特許第6307296号(P6307296)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6307296-洗浄装置 図000002
  • 特許6307296-洗浄装置 図000003
  • 特許6307296-洗浄装置 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6307296
(24)【登録日】2018年3月16日
(45)【発行日】2018年4月4日
(54)【発明の名称】洗浄装置
(51)【国際特許分類】
   A47L 15/42 20060101AFI20180326BHJP
【FI】
   A47L15/42 T
【請求項の数】4
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2014-25686(P2014-25686)
(22)【出願日】2014年2月13日
(65)【公開番号】特開2015-150155(P2015-150155A)
(43)【公開日】2015年8月24日
【審査請求日】2017年1月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000194893
【氏名又は名称】ホシザキ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100155099
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 裕輔
(74)【代理人】
【識別番号】100064724
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷 照一
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 勲
(72)【発明者】
【氏名】河合 俊明
(72)【発明者】
【氏名】原田 聴
【審査官】 村山 睦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−336747(JP,A)
【文献】 実開平09−000397(JP,U)
【文献】 特開2000−304132(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 15/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄水を貯える貯水部を底部に有した洗浄槽と、
前記洗浄槽内に設けられ、前記貯水部から送られる洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、
前記貯水部の洗浄水を前記洗浄ノズルに送り出す洗浄ポンプと、
その導出端部が前記洗浄槽の周壁に形成した貫通孔から前記洗浄槽内に挿通され、前記洗浄ポンプから送出される洗浄水を前記洗浄ノズルに導く導管と、
前記導管の導出端部に螺合して取り付けられて前記洗浄ノズルを回転可能に支持するホルダと、
前記ホルダとこれに対向する前記洗浄槽の周壁との間に押圧して設けられたパッキンとを備えた洗浄装置において、
前記ホルダとこれに対向する洗浄槽の周壁との間には前記パッキンのつぶし代を制限する筒形部材を設けたことを特徴とする洗浄装置。
【請求項2】
請求項1に記載の洗浄装置において、
前記筒形部材を前記パッキンの直ぐ外側に設けたことを特徴とする洗浄装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の洗浄装置において、
前記筒形部材は前記ホルダと前記パッキンとの間に延出して前記ホルダに対して摺動する摺動面を有した摺動部を備えたことを特徴とする洗浄装置。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか1項に記載の洗浄装置において、
前記筒形部材は前記洗浄槽の周壁側にて外側に拡がるフランジ部を備えたことを特徴とする洗浄装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食器、医療用器具等の被洗浄物を洗浄する洗浄装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、食器等の被洗浄物を洗浄する洗浄装置が開示されている。この洗浄装置は、貯水部を底部に備えた洗浄槽の上部と下部に噴射ノズルを配設して、貯水部の洗浄水を洗浄ポンプにより導管を通して各噴射ノズルに送り、各噴射ノズルから被洗浄物に洗浄水を噴射させるようにした洗浄装置が開示されている。この洗浄装置では、導管の導出端部は洗浄槽の上壁及び下壁の各々に形成した貫通孔から洗浄槽内に挿通され、導管の導出端部の外周面には洗浄ノズルを回転可能に支持するホルダが螺合して取り付けられている。この洗浄装置においては、導管の導出端部の外周にてホルダと洗浄槽の上壁または下壁との間に押圧された環状のパッキンが介装されており、洗浄槽内の洗浄水が貫通孔から漏出しないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第2600919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1の洗浄装置においては、洗浄槽の上壁及び下壁に形成した貫通孔は、導管の導出端部の外周にて洗浄ノズルを取り付けるためのホルダとこれに対向する洗浄槽の上壁または下壁との間で押圧された環状のパッキンにより液密に塞がれている。この洗浄装置を部品交換等のメンテナンスをするときに、導管の導出端部に螺合させているホルダを取り外し、ホルダを再び導管の導出端部に螺合させて取り付けることがある。このとき、導管の導出端部に螺合させるホルダの締め付けが強すぎるとパッキンが潰されて破損したり、ホルダの締め付けが弱すぎるとパッキンによって十分にシールできない問題があった。本発明は、導管の導出端部に螺合して取り付けたホルダとこれに対向する洗浄槽の周壁との間に押圧して設けたパッキンが確実にシール性能を発揮できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記課題を解決するため、洗浄水を貯える貯水部を底部に有した洗浄槽と、貯水部から送られる洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、洗浄槽内に設けられ、貯水部の洗浄水を洗浄ノズルに送り出す洗浄ポンプと、その導出端部が洗浄槽の周壁に形成した貫通孔から洗浄槽内に挿通され、洗浄ポンプから送出される洗浄水を洗浄ノズルに導く導管と、導管の導出端部に螺合して取り付けられて洗浄ノズルを回転可能に支持するホルダと、ホルダとこれに対向する洗浄槽の周壁との間に押圧して設けられたパッキンとを備えた洗浄装置において、ホルダとこれに対向する洗浄槽の周壁との間にはパッキンのつぶし代を制限する筒形部材を設けたことを特徴とする洗浄装置を提供するものである。
【0006】
上記のように構成した洗浄装置においては、ホルダとこれに対向する洗浄槽の周壁との間にはパッキンのつぶし代を制限する筒形部材を設けたので、導管の導出端部にホルダを螺合して取り付けたときに、パッキンは筒形部材によって適切なつぶし代で押圧変形することになり、貫通孔から漏水するのを防ぐことができた。
【0007】
上記のように構成した洗浄装置においては、筒形部材をパッキンの直ぐ外側に設けるのが好ましく、このようにしたときには、パッキンが外側に拡がるのを抑えることができ、貫通孔からさらに確実に漏水するのを防ぐことができた。
【0008】
上記のように構成した洗浄装置においては、筒形部材はホルダとパッキンとの間に延出してホルダに対して摺動する摺動面を有した摺動部を備えるのが好ましく、このようにしたときには、ホルダを導管の導出端部に螺合して取り付けるときに、ホルダが筒形部材の摺動部を摺動することで、パッキンが捻れるのを防ぐことができた。
【0009】
上記のように構成した洗浄装置においては、筒形部材は洗浄槽の周壁側にて外側に拡がるフランジ部を備えるのが好ましく、このようにしたときには、ホルダの導管の導出端部に対する適切な締め込み量をフランジ部が洗浄槽の周壁に当接したことにより確認することができた。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明による洗浄装置の断面図である。
図2】洗浄ポンプと導管の一部を示す斜視図である。
図3図1の洗浄槽の下部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明による洗浄装置を図面を参照して説明する。本発明による洗浄装置10は、食器、医療用器具等の被洗浄物を洗浄するためのものである。図1に示したように、洗浄装置10は、ハウジング11内に被洗浄物を収容する洗浄槽20を備えている。ハウジング11の前面には洗浄槽20内を開閉する扉12が開閉自在に設けられている。洗浄槽20は被洗浄物を収容するものであり、底部に洗浄水を貯える貯水部21を有している。貯水部21には洗浄水を加熱するヒータ22と、洗浄水の温度を検出する温度センサ23が設けられている。なお、洗浄槽20には給水管、給湯管及び熱湯供給装置(何れも図示省略)が接続されており、洗浄槽20にはこれら給水管、給湯管及び熱湯供給装置から水、湯または熱湯よりなる洗浄水が供給されるようになっている。
【0012】
洗浄槽20の下部と上部には貯水部21から送られる洗浄水を被洗浄物に対して噴出する洗浄ノズル24,25が回転可能に設けられている。ハウジング11の下部には貯水部21内の洗浄水を洗浄ノズル24,25に送り出すための洗浄ポンプ26が設けられている。洗浄ポンプ26の吸込口は吸込管27により貯水部21に接続され、洗浄ポンプ26の送出口は導管30によって洗浄ノズル24,25に接続されている。
【0013】
導管30は洗浄ポンプ26から送出される洗浄水を洗浄ノズル24,25に導くためのものであり、洗浄ポンプ26の送出口に連通接続された第1偏平導管31を備えている。図1及び図2に示したように、第1偏平導管31は、上下方向に薄く左右方向に拡がった形状をしており、洗浄槽20の下側で前後方向に延びている。第1偏平導管31の前端側の下面には下方に突出した導入管部31aが形成されており、導入管部31aは洗浄ポンプ26の送出口に連通接続されている。第1偏平導管31の前端側の上面には上方に突出した導出管部(導出端部)31bが形成されており、図3に示したように、導出管部31bは洗浄槽20の下壁(周壁)に形成した貫通孔20aから洗浄槽20内に挿通されている。第1偏平導管31の後端側の上面には上方に突出した連結管部31cが形成されており、連結管部31cには連結導管32の下端部が連通接続されている。連結導管32は洗浄槽20の後側にて略垂直に立設しており、連結導管32の上端部には第2偏平導管33が接続されている。第2偏平導管33は、第1偏平導管31と同様に上下に薄く左右方向に拡がった形状をしており、洗浄槽20の上側で前後方向に延びている。第2偏平導管33には後端側の下面に下方に突出した連結管部33aが形成されており、連結管部33aには連結導管32の上端部が連通接続されている。第2偏平導管33には前端部の下面に下方に突出した導出管部(導出端部)33bが形成されており、導出管部33bは洗浄槽20の上壁(周壁)に形成した貫通孔20bから洗浄槽20内に挿通されている。
【0014】
第1偏平導管31は、ポニフェニレンスルファイド材料よりなる樹脂成型品であり、共に浅い皿形をした上側部31dと下側部31eとこれらの外周部に設けた外周部31fとからなる。第1偏平導管31の上側部31dと下側部31eの各々は、330〜340℃に加熱したシリンダから樹脂材を60〜65℃の低温の金型に注入して1次成型品として製造される。これら上側部31dと下側部31eよりなる各1次成型品は意図的に低温にした金型によって結晶化が抑制されている。これら上側部31dと下側部31eとの各1次成型品を上下に組み付けた状態として、330〜340℃に加熱したシリンダから樹脂材を60〜65℃の低温の金型に注入して上側部31dと下側部31eとの外周部分に外周部31fを形成させて2次成型品として製造する。2次成型品を180℃で1時間アニール処理を行うことで、2次成型品の残留応力を低減させるとともに、樹脂材を結晶化させて各部31d〜31fの接着強度を向上させている。なお、第2偏平導管33も同様に行っている。
【0015】
第1偏平導管31の導出管部31b及び第2偏平導管33の導出管部33bの外周部にはねじ部が形成されており、各導出管部31b、33bには洗浄ノズル24,25を回転可能に支持するホルダ41が螺合して取り付けられている。図3図3は洗浄槽の下部を示したものであり、洗浄槽の上部は下部を上下に反転させたものと実質的に同様であるので省略している)に示したように、各ホルダ41は導管30から送出される洗浄水を洗浄ノズル24,25に通水可能となるように内部に通水路を有した先端を閉じた略筒形をしており、ホルダ41の基端側の内周面には各導出管部31b,33bに螺合させるためのねじ部が形成されている。また、ホルダ41の先端側の周面には洗浄ノズル24,25に洗浄水を送るための送水口41aが形成されている。ホルダ41の基端部は他の部分より径が大きくなっており、ホルダ41の基端面には環状凹部41bが形成されている。
【0016】
第1偏平導管31の導出管部31b及び第2偏平導管33の導出管部33bの外周部にはパッキン42と筒形部材43とが介装されている。図3に示したように、パッキン42は弾性変形可能なゴム材を環状に成形したものである。パッキン42は、ホルダ41と洗浄槽20の下壁または上壁との間に押圧して設けられ、洗浄槽20の上壁または下壁の各貫通孔20a,20bから漏水するのを防ぐ機能を有している。パッキン42は、洗浄槽20の各貫通孔20a,20bの周囲にて下壁の下側または上壁の上側に配設される環状の平板部42aと、ホルダ41と洗浄槽20の下壁または上壁との間にて各導出管部31b,33bの外周に嵌合させた環状のシール部42bとを備え、平板部42aとシール部42bとを一体的に成形したものである。
【0017】
図3に示したように、筒形部材43はパッキン42のつぶし代を制限するものであり、ホルダ41の環状凹部41bとこれに対向する洗浄槽20の下壁または上壁(周壁)との間に設けられている。筒形部材43はパッキン42のシール部42bの外側を覆う円筒形状をした筒部43aを備えている。筒部43aはパッキン42のシール部42bの高さより少し低い高さとなっており、パッキン42のシール部42bを筒部43aの高さより潰さないようにして、パッキン42のシール部42bのつぶし代を制限している。筒部43aはパッキン42のシール部42bの外側に設けられているので、シール部42bが外側に拡がるのを防ぐ機能と、シール部42bが高温の洗浄水に曝されるのを防ぐ機能を有している。
【0018】
筒形部材43はホルダ41とパッキン42のシール部42bとの間に延出して、ホルダ41と摺動する摺動面を有した摺動部43bを備えている。摺動部43bは筒部43aの上端(洗浄槽20の下部に設けたとき)または下端(洗浄槽20の上部に設けたとき)から中心側に延び、ホルダ41を導管30の各導出管部31b,33bに螺合させたときに、パッキン42のシール部42bがホルダ41によって捻れるのを防ぐ機能を有している。
【0019】
筒形部材43は洗浄槽20の下壁または上壁側にて外側に拡がるフランジ部43cを備えている。筒形部材43のフランジ部43cは、洗浄槽20の下部では筒部43aの下端から外側に延出しており、洗浄槽20の上部では筒部43aの上端から外側に延出している。フランジ部43cは洗浄槽20の下壁または上壁に密着して、ホルダ41が導管30の各導出管部31b,33bから緩むのを防ぐ機能を有している。
【0020】
上記のように構成した洗浄装置10においては、被洗浄物を洗浄槽20内に収容して洗浄プログラムを実行すると、洗浄槽20の貯水部21に給水管、給湯管または熱湯供給装置(何れも図示省略)から洗浄水が供給され、貯水部21の洗浄水は洗浄ポンプ26の作動によって導管30により各洗浄ノズル24,25に導かれ、被洗浄物は各洗浄ノズル24,25から噴射された洗浄水により洗浄され、被洗浄物に噴射された洗浄水は再び貯水部21に戻る。
【0021】
上記のように構成した洗浄装置10においては、保守点検により各部品を取り外して適宜交換することがある。この洗浄装置10は、洗浄ノズル24,25を導管30の各導出管部31b,33bに取り付けるホルダ41とこれに対向する洗浄槽20の下壁または上壁との間にはパッキン42のシール部42bのつぶし代を制限する筒形部材43を設けた。ホルダ41を各導出管部31b,33bに再び螺合させて取り付けるときに、筒形部材43の軸線方向の両端がホルダ41の基端面の環状凹部41bと洗浄槽20の下壁または上壁との両方に当接する位置まで、ホルダ41を各導出管部31b,33bに締め付けて螺合させれば、パッキン42のシール部42bは適切なつぶし代で弾性変形することになり、洗浄槽20の下壁または上壁に形成した貫通孔20a,20bから漏水するのを防ぐことができた。
【0022】
また、ホルダ41を導管30の各導出管部31b,33bに螺合させたときに、パッキン42のシール部42bはホルダ41の基端面と洗浄槽20の下壁または上壁との間で外側に拡がるように押し潰される。しかし、筒形部材43の筒部43aはパッキン42のシール部42bの直ぐ外側に設けられているので、パッキン42のシール部42bは筒部43aによって外側に拡がらず、シール部42bは各導出管部31b,33bに密着してこれらとの間も十分にシールでき、パッキン42のシール性能を向上させることができた。また、筒形部材43の筒部43aはパッキン42のシール部42bの直ぐ外側に設けられているので、シール部42bは高温または洗剤を含んだ洗浄水に曝されないようになり、シール部42bの劣化を防ぐことができた。
【0023】
また、筒形部材43は、ホルダ41とパッキン42のシール部42bとの間に延出してホルダ41と摺動する摺動面を有した環状の摺動部43bを備えている。これにより、ホルダ41を導管30の各導出管部31b,33bに螺合して取り付けるときに、ホルダ41が筒形部材43の摺動部43bを摺動することで、パッキン42が捻れるのを防ぐことができた。また、筒形部材43は洗浄槽20の下壁または上壁側にて外側に拡がるフランジ部43cを備えたので、ホルダ41の導管30の各導出管部31b,33bに対する適切な締め込み量をフランジ部43cが洗浄槽20の下壁または上壁に当接したことにより確認することができるようになった。また、筒形部材43のフランジ部43cを洗浄槽20の下壁または上壁に密着させることで、ホルダ41が導管30の各導出管部31b,33bから緩みにくくなった。
【0024】
上記の実施形態においては、洗浄ノズル24,25を洗浄槽20の下部及び上部に設けたが、本発明はこれに限られるものでなく、洗浄ノズルを洗浄槽20の下部または上部に設けたものであってもよい。この場合には、パッキン42及び筒形部材43をホルダ41と洗浄槽20の上壁または下壁との間に設ければよい。
【0025】
上記の実施形態においては、筒形部材43の筒部43aは円筒形状であるが、本発明はこれに限られるものでなく、筒部43aを例えば正多角形の筒形状としてもよく、このようにしたときでも同様の作用効果を得ることができる。
【0026】
上記の実施形態においては、筒形部材43は筒部43aと摺動部43bとフランジ部43cとを一体的に形成したものである。本発明はこれに限られるものでなく、筒形部材43は筒部43aよりなるもの、筒部43aと摺動部43bとを一体的に形成したもの、または、筒部43aとフランジ部43cとを一体的に形成したものであってもよい。なお、筒形部材43が摺動部43bを備えないときには、別途、ホルダ41とパッキン42のシール部42bとの間に座金部材を介装すれば、パッキン42のシール部42bの捻れを防ぐことができる。
【符号の説明】
【0027】
10…洗浄装置、20…洗浄槽、20a,20b…貫通孔、21…貯水部、24,25…洗浄ノズル、26…洗浄ポンプ、30…導管、31b,33b…導出端部(導出管部)、41…ホルダ、42…パッキン、43…筒形部材、43b…摺動部、43c…フランジ部。
図1
図2
図3