(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数の有機発光ダイオードおよび前記複数の有機発光ダイオードそれぞれに供給される駆動電流を制御する複数の駆動トランジスタを含む複数の画素、および前記複数の画素に駆動電圧を供給する第1電源電圧と第2電源電圧を含む表示装置の駆動方法であって、
前記複数の画素は、所定の方向に対して交互に配置された第1グループ画素と第2グループ画素とを含み、
前記第1グループ画素の複数の第1有機発光ダイオードそれぞれのアノード電圧をリセットさせる第1リセット期間、前記第1グループ画素の複数の第1駆動トランジスタそれぞれの閾値電圧を補償する第1補償期間、前記複数の第1駆動トランジスタそれぞれに対応するデータ信号を伝達する第1走査期間、および前記複数の第1駆動トランジスタによって制御される複数の駆動電流によって前記複数の第1有機発光ダイオードが同時に発光する第1発光期間を含む第1フィールド、および
前記第2グループ画素の複数の第2有機発光ダイオードそれぞれのアノード電圧をリセットさせる第2リセット期間、前記第2グループ画素の複数の第2駆動トランジスタそれぞれの閾値電圧を補償する第2補償期間、および前記複数の第2駆動トランジスタそれぞれに対応するデータ信号を伝達する第2走査期間、および前記複数の第2駆動トランジスタによって制御される複数の駆動電流によって前記複数の第2有機発光ダイオードが同時に発光する第2発光期間を含む第2フィールドを含み、
前記第1グループ画素に供給される第1電源電圧が前記第1発光期間を除いた残りの期間の電圧レベルと前記第1発光期間の電圧レベルが異なり、前記第1グループ画素に供給される第2電源電圧が前記第1リセット期間を除いた残りの期間の電圧レベルと前記第1リセット期間の電圧レベルが異なり、
前記第2グループ画素に供給される第1電源電圧が前記第2発光期間を除いた残りの期間の電圧レベルと前記第2発光期間の電圧レベルが異なり、前記第2グループ画素に供給される第2電源電圧が前記第1リセット期間を除いた残りの期間の電圧レベルと前記第2リセット期間の電圧レベルが異なり、
前記第1フィールドと前記第2フィールドとの一部の期間が互いに重なり合い、
前記第1発光期間と前記第2リセット期間とが互いに重ならず、前記第2発光期間と前記第1リセット期間とが互いに重ならない、
表示装置の駆動方法。
複数の有機発光ダイオードおよび前記複数の有機発光ダイオードそれぞれに供給される駆動電流を制御する複数の駆動トランジスタを含む複数の画素、および前記複数の画素に駆動電圧を供給する第1電源電圧と第2電源電圧を含む表示装置の駆動方法であって、
前記複数の画素は、所定の方向に対して交互に配置された第1グループ画素と第2グループ画素とを含み、
前記第1グループ画素の複数の第1有機発光ダイオードそれぞれのアノード電圧をリセットさせる第1リセット期間、前記第1グループ画素の複数の第1駆動トランジスタそれぞれの閾値電圧を補償する第1補償期間、前記複数の第1駆動トランジスタそれぞれに対応するデータ信号を伝達する第1走査期間、および前記複数の第1駆動トランジスタによって制御される複数の駆動電流によって前記複数の第1有機発光ダイオードが同時に発光する第1発光期間を含む第1フィールド、および
前記第2グループ画素の複数の第2有機発光ダイオードそれぞれのアノード電圧をリセットさせる第2リセット期間、前記第2グループ画素の複数の第2駆動トランジスタそれぞれの閾値電圧を補償する第2補償期間、および前記複数の第2駆動トランジスタそれぞれに対応するデータ信号を伝達する第2走査期間、および前記複数の第2駆動トランジスタによって制御される複数の駆動電流によって前記複数の第2有機発光ダイオードが同時に発光する第2発光期間を含む第2フィールドを含み、
前記第1フィールドと前記第2フィールドとの一部の期間が互いに重なり合い、
前記第1発光期間と前記第2リセット期間とが互いに重ならず、前記第2発光期間と前記第1リセット期間とが互いに重ならない、表示装置の駆動方法。
複数の有機発光ダイオードおよび前記複数の有機発光ダイオードそれぞれに供給される駆動電流を制御する複数の駆動トランジスタを含む複数の画素、および前記複数の画素に駆動電圧を供給する第1電源電圧と第2電源電圧を含む表示装置の駆動方法であって、
前記複数の画素は、所定の方向に対して交互に配置された第1グループ画素と第2グループ画素とを含み、
前記第1グループ画素の複数の第1有機発光ダイオードそれぞれのアノード電圧をリセットさせる第1リセット期間、前記第1グループ画素の複数の第1駆動トランジスタそれぞれの閾値電圧を補償する第1補償期間、前記複数の第1駆動トランジスタそれぞれに対応するデータ信号を伝達する第1走査期間、および前記複数の第1駆動トランジスタによって制御される複数の駆動電流によって前記複数の第1有機発光ダイオードが同時に発光する第1発光期間を含む第1フィールド、および
前記第2グループ画素の複数の第2有機発光ダイオードそれぞれのアノード電圧をリセットさせる第2リセット期間、前記第2グループ画素の複数の第2駆動トランジスタそれぞれの閾値電圧を補償する第2補償期間、および前記複数の第2駆動トランジスタそれぞれに対応するデータ信号を伝達する第2走査期間、および前記複数の第2駆動トランジスタによって制御される複数の駆動電流によって前記複数の第2有機発光ダイオードが同時に発光する第2発光期間を含む第2フィールドを含み、
前記第1フィールドと前記第2フィールドとの一部の期間が互いに重なり合い、
前記第1走査期間が終了した時点から前記第1発光期間が開始する時点までの第1期間と、前記第2走査期間が終了した時点から前記第2発光期間が開始する時点までの第2期間が互いに異なり、前記第1発光期間と前記第2発光期間が重ならない範囲で、前記第1期間が前記第2期間よりも長い、表示装置の駆動方法。
前記表示装置に入力される映像ソース信号が立体映像を表示する場合、前記第1発光期間に前記映像ソース信号による第1視点の画像が表示され、前記第1発光期間に隣接する第2発光期間に前記映像ソース信号による前記第1視点と異なる第2視点の画像が表示される段階をさらに含む、請求項3に記載の表示装置の駆動方法。
前記映像ソース信号で前記第1視点の第1映像信号を区分し、前記第1映像信号をフレーム単位で区分し、前記映像ソース信号で前記第2視点の第2映像信号を区分し、前記第2映像信号をフレーム単位で区分する段階、
前記フレーム単位の第1映像信号は、前記第1発光期間および前記隣接する第2発光期間に区分されて表示される段階、及び
前記フレーム単位の第2映像信号は、前記第1発光期間の次の第1発光期間および前記次の第1発光期間に隣接する第2発光期間に区分されて表示される段階をさらに含む、請求項4に記載の表示装置の駆動方法。
前記第1映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記第1映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記第2映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記第2映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号の順に配列された映像信号を生成する段階をさらに含む、請求項5に記載の表示装置の駆動方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、大型化および高解像度のうちの少なくとも1つを要求する環境において、立体映像または平面映像を表示することができる表示装置およびその駆動方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一特徴に係る複数の画素を含む表示装置の駆動方法は、前記複数の画素のうちの第1グループ画素に第1走査期間の複数のデータ信号が伝達される段階、前記第1グループ画素が記入されたデータ信号によって前記第1走査期間に隣接した第1発光期間に同時に発光する段階、前記複数の画素のうちの第1グループ画素と異なる第2グループ画素に第2走査期間の複数のデータ信号が伝達される段階、および前記第2グループ画素が記入されたデータ信号によって前記第2走査期間に隣接した第2発光期間に同時に発光する段階を含み、前記第1走査期間および前記第1発光期間を含む第1フィールドおよび前記第2走査期間および前記第2発光期間を含む第2フィールドが時間的に区分されている。
【0006】
前記第2フィールドは、前記第1フィールドに対して所定の期間だけ移動した時点に同期して駆動される。前記第1フィールドは、前記第1走査期間および前記第1発光期間で構成された第1フレームを複数含み、前記第2フィールドは、前記第2走査期間および前記第2発光期間で構成された第2フレームを複数含む。前記複数の第1フレームのうちの1つの第1フレームに時間的に隣接した第2フレームは、前記1つの第1フレームから前記所定の期間だけ移動している。
【0007】
前記1つの第1フレームの第1走査期間が終了した時点から第1発光期間が開始する時点までの第1期間と、前記1つの第1フレームに隣接した前記第2フレームの第2走査期間が終了した時点から第2発光期間が開始する時点までの第2期間が互いに同じである。
前記表示装置の駆動方法は、前記表示装置に入力される映像ソース信号が立体映像を表示する場合、前記第1発光期間に前記映像ソース信号による第1視点(view point)画像が表示され、前記第2発光期間に前記映像ソース信号による前記第1視点と異なる第2視点の画像が表示される段階をさらに含む。
【0008】
前記表示装置の駆動方法は、前記映像ソース信号で第1視点(view point)の第1映像信号を区分し、前記第1映像信号をフレーム単位で区分し、連続するフレーム単位の第1映像信号それぞれが示す第1視点画像の間の中間画像である第1補間画像を示す第1補間映像信号を生成する段階をさらに含む。
【0009】
前記表示装置の駆動方法は、前記映像ソース信号で前記第2視点の第2映像信号を区分し、前記第2映像信号をフレーム単位で区分し、連続するフレーム単位の第2映像信号それぞれが示す第2視点画像の間の中間画像である第2補間画像を示す第2補間映像信号を生成する段階をさらに含む。
【0010】
前記第1補間映像信号は、前記第1映像信号が表示されるフレームに隣接した第1フィールドフレームの発光期間に表示され、前記第2補間映像信号は、前記第2映像信号が表示されるフレームに隣接した第2フィールドフレームの発光期間に表示される。
前記表示装置の駆動方法は、前記第1映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記第2映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記第1補間映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記第2補間映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号の順に配列された映像信号を生成する段階をさらに含む。
【0011】
また、前記表示装置の駆動方法は、前記映像ソース信号で第1視点(view point)の第1映像信号を区分し、前記第1映像信号をフレーム単位で区分し、連続するフレーム単位の第1映像信号それぞれが示す第1視点画像の間の中間画像である少なくとも2つのフレームの第1補間画像を示す第1補間映像信号を生成する段階をさらに含む。
前記表示装置の駆動方法は、前記映像ソース信号で前記第2視点の第2映像信号を区分し、前記第2映像信号をフレーム単位で区分し、連続するフレーム単位の第2映像信号それぞれが示す第2視点画像の間の中間画像である少なくとも2つのフレームの第2補間画像を示す第2補間映像信号を生成する段階をさらに含む。
【0012】
前記少なくとも2つのフレームの第1補間映像信号のうちから選択された一フレーム単位の第1補間映像信号は、前記第1映像信号が表示されるフレームに隣接した第1フィールドフレームの第1発光期間に表示され、前記少なくとも2つのフレームの第2補間映像信号のうちから選択された一フレーム単位の前記第2補間映像信号は、前記第2映像信号が表示されるフレームに隣接した第2フィールドフレームの第2発光期間に表示される。
【0013】
前記表示装置の駆動方法は、前記第1映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記第2映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記選択された一フレーム単位の第1補間映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記選択された一フレーム単位の第2補間映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号の順に配列された映像信号を生成する段階をさらに含む。
【0014】
これとは異なり、前記表示装置の駆動方法は、前記表示装置に入力される映像ソース信号が平面映像を表示する場合、前記映像ソース信号をフレーム単位で区分し、連続するフレーム単位の平面映像信号が示す画像の間の中間画像である補間画像を示す少なくとも2つのフレームの補間映像信号を生成する段階をさらに含む。
【0015】
前記平面映像信号は、前記第1フィールドの一フレームの第1発光期間に表示され、前記少なくとも2つのフレームの補間映像信号のうちから選択された一フレーム単位の補間映像信号は、前記第1フィールドの一フレームに隣接した第2フィールドのフレームの第2発光期間に表示され、前記少なくとも2つのフレームの補間映像信号のうちから選択された他の一フレーム単位の補間映像信号は、前記第1フィールドの次のフレームの第1発光期間および前記第2フィールドの次のフレームの第2発光期間に表示される。
【0016】
前記表示装置の駆動方法は、前記平面映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記選択された一フレーム単位の補間映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記選択された他の一フレーム単位の補間映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、および前記選択された他の一フレーム単位の補間映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号の順に配列された映像信号を生成する段階をさらに含む。
【0017】
また、前記1つの第1フレームの第1走査期間が終了した時点から第1発光期間が開始する時点までの第1期間と、前記1つの第1フレームに隣接した前記第2フレームの第2走査期間が終了した時点から第2発光期間が開始する時点までの第2期間が互いに異なり、前記第1発光期間と前記第2発光期間が重ならない範囲で、前記第1期間が前記第2期間よりも長くてもよい。
【0018】
前記表示装置の駆動方法は、前記表示装置に入力される映像ソース信号が立体映像を表示する場合、前記第1発光期間に前記映像ソース信号による第1視点(view point)画像が表示され、前記第1発光期間が隣接する第2発光期間に前記映像ソース信号による前記第1視点と異なる第2視点の画像が表示される段階をさらに含む。
【0019】
前記表示装置の駆動方法は、前記映像ソース信号で第1視点(view point)の第1映像信号を区分し、前記第1映像信号をフレーム単位で区分し、前記映像ソース信号で前記第2視点の第2映像信号を区分し、前記第2映像信号をフレーム単位で区分する段階、前記フレーム単位の第1映像信号は、前記第1発光期間および前記隣接する第2発光期間に区分されて表示される段階、および前記フレーム単位の第2映像信号は、前記第1発光期間の次の第1発光期間および前記次の第1発光期間に隣接する第2発光期間に区分されて表示される段階をさらに含む。
【0020】
前記表示装置の駆動方法は、前記第1映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記第1映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記第2映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記第2映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号の順に配列された映像信号を生成する段階をさらに含む。
【0021】
前記表示装置の駆動方法は、前記表示装置に入力される映像ソース信号が平面映像を表示する場合、前記映像ソース信号をフレーム単位で区分し、連続するフレーム単位の平面映像信号が示す画像の間の中間画像である補間画像を示す一フレームの補間映像信号を生成する段階をさらに含んでもよい。
【0022】
前記平面映像信号は、前記第1フィールドの一フレームの第1発光期間および前記第1フィールドの一フレームに隣接した第2フィールドのフレームの第2発光期間に区分されて表示され、前記一フレームの補間映像信号は、前記第1フィールドの次のフレームの第1発光期間および前記第2フィールドの次のフレームの第2発光期間に表示される。
【0023】
前記表示装置の駆動方法は、前記平面映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記平面映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、前記一フレーム単位の補間映像信号のうちの前記第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号、および前記一フレーム単位の補間映像信号のうちの前記第2グループ画素に対応するデータ信号の順に配列された映像信号を生成する段階をさらに含む。
【0024】
本発明の他の特徴に係る表示装置の駆動方法において、前記表示装置は、複数の有機発光ダイオードおよび前記複数の有機発光ダイオードそれぞれに供給される駆動電流を制御する複数の駆動トランジスタを含む複数の画素、および前記複数の画素に駆動電圧を供給する第1電源電圧と第2電源電圧を含む。前記表示装置の駆動方法は、前記複数の画素のうちの第1グループ画素の複数の第1有機発光ダイオードそれぞれのアノード電圧をリセットさせる第1リセット期間、前記第1グループ画素の複数の第1駆動トランジスタそれぞれの閾値電圧を補償する第1補償期間、前記複数の第1駆動トランジスタそれぞれに対応するデータ信号を伝達する第1走査期間、および前記複数の第1駆動トランジスタによって制御される複数の駆動電流によって前記複数の第1有機発光ダイオードが同時に発光する第1発光期間を含む第1フィールド、および前記複数の画素のうちの前記第1グループ画素と異なる第2グループ画素の複数の第2有機発光ダイオードそれぞれのアノード電圧をリセットさせる第2リセット期間、前記第2グループ画素の複数の第2駆動トランジスタそれぞれの閾値電圧を補償する第2補償期間、および前記複数の第2駆動トランジスタそれぞれに対応するデータ信号を伝達する第2走査期間、および前記複数の第1駆動トランジスタによって制御される複数の駆動電流によって前記複数の第2有機発光ダイオードが同時に発光する第2発光期間を含む第2フィールドを含む。
【0025】
前記第1グループ画素に供給される第1電源電圧が前記第1発光期間を除いた残りの期間の電圧レベルと前記第1発光期間の電圧レベルが異なり、前記第1グループ画素に供給される第2電源電圧が前記第1リセット期間を除いた残りの期間の電圧レベルと前記第1リセット期間の電圧レベルが異なる。
前記第2グループ画素に供給される第1電源電圧が前記第2発光期間を除いた残りの期間の電圧レベルと前記第2発光期間の電圧レベルが異なり、前記第2グループ画素に供給される第2電源電圧が前記第1リセット期間を除いた残りの期間の電圧レベルと前記第2リセット期間の電圧レベルが異なる。
【0026】
前記第1発光期間と前記第2リセット期間は互いに重ならず、前記第2発光期間と前記第1発光期間は互いに重ならない。
前記第1リセット期間に前記第1グループ画素に供給される複数のデータ信号の電圧は、前記第1リセット期間に前記第1グループ画素のアノード電圧を放電させる駆動電流が前記駆動トランジスタに流れるようにするレベルである。前記第2リセット期間に前記第2グループ画素に供給される複数のデータ信号の電圧は、前記第2リセット期間に前記第2グループ画素のアノード電圧を放電させる駆動電流が前記駆動トランジスタに流れるようにするレベルである。
【0027】
また、前記第1グループ画素に供給される第1電源電圧が前記第1リセット期間、前記第1走査期間、および前記第1発光期間それぞれの間にレベルが互いに異なり、前記第2電源電圧は一定のレベルで維持されてもよい。
前記第1補償期間に前記第1グループ画素に供給される第1電源電圧は、前記第1走査期間と同じであってもよい。また、前記第2グループ画素に供給される第1電源電圧が前記第2リセット期間、前記第2走査期間、および前記第2発光期間それぞれの間のレベルが互いに異なってもよい。前記第2補償期間に前記第2グループ画素に供給される第1電源電圧は、前記第2走査期間と同じである。
【0028】
前記第1発光期間は、前記第2リセット期間、前記第2補償期間、および前記第2走査期間と重なり、前記第2発光期間は、前記第1リセット期間、前記第1補償期間、および前記第1走査期間と重なってもよい。また、前記第1発光期間と前記第2発光期間が所定の期間に重なってもよい。
【0029】
本発明のさらに他の特徴に係る表示装置は、複数の有機発光ダイオードおよび前記複数の有機発光ダイオードそれぞれに供給される駆動電流を制御する複数の駆動トランジスタを含む複数の画素、前記複数の画素に複数のデータ信号を伝達する複数のデータ線、前記複数の画素に複数の走査信号を伝達する複数の走査線、前記複数の画素に第1電源電圧を供給する複数の第1電源線、および前記複数の画素に第2電源電圧を供給する複数の第2電源線を含む。前記表示装置は、前記複数の画素のうちの第1グループ画素の駆動トランジスタの閾値電圧が同時に補償される第1補償期間、および前記第1グループ画素それぞれが記入されたデータ信号によって同時に発光する第1発光期間を含む第1フィールドおよび前記複数の画素のうちの前記第1グループ画素と異なる第2グループ画素の駆動トランジスタの閾値電圧が同時に補償される第2補償期間、および前記第2グループ画素それぞれが記入されたデータ信号によって同時に発光する第2発光期間を含む第2フィールドに区分して映像を表示する。
【0030】
前記複数の第1電源線は、前記第1グループ画素に前記第1電源電圧を供給するために第1方向に沿って配列されている複数の第2電源線および前記第1方向と交差する第2方向に沿って配列されている複数の第3電源線を含み、前記第2電源線と前記第3電源線が交差する地点に前記第2電源線および前記第3電源線が連結する接点が形成されている。
前記複数の第1画素それぞれは、隣接した第2電源線または隣接した第3電源線に連結している。
【0031】
前記複数の第1電源線は、前記第2グループ画素に前記第1電源電圧を供給するために前記第1方向に沿って前記複数の第2電源線の間に配列されている複数の第4電源線、および前記第2方向に沿って前記複数の第3電源線の間に配列されている複数の第5電源線を含み、前記第4電源線と前記第5電源線が交差する地点に前記第4電源線および前記第5電源線が連結するノードが形成されている。
【0032】
前記複数の第2画素それぞれは、隣接した第4電源線または第5電源線に連結している。
前記第1グループ画素は、複数の第1画素が前記第2方向に沿って配列された複数の第1画素行を含み、前記第2グループ画素は、複数の第2画素が前記第2方向に沿って配列された複数の第2画素行を含み、前記複数の第1画素行および前記複数の第2画素行は、交互に前記第1方向に沿って配列される。
【0033】
前記複数の第1電源線は、前記第1グループ画素に前記第1電源電圧を供給するために第1方向に沿って配列されている複数の第2電源線、前記第1グループ画素に前記第1電源電圧を供給するために前記第1方向と交差する第2方向に沿って配列されている複数の第3電源線、前記第2グループ画素に前記第1電源電圧を供給するために前記第1方向に沿って前記複数の第2電源線の間に配列されている複数の第4電源線、および前記第2グループ画素に前記第1電源電圧を供給するために前記第2方向に沿って前記複数の第3電源線の間に配列されている複数の第5電源線を含む。前記第2電源線と前記第3電源線が交差する地点に前記第2電源線および前記第3電源線が連結する接点が形成されており、前記第4電源線と前記第5電源線が交差する地点に前記第4電源線および前記第5電源線が連結する接点が形成されている。
【0034】
前記第1グループ画素は、複数の第1画素が前記第2方向に沿って配列された複数の第1画素行を含み、前記第2グループ画素は、複数の第2画素が前記第2方向に沿って配列された複数の第2画素行を含み、前記複数の第1画素行および前記複数の第2画素行は、交互に前記第1方向に沿って配列してもよい。
【0035】
また、前記第1グループ画素は複数の第1画素を含み、前記第2グループ画素は複数の第2画素を含み、前記第1方向および前記第2方向に沿って前記複数の第1画素および前記複数の第2画素が交互に配列されていてもよい。
これとは異なり、前記第1グループ画素は、複数の第1画素が前記第1方向に沿って配列された複数の第1画素列を含み、前記第2グループ画素は、複数の第2画素が前記第1方向に沿って配列された複数の第2画素列を含み、前記複数の第1画素列および前記複数の第2画素列は、交互に前記第2方向に沿って配列されてもよい。
【0036】
また、前記第1グループ画素は複数の第1画素を含み、前記第2グループ画素は複数の第2画素を含み、前記第1方向に沿って少なくとも2つの第1画素および少なくとも2つの第2画素が交互に配列されており、前記第2方向に沿って第1画素および第2画素が交互に配列されていてもよい。
【0037】
前記複数の第1画素それぞれは隣接した第2電源線に連結しており、前記複数の第2画素それぞれは隣接した第4電源線に連結していてもよい。また、前記複数の第1画素それぞれは隣接した第3電源線に連結しており、前記複数の第2画素それぞれは隣接した第5電源線に連結していてもよい。
【0038】
前記複数の画素は、前記複数の駆動トランジスタのゲート電極およびドレイン電極の間に連結している複数の補償トランジスタをさらに含み、前記複数の補償トランジスタのうちの複数の第1補償トランジスタは前記第1補償期間にターンオンされ、前記複数の補償トランジスタのうちの前記複数の第1補償トランジスタと異なる複数の第2補償トランジスタは前記第2補償期間にターンオンされる。
【0039】
前記複数の第1補償トランジスタに補償制御信号を伝達する複数の第1制御線は、第1方向に沿って配列されており、前記複数の第2補償トランジスタに補償制御信号を伝達する複数の第2制御線は、前記第1方向に沿って前記複数の第1制御線の間に配列されている。
【0040】
前記複数の第1画素それぞれは隣接した第1制御線に連結しており、前記複数の第2画素それぞれは隣接した第2制御線に連結している。
前記複数の第1補償トランジスタに補償制御信号を伝達する複数の第1制御線は、行方向に延長して列方向に沿って配列されており、前記複数の第2補償トランジスタに補償制御信号を伝達する複数の第2制御線は、行方向に延長して列方向に沿って前記複数の第1制御線の間に配列されていてもよい。
【0041】
これとは異なり、前記複数の第1補償トランジスタに補償制御信号を伝達する複数の第1制御線は、列方向に延長して行方向に沿って配列されており、前記複数の第2補償トランジスタに補償制御信号を伝達する複数の第2制御線は、列方向に延長して行方向に沿って前記複数の第1制御線の間に配列されていてもよい。
【0042】
前記複数の画素は、前記複数の走査信号によって前記複数の駆動トランジスタに複数のデータ信号を伝達する複数のスイッチングトランジスタ、前記複数の駆動トランジスタのゲート電極およびドレイン電極の間に連結している複数の補償トランジスタ、前記複数のスイッチングトランジスタと前記複数の駆動トランジスタのゲート電極の間に連結している複数の補償キャパシタ、および前記複数のスイッチングトランジスタと前記複数の駆動トランジスタのソース電極の間に連結している複数の貯蔵キャパシタを含み、前記第1電源電圧は前記駆動トランジスタのソース電極に伝達され、前記第2電源電圧は前記有機発光ダイオードのカソード電極に伝達されている。
【0043】
前記第1フィールドは、前記第1グループ画素の有機発光ダイオードアノード電極電圧をリセットさせる第1リセット期間をさらに含み、前記第2フィールドは、前記第2グループ画素の有機発光ダイオードアノード電極電圧をリセットさせる第2リセット期間をさらに含む。
【0044】
前記第1リセット期間に前記第1グループ画素に供給される複数のデータ信号の電圧は、前記リセット期間に前記第1グループ画素の駆動トランジスタに流れる電流によって前記アノード電圧が前記第1グループ画素に供給される第1電源電圧にリセットされるようにするレベルである。
【0045】
前記第2リセット期間に前記第2グループ画素に供給される複数のデータ信号の電圧は、前記第2リセット期間に前記第2グループ画素の駆動トランジスタに流れる電流によって前記アノード電圧が前記第2グループ画素に供給される第1電源電圧にリセットされるようにするレベルである。
【0046】
前記第1発光期間および前記第2発光期間に、前記第1電源電圧は、残りの期間と異なるレベルを有し、前記第2電源電圧よりも高い電圧である。
また、前記第2電源電圧は一定に維持され、前記第1リセット期間および前記第2リセット期間に前記第1電源電圧は前記第2電源電圧よりも低いレベルであってもよい。前記第1補償期間に前記第1グループ画素の複数の補償トランジスタがターンオンされ、前記第2補償期間それぞれの間に前記第2グループ画素の複数の補償トランジスタがターンオンされ、前記第1補償期間および前記第2補償期間の第1電源電圧は前記第1リセット期間および第2リセット期間の第1電源電圧と異なってもよい。
【0047】
前記第1発光期間および前記第2発光期間の第1電源電圧は、前記第1補償期間および前記第2補償期間、および前記第1リセット期間および前記第2リセット期間の第1電源電圧と異なってもよい。
【0048】
前記第1フィールドは、前記第1グループ画素の複数のスイッチングトランジスタを通じて複数のデータ信号を前記複数の補償キャパシタおよび前記複数の貯蔵キャパシタに伝達する第1走査期間をさらに含み、前記第2フィールドは、前記第2グループ画素の複数のスイッチングトランジスタを通じて複数のデータ信号を前記複数の補償キャパシタおよび複数の貯蔵キャパシタに伝達する第2走査期間をさらに含む。前記第1走査期間および前記第2走査期間の第1電源電圧は、前記第1補償期間および前記第2補償期間の第1電源電圧と同じであってもよい。前記第1発光期間および前記第2発光期間の第1電源電圧は、前記第1補償期間および前記第2補償期間、および前記第1リセット期間および前記第2リセット期間の第1電源電圧と異なり、前記第1補償期間および前記第2補償期間の第1電源電圧は、前記第1リセット期間および前記第2リセット期間の第1電源電圧と異なってもよい。
【発明の効果】
【0049】
モーションアーチファクトを減少させることができ、発光時間を最大限確保することができる表示装置およびその駆動方法を提供する。これにより、大型化および高解像度のうちの少なくとも1つを求める環境において、立体映像または平面映像を従来に比べて低い駆動周波数で表示する表示装置および表示装置の駆動方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。しかし、本発明は多様に相違した形態に実現することができ、ここで説明する実施形態に限定されるものではない。図面において、本発明を明確に説明するために説明上、不必要な部分は省略した。明細書全体に渡って類似した部分については、類似した図面符号を付与した。
【0052】
明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」しているとするとき、これは「直接的に連結」している場合だけではなく、その中間に他の素子を間において「電気的に連結」している場合も含む。ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは特に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく他の構成要素をさらに含むことを意味する。
【0053】
図1Aは、本発明の一実施形態に係る表示装置の駆動方式を示す図である。
本発明の一実施形態に係る駆動方式は、表示装置パネルの複数の画素のうちの第1フィールドに発光する複数の第1グループ画素および第2フィールドに発光する複数の第2グループ画素を区分する。第1フィールドおよび第2フィールドそれぞれは少なくとも1つのフレームを含む表示期間であって、一フレームは、リセット期間1、補償期間2、走査期間3、および発光期間4を順に含む。
【0054】
また、第1フィールド(EFD)と第2フィールド(OFD)は所定の期間(SF)だけ移動した時点に同期して駆動される。具体的に、第1フィールド(EFD)の一フレーム(1FE)に時間的に隣接する第2フィールドの一フレーム(1FO)は、時間的に一フレーム(1FE)から期間(SF)だけシフトされる。期間(SF)は走査期間3が互いに重ならないように設定される。第1フィールドの一フレーム(2FE)はフレーム1FE)に連続し、第2フィールドの一フレーム(2FO)はフレーム(1FO)に連続する。
【0055】
第1グループ画素が発光する期間4に、第2グループ画素それぞれには対応するデータ信号が記入される走査期間3が発生する。同様に、第2グループ画素が発光する期間4に、第2グループ画素それぞれには対応するデータ信号が記入される走査期間3が発生する。したがって、走査期間3を十分に確保することができ、表示パネルを駆動させるための時間的マージン(margin)が増加する。また、走査周波数を低めることができるため、データ信号を生成およびデータ線に伝達するデータ駆動部および走査信号を生成する走査駆動部の帯域幅が減少し、回路部品の単価を減少させることができる。
【0056】
さらに、第1グループ画素の発光時間4と第2グループ画素の発光時間4が分散するため、必要な最高電流が減少し、表示装置に電源を供給する電源回路の単価を低めることができる。
図1Bおよび
図1Cは、第1フィールドおよび第2フィールドで発光期間の開始時点が調節される方法を示す図である。
【0057】
図1Bは、第1フィールドおよび第2フィールドにおいて、発光期間が走査期間が完了した後、同じ時点に発光期間が開始することを示す図である。
図1Bに示すように、第1フィールド(EFD)の走査期間3の終了時点TM1後、時点TM2に発光期間4が開始する。期間(SF)だけシフトされた時点に第2フィールド(OFD)の一フレームが開始し、第2フィールド(OFD)の走査期間3が時点TM3に終了した後、時点TM4に発光期間4が開始する。このとき、期間TM1−TM2と期間TM3−TM4は同じ期間に設定されてもよい。後述する等間隔発光モードでは、発光期間4の開始時点を
図1bのように同じ時点に設定する。
【0058】
図1Cは、第1フィールドおよび第2フィールドで発光期間が走査期間が完了した後、互いに異なる時点に発光期間が開始することを示す図である。
図1cに示すように、第1フィールド(EFD)の走査期間3の終了時点TM5後、時点TM6に発光期間4が開始する。期間(SF)だけシフトされた時点に第2フィールド(OFD)の一フレームが開始し、第2フィールド(OFD)の走査期間3が時点TM7に終了した後、時点TM8に発光期間4が開始する。このとき、期間TM5−TM6と期間TM7−TM8は互いに異なる期間に設定してもよい。後述する連接発光モードでは、発光期間4の開始時点を
図1cのように互いに異なる時点に設定する。具体的に、第1フィールドの発光期間4と第2フィールドの発光期間4が互いに近接するように発光期間の開始時点を調節する。
【0059】
以下、本発明の実施形態によって第1グループ画素と第2グループ画素を分ける方法を説明する。
図2A〜
図2Dは、本発明の実施形態によって表示パネルを2分割する場合、第1フィールドに発光する第1グループ画素の領域および第2グループ画素の領域を示す図である。
第1グループ画素が配置された領域(以下、第1領域)を構成する複数の単位領域(以下、第1単位領域)を「E」で表示し、第2グループ画素が配置された領域(以下、第2領域)を構成する複数の単位領域(以下、第2単位領域)を「O」で表示する。各単位領域は少なくとも1つの画素から構成される。
【0060】
第1単位領域(E)と第2単位領域(O)別に輝度差が発生することがあるため、第1単位領域(E)と第2単位領域(O)が空間的に隣接するように配置させることが好ましい。
図2Aは、水平ラインに沿って複数の第1単位領域(E)が配列された第1水平ライン(HE1−HE3)と複数の第2単位領域(O)が配列された第2水平ライン(HO1−HO3)が交互に位置するように配列される水平ライン配列方法を示す図である。説明の便宜のために、3つの第1水平ラインおよび3つの第2水平ラインのみを示したが、本発明はこれに限定されるものではない。水平ライン配列方法は、インターレース(interlace)放送を表現するのに適切である。
【0061】
図2Bは、垂直ラインに沿って複数の第1単位領域(E)が配列された第1垂直ライン(VE1−VE4)と複数の第2単位領域(O)が配列された第2垂直ライン(VO1−VO4)が交互に位置するように配列される垂直ライン配列方法を示す図である。説明の便宜のために、4つの第1垂直ラインおよび4つの第2垂直ラインのみを示したが、本発明はこれに限定されるものではない。垂直ライン配列方法は、横の動きが多い映像を表現するのに適切である。
【0062】
図2Cは、1×1ドット(DOT)配列によって複数の第1単位領域(E)および複数の第2単位領域(O)が配列された表示パネルを示す図である。説明の便宜のために、6×8マトリクスに表示パネルが分割されたものを示したが、本発明はこれに限定されるものではない。1×1ドット配列は、プログレッシブ(progressive)放送に適した表示配列方法である。また、第1単位領域(E)および第2単位領域(O)が互いに垂直および水平方向に隣接して配置されており、第1単位領域(E)および第2単位領域(O)の間の輝度差を分散させることができる。
【0063】
図2Dは、2×1ドット(DOT)配列によって複数の第1単位領域(E)および複数の第2単位領域(O)が配列された表示パネルを示す図である。説明の便宜のために、6×8マトリクスに表示パネルが分割されたものを示したが、本発明はこれに限定されるものではない。2×1ドット配列は、ディザリング(dithering)パターンが際立つことを避けるのに適切である。2×2ディザリングパターンが一般的に選択されるが、1×1ドット配列によって配置された表示パネルに2×2ディザリングパターンで生成された映像信号によって映像が表示されれば、2×2ディザリングパターンが強調される。2×1または1×2ドット配列は、2×2ディザリングパターンの強調現象を防ぐことができる。
【0064】
2×1ドット配列によれば、第1単位領域(E)の水平方向に隣接した2つの第2単位領域(O)が存在し、垂直方向に隣接した1つの第2単位領域(O)が存在する。1×2ドット配列によれば、第1単位領域(E)の垂直方向に隣接した2つの第2単位領域(O)が存在し、水平方向に隣接した1つの第2単位領域(O)が存在する。
【0065】
2×2ディザリングパターンと本発明の実施形態に係る1×1ドット配列は、基本反復単位が同じである。このため、ディザパターン(dither pattern)が際立って見えることがある。例えば、2×2ディザリングパターンで100.5階調を表示する場合、2×2ピクセルのうちの左上と右下の対角方向ピクセルは101階調を表示し、右上と左下の対角方向ピクセルは100階調を表示し、遠くから見れば平均的に100.5階調が表示されたものに見えるようになる。このとき、この表示を「1×1ドット配列」で構成された本発明の表示装置で行うようにすれば、左上と右下に位置した第1単位領域(E)の画素はすべて101階調を表示するようになり、右上と左下に位置した第2単位領域(O)の画素はすべて100階調を表示するようになる。
【0066】
第1単位領域(E)および第2単位領域(O)それぞれの画素に表示される同じ輝度間の偏差が発生しないようにパネルを設計するが、不可避なレイアウト(layout)上の非対称性ために、ある程度の輝度偏差が発生することがある。その結果として、同じ階調を表示しても、第1単位領域(E)の画素が表示する輝度が第2単位領域(O)の画素が表示する輝度よりも高いことがあると仮定しよう。
【0067】
例えば、2%程度(1階調程度の差)高く出るとすれば、第1単位領域(E)の画素がまるで102階調を表現し、第2単位領域(0)の画素が100階調を表現するように見えることがある。これにより、第1単位領域(E)の画素と第2単位領域(0)の画素の間に輝度差が拡大すれば、遠くから見てもその不均一性が視認されるようになる。
【0068】
この反面、1×2ドット配列や2×1ドット配列に2×2ディザリングパターンによる映像信号が表示されれば、第1単位領域(E)と第2単位領域(0)にディザリングパターンが同じ確率で存在するため、不均一性が改善される。
例えば、上述した100.5階調を表示する場合に、1×1ドット配列ではすべての第1単位領域(E)の画素が101階調を表示するが、1×2や2×1ドット配列では第1単位領域(E)の画素が101階調を表示することもあり、100階調を表示することもある(50:50比率)。
【0069】
図3Aおよび
図3Bは、第1単位領域(E)および第2単位領域(O)に含まれる第1グループ画素および第2グループ画素のうちのそれぞれ一画素の構造を示す図である。
図3Aに示すように、第1単位領域(E)に含まれる第1画素(EPX)は、スイッチングトランジスタ(ETS)、駆動トランジスタ(ETR)、補償トランジスタ(ETH)、補償キャパシタ(ECH)、および貯蔵キャパシタ(ECS)を含む。
【0070】
駆動トランジスタ(ETS)は、有機発光ダイオード(OLED_E)のアノード電極が連結しているドレイン電極、補償キャパシタ(ECH)の一電極に連結しているゲート電極、および第1電源電圧(EVDD)に連結しているソース電極を含む。駆動トランジスタ(ETS)は、有機発光ダイオード(OLED_E)に供給される駆動電流を制御する。
【0071】
補償トランジスタ(ETH)は、第1補償制御信号(GCE)が入力されるゲート電極、および駆動トランジスタ(ETR)のドレイン電極およびゲート電極それぞれに連結している2つの電極を含む。
補償キャパシタ(ECH)の他の電極は、貯蔵キャパシタ(ECS)の一電極およびスイッチングトランジスタ(ECS)の一電極に連結している。貯蔵キャパシタ(ECS)の他の電極は、第1電源電圧(EVDD)に連結している。
【0072】
スイッチングトランジスタ(ECS)のゲート電極には走査信号(S[i])が入力され、スイッチングトランジスタ(ECS)の他の電極はデータライン(Dj)に連結している。データライン(Dj)を通じてデータ信号(data[j])が伝達される。
【0073】
有機発光ダイオード(OLED_E)のアノード電極は、第2電源電圧(EVSS)に連結する。
第1電源電圧(EVDD)および第2電源電圧(EVSS)は、画素動作に必要な駆動電圧を供給する。具体的に、第1電源電圧(EVDD)および第2電源電圧(EVSS)は、駆動トランジスタ(ETR)および有機発光ダイオード(OLED_E)がリセット期間1、補償期間2、走査期間3、および発光期間4それぞれによって動作に必要な駆動電圧を供給する。
【0074】
第1電源電圧(EVDD)は、リセット期間1、補償期間2、走査期間3、および発光期間4によって少なくとも2つのレベルを有する。第1補償制御信号(GCE)は、補償期間2の間だけ補償トランジスタ(ETH)をターンオンさせるレベルとなる。
【0075】
走査信号(S[i])は、リセット期間1、補償期間2、走査期間3、および発光期間4によって少なくとも2つのレベルを有する。具体的に、走査信号(S[i])は、少なくとも補償期間2および走査期間3のうちの対応する走査ラインにデータ信号が記入される期間にスイッチングトランジスタ(ETS)をターンオンさせるレベルとなる。
第2電源電圧(EVSS)は、一定のレベルで維持されたり、リセット期間1の電圧レベルと残りの3期間の電圧レベルが異なったりする。
【0076】
図3Bに示すように、第2単位領域(O)に含まれる第2画素(OPX)は、スイッチングトランジスタ(OTS)、駆動トランジスタ(OTR)、補償トランジスタ(OTH)、補償キャパシタ(OCH)、および貯蔵キャパシタ(OCS)を含む。
駆動トランジスタ(OTS)は、有機発光ダイオード(OLED_O)のアノード電極が連結しているドレイン電極、補償キャパシタ(OCH)の一電極に連結しているゲート電極、および第3電源電圧(OVDD)に連結しているソース電極を含む。
【0077】
補償トランジスタ(OTH)は、第2補償制御信号(GCO)が入力されるゲート電極、および駆動トランジスタ(OTR)のドレイン電極およびゲート電極それぞれに連結している2つの電極を含む。
補償キャパシタ(OCH)の他の電極は、貯蔵キャパシタ(OCS)の一電極およびスイッチングトランジスタ(OCS)の一電極に連結している。貯蔵キャパシタ(OCS)の他の電極は、第3電源電圧(OVDD)に連結している。
【0078】
スイッチングトランジスタ(OCS)のゲート電極には走査信号(S[m])が入力され、スイッチングトランジスタ(OCS)の他の電極はデータライン(Dk)に連結している。データライン(Dk)を通じてデータ信号(data[k])が伝達される。
有機発光ダイオード(OLED_O)のアノード電極は、第4電源電圧(OVSS)に連結する。
【0079】
第3電源電圧(OVDD)は、リセット期間1、補償期間2、走査期間3、および発光期間4によって少なくとも2つのレベルを有する。第2補償制御信号(GCO)は、補償期間2の間だけ補償トランジスタ(OTH)をターンオンさせるレベルとなる。
走査信号(S[m])は、リセット期間1、補償期間2、走査期間3、および発光期間4によって少なくとも2つのレベルを有する。具体的に、走査信号(S[m])は、少なくとも補償期間2および走査期間3のうちの対応する走査ラインにデータ信号が記入される期間にスイッチングトランジスタ(OTS)をターンオンさせるレベルとなる。
【0080】
第4電源電圧(OVSS)は、一定のレベルで維持されたり、リセット期間1の電圧レベルと残りの3期間の電圧レベルが異なったりする。
このように、本発明の実施形態に係る画素構造において、第1画素(EPX)および第2画素(OPX)の構造および動作は同じである。第1電源電圧(EVDD)および第3電源電圧(OVDD)を供給する配線、第1補償制御信号(GCE)および第2補償制御信号(GCO)を供給する配線、および第2電源電圧(EVSS)および第4電源電圧(OVSS)を供給する配線は、第1領域および第2領域によって区分される。
【0081】
第1画素は第1単位領域(E)の画素であるため、第1フィールドの間に駆動される画素であり、第2画素は第2単位領域(O)の画素であるため、第2フィールドの間に駆動される画素である。具体的な動作は後述して説明する。
表示装置が立体映像を表示するためには、左眼画像と右眼画像を表示する。以下、1秒間の左眼画像の表示回数と右眼画像の表示回数を立体映像表示周波数とする。
【0082】
また、本発明の実施形態に係る表示装置は、n番目の原本画像とn+1番目の原本画像の間に補間画像を生成してもよい。補間画像とは、n番目の原本画像とn+1番目の原本画像の間の中間画像を意味する。具体的に、補間画像が複数である場合、複数の補間画像は、n番目の原本画像とn+1番目の原本画像の間の複数の中間モーションを示す複数画像である。表示装置は、n番目の画像とn+1番目の画像の間のモーション差を算出し、算出されたモーション変化量を補間周波数と基準周波数(60Hzまたは50Hzであってもよいが、本発明の実施形態では60Hzに設定する)によって割り、算出されたモーション変化量をn番目の画像に重畳的に反映させて補間画像を生成してもよい。
【0083】
表示装置は入力映像信号により、原本左眼画像、原本右眼画像、補間左眼画像、および補間右眼画像を示す映像データ信号を生成する。一画像を示す映像データ信号を単位映像データ信号とし、映像データ信号は複数の単位映像データ信号から構成される。表示装置は、複数の単位映像データ信号それぞれが含んでいるフィールド情報および視点情報を抽出し、対応するフィールドおよび視点によって単位映像データ信号を表示する。フィールド情報とは、第1フィールド(EFD)および第2フィールド(OFD)のうちで該当する単位映像データ信号が表示されなければならないフィールドを示す情報であり、視点(view point)情報とは、左眼および右眼のうちで該当する単位映像データが示す視点を意味する。
【0084】
表示装置が生成した画像はLまたはRで記載し、表示装置が生成された画像を対応するフィールドによって表示した場合、表示された画像はフィールドと共に表記してLEまたはROで記載する。さらに、数字を利用して補間画像およびその個数を表示する。
以下、本発明の実施形態を利用し、立体映像を表示する駆動方法について
図4などを参照しながら説明する。
【0085】
図4は、本発明の実施形態に係る駆動方法のうちの等間隔発光モードによって立体映像を表示する場合、その駆動方法を示す図である。第1フィールド(EFD)に発光する第1グループ画素で左眼画像が表示され、第2フィールド(OFD)に発光する第2グループ画素で右眼画像が表示されると設定する。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、左眼画像が第2フィールドに表示されて右眼画像が第1フィールドに表示されてもよい。
【0086】
映像表示周波数が120Hzである場合、すなわち、1秒間に第1フィールドに120フレームおよび第2フィールドに120フレームが表示される。
映像表示周波数は、120Hzによって立体映像が表示される場合、1秒に左眼画像120枚(第1フィールドに表示)および右眼画像120枚(第2フィールドに表示)が表示される。
【0087】
図4は、立体映像表示周波数が120Hzである場合、1/60秒の期間に表示される画像を図式化して示す図である。外部から表示装置に入力される映像信号が立体映像を表示する信号である場合、立体映像信号は、1秒に原本左眼画像60枚および原本右眼画像60枚を含むものと設定する。
【0088】
したがって、表示装置は、1秒間に60枚の原本左眼画像および60枚の原本右眼画像の他にも、60枚の左眼画像および60枚の右眼画像をさらに表示することができる。すなわち、2つの原本左眼画像の間に1つの補間左眼画像がさらに表示され、2つの原本右眼画像の間に1つの補間右眼画像がさらに表示される。このように補間左眼画像および補間右眼画像が生成されるためには、補間周波数が少なくとも立体映像表示周波数と同じでなければならない。
【0089】
また、左眼映像および右眼映像それぞれを左眼および右眼それぞれに透写させるために、液晶シャッター方式の眼鏡をユーザが着用するものと設定する。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
図4に示すように、単位時間(1/60秒)(T1)に立体映像表示周波数120Hzによって表示される画像は4枚である。すなわち、単位時間(T1)は、4つのフレームの発光期間を含む。単位時間(T1)は期間(T11)と期間(T12)に区分され、期間(T11)に左眼画像および右眼画像が、期間(T12)に補間左眼画像および補間右眼画像が表示される。
【0090】
期間(T11)で、第1フィールドの一フレーム発光期間(1FE[n]_4)にn番目の左眼画像(LE[n])が表示され、第2フィールドの一フレーム発光期間(1FO[n]_4)にn番目の右眼画像(RO[n])が表示される。
期間(T12)で、第1フィールドの一フレームの発光期間(2FE[n]_4)にn番目の左眼補間画像(LE1[n])が表示され、第2フィールドの一フレーム発光期間(2FO[n]_4)に右眼補間画像(RO1[n])が表示される。
【0091】
n番目の補間左眼画像(LE1[n])は、n番目の原本左眼画像とn+1番目の原本左眼画像の間の補間左眼画像であり、n番目の補間右眼画像(RO1[n])は、n番目の原本右眼画像とn+1番目の原本右眼画像の間の補間右眼画像である。
図4において、シャッター眼鏡の左眼および右眼それぞれが開閉する時点は矢印で示した。時点ST1およびST3で右眼が開いて左眼が閉じ、時点ST2およびST4に左眼が開いて右眼が閉じる。
【0092】
図5は、補間周波数が120Hzである場合、表示装置が原本左眼画像および原本右眼画像の間に生成された補間左眼画像および補間右眼画像を選択して表示する方法を示す図である。
表示装置は、n番目の原本左眼画像(L[n])を示すデータ信号のうちで第1フィールドに表示される左眼画像(LE[n])を示すデータ信号を選択および第1グループ画素に供給する。表示装置は、n番目の原本右眼画像(R[n])を示すデータ信号のうちで第2フィールドに表示される右眼画像(RO[n])を示すデータ信号を選択および第2グループ画素に供給する。
【0093】
表示装置は、n番目の原本左眼画像(L[n])およびn+1番目の原本左眼画像(L[n+1])の間の補間左眼画像(L1[n])を生成する。表示装置は、n番目の原本右眼画像(R[n])とn+1番目の原本右眼画像(R[n+1])の間の補間右眼画像(R1[n])を生成する。
【0094】
表示装置は、補間左眼画像(L1[n])を示すデータ信号のうちで第1フィールドに表示される左眼画像(LE1[n])を示すデータ信号を選択および第1グループ画素に供給する。表示装置は、補間右眼画像(R1[n])を示すデータ信号のうちで第2フィールドに表示される補間右眼画像(RO1[n])を示すデータ信号を選択および第2グループ画素に供給する。
【0095】
表示装置は、n+1番目の原本左眼画像(L[n+1])を示すデータ信号のうちで第1フィールドに表示される左眼画像(LE[n+1])を示すデータ信号を選択および第1グループ画素に供給する。表示装置は、n+1番目の原本右眼画像(R[n+1])を示すデータ信号のうちで第2フィールドに表示される右眼画像(RO[n+1])を示すデータ信号を選択および第2グループ画素に供給する。
【0096】
表示装置は、第1フィールド(EFD)に左眼画像(LE[n])および補間左眼画像(LE1[n])を表示し、第2フィールド(OFD)に右眼画像(RO[n])、補間右眼画像(RO1[n])を表示する。その後、表示装置は、第1フィールド(EFD)に左眼画像(LE[n+1])と補間左眼画像(図示せず)を表示し、第2フィールド(OFD)に右眼画像(RO[n+1])と補間右眼画像(図示せず)を表示する。表示装置はこのような動作を繰り返して立体映像を表示する。
【0097】
第1フィールドの発光時間と第2フィールドの発光時間は時間的に区分されるため、表示装置は、
図5に示すように、左眼画像(LE[n])、右眼画像(RO[n])、補間左眼画像(LE1[n])、補間右眼画像(RO1[n])、左眼画像(LE[n+1])、および右眼画像(RO[n+1])を順に表示する。
図6は、補間周波数が立体映像表示周波数の2倍である240Hzの場合、表示装置が生成された補間画像および原本画像を選択して表示する方法を示す図である。
【0098】
図6に示すように、表示装置は、補間周波数によって3枚の補間左眼画像(L1[n]、L2[n]、L3[n])および3枚の補間右眼画像(R1[n]、R2[n]、R3[n])を生成する。このとき、立体映像表示周波数は120Hzであるため、単位時間1/60秒間に表示される画像は4枚である。
【0099】
表示装置は、補間左眼画像および補間右眼画像のうちで補間右眼画像(RO1[n])、補間左眼画像(LE2[n])、および補間右眼画像(RO3[n])を選択し、左眼画像(LE[n])、補間右眼画像(RO1[n])、補間左眼画像(LE2[n])、および補間右眼画像(RO3[n])および左眼画像(LE[n+1])を順に表示する。
図6に示されてはいないが、同じ方式によって左眼画像(LE[n+1])の次には補間右眼画像(RO1[n+1])が表示される。
【0100】
以下、本発明の他の実施形態により、連接発光モードによって立体映像が表示される方法について説明する。連接発光モードは、第1フィールドに表示される複数の画素および第2フィールドに表示される複数の画素を区分された2つのブロックが時差をおいて発光する場合、時差によって発生し得るモーションアーチファクト(motion artifact)を防ぐための発光モードである。
【0101】
図7は、従来の表示装置で発生し得るモーションアーチファクトを示す図である。モーションアーチファクトは、画素のパネル内の配置がパターンで視認されるものである。
図7に示すように、第1フィールドおよび第2フィールドそれぞれの画素の配置が視認される。これにより、
図7に示すように、2つのグループ配置によって各グループのブロックの周縁がずれて見えるモーションアーチファクトが発生することがある。
【0102】
モーションアーチファクトを防ぐための従来の実施形態は、補間画像を生成して原本画像の間に挿入する発光モードを用いる。本発明の他の実施形態は、補間画像なく連接発光モードでモーションアーチファクトを防ぐ。
図8は、本発明の実施形態に係る駆動方法のうちの連接発光モードによって立体映像を表示する場合、その駆動方法を示す図である。
【0103】
連接発光モードにおいて、n番目の原本左眼画像(L[n])は、第1フィールドの一フレーム発光期間(1FE’[n]_4)およびフレーム発光期間(1FE’[n]_4)に隣接する第2フィールドの一フレーム発光期間(1FO’[n]_4)に表示され、n番目の原本右眼画像(R[n])は、第1フィールドの一フレーム発光期間(2FE’[n]_4)およびフレーム発光期間(2FE’[n]_4)に隣接する第2フィールドの一フレーム発光期間(2FO’[n]_4)に表示される。
【0104】
n番目の原本左眼画像(L[n])のうちの第1フィールドの発光期間(1FE’[n]_4)に表示される部分は左眼画像(LE[n])であり、第2フィールドの発光期間(1FO’[n]_4)に表示される部分は左眼画像(LO[n])である。第1グループ画素に発光期間(1FE’[n]_4)に表示される第1左眼画像(LE[n])、および第2グループ画素に発光期間(1FO’[n]_4)に表示される第2左眼画像(LO[n])を合わせれば原本左眼画像(L[n])となる。
【0105】
同様に、n番目の原本右眼画像(L[n])のうちの第1フィールドの発光期間(2FE’[n]_4)に表示される部分は右眼画像(RE[n])であり、第2フィールドの発光期間(2FO’[n]_4)に表示される部分は右眼画像(RO[n])である。第1グループ画素に発光期間(2FE’[n]_4)に表示される右眼画像(RE[n])、および第2グループ画素に発光期間(2FO’[n]_4)に表示される右眼画像(RO[n])を合わせれば原本右眼画像(R[n])となる。
【0106】
図8において、シャッター眼鏡の左眼および右眼それぞれが開閉する時点は矢印で示した。時点ST11およびST13で左眼が開いて右眼が閉じ、時点ST12で右眼が開いて左眼が閉じる。
図9は、表示装置が原本左眼画像および原本右眼画像を連接発光モードによって選択する方法を示す図である。
【0107】
図9に示すように、表示装置は、n番目の原本左眼画像(L[n])を示すデータ信号を分けて第1グループ画素に左眼画像(LE[n])を示すデータ信号を伝達し、第2グループ画素に左眼画像(LO[n])を示すデータ信号を伝達する。表示装置は、第1フィールドおよび第2フィールドそれぞれの一フレームのうちの発光期間に左眼画像(LE[n])および左眼画像(LO[n])を表示する。
【0108】
表示装置は、n番目の原本右眼画像(R[n])を示すデータ信号を分けて第1グループ画素に右眼画像(RE[n])を示すデータ信号を伝達し、第2グループ画素に右眼画像(RO[n])を示すデータ信号を伝達する。表示装置は、第1フィールドおよび第2フィールドそれぞれの一フレーム(左眼画像が表示されたフレームの次のフレーム)のうちの発光期間に右眼画像(RE[n])および右眼画像(RO[n])を表示する。
【0109】
表示装置は、n+1番目の原本左眼画像(L[n+1])および原本右眼画像(R[n+1])も同じ方式によって表示する。
以下、平面映像を表示する場合表示装置の動作を説明する。
図10は、等間隔発光モードによって平面映像を表示する場合、その駆動方法を示す図である。
図10は、平面映像表示周波数が120Hzである場合、すなわち、1秒間に第1フィールドに120フレームおよび第2フィールドに120フレームが表示される。
【0110】
図10は、1/60秒の期間に表示される画像を図式化して示す図である。外部から表示装置に入力される映像信号が平面映像を表示する信号である場合、平面映像信号は1秒に原本平面画像60枚を含む。
したがって、表示装置は、1秒間に60枚の原本平面画像の他に180枚の補間平面をさらに表示することができる。すなわち、2枚の原本平面画像の間に3枚の補間平面画像がさらに表示される。2枚の原本平面画像の間に3枚の補間平面画像が生成されるためには、補間周波数が少なくとも平面映像表示周波数の2倍となければならない。
【0111】
図10に示すように、単位時間(1/60秒)(T3)に平面映像表示周波数120Hzによって表示される画像は4枚である。すなわち、単位時間(T3)は、4つのフレームの発光期間を含む。単位時間(T3)は期間(T31)と期間(T32)に区分され、期間(T31)に原本平面画像および補間画像が表示されて期間(T32)に2つの補間画像が表示される。
【0112】
期間(T31)で、第1フィールドの一フレーム発光期間(1FE’’[n]_4)にn番目の平面画像(FE[n])が表示され、第2フィールドの一フレーム発光期間(1FO’’[n]_4)に補間画像(FO1[n])が表示される。
期間(T32)で、第1フィールドの一フレームの発光期間(2FE’’[n]_4)に補間画像(FE2[n])が表示され、第2フィールドの一フレーム発光期間(2FO’’[n]_4)に補間画像(FO3[n])が表示される。
【0113】
補間画像(FO1[n])、補間画像(FE2[n])、および補間画像(FO3[n])は、n番目の原本平面画像とn+1番目の原本平面画像の間の補間画像である。
図11は、補間周波数が240Hzである場合、表示装置が原本平面画像の間に生成された補間画像を選択して表示する方法を示す図である。
表示装置は、n番目の原本平面画像(F[n])を示すデータ信号のうちで第1フィールドに表示される平面画像(FE[n])を示すデータ信号を選択および第1グループ画素に供給する。
【0114】
表示装置は、n番目の原本平面画像(F[n])およびn+1番目の原本平面画像(F[n+1])の間に3つの補間画像(F1[n])、補間画像(F2[n])、および補間画像(F3[n])を生成する。
表示装置は、補間画像(F1[n])を示すデータ信号のうちで第2フィールドに表示される補間画像(FO1[n])を示すデータ信号を選択および第2グループ画素に供給する。その後、表示装置は、補間画像(F2[n])を示すデータ信号のうちで第1フィールドに表示される補間画像(FE2[n])を示すデータ信号を選択および第1グループ画素に供給する。表示装置は、補間画像(F3[n])を示すデータ信号のうちで第2フィールドに表示される補間画像(FO3[n])を示すデータ信号を選択および第2グループ画素に供給する。
【0115】
表示装置は、第1フィールド(EFD)に平面画像(FE[n])および補間画像(FE2[n])を表示し、第2フィールド(OFD)に補間画像(FO1[n])および補間画像(RO1[n])を表示する。その後、表示装置は、第1フィールド(EFD)に平面画像(FE[n+1])および補間画像(図示せず)を表示し、第2フィールド(OFD)に2つの補間画像(図示せず)を表示する。表示装置はこのような動作を繰り返して平面映像を表示する。
【0116】
第1フィールドの発光時間と第2フィールドの発光時間は時間的に区分されるため、表示装置は、
図10に示すように、平面画像(FE[n])、補間画像(FO1[n])、補間画像(FE2[n])、補間画像(FO3[n])、および平面画像(FE[n+1])を順に表示する。
【0117】
図12は、本発明の他の実施形態に係る連接発光モードによって平面映像を表示する場合、その駆動方法を示す図である。
連接発光モードにおいて、n番目の原本平面画像(FE[n])は、第1フィールドの一フレーム発光期間(1FE’’’[n]_4)およびフレーム発光期間(1FE’’’[n]_4)に隣接する第2フィールドの一フレーム発光期間(1FO’’’[n]_4)に表示される。補間画像(F1[n])は、第1フィールドの一フレーム発光期間(2FE’’’[n]_4)およびフレーム発光期間(2FE’’’[n]_4)に隣接する第2フィールドの一フレーム発光期間(2FO’’’[n]_4)に表示される。
【0118】
n番目の原本平面画像(F[n])のうちの平面画像(FE[n])が第1フィールドの発光期間(1FE’’’[n]_4)に表示され、原本平面画像(F[n])のうちの平面画像(FO[n])が第2フィールドの発光期間(1FO’’’[n]_4)に表示される。
補間画像(F1[n])のうちの補間画像(FE1[n])が第1フィールドの発光期間(2FE’’’[n]_4)に表示され、補間画像(F1[n])のうちの補間画像(FO1[n])が第2フィールドの発光期間(2FO’’’[n]_4)に表示される。
【0119】
図13は、表示装置が原本平面画像および補間画像を連接発光モードによって選択する方法を示す図である。
図13において、補間周波数は120Hzであり、原本平面画像(F[n]およびF[n+1])の間に1つの補間画像(F1[n])を生成する。
図13に示すように、表示装置は、n番目の原本平面画像(F[n])を示すデータ信号を分けて第1グループ画素に平面画像(FE[n])を示すデータ信号を伝達し、第2グループ画素に平面画像(FO[n])を示すデータ信号を伝達する。表示装置は、第1フィールドおよび第2フィールドそれぞれの一フレームのうちの発光期間に平面画像(FE[n])および平面画像(FO[n])を表示する。
【0120】
表示装置は、補間画像(F1[n])を示すデータ信号を分けて第1グループ画素に補間画像(FE1[n])を示すデータ信号を伝達し、第2グループ画素に補間画像(FO1[n])を示すデータ信号を伝達する。表示装置は、第1フィールドおよび第2フィールドそれぞれの一フレームのうちの発光期間に補間画像(FE1[n])および補間画像(FO1[n])を表示する。
表示装置は、n+1番目の原本平面画像(F[n+1])を示すデータ信号を分けて第1グループ画素に平面画像(FE[n+1])を示すデータ信号を伝達し、第2グループ画素に平面画像(FO[n+1])を示すデータ信号を伝達する。
【0121】
このような方式により、表示装置は、原本平面画像および補間画像を表示する。
以上、立体映像表示周波数および平面映像表示周波数を120Hzに設定し、補間周波数を120Hzまたは240Hzに設定した実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
立体映像表示周波数および平面映像表示周波数が表示装置に含まれる駆動部の原価節減を理由に、60Hzの場合にも同じ方式が適用される。
【0122】
ただし、1秒間に表示される画像の数が半分になるだけである。具体的に、期間T1、T2、およびT3が1/120秒でなく1/60秒になり、残りの期間も上述した期間の2倍になれば60Hzの実施形態となる。
また、単位周波数60Hz(NTSC方式)の代わりに単位周波数50Hz(PAL方式)による場合にも、本発明の実施形態の期間が変わるだけで、駆動原理は同じである。
以下、
図14などを参照しながら、本発明の実施形態に係る表示パネルにおいて、電源線、補償制御信号を伝達する制御ラインなどの配列について詳細に説明する。
【0123】
図14は、
図2Aに示す水平ライン配列方法によるとき、電源線と単位領域の間の連結構造を示す図である。
図14に示すように、左側から右側に移動する方向(以下、水平方向)で複数の第1電源線(VDDEV)および複数の第2電源線(VDDOV)が配列されている。複数の第1電源線(VDDEV)それぞれを区別するために数字を「VDDEV」と共に表示し、複数の第2電源線(VDDOV)それぞれを区別するために数字を「VDDOV」と共に表示した。
【0124】
図14に示すように、上から下に移動する方向(以下、垂直方向)で複数の第1電源線(VDDEH)および複数の第2電源線(VDDOH)が配列されている。複数の第1電源線(VDDEH)それぞれを区別するために数字を「VDDEH」と共に表示し、複数の第2電源線(VDDOH)それぞれを区別するために数字を「VDDOH」と共に表示した。
【0125】
また、複数の第1電源線のうちの水平方向に形成された第1電源線と垂直方向に形成された第1電源線を区別するために、「V」または「H」を表示した。同様に、複数の第2電源線のうちの水平方向に形成された第2電源線と垂直方向に形成された第2電源線を区別するために、「V」または「H」を表示した。
さらに、第1フィールド(EFD)に発光する第1グループ画素に電源電圧(VDD)を供給する電源線と第2フィールド(OFD)に発光する第2グループ画素に電源電圧(VDD)を供給する電源線を区別するために、「E」または「H」を区分した。
【0126】
図14に示すように、複数の第1電源線(VDDEV1−VDDEV3)それぞれは複数の第1電源線(VDDEH1、VDDEH2)それぞれに交差し、交差する地点で互いに連結する網構造で配列されている複数の第2電源線(VDDOV1−VDDOV3)それぞれは複数の第2電源線(VDDOH1−VDDOH3)それぞれに交差し、交差する地点で互いに連結する網構造で配列されている。
【0127】
最初の行に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEH1)に連結しており、第1電源線(VDDEH1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。第3行に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEH2)に連結しており、第1電源線(VDDEH2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0128】
第2行に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOH2)に連結しており、第2電源線(VDDOH2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。4番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOH3)に連結しており、第2電源線(VDDOH3)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
複数の第1電源線および複数の第2電源線それぞれは、対応する複数の単位領域と連結電極を通じて連結している。
【0129】
図15は、
図2Aに示された水平ライン配列方法によるとき、電源線と単位領域の間の他の連結構造を示す図である。
図14と比較し、複数の第1電源線間の連結関係および複数の第2電源線間の連結関係は同じである。
【0130】
1番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV1)に連結しており、第1電源線(VDDEV1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。2番目の列および3番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV2)に連結しており、第1電源線(VDDEV2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。4番目の列および5番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV3)に連結しており、第1電源線(VDDEV3)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。6番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV4)に連結しており、第1電源線(VDDEV4)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0131】
1番目の列および2番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOV1)に連結しており、第2電源線(VDDOV1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。3番目の列および4番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOV2)に連結しており、第2電源線(VDDOV2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。5番目の列および6番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOV3)に連結しており、第2電源線(VDDOV3)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0132】
図16は、
図2Aのように単位領域が配列されたとき、第1補償制御信号および第2補償制御信号を伝達する信号線が垂直方向に配列されたことを示す図である。
図16に示すように、第1補償制御信号(GCE)を伝達する複数の第1制御信号線(CEH1、CEH2)および第2補償制御信号(GCO)を伝達する複数の第2制御信号線(COH1、COH2)それぞれは、互いに交互に配置される。
図16に示す配置は、複数の第1および第2制御信号線それぞれが交互に配置された一例であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0133】
最初の行に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEH1)に連結しており、第1制御信号線(CEH1)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。3番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEH2)に連結しており、第1制御信号線(CEH2)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。
2番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COH1)に連結しており、第2制御信号線(COH1)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。4番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COH2)に連結しており、第2制御信号線(COH2)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。
【0134】
図17は、
図2Aのように単位領域が配列されたとき、第1補償制御信号および第2補償制御信号を伝達する信号線が水平方向に配列されたことを示す図である。
図17に示すように、第1補償制御信号(GCE)を伝達する複数の第1制御信号線(CEV1−CEV4)および第2補償制御信号(GCO)を伝達する複数の第2制御信号線(COV1−COV3)それぞれは、互いに交互に配置される。
図17に示す配置は、複数の第1および第2制御信号線それぞれが交互に配置された一例であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0135】
1番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV1)に連結しており、第1制御信号線(CEV1)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。2番目の列および3番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV2)に連結しており、第1制御信号線(CEV2)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。4番目の列および5番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV3)に連結しており、第1制御信号線(CEV3)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。6番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV4)に連結しており、第1制御信号線(CEV4)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。
【0136】
1番目の列および2番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COV1)に連結しており、第2制御信号線(COV1)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。3番目の列および4番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COV2)に連結しており、第2制御信号線(COV2)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。5番目の列および6番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COV3)に連結しており、第2制御信号線(COV3)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。
【0137】
次に、本発明の実施形態のうち、
図2Cに示す1×1ドット(DOT)配列によって複数の第1単位領域(E)および複数の第2単位領域(O)が配列された表示パネルにおける電源線および制御信号線の配置について、
図18などを参照しながら説明する。
図18は、
図2Cに示す1×1ドット配列方法によるとき、電源線と単位領域の間の連結構造を示す図である。
【0138】
図18に示すように、水平方向に複数の第1電源線(VDDEV1−VDDEV4)および複数の第2電源線(VDDOV1−VDDOV3)が配列されている。また、垂直方向に複数の第1電源線(VDDEH1、VDDEH2)および複数の第2電源線(VDDOH1−VDDOH3)が配列されている。
【0139】
図18に示すように、複数の第1電源線(VDDEV1−VDDEV3)それぞれと複数の第1電源線(VDDEH1、VDDEH2)それぞれが交差し、交差する地点で互いに連結する網構造は
図14と同じである。同様に、複数の第2電源線(VDDOV1−VDDOV3)それぞれと複数の第2電源線(VDDOH1−VDDOH3)それぞれが交差し、交差する地点で互いに連結する網構造は
図14と同じである。
【0140】
最初の行および2番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEH1)に連結しており、第1電源線(VDDEH1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。3番目の行および4番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEH2)に連結しており、第1電源線(VDDEH2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0141】
最初の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOH1)に連結しており、第2電源線(VDDOH1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。2番目の行および3番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOH2)に連結しており、第2電源線(VDDOH2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。4番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOH3)に連結しており、第2電源線(VDDOH3)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0142】
複数の第1電源線および複数の第2電源線それぞれは、対応する複数の単位領域と連結電極を通じて連結している。複数の連結電極は1×1ドット配列によって上方向および下方向のうちの対応する単位領域の位置によって一側方向に延長している。1×1ドット配列において、電源線を基準として対応する複数の単位領域がジグザグ形態に位置するため、複数の連結電極は交互に上方向または下方向に形成される。
図19は、
図2Cに示す1×1ドット配列方法によるとき、電源線と単位領域の間の他の連結構造を示す図である。
【0143】
図14と比較し、複数の第1電源線間の連結関係および複数の第2電源線間の連結関係は同じである。
1番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV1)に連結しており、第1電源線(VDDEV1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。2番目の列および3番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV2)に連結しており、第1電源線(VDDEV2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。4番目の列および5番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV3)に連結しており、第1電源線(VDDEV3)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。6番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV4)に連結しており、第1電源線(VDDEV4)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0144】
1番目の列および2番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOV1)に連結しており、第2電源線(VDDOV1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。3番目の列および4番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOV2)に連結しており、第2電源線(VDDOV2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。5番目の列および6番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOV3)に連結しており、第2電源線(VDDOV3)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0145】
複数の第1電源線および複数の第2電源線それぞれは、対応する複数の単位領域と連結電極を通じて連結している。複数の連結電極は1×1ドット配列によって左側方向および右側方向のうちの対応する単位領域の位置によって一側方向に延長している。1×1ドット配列において、電源線を基準として対応する複数の単位領域がジグザグ形態に位置するため、複数の連結電極は交互に左側方向または右側方向に形成される。
図20は、
図2Cのように単位領域が配列されたとき、第1補償制御信号および第2補償制御信号を伝達する信号線が水平方向に形成されて垂直方向に沿って配列されたことを示す図である。
【0146】
図20に示すように、第1補償制御信号(GCE)を伝達する複数の第1制御信号線(CEH1、CEH2)および第2補償制御信号(GCO)を伝達する複数の第2制御信号線(COH1−COH3)それぞれは、互いに交互に配置される。
図20に示す配置は、複数の第1および第2制御信号線それぞれが交互に配置された一例であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0147】
最初の行および2番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEH1)に連結しており、第1制御信号線(CEH1)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。3番目の行および4番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEH2)に連結しており、第1制御信号線(CEH2)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。
【0148】
最初の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COH1)に連結しており、第2制御信号線(COH1)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。2番目の行および3番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COH2)に連結しており、第2制御信号線(COH2)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。4番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COH3に連結しており、第2制御信号線(COH3)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。
【0149】
複数の第1制御信号線および複数の第2制御信号線それぞれは、対応する複数の単位領域と連結電極を通じて連結している。複数の連結電極は1×1ドット配列によって上方向および下方向のうちの対応する単位領域の位置によって一側方向に延長している。1×1ドット配列において、制御信号線を基準として対応する複数の単位領域がジグザグ形態に位置するため、複数の連結電極は交互に上方向または下方向に形成される。
図21は、
図2Cのように単位領域が配列されたとき、第1補償制御信号および第2補償制御信号を伝達する信号線が垂直方向に形成されて水平方向に沿って配列されたことを示す図である。
【0150】
図21に示すように、第1補償制御信号(GCE)を伝達する複数の第1制御信号線(CEV1−CEV4)および第2補償制御信号(GCO)を伝達する複数の第2制御信号線(COV1−COV3)それぞれは、互いに交互に配置される。
図21に示す配置は、複数の第1および第2制御信号線それぞれが交互に配置された一例であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0151】
1番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV1)に連結しており、第1制御信号線(CEV1)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。2番目の列および3番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV2)に連結しており、第1制御信号線(CEV2)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。4番目の列および5番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV3)に連結しており、第1制御信号線(CEV3)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。6番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV4)に連結しており、第1制御信号線(CEV4)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。
【0152】
1番目の列および2番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COV1)に連結しており、第2制御信号線(COV1)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。3番目の列および4番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COV2)に連結しており、第2制御信号線(COV2)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。5番目の列および6番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COV3)に連結しており、第2制御信号線(COV3)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。
【0153】
複数の第1制御信号線および複数の第2制御信号線それぞれは、対応する複数の単位領域と連結電極を通じて連結している。複数の連結電極は1×1ドット配列によって左側方向および右側方向のうちの対応する単位領域の位置によって一側方向に延長している。1×1ドット配列において、制御信号線を基準として対応する複数の単位領域がジグザグ形態に位置するため、複数の連結電極は交互に左側方向または右側方向に形成される。
【0154】
図22および
図23それぞれは、複数の単位領域(E、O)が
図2Bに示す配列方法によるとき、電源線と単位領域の間の連結構造を示す図である。
図14と比較し、複数の第1電源線間の連結関係および複数の第2電源線間の連結関係は同じである。
図22に示すように、1番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV1)から右側方向に延長している複数の連結電極を通じて連結しており、第1電源線(VDDEV1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。3番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は複数の連結電極を通じて第1電源線(VDDEV2)に連結しており、第1電源線(VDDEV2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。5番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は複数の連結電極を通じて第1電源線(VDDEV3)に連結しており、第1電源線(VDDEV3)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0155】
2番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOV1)から右側方向に延長している複数の連結電極を通じて第2電源線(VDDOV1)に連結しており、第2電源線(VDDOV1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。4番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は複数の連結電極を通じて第2電源線(VDDOV2)に連結しており、第2電源線(VDDOV2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。6番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は複数の連結電極を通じて第2電源線(VDDOV3)に連結しており、第2電源線(VDDOV3)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0156】
これとは異なり、
図23に示すように、1番目および2番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は上下方向に延長している複数の連結電極を通じて第1電源線(VDDEH1)に連結しており、第1電源線(VDDEH1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。3番目および4番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は複数の連結電極を通じて第1電源線(VDDEH2)に連結しており、第1電源線(VDDEH2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0157】
1番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOH1)から下方向に延長している連結電極を通じて第2電源線(VDDOH1)に連結しており、第2電源線(VDDOH1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。2番目および3番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOH2)から上下方向に延長している連結電極を通じて第2電源線(VDDOH2)に連結しており、第2電源線(VDDOH2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。4番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOH3)から上方向に延長している連結電極を通じて第2電源線(VDDOH3)に連結しており、第2電源線(VDDOH3)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0158】
図24は、
図2Bのように複数の単位領域が配列されたとき、第1補償制御信号および第2補償制御信号を伝達する信号線が水平方向に形成されて垂直方向に沿って配列されたことを示す図である。
図24において複数の第1および第2制御信号線は、
図20の配置と同じである。
1番目および2番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEH1)から上下方向に延長して形成されている連結電極を通じて第1制御信号線(CEH1)に連結しており、第1制御信号線(CEH1)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。3番目の行および4番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は複数の連結電極を通じて第1制御信号線(CEH2)に連結しており、第1制御信号線(CEH2)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。
【0159】
最初の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COH1)から下方向に延長して形成されている複数の連結積極を通じて第2制御信号線(COH1)に連結しており、第2制御信号線(COH1)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。2番目の行および3番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COH2)から上下方向に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第2制御信号線(COH2)に連結しており、第2制御信号線(COH2)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。4番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COH3)から上方向に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第2制御信号線(COH3)に連結しており、第2制御信号線(COH3)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。
【0160】
図25は、
図2Bのように複数の単位領域が配列されたとき、第1補償制御信号および第2補償制御信号を伝達する信号線が垂直方向に形成されて水平方向に沿って配列されたことを示す図である。
図25に示された複数の第1および第2制御信号線は、
図21と同じように配置される。
1番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV1)から右側に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第1制御信号線(CEV1)に連結しており、第1制御信号線(CEV1)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。3番目の列および5番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV2)および第1制御信号線(CEV3)に複数の連結電極を通じて連結しており、第1制御信号線(CEV2)および第1制御信号線(CEV3)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。
【0161】
2番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COV1)から右側方向に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第2制御信号線(COV1)に連結しており、第2制御信号線(COV1)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。4番目の列および6番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COV2)および第2制御信号線(COV3)に複数の連結電極を通じて連結しており、第2制御信号線(COV2)および第2制御信号線(COV3)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。
【0162】
図26および
図27それぞれは、複数の単位領域が
図2Dに示す配列方法によるとき、電源線と単位領域の間の連結構造を示す図である。
図14と比較し、複数の第1電源線間の連結関係および複数の第2電源線間の連結関係は同じである。
図26に示すように、最初の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV1)から右側に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第1電源線(VDDEV1)に連結しており、第1電源線(VDDEV1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。2番目の列および3番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV2)から右側または左側に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第1電源線(VDDEV2)に連結しており、第1電源線(VDDEV2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。4番目の列および5番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV3)から右側または左側に延長して形成された複数の連結電極を通じて第1電源線(VDDEV3)に連結しており、第1電源線(VDDEV3)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。6番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEV4)から左側に形成されている複数の連結電極を通じて第1電源線(VDDEV4)に連結しており、第1電源線(VDDEV4)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0163】
1番目の列および2番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOV1)から右側または左側に延長して形成された複数の連結電極を通じて第2電源線(VDDOV1)に連結しており、第2電源線(VDDOV1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。3番目の列および4番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOV2)から右側または左側に延長して形成された複数の連結電極を通じて第2電源線(VDDOV2)に連結しており、第2電源線(VDDOV2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。5番目の列および6番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOV3)から右側または左側に延長して形成された複数の連結電極を通じて第2電源線(VDDOV3)に連結しており、第2電源線(VDDOV3)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0164】
これとは異なり、
図27に示すように、1番目および2番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は第1電源線(VDDEH1)から上下方向に延長して形成された複数の連結電極を通じて第1電源線(VDDEH1)に連結しており、第1電源線(VDDEH1)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。3番目および4番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は上下方向に形成された複数の連結電極を通じて第1電源線(VDDEH2)に連結しており、第1電源線(VDDEH2)から電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0165】
1番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOH1)から下方向に延長して形成された複数の連結電極を通じて第2電源線(VDDOH1)に連結し、電源電圧(VDD)の供給を受ける。2番目の行および3番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOH2)から上または下方向に延長して形成された複数の連結電極を通じて第2電源線(VDDOH2)に連結し、電源電圧(VDD)の供給を受ける。4番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2電源線(VDDOH3)から上方向に延長して形成された第2電源線(VDDOH3)に連結し、電源電圧(VDD)の供給を受ける。
【0166】
図28は、
図2Dのように複数の単位領域が配列されたとき、第1補償制御信号および第2補償制御信号を伝達する信号線が水平方向に形成されて垂直方向に沿って配列されたことを示す図である。
図28において、複数の第1および第2制御信号線は、
図20の配置と同じである。
【0167】
1番目および2番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEH1)から上下方向に延長して形成されている連結電極を通じて第1制御信号線(CEH1)に連結しており、第1制御信号線(CEH1)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。3番目および4番目の行に配列されている複数の単位領域(E)は複数の連結電極を通じて第1制御信号線(CEH2)に連結しており、第1制御信号線(CEH2)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。
【0168】
1番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COH1)から下方向に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第2制御信号線(COH1)に連結しており、第2制御信号線(COH1)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。2番目の行および3番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COH2)から上下方向に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第2制御信号線(COH2)に連結しており、第2制御信号線(COH2)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。4番目の行に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COH3)から上方向に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第2制御信号線(COH3)に連結しており、第2制御信号線(COH3)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。
【0169】
図29は、
図2Dのように単位領域が配列されたとき、第1補償制御信号および第2補償制御信号を伝達する信号線が垂直方向に形成されて水平方向に沿って配列されたことを示す図である。
図29に示す複数の第1および第2制御信号線は、
図21と同じように配置される。
【0170】
1番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV1)から右側に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第1制御信号線(CEV1)に連結しており、第1制御信号線(CEV1)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。2番目の列および3番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV2)から右側または左側に延長して形成された複数の連結電極を通じて第1制御信号線(CEV2)に連結しており、第1制御信号線(CEV2)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。4番目の列および5番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV3)から右側または左側に延長して形成された複数の連結電極を通じて第1制御信号線(CEV3)に連結しており、第1制御信号線(CEV3)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。6番目の列に配列されている複数の単位領域(E)は第1制御信号線(CEV1)から左側に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第1制御信号線(CEV4)に連結しており、第1制御信号線(CEV4)から第1補償制御信号(GCE)の供給を受ける。
【0171】
1番目および2番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COV1)から右側または左側方向に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第2制御信号線(COV1)に連結しており、第2制御信号線(COV1)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。3番目および4番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COV2)から右側または左側方向に延長して形成されている複数の連結電極を通じて第2制御信号線(COV2)に連結しており、第2制御信号線(COV2)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。5番目および6番目の列に配列されている複数の単位領域(O)は第2制御信号線(COV3)から右側または左に延長して形成された複数の連結電極を通じて第2制御信号線(COV3)に連結しており、第2制御信号線(COV3)から第2補償制御信号(GCO)の供給を受ける。
【0172】
以上、説明の便宜のために、単位領域が4×6マトリクスに配列されている表示パネルの一部のみを説明した。表示パネル全体に上述したような方式によって電源線および制御信号線が配列されている本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者(以下、当業者)であれば、4×6マトリクスの例示からその技術的な思想を十分に理解および実施することができる。
【0173】
以下、本発明の実施形態に係る表示装置の具体的な構成を説明する。
図30は、本発明の実施形態に係る表示装置を示す図である。
図30に示すように、表示装置10は、映像処理部100、タイミング制御部200、データ駆動部300、走査駆動部400、電源制御部500、補償制御信号部600、および表示部700を含む。上述した表示パネルは、表示部700だけでなく、映像処理部100、タイミング制御部200、データ駆動部300、走査駆動部400、電源制御部500、および補償制御信号部600のうちの少なくとも1つをさらに含む概念であってもよい。
【0174】
映像処理部100は、入力信号(InS)から映像信号(ImS)および同期信号を生成する。同期信号は、水平同期信号(Hsync)、垂直同期信号V(sync)、およびメインクロック信号(CLK)を含む。
映像処理部100は、入力信号(InS)に含まれている映像を示す信号(以下、映像ソース信号)が立体映像を表示する信号である場合、左眼画像を示す左眼映像信号および右眼画像を示す右眼映像信号に区分する。
【0175】
また、映像処理部100は、立体映像表示周波数および補間周波数によって映像ソース信号で補間画像を示す補間映像信号を生成する。映像処理部100は、左眼映像信号をフレーム単位で区分し、連続するフレーム単位の左眼映像信号それぞれが示す左眼画像間の中間画像である補間左眼画像を示す補間左眼映像信号を生成する。生成された補間左眼映像信号のフレーム数は、補間周波数によって決定される。上述したとおり、立体映像表示周波数と補間周波数が同じであれば一フレームの補間左眼映像信号が生成されて、補間周波数が立体映像表示周波数の2倍であれば3フレームの補間左眼映像信号が生成される。
【0176】
同様に、映像処理部100は、右眼映像信号をフレーム単位で区分し、連続するフレーム単位の右眼映像信号それぞれが示す右眼画像間の中間画像である補間右眼画像を示す補間右眼映像信号を生成する。生成された補間左眼映像信号のフレーム数は、補間周波数によって決定される。立体映像表示周波数と補間周波数が同じであれば一フレームの補間右眼映像信号が生成され、補間周波数が立体映像表示周波数の2倍であれば3フレームの補間右眼映像信号が生成される。
【0177】
原本左眼画像はフレーム単位の左眼映像信号に対応し、原本右眼画像はフレーム単位の右眼映像信号に対応する。補間左眼画像(L1、L2、L3)はフレーム単位の補間左眼映像信号に対応し、補間右眼画像(R1、R2、R3)はフレーム単位の補間右眼映像信号に対応する。
【0178】
映像処理部100は、左眼映像信号、補間左眼映像信号、右眼映像信号、および補間右眼映像信号を選択したフィールド、垂直同期、および水平同期によって配列して映像信号(ImS)を生成する。映像処理部100は、左眼映像信号、補間左眼映像信号、右眼映像信号、および補間右眼映像信号それぞれから選択されたフィールドによる信号を抽出する。
【0179】
左眼映像信号が第1フィールドの発光期間に表示される場合、左眼映像信号のうちの第1グループ画素に伝達されるデータ信号に対応する信号のみが抽出される。このような方式により、補間左眼映像信号、右眼映像信号、および補間右眼映像信号それぞれから選択されたフィールドによる信号のみが抽出される。映像処理部100は、このように抽出された信号を垂直同期によってフレーム別に区分し、水平同期によって各画素行別に区分して配列する。
【0180】
具体的に、
図4に示す等間隔発光モードによる映像信号(ImS)は、左眼画像(LE[n])および補間左眼画像(LE1[n])を含む映像信号、および右眼画像(RO[n])および補間右眼画像(RO1[n])を含む映像信号が同期によって配列された信号である。同期によって配列されているため、映像信号(ImS)が直列信号である場合、映像信号(ImS)には、左眼画像(LE[n])、右眼画像(RO[n])、補間左眼画像(LE1[n])、および補間右眼画像(RO1[n])を示す信号が配列されている。
【0181】
映像処理部100が等間隔発光モードではない連接発光モードによる場合、補間映像信号を生成しない。映像処理部100は、左眼映像信号および右眼映像信号を選択したフィールド、垂直同期、および水平同期によって配列して映像信号(ImS)を生成する。映像処理部100は、左眼映像信号および右眼映像信号それぞれから選択されたフィールドによる信号を抽出する。
【0182】
映像処理部100は、左眼映像信号のうちの第1グループ画素(第1フィールド発光期間)に伝達されるデータ信号に対応する信号および第2グループ画素(第2フィールド発光期間)に伝達されるデータ信号に対応する信号を区分する。映像処理部100は、右眼映像信号のうちの第1グループ画素(第1フィールドの発光期間)に伝達されるデータ信号に対応する信号および第2グループ画素(第2フィールドの発光期間)に伝達されるデータ信号に対応する信号を区分する。映像処理部100は、このように区分された信号を垂直同期によってフレーム別に区分し、水平同期によって各画素行別に区分して配列する。
【0183】
具体的に、
図9に示す等間隔発光モードによる映像信号(ImS)は、左眼画像(LE[n])および左眼画像(LO[n])を含む左眼映像信号、および右眼画像(RE[n])および右眼画像(RO[n])を含む右眼映像信号が同期によって配列された信号である。同期によって配列されているため、映像信号(ImS)が直列信号である場合、映像信号(ImS)には左眼画像(LE[n])、左眼画像(LO[n])、右眼画像(RE[n])、右眼画像(RO[n])を示す信号が配列されている。
【0184】
映像処理部100は、映像ソース信号が平面映像を表示する信号である場合、平面画像を示す映像ソース信号をフレーム単位で区分し、平面映像表示周波数および補間周波数によって映像ソース信号で補間画像を示す補間映像信号を生成する。
映像処理部100は、連続するフレーム単位の映像ソース信号が示す画像間の中間画像である補間画像を示す補間映像信号を生成する。生成された補間映像信号のフレーム数は、補間周波数によって決定される。上述したとおり、平面映像表示周波数と補間周波数が同じであれば一フレームの補間映像信号が生成され、補間周波数が平面映像表示周波数の2倍であれば3フレームの補間映像信号が生成される。
【0185】
原本平面画像はフレーム単位の平面映像信号に対応し、補間平面画像(F1、F2、F3)はフレーム単位の補間映像信号に対応する。
映像処理部100は、平面映像信号および補間映像信号を選択したフィールド、垂直同期、および水平同期によって配列して映像信号(ImS)を生成する。映像処理部100は、平面映像信号および補間映像信号それぞれから選択されたフィールドによる信号を抽出する。
【0186】
平面映像信号が第1フィールドの発光期間に表示される場合、平面映像信号のうちの第1グループ画素に伝達されるデータ信号に対応する信号のみが抽出される。このような方式により、補間映像信号から選択されたフィールドによる信号のみが抽出される。映像処理部100は、このように抽出された信号を垂直同期によってフレーム別に区分し、水平同期によって各画素行別に区分して配列する。
【0187】
図11に示すように、等間隔発光モードで補間周波数が240Hzである場合、連続するフレーム単位の平面映像信号の間には3つのフレームの補間映像信号が生成される。フレーム単位の平面映像信号は、
図10では第1フィールドの発光期間(1FE’’[n]_4)で表示されるため、第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号のみが抽出される。3つのフレームの補間映像信号のうちの1番目のフレームの補間映像信号は第2フィールド、次のフレームの補間映像信号は第1フィールド、その後のフレームの補間映像信号は第2フィールドで選択されたため、これによるデータ信号を示す信号のみが抽出される。映像処理部100は、このように抽出された信号を垂直および水平同期によって配列して映像信号(ImS)を生成する。
【0188】
図13で示すように、連接発光モードで補間周波数が120Hzである場合、連続するフレーム単位の平面映像信号の間には一フレームの補間映像信号が生成される。フレーム単位の平面映像信号は、
図12では第1フィールドの発光期間(1FE’’’[n]_4)および第2フィールドの発光期間(1FO’’’[n]_4)で表示されるため、第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号と第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号に区分される。一フレームの補間映像信号は、第1フィールドの発光期間(2FE’’’[n]_4)および第2フィールドの発光期間(2FO’’’[n]_4)で表示されるため、第1グループ画素に対応するデータ信号を示す信号と第2グループ画素に対応するデータ信号を示す信号に区分される。映像処理部100は、このように区分された信号を垂直および水平同期によって配列して映像信号(ImS)を生成する。
【0189】
立体映像表示周波数または平面映像表示周波数が120Hzである場合、表示部に全体スキャンが単位時間(1/60秒)に4回起こるため、垂直同期信号(Vsync)は240Hzとなる。水平同期信号Hsyncは、一フレーム期間のうちの走査期間3によって決定される周波数であり、走査期間3の間に第1グループ画素および第2グループ画素のうちのいずれか1つの全体画素にデータ信号が伝達されるために必要な周波数で設定される。
【0190】
具体的に、
図2Aに示すように、各行ごとに第1グループ画素と第2グループ画素が混ざっていない場合には、走査期間3の間に全体走査線のうちの半分だけがスキャンされればよい。したがって、走査期間3を全体走査線のうちの半分の個数で割れば、各走査線ごとに許容される走査期間となり、水平同期信号Hsyncの周波数も決定される。
【0191】
しかし、
図2B、
図2C、および
図2Dのように、各行ごとに第1グループ画素と第2グループ画素が混ざっている場合には、走査期間3の間に全体走査線がスキャンされなければならない。したがって、走査期間3を全体走査線の個数で割れば、各走査線ごとに許容される走査期間となり、水平同期信号(Hsync)の周波数も決定される。
【0192】
メインクロック信号(CLK)は、映像ソース信号の中に含まれている基本周波数を有するクロック信号であるか、映像処理部100が必要に応じて適切に生成したクロック信号のうちの1つであってもよい。
タイミング制御部200は、映像信号(ImS)、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、およびメインクロック信号(CLK)によって第1〜第4駆動制御信号(CONT1−CONT4)および映像データ信号(ImD)を生成する。
【0193】
タイミング制御部200は、垂直同期信号(Vsync)によってフレーム単位で映像信号(ImS)を区分し、水平同期信号(Hsync)によって走査ライン単位で映像信号(ImS)を区分して映像データ信号(ImD)を生成し、データ駆動部300に第1駆動制御信号(CONT1)と共に送信する。
データ駆動部300は、第1駆動制御信号(CONT1)によって入力された映像データ信号(ImD)をサンプリングおよびホールディングし、複数のデータ線それぞれに複数のデータ信号(data[1]−data[m])を伝達する。
走査駆動部400は、第2駆動制御信号(CONT2)によって複数の走査信号(S[1]−S[n])を生成して走査期間3に対応する走査線に伝達する。
【0194】
電源制御部500は、第3駆動制御信号(CONT3)によって第1グループ画素および第2グループ画素それぞれのリセット期間1、補償期間2、走査期間3、および発光期間4によって電源電圧(EVDD、EVSS、OVDD、OVSS)のレベルを決定して電源線に供給する。
補償制御信号部600は、第4駆動制御信号(CONT4)によって第1グループ画素および第2グループ画素それぞれの補償期間2に補償制御信号(GCE、GCO)のレベルを決定して制御信号線に供給する。
【0195】
表示部700は、第1グループ画素および第2グループ画素を含む表示領域であって、複数のデータ信号(data[1]−data[n])を伝達する複数のデータ線、複数の走査信号(S[1]−S[n])を伝達する複数の走査線、複数の電源線、および複数の制御信号線が形成されている。
【0196】
以下、
図31などを参照しながら、本発明の実施形態に係る表示装置の具体的な動作について説明する。
本発明の実施形態に係る駆動方式は、複数の電源電圧(EVDD、EVSS、OVDD、OVSS)が有するレベル数によって2種類に区分される。複数の電源電圧(EVDD、EVSS、OVDD、OVSS)それぞれが2種類のレベルを有するバイレベル(bi−level)駆動方式と、複数の電源電圧(EVDD、EVSS、OVDD、OVSS)のうちのEVDDおよびOVDDは3つのレベルを有し、EVSSおよびOVSSは固定しているトライレベル(tri−level)駆動方式がある。
【0197】
まず、
図31を参照しながら、バイレベル駆動方式による表示装置の動作について説明する。
図31は、バイレベル駆動方式による2つの電源電圧、走査信号、補償制御信号、およびデータ信号を示す図である。
図31には、リセット期間1以前に初期化期間をさらに含むものとして示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、初期化期間を含まなくてもよい。
【0198】
図31は、第1フィールドの一フレーム期間の信号の波形を示す図である。しかし、第2フィールドの一フレーム期間の信号の波形も同じである。各信号による画素の動作は、
図3Aを参照しながら共に説明する。
初期化期間は、ハイレベルであった走査信号(S[1]−S[n])がローレベルに減少する期間であり、このとき、データ信号(data[1]−data[m])がハイレベルであるため、駆動トランジスタ(ETR)はターンオフされる。初期化期間には、すべての画素が特定の電圧に初期化される。フレームごとの動作が開始する前に初期化期間があるため、以前フレームの影響をなくし、すべての画素が同じ条件で補償動作およびデータ信号の入力動作を行うことができる。
【0199】
以前フレームの影響を受けないため、以前フレームに入力されたデータ信号によって駆動トランジスタの初期動作状態が変わることを防ぐことができる。初期状態が異なって発生する残像発現、モーションブラー、3D表示時の左右視点間のクロストーク(Crosstalk)などの画質劣化を防ぎ、画質が均一になる。
【0200】
リセット期間1に電源電圧(EVSS)はハイレベル12Vで維持され、複数のデータ信号(data[1]−data[n])はリセット期間1にローレベル0Vになって所定の期間(RT1)維持される。
データ信号(data[1]−data[n])の電圧が低いことによって画素の駆動トランジスタ(ETRおよびOTR)のゲート電圧が十分に下がり、駆動トランジスタ(ETRおよびOTR)がより多くの電流を流すことができる。リセット期間1に有機発光ダイオード(OLED_E、OLED_O_)のアノード電圧を電源電圧(EVDD、OVDD)の電圧と同じになるように、有機発光ダイオード(OLED)に内在する(intrinsic)キャパシタに貯蔵された電圧(通常、VSS対比0〜3V程度の高さ)を放電させる。すなわち、データ信号(data[1]−data[n])の電圧が最低値となって駆動トランジスタ(ETRおよびOTR)の電流駆動能力が最大化されるため、最短時間に有機発光ダイオード(OLED)のアノード電圧を低めることができる。
【0201】
リセット期間1に、複数の走査信号(S[1]−S[n])のレベルは、リセット期間1のうちの少なくとも期間(RT1)と所定の期間が重複する期間にローレベルになければならない。
図31に示すリセット期間1に対応する3ブロックの期間のHLH、HLL、LLH、およびLLLのうちのいずれか1つであってもよい。リセット期間1と補償期間2の間には所定の間隔(interval)(PT1)が存在する。リセット期間1が終了した時点に、電源電圧(EVSS)はローレベル0Vに下降する。複数の走査信号(S[1]−S[n])がローレベルである状態でリセット期間1が終了すれば、複数の走査信号(S[1]−S[n])のレベル変化はない。
図31では、複数の走査信号(S[1]−S[n])のうちの走査信号(S[i])が示されている。
【0202】
補償期間2の開始時点に第1補償制御信号(GCE)はローレベルに減少し、補償期間2にローレベルで維持される。複数のデータ信号(data[1]−data[m])はハイレベル6Vであり、電源電圧(EVDD)はローレベル3Vで維持されている。
第1補償制御信号(GCE)によって補償トランジスタ(ETH)がターンオンされて駆動トランジスタ(ETR)はダイオード連結し、駆動トランジスタ(ETR)のゲート電極には電源電圧(EVDD)から駆動トランジスタ(ETR)の閾値電圧だけが差し引かれた電圧が供給される。このとき、補償キャパシタ(ECH)は、データ信号(data[j])の電圧と電源電圧(EVDD)から閾値電圧(VTH)が差し引かれた電圧(EVDD−VTH)の差に相当する電圧で充電される。
【0203】
補償期間2と走査期間3の間の所定の間隔(PT2)が存在し、間隔(PT2)のうちの複数の走査信号(S[1]−S[i])はすべてハイレベルとなる。
走査期間3に、複数の走査信号(S[1]−S[n])は順にローレベルとなり、スイッチングトランジスタ(ETS)をターンオンさせる。スイッチングトランジスタ(ETS)がターンオンされている期間に、データ信号(data[j])が補償キャパシタ(ECH)の他の電極および貯蔵キャパシタ(ECS)の一電極が出会う接点(ND)に伝達される。
【0204】
補償キャパシタ(ECH)の一電極は駆動トランジスタ(ETR)のゲート電極に連結しており、フローティング状態である。接点(ND)の電圧変化量は貯蔵キャパシタ(ECS)および補償キャパシタ(ECH)間が容量比によって分配され、補償キャパシタ(ECH)に分配された電圧変化量(ΔV)は駆動トランジスタ(ETR)のゲート電圧に反映される。したがって、走査期間3に駆動トランジスタ(ETR)のゲート電圧はEVDD(3V)−VTH+ΔVとなる。
【0205】
走査期間3が終了すれば、複数のデータ信号(data[1]−data[m])はハイレベルの電圧5Vとなり、走査期間3と発光期間4の間の所定の間隔(PT3)が存在する。
発光期間4が開始すれば、電源電圧(EVDD)はハイレベル12Vに上昇し、複数の走査信号(S[1]−S[n])もハイレベルからさらに高いレベルに上昇する。走査信号(S[i])がさらに高いレベルに上昇すれば、スイッチングトランジスタ(ETS)がフルオフされ、発光期間4に発生し得る漏洩電流を遮断することができる。発光期間4以前まではノード(MD)の電圧が大略データ線(Dj)の電圧範囲内にあったため、スイッチトランジスタ(ETS)両端のドレイン−ソース(Drain−Source)間の電圧差が大きくない。
【0206】
発光期間4の開始時点に電源電圧(EVDD)が上昇すれば、キャパシタ(ECSおよびECH)のカップリング(coupling)作用によってノード(MD)の電圧と駆動トランジスタ(ETR)のゲート電圧が同じ量だけ上昇する。
例えば、電源電圧(EVDD)が2Vから12Vに上昇すれば、ノード(MD)の電圧も10V上昇するため、スイッチングトランジスタ(ETS)のドレイン−ソース電圧はそれだけ増加する。通常、トランジスタの漏洩電流はドレイン−ソース電圧に比例するため、ノード(MD)からデータ線に流れる漏洩電流が増加する。
【0207】
したがって、データ線(Dj)の電圧をカップリング(coupling)によって上昇するノード(MD)電圧の少なくとも中間値程度に上げれば、スイッチングトランジスタ(ETS)のドレイン−ソース電圧が減少して漏洩電流を低めることができる。
例えば、走査期間にデータ信号の電圧範囲が1〜6Vであれば、走査期間直後のノード(MD)の電圧もこの範囲内の値になるはずである。電源電圧(EVDD)が10Vさらに上昇すれば、ノード(MD)の電圧範囲は11〜16Vとなり、最悪の場合には、データ線(Dj)の電圧は1V、ノード(MD)の電圧は16Vとなり、スイッチングトランジスタのドレイン−ソース電圧が15Vにもなる。しかし、発光期間4のデータ線(Dj)の電圧を13.5Vに上げれば、最悪の場合には、ドレイン−ソース電圧は2.5Vにしかならない。したがって、漏洩電流を大略1/6(15/2.5)に減らすことができる。
【0208】
電源電圧(EVDD)が上昇したため、駆動トランジスタ(ETR)はソース電圧とゲート電圧の差による駆動電流が発生する。駆動トランジスタ(ETR)のソース電圧(EVDD)(12V)からゲート電圧(EVDD(3V)−VTH+ΔV)を引いた電圧から閾値電圧(VTH)を再び引くため、駆動トランジスタ(ETR)の駆動電流は電圧(9V−ΔV)の二乗に対応する電流となる。すなわち、駆動トランジスタ間の閾値電圧偏差によって駆動電流間の同一データ信号による偏差は発生しない。
【0209】
発光期間4が終了すれば、電源電圧(EVDD)はローレベル3Vとなり、発光オフ期間(PT4)が発生する。発光オフ期間(PT4)は次のフレームと現在のフレームの間の間隔であって、画素は発光しない。
図31では、第1フィールド(EFD)に発光する画素を例示して説明したが、第2フィールド(OFD)に発光する画素もこれと同じような方法によって発光する。また、ハイレベルまたはローレベルで例示した電圧レベルは一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。
図32は、バイレベル駆動方式によるとき、第1フィールドおよび第2フィールドを電源電圧と共に示した画像である。バイレベル駆動方式によるとき、電源電圧(EVSS)および電源電圧(OVSS)の区分なく一電源電圧を用いてもよい。
【0210】
このとき、第1フィールド(EFD)の発光期間4と第2フィールド(OFD)のリセット期間1は重なってはならず、第2フィールド(OFD)の発光期間4と第1フィールド(EFD)のリセット期間1は重なってはならない。
図32に示すように、第1フィールド(EFD)のリセット期間1および第2フィールド(OFD)のリセット期間1で電源電圧(EVSS)はハイレベルとなり、その他の区間ではローレベルとなる。
【0211】
次に、
図33を参照しながら、トライレベル駆動方式による表示装置の動作について説明する。
図33は、トライレベル駆動方式による2つの電源電圧、走査信号、補償制御信号、およびデータ信号を示す図である。トライレベル駆動方式は、
図31に示すバイレベル駆動方式に比べてリセット期間1における電源電圧(EVDD)および電源電圧(OVDD)のレベルが異なる。他の期間は同じであるため、同一する図面符号を用いて表示し、その詳細な説明は省略する。
【0212】
トライレベル駆動方式のリセット期間1で、電源電圧(EVDD)は、バイレベル駆動方式のリセット期間1における電源電圧(EVDD)よりもさらに低いローレベル−3Vとなる。トライレベル駆動方式のリセット期間1で、電源電圧(EVSS)は、ローレベル0Vで維持されるだけで上昇しない。
電源電圧(EVDD)が−3Vとなれば、有機発光ダイオード(OLED_E)のアノード電極電圧が−3Vに近い低い電圧となり、リセット動作が行われる。
【0213】
リセット期間1のうちの複数の走査信号(S[1]−S[n])のレベルはリセット動作と関係がないため、ハイレベルまたはローレベルであってもよい。
リセット期間1には、電源電圧(EVDD)と電源電圧(VSS)の電圧差が逆転する。これにより、有機発光ダイオード(OLED)のアノード電圧が電源電圧(EVDD)よりも高まり、駆動トランジスタの観点では有機発光ダイオード(OLED)のアノードがソースとなる。駆動トランジスタ(ETR、OTR)のゲート電圧はほぼ電源電圧(EVDDとOVDD)と類似するが、有機発光ダイオード(OLED_E、OLED_O)のアノード電圧はこれよりも遥かに高い電圧、電源電圧(VSS)+有機発光ダイオード(OLED_E、OLED_O)に貯蔵されていた0〜3Vの電圧であるため、駆動トランジスタ(ETR、OTR)のゲート−ソース電圧が十分に負の電圧となり、駆動トランジスタ(ETR、OTR)はターンオンされる。このとき、駆動トランジスタ(ETR、OTR)を通じて流れる電流は、有機発光ダイオード(OLED_E、OLED_O)のアノードで電源電圧(EVDD、OVDD)方向に流れ、究極的には有機発光ダイオード(OLED_E、OLED_O)のアノード電圧が電源電圧(EVDD、OVDD)と同じになるまで流れる。
【0214】
ただし、電源電圧(EVDD、OVDD)を十分に低い電圧でなすことができず、駆動トランジスタ(ETR、OTR)のゲート電圧を十分に低めることができないこともある。このような場合、リセット期間1にデータ信号(data[1]−data[m])の電圧を低い電圧で設定し、走査信号(S[1]−S[n])をローレベルで設定してゲート電圧を下げてもよい。
【0215】
図33では、データ信号が低い電圧となる場合も共に示した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、上述したとおり、電源電圧(EVDD)が十分に低い場合、データ信号を低いレベルに変更せず、走査信号はすべてハイレベルでも問題ない。
リセット期間1のうちのリセット動作が完了すれば、電源電圧(EVDD)はローレベル−3Vからローレベル3Vに上昇する。
【0216】
図34および
図35は、トライレベル駆動方式によるとき、第1フィールドおよび第2フィールドを電源電圧と共に示した画像である。電源電圧(EVSS)および電源電圧(OVSS)はスイング(swing)せずに一定のレベルに固定されているため、トライレベル駆動方式でも電源電圧(EVSS)および電源電圧(OVSS)は同じ電圧で駆動される。
【0217】
図34に示すように、電源電圧(EVSS)がスイングしないため、第1フィールド(EFD)のリセット期間1および補償期間2は第2フィールド(OFD)の発光期間4と重なるようになり、第2フィールド(OFD)のリセット期間1および補償期間2は第1フィールド(EFD)の発光期間4と重なるようになる。
【0218】
また、
図35に示すように、第1フィールド(EFD)の発光期間4と第2フィールド(OFD)の発光期間が重なることもある。走査期間3が一フレーム期間の半分よりも短い期間のときに可能である。第1フィールド(EFD)および第2フィールド(OFD)の発光期間4が重なる期間があるため、モーションアーチファクトが減少して発光時間を極大化することができる。
【0219】
以上、本発明の実施形態によって第1フィールドおよび第2フィールドに区分された表示装置を動作させる方法を参照した。このような駆動方式によるとき、モーションアーチファクトを減少させることができ、発光時間を最大限確保し、有機発光ダイオードを含む表示装置の大型化を実現させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形および改良形態も本発明の権利範囲に属するといえる。