(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記組み合わせ状態において、前記第1方向とは反対向きの方向を第2方向といい、前記ケーブルから前記ソケットコンタクトへ向かう方向を第4方向といい、前記第1方向及び前記第4方向に直交する方向を第3方向という場合に、
前記第1方向に隣接する前記視認用窓は、前記第3方向にずれて配置している、
請求項1に記載のソケットコネクタのソケットハウジング。
【発明を実施するための形態】
【0017】
〔第1実施形態〕
以下に、本発明の第1実施形態のソケットハウジングを備えるソケットコネクタ及びベースハウジングを備えるベースコネクタについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るソケットハウジング10を有するソケットコネクタ2と、ベースハウジング60を有するベースコネクタ3とを組み合わせた状態で、ソケットコネクタ2の側から視た斜視図である。
図2は、
図1に示す状態をベースコネクタ3の側から視た斜視図である。
図3は、ソケットコンタクト50とベースコンタクト80とが接続された状態を示す斜視図である。
図4は、ベースコネクタ3を上方から視た斜視図である。
図5は、ベースコネクタ3の平面図である。
図6は、ベースコネクタ3を下方から視た斜視図である。
図7は、ベースコネクタ3の側面図である。
【0018】
図8は、ベースコンタクト80の斜視図である。
図9は、ソケットコネクタ2を上方から視た斜視図である。
図10は、ソケットコネクタ2の平面図である。
図11は、ソケットコネクタ2の背面図である。
図12は、ソケットコネクタ2を下方から視た斜視図である。
図13は、ソケットコネクタ2の底面図である。
図14は、上段のソケットコンタクト50aを通るようにソケットコネクタ2を切断した縦断面図である。
図15は、下段のソケットコンタクト50bを通るようにソケットコネクタ2を切断した縦断面図である。
図16は、仮想的にケーブル5を省略して示すソケットコネクタ2の部分斜視図である。
図17は、ソケットコンタクト50を上方から視た斜視図である。
図18は、ソケットコンタクト50を下方から視た斜視図である。
【0019】
図1〜
図8に示すように、第1実施形態に係るベースコネクタ3は、ベースハウジング60とベースコンタクト80とを備える。ベースコネクタ3は、不図示の回路基板に固定されている。
図1〜
図3、
図9〜
図18に示すように、第1実施形態に係るソケットコネクタ2は、ベースハウジング60と組み合わせられる(嵌合又は接続される)ソケットハウジング10と、組み合わせ状態においてベースコンタクト80と電気的に接続される複数のソケットコンタクト50と、複数のソケットコンタクト50にそれぞれ接続される複数のケーブル5と、を備える。
【0020】
なお、ソケットコネクタ2とベースコネクタ3とが組み合わされた
図1及び
図2に示す状態を「組み合わせ状態」という。また、前記組み合わせ状態において、ソケットコネクタ2からベースコネクタ3に向かう方向を「第1方向D1」といい、第1方向D1とは反対向きの方向を「第2方向D2」といい、ケーブル5からソケットコンタクト50へ向かう方向を「第4方向D4」といい、第4方向D4とは反対向きの方向を「第5方向D5」といい、第1方向D1及び第4方向D4に直交する方向を「第3方向D3」という。
【0021】
次に、ベースコネクタ3について詳細に説明する。ベースコネクタ3は、不図示の回路基板に固定されるコネクタである。
図1〜
図8に示すように、ベースコネクタ3は、合成樹脂からなるベースハウジング60と、複数のベースコンタクト80とを備えている。ベースハウジング60は、平面視で(第1方向D1に視た場合に)略矩形状のベースハウジング基部61と、壁部62,63と、を備えている。壁部62,63は、略矩形状のベースハウジング基部61の4辺のうちの3辺から立設しており、平面視で「コ」の字状である。
【0022】
ベースハウジング基部61は、ベースハウジング基部上段部61aとベースハウジング基部下段部61bとを有する。ベースハウジング基部上段部61a及びベースハウジング基部下段部61bは、第3方向D3に平行に延びている。ベースハウジング基部上段部61aは、ベースハウジング基部下段部61bに対して第4方向D4の側に配置している。ベースハウジング基部上段部61aの上面は、ベースハウジング基部下段部61bの上面に対して上方にずれて段違いになっている。
【0023】
前記「コ」の字状の壁部は、第3方向D3に延びるベースハウジング背壁部62と、第3方向D3に離間し且つ第4方向D4に延びる一対のベースハウジング側壁部63,63と、を備える。「コ」の字状の壁部62,63は、前側(第5方向D5の側)に開放している。
ベースハウジング基部61及び「コ」の字状の壁部62,63によって、収容空間が形成される。収容空間は、第2方向D2の側及び第5方向D5の側が開放している。組み合わせ状態において、収容空間には、ソケットハウジング10における第1方向D1の側の大部分が収容される。
【0024】
ベースハウジング側壁部63における第3方向D3の外側には、ロック係合部64が設けられている。ロック係合部64は、第3方向D3の内側に向けて凹んだ凹部からなる。ロック係合部64は、組み合わせ状態においてソケットコネクタ2のロック部14(詳細は後述)と係合する。
【0025】
ベースハウジング側壁部63における第3方向D3の内側には、リブ係合部65が設けられている。リブ係合部65は、第2方向D2に直線状に延びており、第3方向D3の内側及び第2方向D2の側に開放している。リブ係合部65は、組み合わせ状態においてソケットコネクタ2の抜け防止リブ15(詳細は後述)と係合する。
【0026】
図4及び
図5に示すように、ベースコンタクト80が第3方向D3に配列して、ベースコンタクト群81a,81bを形成している。ベースコンタクト群81aを形成するベースコンタクト80及びベースコンタクト群81bを形成するベースコンタクト80を、それぞれベースコンタクト80a及びベースコンタクト80bともいう。ベースコンタクト群81a,81bは、第1方向D1に複数列配列している。第1方向D1に隣接するベースコンタクト群81a,81bは、第3方向D3にずれて配置している。第1方向D1に隣接するベースコンタクト群81a,81bにおける各ベースコンタクト80a,80bは、第1方向D1に視たときに、重ならないように配置している。第3方向D3に隣接するベースコンタクト80a,80bは、第4方向D4にずれて配置している。
つまり、複数のベースコンタクト80は、第4方向D4に視たときに千鳥状に配列しており、また、第1方向D1に視たときに千鳥状に配列している。
【0027】
ベースハウジング基部上段部61a及びベースハウジング基部下段部61bそれぞれにおいて、コンタクト間リブ66は、第3方向D3に隣接するベースコンタクト80の間に配置される。コンタクト間リブ66は、ベースハウジング背壁部62に連続しており、第5方向D5に延出している。
こじり防止リブ67は、コンタクト間リブ66と第3方向D3に並列しており、コンタクト間リブ66よりも第3方向D3の外側に配置している。こじり防止リブ67は、ベースコンタクト80とほぼ同じ大きさであるか又はベースコンタクト80よりも大きい大きさを有しており、これにより、ソケットコネクタ2とベースコネクタ3とのこじり(噛み込み)を抑制している。
【0028】
図8に示すように、ベースコンタクト80は、導電性の金属板にプレス成形加工(例えば、打ち抜き加工、折り曲げ加工)などが施されて、所定形状の一体物として構成される。ベースコンタクト80は、第2方向D2及び第5方向D5に延びるソケット側接続部82と、ベースハウジング背壁部62から第4方向D4の側に突出する基板側接続部83と、を備える。
【0029】
ソケット側接続部82の第5方向D5の側の前側端部82aは、板状部材が折り曲げられて形成されており、丸みを帯びている。ソケット側接続部82の第2方向D2の側の上側端部82bは、つぶし加工を施されており、丸みを帯びている。
ソケット側接続部82は、組み合わせ状態において、ソケットコネクタ2のソケットコンタクト50と電気的に接続する。基板側接続部83は、不図示の回路基板における配線などに電気的に接続されると共に、半田付けなどにより回路基板に機械的に固定される。
【0030】
次に、ソケットコネクタ2について詳細に説明する。
図1〜
図3及び
図9〜
図18に示すように、ソケットコネクタ2は、ソケットハウジング10と、ソケットコンタクト50と、ケーブル5とを備える。
ソケットハウジング10は、合成樹脂からなり、全体視で略直方体形状を有している。ソケットハウジング10は、ケーブル5が接続されたソケットコンタクト50が配置されるソケットコンタクト配置部20を備える。ソケットコンタクト配置部20は、第1方向D1に複数(2列)配列している。上段及び下段のソケットコンタクト配置部20を、それぞれソケットコンタクト配置部20a及びソケットコンタクト配置部20bともいう。
【0031】
ソケットコンタクト配置部20a及びソケットコンタクト配置部20bに配置されたソケットコンタクト50を、それぞれソケットコンタクト50a及びソケットコンタクト50bともいう。ソケットコンタクト50a及びソケットコンタクト50bに接続されたケーブル5を、それぞれケーブル5a及びケーブル5bともいう。
【0032】
第1方向D1に隣接するソケットコンタクト配置部20a,20bは、第3方向D3にずれて配置している。第3方向D3に隣接するソケットコンタクト配置部20a,20bは、第4方向D4にずれて配置している。
【0033】
ソケットコンタクト配置部20は、視認用窓25a,25b(
図10,
図11参照)と、ランス係合部12(
図14,
図15参照)を備える。視認用窓25a,25bは、それぞれ、ケーブル5a,5bが接続されたソケットコンタクト50a,50bがソケットコンタクト配置部20a,20bの正常位置に配置しているか否かを視認するための窓(開孔)である。上段の視認用窓25aよりも第5方向D5の側には、視認用窓25aよりも大きく開口した上段開放部24が設けられている。
【0034】
図10に示すように、ケーブル5が接続されたソケットコンタクト50がソケットコンタクト配置部20の正常位置に配置している状態において、ソケットコンタクト50における第5方向D5の側の端部は、視認用窓25に配置される。
図10において最も左側で上段のケーブル5a及びソケットコンタクト50aは、ソケットコンタクト配置部20aに半挿入状態となっており、正常位置には配置していない。そのため、ソケットコンタクト50における第5方向D5の側の端部は、視認用窓25aから外れている(上段開放部24に配置している)。
【0035】
また、
図10において最も右側で下段のケーブル5b及びソケットコンタクト50bは、ソケットコンタクト配置部20bに半挿入状態となっており、正常位置には配置していない。そのため、ソケットコンタクト50における第5方向D5の側の端部は、視認用窓25aから外れている(ソケットハウジング10における第5方向D5の側の端面よりも第5方向D5の側に配置している)。
【0036】
ケーブル5a,5bが接続されたソケットコンタクト50a,50bは、第3方向D3に配列して、ソケットコンタクト群51a,51bを形成している。ソケットコンタクト群51a,51bは、第1方向D1に複数列配列している。第1方向D1に隣接するソケットコンタクト群51a,51bは、第3方向D3にずれて配置している。
【0037】
第1方向D1に隣接するソケットコンタクト群51a,51bにおける各ソケットコンタクト50a,50bは、第1方向D1に視たときに、重ならないように配置している。第3方向D3に隣接するソケットコンタクト50a,50bは、第4方向D4にずれて配置している。
つまり、
図10及び
図11に示すように、複数のソケットコンタクト50は、第4方向D4に視たときに千鳥状に配列しており、また、第1方向D1に視たときに千鳥状に配列している。
【0038】
視認用窓25a,25bは、第1方向D1に複数列配列している。第1方向D1に隣接する視認用窓25a,25bは、第3方向D3にずれて配置している。第3方向D3に隣接する視認用窓25a,25bは、第4方向D4にずれている。第3方向D3に隣接する視認用窓25a,25bは、第1方向D1に視たときに、重ならないように配置している。
つまり、
図10及び
図11に示すように、複数の視認用窓25は、第4方向D4に視たときに千鳥状に配列しており、また、第1方向D1に視たときに千鳥状に配列している。
【0039】
図14,
図15に示すように、ランス係合部12は、ソケットコンタクト配置部20の内部に設けられ、第1方向D1及び第4方向D4に突出している。ランス係合部12は、ソケットコンタクト配置部20に配置されたソケットコンタクト50のランス54(詳細は後述)と係合し、第5方向D5へのソケットコンタクト50の抜けを抑制する。
【0040】
図12,
図13に示すように、ソケットハウジング10における第3方向D3の外側それぞれには、ロック部14,14が設けられている。ロック部14は、組み合わせ状態においてベースコネクタ3のロック係合部64に係合する。
ソケットハウジング10における第3方向D3の外側には、それぞれ抜け防止リブ15が設けられている。抜け防止リブ15は、第1方向D1に延びており、第3方向D3の外側に突出している。抜け防止リブ15は、組み合わせ状態においてベースコネクタ3のリブ係合部65に係合する。
【0041】
ソケットハウジング10のソケットハウジング基部上段部11a及びソケットハウジング基部下段部11bにおける第1方向D1の側であって第4方向D4の側には、リブ逃げ部16及びリブ逃げ部17が設けられている。リブ逃げ部16は、組み合わせ状態においてベースコネクタ3のコンタクト間リブ66に対応する位置に設けられており、コンタクト間リブ66の当たり逃げとして機能する。リブ逃げ部17は、組み合わせ状態においてベースコネクタ3のこじり防止リブ67に対応する位置に設けられており、こじり防止リブ67の当たり逃げとして機能する。
【0042】
次に、ソケットコンタクト50について詳述する。
図17及び
図18に示すように、ソケットコンタクト50は、ソケットコンタクト基部52と、一対のソケットコンタクト挟持片53と、ランス54と、を備える。ソケットコンタクト基部52は、ケーブル5を締結する。一対のソケットコンタクト挟持片53は、第3方向D3に対向しており、
図3に示すように、組み合わせ状態においてベースコネクタ3のベースコンタクト80のソケット側接続部82を挟持して、電気的及び機械的に接続される。ランス54は、第2方向D2に延出している。
【0043】
図18に示すように、ソケットコンタクト挟持片53の第4方向D4の側の前側端部53aは、第4方向D4に拡がるように丸みを帯びている。ソケットコンタクト挟持片53の第1方向D1の側の下側端部53bは、つぶし加工を施されており、丸みを帯びている。
【0044】
前述の構成を有するソケットコネクタ2とベースコネクタ3とは、次のように組み合わされ、
図1、
図2に示すソケット−ベースコネクタ対1が形成される。
ベースコネクタ3を下に配置すると共にソケットコネクタ2を上に配置した状態において、ソケットコネクタ2を第1方向D1へ移動させる。ベースコンタクト80にソケットコンタクト50を接続させると共に、コンタクト間リブ66をリブ逃げ部16に挿入させ、こじり防止リブ67をリブ逃げ部17に挿入させ、ロック係合部64にロック部14を係合させ、リブ係合部65に抜け防止リブ15を係合させる。
【0045】
これにより、ソケット−ベースコネクタ対1が形成され、組み合わせ状態が保持される。例えば、ロック部14とロック係合部64との係合により、第2方向D2へのソケットコネクタ2の抜けが防止される。抜け防止リブ15とリブ係合部65との係合により、第5方向D5へのソケットコネクタ2の抜けが防止される。
【0046】
以上の構成を有する第1実施形態のソケットコネクタ2によれば、以下の効果が奏される。
第1実施形態のソケットコネクタ2においては、ソケットコンタクト配置部20は、ケーブル5が接続されたソケットコンタクト50がソケットコンタクト配置部20の正常位置に配置しているか否かを視認するための視認用窓25a,25bを備える。そのため、視認用窓25a,25bを利用して、ソケットコンタクト50がソケットコンタクト配置部20の正常位置に配置しているか否かを目視にて、簡便に検出することができる。
【0047】
また、第1実施形態のソケットコネクタ2においては、ケーブル5が接続されたソケットコンタクト50がソケットコンタクト配置部20の正常位置に配置している状態において、ソケットコンタクト50における第5方向D5の側の端部は、視認用窓25に配置される。そのため、目視によって識別が容易なソケットコンタクト50における第5方向D5の側の端部を利用して、ソケットコンタクト50がソケットコンタクト配置部20の正常位置に配置しているか否かを目視にて、容易に検出することができる。
【0048】
また、第1実施形態のソケットコネクタ2においては、視認用窓25a,25bは、第1方向D1に複数配列している。第1方向D1に隣接する視認用窓25a,25bは、第3方向D3にずれて配置している。そのため、上段の視認用窓25a及び下段の視認用窓25bを目視で同時に確認することが容易である。
【0049】
また、第1実施形態のソケットコネクタ2においては、第3方向D3に隣接する視認用窓25a,25bは、第4方向D4にずれて配置している。そのため、前記効果を更に向上させることができる。
【0050】
また、第1実施形態のソケットコネクタ2においては、ソケットコンタクト群51a,51bは、第1方向D1に複数列配列している。第1方向D1に隣接するソケットコンタクト群51a,51bは、第3方向D3にずれて配置している。第3方向D3に隣接するソケットコンタクト50a,50bは、第4方向D4にずれて配置している。そのため、隣接するソケットコンタクト50における沿面距離を多く確保することができる。
【0051】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態のソケットハウジングを備えるソケットコネクタ及びベースハウジングを備えるベースコネクタについて、図面を参照しながら説明する。
図19は、本発明の第2実施形態に係るソケットコネクタ2Aとベースコネクタ3Aとを組み合わせた状態で、ソケットコネクタ2Aの側から視た斜視図である(
図1対応図)。
図20は、
図19に示す状態をベースコネクタ3Aの側から視た斜視図である(
図2対応図)。
図21は、ベースコネクタ3Aを上方から視た斜視図である(
図4対応図)。
図22は、ベースコネクタ3Aの側面図である(
図7対応図)。
図23は、ソケットコネクタ2Aの平面図である(
図10対応図)。
図24は、ソケットコネクタ2Aの背面図である(
図11対応図)。
図25は、ソケットコネクタ2Aを下方から視た斜視図である(
図12対応図)。
【0052】
第2実施形態は、第1実施形態と比べて主に、ベースコネクタ3Aに対するソケットコネクタ2Aの嵌合方向が異なる。具体的には、第1実施形態においては、ベースコネクタ3に対して、ソケットコネクタ2は第1方向D1に移動して嵌合する。一方、第2実施形態においては、ベースコネクタ3Aに対して、ソケットコネクタ2Aは第4方向D4に移動して嵌合する。第2実施形態は、第1実施形態と比べて嵌合方向の相違に起因して、異なる構成を有する。しかし、第2実施形態について特に説明しない点については、第1実施形態についての説明が適宜援用される。第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
【0053】
第2実施形態においては、ベースコネクタ3Aは、ベースハウジング天壁部68を有する。ベースハウジング天壁部68は、「コ」の字状の壁部を形成するベースハウジング背壁部62及び一対のベースハウジング側壁部63,63の上端部を覆うように、設けられる。つまり、ベースハウジング基部61、「コ」の字状の壁部62,63、及びベースハウジング天壁部68によって、収容空間が形成される。収容空間は、第5方向D5の側が開放している。組み合わせ状態において、収容空間には、ソケットハウジング10Aにおける第4方向D4の側の大部分が収容される。
ソケットコネクタ2Aのロック部14Aの構成、ベースコネクタ3Aのロック係合部64Aの構成は、ベースコネクタ3Aに対するソケットコネクタ2Aの嵌合方向に対応した構成となっている。
【0054】
図21に示すように、ベースハウジング60のベースハウジング側壁部63は、補強タブ7の基端側の被保持片部72(後述)を挟持して保持する固定部材保持部69を備える。固定部材保持部69は、ベースハウジング側壁部63の下部から第2方向D2に延びるように凹んでいる。
【0055】
補強タブ7は、金属材料からなる矩形の板状部材から形成され、補強金具などとも呼ばれる。補強タブ7は、固定片部71と、被保持片部72とを備え、略L字形状を有する。固定片部71は、ベースコネクタ3Aを回路基板の実装面(不図示)に固定する際に半田付けにより結合される。被保持片部72は、ベースハウジング60の固定部材保持部69に挟持されて保持される。これにより、補強タブ7は、ベースハウジング60に連結されると共に、ベースハウジング60を回路基板の実装面に固定する。
【0056】
ロック部14Aは、第4方向D4に延びるフック部31と、第5方向D5に延びる力点部32と、フック部31と力点部32の間に位置し且つソケットハウジング10の側壁に連接される支点部33と、を備える。ロック部14Aは、支点部33を中心にフック部31及び力点部32が回動可能に構成されている。力点部32を第3方向D3の内側に押圧すると、支点部33を中心に、フック部31は第3方向D3の外側に開く。フック部31の第4方向D4の先端部は、第3方向D3の内側に突出する係合突起を形成している。
【0057】
ベースコンタクト80及びソケットコンタクト50は、嵌合方向が異なる第1実施形態と第2実施形態とで、共通することができる。具体的には、前述した通り、ベースコンタクト80においては、ソケット側接続部82の前側端部82a及び上側端部82bは、いずれも丸みを帯びている。また、ソケットコンタクト50においては、ソケットコンタクト挟持片53の前側端部53a及び下側端部53bは、丸みを帯びている。そのため、このベースコンタクト80及びソケットコンタクト50は、第1方向D1に嵌合させる第1実施形態及び第4方向D4に嵌合させる第4実施形態のいずれにおいても、適用することができる。
【0058】
なお、ベースコンタクト80及びソケットコンタクト50の機能に大きな影響を与えない範囲で、第1実施形態用のベースコンタクト80及びソケットコンタクト50の構成と、第2実施形態用のベースコンタクト80及びソケットコンタクト50の構成とを、異ならせることができる。
【0059】
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態のソケットハウジングを備えるソケットコネクタ及びベースハウジングを備えるベースコネクタについて、図面を参照しながら説明する。
図26は、本発明の第3実施形態に係るソケットコネクタ2Aとベースコネクタ3Aとを組み合わせた状態で、ソケットコネクタ2Aの側から視た斜視図である(
図19対応図)。
図27は、
図26に示す状態をベースコネクタ3Aの側から視た斜視図である(
図20対応図)。
図28は、ベースコネクタ3Aを上方から視た斜視図である(
図21対応図)。
図29は、ベースコネクタ3Aの側面図である(
図22対応図)。
図30は、ソケットコネクタ2Aの平面図である(
図23対応図)。
図31は、ソケットコネクタ2Aの背面図である(
図24対応図)。
図32は、ソケットコネクタ2Aを下方から視た斜視図である(
図25対応図)。
図33は、第3実施形態における補強タブ7の斜視図である。
【0060】
第3実施形態は、第2実施形態と比べて主に、ベースコンタクト80及びソケットコンタクト50の個数が異なる。しかし、第3実施形態について特に説明しない点については、第2実施形態についての説明が適宜援用される。第3実施形態においても、第2実施形態と同様の効果を奏する。
【0061】
第2実施形態においては、ベースコネクタ3Aにおけるベースコンタクト80は、及びソケットコネクタ2Aにおけるソケットコンタクト50は、それぞれ16個である。一方、第3実施形態においては、ベースコネクタ3Aにおけるベースコンタクト80、及びソケットコネクタ2Aにおけるソケットコンタクト50は、それぞれ8個である。詳細には、第3実施形態は、第2実施形態における8個のベースコンタクト80aからなるベースコンタクト群81a、並びに8個のソケットコンタクト50aからなるソケットコンタクト群51a及びこれに連結されたケーブル5aを備えていない。
【0062】
第3実施形態においては、
図28に示すように、ベースハウジング60のベースハウジング基部61は、補強タブ7の基端側の被保持片部72(後述)を挟持して保持する固定部材保持部69を備える。固定部材保持部69は、ベースハウジング基部61の下部から第3方向D3の内側に延びるように凹んでいる。
【0063】
図28及び
図33に示すように、補強タブ7は、固定片部71と、被保持片部72とを備え、平板形状を有する。固定片部71は、ベースコネクタ3Aを回路基板の実装面(不図示)に固定する際に半田付けにより結合される。被保持片部72は、ベースハウジング60の固定部材保持部69に挟持されて保持される。これにより、補強タブ7は、ベースハウジング60に連結されると共に、ベースハウジング60を回路基板の実装面に固定する。
【0064】
第2実施形態の力点部32と比べて、第3実施形態の力点部32は、第3方向D3の外側に突出しており、押圧しやすい形状となっている。
【0065】
以上、本発明のソケットハウジング及びベースハウジングの実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前述の第1及び第2実施形態においては、ソケットコンタクト群は2列であり、ベースコンタクト群は2列であるが、これに制限されない。ソケットコンタクト群及びベースコンタクト群は、第3実施形態のように1列でもよく、又は3列以上であってもよい。
前記実施形態においては、ソケットコンタクト50がソケットコンタクト配置部20の正常位置に配置している状態において、ソケットコンタクト50における第5方向D5の側の端部が視認用窓25に配置されるように構成されているが、これに制限されない。ソケットコンタクト50に関する他の要素が視認用窓25に配置されるように構成することもできる。