(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記少なくとも1つの第1セレーションパターンの前記第2拡散面と前記第1入射面は、前記第2夾角と異なる第3夾角をなすことを特徴とする請求項1に記載のバックライトユニット。
前記少なくとも1つの第1セレーションパターンは、前記第1拡散面と前記第2拡散面との間に配置される第3拡散面をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のバックライトユニット。
平面上で前記複数の第1セレーションパターンのうちいずれか1つの第1セレーションパターンの形状と他の第1セレーションパターンの形状は異なることを特徴とする請求項7に記載のバックライトユニット。
前記少なくとも1つの第1セレーションパターンの前記第2拡散面と前記第1入射面は、前記第1夾角と異なる第2夾角を有することを特徴とする請求項11に記載のバックライトユニット。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態をより詳しく説明する。
【0026】
本発明は様々な変更を加えることができるので、特定の実施形態を図面に例示して詳しく説明する。しかし、これは本発明を特定の開示形態に限定するものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
【0027】
各図面に於いて、類似な参照符号は類似な構成要素について付与した。添付された図面に於いて、構造物の寸法は本発明をわかりやすくするために、実際よりも拡大して示した。
【0028】
図1は本発明の一実施形態によるバックライトユニットの斜視図であり、
図2は
図1に示すバックライトユニットの平面図である。
図2には光源が図示されていない。
【0029】
図3は第1夾角に応じた導光体の有効発光領域の面積を比較した図である。
【0030】
図1及び
図2に示したように、バックライトユニットは光を出射する光源と、前記光源から光を受信し、該受信した光をガイドする導光体LGを含む。
【0031】
本発明の実施形態によるバックライトユニットは第1光源LE1と第2光源LE2を含む。前記第1光源LE1及び前記第2光源LE2は導光体LGの互いに異なる領域などに光を提供する。前記第1光源LE1及び前記第2光源LE2はそれぞれ2つの発光素子を含む。前記発光素子の数は変更できる。前記発光素子は発光ダイオードからなる。
【0032】
前記導光体LGは第1面US、第2面LS及び前記第1面USと前記第2面LSを連結する複数の連結面IS1、IS2、CS1〜CS4を含む。
【0033】
図1及び
図2に示したように、前記導光体LGは2つのエッジ領域が切断された長方形のプレートからなる。前記切断された2つのエッジ領域は、第1入光領域AAと第2入光領域BBで定義される。前記第1入光領域AAと前記第2入光領域BBは前記第1光源LE1と前記第2光源LE2から光を受信する。
【0034】
ただし、前記導光体LGの形状はこれに限定されない。前記入光領域の数は2つに制限されない。入光領域は4つまたは1つにしても良い。
【0035】
前記第1面USは第1入光領域AAと第2入光領域BBに入射される光が出射される面である。以下、前記第1面USは出光面と定義する。前記第2面LSは導光体LGの厚さ方向から前記出光面USに向き合う面である。以下、前記第2面LSは対向面と定義する。
【0036】
前記複数の連結面IS1、IS2、CS1〜CS4は第1入射面IS1、第2入射面IS2及び少なくとも3つの側面を含む。
図1及び
図2には第1側面から第4側面CS1〜CS4を含む導光体LGを例示的に示した。
【0037】
前記第1側面CS1と前記第2側面CS2は第1方向D1に延長される。前記第1側面CS1と前記第2側面CS2は離隔して配置され、互いに直面する。第3側面CS3は前記第1方向D1と交差する第2方向D2に延長される。第4側面CS4は前記第3側面CS3に向き合い、前記第1側面CS1と前記第2側面CS2を連結する。
【0038】
前記第2方向D2は前記第1方向D1に直交する方向である。以下、本発明の実施形態では前記第2方向D2と前記第1方向D1は互いに直交することを前提として説明される。
【0039】
前記第1入光領域AAと前記第2入光領域BBに前記第1入射面IS1と前記第2入射面IS2がそれぞれ配置される。前記第1入射面IS1は第1光源LE1に向き合い、前記第2入射面IS2は前記第2光源LE2に向き合う。
【0040】
前記第1光源LE1は第1入射面IS1に向き合う第1発光面ES1を含み、前記第2光源LE2は前記第2入射面IS2に向き合う第2発光面ES2を含む。前記第1発光面ES1と前記第2発光面ES2は、前記第1光源LE1と前記第2光源LE2から生成される光が放出される面と定義する。
【0041】
もっと詳しく説明すると、前記第1入射面IS1は前記第1側面CS1と前記第3側面CS3の間に配置される。前記第1入射面IS1は前記第1側面CS1と前記第3側面CS3を直接連結する面である。前記第2入射面IS2は前記第2側面CS2と前記第3側面CS3の間に配置される。前記第2入射面IS2は前記第2側面CS2と前記第3側面CS3を直接連結する面である。
【0042】
前記複数の連結面IS1、IS2、CS1〜CS4の連結関係は上述した関係に限定されない。前記第1入射面IS1と前記第1側面CS1との間には他の面がさらに配置されるか、前記第1入射面IS1と前記第3側面CS3との間にも他の面が配置されることができる。前記第2入射面IS2と前記第2側面CS2との間には他の面が配置されるか、前記第2入射面IS2と前記第3側面CS3の間にも他の面が配置されることができる。
【0043】
図2に示したように、前記導光体LGは前記出光面US上で有効発光領域LAと周辺領域NLAに区分される。ここで、前記有効発光領域LAは表示パネル(図示せず)の表示領域に対応する。つまり、前記有効発光領域LAは前記表示パネルから利用できる映像が生成されるための必要な最小限の領域である。
【0044】
前記導光体LGの前記有効発光領域LAが前記表示パネルで必要とする領域より狭く形成されると前記利用できる映像の表示品質は低くなる。前記利用できる有効な映像は領域によって不均一な輝度を有し得る。例えば、前記表示領域の縁部に形成された映像は前記表示領域の中心部に形成される映像よりも低い輝度を有する。
【0045】
前記周辺領域NLAは前記表示パネル(図示せず)の非表示領域に対応する。前記非表示領域は映像が生成されない領域である。前記周辺領域NLAは前記有効発光領域LAに隣接する。前記有効発光領域LAは前記周辺領域NLAに囲まれる。
【0046】
前記導光体LGの有効発光領域LAの面積は前記第1入射面IS1と前記第2入射面IS2の配列によって変更される。前記第1入射面IS1及び前記第2入射面IS2はそれぞれ第3側面CS3に傾斜する。
図2に示したように、前記第1入射面IS1及び前記第2入射面IS2はそれぞれ前記第3側面CS3の延長面CS30と第1夾角θ1を形成する。
【0047】
前記第1夾角θ1は20°より大きく30°より小さい。前記第1夾角θ1が20°以下であれば、前記有効発光領域LAの中心部の輝度と枠部の輝度が不均一になる。前記第1入射面IS1及び第2入射面IS2に入射された光がそれぞれ第1側面CS1と前記第2側面CS2にかたよるように進入するからである。
【0048】
前記第1夾角θ1が30°以上であれば、前記導光体LGは狭い面積の有効発光領域LAを形成する。
図3は前記第1夾角θ1が27°である第1導光体LG27と、45°である第2導光体LG45を示している。前記第2導光体LG45の有効発光領域LA45の面積は前記第1導光体LG27の有効発光領域LA27の面積よりも狭い。前記第1導光体LG27に比べて前記第2導光体LG45は表示領域に均一な光を提供し難い。
【0049】
前記有効発光領域LAに広い面積の均一な輝度の光を提供するために前記第1夾角θ1は約24°より大きく27°より小さいことが好ましい。
【0050】
一方、他の実施形態では、前記第1入射面IS1と前記第3側面CS3の延長面CS30がなす夾角と、前記第2入射面IS2と前記第3側面CS3の延長面CS30がなす夾角は第1夾角θ1の範囲内で異なるように形成できる。
【0052】
前記第1入射面IS1には第1入光領域(AA:
図2参照)の一部が除去されることによって少なくとも1つの第1セレーションパターン(NP1、first serration pattern)が形成される。前記第2入射面IS2には第2入光領域(BB:
図2参照)の一部が除去されることによって少なくとも1つの第2セレーションパターン(NP2、second serration pattern)が形成される。
【0053】
前記少なくとも1つの第1セレーションパターンNP1は第1入射面IS1に形成された溝(groove)であり、前記少なくとも1つの第2セレーションパターンNP2は第2入射面IS2に形成された溝からなる。即ち、前記第1セレーションパターンNP1と前記第2セレーションパターンNP2は鋸歯(sawtooth)形状を有する。
【0054】
以下、前記少なくとも1つの第1セレーションパターンNP1及び少なくとも1つの第2セレーションパターンNP2の形状についてより詳細に説明する。
図4A〜
図5Bは6つの第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6が備えられた第1入射面IS1と、6つの第2セレーションパターンNP2−1〜NP2−6が備えられた第2入射面IS2を例示的に示した。これらセレーションパターンは6つに限定されず、セレーションパターンが鋸歯形状をなせばよく、6つよりも少なくても多くてもよい。
【0055】
図4A〜
図5Bに示すように、前記出光面US上で見た第2入射面IS2は第1入射面IS1に対称になる形状を有する。以下、第1入射面IS1を主として説明する。一方、前記第2入射面IS2はつづいて説明する第1入射面IS1の条件を満足する形状であれば十分である。また、前記第2入射面IS2は第1入射面IS1と非対称の構造を有するように構成しても良い。
【0056】
図4A及び
図5Aに示すように、前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6はそれぞれ第1拡散面DS1と第2拡散面DS2を含む。前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6はそれぞれ三角柱の形状を有するように第1入射面IS1の一部が除去される。
【0057】
前記第1拡散面DS1は第1入射面IS1に進入する光の一部を第1側面CS1に拡散させる。前記第2拡散面DS2は第1入射面IS1に進入する光の一部を第2側面(CS2:
図2参照)に拡散させる。
【0058】
図4A及び
図5Aに示すように、前記出光面US上で見た第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6の形状は互いに同じである。前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6のうちいずれか1つの第1セレーションパターンの第1拡散面は前記いずれか1つの第1セレーションパターンに隣接する他の第1セレーションパターンの第2拡散面に連結される。例えば、第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6のうち2番目の第1セレーションパターンNP1−2の第1拡散面DS1は前記2番目の第1セレーションパターンNP1−2の右側に隣接した1番目の第1セレーションパターンNP1−1の第2拡散面DS2に直接連結される。
【0059】
図6及び
図7は、本発明の一実施形態による第1入光領域の平面図である。
【0060】
図8A及び
図8Bは、セレーションパターンの形状に沿った光の分布を示す図である。
【0061】
図1〜
図5を参照して説明した構成と同じ構成については説明を省略する。
【0062】
図6及び
図7に示すように、前記第1拡散面DS1は前記第1入射面IS1と第2夾角θ2を形成し、前記第2拡散面DS2は第1入射面IS1と第3夾角θ3を形成する。前記第3夾角θ3は第2夾角θ2とは異なる。
【0063】
図6に示した導光体LG10から前記第2夾角θ2は最大値を有する。このとき、前記第1拡散面DS1は前記第1側面CS1と平行である。前記第1側面CS1に平行である第1拡散面DS1は前記第1入射面IS1に入射された光が前記第1側面CS1に拡散されることを防止する。前記第2夾角θ2の最大値が
図6に示されたものより大きい場合は有効発光領域(LA:
図2参照)の中心部から出射される光と有効発光領域LAの縁部から出射される光の輝度ばらつきが増加する。その理由は、前記第1側面CS1に拡散される光量と前記導光体LGの中心部に拡散される光量との偏差が増加するためである。即ち、前記第2夾角θ2の最大値が
図6に示されたものより大きい場合は表示パネルに提供される光は領域によって不均一になる。
【0064】
図7に示した導光体LG20から第2夾角θ2は最小値を有する。このとき、前記第1拡散面DS1は第1入射面IS1に垂直に配置される。前記第1入射面IS1に垂直な第1拡散面DS1は第1入射面IS1に進入した光を第1側面CS1に拡散させる。前記第2夾角θ2の最小値が
図7に示されたものより小さい場合、前記第1側面CS1に拡散される光のうち漏れ臨界以上の光量が第1側面CS1を通じて漏れる。つまり、前記第2夾角θ2の最小値が
図7に示されたものより小さい場合、前記導光体LGの発光効率が低下する。
【0065】
前記の条件を満足する第2夾角θ2の範囲は次の数式による。
【0066】
[数式]
90≦第2夾角θ2≦90+第1夾角θ1
前記第2夾角θ2が数式による範囲を満足するとき第3夾角θ3は第2夾角θ2より小さい鋭角を形成する。θ2は例えば120°以下である。
【0067】
図8A及び
図8Bは前記第2入射面IS2を通じて入射される光の進行経路を示している。
図8Aは同じ鋭角の第2夾角θ2と第3夾角θ3を有する第2セレーションパターンに進入する光の進行経路を示す。
図8Bは本発明の一実施形態による導光体の光の進行経路を示す。
図8Bに示した光の進行経路を有する導光体は数式による第2夾角θ2と、前記第2夾角θ2より小さい第3夾角θ3を有する第2セレーションパターンを含む。
【0068】
図8Aに示された光の進行経路を有する導光体の第2側面CS2に漏れる光量は
図8Bに示した導光体より大きい。それによって
図8Aに示した導光体は
図8Bに示した導光体よりも低い発光効率を有する。
図8Bに示された光の進行経路を有する導光体は有効な映像を生成するための十分な光を表示パネルに提供することができる。
【0069】
図9〜
図13は本発明の一実施形態による第1入光領域の平面図である。
図1〜
図8Bを参照して説明した構成と同じ構成については説明を省略する。
【0070】
図9及び
図11に示したように、第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6はそれぞれ第1拡散面DS1と第2拡散面DS2を含む。出光面US上で見た第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6の形状は互いに同じである。
【0071】
図9に示した導光体LG30の第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6は一定の間隔で離隔されて配置される。前記複数の第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6のうち隣接する2つの第1セレーションパターンの間には第1入射面IS1の一部が配置される。
【0072】
図10に示した導光体LG40の第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6のうちいずれか1つの第1セレーションパターンの第1拡散面は前記いずれか1つの第1セレーションパターンに隣接する他の第1セレーションパターンの第2拡散面に連結される。例えば、第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6のうち2番目の第1セレーションパターンNP1−2の第1拡散面DS1は前記2番目の第1セレーションパターンNP1−2の右側に隣接した1番目の第1セレーションパターンNP1−1の第2拡散面DS2に直接連結される。
【0073】
また、前記複数の第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6のうち1番目の第1セレーションパターンの第1拡散面DS1は第1側面CS1に直接連結され、最後の第1セレーションパターンの第2拡散面は第3側面CS3に直接連結される。例えば、1番目の第1セレーションパターンNP1−1の第1拡散面DS1は第1側面CS1に直接連結され、6番目の第1セレーションパターンNP1−6の第2拡散面DS2は第3側面CS3に直接連結される。
【0074】
図11に示した導光体LG50の第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6はそれぞれ第1拡散面DS1と第2拡散面DS2との間に位置する第3拡散面DS3をさらに含む。前記第3拡散面DS3は第1入射面IS1に平行である。
【0075】
しかし、第3拡散面DS3の形状はこれに限定されず、変形することができる。例えば、前記第3拡散面DS3は第1入射面IS1と所定の角度を成すことができる。また、前記出光面USから見た第3拡散面DS3の形状は2次元の曲線を有するように形成できる。
【0076】
一方、
図11に示されたものとは異なる他の実施形態による導光体は、複数の第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6のうち一部のセレーションパターンだけが第3拡散面DS3を有することができる。
【0077】
図12及び
図13に示したように、第1入射面IS1には形状が異なる複数の第1セレーションパターンが形成される。
図12には6つの第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6が備えられた第1入射面IS1を示し、
図13には4つの第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−4が備えられた第1入射面IS1を示した。
【0078】
図12に示した導光体LG60の第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6は互いに同じ第2夾角θ2を有する。しかし、第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6の第3夾角θ3は互いに異なる。
図12に示したように、前記6つの第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6のうち1番目の第1セレーションパターンNP1−1から6番目の第1セレーションパターンNP1−6に行くほど第3夾角θ3は増加する。このとき、前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6の各第1拡散面DS1の面積と、各第2拡散面DS2の面積は互いに異なる。
【0079】
図12に示したように、第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6の第2拡散面DS2は第3側面CS3に傾斜する。前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6の第2拡散面DS2は第3側面CS3の延長面CS30と互いに異なる夾角をなす。
【0080】
前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6のうち1番目の第1セレーションパターンNP1−1の第2拡散面DS2と第3側面CS3の延長面CS30がなす夾角θNP1−1は前記第2拡散面DS2と延長面CS30がなす夾角の中で最小値を有する。前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−6のうち6番目の第1セレーションパターンNP1−6の第2拡散面DS2と第3側面CS3の延長面CS30がなす夾角θNP1−6は前記第2拡散面DS2と延長面CS30がなす夾角の中で最大値を有する。
【0081】
前記1番目の第1セレーションパターンNP1−1の第2拡散面DS2と第3側面CS3の延長面CS30がなす夾角θNP1−1は35°より大きい。
【0082】
前記6番目の第1セレーションパターンNP1−6の第2拡散面DS2と第3側面CS3の延長面CS30がなす夾角θNP1−1は60°より小さい。
【0083】
図13に示した導光体LG80の第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−4は同じ第2夾角θ2を有する。しかし、前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−4の第3夾角θ3は互いに異なる。
図13に示したように、前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−4のうち1番目の第1セレーションパターンNP1−1から4番目の第1セレーションパターンNP1−4に行くほど第3夾角θ3は減少する。このとき、前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−4の第1拡散面DS1の面積は互いに同じであり、第2拡散面DS2の面積は互いに異なる。
【0084】
前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−4のうち1番目の第1セレーションパターンNP1−1の第2拡散面DS2と第3側面CS3の延長面CS30がなす夾角θNP1−1は前記第2拡散面DS2と前記延長面CS30がなす夾角の中で最大値を有する。前記第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−4のうち4番目の第1セレーションパターンNP1−4の第2拡散面DS2と第3側面CS3の延長面CS30がなす夾角θNP1−4は前記第2拡散面DS2と前記延長面CS30がなす夾角の中で最小値を有する。
一方、図示されていないが、他の実施形態によると第1セレーションパターンNP1−1〜NP1−4の第2夾角θ2は前記数式の範囲内で互いに異なるように形成できる。
【0085】
図14A〜
図14Fは、本発明の一実施形態による導光体の平面図である。
【0086】
図1〜
図13を参照して説明した構成と同じ構成については説明を省略する。
【0087】
図14Aに示したように、導光体LG81の第3側面CS3は弧形面からなる。このとき、前記第3側面CS3の延長面(CS30:
図4参照)は第3側面CS3の両端に配置された辺を連結した面CS300から延長された面である。前記第3側面CS3は
図14Aの形態に限定されず、弧形の凹面を有するように形成できる。
【0088】
図14Bに示すように、導光体LG82の第3側面CS3は第1弧形面CS3−1と第2弧形面CS3−2を含む。前記第1弧形面CS3−1は第1入射面IS1に連結され、前記第2弧形面CS3−2は第2入射面IS2に連結される。
【0089】
図14Cに示すように、導光体LG83の第1側面CS1と第2側面CS2はそれぞれ弧形面からなる。
【0090】
図14Dに示すように、導光体LG84の第4側面CS4は弧形面からなる。他の実施形態によると、前記第1側面CS1、第2側面CS2及び第4側面CS4は弧形の凹面を有するように形成できる。
【0091】
図14Eに示すように、導光体LG85の第1入光領域AAと第2入光領域BBは平面上で出光面USから突出される凸形状を有する。第1入射面IS1と第1側面CS1及び第3側面CS3の間に補助面CS1−10、CS3−10が配置される。また、第2入射面IS2と第2側面CS2及び第3側面CS3の間に補助面CS2−10、CS3−20が配置される。
【0092】
図14Fに示すように、導光体LG86の第1入光領域AAと第2入光領域BBは平面上で出光面USから凹む凹形状を有する。第1入射面IS1と第1側面CS1及び第3側面CS3の間に補助面CS1−10、CS3−10が配置される。また、第2入射面IS2と第2側面CS2及び第3側面CS3の間に補助面CS2−10、CS3−20が配置される。
【0093】
図15は、本発明の一実施形態による表示装置の分解斜視図である。
図15に示したように、表示装置は上部保護部材110、下部保護部材120、表示パネル130、支持部材140及びバックライトユニットBLUを含む。
【0094】
前記上部保護部材110と下部保護部材120は表示装置の外面を構成する。前記上部保護部材110と下部保護部材120は互いに組み立てされて、他の構成要素などが内装される。
【0095】
前記上部保護部材110は表示パネル130の上側に配置される。前記上部保護部材110は表示パネル130の一部を露出する開口部110−OPを備える。前記上部保護部材110は表示パネル130の非表示領域をカバーする。
【0096】
前記下部保護部材120はバックライトユニットBLUの下側に配置される。前記下部保護部材120は底部122及び該底部122から上方に曲がる側壁部124を含む。前記底部122と側壁部124で構成される空間にバックライトユニットBLUが収納される。
【0097】
前記表示パネル130は映像を表示する。前記表示パネル130は透過型または半透過型の表示パネルである。例えば、前記表示パネル130は液晶表示パネル(liquid crystal display panel)または電気泳動表示パネル(electrophoretic displaypanel)からなる。本発明の実施形態では、第1基板132と第2基板134を含む液晶表示パネルを一例として説明する。
【0098】
前記第1基板132は複数の画素電極(図示せず)と、前記画素電極と電気的に接続された複数の薄膜トランジスタ(図示せず)を含む。前記第2基板134は共通電極(図示せず)を含む。前記第1基板132と前記第2基板134の間には液晶層が配置される。前記複数の画素電極と前記共通電極との間に形成される電界を制御して、前記バックライトユニットから受信される光をスイッチングする。前記複数の画素電極の光スイッチングによって映像が生成される。
【0099】
前記第2基板134の一側には前記表示パネル130に駆動信号を提供する駆動チップ136が実装される。駆動チップ136はデータドライバとゲートドライバを内装する。
【0100】
前記支持部材140は表示パネル130の非表示領域に重畳される長方形のフレームからなる。前記支持部材140は内側に形成される開口部を含む。前記支持部材140は表示パネル130の下側から表示パネル130を支持する。
【0101】
前記バックライトユニットBLUは光を出射する第1光源LE1と第2光源LE2、前記光を表示パネル130の方向にガイドする導光体LGを含む。前記バックライトユニットBLUは
図1〜
図14Fに示した導光体を含む。
【0102】
前記表示装置は表示パネル130に供給される光の効率を高めるために光学シート150と反射シート160をさらに含む。
【0103】
前記光学シート150は導光体LGと表示パネル130との間に配置される。前記光学シート150は導光体LG上に順次積層されるプリズムシート154と保護シート152を含む。
【0104】
前記プリズムシート154は導光体LGの出光面USから出射される光を上側の表示パネル130の平面に垂直な方向に集光する役割を果たす。前記プリズムシート154を通過した光はほとんど前記表示パネル130に垂直に入射される。前記保護シート152はプリズムシート154の上側に位置する。前記保護シート152はプリズムシート154を外部の衝撃から保護する。
【0105】
一方、図示されていないが、前記光学シート150は導光体LGの出光面USから出射される光を拡散させる拡散シートをさらに含むことができる。一例として、前記拡散シートは導光体LGとプリズムシート154との間に配置される。
【0106】
前記反射シート160は導光体LGの下側に備えられる。前記反射シート160は導光体の対向面LSなどに漏れる光を反射させて導光体LGに再入射させる。
【0107】
以上、実施形態を参照して説明したが、当該技術分野の熟練した当業者は特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更できる。