特許第6314238号(P6314238)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6314238ダウンリンクパラメータを決定するための方法、デバイス、及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6314238
(24)【登録日】2018年3月30日
(45)【発行日】2018年4月18日
(54)【発明の名称】ダウンリンクパラメータを決定するための方法、デバイス、及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/22 20090101AFI20180409BHJP
   H04W 28/18 20090101ALI20180409BHJP
【FI】
   H04W28/22
   H04W28/18 110
【請求項の数】31
【全頁数】69
(21)【出願番号】特願2016-548126(P2016-548126)
(86)(22)【出願日】2014年1月24日
(65)【公表番号】特表2017-505582(P2017-505582A)
(43)【公表日】2017年2月16日
(86)【国際出願番号】CN2014071378
(87)【国際公開番号】WO2015109531
(87)【国際公開日】20150730
【審査請求日】2016年9月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】夏 ▲リアン▼
(72)【発明者】
【氏名】夏 媛
(72)【発明者】
【氏名】柯 柏安
(72)【発明者】
【氏名】▲徳▼▲賽▼・▲維▼普▲爾▼
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−248909(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/123961(WO,A1)
【文献】 特表2015−513834(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0087396(US,A1)
【文献】 特表2014−502080(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/154276(WO,A1)
【文献】 特表2015−514378(JP,A)
【文献】 Qualcomm Incorporated,New UE categories,3GPP TSG-RAN meeting #61 RP-131162,3GPP,2013年 9月 3日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダウンリンクパラメータを決定するための装置であって、
ユーザ機器UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報を受信するように構成された受信機であり、ここにおいて、前記カテゴリ情報は、前記UEのUEカテゴリを含み、かつ、前記変調情報は、前記UEによってサポートされる最高次変調方式を含む、受信機と、
前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するように構成されたプロセッサであり、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる最高次変調方式から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式への対応関係に従って決定される、プロセッサと、
を備える装置。
【請求項2】
前記変調情報は、
前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及び、ダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、ここにおいて、前記ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記受信機は、前記UEによって報告され、かつ、前記UEによってサポートされている、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を表すために使用される、層数情報を受信するようにさらに構成され、かつ、
前記プロセッサは、前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEのパラメータであり、かつ、前記UEの前記UEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式、及び前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の前記最大数を決定するように構成され、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ、前記UEによってサポートされる最高次変調方式、及び、前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数、さらには、前記UEの前記UEカテゴリ、前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式、及び前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の前記最大数、から前記UEのダウンリンクパラメータへの対応関係に従って決定される、
請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内に前記UEによって受信され得るビットの最大数であり、ここにおいて、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、
1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内に前記UEによって受信され得る、ビットの最大数、
ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及び、
前記UEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数、
のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記UEの前記UEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、及び、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの前記最大数に従って前記DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するようにさらに構成され、ここにおいて、前記ダウンリンク送信モードは、前記UEによるダウンリンク送信が実行される送信モードを含む、
請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記受信機は、前記UEによって報告される、ターゲット変調方式がダウンリンク送信において使用されるときに前記UEによって受信され得るRBの、最大数を受信するようにさらに構成され、かつ、
前記プロセッサは、前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式とRBの前記受信された最大数とに従って、前記UEに割り振られたRBの数を決定し、それにより、前記UEに割り振られるRBの前記数が前記受信された最大RB以下である、ようにさらに構成される、
請求項4に記載の装置。
【請求項7】
前記装置は、送信機をさらに備え、ここにおいて、
前記送信機は、第1の構成情報及び第2の構成情報を前記UEに送信するように構成され、ここにおいて、前記第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、かつ、前記第2の構成情報は、ダウンリンク送信が前記UEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用され、それにより、前記UEは、前記UEの前記UEカテゴリ、前記ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの前記最大数、及び、ダウンリンク送信が前記UEにより実行されるときに前記ターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って前記DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算する、
請求項4から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
ダウンリンクパラメータを決定するための装置であって、
ユーザ機器UEのカテゴリ情報及び変調情報を取得するように構成されたプロセッサであり、
ここにおいて、前記カテゴリ情報は、前記UEのUEカテゴリを含み、かつ、前記変調情報は、前記UEによってサポートされる最高次変調方式を含み、
ここにおいて、前記プロセッサは、前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するように構成され、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる最高次変調方式から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式への対応関係に従って決定される、
プロセッサ、を備える装置。
【請求項9】
前記装置は、送信機をさらに備え、ここにおいて、
前記送信機は、前記カテゴリ情報及び前記変調情報を基地局に報告し、それにより前記基地局は、前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する、ように構成され、
ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる最高次変調方式から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式への前記対応関係に従って決定される、
請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記変調情報は、
前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及び、ダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、
ここにおいて、前記ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む、
請求項8又は9に記載の装置。
【請求項11】
前記プロセッサは、前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEのパラメータであり、かつ、前記UEの前記UEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式、及び、前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定するようにさらに構成され、
ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ、前記UEによってサポートされる最高次変調方式、及び、前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ、前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式、及び、前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の前記最大数への対応関係に従って決定される、
請求項8から10いずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内に前記UEによって受信され得るビットの最大数であり、ここにおいて、ビットの数は、
ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、
1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内に前記UEによって受信され得る、ビットの最大数、
ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及び、
前記UEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数、
のうちの少なくとも1つを含む、
請求項8から11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記装置は、受信機をさらに備え、ここにおいて、
前記受信機は、前記基地局によって送信された第1の構成情報及び第2の構成情報を受信するように構成され、ここにおいて、前記第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、かつ、前記第2の構成情報は、ダウンリンク送信が前記UEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用され、かつ、
前記プロセッサは、前記UEの前記UEカテゴリ、前記ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの前記最大数、及び、ダウンリンク送信が前記UEにより実行されるときに前記ターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って前記DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するように構成され、ここにおいて、前記ダウンリンク送信モードは、前記基地局及び前記UEがダウンリンク送信を実行する送信モードを含み、かつ、前記ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む、
請求項12に記載の装置。
【請求項14】
ダウンリンクパラメータを決定するための方法であって、
ユーザ機器UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報を受信するステップであり、ここにおいて、前記カテゴリ情報は、前記UEのUEカテゴリを含み、かつ、前記変調情報は、前記UEによってサポートされる最高次変調方式を含む、ステップと、
前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するステップであり、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる最高次変調方式から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ステップと、
を含む方法。
【請求項15】
前記変調情報は、
前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及び、ダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、ここにおいて、前記ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む、
請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する前記ステップであり、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる最高次変調方式から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ステップの以前に、
前記方法は、
前記UEによって報告され、かつ、前記UEによってサポートされている、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を表すために使用される、層数情報を受信するステップ、をさらに含み、かつ、
前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する前記ステップであり、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる最高次変調方式から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式への対応関係に従って決定される、前記ステップは、
前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEのパラメータであり、及び、前記UEの前記UEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式、及び、前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の前記最大数を決定するステップであって、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ、前記UEによってサポートされる最高次変調方式、及び、前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数、さらには、前記UEの前記UEカテゴリ、前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式、及び、前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の前記最大数、から前記UEのダウンリンクパラメータへの対応関係に従って決定される、ステップを含む、
請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
前記ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内に前記UEによって受信され得るビットの最大数であり、ここにおいて、ビットの数は、
ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、
1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内に前記UEによって受信され得る、ビットの最大数、
ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及び、
前記UEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数、
のうちの少なくとも1つを含む、
請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する前記ステップであり、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる最高次変調方式から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ステップの以降に、
前記方法は、
前記UEの前記UEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、及び、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの前記最大数に従って前記DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するステップであり、ここにおいて、前記ダウンリンク送信モードは、前記UEによるダウンリンク送信が実行される送信モードを含む、ステップを、さらに含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記UEの前記UEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、及び、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの前記最大数に従って前記DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算する前記ステップは、

【数25】
を使用することによって前記DL−SCHトランスポートブロックの前記ソフトバッファサイズを計算するステップであり、
ここにおいて、NIRは、前記DL−SCHトランスポートブロックの前記ソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記ダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの前記最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは、正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは、最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest,HARQ)処理番号であり、Mlimitは、事前定義された正実数であり、及び、min(MDL_HARQ,Mlimit)は、MDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、ステップ、
もしくは、

【数26】
を使用することによって前記DL−SCHトランスポートブロックの前記ソフトバッファサイズを計算するステップであり、
ここにおいて、NIRは、前記DL−SCHトランスポートブロックの前記ソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記ダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの前記最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは、事前定義された正実数であり、Kは、正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは、最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは、事前定義された正実数であり、及び、min(MDL_HARQ,Mlimit)は、MDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、ステップ、を含む、
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記方法は、
前記UEによって報告される、ターゲット変調方式がダウンリンク送信において使用されるときに前記UEによって受信され得るRBの、最大数を受信するステップと、
前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式とRBの前記受信された最大数とに従って、前記UEに割り振られたRBの数を決定し、それにより、前記UEに割り振られるRBの前記数が前記受信された最大RB以下である、ステップと、をさらに含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する前記ステップであり、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる最高次変調方式から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式への対応関係に従って決定される、前記ステップの以降に、
前記方法は、
第1の構成情報及び第2の構成情報を前記UEに送信するステップであり、ここにおいて、前記第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、かつ、前記第2の構成情報は、ダウンリンク送信が前記UEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用され、それにより、前記DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズは、前記UEの前記UEカテゴリ、前記ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及び、ダウンリンク送信が前記UEにより実行されるときに前記ターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って計算される、ステップ、
をさらに含む、
請求項17から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記方法は、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立し、前記対応関係を前記UEに送信するステップ、もしくは、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、前記UEによって送信された、対応関係を受信するステップ、をさらに含む、
請求項14から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
ダウンリンクパラメータを決定するための方法であって、
ユーザ機器UEのカテゴリ情報及び変調情報を取得するステップであり、ここにおいて、前記カテゴリ情報は、前記UEのUEカテゴリを含み、かつ、前記変調情報は、前記UEによってサポートされる最高次変調方式を含む、ステップと、
前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するステップであり、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる最高次変調方式から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ステップと、
を含む、方法。
【請求項24】
前記方法は、
前記カテゴリ情報及び前記変調情報を基地局に報告し、それにより前記基地局は、前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する、ステップであり、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる最高次変調方式から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ステップ、
をさらに含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記変調情報は、
前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及び、ダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、ここにおいて、前記ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む、
請求項23又は24に記載の方法。
【請求項26】
前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する前記ステップであり、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる最高次変調方式から前記UEのダウンリンクパラメータさらには前記UEの前記UEカテゴリ及び前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式への対応関係に従って決定される、前記ステップは、
前記UEのダウンリンクパラメータとして、前記UEのパラメータであり、かつ、前記UEの前記UEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式、及び、前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定するステップであり、ここにおいて、前記UEの前記ダウンリンクパラメータは、前記UEのUEカテゴリ、前記UEによってサポートされる最高次変調方式、及び、前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数、さらには、前記UEの前記UEカテゴリ、前記UEによってサポートされる前記最高次変調方式、及び、前記UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の前記最大数から、前記UEのダウンリンクパラメータへの対応関係に従って決定される、ステップ、を含む、
請求項23から25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内に前記UEによって受信され得るビットの最大数であり、ここにおいて、ビットの数は、
ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、
1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内に前記UEによって受信され得る、ビットの最大数、
ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及び、
前記UEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数、
のうちの少なくとも1つを含む、
請求項23から26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記カテゴリ情報及び前記変調情報を基地局に報告する前記ステップの以降に、前記方法は、
前記基地局によって送信された第1の構成情報及び第2の構成情報を受信するステップであり、ここにおいて、前記第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、かつ、前記第2の構成情報は、ダウンリンク送信が前記UEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用される、ステップと、
前記UEの前記UEカテゴリ、前記ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの前記最大数、及び、ダウンリンク送信が前記UEにより実行されるときに前記ターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って前記DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するステップであり、ここにおいて、前記ダウンリンク送信モードは、前記基地局及び前記UEがダウンリンク送信を実行する送信モードを含み、かつ、前記ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む、ステップと、
をさらに含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記UEの前記UEカテゴリ、前記ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの前記最大数、及び、ダウンリンク送信が前記UEにより実行されるときに前記ターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って前記DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算する前記ステップは、

【数27】
を使用することによって前記DL−SCHトランスポートブロックの前記ソフトバッファサイズを計算するステップであり、
ここにおいて、NIRは、前記DL−SCHトランスポートブロックの前記ソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記ダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの前記最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは、前記基地局と前記UEとによって実行されるダウンリンク送信で前記ターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは、最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求HARQ処理番号であり、Mlimitは、事前定義された正実数であり、及び、min(MDL_HARQ,Mlimit)は、MDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、ステップ、
もしくは、

【数28】
を使用することによって前記DL−SCHトランスポートブロックの前記ソフトバッファサイズを計算するステップであり、
ここにおいて、NIRは、前記DL−SCHトランスポートブロックの前記ソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、前記UEの前記UEカテゴリ及び前記ダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの前記最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは、事前定義された正実数であり、Kは、前記基地局と前記UEとによって実行されるダウンリンク送信で前記ターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは、最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは、事前定義された正実数であり、及び、min(MDL_HARQ,Mlimit)は、MDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、ステップ、
を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記方法は、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立し、前記対応関係を前記基地局に送信するステップ、もしくは、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、前記基地局によって送信された、対応関係を受信するステップ、
をさらに含む、請求項23から29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
コンピュータプログラムを保管しているコンピュータで読取り可能なストレージ媒体であって、前記コンピュータプログラムが一つまたはそれ以上のプロセッサによって実行されると、請求項14乃至30いずれか一項に記載の方法をコンピュータに実施させる、コンピュータで読取り可能なストレージ媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信分野に関するものであり、並びに特に、ダウンリンクパラメータを決定するための方法、デバイス、及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
複数のユーザ機器(User Equipment,UE)カテゴリが、現行通信システムにおいて定義されている。通信時に、UEは、UEのUEカテゴリを基地局に報告することができ、及び次いで、基地局は、UEカテゴリに従ってUEに対するダウンリンクパラメータを構成し、ここで、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔(Transmission Time Interval,TTI)内に受信され得る最大ビット数であって、ここで、ビットの数はダウンリンク共有チャネル(Downlink Shared Channel,DL−SCH)トランスポートブロックで送信されるデータのビット数である最大ビット数(パラメータは第1のダウンリンクパラメータであり、ここで、パラメータはMaximum number of DL−SCH transport block bits received within a TTIとして表され得る)、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内で受信され得る、最大ビット数(パラメータは、第2のダウンリンクパラメータであり、ここで、パラメータはMaximum number of bits of a DL−SCH transport block received within a TTIとして表され得る)、及びソフトチャネル(soft channel)上で送信されるデータの最大ビット数(パラメータは、第3のダウンリンクパラメータであり、ここで、パラメータはTotal number of soft channel bitsとして表され得る)のうちの少なくとも1つを含み得る。このようにして、第1のダウンリンクパラメータを使用することによって、データのビットが最大でも、1つのTTI内にUEによっていくつ受信され得るかが知られるものとしてよく、第2のダウンリンクパラメータを使用することによって、データのビットが最大でも、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによっていくつ受信され得るかが知られるものとしてよく、及び第3のダウンリンクパラメータを使用することによって、データのビットが最大でも、ソフトチャネル上でUEによっていくつ受信され得るかが知られるものとしてよい。
【0003】
現在のロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)リリースでは、64直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation,QAM)が、最高次変調方式である。しかしながら、実際には、スペクトル効率を改善するために、データの変調方式の次数も、徐々に増大するものとしてよく、より高次の変調方式(たとえば、256QAM)が基地局に対して導入され得る。たとえば、256QAMが基地局に対して導入されるときに、ダウンリンクパラメータは、そのまま、UEカテゴリにのみ従って決定される。このようにして、異なる最高次変調方式をサポートするUE(たとえば、UE1は64QAMの最高次変調方式をサポートし、UE2は256QAMの最高次変調方式をサポートする)が同じUEカテゴリ内に存在するときに、基地局は、同じUEカテゴリ内の、最高次変調方式において最低次をサポートする、UEに従ってのみダウンリンクパラメータを決定することができる(たとえば、ダウンリンクパラメータは、64QAMの最高次変調方式をサポートするUE1に従って決定される)。したがって、元々256QAMの特徴をサポートすることができるUEのダウンリンクパラメータは、256QAMの変調方式に従って決定されるダウンリンクパラメータではない。その結果、基地局及びUEが、ダウンリンク送信を実行するときに、256QAMの特徴は導入され得ず、このことがスペクトル効率を改善することを失敗させる。前述の技術において、UEの変調特徴は、ダウンリンク送信のプロセスにおいて完全には使用され得ず、UEによってサポートされている最高次変調方式の特徴は、ダウンリンク送信では導入され得ず、そのことがダウンリンク送信のスペクトル効率が高くないという問題を引き起こす。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施形態は、ダウンリンクパラメータを決定するための方法、基地局、及びUEを提供するものであり、これらはUEの変調特徴がダウンリンク送信のプロセスにおいて完全には使用され得ず、UEによってサポートされている最高次変調方式の特徴がダウンリンク送信において導入され得ないのでダウンリンク送信におけるスペクトル効率が高くないという問題を解決することができる。
【0005】
第1の態様によれば、本発明は、基地局を実現し、この基地局は、第1の受信ユニットと決定ユニットとを備え、ここで
第1の受信ユニットは、ユーザ機器UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報を受信するように構成され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含み、並びに
決定ユニットは、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0006】
第1の態様の第1の可能な実装方式において、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、ここで、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0007】
第1の態様の前述の任意の実装方式に関して、第1の態様の第2の可能な実装方式において、基地局は、
UEによって報告され、及びUEによってサポートされている、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を表すために使用される、層数情報を受信するように構成された第2の受信ユニットをさらに備え、ここで
決定ユニットは、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定するように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される。
【0008】
第1の態様の前述の任意の実装方式に関して、第1の態様の第3の可能な実装方式において、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数のうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
第1の態様の第3の可能な実装方式に関して、第1の態様の第4の可能な実装方式において、基地局がさらに備える計算ユニットは、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、及びソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数に従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するように構成され、ここで、ダウンリンク送信モードは、UEによるダウンリンク送信が実行される送信モードを含む。
【0010】
第1の態様の第4の可能な実装方式に関して、第1の態様の第5の可能な実装方式において、計算ユニットは、式
【数1】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest,HARQ)処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、
又は
計算ユニットは、式
【数2】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは事前定義された正実数であり、Kは正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す。
【0011】
第1の態様の第3の可能な実装方式に関して、第1の態様の第6の可能な実装方式において、基地局は、
UEによって報告される、ターゲット変調方式がダウンリンク送信において使用されるときにUEによって受信され得るRBの、最大数を受信し、及びUEによってサポートされる最高次変調方式とRBの受信された最大数とに従って、UEに割り振られたRBの数を決定し、UEに割り振られるRBの数が受信された最大RB以下である、ように構成された第3の受信ユニットをさらに備える。
【0012】
第1の態様の第3の可能な実装方式又は第4の可能な実装方式又は第5の可能な実装方式又は第6の可能な実装方式に関して、第1の態様の第7の可能な実装方式において、基地局は、
第1の構成情報及び第2の構成情報をUEに送信するように構成された送信ユニットをさらに備え、ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用され、それにより、UEは、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算する。
【0013】
第1の態様の前述の任意の実装方式に関して、第1の態様の第8の可能な実装方式において、基地局は、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立し、その対応関係をUEに送信するように構成された確立ユニット、又は
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、UEによって送信された、対応関係を受信するように構成された第4の受信ユニットをさらに備える。
【0014】
第2の態様によれば、本発明は、UEを実現し、UEは、取得ユニットと決定ユニットとを備え、ここで
取得ユニットは、UEのカテゴリ情報及び変調情報を取得するように構成され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含み、並びに
決定ユニットは、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0015】
第2の態様の第1の可能な実装方式において、UEは
カテゴリ情報及び変調情報を基地局に報告し、それにより基地局は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する、ように構成された報告ユニットをさらに備え、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0016】
第2の態様の前述の任意の実装方式に関して、第2の態様の第2の可能な実装方式において、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、ここで、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0017】
第2の態様の前述の任意の実装方式に関して、第2の態様の第3の可能な実装方式において、決定ユニットは、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定するように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される。
【0018】
第2の態様の前述の任意の実装方式に関して、第2の態様の第4の可能な実装方式において、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るRBの最大数のうちの少なくとも1つを含む。
【0019】
第2の態様の第4の可能な実装方式に関して、第2の態様の第5の可能な実装方式において、UEは、
基地局によって送信された第1の構成情報及び第2の構成情報を受信するように構成された第1の受信ユニットであって、ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用される、第1の受信ユニットと、
UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、ここで、ダウンリンク送信モードは、基地局及びUEがダウンリンク送信を実行する送信モードを含み、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む、ように構成された計算ユニットとをさらに備える。
【0020】
第2の態様の第5の可能な実装方式に関して、第2の態様の第6の可能な実装方式において、計算ユニットは、式
【数3】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは基地局とUEとによって実行されるダウンリンク送信でターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求HARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、
又は
計算ユニットは、式
【数4】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは事前定義された正実数であり、Kは基地局とUEとによって実行されるダウンリンク送信でターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す。
【0021】
第2の態様の前述の任意の実装方式に関して、第2の態様の第7の可能な実装方式において、UEは、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立し、その対応関係を基地局に送信するように構成された確立ユニット、又は
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、基地局によって送信された、対応関係を受信するように構成された第2の受信ユニットをさらに備える。
【0022】
第3の態様によれば、本発明は、ダウンリンクパラメータを決定するための装置を実現し、これは
ユーザ機器UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報を受信するように構成された受信機であって、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む、受信機と、
UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するように構成されたプロセッサであって、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される、プロセッサとを備える。
【0023】
第3の態様の第1の可能な実装方式において、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、ここで、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0024】
第3の態様の前述の任意の実装方式に関して、第3の態様の第2の可能な実装方式において、受信機は、UEによって報告され、及びUEによってサポートされている、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を表すために使用される、層数情報を受信するようにさらに構成され、並びに
プロセッサは、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定するように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される。
【0025】
第3の態様の前述の任意の実装方式に関して、第3の態様の第3の可能な実装方式において、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るRBの最大数のうちの少なくとも1つを含む。
【0026】
第3の態様の第3の可能な実装方式に関して、第3の態様の第4の可能な実装方式において、プロセッサは、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、及びソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数に従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するようにさらに構成され、ここで、ダウンリンク送信モードは、UEによるダウンリンク送信が実行される送信モードを含む。
【0027】
第3の態様の第3の可能な実装方式に関して、第3の態様の第5の可能な実装方式において、受信機は、UEによって報告される、ターゲット変調方式がダウンリンク送信において使用されるときにUEによって受信され得るRBの、最大数を受信するようにさらに構成され、並びに
プロセッサは、UEによってサポートされる最高次変調方式とRBの受信された最大数とに従って、UEに割り振られたRBの数を決定し、UEに割り振られるRBの数が受信された最大RB以下である、ようにさらに構成される。
【0028】
第3の態様の第3の可能な実装方式又は第4の可能な実装方式又は第5の可能な実装方式に関して、第3の態様の第6の可能な実装方式において、装置は、送信機をさらに備え、ここで、
送信機は、第1の構成情報及び第2の構成情報をUEに送信するように構成され、ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用され、それにより、UEは、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算する。
【0029】
第3の態様の前述の任意の実装方式に関して、第3の態様の第7の可能な実装方式において、装置は、送信機をさらに備え、ここで、
プロセッサは、UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立するようにさらに構成され、並びに
送信機は、その対応関係をUEに送信するように構成される、又は
受信機は、UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、UEによって送信された、対応関係を受信するように構成される。
【0030】
第4の態様によれば、本発明は、ダウンリンクパラメータを決定するための装置を実現し、これは、ユーザ機器UEのカテゴリ情報及び変調情報を取得するように構成されたプロセッサであって、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む、プロセッサを備え、ここで、
プロセッサは、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0031】
第4の態様の第1の可能な実装方式において、装置は、送信機をさらに備え、ここにおいて
送信機は、カテゴリ情報及び変調情報を基地局に報告し、それにより基地局は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する、ように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0032】
第4の態様の前述の任意の実装方式に関して、第4の態様の第2の可能な実装方式において、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、ここで、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0033】
第4の態様の前述の任意の実装方式に関して、第4の態様の第3の可能な実装方式において、プロセッサは、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定するようにさらに構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される。
【0034】
第4の態様の前述の任意の実装方式に関して、第4の態様の第4の可能な実装方式において、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数のうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
第4の態様の第4の可能な実装方式に関して、第4の態様の第5の可能な実装方式において、装置は、受信機をさらに備え、ここで、
受信機は、基地局によって送信された第1の構成情報及び第2の構成情報を受信するように構成され、ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用され、並びに
プロセッサは、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、ここで、ダウンリンク送信モードは、基地局及びUEがダウンリンク送信を実行する送信モードを含み、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む、ように構成される。
【0036】
第4の態様の前述の任意の実装方式に関して、第4の態様の第6の可能な実装方式において、装置は、送信機及び受信機をさらに備え、ここで、
プロセッサは、UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立するようにさらに構成され、並びに
送信機は、基地局に、プロセッサによって確立された対応関係を送信するように構成される、又は
受信機は、UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、基地局によって送信された、対応関係を受信するように構成される。
【0037】
第5の態様によれば、本発明は、ダウンリンクパラメータを決定するための方法を提供し、この方法は
ユーザ機器UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報を受信し、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む、ことと、
UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される、こととを含む。
【0038】
第5の態様の第1の可能な実装方式において、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、ここで、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0039】
第5の態様の前述の任意の実装方式に関して、第5の態様の第2の可能な実装方式において、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ことの前に、この方法は、
UEによって報告され、及びUEによってサポートされている、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を表すために使用される、層数情報を受信することをさらに含み、並びに
UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ことは、
UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される、ことを含む。
【0040】
第5の態様の前述の任意の実装方式に関して、第5の態様の第3の可能な実装方式において、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数のうちの少なくとも1つを含む。
【0041】
第5の態様の前述の任意の実装方式に関して、第5の態様の第4の可能な実装方式において、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ことの後に、この方法は、
UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、及びソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数に従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、ここで、ダウンリンク送信モードは、UEによるダウンリンク送信が実行される送信モードを含む、ことをさらに含む。
【0042】
第5の態様の第4の可能な実装方式に関して、第5の態様の第5の可能な実装方式において、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、及びソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数に従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算することは、

【数5】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest,HARQ)処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、こと、
又は

【数6】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは事前定義された正実数であり、Kは正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、ことを含む。
【0043】
第5の態様の第の可能な実装方式に関して、第5の態様の第6の可能な実装方式において、この方法は、
UEによって報告される、ターゲット変調方式がダウンリンク送信において使用されるときにUEによって受信され得るRBの、最大数を受信することと、及びUEによってサポートされる最高次変調方式とRBの受信された最大数とに従って、UEに割り振られたRBの数を決定することとをさらに含み、そのため、UEに割り振られるRBの数は、受信された最大RB以下である。
【0044】
第5の態様の第3の可能な実装方式又は第4の可能な実装方式又は第5の可能な実装方式又は第6の可能な実装方式に関して、第5の態様の第7の可能な実装方式において、
UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ことの後に、この方法は、
第1の構成情報及び第2の構成情報をUEに送信することをさらに含み、ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用され、それにより、DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズは、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って計算される。
【0045】
第5の態様の前述の任意の実装方式に関して、第5の態様の第8の可能な実装方式において、この方法は、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立し、及びその対応関係をUEに送信すること、又は
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、UEによって送信された、対応関係を受信することをさらに含む。
【0046】
第6の態様によれば、本発明は、ダウンリンクパラメータを決定するための方法を提供し、この方法は
ユーザ機器UEのカテゴリ情報及び変調情報を取得し、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む、ことと、
UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される、こととを含む。
【0047】
第6の態様の第1の可能な実装様式において、この方法は
カテゴリ情報及び変調情報を基地局に報告し、それにより基地局は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ことをさらに含む。
【0048】
第6の態様の前述の任意の実装方式に関して、第6の態様の第2の可能な実装方式において、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、ここで、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0049】
第6の態様の前述の任意の実装方式に関して、第6の態様の第3の可能な実装方式において、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ことは、
UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される、ことを含む。
【0050】
第6の態様の前述の任意の実装方式に関して、第6の態様の第4の可能な実装方式において、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数のうちの少なくとも1つを含む。
【0051】
第6の態様の第4の可能な実装方式に関して、第6の態様の第5の可能な実装方式において、カテゴリ情報及び変調情報を基地局に報告することの後に、この方法は、
基地局によって送信された第1の構成情報及び第2の構成情報を受信し、ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用される、ことと、
UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、ここで、ダウンリンク送信モードは、基地局及びUEがダウンリンク送信を実行する送信モードを含み、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む、こととをさらに含む。
【0052】
第6の態様の第5の可能な実装方式に関して、第6の態様の第6の可能な実装方式において、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算することは、

【数7】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは基地局とUEとによって実行されるダウンリンク送信でターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求HARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、こと
又は

【数8】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは事前定義された正実数であり、Kは基地局とUEとによって実行されるダウンリンク送信でターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、ことを含む。
【0053】
第6の態様の前述の任意の実装方式に関して、第6の態様の第7の可能な実装方式において、この方法は、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立し、その対応関係を基地局に送信すること、又は
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、基地局によって送信された、対応関係を受信することをさらに含む。
【0054】
前述の技術的解決方法では、UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報が受信され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含み、並びにUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータは、次いで、UEのダウンリンクパラメータとして決定される。このようにして、UEがより高次の変調方式をサポートした後、UEのダウンリンクパラメータは、より高次の変調方式に従って決定され得ることが実現されるものとしてよく、及びダウンリンク送信時により高次の変調方式が導入され、それにより、UEの変調特徴がダウンリンク送信のプロセスにおいて完全に使用されることが実現されるものとしてよい。それに加えて、UEによってサポートされている最高次変調方式の特徴は、ダウンリンク送信で導入され得るので、ダウンリンク送信のスペクトル効率は改善され得る。
【0055】
本発明の実施形態又は従来技術における技術的解決方法をより明確に説明するために、以下において、実施形態又は従来技術の説明に必要な添付図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明の添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているにすぎず、当業者であれば、創造的労力を費やすことなくこれらの添付図面から他の図面を導き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1】本発明の一実施形態による基地局の概略構造図である。
図2】本発明の一実施形態による別の基地局の概略構造図である。
図3】本発明の一実施形態による別の基地局の概略構造図である。
図4】本発明の一実施形態によるUEの概略構造図である。
図5】本発明の一実施形態による別のUEの概略構造図である。
図6】本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための装置の概略構造図である。
図7】本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための別の装置の概略構造図である。
図8】本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための方法の概略流れ図である。
図9】本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための別の方法の概略流れ図である。
図10】本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための別の方法の概略流れ図である。
図11】本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための別の方法の概略流れ図である。
図12】本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための別の方法の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
以下では、本発明の実施形態の添付図面を参照しつつ本発明の実施形態の技術的解決方法について明確に、且つ完全に説明する。明らかに、説明されている実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなくむしろ一部にすぎない。創造的労力を費やすことなく本発明の実施形態に基づいて当業者が得る他のすべての実施形態は、本発明の保護の範囲内に収まるものとする。
【0058】
図1を参照すると、図1は、本発明の一実施形態による基地局の概略構造図である。図1に示されているように、基地局は、第1の受信ユニット11と決定ユニット12とを備える。
【0059】
第1の受信ユニット11は、UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報を受信するように構成され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む。
【0060】
適宜、UEのUEカテゴリは、この実施形態において制限されない。たとえば、UEのUEカテゴリは、LTEリリース10システム(略してLTE Rel−10)において定義されている8つのUEカテゴリのうちのいずれか1つであってよい。それに加えて、8つのUEカテゴリとは別に、UEのUEカテゴリは、LTEリリース10システム(略してLTE Rel−10)と別のシステム(たとえば、LTEリリース11システム、及びLTEリリース12システム)で定義されているUEカテゴリであってもよい。
【0061】
適宜、UEによってサポートされる最高次変調方式は制限されない。たとえば、UEによってサポートされる最高次変調方式は、64QAM、256QAM、次数が64QAMよりも高い変調方式、又は同様のものであってよい。
【0062】
決定ユニット12は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0063】
適宜、対応関係は、複数のUEカテゴリの対応関係を含むものとしてよく、ここで、各UEカテゴリの対応関係は、UEカテゴリ及び少なくとも1つの最高次変調方式から少なくとも1つのダウンリンクパラメータへの対応関係である。たとえば、UEカテゴリ1でサポートされている最高次変調方式は、64QAM及び256QAMを含むものとしてよく、この場合、対応関係は、UEカテゴリ1及び64QAMのサポートされている最高次変調方式からダウンリンクパラメータ1への対応関係を含み、UEカテゴリ1及び256QAMのサポートされている最高次変調方式からダウンリンクパラメータ2への対応関係をさらに含むものとしてよい。このように、UEのUEカテゴリがUEカテゴリ1であり、UEによってサポートされている最高次変調方式が、256QAMであるときに、決定ユニット12は、ダウンリンクパラメータ2がUEのダウンリンクパラメータであると決定することができる。
【0064】
適宜、カテゴリ情報に含まれるUEカテゴリは、1つ又は複数のUEカテゴリであってよく、この場合、決定ユニット12は、UEに対する1つ又は複数のダウンリンクパラメータを決定するものとしてよく、ここで、各ダウンリンクパラメータは、1つのUEカテゴリに対応する。
【0065】
前述の技術的解決方法では、UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報が受信され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含み、並びにUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータは、次いで、UEのダウンリンクパラメータとして決定される。このようにして、UEがより高次の変調方式をサポートした後、UEのダウンリンクパラメータは、より高次の変調方式に従って決定され得ることが実現されるものとしてよく、及びダウンリンク送信時により高次の変調方式が導入され、それにより、UEの変調特徴がダウンリンク送信のプロセスにおいて完全に使用されることが実現されるものとしてよい。それに加えて、UEによってサポートされている最高次変調方式の特徴は、ダウンリンク送信で導入され得るので、ダウンリンク送信のスペクトル効率は改善され得る。
【0066】
図2を参照すると、図2は、本発明の一実施形態による別の基地局の概略構造図である。図2に示されているように、基地局は、第1の受信ユニット21、第2の受信ユニット22、及び決定ユニット23を備える。
【0067】
第1の受信ユニット21は、ユーザ機器UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報を受信するように構成され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む。
【0068】
適宜、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含むものとしてよく、ここで、ターゲット変調方式は、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0069】
適宜、この実施形態では、情報が、UEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式でないことを表すときに、方法において、UEによってサポートされる最高次変調方式は候補変調方式であることがさらに決定されるものとしてよく、ここで、候補変調方式は、変調次数がターゲット変調方式よりも低い変調方式である。たとえば、ターゲット変調方式は256QAMであり、候補変調方式は64QAMであってよい。
【0070】
適宜、ダウンリンク変調方式の最高次変調次数は、サポートされている最高次変調方式と一対一対応関係にあるので、方法において、UEによってサポートされている最高次変調方式は、変調情報がダウンリンク変調方式の最高次変調次数であるときに直接的に得られ得る。たとえば、ダウンリンク変調方式の最高次変調次数が8のときに、UEによってサポートされている最高次変調方式は、256QAMであり、ダウンリンク変調方式の最高次変調次数が6のときに、UEによってサポートされている最高次変調方式は、64QAMである。
【0071】
第2の受信ユニット22は、UEによって報告され、及びUEによってサポートされている、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数(たとえば、DLにおける空間多重化に対するサポートされている層の最大数)を表すために使用される、層数情報を受信するように構成される。
【0072】
適宜、層数情報は、UEによって積極的に報告され得る、又はUEが要求メッセージを受信した後に、層数情報は、その要求メッセージに従って報告され得る。
【0073】
決定ユニット23は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定するように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される。
【0074】
適宜、対応関係は、表の形で表されるものとしてよく、このようにして、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の、最大数が決定されるときに、ダウンリンクパラメータは、この表から直接見つけることができる。
【0075】
適宜、対応関係は、表1から表6.2に記載の対応関係を含み得る。
【0076】
【表1】
【0077】
「1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内に受信され得る、ビットの最大数」の欄において、「149776(4つの層)」は、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、カテゴリ6の1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内に受信され得る、ビットの最大数が、149776であることを表し、「75376(2つの層)」は、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数がであるときに、カテゴリ6の1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内に受信され得る、ビットの最大数が、75376であることを表している。それに加えて、UEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式である(すなわち、表1の「ターゲット変調方式がサポートされている」)か、又はUEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式でない(すなわち、表1の「ターゲット変調方式がサポートされていない」)かどうかに関係なく、決定ユニット23によって決定されるダウンリンクパラメータは同じである。
【0078】
表1に従って、UEによって報告されるUEカテゴリがカテゴリ1からカテゴリ7のうちのUEカテゴリであるときに、UEのダウンリンクパラメータは、UEカテゴリ及びサポートされている最高次変調方式に従って決定され得ることが実現されるものとしてよい。このようにして、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしているときに、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式の特徴が、基地局及びUEがダウンリンク送信を実行するときに導入され、それにより、スペクトル効率を改善することができることが実現され得る。
【0079】
【表2】
【0080】
【表3】
【0081】
表2.1及び表2.2に従って、UEによって報告されるUEカテゴリがカテゴリ8のUEカテゴリであるときに、UEのダウンリンクパラメータは、UEカテゴリ及びサポートされている最高次変調方式に従って決定され得ることが実現されるものとしてよい。このようにして、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしているときに、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式の特徴が、基地局及びUEがダウンリンク送信を実行するときに導入され、それにより、スペクトル効率を改善することができることが実現され得る。
【0082】
【表4】
【0083】
表3.1に従って、UEカテゴリがカテゴリAであるUEについて、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が301504であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は3654144であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN2であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN1であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が75376であると決定され得る。N1及びN2は、それぞれ、1つの層と2つの層のものであり、256QAMでサポートされ得る事前定義された最大トランスポートブロックサイズ(Transport Block Size,TBS)であり、N1は75376よりも大きい整数であってよく、及びN1は149776よりも大きい整数であってよい。たとえば、N1=101840、及びN2=203704、N1=97896、及びN2=195816、N1=105528、及びN2=211936、又はN1=93800、及びN2=187712である。以下で述べられているN1及びN2の値は、ここで述べたものと同じであり、詳細については、再度説明しない。
【0084】
【表5】
【0085】
【表6】
【0086】
表3.2又は表3.3に従って、UEカテゴリがカテゴリAであるUE1について、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が301504であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は3654144であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4である場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN2であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2である場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN1であると決定され得る。
【0087】
表3.2は、UEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式であるときのみ使用される。表3.3において、UEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式である(すなわち、表1の「ターゲット変調方式がサポートされている」)か、又はUEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式でない(すなわち、表1の「ターゲット変調方式がサポートされていない」)かどうかに関係なく、ステップ203において決定されるダウンリンクパラメータは同じである。
【0088】
【表7】
【0089】
前述の表に従って、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が301504であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数が3654144であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4である場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が75376であると決定され得る。
【0090】
【表8】
【0091】
前述の表に従って、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が301504であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は3654144であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN2であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が75376であると決定され得る。
【0092】
【表9】
【0093】
前述の表に従って、UEカテゴリがカテゴリAであるUE1について、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が301504であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数が3654144であることが決定されるものとしてよく、及び1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数は149776であることが決定される。
【0094】
表3から表3.6に従って、及び方法を用いて、サポートされ得る最大ダウンリンク送信速度が約300Mbps(毎秒メガビット)(すなわち、301504bit(ビット)/1ms(ミリ秒)=301.504Mbps、ここで、1TTI=1ms)であることが実現され得る。UEカテゴリがカテゴリAであるUEが、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートすることができるときに、UEが1つのキャリアをサポートし、UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の数が2であると仮定すると、UEが到達できるダウンリンク送信速度は約200Mbps(すなわち、N1bit*2/1ms=203.68Mbps)であり、ここで、本発明のこの実施形態における*は、乗算を表す。
【0095】
それに加えて、表3から表3.6に従って、及び方法を用いて、カテゴリAであるUEカテゴリは、LTE Rel−10及びRel−11において定義されているカテゴリ6又はカテゴリ7であるUEカテゴリに類似することが実現され得る。したがって、方法において、LTE Rel−10及びRel−11で定義されているカテゴリ6及びカテゴリ7のソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数を変更することなく、UEが、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートすることができることが実現されるものとしてよく、1つのキャリアがあり、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の数が2であるときに、UEは、ダウンリンクピーク送信速度に到達することができる。
【0096】
【表10】
【0097】
表4.1に従って、UEカテゴリがカテゴリBであるUEについて、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が452256であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は5481216であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN2であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN1であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が75376であると決定する。
【0098】
【表11】
【0099】
【表12】
【0100】
表4.2又は表4.3に従って、UEカテゴリがカテゴリBであるUEについて、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が452256であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は5481216であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4である場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN2であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2である場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN1であると決定する。
【0101】
表4.2は、UEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式であるときのみ使用される。表4.3において、UEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式である(すなわち、表1の「ターゲット変調方式がサポートされている」)か、又はUEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式でない(すなわち、表1の「ターゲット変調方式がサポートされていない」)かどうかに関係なく、ステップ203において決定されるダウンリンクパラメータは同じである。
【0102】
【表13】
【0103】
表4.4に従って、UEカテゴリがカテゴリBであるUEについて、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が452256であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は5481216であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4である場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が75376であると決定する。
【0104】
【表14】
【0105】
前述の表に従って、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が452256であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は5481216であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN2であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が75376であると決定され得る。
【0106】
【表15】
【0107】
表4.6に従って、UEカテゴリがカテゴリBであるUEについて、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が452256であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は5481216であることが決定されるものとしてよく、並びに1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数は149776であることが決定される。
【0108】
方法において、表4から表4.6に従って、サポートされ得る最大ダウンリンク送信速度が約450Mbps(すなわち、452256bit/1ms=452.256Mbps、ここで、1TTI=1ms)である。UEが、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートすることができるときに、UEが2つのキャリアをサポートし、UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の数が2であると仮定すると、UEが到達できるダウンリンク送信速度は約400Mbps(すなわち、N1bit*2*2/1ms=407.36Mbps)である。UEが、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートすることができるときに、UEが1つのキャリアをサポートし、UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の数が4であると仮定すると、UEが到達できるダウンリンク送信速度は約400Mbps(すなわち、N2bit*2/1ms=407.408Mbps)である。UEが、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートすることができるときに、UEが3つのキャリアをサポートし、UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の数が2であると仮定すると、UEが到達できるダウンリンク送信速度は約450Mbps(すなわち、75376bit*2*3/1ms=452.256Mbps)である。
【0109】
この方法を用いて、UEは、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートすることができ、並びに2つのキャリアがあり、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の数が2であるときに、UEは、ダウンリンクピーク送信速度に到達することができるか、又は1つのキャリアがあり、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の数が4であるときに、UEは、ダウンリンクピーク送信速度に到達することができる。
【0110】
【表16】
【0111】
表5.1に従って、UEカテゴリがカテゴリCであるUEについて、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がM1であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数はS1であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN2であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN1であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が75376であると決定する。
【0112】
M1の値は、max(2*N1,N2)とすることができ、ここで、max(2*N1,N2)は、2つの値2*N1及びN2のうちの大きい方の値を取ることを表し、及びS1の値は、12*M1であってよい。特に、N1=101840、及びN2=203704であるときに、M1=203704、及びS1=2467584であり、N1=97896、及びN2=195816であるときに、M1=195816、及びS1=2371584であり、N1=105528、及びN2=211936であるときに、M1=211936、及びS1=2567040であり、又はN1=93800、及びN2=187712であるときに、M1=187712、及びS1=2273664である。この場合、カテゴリCでUEが到達できるダウンリンクピーク速度は、約200Mbpsである。
【0113】
代替的に、M1の値は、max(4*N1,2*N2)であってよく、及びS1の値は、12*M1であってよい。特に、N1=101840、及びN2=203704であるときに、M1=407408、及びS1=4935168であり、N1=97896、及びN2=195816であるときに、M1=391632、及びS1=4743168であり、N1=105528、及びN2=211936であるときに、M1=423872、及びS1=5134080であり、又はN1=93800、及びN2=187712であるときに、M1=375424、及びS1=4547328である。この場合、カテゴリCでUEが到達できるダウンリンクピーク速度は、約400Mbpsである。
【0114】
代替的に、M1の値は、max(6*N1,3*N2,75376*8,149776*4)であってよく、及びS1の値は、12*M1であってよい。特に、N1=101840、及びN2=203704であるときに、M1=611112、及びS1=7402752であり、N1=97896、及びN2=195816であるときに、M1=587448、及びS1=7114752であり、N1=105528、及びN2=211936であるときに、M1=635808、及びS1=7701120であり、又はN1=93800、及びN2=187712であるときに、M1=563136、及びS1=6820992である。この場合、カテゴリCでUEが到達できるダウンリンクピーク速度は、約600Mbpsである。
【0115】
代替的に、M1の値は、max(8*N1,4*N2)であってよく、及びS1の値は、12*M1であってよい。特に、N1=101840、及びN2=203704であるときに、M1=814816、及びS1=9870336であり、N1=97896、及びN2=195816であるときに、M1=783264、及びS1=9486336であり、N1=105528、及びN2=211936であるときに、M1=847744、及びS1=10268160であり、又はN1=93800、及びN2=187712であるときに、M1=750848、及びS1=9094656である。この場合、カテゴリCでUEが到達できるダウンリンクピーク速度は、約800Mbpsである。
【0116】
代替的に、M1の値は、max(10*N1,5*N2)であってよく、及びS1の値は、12*M1であってよい。特に、N1=101840、及びN2=203704であるときに、M1=1018520、及びS1=12337920であり、N1=97896、及びN2=195816であるときに、M1=979080、及びS1=11857920であり、N1=105528、及びN2=211936であるときに、M1=1059680、及びS1=12835200であり、又はN1=93800、及びN2=187712であるときに、M1=938560、及びS1=11368320である。この場合、カテゴリCでUEが到達できるダウンリンクピーク速度は、約1000Mbpsである。
【0117】
【表17】
【0118】
【表18】
【0119】
表5.2又は表5.3に従って、UEカテゴリがカテゴリCであるUEについて、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がM2であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数はS2であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4である場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN2であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2である場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN1であると決定する。
【0120】
M2及びS2の値を決定するための方法は、それぞれ、M1及びS1の値を決定するための方法と同じであり、詳細については、ここで再度説明しない。
【0121】
表5.2は、UEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式であるときのみ使用される。表5.3において、UEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式である(すなわち、表1の「ターゲット変調方式がサポートされている」)か、又はUEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式でない(すなわち、表1の「ターゲット変調方式がサポートされていない」)かどうかに関係なく、ステップ203において決定されるダウンリンクパラメータは同じである。
【0122】
【表19】
【0123】
表5.4に従って、UEカテゴリがカテゴリCであるUEについて、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がM3であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数はS3であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4である場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定する。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、基地局は、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が75376であると決定する。
【0124】
M3の値は、75376*8=603008とすることができ、及びS3の値は、7308288とすることができる。この場合、カテゴリCでUEが到達できるダウンリンクピーク速度は、約600Mbpsである。代替的に、M3の値は、75376*10=753760であってよく、及びS3の値は、9135360である。この場合、カテゴリCでUEが到達できるダウンリンクピーク速度は、約750Mbpsである。代替的に、M3の値は、149776*6=898656であってよく、及びS3の値は、10886400である。この場合、カテゴリCでUEが到達できるダウンリンクピーク速度は、約900Mbpsである。代替的に、M3の値は、149776*8=1198208であってよく、及びS3の値は、14515200である。この場合、カテゴリCでUEが到達できるダウンリンクピーク速度は、約1200Mbpsである。代替的に、M3の値は、149776*10=1497760であり、及びS3の値は、18144000であり、この場合、カテゴリCでUEが到達できるダウンリンクピーク速度は、約1500Mbpsである。特に、M3及びS3は、UEにより実行されるダウンリンク送信の特徴的なデータに従って異なる値に設定され得る。
【0125】
【表20】
【0126】
前述の表に従って、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がM4であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数はS4であることが決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がN2であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしている場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が149776であると決定され得る。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であり、UEが256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式をサポートしていない場合、1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数が75376であると決定され得る。
【0127】
【表21】
【0128】
表5.6に従って、UEカテゴリがカテゴリCであるUEについて、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がM4であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数はS4であることが決定されるものとしてよく、並びに1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数はN3であることが決定される。
【0129】
適宜、M4及びS4の値を決定するための方法は、それぞれ、M1及びS1の値を決定するための方法と同じである、又はM4及びS4の値を決定するための方法は、それぞれ、M3及びS3の値を決定するための方法と同じである、又はM4及びS4の値は、表2から表4の中の対応する位置にある数値であるものとしてよい。詳細については、ここで再度説明しない。N3の値は、N2、N1、149776、又は75376とすることができる。
【0130】
【表22】
【0131】
表5.7に従って、UEカテゴリがカテゴリCであるUEについて、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がM5であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数はS5であることが決定されるものとしてよく、並びに1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数はN4であることが決定される。
【0132】
適宜、M5及びS5の値を決定するための方法は、それぞれ、M1及びS1の値を決定するための方法と同じである、又はM5及びS5の値を決定するための方法は、それぞれ、M3及びS3の値を決定するための方法と同じである、又はM5及びS5の値は、表2から表4の中の対応する位置にある数値であるものとしてよい。詳細については、ここで再度説明しない。N4の値は、N2、N1、149776、又は75376とすることができる。
【0133】
【表23】
【0134】
【表24】
【0135】
表6及び表6.2に従って、UEカテゴリがカテゴリであるUEについて、1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数がM6であり、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数はS6であることが決定されるものとしてよく、並びに1つのDL−SCHトランスポートブロックにおいて1つのTTI内にUEによって受信され得るビットの最大数はN5であることが決定される。
【0136】
N5は、5つの層を有し、256QAMでサポートされ得る最大TBSであってよい。M6=10*N5であり、S6は約12*M6である。具体的な値は以下のものであってよい。N5=403896、M6=4038960、及びS6=48467520、N5=405728、M6=4057280、及びS6=48687360、N5=391656、M6=3916560、及びS6=46998720、N5=422256、M6=4222560、及びS6=50670720、N5=397776、M6=3977760、及びS6=47733120、又はN=375448、M6=3754480、及びS6=45053760。
【0137】
適宜、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、及びカテゴリDは、LTE Rel−11よりも後のリリース(たとえば、LTE Rel−12、LTE Rel−13、及びLTE Rel−14などのリリース)で定義されているUEカテゴリであってよい。カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、及びカテゴリDは、コード名にすぎず、これらはLTE Rel−11よりも後のリリース(たとえば、LTE Rel−12、LTE Rel−13、及びLTE Rel−14などのリリース)で定義されているUEカテゴリの名前に限定されない。
【0138】
適宜、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、及びカテゴリDは、リリースLTE Rel−10及びLTE Rel−11で定義されていないので、このようにして、UEによって報告されるカテゴリ情報がカテゴリA、カテゴリB、又はカテゴリCを含むときに、カテゴリ情報は、カテゴリ6又はカテゴリ7をさらに含むものとしてよく、並びにUEによって報告されるカテゴリ情報がカテゴリDを含むときに、カテゴリ情報は、カテゴリ8をさらに含むものとしてよく、それにより、UEのUEカテゴリは、LTE Rel−10及びLTE Rel−11システムで識別されるものとしてよく、及びダウンリンクパラメータは、UEについて決定される。すなわち、カテゴリ6若しくはカテゴリ7に対応するダウンリンクパラメータは、カテゴリA、カテゴリB、若しくはカテゴリCに対応するダウンリンクパラメータとして使用され得る、又はカテゴリ8に対応するダウンリンクパラメータは、カテゴリDに対応するダウンリンクパラメータとして使用され得る。
【0139】
適宜、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、及びカテゴリDは、リリースLTE Rel−8及びLTE Rel−9で定義されていないので、このようにして、UEによって報告されるカテゴリ情報がカテゴリA、カテゴリB、又はカテゴリCを含むときに、カテゴリ情報は、カテゴリ4をさらに含むものとしてよく、並びにUEによって報告されるカテゴリ情報がカテゴリDを含むときに、カテゴリ情報は、カテゴリ5をさらに含むものとしてよく、それにより、UEのUEカテゴリは、LTE Rel−8及びLTE Rel−9システムで識別されるものとしてよく、及びダウンリンクパラメータは、UEについて決定される。すなわち、カテゴリ4に対応するダウンリンクパラメータは、カテゴリA、カテゴリB、若しくはカテゴリCに対応するダウンリンクパラメータとして使用され得る、又はカテゴリ5に対応するダウンリンクパラメータは、カテゴリDに対応するダウンリンクパラメータとして使用され得る。
【0140】
適宜、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0141】
適宜、図3に示されているように、基地局は、
UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、及びソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数に従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するように構成された計算ユニット24であって、ここで、ダウンリンク送信モードは、UEによるダウンリンク送信が実行される送信モードを含む、計算ユニット24をさらに備え得る。
【0142】
この実装方式において、DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズが計算された後、対応するダウンリンク送信が、DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズに従って実行され、それにより、DL−SCHトランスポートブロックで送信されるダウンリンクデータがソフトバッファサイズを超えたときに引き起こされるデータ喪失を回避することができる。それに加えて、この方法では、コードブロックのソフトバッファサイズがさらに決定され、それにより、コードブロックのソフトバッファサイズに従ってコードブロック上でビット収集を実行することができる。
【0143】
適宜、計算ユニット24は、式
【数9】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算することができ、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest,HARQ)処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す。
【0144】
適宜、カテゴリ情報が1つ又は複数のUEカテゴリを表すときに、ステップ203で決定されたダウンリンクパラメータは、1つ又は複数のダウンリンクパラメータを含むものとしてよく、各ダウンリンクパラメータは、1つのソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数を含む。このようにして、決定ユニット23は、1つ又は複数のソフトチャネル上で送信されたデータのビットの最大数を決定することができる。カテゴリ情報が1つのUEカテゴリを表すときに、決定ユニット23は、1つのソフトチャネル上でのみ送信されるデータのビットの最大数を決定し、ここで、Nsoftは、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数である。カテゴリ情報が複数のUEカテゴリを表すときに、決定ユニット23は、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モード及び/又はターゲット変調方式がダウンリンク送信においてサポートされているかどうかに従って複数のUEカテゴリから1つのUEカテゴリを決定するようにさらに構成されるものとしてよく、並びに決定ユニット23は、決定されたUEカテゴリに従って、1つのソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数をさらに決定し、ここで、Nsoftは、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数である。たとえば、ダウンリンク送信モードは、送信モード9又は送信モード10であり、並びにUEによって報告されるUEカテゴリは、カテゴリ6、カテゴリ7、又はカテゴリ8を含み、それにより、カテゴリ6、カテゴリ7、又はカテゴリ8に対応する、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は、Nsoftとして使用され得る。たとえば、ダウンリンク送信モードは、送信モード11(LTE Rel−12において新規導入された送信モード)であり、並びにUEによって報告されるUEカテゴリは、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、又はカテゴリDを含み、したがって、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、又はカテゴリDに対応する、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は、Nsoftとして使用され得る。ターゲット変調方式は、ダウンリンク送信においてサポートされ、並びにUEによって報告されるUEカテゴリは、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、又はカテゴリDを含み、したがって、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、又はカテゴリDに対応する、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は、Nsoftとして使用され得る。ダウンリンク送信モードが、送信モード11(LTE Rel−12において新規導入された送信モード)であり、並びにUEによって報告されるUEカテゴリが、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、又はカテゴリDを含まないときに、たとえば、UEによって報告されるUEカテゴリは、カテゴリ1からカテゴリ5までのUEカテゴリを含み、カテゴリ1からカテゴリ5までのUEカテゴリに対応する、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は、Nsoftとして使用され得る。たとえば、Nsoftは、また、ダウンリンク送信モードに従って決定され得ない。たとえば、UEによって報告されるUEカテゴリは、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、又はカテゴリDを含み、並びに、したがって、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、又はカテゴリDに対応する、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は、Nsoftとして使用され得る。たとえば、ダウンリンク送信モードは、送信モード9又は10であり、並びにUEによって報告されるUEカテゴリは、カテゴリ6、カテゴリ7、又はカテゴリ8を含み、したがって、カテゴリ6、カテゴリ7、又はカテゴリ8に対応する、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は、Nsoftとして使用され得る。UEによって報告されるUEカテゴリが、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、カテゴリD、カテゴリ6、カテゴリ7、又はカテゴリ8を含まないときに、カテゴリ1からカテゴリ5までのUEカテゴリに対応する、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数も、Nsoftとして使用され得る。
【0145】
適宜、ターゲット変調方式が、ダウンリンク送信においてサポートされ、並びにUEによって報告されるUEカテゴリは、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、又はカテゴリDを含む場合に、したがって、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、又はカテゴリDに対応する、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は、Nsoftとして使用され得る。そうでなければ、ダウンリンク送信モードは、送信モード9又は送信モード10であり、並びにUEによって報告されるUEカテゴリは、カテゴリ6、カテゴリ7、又はカテゴリ8を含む場合、カテゴリ6、カテゴリ7、又はカテゴリ8に対応する、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は、Nsoftとして使用され得る。そうでなければ、カテゴリ1からカテゴリ5までのUEカテゴリに対応する、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数は、Nsoftとして使用される。
【0146】
適宜、Nsoftがカテゴリ1からカテゴリ5のUEカテゴリに対応する最大ソフトチャネルであるときに、Kc=1と決定される。Nsoftがカテゴリ6又はカテゴリ7に対応する最大ソフトチャネルであり、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=2と決定される。UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4である場合に、Kc=1と決定される。Nsoftがカテゴリ6又はカテゴリ7に対応する最大ソフトチャネルであり、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、Kc=1と決定される。Nsoftがカテゴリ8に対応する最大ソフトチャネルであるときに、Kc=5と決定される。
【0147】
適宜、NsoftがカテゴリAに対応する最大ソフトチャネルであり、及びターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されるときに、Kc=1と決定され得る。NsoftがカテゴリAに対応する最大ソフトチャネルであり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=2と決定され得る。NsoftがカテゴリAに対応する最大ソフトチャネルであり、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、Kc=1と決定される。
【0148】
適宜、NsoftがカテゴリBに対応する最大ソフトチャネルであり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用され、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、Kc=1と決定され得る。NsoftがカテゴリBに対応する最大ソフトチャネルであり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用され、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=2と決定され得る。NsoftがカテゴリBに対応する最大ソフトチャネルであり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、Kc=2と決定され得る。NsoftがカテゴリBに対応する最大ソフトチャネルであり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=3と決定され得る。
【0149】
適宜、NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がすべてmax(2*N1,N2)であるときに、Kc=1と決定されるものとしてよく、NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(4*N1,2*N2)であり、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、Kc=1と決定されるものとしてよく、NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(4*N1,2*N2)であり、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=2と決定されるものとしてよい。
【0150】
適宜、NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(6*N1,3*N2,75376*8,149776*4)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用され、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、Kc=2又は1又は3/2と決定され得る(「/」は、除算記号を表し、3/2は1.5である)。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(6*N1,3*N2,75376*8,149776*4)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用され、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=3と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(6*N1,3*N2,75376*8,149776*4)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、Kc=2と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(6*N1,3*N2,75376*8,149776*4)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=4と決定され得る。
【0151】
適宜、NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(8*N1,4*N2)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用され、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、Kc=2と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(8*N1,4*N2)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用され、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=4と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(8*N1,4*N2)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、Kc=3又は2又は8/3と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(8*N1,4*N2)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=5と決定され得る。
【0152】
適宜、NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(10*N1,5*N2)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用され、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、Kc=2又は3又は5/2と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(10*N1,5*N2)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用され、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=5と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(10*N1,5*N2)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、Kc=3又は4又は10/3と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M1、M2、及びM4の値がmax(10*N1,5*N2)であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=5と決定され得る。
【0153】
適宜、NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が603008であり、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されるかどうかに関係なく、Kc=2又は3/2と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が603008であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用され、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=3と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が603008であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=4と決定され得る。
【0154】
適宜、NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が753760であり、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されるかどうかに関係なく、Kc=2又は3又は5/2と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が753760であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用され、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=3又は4又は15/4と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が753760であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=5と決定され得る。
【0155】
適宜、NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が898656であり、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されるかどうかに関係なく、Kc=3又は2又は9/4と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が898656であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用され、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=4又は5又は9/2と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が898656であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されず、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、Kc=5と決定され得る。
【0156】
適宜、NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が両方とも1198208であり、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が4であるときに、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されるかどうかに関係なく、Kc=4又は3と決定され得る。NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が両方とも1198208であり、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数が2であるときに、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されるかどうかに関係なく、Kc=5と決定され得る。
【0157】
適宜、NsoftがカテゴリCに対応する最大ソフトチャネルであり、M3及びM4の値が1497760であるときに、Kc=5と直接決定され得る。
【0158】
適宜、NsoftがカテゴリDに対応する最大ソフトチャネルであるときに、Kc=5と直接決定され得る。
【0159】
適宜、上ではKcが1から5である例のみが取り上げられている。それに加えて、Kcは、0から5の別の自然数、又は非整数であってもよい。
【0160】
適宜、Mlimitは、事前定義された正実数、たとえば、Mlimit=8であってよい。代替的に、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されるときに、Mlimitは、8よりも小さい正実数であり、ターゲット変調方式が、UEにより実行されるダウンリンク送信において最高次変調方式として使用されないときに、Mlimit=8である。
【0161】
適宜、計算ユニット24は、式
【数10】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズをさらに計算することができ、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは事前定義された正実数であり、Kは正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す。前述の式の中のパラメータに対して、上で説明されているパラメータが使用されるものとしてよく、ここで再度説明しない
【0162】
適宜、基地局は、
第1の構成情報及び第2の構成情報をUEに送信するように構成された送信ユニット25をさらに備えるものとしてよく、ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用され、それにより、UEは、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算する。
【0163】
この実装方式において、UEが、DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算することが実現され得る。それに加えて、ターゲット変調方式が、UEによるダウンリンク送信時にサポートされているかどうかも、UEによるダウンリンク送信時にターゲット変調方式をダウンリンクデータの変調方式として使用するかどうかであると理解され得る。
【0164】
適宜、基地局は、
UEによって報告される、ターゲット変調方式がダウンリンク送信において使用されるときにUEによって受信され得るRBの、最大数を受信し、及びUEによってサポートされる最高次変調方式とRBの受信された最大数とに従って、UEに割り振られたRBの数を決定し、それにより、UEに割り振られるRBの数が受信された最大RB以下である、ように構成された第3の受信ユニット26をさらに備え得る。
【0165】
この実装方式において、UEによってサポートされる最高次変調方式は、ターゲット変調方式であってよく、ターゲット変調方式は、256QAMである。それに加えて、UEに割り振られたRBの数は、ダウンリンクパラメータにおける、UEによって受信され得るRBの最大数であってもよく、ここで、ダウンリンクパラメータにおける、UEによって受信され得るRBの最大数は、UEによって報告される、ターゲット変調方式がダウンリンク送信において使用されるときにUEによって受信され得るRBの最大数である。
【0166】
たとえば、UEによって報告される、256QAM変調方式がダウンリンク送信において使用されるときにUEによって受信され得るRBの最大数がXであり、ここで、Xは1から110の整数であり、及びUEによって報告されるサポートされている最高次変調方式が256QAMである場合、基地局は、UEに割り振られるRBの数YがX以下であると決定する。この方法では、UEに割り振られるRBの数が大きすぎて、UEの処理能力を超え、UEの復調エラーを引き起こすことが防止され得る。
【0167】
適宜、基地局は、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立し、その対応関係をUEに送信するように構成された確立ユニット27、又は
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、UEによって送信された、対応関係を受信するように構成された第4の受信ユニット28をさらに備え得る。
【0168】
この実装方式で確立されるか、又は受信される対応関係は、決定ユニット23によって使用される対応関係であり、及び対応関係は、表1から表6.2に記載の対応関係を特に含み得る。
【0169】
前述の技術的解決方法において、複数のオプションの実装方式が、上記の実施形態に基づき導入され、及びすべての実装方式において、UEがより高次の変調方式をサポートした後に、より高次の変調方式の特徴がUEに対して導入され、それにより、スペクトル効率を改善できる、ことが実現され得る。
【0170】
図4を参照すると、図4は、本発明の一実施形態によるUEの概略構造図である。図4に示されているように、UEは、取得ユニット41と決定ユニット42とを備える。
【0171】
取得ユニット41は、UEのカテゴリ情報及び変調情報を取得するように構成され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む。
【0172】
適宜、取得ユニット41は、UEのカテゴリ情報及び変調情報をローカルで取得し得る、又は取得ユニット41は、計算若しくは識別の方式でUEのカテゴリ情報及び変調情報を取得する。
【0173】
決定ユニット42は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0174】
それに加えて、図5に示されているように、UEは、
カテゴリ情報及び変調情報を基地局に報告し、それにより基地局は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する、ように構成された報告ユニット43をさらに備えるものとしてよく、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0175】
適宜、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含むものとしてよく、ここで、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0176】
適宜、決定ユニット42は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定するようにさらに構成されるものとしてよく、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される。
【0177】
この実装方式において、取得ユニット41は、UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数をさらに取得し得る。
【0178】
適宜、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るRBの最大数のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0179】
UEは、
基地局によって送信された第1の構成情報及び第2の構成情報を受信するように構成された第1の受信ユニット44であって、ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用される、第1の受信ユニット44と、
UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するように構成された計算ユニット45であって、ここで、ダウンリンク送信モードは、基地局及びUEがダウンリンク送信を実行する送信モードを含み、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む、計算ユニット45とをさらに備え得る。
【0180】
適宜、計算ユニット45は、式
【数11】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算することができ、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは基地局とUEとによって実行されるダウンリンク送信でターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求HARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、
又は
計算ユニット45は、式
【数12】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算することができ、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは事前定義された正実数であり、Kは基地局とUEとによって実行されるダウンリンク送信でターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す。
【0181】
適宜、Kは、上位層のシグナリングを使用することによって基地局によって構成された1から5の受信された自然数、又は1から5の非整数であってもよい、確かに、Kについては、図2に示されている実施形態においてKを計算するための方式は、Kを計算するためにさらに使用されるものとしてよく、ここで再度説明しない。
【0182】
適宜、UEは、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立し、その対応関係を基地局に送信するように構成された確立ユニット46、又は
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、基地局によって送信された、対応関係を受信するように構成された第2の受信ユニット47をさらに備え得る。
【0183】
この実装方式で確立されるか、又は受信される対応関係は、決定ユニット42によって使用される対応関係であり、及び対応関係は、表1から表6.2に記載の対応関係を特に含み得る。
【0184】
前述の技術的解決方法では、UEのカテゴリ情報及び変調情報が取得され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含み、並びにUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータは、UEのダウンリンクパラメータとして決定される。このようにして、UEがより高次の変調方式をサポートした後、UEのダウンリンクパラメータは、より高次の変調方式に従って決定され得ることが実現されるものとしてよく、それにより、UEの変調特徴は、ダウンリンク送信のプロセスにおいて完全に使用されることが実現され得る。それに加えて、UEによってサポートされている最高次変調方式の特徴は、ダウンリンク送信で導入され得るので、ダウンリンク送信のスペクトル効率は改善され得る。
【0185】
図6を参照すると、図6は、本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための装置の概略構造図である。図6に示されているように、装置は、受信機61とプロセッサ62とを備える。
【0186】
受信機61は、UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報を受信するように構成され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む。
【0187】
プロセッサ62は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0188】
適宜、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、ここで、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0189】
適宜、受信機61は、UEによって報告され、及びUEによってサポートされている、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を表すために使用される、層数情報を受信するようにさらに構成され得る。
【0190】
プロセッサ62は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定するようにさらに構成されるものとしてよく、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される。
【0191】
適宜、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0192】
適宜、プロセッサ62は、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、及びソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数に従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するようにさらに構成されるものとしてよく、ここで、ダウンリンク送信モードは、UEによるダウンリンク送信が実行される送信モードを含む。
【0193】
適宜、プロセッサ62は、式
【数13】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するようにさらに構成されるものとしてよく、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest,HARQ)処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、
又は
プロセッサ62は、式
【数14】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するようにさらに構成されるものとしてよく、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは事前定義された正実数であり、Kは正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す。
【0194】
適宜、装置は、送信機63をさらに備え得る。
【0195】
送信機63は、第1の構成情報及び第2の構成情報をUEに送信するように構成され、ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用され、それにより、DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズは、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って計算される。
【0196】
適宜、受信機61は、UEによって報告される、ターゲット変調方式がダウンリンク送信において使用されるときにUEによって受信され得るRBの、最大数を受信するようにさらに構成されるものとしてよく、並びに
プロセッサ62は、UEによってサポートされる最高次変調方式とRBの受信された最大数とに従って、UEに割り振られたRBの数を決定し、それにより、UEに割り振られるRBの数が受信された最大RB以下である、ようにさらに構成されるものとしてよい。
【0197】
適宜、プロセッサ62は、UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立するようにさらに構成されるものとしてよく、並びに
送信機63は、その対応関係をUEに送信するようにさらに構成されるものとしてよい、又は
受信機61は、UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、UEによって送信された、対応関係を受信するようにさらに構成されるものとしてよい。
【0198】
前述の技術的解決方法において、UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報が受信され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含み、並びにUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータは、次いで、UEのダウンリンクパラメータとして決定される。このようにして、UEがより高次の変調方式をサポートした後、UEのダウンリンクパラメータは、より高次の変調方式に従って決定され得ることが実現されるものとしてよく、及びダウンリンク送信時により高次の変調方式が導入され、それにより、UEの変調特徴がダウンリンク送信のプロセスにおいて完全に使用されることが実現されるものとしてよい。それに加えて、UEによってサポートされている最高次変調方式の特徴は、ダウンリンク送信で導入され得るので、ダウンリンク送信のスペクトル効率は改善され得る。
【0199】
図7を参照すると、図7は、本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための装置の概略構造図である。図7に示されているように、装置は、プロセッサ71を備える。
【0200】
プロセッサ71は、UEのカテゴリ情報及び変調情報を取得するように構成され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む。
【0201】
プロセッサ71は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定するようにさらに構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0202】
適宜、装置は、送信機72をさらに備え得る。
【0203】
送信機72は、カテゴリ情報及び変調情報を基地局に報告し、それにより基地局は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する、ように構成され、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0204】
適宜、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含み、ここで、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0205】
適宜、プロセッサ71は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定するようにさらに構成されるものとしてよく、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される。
【0206】
適宜、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0207】
適宜、装置は、送信機73をさらに備えるものとしてよく、
受信機73は、基地局によって送信された第1の構成情報及び第2の構成情報を受信するように構成され、ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用され、
プロセッサ71は、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するようにさらに構成されるものとしてよく、ここで、ダウンリンク送信モードは、基地局及びUEがダウンリンク送信を実行する送信モードを含み、ターゲット変調方式は、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0208】
適宜、プロセッサ71は、式
【数15】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するようにさらに構成されるものとしてよく、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは基地局とUEとによって実行されるダウンリンク送信でターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求HARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、
又は
プロセッサ71は、式
【数16】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算するようにさらに構成されるものとしてよく、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは事前定義された正実数であり、Kは基地局とUEとによって実行されるダウンリンク送信でターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す。
【0209】
適宜、プロセッサ71は、UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立するようにさらに構成されるものとしてよく、並びに
送信機72は、その対応関係を基地局に送信するようにさらに構成されるものとしてよい、又は
受信機73は、UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、基地局によって送信された、対応関係を受信するようにさらに構成されるものとしてよい。
【0210】
前述の技術的解決方法において、UEのカテゴリ情報及び変調情報が取得され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含み、並びにUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータは、UEのダウンリンクパラメータとして決定される。このようにして、UEがより高次の変調方式をサポートした後、UEのダウンリンクパラメータは、より高次の変調方式に従って決定され得ることが実現されるものとしてよく、それにより、UEの変調特徴は、ダウンリンク送信のプロセスにおいて完全に使用されることが実現され得る。それに加えて、UEによってサポートされている最高次変調方式の特徴は、ダウンリンク送信で導入され得るので、ダウンリンク送信のスペクトル効率は改善され得る。
【0211】
図8を参照すると、図8は、本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための方法の概略流れ図である。図8に示されているように、この方法は、以下を含む。
【0212】
801:UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報を受信する。ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む。
【0213】
適宜、UEのUEカテゴリは、この実施形態において制限されない。たとえば、UEのUEカテゴリは、LTEリリース10システム(略してLTE Rel−10)において定義されている8つのUEカテゴリのうちのいずれか1つであってよい。それに加えて、8つのUEカテゴリとは別に、UEのUEカテゴリは、LTEリリース10システム(略してLTE Rel−10)と別のシステム(たとえば、LTEリリース11システム、及びLTEリリース12システム)で定義されているUEカテゴリであってもよい。
【0214】
適宜、UEによってサポートされる最高次変調方式は制限されない。たとえば、UEによってサポートされる最高次変調方式は、64QAM、256QAM、次数が64QAMよりも高い変調方式、又は同様のものであってよい。
【0215】
802:UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する。ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0216】
適宜、対応関係は、複数のUEカテゴリの対応関係を含むものとしてよく、ここで、各UEカテゴリの対応関係は、UEカテゴリ及び少なくとも1つの最高次変調方式から少なくとも1つのダウンリンクパラメータへの対応関係である。たとえば、UEカテゴリ1でサポートされている最高次変調方式は、64QAM及び256QAMを含むものとしてよく、この場合、対応関係は、UEカテゴリ1及び64QAMのサポートされている最高次変調方式からダウンリンクパラメータ1への対応関係を含み、UEカテゴリ1及び256QAMのサポートされている最高次変調方式からダウンリンクパラメータ2への対応関係をさらに含むものとしてよい。このように、UEのUEカテゴリがUEカテゴリ1であり、UEによってサポートされている最高次変調方式が、256QAMであるときに、ステップ802において、ダウンリンクパラメータ2がUEのダウンリンクパラメータであると決定され得る。
【0217】
適宜、カテゴリ情報に含まれるUEカテゴリは、1つ又は複数のUEカテゴリであってよく、この場合、ステップ802において、UEに対して、1つ又は複数のダウンリンクパラメータが決定されるものとしてよく、ここで、各ダウンリンクパラメータは、1つのUEカテゴリに対応する。
【0218】
適宜、この方法は、基地局に適用され得る、すなわち、基地局は、この方法を実装できる。
【0219】
前述の技術的解決方法では、UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報が受信され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含み、並びにUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って、UEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ及びUEによってサポートされる最高次変調方式は、次いで、UEのダウンリンクパラメータとして決定される。このようにして、UEがより高次の変調方式をサポートした後、UEのダウンリンクパラメータは、より高次の変調方式に従って決定され得ることが実現されるものとしてよく、及びダウンリンク送信時により高次の変調方式が導入され、それにより、UEの変調特徴がダウンリンク送信のプロセスにおいて完全に使用されることが実現されるものとしてよい。それに加えて、UEによってサポートされている最高次変調方式の特徴は、ダウンリンク送信で導入され得るので、ダウンリンク送信のスペクトル効率は改善され得る。
【0220】
図9を参照すると、図9は、本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための別の方法の概略流れ図である。図9に示されているように、この方法は、以下を含む。
【0221】
901:ユーザ機器UEによって報告されるカテゴリ情報及び変調情報を受信する。ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む。
【0222】
適宜、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含むものとしてよく、ここで、ターゲット変調方式は、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0223】
適宜、この実施形態では、情報が、UEによってサポートされる最高次変調方式がターゲット変調方式でないことを表すときに、方法において、UEによってサポートされる最高次変調方式は候補変調方式であることがさらに決定されるものとしてよく、ここで、候補変調方式は、変調次数がターゲット変調方式よりも低い変調方式である。たとえば、ターゲット変調方式は256QAMであり、候補変調方式は64QAMであってよい。
【0224】
適宜、ダウンリンク変調方式の最高次変調次数は、サポートされている最高次変調方式と一対一対応関係にあるので、方法において、UEによってサポートされている最高次変調方式は、変調情報がダウンリンク変調方式の最高次変調次数であるときに直接的に得られ得る。たとえば、ダウンリンク変調方式の最高次変調次数が8のときに、UEによってサポートされている最高次変調方式は、256QAMであり、ダウンリンク変調方式の最高次変調次数が6のときに、UEによってサポートされている最高次変調方式は、64QAMである。
【0225】
902:UEによって報告され、及びUEによってサポートされている、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を表すために使用される、層数情報を受信する。
【0226】
適宜、層数情報は、UEによって積極的に報告され得る、又はUEが要求メッセージを受信した後に、層数情報は、その要求メッセージに従って報告され得る。
【0227】
適宜、ステップ901及びステップ902を実行する時間系列は、制限されない。
【0228】
903:UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定する。ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される。
【0229】
適宜、対応関係は、表の形で表されるものとしてよく、このようにして、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の、最大数が決定されるときに、ダウンリンクパラメータは、この表から直接見つけることができる。
【0230】
適宜、対応関係は、表1から表6.2に記載の対応関係を含み得る。
【0231】
適宜、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数のうちの少なくとも1つを含み得る。図10に示されているように、方法は、以下をさらに含み得る。
【0232】
904:UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、及びソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数に従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算する。ここで、ダウンリンク送信モードは、UEによるダウンリンク送信が実行される送信モードを含む。
【0233】
この実装方式において、DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズが計算された後、対応するダウンリンク送信が、DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズに従って実行され、それにより、DL−SCHトランスポートブロックで送信されるダウンリンクデータがソフトバッファサイズを超えたときに引き起こされるデータ喪失を回避することができる。それに加えて、この方法では、コードブロックのソフトバッファサイズがさらに決定され、それにより、コードブロックのソフトバッファサイズに従ってコードブロック上でビット収集を実行することができる。
【0234】
適宜、ステップ904は、

【数17】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算することを含むものとしてよく、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest,HARQ)処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す。
【0235】
適宜、カテゴリ情報が1つ又は複数のUEカテゴリを表すときに、ステップ903で決定されたダウンリンクパラメータは、1つ又は複数のダウンリンクパラメータを含むものとしてよく、各ダウンリンクパラメータは、1つのソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数を含み、このようにして、ステップ903で、1つ又は複数のソフトチャネル上で送信されたデータのビットの最大数が決定され得る。カテゴリ情報が1つのUEカテゴリを表すときに、ステップ903で、1つのソフトチャネル上でのみ送信されるデータのビットの最大数が決定され、及び、Nsoftは、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数である。カテゴリ情報が複数のUEカテゴリを表すときに、ステップ903の前に、この方法は、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モード及び/又はターゲット変調方式がダウンリンク送信においてサポートされているかどうかに従って複数のUEカテゴリから1つのUEカテゴリを決定し、それにより、ステップ903に従って及び決定されたUEカテゴリに従って、1つのソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数をさらに決定することをさらに含み、ここで、Nsoftは、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数である。
【0236】
適宜、ステップ904は、

【数18】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算することをさらに含むものとしてよく、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは事前定義された正実数であり、Kは正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す。前述の式の中のパラメータに対して、上で説明されているパラメータが使用されるものとしてよく、ここで再度説明しない。
【0237】
適宜、ステップ903の後に、この方法は、以下をさらに含み得る。
【0238】
905:第1の構成情報及び第2の構成情報をUEに送信する。ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用され、それにより、DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズは、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って計算される。
【0239】
この実装方式において、UEが、DL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算することが実現され得る。
【0240】
適宜、この方法は、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立し、その対応関係をUEに送信すること、又は
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、UEによって送信された、対応関係を受信することをさらに含み得る。
【0241】
この実装方式で確立されるか、又は受信される対応関係は、ステップ903で使用される対応関係であり、及び対応関係は、表1から表6.2に記載の対応関係を特に含み得る。
【0242】
この方法は、
UEによって報告される、ターゲット変調方式がダウンリンク送信において使用されるときにUEによって受信され得るRBの、最大数を受信することと、及びUEによってサポートされる最高次変調方式とRBの受信された最大数とに従って、UEに割り振られたRBの数を決定し、それにより、UEに割り振られるRBの数が受信された最大RB以下である、こととをさらに含み得る。
【0243】
この実装方式において、UEによってサポートされる最高次変調方式は、ターゲット変調方式であってよく、ターゲット変調方式は、256QAMである。それに加えて、UEに割り振られたRBの数は、ダウンリンクパラメータにおける、UEによって受信され得るRBの最大数であってもよく、ここで、ダウンリンクパラメータにおける、UEによって受信され得るRBの最大数は、UEによって報告される、ターゲット変調方式がダウンリンク送信において使用されるときにUEによって受信され得るRBの最大数である。
【0244】
たとえば、UEによって報告される、256QAM変調方式がダウンリンク送信において使用されるときにUEによって受信され得るRBの最大数がXであり、ここで、Xは1から110の整数であり、及びUEによって報告されるサポートされている最高次変調方式が256QAMである場合、基地局は、UEに割り振られるRBの数YがX以下であると決定する。この方法では、UEに割り振られるRBの数が大きすぎて、UEの処理能力を超え、UEの復調エラーを引き起こすことが防止され得る。
【0245】
この実施形態における方法は、基地局に適用され得る、すなわち、基地局は、この方法を実装できる。
【0246】
前述の技術的解決方法において、複数のオプションの実装方式が、第1の方法実施形態に基づき導入され、及びすべての実装方式において、UEがより高次の変調方式をサポートした後に、より高次の変調方式の特徴がUEに対して導入され、それにより、スペクトル効率を改善できる、ことが実現され得る。
【0247】
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための別の方法の概略流れ図である。図11に示されているように、この方法は、以下を含む。
【0248】
1101:ユーザ機器UEのカテゴリ情報及び変調情報を取得する。ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む。
【0249】
1102:UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する。ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0250】
それに加えて、この方法は、
カテゴリ情報及び変調情報を基地局に報告し、それにより基地局は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される、ことをさらに含み得る。
【0251】
適宜、変調情報は、
UEによってサポートされる最高次変調方式が、ターゲット変調方式であるかどうかを表すために使用される情報、及びダウンリンク変調方式の最高次変調次数のうちの少なくとも1つを含むものとしてよく、ここで、ターゲット変調方式は、256直交振幅変調QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む。
【0252】
適宜、ステップ1102は、
UEのダウンリンクパラメータとして、UEのパラメータであり、及びUEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数を決定し、ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ、UEによってサポートされる最高次変調方式、及びUEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化のための層の最大数への対応関係に従って決定される、ことを含み得る。
【0253】
この実装方式において、方法では、UEによってサポートされる、ダウンリンクにおける空間多重化に対する層の最大数がさらに取得され得る。
【0254】
適宜、ダウンリンクパラメータは、
1つの送信時間間隔TTI内にUEによって受信され得るビットの最大数であって、ここで、ビットの数は、ダウンリンク共有チャネルDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータのビットの数である、ビットの最大数、1つのDL−SCHトランスポートブロックで送信されるデータの、1つのTTI内にUEによって受信され得る、ビットの最大数、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びUEによって受信され得るリソースブロックRBの最大数のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0255】
カテゴリ情報及び変調情報を基地局に報告することの後に、この方法は、
基地局によって送信された第1の構成情報及び第2の構成情報を受信し、ここで、第1の構成情報は、ダウンリンク送信モードを指示するために使用され、及び第2の構成情報は、ダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかを指示するために使用される、ことと、
UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、ここで、ダウンリンク送信モードは、基地局及びUEがダウンリンク送信を実行する送信モードを含み、ターゲット変調方式は、256QAM又は次数が64QAMよりも高い変調方式を含む、こととをさらに含み得る。
【0256】
適宜、UEのUEカテゴリ、ダウンリンク送信モード、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数、及びダウンリンク送信がUEにより実行されるときにターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従ってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算することは、

【数19】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、Kは基地局とUEとによって実行されるダウンリンク送信でターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクハイブリッド自動再送要求HARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、こと
又は

【数20】
を使用することによってDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを計算し、
ここで、NIRはDL−SCHトランスポートブロックのソフトバッファサイズを表し、Nsoftは、UEのUEカテゴリ及びダウンリンク送信モードに従って、ソフトチャネル上で送信されるデータのビットの最大数から決定されるソフトチャネルビットの数であり、αは事前定義された正実数であり、Kは基地局とUEとによって実行されるダウンリンク送信でターゲット変調方式がサポートされているかどうかに従って決定される正実数であり、KMIMOは、1から2の値範囲内の自然数であり、MDL_HARQは最大ダウンリンクHARQ処理番号であり、Mlimitは事前定義された正実数であり、及びmin(MDL_HARQ,Mlimit)はMDL_HARQとMlimitのうちの小さい方の値を取ることを表す、ことを含む。
【0257】
適宜、Kは、上位層のシグナリングを使用することによって基地局によって構成された1から5の受信された自然数、又は1から5の非整数であってもよい。確かに、Kについては、図2及び図3に示されている実施形態においてKを計算するための方式は、Kを計算するためにさらに使用されるものとしてよく、ここで再度説明しない。
【0258】
適宜、この方法は、
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの対応関係を確立し、その対応関係を基地局に送信すること、又は
UEカテゴリ及び最高次変調方式からダウンリンクパラメータへの、基地局によって送信された、対応関係を受信することをさらに含み得る。
【0259】
この実装方式で確立されるか、又は受信される対応関係は、ステップ402で使用される対応関係であり、及び対応関係は、表1から表6.2に記載の対応関係を特に含み得る。
【0260】
この実施形態では、実装ステップにおけるすべてのパラメータ又は実装方式について、図1から図3に示されている実施形態におけるパラメータ又は実装方式を参照しており、パラメータ又は実装方式は、ここで再度説明しないことに留意されたい。
【0261】
適宜、方法は、UEによって実装され得る、すなわち、UEがこの方法を実装し得る。
【0262】
前述の技術的解決方法において、ユーザ機器UEのカテゴリ情報及び変調情報が取得され、ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含み、並びにUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って、UEのUEカテゴリに対応するダウンリンクパラメータ及びUEによってサポートされる最高次変調方式は、UEのダウンリンクパラメータとして決定される。このようにして、UEがより高次の変調方式をサポートした後、UEのダウンリンクパラメータは、より高次の変調方式に従って決定され得ることが実現されるものとしてよく、それにより、UEの変調特徴は、ダウンリンク送信のプロセスにおいて完全に使用されることが実現され得る。それに加えて、UEによってサポートされている最高次変調方式の特徴は、ダウンリンク送信で導入され得るので、ダウンリンク送信のスペクトル効率は改善され得る。
【0263】
図12を参照すると、図12は、本発明の一実施形態によりダウンリンクパラメータを決定するための別の方法の概略図である。図12に示されているように、この方法は、以下を含む。
【0264】
1201:UEは、カテゴリ情報及び変調情報を基地局に報告する。ここで、カテゴリ情報は、UEのUEカテゴリを含み、及び変調情報は、UEによってサポートされる最高次変調方式を含む。
【0265】
1202:基地局は、UEのダウンリンクパラメータとして、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式に対応するダウンリンクパラメータを決定する。ここで、UEのダウンリンクパラメータは、UEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式からUEのダウンリンクパラメータさらにはUEのUEカテゴリ及びUEによってサポートされる最高次変調方式への対応関係に従って決定される。
【0266】
前述の技術的解決方法において、UEがより高次の変調方式をサポートした後、UEのダウンリンクパラメータは、より高次の変調方式に従って決定され得ることが実現されるものとしてよく、それにより、UEの変調特徴は、ダウンリンク送信のプロセスにおいて完全に使用されることが実現され得る。それに加えて、UEによってサポートされている最高次変調方式の特徴は、ダウンリンク送信で導入され得るので、ダウンリンク送信のスペクトル効率は改善され得る。
【0267】
当業者であれば、これらの実施形態における方法のプロセスの全部又は一部が関連するハードウェアに命令を送るコンピュータプログラムによって実装され得ることを理解できる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。プログラムが実行されると、実施形態における方法のプロセスが実行される。前述の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリーメモリ(Read−Only Memory,ROM)、又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,略してRAM)、又は同様のものを含み得る。
【0268】
上で開示されている内容は、本発明の単に例示的な実施形態にすぎず、及び確かに、本発明の保護範囲を制限することを意図されていない。したがって、本発明の請求項に従ってなされる同等の変更は、本発明の範囲内に収まるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12