特許第6309904号(P6309904)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6309904プリンタ及びプリンタ用インクリボンのガイド機構
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6309904
(24)【登録日】2018年3月23日
(45)【発行日】2018年4月11日
(54)【発明の名称】プリンタ及びプリンタ用インクリボンのガイド機構
(51)【国際特許分類】
   B41J 35/04 20060101AFI20180402BHJP
   B41J 35/10 20060101ALI20180402BHJP
   B41J 35/18 20060101ALI20180402BHJP
【FI】
   B41J35/04 Z
   B41J35/10
   B41J35/18
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-31083(P2015-31083)
(22)【出願日】2015年2月19日
(65)【公開番号】特開2016-150583(P2016-150583A)
(43)【公開日】2016年8月22日
【審査請求日】2017年2月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000237639
【氏名又は名称】富士通フロンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】高田 洋二
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 雅人
【審査官】 小宮山 文男
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭62−053868(JP,A)
【文献】 実開平02−003857(JP,U)
【文献】 特開平04−211979(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 35/04
B41J 35/10
B41J 35/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数色のインクを染みこませた生地が移動方向に対し平行に複数の層を形成してなる帯状のインクリボンを用いて印字媒体に前記複数色のインクを印字するプリンタであって、
前記プリンタは、
移動された前記インクリボンを前記印字媒体に圧着する印字ヘッドと、
前記インクリボンを所定の速度で移動方向に駆動する駆動手段と、
前記印字媒体に印字する色に応じて前記移動方向に対して左右方向に前記インクリボンを切り替える色切替手段と、
前記色切替手段により左右方向に切り替えられるインクリボンが前記印字ヘッドの縁に引っかかるのを阻止するリボンガイドと、
を有し、
前記リボンガイドは、
前記印字ヘッドの片側又は両脇にバネにより固着された構造であることを特徴とするプリンタ。
【請求項2】
前記リボンガイドは、
前記インクリボンを受ける前記印字ヘッドの面積を前記リボンガイドがない状態よりも大きくするように構成される形状であることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記リボンガイドは、
前記印字ヘッドの縁を覆うように構成される形状であることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記色切替手段は、
外部から与えられる情報に従って前記移動方向に対して左右方向に前記インクリボンを切り替えることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項5】
複数色のインクを染みこませた生地が移動方向に対し平行に複数の層を形成してなる帯状のインクリボンを用いて印字媒体に前記複数色のインクを印字するプリンタにおける前記インクリボンのガイド機構であって、
前記印字媒体に印字する色に応じて前記移動方向に対して左右方向に切り替えられるインクリボンが前記プリンタが有する印字ヘッドの縁に引っかかるのを阻止するように、前記印字ヘッドの片側又は両脇に前記印字ヘッドの縁を保護するリボンガイドを固着し、前記リボンガイドは、バネにより固着された構造であることを特徴とするプリンタ用インクリボンのガイド機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数色の色層を形成するインクリボンにより印字を行うプリンタ、及びプリンタ用インクリボンのガイド機構に関する。
【背景技術】
【0002】
インクリボンを用いたプリンタに関する特許文献として、下記特許文献1〜3のようなものがある。特許文献1には、リボン切替式プリンタに関して、リボンカセット本体の印字色切替えをキャリッジの非印字領域への移動を利用し、不用意な力が加わっても位置が変わらないストッパ機構が提案されている。又、特許文献2には、印字ヘッドの移動方向を利用したスライド部材と、リボン幅方向に移動させるリボンガイドと、スライド部材の移動をリボンガイドの移動に変換するリンク部材を印字ヘッド部に備え、印字ヘッドの移動で印字色の切替えを可能とする媒体印字装置が提案されている。更に、特許文献3には、インクリボンをリボンガイドでガイドし、リボンガイドを移動し色の切替えを行うプリンタについて、リボンガイドにフィルム部材を設け、リボンシフト機構によりヘッドピンに対向する孔を塞ぐことを特徴とするプリンタが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−229979号公報
【特許文献2】特開2000−280588号公報
【特許文献3】特開平06−278348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、ATM(AutomatedTeller Machine)等の自動預払機に搭載されている通帳プリンタのインクリボンには黒仕様(一色仕様)と赤黒仕様(二色仕様)等の複数色仕様とがある。赤黒仕様の場合、赤から黒又は黒から赤への切り替え時はプランジャーマグネットにてリンク機構を介在し切替を行っている。リボン生地自体の劣化、紙粉等により偶発的に切替が正常でないときに印字動作が行われ、黒印字に赤印字が混ざることがあった。
【0005】
そこで、本発明は、黒印字に赤印字が混ざることを防ぐことを可能とするプリンタ及びプリンタ用インクリボンのガイド機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1側面のプリンタは、複数色のインクを染みこませた生地が移動方向に対し平行に複数の層を形成してなる帯状のインクリボンを用いて印字媒体に前記複数色のインクを印字するプリンタであって、移動された前記インクリボンを前記印字媒体に圧着する印字ヘッドと、前記インクリボンを所定の速度で移動方向に駆動する駆動手段と、前記印字媒体に印字する色に応じて前記移動方向に対して左右方向に前記インクリボンを切り替える色切替手段と、前記色切替手段により左右方向に切り替えられるインクリボンが前記印字ヘッドの縁に引っかかるのを阻止するリボンガイドと、を有することを特徴とする。
【0007】
第2側面のプリンタ用インクリボンのガイド機構は、複数色のインクを染みこませた生地が移動方向に対し平行に複数の層を形成してなる帯状のインクリボンを用いて印字媒体に前記複数色のインクを印字するプリンタにおける前記インクリボンのガイド機構であって、前記印字媒体に印字する色に応じて前記移動方向に対して左右方向に切り替えられるインクリボンが前記プリンタが有する印字ヘッドの縁に引っかかるのを阻止するように、前記印字ヘッドの片側又は両脇に前記印字ヘッドの縁を保護するリボンガイドを固着したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のプリンタ及びプリンタ用インクリボンのガイド機構によれば、色切替手段により左右方向に切り替えられるインクリボンが印字ヘッドの縁に引っかかるのを阻止するリボンガイドと、を有している。これにより、黒印字に赤印字が混ざる等を防ぐことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態の通帳プリンタの構成例を示す図
図2】通帳プリンタの印字ヘッドにおける色切替えを説明する図
図3】従来の通帳プリンタのインクリボンによる黒印字と赤印字を説明する図
図4】従来の通帳プリンタでの混色印字の発生を説明する図
図5】本発明の実施形態のインクリボンのガイド機構の一例を示す図
図6】本発明の実施形態のインクリボンのガイド機構の他の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
(プリンタの構成)
図1は、本発明の実施形態の通帳プリンタの構成例を示す図である。
【0012】
通帳プリンタは、印字・めくり機構部1とインサータF6と、インサータR9と、を有している。印字・めくり機構部1は、取引内容の通帳100への印字及び通帳100の頁をめくる機能に加え、挿入された通帳100の印字済みの行の検知、通帳100のページを読み取るための頁マーク101の検知及び印字後の印字確認等を行う光学的機能有している。
【0013】
印字・めくり機構部1は、通帳100へ取引内容等を印字する印字ヘッド部2と、通帳100を通帳搬送路3に沿って搬送する搬送ローラ4と、通帳100を検出するスキャナ5と、を有している。
【0014】
インサータF6は、通帳挿入出口7から挿入される通帳100に貼付されている磁気ストライプ(MS)102に磁気データとして記憶されているMSデータの読み書きを行うMSリーダライタ8と、通帳100を通帳搬送路3に沿って搬送する搬送ローラ4と、を有している。
【0015】
インサータR9は、新規通帳の発行、旧通帳の一時退避、取り込み、2次退避等の機能を有する部位である。インサータR9は、通帳100を通帳搬送路3に沿って搬送する搬送ローラ4を有しており、図示しないカセットに収納されている新規通帳を印字・めくり機構部1へ送り出すとともに、旧通帳を図示しない一時退避部へ一時退避し、旧通帳を図示しない取り込み部へ2次退避させる。インサータR9から送り出された新規通帳は、スキャナ5により検出される。
【0016】
更に、通帳プリンタは、装置全体を制御する制御部10を有している。制御部10は、ネットワーク20を介して、上位ホスト30と通信可能に接続されている。印字ヘッド部2は、制御部10からの指示に従って取引内容等を通帳100へ印字する。
【0017】
(印字ヘッドの動作)
図2(a)〜(c)は、プリンタの印字ヘッドにおける色切替えを説明する図である。
【0018】
図2(a)には、黒赤2色インクリボンの一例が示されており、常に一方向であるインクリボン14の移動方向に対して、赤の生地(赤生地)と黒の生地(黒生地)とが平行に配置されている。
【0019】
図2(b)は、正常時の赤から黒へ切替わった図であり、図1中の印字ヘッド部2を通帳100の搬送方向に対して平行方向に切った断面構造が示されている。
【0020】
印字ヘッド部2は、通帳100の印字箇所にインクリボン14を押し付けて印字を行う印字ヘッド19と、通帳100の印字面の裏側に配置され、印字ヘッド19の押圧を受ける部位であるプラテン12と、を有している。印字ヘッド部2は、印字ヘッド19とプラテン12とでインクリボン14を通帳100に押圧することで、通帳100の印字箇所に印字する。
【0021】
印字ヘッド19とプラテン12との間には、金属板等により形成され、通帳100の印字箇所のみ打ち抜かれた図示しない窓を有する印字マスク13が配置されている。印字マスク13は、通帳100の印字箇所以外の領域をマスクする部位であり、印字マスク13があることにより、通帳100の印字箇所以外の箇所がインクリボン14の付着により汚れるのを防止している。
【0022】
印字ヘッド19と印字マスク13との間には、黒赤2色のインクリボン14のリボン生地が配置されている。更に、プラテン12と印字マスク13との間には通帳100が挿入される。通帳100は、図2(b)における通帳搬送方向に搬送される。インクリボン14のリボン生地は、例えば、図面の手前方向から奥行方向に移動される。
【0023】
赤の印字から黒の印字へ切替えるときは、インクリボン14のリボン生地は図2(c)に示されたリボンシフト機構により左方向へ移動する。一方、黒の印字から赤の印字へ切替えるときは、インクリボン14のリボン生地は図2(c)に示されたリボンシフト機構により右上方向へ移動する。
【0024】
図2(c)は、リボンシフト機構の一例を示す図であり、図2(c)における通帳100及びインクリボン14の移動方向は、図2(b)と同じである。
【0025】
印字ヘッド部2は、電磁石のコイルへ供給する電流をオン/オフすることにより、リボンカセット11の首を振らせる機能のリボンカセットマグネット15を有している。このリボンカセットマグネット15の機能により、リボンカセット11の首を振らせることにより、リボンカセット11のリボン生地黒印字部分と赤印字部分とを切替えている。
【0026】
図3(a)〜(c)は、従来の通帳プリンタのインクリボンによる黒印字と赤印字を説明する図である。
【0027】
図3(a)は、印字マスク13を取り付けた状態で、黒印字時の印字ヘッド19とインクリボン14との位置を撮影した写真である。印字ヘッド19と印字マスク13に挟まれた位置にインクリボン14が見える。印字マスク13は、通帳100への印字部分に空けられた窓13aと、紙面の奥側へ折り曲げられた縁13bとを有している。印字マスク13の窓13aからは、インクリボン14の黒生地が覗いている。
【0028】
図3(b)は、印字マスク13を取り付けた状態で、赤印字時の印字ヘッド19とインクリボン14との位置を撮影した写真である。インクリボン14は、印字マスク13の後側に隠れて見えないが、印字マスク13の窓13aからは、インクリボン14の赤生地が覗いている。
【0029】
図3(c)は、印字マスク13を外した状態で、赤印字時の印字ヘッド19とインクリボン14との位置を撮影した写真である。図3(c)におけるインクリボン14の黒生地の部分に着目すると、インクリボン14の黒生地の部分が、印字ヘッド19と印字ヘッド19を支える筐体との隙間に入り込んでいるのが観察される。更に、図3(b)を見ると、印字マスク13は、窓13aの下の部分に、紙面の表から裏方向に斜めに折り曲げられた縁13bを有している。図3(b)と図3(c)とから、赤印字されているときには、リボン生地の黒生地部分は、印字ヘッド19と印字ヘッド19を支える筐体との隙間に入り込んでいることが分かる。
【0030】
図4(a),(b)は、従来のプリンタでの混色印字の発生を説明する図である。
図4(a)は、混色発生を説明する図であり、印字ヘッド19と印字マスク13の縁13bの間隔が狭くなっており、インクリボン14の黒生地部分が印字ヘッド19の右下の角に引っ掛かっている様子が描かれている。印字ヘッド19と印字マスク13の縁13bの間隔は、インクリボン14の厚さに対してマージンを見込んだ間隔に設計されている。
【0031】
しかし、インクリボン14が推奨仕様頻度を超えて使用された場合、状態が悪いためインクリボン14が極端に湿気を吸った場合等には、インクリボン14の厚さが厚くなることが考えられる。又、インクリボン14が推奨仕様頻度を超えて使用された場合、印字ヘッド19とインクリボン14との摩擦係数が大きくなることが考えられる。このような場合、従来のプリンタでは、インクリボン14の印字位置を赤生地から黒生地に切替える際に、インクリボン14が印字ヘッド19の右下の角に引っ掛かることがあった。
【0032】
また、非純正品のインクリボンが使用された場合にも同様な現象が発生する。
通帳100への印字は、通常は黒字により印字されるが、残高がマイナスになる取引がされた場合の印字や、旧通帳から新通帳への切り替え等のときに、赤文字の印字が行われる。上位ホスト30から赤印字の指示を受けると、通帳プリンタ内の制御部10が印字ヘッド部2へ命令して、インクリボン14の黒生地から赤生地へ切替える。
【0033】
図4(b)は、赤黒混色の印字例であり、ある銀行の行員が定期的に印字し確認している4行からなるパターンを印字した例が示されている。この例では、もともとのパターンでは、1行目と3行目を赤印字、2行目と4行目を黒印字とするパターンにより印字確認をしたところ、4行目の最初の6文字分の“####号機”の部分に赤黒の混色が認められる。黒生地から赤生地への切替時には混色の印字は生じないが、赤生地から黒生地への切替時に混色の印字が発生している。
【0034】
従来のプリンタで発生していた赤黒の混色印字を解決するインクリボンのガイド機構を発明したので、このインクリボンのガイド機構について、以下、説明する。
【0035】
(本発明の実施形態のインクリボンのガイド機構の一例)
図5(a)〜(c)は、本発明の実施形態のインクリボンのガイド機構の一例を示す図である。
【0036】
図5(a)は、本発明のインクリボンのガイド機構を横方向から撮影した写真であり、図5(b)は、本発明のインクリボンのガイド機構を下方向から撮影した写真であり、図5(c)は、インクリボンが装着された状態の本発明のインクリボンのガイド機構を下方向から撮影した写真である。
【0037】
本発明のインクリボンのガイド機構は、印字ヘッド19の両脇に、印字ヘッドノーズ17とほぼ同じ高さになるようにリボンガイド16を固着した構造を有している。このリボンガイド16を追加したことにより、インクリボン14を受ける印字ヘッド19の面積が大きくなる。リボンガイド16の固着方法は、例えば、板バネ等の弾性体で形成され、印字ヘッド19と印字ヘッド19を覆う筐体の隙間に挟み込む等が好適である。
【0038】
従来のプリンタは、印字ヘッド19の両脇にリボンガイド16を有していないので、インクリボン14が推奨仕様頻度を超えて使用等された状態で、赤印字から黒印字に切替えたときに、インクリボン14が印字ヘッド19の角に引っ掛かりインクリボン14が正常な位置に戻らないことがあった。
【0039】
本発明のインクリボンのガイド機構は、インクリボン14を受ける印字ヘッド19の面積が大きくなるように、印字ヘッド19の両脇に、印字ヘッドノーズ17とほぼ同じ高さになるようにリボンガイド16を固着しているので、インクリボン14が推奨仕様頻度を超えて使用等された場合にも、インクリボン14の黒生地部分が印字ヘッド19に絡みつき難く、従来のプリンタで起きていた赤黒混色の印字を防ぐことができる。
【0040】
リボンガイド16の固着方法として、リボンガイド16を板バネ等の弾性体で形成し、印字ヘッド19に嵌め込む方法によれば、印字ヘッド19を取り外すことなく、リボンガイド16を取り付けることができ、既存のプリンタの印字ヘッド部2に、赤黒混色の印字を防ぐ対策を少ない工数で実施できる。
【0041】
(本発明の実施形態のインクリボンのガイド機構のその他の一例)
図6(a)、(b)は、本発明の実施形態のプリンタ用インクリボンのガイド機構の他の一例を示す図である。
【0042】
図6(a)は、本発明のインクリボンのガイド機構の他の一例を下方向から撮影した写真であり、印字ヘッド19の両脇に、図5(a)〜(c)中のリボンガイド16とは異なる形状のリボンガイド16aが配置されている。図6(a)を見ると、印字ヘッドノーズ17の角の部分を覆うように、リボンガイド16aが配置されている。
【0043】
図6(b)は、本発明のインクリボンのガイド機構について、印字ヘッド19を外して撮影した写真である。
【0044】
更に、リボンガイド16aは、コの字形状一体構造であり、コの字の縦棒の位置にネジ孔を有しており、このネジ孔を介して印字ヘッド19を固定する筐体にネジにより固着できる構造になっている。
【0045】
本発明のインクリボンのガイド機構の他の一例によれば、リボンガイド16aは、コの字形状一体構造であるので、赤黒混色の印字を防ぐ対策を印字ヘッド19に対して1つのリボンガイド16aにより実施でき、対策部品のリボンガイドの部品コストを下げることができる。
【0046】
(変形例)
本発明の変形例として、以下の(a)、(b)のようなものが考えられる。
(a) 本発明の実施形態の説明では、通帳プリンタを例にして説明したが、赤黒のインクリボンを移動方向に対し左右にシフトして黒印字と赤印字を切り替えるプリンタであれば、通帳プリンタ以外のプリンタにも適用可能である。
(b) 本発明の実施形態の説明では、赤黒2色のインクリボンを例にして説明したが、インクリボンは、赤黒2色のインクリボンに限定されず、複数色のインクリボンを用いるプリンタにも適用可能がある。
【0047】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の構成又は実施形態を取ることができる。
【符号の説明】
【0048】
1 印字・めくり機構部
2 印字ヘッド部
3 通帳搬送路
4 搬送ローラ
5 スキャナ
6 インサータF
7 通帳挿入出口
8 MSリーダライタ
9 インサータR
10 制御部
11 リボンカセット
12 プラテン
13 印字マスク
13a 窓
13b 縁
14 インクリボン
15 リボンカセットマグネット
16,16a リボンガイド
17 印字ヘッドノーズ
19 印字ヘッド
20 ネットワーク
30 上位ホスト
100 通帳
101 頁マーク
102 磁気ストライプ(MS)
図1
図2
図3
図4
図5
図6