(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記所定条件は、前記第一の通信端末に対して送信された前記コメントデータに含まれる前記リンク情報に基づいて前記第一の通信端末が前記所定のサービスに接続し、かつ、前記第一の通信端末が前記所定のサービスにおいて所定の処理を実行したことであることを特徴とする請求項3に記載のサーバ。
前記コメント表示領域に複数のコメントが表示される場合、最新のコメントから過去数件のコメントが表示されることを特徴とする、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のサーバ。
前記マイページは、コメント入力フォームを含み、前記コメント入力フォームは前記コメント表示領域よりも上部に表示されることを特徴とする、請求項6乃至10のいずれか一項に記載のサーバ。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
(1)実施の形態1
(1.1)広告提供システムの概略構成
図1は本発明の実施の形態1に係る広告提供システムの構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態1における広告提供システムは、
図1に示すように、複数の通信端末100と、広告主サーバ101と、SNSサーバ102とを備える。広告主サーバ101は、広告主が運営し、商品・サービス等(以下「商品等」という。)の商用ウェブサイトを提供する。SNSサーバ102は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のウェブサイト(以下、「SNSサイト」という。)を提供する。SNSサイトには、広告主の商品等を宣伝する広告が掲載される。すなわち、本発明に係るSNSサイトは、広告掲載者のウェブサイトである。広告主サーバ101、SNSサーバ102及び通信端末100は互いにインターネット103を介して相互に有線または/及び無線により接続されている。
【0012】
通信端末100は、無線または/及び有線により広告主サーバ101とSNSサーバ102とにインターネットを介して接続される通信機器である。通信端末100は、好ましくは携帯電話、タブレット端末、パーソナル・コンピュータ等で構成される。
図1では携帯電話として図示しているがこれに限定されない。通信端末100は、無線通信部、ディスプレイ、キーボード等を有しており、無線通信部により各サーバと情報を送受信する。例えば、通信端末100は、無線通信部を介してウェブサイトを構成する情報をサーバから受信し、当該ウェブサイトをディスプレイに表示する。これにより、通信端末100を使用しているウェブサイト閲覧者(以下、「ユーザ」という)がウェブサイトを閲覧できる。また、通信端末100は、各種ウェブサイト上の登録フォーム、ログイン画面等でキーボードにより文字、記号、数字等を入力するように構成されている。
【0013】
(1.2)広告主サーバ101の構成
次に、広告主サーバ101の構成について説明する。
【0014】
広告主サーバ101は、広告主サイトコンテンツデータベース(DB)104と、広告主サイト制御部105と、商取引処理部106とを備える。広告主サイトコンテンツデータベース(DB)104は、広告主が運用する商用ウェブサイトのコンテンツデータ、及び、商用ウェブサイト上で商取引される商品またはサービスのデータを格納する。具体的には、広告主サイトコンテンツデータベース104には、商用ウェブサイト上で表示されるウェブページを構成する文字、記号、数字、画像又は動画等のコンテンツデータが格納される。
【0015】
広告主サイト制御部105は、広告主サイトコンテンツデータベース104に格納されたコンテンツデータをユーザが閲覧できるように制御する。具体的には、広告主サイト制御部105は、通信端末100から送信されたURLに基づき、広告主サイトコンテンツデータベース104に格納されたコンテンツデータ等を通信端末100に送信する。商取引処理部106は、ユーザが商用ウェブサイト上で商品等購入をする場合に商取引を制御する。
【0016】
商取引処理部106は、商品等購入ウェブページにおいて、ユーザの通信端末100から送信されたユーザの情報(氏名、住所、連絡先、クレジット番号、SNSサイトにおいて用いられるユーザ識別子(後述)等)を取得し、商品販売、ソフトウェアライセンス、サービス提供(月間会員登録)等の商取引処理を行うように構成されている。商品等は無償であってもよく、無償の場合にはクレジット番号を取得する必要はない。好ましくは、これら商取引はSSLやTSL等のセキュアな通信プロトコルにより行われる。完了した商取引処理が所定の報酬対象処理に該当する場合、商取引処理部106は、広告主サーバ101の送信部(不図示)を介して、SNSサーバ102に成果通知を送信する。報酬対象処理は、実行された場合にSNSサイトにおいて利用可能なポイント(後述)を付与すると定められている処理である。成果通知は、所定のユーザにより報酬対象処理が実行されたことを示す。例えば、広告主サーバ101は、SNSサイトに広告を掲載している商品の識別子と、当該商品に係る商取引処理を示す情報と、当該商取引処理に係る商品の広告に付与された広告識別子とを関連付けて記憶するテーブルを保持しておく。商取引処理部106は、完了した商取引処理が当該テーブルに格納されている場合には、完了した商取引処理に対応する広告識別子と、SNSサイトにおいて用いられるユーザ識別子と、商取引処理の実行時刻とを含む成果通知を、SNSサーバ102に送信する。
【0017】
(1.3)SNSサーバ102の構成
SNSサーバ102は、SNSサイトコンテンツデータベース107と、SNSサイト制御部108と、ユーザ情報制御部109と、ユーザ管理データベース110と、ユーザ識別子取得部111と、成果報酬制御部112と、計時部113と、コメント管理データベース114と、報酬対象処理管理データベース115と、成果報酬管理データベース116と、広告管理データベース117とを備える。
【0018】
SNSサイトコンテンツデータベース107は、SNSサイトのコンテンツデータを格納する。例えば、SNSサイトコンテンツデータベース107に格納されるコンテンツデータは、SNSサイトに含まれるウェブページを構成する文字、記号、数字、画像及び動画等のデータである。
【0019】
SNSサイト制御部108は、ユーザがSNSサイトを閲覧及びコメントの投稿、表示ができるようにSNSサイトコンテンツデータベース107及び後述する各データベースを制御する。
【0020】
ユーザ情報制御部109は、通信端末100毎に割り当てられるユーザ識別子を発行及びユーザ識別子同士を関連付ける。ユーザ管理データベース110は、ユーザ情報制御部109により発行されたユーザ識別子及び関連付けられたユーザ識別子を格納する。
【0021】
ユーザ情報制御部109は、SNSサイトを閲覧するユーザに、ユーザの所望によりユーザ識別子を割り当てるように構成される。このようにしてユーザ識別子を割り当てられたユーザを以下“会員ユーザ”という。ユーザ識別子は会員ユーザ毎に異なり、会員ユーザを特定するための文字、記号、数字等から構成され、例えば“UID001”等である。ユーザ識別子は、ユーザが所望の識別子を選択できるように構成してもよく、またユーザ名をユーザ識別子として用いてもよい。
【0022】
ユーザ情報制御部109は、通信端末100からの要求により、好ましくは、通信端末100に、新規ユーザ登録フォームを送信する。新規ユーザ登録フォームは、ユーザが新規に登録を希望するユーザ情報(ユーザ名、氏名、メールアドレス等)及びパスワードを入力できるように構成されている。ユーザ情報制御部109は、通信端末100から送信されたユーザ情報及びパスワードを受信すると、受信したユーザ情報に含まれるメールアドレスと同一のメールアドレスが既に登録されていないかどうかをユーザ管理データベース110に基づき照合する。照合の結果、同一のメールアドレスが登録されていない場合、送信されたユーザ情報、パスワードをユーザ管理データベース110に格納する。ユーザ情報制御部109はユーザ管理データベース110に格納された順番で連続する番号でユーザ識別子を割り当てる。例えば一番初めにユーザ管理データベース110に格納されるユーザに“UID001”、次のユーザに“UID002”というように各ユーザに異なる識別子を割り当てる。なお、通信端末100として複数のメールアドレスが使用な端末が用いられる場合には、メールアドレスに加え、端末固有の識別子を合わせて確認することによって通信端末100とユーザ識別子とを1対1で割り当てることが可能である。
【0023】
また、ユーザ情報制御部109は、通信端末100からの要求により、ユーザ毎に割り当てられたユーザ識別子同士を関連付ける。ここで「ユーザ識別子同士を関連付ける」とは、ある第1のユーザ識別子に関するユーザ情報として、第2のユーザ識別子をユーザ管理データベース110に格納することを意味する。好ましくは、ユーザの通信端末100から関連ユーザの登録要求があると、ユーザ情報制御部109は、関連ユーザ登録フォームを送信する。関連ユーザ登録フォームは、第1のユーザが関連ユーザとしての登録を希望する第2のユーザのユーザ識別子(第2のユーザ識別子)を入力できるように構成されている。関連ユーザ登録フォームにより、第2のユーザ識別子を第1のユーザが入力し、入力された第2のユーザ識別子がSNSサーバ102宛に送信される。ユーザ情報制御部109は、入力された第2のユーザ識別子を取得し、第1のユーザに関するユーザ情報として、第2のユーザ識別子を関連付ける。これにより、例えばある会員ユーザが友人を関連ユーザとして登録することができる。なお、関連ユーザ登録フォームで入力できる情報はユーザ識別子には限定されず、ユーザ名、メールアドレス、あるいはこれらの組み合わせでもよい。また、第1のユーザ識別子に関するユーザ情報として、第2のユーザ識別子をユーザ管理データベース110に格納する際に、第2のユーザ識別子に関するユーザ情報として第1のユーザ識別子を格納してもよい。
【0024】
なお関連ユーザの登録方法はこの方法に限られない。他の例としては、SNSサイトにおいて登録されているユーザ及びそのユーザ情報を検索できるようにし、検索の結果から当該ユーザのプロフィールが表示されたページにアクセスし、当該ページに設けられた関連ユーザ申請ボタンをクリックすることにより、関連ユーザの登録要求ができるように構成してもよい。
【0025】
図2は、ユーザ情報制御部109がユーザ管理データベース110に格納したユーザ識別子及び関連付けられたユーザ情報を示す。ユーザ管理データベース110には、好ましくはユーザ管理テーブル200の形式で各種情報が格納される。
【0026】
ユーザ管理テーブル200の第1列目201には、ユーザ識別子、第2列目以降にはユーザ情報が格納される。第2列目202にはユーザ名、第3列目203にはパスワードが格納され、第4列目204には各ユーザの氏名が格納され、第5列目205には各ユーザのメールアドレスが格納され、第6列目206には関連付けられたユーザ識別子が格納される。第7列目207には各ユーザが保有するポイントが格納される。
図2に示すユーザ管理テーブル200では、例えばユーザ識別子“UID001”に関連付けて、ユーザ名、パスワード、氏名、メールアドレス、関連ユーザ識別子、ポイントとしてそれぞれ、“たくや”、“12bcdeaa”、“田中拓哉”、“abcd@xxx.ne.jp”、“UID002、UID003、UID005”及び“430ポイント”が格納されている。なお、ユーザ管理テーブル200に格納される情報はこれらに限られず、例えば、出身地、年齢、住所等の情報が格納されていてもよい。
【0027】
ここで「ポイント」とは、商品、サービスや現金と引き換えることのできる特典や、商品やサービスの購入時に割引を受けることのできる特典をいう。ポイントは、ユーザがSNSサイトにおいて会員ユーザとして登録した場合や、SNSサイトで商品を購入、サービスを利用した場合等の所定の処理をした場合に、成果報酬制御部112により付与される。ポイントにより交換可能な商品は、例えば音楽データ、画像データ、ゲームソフト等である。
【0028】
ユーザ識別子取得部111は、ユーザが通信端末100を用いてSNSサイトを閲覧する際に、当該ユーザに割り当てられたユーザ識別子を取得する。例えば、ユーザ識別子取得部111は、通信端末100を通じてSNSサイトに設けられたログインフォームに所定の情報(ユーザ識別子、ユーザ名、又はメールアドレス等及びパスワード)を入力させ、SNSサーバ102に送信させることにより、当該ユーザのユーザ識別子を取得する。
【0029】
またユーザ識別子取得部111は、通信端末100から取得したユーザ識別子及びパスワードと、ユーザ管理データベース110に格納されたユーザ識別子及びパスワードとを照合し、一致すればSNSサイト制御部108にユーザ識別子を送る。SNSサイト制御部108は、当該ユーザ識別子に基づき、ユーザ固有のウェブページ(以下、「マイページ」と呼ぶ)のコンテンツデータを通信端末100に送信する。これにより、通信端末100のディスプレイにはマイページが表示される。
【0030】
成果報酬制御部112は、SNSサイト内で利用可能なポイントをユーザ識別子毎に制御する。成果報酬制御部112は、成果通知の受信に応じて、所定のポイントをユーザに付与する。計時部113は、SNSサイト制御部108からの制御に基づき、各ユーザがコメントした時刻を計時する。計時部113は、成果通知が受信された時刻等の時刻を計時してもよい。
【0031】
コメント管理データベース114は、ユーザが投稿したコメントを格納する。報酬対象処理管理データベース115は、ユーザが報酬対象処理をした場合に当該ユーザの情報を格納する。成果報酬管理データベース116は、成果通知が受信された場合に成果報酬制御部112が付与するポイントに関する情報を格納する。広告管理データベース117は、SNSサイトにおいて宣伝広告される広告の各種情報を格納する。これらのデータベースに格納される情報については以下の動作とともに詳細に説明する。
【0032】
(1.4)広告提供システムの動作
次に、本実施の形態1における広告提供システムについて、
図3、
図5、及び
図8によりその動作を説明する。
図3はコメント投稿に係る動作、
図5はコメント表示に係る動作、
図8は報酬対象処理が実行された場合に実行される自動コメント投稿に係る動作をそれぞれ図示している。なお当該動作に先立ち、SNSサーバ102のユーザ管理データベース110には、あらかじめ新規ユーザ登録及び関連ユーザ登録により、
図2に示すユーザ管理テーブル200がユーザ管理データベース110に格納されているものとして説明をする。
【0033】
(1.4.1)コメント投稿に係る動作
まず、通信端末100がユーザの入力操作によりSNSサーバ102にコメントを送信した場合の動作を
図3に示す。はじめにステップS301において、通信端末100は、ユーザの入力操作に基づき、SNSサーバ102に対して、ユーザ識別子と、コメントの内容を含むテキストデータ(以下「コメントテキストデータ」という。)とを送信する。SNSサーバ102が当該データを受信すると、SNSサイト制御部108は、計時部113を参照して、当該データを受信した時刻を投稿時刻として取得する(ステップS302)。ここで、ユーザ識別子は“UID001”、コメントテキストデータは“晴れた、やった!”、コメントの投稿時刻は“3/22 6:30”であったとして説明をする。続いてSNSサイト制御部108は、コメントを投稿したユーザのユーザ名を取得する(ステップS303)。具体的には、SNSサイト制御部108は、ユーザ管理データベース110を参照し、ユーザ識別子に対応するユーザ名を取得する。ここではSNSサイト制御部108は“UID001”にかかるユーザ名“たくや”を取得する。最後にステップS304において、SNSサイト制御部108は、コメント管理データベース114に、ユーザ識別子と、ユーザ名と、コメントテキストデータと、投稿時刻とを含むコメントデータを格納し、コメント投稿に係る動作が終了する。
【0034】
図4は、SNSサイト制御部108がコメント管理データベース114に格納したコメントの情報を示す。コメント管理データベース114には、好ましくはコメント管理テーブル400の形式で各種情報が格納される。
【0035】
コメント管理テーブル114の第1列目401にはコメントを一意に特定するコメント識別子、第2列目402にはユーザ識別子が格納される。第3列目403にはユーザ名が格納され、第4列目404には各ユーザが投稿したコメントテキストデータが格納される。第5列目405には当該コメントが投稿された投稿時刻が格納される。ここで、前述にて送信されたコメントは、コメント識別子“CID00125”の行に格納されている。
【0036】
(1.4.2)コメント表示に係る動作
図5は、SNSサイト制御部108がマイページにコメントを表示するための動作を示す。まず、ステップS501において、SNSサイトに設けられたトップページにおいて、通信端末100はユーザの入力に基づいてログイン要求をSNSサーバ102に対し送信する。以下、ログイン要求にユーザ識別子及びパスワードが含まれる場合について説明するが、ログイン要求にはユーザ識別子の代わりにユーザ名が含まれていても良い。
【0037】
SNSサーバ102がログイン要求を受信すると、ユーザ識別子取得部111が、受信したユーザ識別子とパスワードを、ユーザ管理データベース110に基づき照合する(ステップS502)。照合の結果、取得したユーザ識別子及びパスワードと、ユーザ管理データベース110に格納された所定のユーザ識別子及びパスワードとが一致した場合、ユーザ識別子取得部111は当該ユーザ識別子をSNSサイト制御部108に送る。ここで、一致したユーザ識別子は“UID001”(すなわちユーザ名は“たくや”)として説明する。
【0038】
続くステップS503において、SNSサイト制御部108は、コメント管理データベース114から、ユーザ識別子“UID001”及び“UID001”の関連ユーザのコメントに係るコメントデータ(ユーザ名、コメントテキストデータ、投稿時刻等。)を新しいものから順に複数取得する。当該取得したコメントデータを含むコンテンツデータに基づき、SNSサイト制御部108は当該ユーザ識別子UID001に係るマイページを構築し、通信端末100に送信し、コメント表示に係る動作が完了する(ステップS504)。
【0039】
図6はSNSサイト制御部108により制御されたコメントデータ及びその他のコンテンツデータが、通信端末100に送信され、ユーザ識別子“UID001”の会員ユーザである“たくや”のマイページ600として表示される表示例を示す。マイページ600の上部には“たくや”のアバター、写真又は画像を表示するアバター表示領域601と、各種設定を変更するためのメニューアイコンを表示したメニュー領域602と、コメントを入力及び送信するためのコメント入力フォーム603及び送信ボタン604とが設けられる。また、マイページ600の略中央部には、ユーザ及び関連ユーザが投稿したコメントが表示されるコメント表示領域605が設けられる。さらにマイページ600の下部には、広告主サーバの商品等の広告を表示する広告表示領域606とが備えられる。なお表示される位置はこれに限られず、例えば広告表示領域606をマイページ600中の上部や左右に設けてもよい。
【0040】
メニュー領域602に表示された各メニューアイコンは、会員ユーザがクリックすると、それぞれのメニューに対応したウェブページが表示されるように構成されている。例えばプロフィール編集アイコンがクリックされた場合には、ユーザが既に新規ユーザ登録フォームにより送信しユーザ管理データベース110に格納されたユーザ情報の一部または全部を変更することができる。他にも各種設定アイコン、過去のコメント履歴を表示するためのコメント履歴アイコン、関連ユーザをリスト表示するための関連ユーザリストアイコン、関連ユーザを登録するための関連ユーザ登録アイコンを図示している。表示されるメニューアイコンはこれに限られず、例えばパスワード変更アイコン、他の会員ユーザを検索するための会員ユーザ検索アイコン等が表示されてもよい。
【0041】
コメント入力フォーム603及び送信ボタン604は、会員ユーザが通信端末100を用いてマイページにコメントを投稿できるように構成されている。コメントは、文字、記号、画像等から構成され、会員ユーザが意見を述べる場合や、ある事柄を説明するための表現手段である。コメント入力フォーム603にユーザがコメントを記入後、送信ボタン604をクリックすると、当該コメントがSNSサーバ102に送信され、
図3に示す動作により、コメント管理データベース114に当該コメントに係るデータが格納される。
【0042】
図6の広告表示領域606には、広告バナー、テキスト広告等が表示される。広告バナー、テキスト広告等には、広告主サーバが提供する商用ウェブサイトに接続するためのリンク情報、及び広告識別子が関連付けられている。リンク情報は好ましくは、広告主サーバのアドレス(例えば、URL)により構成される。ここで、広告主サーバのURLは、http://URL001/であるものとして説明する。なお、以下についてはリンク情報が広告主サーバのURLである場合について説明するが、リンク情報は、商用ウェブサイト上で表示される特定のウェブページに接続するためのリンク情報をさらに含んでいても良い。例えば、リンク情報は、特定の商品を紹介するウェブページのアドレスなどを含んでいても良い。
【0043】
図6のコメント表示領域605には、会員ユーザ“たくや”のコメント607及びコメント608が、“たくや”のアバター609及びアバター610と並べて表示される。コメントはこのように会員ユーザのアバターと組み合わせて表示され、どの会員ユーザのコメントであるか容易に判別できる。また会員ユーザ“たくや”のマイページには、たくやの関連ユーザとして登録された“ナミ”のコメント611がナミのアバター612とともに表示される。これらのコメント607、608、611は、コメント管理データベース114から取得されたコメントであり、それぞれ3/22 6:30、3/21 20:30、3/21 18:20の時刻にされたコメントが、新しいものから順番に表示領域605の上から下に並べられて表示される。なお
図6では3つのコメントのみを表示しているが、表示されるコメントの総数はこれに限られない。また古いものから順にコメントを表示しないようし、最新のコメントから過去数件が表示されるように構成してもよい。
【0044】
図7は、“たくや”の関連ユーザとして登録された会員ユーザ“ナミ”のマイページ700を示す。
図6と同様の部分についての説明は省略する。アバター表示領域701にはユーザ“ナミ”のアバターが表示され、コメント表示領域705には、会員ユーザ“ナミ”のコメントと、“ナミ”の関連ユーザである“たくや”のコメントとが表示される。各会員ユーザのマイページにそれぞれ自己と関連ユーザのコメントが表示されるため、
図6及び
図7に示すとおり会員ユーザ同士が意思疎通する手段として有用である。
【0045】
なお、
図7では“たくや”の関連ユーザとして“ナミ”のみを例示しているが、その他に“たくや”の関連ユーザとして登録されているユーザのコメント表示領域にも、同様に“たくや”のコメントが表示される。
【0046】
(1.4.3)自動コメント投稿に係る動作
図8に、自動コメント投稿に係る広告提供システムの動作を示す。自動コメント投稿は、通信端末100によって報酬対象処理が実行された場合に実行される。まず、ステップS801において、SNSサイトに設けられたトップページにおいて、通信端末100はユーザの入力に基づいてログイン要求をSNSサーバ102に対し送信する。以下、ログイン要求にユーザ識別子及びパスワードが含まれる場合について説明するが、ログイン要求にはユーザ識別子の代わりにユーザ名が含まれていても良い。
【0047】
SNSサーバ102がログイン要求を受信すると、ユーザ識別子取得部111は、受信したユーザ識別子とパスワードを、ユーザ管理データベース110に基づき照合する(ステップS802)。照合の結果、取得したユーザ識別子及びパスワードと、ユーザ管理データベース110に格納された所定のユーザ識別子及びパスワードとが一致した場合、ユーザ識別子取得部111は当該ユーザ識別子をSNSサイト制御部108に送る。ここで、一致したユーザ識別子は“UID001”(すなわちユーザ名は“たくや”)として説明する。SNSサイト制御部108は当該ユーザ識別子UID001に係るマイページ600を通信端末100に送信する(ステップS803)。
【0048】
次に、ステップS804において、通信端末100は、会員ユーザ“たくや”がマイページ600の広告表示領域606に表示された広告バナー等をクリックした場合に、広告主サーバ101へ接続をする。ステップS805において、商取引処理部106は、通信端末100と通信し商取引処理をする。商取引処理が完了し、当該商取引処理が所定の報酬対象処理に該当する場合、広告主サーバ101は、成果通知をSNSサーバ102に送信する(ステップS806)。成果通知には、報酬対象処理に該当する商取引処理を実行した通信端末100のユーザのユーザ識別子と、商取引処理に係る商品の広告に割り当てられた広告識別子と、商取引処理の実行時刻とが含まれる。当該成果通知により、SNSサーバ102は通信端末100が報酬対象処理を実行したことを判断できる。
【0049】
成果通知を受信すると、ステップS807において、成果報酬制御部112は、当該成果通知に係る情報を報酬対象処理管理データベース115に格納する。
図9に報酬対象処理管理データベース115に格納される報酬対象処理管理テーブル900を示す。報酬対象処理管理テーブル900の第1列目901には、ユーザ識別子、第2列目902には広告識別子が格納される。第1列目901のユーザ識別子は、成果通知に含まれるユーザ識別子、第2列目902の広告識別子は成果通知に含まれる広告識別子である。なお広告識別子とは、商取引処理に係る商品の広告毎に割り当てられ、広告を一意に特定するための識別子である。第3列目903には成果通知に含まれる、商取引の実行時刻が格納され、第4列目904には、当該ユーザ識別子にかかるユーザにポイントが付与されたか否かの状況が格納される。ここでは、ユーザ識別子が“UID001”、広告識別子が“AID001”にかかる広告の成果通知があったものとする。また商取引処理の実行時刻は時刻“3/22 10:00”であるものとして説明する。
【0050】
次にステップS808において、成果報酬制御部112は、報酬対象処理管理データベース115を参照して、報酬付与状況が未付与のユーザ識別子及び広告識別子の組合せを取得する。ここでは、報酬付与状況が未付与の組合せとして、ユーザ識別子“UID001”、広告識別子“AID001”を取得する。
【0051】
続くステップS809において、成果報酬制御部112は、成果報酬管理データベース116を参照し、報酬付与状況が未付与であった広告識別子“AID001”に係るポイントを取得する。
図10に成果報酬管理データベース116に格納される成果報酬管理テーブル1000を示す。成果報酬管理テーブル1000の第1列目1001には、広告識別子、第2列目1002にはポイントが格納される。ここでは、成果報酬制御部112は、広告識別子“AID001”にかかるポイントとして500ポイントを取得する。
【0052】
続いてステップS810において成果報酬制御部112は、ユーザに対してポイントを付与する。具体的には、成果報酬制御部112は、ステップS809において取得したポイントを、ステップS808において取得したユーザ識別子“UID001”の保有ポイントに加算する。すなわち、ユーザ管理データベース110に格納されているユーザ識別子“UID001”のポイントに500ポイントを付与する。これにより、ユーザ“たくや”の保有するポイントは930ポイントとなる。
【0053】
続いてSNSサイト制御部108は、広告管理データベース117を参照し、広告識別子“AID001”に係る情報を取得する(ステップS811)。
図11に広告管理データベース117に格納される広告管理テーブル1100を示す。広告管理テーブル1100は、広告識別子と、広告主サーバが提供する商用ウェブサイトに接続するためのリンク情報と、所定の文字列で構成されるコメントテキストデータとを関連付けて格納する。実施の形態1においては、広告管理テーブル1100の第1列目1101には広告識別子が格納され、第2列目1102には、リンク情報として広告主サイトのURLが格納される。第3列目1103にはコメントテキストデータが格納される。コメントテキストデータは、少なくとも、広告主サーバが提供する商用ウェブサイトに接続するためのリンク情報を含む。コメントテキストデータは、関連付けられた広告識別子に対応するポイントをさらに含んでいてもよい。すなわちステップS811では、SNSサイト制御部108は、少なくとも、ステップS808において取得した広告識別子に対応するコメントテキストデータを取得し、ステップS813に進む。なお、広告管理データベース117に格納される情報はこれに限られず、広告主名称、広告対象商品、広告有効期間等が含まれていてもよく、SNSサイト制御部108は、コメントテキストデータに加えてこれらの情報を取得してもよい。
【0054】
ここでSNSサイト制御部108は、広告管理データベース117に、ステップS808において取得した広告識別子が存在しない場合には処理を終了する(ステップS812)。ここでは広告識別子“AID001”が広告管理データベース117に格納されているため、ステップS813に進む。
【0055】
続くステップS813において、SNSサイト制御部108は、ユーザ管理データベース110を参照し、ステップS808において取得したユーザ識別子に対応するユーザ名を取得するとともに、計時部113を参照して現在時刻“3/22 10:10”を投稿時刻として取得する。そして、ステップS814において、SNSサイト制御部108は、自動コメントデータをコメント管理データベース114に格納する。自動コメントデータは、ステップS808において取得したユーザ識別子と、ステップS813において取得したユーザ名及び投稿時刻と、ステップS811において取得したコメントテキストデータとを含む。
図12に、SNSサイト制御部108によりコメントが格納されたコメント管理テーブル1200を示す。
図12に示すように、ユーザ識別子“UID001”にかかるコメントとして、「たくや:キャンペーン中で500ポイントもらったよ!一緒にポイントゲットしよう♪ http://URL001/」がコメント管理データベース114に格納される。このようにして格納されたコメントは、SNSサイト制御部108によって、広告主サーバ101からの成果通知の受信を契機として実行されるため、各ユーザがマイページに設けられたコメント入力フォーム603への入力及び送信ボタン604の押下による、コメントの手動投稿を実行する必要がない。よって、ユーザからは、当該コメントが自動的にユーザ識別子“UID001”のマイページ及び関連ユーザのマイページのコメント表示領域に投稿・表示されたように見える。
【0056】
このようにして作成されるコメントがマイページ上で表示される例を
図13及び
図14に示す。
図13は“たくや”のマイページ1300を示す。マイページ1300のコメント表示領域1305には、コメント管理データベース114に格納されたコメント1307がたくやのアバター1308とともに表示される。作成されたコメントは、コメント1309よりも新しいコメントであるため、コメント1309よりもコメント表示領域1310において上部に表示される。
【0057】
図14はたくやの関連ユーザである“ナミ”のマイページ1400を示す。マイページ1400のコメント表示領域1405には、作成されたコメント1407がたくやのアバター1408とともに表示される。作成されたコメントは、コメント1409よりも新しいコメントであるため、コメント1409よりもコメント表示領域1405において上部に表示される。“ナミ”はこのコメントを閲覧した場合に、“たくや”が接続した広告主サーバ101のリンク情報、及び500ポイントを取得した事実を知ることができる。またマイページの略中央部のコメント表示領域605に表示されるため、広告主サーバ101へのリンク情報を見逃すことがない。
【0058】
(1.5)実施の形態1に係る広告提供システムの効果
このように実施の形態1に係る広告提供システムによれば、SNSの会員ユーザが広告主サーバが提供する商用ウェブサイトにおいて報酬対象処理に該当する商取引処理を実行した場合、当該ユーザの関連ユーザとして登録されているユーザのマイページに広告主サーバへのリンク情報を含むコメントが、ユーザによる手動投稿なしに作成されて表示される。そのため、会員ユーザが自ら宣伝文句等を記入する必要なく、顧客吸引力のある広告を容易に提供することができる。
【0059】
より具体的には、広告主サーバ101からの成果通知の受信を契機としてSNSサイト制御部108がコメント管理データベース114に格納するコメントテキストデータには、広告主サーバが提供する商用ウェブサイトに接続するためのリンク情報が含まれている。例えば、コメント中の“http://URL001/”は、広告主サーバ101に接続するためのリンク情報であり、通信端末100によりユーザがクリック可能である。従って、当該コメントをマイページで閲覧した関連ユーザが商用ウェブサイトに接続するためのリンク情報を容易に取得することができるため、当該コメントは広告の役割を果たす。
【0060】
また、当該コメントに、報酬対象処理となる商取引処理の実行によって会員ユーザが獲得可能なポイントに係る情報(例えば、“500ポイント”等のポイント数を示す情報)がさらに含まれていることにより、会員ユーザにとって当該リンク情報を利用して広告主サイトに訪れ商取引処理をするインセンティブを働かせることができる。そのため、当該コメントの広告としての顧客吸引力をより向上させることができる。さらに、当該コメントは関連ユーザである“たくや”のコメントとして表示されることから、関連ユーザが広告主サイトを利用していることを認知することができ、広告主サイトにおいて商取引処理をすることに対する関連ユーザの心理的な障壁を低減することができる。よって、当該コメントの広告効果として、口コミと同様の宣伝広告効果を高めることができる。
【0061】
なお関連ユーザである“ナミ”がマイページ1400にて表示された自動コメント1407のリンク情報をクリックした場合、“ナミ”の通信端末100が広告主サーバ101へ接続され(ステップS804)、その後のステップS805〜S813が同様に実行されることになる。この際、
図14で“ナミ”の通信端末100の広告主サーバ101への接続の契機となった自動コメントに対応する会員ユーザである“たくや”に対し、成果報酬制御部112が所定の報酬を付与するように構成してもよい。このように関連ユーザの広告主サーバ101への接続した場合に自動コメントに対応する会員ユーザに報酬を付与することで、会員ユーザが広告主サーバへ接続するインセンティブをより向上させることができるため、より効果的に広告提供をすることができる。
【0062】
(1.6)変形例
なお、自動コメント投稿の契機として、広告主サーバ101からの成果通知の受信を利用する方法を説明したが、これに限定されない。例えば、上述した実施の形態1では、商用ウェブサイトにおける商取引処理を報酬対象処理とする場合について説明したが、報酬対象処理は、単に広告主サーバ101への接続を実行することとしてもよい。この場合、次のような構成としてもよい。まず、広告バナー等のクリックによって通信端末100が広告主サーバ101へ接続した時(ステップS804)に、成果報酬制御部112が、広告バナーに関連付けられている広告識別子を取得する。そして、成果報酬制御部112は、報酬対象処理管理データベース115に格納してもよい。
また、自動コメント投稿の契機として、広告主サーバ101以外の広告仲介業者のサーバ(ASPサーバ)から受信する成果通知を利用してもよい。なお、ASPサーバを仲介する場合には、広告バナーがクリックされると通信端末100は一旦ASPサーバに接続され、ASPサーバにおいてセッションIDが付与される。セッションIDはトラッキングのために用いられる。その後、通信端末100は広告主サーバ101に接続(リダイレクト)される。広告主サーバ101からの成果通知は、セッションIDとともにASPサーバに送信される。ASPサーバが当該成果通知及びセッションIDを受信すると、セッションIDからユーザを特定し、特定したユーザにポイントが付与されることになる。
【0063】
なお、コメント表示領域1305、1405等で表示されるコメントはアバターとともに表示される例を示したがこれに限られず、コメントのみが表示されるようにしてもよい。
【0064】
なお、コメント中、“たくや”は、当該コメントを投稿したユーザのユーザ識別子に係るユーザ情報のひとつであり、他の例としては、ユーザの氏名等でもよい。またコメント中の“500ポイント”は、広告主サーバに接続要求をした場合に付与されるポイント数を表し、他の値でもよい。
【0065】
なお、上記ではポイント付与するものとして説明したが、これに限られず、商品、サービスや現金自体を付与することをユーザ管理データベース100に記憶してもよい。あるいは、SNSサイトにおいてはアバターを装飾する画像データ等も交換価値があり、このような画像データを付与することをユーザ管理データベース100に記憶してもよい。
【0066】
なお、ステップS804における広告主サーバへの接続は、ユーザ“たくや”のマイページ上の広告バナーがクリックされたことにより実行されたが、これに限られず、SNSサイト上のいずれかのページに設置された広告バナーがクリックされたことにより広告主サーバへの接続が実行されるように構成してもよい。
また、コメントテキストデータに予めリンク情報が含まれている場合について説明したが、これには限られない。例えば、次のような構成としてもよい。まず、広告管理テーブル1100には、リンク情報が含まれていないコメントテキストデータを格納しておく。SNSサイト制御部108は、当該コメントテキストデータと、リンク情報との双方を広告管理テーブル1100から取得し、取得したコメントテキストデータにリンク情報を加える修正を行う。そして、SNSサイト制御部108は、修正したコメントテキストデータをコメント管理データベース114に格納する。
【0067】
(2)実施の形態2
(2.1)SNSサーバ1502の構成
以下、本発明の実施の形態2について説明する。
図15は本発明の実施の形態2の構成を示すブロック図である。以下、実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付し、説明は省略する。実施の形態2に係る広告提供システムは、SNSサーバ1502が参加ユーザ管理データベース1501を備える。また、実施の形態2では、広告バナー、テキスト広告等には、広告主サーバが提供する商用ウェブサイトに接続するためのリンク情報ではなく、後述する中間ページに接続するためのリンク情報が関連付けられており、自動コメント投稿を実行するか否かをユーザに決定させる。また、実施の形態2では、通常ポイント及び追加ポイントの2種類を用意しており、所定条件が達成された場合に、ユーザに対して追加ポイントがさらに付与される。また、実施の形態2では、コメントテキストデータを2種類用意しており、所定条件の達成前と達成後とで、自動コメント投稿に用いられる文面を異ならせる。
【0068】
参加ユーザ管理データベース1501は、成果通知に含まれるユーザ識別子を格納し、ユーザ識別子毎に、所定の広告識別子についての自動コメント投稿を実行するか否かを管理するために用いられる。
【0069】
図16に、実施の形態2に係る成果報酬管理データベース116に格納される成果報酬管理テーブル1600を示す。成果報酬管理テーブル1600の第1列目1601には広告識別子が格納され、第2列目1602には通常ポイント、第3列目1603には追加ポイントが夫々格納される。実施の形態2にかかるポイントは、報酬対象処理に該当する商取引処理を実行した通信端末100のユーザ数(以下、「参加ユーザ数」という。)に応じて変更され、具体的には広告主サイトで会員登録等の報酬対象処理に参加した参加ユーザ数が一定数以上となった場合に、参加ユーザのそれぞれに対して、通常ポイントに加えて追加ポイントが付与される。当該成果報酬管理テーブル1600はシステム動作時にあらかじめ格納されている。
【0070】
図17に、実施の形態2に係る広告管理データベース117に格納される広告管理テーブル1700を示す。広告管理テーブル1700は、広告識別子と、広告主サーバが提供する商用ウェブサイトに接続するためのリンク情報と、開始時期及び終了時期と、規定参加ユーザ数及び参加済ユーザ数と、所定の文字列で構成される達成前コメントテキストデータ及び達成後コメントテキストデータとを関連付けて格納する。実施の形態2においては、広告管理テーブル1700の第1列目1701には広告識別子が格納され、第2列目1702には、リンク情報として広告主サイトのURLが格納される。第3列目1703には開始時期が格納され、第4列目1704には、終了時期が格納される。開始時期および終了時期により指定される期間は、通常ポイント及び追加ポイントを付与する時期的条件である。第5列目1705には追加ポイントを付与する条件となる規定の参加ユーザ数(以下「規定参加ユーザ数」という。)が格納され、第6列目1706には、現時点における参加ユーザ数を示す参加済ユーザ数が格納される。第7列目1707には、達成前コメントテキストデータが格納され、第8列目1708には、達成後コメントテキストデータが格納される。達成前コメントテキストデータは、追加ポイントを付与する条件が満たされる前(達成前)に自動コメント投稿に用いられ、達成後コメントテキストデータは、追加ポイントを付与する条件が満たされた後(達成後)に自動コメント投稿に用いられる。
【0071】
図18に、参加ユーザ管理データベース1501に格納される参加ユーザ管理テーブル1800を示す。参加ユーザ管理テーブル1800の第1列目1801には広告識別子が格納され、第2列目1802には成果通知に含まれるユーザ識別子が格納される。第3列目1803には、SNSサイト制御部108による自動コメント投稿を実行するか否かの諾否を示す情報が格納される。テーブル中、“承諾”は自動コメント投稿を承諾することを意味し、“拒否”は自動コメント投稿を拒否することを意味する。第4列目1804には追加ポイントの付与状況が格納される。
【0072】
(2.2)広告提供システムの動作
次に、実施の形態2における広告提供システムについて、
図19及び
図21によりその動作を説明する。
【0073】
(2.2.1)通常ポイントの付与及び自動コメント投稿に係る広告提供システムの動作
実施の形態2における広告提供システムのポイントの付与にかかる動作を
図19に示す。なお
図19において実施の形態1と同一の動作である部分は同一の符号を付し、説明を省略する。
【0074】
ステップS1904において、通信端末100は、会員ユーザによる広告バナー等のクリックにより、中間ページへの接続要求を送信する。この際、広告バナーに係る広告識別子も送信される。接続要求を受信すると、SNSサーバ1502は、会員ユーザに自動コメント投稿を実行するか否かの問合せのために、通信端末100に対し中間ページデータを送信する(ステップS1905)。中間ページは、広告バナー、テキスト広告等が表示されたSNSサイト内の所定ウェブページと、広告主サーバ101が提供する商用ウェブサイトの所定ウェブページとの中間に表示されるため、中間ページと命名している。
【0075】
ステップS1906において、通信端末100のディスプレイに中間ページが表示される。表示される中間ページの表示例を
図20に示す。中間ページ2000には少なくとも、チェックボックス領域2001と、広告主サーバ101への移動ボタン2002とが設けられている。移動ボタン2002には、広告主サーバ101へのリンク情報が関連付けられており、クリックにより通信端末100を広告主サーバ101へ接続させる。チェックボックス領域2001には、自動コメント投稿を承諾するか否かのチェックボックスが設けられる。また広告識別子に基づき、当該広告に係るポイント付与の条件も表示する。“承諾する”のチェックボックスがクリックされチェック記号が入力されることで自動コメント投稿を承諾する意思表示となり、“承諾しない”のチェックボックスがクリックされチェック記号が入力されることで、自動コメント投稿を拒否する意思表示となる。
図20に示す中間ページ2000では、自動コメント投稿を“承諾する”のチェックボックスがクリックされ、選択状態になっていることを示している。なお、中間ページには、“承諾する”のチェックボックスのみを設けておいてもよい。
【0076】
その後ステップS1907において、通信端末100は、会員ユーザが通信端末100を用いて移動ボタン2002をクリックすると、SNSサーバ1502に、広告識別子、ユーザ識別子、及び自動コメント投稿の諾否の情報を送信する。次にステップS1908において、成果報酬制御部112は、参加ユーザ管理データベース1501に、広告識別子、ユーザ識別子、自動コメント投稿諾否、及び追加ポイント付与状況を格納する。ここでは広告識別子、ユーザ識別子、コメント投稿諾否としてそれぞれ、“AID001”、“UID001”、“承諾”が格納される。また追加ポイントは現時点では付与されていないため“未付与”が格納される。なお、仮にステップS1907においてコメント投稿諾否を“承諾しない”とした場合には、コメント投稿諾否の列には“拒否”が格納されることになる。続いて、通信端末100は、広告主サーバ101に接続される(ステップS1909)。広告主サーバ101に接続された後、ステップS1910にて商取引処理がされ、ステップS1911にて成果通知が広告主サーバから直接または図示しないASPサーバを介してSNSサーバ1502に送信される。
【0077】
成果通知を受信するとステップS1912において、成果報酬制御部112は、当該成果通知に係る情報を報酬対象処理管理データベース115に格納する。以下、当該成果通知には商取引処理の実行時刻として時刻“t1”が含まれているものとして説明する。
【0078】
次にステップS1913において、成果報酬制御部112は、報酬対象処理管理データベース115を参照して、報酬付与状況が未付与のユーザ識別子及び広告識別子の組合せを取得する。ここでは、報酬付与状況が未付与の組合せとして、ユーザ識別子“UID001”、広告識別子“AID001”を取得する。
【0079】
続くステップS1914において、成果報酬制御部112は、成果報酬管理データベース116を参照し、報酬付与状況が未付与であった広告識別子“AID001”の通常ポイントを取得する。ここでは、成果報酬制御部112は、広告識別子“AID001”にかかるポイントとして500ポイントを取得する。
【0080】
続いてステップS1915において成果報酬制御部112は、ユーザに対してポイントを付与する。具体的には、成果報酬制御部112は、ステップS1914において取得したポイントを、成果通知のあったユーザ識別子“UID001”の保有ポイントに加算する。すなわち、ユーザ管理データベース110に格納されているユーザ識別子“UID001”のポイントに500ポイントを付与する。これにより、ユーザ“たくや”の保有するポイントは930ポイントとなる。
【0081】
続いてSNSサイト制御部108は、広告管理データベース117を参照し、広告識別子“AID001”に係る情報を取得する(ステップS1916)。ここでは、SNSサイト制御部108は、ステップS1913において取得した広告識別子に対応する開始時期及び終了時期を取得し、ステップS1918へ進む。
【0082】
ここでSNSサイト制御部108は、広告管理データベース117に、ステップS1913において取得した広告識別子が存在しない場合には処理が終了する(ステップS1916)。ここでは広告識別子“AID001”が広告管理データベース117に格納されているため、ステップS1917に進む。
【0083】
続くステップS1918において、SNSサイト制御部108は、報酬対象処理管理データベース115を参照し、商取引処理の実行時刻を取得する。ここでは時刻“t1”を取得する。続いてSNSサイト制御部108は、取得した実行時刻“t1”と、ステップS1915にて取得した広告識別子“AID001”に係る情報のうち、開始時期と終了時期とを比較する(ステップS1919)。“t1”が開始時期と終了時期との間であればステップS1920に進み、開始時期より前または終了時期よりも後であれば処理が終了する。ここでは“t1”が開始時期と終了時期との間であるとして説明する。
【0084】
次にステップS1920において、SNSサイト制御部108は、広告管理データベース117の情報を更新し、またコメントテキストデータの取得をする。具体的にはSNSサイト制御部108は、広告管理データベース117の広告管理テーブル1700における参加済ユーザ数に1を加算しテーブルを更新する。すなわち、ここでは広告識別子“AID001”の参加済ユーザ数423を、424にして更新する。さらにSNSサイト制御部108は、更新した参加済ユーザ数と規定参加ユーザ数とを比較する。比較の結果、参加済ユーザ数が規定参加ユーザ数未満であれば第7列目1707の達成前コメントテキストデータを取得する。この際達成前コメントテキストデータ中の“(規定参加ユーザ数-参加済ユーザ数)”の部分は、規定参加ユーザ数から参加済ユーザ数を減算した数値に置換されて取得する。参加済ユーザ数が規定参加ユーザ数以上であれば、SNSサイト制御部108は、第8列目1708の達成後コメントテキストデータを取得する。ここでは、参加済ユーザ数が424人であり規定登録ユーザ数500人に満たないため、第7列目1707のコメントテキストデータである、“キャンペーンで500ポイントもらった!あと76人の登録でさらにポイントをおまけ!キャンペーン期間は5/10 22:00まで!いっしょにポイントゲットしよう♪ http://URL001/”を取得することになる。
【0085】
次にステップS1921において、SNSサイト制御部108は、ステップS1908において参加ユーザ管理データベース1501に格納された自動コメント投稿諾否情報に基づき、自動コメント投稿が承諾されている場合にはS1922に進む。一方拒否されている場合には処理が完了する。次にステップS1922において、SNSサイト制御部108は、ユーザ管理データベース110を参照し、ユーザ識別子に対応するユーザ名を取得するとともに、計時部113を参照し現在の時刻を投稿時刻として取得する。最後に、ステップS1923において、SNSサイト制御部108は、ユーザ識別子と、ユーザ名と、投稿時刻と、ステップS1919で取得したコメントテキストデータとを含む自動コメントデータをコメント管理データベース114に格納する。当該コメントテキストデータを含む自動コメントデータをコメント管理データベースに格納することにより、ユーザ“たくや”及びその関連ユーザのマイページに、“キャンペーンで500ポイントもらった!あと76人の登録でさらに300ポイントをおまけ!キャンペーン期間は5/10 22:00まで!いっしょにポイントゲットしよう♪ http://URL001/”が表示されることになる。
【0086】
(2.2.2)追加ポイントの付与に係る動作
続いて実施の形態2にかかる広告提供システムにおける、追加ポイントの付与に係る動作を
図21に示す。当該動作は全ての広告識別子について実行される。以下では広告識別子“AID001”についての動作を例示するが、他の広告識別子についても同様に実行される。また当該動作はSNSサーバ1502において定期的に繰り返し実行される。
【0087】
はじめにステップS2101において、成果報酬制御部112は、広告管理データベース117に格納されている広告識別子“AID001”について情報を取得する。具体的には、続いてステップS2102において、成果報酬制御部112は、取得した当該情報に基づき、各広告識別子にかかる広告の参加済ユーザ数と規定参加ユーザ数とを比較し、参加済ユーザ数が規定参加ユーザ数以上であるか否かを判定する。比較の結果、参加済ユーザ数が規定参加ユーザ数以上の場合、ステップS2103に進む。参加済ユーザ数が規定参加ユーザ数未満の場合、ステップS2101に戻り、他の広告識別子について同様の処理を実行する。
【0088】
次にS2103において、成果報酬制御部112は、参加ユーザ管理データベース1501を参照し、広告識別子“AID001”に関して、追加ポイントの付与状況を取得する。続くステップS2104において、成果報酬制御部112は、追加ポイントが未付与のユーザが存在するかを判定し、存在する場合はステップS2105に進む。一方、追加ポイントが未付与のユーザが存在しない場合は、ステップS2101に戻り、他の広告識別子について同様の処理を実行する。参加ユーザ管理データベース1501の参加ユーザ管理テーブル1800に基づくと、AID001に関し、“UID001”と、“UID002”のユーザについて追加ポイントが未付与であるため、ステップS2105に進む。
【0089】
続くステップS2105において、成果報酬制御部112は、成果報酬管理データベース116を参照し、報酬付与状況が未付与であった広告識別子“AID001”の追加ポイントを取得する。成果報酬制御部112は、広告識別子“AID001”にかかる追加ポイントとして、成果報酬管理テーブル1600の第3列目1603に基づき、300ポイントを取得する。
【0090】
続いてステップS2106において成果報酬制御部112は、ユーザに対して追加ポイントを付与する。具体的には、成果報酬制御部112は、ステップS2105において取得した追加ポイントを、成果通知のあったユーザ識別子“UID001”及び“UID002”の保有ポイントに加算する。すなわち、ユーザ管理データベース110に格納されているユーザ識別子“UID001”及び“UID002”のポイントに追加ポイントとして300ポイントをそれぞれ付与する。
【0091】
次にステップS2107において成果報酬制御部112は、追加ポイントを付与したユーザ識別子に関し、参加ユーザ管理データベース1501における報酬付与状況を“付与”に更新する。更新された参加ユーザ管理テーブル2200を
図22に示す。
図22に示すとおり、第4列目2204の追加報酬付与状況が更新される。
【0092】
ステップS2107が完了するとステップS2101に戻り以下同様の処理が各広告識別子について定期的に繰り返される。
【0093】
(2.3)実施の形態2にかかる広告提供システムの効果
このように、実施の形態2にかかる広告提供システムは、規定参加ユーザ数と参加済ユーザ数との差分、すなわち規定参加ユーザ数に到達するまでの残り人数や、参加済ユーザ数が規定参加ユーザ数に到達した場合の追加ポイントがコメントに記載される。そのため、口コミと同様の効果に加え、他ユーザからの広告主サイトへの注目度をユーザが定量的に把握することができるとともに、一定の条件を満たした場合に追加で獲得できるポイント数を得ることができるため、より一層顧客吸引力を高めることができる。
【0094】
一方、参加ユーザ管理データベース1501に格納された情報に基づき自動コメント投稿が拒否されていた場合には、コメントを表示せずに処理が終了する。
【0095】
このように、自動コメント投稿を実行するか否かの諾否を問合せることで、ユーザが自己の商取引にかかる情報を開示したくない場合に自動コメント投稿を拒否でき、ユーザがプライバシーを保護したい場合に有用である。
【0096】
なお、上述した実施の形態2では、
図16に示すように、成果報酬管理テーブル1600には広告識別子と、通常ポイントと、追加ポイントとが関連付けて格納されていたが、これに限るものではない。例えば、1つの広告に対し、通常ポイント用の第一の広告識別子と、追加ポイント用の第二の広告識別子とを割り当てておき、成果報酬管理テーブル1600には、一つの広告識別子に対し、一種類のポイントのみを関連付けておく。そして、成果報酬制御部112は、通常ポイント付与時には第一の広告識別子に関連付けられたポイントを付与すべきポイントとして取得し、追加ポイント付与時には第二の広告識別子に関連付けられたポイントを付与すべきポイントとして取得するようにしてもよい。
【0097】
(3)実施の形態3
(3.1)実施の形態3にかかる広告提供システムの構成
以下、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3では、通信端末100が、SNSサーバ102を経由せずに広告主サーバ101に接続し、広告主サーバ101が提供する商用ウェブサイトにおいて報酬対象処理に該当する商取引処理を実行した場合について説明する。具体的には、本実施の形態3における広告提供システムでは、商用ウェブサイトが、SNSサーバ1502へのリンク情報が含まれた商品等購入ウェブページによって構成される。その他の構成は本発明の実施の形態1と同一であるため説明を省略する。
【0098】
(3.2)実施の形態3にかかる広告提供システムの動作
本実施の形態3における広告提供システムについて、
図24によりその動作を説明する。ステップS2401において、通信端末100は、会員ユーザの入力に基づき広告主サーバ101に接続し、所定の商品等購入ウェブページを表示する。次に、広告主サーバ101の商取引処理部106は、通信端末100と商取引処理を実行する(ステップS2402)。商取引処理が完了すると、広告主サーバ101は、ログイン確認ページを通信端末100に送信する(ステップS2403)。ログイン確認ページは、例えば、SNSサイトへのログインに必要なログイン情報(ユーザ識別子、ユーザ名、又はメールアドレス等及びパスワード)を入力するログイン情報入力領域と、自動コメント投稿の諾否をユーザに選択させるチェックボックス領域と、SNSサーバ102へのリンク情報が関連付けられた移動ボタンとが設けられる。ここで広告主サーバ101は広告識別子“AID001”にて特定される広告に係る広告主サーバであるとする。
【0099】
続いてステップS2404において、通信端末100は、ユーザによる移動ボタンのクリックに基づきSNSサーバ102へ接続すると、続くステップS2405において、SNSサイト制御部108は、ユーザ管理データベース110に基づき、SNSサーバ102に接続をした通信端末100のユーザ識別子を取得する。ここで接続をした通信端末100のユーザは会員ユーザ“たくや”であるとする。
【0100】
入力されたログイン情報(ユーザ識別子、ユーザ名、又はメールアドレス等及びパスワード)が正しければ、ステップS807に進む。ステップS807以降の処理は、実施の形態1におけるステップS807〜814と同様である。
【0101】
(3.3)実施の形態3にかかる広告提供システムの効果
このように、広告主サーバが提供する商品等購入ウェブページSNSサーバ102へのリンク情報を設け、SNSサーバ102のSNSサイト制御部108は、当該リンク情報を用いたSNSサーバ102への接続を契機として自動コメント投稿する。これにより、会員ユーザがSNSサーバ102を介さずに直接広告主サーバ101に訪れて商取引処理を実行した場合であっても、SNSサーバ102が自動コメント投稿を実行することができる。そのため、SNSサイト内に設けられた広告主サーバ101へのリンク情報を利用して商取引処理を行ったユーザ以外のユーザも、自動コメント投稿実施の対象とすることができるため、自動コメント投稿の数を増加させることができ、広告の宣伝広告効果をさらに高めることができる。
【0102】
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。以下に、本願の原出願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
商用ウェブサイトを提供する第一のサーバと第一の通信端末とに接続されるサーバであって、
前記第一の通信端末から受信した第一のユーザ識別子と、前記第一のサーバに接続する第二の通信端末から受信した第二のユーザ識別子とを関連付けて記憶するユーザ管理データベースと、
コンテンツデータを前記第一の通信端末に送信することにより、前記コンテンツデータを前記第一の通信端末に設けられた表示部に表示させる制御部と、
前記第二の通信端末から、前記第二のユーザ識別子を含むログイン情報を取得する受信部とを備えており、
前記ログイン情報は、前記第二の通信端末が前記第一のサーバにより提供される前記商用ウェブサイトにおいて所定の処理を実行した場合に、前記第一のサーバから前記第二の通信端末に対して送信される前記サーバへのリンク情報に基づいて、前記第二の通信端末から送信される情報であり、
前記制御部は、
前記ログイン情報を正しいと判定した場合に、前記ログイン情報に含まれる前記第二のユーザ識別子に関連付けられている前記第一のユーザ識別子を特定し、特定された前記第一のユーザ識別子に基づき前記第一の通信端末に対して、前記第二のユーザ識別子に係るユーザ情報と前記商用ウェブサイトのリンク情報とを含むコメントデータを、前記コンテンツデータとして送信し、
さらに成果報酬を制御する成果報酬制御部を備え、
前記ユーザ管理データベースは、前記第二のユーザ識別子と、前記第二のユーザ識別子に対して付与された前記成果報酬とを関連付けて記憶しており、
前記成果報酬制御部は、
前記ログイン情報が正しいと判定された場合に、前記第二のユーザ識別子に対して付与された前記成果報酬に対して第一の成果報酬を加算することを特徴とするサーバ。
[2]
前記制御部は、
前記コメントデータを前記第一の通信端末に対して送信することを許可するか否かを前記第二の通信端末に問合わせ、
前記ログイン情報が正しいと判定され、かつ、前記問合せの結果、前記コメントデータを前記第一の通信端末に対して送信することが許可されている場合に、前記第一の通信端末に対して前記コメントデータを前記コンテンツデータとして送信することを特徴とする上記[1]に記載のサーバ。
[3]
前記成果報酬制御部はさらに、
所定条件が満たされた場合に、前記第二のユーザ識別子に対して付与された前記成果報酬に対して第二の成果報酬をさらに加算することを特徴とする、上記[1]又は[2]に記載のサーバ。
[4]
前記所定条件は、前記商用ウェブサイトにおいて前記所定の処理を実行した通信端末の合計数が所定数に到達したことであることを特徴とする上記[3]に記載のサーバ。
[5]
前記所定条件は、前記第一の通信端末に対して送信された前記コメントデータに含まれる前記商用ウェブサイトのリンク情報に基づいて前記第一の通信端末が前記商用ウェブサイトに接続し、かつ、前記第一の通信端末が前記商用ウェブサイトにおいて所定の処理を実行したことであることを特徴とする上記[3]に記載のサーバ。
[6]
前記コメントデータは、マイページのコメント表示領域に表示されることを特徴とする、上記[1]乃至[5]のいずれか一つに記載のサーバ。
[7]
前記コメントデータは、前記マイページのユーザとは異なる所定のユーザのマイページのコメント表示領域に表示されることを特徴とする、上記[6]に記載のサーバ。
[8]
前記コメント表示領域に複数のコメントが表示される場合、新しいコメントから順番に上から下に並べて表示されることを特徴とする、上記[6]又は[7]に記載のサーバ。
[9]
前記コメント表示領域に複数のコメントが表示される場合、最新のコメントから過去数件のコメントが表示されることを特徴とする、上記[6]乃至[8]のいずれか一つに記載のサーバ。
[10]
前記マイページは、コメント履歴を表示するためのコメント履歴アイコンを含むことを特徴とする、上記[6]乃至[9]のいずれか一つに記載のサーバ。
[11]
前記マイページは、コメント入力フォームを含み、前記コメント入力フォームは前記コメント表示領域よりも上部に表示されることを特徴とする、上記[6]乃至[10]のいずれか一つに記載のサーバ。
[12]
商用ウェブサイトを提供する第一のサーバと、
第二のサーバと、
前記第二のサーバに接続する第一の通信端末と、
前記第一のサーバに接続する第二の通信端末とを備えた広告提供システムであって、
前記第二のサーバは、
前記第一の通信端末から受信した第一のユーザ識別子と、前記第二の通信端末から受信した第二のユーザ識別子とを関連付けて記憶するユーザ管理データベースと、
コンテンツデータを前記第一の通信端末に送信することにより、前記コンテンツデータを前記第一の通信端末に設けられた表示部に表示させる制御部と、
を備えており、
前記第一のサーバは、前記第二の通信端末が前記第一のサーバにより提供される前記商用ウェブサイトにおいて所定の処理を実行した場合に、前記第二の通信端末に対して前記第二のサーバへのリンク情報を送信し、
前記制御部は、前記第二のサーバへのリンク情報に基づいて前記第二の通信端末から送信されるログイン情報であって、前記第二のユーザ識別子を含むログイン情報を取得し、
前記制御部は、前記ログイン情報を正しいと判定した場合に、前記ログイン情報に含まれる前記第二のユーザ識別子に関連付けられている前記第一のユーザ識別子を特定し、特定された前記第一のユーザ識別子に基づき前記第一の通信端末に対して、前記第二のユーザ識別子に係るユーザ情報と前記商用ウェブサイトのリンク情報とを含むコメントデータを、前記コンテンツデータとして送信し、
前記第二のサーバはさらに成果報酬を制御する成果報酬制御部を備え、
前記ユーザ管理データベースは、前記第二のユーザ識別子と、前記第二のユーザ識別子に対して付与された前記成果報酬とを関連付けて記憶しており、
前記成果報酬制御部は、前記ログイン情報が正しいと判定された場合に、前記第二のユーザ識別子に対して付与された前記成果報酬に対して第一の成果報酬を加算することを特徴とする広告提供システム。
[13]
商用ウェブサイトを提供する第一のサーバと、第二のサーバと、前記第二のサーバに接続する第一の通信端末と、前記第一のサーバに接続する第二の通信端末とを備えた広告提供システムにおける広告提供方法であって、
前記第二のサーバが、前記第一の通信端末から受信した第一のユーザ識別子と、前記第二の通信端末から受信した第二のユーザ識別子とを関連付けて記憶するステップと、
前記第一のサーバが、前記第二の通信端末が前記第一のサーバにより提供される前記商用ウェブサイトにおいて所定の処理を実行した場合に、前記第二の通信端末に対して前記第二のサーバへのリンク情報を送信するステップと、
前記第二のサーバが、前記第二のサーバへのリンク情報に基づいて前記第二の通信端末から送信されるログイン情報であって、前記第二のユーザ識別子を含むログイン情報を取得するステップと、
前記第二のサーバが、前記ログイン情報を正しいと判定した場合に、前記ログイン情報に含まれる前記第二のユーザ識別子に関連付けられている前記第一のユーザ識別子を特定するステップと、
前記第二のサーバが、特定された前記第一のユーザ識別子に基づき前記第一の通信端末に対して、前記第二のユーザ識別子に係るユーザ情報と前記商用ウェブサイトのリンク情報とを含むコメントデータを、コンテンツデータとして送信し、前記コメントデータを前記第一の通信端末に設けられた表示部に表示させるステップと、
前記第二のサーバが、成果報酬を制御するステップと、を含み、
前記記憶するステップはさらに、前記第二のユーザ識別子と、前記第二のユーザ識別子に対して付与された前記成果報酬とを関連付けて記憶し、
前記第二のサーバが前記ログイン情報を正しいと判定した場合に、前記第二のユーザ識別子に対して付与された前記成果報酬に対して第一の成果報酬を加算することを特徴とする広告提供方法。
[14]
商用ウェブサイトを提供する第一のサーバと第一の通信端末とに接続されるサーバによる広告提供方法であって、
前記第一の通信端末から受信した第一のユーザ識別子と、前記第一のサーバに接続する第二の通信端末から受信した第二のユーザ識別子とを関連付けて記憶するステップと、
前記第二のユーザ識別子を含むログイン情報であって、前記第二の通信端末が前記第一のサーバにより提供される前記商用ウェブサイトにおいて所定の処理を実行した場合に、前記第一のサーバから前記第二の通信端末に対して送信される前記サーバへのリンク情報に基づいて、前記第二の通信端末から送信されるログイン情報を取得するステップと、
前記ログイン情報を正しいと判定した場合に、前記ログイン情報に含まれる前記第二のユーザ識別子に関連付けられている前記第一のユーザ識別子を特定するステップと、
特定された前記第一のユーザ識別子に基づき前記第一の通信端末に対して、前記第二のユーザ識別子に係るユーザ情報と前記商用ウェブサイトのリンク情報とを含むコメントデータを、コンテンツデータとして送信し、前記コメントデータを前記第一の通信端末に設けられた表示部に表示させるステップと、
成果報酬を制御するステップと、を含み、
前記記憶するステップはさらに、前記第二のユーザ識別子と、前記第二のユーザ識別子に対して付与された前記成果報酬とを関連付けて記憶し、
前記ログイン情報が正しいと判定された場合に、前記第二のユーザ識別子に対して付与された前記成果報酬に対して第一の成果報酬を加算することを特徴とするサーバによる広告提供方法。