(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6307670
(24)【登録日】2018年3月16日
(45)【発行日】2018年4月4日
(54)【発明の名称】ダニ死滅ふとん乾燥機用袋
(51)【国際特許分類】
D06F 58/00 20060101AFI20180326BHJP
【FI】
D06F58/00 C
D06F58/00 B
【請求項の数】1
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2015-177034(P2015-177034)
(22)【出願日】2015年8月24日
(65)【公開番号】特開2017-42567(P2017-42567A)
(43)【公開日】2017年3月2日
【審査請求日】2017年3月6日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515246845
【氏名又は名称】新里 正博
(72)【発明者】
【氏名】新里 正博
【審査官】
大宮 功次
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3022689(JP,U)
【文献】
特開昭53−137463(JP,A)
【文献】
実開昭58−157488(JP,U)
【文献】
実開昭54−047968(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 58/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
連結面の縁に面ファスナーを配し通気性のある同じ構造のふとん乾燥機用袋を
前記面ファスナーで上下二段に連結でき、密着させて重ねる構成であって、
上下二段のふとん乾燥機用袋の片側の側面には、ふとん乾燥機本体から温風を送り込む温風接続口をそれぞれ備えてあり、前記ふとん乾燥機用袋の正面には、
ふとんを出し入れするファスナーを設けてあるダニ死滅ふとん乾燥機用袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダニを死滅させるふとん乾燥機用袋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の家庭用のふとん乾燥機は、敷ふとんと掛ふとんの間に乾燥機本体と接続される通気性のある袋を入れふとんに温風を送り込んでいる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】「ふとん乾燥機 総合カタログ2014」、パナソニック株式会社、2014年 P.1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上に述べた従来のふとん乾燥機では、敷ふとんと掛ふとんの間に乾燥機本体と接続される通気性のある袋を入れふとんに温風を送り込んでいるため、長時間運転しても、温風が届かないふとんの裏面や四隅の部分にダニが、逃げて完全に死滅させる事が出来なかった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決しようとするものであり、ふとんのダニを短時間で完全に、死滅させるふとん乾燥機用袋である。
【0006】
本発明は、
連結面の縁に面ファスナーを配し通気性のある同じ構造のふとん乾燥機用袋を
前記面ファスナーで上下二段に
連結でき、密着させて重ねる構成であって、
上下二段のふとん乾燥機用袋の片側の側面には、ふとん乾燥機本体から温風を送り込む温風接続口をそれぞれ備えてあり、前記ふとん乾燥機用袋の正面には、
ふとんを出し入れするファスナーを設けてあるダニ死滅ふとん乾燥機用袋である。
【0007】
また、ふとん乾燥の時は、一段で使用出来る。
【0008】
上述したように本発明のダニ死滅ふとん乾燥機用袋は、ふとんの表面裏面から内部全体までダニを短時間で、完全に死滅させる、ふとん乾燥機を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】ダニ死滅ふとん乾燥機用袋の上段袋1と下段袋2(同じ構造)を、上下連結していない平面図、正面図、側面図、裏面図
【
図2】ダニ死滅ふとん乾燥機用袋の平面図、正面図、側面図
【
図3】ダニ死滅ふとん乾燥機用袋にふとんを入れた時の平面図、正面図、側面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1のふとん乾燥機用袋には、裏面
(連結面)の外側、縦横に
面ファスナー4aを縫合わせてある。
正面には、ふとんを出し入れするファスナー5を縫合わせてある。
側面には、ふとん乾燥機本体から温風を送り込む温風接続口3を設け、
ふとん乾燥機本体からの接続ホースと温風接続口3を固定する
面ファスナー4bを付けてある。
【0012】
図1のふとん乾燥機用袋、2枚(おなじ構造)を連結する。
図1のふとん乾燥機用袋の裏面
(連結面)を上向きにし(下段袋2)
図1のふとん乾燥機用袋の裏面
(連結面)を下向きにし(上段袋1)
面ファスナー4aで上下連結した
図2の形態にする。
【0013】
図3の上段袋1のファスナー5を開き、上段袋1にふとん6を入れファスナー5を閉じ、ふとん乾燥機本体から温風を送り込む接続ホース2本を上段袋1、下段袋2のそれぞれの温風接続口3に入れ
面ファスナー4bで袋が密閉するように固定する。
【0014】
ふとん乾燥機本体から温風を上段袋1、下段袋2に送り込み、ふとんの表面裏面から内部全体まで温風が行き届き短時間で、ダニを完全に死滅させる事が出来る。
【0015】
また、ふとん乾燥の時は、上段袋1、下段袋2のどちらか一段で使用出来る。
【符号の説明】
【0016】
1 上段袋
2 下段袋
3 温風接続口
4a
面ファスナー
4b
面ファスナー
5 ファスナー
6 ふとん