(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記訂正情報が付加された前記受領書に対して、入力部により入力された訂正理由情報を登録する訂正理由登録部、を更に有することを特徴とする請求項1に記載の受領書回収システム。
前記受領書情報は、前記第1識別情報と少なくとも一部が一致する第2識別情報を更に含み、且つ、前記訂正情報は、前記第1識別情報と前記第2識別情報が一致する部分に付加され、
前記訂正受領書出力部は、前記受領書読み取り部で読み取られた前記受領書の中から前記受領書情報の前記第1識別情報と前記第2識別情報とで一致する部分がない前記受領書を、前記訂正情報が付加された前記受領書として出力することを特徴とする請求項1または2に記載の受領書回収システム。
前記受領書回収システムは、各営業所に配置された複数のコンピュータと、前記複数のコンピュータと通信可能に接続されたホストコンピュータとに構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の受領書回収システム。
前記受領書情報は、前記第1識別情報と少なくとも一部が一致する第2識別情報を更に含み、且つ、前記訂正情報は、前記第1識別情報と前記第2識別情報が一致する部分に付加され、
前記訂正受領書出力工程は、前記訂正受領書出力部が、前記受領書読み取り工程で読み取られた前記受領書の中から前記受領書情報の前記第1識別情報と前記第2識別情報とで一致する部分がない前記受領書を、前記訂正情報が付加された前記受領書として出力することを特徴とする請求項7または8に記載の受領書回収方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記のような課題を解決するものであり、商品の配送に用いられる受領書を回収する受領書回収システムおよび受領書回収方法において、商品の配送が完了したか否かを把握することができる受領書回収システムおよび受領書回収方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の1つの観点によると、受領書回収システムは、少なくとも固有の第1識別情報を含む受領書情報が記載され、前記第1識別情報に訂正情報を付加することが可能な受領書を読み取る受領書読み取り部と、前記受領書読み取り部で読み取られた前記受領書の前記受領書情報と前記訂正情報とを登録する受領書登録部と、前記受領書登録部で登録された前記受領書の中から前記訂正情報が付加された前記受領書を出力する訂正受領書出力部と、を有することを特徴とする。
【0006】
この構成によると、受領書回収システムは、受領書読み取り部と、受領書登録部と、訂正受領書出力部とを有する。受領書読み取り部は、受領書を読み取る。受領書は、少なくとも固有の第1識別情報を含む受領書情報が記載される。受領書は、第1識別情報に訂正情報を付加することが可能である。つまり、商品の配送が完了していない受領書に対して、第1識別情報に訂正情報を付加することができる。第1識別情報は、例えば、数字、文字、数字や文字等の組み合わせ、バーコード、QRコード(登録商標)である。訂正情報は、例えば、取り消し線、下線である。受領書登録部は、受領書読み取り部で読み取られた受領書の受領書情報と訂正情報とを登録する。訂正受領書出力部は、受領書登録部で登録された受領書の中から訂正情報が付加された受領書を出力する。つまり、訂正受領書出力部は、商品の配送が完了していない受領書を出力する。これにより、商品の配送に用いられる受領書を回収する受領書回収システムにおいて、商品の配送が完了したか否かを把握することができる。
【0007】
本発明の別の観点によると、前記受領書回収システムは、前記訂正情報が付加された前記受領書に対して、入力部により入力された訂正理由情報を登録する訂正理由登録部、を更に有する。
【0008】
この構成によると、受領書回収システムは、訂正理由登録部を更に有する。訂正理由登録部は、訂正情報が付加された受領書に対して、入力部により入力された訂正理由情報を登録する。訂正理由情報は、訂正情報が付加された理由であり、商品の配送が完了しなかった理由である。つまり、商品の配送が完了していない受領書について、商品の配送が完了しなかった理由を登録することができる。これにより、商品の配送が完了しなかった理由を把握することができる。
【0009】
本発明の別の観点によると、前記受領書情報は、前記第1識別情報と少なくとも一部が一致する第2識別情報を更に含み、且つ、前記訂正情報は、前記第1識別情報と前記第2識別情報が一致する部分に付加され、前記訂正受領書出力部は、前記受領書読み取り部で読み取られた前記受領書の中から前記受領書情報の前記第1識別情報と前記第2識別情報とで一致する部分がない前記受領書を、前記訂正情報が付加された前記受領書として出力する。
【0010】
この構成によると、受領書情報は、第2識別情報を更に含む。第2識別情報は、第1識別情報と少なくとも一部が一致する。つまり、受領書には、少なくとも第1識別情報および第2識別情報が記載される。訂正情報は、第1識別情報と第2識別情報が一致する部分に付加される。訂正情報が付加された第1識別情報は、第2識別情報と一致する部分がない。訂正受領書出力部は、受領書読み取り部で読み取られた受領書の中から受領書情報の第1識別情報と第2識別情報とで一致する部分がない受領書を、訂正情報が付加された受領書として出力する。これにより、訂正情報が付加された受領書かどうかを簡便に把握することができる。
【0011】
本発明の別の観点によると、前記受領書回収システムは、前記受領書に記載される前記受領書情報を受領書出荷情報として入力部により予め登録する事前登録部と、前記事前登録部で登録された前記受領書出荷情報と、前記受領書登録部で登録された前記受領書情報とを比較し、前記受領書登録部で前記受領書情報として登録されていないが、前記事前登録部で登録されている前記受領書出荷情報を未回収受領書情報として出力する、または、前記事前登録部で前記受領書出荷情報として登録されていないが、前記受領書登録部で登録されている前記受領書情報を過剰回収受領書情報として出力する不整合受領書出力部と、
を更に有する。
【0012】
この構成によると、受領書回収システムは、事前登録部と不整合受領書出力部とを更に有する。事前登録部は、受領書に記載される受領書情報を受領書出荷情報として入力部により予め登録する。不整合受領書出力部は、事前登録部で登録された受領書出荷情報と、受領書登録部で登録された受領書情報とを比較し、受領書登録部で受領書情報として登録されていないが、事前登録部で登録されている受領書出荷情報を未回収受領書情報として出力する。または、不整合受領書出力部は、事前登録部で登録された受領書出荷情報と、受領書登録部で登録された受領書情報とを比較し、事前登録部で受領書出荷情報として登録されていないが、受領書登録部で登録されている受領書情報を過剰回収受領書情報として出力する。これにより、事前に登録された受領書出荷情報に基づいて、未回収の受領書または過剰に回収された受領書を把握することができる。
【0013】
本発明の別の観点によると、前記受領書回収システムは、各営業所に配置されたコンピュータに構成される。
【0014】
この構成によると、受領書回収システムは、各営業所に配置されたコンピュータに構成される。従って、各営業所において、商品の配送が完了したか否かを把握することができる。
【0015】
本発明の別の観点によると、前記受領書回収システムは、各営業所に配置された複数のコンピュータと、前記複数のコンピュータと通信可能に接続されたホストコンピュータとに構成される。
【0016】
この構成によると、受領書回収システムは、各営業所に配置された複数のコンピュータと、複数のコンピュータと通信可能に接続されたホストコンピュータとに構成される。従って、各営業所およびホストコンピュータが配置された本社等において、商品の配送が完了したか否かを把握することができる。
【0017】
本発明の1つの観点によると、受領書回収方法は、
受領書回収システムの受領書読み取り部が、少なくとも固有の第1識別情報を含む受領書情報が記載され、前記第1識別情報に訂正情報を付加することが可能な受領書を読み取る受領書読み取り工程と、
前記受領書回収システムの受領書登録部が、前記受領書読み取り工程で読み取られた前記受領書の前記受領書情報と前記訂正情報とを登録する受領書登録工程と、
前記受領書回収システムの訂正受領書出力部が、前記受領書登録工程で登録された前記受領書の中から前記訂正情報が付加された前記受領書を出力する訂正受領書出力工程と、を有することを特徴とする。
【0018】
この構成によると、受領書回収方法は、受領書読み取り工程と、受領書登録工程と、訂正受領書出力工程とを有する。受領書読み取り工程では、
受領書回収システムの受領書読み取り部が、受領書を読み取る。受領書は、少なくとも固有の第1識別情報を含む受領書情報が記載される。受領書は、第1識別情報に訂正情報を付加することが可能である。つまり、商品の配送が完了していない受領書に対して、第1識別情報に訂正情報を付加することができる。第1識別情報は、例えば、数字、文字、数字や文字等の組み合わせ、バーコード、QRコード(登録商標)である。訂正情報は、例えば、取り消し線、下線である。受領書登録工程では、
受領書回収システムの受領書登録部が、受領書読み取り工程で読み取られた受領書の受領書情報と訂正情報とを登録する。訂正受領書出力工程では、
受領書回収システムの訂正受領書出力部が、受領書登録工程で登録された受領書の中から訂正情報が付加された受領書を出力する。つまり、訂正受領書出力工程では、
受領書回収システムの訂正受領書出力部が、商品の配送が完了していない受領書を出力する。これにより、商品の配送に用いられる受領書を回収する受領書回収方法において、商品の配送が完了したか否かを把握することができる。
【0019】
本発明の別の観点によると、前記受領書回収方法は、
前記受領書回収システムの訂正理由登録部が、前記訂正情報が付加された前記受領書に対して、入力部により入力された訂正理由情報を登録する訂正理由登録工程、を更に有する。
【0020】
この構成によると、受領書回収方法は、訂正理由登録工程を更に有する。訂正理由登録工程は、
受領書回収システムの訂正理由登録部が、訂正情報が付加された受領書に対して、入力部により入力された訂正理由情報を登録する。訂正理由情報は、訂正情報が付加された理由であり、商品の配送が完了しなかった理由である。つまり、商品の配送が完了していない受領書について、商品の配送が完了しなかった理由を登録することができる。これにより、商品の配送が完了しなかった理由を把握することができる。
【0021】
本発明の別の観点によると、前記受領書情報は、前記第1識別情報と少なくとも一部が一致する第2識別情報を更に含み、且つ、前記訂正情報は、前記第1識別情報と前記第2識別情報が一致する部分に付加され、前記訂正受領書出力工程は、
前記訂正受領書出力部が、前記受領書読み取り工程で読み取られた前記受領書の中から前記受領書情報の前記第1識別情報と前記第2識別情報とで一致する部分がない前記受領書を、前記訂正情報が付加された前記受領書として出力する。
【0022】
この構成によると、受領書情報は、第2識別情報を更に含む。第2識別情報は、第1識別情報と少なくとも一部が一致する。つまり、受領書には、少なくとも第1識別情報および第2識別情報が記載される。訂正情報は、第1識別情報と第2識別情報が一致する部分に付加される。訂正情報が付加された第1識別情報は、第2識別情報と一致する部分がない。訂正受領書出力工程では、
訂正受領書出力部が、受領書読み取り工程で読み取られた受領書の中から受領書情報の第1識別情報と第2識別情報とで一致する部分がない受領書を、訂正情報が付加された受領書として出力する。これにより、訂正情報が付加された受領書かどうかを簡便に把握することができる。
【0023】
本発明の別の観点によると、前記受領書回収方法は、
前記受領書回収システムの事前登録部が、前記受領書に記載される前記受領書情報を受領書出荷情報として入力部により予め登録する事前登録工程と、
前記受領書回収システムの不整合受領書出力部が、前記事前登録工程で登録された前記受領書出荷情報と、前記受領書登録工程で登録された前記受領書情報とを比較し、前記受領書登録工程で前記受領書出荷情報として登録されていないが、前記事前登録工程で登録されている前記受領書出荷情報を未回収受領書情報として出力する、または、前記事前登録工程で前記受領書出荷情報として登録されていないが、前記受領書登録
工程で登録されている前記受領書情報を過剰回収受領書情報として出力する不整合受領書出力工程と、を更に有する。
【0024】
この構成によると、受領書回収方法は、事前登録工程と不整合受領書出力工程とを更に有する。事前登録工程は、
受領書回収システムの事前登録部が、受領書に記載される受領書情報を受領書出荷情報として入力部により予め登録する。不整合受領書出力工程は、
受領書回収システムの不整合受領書出力部が、事前登録工程で登録された受領書出荷情報と、受領書登録工程で登録された受領書情報とを比較し、受領書登録工程で受領書情報として登録されていないが、事前登録工程で登録されている受領書出荷情報を未回収受領書情報として出力する。または、不整合受領書出力工程は、
受領書回収システムの不整合受領書出力部が、事前登録工程で登録された受領書情報と、受領書登録工程で登録された受領書情報とを比較し、事前登録工程で受領書出荷情報として登録されていないが、受領書登録
工程で登録されている受領書情報を過剰回収受領書情報として出力する。これにより、事前に登録された受領書出荷情報に基づいて、未回収の受領書または過剰に回収された受領書を把握することができる。
【0025】
本発明において、「コンピュータ」とは、オペレーティングシステムや周辺機器等を含むものである。
【0026】
本発明において、「商品の配送」に用いられる運送手段は、貨物車、貨物列車、貨物船等を含む。
【発明の効果】
【0027】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、商品の配送に用いられる受領書を回収する受領書回収システムおよび受領書回収方法において、商品の配送が完了したか否かを把握することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
<受領書回収システム>
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態における受領書回収システムの構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の受領証回収システム1は、営業所を管理する本社等に設置されたホストコンピュータ2および各営業所に設置された複数のコンピュータ3を備え、それらを電話回線、光ケーブルその他の有線、又は、赤外線その他の無線の通信回線4で接続している。ホストコンピュータ2は、データベース40を有する。コンピュータ3は、データベース30を有する。なお、
図1では、複数のコンピュータ3について、記載を省略して1台のみ記載している。つまり、図示は省略するが、
図1に示すコンピュータ3と同様の構成の複数のコンピュータ3が通信回線4に接続されている。
【0030】
受領書回収システム1は、受領書読み取り部21と、受領書登録部22と、訂正受領書出力部23と、訂正理由登録部24と、事前登録部25と、不整合受領書出力部26と、を有する。受領書読み取り部21と、受領書登録部22と、訂正受領書出力部23と、訂正理由登録部24と、不整合受領書出力部26は、コンピュータ3に構成される。事前登録部25は、ホストコンピュータ2に構成される。
【0031】
受領書読み取り部21は、受領書10を読み取る。受領書読み取り部21は、OCR(Optical Character Reader)機能とスキャナ機能を有する。OCR機能は、受領書を光学的に読み取り、所定のアルゴリズムにより、受領書10に記載された文字のテキストデータを生成する。つまり、受領書読み取り部21は、受領書10を読み取り、受領書10に記載された受領書情報31および訂正情報32のテキストデータを生成する。受領書読み取り部21は、事前に記憶した受領書10の受領書情報31および訂正情報32の位置に基づいて、受領書10の受領書情報31および訂正情報32を読み取る。また、スキャナ機能は、受領書10を光学的に読み取り、画像データを生成する。つまり、受領書読み取り部21は、受領書10を読み取り、受領書10全体の画像データを生成する。
【0032】
図2に示すように、受領書10は、配送先11、商品名12、数量13、固有の第1識別情報14、固有の第2識別情報15、および、配送日16が記載されている。配送先11は、受領書10に記載された商品を配送する場所である。商品名12は、受領書10を用いて配送される商品の名前である。数量13は、受領書10を用いて配送される商品の数量である。第1識別情報14は、受領書10を特定するための受領書10毎に固有に付与される識別情報である。第2識別情報15は、受領書10を特定するための受領書10毎に固有に付与される識別情報である。配送先11、商品名12、数量13、固有の第1識別情報14、固有の第2識別情報15、および、配送日16は、受領書情報31である。
【0033】
図2の受領書10の例では、配送先11は、「配送先Y1」である。商品名12は、商品名の欄12a〜12dに記載された「商品X11」〜「商品X14」の4種類である。数量13は、数量の欄13a〜13dに記載された「商品X11」〜「商品X14」それぞれの数量「M11」〜数量「M14」である。第1識別情報14は、「識別番号0001」の文字表記である。第2識別情報15は、「識別番号0001」の文字表記15aおよびバーコード15bである。
【0034】
また、受領書10には、第1識別情報14に訂正情報32を付加することが可能である。訂正情報32は、取り消し線(一重取り消し線や二重取り消し線)や下線である(
図3参照)。訂正情報32は、手動で付加してもよいし、自動で付加してもよい。訂正情報32は、第1識別情報14と第2識別情報15が一致する部分に付加される。第1識別情報14と第2識別情報15が一致する部分は、「識別番号0001」の文字表記の部分である。ここで、第1識別情報14に訂正情報32が付加されていない場合、受領書10に記載されている第1識別情報14および第2識別情報15は、一部が一致している。具体的には、受領書10に記載されている第1識別情報14は、「識別番号0001」の文字表記である。一方、受領書10に記載されている第2識別情報15は、「識別番号0001」の文字表記およびバーコードである。つまり、第1識別情報14に訂正情報32が付加されていない場合、受領書10に記載されている第1識別情報14および第2識別情報15は、「識別番号0001」の文字表記が同じである点で一致している。しかしながら、第1識別情報14に訂正情報32を付加された場合は、受領書読み取り部21で読み取った第1識別情報14と受領書読み取り部21で読み取った第2識別情報15とで一致する部分がない。具体的には、受領書10に記載されている第1識別情報14は、「取り消し線が付された識別番号0001」の文字表記である。一方、受領書10に記載されている第2識別情報15は、「識別番号0001」の文字表記およびバーコードである。つまり、第1識別情報14に訂正情報32が付加された場合、受領書10に記載されている第1識別情報14および第2識別情報15は、「取り消し線が付された識別番号0001」の文字表記と「識別番号0001」の文字表記とが異なる点で一致しない。
【0035】
また、受領書10には、追加訂正情報18が付加することが可能であってもよい。追加訂正情報18は、手動で付加してもよいし、自動で付加してもよい。
【0036】
図3の受領書10aの例では、
図2の受領書10の例と同様に、受領書情報31として、配送先11、商品名12、数量13、固有の第1識別情報14、固有の第2識別情報15、および、配送日16が記載されている。配送先11は、「配送先Y2」である。商品名12は、商品名12a欄〜商品名12d欄に記載された「商品X21」〜「商品X24」の4種類である。数量13は、数量13a欄〜数量13d欄に記載された「商品X21」〜「商品X24」それぞれの数量「M21」〜数量「M24」である。第1識別情報14は、「識別番号0002」である。第2識別情報15は、識別番号0002およびバーコードである。配送日16は、「2017/5/5」である。訂正情報32は、第1識別情報14である「識別番号0002」に付加された一重取り消し線である。また、
図3の受領書10aは、追加訂正情報18が付加されている。追加訂正情報18は、配送が完了しなかった商品である「商品X22」の商品名の欄12bおよび数量「M22」の欄13bに跨って付加された一重取り消し線18aと、数量「M22」の右側に記載された「理由1」の文字表記18bである。
【0037】
図1に示すように、受領書登録部22は、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の受領書情報31と訂正情報32とを登録する。受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の受領書情報31と訂正情報32とは、受領書回収システム1のコンピュータ3が備えるデータベース30に登録される。尚、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の画像データは、データベース30に受領書情報31として登録される。
【0038】
図4に、受領書登録部22でデータベース30に登録された受領書情報31および訂正情報32の内容の一例を示す。受領書情報31は、識別番号311毎に、配送先312、配送日313、商品名314、数量315が登録される。識別番号311には、受領書10に記載された固有の第1識別情報14が登録される。配送先312には、受領書10に記載された配送先11が登録される。配送日313には、受領書10に記載された配送日16が登録される。商品名314には、受領書10に記載された商品名12が登録される。数量315には、受領書10に記載された数量13が登録される。訂正情報32は、識別情報311毎に、受領書10に訂正情報32が付加されているかどうかが登録される。受領書10に訂正情報32が付加されている場合は、訂正情報32には「ある」と登録される。また、受領書10に訂正情報32が付加されていない場合は、訂正情報32には何も登録されない。
【0039】
図1に示すように、訂正受領書出力部23は、受領書登録部22で登録された受領書10の中から訂正情報32が付加された受領書10を、受領書回収システム1のコンピュータ3が備える表示部(図示せず)に出力する。ここで、上述の通り、訂正情報32は、第1識別情報14と第2識別情報15が一致する部分に付加される。訂正情報32を付加された第1識別情報14は、受領書読み取り部21で読み取った第1識別情報14と受領書読み取り部21で読み取った第2識別情報15とで一致する部分がない。訂正受領書出力部23は、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の中から、受領書情報31の第1識別情報14と第2識別情報15とで一致する部分がない受領書10を出力する。出力する受領書10は、受領書読み取り部21で生成された受領書10の画像データである。
図4に示す例では、訂正情報32に「ある」と登録された「識別番号0002」の受領書10aが表示部に出力される。
【0040】
訂正理由登録部24は、訂正情報32が付加された受領書10に対して、受領書回収システム1のコンピュータ3が備える入力部(図示せず)により入力された訂正理由情報を登録する。訂正理由情報は、訂正情報32が付加された理由であり、商品の配送が完了しなかった理由である。訂正理由情報は、例えば、先方訂正依頼、先方休み、出荷調整、記載誤り、記載漏れ等である。つまり、商品の配送が完了していない受領書について、商品の配送が完了しなかった理由を登録することができる。訂正理由登録部24で入力された訂正理由情報33は、受領書回収システム1のコンピュータ3が備えるデータベース30に登録される。
【0041】
図5に訂正受領書出力部23の表示画面および訂正理由登録部24の入力画面の一例を示す。画面101は、受領書表示エリア102と、訂正理由入力エリア103とを有する。受領書表示エリア102には、第1識別情報14に訂正情報32が付加された受領書10aが訂正受領書出力部23により表示される。訂正理由入力エリア103には、複数の訂正理由231が表示される。そして、訂正理由登録部24では、受領書回収システム1のコンピュータ3が備える入力部により、複数の訂正理由231から該当する訂正理由を選択する。そして、訂正理由登録部24では、入力部により選択された訂正理由が、訂正情報32が付加された受領書10に関する訂正理由情報33として登録される。
図5の例では、理由1〜理由3の3つの訂正理由が訂正理由欄231a〜231cに表示されている。また、理由1〜理由3のそれぞれについて、チェックボックス232a〜232cが表示されている。訂正理由登録部24では、図示しない入力部により、チェックボックス232a〜232cのいずれかを選択することにより、チェックマークが付される。そして、訂正理由登録部24は、チェックマークが付されたチェックボックスに対応する訂正理由を、訂正情報32が付加された受領書10に関する訂正理由情報33として登録する。
図5に示す例では、訂正情報32に「ある」と登録された「識別番号0002」の受領書10aが受領書表示エリア102に表示される。なお、受領書10aには、追加訂正情報18である「理由1」の文字表記18bが記載されている。そこで、入力部により選択されてチェックマークが付されたチェックボックス232aの訂正理由欄231aに該当する「理由1」が訂正理由情報33に登録される。
【0042】
図6に、訂正理由登録部24でデータベース30に登録された受領書情報31、訂正情報32および訂正理由情報33の内容の一例を示す。なお、データベース30に登録された受領書情報31および訂正情報32の内容は、
図4の例に示す受領書登録部22で登録された内容と同様である。
図6に示すように、訂正理由情報33は、識別情報311毎に、訂正理由が登録される。
図6に示す例では、訂正情報32に「ある」と登録された「識別番号0002」の受領書10aの訂正理由情報33に「理由1」が登録されている。
【0043】
事前登録部25は、受領書10に記載される受領書情報31を、受領書回収システム1のホストコンピュータ2が備える入力部(図示せず)により、受領書出荷情報41として予め登録する。予めとは、受領書10を用いて配送が行われる前である。受領書出荷情報41は、受領書10に記載された受領書情報31と同様の内容である。つまり、受領書出荷情報41は、識別番号、配送先、配送日、商品名、数量が登録される。事前登録部25で入力された受領書出荷情報41は、受領書回収システム1のホストコンピュータ2が備えるデータベース40に登録される。
【0044】
図7に、事前登録部25でデータベース40に登録された受領書出荷情報41の内容の一例を示す。受領書出荷情報41は、識別番号411、配送先412、配送日413、商品名414、数量415が登録される。受領書出荷情報41は、識別番号411毎に、配送先412、配送日413、商品名414、数量415が登録される。識別番号411には、受領書10に記載される固有の第1識別情報14が登録される。配送先412には、受領書10に記載される配送先11(
図2参照)が登録される。配送日413には、受領書10に記載される配送日16(
図2参照)が登録される。商品名414には、受領書10に記載される商品名12(
図2参照)が登録される。数量415には、受領書10に記載される数量13(
図2参照)が登録される。
図7の例では、識別番号0001〜0003の3種類の受領書10の受領書出荷情報41が登録される。
【0045】
不整合受領書出力部26は、事前登録部25で登録された受領書出荷情報41と、受領書登録部22で登録された受領書情報31とを比較する。そして、不整合受領書出力部26は、受領書登録部22で受領書情報31として登録されていないが、事前登録部25で登録されている受領書出荷情報41を未回収受領書情報として表示部に出力する。また、不整合受領書出力部26は、事前登録部25で受領書出荷情報41として登録されていないが、受領書登録部22で登録されている受領書情報31を過剰回収受領書情報として出力する。受領書情報31は、コンピュータ3のデータベース30に登録されている。受領書出荷情報41は、ホストコンピュータ2のデータベース40に登録されている。
【0046】
例えば、事前登録部25で登録された受領書出荷情報41が
図7に示す内容であり、受領書登録部22で登録された受領書情報31が
図4に示す内容である場合について考える。不整合受領書出力部26は、事前登録部25で登録された
図7に示す受領書出荷情報41と、受領書登録部22で登録された
図4に示す受領書情報31とを比較する。
図7に示す受領書出荷情報41では、識別番号0001〜0003の3種類の受領書10の受領書出荷情報41が登録されている。
図4に示す受領書情報31では、識別番号0001、0002の2種類の受領書10の受領書情報31が登録されている。そして、不整合受領書出力部26は、受領書登録部22で受領書情報31として登録されていないが、事前登録部25で登録されている識別番号0003の受領書出荷情報41を未回収受領書情報として表示部に出力する。なお、図示は省略するが、表示部に出力する未回収受領書情報は、受領書出荷情報41の全部であってもよいし、一部であってもよい。
【0047】
<受領書回収方法>
次に、本実施形態における受領書回収方法について、
図8に基づいて説明する。
【0048】
図1に示す受領書回収システム1において、事前登録部25は、受領書10に記載される受領書出荷情報41を、受領書回収システム1のホストコンピュータ2が備える入力部により、予め登録する(S1:事前登録工程)。
【0049】
次に、受領書読み取り部21で、受領書情報31および訂正情報32が記載された受領書10を読み取らせる(S2:受領書読み取り工程)。
【0050】
次に、受領書登録部22は、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の受領書情報31と訂正情報32とを登録する(S3:受領書登録工程)。
【0051】
次に、訂正受領書出力部23は、受領書登録部22で登録された受領書10の中から訂正情報32が付加された受領書10を、受領書回収システム1のコンピュータ3が備える表示部に出力する(S4:訂正受領書出力工程)。ここで、訂正受領書出力部23は、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の中から受領書情報31の第1識別情報14と第2識別情報15とで一致する部分がない受領書を、訂正情報32が付加された受領書として出力する(訂正受領書出力工程S4)。
【0052】
次に、訂正理由登録部24は、訂正情報32が付加された受領書10に対して、受領書回収システム1のコンピュータ3が備える入力部により入力された訂正理由情報を登録する(S5:訂正理由登録工程)。
【0053】
次に、不整合受領書出力部26は、事前登録部25で登録された受領書出荷情報41と、受領書登録部22で登録された受領書情報31とを比較する。そして、不整合受領書出力部26は、受領書登録部22で受領書情報31として登録されていないが、事前登録部25で登録されている受領書出荷情報41を未回収受領書情報として表示部に出力する。また、不整合受領書出力部26は、事前登録部25で受領書出荷情報41として登録されていないが、受領書登録部22で登録されている受領書情報31を過剰回収受領書情報として出力する(S6:不整合受領書出力工程)。
【0054】
<コンピュータプログラム>
また、
図1における受領書回収システム1の各部21〜26の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをホストコンピュータ2やコンピュータ3を含むコンピュータに読み込ませ、実行してもよい。
【0055】
以上、本実施形態の受領証回収システム1の構成および受領書回収方法の処理の手順について説明した。第1実施形態の受領証回収システム1および受領書回収方法は以下の特徴を有する。
【0056】
本実施形態の受領書回収システム1は、受領書読み取り部21と、受領書登録部22と、訂正受領書出力部23とを備える。また、本実施形態の受領書回収方法は、受領書読み取り工程S2と、受領書登録工程S3と、訂正受領書出力工程S4とを備える。受領書読み取り部21は、受領書10を読み取る(受領書読み取り工程S2)。受領書10は、少なくとも固有の第1識別情報14を含む受領書情報31が記載される。受領書は、第1識別情報14に訂正情報32を付加することが可能である。つまり、商品の配送が完了していない受領書10に対して、第1識別情報14に訂正情報32を付加することができる。第1識別情報14は、例えば、数字、バーコード、QRコード(登録商標)である。訂正情報32は、例えば、取り消し線、下線である。受領書登録部22は、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の受領書情報31と訂正情報32とを登録する(受領書登録工程S3)。訂正受領書出力部23は、受領書登録部22で登録された受領書10の中から訂正情報32が付加された受領書10を出力する(訂正受領書出力工程S4)。つまり、訂正受領書出力部23は、商品の配送が完了していない受領書10を出力する。これにより、商品の配送に用いられる受領書10を回収する受領書回収システム1において、商品の配送が完了したか否かを把握することができる。
【0057】
本実施形態の受領書回収システム1は、訂正理由登録部24を更に備える。また、本実施形態の受領書回収方法は、訂正理由登録工程S5を更に備える。訂正理由登録部24は、訂正情報32が付加された受領書10に対して、入力部により入力された訂正理由情報33を登録する(訂正理由登録工程S5)。訂正理由情報33は、訂正情報32が付加された理由であり、商品の配送が完了しなかった理由である。つまり、商品の配送が完了していない受領書10について、商品の配送が完了しなかった理由を登録することができる。これにより、商品の配送が完了しなかった理由を把握することができる。
【0058】
本実施形態の受領書回収システム1は、受領書情報31が第2識別情報15を更に含む。第2識別情報15は、第1識別情報14と少なくとも一部が一致する。つまり、受領書10には、少なくとも第1識別情報14および第2識別情報15が記載される。訂正情報32は、第1識別情報14と第2識別情報15が一致する部分に付加される。訂正情報32が付加された第1識別情報14は、第2識別情報15と一致する部分がない。訂正受領書出力部23は、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の中から受領書情報31の第1識別情報14と第2識別情報15とで一致する部分がない受領書を、訂正情報32が付加された受領書として出力する(訂正受領書出力工程S4)。これにより、訂正情報32が付加された受領書10かどうかを簡便に把握することができる。
【0059】
本実施形態の受領書回収システム1は、事前登録部25と不整合受領書出力部26とを更に備える。また、本実施形態の受領書回収方法は、事前登録工程S1と不整合受領書出力工程S6とを更に備える。事前登録部25は、受領書10に記載される受領書情報31を受領書出荷情報41として入力部により予め登録する(事前登録工程S1)。不整合受領書出力部26は、事前登録部25で登録された受領書出荷情報41と、受領書登録部22で登録された受領書情報31とを比較し、受領書登録部22で受領書情報31として登録されていないが、事前登録部25で登録されている受領書出荷情報41を未回収受領書情報として出力する。また、不整合受領書出力部26は、事前登録部25で登録された受領書出荷情報41と、受領書登録部22で登録された受領書情報31とを比較し、事前登録部25で受領書出荷情報41として登録されていないが、受領書登録部22で登録されている受領書情報を過剰回収受領書情報として出力する(不整合受領書出力工程S6)。これにより、事前に登録された受領書出荷情報41に基づいて、未回収の受領書10または過剰に回収された受領書10を把握することができる。
【0060】
本実施形態の受領書回収システム1は、各営業所に配置された複数のコンピュータ3と、複数のコンピュータ3と通信可能に接続されたホストコンピュータ2とに構成される。従って、各営業所およびホストコンピュータ2が配置された本社等において、商品の配送が完了したか否かを把握することができる。
【0061】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態及び実施例に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態及び実施例の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0062】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法において、受領書10は、
図2に示す受領書10に限らない。本発明の受領書回収システム1および受領書回収方法は、様々な記載形式の受領書に対して適用することができる。この場合、受領書読み取り部21は、読み取りを行う複数種類の受領書10毎に、受領書情報31および訂正情報32の位置を事前に記憶する。
【0063】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法において、受領書読み取り部21は、事前に記憶した受領書情報31および訂正情報32の位置に基づいて、受領書10の受領書情報31および訂正情報32を事前に記憶する。しかしながら、本発明の受領書回収システム1および受領書回収方法において、受領書読み取り部21は、受領書情報31および訂正情報32の位置に基づかず、OCR機能により読み取られたテキストデータに基づいて、受領書10の受領書情報31および訂正情報32を判別して読み取ってよい。
【0064】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法は、受領書10が第2識別情報15を有している。そして、訂正受領書出力部23が、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の中から受領書情報31の第1識別情報14と第2識別情報15とで一致する部分がない受領書を、訂正情報32が付加された受領書として出力している。しかしながら、本発明の受領書回収システム1および受領書回収方法は、受領書10が第2識別情報15を有していなくてよい。そして、訂正受領書出力部23が、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の中から訂正情報32を読み取れた受領書10を訂正情報32が付加された受領書として出力してよい。
【0065】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法は、訂正理由登録部24および訂正理由登録工程S5を有している。しかしながら、本発明の受領書回収システム1および受領書回収方法は、訂正理由登録部24および訂正理由登録工程S5を有していなくてもよい。
【0066】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法は、事前登録部25と不整合受領書出力部26および事前登録工程S1と不整合受領書出力工程S6を有している。しかしながら、本発明の受領書回収システム1および受領書回収方法は、事前登録部25と不整合受領書出力部26および事前登録工程S1と不整合受領書出力工程S6を有していなくてもよい。
【0067】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法は、受領書情報31が、配送先11、商品名12、数量13、固有の第1識別情報14、固有の第2識別情報15、および、配送日16を含む。しかしながら、本発明の受領証回収システムおよび受領書回収方法は、受領書情報31が、少なくとも固有の第1識別情報14を有していればよく、配送先11、商品名12、数量13、固有の第1識別情報14、固有の第2識別情報15、および、配送日16の一部または全部を含んでいなくてもよい。また、本発明の受領証回収システムおよび受領書回収方法は、受領書情報31が、配送先11、商品名12、数量13、固有の第1識別情報14、固有の第2識別情報15、および、配送日16以外の情報を含んでいてもよい。
【0068】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法は、受領書10に記載されている第1識別情報14および第2識別情報15の一部が、一致している。しかしながら、本発明の受領証回収システムおよび受領書回収方法は、受領書10に記載されている第1識別情報14および第2識別情報15の全部が、一致していてもよい。
【0069】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法は、訂正理由登録部24で、入力部により、複数の訂正理由231から該当する訂正理由を選択している。しかしながら、本発明の受領証回収システムおよび受領書回収方法は、訂正理由登録部24で、入力部により訂正理由を直接入力するようにしてもよい。
【0070】
上記実施形態の受領証回収システム1は、営業所を管理する本社等に設置された本社用のホストコンピュータ2および各営業所に設置された複数の営業所用のコンピュータ3を備えている。しかしながら、本発明の受領証回収システムは、ホストコンピュータ2を備えず、コンピュータ3のみを備えるものであってよい。この場合、本発明の受領書回収システムでは、事前登録部25で入力された受領書出荷情報41は、受領書回収システム1のコンピュータ3が備えるデータベース30に登録される。
【0071】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法は、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の受領書情報31と訂正情報32とが、受領書回収システム1のコンピュータ3が備えるデータベース30に登録される。しかしながら、本発明の受領証回収システムおよび受領書回収方法は、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の受領書情報31と訂正情報32は、コンピュータ3が備えるデータベース30と、ホストコンピュータ2が備えるデータベース40との双方に登録されてよい。
【0072】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法は、訂正受領書出力部23が、受領書登録部22で登録された受領書10の中から訂正情報32が付加された受領書10を、受領書回収システム1のコンピュータ3が備える表示部に出力する。しかしながら、本発明の受領証回収システム1および受領書回収方法は、訂正受領書出力部23が、受領書登録部22で登録された受領書10の中から訂正情報32が付加された受領書10を、受領書回収システム1のホストコンピュータ2が備える表示部に出力してもよい。この場合、訂正理由登録部24は、訂正情報32が付加された受領書10に対して、受領書回収システム1のホストコンピュータ2が備える入力部により入力された訂正理由情報を登録してもよい。または、本発明の受領証回収システム1および受領書回収方法は、訂正受領書出力部23が、受領書登録部22で登録された受領書10の中から訂正情報32が付加された受領書10を、受領書回収システム1の他の営業所のコンピュータ3が備える表示部に出力してもよい。この場合、訂正理由登録部24は、訂正情報32が付加された受領書10に対して、受領書回収システム1の他の営業所のコンピュータ3が備える入力部により入力された訂正理由情報を登録してもよい。
【0073】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法は、事前登録部25が、受領書10に記載される受領書情報31を、受領書回収システム1のホストコンピュータ2が備える入力部により、受領書10を用いて配送が行われる前に予め受領書出荷情報41として登録する。しかしながら、本発明の受領証回収システム1および受領書回収方法は、事前登録部25が、受領書10に記載される受領書情報31を、受領書回収システム1のコンピュータ3が備える入力部により、受領書10を用いて配送が行われる前に予め受領書出荷情報41として登録してもよい。
【0074】
上記実施形態の受領書回収システム1および受領書回収方法は、各営業所に配置された複数のコンピュータ3と、複数のコンピュータ3と通信可能に接続されたホストコンピュータ2とに構成される。しかしながら、本発明の受領証回収システム1および受領書回収方法は、各営業所に配置されたコンピュータ3のみに構成されてもよい。
【解決手段】受領書回収システム1は、受領書読み取り部21と、受領書登録部22と、訂正受領書出力部23とを有する。受領書読み取り部21は、少なくとも固有の第1識別情報14を含む受領書情報31が記載され、第1識別情報14に訂正情報32を付加することが可能な受領書10を読み取る。受領書登録部22は、受領書読み取り部21で読み取られた受領書10の受領書情報31と訂正情報32とを登録する。訂正受領書出力部23と、受領書登録部22で登録された受領書10の中から訂正情報32が付加された受領書10を出力する。