(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
リングネットワークプロテクションを備えたリングネットワーク上の同一のアクセス装置に接続された2つのオフリングノードのうちのいずれかに適用されるネットワーク保護方法であって、
他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するステップ(301)と、
サービスデータを受信したとき、前記サービスデータで搬送されたサービス構成情報が前記他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出するステップ(302)と、
前記サービスデータで搬送されたサービス構成情報が前記他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致する場合、前記サービスデータのオフリングポリシーが、現在のオフリングノードにおいて前記サービスデータのオフリング動作を実行すること、および/またはオフリング動作を実行するために前記他方のオフリングノードに前記サービスデータを送信することを含むと決定するステップ(303)と
を含むネットワーク保護方法。
前記サービスデータのオフリングポリシーが前記現在のオフリングノードにおいて前記サービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定する場合には、前記サービスデータのオフリングポリシーが前記現在のオフリングノードにおいて前記サービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定するよりも前に、
前記現在のオフリングノードと前記アクセス装置との間のアクセスリンクが故障しているか否かを検出するステップと、
前記アクセスリンクが故障していない場合、前記サービスデータのオフリングポリシーが前記現在のオフリングノードにおいて前記サービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定する前記ステップを実行するステップと
をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のネットワーク保護方法。
前記アクセスリンクが故障している場合、前記オフリング動作を実行するために前記他方のオフリングノードに前記サービスデータを送信するステップをさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のネットワーク保護方法。
前記サービスデータのオフリングポリシーが前記オフリング動作を実行するために前記他方のオフリングノードに前記サービスデータを送信することを含むと決定する場合には、前記サービスデータのオフリングポリシーが前記オフリング動作を実行するために前記他方のオフリングノードに前記サービスデータを送信することを含むと決定するよりも前に、
前記他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを検出するステップと、
前記他方のオフリングノードが到達可能である場合、前記サービスデータのオフリングポリシーが前記オフリング動作を実行するために前記他方のオフリングノードに前記サービスデータを送信することを含むと決定する前記ステップを実行するステップと
をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のネットワーク保護方法。
リングネットワークプロテクションを備えたリングネットワーク上の同一のアクセス装置に接続された2つのオフリングノードのうちのいずれかに適用されるネットワーク保護装置であって、
他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するように構成された情報取得モジュール(720)と、
サービスデータを受信したとき、前記サービスデータで搬送されたサービス構成情報が前記他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出するように構成されたデータ検出モジュール(740)と、
前記サービスデータで搬送されたサービス構成情報が前記他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致する場合、前記サービスデータのオフリングポリシーが、現在のオフリングノードにおいて前記サービスデータのオフリング動作を実行すること、および/またはオフリング動作を実行するために前記他方のオフリングノードに前記サービスデータを送信することを含むと決定するように構成されたポリシー決定モジュール(760)と
を含むネットワーク保護装置。
前記ポリシー決定モジュール(760)は、前記リンク検出モジュール(752)によって前記アクセスリンクが故障していることが検出された場合、前記オフリング動作を実行するために前記他方のオフリングノードに前記サービスデータを送信するようにさらに構成される、請求項8から11のいずれか一項に記載のネットワーク保護装置。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の目的、技術的解決法、および利点をより明確にするために、本発明のさらに詳細な説明を添付の図面と併せて以下に提供する。
【0031】
図2を参照して、本発明のいくつかの実施形態により提供されるネットワーク保護方法に関係する実施環境の構造模式図を示す。本実施環境は、リングネットワークプロテクションが配置されているが従来のデュアルホーミングプロテクションは配置されていないリングネットワークと、リングネットワーク上の同一のアクセス装置RNC204に接続された2つのオフリングノードDおよびEとを含む。本実施環境では、2つのオフリングノードDおよびEは、従来のデュアルホーミングプロテクションの機能を達成するために用いられる。
【0032】
本実施環境は、基地局202、ネットワーク要素A、ネットワーク要素B、およびネットワーク要素Cをさらに含み、
基地局202は、アクセスリンク21を通してネットワーク要素Aに接続され、ネットワーク要素Aは、伝送リンク22を通してネットワーク要素Bに接続され、ネットワーク要素Aは、伝送リンク23を通してネットワーク要素Cに接続され、ネットワーク要素Bは、伝送リンク24および25を通してネットワーク要素Cに接続され、ネットワーク要素Bは、伝送リンク26を通してオフリングノードDに接続され、ネットワーク要素Cは、伝送リンク27を通してオフリングノードEに接続され、オフリングノードDは、伝送リンク28を通してオフリングノードEに接続され、オフリングノードDは、アタッチメント回路(Attachment circuit、AC)リンク29を通してRNC204に接続され、オフリングノードEは、ACリンク20を通してRNC204に接続される。
【0033】
ネットワーク要素A、ネットワーク要素B、およびネットワーク要素C、ならびに3つのネットワーク要素間のリンクは、リングネットワークプロテクションが配置されたリングネットワークを形成し、ネットワーク要素Bは、ネットワーク要素C、オフリングノードD、およびオフリングノードE、ならびに4つのネットワーク要素間のリンクは、リングネットワークプロテクションが配置されているが従来のデュアルホーミングプロテクションは配置されていない上記のリングネットワークを形成する。オフリングノードDおよびオフリングノードEは、装置エンティティであってよく、その装置内部の論理エンティティであってもよい。
【0034】
図3を参照して、本発明の一実施形態により提供されるネットワーク保護方法の方法フローチャートを示す。本実施形態は、
図2に示すようにネットワーク保護方法が2つのオフリングノードのうちのいずれかに適用されることを例として示されている。ネットワーク保護方法は、以下のステップを含む。
【0035】
ネットワーク保護方法は、他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するステップ301を含む。
【0036】
現在のオフリングノードは、他方のオフリングノードDのサービス構成情報を取得する必要があり、サービス構成情報は、サービスデータの伝送情報およびサービスデータのオフリング情報を含み、MPLSネットワークでは、サービス構成情報は、トンネル(Tunnel)ラベルまたはPWラベルを含むことができる。
【0037】
オフリングノードDがデフォルトの作業ノードである場合を例にとると、サービスデータはデフォルトでオフリングノードDにおいてリングから外れ、ネットワーク要素AはオフリングノードDとPWチャネルを確立し、オフリングノードEは予めオフリングノードDのサービス構成情報を取得する。
【0038】
ステップ302では、サービスデータが受信された場合に、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かが検出される。
【0039】
通常の状況下では、他方のオフリングノードにおいてリングから外れる必要があるサービスデータは、現在のオフリングノードを通過することなく、他方のオフリングノードに直接送信される。しかし、リングネットワーク上のリンクが故障した場合、または他方のオフリングノードが故障した場合には、リングネットワークの切り替えが発生し、他方のオフリングノードにおいてリングから外れる必要があるサービスデータは、送信される際に、現在のオフリングノードを通過し、この場合には、現在のオフリングノードは、サービスデータを受信すると、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出する。
【0040】
たとえば、サービスデータは、デフォルトでオフリングノードDにおいてリングから外れる必要があり、通常の状況下では、オフリング動作を実行するために経路A−>B−>Dを通ってオフリングノードDに送信される。しかし、ネットワーク要素BとオフリングノードDまたはオフリングノードDとの間の伝送リンク26が故障している場合には、リングネットワークの切り替えが、ネットワーク要素B、ネットワーク要素C、オフリングノードD、オフリングノードE、および4つのネットワーク要素間のリンクによって構成されるリングネットワークにおいて発生し、この場合には、サービスデータは経路A−>B−>C−>E−>Dを通って送信され、オフリングノードEがサービスデータを受信する。サービスデータを受信すると、オフリングノードEは、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出し、その検出結果が「はい」である場合には、サービスデータがオフリングノードDにおいてオフリングであるサービスデータであることを示す。
【0041】
ステップ303では、検出結果が、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するというものである場合には、サービスデータのオフリングポリシーは、現在のオフリングノードのサービスデータのオフリング動作を実行すること、および/またはオフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定される。
【0042】
現在のオフリングノードの検出結果が、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するというものである場合には、オフリングノードは、サービスデータのオフリングポリシーが、
現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行すること、または、
オフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信すること、または、
現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行すること、およびオフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定する。
【0043】
まとめると、本実施形態によって提供されるネットワーク保護方法では、2つのオフリングノードの一方により他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得し、サービスデータを受信した場合に、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出し、検出結果が「はい」である場合には、サービスデータのオフリングポリシーを決定することによって、リングネットワークプロテクションとデュアルホーミングプロテクションとが共存する場合に、より長いホールドオフ時間を構成する必要があり、かつ、デュアルホーミングプロテクションはより多くのOAMリソースを消費する必要があるという問題が解決される。デュアルホーミングプロテクションを特別に設ける必要がなく、リングネットワークプロテクションのみを設ける必要がある場合には、デフォルトで反対端のオフリングノードにおいてオフリング動作が実行されるサービスデータを受信した時に自発的にオフリングポリシーを決定するリングネットワーク上の2つのオフリングノードによって、デュアルホーミングプロテクションと同様の保護効果を達成することができる。さらに、デュアルホーミングプロテクションを特別に配置する必要はなく、リングネットワークプロテクションのみを配置すればよいので、リングネットワークに基づく1組のOAMのみを動作させればよく、したがって非常に少ないOAMリソースが占有される。そして、各サービスのデータに対して主PWチャネルおよび待機PWチャネルの両方を確立する代わりに、1つのサービスのデータに対してただ1つのPWチャネルを確立すればよいので、送信リソースが節約される。
【0044】
図4Aを参照して、本発明の別の実施形態により提供されるネットワーク保護方法の方法フローチャートを示す。本実施形態は、
図2に示すようにネットワーク保護方法が2つのオフリングノードのうちのいずれかに適用されることを例として示されている。ネットワーク保護方法は、以下のステップを含む。
【0045】
ネットワーク保護方法は、他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するステップ401を含む。
【0046】
現在のオフリングノードは、他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得する必要があり、サービス構成情報は、サービスデータの伝送情報およびサービスデータのオフリング情報を含み、MPLSネットワークでは、サービス構成情報は、トンネル(Tunnel)ラベルまたはPWラベルを含むことができる。すなわち、オフリングノードDはオフリングノードEのサービス構成情報を取得する必要があり、オフリングノードEはオフリングノードDのサービス構成情報を取得する必要がある。
【0047】
オフリングノードDがデフォルトの作業ノードである場合を例にとると、サービスデータはデフォルトでオフリングノードDにおいてリングから外れ、ネットワーク要素AはオフリングノードDとPWチャネルを確立し、オフリングノードEは予めオフリングノードDのサービス構成情報を取得する。
【0048】
具体的には、本ステップは、以下の2つの実施形態のうちのいずれかで実施することができる。
1)現在のオフリングノードが、他方のオフリングノードから他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得する。
【0049】
現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め設定されたチャネルが存在する場合には、現在のオフリングノードが、予め設定されたチャネルを通して他方のオフリングノードによって送信された他方のオフリングノードのサービス構成情報を受信し、予め設定されたチャネルは、現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め確立されたチャネルである。たとえば、予め設定されたチャネルは、オフリングノードDとオフリングノードEとの間に予め確立され、予め設定されたチャネルは一般に伝送リンク28
で搬送され、オフリングノードDが、予め設定されたチャネルを通してサービス構成情報をオフリングノードEに送信し、オフリングノードEが、予め設定されたチャネルを通してオフリングノードDのサービス構成情報を受信し、オフリングノードEもまた、予め設定されたチャネルを通してサービス構成情報をオフリングノードDに送信し、オフリングノードDが、予め設定されたチャネルを通してオフリングノードEのサービス構成情報を受信する。
【0050】
現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め設定されたチャネルが存在しない場合には、現在のオフリングノードが、リングネットワーク上のOAM機構の拡張メッセージを通して他方のオフリングノードによって送信された他方のオフリングノードのサービス構成情報を受信する。たとえば、オフリングノードDは、リングネットワーク上のOAM機構の拡張メッセージを通してサービス構成情報をオフリングノードEに送信し、オフリングノードEは、拡張メッセージを通してオフリングノードDのサービス構成情報を受信し、オフリングノードEは、リングネットワーク上のOAM機構の拡張メッセージを通してサービス構成情報をオフリングノードDに送信し、オフリングノードDは、拡張メッセージを通してオフリングノードEのサービス構成情報を受信する。
2)現在のオフリングノードが、リングネットワークのネットワーク管理システムから他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得する。
【0051】
他方のオフリングノードのサービス構成情報は、リングネットワーク内のネットワーク管理システム(図示せず)によって他方のオフリングノードに発行されるので、現在のオフリングノードはまた、リングネットワークのネットワーク管理システムから他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得することもできる。たとえば、オフリングノードDにオフリングノードDのサービス構成情報を発行する際に、リングネットワーク内のネットワーク管理システムは、オフリングノードEにもオフリングノードDのサービス構成情報を発行し、オフリングノードEにオフリングノードEのサービス構成情報を発行する際に、リングネットワーク内のネットワーク管理システムは、オフリングノードDにもオフリングノードEのサービス構成情報を発行する。
【0052】
ステップ402では、サービスデータが受信された場合に、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かが検出される。
【0053】
通常の状況下では、他方のオフリングノードにおいてリングから外す必要があるサービスデータを、現在のオフリングノードを通過することなく、他方のオフリングノードに直接送信することができる。しかし、リングネットワーク上のリンクが故障した場合、または他方のオフリングノードが故障した場合には、リングネットワークの切り替えが発生し、他方のオフリングノードにおいてリングから外れているサービスデータは、送信される際に、現在のオフリングノードを通過し、この場合には、現在のオフリングノードは、サービスデータを受信すると、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出する。
【0054】
たとえば、サービスデータは、デフォルトでオフリングノードDにおいてリングから外れる必要があり、通常の状況下では、サービスデータは、オフリング動作を実行するために経路A−>B−>Dを通ってオフリングノードDに送信される。しかし、ネットワーク要素BとオフリングノードDまたはオフリングノードDとの間の伝送リンク26が故障している場合には、リングネットワークの切り替えが、ネットワーク要素B、ネットワーク要素C、オフリングノードD、オフリングノードE、および4つのネットワーク要素間のリンクによって構成されるリングネットワークにおいて発生し、この場合には、サービスデータは経路A−>B−>C−>E−>Dを通って送信され、オフリングノードEがサービスデータを受信する。サービスデータを受信すると、オフリングノードEは、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出し、その検出結果が「はい」である場合には、サービスデータがデフォルトでオフリングノードDにおいてオフリングであるサービスデータであることを示す。
【0055】
ステップ403では、現在のオフリングノードとアクセス装置との間のアクセスリンクが故障しているか否かが検出され、および/または、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かが検出される。
【0056】
現在のオフリングノードは、現在のオフリングノードとアクセス装置との間のアクセスリンクが故障しているか否かを検出し、および/または、現在のオフリングノードは、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かをさらに検出する。他方のオフリングノードが到達不可能である事例は、他方のオフリングノード自体の故障により生じることもあり得、または2つのオフリングノード間の故障により生じることもあり得る。2つの故障検出の両方が行われてよく、または1つの検出のみが行われてもよい。2つの故障検出の両方が行われる場合を例にとると、すなわち、
オフリングノードEが現在のオフリングノードである場合には、オフリングノードEは、ACリンク20が故障しているか否かを検出し、かつ、オフリングノードDが到達可能か否かを検出し、
オフリングノードDが現在のオフリングノードである場合には、オフリングノードDは、ACリンク29が故障しているか否かを検出し、かつ、オフリングノードEが到達可能か否かを検出する。
【0057】
現在のオフリングノードが、現在のオフリングノードとアクセス装置との間のアクセスリンクが故障しているか否かを検出する場合には、現在のオフリングノードはまた、アクセスリンク上のAC故障検出機構を通して故障が発生しているか否かを検出することもできる。
【0058】
現在のオフリングノードが、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを検出することは、以下の3つの方法のうちのいずれかで実施することができる。
1)現在のオフリングノードが、他方のオフリングノードがリングネットワーク上のOAM機構を通して到達可能であるか否かを検出し、
1つのオフリングノードが到達不可能である場合には、リングネットワーク上のOAM機構が他方のオフリングノードに警報を発する。
2)現在のオフリングノードが、予め設定されたチャネルが正常か否かを検出することによって、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを決定し、ここで、予め設定されたチャネルは、現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め確立されたチャネルであり、
予め設定されたチャネルが現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に存在する場合には、現在のオフリングノードは、予め設定されたチャネルが正常か否かを検出することによって、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを決定し、予め設定されたチャネルが正常であれば、他方のオフリングノードは到達可能であると決定し、予め設定されたチャネルが異常であれば、他方のオフリングノードは到達不可能であると決定する。予め設定されたチャネルが異常である場合は、すべて他方のオフリングノードの故障によって生じるわけではなく、予め設定されたチャネルを
搬送する伝送リンクの故障により生じることもあり、これらの場合には、他方のオフリングノードが到達不可能であるとみなされるということに留意されたい。
3)予め設定されたチャネルを通して他方のオフリングノードにより送信されたメッセージを受信することによって、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かが決定され、ここで、予め設定されたチャネルは、現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め確立されたチャネルである。
【0059】
予め設定されたチャネルが現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に存在する場合には、現在のオフリングノードはまた、予め設定されたチャネルを通して他方のオフリングノードにより送信されたメッセージを受信することによって、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを決定することができ、他方のオフリングノードにより周期的に送信された通常メッセージを受信した場合には、他方のオフリングノードが到達可能であると決定し、他方のオフリングノードにより周期的に送信された正常なメッセージを受信しない場合には、または他方のオフリングノードにより送信された異常なメッセージを受信した場合には、他方のオフリングノードが到達不可能であると決定する。たとえば、オフリングノードDは、アクセスリンク29が故障していることを見いだして、オフリングノードEに異常なメッセージを送信することができ、オフリングノードEは、異常なメッセージを受信すると、オフリングノードDが到達不可能であると決定する。
【0060】
ステップ404では、検出結果が、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するというものである場合には、サービスデータのオフリングポリシーが直接に、または故障検出結果に従って、決定され、
現在のオフリングノードは、サービスデータのオフリングポリシーを決定し、サービスデータは、ステップ402において、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するという検出結果であるサービスデータである。ステップ403は任意のステップであるので、そのステップは、具体的には以下の4つの方法で実施することができる。
1)現在のオフリングノードがサービスデータのオフリングポリシーを直接決定する。
ステップ403が実行されない場合では、現在のオフリングノードが、サービスデータのオフリングポリシーは現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行すること、およびオフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することであると決定する。この場合、RNC204は、同一のサービスデータの2つのコピーを受信することができ、RNC204は、1つのコピーを選択的に受信する、たとえば、最初に受信したサービスデータを記憶し、同じサービスデータを受信すると、それを廃棄する。
2)現在のオフリングノードは、アクセスリンクの故障検出結果に従ってサービスデータのオフリングポリシーを決定し、
ステップ403において現在のオフリングノードとアクセス装置との間の故障検出が実行されさえすれば、現在のオフリングノードは、アクセスリンクの故障検出結果に従ってサービスデータのオフリングポリシーを決定し、
検出の結果、アクセスリンクは故障していない場合には、現在のオフリングノードが、サービスデータのオフリングポリシーは現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定し、
検出の結果、アクセスリンクは故障している場合には、現在のオフリングノードが、サービスデータのオフリングポリシーは、オフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定する。
3)現在のオフリングノードは、他方のオフリングノードの故障検出結果に従ってサービスデータのオフリングポリシーを決定し、
ステップ403において他方のオフリングノードの故障検出が実行されさえすれば、現在のオフリングノードは、他方のオフリングノードの故障検出結果に従ってサービスデータのオフリングポリシーを決定し、
検出の結果、他方のオフリングノードは到達不可能である場合には、現在のオフリングノードが、サービスデータのオフリングポリシーは現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定し、
検出の結果、他方のオフリングノードは到達可能である場合には、現在のオフリングノードが、サービスデータのオフリングポリシーは、オフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定する。
4)現在のオフリングノードは、2種類の故障検出結果に従ってサービスデータのオフリングポリシーを決定し、
2種類の故障検出の両方がステップ403で実行される場合には、具体的に、
検出の結果、ローカル側のアクセスリンクは故障しており、他方のオフリングノードは到達可能である場合には、現在のオフリングノードが、オフリングポリシーは、オフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定し、
検出の結果、ローカル側のアクセスリンクは故障しておらず、他方のオフリングノードは到達不可能である場合には、現在のオフリングノードが、オフリングポリシーは現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定し、
検出の結果、ローカル側のアクセスリンクは故障しておらず、他方のオフリングノードは到達可能である場合には、現在のオフリングノードが、オフリングポリシーは、
現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行すること、または、
オフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信すること、または、
現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行すること、およびオフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定する。
【0061】
検出の結果、ローカル側のアクセスリンクは故障しており、かつ、他方のオフリングノードは到達不可能である場合には、サービスデータを送信することができない。
【0062】
デフォルトで他方のオフリングノードにおいてリングから外れており、他方のオフリングノードのサービス構成情報に従って現在のオフリングノードにより受信されたサービスデータの他に、他方のオフリングノードにおいてリングから外れており、そのサービス構成情報に従って現在のオフリングノードにより受信されたサービスデータもまた、本実施形態において決定されるオフリングポリシーに適用可能であることに留意されたい。
【0063】
ステップ403、ステップ401、およびステップ402における検出処理の実行順序は限定されないので、いくつかの実施形態では、主−待機関係がオフリングノードDとオフリングノードEとの間に導入され得ることにさらに留意する必要がある。すなわち、
ステップ403における故障検出処理の後に、現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間の主−待機関係が故障検出結果に従って決定され、次に、ステップ404において、現在のオフリングノードが、それが主ノードであるか待機ノードであるかに従ってオフリングポリシーを決定する。この場合には、ステップ403、ステップ401、およびステップ402における検出処理の実行順序は、互いに独立していてもよい。
【0064】
2種類の故障検出の両方がステップ403で実行される場合を例にとると、主−待機関係を決定する処理は、以下を含むことができる。
他方のオフリングノードが到達可能であり、かつアクセスリンクが故障していない場合には、現在のオフリングノードは、デフォルトの主−待機関係に従って現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間の主−待機関係を決定し、たとえば、デフォルトでは時計回り方向がリングネットワークの通常の動作方向であり、オフリングノードD、オフリングノードE、ACリンク29、およびACリンク20のいずれも故障していない場合には、デフォルトの主−待機関係は、オフリングノードDが主ノードであり、オフリングノードEが待機ノードであるということである。
【0065】
他方のオフリングノードが到達不可能である場合には、現在のオフリングノードが、主−待機関係は、現在のオフリングノードが主ノードであり、他方のオフリングノードが待機ノードであると決定し、たとえば、オフリングノードDが到達不可能である場合には、オフリングノードEが、主−待機関係は、オフリングノードEが主ノードであり、オフリングノードDが待機ノードであると決定し、別の例としては、オフリングノードEが到達不可能である場合には、オフリングノードDが、主−待機関係は、オフリングノードDが主ノードであり、オフリングノードEが待機ノードであると決定する。
【0066】
現在のオフリングノードとアクセス装置との間のアクセスリンクが故障している場合には、現在のオフリングノードが、主−待機関係は、現在のオフリングノードが待機ノードであり、他方のオフリングノードが主ノードであると決定する。たとえば、ACリンク29が故障している場合には、オフリングノードDが、主−待機関係は、オフリングノードEが主ノードであり、オフリングノードDが待機ノードであると決定し、別の例としては、ACリンク20が故障している場合には、オフリングノードEが、主−待機関係は、オフリングノードDが主ノードであり、オフリングノードEが待機ノードであると決定する。
【0067】
2つのオフリングノードは、予め設定されたチャネルを通して主−待機関係を切り替える。
【0068】
主−待機関係を決定した後に、オフリングポリシーを決定するための現在のオフリングノードの処理は、以下を含むことができる。
現在のオフリングノードが主ノードである場合には、現在のオフリングノードは、現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行するようにリングポリシーを決定する。
【0069】
現在のオフリングノードが待機ノードである場合には、現在のオフリングノードが、オフリングポリシーは、オフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定する。
【0070】
サービスデータ送信処理については、主−待機関係が導入された後で、
図4Bを参照して、いくつかの特定のシナリオに関連して以下で説明する。
通常のシナリオでは、時計回り方向が通常の動作方向であり、デフォルトではリングネットワークにおいてオフリングノードDが主ノードであり、オフリングノードEが待機ノードであり、オフリングノードDがサービスデータの受信に成功し、サービスデータをRNCに直接送信する。すなわち、この場合には、基地局202によりRNC204に送信されるサービスデータの伝送経路は、基地局202−>A−>B−>D−>RNC204である。
【0071】
伝送リンク26が故障した場合には、ネットワーク要素Bが、オフリングノードDにサービスデータを送信する際にリングネットワークOAMを通して故障を検出し、リングネットワークの切り替えを始動させるが、オフリングノードおよびACリンクのいずれも故障していないので、この場合は、オフリングノードDが依然として主ノードであり、オフリングノードEが依然として待機ノードであり、したがって、オフリングノードEがサービスデータを受信して、オフリングノードEがサービスデータをオフリングノードDに転送し、オフリングノードDがサービスデータをRNCに送信する。この場合には、基地局202によりRNC204に送信されるサービスデータの伝送経路は、基地局202−>A−>B−>C−>E−>D−>RNC204である。
【0072】
オフリングノードDが故障した場合には、ネットワーク要素Bが、オフリングノードDにサービスデータを送信する際にリングネットワークOAMを通して故障を検出し、リングネットワークの切り替えを始動させて、オフリングノードEがサービスデータを受信する。オフリングノードEは、リングネットワークOAMを通して、オフリングノードDが到達不可能であることを検出し、主待機の切り替えを始動させるので、オフリングノードEが主ノードとなり、オフリングノードEがオフリングポリシーに従ってRNCにサービスデータを直接送信する。この場合には、基地局202によりRNC204に送信されるサービスデータの伝送経路は、基地局202−>A−>B−>C−>E−>RNC204である。
【0073】
ACリンク29が故障した場合には、オフリングノードDがACリンク上の故障検出機構を通して故障を検出し、主待機の切り替えを始動させて、オフリングノードDが待機ノードとなる。基地局から送信されたサービスデータはオフリングノードDにより受信され、オフリングノードDはオフリングポリシーに従ってサービスデータをオフリングノードEに転送し、オフリングノードEはサービスデータをRNCに送信する。この場合には、基地局202によりRNC204に送信されるサービスデータの伝送経路は、基地局202−>A−>B−>D−>E−>RNC204である。
【0074】
まとめると、本実施形態によって提供されるネットワーク保護方法では、2つのオフリングノードの一方により他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得し、サービスデータを受信した場合に、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出し、検出結果が「はい」である場合には、サービスデータのオフリングポリシーを決定することによって、リングネットワークプロテクションとデュアルホーミングプロテクションとが共存する場合に、より長いホールドオフ時間を構成する必要があり、かつ、デュアルホーミングプロテクションはより多くのOAMリソースを消費する必要があるという問題が解決される。デュアルホーミングプロテクションを特別に設ける必要がなく、リングネットワークプロテクションのみを設ける必要がある場合には、デフォルトで反対端のオフリングノードにおいてオフリング動作が実行されるサービスデータを受信した時に自発的にオフリングポリシーを決定するリングネットワーク上の2つのオフリングノードによって、デュアルホーミングプロテクションと同様の保護効果を達成することができる。
【0075】
さらに、デュアルホーミングプロテクションを特別に配置する必要はなく、リングネットワークプロテクションのみを配置すればよいので、構成作業および保守作業が大幅に低減されるだけでなく、リングネットワークに基づく1組のOAMのみを動作させればよく、したがって非常に少ないOAMリソースが占有される。
【0076】
そして、各サービスのデータに対して主PWチャネルおよび待機PWチャネルの両方を確立する代わりに、1つのサービスのデータに対してただ1つのPWチャネルを確立すればよいので、送信リソースが節約される。
【0077】
加えて、異なる実施形態では、ステップ403は実行されなくてよく、または1種類の故障検出のみが実行されるか、または2種類の故障検出の両方が実行されてもよく、故障検出機構の実行カテゴリーが多いほど、ネットワーク側の制御論理がより複雑になるが、より冗長なサービスデータを送信することができ、障害検出機構の実行カテゴリーが少ないほど、ネットワーク側の制御論理がより単純になるが、冗長性のより少ないサービスデータを送信することができる。特定の実施では、異なる実施環境およびネットワーク側の計算能力に従って、異なるポリシーを採用することができる。
【0078】
図5を参照して、本発明の別の実施形態により提供されるネットワーク保護方法に関係する実施環境の構造模式図を示す。本実施環境は、リングネットワークプロテクションが配置されているが従来のデュアルホーミングプロテクションは配置されていないリングネットワークと、リングネットワーク上の同一のアクセス装置RNC204に接続された2つのオフリングノードDおよびEとを含み、オフリングノードDは伝送構成要素dおよびAC側デュアルホーミング構成要素52を含み、伝送構成要素dおよびAC側デュアルホーミング構成要素52の両方は、オフリングノードDが属する装置エンティティ上の論理エンティティであり、オフリングノードEは、伝送構成要素eおよびAC側デュアルホーミング構成要素54を含み、伝送構成要素eおよびAC側デュアルホーミング構成要素54の両方は、オフリングノードEが属する装置エンティティ上の論理エンティティである。
【0079】
本実施環境は、基地局202、ネットワーク要素A、ネットワーク要素B、およびネットワーク要素Cをさらに含み、
基地局202は、アクセスリンク21を通してネットワーク要素Aに接続され、ネットワーク要素Aは、伝送リンク22を通してネットワーク要素Bに接続され、ネットワーク要素Aは、伝送リンク23を通してネットワーク要素Cに接続され、ネットワーク要素Bは、伝送リンク24および25を通してネットワーク要素Cに接続され、ネットワーク要素Bは、伝送リンク26を通してオフリングノードDに接続され、ネットワーク要素Cは、伝送リンク27を通してオフリングノードEに接続され、オフリングノードDは、伝送リンク28を通してオフリングノードEに接続され、オフリングノードDの伝送構成要素dはネットワーク側のリングネットワーク上で動作し、伝送構成要素dおよびアタッチメント回路(Attachment Circuit、AC)リンク29に接続されたAC側デュアルホーミング構成要素52はRNC204に接続され、オフリングノードEの伝送構成要素eはネットワーク側のリングネットワーク上で動作し、伝送構成要素eおよびACリンク20に接続されたAC側デュアルホーミング構成要素54はRNC204に接続される。AC側プロトコルチャネルは2つのAC側デュアルホーミング構成要素間に確立され、AC側プロトコルチャネルは一般に伝送リンク28
で搬送される。
【0080】
ネットワーク要素A、ネットワーク要素B、ネットワーク要素C、および3つのネットワーク要素間のリンクは、リングネットワークプロテクションが配置されたリングネットワークを形成し、ネットワーク要素Bは、ネットワーク要素C、オフリングノードD、オフリングノードE、および4つのネットワーク要素間のリンクは、リングネットワークプロテクションが配置されているが従来のデュアルホーミングプロテクションは配置されていない上記のリングネットワークを形成する。
【0081】
当然ながら、
図2に示すような実施環境とは異なり、オフリングノードDおよびオフリングノードEの伝送構成要素は、従来のオフリングノードの機能および本発明の実施形態におけるネットワーク保護方法の論理ステップの一部を達成するために用いられ、付加的に設けられたAC側デュアルホーミング構成要素は、本発明の実施形態におけるネットワーク保護方法の主論理ステップを実行するために用いられる。
【0082】
図6Aを参照して、本発明の別の実施形態により提供されるネットワーク保護方法の方法フローチャートを示す。本実施形態は、
図5に示すようにネットワーク保護方法が2つのオフリングノードのうちのいずれかに適用されることを例として示されている。ネットワーク保護方法は、
ローカル端の伝送構成要素を通して、他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するステップ601を含む。
【0083】
現在のオフリングノードは、ローカル端の伝送構成要素を通して、他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得する必要があり、サービス構成情報は、サービスデータの伝送情報およびオフリング情報を含み、MPLSネットワークでは、サービス構成情報は、トンネル(Tunnel)ラベルまたはPWラベルを含むことができる。すなわち、オフリングノードDの伝送構成要素dは、オフリングノードEの伝送構成要素eのサービス構成情報を取得する必要があり、オフリングノードEの伝送構成要素eは、オフリングノードDの伝送構成要素dのサービス構成情報を取得する必要がある。
【0084】
オフリングノードDがデフォルトの作業ノードである場合を例にとると、サービスデータはデフォルトでオフリングノードDにおいてリングから外れ、ネットワーク要素AはオフリングノードDの伝送構成要素とPWチャネルを確立し、オフリングノードEの伝送構成要素は予めオフリングノードDのサービス構成情報を取得する。
【0085】
具体的には、本ステップは、以下の2つの方法のうちのいずれかで実施することができる。
1)ローカル端の伝送構成要素が、他方のオフリングノードから他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得する。
【0086】
現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め設定されたチャネルが存在する場合には、現在のオフリングノードの伝送構成要素が、予め設定されたチャネルを通して他方のオフリングノードの伝送構成要素によって送信された他方のオフリングノードのサービス構成情報を受信し、予め設定されたチャネルは、現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め確立されたチャネルである。たとえば、予め設定されたチャネルは、オフリングノードDとオフリングノードEとの間に予め確立され、予め設定されたチャネルは一般に伝送リンク28
で搬送され、伝送構成要素dが、予め設定されたチャネルを通してサービス構成情報を伝送構成要素eに送信し、伝送構成要素eが、予め設定されたチャネルを通してオフリングノードDのサービス構成情報を受信し、伝送構成要素eもまた、予め設定されたチャネルを通してサービス構成情報を伝送構成要素dに送信し、伝送構成要素dが、予め設定されたチャネルを通してオフリングノードEのサービス構成情報を受信する。
【0087】
現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め設定されたチャネルが存在しない場合には、現在のオフリングノードの伝送構成要素が、リングネットワーク上のOAM機構の拡張メッセージを通して他方のオフリングノードの伝送構成要素によって送信された他方のオフリングノードのサービス構成情報を受信する。たとえば、伝送構成要素dは、リングネットワーク上のOAM機構の拡張メッセージを通してオフリングノードDのサービス構成情報を伝送構成要素eに送信し、伝送構成要素eは、拡張メッセージを通してオフリングノードDのサービス構成情報を受信し、伝送構成要素eは、リングネットワーク上のOAM機構の拡張メッセージを通してオフリングノードEのサービス構成情報を伝送構成要素dに送信し、伝送構成要素dは、拡張メッセージを通してオフリングノードEのサービス構成情報を受信する。
2)ローカル端の伝送構成要素が、リングネットワークのネットワーク管理システムから他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得する。
【0088】
他方のオフリングノードのサービス構成情報は、リングネットワーク内のネットワーク管理システム(図示せず)によって他方のオフリングノードに発行されるので、現在のオフリングノードの伝送構成要素はまた、リングネットワークのネットワーク管理システムから他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得することもできる。たとえば、オフリングノードDの伝送構成要素dにオフリングノードDのサービス構成情報を発行する際に、リングネットワーク内のネットワーク管理システムは、オフリングノードEの伝送構成要素eにもオフリングノードDのサービス構成情報を発行し、オフリングノードEの伝送構成要素eにオフリングノードEのサービス構成情報を発行する際に、リングネットワーク内のネットワーク管理システムは、オフリングノードDの伝送構成要素dにもオフリングノードEのサービス構成情報を発行する。
【0089】
ステップ602では、ローカル端の伝送構成要素を通してサービスデータが受信された場合に、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かが検出される。
【0090】
通常の状況下では、他方のオフリングノードにおいてリングから外れる必要があるサービスデータは、現在のオフリングノードを通過することなく、他方のオフリングノードに直接送信される。しかし、リングネットワーク上のリンクが故障した場合、または他方のオフリングノードが故障した場合には、リングネットワークの切り替えが発生し、他方のオフリングノードにおいてリングから外れる必要があるサービスデータは、送信される際に、現在のオフリングノードを通過し、この場合には、現在のオフリングノードの伝送構成要素は、サービスデータを受信すると、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出する。
【0091】
たとえば、サービスデータが、デフォルトでオフリングノードDにおいてリングから外れる必要がある場合には、通常の状況下では、サービスデータは、オフリング動作を実行するために経路A−>B−>Dを通ってオフリングノードDに送信される。しかし、ネットワーク要素BとオフリングノードDとの間の伝送リンク26、またはオフリングノードDが故障している場合には、ネットワーク要素B、ネットワーク要素C、オフリングノードD、オフリングノードE、および4つのネットワーク要素間のリンクによって形成されるリングネットワークにおいてリングネットワークの切り替えが発生し、この場合には、サービスデータは経路A−>B−>C−>E−>Dを通して伝送され、オフリングノードEの伝送構成要素eがサービスデータを受信し、サービスデータを受信すると、伝送構成要素eは、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出し、その検出結果が「はい」である場合には、サービスデータは、デフォルトでオフリングノードDにおいてリングから外れるサービスデータであることを示す。
【0092】
ステップ603では、ローカル端のAC側デュアルホーミング構成要素を通して、現在のオフリングノードとアクセス装置との間のアクセスリンクが故障しているか否かが検出され、および/または、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達可能であるか否かが検出される。
【0093】
現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は、現在のオフリングノードとアクセス装置との間のアクセスリンクが故障しているか否かを検出し、および/または、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達可能であるか否かをさらに検出する。他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達不可能である事例は、AC側デュアルホーミング構成要素自体の故障によって生じる可能性があり、2つのAC側デュアルホーミング構成要素間のAC側プロトコルチャネルの故障によっても生じる可能性がある。2つの故障検出の両方が行われてよく、または1つの検出のみが行われてもよい。2つの故障検出の両方が行われる場合を例にとると、すなわち、
オフリングノードEが現在のオフリングノードである場合には、オフリングノードEのAC側デュアルホーミング構成要素54は、ACリンク20が故障しているか否かを検出し、かつ、オフリングノードDのAC側デュアルホーミング構成要素52が到達可能か否かを検出し、
オフリングノードDが現在のオフリングノードである場合には、オフリングノードDのAC側デュアルホーミング構成要素52は、ACリンク29が故障しているか否かを検出し、かつ、オフリングノードEのAC側デュアルホーミング構成要素54が到達可能か否かを検出する。
【0094】
現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、現在のオフリングノードとアクセス装置との間のアクセスリンクが故障しているか否かを検出する場合には、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は、アクセスリンク上のAC故障検出機構を通して故障が発生しているか否かを検出することができる。
【0095】
現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達可能であるか否かを検出する場合には、以下の3つの方法のうちのいずれかで実施することができる。
1)現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、リングネットワーク上のOAM機構を通して、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達可能であるか否かを検出する。
【0096】
2つのAC側デュアルホーミング構成要素間のAC側プロトコルチャネルが伝送リンク28
で搬送されている場合に、リングネットワーク上のOAM機構は、一方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達不可能である場合には、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素に警報を発する。
2)現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、AC側チャネルが正常か否かを検出することにより、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達可能か否かを決定し、ここで、AC側チャネルは、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素と他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素との間に予め確立されたチャネルである。
【0097】
AC側チャネルが2つのAC側デュアルホーミング構成要素間に存在する場合には、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は、AC側チャネルが正常か否かを検出することにより、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達可能であるか否かを決定し、AC側チャネルが正常であれば、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は到達可能であると決定し、AC側チャネルが異常であれば、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は到達不可能であると決定する。AC側チャネルが異常である事例は、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素の故障により生じることがあり、またはAC側チャネルを
搬送する伝送リンクの故障により生じる可能性もある。
3)現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、AC側チャネルを通して他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素によって送信されたメッセージを受信することにより、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達可能であるか否かを決定し、ここで、AC側チャネルは、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素と他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素との間に予め確立されたチャネルである。
【0098】
AC側チャネルが2つのAC側デュアルホーミング構成要素間に存在する場合には、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素はまた、AC側チャネルを通して他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素によって送信されたメッセージを受信することにより、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達可能であるか否かを決定することができ、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素により周期的に送信された正常なメッセージを受信した場合には、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は到達可能であると決定し、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素により周期的に送信された正常なメッセージを受信しない場合には、または他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素により送信された異常なメッセージを受信した場合には、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は到達不可能であると決定する。たとえば、オフリングノードDのAC側デュアルホーミング構成要素52が、アクセスリンク29が故障していることを見いだすと、オフリングノードEのAC側デュアルホーミング構成要素54に異常なメッセージを送信することができ、オフリングノードEのAC側デュアルホーミング構成要素54は、異常なメッセージを受信すると、オフリングノードDのAC側デュアルホーミング構成要素52は到達不可能であると決定する。
【0099】
ステップ604では、サービスデータのオフリングポリシーが、ローカル端のAC側デュアルホーミング構成要素を通して決定される。
【0100】
現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は、サービスデータのオフリングポリシーを決定し、サービスデータは、現在のオフリングの伝送構成要素の検出結果が、ステップ602において、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するというものであるサービスデータである。送信ポリシーは、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行すること、および/または、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行することを含む。
【0101】
ステップ603は任意のステップであるので、そのステップを実行する実施は、具体的には以下の4つの方法を含むことができる。
1)現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素がサービスデータのオフリングポリシーを直接決定する。
【0102】
ステップ603が実行されない場合には、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、サービスデータのオフリングポリシーは、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行すること、および、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと直接決定する。この場合、RNCは同一のサービスデータの2つのコピーを受信することができ、RNCは1つのコピーを選択的に受信する、たとえば、最初に受信したサービスデータを記憶し、同じサービスデータを受信すると、それを廃棄する。
2)現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、アクセスリンクの故障検出結果に従ってサービスデータのオフリングポリシーを決定する。
【0103】
ステップ603において、アクセスリンクの故障検出が実行されさえすれば、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は、アクセスリンクの故障検出結果に従ってサービスデータのオフリングポリシーを決定する。
【0104】
検出の結果、アクセスリンクは故障していない場合には、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、サービスデータのオフリングポリシーは現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定する。
【0105】
検出の結果、アクセスリンクは故障している場合には、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、サービスデータのオフリングポリシーは他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定する。
3)現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素の故障検出結果に従ってサービスデータのオフリングポリシーを決定する。
【0106】
ステップ603において、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素の故障検出が実行されさえすれば、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は、他方のオフリングノードの故障検出結果に従ってサービスデータのオフリングポリシーを決定する。
【0107】
検出の結果、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素
は故障している場合には、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、サービスデータのオフリングポリシーは現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定する。
【0108】
検出の結果、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は故障していない場合には、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、サービスデータのオフリングポリシーは他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定する。
4)現在のオフリングノードは、2つの故障検出結果に従ってサービスデータのオフリングポリシーを決定する。
【0109】
2つの故障検出の両方がステップ603で実行される場合には、具体的に、
検出の結果、ローカル側のアクセスリンクは故障しており、かつ、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は到達可能である場合には、現在のオフリングノードが、オフリングポリシーは他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定し、
検出の結果、ホーム側のアクセスリンクは故障しておらず、かつ、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は到達不可能である場合には、現在のオフリングノードが、オフリングポリシーは現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定し、
検出の結果、ホーム側のアクセスリンクは故障しておらず、かつ、他方のオフリングノードは到達可能である場合には、
現在のオフリングノードが、オフリングポリシーは現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行すること、または、
他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行すること、または、
現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行すること、および他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定する。
【0110】
検出の結果、ホーム側のアクセスリンクは故障しており、かつ、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は到達不可能である場合には、サービスデータを送信することができない。
【0111】
デフォルトで他方のオフリングノードにおいてリングから外れており、他方のオフリングノードのサービス構成情報に従って現在のオフリングノードにより受信されたサービスデータの他に、他方のオフリングノードにおいてリングから外れており、そのサービス構成情報に従って現在のオフリングノードにより受信されたサービスデータもまた、本実施形態において決定されるオフリングポリシーに適用可能であることに留意されたい。
【0112】
ステップ603、ステップ601、およびステップ602における検出処理の実行順序は限定されないので、いくつかの実施形態では、主−待機関係がオフリングノードDとオフリングノードEとの間に導入され得ることにさらに留意する必要がある。すなわち、
ステップ603における故障検出処理の後に、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素と他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素との間の主−待機関係が故障検出結果に従って決定され、次に、ステップ604において、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、それが主構成要素であるか待機構成要素であるかに従ってオフリングポリシーを決定する。この場合には、ステップ603、ステップ601、およびステップ602における検出処理の実行順序は、互いに独立していてもよい。
【0113】
2つの故障検出の両方がステップ603で実行される場合を例にとると、主−待機関係を決定する処理は、以下を含むことができる。
他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達可能であり、かつアクセスリンクが故障していない場合には、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素は、デフォルトの主−待機関係に従って2つのAC側デュアルホーミング構成要素間の主−待機関係を決定し、たとえば、オフリングノードDのAC側デュアルホーミング構成要素52は、デフォルトでは主構成要素である。
【0114】
他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が到達不可能である場合には、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、主−待機関係は、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が主構成要素であり、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が待機構成要素であると決定し、たとえば、オフリングノードDのAC側デュアルホーミング構成要素52が到達不可能である場合には、オフリングノードEのAC側デュアルホーミング構成要素54が、主−待機関係は、オフリングノードEのAC側デュアルホーミング構成要素54が主構成要素であり、オフリングノードDのAC側デュアルホーミング構成要素52が待機構成要素であると決定する。
【0115】
現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素とアクセス装置との間のアクセスリンクが故障している場合には、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が、主−待機関係は、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が待機構成要素であり、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が主構成要素であると決定する。たとえば、ACリンク29が故障している場合には、オフリングノードDのAC側デュアルホーミング構成要素52が、主−待機関係は、オフリングノードEのAC側デュアルホーミング構成要素54が主構成要素であり、オフリングノードDのAC側デュアルホーミング構成要素52が待機構成要素であると決定する。
【0116】
2つのオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素間の主−待機関係は、ACプロトコルチャネルを通して切り替えられる。
【0117】
主−待機関係を決定した後、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素がオフリングポリシーを決定する処理は以下を含むことができる。
現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が主構成要素である場合には、オフリングポリシーは、現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行することに決定される。
【0118】
現在のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素が待機構成要素である場合には、オフリングポリシーは、他方のオフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通してサービスデータのオフリング動作を実行することに決定される。
【0119】
サービスデータ送信処理については、主−待機関係が導入された後で、
図6Bを参照して、いくつかの特定のシナリオに関連して以下で説明する。
【0120】
通常のシナリオでは、デフォルトで時計回り方向がリングネットワークにおける通常の動作方向であり、AC側デュアルホーミング構成要素52が主構成要素であり、この場合には、基地局202によりRNC204に送信されたサービスデータの伝送経路は、基地局202−>A−>B−>d−>構成要素52−>RNC204である。
【0121】
伝送リンク26の故障の場合には、AC側デュアルホーミング構成要素52が主構成要素となり、基地局202によりRNC204に送信されたサービスデータの伝送経路は、基地局202−>A−>B−>C−>e−>構成要素54−>構成要素52−>RNC204である。
【0122】
伝送構成要素dの故障の場合には、AC側デュアルホーミング構成要素52が依然として主構成要素であり、基地局202によりRNC204に送信されたサービスデータの伝送経路は、基地局202−>A−>B−>C−>e−>構成要素54−>構成要素52−>RNC204である。
【0123】
ACリンク29の故障の場合には、AC側デュアルホーミング構成要素52が待機構成要素であり、基地局202によりRNC204に送信されたサービスデータの伝送経路は、基地局202−>A−>B−>d−>構成要素52−>構成要素54−>RNC204である。
【0124】
まとめると、本実施形態によって提供されるネットワーク保護方法では、2つのオフリングノードの一方により他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得し、サービスデータを受信した場合に、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出し、検出結果が「はい」である場合には、サービスデータのオフリングポリシーを決定することによって、リングネットワークプロテクションとデュアルホーミングプロテクションとが共存する場合に、より長いホールドオフ時間を構成する必要があり、かつ、デュアルホーミングプロテクションはより多くのOAMリソースを消費する必要があるという問題が解決される。デュアルホーミングプロテクションを特別に設ける必要がなく、リングネットワークプロテクションのみを設ける必要がある場合には、デフォルトで反対端のオフリングノードにおいてオフリング動作が実行されるサービスデータを受信した時に自発的にオフリングポリシーを決定するリングネットワーク上の2つのオフリングノードによって、デュアルホーミングプロテクションと同様の保護効果を達成することができる。
【0125】
さらに、デュアルホーミングプロテクションを特別に配置する必要はなく、リングネットワークプロテクションのみを配置すればよいので、構成作業および保守作業が大幅に低減されるだけでなく、リングネットワークに基づく1組のOAMのみを動作させればよく、したがって非常に少ないOAMリソースが占有される。
【0126】
そして、各サービスのデータに対して主PWチャネルおよび待機PWチャネルの両方を確立する代わりに、1つのサービスのデータに対してただ1つのPWチャネルを確立すればよいので、送信リソースが節約される。
【0127】
さらに、一方のオフリングノードについて、オフリングノードの伝送構成要素が故障しているが、AC側デュアルホーミング構成要素は依然として正常に動作している場合には、サービスデータのオフリング動作は、オフリングノードのAC側デュアルホーミング構成要素を通して実行されてもよい。
【0128】
本発明の装置の実施形態を以下に説明するが、詳細に説明しない部分については、上述した対応する方法の実施形態を参照することができる。
【0129】
図7を参照すると、本発明の一実施形態により提供されるネットワーク保護装置の構造ブロック図を示す。ネットワーク保護装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはこれらの組み合わせを通してオフリングノードのすべてもしくは一部として実施することができ、オフリングノードは、リングネットワークプロテクションを備えたリングネットワーク上の同一のアクセス装置に接続された2つのオフリングノードのいずれであってもよく、本装置は、
他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するように構成された情報取得モジュール720と、
サービスデータを受信した場合に、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出するように構成されたデータ検出モジュール740と、
検出の結果、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致する場合には、サービスデータのオフリングポリシーが、
現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行すること、および/またはオフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定するように構成されたポリシー決定モジュール760とを含む。
【0130】
まとめると、本実施形態によって提供されるネットワーク保護方法では、2つのオフリングノードの一方により他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得し、サービスデータを受信した場合に、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出し、検出結果が「はい」である場合には、サービスデータのオフリングポリシーを決定することによって、リングネットワークプロテクションとデュアルホーミングプロテクションとが共存する場合に、より長いホールドオフ時間を構成する必要があり、かつ、デュアルホーミングプロテクションはより多くのOAMリソースを消費する必要があるという問題が解決される。デュアルホーミングプロテクションを特別に設ける必要がなく、リングネットワークプロテクションのみを設ける必要がある場合には、反対端のオフリングノードのサービスデータを受信した時に自発的にオフリングポリシーを決定するリングネットワーク上の2つのオフリングノードによって、デュアルホーミングプロテクションと同様の保護効果を達成することができる。さらに、デュアルホーミングプロテクションを特別に配置する必要はなく、リングネットワークプロテクションのみを配置すればよいので、リングネットワークに基づく1組のOAMのみを動作させればよく、したがって非常に少ないOAMリソースが占有される。一方、各サービスのデータに対して主PWチャネルおよび待機PWチャネルの両方を確立する代わりに、1つのサービスのデータに対してただ1つのPWチャネルを確立すればよいので、送信リソースが節約される。
【0131】
図8を参照すると、本発明の別の実施形態により提供されるネットワーク保護装置の構造ブロック図を示す。ネットワーク保護装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはこれらの組み合わせを通してオフリングノードのすべてもしくは一部として実施することができ、オフリングノードは、リングネットワークプロテクションを備えたリングネットワーク上の同一のアクセス装置に接続された2つのオフリングノードのいずれであってもよく、本装置は、
他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するように構成された情報取得モジュール720と、
サービスデータを受信した場合に、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出するように構成されたデータ検出モジュール740と、
検出の結果、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致する場合には、サービスデータのオフリングポリシーが、
現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行すること、および/またはオフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定するように構成されたポリシー決定モジュール760とを含む。
【0132】
さらに、情報取得モジュール720は、第1の取得部または第2の取得部を含み、
第1の取得部は、他方のオフリングノードから他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するように構成され、
第2の取得部は、リングネットワークのネットワーク管理システムから他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するように構成される。
【0133】
具体的には、第1の取得部は、
予め設定されたチャネルを通して他方のオフリングノードにより送信された他方のオフリングノードのサービス構成情報を受信し、予め設定されたチャネルは、現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め確立されたチャネルである、ように構成され、または、
リングネットワーク上の運用管理および保守(OAM)機構の拡張メッセージを通して他方のオフリングノードによって送信された他方のオフリングノードのサービス構成情報を受信するように構成される。
【0134】
ネットワーク保護装置は、リンク検出モジュール752をさらに含み、
リンク検出モジュール752は、現在のオフリングノードとアクセス装置との間のアクセスリンクが故障しているか否かを検出するようにさらに構成され、
ポリシー決定モジュール760は、リンク検出モジュール752の検出結果が、アクセスリンクが故障していないというものである場合には、サービスデータのオフリングポリシーが現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定することを実行するように構成される。
【0135】
ポリシー決定モジュール760は、リンク検出モジュール752の検出結果が、アクセスリンクは故障しているというものである場合には、オフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信するようにさらに構成される。
【0136】
ネットワーク保護装置は、反対端検出モジュール754をさらに含み、
反対端検出モジュール754は、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを検出するように構成され、
ポリシー決定モジュール760は、反対端検出モジュール754の検出結果が、他方のオフリングノードは到達可能であるというものである場合には、オフリングポリシーがオフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定することを実行するように構成される。
【0137】
反対端検出モジュール754は、
リングネットワーク上の運用管理および保守(OAM)機構を通して、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを検出するように構成され、または、
予め設定されたチャネルが正常か否かを検出することによって、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを決定し、予め設定されたチャネルは、現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め確立されたチャネルである、ように構成され、または、
予め設定されたチャネルを通して他方のオフリングノードにより送信されたメッセージを受信することによって、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを決定し、予め設定されたチャネルは、現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め確立されたチャネルである、ように構成される。
【0138】
まとめると、本実施形態によって提供されるネットワーク保護装置によれば、2つのオフリングノードの一方により他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得し、サービスデータを受信した場合に、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出し、検出結果が「はい」である場合には、サービスデータのオフリングポリシーを決定することによって、リングネットワークプロテクションとデュアルホーミングプロテクションとが共存する場合に、より長いホールドオフ時間を構成する必要があり、かつ、デュアルホーミングプロテクションはより多くのOAMリソースを消費する必要があるという問題が解決される。デュアルホーミングプロテクションを特別に設ける必要がなく、リングネットワークプロテクションのみを設ける必要がある場合には、デフォルトで反対端のオフリングノードにおいてオフリング動作が実行されるサービスデータを受信した時に自発的にオフリングポリシーを決定するリングネットワーク上の2つのオフリングノードによって、デュアルホーミングプロテクションと同様の保護効果を達成することができる。
【0139】
さらに、デュアルホーミングプロテクションを特別に配置する必要はなく、リングネットワークプロテクションのみを配置すればよいので、構成作業および保守作業が大幅に低減されるだけでなく、リングネットワークに基づく1組のOAMのみを動作させればよく、したがって非常に少ないOAMリソースが占有される。
【0140】
そして、各サービスのデータに対して主PWチャネルおよび待機PWチャネルの両方を確立する代わりに、1つのサービスのデータに対してただ1つのPWチャネルを確立すればよいので、送信リソースが節約される。
【0141】
さらに、異なる実施形態では、リンク検出モジュールおよび反対端検出モジュールが存在しなくてよく、1つのみを含んでもよく、または2つを含んでもよく、2つのモジュールが多くを含むほどネットワーク側の制御論理がより複雑になるが、より冗長なサービスデータを送信することができ、2つのモジュールが少なく含むほど、ネットワーク側の制御論理がより単純になるが、冗長性のより少ないサービスデータを送信することができる。特定の実施では、異なる実施環境およびネットワーク側の計算能力に従って、異なるポリシーを採用することができる。
【0142】
図9を参照すると、本発明の一実施形態により提供されるオフリングノードの構造ブロック図を示す。オフリングノードは、リングネットワークプロテクションを備えたリングネットワーク上の同一のアクセス装置に接続された2つのオフリングノードのうちのいずれかである。オフリングノードは、プロセッサ920、メモリ940、送信器960、および受信器980を含む。
【0143】
プロセッサ920は、受信器980を通して他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するように構成され、
プロセッサ920は、受信器980がサービスデータを受信すると、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出するようにさらに構成され、
プロセッサ920は、検出結果が、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するというものである場合には、サービスデータのオフリングポリシーが、
現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行すること、および/またはオフリング動作を実行するために送信器960を通して他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定するようにさらに構成される。
【0144】
まとめると、本実施形態によって提供されるオフリングノードによれば、2つのオフリングノードの一方により他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得し、サービスデータを受信した場合に、サービスデータ
で搬送されたサービス構成情報が他方のオフリングノードのサービス構成情報と一致するか否かを検出し、検出結果が「はい」である場合には、サービスデータのオフリングポリシーを決定することによって、リングネットワークプロテクションとデュアルホーミングプロテクションとが共存する場合に、より長いホールドオフ時間を構成する必要があり、かつ、デュアルホーミングプロテクションはより多くのOAMリソースを消費する必要があるという問題が解決される。デュアルホーミングプロテクションを特別に設ける必要がなく、リングネットワークプロテクションのみを設ける必要がある場合には、デフォルトで反対端のオフリングノードにおいてオフリング動作が実行されるサービスデータを受信した時に自発的にオフリングポリシーを決定するリングネットワーク上の2つのオフリングノードによって、デュアルホーミングプロテクションと同様の保護効果を達成することができる。
【0145】
さらに、デュアルホーミングプロテクションを特別に配置する必要はなく、リングネットワークプロテクションのみを配置すればよいので、構成作業および保守作業が大幅に低減されるだけでなく、リングネットワークに基づく1組のOAMのみを動作させればよく、したがって非常に少ないOAMリソースが占有される。
【0146】
図9に示す実施形態に基づいて提供される、より好適な実施形態では、プロセッサは、
他方のオフリングノードから他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するように、または、
リングネットワークのネットワーク管理システムから他方のオフリングノードのサービス構成情報を取得するようにさらに構成される。
【0147】
図9に示す実施形態に基づいて提供される、より好適な実施形態では、プロセッサは、予め設定されたチャネルを通して他方のオフリングノードにより送信された他方のオフリングノードのサービス構成情報を受信し、予め設定されたチャネルは、現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め確立されたチャネルである、ように構成され、または、
リングネットワーク上の運用管理および保守(OAM)機構の拡張メッセージを通して他方のオフリングノードによって送信された他方のオフリングノードのサービス構成情報を受信するようにさらに構成される。
【0148】
図9に示す実施形態に基づいて提供される、より好適な実施形態では、サービスデータのオフリングポリシーが現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定する場合には、サービスデータのオフリングポリシーが現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定するよりも前に、プロセッサは、
現在のオフリングノードとアクセス装置との間のアクセスリンクが故障しているか否かを検出し、
検出の結果、アクセスリンクは故障していない場合には、サービスデータのオフリングポリシーが現在のオフリングノードにおいてサービスデータのオフリング動作を実行することを含むと決定することを実行するようにさらに構成される。
【0149】
図9に示す実施形態に基づいて提供される、より好適な実施形態では、プロセッサは、検出結果が、アクセスリンクは故障しているというものである場合には、オフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信するようにさらに構成される。
【0150】
図9に示す実施形態に基づいて提供される、より好適な実施形態では、サービスデータのオフリングポリシーがオフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定する場合には、サービスデータのオフリングポリシーがオフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定するよりも前に、プロセッサは、
他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを検出し、
検出の結果、他方のオフリングノードは到達可能である場合には、オフリングポリシーがオフリング動作を実行するために他方のオフリングノードにサービスデータを送信することを含むと決定することを実行するようにさらに構成される。
【0151】
図9に示す実施形態に基づいて提供される、より好適な実施形態では、プロセッサは、
リングネットワーク上の運用管理および保守(OAM)機構を通して、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを検出するようにさらに構成され、または、
予め設定されたチャネルが正常か否かを検出することによって、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを決定し、予め設定されたチャネルは、現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め確立されたチャネルである、ようにさらに構成され、または、
予め設定されたチャネルを通して他方のオフリングノードにより送信されたメッセージを受信することによって、他方のオフリングノードが到達可能であるか否かを決定し、予め設定されたチャネルは、現在のオフリングノードと他方のオフリングノードとの間に予め確立されたチャネルである、ようにさらに構成される。
【0152】
本発明の別の実施形態では、ネットワークシステムがさらに提供される。ネットワークシステムは、リングネットワークプロテクションを備えたリングネットワークと、リングネットワーク上の同一のアクセス装置に接続された2つのオフリングノードとを含み、
オフリングノードは、
図7に示す実施形態および
図8に示す実施形態により提供されるネットワーク保護装置を含む。
【0153】
あるいは、オフリングノードは、
図9に示す実施形態、および
図9に示す実施形態に基づいて提供される、より好適な実施形態により提供されるオフリングノードである。
【0154】
本発明の上記の実施形態の順序番号は、実施形態の優先度を表すのではなく、単に説明のために用いられるにすぎない。
【0155】
当業者であれば、上述した実施形態のステップの全部または一部が、ハードウェアによって実現されてよく、関連するハードウェアに命令するプログラムによって実現されてもよいことを理解できるであろう。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができ、上記の記憶媒体は、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク、または光ディスクなどであってよい。
【0156】
以上の説明は、本発明を限定するものではなく、単なる本発明の好適な実施形態にすぎない。本発明
の原理内で成されたいかなる修正、等価な置換、および改良等も本発明の保護範囲に含まれるものとする。