(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
指支持体に結合され、かつ弾性部材の一部を保持するように構成された留め部をさらに含み、弾性部材の長さは、弾性部材の留め部によって保持される部分を増大及び低減することによって調整されることを特徴とする請求項5に記載の装置。
ケースは、ケースの第1の部分が、(i)ケースの第2の部分がモバイル機器から離れる方向に延びる距離と(ii)指支持体の厚みの和と同じ距離だけ、モバイル機器から離れる方向に延びるような外形を有し、ケース、弾性部材、及び指支持体は、指支持体がケースの第2の部分に隣接して収容され得るように構成され、指支持体が収容されているとき、ケースの第1の部分は、モバイル機器を表示スクリーンが上を向いた状態で平坦面上に支持可能であることを特徴とする請求項5に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図2A】
図2A及び
図2Bは、装置の様々な実施形態で使用され、
図1A−
図1Cに示す実施形態と組み合わせて使用可能な、後ろ向きの背部の内面及び穴部を通じて延びる可撓部材を示す透視図である。
【
図2B】
図2A及び
図2Bは、装置の様々な実施形態で使用され、
図1A−
図1Cに示す実施形態と組み合わせて使用可能な、後ろ向きの背部の内面及び穴部を通じて延びる可撓部材を示す透視図である。
【
図4A】
図4Aから
図4Eは、スロット型の穴部を有するケースと共に使用される別の実施形態を示す図である。
【
図4B】
図4Aから
図4Eは、スロット型の穴部を有するケースと共に使用される別の実施形態を示す図である。
【
図4C】
図4Aから
図4Eは、スロット型の穴部を有するケースと共に使用される別の実施形態を示す図である。
【
図4D】
図4Aから
図4Eは、スロット型の穴部を有するケースと共に使用される別の実施形態を示す図である。
【
図4E】
図4Aから
図4Eは、スロット型の穴部を有するケースと共に使用される別の実施形態を示す図である。
【
図5】
図5は、ケースとケースを覆う外装部を、
図4Aから
図4Eの実施形態と共に使用された状態で示す展開透視図である。
【
図6】
図6は、複数の穴部を有するケースと共に使用される別の実施形態を示す透視図である。
【
図7A】
図7A及び
図7Cは、ケースの外面上に隆起部を有するケースと共に使用される別の例示的な実施形態を示す透視図である。
【
図7C】
図7A及び
図7Cは、ケースの外面上に隆起部を有するケースと共に使用される別の例示的な実施形態を示す透視図である。
【
図8】
図8は、隆起部を有するケースと共に使用される別の実施形態を示す透視図である。
【
図9】
図9は、外面に窪み部を有するケースと共に使用される別の実施形態を示す透視図である。
【
図13】
図13は、指支持体をベルト留め部として使用可能な別の実施形態を示す図である。
【
図14】
図14は、可撓部材が複数の部分を有しているさらなる実施形態を示す透視図である。
【
図15】
図15は、ユーザの手で保持される一実施形態を示す透視図である。
【
図16】
図16及び
図17は、ユーザの指を部分的に取り囲む帯部を有する指支持体を備えたさらなる実施形態を示す透視図である。
【
図17】
図16及び
図17は、ユーザの指を部分的に取り囲む帯部を有する指支持体を備えたさらなる実施形態を示す透視図である。
【
図18】
図18は、
図15に示す実施形態を、ユーザが別の握り方を使用してモバイル機器を保持している状態で示す透視図である。
【
図19】
図19は、指支持体をスタントとして使用可能な実施形態を示す透視図である。
【
図20】
図20は、指支持体をスタンドして使用可能な別の実施形態を示す断面図である。
【
図21】
図21は、ケース上のスリーブによって可撓部材の長さの調整が可能となる実施形態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図示された実施形態は、模式的に示されているに過ぎず、全ての特徴が詳細にまたは正しい縮尺で示されているものではない。明確さのため、特定の特徴または構造が、他の特徴または構造に対して誇張されている場合もある。さらに、図示された実施形態は、例示として示されているに過ぎず、本開示または添付請求項の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0013】
図1A、
図1B、及び
図1Cには、モバイル機器の保持用の補助装置の一例が示されている。この例示的な装置は、指支持体20、及び、中間点40で指支持体に結合された可撓部材30を含む。可撓部材は、モバイル機器のケース100の後ろ向きの背部60中の穴部50を通じて延び、ケース100の背部60の内面80に固定されている。ケース100の後ろ向きの背部60の外面70は、
図1A、
図1B、
図1Cに示されているが、内面80は、他の図のみに示されている。
【0014】
図15には、使用時における装置の一実施形態が示されている。図示された実施形態において、ユーザの一方の手の少なくとも2本の指が、可撓部材30の両方の側に配置されている。ユーザの指は、指支持体20とケース100の後ろ向きの背部60の外面70との間にある。ユーザは、指支持体20を押圧してモバイル機器を保持し、それによって、ユーザの親指をモバイル機器の操作のために自由な状態にすることができる。
【0015】
図18には、
図15に示す実施形態が示されており、この場合、ユーザは、指支持体20の一方の側の、指支持体20とケース100の後ろ向きの背部60の外面70との間に指を配置すると共に、指支持体20の他方の側に別の指を配置している。この配置において、ユーザは、指支持体20をカンチレバーとして使用して、モバイル機器を支持することができる。
【0016】
指支持体20は、例えばプラスチック、炭素繊維、及び金属のような、ユーザの指によって印加される力と比較的僅かな形状変化で釣り合うような弾性を有する、剛性の材料(または、材料の組み合わせ)から形成されるものであってもよい。あるいは、指支持体20は、平坦なまたは平面状の形状からユーザの好きな形状に成形可能なものであってもよい。このような実施形態では、指支持体は、硬いけれども可鍛性を有する材料(例えば、アルミニウムのような軟質金属)から形成される中心部を含むものであってもよい。この材料は、十分な力を印加したときにはユーザによって曲げることができる一方、モバイル機器の保持にあたって指支持体として使用されるときには、その剛性が維持されるものである。
【0017】
指支持体20の全面は、粗面化されるものであってもよく、または、手触りが柔らいか、もしくはユーザの指用の指当て(パッド)になる材料(例えば、発泡体、布、革、またはゴム)でコーティングされるものであってもよい。幾つかの実施形態は、このような軟質の材料によって完全にコーティングされた指支持体を有するものであってもよい。他の実施形態において、指支持面25のみについて、粗面化されるかまたは指当てが付加されるものであってもよい。粗面化または指当ての付加によって、できるだけ滑りのない良好な把持が可能となる。
【0018】
図16には、任意選択の帯部(ストラップ)1600が、指支持体20に取り付けられ、ユーザの指を部分的に取り囲む実施形態が示されている。帯部1600は、
図16に示すように可撓部材30に取り付けられるものであってもよく、可撓部材30の延長部として形成されるものであってもよく(図示は省略する)、または、可撓部材30とは全く独立のものであってもよい。帯部が可撓部材に取り付けられるかまたは可撓部材と一体である実施形態において、可撓部材を指支持体から離れる方向に引っ張ることによって、可撓部材の長さが調整されるものであってもよい。
【0019】
図17には、
図16とは別の例が示されており、この例では、指支持体20の可撓部材30が取り付けられている側の反対側に帯部1700が備えられている。
図16に関連して説明されるものと同様の選択肢を、
図17の例にも同等に適用することができる。
【0020】
図1Aから
図1Cに示す例示的な実施形態において、指支持体20は、平坦な指支持面25を有している。但し、他の実施形態において、指支持面は、ユーザの指の外形に適合する形状を有するものであってもよい。例えば、指支持面は、側面から見たときに波形または丸溝ひだ形に形成されるものであってもよい。このような外形は事前成形されるものであってもよい。あるいは、指支持面は、ユーザの指に合わせて成形可能な材料を含み、それによって適合度合いがカスタマイズ可能なものであってもよい。指支持面の外周は、
図1Cに示すように四角形であってもよく、または、他の適切な形状(例えば、三角形、円形、楕円形、砂時計形、または、8の字形)をとるものであってもよい。この形状は、例えば販売促進に役立つように、装飾的なまたは特色のある形状に形成されるものであってもよい。このような形状は、物体、動物、または企業のロゴを描くものであってもよい。あるいは、形状に対して、印を付けるかまたは彫り込むことによって、装飾的なデザインを付加するものであってもよい。
【0021】
図1Bには、中間点40で指支持体20に結合された可撓部材30が示されている。中間点40は、図示されるように、指支持面25の両端から等距離にあるものであってもよく、または、指支持面25上の中央点ではない点に位置するものあってもよい。但し、中間点40が中央点であるか否かに関わらず、指支持体は、中間点40の両側のそれぞれに少なくとも1本の指が適合する十分な空間を残すような大さに形成されるものであってもよい。平均の大人の指の半径は、約0.5cmと約1.5cmの間である。中間点は、中間点の両側のそれぞれが、平均の大人の指の半径に近い長さよりも短くなるように位置するものであってもよい。但し、このような構成では、特に、ユーザがモバイル機器を長時間保持するときに、ユーザに不快感が生じるおそれがある。また、指支持体20は、(例えば、ずらし、伸縮、折りたたみ、切断、または、事前に設けられた分割線に沿った破断によって)調整可能な大きさを有するものであってもよく、または、場合によっては、(ずらしによって、または、ユーザが幾つかのノッチ位置のうちの1つに中間点を調整可能であることによって)中間点の位置が変更され、それによって、ユーザに合わせて適合度合いがカスタマイズ可能なものであってもよい。
【0022】
可撓部材30は、様々な可撓性材料から形成することができる。これらの材料には、布、革、ゴム、及びプラスチックが含まれるが、これらに限定されるものではない。幾つかの実施形態において、可撓部材30は、可変長を有する材料(例えば、弾性材料またはゴム)から形成されるものであってもよい。このような材料では、伸長されたときに抗力が発生する。この力が追加の把持力となり、ユーザが手中に機器を保持するために役立つ。このような材料の可変長により発生する抗力は、可撓部材30の可撓性と組み合されて、可撓部材30をユーザの手の大きさ及びユーザの好みに合うように捻転及び伸長させることを可能とするものである。さらに、可撓部材30が伸ばされる程、可撓部材10をその無負荷長に戻そうとする抗力も増大し、これによって、指支持体は、ユーザの指に対してより緊密に保持されることになる。但し、可撓部材30が弾性材料からなるものではなく、したがって可撓部材30が固定長を有する場合でも、可撓部材30の長さをユーザの手に関連させて正しく設定することによって、ユーザがモバイル機器を操作しながら、そのモバイル機器を簡単に片手で扱うことが容易になる。それは、指支持体20は、ユーザの様々な保持態様に応じて、最も一般的には取付け点(中間点)40の両側の力を釣り合わせることによって、ユーザの指に無理なく適合するように自動的に傾くことが可能であるからである。
【0023】
また、幾つかの実施形態において、可撓部材30の弾性によって、未使用時に指支持体20をケース100の後ろ向きの背部60の外面70に対して保持することが可能となるか、または、
図18に示すようなカンチレバーによる保持が容易になる。
【0024】
それでも、多くの実施形態において、可撓部材30は、例えば布のような、比較的固定された長さを有する材料から形成されるものであってもよい。
【0025】
図1Bに示す例示的な実施形態では、可撓部材30の可撓性によって、ユーザは、指支持体20を所定の位置に維持したまま、単にモバイル機器を回転させ、それによって可撓部材30に捻じれを生じさせることにより、モバイル機器を縦向きの保持から横向きの保持へ容易に切り替えることができる。この同じ可撓性により、ユーザは、ケース100の後ろ向きの背部60に対する装置の取外し及び再取付け、もしくは再配置を要することなく、自身の指を穴部50に対して移動させることができる。これによって、カスタム化を要することなく、より自在な適合を達成することができる。加えて、可撓部材30は、ユーザの指の間に可撓性の表面が存在することによって、ユーザの快適感を増進させる。
【0026】
幾つかの実施形態において、可撓部材30は、
図2Aに示すように、(例えば、四角形の)帯状体(ストラップ)であってもよい。他の実施形態において、可撓部材30に対して、例えば細紐(ストリング)、太紐(コード)、または組紐(レース)、あるいは、複数の帯、細紐、太紐、または組紐のような、別の形状を使用するものであってもよい。可撓部材30は、ユーザの手の2本の指の間に快適に適合するために十分に薄いものであってもよい。この目的を達成するために適切な任意の形状を使用することができる。
【0027】
可撓部材30は、ユーザの指が、指支持体とケースの後ろ向きの後部の外面との間に快適に適合可能となるために十分に長いが、ユーザがその指を指支持体に対して効果的に支持させることを妨げるほど長くはないものである。
【0028】
図14には、可撓部材30が、ほぼ1本の指の幅だけ間隔を隔てた2つの個別の部分(例えば、コード)を有する実施形態が示されている。この実施形態は、上述したように使用されるものであってもよく、この場合、第1の部分1401と第2の部分1402とを含む可撓部材30は、それらの両方の部分が、同様にユーザの2本の指の間に配置される。あるいは、ユーザの手を、
図14の可撓部材30に対して90度回転させ(例えば、縦向きから横向きへの切り替え)、ユーザの1本の指は、可撓部材30の第1の部分1401と第2の部分1402の間の隙間に配置されるものであってもよい。ユーザは、この指を使用してモバイル機器を支持することができる。
【0029】
例えば
図10Aから
図11Cに示す実施形態のような特定の実施形態において、可撓部材30の長さは、指支持体との結合部により調整されるものであってもよい。但し、他の実施形態において、可撓部材の長さは、ケースの後ろ向きの背部の内面に対して固定される箇所を変化させることによって、調整されるものであってもよい。
【0030】
例えば、
図2A及び
図2Bには、ケース100の後ろ向きの背部60の内面80、背部60を貫通する穴部50、及び、穴部50を通じて延びる可撓部材30の一部が示されている。
図2Aは、可撓部材30が固定されていない状態で示されている。
図2Bには、可撓部材30が固定された状態で示されている。
【0031】
図2Aに示す実施形態において、固定具210上のフック形ファスナーと、ケース100の後ろ向きの背部60の内面80上の固定面220上の対応するループ部とが図示されている。フック・ループ式、スナップ式、及びクリップ式等の調整可能なファスナーを使用することによって、個々のユーザが、可撓部材30の長さを調整し、それによって、自身の手に適合するように装置をカスタマイズすることが可能となる。例えば、
図2Aの実施形態において、ユーザは、固定具210を固定面220から取り外し、穴部からより遠い箇所に固定具210を再び取り付けることによって、可撓部材30の長さを低減させることができる。反対に、ユーザは、穴部により近い箇所に固定具210を再び取り付けることによって、可撓部材30の長さを増大させることができる。
【0032】
他の実施形態において、可撓部材30は、ケース100の後ろ向きの背部60の内面80と、モバイル機器の隣接する面(図示は省略する)との間の所定の位置に、例えば圧入により、保持されるものであってもよい。圧入式の固定法を使用する実施形態において、可撓部材30上の固定具210及びケース100の後ろ向きの背部60の内面80上の固定面220の両方は、可撓部材が穴部から滑り出ることを防止するために、滑らない材料(例えば、ゴムまたはシリコーン)からなるかまたは滑らない材料でコーティングされるものであってもよい。ケース100の後ろ向きの背部60の内面80上の固定面220は、ケース100と一体に設けられるものであってもよく、または、ケース100の後ろ向きの背部60の内面80に対して、例えば接着剤を使用して、取り付けられるものであってもよい。
【0033】
固定具210は、例えば接着剤または縫い付けによって、可撓部材30に恒久的に取り付けられるものであってもよい。または、固定具210は、例えばバックル(図示は省略する)または別の位置調節可能なファスナーを使用することによって、可撓部材30の長さに沿った様々な箇所に位置調節可能なものであってもよい。
【0034】
図3A及び
図3Bには、固定具210が可撓部材30に恒久的に取り付けられた実施形態が示されている。この実施形態において、固定具210は、第1の複数の歯または突出部315を含む。固定具220上には、第2の複数の歯325が配列されている。ケース100の後ろ向きの背部60がモバイル機器に隣接しているとき、第1の複数の歯315と第2の複数の歯325は噛み合い、これによって、可撓部材30が、ケース100の後ろ向きの背部60の内面80に固定される。
【0035】
特定の例示的な実施形態において、ケースの後ろ向きの背部(または、使用されている場合、固定面)は、1つまたは複数の磁石(図示は省略する)を含み、そして、指支持体は、ケースの磁石に引力を作用するように構成された対応する磁石を含んでおり、指支持体の不使用時に、これらの磁石によって、ケースの後ろ向きの背部の外面に対して指支持体を保持することが可能となるものであってもよい。あるいは、ケースは、クリップ式、クラスプ式、スナップ式、または、他の方式のファスナーを有しており、これによって、指支持体をケースの外面の所定の位置に保持するものであってもよい。このような磁石または他のファスナーは、ケースと一体に設けられるものであってもよく、または、ケースの表面に対して、例えば接着剤を使用して、取り付けられるものであってもよい。
【0036】
特定の実施形態において、ケース100は、例えば、携帯電話と同梱されるかまたは一緒に販売されることにより、その携帯電話に付属するものであってもよい。補助的な保護ケースは、典型的には、全てのタイプの携帯電話ではなく、モバイル機器のうちの1つまたは幾つかのモデルに合うようにカスタマイズされる。
図4Bを参照すると、この例示的な実施形態では、ケース100の後ろ向きの背部60は、少なくとも1つの切欠き部450を含んでいる。多くの場合、ケースは、1つまたは複数の特定の機器のカメラ、コントロールボタン、通気穴、USB差込口、ヘッドホンジャック、等々に適合させるようにカスタマイズする必要がある。
【0037】
補助的な保護ケースと共に機能する実施形態の場合、本発明に係る装置は、ケースの後ろ向きの背部に可撓部材のための穴部を備えた1つまたは複数の特定のモデル用のケースを含むものであってもよい。このケースには、製造業者による販売時に穴部が形成されるものであってもよく、または、購入後に穴部が追加されるものであってもよい。
【0038】
本発明に係る指を支持する装置は、エンドユーザが、別途必要なケースに可撓部材のための穴部を開けられるように、テンプレート、取扱説明書、またはツールと共に販売されるものであってもよい。
【0039】
別の実施形態において、ケースは、モバイル機器と一体のものであってもよい。但し、この場合、モバイル機器は、取り外し可能な後ろ向きの背部を有しており、その背部は、本発明に係る装置または本発明に係る装置で使用するための穴部を含むオプションの後ろ向きの背部と交換可能なものである。
【0040】
幾つかの実施形態において、ケースの後ろ向きの背部の外面は、指支持面に関連して上述したように、粗面化されるかもしくはコーティングされるものであってもよく、または、隆起部、丸溝ひだ部、または波形部を有するものであってもよく、または、ユーザの指に合わせて成形可能なものであってもよい。
【0041】
図1B及び
図1Cに示される実施形態において、穴部50は、縦向きに保持されたときのモバイル機器の縦軸の近くであって、かつ、ケース100の上部よりも下部に近い位置に配置されるものであってもよい。通常、人間の親指は、薬指または中指から人差し指を超えて約3または4本分の指幅に及ぶ運動範囲を有する。したがって、穴部50は、ケース100の下部の近くに配置することが望ましい。これは、それによって、多くのユーザの親指が、モバイル機器の前向きの表示スクリーンのタッチ画面全体に届くことが可能となるからである。但し、ユーザの手の寸法は人それぞれである。例えば、ユーザが穴部を形成することが必要な実施形態では、ユーザは、穴部50の位置を、自分の手の大きさ及び形状に応じてカスタマイズするものであってもよい。
【0042】
図4Aから
図4Eには、ケースに複数の穴部400、401を備えた実施形態が示されている。ユーザは、モバイル機器を縦向きに保持するための1つの穴部と、機器を横向きに保持するための第2の穴部を選択することができる。例えば、
図4Aには、穴部401内の可撓部材30が示され、
図4Bには、穴部400内の可撓部材30が示されている。モバイル機器に、例えば親とその子どものような1人より多くのユーザがおり、手の大きさが異なることから各ユーザの可撓部材の位置の好みが異なる場合、穴部の位置の好みが異なる複数のユーザに合わせるために、ケースにさらなる穴部を追加するものであってもよい。
【0043】
図4Aから
図4Eに示す実施形態は、可撓部材30の幅よりも非常に大きい幅を有するスロット型の穴部400、401を有しており、これによって、ユーザは、穴部400、401の長さ方向と平行に可撓部材30をずらすことができる。
図4D及び
図4Eには、スロット型の穴部400の拡大図が示されている。可撓部材30は、
図4Dでは、スロット型の穴部400の左側に配置され、
図4Eでは、スロット型の穴部400の右側に配置されている。例えば、ユーザは、モバイル機器をその左手に保持しようとした場合、幅広の穴部を有する実施形態と共に使用される可撓部材30の位置を、ケース100の後ろ向きの背部の(ケースを後ろ側から見たときの)右側に近づけることができる。他の実施形態は、縦向きに保持したときのケースの縦軸に沿って延びる穴部(図示は省略する)を有するものであってもよい。これによって、ユーザは、可撓部材を上下に再配置することが可能となる。
【0044】
図4A及び
図4Bに示す実施形態は、(可撓部材30上の)固定具210を含み、この固定具は、可撓部材30の長さ方向と直交する方向に延びる複数の平行な隆起部410を含んでいる。他の実施形態において、ケース100の後ろ向きの背部60の内面80上の固定面220として記載されたものは、
図4A及び
図4Bの場合には、細長い穴部400、401と平行に延びる複数の隆起部420である。ケース100の後ろ向きの背部60の内面80がモバイル機器に隣接するとき、隆起部410と隆起部420は噛み合って、可撓部材30上の固定具210がスロット型の穴部400、401を通じて滑ることを防止する。加えて、隆起部410、420は、固定具210及び可撓部材30がスロット型の穴部400、401内で横滑りすることは許容するものである。隆起部410、420のさらなる利点は、固定具210をスロット型の穴部400、401に近づけるかまたは遠ざけるように再配置することによって、可撓部材30の有効長を調整できることである。この目的のために役立つように、
複数の隆起部410と
複数の隆起部420とは、隆起部の数が異なるものであってもよい。例えば、
図4A及び
図4Bでは、隆起部420の数よりも隆起部410の数の方が少ない。これによって、全ての隆起部410を対応する
複数の隆起部420
の部分と係合させつつ、固定具210を一連の隆起部420の異なる部分に移動させることが可能となる。
【0045】
図4Bにおいて、固定具210は、その背部側(すなわち、隆起部410の反対側)に、可撓部材取付け面475と滑り面485を有している。可撓部材取付け面475は、フック・ループ式のファスナーによって可撓部材30に取り付けられる。このような調整可能なファスナーによれば、可撓部材30のうちのどれぐらいを固定具210に付着させるかを調整することによって、可撓部材30の有効長の微調整が可能になる。滑り面485は、
図4Bに示すように、可撓部材取付け面475に対して可撓部材30の厚みよりも高い位置まで隆起している。これによって、ケース100がモバイル機器の後ろ側に配置されたとき、固定具210がケース100とモバイル機器との間に嵌っているとしても、滑り面485がモバイル機器の平坦な背面に対して容易に横滑りするため、固定具210は、隆起部420及び穴部400または穴部401に沿って、比較的容易に横滑りすることが可能となる。
【0046】
図5には、ケース100の後ろ向きの背部40の外面70上に装着される外装部500と共に使用される実施形態が示されている。外装部500は、(穴部400及び穴部401に対応する)穴部590及び穴部591、及び、モバイル機器の入出力ポート(カメラ等)用の対応する切欠き部550を有している。外装部500は、補強構造として機能するものであってもよい。あるいは、外装部500は、(例えば、異なる色または装飾的なパターンのような)部分的にまたは純粋に装飾を目的とするものであり、これによって、ユーザによるケースの外観のカスタマイズを可能にするものであってもよい。
【0047】
外装部500は、所定の位置に留められる(例えば、ケースの後ろ向きの背部上へ圧入される)ものであってもよく、または、接着剤または静電気を使用して所定の位置に保持される転写シールまたはステッカーであってもよい。外装部500を形成するために、例えば、網状構造体上のゴム、プラスチック、革、ゴム、炭素繊維、等々の様々な材料を使用することができる。外装部の表面上に軟質材料が使用される実施形態では、ユーザの指のためのさらなる指当てが設けられるものであってもよい。
【0048】
幾つかの実施形態において、ケースの後ろ向きの背部の内面または外面のいずれかに、補強構造体が固着されるものであってもよい。あるいは、補強構造体は、ケースの後ろ向きの背部と一体のものであってもよい。補強構造体は、ケースの構造保全性を確実なものとし、ケースの1つまたは複数の穴部の周りを強化する。
【0049】
図6には、ケース100の後ろ向きの背部69に複数の穴部600〜605を備えた例示的な実施形態が示されている。これらの穴部600〜605がユーザによって形成される実施形態では、本発明に係る装置は、適切な穴部600〜605を形成するためのユーザの手引となる、複数穴付きのテンプレートと共に販売されるものであってもよい。
【0050】
図7Aから
図7Cには、ケース100の後ろ向きの背部60の外面70が隆起部700を含む例示的な実施形態が示されており、隆起部700は、指支持体をケースの外面に隣接させたときの指支持体の高さまで隆起するものである。
図7Bに示されるように、この隆起部によって、モバイル機器のケースを、机またはテーブルのような面上に、可撓部材によって生じる凹凸またはぐらつきを伴うことなく平らに置くことが可能となる。
図8には、同様の隆起部800を備えた実施形態の別の例が示されている。
【0051】
図9には、ケースの後ろ向きの背部の外面の窪み部900によって、指支持体を外面と同じ高さに置くことを可能とした実施形態が示されている。このような実施形態でも、同様に、モバイル機器のケースを載置面に平らに置くことが可能となる。
【0052】
図10A及び
図10Bには、スリーブ1001を備えた実施形態が示されている。可撓部材30は、取付け点1002で指支持体20に取り付けられる。スリーブ1001は、取付け点1002から中間点40まで指支持体20の長手方向に滑らせることが可能であり、可撓部材30の取付け点1002と中間点40の間の部分を指支持体20に対して保持し、それによって、可撓部材30の有効長(言い換えれば、中間点40から穴部50までの長さ)が調整される。
【0053】
スリーブ1001は、ユーザが可撓部材30の長さを調整した後に、スリーブ1001を所定の位置に固定する係止機構を含む。係止機構は、係止機構を解除して長さを調整できるようにするための解除ボタン1003を有する。係止機構は、解除ボタン1003と同時に押される第2の解除ボタン1004(
図10B参照)を有するものであってもよい。
【0054】
図21及び
図22には、スリーブ2100を備えた実施形態が示されている。スリーブ2100は、ケース100に結合されるが、ケース100の長手方向に滑らせることができる。スリーブ2100は、例えば、ケース100中のレールまたは溝部2195上を滑るものであっってもよく、また、スリーブ2100が所望の位置に配置されたとき、係止機構(図示は省略する)がスリーブ2100のケース100に対する滑りを防止するものであってもよい。係止機構は、係止解除ボタン2175を押すことによって、係合が解かれるものであってもよい。図示された実施形態において、スリーブ2100は、穴部2150を含んでいる。
図21には、可撓部材30の、スリーブ2100の下側のケース100の穴部50とスリーブ2100の穴部2150との間に延びる部分が示されている。穴部50及び可撓部材30の穴部50と穴部2150の間に延びる部分は、スリーブ2100の下側にあることを示すために破線で示されている。スリーブ2100をケース100に対して滑らせることによって、ユーザは、可撓部材30の有効長を短縮または延長しながら、可撓部材30の有効固定位置(すなわち、可撓部材30がケース100に結合する位置)を再配置することが可能となる。
【0055】
図22は、
図21の実施形態の側面図であり、ケース100の側面に、レールまたは溝部2195が示されている。但し、他の実施形態では、同様のレールまたは溝部がケース100の前向きの部分上に設けられる。さらに別の実施形態において、レールまたは溝部は使用されず、スリーブ2100は、前向きの表示スクリーンのどの部分も覆い隠すことなくケース100を把持するように、ケース100の前向きの部分の周りを単に包むものである。
【0056】
図11A、
図11B、及び
図11Cには、指支持体200がバックルを含む実施形態が示されており、このバックルによって、可撓部材30の長さの調整が可能となる。
図11Aには、バックル型の指支持体200が、開いた状態で示されている。可撓部材30は、指支持体の下側部分1115の第1のスロット1101及び第2のスロット1102を経由して、指支持体の上側部分1125に接続される。第1のスロット1101は、中間点40にある。上側部分1125の留め部材1130は、下側部分1115の複数の留め穴1135のうちの1つに係合する。複数の留め穴1135によって、可撓部材30の長さを調整することができる。上側部分1125は、可撓部材30の選択された長さを維持するための追加の保持力を提供する保持面1145を有するものであってもよい。
【0057】
図11Bには、バックル型の指支持体200を備えた実施形態を閉じた状態で示す断面図が示されている。
図11Cには、バックル型の指支持体200を備えた実施形態を開いた状態で示す断面図が示されている。
【0058】
図12A及び
図12Bには、指支持体20をスタンドとして使用可能な例示的な実施形態が示されている。幾つかの実施形態では、指支持体20のタブまたは突出部が穴部50内に配置されるものであってもよい(
図20参照)。しかし、
図12Aに示す例示的な実施形態では、ケース100の後ろ向きの背部60の外面70のノッチまたは凹部1210内に、指支持体20が全体として嵌め込まれる。スタンドは、モバイル機器を縦向きまたは横向きのいずれの方向に支持するものであってもよい。ケース100の後ろ向きの背部60の外面70は、第2のノッチまたは凹部1220を備えるものであってもよい。これによって、指支持体
20が、第1の
ノッチまたは凹部1210が使用されているときとは異なる角度で、外面70に係合することが可能となる。この角度の差異によって、縦向きの態様が使用されているかまたは横向きの態様が使用されているかに応じて、モバイル機器が机または他の平坦面から離れる角度が増大または低減する。横向きの態様において角度を広げると、モバイル機器と平坦面との間の角度が広がる。反対に、
縦向きの態様において角度を広げると、モバイル機器と平坦面との間の角度が狭まる。代わりに、ノッチ1210とノッチ1220は、モバイル機器の異なる縁部の近くに、互いに90度をなすように存在しており、これによって、どちらか1つを選ぶ形で、横向きの態様と縦向きの態様の両方の支持が可能となるものであってもよい。
【0059】
図19には、指支持体20をスタンドとして使用可能な別の実施形態が示されている。
図19には、モバイル機器を縦向きの態様に向き付けるスタンドが示されているが、ここで説明される特徴は、異なるように配置されるものであってもよく、それによって、モバイル機器を横向きの態様に向き付けることが可能なものであってもよい。
図19に示す例示的な実施形態において、ケース100の後ろ向きの背部60の外面70は、タブ1900を含む。タブ1900は、剛性を有するものであってもよく、または完全に変形可能なものであってもよい。特定の実施形態において、タブ1900は変形可能なものであってもよく、この場合、タブは、ユーザによって持ち上げられるまで、外面70と同じ高さに位置する。ケース100には、タブ1900の直下にスロット1910が形成される。指支持体20の一端は、スロット1910に挿入されるものであってもよく、これによって、指支持体20は、モバイル機器のスタンドとして機能することができる。幾つかの実施形態は、指支持体20の端部に突出部1945を含むものであってもよい。これらの突出部1945は、指支持体20がスタンドとして機能するときに、指支持体20の安定性を向上させる。突出部1945は、タブ1900と相補的な形状を有するものであってもよく、これによって、指支持体20のスロット1910に挿入される端部とタブ1900の形状とを合致させ、その結果、指支持体20の端部のスロット1910内への保持を容易化することが可能となる。
【0060】
加えて、任意選択で、スロットに合致する突出部1955が指支持体20の反対側の端部に設けられるものであってもよく、これによって、突出部1955が脚部として機能することによって、安定性が増大する。例えば、スタンドが、いずれの縁部が上でもモバイル機器を横向きに向き付けるように設計されている場合のように、モバイル機器を反対方向に保持可能な場合、突出部1955と突出部1945との位置を交換することにより、反対方向の向き付けが達成されるものであってもよい。タブ1900及びスロット1910が中心からはずれた位置に配置されているか、または角度が付けられている場合、向き付けを逆転することに役立つように、転置された位置に別のタブ/スロットの組(図示は省略する)を有することが望ましい。
【0061】
図20には、指支持体20がスタンドとして機能する別の実施形態の断面図が示されている。この実施形態では、指支持体20は、専用のスロットを要するのではなく、穴部50に挿入される。
図20の実施形態には、突出部2010が示されている。この突出部2010は、ケース100の後ろ向きの背部60の外面70の一部分であってもよい。この一部分は、外面70の残りの部分よりも上方に隆起しており、これによって、穴部50に指支持体20を受入れるための深さが追加される。加えて、突出部2010によって、上述した固定具210をケース内に収容するための空間が形成されるものであってもよい。また、
図4Cに示す穴部400、401のような比較的広幅のスロット型の穴部を有する実施形態において、突出部2010は、可撓部材30を穴部に沿って滑らせることができるために十分な容積を与えるものでもある。
【0062】
図13には、指支持体20をベルト留め部として使用可能な例示的な実施形態が示されている。指支持体20の第1の縁部1301は、ベルトの縁部、ズボンのウエスト、シャツのポケットの縁部、等々に装着される。指支持体が留め部として使用される幾つかの実施形態において、この構成によれば、本実施形態が留められる素材の縁部上に可撓部材30が支持され、それによって指支持体20が素材に引き寄せられ、その結果、モバイル機器が所定の位置に留められる。但し、指支持体20がベルト上に留められるとき、モバイル機器の重量によって、モバイル機器の上端が下方に回転する場合がある。このような構成では、モバイル機器が外向きに傾いて保持される場合があり、それによって、モバイル機器がベルトまたはシャツのポケットを下げるかまたは引っ張る可能性が増大する。
【0063】
図13に示す実施形態において、指支持体20の第1の縁部1301の反対側の縁部は、穴部の近くのポケット1302内に配置されるものであってもよい。このようなポケットを含む実施形態は、モバイル機器が外向きに回転することを防止し、それによって、モバイル機器の重量がベルトまたはシャツのポケットの上部によりまっすぐにかかることが可能となる。指支持体20の第1の縁部1301は、損耗を防止し、指支持体をベルト上に案内するために、金属または別の硬質材料で被覆されるものであってもよい。
【0064】
開示された例示的な実施形態及び方法の均等物は、本開示または添付請求項の範囲内であることが意図されている。開示された例示的な実施形態及び方法並びにそれらの均等物は、本開示または添付請求項の範囲内に留めつつ修正することが可能である。
【0065】
上述した詳細な説明では、開示を効率的にするために、様々な特徴が幾つかの例示的な実施形態にまとめられている場合がある。この開示の方法は、任意の請求される実施形態が、対応する請求項に明示的に列挙された特徴よりも多くの特徴を要するという意図を示すものとして解釈されるべきではない。むしろ、添付請求項が示すように、発明の主題は、開示された1つの例示的な実施形態の全ての特徴よりも少ないものであってもよい。したがって、添付請求項は、それぞれの請求項がそれ自体個別に開示された実施形態として、本開示の詳細な説明に援用されるものである。但し、本開示は、本開示または添付請求項に示される任意の適切な開示または請求された1以上の特徴の組(すなわち、両立不能なものでも相互排他的なものでもない特徴の組。その組が本明細書に明示的に開示されていない場合でもその組を含む。)を有する任意の実施形態を非明示的に開示するものとしても、解釈されるべきである。さらに、添付請求項の範囲は、必ずしも本明細書に開示された主題の全体を包含するものではない。
【0066】
本開示及び添付請求項に関して、「または」という接続詞は、包含的なものとして解されるものである(例えば、「犬または猫」は、犬、または猫、または両方、と解釈される。例えば、「犬、猫、または鼠」は、犬、または猫、または鼠、または任意の2種、または3種全て、と解釈される)。但し、(i)例えば、「〜または〜のいずれか一方」、「〜のうちの唯一つ」、または同様の表現を使用することによって、包含的な意ではないことが明示的に述べられているか、または、(ii)挙げられた2以上の選択肢が、特定の文脈において互いに排反するものであり、その場合の「または」が相互に非排反的な選択肢を含む組み合わせのみを含む場合は、その限りではない。本開示及び添付請求項の目的のため、「含む」、「有する」、及びこれらの変化形の語は、非限定的な用語として解されるべきであり、それぞれの事例の前に「少なくとも」が付加された場合と同じ意味を備えるものである。
【0067】
添付請求項において、装置の請求項で米国特許法第112条第6項の規定が行使されることが望まれる場合、その装置の請求項において「手段」の用語が用いられる。この規定が、方法の請求項で行使されることが望まれる場合、その方法の請求項において「〜のためのステップ」の用語が用いられる。逆に、請求項で「手段」または「〜のためのステップ」の用語が用いられていない場合、その請求項において米国特許法第112条第6項の規定が行使されることは意図されていない。
【0068】
任意の1以上の開示が参照により本明細書に援用され、そして、そのような援用された開示が部分的または全体的に本開示と矛盾するかまたは本開示の範囲と異なる場合、矛盾、広い方の開示、または広い方の用語の意味の及ぶ範囲において、本開示が優先する。また、そのような援用された複数の開示が部分的または全体的に互いに矛盾する場合には、矛盾の及ぶ範囲において、最新の開示が優先する。
【0069】
要約は、特許文献中の特定の主題を検索する人のための補助として、要求に応じて提供されている。但し、この要約は、そこに列挙されたどの要素、特徴、または限定についても、それが任意の特定の請求項に含まれることを意味することを意図するものではない。各請求項に含まれる発明の主題の範囲は、その請求項のみの記載によって判別されるべきである。