから始まる(ブロック504)。ブロック508で、UIの第3の部分の中のコンテキスト項目の次のリストから次に選択されたコンテキスト項目のユーザ選択が受信される。次のコンテキスト項目のユーザ選択を受信した後、ブロック512で、次のリストから選択された次のコンテキスト項目(たとえば、次のコンテキストまたはコンテキストレベル)に次いで関連付けられたデータが、UIの第4の部分(たとえば、
図3Cの第4の部分315)で表示される。
【0047】
流れ図ではデジタルビデオが示されているが、他の実施形態では、他のタイプのデジタルコンテンツ(たとえば、デジタル音楽など)、他のタイプのデジタルコンテンツに関連付けられたコンテキスト、および他のタイプのデジタルコンテンツに関連付けられたコンテキスト項目がユーザインターフェースによって表示される場合があることを理解されたい。
【0048】
図6は、複数のコンテキストをブラウズする方法600についてのさらなる実施形態を示す流れ図である。方法600は、ハードウェア(たとえば、回路、専用ロジック、プログラマブルロジック、マイクロコードなど)、ソフトウェア(たとえば、処理デバイス上で動作してハードウェアシミュレーションを実行する命令)、またはそれらの組合せを含む場合がある、処理ロジックによって実施することができる。一実施形態では、方法600は、コンピューティングシステム(たとえば、
図1のコンピューティングシステム102)によって実施される。
【0049】
図6を参照すると、方法600はブロック604で始まり、第1の部分(たとえば、
図3Dの第1の部分301)と、コンテキスト項目の様々に異なるレベル(たとえば、様々に異なるコンテキストレベル)を提示する追加の部分(たとえば、
図3Dの部分310、315、320、および325)とを有するUIを提供し、各レベルは、前のコンテキストレベルにあるコンテキスト項目に関連する。様々に異なるコンテキストレベルのうちの1つを識別するユーザ入力がブロック608で受信される。
図3Dに関連して上記で論じられたように、ユーザ入力は、様々に異なるコンテキストレベルのうちの1つの直接選択であり得るか、またはユーザ入力は、前のコンテキストレベルを通ってバックトラックするために使用される場合がある。ブロック612で、識別されたコンテキストレベル用のコンテキスト項目が、UIの対応する部分で表示される。一実施形態では、識別されたコンテキストレベルに関連付けられたUIの部分は大きく(たとえば、最大化)され、その結果、識別されたコンテキストレベル用のコンテキスト項目は、UI上で表示することができる。他のコンテキストレベルに対応するUIの他の部分は、識別されたコンテキストレベル用のコンテキスト項目を表示するスペースを確保するために最小化される場合がある。別の実施形態では、ユーザ入力は、1つまたは複数のコンテキストレベルを通ってバックトラックして、ユーザによって要求されたコンテキストレベルに到達する入力であり得る。
【0050】
流れ図ではデジタルビデオが示されているが、他の実施形態では、他のタイプのデジタルコンテンツ(たとえば、デジタル音楽など)、他のタイプのデジタルコンテンツに関連付けられたコンテキスト、および他のタイプのデジタルコンテンツに関連付けられたコンテキスト項目がユーザインターフェースによって表示される場合があることを理解されたい。
【0051】
図7は、本明細書で論じられた方法のうちの任意の1つまたは複数をマシンに実施させるための一組の命令をその中で実行することができる、コンピュータシステム700の例示的な形態でのマシンの図式表現を示す。代替の実施形態では、マシンは、LAN、イントラネット、エクストラネット、またはインターネットにおいて他のマシンに接続(たとえば、ネットワーク接続)される場合がある。マシンは、クライアントサーバネットワーク環境ではサーバもしくはクライアントマシンの資格で、またはピアツーピア(もしくは分散)ネットワーク環境ではピアマシンとして動作することができる。マシンは、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、スマートフォン、ウェブアプライアンス、サーバ、ネットワークルータ、スイッチもしくはブリッジ、またはそのマシンによって取られるべきアクションを指定する一組の命令を(連続的もしくは別の方法で)実行することが可能な任意のマシンであり得る。さらに、単一のマシンだけが図示されているが、「マシン」という用語はまた、個別または一緒に一組(または複数組)の命令を実行して、本明細書で論じられた方法のうちの任意の1つまたは複数を実施するマシンの任意の組合せを含むように解釈されるべきである。
【0052】
例示的なコンピュータシステム700は、処理デバイス(プロセッサ)702、メインメモリ704(たとえば、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、同期型DRAM(SDRAM)またはRambus DRAM(RDRAM)などのダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)など)、スタティックメモリ706(たとえば、フラッシュメモリ、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)など)、およびデータストレージデバイス716を含み、これらはバス730を介して互いに通信する。
【0053】
プロセッサ702は、マイクロプロセッサ、中央処理装置などの1つまたは複数の汎用処理デバイスを表す。より詳細には、プロセッサ702は、複合命令セットコンピューティング(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)マイクロプロセッサ、超長命令語(VLIW)マイクロプロセッサ、または、他の命令セットを実装するプロセッサもしくは命令セットの組合せを実装するプロセッサであり得る。プロセッサ702はまた、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ネットワークプロセッサなどの、1つまたは複数の専用処理デバイスであり得る。プロセッサ702は、本明細書で論じられた動作およびステップを実施するための命令726を実行するように構成される。
【0054】
コンピュータシステム700はさらに、ネットワーク721と通信するために、ネットワークインターフェースデバイス722を含む場合がある。コンピュータシステム700はまた、ビデオディスプレイユニット710(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)、タッチスクリーン、またはカソードレイチューブ(CRT))、英数字入力デバイス712(たとえば、キーボード)、カーソル制御デバイス714(たとえば、マウス)、および信号生成デバイス720(たとえば、スピーカ)を含む場合がある。
【0055】
データストレージデバイス716は、本明細書で説明された方法または機能のうちの任意の1つまたは複数を具現化する、1つまたは複数の組の命令726(たとえば、ソフトウェア)が記憶されるコンピュータ可読記憶媒体724を含む場合がある。命令726はまた、完全に、または少なくとも部分的に、メインメモリ704の中、および/またはコンピュータシステム700によるそれらの実行中はプロセッサ702の中に常駐する場合があり、メインメモリ704およびプロセッサ702はまた、コンピュータ可読記憶媒体を構成する。命令726はさらに、ネットワークインターフェースデバイス722を経由し、ネットワーク721を介して送受信される場合がある。
【0056】
一実施形態では、命令726は、
図2のメディアビューア200に対応する場合があるメディアビューア用の命令を含む。例示的な実施形態ではコンピュータ可読記憶媒体724が単一の媒体であるように示されているが、「コンピュータ可読記憶媒体」という用語は、1つまたは複数の組の命令を記憶する単一の媒体または複数の媒体(たとえば、集中型もしくは分散型のデータベース、ならびに/または関連するキャッシュおよびサーバ)を含むように解釈されるべきである。「コンピュータ可読記憶媒体」という用語はまた、マシンによる実行用の一組の命令を記憶、符号化、または搬送することが可能であり、本発明の方法のうちの任意の1つまたは複数をマシンに実施させる、任意の媒体を含むように解釈されるべきである。したがって、「コンピュータ可読記憶媒体」という用語は、限定はしないが、半導体メモリ、光学媒体、および磁気媒体を含むように解釈されるべきである。
【0057】
上記の説明では、多数の詳細が記載されている。しかしながら、本発明はこれらの特定の詳細なしに実践できることが、本開示の利益を有する当業者には明らかであろう。いくつかの例では、本発明を不明瞭にすることを回避するために、周知の構造およびデバイスは、詳細ではなくブロック図の形式で示されている。
【0058】
発明を実施するための形態のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビット上の動作のアルゴリズムおよび記号表現の観点から提示されている。これらのアルゴリズムの説明および表現は、他の当業者に自分の作業の実体を最も効果的に伝達するために、データ処理分野の当業者によって使用される手段である。アルゴリズムは、本明細書で一般に、所望の結果につながる首尾一貫した一連のステップであると考えられる。ステップは、物理量の物理操作を必要とするステップである。通常、必ずしもそうとは限らないが、これらの量は、記憶、転送、組合せ、比較、およびそれ以外に操作されることが可能な、電気信号または磁気信号の形態を取る。時々、主に一般的な用法という理由で、これらの信号をビット、値、要素、符号、文字、用語、数などと呼ぶことが好都合であると証明されている。
【0059】
しかしながら、これらおよび同様の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられ、これらの量に適用された便利なラベルにすぎないことに留意されたい。以下の説明から明白であるとして特に断りのない限り、記載全体を通して、「提供」、「提示」、「受信」、「表示」、「再生」などの用語を利用する議論は、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリの中の物理量(たとえば、電子量)として表されるデータを操作し、同様にコンピュータシステムのメモリまたはレジスタまたは他のそのような情報を記憶、転送、もしくは表示するデバイスの中の物理量として表される他のデータに変換する、コンピュータシステムまたは同様の電子コンピューティングデバイスのアクションおよびプロセスを指すことが諒解されよう。
【0060】
本発明はまた、本明細書内の動作を実施するための装置に関する。本装置は、必要な目的のために特別に構築される場合があるか、またはコンピュータに記憶されたコンピュータプログラムによって選択的に起動もしくは再構成された汎用コンピュータを備える場合がある。そのようなコンピュータプログラムは、限定はしないが、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、CD-ROM、および光磁気ディスクを含む任意のタイプのディスク、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カードもしくは光カード、または電子命令を記憶するのに適した任意のタイプの媒体などの、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される場合がある。
【0061】
上記の説明は、限定的ではなく例示的なものであることを理解されたい。上記の説明を読み理解すると、当業者には多くの他の実施形態が明らかになる。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲を参照し、そのような特許請求の範囲が権利を与えられた均等物のすべての範囲とともに判断されるべきである。