【実施例】
【0063】
実施例1:段階(a)
(1)実施例1−1:メチルアセトイミデート塩酸塩の製造
反応器に、アセトニトリル1.6kgとメタノール2.4kgを投入し、前記反応器を−10℃に冷却した。そこに塩化アセチル3.67kgを徐々に投入した後、前記混合物を0℃で12時間攪拌した。攪拌しながら、反応器の内部温度は0℃に維持した。反応終了後、前記溶媒を45℃で減圧して除去した。次に、前記反応混合物にtert−ブチルメチルエーテル11.8kgを投入し、0℃で3時間撹拌した。生成された固体をろ過した後、40℃で真空乾燥してメチルアセトイミデート塩酸塩4.1kgを得た(収率:95%)。
【0064】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.7(s、2H)、4.07(s、3H)、2.38(s、3H)
(2)実施例1−2:エチルアセトイミデート塩酸塩の製造
反応器に、アセトニトリル1.6kgとエタノール4.3kgを投入し、前記反応器を−10℃に冷却した。そこに塩化アセチル3.67kgを徐々に投入した後、前記混合物を0℃で12時間攪拌した。攪拌しながら、反応器の内部温度は0℃に維持した。反応終了後、 前記溶媒を45℃で減圧して除去した。次に、前記反応混合物にtert−ブチルメチルエーテル11.8kgを投入し、0℃で3時間撹拌した。生成された固体をろ過した後、40℃で真空乾燥してエチルアセトイミデート塩酸塩4.58kgを得た(収率:95%)。
【0065】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.7(s、2H)、4.26(q、2H)、2.38(s,3H)、1.36(t、3H)
(3)実施例1−3:tert−ブチルアセトイミデート塩酸塩の製造
反応器に、アセトニトリル1.6kgとtert−ブタノール6.93kgを投入し、前記反応器を−10℃に冷却した。そこに塩化アセチル3.67kgを徐々に投入した後、前記混合物を0℃で12時間攪拌した。攪拌しながら、反応器の内部温度は0℃に維持した。反応終結後、前記溶媒を45℃で減圧して除去した。次に、前記反応混合物にtert−ブチルメチルエーテル11.8kgを投入し、0℃で3時間撹拌した。生成された固体をろ過した後、40℃で真空乾燥してtert−ブチルアセトイミデート塩酸塩5.32kgを得た(収率:90%)。
【0066】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.7(s、2H)、2.38(s、3H)、1.2(s、9H)
(4)実施例1−4:メチルプロピオンイミデート塩酸塩の製造
反応器に、プロピオニトリル1.6kgとメタノール2.23kgを投入し、前記反応器を−10℃に冷却した。そこに塩化アセチル2.74kgを徐々に投入した後、 前記混合物を0℃で12時間攪拌した。攪拌しながら、反応器の内部温度は0℃に維持した。反応終了後、前記溶媒を45℃で減圧して除去した。次に、前記反応混合物にtert−ブチルメチルエーテル11.8kgを投入し、0℃で3時間撹拌した。生成された固体をろ過した後、40℃で真空乾燥してメチルプロピオンイミデート塩酸塩3.41kgを得た(収率:95%)。
【0067】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.7(s、2H)、4.07(s、3H)、1.57(q、2H)、0.96(t、3H)
(5)実施例1−5:メチルトリメチルアセトイミデート塩酸塩の製造
反応器に、トリメチルアセトニトリル1.6kgとメタノール1.48kgを投入し、前記反応器を−10℃に冷却した。そこに塩化アセチル1.81kgを徐々に投入した後、前記混合物を0℃で12時間攪拌した。攪拌しながら、反応器の内部温度は0℃に維持した。反応終了後、前記溶媒を45℃で減圧して除去した。次に、前記反応混合物にtert−ブチルメチルエーテル11.8kgを投入し、0℃で3時間撹拌した。生成された固体をろ過した後、40℃で真空乾燥してメチルトリアセトイミデート塩酸塩2.63kgを得た(収率:90%)。
【0068】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.7(s、2H)、4.07(s、3H)、1.0(s、9H)
実施例2:段階(b)
(1)実施例2−1:N−ベンジルアセトイミドアミド塩酸塩の製造
反応器に、ベンジルアミン3.97kgとメタノール31.4kgを投入した。その後、実施例1−1で製造したメチルアセトイミデート塩酸塩4.05kgを投入し、前記混合物を3時間撹拌した。溶媒を40℃で減圧して除去した後、前記反応混合物にアセトン31.4kgを投入し5時間攪拌した。生成された固体をろ過し、アセトン10kgで洗浄した後、40℃で12時間真空乾燥してN−ベンジルアセトイミドアミド塩酸塩6.5kgを得た(収率:95%)。
【0069】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):10.10(s、1H)、9.50(s、1H)、7.30(m,5H)、4.59(m、2H)、2.31(m、3H)
(2)実施例2−2:N−ベンジルプロピオンイミドアミド塩酸塩の製造
反応器に、ベンジルアミン3.97kgとメタノール31.4kgを投入した。その後、実施例1−4で製造したメチルプロピオンイミデート塩酸塩4.58kgを投入し、前記混合物を3時間撹拌した。40℃で減圧して溶媒を除去した後、前記反応混合物にアセトン31.4kgを投入し5時間攪拌した。生成された固体をろ過し、アセトン10kgで洗浄した後、40℃で12時間真空乾燥してN−ベンジルプロピオンイミドアミド塩酸塩6.99kgを得た(収率:95%)。
【0070】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):10.10(s、1H)、9.50(s、1H)、7.30(m、5H)、4.59(m、2H)、2.70(q、2H)、1.20(t、3H)
(3)実施例2−3:N−ベンジルピバルイミドアミド塩酸塩の製造
反応器に、ベンジルアミン3.97kgとメタノール31.4kgを投入した。その後、実施例1−5で製造したメチルトリメチルアセトイミデート塩酸塩5.60kgを投入し、前記混合物を3時間撹拌した。溶媒を40℃で減圧して除去した後、前記反応混合物にアセトン31.4kgを投入し5時間攪拌した。生成された固体をろ過し、アセトン10kgで洗浄した後、40℃で12時間真空乾燥してN−ベンジルプロピオンイミドアミド塩酸塩7.98kgを得た(収率:95%)。
【0071】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):10.10(s、1H)、9.50(s、1H)、7.30(m、5H)、4.59(m、2H)、1.26(s、9H)
実施例3:段階(c)
(1)実施例3−1:1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−カルバルデヒドの製造
反応器に、実施例2−1で製造したN−ベンジルアセトイミドアミド塩酸塩6.5kgと炭酸カリウム9.72kgを投入した。その後、塩化メチレン76.8kgと水7.22kgをさらに投入し30分間攪拌した。前記混合物に(E)−2−ブロモ−3−(シクロヘキシルオキシ)アクリルアルデヒド7.63kgを投入した後、反応器の温度を40℃に上げ、この温度を維持しながら、前記混合物を5時間攪拌し、反応液を40℃で減圧乾燥した。その後、tert−ブチルメチルエーテル48.1kgを反応器に投入して30分間攪拌し、珪藻土を用いてろ過した後、tert−ブチルメチルエーテル48.1kgを投入して洗浄した。生成された有機層に水65kgを投入し、前記混合物を濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。その後、有機層を分離し、水層にtert−ブチルメチルエーテル48.1kgを投入し、前記混合物を30分間攪拌した。その後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて有機層を乾燥し、ろ過した後、40℃で減圧乾燥して1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−カルバルデヒド6.34kgを得た(収率:90%)。
【0072】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.64(s、1H)、7.87(s、1H)、7.31(m、5H)、5.56(s、2H)、2.33(m、3H)
(2)実施例3−2:1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−カルバルデヒドの製造
反応器に、実施例2−2で製造したN−ベンジルプロピオンイミドアミド塩酸塩6.99kgと炭酸カリウム9.72kgを投入した。その後、塩化メチレン76.8kgと水7.22kgをさらに投入し30分間攪拌した。前記混合物に、(E)−2−ブロモ−3−(シクロヘキシルオキシ)アクリルアルデヒド7.63kgを投入した後、反応器の温度を40℃に上げ、この温度を維持しながら、前記混合物を5時間攪拌し、反応液を40℃で減圧乾燥した。その後、tert−ブチルメチルエーテル48.1kgを反応器に投入して30分間攪拌し、珪藻土を用いてろ過した後、tert−ブチルメチルエーテル48.1kgを投入して洗浄した。生成された有機層に水65kgを投入し、前記混合物を濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。その後、有機層を分離し、水層にtert−ブチルメチルエーテル48.1kgを投入し、前記混合物を30分間攪拌した。その後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、ろ過した後、40℃で減圧乾燥して1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−カルバルデヒド6.78kgを得た(収率:90%)。
【0073】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.64(s、1H)、7.87(s、1H)、7.31(m、5H)、5.56(s、2H)、2.85(q、2H)、1.25(t、3H)
(3)実施例3−3:1−ベンジル−2−(tert−ブチル)−1H−イミダゾール−5−カルバルデヒドの製造
反応器に、実施例2−3で製造したN−ベンジルプロピオンイミドアミド塩酸塩7.98kgと炭酸カリウム9.72kgを投入した。その後、塩化メチレン76.8kgと水7.22kgを投入して30分間攪拌した。前記混合物に、(E)−2−ブロモ−3−(シクロヘキシルオキシ)アクリルアルデヒド7.63kgを投入した後、反応器の温度を40℃に上げ、この温度を維持しながら、5時間攪拌し、反応液を40℃で減圧乾燥した。その後、tert−ブチルメチルエーテル48.1kgを投入して30分間攪拌し、珪藻土を用いてろ過した後、tert−ブチルメチルエーテル48.1kgを投入して洗浄した。生成された有機層に水65kgを投入し、前記混合物を濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。その後、有機層を分離し、水層にtert−ブチルメチルエーテル48.1kgを投入し、前記混合物を30分間攪拌した。その後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、ろ過した後、40℃で減圧乾燥して1−ベンジル−2−(tert−ブチル)−1H−イミダゾール−5−カルバルデヒド7.67kgを得た。(収率=90%)
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.64(s、1H)、7.87(s、1H)、7.31(m、5H)、5.56(s、2H)、1.26(s、9H)
実施例4:段階1
(1)実施例4−1:(E)−4−(1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(エトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸の製造
反応器に、ナトリウムエトキシド3.02kgを投入し、エタノール25kgを投入して溶かした。その後、ジエチルサクシネート7.72kgを投入し、反応器の温度を55℃に昇温した。その後、実施例3−1で製造した1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−カルバルデヒド6.34kgをエタノール25kgに溶かし、3時間かけて投入した。反応終了後、エタノールを50℃で減圧して除去した。ジクロロメタン168kgと水63kgを反応器に投入し濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。次に、前記混合溶液を30分間攪拌して有機層を分離した。その後、水層にジクロロメタン84.3kgを投入して30分間攪拌した。生成された有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥し後、ろ過し、40℃で減圧乾燥した。その後、メチルエチルケトン20kgをそこに投入し、その混合溶液を30分間攪拌し50℃で減圧乾燥した。前記生成物にメチルエチルケトン51kgを投入して3時間撹拌した。生成された析出固体をろ過してメチルエチルケトン10kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥して(E)−4−(1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(エトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸3.64kgを得た(収率:35%)。
【0074】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.0(s、1H)、7.30〜7.20(m、5H)、7.58(s、1H)、5.46(m、2H)、4.20(q、2H)、3.56(s、2H)、2.50(s、3H)、1.29(t、3H)
(2)実施例4−2:(E)−4−(1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(エトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸の製造
反応器に、ナトリウムエトキシド3.02kgを投入し、メタノール27kgを投入して溶かした。その後、ジエチルサクシネート7.72kgを投入し、反応器の温度を55℃に昇温した。その後、実施例3−2で製造した1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−カルバルデヒド6.78kgをメタノール27kgに溶かし、3時間かけて投入した。反応終了後、エタノールを50℃で減圧して除去した。ジクロロメタン180kgと水68kgを反応器に投入し濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。次に、前記混合溶液を30分間攪拌して有機層を分離した。その後、水層にジクロロメタン90.1kgを投入して30分間攪拌した。生成された有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥した後、ろ過し40℃で減圧乾燥した。その後、メチルエチルケトン20kgをそこに投入し、その混合溶液を30分攪拌し50℃で減圧乾燥した。前記生成物にメチルエチルケトン55kgを投入して3時間撹拌した。生成された析出固体をろ過してメチルエチルケトン10kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥して(E)−4−(1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(エトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸3.79kgを得た(収率:35%)。
【0075】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.0(s、1H)、7.30〜7.20(m、5H)、7.58(s、1H)、5.46(m、2H)、4.20(q、2H)、3.56(s、2H)、2.85(q、2H)、1.29(t、3H)、1.25(t、3H)
(3)実施例4−3:(E)−4−(1−ベンジル−2−(tert−ブチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(エトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸の製造
反応器に、ナトリウムエトキシド3.02kgを投入し、エタノール30kgを投入して溶かした。その後、ジエチルサクシネート7.72kgを投入し、反応器の温度を55℃に昇温した。その後、実施例3−3で製造した1−ベンジル−2−tert−ブチル−1H−イミダゾール−5−カルバアルデヒド7.67kgをエタノール30kgに溶かし、3時間かけて投入した。反応終了後、エタノールを50℃で減圧して除去した。ジクロロメタン204kgと水77kgを反応器に投入し濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。次に、前記混合溶液を30分間攪拌して有機層を分離した。その後、水層にジクロロメタン102kgを投入して30分間攪拌した。生成された有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥した後、ろ過し40℃で減圧乾燥した。その後、メチルエチルケトン20kgをそこに投入し、その混合溶液を30分間攪拌し50℃で減圧乾燥した。前記生成物にメチルエチルケトン62kgを投入して3時間撹拌した。生成された析出固体をろ過してメチルエチルケトン10kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥して(E)−4−(1−ベンジル−2−(tert−ブチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(エトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸4.10kgを得た(収率:35%)。
【0076】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.0(s、1H)、7.30〜7.20(m、5H)、7.58(s、1H)、5.46(m、2H)、4.20(q、2H)、3.56(s、2H)、1.29(t、3H)、1.25(s、9H)
(4)実施例4−4:(E)−4−(1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(メトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸の製造
反応器に、ナトリウムメトキシド2.39kgを投入し、メタノール26kgを投入して溶かした。その後、ジメチルサクシネート6.48kgを投入し、反応器の温度を55℃に昇温した。その後、実施例3−1で製造した1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−カルバルデヒド6.34kgをメタノール26kgに溶かし、3時間かけて投入した。反応終了後、メタノールを50℃で減圧して除去した。ジクロロメタン168kgと水63kgを投入して攪拌し、濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。次に、前記混合溶液を30分間攪拌して有機層を分離した。その後、水層にジクロロメタン84.3kgを投入して30分間攪拌した。生成された有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥した後、ろ過し40℃で減圧乾燥した。その後、メチルエチルケトン20kgを投入し、その混合溶液を30分間攪拌し50℃で減圧乾燥した。前記生成物にメチルエチルケトン52kgを投入して3時間撹拌した。生成された析出固体をろ過してメチルエチルケトン10kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥して(E)−4−(1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(メトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸3.46kgを得た(収率:34%)。
【0077】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.0(s、1H)、7.30〜7.20(m、5H)、7.58(s、1H)、6.90(s、1H)、5.46(m、2H)、3.77(s、3H)、3.56(s、2H)、2.50(s、3H)
(5)実施例4−5:(E)−4−(1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(メトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸の製造
反応器に、ナトリウムメトキシド2.39kgを投入し、メタノール27kgを投入して溶かした。その後、ジメチルサクシネート6.48kgを投入し、反応器の温度を55℃に昇温した。その後、実施例3−2で製造した1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−カルバルデヒド6.78kgをメタノール27kgに溶かし、3時間かけて投入した。反応終了後、メタノールを50℃で減圧して除去した。ジクロロメタン180kgと水68kgを反応器に投入し濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。次に、前記混合溶液を30分間攪拌して有機層を分離した。その後、水層にジクロロメタン90.1kgを投入して30分間攪拌した。生成された有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥した後、ろ過し40℃で減圧乾燥した。その後、メチルエチルケトン20kgを投入し、その混合溶液を30分間攪拌し50℃で減圧乾燥した。前記生成物にメチルエチルケトン55kgを投入して3時間撹拌した。生成された析出固体をろ過してメチルエチルケトン10kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥して(E)−4−(1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(メトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸3.74kgを得た(収率:36%)。
【0078】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.0(s、1H)、7.30〜7.20(m、5H)、7.58(s、1H)、6.90(s、1H)、5.46(m、2H)、3.77(s、3H)、3.56(s、2H)、2.85(q、2H)、1.29(t、3H)
(6)実施例4−6:(E)−4−(1−ベンジル−2−(tert−ブチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(メトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸の製造
反応器に、ナトリウムメトキシド2.39kgを投入し、メタノール30kgを投入して溶かした。その後、ジメチルサクシネート6.48kgを投入し、反応器の温度を55℃に昇温した。その後、実施例3−3で製造した1−ベンジル−2−tert−ブチル−1H−イミダゾール−カルバルデヒド7.67kgをメタノール30kgに溶かし、3時間かけて投入した。反応終了後、メタノールを50℃で減圧して除去した。ジクロロメタン204kgと水77kgを反応器に投入して攪拌し濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。次に、前記混合溶液を30分間攪拌して有機層を分離した。その後、水層にジクロロメタン102kgを投入して30分間攪拌した。生成された有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥した後、ろ過し40℃で減圧乾燥した。その後、メチルエチルケトン20kgを投入し、その混合溶液を30分間攪拌し50℃で減圧乾燥した。前記生成物にメチルエチルケトン62kgを投入して3時間撹拌した。生成された析出固体をろ過し、メチルエチルケトン10kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥して(E)−4−(1−ベンジル−2−(tert−ブチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(メトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸3.95kgを得た(収率:35%)。
【0079】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.0(s、1H)、7.30〜7.20(m、5H)、7.58(s、1H)、6.92(s、1H)、5.45(m、2H)、3.56(s、2H)、1.29(t、3H)、1.20(s、9H)
(7)実施例4−7:(E)−4−(1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(tert−ブトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸の製造
反応器に、カリウムtert−ブトキシド3.55kgを投入し、tert−ブタノール25kgを投入して溶かした。その後、ジtert−ブチルサクシネート8.02kgを投入し、反応器の温度を55℃に昇温した。その後、実施例3−1で製造した1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−カルバルデヒド6.34kgをtert−ブタノール25kgに溶かし、3時間かけて投入した。反応終了後、tert−ブタノールを50℃で減圧して除去した。ジクロロメタン168kgと水63kgを反応器に投入して攪拌し濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。次に、前記混合溶液を30分間攪拌して有機層を分離した。その後、水層にジクロロメタン84.3kgを投入して30分間攪拌した。生成された有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥した後、ろ過し、40℃で減圧乾燥した。その後、メチルエチルケトン20kgを投入し、その混合溶液を30分間攪拌し、50℃で減圧乾燥した。前記生成物にメチルエチルケトン52kgを投入して3時間撹拌した。生成された析出固体をろ過してメチルエチルケトン10kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥して(E)−4−(1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(tert−ブトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸3.95kgを得た(収率:35%)。
【0080】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.0(s、1H)、7.30〜7.20(m、5H)、7.58(s、1H)、6.90(s、1H)、5.40(m、2H)、3.56(s、2H)、2.50(s、3H)、1.38(s、9H)
(8)実施例4−8:(E)−4−(1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(tert−ブトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸の製造
反応器に、カリウムtert−ブトキシド3.55kgを投入し、tert−ブタノール25kgを投入して溶かした。その後、ジtert−ブチルサクシネート8.02kgを投入し、反応器の温度を55℃に昇温した。その後、実施例3−2で製造した1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−カルバルデヒド6.78kgをtert−ブタノール25kgに溶かし、3時間かけて投入した。反応終了後、tert−ブタノールを50℃で減圧して除去した。ジクロロメタン180kgと水68kgを反応器に投入して攪拌し濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。次に、前記混合溶液を30分間攪拌して有機層を分離した。その後、水層にジクロロメタン90.1kgを投入して30分間攪拌した。生成された有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥した後、ろ過し、40℃で減圧乾燥した。その後、メチルエチルケトン20kgを投入し、その混合溶液を30分間攪拌し、50℃で減圧乾燥した。前記生成物にメチルエチルケトン55kgを投入して3時間撹拌した。生成された析出固体をろ過してメチルエチルケトン10kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥して(E)−4−(1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(tert−ブトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸3.99kgを得た(収率:34%)。
【0081】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):11.0(s、1H)、7.30〜7.20(m、5H)、7.58(s、1H)、6.95(s、1H)、5.46(m、2H)、3.56(s、2H)、2.85(q、2H)、1.29(t、3H)、1.38(s、9H)
(9)実施例4−9:(E)−4−(1−ベンジル−2−(tert−ブチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(tert−ブトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸の製造
反応器に、カリウム tert−ブトキシド3.55kgを投入し、tert−ブタノール30kgを投入して溶かした。その後、ジtert−ブチルサクシネート6.48kgを投入し、反応器の温度を55℃に昇温した。その後、実施例3−3で製造した1−ベンジル−2−tert−ブチル−1H−イミダゾール−5−カルバルデヒド7.67kgをtert−ブタノール30kgに溶かし、3時間かけて投入した。反応終了後、tert−ブタノールを50℃で減圧して除去した。ジクロロメタン204kgと水77kgを反応器に投入して攪拌し濃塩酸を用いてpH5.5に調整した。前記混合溶液を30分間攪拌して有機層を分離した。その後、水層にジクロロメタン102kgを投入して30分間攪拌した。生成された有機層を分離し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥した後、ろ過し、40℃で減圧乾燥した。その後、メチルエチルケトン20kgを投入し、その混合溶液を30分攪拌して50℃で減圧乾燥した。前記生成産物にメチルエチルケトン62kgを投入して3時間撹拌した。生成された析出固体をろ過してメチルエチルケトン10kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥して(E)−4−(1−ベンジル−2−(tert−ブチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(tert−ブトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸4.42kgを得た(収率:35%)。
【0082】
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):11.0(s、1H)、7.30〜7.20(m、5H)、7.58(s、1H)、6.91(s、1H)、5.42(m、2H)、3.56(s、2H)、1.39(s、9H)、1.25(s、9H)
実施例5:段階2
(1)実施例5−1:エチル4−アセトキシ−1−ベンジル−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレートの製造
実施例4−1で製造した(E)−4−(1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(エトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸3.64kgをアセトニトリル14.3kgに溶かし、前記混合溶液を80℃に昇温した。無水酢酸3.17kgを1時間かけて投入し、同一温度で3時間還流撹拌した。前記反応液を50℃で減圧して濃縮した。そこにトルエン6.3kgを投入し、50℃で再濃縮した。イソプロピルアルコール14.3kgを投入し、0℃で5時間撹拌した。生成された固体をろ過し、0℃に冷却されたイソプロピルアルコール2.86kgを利用して洗浄し、40℃で真空乾燥してエチル4−アセトキシ−1−ベンジル−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート3.12kgを得た(収率:80%)。
【0083】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.10(s、1H)、7.61(s、1H)、7.40〜7.15(m、5H)、5.59(m、2H)、4.31(q、2H)、2.61(s、3H)、2.48(s、3H)、1.35(t、3H)
(2)実施例5−2:エチル4−アセトキシ−1−ベンジル−2−エチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレートの製造
実施例4−2で製造した(E)−4−(1−ベンジル−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(エトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸3.79kgをアセトニトリル14.9kgに溶かし、前記混合溶液を80℃に昇温した。無水酢酸3.17kgを1時間かけて投入し、同一温度で3時間還流撹拌した。反応液を50℃で減圧して濃縮した。トルエン6.6kgを投入し、50℃で再濃縮した。イソプロピルアルコール14.9kgを投入して0℃で5時間撹拌した。生成された固体をろ過し、0℃に冷却されたイソプロピルアルコール2.9kgを利用して洗浄し、40℃で真空乾燥してエチル4−アセトキシ−1−ベンジル−2−エチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート3.25kgを得た(収率:80%)。
【0084】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.10(s、1H)、7.61(s、1H)、7.40〜7.15(m、5H)、5.59(m、2H)、4.31(q、2H)、2.81(q、2H)、2.61(s、3H)、1.29〜1.25(m、6H)
(3)実施例5−3:エチル4−アセトキシ−1−ベンジル−2−tert−ブチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレートの製造
実施例4−3で製造した(E)−4−(1−ベンジル−2−tert−ブチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(エトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸4.10kgをアセトニトリル16.1kgに溶かし、前記混合溶液を80℃に昇温した。無水酢酸3.17kgを1時間かけて投入し、同一温度で3時間還流撹拌した。反応液を50℃で減圧して濃縮した。トルエン7.1kgを投入し、50℃で再濃縮した。イソプロピルアルコール16.1kgを投入して0℃で5時間撹拌した。生成された固体をろ過し、0℃に冷却されたイソプロピルアルコール2.86kgを利用して洗浄し、40℃で真空乾燥してエチル4−アセトキシ−1−ベンジル−2−tert−ブチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート3.50kgを得た(収率:80%)。
【0085】
1H−NMR(400MHz, DMSO−d
6):8.10(s、1H)、7.61(s、1H)、7.40〜7.15(m、5H)、5.59(m、2H)、4.31(q、2H)、2.61(s、3H)、1.38(s、9H)、1.29(t、3H)
(4)実施例5−4:エチル4−トリフルオロメトキシ−1−ベンジル−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレートの製造
実施例4−1で製造した(E)−4−(1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(エトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸3.64kgをアセトニトリル14.3kgに溶かし、80℃に昇温した。トリフルオロ酢酸無水物6.52kgを1時間かけて投入し、同一温度で3時間還流撹拌した。反応液を50℃で減圧して濃縮した。トルエン6.3kgを投入し、50℃で再濃縮した。イソプロピルアルコール14.3kgを投入して0℃で5時間撹拌した。生成された固体をろ過し、0℃に冷却されたイソプロピルアルコール2.86kgを利用して洗浄し、40℃で真空乾燥してエチル4−トリフルオロメトキシ−1−ベンジル−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート3.15kgを得た(収率:75%)。
【0086】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.10(s、1H)、7.61(s、1H)、7.40〜7.15(m、5H)、5.59(m、2H)、4.31(q、2H)、2.61(s、3H)、2.48(s、3H)、1.35(t、3H)
(5)実施例5−5:エチル4−ベンゾイルオキシ−1−ベンジル−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレートの製造
実施例4−1で製造した(E)−4−(1−ベンジル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(エトキシカルボニル)ブタ−3−エン酸3.64kgをアセトニトリル14.3kgに溶かし、前記混合溶液を80℃に昇温した。安息香酸無水物7.02kgを1時間かけて投入し、同一温度で3時間還流撹拌した。反応液を50℃で減圧して濃縮した。反応液を50℃で減圧して濃縮した。トルエン6.3kgを投入し、50℃で再濃縮した。イソプロピルアルコール14.3kgを投入して0℃で5時間撹拌した。生成された固体をろ過し、0℃に冷却されたイソプロピルアルコール2.86kgを利用して洗浄して40℃で真空乾燥してエチル4−トリフルオロメトキシ−1−ベンジル−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート3.68kgを得た(収率:80%)。
【0087】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.20(s、1H)、8.11(s、1H)、7.40〜7.15(m、10H)、5.59(m、2H)、4.31(q、2H)、2.48(s、3H)、1.35(t、3H)
実施例6:化学式(1−1)の製造
(1)実施例6−1:エチル1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレートの製造
実施例5−1で製造したエチル4−アセトキシ−1−ベンジル−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート3.12kgをエタノール24.6kgに溶かした。その後、炭酸カリウム2.45kgを投入し、前記混合溶液を12時間攪拌した。反応終了後、エタノールを40℃で減圧して除去した。水31.2kgを投入した後、濃塩酸を用いてpH6.5に調整した。その後、前記混合溶液を同一温度で1時間攪拌し、生成された固体をろ過した。その後、エタノール/水(1:1の体積比)30kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥してエチル1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート2.34kgを得た(収率:85%)。
【0088】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):7.55(s、1H)、7.36〜7.15(m、6H)、5.59(m、2H)、4.31(q、2H),2.52(s、3H)、1.45(t、3H)
(2)実施例6−2:エチル1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2−エチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレートの製造
実施例5−2で製造したエチル4−アセトキシ−1−ベンジル−2−エチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート3.25kgをエタノール25.6kgに溶かした。その後、炭酸カリウム2.45kgを投入し、12時間攪拌した。反応終了後、エタノールを40℃で減圧して除去した。水32.5kgを投入した後、濃塩酸を用いてpH6.5に調整した。その後、前記混合溶液を同一温度で1時間攪拌し、生成された固体をろ過した。その後、エタノール/水(1:1の体積比)30kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥してエチル1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2−エチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート2.44kgを得た(収率:85%)。
【0089】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):7.55(s、1H)、7.36〜7.15(m、6H)、5.59(m、2H)、4.31(q、2H)、2.90(q、2H)、1.45〜1.38(m、6H)
(3)実施例6−3:メチル1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2−tert−ブチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレートの製造
実施例5−3で製造したエチル4−アセトキシ−1−ベンジル−2−tert−ブチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート3.50kgをエタノール27.6kgに溶かした。その後、炭酸カリウム2.45kgを投入し、12時間攪拌した。反応終了後、エタノールを40℃で減圧して除去した。水35.0kgを投入した後、濃塩酸を用いてpH6.5に調整した。その後、前記混合溶液を同一温度で1時間攪拌し、生成された固体をろ過した。その後、エタノール/水(1:1の体積比)30kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥してエチル1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2−tert−ブチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート2.50kgを得た(収率:80%)。
【0090】
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):7.55(s、1H)、7.36〜7.15(m、6H)、5.59(m、2H)、4.31(q、2H)、1.45(t、3H)、1.38(s、9H)
実施例7:化学式(1−2)(1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボン酸)の製造
実施例5−1で製造したエチル4−アセトキシ−1−ベンジル−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシレート3.12kgをエタノール12.3kgに溶かした後、水酸化ナトリウム1.06kgを水15.6kgに溶かして投入した。前記混合溶液の温度を70℃に昇温した後、12時間攪拌した。反応終了後、前記混合溶液を常温に冷却して水15.6kgを投入した後、濃塩酸を用いてpH4.0に調整した。前記生成物を同一温度で1時間攪拌し、生成された固体をろ過した後、エタノール/水(1:1の体積比)15kgを利用して洗浄し、40℃で12時間真空乾燥して1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボン酸2.25kgを得た(収率:90%)。
【0091】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):10.21(s、1H)、7.85(s、1H)、7.55(s、1H)、7.36〜7.15(m、5H)、5.59(m、2H)、2.52(s、3H)
実施例8:化学式(1−3)(1−ベンジル−4−ヒドロキシ−N,N,2−トリメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシアミド)の製造
実施例7で製造した1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボン酸2.25kgをアセトニトリル17.7kgに溶かした後、ジメチルホルムアミド0.0276kgを投入した。前記混合溶液の温度を80℃に昇温し、塩化チオニル1.31kgを30分間投入した。反応混合物を5時間攪拌した。反応終了後、混合溶液の温度を0℃に冷却し、ジメチルアミン塩酸塩1.17kgを投入した。その後、トリエチルアミン4.03kgを1時間かけて徐々に滴下した。反応温度を常温に昇温して3時間撹拌し、反応溶媒を45℃で減圧して除去した。水22.5kgを投入して12時間攪拌した。生成された固体をろ過してエタノール/水(1:2の体積比)6.75kgを利用して洗浄し、40℃で真空乾燥して化学式(1−3)の1−ベンジル−4−ヒドロキシ−N,N,2−トリメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキシアミド2.10kgを得た(収率:85%)。
【0092】
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.99(s、1H)、7.52〜7.25(m、5H)、6.98(s、1H)、6.64(s、1H)、5.49(s、2H)、2.85(s、6H)、2.52(s、3H)