(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6310040
(24)【登録日】2018年3月23日
(45)【発行日】2018年4月11日
(54)【発明の名称】撮像方法
(51)【国際特許分類】
H04N 5/232 20060101AFI20180402BHJP
G03B 17/56 20060101ALI20180402BHJP
G03B 5/00 20060101ALI20180402BHJP
【FI】
H04N5/232 220
G03B17/56 A
G03B5/00 F
【請求項の数】6
【外国語出願】
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-218747(P2016-218747)
(22)【出願日】2016年11月9日
(65)【公開番号】特開2018-42227(P2018-42227A)
(43)【公開日】2018年3月15日
【審査請求日】2016年12月9日
(31)【優先権主張番号】105128838
(32)【優先日】2016年9月6日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】505135704
【氏名又は名称】東友科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】TECO IMAGE SYSTEMS CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】顔亦駿
(72)【発明者】
【氏名】陳格猛
【審査官】
鹿野 博嗣
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−085860(JP,A)
【文献】
特開2016−055361(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/232
G03B 5/00
G03B 17/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像方法であって、
(a)撮像機器を提供する工程と、
(b)撮像動作を開始する工程と、
(c)第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値、第三軸方向加速度値及び画質を検出する工程と、
(d)前記第一軸方向加速度値、前記第二軸方向加速度値及び前記第三軸方向加速度値のいずれか2つが相互に交換されたか否かを判定するステップと、
(e)前記画質が所定値未満であるか否かを判定する工程と、
(f)撮像動作を終了する工程
を含み、
前記第一軸方向加速度値、前記第二軸方向加速度値、前記第三軸方向加速度値は、それぞれX軸、Y軸及びZ軸の加速度値であり、
前記撮像装置が、手で持っている状態から水平な状態に置かれるように回転される場合に、又は、水平な状態に置かれる状態から手で持っている状態に回転される場合に、前記第一軸方向加速度値と前記第二軸方向加速度値とが互いに交換され、
前記撮像装置が、手で持っている状態から垂直な状態に置かれるように回転される場合に、又は、垂直な状態に置かれる状態から手で持っている状態のように回転される場合に、第二軸方向加速度値と前記第三軸方向加速度値とが互いに交換され、
前記工程(d)の判定結果が真の場合、前記工程(d)の後に前記工程(e)を行い、
前記工程(d)の判定結果が偽の場合、前記工程 (d)の後に前記工程(c)を再度実行し、
前記工程(e)の判定結果が真の場合、前記工程(e)の後に前記工程(f)が実行され、
前記工程(e)の判定結果が偽の場合、前記工程(e)の後に前記工程(c)が再度実行される、
撮像方法。
【請求項2】
前記工程(b)の前に、
(a1)前記第一軸方向加速度値、前記第二軸方向加速度値及び前記第三軸方向加速度値を検出する工程と、
(a2)前記第一軸方向加速度値、前記第二軸方向加速度値及び前記第三軸方向加速度値のいずれか2つが相互に交換されたか否かを判定する工程をさらに含み、
前記工程(a2)の判定結果が真の場合、前記工程(a2)の後に前記工程(b)を行い、
前記工程(a2)の判定結果が偽の場合、前記工程(a1)は前記工程(a2)の後に再度実行される、
請求項1に記載の撮像方法。
【請求項3】
前記工程(b)の前に、
(a1)前記第一軸方向加速度値、前記第二軸方向加速度値、前記第三軸方向加速度値及び前記画質を検出する工程と、
(a2)前記第一軸方向加速度値、前記第二軸方向加速度値及び前記第三軸方向加速度値のいずれか2つが相互に交換されたか否かを判定する工程と、
(a3)前記画質が前記所定値未満であるか否かを判定する工程をさらに含み、
前記工程(a2)の判定結果が真の場合、前記工程(a2)の後に前記工程(a3)が実行され、
前記工程(a2)の判定結果が偽の場合、前記工程(a2)の後に前記工程(a1)が再度実行され、
前記工程(a3)の判定結果が真の場合、前記工程(a3)の後に前記工程(b)が実行され、
前記工程(a3)の判定結果が偽の場合、前記工程(a3)の後に前記工程(a1)が再度実行される、請求項1に記載の撮像方法。
【請求項4】
前記撮像動作を行うために、前記撮像機器が手で持っている状態から水平配置、垂直配置又は斜めの配置に回転され、続いて逆に前記撮像機器が手で持っている状態に回転される場合、前記工程(a2)と前記工程(d)の前記判定結果が真の場合、前記工程(a2)の相互に交換される前記第一軸方向加速度値、前記第二軸方向加速度値、及び前記第三軸方向加速度値の2つは、前記工程(d)の相互に交換される前記第一軸方向加速度値、前記第二軸方向加速度値、及び前記第三軸方向加速度値の2つである、
請求項3に記載の撮像方法。
【請求項5】
前記工程(b)の前に、スイッチ部品を押す工程(b0)をさらに含む、請求項1に記載の撮像方法。
【請求項6】
前記撮像機器は、
制御部、
前記第一軸方向加速度値、前記第二軸方向加速度値及び前記第三軸方向加速度値を検出するため、前記制御部に接続された三軸加速度センサと、
前記制御部に接続され、前記画像の品質を検出するための光学マウスと、
前記制御部に接続され、前記撮像動作を行う撮像部とを備える、
請求項1に記載の撮像方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2016年9月6日に出願された台湾特許出願第TW10128838号の優先権を主張するものであり、その全体の内容は、あらゆる目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、撮像方法に関するものであり、特に、少なくとも撮像動作を自動的に終了する機能を有する撮像方法に関するものである。
【背景技術】
【0003】
現代、人々は電子製品に日々依存しているので、ユーザーの電子製品に関するユーザーエクスペリエンスの要求が高まっている。従来の手持ち式撮像機器を使用してスキャンする間に、電源ボタンを押すだけでなく、電源ボタンをもう一度押して撮像を終了しなければならないので、制限されることがより多く、使用者は不便を感じる。
【0004】
特に、撮像を終了する押下操作により、撮像の失敗又は不連続な画像となる可能性が非常に高い。例えば、使用者が大きすぎる力で押圧して、手持ち式撮像機器を移動させる場合、撮像が失敗し、不連続な画像となってしまうことがある。使用者が電源ボタンを何度も連続して押した場合、又は画像の取り込み中に不注意に電源ボタンを押すと、いくつかの画像の取り込みは実行されるが、有用な画像は得られない。加えて、手持ち式撮像機器を長い期間使う場合、度重なる押圧の為、電源ボタンが接触しにくい状態になる可能性が高く、これは電源ボタンの寿命における、多大なテストとなりえる。
【0005】
一方、手持ち式撮像機器が移動してしまう問題を回避するために、使用者が手持ち式撮像機器を安定させるように片手で固定し、同時に、撮像を正しく終了するようにもう一方の手で電源ボタンを操作する。ユーザーエクスペリエンスは明らかに乏しい。
【0006】
したがって、上記の欠点を解決するために、従来技術とは異なる撮像方法を提供する必要がある。
【発明の概要】
【0007】
本発明のいくつかの実施形態は、従来技術にある上述の欠点の少なくとも1つを克服するための撮像方法を提供することである。
【0008】
本発明は、撮像方法を提供する。三軸加速度値と画質を検出し、三軸加速度値が交換され且つ画質が所定値以下になった後、撮像動作を終了させることにより、撮像機器を固定することなく、又はユーザーが任意のボタンを押すことなく、撮像動作の自動終了が実現される。ユーザーエクスペリエンスが効果的に向上すると同時に、撮像機器に設置されているスイッチ部品の寿命も長くなる。
【0009】
また、本発明は、撮像方法を提供する。三軸加速度センサと光学マウスは検出のために同時に利用され、さらにその値を決定し且つ判定することで、撮像機器の状態を的確に判定することができる。したがって、撮像動作の自動開始又は自動終了が実現され、判定誤差が回避される。
【0010】
本発明の一態様によれば、撮像方法が提供される。
撮像方法
(a)撮像機器を提供する工程と、
(b)撮像動作を開始する工程と、
(c)第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値、第三軸方向加速度値及び画像品質を検出する工程と、
(d)第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値、及び第三軸方向加速度値のいずれか2つが相互に交換されたか否かを判定する工程と、
(e)画質が所定値未満であるか否かを判定する工程と、
(f)撮影動作を終了する工程とを含む。
工程(d)の判定結果が真の場合、工程(d)の後に工程(e)が実行され、
工程(d)の判定結果が偽の場合、工程(d)の後に工程(c)を再度実行し、
工程(e)の判定結果が真の場合、工程(e)の後に工程(f)が実行され、
工程(e)の判定結果が偽の場合、工程(e)の後に工程(c)を再度実行する。
【0011】
本発明の上記の内容は、以下の詳細な説明及び添付の図面を検討した後、当業者にはより容易に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態による撮像方法のフローチャートを示す。
【0013】
【
図2】
図2は、本発明の撮像機器が媒体の撮像動作を行う様子と三軸方向を示す。
【0014】
【
図3】本発明の撮像機器の構成を示すブロック図である。
【0015】
【0016】
【
図4B】
図4Bは、媒体からピックアップする撮像機器の正面図を示す。
【0017】
【
図5】
図5は、同一の動作条件で異なる材料で作られた媒体A、媒体B及び媒体Cにおける、画質-時間の概略図である。
【0018】
【
図6】本発明の一実施形態による撮像方法の工程S100からS200の詳細なフローチャートを示す。
【0019】
【
図7】本発明の他の実施形態による撮像方法の工程S100からS200の詳細なフローチャートを示す。
【0020】
【
図8】
図8は、本発明のさらに他の実施形態による撮像方法の工程S100からS200の詳細なフローチャートを示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明は、以下の実施形態についてさらに詳細に説明する。 本発明の好ましい実施形態の以下の説明は、例示及び説明のみを目的として本明細書に提示されることに留意されたい。開示された正確な形態に包括的であること又は限定されることを意図するものではない。
【0022】
図1、
図2、
図3、
図4A、
図4B、及び
図5を参照のこと。
図1は、本発明の一実施形態における撮像方法のフローチャートを示す。
図2は、本発明の撮像機器が媒体の撮像動作を行う様子と三軸方向を示す。
図3は、本発明の撮像機器の構成を示すブロック図である。
図4Aは、
図4Aは、媒体に置いた撮像機器の正面図を示す。
図4Bは、媒体からピックアップする撮像機器の正面図を示す。
図5は、同一の動作条件で異なる材料で作られた媒体A、媒体B及び媒体Cにおける、画質-時間の概略図である。
図1から
図5を参照し、媒体2における、本発明の撮像方法を適用した撮像動作について説明する。撮像方法は、少なくとも以下のような工程を含む。まず、工程S100に示すように、撮像機器1を提供する。撮像機器1は、手持ちのものに限らない。好ましくは、制御部10、撮像部11、光学マウス12、三軸加速度センサ13を含む。三軸加速度センサ13は、三軸ジャイロスコープであってもよい。
【0023】
次に、工程S200に示すように、撮像動作を開始する。その後、工程S300に示すように、第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値、第三軸方向加速度値及び画質を検出する。
第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値、第三軸方向加速度値は、それぞれX軸、Y軸及びZ軸の加速度値であるが、それに限定されない。検出された画質は、制御部10によって数値に変換されることが好ましいが、これに限定されるものではなく、光学マウス12によって画質を数値に変換することもできる。
【0024】
次に、工程S400に示すように、第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値、及び第三軸方向加速度値のいずれか2つが相互に交換されたか否かを判定する。工程S400の判定結果が真の場合、工程S400の後に工程S500が実行され、工程S400の判定結果が偽の場合には、工程S400の後に工程S300が再度実行される。すなわち、ユーザーが、撮像機器1を媒体2から(
図4A及び
図4Bに示すように)ピックアップする撮像機器1を回転する場合、第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値、及び第三軸方向加速度値のいずれか2つが相互に交換される(すなわち、読み取り値が相互に交換される)ことになる。したがって、読影の交換は、ユーザーが撮像動作を終了したいかどうかを判定するために利用することができる。
【0025】
例えば、撮像機器1が、水平に置かれた状態から手で持っている状態に回転される場合、工程S400の判定結果は真となり、第一軸方向加速度値と第二軸方向加速度値とが相互に交換される。それは、X軸加速度値とY軸加速度値との読みとり値が相互に交換されることを意味する。撮像機器1が、垂直に置かれた状態から手で持っている状態に回転される場合、工程S400の判定結果は真となり、第二軸方向加速度値と第三軸方向加速度値とが相互に交換され、Y軸加速度値とZ軸加速度値との読みとり値が相互に交換されることを意味する。
【0026】
次に、工程S500に示すように、画質が所定値未満であるか否かを判定する。具体的には、工程S500は、制御部10により変換された画質の数値がデフォルト値(すなわち、デフォルトパーセンテージ)未満であるか否かを判定する工程であり、30%に限定されない(
図5に示す)。所定値の値は、好ましくは、同一の動作条件及び動作挙動で画像を取り込み、異なる材料からなる媒体からピックアップする場合に、撮像機器1で検出される画像品質を比較することによって得られる。
図5から分かるように、撮像機器1が媒体A、媒体B又は媒体Cを離れるとき、画像品質はすべて30%未満である。画質のパーセンテージは、光学マウス12の解像度能力に従って調整される必要がある。工程S500の判定結果が真の場合には、工程S500の後に撮像動作を終了する工程S600を行い、工程S500の判定結果が偽の場合には、工程S500の後に工程S300が再度実行される。すなわち、検出する工程S300及び続く判定する工程S400は、工程S500の後に再度実行される。
【0027】
上述の撮像方法により、撮像機器を固定すること、又はユーザーが任意のボタンを押すことなく、撮像動作の自動終了が実現される。ユーザーエクスペリエンスが効果的に向上すると同時に、撮像機器に設置されたスイッチ部品の寿命も長くなる。
【0028】
ある実施形態では、本発明の撮像方法の工程S200は、好ましくは撮像部11によって実施され、工程S300は、好ましくは三軸加速度センサ13によって実施され、工程S400、工程S500、及び工程S600は、好ましくは制御部11によって実現されるが、それに限定されない。特に、撮像機器1は、制御部10と、撮像部11と、光学マウス12と、三軸加速度センサ13とを備えている。撮像部11は、撮像動作を行うための制御部10に接続されている。光学マウス12は、画像品質を検出するために制御部10に接続されている。三軸加速度センサ13は、第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値及び第三軸方向加速度値を検出するために制御部10に接続されている。
【0029】
本発明の分野では、光学マウス12のみを用いて画像の良否を判定すると、媒体2に皺があること又は光学マウス12が浮いていること、つまり対応する位置に空間が生じるために、画質が低すぎて判定ミスが発生することが知られている。このような状況において、本発明の撮像方法は、三軸加速度センサ13と光学マウス12を同時に検出に用いており、さらにその数値を判定する。それにより、撮像機器1の状態を正確に判定できる。したがって、撮像動作の自動終了が実現され、判定ミスが回避される。
【0030】
また、本発明は、上述した実施形態の他に、自動開始及び自動終了の機能を有する撮像方法を開示する実施形態を更に含む。
図6、
図7及び
図8を参照のこと。
図6は、本発明の一実施形態による撮像方法の工程S100から工程S200の詳細なフローチャートを示す。
図7は、本発明の別の実施形態による撮像方法の工程S100からS200の詳細なフローチャートを示す。
図8は、本発明のさらに他の実施形態による撮像方法の工程S100からS200の詳細なフローチャートを示す。
図6、
図7及び
図8に示すように、本発明の撮像方法は、撮像動作の開始を可能とし、特に撮像動作の自動開始を可能にするいくつかの実施形態を含む。
【0031】
いくつかの実施形態では、撮像方法は、工程S200の前に、第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値及び第三軸方向加速度値を検出する工程(工程S125に示す)を含む。工程S150に示すように、第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値、及び第三軸方向加速度値のいずれか2つが相互に交換されたか否かを判定する。
工程S150の判定結果が真の場合、工程S150の後に工程S200を実行する。工程S150の判定結果が偽の場合には、工程S150の後に工程S125が再度実行される。換言すれば、三軸加速度の読み取りの検出は、撮像動作を行うべきかどうかを判定するために利用される。
【0032】
例えば、撮像機器が、手で持っている状態から水平な状態に置かれるように回転される場合、工程S150の判定結果は真となり、第一軸方向加速度値と第二軸方向加速度値とが相互に交換される。撮像機器が、手で持っている状態から垂直な状態に回転される場合、工程S150の判定結果は真となり、第二軸方向加速度値と第三軸方向加速度値とが相互に交換される。
【0033】
いくつかの実施形態では、撮像方法は、工程S200の前に、工程S135に示すように、第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値、第三軸方向加速度値及び画質を検出する工程と、
工程S150に示すように、第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値及び第三軸方向加速度値のいずれか2つが相互に交換されたか否かを判定する工程と、
工程S175に示すように、画質が所定値未満であるか否かを判定する工程をさらに含む。
工程S150の判定結果が真の場合、工程S150の後に工程S175が実行され、
工程S150の判定結果が偽の場合には、工程S150の後に工程S135を再度実行し、
工程S175の判定結果が真の場合、工程S175の後に工程S200が実行され、
工程S175の判定結果が偽の場合には、工程S175の後に工程S135が再度実行される。
要するに、三軸加速度値が交換され且つ画質が所定値以下になった後の撮像動作の終了の仕方も、撮像動作の開始に適用することができる。上述した実施形態では、フローチャート及び理論を説明したので、ここでは重複して説明しない。
しかしながら、撮像機器が、撮像動作を行うために手で持っている状態から水平、垂直又は斜めの位置に回転され、続いて反対に手で持っている状態に回転される場合、工程S150と工程S400の判定結果が共に真となり、工程S150において相互に交換される第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値及び第三軸方向加速度値の2つは、工程S400において相互に交換される第一軸方向加速度値、第二軸方向加速度値及び第三軸方向加速度値の2つと同じである。
【0034】
確かに、いくつかの実施形態では、本発明の撮像方法は、工程S200の前に、スイッチ部品を押して撮像動作を開始する工程S110をさらに含み、自動終了のやり方は、撮像動作の終了を制御するために使用されることもできる。
【0035】
以上の説明から、本発明は、撮像方法を提供するものである。三軸加速度値と画質を検出し、三軸加速度値が交換され且つ画質が所定値以下になった後、撮像動作を終了させることにより、撮像機器を固定することなく、又はユーザーが任意のボタンを押すことなく、撮像動作の自動終了が実現される。ユーザーエクスペリエンスが効果的に向上すると同時に、撮像機器に設置されているスイッチ部品の寿命も長くなる。一方、三軸加速度センサと光学マウスを同時に検出に利用し、さらにその値を決定および判定することで、撮像機器の状態を的確に判定することができる。したがって、撮像動作の自動開始又は自動終了が実現され、判定誤差が回避される。
【0036】
本発明は、現在最も実用的で好ましい実施形態であると現在考えられているものに関して説明されているが、本発明は開示された実施形態に限定される必要はないことを理解されたい。 逆に、最も広い解釈に従う添付の特許請求の範囲の精神及び範囲内に含まれる様々な改変及び同様の構成を包含し、そのような改変及び類似の構造すべてを包含することが意図される。